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【田村くん】竹宮ゆゆこ 10皿目【とらドラ!】

1 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 04:30:38 ID:lRrat52V
竹宮ゆゆこ作品のエロパロ小説のスレです。

◆エロパロスレなので18歳未満の方は速やかにスレを閉じてください。
◆ネタバレはライトノベル板のローカルルールに準じて発売日翌日の0時から。
◆480KBに近づいたら、次スレの準備を。

まとめサイト
ttp://yuyupo.web.fc2.com/index.html

エロパロ&文章創作板ガイド
ttp://www9.atwiki.jp/eroparo/

前スレ
【田村くん】竹宮ゆゆこ 9皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232901605/

過去スレ
【田村くん】竹宮ゆゆこ 8皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232123432/
[田村くん]竹宮ゆゆこ総合スレ[とらドラ]
http://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date70578.htm
竹宮ゆゆこ作品でエロパロ 2皿目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180631467/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 3皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205076914/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 4皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225801455/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 5皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1227622336/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 6皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229178334/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 7皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230800781/

2 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 04:30:49 ID:lRrat52V
☆☆☆狩野すみれ兄貴の質問コーナー☆☆☆


Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A「基本的にはそうだな。無論、自己申告があれば転載はしない手筈になってるな」

Q次スレのタイミングは?
A「470KBを越えたあたりで一度聞け。投下中なら切りのいいところまでとりあえず投下して、続きは次スレだ」

Q新刊ネタはいつから書いていい?
A「最低でも公式発売日の24時まで待て。私はネタばれが蛇とタマのちいせぇ男の次に嫌いなんだ」

Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A「容量は4096Bytes、一行字数は全角で最大120字くらい、最大60行だそうだ。心して書き込みやがれ」

Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A「あぁん? てめぇは自分から書くって事は考えねぇのか?」

QこのQ&A普通すぎません?
A「うるせぇ! だいたい北村、テメェ人にこんな役押し付けといて、その言い草は何だ?」

Qいやぁ、こんな役会長にしか任せられません
A「オチもねぇじゃねぇか、てめぇ後で覚えてやがれ・・・」

3 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 04:42:54 ID:bP+f2Hg6
>>1
乙です

4 :病みタイガ〜:2009/02/13(金) 05:35:31 ID:2IV48ld6
「入らない。そんなの入らないからぁ〜。許して…大河やめて…お願い…」
「フフ。大丈夫だってば。みのりんのガバマンだったら、バットなんて余裕よ♪余裕♪」
「無理だってばぁ〜」
「ほら、力抜かないと痛いよ?今日はヘッドの方から挿れるからね。」
「ぎぃ…いぃぃ…」
「みのりんはソフトに恋するんでしょ?だったらバットと結婚すれば良いのよ。
あ、血だ。アハハハ。ちょっと裂けてるね。痛い?」
「…痛いよぉ…」
「そらそら、もっと入るでしょ?ホラホラホラ」
「ンギィィィ」















「ねえ?絶対、体に悪いって。もうやめとこうよ。やめた方が良いって」
「ナンダヨ〜大河。最後までやっておくれヨ」
「いや、だって、今みのりん泡吹いて白目剥いてたよ!?」
「イインだ。イインだ。よしッ次は、尿道に綿棒突き刺してみよっか!?何本イケるかな?」

5 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 07:09:04 ID:lhk74dm1
 最近、クラスの仲のいい奴らで試験勉強をしているのだが、今日も春田は友人を困らせている。
「だぁ〜、春田、だからココはこの公式だって!」
「だってわかんねぇモンはわかんねぇよ〜」「北村も何とかしてくれよ〜」
春田が手に負えなくなった能登はすがるような目で北村をみる(かわいくない)。
「ん?あ〜春田、コレは会長のノートのココを見ろ。」
「ったく、かなり分かりやすく書いてあるんだぞ?このノート、なぁ?」
春田がむむぅ〜とやってる間に、試験範囲を一通り終えた能登が、同じくとっくに終わっている北村に同意を求める。
「あぁこのノートは凄い。さすがは会長、って今は俺が会長なのか……」
北村はノートを見つめ、文字を指でなぞり、そしてその目線はノートを見ているはずなのにどこか遠い。

「あ、悪ぃ北村…その、何か…思い出させちまったな…」
「…あぁ、気にするな。大丈夫だ。それに俺はお前達に感謝してるんだ。」
「感謝?」
「ほぇ?」(春田、集中しなくていいのか…)
「俺が告白の返事をはぐらかされて、その場から動く事が出来なかった時、お前らは俺を庇ってくれた。多分お前達に付き添われてなかったらずっと…体育館が空になるまで…もしかしたらずっと動けなかったかもしれない。」
「いや、あれは放っておけねぇもんよ。」
「何か知んないけど行かなきゃって思ったんだよねぇ。」(春田、集中しなくていいのか…)
「本当にありがとう!」
「俺たち友達じゃ〜ん。」
「あぁ、北村は友達だ。だからやったんだ。気にすんな!」
「俺は本当にいい友達を持ったよ!
………ところで春田、まだか?」
「あ、そうだよ、口動かさないで手ぇ動かせ!」
「なんだよ〜せっかく話が逸れたと思ったのに…」

北村はその性格ゆえに、人に好かれ易いらしい、そうして接した人物から色々なことを学んでいく。
そしてそれはいつかあの人に追いつけるようになるための良い一因となるであろう。

後日、北村は高得点、能登も平均80近くの成績だった。そして春田は…高校に入ってから自己最高記録、平均50をとったとか………ん?

6 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 07:11:05 ID:lhk74dm1
タイトルは
メガネとアホとカワウソと
です
アニメで北村を庇うシーンがカットされたので書いてみました
拙い文章ですみません

7 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 07:16:41 ID:lhk74dm1
タイトル修正
まるおとアホとカワウソと

メガネ二人いますね
寝ぼけてるのかな…

8 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 07:32:45 ID:c0dsifOB
ここ
http://2chnews.saguri.info/file-id021371.jpg
http://2chnews.saguri.info/file-id021372.jpg
http://2chnews.saguri.info/file-id021373.jpg

9 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 17:45:13 ID:Z5kvjZ6p
>>1
>>6
新スレ早々乙
俺もあのシーンはカットしないで欲しかった
能登いいやつだよ能登

10 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:02:20 ID:CXfx0ctZ
皆さんこんばんは。
[ごしゅじんさま]
が完成したので投下しに来ました。
前回の感想を下さった方々、まとめて下さった方ありがとうございます。
今回はエロ有り(竜×虎)
です。
では次レスから投下します。

11 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:03:25 ID:CXfx0ctZ
 [ごしゅじんさま(3)]
「ふぅん…結構狭いんだ。部屋の半分位はベッドだし…」
ドキドキと胸を高鳴らせて入ったラブホテルは何と言うか、うん。普通のホテルとは違った。
狭い部屋のど真ん中にベッドがドーンと鎮座していて、脇には小さな机と何故かパチスロの機械がある。
冒険し過ぎたビジネスホテルみたいな感じ、正直センスの欠片も無い。
……スケベな道具の自販機が設置してあるし…。

「おう。あと…ふ、風呂の仕切りが磨りガラスじゃねぇか。これは…」
竜児の目が細くなってギラリと光る。
『この俺様を、こんな狭っ苦しい部屋に案内しやがって!何もかも叩き壊して火を着けてやろうか?』
とか考えている訳では無いと思う。
その証拠に鼻の下が伸びてるのだ、このエロ竜児はきっと良からぬ事を想像している。
「…エロバカ犬。顔が凶悪な変質者みたいになってるわよ」
と、ジトッとした目付きで竜児に呟いてみる。
「うっ!あ、う…。仕方無いだろ?俺だって男なんだから」
私の指摘に狼狽する竜児が何だか可愛い…。
「ふふっ…。そっかぁ…んふふ♪」
私は竜児の腕をグイッと引っ張ってベッドの前まで連れて行く。



12 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:04:22 ID:CXfx0ctZ
「竜児は見てみたいの?私がシャワー浴びている姿…裸を見たい?」
私は竜児のコートの端を掴んで聞いてみる。
「お、おおうっ!そりゃあ…やっぱり、見てみたいぞ」
少し浮ついた声で竜児が返事を返す。落ち着きが無くなって…そわそわしている。
それは私も同じ…。見てみたいもん。竜児の身体も心も全部…、普段とは違う姿を見てみたい。
「恥かしい……、でも後でちゃんと見せてあげる。だから少しの間だけお預けよ」
竜児が私に興味深々なのが嬉しい。
照れ隠しに罵倒したいのをグッと堪えて私は微笑む。
はにかんだ笑顔で教えてあげるの
『その後は……竜児がしたい事をして良いよ』
と…。
「お風呂に入って来るね」
しばし視線を通わせた後、私は竜児に背を向けて脱衣所へと足を進める。
「…覗いたら、明日の陽の目は拝めないと思いなさい?」
扉の前で振り向き様に竜児に、そう言った。
だって……恥かしいんだもん。磨りガラスだから見えちゃう。
竜児は……それでも見ちゃうのかな。
駄目だと解ってるのに、ガラス越しにぼやけて見える私の裸をチラチラって見ちゃって…欲情しちゃうのか、な…。



13 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:05:19 ID:CXfx0ctZ
それで『男の子』…おっきくさせて…私を求めてくるんだよね?
私は服を脱ぎ捨てながら、そんな事を考える。
竜児は優しいから、私が少しでも怯んだりしたら絶対止めちゃう。
そう…やっぱり怖いのだ。
初めての時は凄く痛いらしいし、竜児が優しくしてくれるだろうとは解っていても…怖い。
だけど、そんな姿を見せたら駄目。竜児と一緒に溶け合えなくなる。
私は脱衣籠の中に下着を放り込んで浴室の中に入る。
今は不安で震える手乗りタイガーだけど…
身体を綺麗にして、竜児の準備が出来たら、私は強い虎になる。
そう決めたのだ。
私は熱いシャワーを頭から浴びた。
そして身体の汗を流して、手の平で泡立たせたボディーソープを肌に擦り込む。
『この身体に竜児が触れるのだから』
漏れが無い様に丁寧に泡の付いた手を滑らせる。
続いて髪を洗い、洗顔まで済ませて、私は身体を拭く。
服はどうしよう。少なからず汗を吸っている物を再び着るのは抵抗がある。
じゃあ脱衣籠の中に置いてあったバスローブ?…サイズが合わない、私が着たら変に見える。
そして視界の端に捉えたのは、たった今使っていたバスタオル…。



14 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:06:04 ID:CXfx0ctZ
流石に、これを身体に巻いて竜児の前に出たら、何だか『姦る気』満々みたいに思われるよね。
あ。…でも、男の人ってこういう姿が好きだって聞いた事があるような気がする。
竜児も喜ぶかな?
…うん。それに私の覚悟の程を竜児に伝えれる。
『逃げない。待ってる』
って…。
私はバスタオルを身体に巻いて、扉の前で大きく深呼吸をする。
「よしっ…」
ゆっくり扉を開け、顔だけを覗かせて竜児を呼ぶ。
「竜児。お風呂空いたわよ…」
「…おう」
ベッドに腰掛けた竜児が顔を上げて私を見る。やっぱりこの格好、恥かしい。
でも、このままで居る訳にはいかない。
そして意を決して竜児の側に足を進める。
「お、おうっ!?」
「……何よ」
私は羞恥で顔が熱くなるのを感じつつ、消え入りそうな声で問う。
「お、女の子が人様の前で、そんな格好をするんじゃありません!」
そう言いながらも、竜児は私の身体をチラチラって見てるの…下から上に、舐め回す様なスケベな視線を向けてくる。
「だって、すぐ脱がされるじゃない。そ、それに竜児以外に、こんな格好見せないもん…」
「う…。そ、そうだよな。ごめん」




15 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:07:03 ID:CXfx0ctZ
「と、ともかくっ!アンタも、お風呂に入って来なさい。湯冷めしちゃう」
「…っお、おう!!すぐ戻るから待っててくれ!」
照れているのだろう。竜児が私の前から脱兎の如く、慌てて脱衣所に姿を消す。
『竜児が私に欲情している』
それが嬉しかった。この身体のほてりは風呂上がりのせいだけじゃない。
ベッドに腰掛けて、自分の胸に手を当てて息を吐く。
ダブルベッドに置かれた二つの枕、その枕元の置台に備え付けられたティッシュに避妊具…。それに浴室から聞こえる水音が妙に生々しく感じる。
改めて認識する
『ここは、そういう事をする場所』
だと。
さっきまで竜児もこんな気持ちだったのだろうか。
「っ…!」
部屋を見回そうとし、顔を上げたら…磨りガラスの向こうが見えてしまい、慌てて目を逸らす。
湯煙と磨りガラスのせいでボンヤリとしか見えないけど、何をしているのかが解ってしまうのだ。
りゅ、竜児がね……洗ってたの。…『男の子』の辺りを…。
もしかしたら見間違いで、お腹を洗っているだけかも知れない。
そ、そうよ…『身体』を洗っているだけ。




16 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:07:54 ID:CXfx0ctZ
見てしまったのは不可抗力よ。
というか、こんな事でアタフタしてたら竜児と致す事なんか出来ない。
だから慣れないとっ…!ま、まずはイメトレよイメトレ!
瞼をギュッと閉じて、頭の中で竜児の裸を想像する。
それ自体は容易だった。夏にプールで見た事があるから…。
でもね…唯一見た事の無い『男の子』だけはモザイクで覆われている。
そして、股間をモザイクで隠した竜児が私の上に伸し掛かって…、いやその前に優しく私に口付けを………ん?
私はある事に気付き、閉じられた瞼をパチッと開く。
そうだ。頭の中がいっぱいいっぱいで忘れていた。
私達は『初体験』以前に…してない。
恋人同士のスキンシップで一番最初に来る筈の…キ、キキ…キスをしてない。
そういう過程、順序をぶっ飛ばして…Hをしようとしていた。
確かに付き合い始めて一日も経っていないのに、気持ちを深め合おうとしているけど、こういうのは順序を守る必要がある、よね?
自分の都合で竜児を振り回しているけど、それはそれ。
重要な事を忘れる所だった。
よ、よしっ!じゃあ気を取り直してイメトレ再開よ。
私は枕を一つ手繰り寄せて、力一杯抱き抱える。



17 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:09:07 ID:CXfx0ctZ
「んっんん〜っ!り、竜児ぃ…」
再び瞼を閉じ、唇を突出して竜児(枕)に顔を近付けていく……。
「な、何してるんだ?大河」
「ふぇっ!?えっ?…え…り、竜児っ!?い、いつの間にっ!」
あと少しで唇が竜児(枕)に触れようとした時、バスローブ姿の竜児が困惑した声で私に問い掛ける。
私は慌てて枕を放り出す。バ、バレて無いよね?竜児とのスキンシップをイメトレしてたなんて。
「…大河が枕を抱き抱えている辺りから居たぞ。そ、その…何をしようとしてたかは知らないけど…な」
一番見られたく無かった部分から竜児は見ていた…。
そう理解した瞬間、頭がショートする。
「こっ、これはっ!違うの!イ、イメッ…あ、あう!じゃなくてっ!
涎っ!涎を拭こうとしてい、ただけよっ!!」
両手をブンブンと振り回して私は言い訳をする。顔が熱くなり、しどろもどろになりながら…。
「ぷっ…。わ、わかったから…くくくっ!」
含み笑いをしつつ竜児が私の頭を撫でる。
これはバカにしている訳では無いのだ、竜児なりの優しさ。
本当は全部解っているんだと思う、駄犬の癖に…生意気。
「それより、さ…。大河は準備出来たか?」



18 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:10:12 ID:CXfx0ctZ
一頻り頭を撫でた後、竜児が私の横に座って語りかけてくる。
「ん。…うん」
覚悟は出来ている。だけど、後少しだけ勇気が足りない。
「…ねぇ竜児。私を抱き締めて。…ギュッて強く抱き締めて?」
だから強い強いごしゅじんさまに分けて貰いたい。
「おうっ…。この位か?」
そう言って、壊れ物を扱う様に優しく抱き締めてくれる。
「もっと…もっと強くして?」
これじゃ足らない。不安に震える心を奮立たせるには…まだ弱い。
何も言わず、少しだけ力を込めて抱き締められる。竜児の大きな胸板に頬を寄せて、微かに首を左右に振る。
『違うよ…。力強く、しっかり私を包んで?』
そう行動で伝える。
すると今度は私の望み通りに息苦しくなる位に強く強く抱いてくれた。
「ありがとう。もう良いよ」

素直になれない自分とサヨナラ…。
せめて竜児の前でだけは素直になれる、強い『虎』になりたい。
その一歩を踏み出す勇気を竜児から貰った。
私は俯き、前髪で顔を隠して竜児の身体からすり抜ける。
そしてベッドの上を歩いて、枕の前に足を横に崩して座る。
「…来て」
私は竜児に手招きする。



19 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:12:03 ID:CXfx0ctZ
「大河」
私と対面して座った竜児が身を乗り出し、私の肩に手を置く。
「さっき…オマエが枕にしようとしてた事、俺からしても良いか?」
ああ、やっぱり解ってた…。
私は顎を少し上げて瞳を閉じ、微笑んで頷く。
「ん…。ふっ…ん」
顔に近付く竜児の息遣いを感じる。
そして唇同士が触れ、そのまま押し付けられる。
竜児の唇はしっとりして、柔らかくて…暖かった。
でも触れ合うだけ…。その先をなかなかしてくれない。
だから自分から手繰り寄せる。
恋人同士でしか出来ない甘い行為を…。
「…くちゅ。ん…ふぅ。は…ぷ」
竜児の後頭部に腕を回して引き寄せ、顔を横向きにずらす。
そして恐る恐る舌先で閉じられた唇をノックする。
ヒクッと竜児の身体が震える、だけど私を受け入れてくれる。
「は…。あむ…っ。ちゅっ…っんく。んうぅ」
微かに開かれた唇から、口内に舌を侵入させて竜児を絡め取る。
初めてだから、こうしたら良いのかは自信が無いけど、私からの気持ちを隠さず、そのまま乗せて竜児に届ける。
「んっ!んうぅ…ちゅく…ちゅっ…」
そして竜児も返してくれる。私の舌に唾液を絡ませて舌先でチロチロと転がす。



20 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:13:25 ID:CXfx0ctZ
そんな甘い御褒美を吸い、私の口内に竜児を誘い込む。
『次は竜児がして?』
と竜児におねだり。
「んあ…っ。りゅう、じぃ…はっ。くちゅ…くちゅ…」
私は竜児に蹂躙される。そう…奥へ奥へと侵入する舌が私を捕まえようと蠢く。
「んっ!んうっ…はぁ…。あ…」
私は竜児に捕らわれ、熱い唾液の海で溺れる。
甘く吸い付かれ、唇が甘噛みされて蕩かされる。身体がほてり、私の中で徐々に高ぶっていく…。
「はふ…」
どちらとも無く口付けを止め、互いの身体を撫で合う。
「キス、しちゃったね…」
私はそう呟いて、唇を手で覆う。甘く蕩けそうな竜児の感触を思い出しながら、指の腹で何度もなぞる。
「…やっちまったな」
頬を赤く染めて、竜児が感慨深そうに呟く。
キスって…気持ち良いんだ。
身体が熱くなって、舌が触れただけで身体から力が抜けてしまう。…好きな人としたら凄く気持ち良いんだ。
「竜児。お布団の中に入ろ?」
私は『気持ち良いキス』の先を知りたい…。竜児と一緒に経験したい。
だから私から誘う。はしたないヤツと思われても良い。私にこんな一面もあるんだって教えてあげる。




21 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:14:54 ID:CXfx0ctZ
『女の子は好きな人にだけなら大胆になれるんだよ』
ってね。
室内の灯を消して、私達はベッドの中で生まれたままの姿になる。
そして竜児が私の身体に覆い被さり、震える手で頬を撫で、続いて首から肩へと滑っていく。
「んっ…。ん…あ。はっ」
その手が胸で止まり、竜児が手の平で下から包み込む様に揉み始める。
くすぐったい…………けど気持ち良いよ。
「すっげぇ柔らかい…」
竜児が私の耳元で呟いて、胸に指を食い込ませる。
「あ…ふ…。私、おっぱい…小さいから…っふぅ、ばかちーみたいに大きくなくて、ごめんね。っあ」
そう言った瞬間、胸に甘い刺激が加わる。それは竜児が、手の平で乳首を転がしたから…。
「胸は俺が大きくしてやる。偽乳パットなんか使わなくても良い位に…だから気にするな」
優しい気遣いが嬉しくて、私は竜児の首に両腕を回して自分の方に引き寄せる。
「っはぁ…期待し、てるわよ」
私は首筋に頬を寄せて、竜児の匂いを嗅ぐ。
私を安心させる暖かな竜児の匂いを…。
それだけで私は身体の奥が熱くなり始める。
自慰なんかでは感じる事が出来ない竜児の大きな身体に包まれて、身体が熱を帯びて疼く。



22 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:16:11 ID:CXfx0ctZ
「はぁはあ…あっ!は…んっ…うぅ」
竜児が親指の腹で乳首を優しく円を描く様に転がす。その切なくなる刺激に私の声に甘さが混じる。
「りゅうじぃ、っふ。おっぱい…気持ち良いよぅ。あっ…ん」
乳首が徐々に硬くなっていく…熱を帯びてジンジンと疼くの。
「あっあっ…う。んくぅっ」
竜児の手探りの愛撫が気持ち良い。頑張って私の事を知ろうとしている。
「ふぁっ!あっ!あっ!っく…ぅ」
そして数分もしない内に『ごしゅじんさま』は早くも私の弱い所を見つけ、執拗に責める。
指先で乳首を何度も何度も弾かれるのだ。快感に呑まれて頭がボーッとする。
「な、大河。胸舐めたい」
「んぅ…?うん」
竜児のおねだりを私は聞き入れ、拘束を緩めた。
身体に当たる竜児の鼻息がくすぐったくて身を捩らせる。
「んあっ。あっ。あんっ…」
竜児が乳首を口に含んで、チロチロと舌を這わせる。暖かく柔らかい舌がもたらす快感が心地良い。
「んんっ!?…っくふ!あっ!あっ!」
不意に乳首が吸われ、私は甘えた声で啼いてしまう。
舌でねぶられながら、優しく、それでいて強く吸い付かれてる…まるで赤ちゃんみたい。



23 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:17:22 ID:CXfx0ctZ
竜児の頭を両手で抱いて髪を手櫛しながら快感を享受する。
「っあん!ら、めぇ…りゅうじぃ…そ、そこ弱いのっ、くふぅん!」
竜児の下で私の身体が跳ねる。強弱を付けて胸を揉まれながら、強く吸われて目の前がトロンと蕩けてしまう。
時折当たる八重歯が微かに痛みを伴い、それを上回るピリピリと痺れる快感が私を堪らなくさせる。
「んあぁっ!そ、んなに吸っちゃらめらよぅっ!りゅ、うじ…りゅうじぃっっ!!」
自慰は所詮、慰めるだけの行為だった。
でも…『これ』は全然違う。竜児の愛撫は愛情が込められていた。
大好きな竜児が私を良くさせようとしてくれている。
慣れて無くて痒い所に手が届かない様な、もどかしさは有るけど…その込められた気持ちで充分だ。
「ふっ…!ふっ…!ひゃうっ!あぁっ!」
唇で何回も甘噛みされた後、小刻みに舌先で乳首を弾かれる。
おっぱいがふやけちゃう…。
「っ…ふ。……あ」
竜児が口を離し、私の唇が自然と名残惜しそうな声を洩らす。
そして胸を弄んでいた手が、お腹を撫でながら下の方に動かされ、下腹部に達する直前で止まる。
「ここ…触っても良いよな?」



24 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:18:05 ID:CXfx0ctZ
竜児のその一言に私は照れと不安が入り交じった感情を覚える。
身体の『状態』は、自分が良く知っている。だから照れるし、不安にもなる。
そう。期待と興奮でお腹の奥がトロトロになっているの。熱を帯びてジンジンして切なくなって………泣いているのが解るもん。
えっちな涙…愛液が溢れている。だから竜児に触られたらバレちゃう。
初めてなのに…この『気持ち良さ』を身体が知っているって…。
「ん。私も触って欲しい。…乱暴にしたら駄目だから、ね?」
やらしいヤツだって竜児に思われるよ…。
けど…けど、欲情した身体が抑えられず、竜児の愛撫を欲しがって切なくなっている。
…隠してもバレちゃう。だったら竜児に見せてあげる。
『手乗りタイガーは、ごしゅじんさまに可愛がって貰って、気持ち良くてサカリがついちゃった』

ちっぽけな勇気を振り絞るの。
「おうっ…!」
竜児の手が下腹部を滑って秘部を、恐る恐る探っている。恥かしいから顔を手で覆って、竜児の手を太股で挟む。
「っは…。あ、あうぅ…。は、はずっ!絶対見たら駄目よ?触るだけなんだからね!」
ちなみに本当は見られても良いかな。って思っている。



25 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:19:22 ID:CXfx0ctZ
いわゆる
『押すなよ!絶対に押すなよ!』
である。
もっと恥かしい行為をされても咎めないし、むしろ、して欲しい。
でも…それは、もっと仲良しになってからで良い。今は竜児を感じるだけで我慢しよう。
「へいへい…。見ないから手を太股で挟むな。触れねぇし」
クスッと竜児が笑って、優しく頭を撫でて、額に口付けしてくれる。
この御褒美に私は、身体の力を抜いて竜児の首筋に吸い付く。
「ふっ…あ…!っん!…っんく!は…ふ」
秘部に指先を埋めながら、上下に撫でられる。その度に私の身体がヒクヒクと微かに跳ねて、唇が甘い啼き声を洩らす。
「はぁあっ…。ちゅっ!…んうっ!ちゅっ!ちゅっ!」
気持ち良いと口で伝える代わりに竜児の首筋、肩…そして喉仏に口付けの雨を降らせる。
「本当に濡れるんだ…。すっげぇヌルヌル」
「っあ…。ば、ばかぁ…、そんな事言うなぁっ!ひあぁっ」
膣に少しだけ挿入された竜児の指が、膣壁を擦りつつ徐々に奥へと入ってくる。
ゴツゴツした節がズリズリって…膣肉を掻き分けて入ってきて、腰がガクガクする。
そして壊れ物を扱う様に繊細な動きで、愛撫が始まる。



26 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:19:59 ID:CXfx0ctZ
「はっ…!はっあぁっ!っ…ふ…!っん!エロりゅうじぃ…そ、んなにがっついちゃ…やあぁ」
膣肉の柔らかさを、興味津々そうに探る竜児の背中に手を回して抱き締める。
足の指をシーツに食い込ませ、淡く蕩けてしまいそうな快感に身体を震わせる。
指をくの字に曲げて、クイッと擦られ、ゆっくり引き抜かれた。
「はあぁ…!あくっ!はぁんっ!あっ!あっ!」
背中に走るゾクゾクとした震えを伴って私の身体が熱く疼く。
根元まで挿入された指が未体験の快感を呼ぶのだ。
「ふぅっ!ふっ!あっ!あっ!…ひあうぅっ!」
指先だけの挿入では味わえない、腰砕けになる甘い甘い疼き。小刻みに掻き回される膣から伝わる竜児の愛情が、私の思考を奪い去る。
「ひあっ!!んあっ!い、良いよぉ…気持ち良いよぅ、りゅうじぃっ!あふっ!」
悦びに満ちた啼き声で喘いで、甘えん坊な身体がおねだり。
『もっともっと愛して』と勝手に腰を振らせるの…。
「大河、気持ち良いんだ?俺初めてだから、もしかしたら痛いかも、って、心配してたんだ。…良かった」
そう言って、嬉しそうに愛撫を続ける竜児が愛しくて、両足を腰に絡み付かせて抱き付く。



27 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:21:12 ID:CXfx0ctZ
「っあ…りゅうじの…当たってる。くふうぅ…熱いよぉ。っんく!」
お腹に当たる竜児の『男の子』は硬くて熱かった…。
『女の本能』なのだろうか?
それを感じた瞬間、私の思考にピンク色の靄が掛かって、自然と手が伸びる。
「っう!た、大河…ぁ!」
指先が触れた瞬間、ビクンッて竜児も『男の子』も跳ねたの。ビックリしちゃった…。
恐る恐る手の平で、先っちょから下へ形を確かめる様に撫でてみる。
「あはっ…凄いね…。んっ!こ、これ、小さくならない?…あ…う」
互いに愛撫し合いながら竜児に、そう聞いてみる。
だって…こんなに大きいなんて知らなかったもん。
硬くて、太いの…他がどうなのかは分からないけど。
「今はぁ…な、らねぇよ…。んっ…くっ」
竜児が喘ぎを抑えて、身体を捩らせる。撫でるだけでも気持ち良いのかなぁ…?
「ふぅ…ふぅっ!あんっ…ねぇりゅうじ?」
じゃあ…挿入たら、私も、もっと気持ち良くなって溶け合えるかな?
「お、うっ…。な、何だ?」
「わ、私の事…大切にしてくれる?優しいごしゅじんさまになって、あっ…ん。いっぱい愛してくれる?」
私は確認する。臆病者の卑怯者だから…。




28 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:22:14 ID:CXfx0ctZ
「するよ…大河の事、大事にして絶対に泣かせない。ごしゅじんさまでも何でもなってやる」
絶対に竜児は、こう言ってくれると解ってて…覚悟は出来ているなんて言ってて、安心したくて確かめる。
そうしないと…口に出して言って貰わないと不安になる。
「……………良いよ。もう大丈夫、竜児と一つになりたい…」
耳元で私は続けて囁く。



私を竜児のモノにして?」
ごくっ!
竜児が生唾を飲み込んだ音がして、聞き返してくる。
「…本当に……い、良いんだな?初めてってのは一度しか無いんだぞ?俺なんかが…貰って良いのか?」
良いに決まっている。私は…私は…竜児に貰って欲しい。
大切な竜児に…しか、あげないんだから。
「一度しか無いから…竜児にあげるのよ。その代わり…竜児の『初めて』を貰うんだもん。
おあいこ…」
私は竜児に抱かれる幸せを噛み締めながら、絡み付かせていた足を解き、左右に大きく開く。
「だから…来て?」
「大河っ!っは…!うぅ…」
発情したごしゅじんさま竜児が私の膣口に男の子をあてがう。ちなみに避妊具はしっかり着用している。
竜児は、こういう時でも竜児だ…。



29 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:23:29 ID:CXfx0ctZ
緊張はさほど感じず、むしろ落着いている。
何故かって?
それはね、竜児になら全てを任せられるから…。
「っく!?…かはっ!っっ!!」
ゆっくり押し込まれた男の子が私の膣内に挿入ってくる…。
貫かれる激痛に息が詰まって、私の身体が硬直する。
「ったぁ…!…りゅっ!うじ…い、痛い…!」
痛い…痛いっ!
私は破瓜の痛みを、竜児の背中に爪を立てて耐える。
繋がる代償である痛みを私は文字通り身体で味わう。
「優しくするから…、大丈夫…大丈夫…っう!…ほ、ら…あと少し」
でも、その先の世界を竜児と見たい…。だから頑張れる。
手乗りタイガーだからって甘く見ないで?
今の私は虎だから、ごしゅじんさまと愛し合えるなら頑張れるんだよ?
「っふ!ふ…!ぐしゅっ!…っふ!」
痛みを伴って、膣内が竜児でいっぱいになる…。
私はヒクンヒクンと脈打つ男の子に膣を拡げられて、熱さを刻まれる。
「大河…全部入ったぞ。っ…は…痛みが落着くまで動かないからな」
「っふ…う、うん」
互いの身体を抱き、撫で、慈しむ。
竜児が私の痛みを和らげようと首筋に吸い付いてくれる。
「っは…。んん…。あふ…」




30 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:24:21 ID:CXfx0ctZ
ごしゅじんさま竜児が、私に印を刻む。
『大河は俺のモノだ』
って強く強く唇を吸い付かせた後、舌を這わせて鎖骨にも同様に…。
「んんっ!っすん!くすぐったい…お返しよ。…あむっ」
なら私は『マーキング』だ。
『私の犬っ!』
じゃなくて
『私の大好きな人。盗っちゃ駄目』
そう一目で解る様に、顎の下に強く強く…。
そんな行為を五分、いや十分程の時間、繰り返して私は竜児に伝える。
「竜児、動いて良いよ。…少し痛いけど、頑張るわ」
「お、う…。じゃあ動くぞ」
ゆっくり男の子が引き抜かれ、私の膣に再び痛みが走る。
「っく!…ふ…っ!うぅあっ!」
男の子の先が引っ掛かってズリズリと擦れる。
先程よりは和らいだ痛みに交ざって、微かに加わった快感が私を溶していく…。
「あっ…あぁ…。…ん!っふぁ!?」
ゴリゴリと拡がりながら入口から奥へ伝播する甘い刺激に、私の背中が僅かに反る。
「あっ!あっ!な、なに、何これっ!?…はうぅっ!お、腹がビリビリしてるっ!あひっ!!」
痛みが快感と入れ替わり、薄い避妊具越しに伝わる男の子が私を竜児の色に染めていく…。
段々と竜児の抽出する速度が速くなり、腰と腰がぶつかる音が聞こえ始めた。



31 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:25:11 ID:CXfx0ctZ
「っはぁ!た、大河の膣内…すげぇ…!熱くて…柔らかい、っくふ…気持ち良い!
狭いのにっ!ぜ、んぶ呑まれるっ!!」
熱に浮かされ恍惚の表情を浮かべ、興奮気味に私の『具合』を言われる。
エロいのよアンタは!恥かしいじゃない!
「やぁあっ!!あんっ!!い、言うなぁあ!あっ!!あっ!!」
自分の股間から聞こえるやらしい水音と、ズンズンと身体に響く竜児の腰遣いが、私に否応なく『サカり』を付けさせる。
「くふうぅんっ!!り、りゅうじっ!っは!あっ!!そ、そこ良いっ!もっとしてぇ!!」
奥に男の子が当たると、少し痛い。でもね…
ビクッてしてキュンッてなっちゃっうの…。
お腹の中が熱く蕩けて、引き抜かれると疼く。
だから、また竜児の身体に手足を絡み付かせて甘える。
「あふぅっ♪そ、それぇ!はぁんっ!グリグリらめぇ…っ!!」
根元まで挿入され、円を描く様に揺すられると堪らなくなる。
全身の力が抜けて、ジンジンと痺れる…。
『男の子』気持ち良いよぅ。
「んっ!んっ!た、たいがぁあ!お、おうぅっ!締めるなっ!力抜けよ!」
竜児の腰…ガクガクしてる。気持ち良いんだ。




32 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:26:27 ID:CXfx0ctZ
私もガクガクしてるんだよ、竜児が堪らなくさせてるんだよ?
「っむ!無理!無理!無理ぃ!ふあっ!!ひもちよくてぇ…っひ!!せっ!せっくす…気持ち良いよぉおっっっ!!」
自分が何を言っているのか分からなくなる。
目の前がトロトロに溶けて、竜児に甘えるのに夢中で分からないの。
「んくっ!!っ…んあっ!!あっ!あんっ!あっ!!あっ!!」
前後に揺すぶられ、男の子が膣内で柔肉を絡め取りながら暴れる。
私は登り詰めていく…。竜児に手を引かれて快楽の渦に飛び込む。
「あっ!!あっんっっ!!ら…っあ!!らめっ!!らめっ!!激しすぎ…壊れちゃう!!」
竜児が根元まで挿入ているのに突き上げるの…ガツガツと力強く。
そうしたら、更に挿入て、奥を男の子の先が押すの。強い刺激に私の腰が引ける。
「っふ!お、俺っ…もう限界かも…!はっ!!」
汗だくになった竜児が身体を私に預けて、腰を小刻みに動かす。
発情期の獣みたいに啼きながら、私も絶頂を迎える手前まで行く。
「あんっ!!りゅうじぃっ!わ、私も…イッちゃいそ、うっ!
あっ!あっ!凄いよっ!ゾクゾクしてるっ!!」



33 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:27:24 ID:CXfx0ctZ
ギュッと竜児を抱き締めて、私は背中を下から上に這う電流に痺れる。
「っふう!うあっ!!はっ!はっ!はぁ!!」
男の子が膣内で更に大きくなって跳ねた。
「ああぁっっっっっ!!!!!」
その刺激に私は絶頂を迎える。目の前で白い光が爆ぜ、一瞬息が詰まって身体が跳ねる。
「っっ!!はっ…あ…」
何度も何度も男の子が脈動し、熱い何かが避妊具越しに吐き出される。
それが精液だと気付いたのは、達してフェイドアウトした頭が色を取り戻して行った時。
『りゅうじが…ビクンビクンしてる』
一緒に肩で息をしながら、竜児の身体を受けてグッタリとする。
気持ち良かった…身体も心も。
遠回りして、やっと想いと身体が繋がった。
そんな満足感に浸りながら私は囁く。
「大好きよ…」
.

「遠い所なぁ…何処なんだろう?外国とかか」
私達は一晩抱き合って眠って、さっきホテルをチェックアウトしてファーストフード店で朝食中だ。
「バカじゃないの?外国じゃなくて国内で、よ。本当…目付きも頭も悪いわねぇ」
バイトの給料は宿泊代で飛んでバイバイ。
逃避行しようにも、私達の手持ちなんか、たかが知れてる。
竜児はMOTTAINAIが信条の女々しいヤツだ。



34 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:28:05 ID:CXfx0ctZ
結局は…電車で小旅行でもして帰ろう、って決まった。
私達の居場所は、あのオンボロアパートしか無いのだ。
やっちゃんが居て、竜児が居て、その間に私が居る。
ブサインコは、まあオマケで机の上にでも置いておいてやるわ。
私の母親?そんなの関係無い。
帰ったら話し合うよ。
それでも反対するならモルグに送ってでも、竜児と一緒に居てやる。
「はあ…じゃあ、何処に行く?…よっしゃ!俺も男だ!金は気にするな、大河が行きたい所に行こうぜ?」
駅への道のりを、手を繋いで寄り添って進んで行く…。
「ん〜〜…。あっ!私、遊園地に行きたい!」
ネズミよネズミ!ここからなら距離も申し分ないし、何より…は、初デートと考えても良いのよね?
だったら奮発して貰わないとね。
「おうっ!!それで決定!楽しみだぜ」
私はクスッと笑って、いつも通りの口調で返す。
「な〜にはしゃいでんのよ、気持ち悪いわね。ま、竜児がそこまで楽しみなら…うん。良いわ、行ってあげる」
「何だよソレ?行きたいって言ったのオマエじゃねぇか」
呆れて、でも嬉しそうな駄犬の顔を見て、私は微笑む。




35 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:29:02 ID:CXfx0ctZ
「う・そ・よ。私も楽しみ…、だって竜児と一緒なら、どんな所だって楽しいもん」
竜児と繋いでいた手を離して私は駆ける。

竜児は私の犬。私は竜児の飼い主。
飼い主は自分の犬を躾て、余所様に迷惑が掛からない様にする義務があり、又、愛しんで保護する必要がある。
逆に犬は御主人である飼い主に最大限の敬意を持ち、従順で飼い主を危険から守らなくてはいけない。
そして私は手乗りタイガー。竜児はごしゅじんさま。
ごしゅじんさまは私を可愛がって、美味しいご飯を食べさせる義務があり、又、優しく包んで保護してくれる必要がある。
手乗りタイガーはごしゅじんさまである竜児に最大限の敬意を持ち、素直になって甘えなくてはいけない。

竜児と距離が開いたのを横目で確認して、私は振り向く。
満面の笑みでごしゅじんさまに伝えるの。
「ほら早くしなさい!今日はちゃんと私をエスコートしなきゃ駄目よ?解ったわね


ごしゅじんさまっ!」ってね。




終わり


36 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/13(金) 23:30:04 ID:CXfx0ctZ
以上で終了です。
長々と時間を掛けて申し分ないです。
また何か書いたら投下させて貰います。
では
ノシ

37 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 23:33:13 ID:qdKydQIU
>>36

新スレ早々ありがとうございます。
またよろしくお願いします。

38 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 23:35:09 ID:k+zM4GTg
>>36
GJ!良かったよー。
大河視点で心情が可愛く書きあげられていると思う。
次回作も期待してる!

39 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 23:40:00 ID:K5Ieucp1
>>36
GJ
みのりん派の俺だけど楽しく読ませてもらったよww次回作も期待

40 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 23:57:26 ID:V8SkSZDV
GJ!ただただGJ!

41 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 00:59:27 ID:/vqYPkHZ
>>7
一応アドバイス頂けたら…

>>10
大河かわいい…みのりん派なのに…GJ!

42 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 01:24:22 ID:xn867VJT
>>41
作者さん、だよね?日が変わったからIDも変わったのかな。

小ネタならこんな感じで良いと思いますよ。スッキリと纏まっていて。
長くするなら、会話に応じて人物の動作を描写していけば地の文も増えていくと思う。
あと個人的には、会話文と地の文を改行で区切って貰えると読みやすい。

ごりごり書いて、ねりねり推敲して頑張ってください。


43 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 01:24:42 ID:5A9+7Tdx
>>36
神GJ!!

最高な作品ありがとうございます

44 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 01:35:45 ID:/vqYPkHZ
>>42
ID変わるの忘れてました すみません

分かりました、アドバイスどうもです。

45 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:32:36 ID:xdv8tJiK
バレンタインの朝にあえて夏物を一つ投稿します。
旅行二日目の夜、砂浜で実乃梨と語らう場面より。

タイトルは「デラウェア」。
竜児×実乃梨もので、量は6〜7レスです。


46 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:33:16 ID:xdv8tJiK
「高須君はさ、何で私を怖がらせようって思ったの?」

旅行、最後の夜。
みんなから少し離れた砂浜で櫛枝と話している途中、こう切り出された。

「えっ、そ、それは…」

お前がホラー苦手って、大河が教えてくれたから…

「からかってやろうって?違うね。高須君は人が嫌がることは絶対にしない。
人を喜ばせることをいつも考えてる人だもんね。」
「うっ…」

言い訳を考える暇すら与えてくれない。何よりも、櫛枝の真剣な表情に……

「その高須君がどうしてこんなことをしたんだろう。
私はそれが知りたいと思ってる。本当に不思議に思ってるの。」

――この真剣な瞳に嘘はつけない。誤魔化せない。
そんなことをしたら、櫛枝はどこか遠くに行ってしまう。
そんな気がした。

「そ、それは…」

櫛枝の真剣さに応えるように、その眼を真っ直ぐ捉えながら正直な想いを引っ張り出そうとする。
――心臓が言葉を紡ぐ邪魔をする。唇が凄い勢いで乾いてきて、声を出させまいとする。
上手く言葉に出来ない。たった一言が怖くて伝えられない。

1秒がやけに長く感じて、波の音がうるさい位に耳に入ってくる。
この場から逃げ出したくなる。そんな中でも、櫛枝は俺を真っ直ぐみつめ続けてくれている。
それが素直に嬉しいと、思った。

47 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:33:59 ID:xdv8tJiK
「……お前のことが、好きだから。だから、気づいて欲しかったんだ。
幽霊なんて大それた存在じゃないけど、俺はここにいるって気づいて欲しかった。」

何とか言葉になった。力が抜ける。その場にへたり込みそうになるのを堪えながら、櫛枝を直視する。

「私にアピールしてたワカメの霊の正体はやっぱり高須君だったんだね。」

俺の言葉を聞き届けた櫛枝は、優しい笑顔を見せてくれた。始めから答えを分かっていたみたいに。

「そ、それで…へ、へ返事しなきゃ、だよね。」
「お、おう。」

背筋が伸びる。心臓がさっき以上に騒ぎ立てる中、じっと見つめて返事を待つ。

ただ、結果なんてもう分かり切っている。あの真剣な瞳を見た瞬間に、覚悟は決めた。
櫛枝がどこか遠くに行ってしまう位なら、ちゃんと想いを伝えて傷ついた方がマシだと思ったから。

だから、怖くなんか――

「私も…私も、高須君のことが好きだっ。」
「…へ?」

間抜けな声が出る。
考えもしなかった一手を打たれたような、そんな感覚に陥った。

「本当はさ。高須君のこと、ずっと前から気になってた。
ずっと気になってたけど、認めたくなかったんだ。
昨日の高須君の言葉を借りれば、やっぱありえねぇって打ち消してた。
だけど、それは…色んなことを言い訳にして逃げてただけだって今、気付いた。」

だから、もう終わり。
櫛枝の澄んだ声と言葉が俺の耳に入っていく。

48 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:34:36 ID:xdv8tJiK
「私、高須君のことが好き。本当に好きなんだ。
優しくて、真っ直ぐで、誠実な所とか。私のことをちゃんと分かってくれて、包み込んでくれる所とか。
あと…た、タイプ、って言えば良いのかな?と、とにかく、カッコいいと思うわけだ!
だから、告白…してくれて凄く嬉しい。ありがとう。」

そう言って、こちらに微笑みかける。
その微笑みは、太陽のように眩しい普段の笑顔とは違って、優美というか、深淵というか――

「…そ、そんなに見つめられると、恥ずかしいんだぜっ。」

顔を背けられて、我に返る。
危ない目つきでもしていたのだろうか。…反省。

そんなことよりも、櫛枝が俺のことを好き?
しかも、この顔をカッコいいとまで言ってくれた!?
ゆゆ、夢じゃないだろうな…!?

「いやー、高須君には参った!何つーか…油断した!
てっきり誤魔化してくると思ってたから、ビックリして本音を吐いちまったぜ。
これでも、上手く隠してたつもりだったのになぁ。悔しいのぉ、悔しいのぉ…」

俺が悶絶している間も、頬を引っ張って痛がっている間も、櫛枝は独白を続けていた。
陽気に想いを吐露しているように見える一方、その笑顔はどこか切なそうで、泣いているようにすら見えることに気付く。

…自分一人だけ幸せに浸っていたことが恥ずかしい。
同時に、彼女が愛おしくて、少しでも幸せにしたいと思った。

「…告白して、というか櫛枝にさせてもらって、それで思ったんだけどさ。
友達や仲間に隠し事とか遠慮とか、そういうのはしない方が良いんじゃないか、って思う。
大切な人、信頼できる人が相手なら尚更、本気でぶつかって行くべきだと思うから。
だから…そもそも、隠さなくて、誤魔化さなくて良かったんじゃないか?」

櫛枝が目を見開いてこちらを見てくる。
す、すまん、自分が思ったことをそのまま言っただけで…何か変だったか?


49 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:35:06 ID:xdv8tJiK
「ううん。高須君の言う通りだと思う。そうだね。そうだよね…
――やっぱり何事も全力全壊が一番だよね。」

櫛枝の笑顔に明かりが灯ったのが分かる。
それは凄く嬉しいんだが、何か漢字が微妙に間違っている気が…

「よっっしゃぁーー、みなぎってきたぁーーーー!!」

魔王のような発言をしたかと思えば、今度は急に叫び出した。
お、おう…な、何だか金色の戦士にでもなりそうな覚醒っぷりだ。
櫛枝らしくなってきて、嬉しいとも思うが…ど、ど、どうしたんだ?

「分かったんだよ!これからやるべきことが!!」
「え?やるべきこと?」

全く話に付いていけず、戸惑う。
そんな俺に構わず、櫛枝は絶賛大暴走中だ。

「それもこれも高須君のお陰だ!さぁて、今夜はみのりん、フルパワーで行くぜ!!」

憂いなんか微塵も感じさせない、満面の笑顔でこちらを見る。
やっぱり櫛枝にはこの笑顔が一番似合……え?

「え?え?くく櫛枝?そそそそれって、ままままさか…」

まさか…初日から!?

心の声が口に出てしまっていたらしい。
櫛枝が一瞬、固まった。

「――…やややや、やだなぁ、高須君ってば!
え、え、えっちなのは…とっても良くないと思いますっ!」

それこそ全力で否定された。ざ…すす、すまん。というか、ごめん。
それで、何をするって?慌てて話を逸らす、というか戻す。

50 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:35:49 ID:xdv8tJiK
「乙女会議だよ!」
「乙女…会議?」

思わぬ言葉に、そのまま鸚鵡返しで聞いてしまった。

「そう、乙女会議。それは甘くてクリーミー…には程遠い、ドロドロ愛憎劇もビックリの運命の会議だっ。
今宵、株式会社ミノリンはそこでライバル各社と共に、業界の今後について議論せねばならんのだよ。
――主な議題は、我が社と株式会社TAKASUのインサイダー取引疑惑になるんだろうけどさ。」

櫛枝の明るい笑みが何だか暗いそれに変わり、思わずたじろぐ。
こ、これはこれで…じゃなくて。い、インサイダー?

「そうっ。私は我が社のCEOとして、他社の社長達を全力全か…もとい、全力で納得させねばならんわけだよ。
そして、最終的には合理化カルテルをだね…」
「そ、そ、そうか。よ、よく分からないけど、頑張れよ。…法律に引っかからない程度に。」

よく分からないというか、分かったら負けな気がするのは何故だろう。
…とにかく、これ以上、突っ込むのは止しておこう。

「よーしっ、そうと決まれば、こうしちゃいられねぇ!
俺達の戦いのロード、花火の後片付けに向け、全速前進だ!!」

圧倒的なエネルギーをそのままに、みんなの方へ駆け出す。
本当に自由で、元気なのがよく似合う。
そんな彼女がどうしようもなく愛おしくて、もっと近づきたいっていう衝動に駆られて――

「く、櫛枝っ!」

思わず、櫛枝を呼び止める。
いや、思わずというか、一つだけ、確認したいことがあって、その…

「これからは、実乃梨って呼んでいいか?こ、恋人ってことで…」

51 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:36:21 ID:xdv8tJiK
再び櫛枝が固まる。
勢いで聞いてしまったせいで、心臓がうるさい。

「――う、うん。私も、竜児君って呼んでいいかな?恋人ってことで…」

ニヘラっと笑い合った後、実乃梨は再び皆の方へ駆けていった。

深呼吸する。
心地いい潮風が火照った顔を冷やしてくれる。潮の香りが落ち着きを取り戻してくれる。

…よし、行こう。実乃梨と後片付けが俺を待っているっ!

薄暗い静かな砂浜を走り出そうとすると、ふいに空に打ち上げられた花火が俺たちを照らす。
俺たちを祝福してくれてる、なんてベタなことを考えながら、実乃梨の元へ駆け出した。

こうして、俺…いや、俺たちの運命を大きく変えた一日は終わっていった。
翌日にこれまた激動の一日を迎えることになるなど、一厘も想像しないまま。


続く?


52 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 09:37:14 ID:xdv8tJiK
以上です。季節はずれで申し訳ない。

タイトルの「デラウェア」はブドウの一種で、物凄く甘いんだそうです。
なお、本文が甘いかどうかは、疑問です。

それでは、長文・駄文、失礼しました。


53 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 10:05:28 ID:9vH8CuEh
続きキボンヌ!

54 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 10:17:24 ID:3FsaeRyp
>>52
GJ過ぎる
みのりん派の俺はハァハァしながら読んでた。
続編、出来れば書いて欲しい・・・

55 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 11:05:59 ID:/vqYPkHZ
>>52
あんた…最高だ!
みのりん可愛い過ぎる…
会話が甘々だぜ
は、鼻血出ちゃた…

56 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 11:33:23 ID:zAMksO8m
普段は職人さんにおねだりなどせんが今日はいいよね

さぁどなたか竜児が主役三人娘からチョコを貰い
さらに協力仲間だからと麻耶からも、ななドラ的キャラの奈々子から貰い
昔助けて貰いずっと見てました的オリキャラからもチョコを貰い
からかわれたりヤキモチを焼かれるバレンタインハーレムを書いておくれ(´・ω・`)

57 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 11:38:57 ID:TkJy7/ar
>>52
季節外れでもなんでもいい!!
あんた天才だ!
続き頼む…

58 :失恋決闘:2009/02/14(土) 13:00:19 ID:G2EPBi1d
「君の気持ちは解ったよ高須君。けど、君の気持ちには応えられない。だが、あくまで、この櫛枝が欲しいと言うのなら…決闘だ。決闘で、私を手に入れてみろッ!!」
イブに告白した。そして、こう返された。??。こいつは何を言っているのだろうか?もしかして、はぐらかされてるのか?
俺なんか、まともに構ってられない。って事か?しかし、キッ。と見据える実乃梨の眼差しは真剣そのもので。「さあ、デッキの剣を抜け!!決闘!!」
ウィーーン。ガシャ。いつの間にか、櫛枝の腕には奇妙な機械がついていて、それが展開した。そして、俺の腕にも。中心にセットされているのは、見覚えのあるカード。
これは、中学の時に流行ったカードゲーム。……そうか、決闘か。

一ターン目 LP・4000:4000
「先攻は貰うよ高須君。私のターン。ドロー!!」
決闘で俺が勝てば、櫛枝は俺と付き合う。そして、俺が負ければ、俺は、すっぱりと櫛枝の事を諦める。
つまりは、そういう事か。変な話ではあるが、櫛枝らしいといえば、らしい。なるほど。絶対に勝って、櫛枝と付き合いたい。付き合うんだ。
「私は、モンスターを裏側守備表示でセット。カードを一枚伏せてターンエンド。さあ、高須君のターンだ。」
二ターン目 LP・4000:4000
「お、おう。俺のターン。ドロー。」
引いたカードは、『真紅眼の黒竜』。中学時代のマイフェイバリット。他の手札は『スピアドラゴン』『仮面竜』『炸裂装甲』『聖なるバリアミラーフォース』『強制転移』
間違いない。これは、中学時代の俺のデッキだ。懐かしい。俺は、このデッキで、必ず勝つ。絶対に勝つ。そして、櫛枝に正面から向き合うんだ。
「俺は、『スピアドラゴン』を攻撃表示で召喚する。そして、裏側守備表示モンスターに攻撃。」
「私のモンスターは、『ライトロード・ハンターライコウ』守備力は100のリバース効果モンスターだ。」
ライトロード?俺の知らないシリーズだ…櫛枝の奴…もしかして、現役決闘者なのか?
「『ライコウ』のリバース効果発動!!このカードがリバースした時、フィールド上のカードを一枚選択し破壊することができる。
そして、自分のデッキから、上から三枚のカードを墓地へ送る。私が破壊するカードは、高須君の『スピアドラゴン』。」
え?何それ?鬼畜すぎる。なんだよ、その万能っぷりは。『人食い虫』涙目じゃねえか。
「だが、戦闘ダメージは適用される。『スピアドラゴン』の貫通効果により、櫛枝には1800のダメージを受けてもらう。」
「ぬくゥ。やるな、高須君。ライコウの効果により『スピアドラゴン』は破壊され、私はデッキの上から三枚を墓地へ送る。ひい、ふう、みい。」
墓地に送られたカードは『裁きの竜』『ネクロガードナー』『ライトロード・ビーストウォルフ』だった。いずれも、俺の知らないカードだ。
「デッキから、墓地に送られた事により、『ライトロード・ビーストウォルフ』の効果発動。『ライトロード・ビーストウォルフ』は、私のフィールドに特殊召喚される。」
『ライトロード・ビーストウォルフ』2100/300…えぇーーー!!?いきなり、上級モンスター並のが、出た来たぞッ!?反則だろ!!?
マズイ。これは、マズイ。今、俺のフィールドはガラ空き。何とかしないと、次の櫛枝のターンにダイレクトアタックを許してしまう。
幸い、今、俺の手札には『炸裂装甲』『聖なるバリアミラーフォース』の二枚がある。これらを伏せておけば、櫛枝のモンスターを返り討ちに出来る。
さて、問題は、どちらを伏せるか。だ。両方伏せる手もあるが、効果が重複する二枚を同時に伏せるのは、何だか勿体無い気がする。櫛枝のデッキは未知数。温存したほうが良い。
櫛枝の場には既に一体のモンスターがいる。ここは、『聖なるバリアミラーフォース』を伏せておくのが良い。気がする。多分。
「俺は、カードを一枚伏せ、ターンエンドだ。」
「フフフ。高須君のターンエンド時に『サイクロン』を発動するぜ。今、伏せたカードを破壊。」
ゲッ……エンドサイク…。伏せたターンにはチェーン発動出来ない。もっとも、『聖なるバリアミラーフォース』は『サイクロン』に対して、チェーン発動出来ないんだが…
櫛枝の奴、やっぱり、手慣れてやがる。そして、ヤバイ。ああ、ケチるんじゃ無かった。二枚伏せればよかった。自分のしみったれた性格が、今ばかりは、恨めしい。
「ほう、『聖なるバリアミラーフォース』とは。高須君もなかなか容赦ないね。本気なんだね?勝ちたいんだね?でも、私には高須君の気持に応える事は出来ない。
高須君の私への気持ち。この決闘で、打ち砕くッ!!私のターン。」
三ターン目 LP・2200:4000

59 :失恋決闘:2009/02/14(土) 13:00:47 ID:G2EPBi1d
「ドルゥォーーーーッ!!」
俺の場はガラ空き。櫛枝に新たにモンスターを召喚されれば、負けてしまう。次の俺のターンを迎える前に終わってしまう。終わってしまうんだ…
「手札より、『愚かな埋葬』を発動。私は、デッキから、カードを一枚選択し、そのカードを墓地へ送る。私が選択するのは『ライトロード・ビーストウォルフ』
これにより、二体目の『ライトロード・ビーストウォルフ』が私の場に特殊召喚される。二体の『ライトロード・ビーストウォルフ』で高須君にダイレクトアタックッ!!」
「ノワァッ------!!!」
ピピピッ LP・2200:0
「私の勝ちだね。高須君。」
負けた。負けてしまった。櫛枝は強かった。俺は弱かった。だから、負けた。負けた。負けた。
スッ…櫛枝は、俺を指差し、高らかに宣言した。「罰ゲーム」と。次の瞬間。俺の心は砕け散った。ガラガラと崩れて落ちた。
最後に見た櫛枝の表情は、前髪に隠れて、よく見えなかった。ただ、口元だけは、笑っていた。俺の好きな、あの太陽の様な笑みで。
崩れいく心。朦朧とする意識の中で、俺は思った。『愚かな埋葬』。それは、俺に対する、櫛枝のメッセージだったのだろうか。
俺のターンは一度しか無かった。判断を誤り、俺は敗北した。櫛枝は、次のターンを与えなかった。チャンスは一度だったのだ。
「いつか大怪我する。」川嶋が、言ってたっけ。したよ。今。お前の話、ちゃんと聞いてれば良かったかな。ごめんな。
夏の別荘が俺のターンだったんだな。今にして思えば、俺は愚かだった。そして、魔界転生―――



***



目を覚ますと、そこは、暗い暗い闇だった。深夜。重い体。おぼろげな意識。腕に、チクリした痛みを感じ、すこし、頭が覚醒する。点滴?
そうか、俺は、今朝、倒れて、病院に担ぎこまれたんだった。「インフルエンザ。」康子がそう言ってたな。今、何か、夢を見ていた様な気がする。
とんでもない、悪夢。具体的にどんな悪夢だったのかは、思い出せないが。とにかく、悪い夢だった気がする。だが、所詮、夢。
どんな悪夢だって、現実よりは、マシだ。俺は昨日。いや、おとついか。失恋した。その現実に比べれば、どんな悪夢だって。
たかが、失恋。そう思えれば、楽なんだろう。女なんて、他にいくらでも居る。気にするな。櫛枝より、可愛い子なんていくらでも居る。たとえば、川嶋。川嶋なんてどうだろう?
案外、イケるんじゃ無いだろうか?川嶋だって、自分に気がある素振りをみせるじゃないか?なら、いっそ。香椎。あの子だって可愛い。川嶋と仲良い様だし、近づきやすいのではないか?
櫛枝の代わり。全然、現実的じゃないな。いくら、考えても、ムリだ。そんな簡単に割り切れない。割り切りたくない。自分の櫛枝への恋はそんなんじゃない。なかったハズだ。
だけど、フラれた。あっさりと。きちんと、告白すらさせてもらえずに。フラれた。明日から、どう生きれば良いのだろう?このまま、熱で死ねないものだろうか?
「バカ。そんなこと許さないわよ。アンタは私の、ご飯三食作る義務があるんだからねッ。一度、フラれた位でメソメソすんじゃないよッ。」
脳内大河が、俺を罵る。辛い。辛いなぁ。こんなに辛いなら、恋など捨てて、残りの人生、大河の犬として大河に奉仕に捧げてやろうか……本気でそれも悪くないと思う辺り、
相当、参ってるんだな、俺。精神的にも、肉体的にも、限界なんだな。
「おお、高須よ。眠りたいと申すか。では、冒険の書に、これまでの事を記録し、祈られよ」
目を閉じれば、聞こえる、いつもの調子の櫛枝の声。そして、暗転―――。

60 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:10:53 ID:G2EPBi1d
終わりです。六巻と七巻の間、アニメで言うと今週と来週の間、のつもりです。
初めて、パソコンで書き込みましたが、慣れないと異様に疲れるもんですねコレ。

61 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:15:51 ID:ufekkzsJ
>>52
GJ 悶え死ぬかと・・・
>>60
GJ面白かったww
つかみのりん現役かよ


今日二人の職人が現れた後だと、自分の文才のなさが悲しくなるが投稿してみる。
気づけば3作目もみのりん・・・
アニメ19話を見て衝動で書いてしまった。
レスはたぶん10前後。

62 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:17:48 ID:ufekkzsJ
竜児×実乃梨のIF話。バレンタインデー。
『重なる手』


「あのね、UFOも幽霊も、やっぱり私には見えなくていい、って、思うんだ。
……見えない方がいいみたい。最近いろいろ考えてね、そう思うようになったんだ。
……私は、それを高須くんに言いたかった。だから来たんだ」
静かに、淡々とした口調で実乃梨は言葉を紡いでいく。
「言いたいことばっか言って、ごめん。……櫛枝は、これで帰ります」
竜児の口から手を離し、そっと帽子を取り返す。
無理矢理深くかぶり目元を隠して、片手の敬礼。口元だけは笑っているように見えた。
そして彼女は踵を返していく。

伝えたい想いは、伝えなくてはいけない。
届くべき想いは、届かなくてはいけない。

「…………っ。待てよ櫛枝っ!」
だから竜児は今にも駆けだしてしまいそうな実乃梨を止めようと、必死に手を伸ばす。
「お前はそれでいいのかもしれないけど、俺は、俺には幽霊が見えてるんだよっ」
「…………」
それでも彼女の足は止まることはない。
「だから待てって。お、俺は……俺は…」
竜児の伸ばした手が、実乃梨のマフラーの先端を掴んだ。
それをそのまま手繰り寄せるように引っ張り、竜児の手を振り払おうとした実乃梨の手を今度は強く握る。

それがたとえどんなに惨めで格好悪くても、
その想いを伝えるために、届けるために

「……っ。俺は、櫛枝が…好きなんだよっ!」

出さなくてはならない勇気がある。

「……どうして、言っちゃうかな。そういうこと、言っちゃうのかな」
足を止めた実乃梨は、振り返ることはせず独り言のように呟いた。
その瞬間緊張の糸が切れたのか、他に理由があるのか、竜児の視界が揺らいでゆく。
景色が回転して見える。
「私だって、私だって……」
―――好きに決まってるじゃんか。

最後に耳に入ったものは、実乃梨の涙交じりの声。
最後に目に入ったものは、夜空に輝くオリオン。



63 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:18:42 ID:ufekkzsJ
「ねぇ竜児、あんたみのりんからもらったの?」
「は?」

――2月14日。高須家、居間。

大河は夕飯をしっかりご飯2杯を食べた後、竜児自家製のヨーグルトまで平らげ、図々しくも畳に寝っ転がりながら唐突にそんなことを訊いた。
対する竜児は大河に背を向けて手際よく洗い物。
「は?じゃないわよ?あんた今日が何の日かもわからないわけ?その頭は何のためについてるの?
飾り?あー、やだやだ」
すげぇ言われようだな、おい。
竜児は蛇口を締め、タイルで水気を拭き取った手をポケットに入れながら
「水音で聞こえなかったんだよ」
とだけ言った。その動作はどこか忙しない。
「あんた何さっきからそわそわしてんの?万年発情期犬は大変ねー
じゃなくて、あんたみのりんからチョコもらったのって訊いてるのっ」
「おう?!…まだ、だけど」
「まだって、今の時点でまだって…」
大河は笑いをこらえられないような表情を作り、憐れんだ目で竜児を見ている。
「ち、違う。だから本当にまだなんだって。今日、バイト終わったら俺ん家来るって。
そんとき多分くれるんじゃないかなって」
俺は思ってるんだけど。あとは男の妄想で語るが、2月14日に家まで来る理由なんて二つもないだろう。
「へぇ…これから。……ってこれから?!」
大河は見事に腹筋のみで畳から起き上がって見せ、その大きな眼をさらに見開いた。
「ちょっとちょっとこんな夜にわざわざ?……みのりんの家逆方向なのに危ないじゃないの」
「だって櫛枝が来るって言うからよ」
竜児はそわそわ畳の上のごみを一つ残らず拾いながら部屋の中をうろうろする。
「まぁいいけど、ちゃんと送って来なさいよ。あ、いっそ泊めてあげたら?
今日やっちゃんバレンタインイベントだかで毘沙門天に泊まるって言ってたじゃない」
「と、泊めるぅ?!」
「変な妄想してんじゃないわよっ!」
「ごはっ」
大河のひざ蹴りが竜児の背中に直撃する。
「みのりんに変なことしないでよね」
「しねぇよ」
「あらこんな時間。もうすぐ来るんじゃない?…さて、じゃあ私は帰るわ」
大河が立ち上がると、
「おうっ、じゃあまた明日な」
竜児は右手を軽く上げ微笑む。

64 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:19:10 ID:ufekkzsJ
――――また明日。
次の日が休日でも竜児は必ずそう言ってくれる。
朝食を一緒に食べ、一日を一緒に過ごしてくれる。
でもその関係は彼氏と彼女では、決してない。
そのことを、大河は切なく感じる。
それでも、今までのように過ごしてきた。高須家にも、今までのように出入りしている。
二人の関係は変わっていない。
「お、そういや大河」
一つ変わったことと言えば……。
「お前、皮むき上手くなったな」
そうあの日、クリスマスイブの夜以降、正確には竜児がインフルエンザが治ってから、大河は竜児に料理を教わるようになった。料理だけでなく、洗濯や掃除など家事全般を。
理由はもちろん自立をするためだ。
でもそれは竜児や、実乃梨や、誰かのためでなく大河自身のため。
大河が、自分で『決めた』ことがあるから。
依存するのではない、頼りきりにするのではない。
助けてもらうのだ。

「犬のくせになんか上から目線なんだけど。まぁいいわ。
あとこれ、あんたにあげる。」
そう言って放り投げるように渡した箱を見事にキャッチ。
チェックの小さな箱に赤のリボン。
中身はもちろん、チョコレート。
しかし竜児はこの存在を知っている。なぜなら、昨日の夜、大河のチョコレート作りを手伝ったのはほかでもない竜児なのだから。
「お前、これ」
「昨日手伝ってくれたお礼。みのりんにもばかちーにも、北村くんにもあげたんだから。あんたは一番最後。でも、『本命』よ」
そう言ってぶっきらぼうに言い捨てる。何気にすごいことをいいながら。
「おま、恥ずかしいことを…」
竜児は大河の言葉にお茶を吹きそうになりながら赤面する。
「じゃ、みのりんと上手くやりなさいよ」
「お、おう!」


65 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:19:49 ID:ufekkzsJ
渡したいものは渡したしこれでよし。大河は一度頷いて高須家の薄いドアをゆっくり閉めた。
本当は、実乃梨が竜児に渡してから渡すべきだったのではないかと大河は思う。
夜中にベランダにでも放り投げとけば良かったのだと。
でも、さっきほめてくれた言葉に少しだけ感動したから。
つい渡してしまったのだ。それだけだ。
「ごめんね、みのりん。わがままかもしれないけど、許してね」
小さく呟く声は誰にも聞こえない。



クリスマスイブの後、竜児と実乃梨は付き合うことになった。
それと時を同じくして、大河は竜児に自分の想いを告げた。
イブの日に気付いてしまった、本当の気持ちを。
胸が裂けそなくらい悲しかったけれど、それでもそんな現実を受け入れて。
本物の強い大人になる。そういう自分の未来のために。
竜児はそんな大河の告白に驚き、考え、そして感謝し、それでもその想いを受け入れるはなかった。
受け入れることはなかったけど、竜児が言った「ありがとう」が大河の背中を押してくれた。
そのおかげで大河は再び立ち上がり、歩きだすことが出来た。
クリスマスイブのような寂しさや悲しさはなく。



「あーあ…よ、よう。遠いのにわざわざありがとな…じゃねぇし…うーん…もぐもぐ」
大河がいなくなって一人になった高須家で、竜児は一人大河からもらったチョコを食べながらわけのわからないイメージトレーニング。
彼女が初めて家に来るのだ。普通に考えて緊張する。
もうこっちに向かってるだろうか。よくよく考えれば、いや考えなくても、大河が言っていたようにこんな時間に女の子が外を出歩いたら危ないんじゃないか。
色々なことが頭に浮かんで、竜児は自分を落ち着かせるためエプロンのポケットに手を入れた。
その手に触れるのは長細い箱。ずっとずっと実乃梨に渡そうと思っていてなかなか渡すことが出来なかった、橙色のピン止め。キラキラ光る、実乃梨に一番似合うと思って選んだクリスマスプレゼントだ。
今日、これを渡そう。そう決意とともに息を飲む。



66 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:20:26 ID:ufekkzsJ
そうして実乃梨が言っていたバイト終了時刻から随分時間が経った頃、高須家の古ぼけた呼び鈴の音が鳴った。
髪の毛を何度も弄って、それでも平然を装いドアを開ける。
「よ、こんばんちは高須くんっ」
そこにはいつもと変わらない眩しいくらいの太陽フェイスがあった。
「よ、よう…お、遅かったな」
――はっ。言ってしまって気づいたが、これでは随分待ちわびていたのがバレバレな上にどこか失礼だ。
「ば、バイトお疲れ」
だからそう付け足した。
「あー、バイト帰りにチャリ壊れてね、見事に吹っ飛んで地面にダイビングしちゃって汚れちゃったからお風呂入って、んで歩いて来たから遅れちゃいました、ごめんな。」
そんな理由があったようだ。地面にダイビングしたというだけあって、顔のところどころに擦り傷が出来ている。ついでに髪の毛も少しだけ湿ったままだ。
「おい大丈夫かよ。けが、けがしてねぇか?」
「大丈夫大丈夫。この櫛枝実乃梨、階段10段目から転がっても無傷だった過去を持ちますぜ」
そ、そりゃすごいな。
本心からのコメントが出て、そして緊張が解れてきたせいもあり、寒いから家上がれよ。と自然に彼女を家にあげることが出来た。


「へいへい、ようよう高須くん。今日は2月14日金曜日。
いやー、もう少しで13日の金曜日になるとこだったね。危ない危ない。
あ、13日の金曜日の午前0時に部屋の四隅を数えると『なんか』が降臨してきちゃうらしいぜ。
気をつけろよー」
さらりと恐ろしいことを言う。しかも話の論点がいま一つわからない様なことを。
「なんかって、なんだよ。んなもん降臨しても困るだろ」
はははーと軽く笑って見せ、実乃梨は本題に入ろうとスクールバッグをあさり始める。
「はい、高須くん。例の物ですぜ」
そう言って出されたのは正方形の濃紺の箱。
白いリボンとの対象がシンプルながら綺麗にまとまっている。
中身は恐らく…竜児が予想した通りのものでいいのだろう。
「あー、実は私お菓子って作ったことあまりないんだね、これが。
料理は普通に作るんだけど……ってなわけで味の保証書はつけてやれないよ」
「お、おう…あ、ありがとな」
感動だ。
好きな人からの…彼女からの初チョコだ。
しかも手作りだと?部活にバイトに忙しい彼女が開いてる時間に一生懸命作ってくれている姿が目に浮かぶ。
料理上手な実乃梨のことだ。保証書なんてなくてもおいしいに決まってる。
「あ、櫛枝。俺も実は」
渡したい物が――
そう言いかけた時、


67 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:20:59 ID:ufekkzsJ
くきゅるるる…
控え目な可愛らしい音。因みに音源は実乃梨の腹の方だ。
「はっ、腹の中で世界大戦が勃発してる…じゃなくて、忘れて忘れて、恥ずかしいから。」
「腹、減ってんのか?」
「あー、うん。バイト終わって夕飯まだなんだよ」
腹を擦りながら、いやー恥ずかしいね、と苦笑いを浮かべる実乃梨を横に竜児はあることを思いつく。
「あのさ、なんなら飯食ってくか?夕飯の余りしかねぇけど」
「え?」
「家帰ってからってのもあれだろ。俺はかまわねぇから」
正直そうして欲しい、少しでも一緒にいたいから。その言葉は呑み込んだまま言う。
「じゃあ…ごちそうになろうかな。高須くんの作った夕食っ!」
「お、おう」
「高須くんの手料理はあーみんの別荘以来か。懐かしいなぁ。櫛枝はうれしいぞよ」
――俺の方が嬉しい!竜児はエプロンを紐を結び直して夕飯を温めにかかるのだった。


「高須くんの料理はやっぱりおいしいね。本当においしいかったよ。
じゃがいもの煮物もおいしかったけど、サバの焼きびたしは最高だったよ。サバサバ」
竜児が出した夕食の残りを見事に平らげ、二人はのんびりと過ごしながらお茶をすすっている。
「そ、そうか?サバは今旬の魚だからな。アジとか鰆でも……アジならたたきかフライだけど梅干し煮なんてのも美味いし……あ」
おいしいおいしいと何度も実乃梨は言いながら笑顔で全部料理を食べてくれた。それだけで竜児は十分に満足だったのだのに、あまりにも褒めてくれるのでついつい語ってしまった。
「悪い、なんか一人で」
竜児がばつが悪そうに前髪を弄っていると、ふふっと実乃梨が微笑んで
「さっすが高須くん」
まっすぐに竜児の目を見てくる。
実乃梨はいつだってまっすぐに竜児の目を見て話してくれる。そういうところが彼女のいいところなのだ。
「掃除にも料理にもこだわりを持ってやってる、そういうところすごいと思うな。
とても素敵です。やっぱり……」
よせやいよせやい!心の中で叫びをあげながら、褒め殺しか。それとも悶え殺しなのか。とこみ上げてくる恥ずかしさとも戦闘を繰り広げる。
亜美の別荘での会話のデジャビュのような光景。


68 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:21:38 ID:ufekkzsJ
そして極めつけのセリフ。
「高須くんのお嫁さんになる子は――」
しかしそこまで言ってはっと目を見開き、今の自分の立場と自分が無意識に言ってしまったことの意味を考えたらしい。
「ぅあ…ななな、なんでもないぜよぜよ」
「おおおお、お前は幸せ者だ」
見事に二人の声が被る。
「「…………っ」」
実乃梨の顔がどんどん赤くなっていくのが目に見えて分かる。竜児の顔はすでに真っ赤だが。
「や、やだなぁ、もう何言ってるのさ」
実乃梨は必死に照れ隠しをしようとお茶を一気に飲み干して……それでも一瞬だけ冷静な表情を見せ
「私は…幸せ者、なのかな?」
小首をかしげる。
――その一言が留めだった。最終兵器、リーサル・ウエポン。
「くきゅっきゅしえだぁ!」
竜児が思いっきり立ち上がろうとして
「へ?た、たきゃすきゅん!って……危なっ」
テーブルに足をぶつけた。軽いテーブルはかしがり、二人分の湯呑が転がる…実乃梨の方へ。
「ちょ、まっ…熱うっ」
実乃梨は数秒前にお茶を飲みきっていたが、竜児のはほとんど手を着けておらず、その液体は一気に実乃梨の元へ降りかかった。
「く、櫛枝っ 悪い、大丈夫か?」
「大丈夫大ジョブ!この櫛枝実乃梨、階段10段目から転がっても無傷だった過去を持ちますぜ」
そ、そりゃすごいな。
ってその話はさっき聞いたし、今は全く関係無い。
「いや、マジでやけどとかしてねぇか?」
「大丈夫だよ。冬服を舐めちゃいけねぇ」
そう言って上着を掴んでびらびらやってみせるが、その服(ついでにズボンも)はびしょびしょに濡れている。
「うわ、結構濡れちまったな。お、俺の服…えっと体操着貸すよ。それに着替えとけ」
「え?大丈夫だよこのくらい」
「いや、よくねえ。濡れた服を着てるなんて不快な思いお前にさせるわけにはいかねぇ」
「いやいや悪いから」
「いやいや濡らしちまったのは俺だ」


69 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:22:49 ID:ufekkzsJ
いやいやいや――と二人はお互いに言い続け、お前らは某エロゲの主人公か、というツッコミが来そうになる頃。
「悪いって…」
「いいんだよっ」
「グリーンダヨ!!」
「お、お前なぁ…いいから着換えろっ、早く脱げ」
「た、高須くん、そのセリフはなんとも変態チックだよ…もう、仕方ないなぁ」
折れたのは実乃梨の方だった。
竜児が差し出したジャージの上下を受け取り立ち上がる。
「俺の部屋使っていいから」
「あ、うん。じゃあ本当に貸してもらうよ」
おう、と返事をしてから竜児はぞうきんを取りに行く。もちろん畳にこぼれたお茶を拭くためだ。


「うーん…すごいぶかぶかだ」
テーブルと畳にこぼれたお茶を竜児が完全に拭き取った頃、竜児の青ジャージ上下を纏った実乃梨が竜児の部屋から登場した。
丈の長い上着は太ももを隠し、そで口は完全に指先まで隠している。ズボンは何十も折ったらしく、わざと足首をだして長さを調節していた。
「お、おう?!」
――なぜだ。なぜだろう。着ているのはいつも着ているジャージとなんら変わりのない代物。ただ色が青くて、サイズがちょっと大きめで、竜児のものである、というだけで。なのになぜか普段と全然違う気がする。
櫛枝とジャージの共有をしてしまった。なんてことだ。返すときは洗濯とかしなくてもいいからな。
そんな本当に変態チックなことを、竜児は思っても言わない。
「いや、本当悪かった」
そして畳を拭いている途中に思い出したことを実乃梨に伝えようとする。
「それで櫛枝に渡したい物が」
「え?」
エプロンのポケットから取り出すのは長方形の小さな箱。竜児の体温でほのかに暖まっている。
「クリスマスに渡そうと思って…なかなか渡せなくて。包装とかも時期はずれで悪いけど」
それを実乃梨にさし出す。
「ん?開けてみていい?」
「おう」
実乃梨は丁寧な手つきで包装を剥がしていくたびに竜児の緊張は高まっていく。気に入ってくれるだろうか、彼女はこれをいつでもつけていてくれるだろうか。期待半分、不安半分を締める胸を落ち着かせる。


70 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:23:30 ID:ufekkzsJ
「うわぁ…きれい、かわいいなぁ」
そして、実乃梨が発した第一声は竜児の期待を裏切らなかった。
蛍光灯に光るピンをかざし、実乃梨はピン止めのように目を輝かせてその橙色の光を見つめている。
「櫛枝に、似合うと思って…」
たくさんある中から悩みに悩んで選んだ。竜児から実乃梨への初めてのプレゼント。
遅れてしまったけれど、それでも、ちゃんと手渡すことが出来て本当によかった。
「さっそく使わせてもらうよ」
前髪を片手で押え、それを軽く止める。
「どうかな?」
「お、おう……似合ってる、似合ってると思うぞ」
むしろお前以上にそのピン止めが似合う奴はいない、そう太鼓判を押してあげてもいいくらいにそのピン止めは実乃梨に似合っていた。
キラキラ光る実乃梨の笑顔とピン止め…最高だ!ぐっと竜児は心中ガッツポーズ。
「へへ、そう? ありがとうね。大事にするよ」
照れて恥ずかしそうに、それでも嬉しそうに微笑んだ。


「でもこういうものはホワイトデーに渡さないかい?」
「いいんだよ、早くつけて欲しかったんだよ」
「………っ。きょ、今日の高須くんは…」
心臓のあたりを押さえながら実乃梨は苦しそうに(病人の真似とかだろうか?)する。
「高須くんは…う、う、うがぁぁぁ…高須くんめ高須くんめ…
通称みのりん、一発かましたるーーーっ!」
雄たけびのような声を上げ、自分の頬を両手ではたき、目を見見開いて竜児を睨みつける。
なんなんだ、と竜児が口を開く前に、竜児の肩を握力50の両手で掴みかかり
「……んっ」
「………?!」
唇を触れさせるような、ぶつけさせるだけのような稚拙な口づけをかました。
「お、お礼。……ピン止めの」
「〜〜〜〜〜」


71 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:24:23 ID:ufekkzsJ
その表情が普段の実乃梨からは想像もできないくらいしおらしく見えて、竜児は声にならないような声を振り絞るように口をパクパクするだけだ。
――う、嘘だろ?反則だ。可愛い可愛い可愛い。
ただこの文字だけが竜児の頭に浮かんでくる。
実乃梨は顔を極限まで俯かせて、しまいには竜児のぶかぶかの体操着の中に頭をうずめてしまった。
「お、お前なにやってんだよ」
やっと言葉を発することが出来たようだ。
「くんくん…この体操服、高須くんの匂いがしますなぁ」
照れ隠しのつもりか体操服に過剰に顔をひっ付けて、話を無理矢理そらそうとしていく。
しかしそんな動作すら竜児の胸の鼓動を高まらせる要因の一つでしかないのだが。
「し、しねーだろ。ちゃんと洗ってるぞ」
「するよー。すはー、優しくて、……すごく落ち着く匂い」
体操着から顔を離しで竜児に見せた表情は、ふにゃとしたとろけてしまいそうな笑顔。
「…………っ」
竜児の中で何かが切れた。おそらく血管、ではない何か別のものが。
気がづくと竜児は自分よりも細い実乃梨の手頸を掴み、その体ごと全体重をかけて畳に押し倒していた。
「……うあ?!」
「お、おう…」
実乃梨の両足の間に竜児の左足が、竜児の両足の間に同じく実乃梨の左足が。
意味なんて何もない衝動的な行動。漂うのは気まずさ。
しかし実乃梨はそんな竜児を押しのけることもせず、また竜児も実乃梨の手を離すことはしない。
二人は顔を紅潮させながらも目を合わせようとはせずに、意地になったようにお互い無言で動こうとしなかった。


「…………」
「…………」
「…………」
「た、たかすくりにっくん?」
先に口を開いたのは実乃梨。
「その呼び方はちょっと……」
「えーと…たきゃすきゅん」
「なんだきゅしえだ?」
「こ、この体勢ははずいんだけど」
「俺の方が恥ずかしい」
「じゃあどこうか」
「嫌だ」
「え、えぇ?!」


72 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:25:46 ID:ufekkzsJ
抗議の声を上げたものの、竜児の意志が変わらないのを感じたのか黙り込む。
口を噤んだまま、竜児は実乃梨を凝視した。先ほどあげたばかりのピン止めが光る柔らかい髪の毛。くっきりとした瞼、整った鼻筋、紅潮しきったその頬や柔らかそうな唇。
目線を下にずらし、ぶかぶかの体操着に隠されているふくよかな二つの膨らみも、本人は気にしているものの、全く問題のない引き締まった腹部も。持前の三白眼で舐めまわすように見ていく。
これにはかなり変態チックなものを感じるしかない。
「あのさ、あまり見ないで欲しいのだが」
「な、なんだよ。無茶言うなよ」
そんな竜児の視線に耐えられなくなった実乃梨は困ったように、今日は何度も見せている恥ずかしそうな顔をまた見せてくる。
竜児は笑顔の眩しい実乃梨の顔も大好きだが、照れたように、恥ずかしがる彼女の顔もまた大好きだった。しかしそんな恥ずかしがる彼女の顔は、自分も恥ずかしくてなかなか直視できない。
「こ、ここれで見れないよな」
「そ?!そ………そうだけど」
なので実乃梨の希望通り、お互いが見えないように竜児は実乃梨の体に1ミリの隙間もないよう覆いかぶさった。
お互いの胸や腹がぴったりとくっつく。実乃梨にとって、竜児の重さは大して苦にはならなかった。
竜児の視界には古ぼけた畳だけが、実乃梨の視界には同じく古ぼけた天井だけが。
ゼロ距離から伝わるお互いの心臓の鼓動はとても速い。

「………」
「………」
「高須くん」
「なんだ?」
耳元にかかる温かな吐息がくすぐったくて心が躍らせられる。

「好き」
「……俺も好き」

だから同じくらいくすっぐたくなるように、耳元で小さく囁いた。

手頸を掴んでいた手を少しずり上げて、手のひらの方へ持っていく。実乃梨の左手と竜児の右手が重なり、そしてどちらからというわけでもなく、ゆっくりと絡みあっていく。
クリスマスイブのあの日、この手を掴むことが出来て、本当によかったと竜児は思う。
もしこの手を掴むことが出来なかったら、それを諦めてしまっていたら、実乃梨は今ここにいないだろうし、自分たちがこんなことをすることはもしかしたら一生なかったのかもしれない。
絡めたお互い手を離さないように、強く強く握りしめた。

これから二人で過ごしていく日々を、この胸に焼き付けていこう。
いつだって、どんな小さなことだって。二人寄り添って。
ずっとずっと、ずっと。


73 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:27:18 ID:ufekkzsJ
以上終わりです。
誤字脱字などあったらすまん。

7巻で竜児が無理矢理告白して、その想いを実乃梨が受け止めていたら。
面倒なので竜児の進路問題、家庭問題や大河の母親問題等、
9巻からの話の中心部分はあえてスルーした。
では、失礼した。
しつこいようだ…みのりん激ラブ!!


74 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 13:37:08 ID:fszTMom2
>>73
GJ!!初々しさがたまらんです
大河の微妙な心境も切なくて良いなぁ

だがしかし、やんないのかよ!?

75 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 14:23:13 ID:7SDOjVuV
>>60
GJ。ずいぶん詳しいな。レッドアイズと人食い虫以外解らなかったぜ。
てか、文体というかテンポがあの作品の作者さんに似てるけど、まさか?初パソコンとか言ってるし

>>73
GJ。今度、出るらしいゲームのみのり編はこれで良いんじゃないか。
本当はみのりんも竜児に「それでも好きだ」って言って欲しかったんじゃ無いかって思ったよ。
この後は送り狼ですね。わかります。

76 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 14:30:54 ID:+ySJvlyU
ぐお!怒涛のみのりんラッシュに感動の涙に咽ぶぜ!
おまえらGJすぎるぜえ!

77 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 14:44:50 ID:RHLB6HLn
奈々子はぁぁぁあqwせdrftgyふじこ

78 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 14:50:34 ID:3FsaeRyp
>>73
GJ!
何だ今日はみのりんラッシュか?!みのりん派の俺は死にそうだ

79 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 15:49:48 ID:wJ+QNJSn
みんなGJ!

「ジャイアントさらば」と君が言ったから
バレンタインはみのり記念日
ってことさ。

そういう優しさはきっと報われると思います

80 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 16:05:34 ID:jduqRRjF
なんなんだよ最近のみのりんラッシュは
もっとお願いします

81 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 16:55:39 ID:/vqYPkHZ
流れに乗れるか分かりませんが…
拙い文章ですのでアドバイス頂ければ幸いです
タイトルは「月と太陽」
本編アフターの妄想の始めを書いたので、説明多、ネタ少スミマセン
では

82 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 16:59:11 ID:/vqYPkHZ
 自分は月、彼女は太陽。
月は太陽のお陰で美しく輝ける。
太陽には心から安らげる暖かさがある。
そんな太陽である彼女のために月である自分が出来る事、それは彼女が疲れているとき代わりに人々を照らす事。
闇の中を迷わないように。

 「ん〜?もうこんな時間か…」
木造借家の一室で目を覚ました少年は寝ぼけ眼で台所へと向かう。まだ眠いせいであろう生まれもった鋭い目付きは普段よりもさらに禍々しい。目からビームは出ない。この家の主夫、高須竜児。

「卵たま…ご…あれ?牛乳がねぇ。昨日あったのに…何でだ?……しょうがねぇコンビ…今日は特売か、かのう屋にしよう。」
竜児は財布を取りに自室に入る。すると、
「おぅ!」
牛乳を空にしたであろう犯人を発見。大の字で寝ているそいつは竜児の輝ける太陽こと櫛枝実乃梨。竜児の大切な、大切な恋人である。
竜児はぐっすりの実乃梨を三拍眼で見下ろす。端から見たら今から襲うようにしか見えない。それは竜児の目付きのせいだけではなく実乃梨の格好。
身に付けているものは上からTシャツ、ショーツ………のみ。
へ、そんな隙だらけだから悪いんだぜ?
と普通の人でもそういう風に見える…ましてや竜児なら…
夜の自主トレ後、風呂に入り、牛乳をがぶ飲み(手は腰に!)、着替えて布団に入ったが暑くて掛け布団を剥ぎ、ハーフパンツも脱いだ―
と言うところだろう。それは共同生活している竜児には容易に想像できた。
「だから牛乳なかったのか…しかし…なんちゅう格好を…」

83 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:01:37 ID:RbXoauyA
バレンタインっつーことで。
短編投下。
「Bitter valentine」

84 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:02:54 ID:/vqYPkHZ
竜児と実乃梨は同じ大学に進学。そして実乃梨がソフトに専念出来るよう、生活面は竜児が支えるという形になっていた。こうすることでお互い恋愛、勉強、夢のバランスを崩す事なくうまくいっていた。

しかし半同棲(泰子がいる)をしていても竜児は竜児である。付き合っているのにも関わらず恋人同士の甘い事は未だなされていない………デート中に手は繋いだ…

よって実乃梨のあまりの無防備な格好に顔を真っ赤にし、頭の中はパニック。起こすのも可哀想だし…
(あぁしっかりしろ俺!財布をパッと取ればいいだけだ!)
竜児は実乃梨を視界に入れず、かつ起こさないようにそっと素早く移動、そして―――
タンッと襖をしめミッションコンプリート!
そのまま雑念を祓うかのようにダッシュでかのう屋へと向かう。(実乃梨といる以上、部屋着と言ってもダサくはない、着替えなくても…まぁ…大丈夫。)

 玄関が閉まると同時に実乃梨の瞼がゆっくりと開く。
「竜児きゅんのいけずぅ…」
(寝ている隙にキスくらいはしてくるかと思ったのに……『ばぁっ!実は起きてぜぇ作戦!』もダメか……まぁそういうところも好きなんだけど、しかし、むぅ……)

 「ん〜〜〜。」
実乃梨は伸びをし、ゆっくりと起き上がり、ちゃんとハーフパンツをはき、顔を洗いに洗面所へ。

実乃梨は普段からメイクをしない。するのはデートの時くらいである。しなくてもかわいいのだが、理由は頻繁に運動→メイク直しというのが面倒らしい。竜児は実乃梨のそういう飾らないところも大好きなのだ。まぁ…原因の運動は変態じみているが……
よって朝の準備は早い方。

85 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:06:13 ID:/vqYPkHZ
 居間に戻ると先程は気付かなかった、
竜児達の部屋の向かい、大黒柱の部屋からデレ〜ンと足が出ている。
「も〜やっちゃん、ちゃんと布団で寝ないとカゼ引いちゃうよぉ?」
そう言って実乃梨はグニャグニャした大黒柱を布団に運ぼうと脇を抱き上げる。
「う〜ん?…実乃梨ちゃん、やっちゃんもう起きるぅ………あれぇ?竜ちゃんは?」
「さっき財布持って出掛けたから多分買い物。もう少し経ったら帰ってくると思うよ?」
「やっちゃん、何かお腹すいたでガンスでヤンスよ〜」
「そういえば私もギザお腹減ったでガンスね。
やっちゃん、とりあえず顔を洗って来るといいでガンスよ。」
むぅ〜とグニャグニャしたまま、泰子は洗面所へ消えていった。
「やっちゃんていつも布団からはみ出てるよなぁ、寝相悪いのかねぇ?」
竜児が台所に行く時に起きて作戦を立てたに過ぎない―半裸・大の字で寝ていたのは誰であったか。

 待っている間何かないかと部屋を見渡すと…
「インコちゃん、もう起きてるかな?」
高須家のアイドル、インコちゃんがいる鳥籠に近付く。カバーを外すとそこには……
普通の人が見たらまず“きもちわるい”と言われてしまう奇妙なインコ?。
「お、おは、おはぁ、おはようございます!」
「おぉ、インコちゃん、おはよう!って、もう、こんにちはの時間だぜぇ。
しかしいつ見てもお主は面白いのぉ、はぁ〜、めんこいめんこい。」

実乃梨とインコちゃんはかなり気が合うようだった。
以前インコちゃんが
『盛るぜぇ〜超盛るぜぇ〜。』
と言った事で、竜児が以前にインコちゃんの前でそのセリフを言ったと発覚、実乃梨は嬉しくなり、真っ赤になった竜児をインコちゃんと共にいじっていた。
そして自己紹介も出来ないインコちゃんだが、何故か実乃梨が吹き込む言葉は覚えが早かった…ちょっとずれた言葉てんこ盛りだが……。
「こ、こ、こんちわっす♪」

ちなみに実乃梨いわく、インコちゃんとUFOは同じカテゴリーに入るとか…

86 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:11:58 ID:/vqYPkHZ
実乃梨がインコちゃんと遊んでいると、顔を洗った泰子が戻ってきた。

「おはよ〜、実乃梨ちゃん。」
「おはよう、やっちゃん。ってもうこんにちはの時か…ん?なんかさっきもやったぞこれ……ん?」
「こんちわっす♪」
「おおぅ、俺としたことがちょっと前の事を忘れるとは…ネタでババとかやってる影響か!?もしかして俺っち超やべぇ!?」
「こ、こ、今夜がヤマだ!」
「イ、インコちゃん、それは酷くねぇが!?」
籠を激しく揺する実乃梨。
あぁインコちゃんの羽がまた抜けていく。獣医にもバカにされたのに、ブサイク度はどこまでいってしまうのか…
「実乃梨ちゃんとインコちゃん、本当に仲良しさんだねぇ、やっちゃん嬉しいなぁ。」
すっぴん、下着にジャージを羽織っただけのだらしない格好の泰子がにぱぁっと笑いかける。

87 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:18:00 ID:/vqYPkHZ
が、しかし、
そんな泰子に振り返った実乃梨の顔は一転、少し気まずそうな顔で、
「やっちゃん……竜児くんがいない良い機会だから…私、やっちゃんに謝ろうと思ってた事があるんだ…」
「ふぇ?やっちゃん、実乃梨ちゃんに何かされたっけ?」
「その…やっちゃんは……大河の事…本当の家族みたいに大好きだったんでしょ?…でも、私が竜児くんと付き合うようになってから、大河はあんまり来なくなった…
私のせいでやっちゃんの大事な家族を追い出したんじゃないかって…寂しい気持ちにさせてるんじゃないかって
……やっちゃんと二人になる機会がなくて遅くなっちゃったけど……本当にゴメン!」
「………う〜ん、やっちゃん、よくわかんないけどぉ、竜ちゃんがいてぇ、実乃梨ちゃんがいてぇ、今はとっっても幸せだよ?」
「やっちゃん……でも…」
「それに〜、実乃梨ちゃんといる時の竜ちゃんはいつも幸せそうで、実乃梨ちゃんは竜ちゃんにもぉ、やっちゃんにも元気をくれるし。
大河ちゃんだって最近はちゃ〜んと自立出来るようになったみたいだし、実乃梨ちゃんが来てから幸せなことばっかりだよ?
やっちゃん、実乃梨ちゃんのことだ〜い好きだけど、実乃梨ちゃんはやっちゃんのこと嫌いなの?」
「やっちゃん…うっ…うぅ…ありがとう、私も…私も大好きだよ…うぅ…ひっ…くぅ」
スーっと流れる嬉し涙は、太陽の笑顔によってキラリと光った。
そんな実乃梨を泰子はそっと抱きしめた。
「うぅ…やっちゃ〜ん、ありがとうぅ。」
「実乃梨ちゃんはもう家族なんだからねぇ…よしよし。」
実乃梨の頭を撫でながら今度はギュと抱きしめた。

88 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:20:22 ID:/vqYPkHZ
…すると、実乃梨がさっきとは違う震え方をしている、かと思いきや、
「むぅ〜むぅ〜」と唸って、タップ。
泰子が手を放すと、実乃梨はゼェゼェと肩で息をしている。
泰子のだらしない格好のお陰で、二つの大きな脂肪のかたまりは、抱きしめた相手を窒息させる凶器と化していた。
「ふぁ〜、ごめんねぇ、ついぃ。」
実乃梨は手で涙を拭き、バッと顔を上げ、大袈裟に体を仰け反らせ、
「ま、まさかやっちゃんが、48の殺人技の一つ、ブレスト・ヘブンの使い手だったとは…」
「何の話ぃ?やっちゃんわかんない………でもぉいつもの実乃梨ちゃんに戻ったねぇ、やっぱり笑顔が一番似合うねぇ実乃梨ちゃんは〜。」
「へっ、えへへ、おいちゃん照れちまうぜぇ。」
照れ隠しなのか、頭をポリポリと掻き軽く俯く。


「ただいま〜」
そこでタイミングよく竜児が帰ってきた。
何というか…さすがだ。
「お〜二人とも起きてたか。」
「おぉ竜児くん!喜べ!やっちゃんは超人だった!」
「は?またワケわからんことを…メシにするぞ。ヒマなら手伝ってくれ。」
「うぃ〜シェフ!」


今日は久々に、竜児も実乃梨もヒマな日。

実乃梨は、竜児に前から二人でやりたかったことを後でお願いしようかと思う。

女の欲望番外地―竜児の腕の見せどころ。

89 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:30:49 ID:/vqYPkHZ
以上です
被ってしまった方スミマセン
これは本編アフターの妄想の始めですので
続くかもですし続かないかもです

他の方の言葉をお借りして…
最後にみのりん激LOVE!

90 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:34:22 ID:RbXoauyA
>>89
GJ!やっちゃんの優しさがよく伝わってくるな。

あと、こっちも悪かったね。リロードせずに投稿したから。
じゃあ以下より。
短編 「Bitter valentine」



91 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:36:32 ID:RbXoauyA
それは買い物帰りの途中のことだった。

「ねぇ竜児、ちょっとコンビニ寄ろうよ」
隣の目つきが異常に悪い少年に話し掛ける少女の名は逢坂大河。
見た目は人形の如き美貌を持つのだが、その性格故、世間は手乗りタイガーと呼ぶ。
「何買うんだよ・・・。我が家の家計には余計なもの買う余裕は無いぞ」
やたら発言が主婦くさい、そして目つきが異常に悪い、竜児という名のこの少年、目から破壊光線発射!
・・・という訳でなく、ただMOTTAINAI精神を発動しただけである。
その目つきの悪さは本物のヤクザをしのぐが、それはただの遺伝の一言で片付けられる。

「いーじゃん。どうせお金は私のお金なんだから」
「あんまり変なモン買うなよ?何年か前のクリスマス前にもパサパサドーナツ買ってたしなぁ・・・」
そんなこともあったね。あったよ。

大河に軽くあしらわれながら、竜児は大河の後をついていく。



92 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:37:15 ID:RbXoauyA
***

帰宅して、竜児が何を買ったのかと大河に問えば、取り出したのが「カカオマス99%チョコレート」だった。
「本当は別の買うつもりだったんだけどね。珍しいじゃない?ちょっと興味あったしさ」
「相当苦いと思うけどなぁ・・・」
「ビターチョコみたいな感じで美味しいはずよ」
「ビターは和訳すると苦いだぞ。どっちにしろ苦いじゃないかよ」
「屁理屈ばかりうるさいな・・・。美味しくても分けてあげないからね」
んあーん、とでかい口をあけ、大河は真っ黒なチョコレートを口に運ぶ。
その瞬間こそ、期待に満ち溢れた笑顔。しかし、その顔は、もぐもぐと口を動かすごとに微妙になっていく。
「・・・苦い」
「・・・やっぱりか」
竜児は目の前の大河を呆れた目で見つめる。
「ちゃんと全部食えよ?MOTTAINAI」
「血の味がするわ・・・・」
「まったく・・・夕食前だってのにお前は苦いだけのチョコを食ってんのか。あーもう金がMOTTAINAI。
いくらだよ。何、400円?高いな!仕方ないから明日そのチョコでお菓子でも作るか。400円分は取り返さなきゃな・・・」
「ねぇ、あんたが食べて」
「はぁ?やだよ!血の味がするチョコレートだなんて!」
「ご主人様の言うことが聞けないの?食―べーてー!」
「大きな声だすな!嫌なモノは嫌なん・・・」
その瞬間、ガシッと頭をロックされる。

「何す・・・」
その言葉は続かなかった。
大河の唇で、口がふさがれたからだ。
竜児の唇を割り、何かが口の中に入ってくる。それは・・・・
「・・・?」
チョコレート・・・だった。
溶けたチョコレートが、竜児の口の中に入ってくる。
「・・・苦いっ!」
竜児が慌てて大河から逃げ出したが、遅かった。
あまりの苦さに咳き込みそうになるが、口の中はチョコレートで一杯。
危ういところで飲み込み、ゲホゲホと涙目で咳き込む。
大河は全てのチョコレートを竜児に移し終えたらしい。
満足そうな笑顔をこちらに向けてくる。
「苦かったでしょ?」
憎たらしいほどに笑顔だ。竜児は怒りのこもった視線を投げかけてやる。
「ところで今日は何の日?」
え・・・?今日はなんか特別な日だったっけか。
そう思いながら、カレンダーを振り返る。
「あ・・・」
そうか・・・・
「バレンタイン・・・だったのか・・・」


END


93 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 17:53:07 ID:3FsaeRyp
>>89>>92もGJ!!
ほんわかした日常シーンって感じがいいな
カカオ99%は死ねる

にしてもみのりん激LOVEが増えていて何よりだ・・・

94 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 19:10:27 ID:JfNMjp1D
昨日からの良作ラッシュに、僕の高須棒が休む暇がありませぬ…GJ

95 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 19:25:59 ID:+ySJvlyU
この良作ラッシュのせいで、
俺の膝から腰にかけてが筋肉痛になったらどうしてくれんだーー!
こんな良作・・・・もっとお願いします


96 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:02:11 ID:Y3euGgSz
みのりん好きの俺としては原作よりいい!

97 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:10:50 ID:/vqYPkHZ
みのりん、作品の雰囲気、大丈夫ですか?
激LOVEなだけに中途半端ならやめた方が良いかなと…

この間までのスレでは出来なかった質問なので…

98 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:30:34 ID:GqkpS/Iv
>>97
大丈夫大丈夫、GJでした。
是非続編も期待したい。

99 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:48:19 ID:3FsaeRyp
今日の作品は全部GJだ
心配するな

100 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:49:39 ID:M2npmed5
おいおい、みのりん派の俺が悶え死ぬじゃねーか。
・・・もっとお願いします(^P^)

101 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:58:16 ID:WEzLmx6C
ああ可愛いよみのりんたまらないよ・・・
頼むから2期3期も創ってくれよ制作部・・・

102 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 21:59:08 ID:kJrKyoen
みのりん祭りが開催されていると聞いてきますた( ゚∀゚)

103 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 22:04:07 ID:qz2Wpvq0
ジークみのりん!


104 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 22:38:47 ID:TkJy7/ar
いやぁ今日は盛り上がってますね
職人さん達ありがとう!

105 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:00:04 ID:/vqYPkHZ
>>98‐99
どうもです
続きはスグには出来ませんが…
若干シリアスな今回と違い次からのはネタを集めないといけないので(きもちわ類は現在一匹なのでムリでしたし)
何よりまずバケツプリンを作るには予定が…空いてないので…

106 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:07:26 ID:eTKPG+c5
>>105
返レスは度が過ぎるとスレが荒れる原因になるから控えようぜ

107 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:35:08 ID:s4QX9kaP
うぬ、たまにうるさいのがわくからな。職人さんにおいては沈黙は金だ。 まぁ文章に違和感がないこともないがむしろどんどん書いて上達してくれ

108 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:39:09 ID:RbXoauyA
保管庫更新されたので見てみたが、竜×実が4作品も続いてたんだな。

109 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:43:54 ID:nA4KAwAo
マジで今日の作品すげーいいよ
どれもGJ!!楽しませてもらいました
そして管理人さん乙です!!

110 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:46:37 ID:RbXoauyA
自分で投稿しておいてなんだが、「Bitter valentine」じゃなくて「カカオ100%」の方が
語呂が良いな。でも「いちご100%」に似てるしなぁ。
てかカカオ100%チョコってあるよな?

まあ題名を修正してもらうつもりは無い。

111 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:53:53 ID:3FsaeRyp
待て待て、カカオ100%って・・・ただのカカオじゃね?
聞いたことないけどあるのかww


112 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:55:40 ID:eo+C6dhD
>>110
それはチョコレートでは無く、只のカカオ豆DAZO!
薬としてならカカオ粉末売ってると思うよ。

113 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:56:47 ID:zAMksO8m
バレンタインネタ祭りかと思いきや、今日は実乃梨祭りか!

114 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 00:02:04 ID:GDLZyhoE
>>111-112
そうか。いやお恥ずかしい。
頭丸めて(嘘)、次作の構想でも練ってくるよ。

115 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 00:06:44 ID:FtbK/w/Y
>>110
俺は>>62の作者だが、タイトルなんて投稿するというレスした後でつけ忘れて
いたことに気付いたというww

あと調べてみたらカカオ100%あるっぽい。
まあ次も頑張ってください

116 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:10:58 ID:K0eOEpmU
>>115
俺なんて、ハンネがSSのタイトルに誤植されて保管スレにあるぜ。

まあ、面倒臭いから良いんだがな。

117 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:24:40 ID:bH9b0vC3
>>107
わかったありがとう


保管庫にVDって書いてあったんだけどどういう意味?
ミスなら直して頂きたい…

118 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 04:06:08 ID:J4KCWSl9
昨日、みのりんを書いた。だから、今日は、亜美ちゃんだッ。
と、言うわけで投下。

119 :流石、亜美ちゃんだ。多少、オカルトでも何とも無いぜ。:2009/02/15(日) 04:07:20 ID:J4KCWSl9
「あんた、甘いもの好きよね?ほら、これあげるわ。
か、勘違いしないでよねッ。別に、あんたのために作ってきたんじゃないんだからねッ。
たまたま、焼き過ぎちゃっただけなんだからッ。」
「お、おう!?いきなり何だ?」
「何って、クッキーだけど?昨日、焼いたのよ。」
「いや、そこじゃなくて。お前、変だぞ?」
大丈夫か?何か悪いものでも食べたか?と、でも言いたげ。
その凶悪な三白眼には、僅かに、憐れみの色が宿る。
ムカッ。食べてませんよ。亜美ちゃんは、正気ですよ。
「真似してみただけよ。逢坂さんの。どう?似てた?
高須君って、こういうのが好きなんでしょ?」
「大河ってそんなか?何か違う様な……
っていうか、俺は、別に、好きとか嫌いとか。」
あからさま。バレバレ。ふぅん。何か、ツマンナイなぁ。
「はいはい。解ってるわよ。高須君は、もっと、素直で明るい子が好きなのよね?」
「そっそれはッ……もう、何なんだお前は!?一体、何なんだよ?」
あ、ちょっと怒った。タイガーには、何されたって怒ったりなんかしないクセに。
あたしには、こういう表情も見せるんだ?ふぅん。そう?そうなんだ。
「だから、昨日、クッキー焼いたから、高須君にあげるッてのよ。」
タイガーを羨むと同時に、実乃梨ちゃんに対しての優越感も感じる。
どう?高須君はあたしに対して、ここまで、自然に接してくれるんだよ?
いくら、好きだって想われてたって、高須君に近いのは、あたしの方だ。
「何で、俺に?」
「何で?って事は、無いでしょ?女の子が、男の子に、手作りクッキーをプレゼントする理由……
思い付かない?好きだから。しか、無いでしょ?」
うるうるアイ。ぷるぷるリップ。心細げな表情。の、チワワ三連コンボ。どうだッ!?
「お、おお…」
デレた…かもしれない。少し、嬉しそう。けど、少しかぁ……
本当は、もっと、嬉しそうにして、喜んで貰いたかった。欲しかった。
もし、これが、実乃梨ちゃんだったら、高須君は、もっと嬉しそうにする。
そう、思ったら、急に腹が立って。怖くなってきて。
「なんてな。自分で食べたら太っちゃうから、高須君にあげただけ。
ふふん。もしかして、本気にした?あはは。何その顔?傑作ぅ〜。」
自ら、ぶち壊した。ニヤァ〜と口元を歪めて、意地悪フェイス。得意の顔芸。

120 :流石、亜美ちゃんだ。多少、オカルトでも何とも無いぜ。:2009/02/15(日) 04:08:08 ID:J4KCWSl9
あたしは、今まで、他人に好かれる為に仮面を付けて、嘘の顔で生きてきた。
生来の意地悪フェイスを隠すためのチワワフェイスを被って。
けど、今は、全く逆。彼に近付き過ぎない様に、意地悪のフリをした。
また、離れ過ぎない様に、素顔も見せる。
怖いんだ。あたしは。彼との距離では、タイガーに適わない。悔しい事に。
異性としての意識では、実乃梨ちゃんに適わない。悲しい事に。
あたしは、中途半端なんだ。だから、怖い。怪我したくない。近付けない。悪循環。
「あたしの事が、好きにな〜る。好きにな〜る。」
ピッ。っと人差し指を立て、彼の前でグリ〜ン、グリ〜ン、と、弧を描く。
「って、念じながら、クッキーを焼いて意中の人に食べさせるとさ、恋が叶うっていうのが、雑誌に載っててね。
それで、昨日、麻耶と奈々子と試しに焼いてみたのよ。
フフ。馬鹿みたいでしょ?高校生にもなって。」
「お、おう。」
「それでね。自分じゃ食べられないから、誰かにあげる事にしたんだけど、たまたま、高須君が居たって訳。
こんなの、別に、信じてないけど、亜美ちゃん可愛いから…
他の子に、手作りクッキーなんてあげたら、誤解されるじゃない?
だから、高須君が、チャチャッと食べちゃって。じゃね。」
恥ずかしかったので、最後の方は早口で、まくし立て、踵を返し、早足で逃げた。
だから、あたしは、気付けなかった。高須君の様子がおかしかった事に。
虚ろな目で、一心不乱に、あたしのクッキーを貪っていた事に。
ボリボリボリボリボリボリバリバリバリバリボリボリボリボリボリボリバリバリボリボリバリボリバリ
まるで、死肉を貪る食人鬼。

121 :流石、亜美ちゃんだ。多少、オカルトでも何とも無いぜ。:2009/02/15(日) 04:09:59 ID:J4KCWSl9
翌日。いつも通りに登校したあたしは、下駄箱に一通の手紙が入ってるのを見た。
またか。未来からの司令書。とか、そんな訳は、無い。
やっぱり、ラブレター。何百通目だろう?
最初の頃は、誇らしかった。あたしの魅力の証明だと思った。次第に鬱陶しくなった。
そして、今では、切なくなる。万人に好かれようとも、たった一人の男性を振り向かせられずにいる。
切なくて、悲しくて、情けなくて、惨めで。
一切の汚れの無い、白の綺麗な封筒。その中に丁寧に折り畳まれた便箋。
ただし、中身は、最低だった。完全に空回りの痛い内容に加えて、差出人不明。
過去最悪。ここまで、酷いラブレターはちょっと記憶に無い。
辛うじて、解る事は、一限が始まる前に所定の場所に来て欲しい旨。
何で、朝一?こっちは、フラなきゃいけないんだから、今日 一日気マズイじゃねぇか。
しかも、待ち合わせ場所が、校舎外トイレの横だぁ?
ナメてんのか?絶対、変な奴だ。無視しよう。そうしよう。そう思った、瞬間。
「あれ〜?亜美ちゃん、それ、ラブレター?良いなぁ……ね?見ても良い?」
いつの間にか、横に居たのは、麻耶と奈々子。
「へぇ。素敵な文章ね。凄く熱い気持ちが伝わってくるじゃない。」
「えぇ!?あたしは何書いてるのか、さっぱりで、ちょっとヒキ気味だけど…」
「そうだよね?あたしも、ちょっと…」
「そうかしら。あたしは、詩的で情熱的だと思うわよ?」
「それは…ねぇ、麻耶?」
「ちょっと…だよね?亜美ちゃん。」
「それで、待ち合わせ場所には、行かないの?じきに、予鈴が鳴るわよ?」
「うん。ちょっと、怖いしね…お断りするつもりだし。」
「そう。それじゃ、仕方ないわね。亜美ちゃんには、心に決めた人が居る訳だし。」
「えぇ!?すっぽかすの!?ダメだって。亜美ちゃん。
こういうのは、きっちり断っておかないと。
ほら、怖いんだったら、あたしと、奈々子も付いて行くしさ。」
「う〜ん。そう、かなぁ?」
「そうだって。絶対。ね?行こ行こ。」
面白半分。どう考えても、そうとしか思えなかったが、麻耶の説得に、あたしは折れた。
そして、三人で、向かった、その先で待って居たのは、あたしにとっては、意外な人物だった。

122 :流石、亜美ちゃんだ。多少、オカルトでも何とも無いぜ。:2009/02/15(日) 04:10:29 ID:J4KCWSl9
「…た、高須君!?」
「おう。木原と香椎も来たんだな。」
ゲヘヘ。では、貴様らのハラワタを喰らい尽くしてくれよう。
と、言うわけでは、無いんだろうけど、ニィッ。と、表情を歪める。
「え!?高須君なの?」
「俺だよ。手紙、読んでくれたんだろ?」
エェェ〜〜。何?この展開。ここで、高須君?ウソぉ?
てか、あのキモイ(詩的で情熱的)な文章は高須君だったの!?
マジ?そりゃあ、異様に丁寧な折り目は、高須君っぽいと言えば、っぽい、けど。
後ろの二人も、あたし同様、きっと、目を丸くしている事だろう。絶句。
「手紙の通り、俺は川嶋が好きだ。付き合ってくれ。」
「ごめんなさい。あなたの…いや、違う。違う。」
テンプレートな告白に対して、反射的に出掛かった、テンプレートな返事。
違う違う違う。危ない危ない危ない。そうじゃなくて、落ち着いて、もう一度。
「あたしなの?高須君が好きなのは本当にあたし?」
「おう。俺は川嶋が好きだ。この気持ちに間違いなんて無い。」
「……嬉しい。あたしも高須君が好きだよ。」
「川嶋…」
「高須君…」
「これから、宜しくな。亜美。」
「うん。竜児君。」
パチパチパチパチ
「おめでとう。良かったね。亜美ちゃん。」
「おめでとう。お幸せにね。二人とも。」
ありがとう。おめでとう。ありがとう。
私の親友に、ありがとう。






「っていう様な夢をみたのよ。」
「へぇ。結構、ロマンチストなのね、亜美ちゃんて。」
「でも、でも、正夢かも知れないよ?
今日辺り、クッキー焼いてみる?」
「良いわね。亜美ちゃんは、今日の放課後、暇かしら?」
「暇だよ。良いかもね三人で、クッキー作り。」
「よ〜し。あたしもまるおにクッキー焼いて、明日、あげよッ。」
「じゃあ、あたしは、パパにあげようかしら。」
「あたしは、どうしようかな〜」
「あげちゃいなよ。夢の通り。」
「でもなぁ〜」
「あたし達も協力してあげるから。なんなら、三人で一緒に渡す?」
「う〜ん。じゃあ、明日、ちょっとだけ頑張ってみようかな。」



あたしの事が好きにな〜る。好きにな〜る。ダメ?

123 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 04:12:14 ID:J4KCWSl9
終わりです。夢オチって便利ですよね。
しかし、あんまり多様すると、飽きられる両刃の剣。初心者には(ry

124 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 04:14:22 ID:B32camsQ
>>123
ここのところ亜美たん成分が不足してたので助かったぜ
しかし、あみドラはギャル3人組では公然なのかw

125 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 09:44:34 ID:DJsR5ZNy
奈々子様の位置づけって微妙だよな
亜美の内心に気付いてるキャラっぽいけど
結局ただの巨乳おっとり

126 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 10:29:01 ID:Hz/e7UE8
>>123
乙 内容は良いと思うがそれ以上にコーカ・ラサな題名に目がいってしまうなw


127 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 10:55:37 ID:Wuz7TLbM

あーみんもいいな。

VDって、バレンタインデーの略?

128 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 10:59:30 ID:2MLtkmz4
バレンタインデーならBDだろ

129 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:11:58 ID:Wuz7TLbM
>>128
バレンタインデーのスペルはValentine Dayだと思ったのだが・・・

130 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:11:59 ID:qS7pBhBW
いや、Valentine's DayだからVDでいいはず

131 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:12:16 ID:SY7KqLnu
え?

132 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:18:16 ID:Wuz7TLbM
いや、ぶっちゃけ俺はVDをDVと読んでしまって、『・・・え?(゚听)』って感じだった。

セントバレンタインデー・略してSVDでおkだよ

133 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:21:02 ID:DH4DUpw9
>>123
FF8ネタか。あーみんがやるとめっちゃ可愛いな。

134 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:37:46 ID:FtGSObOD
>>123
夢オチは起きたときのリアクションがほしいな
どうせベタで夢オチかよ〜って言われるならそこまでほしいな

135 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 12:28:49 ID:NTqz0s8N
>>128への突っ込みはあと9レス続く

136 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:12:03 ID:lNqRPNZ0
高須が大河をはらませて終わればいいのに
それか親子二代で駆け落ちすれはいいのに

137 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:33:11 ID:FcfDHMkY
え〜っと、人生初のSSを書いてみました。意味のわからない設定になってますので原作が好きでそれにのっとっていないような内容はNGという方はやめといたがいいかもです。
まぁ、そこはSSだしなんでもこいや!という方、よろしくお願いします。あと、最近のみのりん祭りな流れ切ってしまいますがすみません。
タイトルは「満月の夜」です。

138 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:36:55 ID:FcfDHMkY
「満月の夜」

昔から語り継がれてきた逸話に中に「狼男」というものがある。知っての通り満月の夜になると人狼となり人々を襲うというアレである。
そして風貌(目つき)だけなら狼男にも負けないくらいの迫力を有する少年、竜児と、暴風雨の如きその振る舞いで手乗りタイガーと恐れられる大河が普段どおり学校を終え、下校していた。いつものように他愛のない話の話題が夕飯何にするかという話になったところで、
「ごめん竜児。今日は少し体調が良くないみたいだから夕飯はいらないから。」
「おいおい・・・体調悪いときほどしっかり栄養とらないといけないだろ?」
「いいから!ホントいいから!寝てれば治るし。とにかく今日は暗くなる前に家で休んでいたいのよ。駄犬はご主人様に言われた通りにしてなさい。」
といった会話を交わし竜児は1人で夕飯を(あっ、もちろん泰子は一緒ですよ?)摂ることになったのだった。
しかしそこは誰もが認める超家庭的な世話焼きボーイ。体調を崩して寝込んでいるであろう大河を放っておくことができるだろうか。いや、できない。医食同源をモットーに竜児は栄養のあるものを作るべく立ち上がった。


139 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:37:56 ID:FcfDHMkY
そのころ、大河はベッドの中にいた。カーテンの隙間からもうかなり日が暮れてきていることを知りため息をついた。
「憂鬱だわ・・・。なんで私だけこんなことになんのよ。なんでこんな体してるのよ。」
予報によると今日は満月の日である。ということは、アレの日である。アレはアレでも別に女の子の日というわけではなくて・・・人形の日である。
えっ?どう意味かって?それは満月の日になると大河は、なんと、人形に変身してしまうのに決まっているではないか!!(ここではそういうものなのです)そして、満月が姿を現し・・・ぴかぴかぴか〜〜と部屋に光が満ちる。
「あぁ、また今夜も人形の体になるのね。頼むからバカ竜児が来ないといいん・・・だけ・・・ど」
次の瞬間には、そこには大河そっくりの人形がベッドの上に横たわっているだけとなった・・・


140 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:40:17 ID:FcfDHMkY
サクっと準備を終え、大河のマンションへ向かった竜児は大河家のインターホンを押した。が、返事は返ってこなかった。
何度がピンポンを試みた竜児だったが結果は変わらなかった。体調を崩しているらしい大河。そして帰ってこない返事・・・竜児の顔は青ざめた。
「まさか、中で倒れているんじゃ?」
ポケットをまさぐり大河の部屋に合鍵を取り出した竜児は意を決して部屋の中へ足を踏み込んだ・・・
「お〜い大河〜大丈夫か〜?」
しかし大河からの返事は無く、静寂だけがそこにはあった。
「おい!本当にいないのか!?」
焦りを感じた竜児は急いですべての部屋を見て回った。そして大河の寝室のドアを開けるとそこには・・・誰もいなかった。
「マジでいないのかよ・・・あいつどこに行ったんだ?」
心配顔の竜児は最後の望みを胸に大河のベッドを覗き込んだ。
「!?」
そこにあったのは・・・女子高生姿の人形だった。サイズは世間でいうところの○カちゃん人形くらいで、なにより目がいくのは、それがモノスゴク大河にそっくりなのだ!
なんだかもともと小さな大河をもっと小さくしてそのまま人形になりました、みたいな感じだ。気になった竜児は人形を手にあとってみた。
「・・・結構良くできてるなコレ。おぉう!よく見たらうちの制服じゃねぇか。パンツは・・・おぉ、ちゃんと穿いてるな。てか、本当に大河そっくりだな。」
やっぱ、こう、誰でもそうだったと思うんだけど、小さいときとかに人形があったら色んなポーズをさせたりして遊んだりしませんでした?それはやっぱり竜児も例外ではなく、
「おぉ!こいつ細かい関節まで再現してあるな。こんなポーズ大河がとったらおもしろいよな。」
グラビアとかでよく見るようなポーズをとらせてみたりインリンも顔負けなM字開脚をさせてみたりシェー!のポーズをさせたりしてみた。そこでとある疑問、好奇心が彼の中に生まれた。


141 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:42:27 ID:FcfDHMkY
「これよくできてるけど、服の下とかどうなってんのかな?」
そして、竜児は服を破いてしまわないように、そっと服を脱がせてみた。陶器のようにキメの細かい透き通った柔肌、一見平原のようだが触れてみると、僅かだがちゃんと弾力をもっている控えめな乳、
少しは進化しましたよ?くらいの産毛と変わらないような陰毛に包まれた大河の秘所、つまり、大河の特徴を見事に再現した裸体が現れた。(いや、秘部に関して言えば竜児は大河のそれを見たことはないから想像だけど)
「・・・この異様なリアルさはなんなんだ?こいつ本当に人形だよな?」
ここで、竜児に憂慮すべき身体的変化が起こった。この妙に現実味を帯びた大河人形のせいなのか、竜児のJr.が、むくむくと膨張を始めたのだった。
「おぉい!?ちょ、待て待てマイジュニアよ。これじゃまるで、この大河に似た人形のせいでみたいじゃねぇか。クールに行こうぜ。クールに。」
Jr.に語りかけてみるも効果はなく、確実に完全体への道を歩んでいる。
基本的には竜児も健全なる男子校生である。ここはJr.の意思を尊重すべきだという結論に至った。
「マジか・・・止まってくれないのか。でも、大河いつ帰ってくるかわからないしなぁ。この人形持ってアパートに帰ったら何言われるかわかんねぇし。・・・大河には悪いが、ちょっと便所借りるぞ。」
ここから30分という時間はいわゆる高須Jr.・de・ショータイムだった。まぁ、ここでの行為をこと細かに伝えるのは人道的な、プライバシー的な観点でやめておいたほうがよさそうである。
ちなみに、大河人形はトイレに持ち込まれ、少し、ほんの少しですよ?神聖な儀式の補助の役目を果たした、とだけ伝えておこう。

一仕事終え、我に返った竜児は小さな罪悪感を胸に大河人形に服を着せた。 
「何だか心が痛いな・・・。大河も帰ってこないし。時間も遅いし、帰るか。」
大河のマンションを出た竜児は夜空を見上げた。そこには真ん丸な満月が爛々と輝いていた。

翌日、血の雨が降ったのは言うまでもない。


142 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:48:53 ID:FcfDHMkY
以上です。初めてSS書いてみたんですが、難しかったです。誤字脱字、わかりにくい表現などあるかもしれません。
本当に自信がないので(滅茶苦茶な設定とか文章力とかで)もし、癇に障ったりされましたらもう書いたりしませんので
ズバズバ言ってもらって頂いてかまいません。板汚してすみません。

143 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:54:03 ID:FtbK/w/Y
>>142
原作とかは全く関係ないけれど話的には面白かったぞww

144 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 15:19:57 ID:+YMJnjMk
俺はいいと思ったけどな。
つかお前の妄想力に感服したわw

145 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 15:22:05 ID:BpcAHekq
トンデモ設定はとりあえずいいとして
改行はちゃんとした方がいい

146 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:22:35 ID:FtGSObOD
いやなんつうか、凄い変態な竜児だな

147 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:37:39 ID:i1sfsWin
竜児は変態だろう
汚れたベッドのシーツとか見て興奮するんだぜ

148 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/15(日) 16:57:28 ID:Vk655U6k
>>142
変態竜児乙
面白かったですGJ

バレンタインネタで短編をば時系列とか完全無視です。
ドラマCD2ネタをちょっとパクってます。
非エロです。

149 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/15(日) 16:59:20 ID:Vk655U6k
【虎の黒玉】

「竜児・・・あんたチョコもらったことあんの?」

そう言って少女は、目の前で制服のホツレを直す少年に声をかけた。竜児と呼ばれた少年は、
鋭い三白眼をギラギラさせながらボタンを返し縫していたのだった。

「チョコ?・・・ねえよ・・・」

そう一言いって、そのまま作業に戻る。少年の名は高須竜児、遺伝の二文字で理解できる凶悪
な三白眼の持ち主で、この目のおかげでヤンキー高須だの極道クンだの呼ばれてきて、女の子
からチョコをもらったことなどあるわけがない・・・というか近づいてもきてくれなかった。

「大河・・・お前は俺の心の傷をえぐるのがそんなに楽しいか?」

「あらら、遺憾だわ。たしかにあんたのツラ見て親しくする女子なんかあんまりいないもんね」

大河と呼ばれた少女は、女王様のように右手を口元付近にあてて『おほほほ』とわざとらしく
笑っている。少女の名は逢坂大河、手乗りタイガーと恐れられている。

「まあ俺には全く関係のない日なんだよ2月14日はな」

竜児は少し目に涙を浮かべながらも、作業を進める。大河はそれをみてちょっと悪かったかなと
自覚してるようで、竜児を見る目が哀れみの目になっていた。

「そ、そう・・・まあ頑張って・・・私は部屋に帰るわ」

「おう?今日は早いな、まだ9時だってのに」

「最近いろいろあって疲れてんの」

「おう・・・そうだな、まあゆっくりしてろ」

そう言って、部屋から出て行く大河を竜児は作業を止めて見送る。

「おやすみ大河」

そう言って背を向けている大河に声をかける。

「じゃあね・・・おやすみ竜児」

150 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:59:47 ID:det5YC/Z
竜児、そういうのに意味なく没頭しそうだから、人形用の衣装製作に突入するかと思ったけど違った。

151 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/15(日) 17:00:37 ID:Vk655U6k
「おっはよう!!大河〜高須く〜ん」

「あ!みのりんおはよう」

「お・・・おう、櫛枝おはよう」

大河と竜児の目の前には櫛枝実乃利が元気よく立っていた。

「おんや〜お二人さん、朝から見せ付けちゃって憎いね」

「もうみのりんそんなんじゃないっての!」

そう言いながらも大河はちょっと頬を染めている。竜児は、何も言えずにその場で立ち尽くしている。
普段ならここからは大河の実乃利のうしろを離れてついていく。

「そうそう、私はちょっと用事があるのだよ」

「ん?櫛枝どうした」

そう言って実乃利は鞄の中をごそごそと探り出した。

「たっかすく〜ん!!運命のデュエルだぁぁぁぁぁ!!」

「おう!!」

「み・・・みのりん?」

実乃利は鞄の中から包装紙に包まれた小箱を取り出し竜児の前に突き出す。

「俺は手作りチョコを生贄にデレ高須を召喚、さらにリバースカードオープン、
 嫉妬に狂う猛虎を発動してターンエンド!!」

「ほい、チョコレート」

呆気にとられる竜児に実乃利は手の中の小包を渡して、踵を返して大河を連れて歩き出す。
竜児はあまりの出来事にポカーンとその場に突っ立っているだけで、大河は大河で、
状況整理に脳が間に合ってない。竜児は、反射的に言わなければいけない言葉
を思い出し、大河がいる前ではあるが、

「櫛枝・・・うれしいよ・・・ありがとな」

竜児の言葉の後、大河は実乃利の顔が一瞬赤くなっていることに気づいた。

「もう・・・みのりんてば、嫉妬に狂う猛虎ってなによ・・・」

「あははは、まああれだよ義理だからね」

「おう、義理でもなんでもありがとうだ」

152 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/15(日) 17:01:56 ID:Vk655U6k
登校時の実乃利との出来事で上機嫌の竜児だったが、教室で席に腰を下ろすと、
川嶋亜美が目の前に立っていたのだ。

「はい高須君」

亜美は竜児の机の上に、包装紙に包まれた小箱を置いた。いきなりの出来事で竜児は、
三白眼を見開いたまま

「な・・・なんだよこれは?」

「なにって、チョコレートよ」

亜美は普段と同じような声のトーンで淡々と竜児に話かける。竜児の右後ろの席では大河が
ものすごい表情で亜美を見ているのだが亜美は全く気にしない様子で、竜児も大河の視線よ
りも今の状況整理の方に思考がいっている。

「お前からいきなりだったから、びっくりしたぜ・・・ありがとう」

「なにそれ、普通じゃん。知り合いの男子に義理チョコなんて」

「いや・・・義理チョコでも嬉しいよありがとう」

「本命よ・・・」

「はい?」

亜美の言葉に竜児は思考が停止したのだった。『本命』と言われれば男なら次はどうきりだそうか迷うものだ。
声にならない声を出しながら、竜児は亜美に向かって。

「いや、あ・・・って、そのだな・・・本命ってことはあの・・・」

「プププ・・・ククク・・・」

「・・・え・・・川嶋?」

「あーーーーはっはは、何その顔、傑作!!義理に決まってんじゃない何期待してんの」

そうだ・・・川嶋亜美ってのはこう言う女だったんだと竜児はもう一度自覚する。

「はいはい、俺は川嶋亜美様からの義理チョコを本命チョコとおもってはしゃぎました」

「なにその言い方、悪かったわねちょっとからかっただけじゃない」

「いいよ、実際嬉しかったしな」

「・・・そ・・・そう」

そう言って亜美は竜児の席から離れていった。ちょっとうつむき加減で。


153 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/15(日) 17:02:25 ID:Vk655U6k
お昼休み、食事の時間に大河が弁当を食べるために竜児の隣の席へ移動してきた。

「はい、これ」

大河は竜児に包装紙に包んだ小箱を渡した。竜児は、目の前のものを見て今日一日の出来事からだいたい
察しはついたのだが、まさか大河までチョコを作ってきてくれるとは思いもよらなかった。

「なによ・・・呆けてないで空けて食べなさい」

「お・・・おう、しかし弁当食べる前にってのは・・・」

「命令よ、食べなさい」

竜児は大河の目に若干の殺意のようなものを感じたのであわてて、包装紙を丁寧にはずし、
中の箱を空けた。箱のなかには黒い・・・とても黒い塊がひとつ、微妙な光沢をしていた。

「で・・・これはなんだ?」

「チョコよ」

「即答かよ、俺にはただの黒い塊にしかみえないわけだが」

「カカオ豆100%よ」

いやそれってただのカカオの粉末固めただけじゃ・・・と突っ込む気にもなれず怪しく光るそれを
竜児は手に持ちながらも躊躇していた。

「はやく食べてよ」

「しかし俺にも心の準備が」

「みのりんやばかちーからチョコもらっておいて、私のチョコは食べれないって言うの」

そう凄む大河の勢いに負け、竜児は黒い塊にかぶりついた。
硬い・・・とても硬い・・・そして・・・ものすごく苦い・・・砂糖の分量を間違えたのだろう。

154 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/15(日) 17:03:26 ID:Vk655U6k
「どう?おいしい?」

「まずい・・・すんごくまずい」

「な・・・なによそれ」

大河は、竜児の言葉に動揺しているのか若干声のトーンが低い。竜児は大河のことは気にせずに
塊を全て口の中に放り込む。

「まずいなら食べなくていいって・・・あ・・・」

「ゲプ・・・ごちそうさま」

竜児は大河の顔を見上げ。

「大河・・・ありがとう」

それを聞いた大河は、先ほどまでのうつむいた顔ではなく、嬉しそうに目を輝かせ

「それならおいしいって言いなさいよ」

「俺とお前の間に嘘なんてつく必要ないだろ」

竜児は大河に向かって平然と話しかけた。大河からのチョコが本当に嬉しかったのか、
口元には笑みが浮かんでいる。

「な・・・なに言ってんのよ馬鹿犬、私じゃなかったら普通喧嘩よ・・・」

「だからだよ・・・お前いつも隣にいるじゃん」

大河は、赤面しながらも持ってきたお弁当を竜児と一緒に広げるのだった。
竜児お手製の弁当を・・・

「ありゃりゃ、こりゃ大河にはかないませんなあーみん」

「フフフ、デレタイガーかわいいじゃん」

「しからば、あっしらも加わりますか」

「そうね実乃利ちゃん、馬鹿虎ばかりいい思いされても困るしね」

おしまい

155 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/15(日) 17:05:35 ID:Vk655U6k
以上です
運命のデュエルやりたかっただけ・・・それだけ・・・
それでは('A`)ノシ

156 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:04:03 ID:jB81K7EB
>>137の者です。ID違うのは別のPCからの書き込みだからですので気にしないでください。
>>145さんへ
ご指摘ありがとうございます。やっぱり改行って大事ですよね。次書くことがあればそのへん注意しますね。
改めて職人さんの凄さを感じます。

あと2つ書きかけのSSがあります。書き上げれるかどうかはわかりませんが、そのときはまたよろしくお願いします。

157 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:06:30 ID:FtbK/w/Y
>>155
GJ
ってやはりそれがやりたかったのかww

158 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:19:43 ID:FtGSObOD
>>155
他に竜児にチョコをくれるチャレンジャーはいないのか(´;ω;`)
あんまり順番にみんな渡すから大河が渡すあたりのくだりで
独身あたりまで掃除を頑張ったご褒美とか言って
机に備蓄してるお菓子とかをくれる妄想にトリップしちまった

159 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 18:44:55 ID:QZnuizE6
GJ!
やっぱ、ハーレムが一番平和だよなw
・・・とはいっても俺はやはりみのりん派

160 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:09:58 ID:VT4fgejV
皆々様GJです
ちょっくらバレンタインSS書いてたら、余裕で間に合わなくて一日遅れ。
笑ってください。
タイトルは『バレンタインの誓い』で。

161 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:10:33 ID:VT4fgejV
「あれ?大河?」
放課後、不思議なほどに人気を感じない廊下で、
高須竜児は一人で立ち尽くした。
まったく気づかないうちに、一人きりになっていたようだ。
右を見ても左を見ても、大河も、誰もいない。
全てが凍りついたような不思議な空間。
嘆息し、竜児はとりあえず教室に向かった。

教室に入ると、
「待っていたよ高須くん。」
待ち構えていたようにそこには実乃梨が立っていた。
教室の真ん中に仁王立ち。
電気も付けず、しかしまぶしい存在感を感じる。
竜児は思わぬ実乃梨の言葉にたじろぎつつ、口を開く。
「櫛枝、待っていたって、俺をか?それより、大河見なかったか?」
しかし実乃梨はそんな竜児の問いをまるっきり無視。
数秒の沈黙の後、実に何気なく言った。

「高須くん、好きだよ。」

夕暮れの教室。
突然の告白。
実乃梨のその言葉は、真冬の寒さを吹き飛ばすかのような衝撃的なものだった。
「なっ……櫛枝!?」
竜児は硬直する。

戸惑いを隠せない竜児をよそに、実乃梨は続ける。
「私は、ずっと逃げてた。
 高須くんの想いに向き合うことからも、
 自分の気持ちに向き合うことからも。」
「櫛……枝………。」
聞いたことのないような甘い実乃梨の声。
言いながら、一歩ずつ歩み寄ってくる。。


162 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:11:07 ID:VT4fgejV
俯かせた顔を持ち上げ、真っ赤に染まった顔を向けた。
いつものようなふざけたものではない、数度しか見たことがない、実乃梨の真剣な顔。
そしてさらに続ける。
「でも、私はやっと分かったよ。
 見つけたくて、でも怖かった自分の気持ちに。
 だから……、」
一呼吸置き、後ろ手に隠していたものを取り出す。
ラッピングされた小さな小箱。それは、

「チョコ、受け取ってくれる?」

小さな、バレンタインチョコレート。
両手で優しく差し出してくる。
ゆっくりと、近づいてくる。
暖かく、優しいその存在。
「その……、俺は………」
手が伸びる。
俺は、俺は………
指が触れ合うか、触れないかというまさにその時、



「竜児……。」

囁くような小さな声。
背後から聞こえたその声に竜児は振り返る。
そこに立っていたのは、
「た、大河!いたのか!?」
いつの間にいたのだろうか、すぐ後ろ、1メートルほどの距離に大河は一人立っていた。
何重にも巻いたマフラーに顔を埋めるように俯き、表情が見えない。
いつもよりさらに一回り小さく見える肩はわずかに震えている。
手を伸ばせば届くような、でもずっと遠くにいるような、そんな大河の姿。


163 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:11:41 ID:VT4fgejV
「あのね、竜児……。私、お別れを言いに来たのよ。」
「は!?」
唐突なその言葉に竜児は己の耳を疑った。
今、なんて言ったんだ?
「私、私ね、ママとは関係良好なのよ。
 ……ママと一緒に、新しい家族と暮らすことにしたのよ。」
「おい、待てよ、なん……で………」
「あんたも頑張ってるみたいだから、安心したわ。」
ちらりと大河は、今だ実乃梨に伸ばされている竜児の指先に視線を向けた。
マフラーに隠された口元が、自虐的に歪められたのがわかった。

ふぅ、と一息つく大河。
竜児は動揺する。
「これは……、そんなこと……よ…り………」
すぐに手を引っ込めようとして、しかし身体が動かない。
鉛のように身体が重い。
声が、出ない。
「私のことはもう心配しないで。
 大丈夫だから。
 私、幸せだから……。」
やめろ、言わないでくれ……。
お願いだ、それだけは……。
「だから……、だから、あんたもみのりんと上手くやりなさいよ。
 離したりしたら、駄目よ。」
くるりと反転、大河はそのまま雪の中を歩いていく。
やめろ……、やめてくれ………。
「さよなら……。」
かすかな呟きは溶けるように霧散し、大河の姿は消えていく。
駄目だ、行くな、行かないで…くれ………。
大河、大河、大…河……、た……い…が……………



164 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:12:15 ID:VT4fgejV

「大河あああああ―――――――――――っっっ!!!!!」

絶叫し、起き上がる。
全身から染み出した嫌な汗が、冬の空気に冷やされた。
身体中がブルブルと震えている。
「わっ!……びっくり……したぁ………。」
そんな竜児の叫びに大河は驚いて尻餅をついた。
その声に竜児は反応する。
「たい……が……?」
いまだ焦点の合わない双眸をなんとか声のした方向に向ける。
数秒かけて驚いた表情の大河の姿を捉え、そして大きく深呼吸。
肺に新鮮な空気が送られ、脳がゆっくりと覚醒する。

「ゆ…夢か……。」
「大丈夫?」
心配そうな大河の声。
左右を見渡す。
どうやら、自分は、コタツでいつの間にか眠っていて、そしてあんな夢を見て、絶叫したらしい。
顔が羞恥で震える、恥ずかしい、なんたる失態。
「ねえ、大丈夫?顔色悪いわよ。」
無言のままの竜児を心配し、再度訪ねる大河。
「……大丈夫だ、悪い。」
かぶりをふって誤魔化す。
「私の名前叫んで、どんな夢見てたのよ。」
「それは……、その、忘れてくれ。」
「気になるじゃないの。どんな夢だったの?」
上目遣いで再度問う大河。
答えに詰まる。
こんなこと、答えられるわけがない……。

165 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:13:31 ID:VT4fgejV

視線を左右にうろうろさせて、ふと竜児は大河の手の中の小さな袋に気がついた。
「なんだそれ、なに持ってるんだ?」
「え?……こ、これは……、チョ、チョコレートよ。今日はその……バレンタインだから……。」
え?と間抜けな声を上げて竜児は時計を見る。
時刻は午前0時を過ぎ、日が変わっていた。
そうだ、今日はバレンタインデーだったのか。
だから、あんな夢を……。
「今年は、なにより一番にあげたかったのよ。去年はいろいろあったし。」
「あ、あぁ。」
「ほら、受け取りなさいよね。がんばって作ってあげたのよ。」
ヘタクソなラッピングのその小さな袋をおずおずと差し出す大河。
顔は赤く染まり、その小さな肩はわずかに震えている。

「………大河!」
そんな姿が愛おしく、そして夢の中で去って行った大河の震える姿と重なり、
竜児は思わず大河を抱きしめた。
一瞬ビクっとした大河だが、そのまま竜児の胸に身体を預けてくる。
「……竜児、その……大好き……。」
「大河、ありがとう。俺は、絶対お前を離さないからな。」
その言葉に答えるように、大河も両腕を竜児の背中に回す。
小さくも大きな大河の身体。
全身で大河の存在を感じる。
心が、満たされていく。

俺は、絶対に、大河を離さない。
竜児は一年前のバレンタインと同じく、固く心に誓い、
大河をさらに強く抱きしめた。



End

166 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:17:12 ID:VT4fgejV
以上です。
ところで、管理人様、いつも保管乙でございます。
お忙しいところ大変恐縮ではありますが、7皿目でお願いさせてもらった、古いSSの書き直しの件、
なにとぞよろしくお願いします。
ミラー保管庫様、ご無理を聞いていただきありがとうございました。
遅くなりましたが、この場をお借りしてお礼申し上げます。

167 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:39:32 ID:Hz/e7UE8
>>166

そういう夢を見るってのはまだ未練があるってことなのか?もしそうならちょっと残念だな

168 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 22:27:09 ID:bH9b0vC3
ちくしょう…みのりん話きたと思ったのに……GJ

169 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 22:32:52 ID:Wuz7TLbM
俺もそう思ったのだが・・・だがGJ

170 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 22:41:19 ID:Z49OmXtc
男は名前を付けて保存だからね

171 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 22:41:37 ID:X4ThWRv8
>>137
小型の大河 面白い発想ですね。
血の雨?大河が竜児に?
裁縫で指先からですよね?お詫びに、人間大河と人形大河の服を作らせるのですよね?

それにしても
チョコレート話が連発ですね。
夏休み旅行などでの話で、実乃利はお料理やお菓子を作るのは好きだし上手みたいですが、亜美と大河はダメみたいなので、・・・すが。

まぁ、2006年冬のスターチャイルド作品(原作は、女子高に放り込まれた男、のゲーム。放送は主にUHF)では、バレンタインデーに、教室の机に、天井まで届くようにチョコレート山積みっていうのが有りました。

竜児ってクラスメイトの女の子たちからそういう扱いされないのかな?
大河も知らないで大騒ぎになるような。

172 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 23:24:37 ID:2SbW4DlA
おとボクは秋アニメのはずだが。

173 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 23:32:26 ID:s4BEWJ8V
2006年10月から2006年12月だったよね。
で、チョコ山積みは最終話だったから「冬」なんだろ?多分。

174 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 23:51:23 ID:GDLZyhoE
男の恋は名前を付けて保存
女の恋は上書き保存



175 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:09:59 ID:s9ZWuc35
厳島貴子たん、ハァ、ハァ・・・・

176 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:25:47 ID:2Zjcl9ZK
>>167
みのりんとくっついてたらっていう悪夢っぽい感じにしたかったんだけど表現しきれなかった
すまん、精進する

177 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:26:27 ID:YGA6LwtQ
>>174
名前を「新しいフォルダ(3)」とかにしてしまって誰が誰だか分からなくなるんですね、わかります。
一緒にいったカラオケとかその時好きだと言ってた曲とか。

178 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:29:05 ID:jao2hxgK
>>174
そんなこと言ってるからいつまでたっても彼氏ができないんですよ、環さん

179 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:00:02 ID:qwMcgQIg
しかし誰がどんなに頑張ってチョコを作っても、
一番おいしいのは竜児が自作したものなんだろうな

180 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:05:58 ID:sBqychSO
多分腕前はこんな感じ
竜児>みのりん>あーみん>大河

181 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:19:31 ID:Xm9VhyOw
>>180
みのりんとばかちーの間に、ゆりちゃん先生、奈々子さま、すみれ兄貴とさくらちゃん、その他の皆様、が入るのですね。わかります。
多分、ばかちー、ちびトラと泰子は同じくらいの腕前かと

182 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:27:17 ID:RmnwHvJp
>>181
ああ、ちびトラVSばかちーの料理対決は面白そうだなあ。
双方料理しないし。

183 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 02:00:21 ID:jjzRLcR0
ちびトラの腕前は、何度か書かれてるから、だいったいわかるけど
・・・・料理実習でのクッキー焼き、と、失恋大名人への卵焼き、だっけ・・・・
それに、多分、下手なりに作ると思う。竜児とやっちゃんのためなら。

だけど、ばかちーはどうなんだろうね?

184 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 02:01:37 ID:xbeL611m
料理しないつっても
面倒だからやらんだけで、やれといわれりゃ普通にできる
ってパターンの人もいるからな

185 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 03:26:03 ID:/2g/rYRX
>>184
そうそう。
つか『料理の腕が芳しくない』って正直都市伝説クラスだよな。


186 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:01:34 ID:tNBoKenD
続き書きあがったので投下します。
竜児×大河、ギャグエロ
では、どうぞ。

187 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:02:19 ID:tNBoKenD
『竜のように、虎のように〜お風呂の決闘!〜』



「…ぁぁぁ…んんっ…ぁぁぁ…ぅんっ…」

竜児が歩を進める毎に廊下に大河の愛液がぽたぽたと落ちる。
足を踏み出す時に引き抜かれ、地面に着く時に深く突き刺さる。
その度に大河は甘くか細く喘ぎ、今はもう竜児に支えられるままにその身を任せ、肩に頭を預けている。
脱力した本体とは裏腹に、大河の肉襞は接着されたように竜児の肉棒に張り付き、その形を確かめるかの如くにゅるにゅると絞り上げる。
竜児はその感触を心地良く味わいながらゆっくりと歩を進め、洗面所に到着する。

「ひゃうっ!」

大河を片手で抱え直し、扉を開ける。中に入ると、そのまま真っ直ぐ浴室に向かい、浴槽にお湯を溜める為に自動お湯張りのスイッチを入れる。
大河の家で何度もお風呂に入っているからこの作業も既に慣れたものだ。
浴槽に湯が溜まって行くのを確認し、浴室の椅子に、どすん、と腰掛ける。

「あうっ! はぁ、はぁ…」

当然今までずっと繋がったままである。最後の突き上げがおわり、ようやく落ち着けた大河が息を整えていく。

「……はぁ、はぁ、ふぅぅ…ねぇ、竜児、お風呂入るのは良いんだけど、私、ニーソックス履いたままなんだけど……」
「おう。脱がなきゃな。でも抜きたくないんだよなぁ」

大河の問い掛けに、竜児がニーソックスに包まれた大河の足を惜しむように撫でさすりながら、深刻な面持ちで答える。

「んん…馬鹿ね、抜かなきゃ脱げないじゃないの。ん? 脱がなきゃ抜けない? ん?」
「そこで、俺は考えたんだ。抜かずに脱ごうと! ん? 脱がずに抜こう? ん?」
「……まぁ良いわ。で、どうするの?」
「おう、大河はちっちゃいから出来ると思うんだ。まず、足を畳んでくれ」
「ちゃんと支えててよ……ぅんっ…はぁ…お腹、ごりごりしてる…」
「そして、ぐりん、と」
「にゃぁぁぁぁぁぁ―――っ!」
「くっ!」

竜児の太ももに跨ったままの大河が、竜児に腰を支えられながら体育座りをするように膝を抱え込むと、膣の前面を亀頭のえらがごりごりと引っ掻く。
小さくまとまった大河を、肉棒を軸にして後ろを向かせるように180℃回転させる。
膣内をぐるりと掻き回された大河が浴室に絶叫を響かせ、肉棒を食い絞る。

188 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:03:03 ID:tNBoKenD
「ほ、ほら、これで良し。じゃあ、脱ぎ脱ぎしよーなー」
「…こ、この、ばかいにゅ…えろいにゅ…」

竜児は脱力してしまった大河に後ろから覆いかぶさり、愛液や汗が染み込み少し重くなったニーソックスを片足ずつするすると抜き取っていく。
そして、脱がせたニーソックスを鼻に当てるとその芳しい香りを堪能する。

「すぅーっ、はぁーっ、あぁ、大河の匂いがする……」
「っっ! ……あ、あんた最近変態染みて来たわね…」

耳のすぐ脇で竜児の陶酔し切った声を聞き、大河が羞恥に頬を赤く染めながら、首を反らし睨みつける。
目元にも朱を散らせ、挑むように睨めつけてくる大河に、竜児はぞくりとした興奮を覚え、手に持っていたニーソックスを、ぺいっ、とシャンプーなどが陳列している棚に投げやる。
どうせ後で洗うのだから構わない。
自由になった両手を大河の脇から抱きしめるように回し、引き起こして背面座位の体勢にすると、自分にもたれかからせる。

髪に顔を埋め、その匂いを余す事無く肺に送り込む。
そのまま鼻で髪をかき分けていき、現れた小さな耳をパクリと口に含む。

「…ふふっ、くすぐったいよ、竜児…あっ! ふあんっ!」

竜児が鼻を押し付け匂いを嗅ぐくすぐったい感覚に身を捩じらせ、くすくすと小さく笑い声を上げていた大河だったが、耳を口に含まれ、むぐむぐと甘噛みされると途端に甘い声を上げる。

「むぐむぐ、れろれろ、はむはむ」
「ああっ! ふぅぅんっ…くぅぅんっ…あぁぁん…」

甘噛みされ、耳の襞をなぞるように舐め上げられ、穴に舌を差し込まれ、そのまま抜き差しされる。
ぴちゃぴちゃ、じゅぽじゅぽ、といった水音が頭に直接響かせられるような感覚に大河は子犬のように鼻を鳴らし、身を震わせる。
竜児は、挿入したままの肉棒を絞めつけてくる大河の肉襞で反応を確認しながら、舌を耳から、頬、首筋と下に滑らせていく。
大河が振り返り、後ろ手に竜児の首に手を回し、切なそうに唇を求めて舌を伸ばしてくるが、竜児はそれに気付きながらも、敢えて頬を舐めたり額に唇を落としたりと焦らす。
その眦に涙の粒が溜まっていくのを横目で眺め、口元を意地悪く歪める。

「…竜児、竜児ぃ、キス、キスしてよぉ…」

我慢し切れなくなった大河が哀願する段になって、ようやく竜児が大河の唇を奪う。

「…ふぁ、んちゅ、ちゅ、ちゅぱ、ふぅん…」

待ち望んだ竜児の唇に、舌に、貪る様に大河が唇を強く押し付け、舌を絡みつける。
目を閉じて必死に舌を絡ませる大河は、竜児が唾液を送り込んでくると、んくんくと喉を鳴らして嚥下していく。
竜児は舌を絡ませたまま大河の胸に片手を伸ばし、固くしこる乳首をころころと転がし、押し込み、擦り上げる。
くぅん、と鼻を鳴らす大河に構わず、もう一方の手をずっと挿入したままの結合部へ伸ばす。
皮を被ったままの陰核を指でノックし、皮を剥き優しく撫で、仕上げにぎゅっと捏ねる。

189 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:04:12 ID:tNBoKenD
「っっっっ―――――!!」

ぶしゃっ、と二度三度と潮を吹き出し、竜児の肉棒をきつく締め上げる。
舌を竜児に唇で挟まれたままの大河は、絶頂の叫びも竜児に飲み込まれる。
ぎゅうぎゅうに絞り上げる肉襞に、竜児も腰から下が溶けてしまいそうな快感を覚えるが、何とか波を越える。

「ぷはっ、はぁっ、はぁっ」
「…ひゅーっ、ひゅーっ、ぅぅん…」

唇を外し、息も絶え絶えな大河の膝裏に両手を回し、持ち上げる。

「ほら、大河。前、見てみろよ」

竜児は、虚ろな目をして浅い呼吸を繰り返している大河の頬を舐めて覚醒を促す。

「…ぁ、りゅうじ…? なに…?」
「前」
「え…? あっ!? いやっ、こんな格好!」

大河が竜児の声に前を見やれば、そこには竜児に足を抱え上げられ、膣に突き刺さる竜児の肉棒も露わに、鏡に映し出される自らの姿が有った。
幼女が小用を足す時のような格好に、大河は羞恥に鏡から顔を背ける。

「ほら、しっかり見てみろよ、大河。お前すっごく綺麗だぜ」
「うそうそうそっ! こんなの駄目!」

大河はぶんぶんと首を振ると、ぎゅっと目を瞑ってしまう。しかし、目を閉じた事で先程鏡越しに飛び込んだ光景が強く認識されてしまう。
私、いつもあんな顔してたんだ…。あんな、いやらしい顔……それに、竜児のもあんなに口を広げて咥え込んで……。
竜児はそんな大河の耳元に口を寄せると、諭すように優しく話しかける。

「…嘘なんかじゃない。汗でしっとり艶めいてる身体も、赤く染まった顔も、蕩けた眼も、俺のを咥え込んで離さないあそこも、全部全部綺麗だ…」
「……っ」
「…目を開けてよく見るんだ、大河…」
「…ぁ…ぁぁ…」

耳元で囁かれ続ける竜児の声に、ぞくぞくと背筋を震わせながら恐る恐る目を開いていく。
大河の眼に映るのは、先程見た通りの光景。やはりまた目を閉じてしまう。

「目、閉じるなっての。これからもっと綺麗になるんだからな」
「…え?」

竜児の言葉に思わず目を開けて聞き返すも、途端に体を持ち上げられ、下ろされる。

「あぁっ!」

軽い大河の身体を、肉棒の抜けるぎりぎりまで持ち上げ、引き下ろし、子宮口を押し潰すように根元深く潜り込ませる。

「ひぃんっ!」

膝裏から手を回され抱えられている大河は、成す術も無く竜児に身体を上下されてしまう。

190 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:04:55 ID:tNBoKenD
「ああぁん! いやぁ、だめっ、はあぁんっ! ああっ、こんなぁっ!」

ずちゅずちゅと水音を浴室に響かせながら、大河は小さな舌を突きだし、目に涙を浮かべながら喘ぐ。

「ああ…気持ち良いよ、大河…」

陶然とした声を大河の赤く染まる耳を舐めながら聞かせ、竜児は更に大河を上下させるスピードを速めていく。

「あひぃ、ひぁ、あああぁ、いやぁ、らめぇ、らめぇぇぇ、もう、もう、やめぇ、りゅうじ、りゅうじぃぃ!」

大河が自由の利かない身体を捩り、襲い来る快楽から逃れようとするも、がっちりと抱きしめられ、びくともしない。
しかもその抵抗が災いしたのか、奥に奥にと潜り込んでいた竜児の肉棒の狙いがずれ、大河の肉襞の神経の集中した所をごりっと擦り上げる。

「ふぁあああああ―――っ!」

可愛らしい声を上げて脱力した大河に、竜児もその煽りを受けて肉棒を痛いほど締め付けられ、自らも頂を目指して動きを激していく。

「はぁっ、はぁっ、大河! 大河! お、俺も、そろそろ…!」
「うんっ、うんっ、りゅうじ、きて、きてぇぇっ!!」

切羽詰まった竜児の言葉を受けて、大河ががくがくと首を上下させ答える。
竜児がぐっと腰に力を込めて大河の子宮を持ち上げるように押し付けると、大河の肉襞も本能に従い精液を啜り飲もうと強く絞めつけ、蠢く。

「ぐぅぅっ……!」
「あ――――っ! あ――――っ! あ――――っ! あぁぁ……っ!」

大河の膣内に根元まで収められた竜児の肉棒が脈打ち、三度目とは思えないほどの精液がゴム越しに子宮口を強く叩く。
竜児は残りもなすり付けるように、二度三度と更に腰を押し付ける。
大河も腰をくねらせながら、竜児の射精に合わせてびくびくと身体を痙攣させると、竜児の肩に頭を預け脱力する。
やがて、力を失った竜児の肉棒がにゅるりと大河の膣内から抜け落ちても、二人は寄り添いながら息を荒げていた。

「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ」
「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ…え!? うそ! ああっ…駄目ぇ…!」

余韻に浸りながら息を整えていると、不意に大河が驚愕したような声を上げ、竜児が不思議に思う間も無く、続いて絶望に満ちた声を上げる。

「…大河?」
「いやっ! 見ないでっ、見ないで竜児ぃ…!」

竜児が声を掛けるのを切っ掛けにしたように、抱え上げられたままの大河の股間から黄金の放物線が描かれ始める。
弛緩し、力の入らない下半身は、大河の意思を無視したままそれを続けてしまう。
目を見張り、唖然としながらも、全てを目に収めんと凝視する竜児に、いやいやと涙を散らしながら首を振る大河。

「…………」
「…ぅぅ、ぐすっ、ぐすっ…」

羞恥の余り、手で顔を覆い泣き出してしまった大河を、竜児は無言のまま立ち上がり、代わりに椅子に座らせる。



191 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:05:39 ID:tNBoKenD



こんな事もあろうかと……。

竜児はシャンプーなどが陳列された棚に手を伸ばすと、ボトル群の陰に巧妙に隠しておいたそれを手に取る。

「大河」
「いやっ! 言わないでぇっ!」
「違うんだ、大河」
「違うって何がよ! ……って、ええっ!!?」

竜児の呼び掛けに首を振る大河だったが、再度の呼び掛けに開き直って顔を上げる。そして…

「おう。こういう事だ」
「あ…う……え…」

引きつったように声も出せない大河に、竜児はさも遺憾そうに首を振る。

「どうやら俺は……興奮してしまったようだ……!」

びくびくと反り返り、新たなコンドームを纏わせた竜児の凶悪なブツ。

「な、そ、いつの間に、って、ええ?」

ぐるぐると目を回し、処理限界を超えてあわあわと声を出せない大河に覆いかぶさり、浴室マットに押し倒していく竜児。

「え? え? りゅ、竜児? ステイ! 今、この時こそステイよ竜じぃぃぃぁぁぁぁぁ―――――っ!!」…これ三回目!

そして再び浴室に大河の甘い悲鳴が響くのであった……。



「…変態、馬鹿犬、発情期…」

あれから腰が抜けるほど責め立てられた大河だが、今は風呂椅子に座らせられながらぶつぶつと恨み言を呟いている。
先程までは竜児の足の間に収まりながら、朦朧としながら湯に浸かっていたのだ。
そんな大河の後ろに膝立ちになり、その長髪を目の細かい櫛でくしけずっている竜児。
頭を洗う前には、まずこうして髪に付着した細かい埃を取るのだ。本来なら髪が乾いているうちにやるのだが今回は仕方がない。

「…それはもう何度も謝っただろ。…よし、お湯を掛けるから目、瞑れー」
「ん…」

大河が目を閉じたのを確認し、シャワーで丁寧に髪を湿らせ、汚れを十分にすすいでいく。
大河のお気に入りの柑橘系の香りのするシャンプーのボトルを二、三回押して手に取ると、軽く髪に付けてよく泡立ててから頭皮をマッサージするように洗う。
しっかりとすすいだ後、タオルでよく水気を取り、トリートメントを付け馴染ませる。
そのままくるくるとターバンのように髪をまとめ、頭にタオルを巻いて浸透させていく。
トリートメントを浸透させている間、泡立てネットで石鹸を泡立てる。
たっぷり泡立て、泡を手に取り、大河の首、背中、腕と擦りすぎないように優しく洗っていく。
そして脇の下、胸、お腹と洗っていき、前に回ると臣下のように跪き、股間や足、足の指の間もしっかりと洗う。
この時は竜児も役得とは思っているが、大河の身体をいたわる事を目的としているので、邪な考えを捨てている。ようやく賢者タイムが訪れているのも多少関係が有る。
自分に全てを委ねてくれている大河を、心底から大事にしたいと思う。
大河も、我を無くすほどの快楽の嵐に晒された後、竜児がこうして自分をいたわってくれるのが、少し恥ずかしいがとても嬉しくて頬が緩むのを感じる。
大事にしてくれているのを実感できる。涙が出そうなほどの幸福感に包まれる。

192 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:06:07 ID:tNBoKenD
「ねぇ、竜児…」
「おう。どうした?」
「大好き…」
「…おう。俺も大好きだ」
「…えへへ」
「ははっ…」

揃って顔を赤くしながら笑い合う。これからもきっと続く、幸せな光景。


「…よしっ、髪の毛すすぐぞ」
「…うん」

気恥ずかしい雰囲気に、竜児が気を取り直し大河に声を掛ける。
タオルを取り、残しが無いようにしっかりとすすいでいく。
そのまま自分と大河の全身も軽くすすぐ。

その後、浴室から出てお互いをバスタオルで拭きあう。
あらかじめ大河が用意しておいた服に着替え、並んで居間に向かう。
ちなみに、大河の家でするようになってから竜児の着替えもある程度大河の家に置いてあるのだ。

竜児は大河を椅子に座らせると、その後ろに立ち、長髪を丁寧にドライヤーで乾かす。
温風である程度乾かし、冷風で仕上げる。
緩やかなウェーブを描く長髪が光を受けて艶々と輝き、天使の輪を描く。
その仕上がりに、竜児は満足そうに頭を撫でながら髪を梳いていく。
大河もゴロゴロと喉を鳴らしそうな程顔を緩め、竜児の手に押し付けるように頭を寄せている。
しばらくそうしているうちに、大河のお腹が空腹を訴える音を高らかに奏でた。

「…あはは、お腹減っちゃった」
「おう! 今日は昨日からじっくりことこと煮込んだハンバーグと野菜たっぷりのポトフだぞ!」
「わぁ! 早く食べよ!」
「うちに用意してあるから温めるだけで食べられるぞ」

気恥ずかしそうに振り返り話す大河に、竜児も安心させるように頭を撫でて答える。
大河はぴょんと椅子から飛び降りると、にこにこしながら竜児の手を引いて玄関へ歩き出す。
竜児も優しく笑いながら引かれるままに大河の隣に並ぶ。
並んだ竜児の腕に自分の腕を絡ませ、その顔を見上げ、笑みを浮かべる。
それに応えて竜児も微笑みを返す。
来る時とは違い、お互いスッキリした顔で爽やかな笑顔。
それでも、繋いだ手から伝わる熱も、想いも変わらない。

もう二人は見付けたのだ。手に入れたのだ。

世界に隠されていた、優しくて、とても甘い、手に入れるべきたった一人を…………。


193 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 04:08:00 ID:tNBoKenD
以上です。

とらドラ!十巻楽しみだなぁ…

194 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 06:45:12 ID:qwvtMxqu
最近の流れが早い……

みなさん、GJです

195 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 07:10:27 ID:sBqychSO
GJ!!お疲れ

6巻を見る限り、大河の料理の腕はやれば出来るの域を越えてるきがするww

196 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 08:20:45 ID:BWUtIVw+
GJ!
いいねいいねぇ

前スレの埋めネタみのりん話(稲毛屋の倉庫でってヤツ)だけど
みのりん派には深読みするとイラッとする話か?謙遜だよね?

197 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:02:19 ID:WLPgTsWw
>>193
スケベ

198 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:11:25 ID:KLd2M0Cg
朝から凄いものを見てしまった
とても興奮しましたGJ!

199 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 10:25:49 ID:d7aBgilg
この気持ちを抑えられない止まらないGJ

200 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:07:14 ID:sBqychSO
>>196
俺もそれ疑問に思った。
最後のセリフと謎だし

201 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:55:29 ID:9UDtZ5/d
1回他所に投下したのだけど、ここにも投下。

202 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:56:11 ID:9UDtZ5/d
「よっ!あーみん、久しぶりだね」
「あら実乃梨ちゃん、しばらくぅ〜」
抜けるような青空の下、街路樹の新緑に負けないほどの眩い笑顔で亜美に声を掛けてきたのは実乃梨だった。
「あれぇ〜、逢坂さんは一緒じゃないの?」
ん?と一瞬訝しげな顔をした実乃梨は、すぐににっこり笑って亜美の背後を指差した。
振り返ってみると、向こうから大河が歩いてくる姿が見えた。
相変わらずのフリフリのワンピース。遅れるのを気にしてもいないのかゆっくりと歩いてくる。
と、思ってみていたらこちらを見つけたのだろう、急に駆け出して来た。
「みっのり〜ん!」
傍らの亜美は無視して実乃梨に飛びつき頭をこすり付けている。
「ちょっとぉ、あたしには挨拶無しなの?ち・び・と・ら」

203 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:56:43 ID:9UDtZ5/d
「でもさぁ、あいつらトントン拍子だったよねぇ」
両手で抱えたカップの縁をジッと見つめながら実乃梨がつぶやいた。
そんな実乃梨を横目で見ながら、亜美はラテのフォームを一舐め。
「まぁ、2人とも片親だからね。早く家庭が欲しかったんじゃない?無意識で」
大河は何を考えているのか、ボウルカップのカフェオレを眺めながら無言のままだ。
そんな大河を見て実乃梨と亜美は思う。大丈夫か?こいつ、と。
あれから1年以上過ぎてるとはいえ、明らかに1番ダメージをくらったのはこの大河なのだから。
「あのさ、大河…」
見かねた実乃梨が大河に話し掛けようとしたときに、それをさえぎるように亜美が大河の目の前で手をヒラヒラ振った。
「あんたさぁ、大丈夫?せっかく3人で揃ってお祝いも兼ねて赤ちゃん見に行こうってんだから、あいつらの前に行ってもムッツリしないでよぉ」
怒るかと思いきや、静かに亜美を見た大河は
「わかってるわよ、ばかちー」とカフェオレをズズーと啜ってみせる。
「大河よ。行儀の悪い音を立てるでないぞ」
大河を叱りつつ、それにしてもと実乃梨は思う。
こうやって3人でお茶することがまた出来るようになるなんて、あの頃は考えられなかったなぁ。
ふとしたそんな思いは亜美も同じようで、顔を見合わせて思わずフフフと笑ってしまう。
そう、こんな風に3人で集まって、先日出産した元クラスメイト達の赤ちゃんを見に行こうだなんて。


204 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:57:29 ID:9UDtZ5/d
「麻耶に聞いたんだけど、もう名前決めたらしいよ」
「へー、そりゃまた早いね。女の子だったっけか?」
なんて名前?と聞く実乃梨に「たつき」と応えながらグラスの底に溜まった水で、亜美はテーブルに字を書いてみせた。
「龍姫」と。
「ばかちーのくせに難しい字が書けるじゃない」
「はん!こんくらい書けるっての」
昔みたいな掛け合いを横目に実乃梨は1人うなづく。
「龍姫ちゃんかぁ。お父さんから1字貰ったってわけだ」
「まぁ、難しい字に変えてはあるけどさ。単純だよねぇ」
亜美はつまらなそうに応えると、デレデレらしいよと小さく付け加えた。
大河はといえば、テーブルに書かれた元クラスメイト達の子供の名前をジッと見つめているだけだ。
そんな大河を見ていた亜美は、ふいに大河の頭をちょんと突付く。
「あんたさぁ、ホントに大丈夫なわけぇ?」
口調はいつものようにぞんざいだけど、その目にからかいの色は無くまっすぐに澄んでいた。
大河はちょっとカッとしたように亜美を見たが、亜美の目の色を見るとふてくされたようにプイと窓の外を見てしまった。
見慣れた通りの景色には初夏の日が差し、目にも眩しい新緑と道行く人もどことなく生き生きとして見える。
外を見たまま大河がクスリと笑う。


205 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:58:01 ID:9UDtZ5/d
「そりゃあね。わたしだって最初、あいつらのこと知った時には驚いたし頭にも来たわよ。
 でもね。わかる気がしたの。あいつってマザコンだったし」
頬杖をつきながら話す大河は遠い昔の話をするみたいで、どこか寂しげでそれでも穏やかに見えた。
「ほら、あいつのお母さんって、その、アレよ。胸が大きかったじゃない?」
ああ、そういえばと亜美。
「おお、わたしも見たことあるぞ!ボンバヘッドでダイナマイツバディーだった!」
ここでなんで彼のお母さんの話が出るのかよく判らないままに、実乃梨もうなづき返す。
「だからね、わたしはずっとあいつは胸の大きな子が好きなんじゃないかと思ってたわけよ」
当たってたでしょ?と大河はピンと人差し指を立てフンと薄い胸を反らす。
「結局、あいつはおっぱい星人だったわけよ。
 それが判った時には、わたしも頭に来て、あのエロボクロと共に遠い宇宙の彼方のおっぱい星に送り返してやろうかと思ったわ」
今までの穏やかな気配から一転、大河の周りにザワッと殺気が立ち上る。
「わたしのこの手でね」
一瞬こぶしをギュッと握り締め、食いしばった歯の隙間から押し出すようにささやいた。
そんな大河を見て亜美はちょっと呆れながら「どんな星よ?それ。っていうか本人の前でエロボクロとか言わないでよ。」
その横では実乃梨が「そりゃあ、殿方にはたまらない星だねぇ」とクスクス笑っている。
手乗りタイガーと言わせしめた殺気を一瞬だけ放った女は、その殺気から一転、体から力を抜くとまた穏やかさを取り戻した。
「だからね。もういいことにしたの。わたしが言ったってしょうがないし、理由がはっきりしてるわけだから。
 なにがなんだかわからないよりましよ」
うんうん1人でうなづく大河を見ながら実乃梨も亜美も思う。
「そりゃ違うんじゃねーか?」と。
でも、必要なのはホントの理由じゃない。たとえ人から見てハチャメチャでも自分自身が納得できる理由があればいいのだ。
それは、同じように恋に悩んだ実乃梨と亜美だからこそ理解できることではあったのだけど。

「さて、それじゃそろそろ龍姫ちゃんの顔を拝みに行きますか」
実乃梨はうーんと背伸びをすると、2人の顔を見渡した。
店を出て歩き出すと、おどけたように実乃梨が頭を掻いた。
「美人さん2人を両手に花だから、おいちゃん注目されまくって恥ずかしいよ」
「何言ってんの。みのりんだって相当かわいいよ」
という大河に、うれしいこと言ってくれんじゃねーか、と肘で小突く実乃梨がその後日本中を興奮の渦に巻き込み、その顔を知らない人がいなくなるほどの有名人になってしまうのはまだ先の話。
今は病院に向かう3人の頭に浮かぶのは同じ思い。
三白眼のデレデレって、どんなに気持ち悪い顔になっているのだろうか?ということだった。

206 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 13:59:09 ID:9UDtZ5/d
終わりです。
奈々子好きなもので。

失礼しました。

207 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 14:00:44 ID:4sXeW9Bq
前スレに投下された奴とどこが違うんだ

208 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 14:16:20 ID:CDsms3wh
>>193
…ふう


GJ
十巻で大河のデレはみれるだろうか



209 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 14:23:31 ID:5S1OfWmA
>>206は作者本人かな?
多分、前スレのやつは無断転載かと

210 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 14:27:07 ID:bEEf7Ycr
>>207
前スレ=どっかの馬鹿が他所に投下された作品を勝手に転載
今スレ=作者さんが直々に投下
かと

211 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 15:25:52 ID:B4esY9VR
前スレ梅ネタは、実は倉庫でいたしちゃってる実話なのに
夢の話とカモフラージュしてライバル2人にのろけちゃってる
腹黒みのりんってことかなと思う

良いと思うよ〜GJでした!

212 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 16:42:38 ID:sBqychSO
ななドラは想像しにくいんだよな。しかしみんな爽やかなのでGJ

>>211
なるほど・・・黒みのりんも実にGJ

213 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/16(月) 17:08:12 ID:TjdDs/NC
すいません、誤字報告。
>>187 下から二行目
「180℃回転させる」→「180°回転させる」

保管庫管理人様、お手数ですが保管の際、修正よろしくお願いいたします。
失礼しました。

214 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 17:34:00 ID:VEE3skOs
>>193
ふぅ……
あなたのせいでチンコ擦りすぎて痛い。


215 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 19:28:01 ID:BWUtIVw+
>>211


216 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 19:29:38 ID:BWUtIVw+
>>211
>>196
の答えってことでいいんだよね?
みのりん派だけど…イラッとするか?
どっちかって言うとウワッかわいい
とかじゃね?

217 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 20:34:13 ID:B4esY9VR
>>216
自分はそう読み取ったってだけだし、イラッともしないで楽しめたよ
二次創作ってあらかじめキャラのイメージがそれぞれにあって読まれるものだから
人によっては…っていうのは常にあるからね
ネガティブなイメージってことで、職人さんも牽制しての注意書きだったんじゃね?

218 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 20:51:23 ID:wlK6+YUt
竜児「櫛枝の髪はサラサラだな。めっちゃ触り心地良いぞ」サワサワ
実乃梨「うへへ〜。そういう高須君も良い髪してるじゃないかい。
おじさんもたっぷり触らしてもらおうかな?」サワサワ
竜児「おう、構わないぞ」
実乃梨「うふふ〜」
竜児「ははは〜」


竜児は髪フェチだと思う。


219 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 21:02:54 ID:M2/G6uhU
髪コキ

220 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 21:07:22 ID:sBqychSO
嫌らしい髪の触り方ww

221 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:12:10 ID:ZgWKERe1
皆さんこんばんは。
みのりん祭に触発されたので、みのドラを投下します。
前作の感想を下さった方々、まとめて下さった方ありがとうございます。
今回は甘さ大目で、エロ度は低いですが、よろしかったら読んでやってください。
では次レスから投下します。


222 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:13:14 ID:ZgWKERe1
[Lovers.(1)]

ある春の夜…この少年。高須竜児は鋭い三白眼をギラリと光らせ、目の前で頬を桜色に染めて自分を見つめている少女を舐める様に見ていた。
『この野郎…俺様にメンチを切るたぁ上等じゃねぇか。あぁん?やんのか?』
とか考えている訳では無い。
ただ目の前の少女…櫛枝実乃梨に見惚れているだけなのだ。
彼と櫛枝実乃梨は恋人同士である。
下の名前で呼び合い、指を絡ませて手を繋ぎ、口付けし、何度となく身体を重ねた仲なのだ。
学園祭が済んでから付き合い始めて、そこまで至るのに半年以上。
今では彼女のバイトと部活に影響が無い日を見計らって、自宅に誘うまでに進展していた。
ただ……仲睦まじい関係でも、一つ悩み事があった。
それは……………。
.
「ねぇ…りゅーじくんは、さ。私の事…好き?」
俺に対面して座っている実乃梨が俯き、そう問う。
「おうっ。俺は実乃梨の事が大好きだ」
俺は彼女の顔を見て答える。
これは、この半年間、何度と無く行われたやり取りだ。
「んふふ〜☆いやぁ…何度言われても嬉しいもんだぜぇ」
真っ赤な頬を両手でグイッと押さえて破顔する実乃梨を見て、俺も思わず口元が弛んでしまう。



223 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:14:18 ID:ZgWKERe1
「じゃあ実乃梨は俺の事…好き、か?」
俺は同様の質問を彼女に返してみる。
「あたぼうよう!不肖櫛枝実乃梨はりゅーじきゅんにベッタベタのベタ惚れっす!大好きっ」
ああ…良いもんだな。こうして恋人と想いを確認し合うってのはさ。
『大好き』
太陽の様に眩しい実乃梨が笑顔で紡いでくれた一言に、自然と顔が熱くなっていく。
「おお〜っ…照れてる、照れてる。初のう〜初やつじゃ」
時代劇に出て来る悪徳商人を彷彿させる口調で呟きながら、彼女が四つん這いで俺の方にジリジリと近寄る。
「ねっ…、りゅーじくんの膝の上に座っても良い?」
「おおう…」
返事を返す間も無く、実乃梨が俺の膝の上に横向きに乗って両手を首の後ろに回す。
俺は左手で背中を、右手を膝裏に添えて支える。
いわゆる『御姫様抱っこ』だ。
「ふふっ…、チュウしよっ…」
泰子、時に大河も交えて夕飯を済ました後は、居間で過ごす事が多い。
だが泰子が仕事に行き、大河が帰ると彼女は自室に俺と入り、自ら積極的にスキンシップを行うのだ。
最初の時は俺から…回数を重ねて、徐々に実乃梨の方から誘ってくる様になった。
実は、俺の前では実乃梨は半端無い甘えん坊になってしまう。



224 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:15:07 ID:ZgWKERe1
人前では出さない、甘ったるい声で俺の身体に触れたがる。
そんな彼女の、隠された一面を独占出来る俺は世界一の幸せ者だよな。
俺は舌なめずりをし、実乃梨の可愛らしいプルプルな唇に顔を近付ける。
「んぅ〜っ…む。んっ…。くちゅ…」
重ねた唇が甘噛みされ、舌先で舐められる。戯れる子犬の様に嬉しそうな顔で…。

甘酸っぱい実乃梨の味が俺の口内で弾け、暖かい舌が口内に侵入してきた。
「は…む。くちゅ…。ちゅっ!…ちゅっ…ぱ」
彼女は、何事も常に100%…。
本気の全開なのだ。
徐々に高めるのでは無く、初っ端から歯茎や上顎をねっとりとねぶり回す。
それも俺の頭を腕で引き寄せて、動けない様に固定して…さ。
「んっ!ふ…ぁ。ちゅっ!ちゅっ!んう?…んふ♪ちゅるっ」
実乃梨の顔を薄目を開けて見ていたら、目が合ってしまった。
クスッと笑って、実乃梨が俺の舌に唾液を絡ませて、微かに顔を横向きにずらす。
「ちゅくっ…ちゅっ!…ふっ。んうぅ」
唇の重なる位置が変わり、口内の奥へと侵入した舌が、俺を絡め取ろうと小刻みに動く。
と…ここで俺は攻勢に打って出た。
「んんっ!んっ!ちゅっぷ!くっちゅ!ちゅっ…!?んあっ!」



225 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:15:54 ID:ZgWKERe1
俺を絡め取ろうとする舌を彼女の口内に押し返して、自分の舌を唾液と共に侵入させる。
と、同時に背中の腕を滑らせて、ふくよかな胸を手の平に収める。
「ちゅくちゅっ、ん…あ…。ふ…ぅう…。んっ!」
先程のお返しとばかりに、プニプニと柔らかい実乃梨の口内で舌を絡めつつ、五指を制服のブラウス越しに食い込ませる。
制服と下着…二枚の薄布を通して尚、柔らかさと熱を伝える胸。
そんな可愛いマシュマロを手の平で捉え、優しく揉みほぐす。
「んっ。んっ…む。あ、ちゅっ!」
小さな舌で懸命に俺を感じようとしている実乃梨が愛しい。
そして、甘さが混じり始めた声を聞いて、もっと啼かせたくなる。
「はっあ…、りゅーじ…きゅぅん…くすぐったい、よ。…ひゃっ」
唇の次は…耳だ。
実乃梨は、ここが弱いんだよ。
耳元にゆっくり吐息を吹き掛け、フッ!と少しだけ強めにしてやると、実乃梨の身体がピクンと微かに震える。
その震えは耳だけでは無く、もう一つの行為も原因だ。
ブラウスのボタンを二つ三つと器用に外し、薄桃色の下着の隙間から胸に指を滑り込ませる。
「ひゃあぁあ……。よ、弱い所ばっかりイジメちゃ駄目だようぅ」



226 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:16:59 ID:ZgWKERe1
柔らかい胸に人差し指を埋めながら、彼女の『弱い場所』を探る。
「くふぅっ!…ふあっ!」
あった…。うお…もうコリッコリ…。
そうだよ。乳首だ。
早くも硬くなって自己主張をする乳首を、人差し指で転がしながら、耳たぶを犬歯で甘噛みする。
「っっあ…。あん…。ひうっ!」
シャンプーの香りが漂う実乃梨の髪に顔を埋めて匂いを嗅ぎ、耳を舌先で舐める。
そして、指で乳首を摘んで揉みほぐす。優しく優しく…。
「ふあっ…、あ。あっん………、やあぁあ」
目がトロンと蕩けて、俺に抱き付く力を強める実乃梨は、何度見ても堪らない。
甘えた声で悦びの声を洩らし、白い健康的な太股をモジモジと擦り合わせているんだよ。
「なぁ…実乃梨、気持ち良いか?」
俺は問う。この姿を見れば一目瞭然、分かりきった事なのに…。
グイッと俺を押し倒して、身体の上に伸し掛かった実乃梨が耳元で囁く。
『キモチイイよ…』
その一言に俺は発情する。
彼女の身体を抱き抱え、横にゴロンと転がってマウントポジションを取って胸の谷間に顔を埋めた。
「あうっう…。はっ、あ…。あ…」




227 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:18:04 ID:ZgWKERe1
口で下着を咥えて上に押し上げて外すと、目の前にはプルンと弾ける大きなマシュマロ…と、呼吸に合わせてフルフルと震える美味しそうなピンクのチェリー。
『食べても良い?』
そう目で伝えると、実乃梨が恥かしそうな顔で言うんだ。
「りゅーじくんは本当におっぱいが好きだねぇ?…甘々の甘えん坊さんだぁっ…!えいっ☆」
俺は彼女に頭を両腕で抱かれ、柔らかい胸元に押し付けられた。
流行のボディーソープの花の香りと、微かに薫る女の子特有の甘酸っぱい匂いを鼻腔で感じつつ、唇に当たる乳首を口に含む。
いつだったか、実乃梨が言っていた
『赤ちゃんりゅーじくん』
に、俺はなってしまう。
「ふっ!あっ!あ…んっ!んっう…、ふ!」
母性に満ちた彼女の胸を手の平で揉みしだき、乳首を吸う。
強く…弱く、そして、また強く。
実乃梨の乳首を夢中になって吸い、舌でねぶる。
着痩せする、引き締まった健康的なエロさを醸し出す実乃梨の身体…。
でも抱きしめると、折れてしまいそうな華奢な身体。
「あふっ♪んっ!んっ!ああっ…」
そんな彼女の背中に手を回して優しく抱き締める。心臓がトクントクンと鼓動する音が聞こえる。




228 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:19:31 ID:ZgWKERe1
「ひゃうぅ〜…!あっ!あっ!あっはぁ!」
乳輪に沿って舌を這わせて、乳首を歯で優しく噛むと、俺の身体の下で実乃梨がピクピクと跳ねる。
衣擦れの音と彼女の啼き声…そして俺が鳴らす愛撫の水音…。
それ以外は耳に入らなくなる。
「ダ…メェ…噛んじゃ…、あんっ!背中、がゾクゾクしちゃうよぉ。ひうっ!」
俺は実乃梨の太股を触るか触らないか程の優しさで撫で、
きめ細かいスベスベな、手の平に吸い付く肌の感触を堪能しつつ、その手をスカートの中…尻へ動かす。
「おうっ…」
ソフトで鍛えられ、余分な贅肉の無い…それでいて極上の柔らかさを残す、小さな尻…。
胸に勝るとも劣らない感触に、俺は感嘆の声を洩らす。
「はぁっ…。…りゅーじきゅん…目付きが変態みたいになってるぜぃ。あはっ…痴漢電車でGo?」
「おうっ!痴漢電車でGo!」
うわずった声で実乃梨が遠回しに
『早く可愛がって?』
と言っている。
ちなみに彼女は『こういう時』は普段のおどけた姿は、なりを潜める…。照れ隠しに言う時はあるけどな。
さっきも言っただろ?
実乃梨は常に100%の本気だと…。
「っは…!あ、あふっ。んうぅ」



229 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:20:34 ID:ZgWKERe1
横向きに寝転がり後ろから実乃梨を抱き抱えて、右手で胸を揉みしだき、左手で尻を下着越しに撫で回す。
「ふぁ…あ。ん、う!…あ!」
実乃梨が俺の右手に自分の手を重ねた。
手の平の中で押し返す柔らかい胸。
乳首を摘んで軽く引っ張りながら転がすと実乃梨が、
耳も頬も真っ赤に染め、身体を俺に擦り寄せてサカる…。
「ん…、ふぁ…りゅーじくんのおちんちん、…おっきくなってる」
俺の股間に柔らかい尻を擦り付けながら実乃梨が、そう言う。
「実乃梨の反応が可愛いからさ…元気になっちまったよ」
そう返すと同時に実乃梨がクルリと身体の向きを変えて、胸に顔を埋めて恥かしそうに呟く。
「ん…『今日は』大丈夫かなぁ…?私も頑張るからりゅーじきゅ、くんも頑張ろっ。ねっ?」
ここで冒頭の『悩み事』の答を言わせて貰う。
………その、うん。アレなんだよ。
…実は、俺は性交で達した事が無いんだ。
何度も身体を重ねたのに…一度も…な。
言っておくが…不感症なんかでは無い。
実乃梨と交わっている時は凄く気持ち良いし…腰の辺りがムズムズして達しそうにはなるのだ…、が。
何故かイケないんだ……。



230 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:21:21 ID:ZgWKERe1
射精感を感じ始めると…、どういう訳か腹に力が入っちまって治まってしまう。
最初の内は『緊張してるから』とか『タイミングが掴めない』とかだと思ってた。
でも、どうも違う。
そうこうする内に、実乃梨も『自分のせい』……つまり『具合』が悪いのかも、とか言い始めて…悩んでさ。
何とかして、自分の身体の中で俺が射精出来る様に、色々としてくれている。
が、成功していない。
「お、おうっ!今日こそは成功する様に頑張るからさ…、んっ…」
言葉を紡いでいる途中の唇に柔らかい感触。
『全部言わなくて良いよ。解ってる』
とばかりに実乃梨が優しく口付けをしてくれる。
「ん…、大丈夫、今日は、愛しのりゅーじくんが無事にピュッピュって出来る様に『秘密兵器』を持って来たのだよ。
……皆には内緒だぜぇ〜。隠れて使うぜいっ」
顔を真っ赤にした実乃梨が優しい笑みを浮かべて、
ほんの少しだけおどけた口調で『股間の高須棒』こと息子に手を伸ばす…。
それは、まだ寒さが残る春の夜。
だけど俺達は、夏の陽射しの様に熱く融けていく…。



続く



231 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/16(月) 21:22:36 ID:ZgWKERe1
今回は以上です。
続きが完成したら、また投下させて頂きます。
では
ノシ

232 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 21:44:58 ID:sBqychSO
>>231
あびょーっ!
鼻血出ちゃった・・・
GJすぎる!

233 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 21:56:44 ID:paVJyx/8
ふぅ…

234 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 22:51:54 ID:SXPmC1Pg
はふぅ…

235 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 23:01:00 ID:cu+BYWMO
はふぅーーん・・・

236 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 23:04:41 ID:3EZI3twG
dって何さ

237 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 23:16:06 ID:wlK6+YUt
おふぅ…

238 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 01:00:51 ID:bnkb4L2f
>>217
さんきゅう
みのりん派にはたまらない流れが

ん?みんな心の汗が出過ぎてるよ?

239 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 01:42:41 ID:LlFjgV6d
保管庫管理人様、更新お疲れ様です。
10皿目下から二つ目の無題の作品ですが、
竜児×麻耶ではなく、竜児×奈々子ものですので、
お忙しいでしょうが、修正よろしくお願いします。

240 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 12:55:41 ID:d5Yy5AoU
>>231
あふぅ…続きに期待
超GJと言わざるおえない

241 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 14:16:07 ID:GYqivh96
9皿目埋まる前に落ちたw

242 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 14:30:45 ID:98gGB6Wb
>>241
いや、埋まってたよ
980まで行かないで容量オーバーになったスレは一週間で落ちるけど
前スレは980以上だったから一日で落ちたんだね

243 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 14:58:24 ID:qL2FZ2sH
最近、保管庫の更新早いな。管理人さん乙です。
てか、マジでゲームのほうには期待してる。地雷でないことを祈るばかりだ。

244 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 16:17:19 ID:P3BuT01G
確かに前スレの最後の埋めネタは終わってるのかどうか分らんな
それにしても、独身・すみれルートがあるのか・・・>PSP版
買うか迷うわ〜

245 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 16:31:41 ID:/nixr0wn
2作目はよほどのことがない限り出そうにないから、全力ではっちゃけてほしいな
もう奈々子、木原、さくら、やっちゃん(仲良し親子程度でも可)も攻略できていいと思うんだ

246 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 16:33:35 ID:vv0VkJ6q
すみれルートは完全に蛇足だよな
俺の中ではすみれは北村の嫁なので、竜児の攻略対象になるのはNTRと同義なんだよね
まあ、みのりんの為に買うんだけどさ……
なんでもかんでも主人公(プレイヤー)に食わせとけば良いってもんじゃない

247 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:31:16 ID:RP5iz9iX
なら攻略しなければいい。全員攻略しなきゃならんという義務はないし

248 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:55:42 ID:tvaXJDwz
PSP版は7巻終了後の話なんだから北村との関係はもう決着ついてる
だから誰とくっつこうが何の問題もねーよ
自分が気に入らないからって変なネガキャンすんな

249 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 17:57:12 ID:yKTBl7MI
NTR……よくね?(*゚ω゚)
俺のような人種もいる。
つか前スレの埋めネタかなり期待なんだが

250 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 18:07:45 ID:mfdaHQNs
主人公の立場からいけば寝取りだろう

251 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 18:15:34 ID:5zNCJdPG
つか兄貴がなぜ12月の時点でいるのか気になるわww

埋めネタはあれで完結だと思・・・

252 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 18:21:40 ID:nUVCgvOE
向こうはクリスマスホリデーが長くて
新年は休みが無いんじゃなかったか?

253 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 18:35:19 ID:K7MKoZKx
寝取りと寝取られを勘違いしてる人は結構いる。
例えると単に大河が北村とくっつくのは寝取られじゃないしね。
竜児とくっついた後に北村にこまされてくっつくなら寝取られだけど。

254 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 19:17:12 ID:go83YvX6
寝取りも寝取られ純愛もハーレムもばっちこい

255 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 21:12:02 ID:bnkb4L2f
正月くらいは帰ってくるんじゃね?

256 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 21:13:28 ID:gvD01lAT
>>251
ゲームの流れが記憶を取り戻すため回想(回想する過程でルート分岐)→回想終了後もっとも高感度が高いキャラが見舞いに来る
って流れなら大丈夫じゃね?
確か「逢坂の犬になるか、生徒会の犬になるか選べ!」的な台詞を会長が言ってから12月以降の話だけではないだろうな

257 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 22:22:34 ID:1D1chrZa
みんなが話してるような複雑なことなんてどうでもいい!
俺は買うぞ!!

258 :名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 22:31:39 ID:Zw2qkbCA
>>独神ルート

購入決定しました。保管庫リンク先の独神が可愛すぎです

259 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:23:31 ID:vSHzuNkx
やっちゃんSS投下。
毎度の事ながらエロがないです。

260 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:24:04 ID:vSHzuNkx
「魅羅乃のおしゃべりカレンダー」



「ねぇねぇ竜ちゃん竜ちゃん、ちょっとこれ見てみてぇ」

そう言いながら両手に乗せている物体をこっちに突き出してくる泰子。
見てみると、うちのクラスにも持ち込んできて遊んでいたり、いい歳したサラリーマンなんかも普通に電車の中でいじっていたりする・・・
まぁ、火の車とは言わないまでも家の家計を考えると贅沢なオモチャであるはずのPSPが乗っかっていた。
泰子が持ってくる物としてはけっこう以外だ。脳トレみたいなのをやりたがっていた事はあったけど・・・いや、それよりも。

「・・・・・・どうしたんだよ、こんなもん・・・まさか買ったのか? ・・・無駄遣いすんなっていつも言ってるだろ」

「うぅん、違うよ? やっちゃんが買ったんじゃなくってぇ、お客さんから貰ったの。汚れちゃってるけどよければって」

「あぁ・・・なんだ、そうだったのか・・・貰い物か・・・けど、これそんなに汚れてるか?」

泰子の手に乗っかったままの物をじっと見てみる・・・表面に反射して写る自分の目つきの悪さに少しだけ憂鬱になるが、更に目を細めてみる。
・・・どこが汚れてるんだよ。確かに目立つキズなんかもあるにはあったけど、気にする程でもないし肝心の画面はキレイなままじゃないか。
中古で買ったってそれなりにするだろう物を、この程度の痛み方で気軽に他人にやるだなんて・・・まだまだ全然使えるってのに・・・・・・

「MOTTAINAIことするよなぁ・・・・・・」

まるで人生に疲れた老人がするような、それはそれは深い溜め息が出た。
これでもまだ十代中頃なんだけどな・・・・・・
・・・家は色々と切り詰めて生活してるってのに、世の中には・・・いや、止そう。他所は他所、家は家だ。
今更そんな事に不平不満を言っていても始まらないのは、月何十万もするような家賃を取ってるマンションに一応は住んでるくせに、
安アパートで、しかも諸々を節約しながら日々を送る我が家に人一倍飯食ってくやつが入り浸るようになってから分かってた事だろ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そう思うと、さっきよりも長く深い溜め息が出た。
理由は・・・・・・考えるまでもないんだろうな・・・・・・

「ねぇ竜ちゃん、だいじょうぶぅ? 疲れてるの?」

「・・・・・・毎日遅くまで働いてる泰子ほどじゃねぇよ・・・・・・」

溜め息ばかりして沈み込んでいく俺を心配してか、手は差し出したまま距離を詰めてくる泰子にそう言う。
あまり余計な心配はかけたくないし、家の家計をたった一人で支えている泰子に対して、金銭面の事でブチブチ言うことなんかしたくない。
・・・極力無駄な浪費は抑えてほしいから、普段はついつい小言として出ちまうけど。

「・・・それよりもそれ、ソフトは入ってるのか? 本体だけ貰ったって、ソフトが無けりゃ遊べないだろ」

「あ、うん、入ってるよ。ちょっと待ってぇ」

とりあえずさっきから気になっていた事で話題を変えようと話を振ると、泰子が手に乗せっぱなしだったPSPをいじりだした。
見ていると、程なくして画面が明るくなる。電源を入れたみたいだ。

「このソフトね、竜ちゃんたちが学校に行ってる間に買ってきちゃった♪」

・・・・・・それ・・・お前なぁ・・・・・・・・・

「・・・・・・買ってきたって・・・・・・」

261 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:24:49 ID:vSHzuNkx

無駄遣いすんなってあれほど・・・!
・・・い、いいだろ、本体はタダで手に入ったんだしさ・・・それに使わないでそのままって方がよっぽどMOTTAINAI・・・よな。うん。そうだって。
さっきの事もあって過敏に反応する倹約家魂を、別のMOTTAINAIも見つけることでなんとか落ち着けている間に
泰子はソフトのトリセツらしい紙とにらめっこしながら「こうだっけ〜」と、床に置いたPSPのボタンを拙い手つきでポチポチと押している。
しばらく待っていると、泰子はPSP本体を両手で持ち上げて姿勢を正し、ボタンをガチャガチャ押したり画面を縦にしてみたりと色々遊び始めた。
「きゃ〜」だの「すごーい」だのと、実年齢とかけ離れた喜び方をして遊んでいる泰子に、時折引く物を感じながら眺めていると

「竜ちゃん竜ちゃん! これ見てぇ!」

一通り遊んで満足したらしい泰子が、無駄に興奮気味に貰い物のPSPを寄越してくる。
何をそんなに熱くなってんだよ。
それに見ろったって、俺にはこれがどんなゲームだかさえ分かってないんだから、遊び方とか・・・・・・・・・

『はぁ〜い♪北口改札を出てぇ真っ直ぐ直進、200メートル♪毘沙門天国の魅羅乃ちゃんでぇす♪
 いくつに見えるぅ? 23? あったりぃ〜♪』

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「どうどう? やっちゃんおかしいとこないかな?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

なんなんだこれは・・・・・・
覗き込んだ画面の中で、真横になってる泰子が・・・あぁ、本体を縦にして見るのか・・・って、そうじゃなくって。
いつもの仕事用の胸元が大きく開いた服で、更に胸を強調させるように腕を組んでいる画面の中の泰子が
日付の入ったカードを片手に視線をあちこちに動かしている。
何がなんだか分からないが、ともかく泰子・・・にしか見えないゲームのキャラが、『毘沙門天国』や『魅羅乃』って喋って・・・
どうなってんだよこれ。

「いや〜ん♪竜ちゃんがやっちゃんの胸ばっかり見てる〜♪目がいやらし〜♪」

「!? ち、違う!! 俺はそんな目で見てないぞ!」

「もぉ〜・・・言ってくれればやっちゃん、いくらでも・・・・・・」

いくらでもって・・・いくらでも、何だよ・・・ダメだ、気にするな、気にしたら負けだ・・・
胸元を隠すように交差させていた腕を、今度はシャツの裾まで下ろしてチラチラこっちを窺ってくる泰子をそれ以上見ないように
視線を下げると、手元のゲーム機に映りっぱなしの画像が目に入ってくる。
そうだ、これの事を聞こうと思ってたんだよ俺は。
断じて泰子の胸に目が行っていたなんてことは無い。

「だ、だから違うんだって! 俺はこのゲームに、どうして泰子そっくりのキャラが・・・・・・」

ポチッ

『えっと〜・・・あと10ヶ月とぉ、10日とぉ、1時間50分くら〜い♪早く産まれるといいねぇ〜♪』

泰子の目の前に持っていこうと持ち上げた拍子に、どっかのボタンを押したみたいだ。
画面の中の泰子がニコニコしながら、細かいんだか大雑把なんだかよく分からないけど、何かのカウントダウンを伝えてきた。
正直に言って、いくら怪しさ満点のゲームとはいえその程度ならまだどうとも思っていなかったと思う。
問題はその後で、なんだか聞き捨てならない単語も混じっていたような・・・ダメだ、気にしたら負け・・・・・・
いや、これは気にしないとダメだろ、絶対。

262 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:25:28 ID:vSHzuNkx

「や、泰子・・・? 今、このゲームのキャラが何か言ってたみたいなんだけど・・・どういう意味だか分かるか?」

「え〜? そんなの当たり前だけどぉ・・・竜ちゃん分かんないの?」

「いや・・・どっちかっていうと、俺の聞き取り方なんかが間違っててほしいから聞いてんだよ・・・」

「・・・竜ちゃんがなに言ってるのかよく分かんないけどぉ・・・
 えっとねぇ、その中のやっちゃんが言ってたのってね」

頼む、俺の聞き間違いか勘違いであってくれ。
この際「その中の」なんていう意味不明な発言は後回しでいい。なんだったら今のも聞き間違いって事でいい。
俺の耳なんて大してよくなくていいから、どうか・・・・・・・・・

「竜ちゃんとやっちゃんの赤ちゃんが産まれるまでを、今日から数えてたのぉ♪」

・・・・・・・・・よし、しばらく春田の家にでも匿ってもらおう。能登でもいい。どっちも頼み込めばなんとかなるだろう。
北村は事情は聞かないだろうけど、そんなのお構い無しに家に連絡を入れて俺の居場所を泰子に教える気がするから却下だ。
大河ん家じゃ近すぎるし、他に当てなんて・・・・・・

「まだ赤ちゃんができてないからぁ、ちゃんとした予定日が分かるまでの仮なんだけどね?
 それでもちゃぁんと、今日から十月十日後に誕生日を設定したのぉ♪
 ・・・あ、誕生日じゃなくって誕生予定日だね〜♪」

きっと仕事のし過ぎで疲れが溜まってたんだよ。いや、ひょっとしたら昨日の酒がまだ残ってるのかもしれないな。
だからちょっと、ほんのちょっとだけ、今の泰子は頭の中がイソノボンボンになっちまってるだけなんだって。
そんな泰子を一人で残していくのも気が引けるけど、一先ず家を空けて、泰子が落ち着くまではこの辺には寄り付かないように・・・・・・・・・

ポチッ

『えっと〜・・・あと10ヶ月とぉ、10日とぉ、1時間45分くら〜い♪早く産まれるといいねぇ〜♪』

「あ、いっけなぁい・・・早くしないとぉ赤ちゃん作る時間なくなっちゃうね、竜ちゃん」

あの妙な二時間弱はそういうつもりだったのかよ。
十月十日云々はともかく、そういうつもりで二時間を追加している辺り、
目の前で普段と変わらない、いつも通りのボケボケした態度の泰子が何を考えているのかが分かって余計に恐ろしい。
二時間ていう数字が生々しすぎる。
・・・・・・着の身着のままでいい、今日はもう強引にでも家を出よう。
変な意味じゃなくって腰が抜けそうだ。

「悪い、俺しばらく家空けることにするから。
 いきなりで本当に申し訳ないんだけど、俺がいない間大河とインコちゃんに飯あげといてくれ」

「だめ♪」

「・・・食器は洗わなくていいけど、せめて水には浸けとけよ? あと、ゴミなんかもなるべくなら出しといて・・・」

「だ・め♪」

「・・・・・・お、俺がいないからって、あんまり散らかすんじゃ・・・・・・」

「だぁめ♪」

「・・・・・・・・・あれだ、その、えぇっと・・・大河とインコちゃんにイソノボンボンを・・・・・・・・・」

「竜ちゃん、やっちゃんのこときらいになったの? だから出てくの?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

263 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:26:06 ID:vSHzuNkx

居間と玄関との仕切りで通せんぼする泰子の横を、できるだけ自然さを装って通り抜けようとするがその度に頑なに阻まれる。
段々自然さが保てず、ついに不自然さが際立つような苦しいセリフが口から出ると、
それまでわりと楽しそうにしていた泰子の顔が途端に翳りだした。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ねぇ・・・・・・そうなの・・・・・・?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

まるで叱られているような雰囲気に、自分がとてもヒドいことをしてるんじゃないかと罪悪感が首をもたげてくる・・・が、よく思い出せ。
俺は何もヒドいことなんてしてやしないし、泰子にするつもりもサラサラねぇだろ。
ただ、今泰子はちょっと頭がイソノボンボンになってておかしな状態なんだから、冷たいように思われてもここは距離を置いて、
まともな状態になってからこの時の事を謝るなりなんなりすればいいじゃないか。
このまま家に居続ける方が今は危ないんだって。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・やっぱりそうなんだぁ・・・竜ちゃん、やっちゃんのこときらいだから、だから出てくんでしょ」

「・・・・・・そ・・・・・・」

ウソでいいから言え。
「そうだ」ってただ一言、この場を凌げなきゃあ後々どんな事になるかちょっと想像すれば分かるだろ。
たとえ今ここで泣かれたって、時間が経って落ち着けば泰子だってちゃんと分かってくれるって。

だから言えって。
「そうだ」って・・・・・・




「・・・そ・・・そんな事ある訳ねぇだろ・・・俺が泰子の事嫌ってるとか、それで家から出てくなんて・・・・・・
 あ、ある訳ないだろ・・・何言ってんだよ・・・・・・」




そう、それでいいんだ・・・今は「そんな事ある訳ねぇだろ」って言うのが俺にも泰子にも一ば・・・ん・・・・・・
・・・・・・・・・何言ってんだよ・・・・・・・・・何言ってんだよ俺・・・・・・
口から出ていたセリフは、この場を凌ぐどころか誤魔化してうやむやにすらできなくなるようなもので・・・
・・・親父・・・俺、親父の事は今でも好きになれないし、これからもそうだろうけど・・・それでも、少しだけ申し訳ないとも思ってる・・・・・・
あんたの息子は、本人も気付かない内にとんだヘタレに育っていたみたいだ。
そのヘタレを育てた張本人は、段々と俯けていった顔をビデオの巻き戻しみたいにゆっくりと上げていき
俺の目にピタリと目線を合わせると、翳りは消えたがまだ眉尻を下げたままのふくれっ面でこっちに寄ってくる。

「・・・・・・ほんと・・・・・・?」

「ほ、本当だって・・・・・・」

「ほんとにほんと? 竜ちゃん、出てったりしない?」

「あ、あぁ・・・本当に本当だから・・・・・・って、お、おい・・・」

264 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:26:48 ID:vSHzuNkx

こっちを見上げながら近づいてくる泰子から一定の距離を空けて後ずさっていると、すぐに居間の隅まで押し戻されてしまった。
それでもなお歩みを止めない泰子が、壁を背にしているためにこれ以上後ろに引けない俺に密着してくる。
しまった・・・に、逃げようがない・・・・・・何か、泰子の気を逸らせそうな物はないか? 何か・・・
非常によろしくない体勢からなんとか抜け出そうと居間の中を見渡していると、足先にカチリと無機質な感触が・・・・・・
反射的に確認しようと顔を下に向けるのと、泰子が口を開いたのはほぼ同じだったと思う。

「じゃあね、じゃあね・・・・・・やっちゃんのことは、好き?」

『えっと〜・・・あと10ヶ月とぉ、10日とぉ、1時間35分くら〜い♪早くできるといいねぇ〜♪』

おい、さっきまでと言ってる事が微妙に違ってないか?
そもそも『もうすぐ誕生日だね』とかならありそうだけど、『産まれる』だなんて単語を使ってカウントダンをするゲームなんか聞いた事ないぞ。
だいたい、なんでこのゲームは泰子そっくりな

「・・・・・・・・・やっぱり・・・竜ちゃん、やっちゃんのこときらいなんだぁ・・・・・・」

聞かなかったフリは、泰子は許してくれそうになかった。

「そ、そんなことねぇって!! 嫌いじゃないから、だから泣くなよ? な?」

「じゃあ好き?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・やっぱりきらいなん」

「好きだ! 好きだからもういいだろ!?」

どうして好きじゃなかったら嫌いっていう方向に持ってくんだよ・・・・・・

「ほんとに? 竜ちゃん、ほんとにやっちゃんのこと好き?」

あれだけ強引に言わせておいて確認までとるのか? いや、この場合言質扱いにでもする気なんじゃ・・・
ふくれっ面を引っ込めて、今度は頬を染めた泰子が再度問いかけてくる。
ダメだ、ここでしっかりとした対応をしておかないと・・・まさかとは思うが、十ヵ月後には本当に俺は・・・・・・・・・
今度はしっかりと、何か上手く立ち回れる事を言え。
言うんだ、何でもいいからこの流れを断ち切れるような事を・・・・・・

「・・・・・・おぅ・・・・・・」

・・・誰でもいい、ここにいる人一倍目つきの悪いヘタレを張り倒してくれ。ヘタレだった記憶を無くすくらい強烈に。
ついでに目の前で分かりやす過ぎる程に機嫌を直していく泰子をどうにかしてくれ。
両方とも俺には無理なんだ・・・・・・特に二つ目なんて絶対無理だ。

「・・・エヘヘ・・・竜ちゃぁん♪」

どうしてこんな時に限って、いつも家に入り浸ってる大河が・・・もうこの際櫛枝でも川嶋でも誰でも・・・・・・・・・

265 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:27:42 ID:vSHzuNkx

                    ・
                    ・
                    ・

「ああぁ! もう! どうしてそこでツンツンして突き放すのよ! なんでもうちょっとしおらしくできないのよ!?
 そこで素直にしとけば、きっと竜児と・・・ゲームなんだからもう少し甘えときなさいよ、このバカ! バカバカバカ!!」

「お〜っと、こいつぁ手ごわいぜぇ・・・いまいち掴めないんだよね、こういう子・・・って、私なんだけどねー・・・ハハハ・・・」

「やっべ、これやっぱ亜美ちゃんが一番カワイくね? 断トツじゃん・・・って、なんでいきなりキャラが変わるのよ!? マジ信じらんない・・・
 亜美ちゃんへの耐性とかも忘れちゃってる高須くんがどん引きしてるじゃない! ・・・亜美ちゃんそんなに腹黒くないのに・・・・・・」

「ちょっと・・・なんであたし達までこんなカッコしてんのよ! なにが妄想よ! あのアホ・・・あたし、もうちょっと胸あるもん」
「麻耶・・・怒るのはそこでいいの?」

「ウエディングドレスウエディングドレスウエディングドレスウエディングドレスウエディングドレスウエディングドレス・・・
 フフ・・・クフフフフフフフフフ・・・・・・やぁっと私も幸せに・・・・・・やだ、泣くのは式が終わってからじゃないと・・・ゲームの中だけど」

「・・・・・・ぁあ? イベントだぁ・・・? 一々メンドくせぇな・・・私だったらもっと手っ取り早く・・・・・・」

「何だこれは? いつになったら俺を口説く選択肢が出てくるんだ? 俺と高須の仲が一向に進展しないじゃないか」
「北村・・・・・・それは冗談で言ってるんだよな? ・・・春田もなんか言ってやれよ」
「だぁぁぁあ! どうして記憶喪失になるのが俺じゃないんだよぉぉぉお! そうすりゃ、あの娘もこの娘も俺のものなのに!!
 ・・・な、なんだよ二人とも・・・その『お前がなっても誰にも好かれてないんだから、なるだけ無駄だろ』って目・・・あんまりじゃね・・・」

                    ・
                    ・
                    ・

だが、どんなに俺が頭の中で助けを求めてもこの場に誰かが来て、今の雰囲気をどうにかしてくれるなんて事はあるはずもなく。

「ぐ、ぐぇ? ・・・・・・いい、い、いーんいんいん・・・インポちゃんのは? ないの? んこ、んこ・・・ウンコちゃん√は?」

惜しい、惜しいけどいろいろと遠すぎるぞ、インコちゃん。それに何を言ってるんだ? ルートって。
唐突に喋りだしたインコちゃんに目をやろうとすると、また足元のPSPから声がした。

266 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:28:35 ID:vSHzuNkx

『えっと〜・・・あと10ヶ月とぉ、10日とぉ、1時間30分くら〜い♪早くしなくちゃねぇ〜♪』

「・・・早くしなくっちゃね、竜ちゃん♪ほらぁ、行こ♪」

「ど、どこにだよ」

「竜ちゃんの部屋〜」

「・・・・・・なんでだ?」

「やっちゃんの部屋でもいいけどぉ・・・どっちかっていうと、やっちゃんはベッドの方がいいなぁ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

そう言って泰子が俺の腕を取って引っ張っていく。
・・・俺は歩いていないにも関わらず、泰子はまるで大河みたいな力強さで引きずっていって・・・・・・
すぐそこという事もあり、あっという間に泰子は俺の部屋に入り込んで俺をベッドに放り投げた。

「泰子、落ち着け。今お前は疲れてて二日酔いでイソノボンボンでだから少し休んだ方がいいんだ。
 寝やすいんなら俺のベッドなんていくらでも使ってくれてかまわないから、少し寝たほうがいい。絶対いい。
 起きたらきっといつもの泰子に戻ってるはずだから、2〜3日くらいぐっすり寝とけよ」

「うん♪一緒に寝ようね、竜ちゃん♪」

絶対別の意味も入ってんだろそれ!
ヘタレ根性丸出しでベッドの端で縮こまっている俺に向かって、泰子はノロノロと覆いかぶさってきて・・・・・・




ポチッ

『えっと〜・・・あと10ヶ月とぉ、5日くら〜い♪けどちゃんとできてるか分かんないからぁ、もっと沢山した方がいいよねぇ〜♪』




〜おわり〜

267 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/18(水) 03:30:23 ID:vSHzuNkx
おわりです。
とらドラ・ポータブル! の『魅羅乃のおしゃべりカレンダー』の画像を見たら突発的に・・・
あと『魅羅乃のおしゃべりカレンダー』にはアラームは付いてるらしいけど、こんな機能が付いてるかは不明。
皆がやってたゲームの内容も当然ながらでっち上げ。けど独神√とあーみん&麻耶&奈々子様のサービス絵はある模様。
竜児が知らないだけで皆やってる『とらドラ・ポータブル!』は大橋高校周辺以外では4月30日発売。

268 :都市伝説:2009/02/18(水) 03:55:09 ID:ds39qF59
・「男なんて皆、死ねば言い」と言っていた×××をてなづけた。
・○○が、目の前に現れるだけで、男子生徒が泣いてあやまった。恐怖のあまり財布を差し出す生徒も。
・「そんなに危険な訳がない」と近づいた、転校生が速攻で骨抜きにされた。
・「見えないから大丈夫」と言っていた部長が、(鼻)血まみれで倒れていた。
・一度に複数の女性を骨抜きにする事も。
・○○に骨抜きにされ、親友間で諍いが起こった。
・骨抜き率150%。これは一度、骨抜きにされ、再度、骨抜きにされる確率が50%。

269 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 06:34:52 ID:nkYxh3Ds
>>267
GJ!相変わらずやっちゃんを書かせたら右に出る者がいないぜw
竜児のピンチに皆してPSPやってるのに噴いたw北村w


270 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 13:00:19 ID:um8Tm4jn
×××ドラ!は?

271 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 16:34:38 ID:dZSJ2oHB
竜児×奈々子のエロネタを誰か書いてくれませんか?

272 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:54:17 ID:hHr5/eYx



 降り始めた雨が勢いを増すのに、時間はかからなかった。
 夕立にしては強い雨が、奈々子の制服にどんどん染み込んで行く。色を濃くした制服のスカートを翻して、奈々子は自転車を漕ぐ力を強めた。
「傘持ってくるんだったわ……」
 学校が終わってから一度帰宅した奈々子は、冷蔵庫の中に夕食の材料が無いのに気づいて制服のまま家を出た。
 冬の冷たい雨が、長い髪に染みていく。分厚い曇天は、立春を過ぎた後の太陽を遮り、街を薄いグレーで塗り潰した。
 
 最悪。

 そう呟いて、奈々子はスーパーを出て自転車を漕ぐ。
 前カゴの中に入れた卵が割れてしまわないかと心配だったが、それよりも雨に濡れるのが嫌だった。
 このままでは髪が痛むし、風邪をひいてしまうかもしれない。
 商店街を出て、車道の脇の歩道へ入ろうとした時だった。
 速度を落とすためにブレーキをかけた途端、視点が急に低くなった。
「えっ?」
 小さな声が出た瞬間に、奈々子の体がアスファルトの歩道の上に放り出される。
 瞬きすらできないほどの短い時間の間に、奈々子の体が地面に叩きつけられ、数回体が転がった。



273 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:54:55 ID:hHr5/eYx

 奈々子には何が起こったのかが理解できなかった。ブレーキをかけた瞬間に、自転車がずるりと滑って転びそうになっていることに気づき、何もできずに転んだ。
 アスファルトの上に叩きつけられて、顔面が歪む。奈々子の長い髪は濡れたアスファルトの上にびったりと張り付き、制服からはじわっと冷たいものが染み込んで来た。
「うぅ……」
 周りの目が、自分に注がれているのが奈々子にはわかった。自転車で転び、アスファルトの上に横たわる自分があまりにも惨めで、奈々子が歯を噛み締める。
 今頃になって、体のあちこちに痛みが走り、奈々子は眉を寄せた。

「おいっ、大丈夫か?!」
 急に声がして、奈々子は咄嗟に大丈夫です、と答えようと近くに寄ってきた男を見た。
 その顔を見た瞬間に、奈々子は背筋が冷たくなった。そこには、弱って身動きのできない少女に襲い掛かって犯そうとする凶悪な顔面の、
「って、高須くん?」
「大丈夫か香椎、派手に転んで、怪我は?!」
 自転車で転んだクラスメイトに近寄り、竜児は、濡れたアスファルトに躊躇うこともなく膝をついて奈々子の手を取った。
「……大丈夫よ」
 奈々子は竜児の顔から視線を逸らして、竜児の手を払った。転んだとはいえ、少し擦り剥いたくらいだろう。
 そう思って奈々子はアスファルトに手をついて立ち上がろうとした。だが、立ち上がろうと左足をついた瞬間に、その体が崩れる。
 足首から、鋭い痛みが走って奈々子は再びアスファルトに倒れこみそうになった。それを防いだのは、竜児の左手だった。

「全然大丈夫じゃねぇだろ。お前、なんか横に三回転くらいしてたぞ。いやマジで、あれは痛いって」
「そこまで見てたの?」
 痛みよりも、そんな醜態を晒していたことに奈々子は眉を寄せた。自転車で転ぶ姿なんて、どう考えても間抜けだろうと思えた。
「とりあえず、肩貸してやるから、ほら掴まれ」
「ごめんね高須くん」
「いいから、ほら」
 雨がさらに強くなり、竜児の体を濡らしていく。奈々子は、竜児の首に左腕をまわして、そこに体重をかけた。
 膝をついていた竜児が立ち上がり、竜児の体に寄りかかるようにして奈々子もどうにか立ち上がる。
 左足をついてみると、やはり鋭い痛みが走り、奈々子は目を強く閉じた。


274 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:55:33 ID:hHr5/eYx
「もしかして足捻ったんじゃないのか?」
 心配そうな表情で、竜児は奈々子の顔を間近で覗き込む。
「ん、大丈夫だから、心配しないで」
 奈々子はつい、竜児の顔から視線を逸らしてしまう。自分の顔がみっともないことになっていることくらい、理解できた。
 濡れた髪が、頬や額に張り付いているのを実感できたから。

「とりあえず、ほら、こっちに来て、そこに掴まってろ」
 竜児は、すぐ傍のパン屋の庇の下へ奈々子を誘導した。そして、外に出ていた看板に掴まらせる。
 奈々子をそこに置いてから、竜児はようやくほっとした表情を見せた。

「ごめんね、高須くん」
「いいからちょっと待ってろ」
 竜児は、雨の中で倒れている自転車を引き起こした。サイドスタンドをかけて端に寄せた後、前カゴから飛び散った商品を拾い集める。
 スーパーの袋から飛び出していた卵のパックは、いくつかが割れてしまっているようで、黄身が透明なパックの中で溢れていた。
「うわぁ、割れちまってるな。もったいねぇ」
 竜児は雨に濡れながら、牛乳や豚肉のパックをスーパーの袋の中に放り込んでいく。
「やっぱりこういう袋じゃなくて、丈夫な、そう、俺の使っているエコバッグのようなものにするべきだな。って、あれ? 俺のバッグどこいった?」
 一人でうんうんと頷いていた竜児が、辺りを見渡す。奈々子がふと視線を向けると、少し離れた場所にそれらしきバッグが転がっていた。
「高須くん、あれじゃないの?」
 奈々子が指を向けた先に、竜児も目を向ける。そこに転がっているお手製のエコバッグを見て、竜児は慌てて駆け寄った。

「うおおお、なんてこった……。そうだ、俺自分で放り出したんだっけ」
 自慢のエコバッグを拾い上げて、雨に濡れた場所を軽く叩く。それから中身を検品して、溜め息をついた。
「犠牲になったのは泰子のプリンか……。まぁ、いいか。ああ、そうだ、俺、傘も放り出したんだっけ」
 閉じたままの黒い傘を拾い上げて、竜児はそれを開いた。雨がとつとつとナイロンの傘に落ちて軽い音を立てる。
 雨粒は小さく、そして冷たかった。


275 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:56:04 ID:hHr5/eYx


「さて、大丈夫か香椎?」
「……膝をすりむいたみたいね」
 髪が気になって、奈々子は無理矢理長い髪を後ろに束ねる。
 前髪やトップがどうなっているのかがわからず、さっきからパン屋のガラスを睨んでいたのだが
 竜児が寄って来て、奈々子の体を眺める。
「血が出てるじゃねぇか!」
 しゃがみこんで、竜児は奈々子の膝に目を眇めた。そして、竜児はなんの気も無しに奈々子の膝の裏に手を添えて、まじまじと見る。
 冷たい手に触れられて、奈々子の体がびくっと震えた。
 竜児は学ランのポケットからポケットティッシュを取り出すと、奈々子が擦り剥いた箇所の周りを軽く拭いた。
 それから、ちょっと痛むぞ、と声をかけてから、ポケットティッシュで出血を拭く。
「痛くないか?」
「平気よ」
 見上げてきた竜児に、奈々子がそっけなく声を返す。
「よし、とりあえずハンカチ巻いとくからな」
 紺のハンカチで、奈々子の膝をぐるっと巻き、竜児からは直接見えない膝の裏で軽々とハンカチの端を結ぶ。
「とりあえず、これでいいか……。他は大丈夫か?」
 ふっと竜児が奈々子の顔を見上げる。奈々子は竜児の心配そうな顔を見下ろしながら、顔が赤くなるのを感じていた。
 あんまり触らないでよ……。そう言おうとして、奈々子は口をもごもごと動かした。言葉が出てこなくて、つい視線を自転車に向けてしまう。



 
「そうだ、足挫いたんじゃないのか? お前、転ぶ前に思い切り左足着いただろ」
「そうなの? 覚えてなくて」
 道理で足首が痛いわけだ。奈々子は左足に体重をかけて、足がどのくらい痛むのかを確かめてみる。
「ダメだダメだ! 無理すんなって」
 奈々子の足を左足を掴んで、奈々子の行動を止めにかかる。
「……そうね、無理しないほうがいいわね。それより高須くん、足、離してほしいんだけど」
「ん? ああ、悪い悪い」
 まったく悪びれる様子もなく、竜児は奈々子のふくらはぎから手を離した。


276 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:56:43 ID:hHr5/eYx
 まったく、情けないところを見られたわね。
 そう心の中で呟いて、奈々子は溜め息を吐き出した。白く濁った息は、雨粒の中に溶けて消えていく。
「どうすっかな。とりあえず、怪我してるしなぁ」
「大丈夫よ、なんとか家まで帰ってみせるから」
「その足でどうやって歩くんだよ。自転車乗るとか言うつもりじゃないだろうな。そんなことは許さんぞ」
 立ち上がった竜児が真剣な表情で言い放つ。竜児の言葉に、奈々子は唇の端をひくつかせた。
「そんなに心配しなくても大丈夫よ。一人で帰れるわ、放っておいて」
 そう言って、奈々子は雨の中へ歩き出した。途端に、左足首が痛み、すぐに右足にすべての体重をかける。
「ああ、ほら見ろ。全然歩けないじゃないか。こんな雨の中、その足でゆっくり歩いたら足は悪くなるし風邪引くかもしれないし大変だぞ」
「……大丈夫よ、しばらくしたら落ち着くわよ」
 歩けないことを悟った奈々子は、再びパン屋の庇の中に引っ込んで、看板に手をついた。
「おまえ、意外と意固地なんだな」
 呆れたように竜児ははぁ、と息を吐き出す。
「仕方ねぇ……」
 竜児は、奈々子の自転車を持ち上げて、奈々子の前まで持ってくると、荷物をすべて前カゴに突っ込んだ。
 そして、傘を奈々子に向かって差し出す。
「ほら、乗れ。とりあえず、俺の家に行くぞ。近いしな。まずは、怪我なんとかしないと」
「そこまで、してくれなくったっていいのに……。高須くんって、本当に世話焼きなのね」
「世話焼きって……、別に、クラスメイトが転んで怪我してたら誰だって手を貸すだろ」
 なんの衒いも無しに、竜児は半ばきょとんとした表情でそう言い切った。
 奈々子が竜児の言葉を聞いて俯く。

 自分が転んで助けるのが当然だと言い切った竜児が、奈々子には少し眩しく思えた。
 本当に、世話焼きね。
 奈々子は、唇にわずかな笑みを浮かべて声を漏らした。
 転んだ後、エコバッグを放り出して駆けつけてくれて、雨に濡れるのも厭わずに地面に膝をついて助け起こしてくれる。
 雨に打たれるのもまったく気にしないという様子で、今は奈々子の自転車のサドルに跨っていた。
 こんなことが、高須くんにとっては当然なんだ……。

「じゃあ、高須くんの好意に甘えさせてもらうわね」
「おう、気をつけろよ、大丈夫か?」
「大丈夫だって」
 奈々子は自転車の後ろの荷台に手をついてから、ゆっくりとそこに腰掛ける。
「いや、横になるより跨ったほうがいいんじゃないのか?」
「足が痛いから無理ね。とりあえず、このままでいいでしょ」
「そうか、まぁいいけど。落ちないように掴まってろよ、ゆっくり走るから。後、濡れないように傘差しといたらどうだ?」
「そっちのほうが危なくない? もういいわよ、これだけ濡れたらもう一緒でしょ」

 分厚く空を覆った空からは、砂粒のように小さな雨が間断なく降り注ぐ。
 雨に濡れながら、竜児はゆっくりと自転車のペダルに力を込めた。


277 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:57:12 ID:hHr5/eYx

 竜児の家の前に辿り着くと、奈々子はゆっくりと自転車から降りた。
 足の痛みは転んだ直後よりも酷いものになっていて、今では軽く体重をかけるだけでも痛みが走る。
「大丈夫か香椎」
「……ちょっと大丈夫じゃないかも」
「ようやく弱音吐いたか。辛いなら最初から辛いって言っとけよ」
 竜児は自転車を階段の下にもぐりこませて、スタンドをかけた。前カゴに乗っていたバッグと奈々子の買い物袋を腕に通す。
「俺の家、ここの上だから」
「階段昇るの?」
 奈々子の表情が暗くなる。大した階段でもなかったが、今の奈々子には針の筵を裸足で歩けと言われているような気分だった。
 不安な顔を見た竜児は、奈々子の前に来て腰を落とした。
「ほら、背負ってやるよ」
「大丈夫よ、このくらい」
「いいから、乗っとけって。足痛いんだろ」
 奈々子は困ったように眉をしかめ、そして竜児が片膝をついている箇所を見た。
 竜児のズボンの膝あたりが、雨と泥で汚れてしまっている。

「重いとか言わないでね」
「言わねぇって」
 奈々子が竜児の肩に手を回し、ゆっくりと体を竜児の背中に預ける。
 あまり体格がいいようには見えなかったが、奈々子にはその背中が広く感じられた。
「おっし、行くぞ」
 奈々子の太ももの下に手を回した竜児が、奈々子の体を持ち上げる。
 そして、間借りしている部屋に向かって階段を登った。一人を背負っているとは思えないほど、竜児の足取りは軽い。

 このままだと、すぐに上の階に辿り着く。奈々子がそう思った時、口から言葉がこぼれていた。
「ねぇ高須くん、もっとゆっくり」
「あ、すまん、痛かったか?」
「え? うん。ゆっくりでいいから……」



278 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:57:49 ID:hHr5/eYx

 あたし、何言ってるんだろ。
 竜児の背中に体重をかけながら、奈々子は顔面が紅潮していくのを感じていた。
 羞恥の感情が奈々子に芽生える。もう少しの間だけ、竜児の背中に体を預けていたいと思ったのだ。
 突然こんなことを考えてしまい、さらに口に出してしまった自分に驚いてしまう。

「大丈夫か?」
「……うん」
 奈々子が、竜児の首に腕を回す。体重は、竜児の背中と太ももの下で支えられている。
 体を竜児の背中に押し付け、バイク乗りのニーグリップのように両脚で竜児の腰を軽く挟んだ。

「頭とかは打ってなかったように見えたけど、大丈夫か?」
「高須くん、さっきから大丈夫かーって、そればっかりね」
 くすくす笑いながら、奈々子は竜児の背中に体を預けた。
「いや、お前なんかさっきから大丈夫とかそんなことしか言わないからな。無理すんなよ、痛いときはちゃんと痛いって言えよ」
「……痛いとか言っても、誰も助けてなんかくれないよ」
「今は俺がいるだろ」
「ずっといてくれるわけじゃないじゃない」
 言ってから、奈々子は目を見開いた。言葉を選別する箇所が壊れてしまったのではないのかと思えるほど、するりと口をついて出てしまう。
 訂正する言葉を捜しても、乱雑に散らかった頭の中から欲しいものを選ぶのは困難だった。
「ん? ああ、大丈夫だって、心配しなくてもいい」
「えっ? それって」
「このくらいの怪我だったら、ちゃんと治るって。もちろん、静養しなきゃダメだぞ。無理せずにな」
「そ、そうね……」
 奈々子の胸の中で、竜児に対する期待のようなものが膨らみ、一瞬にして萎んでしまった。
 なにを期待していたのだろう。そう考えると、頭に血が昇った。

 頭の中に、欲しい言葉が浮かんでしまった。



279 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:58:19 ID:hHr5/eYx

 階段を昇り終えた竜児は、ドアノブを回そうとして首を小さく捻った。
「なんだよ、泰子の奴出かけてんのか。くそっ、こんな時に」
 そう言ってから、竜児は一端奈々子を下ろし、ポケットの中から鍵を取り出して扉をあけた。
 奈々子を先に玄関に入れてから、竜児が入り、扉を閉める。
「ちょっと待っててくれ」
 竜児は靴を脱ぎ、それから靴下も脱いで台所の前を通り、洗面所へかけこんで行った。
 戻ってきた時には、2枚のバスタオルを持ってきて、奈々子にひとつを渡す。

 奈々子は初めて訪れる竜児の家を、まじまじと眺めていた。
 人の家に呼ばれるのは初めてではなかったが、同級生の男子の家に二人きりで訪れるのは初めてのことだった。
 視線は、玄関からすぐ見える台所に向かってしまう。

 調味料が小窓の傍に綺麗に並べられていて、立てかけられたまな板には黒ずんだ汚れも見当たらない。
 コンロも掃除されているのか、油汚れは見当たらなかった。
「随分綺麗にしてるのね」
 玄関で髪を拭きながら、奈々子がそう口にする。
 乾いたバスタオルは、それ自身が熱を持っているかのように暖かく感じられて、奈々子はつい顔に当ててしまった。
「そりゃそうだ。掃除は俺の趣味だからな」
 誇るように胸を張る竜児に、奈々子の表情に笑みが灯る。
「趣味なんだ」
「まぁな。それより、まぁ上がってくれ。狭いところだけど。とりあえず洗面所で服脱いで着替えろよ。泰子の服なんか適当に持ってくるから」
「ねぇ高須くん。ひとつ訊きたいんだけど」
「ん、なんだ?」
「もしかして、いやらしいこととか考えてない?」
 奈々子の言葉で、竜児は慌てたように言葉を連ねる。
「ば、ばっか、そんなこと考えてねぇって!」
「そう、よかった。女の子家に連れ込んで、何かしようとしてるってわけじゃないのね」
「当たり前だろ、っていうかそんなふうに思われてたのか俺……」
 肩を落として、竜児が溜め息を吐く。
「うふふ、冗談よ。高須くんは、そんなこと考える人じゃないものね」
 うろたえる竜児が、ついかわいく見えて奈々子は目を細めた。



280 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:58:51 ID:hHr5/eYx

 竜児に肩を借りて、洗面所へ入った奈々子は、言われた通りに制服を脱ぎ去った。竜児が膝に巻いたハンカチも外しておく。
 ポケットに入れたままだった携帯と財布をとりあえず近くの棚の上に置いた。
 人の家で服を脱ぐのに抵抗はあったが、濡れた服をずっと着ているのは苦痛に感じられる。
 先に竜児が用意してくれた服を見ながら、奈々子は溜め息を吐いた。

 自転車で転ぶなどという失態をしてしまった後、竜児はすぐに助けに来てくれた。
 痛みと羞恥に呻いていた自分に、肩を貸してくれた。
 奈々子が、洗面所の鏡に映っていた下着と靴下だけの自分を見て、もう一度深く息を吐く。
「どうしよう……」
 すでに下着も濡れていた。このまま下着を身に付けているのも、気持ちが悪い。
 しかし、同級生の男子の家で、裸になってしまうのには抵抗があった。
「……気にしても、仕方ないわよね」
 大きな胸を支えるブラを外し、奈々子はショーツも脱ごうと手を伸ばし、そして固まった。
 左足が痛くて、右足が上げられない。
 右足を下着から抜くためには、左足一本で立つ時間がどうしても必要になる。だが、左足だけで立つことができない。
 足首にショーツをぶらさげて、奈々子はどうにかしようと頑張ってみるが、どうしても左足に体重をかけることができなかった。


「だったら、座ればいいじゃない……」
 すぐ解答に気づいて、奈々子は床にぺたりとお尻を落とした。
 そうすればすぐにショーツも脱いでしまえる。さらに奈々子は濡れた靴下も脱ぎ去った。
 左足の靴下を脱ぐ時には痛みもあったが、どうにか耐えられるものだった。

 どうにか右足一本で立ち上がる。そして、奈々子は全裸になった自分に唇を噤み、眉を寄せた。
「まさか、高須くんの家で裸になるなんて思わなかったわ」
 足の痛みは鼓動に合わせるようにずきずきと痛む。内出血があるのかもしれない。
 この足で家まで帰ろうと思ったら、相当な時間がかかるか、途中で倒れるかのどちらかだっただろう。
 少なくとも、まともに歩けるものではない。右足を前に出すためには、当たり前のように左足に体重を乗せる時間が存在する。
 けれど、その時間さえ左足首の痛みは許してくれない。本当に、一歩も歩けないのだ。

 裸のままでいた奈々子は、ふぅ、と息を吐いてから濡れた体をバスタオルでくまなく拭いた。
 それから、竜児が用意してくれた服を手に取る。レギンスと、パーカーだった。
「泰子って、お姉さんなのかしら」
 そう呟いてから、奈々子はレギンスに足を通すためにもう一度床に座り込んだ。下着もつけずに服を着ることになるとは。
 パーカーを着込み、それから使ってくれと竜児に言われたドライヤーで髪を乾かす。
 家に帰ったら、ちゃんと髪を洗ってケアをしなければと思いながら、奈々子は髪にドライヤーを当てた。
 少し湿っているくらいで奈々子はドライヤーを止める。あまり長く使うのは電気代が、というのと、いつまでも洗面所にいたいとは思わなかったから。
 それから、脱いだ制服を畳み、スカートとブレザーの間に下着を挟んで外からは見えないようにした。
 パーカーのポケットに、財布と携帯を突っ込んでおく。少し迷ってから、竜児が貸してくれたハンカチもポケットに入れておいた。


281 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:59:18 ID:hHr5/eYx

 もう一度だけ、鏡を見て、自分の髪が崩れていないかを見てしまう。
 できるだけ、いい顔で竜児の前に現れたかった。
 そんなことを考えている自分が、奈々子にとっては驚きだった。

「どうしようかな」
 自分で歩いてここから出て行くことができそうにない。
 そうなると、竜児の肩をもう一度借りなければいけない。わずかに気が引ける。
 さっきの竜児の言葉が耳に蘇った。痛いなら痛いって言えよ、と何の気も無しにそう言った。
 わずかに腹に力を込めて、奈々子は声をあげる。

「高須くーん、ちょっと来てー」
 声をあげてから、わずかに恥ずかしくなる。あまり大きな声を出すことには慣れていない。
「おう、今行くぞ」
 すぐに声が返ってきて、奈々子はつい頬を綻ばせてしまう。
 助けを呼んで、そこに声が返ってくるのが嬉しかった。

 とたとたと足音がして、洗面所の扉の前で止まる。
「開けていいのか?」
「……うん、いいよ。大丈夫」
 もう一度だけ鏡を見てしまう。大丈夫、問題ないわ。
 竜児が洗面所の戸を横に引く。
 すでに着替えたのか、竜児は上にTシャツと、下にナイロン地のズボンを着ているだけだった。
「ごめんね高須くん。ちょっと歩けそうにないの、肩貸して」
「ああ、いいぞ」
 頼みごとに対して、竜児は嫌な顔ひとつせず奈々子の左側へ回った。
 少しだけ膝を屈めた竜児の首に、奈々子は左腕を回す。そして、体重を竜児にかけながら、右足をゆっくりと前に出した。



282 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 18:59:49 ID:hHr5/eYx

 居間には、一脚の椅子が置かれていた。
 竜児はそこに奈々子を座らせると、テーブルの上に置いた救急箱に手を伸ばす。
 奈々子はというと、つい部屋のあちこちを眺めてしまう。古い建物のようだったが、目につく場所すべてが綺麗にしてある。
 壁にはカビなども見当たらないし、テレビの上も埃ひとつ積もっていない。

 畳敷きの部屋には似つかわしくない椅子だと思った。
 キャスターつきで、背もたれのある椅子。他の部屋から持ってきたものかもしれない。
「よし、じゃあとりあえず膝な」
「……痛くしない?」
「いや、さすがにちょっとは痛むだろ」
 消毒液を片手に持った竜児が、奈々子の前に跪いて膝を見る。
「痛いのはやだ」
「やだとか言われてもなぁ……、ちょっと染みるかもしれないけど我慢してくれ」
「うん」
 スプレー型の消毒液を、膝のやや外側のあたりに出来た傷に、しゅっと吹きかける。
 途端に、引き攣るような痛みに襲われて奈々子は顔をしかめた。
「い、痛いじゃないもうっ!」
「んなこと言われても……」
 竜児が悪いわけじゃない。そんなことはわかってる。
 けれど、奈々子の口からは文句がこぼれた。こんなことを言っても、さらっと受け止めてくれる。そう思えた。


283 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:00:25 ID:hHr5/eYx

「とりあえず、絆創膏貼っとくからな」
 膝に手を伸ばした竜児が、新しい絆創膏をぺたりと貼り付ける。
 まるで子どもになったみたい。奈々子はそんなことを考えていた。
 膝を擦り剥いて、そこに絆創膏を誰かに貼ってもらう。そんなことがあったのは、本当に昔のことだった。
 
 窓の外では、未だに雨が降り続いている。静かな部屋だった。
 もう日が地平へ落ちようかという時間だった。わずかな眠気を感じて、奈々子が小さくあくびを漏らす。
 時計の音が、まるで耳の傍で鳴っているのではないかと思えるほどはっきりと聞こえた。
 そこに雨の音が加わる。時計の刻むリズムに、雨どいから落ちる大きな雫がオブリガードを入れた。
 暖房がつけられているのか、風がこすれるような音が聞こえてくる。

「さて、あとはこっちだな」
 左足首を指で触りながら、竜児が目を細めた。
 もう、肌を触れられていることに何も違和感を覚えない。
 男子にここまで触られるのは初めてだったけれど、奈々子は竜児になら任せられると思った。
「捻挫かもな。やっぱ病院行かないとあれか……」
 指先で踝の周りを押しながら、竜児が呟く。それから、奈々子のアキレス腱を摘む。
「ここは痛くないか?」
「ううん、平気」
「そうか……。アキレス健切ったとか伸ばしたとかじゃないのか。ならまぁ、靭帯が伸びたくらいか……」
「そういうの詳しいの?」
「いや、別にそういうわけじゃねぇけどな。とりあえず、湿布貼って包帯だな」
 救急箱の中から湿布の入った袋を取り出す。チャックを開けて湿布を一枚取り出して、奈々子の足首に回すようにして貼り付けた。
「それにしても、足細いな……」
「あら、そうかしら」
「湿布一枚で簡単に一周しちまったぞ。こんな細い足に重みが加わったから痛めたんだろうな」
 竜児は包帯を取り出すと、奈々子の足首と足の甲に交差するように巻きつけていく。
 最後にテープで止めて、竜児は立ち上がった。
「よし、これで大丈夫だからな」
 そう言ってから、竜児は奈々子の頭に手を伸ばした。その手で、奈々子の頭の天辺を、軽く撫でる。
「えっ?!」
「ちょっと待ってろ、暖かい飲みもん持ってきてやるから」
 竜児は何事も無かったように台所へ向かう。

 撫でられた奈々子は、急激に暴れ始めた心臓に驚きを感じた。
 顔が火照り、息が浅くなる。竜児に頭を撫でられた途端、頭の中が沸騰したかと思った。
 思わず顔を手で覆ってしまう。撫でられた頭が、熱を持っているような気がした。

 うそ、なんでこんなに……。

 まるで子どもの頭を撫でるかのような手つきに、今まで生きてきて感じたこともないような胸の高鳴りを感じている。
 心臓の早鐘は全身に血を巡らせて体温を上げた。瞬きの回数が増えて、止められない。
 ぎゅっと目を閉じて、自分の体を抱き締めるように体を小さくさせた。


284 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:00:57 ID:hHr5/eYx

「ほら、とりあえず暖かいもの飲んで体も暖めないとな。熱いから気をつけろよ」
「う、うん……」
 カップを差し出してくる竜児の顔がまともに見られなくて、奈々子は俯いたままカップを受け取った。
 女の子に出すからか、カップにはかわいらしいクマのイラストが描かれていて、それが奈々子の好みとも合致した。
 ちらりと、一度竜児のほうへ視線を向けると、その視線がぶつかる。慌てて奈々子は視線をカップに落とした。
 カップの中に入っているのは、ホットミルクらしい。
 慌てて口をつける。
「熱っ」
 思ったよりも熱くて、奈々子が舌を出す。
「おいおい、大丈夫かよ。熱いって言っただろ」
 竜児が身を乗り出して、奈々子が出していた舌を真正面から覗き込んだ。
 眼前に竜児の顔が躍り出て、奈々子が慌てて体を引く。
「だ、大丈夫だから、心配しないで」
「そうか? ならいいんだけど」
 訝しげに首を捻って、竜児が離れる。

 奈々子の胸の中で、御し難い何かが暴れまわっていた。それが何なのか、奈々子は考えたくなかった。
 検討はついている。それの正体を知っている。けれど、それを認めてしまうのが怖い。

「しかし、香椎って意外とドジなところもあるんだな。自転車で転んだり、熱いって言ってるそばから舌火傷しそうになったり」
 苦笑している竜児の顔がまともに見られず、奈々子はつい髪の毛を自分の顔の前に持っていく。前髪をおろして、まともに顔が見られないようにしてしまう。
「あら、酷い言い方ね」
 ちゃんと声を出せたことに、つい安堵してしまう。
 ふーっとホットミルクに息を何度か吹きかけた。
「いや、なんか香椎ってしっかりしてる印象だったから、ついな」
「そんなこと言ったら、高須くんなんてヤンキーじゃない。その顔で、こんな優しいことしてるほうが変よ」
「うっ、いや、それを言われるとまぁ、な。はは、やっぱり、話してみないとわかんねぇってことで」
 畳の上に座った竜児が、頬を掻く。
 奈々子は、そろそろホットミルクも冷めただろうと口をつけた。途端に、甘いものが口内に広がっていく。
 わずかなとろみと甘さ。
「あら、おいしい。これって蜂蜜入ってるの?」
「ああ、甘いものは体力回復にいいしな。それに甘いのは大丈夫だろ」
「いいわねこれ。今度家でも作ってみるわ」
 これにウィスキーを少し混ぜれば、冬の凍えた体にはいいかもしれない。奈々子はそんなことを考えていた。
 一度飲んでしまえば、次々と喉の奥へ流し込んでいける。体の中に入ったホットミルクが、内側からゆっくりと体を暖めてくれた。


285 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:01:33 ID:hHr5/eYx

「さて、とりあえずこれからどうするかだな」
 竜児が突然そう言い出したので、奈々子はわずかに首を傾げた。
「やっぱ、タクシー呼ぶか。その足じゃ帰れないだろうしな。そんで、家の人に病院まで連れてってもらえよ」
「……家は、誰もいないわね。お父さんは仕事で、帰ってくるのは十時過ぎだし」
「母さんは?」
「いないわ」
「……すまん。そういや、そうだっけか」
「変に思わなくていいよ別に」
「まぁ、俺の家も片親だしな。母親しかいねぇ。親父なんか、生きてんだか死んでんだかもわかんねぇ」
「そうなんだ……」
 家の事情なんて、学校でいちいち話すようなことはない。
 竜児の家が片親だということは知っていた。けれど父親については聞いたことがない。
 あまりお金があるような住まいには見えない。随分と、苦労をしてきただろう。
 そんな生活でも、奈々子には竜児がまっすぐ育っているように見えた。



「ねぇ、高須くん。ちょっと肩を貸してくれないかしら」
「ん、ああいいぞ。なんだ、トイレか?」
「違うわよ。ちょっと、床に座ったほうが楽かなって。足を伸ばしたいの」
 竜児は、奈々子の左側に回って屈み、奈々子が竜児の首に手を回す。奈々子の持っていたカップを受け取った竜児が、テーブルの上にカップを置く。
 それから、竜児に体重をかけながら、立ち上がった。
「そこ、その箪笥のところでいいわ。もたれるところは欲しいから」
「こんなとこでいいのか」
 至近距離で竜児が覗き込んできて、奈々子はつい視線を逸らしてしまう。
 これでは駄目だ。奈々子は竜児の首に回す手へ力をかけて、ゆっくりと膝を折って箪笥にもたれかかった。
「高須くんも座って」
「え?」
「ほら、隣に座ってよ」
 奈々子が座り込んだすぐ左隣に、竜児を座らせる。
 畳の上に座って足を伸ばしてみたら、すぐに左足から痛みが走った。どうやら、踵をつけると痛いらしい。
 奈々子は少しだけ足をくずして横にして、竜児の肩によりかかった。

「お、おい……」
「あら、こっちのほうが楽なの。ちょっと付き合って」
 竜児が前髪に触れながら、ちらりと奈々子の体を見る。
「少し、お話しましょ。高須くんのこと、もう少し知りたいし」
「知りたいとか言われても……。別に語るようなこととか全然ねぇよ」

 左肩に、竜児の体が触れている。こんなすぐ傍に異性がいることに、奈々子の鼓動が速まった。
 宵の口に入ろうかという時間に、長く降りそうな雨の音が響く。肩越しに、竜児の体温が伝わってきた。
 その熱が、奈々子の肌に染みていく。心臓は酷使されて悲鳴を上げているのに、その奥にある心には安らぎが広がった。



286 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:02:04 ID:hHr5/eYx

「そうねぇ。じゃあ、タイガーとの関係についてとか」
「……あいつのことかよ」
 竜児が唇を舌で湿らせる。それを見て、奈々子は竜児が言いづらそうにしていることに気づいた。
「付き合ってるの?」
「いや、だから付き合ってねぇって本当に。木原に、何か言われたのか?」
「ううん、そうじゃないわ。ただの興味……。それじゃ、高須くんは他の誰かと付き合ってるのかしら」
「いや、誰とも」
 わずかに目を細めて、竜児は視線を遠くした。
 その視線の先に誰を思い浮かべているのか、奈々子は知っている。
 急に胸を締め付けられたような気がして、奈々子はそれを振り払うように声を絞る。
「……櫛枝は?」
 付き合ってるの? とは訊けなかった。
「うっ、な、それは……。いや」
「付き合ってるわけじゃないんだ。そっか」
 さきほどから、竜児はずっと自分の前髪をいじってばかりだった。視線を向けることもない。
 瞬きの回数は多く、口元は言葉を生まないのにもごもと動かしている。

「実はさ、修学旅行で亜美ちゃんに聞いたんだ。高須くんが、櫛枝に振られたって」
「あれは振られたというか、なんつーか」
「まだ、諦めきれない?」
「……わ、わかんねぇよ。つーか、こんな話はあれだ、やめようぜ。もっと他に楽しい話題があるだろ」
 強引に話題を変えにかかる竜児に、奈々子がくすりと笑みを漏らす。

 今のところ、竜児に恋人はいないらしい。
 それを知って、奈々子の胸中にわずかな喜びが生まれた。
 しかし、その喜びが奈々子の心を苛む。

 いま、高須竜児に、香椎奈々子は惹かれている。
 それを自覚してしまった。
 けれど、自分の中に芽生えた恋を、振り払うかどうか迷っていた。
 本当にこの人を好きになってもいいのか。まだ自信は持てない。




287 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:02:34 ID:hHr5/eYx


「ねぇ高須くん……。実はね、あたし、今この下に何も着てないの」
「はぁ?!」
「下着も濡れちゃってて、全部脱いで、その上からこれ着てるだけ」
 奈々子は着ているパーカーの胸元を数回引っ張って見せた。
 竜児の視線が、奈々子の胸元に注がれる。胸の大きさには自信があった。
 そして、この胸がいたずらに注目を浴びる元であることも知っている。

 中学生の頃にはもう他の女子よりも大きいことには気づいていた。
 そのせいで、男子生徒からはいやらしい視線を向けられたことが何度もあった。
 こんなものしか見ない同級生の男子には何度も辟易した。好奇の視線を向けられ、その度に軽蔑の感情が広がる。
 子どものように幼い同級生ではなく、自分のすべてを優しく受け止めてくれる人が現れるはずだ。
 奈々子はそう信じていた。そんな人を好きになろうと思っていた。

「高須くん、あたしね。高須くんにこれだけしてもらったから、お礼がしたいの」
「な、なんだよ、別に気にしなくていいって」
 奈々子は竜児の太ももの上に、そっと手を置いた。さらに肩に寄りかかり、頭を竜児の肩に乗せる。
 胸郭の中身がすべて心臓になってしまったのではないかと思うほど、鼓動が全身を駆け巡った。
 もしかしたら、この鼓動が伝わってしまっているかもしれない。そう思うと、奈々子の顔が熱くなる。
 口の中が渇き、舌の上に乗っていたわずかな唾液を飲み込んだ。

「あのね、あたしの体で、高須くんの好きなところ、ひとつだけ好きに触ってくれていいよ」
 力を入れてそう言い切った。
 雨の音がわずかに強くなったように感じられた。時計の針の刻む音がうるさくて、何よりも自分の鼓動が痛々しかった。
 竜児がちらりと奈々子の顔を見る。ふぅ、と溜め息をついた。
 そして、竜児が手を伸ばす。奈々子の頭の上にぽんと手を置いて、数回撫でた。



288 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:03:06 ID:hHr5/eYx


「……これで、いいだろ」
 そう言って、竜児は奈々子の頭から手を下ろす。
 再び、高須家の居間に静寂が訪れた。

 奈々子がゆっくりと目を閉じて俯く。
 こんなのって、ないわ。

 竜児の腿の上に置いた手で、奈々子は竜児の腿をつねりあげた。
「いたたたた、な、なにすんだよいきなり」
「ごめんね。つい、こうしたくなったの」
 奈々子は竜児の肩に頭を寄せながら、悪びれることもなくそう言った。
「絶対、胸に触ると思ってた」
「んなことしねぇよ……」
「もし触ってたら、叩いて引っ掻いて、最低だって罵ろうと思ってたのに」
「おいおい……さらりと怖いことを」
 奈々子の言葉に、竜児の頬が二三度ひくついた。
「ごめんね。高須くんは悪くないから」
「じゃあ、つねんじゃねぇよ」
「やっぱり訂正。高須くんも悪いわ」
「俺が一体なにを……」
「言わない」
 言ったら、格好悪いから。

 もし、胸に触ってくるようだったら、奈々子は本当にひっぱたこうと思っていた。
 それでおしまい。竜児のことは、忘れるつもりだった。所詮、いやらしいことしか考えてない男だと割り切ってしまえた。
 そうしたら、好きになろうとしていた自分が間違いだったのだと諦めることができる。

 なのに、竜児は好きなところを触っていいと告げられて、ただ頭を撫でた。
 奈々子にとって、竜児の存在が、特別なものになった瞬間だった
 雨に濡れるのも厭わずに自分を助けに来てくれて、それになんの下心もないなんて。
 ほとんど、誘うような言葉にも流されずに、頭をそっと撫でてくれた。

 嬉しかった。
 なのに、嬉しさを感じた瞬間に、胸に触ってこなかったことに対しての怒りが沸いてきた。
 あたしってそんなに魅力がないの?
 あまりにも自分勝手な思いに、奈々子が苦笑する。
 
 もう、認めるしかなかった。
 あたしは、高須くんのことが好き。
 


289 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:04:08 ID:hHr5/eYx

「ごめんね、ついからかっちゃった」
 つとめて明るく言った。そして、ゆっくりと体を起こして、竜児の肩に預けていた頭をあげる。
「なんだよまったく……」
「うふふ、ドキドキした?」
 竜児の顔を下から覗き込みながら、奈々子が息混じりに声を出す。
「し、してねぇよ」
 頬を赤くしながら、竜児が視線を逸らす。
「あたしはドキドキしたわ」
 体を起こしながら、奈々子はそう呟いた。
 明日になったら、心臓が筋肉痛になっているかもしれない。
 今だって、足首よりも、胸の痛みのほうが強く感じられたから。


 さざなみのように、静かな時間が訪れて奈々子はゆっくりと目を閉じた。
 眠気を感じて、小さく欠伸を漏らす。隣に、竜児がいた。それだけで、心に安らぎが広がる。
「色々あったから、ちょっと眠くなっちゃったわ」
「すぐに寝ると、足が腫れるぞ」
「そうなの?」
「あと、今日は風呂も入れねぇぞ。ちゃんと冷やしとかないとな」
「お風呂、入れないの? はぁ……」
 捻った場所を暖めるのはよくないと聞いたことはあったけれど、お風呂にも入れないとなると心が落ち着かない。


290 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:04:36 ID:hHr5/eYx

 落胆したところに、ふと玄関で物音がして奈々子は首をあげた。
「おっ、泰子の奴帰ってきやがった。どこ行ってたんだか」
「たっだいまー。あれー、お客さん? あっ、なんかおうち暖かーい。暖房入れてるの?」
 若い女の人の声がしたかと思えば、居間の引き戸が開かれた。
 そこに現れた女性を見て、奈々子が挨拶するのも忘れて瞬きを繰り返す。

「あら、竜ちゃんどしたの。お客さん?」
「ったく、どこ行ってたんだ泰子。お前の力を借りようと思ってたのによ」
「どしたの?」
「クラスメイトが怪我して、それで家に連れてきたんだよ」
「えーっ、そうなんだ! うわぁ、足怪我したの?」
 泣きそうな表情の泰子が奈々子の足を覗き込む。
 学年とクラスの記載されたジャージの上に、黒のダウンジャケットを羽織っている泰子の姿に、奈々子はわずかに声を失った。
 泰子は腕にコンビニの袋をひっかけていて、そこから雑誌がはみ出ていた。

「いえ、高須くんが助けてくれたんで大丈夫です……。あの、はじめまして」
「はじめましてー。やっちゃんだよ」
 やっちゃんだよ、と言われても困る。
「香椎、こいつが俺の母親」
「母親?!」
 再び声を失った。
 どう見ても二十代の後半というところだ。高校生の子どもを持つ母親には見えない。
「そうなんだよー。やっちゃんはね、竜ちゃんのお母さんなの。とっても若いんでがすよ。永遠の23歳なんでヤンスよ」
 がす? ヤンス?

「やめろ泰子。頭の底が見えるぞ」
 呆れた様子で、竜児が立ち上がる。
「えーっ、若い子だから若い子の話し方にあわせないとぉ」
「お前は間違ってる。つーか、いい加減気づけよ」
 立ち上がった竜児が、テーブルの上にあった救急箱を持ち上げて、箪笥の中に仕舞いこむ。


291 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:05:06 ID:hHr5/eYx

「あっ、そうだ。お名前は? やっちゃんは高須泰子っていうんだよー。やっちゃんって呼んでね」
「えっと、はぁ……。あたしは、香椎奈々子です。あの、自転車で転んだところを高須くんに助けられて……」
「奈々子ちゃんっていうんだ。奈々子ちゃんかわいいねー。なんか竜ちゃんて家に連れてくる女の子みんなかわいくてやっちゃん困っちゃう」
 女の子を、家に連れてくる?
「おい泰子、人聞きの悪いこと言うなよ。連れてきたって、せいぜい大河と川嶋くらいだろうが」
「そうそう、川嶋亜美ちゃん、亜美ちゃん。かわいいよねぇ」
 亜美ちゃんも、来たことがあるんだ。
 そんな話は聞いたことがなかった。

「ねぇ竜ちゃん。今日の晩御飯なに?」
「ん? ああ、いけね、忘れてた! メシ炊かねぇと」
 確かに、夕飯の支度をしなければいけない時間のようだった。
「そうだ! やっちゃんいいこと思いついた。奈々子ちゃんも食べていったら?」
「えっ? いいんですか」
「全然いいよー。ねー竜ちゃん」
「俺は別に構わねぇけど。香椎はどうなんだ? なんだったら泰子の出勤と一緒にタクシー呼べばいいだろうし」
「竜ちゃんかしこーい。そうしたほうがいいよね」
 二人の会話のペースについていけず、奈々子は箪笥に凭れたまま二人を交互に見返すことしかできなかった。
 片親とはいえ二人の関係は良好だということが伺える。この人が、高須くんを育てた人なんだ。
 ついつい、泰子の顔を見てしまう。

「ねぇねぇ、一緒にご飯食べようよ。奈々子ちゃんのことも知りたいしー」
「えっと、じゃあその、お言葉に甘えます」
「わーい。やったぁ」
 コンビニの袋を持ったまま、泰子が両手を上げる。こら、振り回すなと竜児が声をかけながら、炊飯器の釜を取り出していた。
 

292 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:05:38 ID:hHr5/eYx

 夕飯ができるまでの間、奈々子はテーブルの前で足を伸ばして座っていた。
 テレビを点けたのもあって、竜児と二人きりだった時に訪れていた静寂はどこかへ出払ってしまったらしい。
 ずっと泰子が奈々子に話しかけていたのもあって、奈々子は退屈することがなかった。
 話しているうちに、二人の暮らしの一部が随分わかってきた。
「それでねー、やっちゃんわぁ、ちっちゃな竜ちゃんを抱えて家を出てね、がんばったの」
「へぇ、そうなんですか。でもそれって大変じゃないですか」
「うんうん、大変だったんだよー。でもね、竜ちゃんがかわいいから頑張ったの」
 身振り手振りを交えて話す泰子に、奈々子はつい表情を緩ませた。
 片親だという悲壮感はどこにもない。二人は、幸せで、仲良く暮らしている。

 あたしの家とは大違いね。

 幸せそうな二人の話に、奈々子はテーブルの下で拳を握った。
 自分も、こんな幸せな家庭で生活できていたら……。そう思えてしまう。


 夕飯ができあがると、再び賑々しく泰子が奈々子に話しかける。
 時々竜児が合いの手を入れて、騒がしい食卓ができあがった。
「ねー竜ちゃん。やっちゃんのプリン買った?」
「食事中におやつの話なんかすんなよ。ああ、ちゃんと買ってあるから安心しろ。崩れてるけどな」
「えーそうなんだ。でも食べたら一緒だよね」
 会話の絶えない食事が、奈々子には羨ましかった。
 父親とは仲が悪いわけではないが、それでもこんなに楽しい会話をすることはない。

「ねぇねぇ、奈々子ちゃん。竜ちゃん、学校でちゃんとお勉強してる?」
「えっと、ちゃんとしてますよ」
「そうなんだー。あっ、大河ちゃんは?」
 自分はあまり口数の多いほうだとは思っていなかったが、泰子にかかるとついつい言葉が出てしまう。
 スナックで働いているというだけあって、泰子は話を聞くのが上手いのかもしれない。
 ひとつひとつの話題に対する反応がよくて、ついついこっちも次々話してしまう。

 竜児の作った料理も美味しかった。
「ねぇ高須くん。この煮物おいしいね、どうしたらこんな照りが出るの?」
「ん? そりゃ、みりんを入れるタイミングだな。煮切りも使うのがポイントだな」
「でも最初にみりん使うものじゃないの? 全部煮切りでするの?」
「いや、最後に砂糖代わりに煮切りを使うんだって。砂糖も使うけど、ちょっとだけだな。あんま使うと濃いし」
「ふーん……。ニンジンの苦味とか匂いとかも控えめで、おいしいわ」
「本当はいっぺん冷ましたかったんだけどなぁ。時間が……」
 料理談義に華を咲かせていると、泰子が唇を尖らせた。
「うぅ、やっちゃん話についていけない」



293 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:06:09 ID:hHr5/eYx

 足さえ痛めてなかったら、後片付けくらいは手伝えたのに。
 奈々子は台所に立って洗い物をしている竜児の背中に視線を送った。
 エプロンをした竜児が、慣れた手つきで食器を洗っている。泰子は、店に行く準備があるので、自分の部屋に戻っていた。
 暇になった奈々子は、しばらく竜児の背中を眺める。見ているうちに、つい頬が緩んでしまう。
 だらしなくテーブルに肘をついて、首を傾げながら竜児を見ていた。

 こうやって、見ていると、本当に今まで竜児のことを知らなかったんだと実感してしまう。
 最初は、どう見たってヤンキーで、怖い人だとばかり思っていた。
 同じクラスにいるうちに、そういった誤解もなくなったけれど、ここまでいい人だとは思ってもみなかった。
 本当に、見る目がないわね。

 そう思って溜め息を吐く。
 この優しさに、良さに、気づいた人もいるのだろう。
 奈々子の脳裏に、大河と亜美の姿が浮かぶ。おそらく、この二人は竜児のことが好きだろう。
 
 亜美も、竜児の優しさに触れたのかもしれない。だから、意識している。
 けれど亜美は竜児と付き合おうとは考えていないのかもしれない。付き合うつもりがあるのなら、もうモーションをかけているだろう。
 亜美の美貌があれば、事は簡単に済んだはずだ。それをしないのは、何か理由があるのか。

 大河との関係も、よくわからなかった。二人は付き合っているのかと思えば、そうではなかったらしい。
 けれど、大河も竜児のことをきっと好きになっているはずだ。単なる勘だったけれど、間違ってはいないと思う。

 そして、竜児は櫛枝実乃梨のことが好き……。
 大河も亜美も、このことを知っている。だから、竜児に対して迫ることができないのかもしれない。


 再び、竜児の背中を目で追った。
 好きになってしまったことは、もう認めざるをえない。
 できることなら、さっきみたいに寄りかかって、手を繋ぎたかった。また頭を撫でてほしかった。
 付き合ってもいないのに、ただ隣にいるだけで安らぎを感じられる。そんな相手に、自分を好きになってほしい。

 そうすれば、きっと幸せになれるだろうから。


294 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:06:43 ID:hHr5/eYx

 竜児に肩を借りながら、奈々子は借家の階段をゆっくり降りていた。
 暗くて足元がよく見えないせいもあって、一段一段を降りるのに随分時間がかかる。
 雨は随分弱くなっていたが、すぐ隣で泰子が傘を差して奈々子が濡れないようにと気をつけていた。
 すぐ表の道では、タクシーが待っている。泰子が呼んだのだ。
 泰子と同乗して、まずは奈々子の家に行く。そこで奈々子を降ろして、それから泰子が職場に向かうことになっていた。

「ありがとう高須くん」
「おう、気をつけてな。一応、家の人に伝えるんだぞ」
「……そうね」
「病院行くなら行くでちゃんとしといたほうがいいしな」
 ようやく下まで降りたところで、奈々子ははぁと溜め息をついた。


 奈々子は泰子に借りた服のまま、腕に今日の夕方に買った牛乳などが入ったビニールの袋を提げていた。
 すっかり忘れていたのだけど、竜児が先に冷蔵庫にいれておいたらしい。
「自転車は、また取りに来るわ」
「ん、今度持ってってやろうか?」
「ううん、いいの。そこまでしてもらったら悪いし」
 そうか、と返事した竜児が、ゆっくりとタクシーの後部座席に向かう。
 奈々子が、片足で跳びながら後部座席に辿り着いて、手をついた。泰子が手伝って、なんとか乗り込む。

「それじゃ竜ちゃん。行ってくるね」
「おう、気をつけてな」
 竜児が少し屈んで、車内の泰子に声をかける。
「高須くん、ありがとう。このお礼はちゃんとするから」
「別にそんな気にすんなよ。とりあえず、養生してちゃんと治すんだぞ。こういうのは日にち薬だからな」
「うふふ、本当に世話焼きなのね」
 ついつい、奈々子は竜児のことを見てしまう。なのに、見ていると時々恥ずかしくなる。


295 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:07:18 ID:hHr5/eYx

 タクシーが走り出してすぐ、後ろを振り返るかどうかでつい迷ってしまう。
 竜児の元から去っていくのは、少しだけ寂しい。思わず肩越しに振り向くと、小さく手をあげている竜児が見えた。
 角を曲がるまでは見送るつもりだったらしい。そんな律儀な姿に、つい笑みがこぼれてしまう。
「ねぇねぇ、奈々子ちゃんの家ってどっち?」
「えっと……、まずは」
 道を教えながら、泰子にも世話になったと奈々子は感謝の気持ちを覚えた。
 いつかきちんとお礼をしないといけない。

 家に向かうまでの間、ずっと泰子と談笑をしながら、奈々子は今後のことを考えていた。
 自分が、竜児に好意を持ってしまったことについては、もう認めざるを得ない。
 年上趣味だとばかり思っていたが、同級生の男子に惚れてしまうことがあるとは……。
 それだけ竜児が、魅力的に思えた。自分を助けるために、雨に濡れても、制服を汚しても気にしない。
 治療をしてくれて、それからそっと頭を撫でてくれた。
 つい、奈々子は自分の髪を触ってしまう。
 夕食をご馳走になった。困った時には肩を貸してくれた。
 自分の色仕掛けにもひっかからずに、そっと髪を撫でてくれた。

 竜児と、もっと一緒にいたい。
 今まであまり知らなかった彼のことを、もっと理解したい。

 そのために、自分が何をするべきなのかを考えないといけなかった。
 奈々子はふぅと息を吐いてから、タクシーの座席に深く凭れた。
 竜児自身の気持ちは、自分には向いていない。そんなことはわかっていた。
 櫛枝実乃梨に対して好意を持っているらしい。振られたらしいけれど、詳しいことはわからなかった。
 今でもまだ好きなのかという問いにも、きちんと答えてくれたわけではない。

 亜美や大河も、竜児のことが好きなのではないかと思っている。
 特に亜美は、竜児に対して明らかに好意を抱いているような気がした。きっと、亜美も、あの優しさに触れてしまったのだろう。
 どうすればいい?
 亜美は友達だった。その子が好きな相手を、自分も好きになってしまった。
 
 亜美は竜児と付き合う気があるのだろうか。誰がどう見たって、自分と亜美では亜美のほうが容姿が優れているのは明らかだ。
 もし竜児がただの凡夫だったら、今頃亜美に傾倒していたかもしれない。
 そうじゃないのは、やっぱり他に好きな人がいたからか……。


296 :とりあえずここまで:2009/02/18(水) 19:07:54 ID:hHr5/eYx

 自宅の前につくと、泰子が肩を貸してくれてなんとか玄関まで辿り着くことができた。
 もう雨はあがっている。明日になれば、晴れるかもしれない。冷たい空気に身を震わせながら、奈々子は泰子に礼を述べた。
「気にしなくていいよー。ちゃんと治してね」
「はい、ありがとうございます」
 父親はまだ家に帰っていないらしい。いつものことだ。
 去っていくタクシーに小さく手を振りながら、奈々子は心の中にわずかな寂しさが広がるのを感じていた。

 一人になるのが、こんなに寂しかっただろうか。
 玄関のドアに鍵を差し込んで、ゆっくりと回しながらそんなことを考えていた。
 誰もいない家に、片足でぴょんぴょん飛びながらあがりこんで、靴を脱ぐ。
 ローファーを端に寄せて、自分の部屋へケンケンで移動してベッドの上に倒れこんだ。

 ベッドの柔らかさに体を委ねながら、奈々子は枕に顔を埋めた。
 竜児ともっと近づきたい。

 優しくされて、ころっと参った自分の単純さにも少しだけ笑いがこみ上げてくる。
 けれど優しいだけじゃなくて、彼の中にはもっと沢山の魅力があるという確信もあった。
 それが知りたい。そして、竜児の優しさにもっと触れていたいと思った。

「ごめんね、亜美ちゃん」

 そう呟いてから、奈々子は決意した。
 竜児の一番になる努力をしよう。そう思った。
 だから、決意を口にしようと思った。
 本人にはまだ言えない。わずかな躊躇いが生まれた。本当にいいのだろうか。
 失敗すれば、自分は傷ついてしまう。それがわかっていても、言わずにはいられなかった。

「高須くん、好きだよ」

 誰も聞いてなんかいないのに、奈々子は恥ずかしさでつい悶えてしまう。
 言葉は部屋の中でかききえて、誰にも届かずに霧消した。
 好きになってしまった。竜児と一緒にいたい。あの優しさをもっと感じたい。

「ぜったいに、高須くんと、一緒になるんだから……」

 彼を手に入れるための努力をしよう。今はいい案が思い浮かばなかった。
 自分の望みに近づくための壁はいくつかあった。

 竜児は自分ではなくて、他の人が好き。
 彼のことを好きな人は他にもいる。
 そもそも彼が振り向いてくれるかどうかもわからない。

 けれど、今は諦めようと思わなかった。障害があるのなら、なんとかすればいい。
 竜児の気を引くために、何か行動を起こしていけばいい。

 すでに、奈々子はひとつの案を思いついて、実行していた。
 爆弾の仕掛けはもう終わっている。その反応は、まだわからない。

「うふふ、逃がさないんだから」
 奈々子は、一人で笑みを漏らしながら、竜児を手に入れるための算段を練り始めた。



297 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:29:49 ID:diZzNQbG
うはぁ、最高っす。ありがとう作者様。
ななドラいいねぇ。文も読みやすくて良かったよ。

298 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:36:41 ID:eyl7hwi7
ななドラいいっす
やっぱり竜児には女の子らしい奈々子たんか亜美たんが似合うと思うのですよ

299 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 20:03:18 ID:QAyd9pyf
>>296
グッジョブ。グッジョブ。
でも、投下予告とかそういう投下の手順は守ろうな。

300 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 20:14:44 ID:G0bXf6XI
奈々子ちゃんかわいすぎるぜ


301 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 20:25:19 ID:d2iQoz5X
奈々子は俺の嫁だけど竜児にならあげてもいい

302 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 20:26:33 ID:4bLveftA
GJGJGJ!!
読んでみたかった、ななドラ読めて大歓喜w
ななドラ最高! 続きを裸で待ちまする

303 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:12:54 ID:OCCipM+Z
GJです。

304 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:15:50 ID:M6Iph22a
>>272-296
奈々子キタ━━━(゜∀゜)━━━!!GJGJ!
繋ぎのひっぱりもいいね、わざと下着を忘れて来たフラグか?
竜児なら照れつつも、女の子の恥ずかしさも考えず
普通に洗濯してしまって返しそうではあるが…

305 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:25:25 ID:eyl7hwi7
下着を学校で返してもらって騒動にするとか?
奈々子たん黒いぜ

306 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:43:53 ID:/+7ahWX4
>>305
きっと下着も黒だな

307 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:57:09 ID:TRnpQFW7
つまり竜児は奈々子様のおぱんつ様を占有していると…許せる!

308 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:09:39 ID:2o3OThdo
くそ、にやけてジュース飲めない

言っとくけどみのりん派だからな!
ななドラ!なんて……GJだ!
もひとつくれてやる!GJ!とっとけ!

309 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:19:13 ID:JNYakxuH
ななドラは本当に良作が多いなあ
片親同士とかの主婦仲間になれそうなあたりが微妙にマッチしてるのかな
GJっす!!

310 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:27:22 ID:L98jCqPP
もはや芸術だな……
原作じゃなくパロディなのに
ななこの好感度上がるわ

311 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:38:49 ID:Vd6tg84b
GJ!
終わり方から続きがありそうだな・・・?
期待してるぜ!

312 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:43:55 ID:1+W175Mb
原作じゃ絶対ありえない組み合わせだが・・・GJ
俺だってみのりん派だが・・・GJ

313 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:51:07 ID:TWaD681O
>>296
続けたまえ

314 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:55:58 ID:rfNS5TEK
>>296神職人乙!!
ななドラ最高。

315 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 23:01:55 ID:ucZvqooI
>>296
突然の良作にビビッタ GJ
これからの香椎の出方と状況の変化に期待
この話は最低でも9巻時の話だから早くに手を打たないとどうしようもなくなるな
今まで文化祭や別荘で培ってきた関係に対抗するのは難しいかもしれんが奈々子ガンバレ

316 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 23:19:28 ID:ZhiOhtRU
は、早く補充しないと

誰かななこエキスをハリアーップ!

そしてGJ!

317 :名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 23:48:39 ID:4bLveftA
神職人きたねw
ななドラGJ!

318 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:19:47 ID:/rAxDyO0
ななドラは最高だ!
だが!誰か〜〜まやドラにも挑戦してくれ(´;ω;`)

319 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:22:38 ID:GqXn6q5L
GJ。
いや、ななこ好きな人ってすごいの投下していくよね。
前の天然エロスのななこのもすごかったよな。


320 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:33:41 ID:rJ/3DL71
王道の竜虎よりも、亜美ドラや奈々ドラのほうが激しく萌える俺は病気なのか?
ともかく、GJ!

321 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:37:21 ID:rm93iDM7
ななドラの人気具合が笑えるww

322 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:43:39 ID:B2/9HTud
いきなり素晴らしい良作がきててワロタ

俺もまやドラ読みたいな

323 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 00:56:25 ID:mY6/zljb
>>296
GJ!

原作とは違うのに、何でこんなにも萌えるんだ?

324 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 01:04:16 ID:U+gSSblF
>>296 ななドラは良作ばかりで素晴らしいっすww
すっかり引き込まれたぜ!GJ!
続き期待してるぜ!

325 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 02:31:53 ID:amnEa/hJ
>>296
奈々子様ー!!!GJってレベルじゃねーぞ!!!!!
続きwktk‥‥もはやみのりんの次に好きになってもーた

しかし最近このスレも何故かみのりん派が増えてきたな‥‥アニメの流れ的には株価大暴落のはずなのにw
ただ‥‥‥今日のアニメの赤面みのりんはず犯罪級の可愛さだった!

来週は大河の株が急上昇かな

326 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 02:40:17 ID:wfufLM6Q
来週、個人的に大河の株が下がる俺は異端か・・・!?

327 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 02:48:29 ID:DIlRy9Ft
既読が多いから株下がらないんじゃない?
みのりんの全てが…す、す!
そして前の続きはなかなか思いつかない…

328 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 03:27:06 ID:wcJRntBI
奈々子最高だ…



あまりにも可愛すぎて鼻血出たじゃねーか

329 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 04:02:04 ID:LDKd5tCR
>>267 >>296
GJ!
しかし神職人到来に沸くのは構わんが、
その前に投下してくれた職人にGJ付けたのが一人とか笑えねえな…。


330 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 04:16:29 ID:r8SmtZP9
>>296
うおー
これはすごいナナドラ
あみドラ派のオレもすっかり参っちまった

続編もありそうなんで正座して待っちゃうぜ

331 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:04:30 ID:aU2EYUFu
待っていただいてたかた、大変お待たせいたしました。

ななどら。さん。の続きができたので投下いたします。
注意事項を少々
奈々子→竜児の話です。
エロなしです。
今回オリキャラはいませんが、麻耶にイラッとくるかもです。
苦手そうだと感じたらスルーあるいは「ななどら。」をNGでお願いします。
それでは

332 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:05:08 ID:aU2EYUFu


《じゃあ、コンビニまではこれそうだな。コンビニに迎えいけばいいか?》
《ええ、お願い。仕込みは忘れちゃダメよ。それじゃまた明日ね》
《香椎こそ忘れ物はするなよ。じゃあな、おやすみ》

 雷が落ちたあの日から1週間がすぎていた。
 恋心を自覚したからといって、急に世界がキラキラしはじめたみたいな事はない。
 変化といえば、高須くんとのメールが送受信BOXにたまっていくスピード、日課だったウォーキングの時間、そしてはしたない遊びを覚えてしまったことぐらい。
 日々はたんたんと過ぎていき、約束の日はもう明日になっている。
 お弁当の中身は二人で決めた。お互い入れたいものをだしあってお弁当の方向性を定め、そぐわない物を違う料理にかえる。
 料理を日常的にこなしてる二人だから、すんなりメニューはきまってく。
 いささか、残念すぎるぐらいにすんなりと。
 そうやって決まった自分担当のメニューの下準備をして、持っていく材料の確認。そして明日着る下着と服を選ぶ。
 なんだかドキドキする夜はあっという間にすぎていく。


 朝、アラームより先に目が覚めた。
 シャワーをあびて身体をおこすと、少し奮発して買ったお気にの下着(淡い水色、レース、

333 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:06:06 ID:aU2EYUFu
「おはよう。待たせちゃった?」
「おう。大丈夫だ。じゃあ早速行くか」
 待ち合わせのコンビニで高須くんと合流してお宅にむかう。あたしが右手に持っていたはずの大きめの荷物はいつの間に高須くんの右手へ。
「ここだ」と言って、お世辞にも立派とはいえない粗末な家に通される。
 ただ、雰囲気は悪くない。
 使ってる人の意思を感じさせる整頓されながらも使い勝手のよさそうなキッチン、いや台所。
 狭いけれども隅々まで気が配られてて、圧迫感はまるでないリビン、茶の間。
 はじめておじゃました家なのにとても落ち着いて、たしかにここは高須くんのおうちだなって思った。
「まぁ狭いうちだがあがってくれ」
「それじゃあ、おじゃまします」
 こうしてあたしは好きな人の家にあがりこむ。
 動悸は相もかわらずはやいまま。

「泰子の部屋着に着替えるか?せっかく綺麗な格好だし、汚れたらあれだろ」
「ううん、大丈夫よ。エプロンもってきたし。ありがとね」
 呼吸をするぐらい自然に気をまわしてくれる高須くんを、ひらりとかわしたあたしはエプロンをつけ髪を結う。
 料理にたいする格好と心を整えると、振り返って高須くんに声をかけた。
「それじゃあ、さっ

334 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:09:26 ID:aU2EYUFu

 ここからの高須くんはすごかった。
 まず、オリーブオイルとワインビネガーで香りだかく仕上げた絶品の手作りマヨネーズをつくりだす(あたしは、ボールを支えてるだけでなんにもしてない)。
 そのまま神速で使う材料の下ごしらえを終わらせ(手伝うつもりだったのに、野菜を洗うだけで、終わってしまった!ちなみにあたしが用意したブラックタイガーもあっさりと攻略した)
 そして冷蔵庫から出汁(鰹と昆布。味はとても繊細でつみれ汁なんかにしたら、きっと美味しい)をとりだし、だし巻き玉子を焼き上げ、返す刀でミートボールの餡をしあげる。
 気がつくと、あたしは
「すっ、すごい」
 と、つぶやいていた。
 包丁使い、知識、手際はあたしのそれをはるかにしのぎ、ついつい自分の手を止めてみとれてしまう。
 そして、何よりいつもの優しい雰囲気ではなく、真剣な姿の高須くんに、完全にあてられてしまった。
 ――か、カッコイイ。っていうかあたしの心臓ヤバいかも
 直接見つめられたらまだまだこわい鋭い目つきは、真剣さをはらんでいて、横から見るととてもかっこいい。働く男っていい。
 そんな横顔をみつめていると動悸は早まる一方で。
 そんな高須くんに対して、あたし

335 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:10:54 ID:aU2EYUFu
「味見をかねて朝飯にするか。香椎も食べてきてないんだろ?」
「あ、うん」
 余らしたおかずをちゃぶ台に並べると、冷蔵庫からパンの耳をとりだす高須くんの姿がらしいと思う。
「食パン焼くからちょっと待っててくれ」
「あら、あたしもパン耳でいいわよ、もったいないし」
「おう、わりぃな」
 片手にジャムをもち、にやりと笑う高須くん。夏休み前なら確実におびえていたその顔も、今ならなんとか耐えられる。
 この顔は嬉しい時にする顔だってわかったから。
「あっこのジャムおいしい。梅ジャム?」
「ああ、大家さんから梅をいただいたから半分を漬けて、もう半分をジャムにな」
 ここであたしは改めて勝てないと悟った。料理への愛情も実力も。
「それにしても、高須くんって、料理すごくうまかったのね。あたしも自信あったんだけどな」
「まぁ、ガキの頃からやってるしな。でも、香椎も十分やれるだろ。正直こんな早くできあがるとは思ってなかった」
「でも、高須くんがほとんどやってくれたでしょ。この卵焼きなんて、あたし一切関わってないし」
 綺麗な黄色をした、だし巻き玉子を箸でつまんで、高須くんに見せつける。そしてそのまま口の中へ。ふんわりじゅわ〜が広がっておいし

336 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:11:20 ID:aU2EYUFu

「シャワーあびてこいよ」
 高須くんは洗いものを秒殺でやっつけるとあたしにシャワーをうながした。
 でも、そのセリフはどうかと思う。
「うふふ、大丈夫よ。そんなに崩れてないみたいだし。でもコテがあったら貸してくれると嬉しいな」
「おう。泰子の部屋からとってくるからちょっと待ってろ」
「あっ、それとあたし達にはまだ早すぎると思うんだけどな?」
「何がだ?」
「うふふ、シャワーを浴びた後にする事といったらねぇ」
「ばか。お、俺はそんなつもりで言ったんじゃない」
 思わせぶりに笑ってみせると思った通りに狼狽えてくれる。
 相変わらずかわいい人。
「うふふ、冗談よ」
「ったく、純情な高2をからかって、何が楽しんだよ。お前も川嶋も」
 苦い顔をしながら、暗闇の中に入っていく高須くんを見送る。心臓はきゅっと縮まった気がしていた。
 もしかしたら、亜美ちゃんも。とか、いやいやそんなことはないでしょ。でも亜美ちゃんやけに高須くんにこだわってたし…。とかいろんな思いが脳内によぎりながら待っていると、すぐに高須くんは部屋からでてきた。

337 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:12:01 ID:aU2EYUFu

「これでいいか?」
「ええ、ありがとう」
 持ってきたはいいんだけどなぜか不安げな顔。
「どうかしたの?」
「ああ、これお水用ってか、プロ仕様で、その辺のアイロンより危ないんだ」
「あら、そんなに心配なら、高須くんがやればいいんじゃない。どうせいつもお母さんにやってあげてるんでしょ?」
「まぁ、時間がある時だけな」
 照れくさいのか頬をなぞりながら少し笑う。
「じゃあ、やっちまうな、」
 髪を柔らかくもちあげ、優しくブラシをいれる。軽くとかすとコテをあてはじめた。これ以上はないくらい丁寧に丁寧に。まるでお姫様になったかのよう。
「……綺麗な髪だな」
 耳元でなにかをつぶやく高須くん。
「うん?」
「いや、なんでもない」
「そう」
「……」
「……」
 声をだすことさえ憚られるような静寂な空気、脆弱な空間にあたし達はいた。
 ゆりかごのような心地よさの中で髪を弄り続ける高須くん。
 されるがままのあたしはこれ以上ないくらいの幸せを感じていた。
――好きって言おうかな。
そんな思いが頭をもたげはじめた頃に高須くんが沈黙をやぶる。
「こんな感じでいいか?」
「あらあら、これはすごくない?」
 仕上がりに驚く。鏡の中のあたしの髪は大きめに

338 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:12:49 ID:aU2EYUFu


「ごめ〜ん!待った〜?ってか、あたしが最後?」  約束の時間を少し過ぎた頃に麻耶がきた。
これで全員がそろった事になる。
 っていうか言い出しっぺが遅れるってどうなの、麻耶。
「ねぇ、まるおあたしの服どう?」
 麻耶の格好はオレンジのキャミ、デニムのショートパンツにヒール丈のないミュールを合わせている。
 麻耶の雰囲気にあっていて抜群に似合う。っていうか勧めたのはあたしなんだけど。
「ほぅ〜、木原もそういう格好が似合うな〜。」
 えっ、まるおくん「木原も」ってデリカシーなくない?
 高須くんも同じことを思ったのか隣で呆れた顔してる。
「えっ、まるお、マジで似合う!?チョー嬉しいんだけど!!ってか、まるおもシンプルだけどかっこいいじゃん!」 
 うかれポンチ麻耶は浮かれすぎてまるおくんの失言には気づかない。
 失言かましたまるおくんはまるおくんで「ああ、そうか〜?」何て服をつかんで笑っている。
 ああ、なんて幸せな二人!!
 でも実際、端からみると、真面目なイケメンと美少女ギャルでお似合いなのよね。付き合ってはないんだけど。
「お前ら全員切符もったか。じゃあ、出発するぞ!時間は悠久にあるわけではない。いざ、鎌倉!」
「お〜!!

339 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:23:37 ID:2kcgt4Hi
話が途切れてる(´・ω・`)
エブリデイ・ヤングライフ・ジュネス☆

340 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:23:45 ID:aU2EYUFu


 鎌倉デートは滞りなくすすんだ。
 例えば鶴岡八幡宮にて、
「ええっと、ここに公暁って人が隠れて実朝って人を殺したんだよね。まるお〜、ちょっとそこに立ってて!」
「ここでいいか!」
「うんっ!まるおかくご〜!!」
「ぐわっ、やられたー」
「……アホだな」
「……ええ、ばかよね」

 あるいは源氏山で
「源頼朝像の写真も撮ったし、ここらへんで飯にするか!」
「さんせ〜!奈々子弁当出して」
「はい、どうぞ」
 パカッ
「うそ!これやばくない!ちょーおいしそうなんだけどっ!!奈々子、さっすが」
「ほぅ〜、確かにこれはうまそうだ!」
「「いただきます」」
「やばっ、ちょー上手いんだけど!あっこのサンドもおいし〜!ほらほら、まるおも食べなよっ!」
「どれどれ、ああ確かにうまい!香椎も料理ができるんだな」
「うふふ、それはたか「そうなの!奈々子って料理も掃除も洗濯もうまいんだ。まじすごくない??」
「ほぅ、いい嫁さんになりそうだな」
「あっでも、あたしも最近奈々子に家事を教えてもらってるんだ〜!」
「おお、それは感心だな」ニカッ
「……」
「……」

 うん、デートはつつがなくすすんでいる。

341 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:24:14 ID:aU2EYUFu


「ねぇ、高須くん。今日あたし麻耶と全然しゃべってない気がするんだけど、気のせいかしら?」
「おう、奇遇だな。俺も北村と全然話してない」
 目の前には、飼い主に甘えてまとわりつく犬のように、まるおくんと話続ける麻耶。
 そんな麻耶にたいして少し腹がたっていた。せっかく4人で来てるんだしって。
 だからあたしはまるおくんに声をかける
「ねぇ、まるおくん。次はどこ行くの?」
「ああ、鎌倉国宝館だ!」
 さすがのまるおくんは麻耶のためのコースをしっかりプラン立ててくれている。あたしも1日、麻耶につきあうつもりだったけれど、もう今の麻耶にはつきあえない。
「ちょっとおみやげ買いたいから、ここから別行動でいいかしら。あたし別に宿題ないし」
「りょ〜かいっ!奈々子いないとさみしいけど。あっ、そうだ高須くん!!奈々子心配だからついてってあげて」
 麻耶は満面の笑みでこの提案にのってくる。たぶん後でありがとうってメールもくるんでしょうね。
「おう、香椎がいいならだけどな」
「あら、もちろんいいわよ。高須くんがいてくれれば心強いしね」
「じゃあまた後で駅集合って事でいいか?ここでとりあえず解散だな!」
 まるおくんがまとめてくれて、あたしたちはそれぞれ別行動になる。
「またあとでね〜」と無邪気に手をふる麻耶に微笑みながら手をふりかえし麻耶達と一旦別れた。
 空は少しだけ雲がでてきていた。


342 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:24:44 ID:aU2EYUFu


「で、どこ行くんだ?」
「特にきめてないの。どこか行きたいとこある?」
 あたしの態度になにか察したのだろうか、高須くんは「そうか」と低くつぶやくと、微笑みと苦笑いを混ぜたような複雑な笑みをみせる。そして、一転して声のトーンをあげ
「どうせなら大仏とか銭洗弁天やらのベタなとこに行きたいんだがな。せっかく鎌倉まできたんだし行かないのはもったいないだろ?」
 と続けた。何か色々とおもうところはあるでしょうに何も問いたださない気づかいが嬉しい。ありがとうという気持ちを添えて、あたしも冗談まじりに明るくかえす。
「ええ、そうよね。じゃあベタな鎌倉デートしましょうか」
「デッ、デートって、お前なぁ」
 あせる高須くんはたまらなくかわいい。
「あら、若い男女が二人っきりで出かければデートでしょ?」
「ちがうだろ。デートってのはだな、その、なんだ、好きな人同士ででかけるもんだろ?」
 高須くんははじめ大きな声で否定しといて、そのあとは恥ずかしいのか、もにょもにょと主張する。
「あら、じゃああたしのこと嫌いなの?」
「そんなことはないんだが……」
「うふふ。じゃあ、デートでいいわよね。あっ、せっかくだし手つなぐ?」
「つながねえよ!」
「あら、それは残念。ここからだと大仏様が近いのかしら」
「ああ、そうだな」
 高須くんはうなずくとバッグからガイドブックをとりだして、歩き始める。
 同じガイドブックがあたしのバッグの中に眠る事を知っているのはあたしだけ。



343 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:28:12 ID:aU2EYUFu
 大仏の中に入ってはしゃぎ、銭洗弁天でお金を洗い、おいしいケーキ屋さんでケーキを食べてっていうデートらしいデートを満喫したあたし達は集合場所の鎌倉駅にむかっていた。
「機嫌、直ったみたいだな」
「えっ…」
 突然の声にびっくりして、隣を見上げると、そこにはやさしく微笑む高須くんがいて。
 あたしはこの顔とこの雰囲気が大好きで。
「……ごめんね」
 色々とあやまりたくなった
「おう?」
「今日、ほんとならまるおくんと二人で遊ぶつもりだったのよね」
「おう」
「あの時、あたしは4人で楽しく遊べたらいいなって思ったの」
「おう」
「たしかに、麻耶に協力するつもりはあったんだけど、あそこまで突っ走るとは思わなくて」
「おう」
「で、麻耶にムカついて、結果二人になっちゃった。だからごめんなさい」
 空からは雨がおちてきていた。あたしたちは話を中断させて走り出す。



344 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:28:36 ID:aU2EYUFu
 鎌倉の駅につく頃にはお互いびしょびしょになっていた。ミニワンピが肌に張りついて気持ち悪い。
 急激に勢いを増した雨が地面を叩きつけていた。
 少し怖いぐらいに。
「ゲリラ豪雨ってやつだな」
 こちらに言っているのか独り言なのか判断のつかない声で高須くんがボソリと言う。
「そうね」とあたしも伝える意思のないあやふやな言葉をポロリと返す。
 あたしと高須くんの間にたまにできる心地よい沈黙。
 ほんの少し浸っていると高須くんは控えめにそれを崩す。 
「これで、髪ぐらいふけよ」
 なぜか少しそっぽをむき、左手だけをのばしてタオルをわたそうとしてくれる。
「風邪をひくといろいろともったいないんだろう?」
 ――覚えててくれたのね
 っていう感動といつもどおりの気づかいに心があったかくなる。冷えて固まって身体もすこしほぐれた気がした。
「自分のがあるから大丈夫よ、それは高須くんが使って。ねっ」
 とやんわり断り、右腕のバッグからタオルをだそうとして、ふと気づく。
 高須くんがあたしの胸元をチラチラと見ている事に。あるいは白いワンピが透けてる事に。
「高須くん?」
「おう、なんだ?」
 呼びかけてもまだそっぽをむいている。少し赤い頬をかいたりしながら。
「……えっち」
「……わるい」
「……」
「……」
 からかうチャンスなのに、恥ずかしくて言葉がでない。むこうもちらちらと目をむけるだけ。
 二人とも、何もしゃべらず数分がすぎる。
 はじめて高須くんとの沈黙を気まずいと思った。
 麻耶達がくるまでずっとこのままかと思いだしたころに高須くんがぎこちなく口を開いた。
「……さっきの話だけどな」
「うん」
「俺と北村は親友だと少なくとも俺は思ってる。だからこれからも二人っきりで会う機会もいくらでもある」
「うん」
「逆に、今日ぐらい強烈な共通の思い出だと、いつか二人で会った日に笑える話になってるだろうしな。だから、あんま気にすんな」
「うん。ありがとう」
「それに」

♪イマジフォーザピポー〜〜♪

 言葉を続けようとした所で高須くんのケータイがなった。「北村か?」とつぶやきながら高須くんは電話に出る。
 雨の勢いがました気がした。



345 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:29:28 ID:aU2EYUFu

「もしもし」
「……………………けんが!」
 相手の声が電話から漏れて聞こえてくる。低いけれどもよく響く女の子の声。
「あ〜、北村とでかけるって言ってあっただろうが!」
「…………………………のよ!」
 この声、間違いなく聞いたことがある。
「落ち着けよ大河。泰子が出る前には帰る」
「……………………………からね!」
 タイガー!?どうして??
「おう。じゃあな」
「……………………」
 確かに仲はよかったけれど、どういう関係なのかしら?実は付き合ってるとか…。

「おう、悪いな」
 
「ねぇ、今のってタイガーよね。どういう関係?もしかして付き合ってるとか??」
 心臓が鷲掴みにされてるみたいに縮まってるなか、できるだけ平静を装い、興味本意です。みたいな顔して聞いてみる。
「いや、そんなんじゃねぇ。ただ一人暮らしの大河の飯を作ってやってるんだよ。で、いつもはうちの母親と三人で飯を食ってるってわけだ」
「あら。どうして?っていうか、いつから?」
「まあ、小説にすれば挿絵・後書きつきで、ざっと250ページぐらいの紆余曲折があって4月の終わりには今のスタイルになってたな」
 体が冷えて意識は遠くなる。今日ずいぶん近づけたと浮かれた自分に腹がたつ。
 それでも、付き合ってないという言葉だけは安心できた。ただまた疑問がうかぶ。
 ――高須くんって好きな人がいないのかしら。
 考えだすと止まらない。 答えがでないまま新たな疑問がまた浮かぶ。
 ――亜美ちゃんとの関係って。
 遠くからあたしを呼ぶ声で我にかえるまであたしはぼんやりと考え続けた。
「おーい、高須〜!」
「な〜なこ〜!」
 能天気カップルのご到着。もう少しのんびりしてればよかったのに。

 麻耶とまるおくんが合流し、帰りの電車に乗る。
 電車の中では麻耶の止まらないおしゃべりと主にまるおくんが写るデジカメを見る事に終始していた。
 高須くんもまるおくんとしゃべってて、別れの挨拶以外これといってしゃべらないまま。
 こうして長いようで短いような鎌倉ダブルデートは終わってしまった。

 数々の不安と疑問を胸に残して。



346 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:41:17 ID:aU2EYUFu
これにて投下終了です。
途中てまどいました。すいません。
つうか間を開けすぎてすいません。
期待に答えられてたらよいのですが

駄文失礼いたしました。

あっ、やすドラのお兄様のパワフルさが大好きです。×××ドラも楽しみにしてます。マイナーCPもノーマルもですごいっす

そして新たなななドラ書きの>>296
このスレであなたの登場を一番よろこんでるのは自分だと思います。甘くておいしかったです。続き楽しみにしてますよ!

おきろななドラ祭り!!


347 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:45:44 ID:LDKd5tCR
>>346
GJ! 
>>332>>338の最後が中途半端に切れてるのがMOTTAINAI!!
是非補完してくれるとありがたい。

348 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:52:22 ID:m1APMA1A
良質なななどらが一気に日本も・・・二人ともGJなんだぜ!

349 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 06:57:57 ID:aU2EYUFu
すいませんきづきませんでした。
レスのむだづかいすいません。
投下し直します。

350 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 06:59:18 ID:aU2EYUFu


《じゃあ、コンビニまではこれそうだな。コンビニに迎えいけばいいか?》
《ええ、お願い。仕込みは忘れちゃダメよ。それじゃまた明日ね》
《香椎こそ忘れ物はするなよ。じゃあな、おやすみ》

 雷が落ちたあの日から1週間がすぎていた。
 恋心を自覚したからといって、急に世界がキラキラしはじめたみたいな事はない。
 変化といえば、高須くんとのメールが送受信BOXにたまっていくスピード、日課だったウォーキングの時間、そしてはしたない遊びを覚えてしまったことぐらい。
 日々はたんたんと過ぎていき、約束の日はもう明日になっている。
 お弁当の中身は二人で決めた。お互い入れたいものをだしあってお弁当の方向性を定め、そぐわない物を違う料理にかえる。
 料理を日常的にこなしてる二人だから、すんなりメニューはきまってく。
 いささか、残念すぎるぐらいにすんなりと。
 そうやって決まった自分担当のメニューの下準備をして、持っていく材料の確認。そして明日着る下着と服を選ぶ。
 なんだかドキドキする夜はあっという間にすぎていく。


 朝、アラームより先に目が覚めた。
 シャワーをあびて身体をおこすと、少し奮発して買ったお気にの下着(淡い水色、レース、補正つき)を身につけて、選んでおいた服(白のワンピに細身の七分丈ジーンズ)に袖を通す。
 カーテンをあければ、空は今日も快晴。
 おもわず「いい1日になりそうね」とつぶやいて、朝の雑事を終わらすと、待ち合わせのコンビニにむかった。


351 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 07:01:12 ID:aU2EYUFu


「おはよう。待たせちゃった?」
「おう。大丈夫だ。じゃあ早速行くか」
 待ち合わせのコンビニで高須くんと合流してお宅にむかう。あたしが右手に持っていたはずの大きめの荷物はいつの間に高須くんの右手へ。
「ここだ」と言って、お世辞にも立派とはいえない粗末な家に通される。
 ただ、雰囲気は悪くない。
 使ってる人の意思を感じさせる整頓されながらも使い勝手のよさそうなキッチン、いや台所。
 狭いけれども隅々まで気が配られてて、圧迫感はまるでないリビン、茶の間。
 はじめておじゃました家なのにとても落ち着いて、たしかにここは高須くんのおうちだなって思った。
「まぁ狭いうちだがあがってくれ」
「それじゃあ、おじゃまします」
 こうしてあたしは好きな人の家にあがりこむ。
 動悸は相もかわらずはやいまま。

「泰子の部屋着に着替えるか?せっかく綺麗な格好だし、汚れたらあれだろ」
「ううん、大丈夫よ。エプロンもってきたし。ありがとね」
 呼吸をするぐらい自然に気をまわしてくれる高須くんを、ひらりとかわしたあたしはエプロンをつけ髪を結う。
 料理にたいする格好と心を整えると、振り返って高須くんに声をかけた。
「それじゃあ、さっそくだけどはじめましょ」
「おっ……おう」
 自意識過剰だろうか、ゴクッという音と同時に高須くんののどぼとけが大きく上下に動いた気がした。
 だから、確認ついでに高須くんをからかってみる。
 決死の覚悟で。
「あらあら、かたまっちゃってどうしたの?あっ、もしかしてエプロンとか好きな人?」
「いっ、いや、ちょっと驚いただけだ。髪をアップにしたところを初めて見たしな」
「うふふ、そういうことにしとくわね。で、どう?似合う??」
「おう、新妻みたいでなんかいいな。でも大丈夫か?髪の毛、段になるだろ」
‘新妻’その響きにあたしの顔はあつくなり、動悸は一気に跳ねあがる。
「まあ、それは大丈夫よ。後で時間があったらなんとかするし。そもそもあたしはメインじゃないしね。でも新妻ってほめてるの?それとも所帯染みてるってことかしら?」
 それでも必死に取り繕って、いつものあたしをキープする。出来てるかどうか、自信ないけど。
「いや、褒めたつもりだったんだけどな。まぁ、そろそろ本当にはじめるとするか」
 と、苦笑いを浮かべながら高須くんはシンクで手を洗いはじめる。続いてあたしも手を洗う。


352 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 07:03:48 ID:aU2EYUFu
 ここからの高須くんはすごかった。
 まず、オリーブオイルとワインビネガーで香りだかく仕上げた絶品の手作りマヨネーズをつくりだし(あたしは、ボールを支えてるだけでなんにもしてない)
 そして神速で使う材料の下ごしらえを終わらせ(手伝うつもりだったのに、野菜を洗うだけで、終わってしまった!ちなみにあたしが用意したブラックタイガーもあっさりと攻略した)
 それから冷蔵庫から出汁(鰹と昆布。味はとても繊細でつみれ汁なんかにしたら、きっと美味しい)をとりだし、だし巻き玉子を焼き上げ、返す刀でミートボールの餡をしあげる。
 気がつくと、あたしは
「すっ、すごい」
 と、つぶやいていた。
 包丁使い、知識、手際はあたしのそれをはるかにしのぎ、ついつい自分の手を止めてみとれてしまう。
 そして、何よりいつもの優しい雰囲気ではなく、真剣な姿の高須くんに、完全にあてられてしまった。
 ――か、カッコイイ。っていうかあたしの心臓ヤバいかも
 直接見つめられたらまだまだこわい鋭い目つきは、真剣さをはらんでいて、横から見るととてもかっこいい。働く男っていい。
 そんな横顔をみつめていると動悸は早まる一方で。
 そんな高須くんに対して、あたしがした仕事といえば

353 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 07:04:12 ID:aU2EYUFu
「味見をかねて朝飯にするか。香椎も食べてきてないんだろ?」
「あ、うん」
 余らしたおかずをちゃぶ台に並べると、冷蔵庫からパンの耳をとりだす高須くんの姿がらしいと思う。
「食パン焼くからちょっと待っててくれ」
「あら、あたしもパン耳でいいわよ、もったいないし」
「おう、わりぃな」
 片手にジャムをもち、にやりと笑う高須くん。夏休み前なら確実におびえていたその顔も、今ならなんとか耐えられる。
 この顔は嬉しい時にする顔だってわかったから。
「あっこのジャムおいしい。梅ジャム?」
「ああ、大家さんから梅をいただいたから半分を漬けて、もう半分をジャムにな」
 ここであたしは改めて勝てないと悟った。料理への愛情も実力も。
「それにしても、高須くんって、料理すごくうまかったのね。あたしも自信あったんだけどな」
「まぁ、ガキの頃からやってるしな。でも、香椎も十分やれるだろ。正直こんな早くできあがるとは思ってなかった」
「でも、高須くんがほとんどやってくれたでしょ。この卵焼きなんて、あたし一切関わってないし」
 綺麗な黄色をした、だし巻き玉子を箸でつまんで、高須くんに見せつける。そしてそのまま口の中へ。ふんわりじゅわ〜が広がっておいしい。
「でも、このピリ辛竜田揚げは完全にお前だし、そっちのアボカドとエビのワサビマヨネーズ和えはレシピの勝利だろ、どっちもいい塩梅だしな」
「でも、マヨネーズが手作りで新鮮だから味が決まるのよね」
 あたし達はお互いを褒めながら料理談義に花を咲かせ続ける。
 その間も高須くんは自家製ピクルスや自家製ヨーグルトを冷蔵庫からだしてくれる。まるで料理限定の四次元ポケットみたい。そしてどれもが感心するほど優しいお味。
 おいしい食事と好きな人との楽しい会話で、さっきまでのネガティブな感情もどこかへいったらしい。
 あらためて恋する乙女な自分を自覚した。
 あたしって意外と単純??


354 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 07:06:16 ID:aU2EYUFu

「シャワーあびてこいよ」
 高須くんは洗いものを秒殺でやっつけるとあたしにシャワーをうながした。
 でも、そのセリフはどうかと思う。
「うふふ、大丈夫よ。そんなに崩れてないみたいだし。でもコテがあったら貸してくれると嬉しいな」
「おう。泰子の部屋からとってくるからちょっと待ってろ」
「あっ、それとあたし達にはまだ早すぎると思うんだけどな?」
「何がだ?」
「うふふ、シャワーを浴びた後にする事といったらねぇ」
「ばか。お、俺はそんなつもりで言ったんじゃない」
 思わせぶりに笑ってみせると思った通りに狼狽えてくれる。
 相変わらずかわいい人。
「うふふ、冗談よ」
「ったく、純情な高2をからかって、何が楽しんだよ。お前も川嶋も」
 苦い顔をしながら、暗闇の中に入っていく高須くんを見送る。心臓はきゅっと縮まった気がしていた。
 もしかしたら、亜美ちゃんも。とか、いやいやそんなことはないでしょ。でも亜美ちゃんやけに高須くんにこだわってたし…。とかいろんな思いが脳内によぎりながら待っていると、すぐに高須くんは部屋からでてきた。

355 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 07:08:23 ID:aU2EYUFu

「これでいいか?」
「ええ、ありがとう」
 持ってきたはいいんだけどなぜか不安げな顔。
「どうかしたの?」
「ああ、これお水用ってか、プロ仕様で、その辺のアイロンより危ないんだ」
「あら、そんなに心配なら、高須くんがやればいいんじゃない。どうせいつもお母さんにやってあげてるんでしょ?」
「まぁ、時間がある時だけな」
 照れくさいのか頬をなぞりながら少し笑う。
「じゃあ、やっちまうな、」
 髪を柔らかくもちあげ、優しくブラシをいれる。軽くとかすとコテをあてはじめた。これ以上はないくらい丁寧に丁寧に。まるでお姫様になったかのよう。
「……綺麗な髪だな」
 耳元でなにかをつぶやく高須くん。
「うん?」
「いや、なんでもない」
「そう」
「……」
「……」
 声をだすことさえ憚られるような静寂な空気、脆弱な空間にあたし達はいた。
 ゆりかごのような心地よさの中で髪を弄り続ける高須くん。
 されるがままのあたしはこれ以上ないくらいの幸せを感じていた。
――好きって言おうかな。
そんな思いが頭をもたげはじめた頃に高須くんが沈黙をやぶる。
「こんな感じでいいか?」
「あらあら、これはすごくない?」
 仕上がりに驚く。鏡の中のあたしの髪は大きめにふわりゆるりと巻かれている。いつもより大人びている気がした。
「いいとこのお嬢さんっぽく、下品にならないよう、それでいて大きく大胆に巻いてみたがどうだ?俺は正直似合うと思う」
 高須くんがコンセプトを説明してくれる。きっとこういうのが好きなんだろう。嬉しそうな笑顔にあたしの頬もゆるんでいく。
「うふふ、気に入ったわ。ありがとう」
「そうか、よかった」
「っていうか、これお金払うレベルよね。なにかお礼がしたいな」
「いや、俺も楽しかったし気にすんな」
「じゃあ、あたしが服を見立ててあげるとかはどう?」
「おう、じゃあそれで頼む」
 あたしが選んだ服に着がえるのを待って、あたし達はお家をでる。
 お母さんへの書き置きとなぜか量が多目のランチボックスを残して。



356 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 07:08:46 ID:LDKd5tCR
>>352
また切れてますorz

357 :ななどら。さん:2009/02/19(木) 07:10:05 ID:aU2EYUFu


「ごめ〜ん!待った〜?ってか、あたしが最後?」  約束の時間を少し過ぎた頃に麻耶がきた。
これで全員がそろった事になる。
 っていうか言い出しっぺが遅れるってどうなの、麻耶。
「ねぇ、まるおあたしの服どう?」
 麻耶の格好はオレンジのキャミ、デニムのショートパンツにヒール丈のないミュールを合わせている。
 麻耶の雰囲気にあっていて抜群に似合う。っていうか勧めたのはあたしなんだけど。
「ほぅ〜、木原もそういう格好が似合うな〜。」
 えっ、まるおくん「木原も」ってデリカシーなくない?
 高須くんも同じことを思ったのか隣で呆れた顔してる。
「えっ、まるお、マジで似合う!?チョー嬉しいんだけど!!ってか、まるおもシンプルだけどかっこいいじゃん!」 
 うかれポンチ麻耶は浮かれすぎてまるおくんの失言には気づかない。
 失言かましたまるおくんはまるおくんで「ああ、そうか〜?」何て服をつかんで笑っている。
 ああ、なんて幸せな二人!!
 でも実際、端からみると、真面目なイケメンと美少女ギャルでお似合いなのよね。付き合ってはないんだけど。
「お前ら全員切符もったか。じゃあ、出発するぞ!時間は悠久にあるわけではない。いざ、鎌倉!」
「お〜!!

358 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 07:12:41 ID:aU2EYUFu


「ごめ〜ん!待った〜?ってか、あたしが最後?」  約束の時間を少し過ぎた頃に麻耶がきた。
これで全員がそろった事になる。
 っていうか言い出しっぺが遅れるってどうなの、麻耶。
「ねぇ、まるおあたしの服どう?」
 麻耶の格好はオレンジのキャミ、デニムのショートパンツにヒール丈のないミュールを合わせている。
 麻耶の雰囲気にあっていて抜群に似合う。っていうか勧めたのはあたしなんだけど。
「ほぅ〜、木原もそういう格好が似合うな〜。」
 えっ、まるおくん「木原も」ってデリカシーなくない?
 高須くんも同じことを思ったのか隣で呆れた顔してる。
「えっ、まるお、マジで似合う!?チョー嬉しいんだけど!!ってか、まるおもシンプルだけどかっこいいじゃん!」 
 うかれポンチ麻耶は浮かれすぎてまるおくんの失言には気づかない。
 失言かましたまるおくんはまるおくんで「ああ、そうか〜?」何て服をつかんで笑っている。
 ああ、なんて幸せな二人!!
 でも実際、端からみると、真面目なイケメンと美少女ギャルでお似合いなのよね。付き合ってはないんだけど。
「お前ら全員切符もったか。じゃあ、出発するぞ!時間は悠久にあるわけではない。いざ、鎌倉!」
「お〜!!」
 仕切るまるおくんに従う麻耶に引いてる高須くんに同情をおぼえるあたしの4人での鎌倉デートは、こんな感じでスタートを切った。
 って、麻耶テンション高すぎない?


359 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 07:14:35 ID:aU2EYUFu
うわぁ、ごめんなさい。
いつも通り、投下したつもりなんですが。
迷惑かけてすいません

360 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 07:18:03 ID:aU2EYUFu
>>340に続きます。

361 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 08:22:12 ID:25j5O7z1
ななどら2連発は最高だった。両作者様は大GJっす。
なんというか奈々子様の為にとらドラを1話から見直そうかと思い始めてる俺ガイルw
ただ、352って途中で切れてるのかな?補完して頂けるとちょっと嬉しいです。


362 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 09:38:22 ID:2CUAOsU2
ななドラ祭りが起きておるw
まさか続きがみれるとは思ってなかったので
テンションあがってきたww GJ!!

363 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 10:56:03 ID:5NAe/Mlq
スレが異様に伸びてて荒れてるのかと思ったら・・・
なんという神展開

364 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 10:59:31 ID:vqEpq15h
ちょっ。ななどら ktkr!

待ってたかいがあったぜ!

365 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 11:13:00 ID:puyTtHfG
>>331
うおー! 元祖?ななどらキター!
これこれ。一話でブラックタイガーに悪戦苦闘する竜児を想像してた奈々子が、
竜児の家事テクニックに圧倒されるのを見たかったんですよ。
そして、修羅場の予感。次が待ちきれないぞ。

最後になったけど、GJ!!

366 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 11:39:33 ID:Uq8nE5oD
>>331
ずっとお待ちしておりました。奈々子が凄い女の子していて良いですね。
続きを期待しております。

367 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 12:28:28 ID:A/iSdujv
ななドラGJ!!
続きもすんごい楽しみです!!

あ、「さん」じゃなくて「よん」だと思います…
細かいことですが。

368 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 12:56:58 ID:rAPUbGcN
あの有名な美形アイドルが脱いでいたなんて。
http://1pg.in/~tvad/

369 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 12:58:28 ID:/rAxDyO0
>>350-355,358,340-345
前よりは展開が急だったり、台詞が唐突な感じのもあり少し散らばってる感じが
かなり間もあったし苦心の作だったのかな
とはいえ相変わらず雰囲気は良い感じで、麻耶や北村も原作と違和感なくよかったです
今後は奈々子vs大河や亜美的な描写も出てきそうでさらに楽しみ、気長に待っとります

370 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 15:54:37 ID:VMkbJfGr
>はしたない遊び

ほう

371 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:00:26 ID:n4sVfs38
奈々子さま人気ありすぎワロタ

372 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:00:45 ID:cW2l4QCx
ななドラの続きに大歓喜!GJ!

373 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:02:44 ID:PWUTdfQY
GJ

でも俺も

>はしたない遊び

については詳しい説明が欲しいな
1〜2レス程度の具体的記述でいいからさ



374 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 16:40:07 ID:yhgPBw3P
そんなん
オナニーにきまってんだろ!!

375 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:14:56 ID:PWUTdfQY
>374
夜のどんな時間なのか
着衣かどうか
場所は風呂場なのか自室なのかベッドなのか
どのような方法でなのか
指だけなのか器具も使うのか
どのような妄想でおこなっているのか

それについてkwsk知らないと納得できない
kwsk

376 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:16:57 ID:XmBDypDI
このスレは本当に変態が多いですね^^
それはそうとはしたない遊びについてkwsk

377 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:39:29 ID:B2/9HTud
お前らモラルというものをだな…

それはおいといて
はしたない遊びについてkwsk

378 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 18:58:48 ID:oEZuA6ML
本当に自重しろよw

それはおいといて
はしたない遊びについてkwsk

379 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 19:00:38 ID:CXJ5cavw
>>331
待ってました!GJ
これからの修羅場展開に期待
文化祭編の前ならまだまだチャンスはありそうだな 奈々子ガンバレ

>>375-377
お前らは少し自重することを学んだほうがいいな
なんにせよはしたない遊びについてkwsk


380 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 19:06:43 ID:N4dCg8yG
ななドラ(*・∀・*)イイ
それはそれとしておまいら、はしたない遊びにそんなにハァハァするなよ( ´∀`)σ)∀`)コノスケベ
世の中には、敢えて詳しく言わない方がいいこともあるのさ。




…では、はしたない遊びの中身を具体的にkwsk伺おうか。

381 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 19:57:25 ID:2kcgt4Hi
ななドラの作者様へ
GJですが話が途切れてますm(__)m

382 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 20:30:50 ID:/rAxDyO0
おまいらそんなハァハァして、はしたないぞ

383 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 20:38:23 ID:VMkbJfGr
>>382
まったくだね

384 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 21:01:39 ID:C5Ke396V
>>382
忘れ物ノ<ハァハァ

385 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 22:21:43 ID:4gmmJAFa
神が降臨するのを全裸待機中

386 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 22:36:05 ID:JsYDW55L
このスレには多様な神が居るからなぁ
みのドラに、ななドラ…

387 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 22:36:07 ID:d9XE+lRJ
竜児×みのりんのいちゃラブHの続きは?

388 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 23:19:59 ID:4gmmJAFa
俺としてはエロ無しのまったりした感じ希望ですっ!

389 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 23:29:49 ID:yGTO/Bwu
あーあ、
age書き込みって、大抵の場合、荒しと思われて相手にされないのに。
反対意見と思う人もいるんだし。
ましてや、スレ荒しの標的になる事間違いないし。

「100害有って1利なし」って言うけど
実際には
「1000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000害有って1利なし」
なんだよなぁ。age書き込みって。


390 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 23:31:34 ID:r8SmtZP9
>>388
オレはエロ有りでも全然かまわないんだぜ

391 :名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 23:36:13 ID:MJJRSwew
エロ無しでいいならここで待つよりグーグル先生に探してもらったほうが早い

392 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 00:19:21 ID:3g6EvKXH
パソコンじゃなくて
携帯で読むからいいのさ

393 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 01:49:46 ID:27g2a1fL
まあ、そんなにエロくなくてもいいんだ。

竜児が大河をつれて遊園地に行ったときに
大河の髪に鳩の羽がついてるのに気づき
「コレちょっと持っててくれ」とソフトクリームを持たせて髪に付いた羽を取ってやってるうちに
ソフトがちょっとだけ溶けて大河の指にちょっと付いちゃったのを目ざとく見つけた竜児が
何気なくその大河の指を舐めてやってしまい
その竜児の舌と唇の感触に大河は真っ赤になってしまい
そして同時に体の芯がズキン、と熱くなるのを感じ
「ななななななな、ナニやってくれちゃってんのよっッ!!!」と
耳まで赤くしながらでも蹴る強さは控えめなキックを竜児の脛にお見舞いし
手洗ってくると言いつつトイレで「か、間接キス・・・」とか言いながら竜児に舐められた指にそっと唇を触れさせて
挙句の果てにその指を舐めているうちになんだかキュンキュンと女の子の部分が熱を持ち始めてしまい
その晩は生まれて初めてこっそりとはしたない遊びに耽ってしまう


という程度のエロさでも全然構いません


394 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:20:44 ID:zwTDFVL1
あれ?奈々子様が竜児の家に行ったの2回目じゃないのか?

って思った俺はきっと読み間違ってるからまた読んでくる

395 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:23:31 ID:4YUq1RIN
>>393
竜児は北村じゃないぞ
女子相手にそんなこと大胆な事はしないさ
……ところで前から思ってたんだが、食べ物をスカートに零した時汚れ落とすのって
下に当て布とかするよな…、スカートの裾なら良いが他の場所ならどうしてんだ彼らは

396 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:31:29 ID:7EsiSiAl
            きっかけは些細なことだった…

「先輩!?」

「お前、北村とよく一緒にいる…高須竜児か?」


           些細な偶然からすみれは竜児に惹かれる… 

「高須、私と付き合ってくれ!!」

「………ええええええええ!!!!!!!!?」   
                  
            己の想いに葛藤する竜児…

「俺は…俺が好きなのは櫛枝…なのか…それとも…」

            そして二人に芽生える感情…

「せ、先輩…俺その…」

「わ、私のことは、す、すみれって呼べ…竜児……(/////)」

            そんな二人に立ち塞がる試練とは…

「こ、この駄犬がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」

「前に言ったよね、高須君…?大河を泣かしたら絶対許さないって……」

「高須…俺と勝負しろ!!」
         
            果たして二人の恋とその運命は…?

「…竜児……?」

「す、すみれ…俺は…すみれの事が――。」

             劇場版とらドラ 虎と竜と菫の花
    近日公開予定――。

397 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:34:08 ID:7EsiSiAl
竜「こりゃ、途中で挫折するな作者は…。」

す「つーか作者にこんな話しかけねえだろ」

虎「へーえ駄犬の分際で主人以外に尻尾を振るなんて…許されないわよねぇ…?」

竜「た、大河!? とりあえずその持ってる木刀を置いてくれ…」

み「ややや、私の修羅場センサーがBINBINに反応しているぜぇぇぇ!!!
  最高にハイってやつだァァァァ!!!」

裸「何はともあれ、本編はこんなシリアス路線ではないので安心してくれ。
  それより、俺のこの体どう思う…?」

虎「ふぁ……」

み「わ、わかめの霊の呪いだァァァ」

竜「わわわ、大河!櫛枝!しっかりしろ!」

す「馬鹿どもは放って置いて…とりあえず近々投下予定なんで
  てめえら!覚悟しとけこんにゃろー!」

         いや、ラブコメ書きますよ、ホントに 
            シリアス?ムリムリ   
         
             coming seen?

398 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:35:09 ID:ZmD9FQDa
>>396
最終決戦はアニキを賭けて高須と北村の地雷原でのなぐりあいですね、全裸で。

399 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:35:45 ID:xJnuon8R
なんだかカオスな流れに…



いいぞ、もっとやれw

400 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:51:49 ID:zwTDFVL1
>>394
あ、自己解決しました
奈々子様のうちを竜児んちと勘違いしてました…

401 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 02:59:37 ID:xm1Ju3ZF
>>397
素晴らしくwktkなんだが

402 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 03:42:46 ID:E1mCq7qQ
>>397 会長と竜二って少ないからめっちゃwktk!!

403 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 03:43:21 ID:fOI+o8lC
奈々子様のはしたない遊びとやらを考えていたらこんな時間になってた件
俺はもう駄目かもしれんね

404 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 03:50:36 ID:7EsiSiAl
<<401
投下するのはラブコメだ。
      ちなみに内容について
・オリキャラが出る場合がある
・竜児の一年のころの話
・大河、みのり、亜美が話しに絡まない?
(展開によっては出るかもしれない)
等など
ちなみに批判はうけつけねぇ
以上だてめぇら! by兄貴

今の奴が終わるか飽きたら評判しだいで
劇場版書くかもしれない?


405 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 03:57:25 ID:xJnuon8R
>>404
メ欄にsageといれよう

406 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 05:07:17 ID:IMf0xCP1
>>403
俺も確かに気にはなるが、そんな時間まで考えるなYO!!
確かにダメかもしれんね( ゚∀゚)

407 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 05:16:13 ID:CeCMC07O
sage忘れ、ト書きの後書き調など投下の際のルール、技法の問題色々あるが
coming seenの時点で不安しかない。


408 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 05:46:24 ID:eEJMwoLk
>>397
春田・・・

409 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 08:08:54 ID:At73Z47A
このスレは超健全だからな、ここまでエロ無しがデフォなのも珍しい
俺なんて純粋にとらドラのSSが見たいがためにいるしな

410 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 09:13:38 ID:4YUq1RIN
俺なんて純粋にまやドラのSSが書かれるのを目撃するがためにいるしな……

411 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 10:29:31 ID:yiTa2xUu
>>410
同志だ(゚д゚)

412 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 11:22:30 ID:4r3++BEr
エロだろエロ!エロが大事なんだ!

413 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 11:40:24 ID:Seo+nNxq
まやドラは書きにくそうだなぁ

414 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 11:56:41 ID:zwTDFVL1
木原のアニメでの「もぅ」ってセリフで笑ってしまった

415 :名無しさん@ピンキー :2009/02/20(金) 12:04:10 ID:XcJcjVXU
>>397
まさか兄貴と竜児のラブコメを投稿すると宣言されるとは貴方は神だ…
待っています!!

416 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 12:28:54 ID:kEIWG+1+
>>414
俺はその一言に打ちのめされたがな

417 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 12:53:25 ID:AKGaprIr
もぅ

418 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 13:15:42 ID:b370yPH4
もぅ

419 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 13:22:30 ID:mxsNlRFh
奈々子さまに比べて摩耶ちゃん人気ねーな

420 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 13:32:05 ID:yO7po3iL
どうとでも弄れる奈々子さまと違って
摩耶ちゃんはダブル眼鏡がいるから竜児とは絡ませづらいからな

421 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 13:52:26 ID:KIQEmCxD
木原の恋をサポートしているうちに、いつの間にかその木原に惚れられてる竜児

まぁ無理に相手を竜児にしてなくても、北村か能登でもいい気もするけど

422 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 13:55:19 ID:Tg3+XIBl
大河北村があるから木原をサポートってのは難しそうだね
アニメの木原能登の気兼ねない感じが良かったなぁ

423 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 14:39:33 ID:4YUq1RIN
いっそパラレルでも良いよ
大河は存在してなくて、麻耶の恋を応援、竜児は奈々子が好きとか……
これだと亜美も出しにくいか(´・ω・`)

424 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 16:26:56 ID:KIQEmCxD
大河の北村への恋心がなくなった時期に合わせればいいんでね?

425 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 17:10:42 ID:Tg3+XIBl
考え直してみた。
大河の手前、応援はできないなぁと申し訳なく思つつスルーの日々が続くが
ある日、落ち込んで泣きそうな木原の姿を見てしまう。声を掛けてしまう。励ましてしまう。
木原(ポッ)

できた!書けないけど。

426 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 17:15:16 ID:GEhDEsYb
>>424
そもそも本編通りで考えたら竜児×大河以外になりえんし
深く考えんとパラレルやるのが一番いいんでないの?

427 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 18:46:30 ID:7EsiSiAl
>>396
皆さんこんばんわ
予告どおり竜児×兄貴のssを投下したいと思います。
初投下なので生暖かい眼で見てもらえたら幸いです。
題名はすみドラとでもしておきます。

>>407のコメント見て自分の馬鹿さにorz

428 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 18:48:14 ID:7EsiSiAl
時刻は午後五時前、日も傾きだしたある店の前で

「…なんだコリャァァァ!?」

と叫ぶ学ランをきた普通の男……
ではなく獲物を狩るが如く、ギラギラと眼から殺気を放っている男がいた。
男はその強烈な目つきの三白眼で辺りを見回している。

何も近くのファーストフード店で何やら楽しそうに話している女子高生に襲い掛かり、
骨までしゃぶり尽くして東京湾に沈めてやるぜ。などと思っているわけではない。
ただ単に驚いているのだ。
その店の前で立ち尽くしている男の名は高須竜児。

自分の出生と生まれついての目つきをコンプレックスにする
ちょっと傷付きやすい15歳。
そんな青春真っ只中の彼は今、夕食の買い物に来ていたのだが…。

     本日を持ちましてスーパー○×は都合により閉店いたします。
       長い間ご利用いただきありがとうございました。

とシャッターに張られてあるチラシの内容に竜児は困惑していた。

429 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 18:49:32 ID:7EsiSiAl
「どうするかなぁ…このままじゃ夕食が作れねえし、間に合ねえな…」
 
 ちなみに竜児が夕食を作らないと母親の泰子(永遠の二十二歳)が泣き喚くため、
夕食を作るという事は彼にとって最も重要なミッションである。

「どっか近場で買えそうな食材は…ん?これは…」

そう言った彼は財布から今日の夕食の食材が書かれたメモを取り出そうとして、
あるものの存在に気づいた。

「…そうだ、ここならモノもいいし数もある。それにこれも使えるじゃねえか!」

そういった彼が握り締めているものこそ(新聞屋に貰った)、今の彼を救う救世主(救世物とも言う)
またの名を、

「ここからなら走って十分程度か、今ならタイムサービスに間に合うかも知れねぇ!」

スーパーかのう屋!!…の割引券である。



 走ること十分――。その極悪フェイスを赤くして息を切らしハァハァ言ってる竜児は、端から見れば
借金の追い立てをしている借金取りそのものである。小さい子が見ればトラウマになる
ことは間違いないだろう。

 そんな竜児の目の前には、主婦で溢れ返っている店舗があり、屋号には「かのう屋」――と大きく書かれている。
このスーパーかのう屋こそ、現生徒会副会長『狩野すみれ』の実家である。


430 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 18:51:37 ID:7EsiSiAl
そんな『狩野すみれ』の人物像といえば

入試から二年の現在まで学年首席の成績をとり続け、一年生の頃から現生徒会長を押しのけ
実質的に彼女がトップだと言われている。そして、傍目から見れば端整な顔立ちをしていた。
さらさらとした漆黒の美しい髪、何も付けていないのに桜色をした唇、病人とは違う
白く透き通った柔らかな肌、見るものを射抜く様な切れ長な瞳。
そんな彼女を一言で言えば『大和撫子』そのものであろう。

彼女の話を聞いて、すみれに言い寄ってきた男は数が知れない。
しかし、見た目が大和撫子な彼女の中身は『漢!!』そのものであった。
勘違いをしてる男たち(新入生を含め)はそんな彼女を知らずに声をかけ
根性がねぇ、腑抜けている、まず『漢』を磨けなどと予想外の言葉で罵倒され
見事に玉砕して散っていった。

玉砕した中には、感銘を受けすみれを崇拝するものまで現れた。
そんな彼…彼女は我が校の王であると共に絶対的な君主であり統率力、
カリスマ性抜群の女将軍。
一字で表すなら漢!そして皆の心の『兄貴』――と人々はそう呼ぶ。

 そんな兄貴の実家であるスーパーかのう屋を目の前にして竜児は、
主婦で溢れ返っているこのスーパーで暴虐を尽くし狩野すみれを破滅に追い込んでやる…
などと思っているわけではない。純粋に眼を輝かせているのだ。

お世辞にも決して大きいとは言えないが、地元密着型の流行っていそうなスーパーに竜児は胸を躍らせた。
他と比べ少々値も張り少し遠いが、ここにある食材は質のいいものが多く種類も豊富だったため、前々から
竜児はこのスーパーに目をつけていた。

昔は、家計が火の車状態の高須家の金銭状態ではここで買い物
する余裕が無かったのだ。

しかし、最近になって泰子が働く『毘沙門天国』で雇われママとなったため収入が上がり
裕福とは言えないが前より遥かに家計が楽になった。
そのため、今回みたいなことが無かったら竜児にとってここは憧れだけで終わっていただろう。

 頭でそんな事を考えてた竜児は愛する母親(マザコンとも言う)のため、
店の中に足を踏み入れた。




431 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 18:52:29 ID:7EsiSiAl
スーパーかのう屋に入った竜児がいちばんはじめに驚いたこと。
――それは、食材の種類の多さでも、新鮮な野菜や魚の状態のよさでも、
ましてや竜児が感心するほど清掃された店内でもない。
眼からビームを出さんとばかりに竜児が見つめる先にその人物は立っていた。

 そう、その人物こそ生徒会長であり、皆の心の兄貴こと狩野すみれである。
なぜ竜児がそれほどまでに驚いているのか?別に竜児はここが兄貴の実家で
あることも知っているため、ここにすみれが居ても驚いたりはしない。

その理由とは…

「いらっしゃいませ〜本日は今が旬の初鰹が、タイムサービスで二割引になっていま〜す。
 この機会にぜひお買い求めくださ〜い」

あの狩野すみれが客引きを行っていたからである。

見た目が大和撫子で和風美人のすみれが手伝うだけで効果もかなりあるだろう。
現にすみれに釣られて買う客も少なくない。しかし、客はすみれの性格までは
判らないため、なんとも思ってはいないが一緒の学校の竜児には青天の霹靂にも感じられただろう。

なぜなら、大胆不敵、女将軍とも言われているあの『狩野すみれ』が
可愛らしい笑顔、普段の凛とした声も鈴を転がしたような声で客引きを行っているからである。

学校での狩野すみれを知る人物がいれば間違いなくフリーズするか、驚きのあまり
パニックになるだろう。言わなくても竜児は前者である。
いまだ思考回路がショートしている竜児は、ただただその少女を見つめることしか
できずにいた。



432 :すみドラ:2009/02/20(金) 18:55:47 ID:7EsiSiAl
とりあえず今回はこれで終わります。
次回は書け次第投下しようと思います。

それではまた次回

433 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 18:59:50 ID:kEIWG+1+
>>432
ここでオアズケかよ!!
次回も楽しみにしている

434 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 19:40:28 ID:lzXb9Bqq
>>432
とりあえず乙
続きに期待

435 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 19:56:51 ID:B2GKPjWr
>>432
気になる所で終わっててしょんぼりしたぜ!
楽しみに待ってる

436 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 22:25:36 ID:e77Uv4ql
>>432
GJ
なぜなら続きを読みたいと思ったからダァーッ!

437 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 22:33:31 ID:j8qZFbhX
>>432
GJ
なぜなら萌えたからだァーッ!

438 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 22:35:43 ID:Lsf1TESA
>>432
GJ
なぜなら、ぼうやだからさ。

439 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:16:37 ID:5LQSDCEZ
スーパーかのう屋に通うようになった竜児はある日すみれに呼ばれ、
狩野家来ていた。スーパーの方ではない。居住空間。

なぜこのような場所にいるのかと聞かれ一言で答えるのなら、我らが兄貴の妹、狩野さくらの家庭
教師(この場合、幸太の存在しないパラレルとして処理)として呼ばれたのである。

信頼の置ける後輩の友達でそこそこ上位の成績を修めているだけで自分が呼ばれるのか
という疑問はあったが、そこは世話焼きの人。断ることはできなかった。

「よく来たな。そんなとこ突っ立ってねぇで、さっさと上がれ。」

こういう風に女性の部屋に呼ばれるのは初めてな竜児が(大河?いやいや、女性として見てないから)、
玄関に呆然と立っていると、そんな声が奥の部屋から顔を覗かせたすみれによってかけられる。

どうやら問題のさくらはまだ帰っていないらしく、竜児はすみれの部屋に案内された。
そこには、帰ると部屋着に着替えるのだろう、すみれが上着をちょうど脱いでいるところだった。

440 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:17:03 ID:5LQSDCEZ
「ちょッ!?なにしてるんですか!?」
「あぁ?何って…着替えてるんだが?まぁ適当に座っててくれや。」

さすがは我らが兄貴、所詮ただの後輩の友達として、着替えを見られるのを何とも思っていないらしい。
相手が気にしていないものを、わざわざ気にして空気を悪くすることはしたくないので、竜児は適当に
ベッドにもたれるようにして、座ることにした。

……しかし。……どうも兄貴の様子がおかしい。なにやらこちらをチラチラと見ている気がする。
何か音が聞こえた気がするが、女性の着替えに立ち会うという、とても普通とは思えない状況に竜児は
その音が何だったのかは気づかない(実際はその部屋の鍵の音だったが)。

気づかないまま着替えは進み、すみれがブラウスを脱ぐと…



そこには男の竜児さえ目を見張るような筋肉。筋肉。筋肉!?

━━━兄貴━━━━━━━━━アニキ!!?

「そうだ高須よ。実は俺ァ普段は女の格好をしちゃァいるが、実は………」

アッ━━━━━━。


終わり(はぁと。)

441 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:19:56 ID:5LQSDCEZ
予告なし、割り込み、汚し。全てにおいてマナー違反。
しかし、妄想爆発申し訳ありません。

荒らし?

442 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:25:01 ID:l4XoFwyx
何が言いたいのか良く分からんがギャグとしてならアリじゃない?
別に割り込みもしてないし

443 :すみドラ:2009/02/20(金) 23:30:00 ID:7EsiSiAl
>>432
なんか続きが書けたたので投下します

444 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:31:16 ID:7EsiSiAl
 果実コーナーからその様子を驚いて見ていた竜児を遠目から見れば
犯罪者に見えることは確実だろう。
そして運の悪いことに近くにいた女の子が突然泣きだしてしまったのである。

そんな女の子に対して竜児の目つきが鋭くなり、顔を歪めて周囲を見渡した。
こうなったらこのガキを誘拐して、親から身代金を奪ったあとに
外国に売り飛ばしてやるぜ…などと考えているのではない。

突然泣き出した女の子に対して、どうしていいか分からずに困惑しているのだ。
周りから見れば小さい女の子に対して、竜児が泣かしたように見える。
前々から自分の目つきに対してひどいコンプレックスを持っている竜児は
今回のようなことは初めてではなかった。

 そのため彼はどんなに子供を泣き止ませようと笑ったり
話しかけても無駄なことを知っている。
そういう時のために普段からアメなどを持っており、
すぐ対応できるように準備をしている。
知らない人から見れば子供をさらおうとしている
誘拐犯にしか見えないが…。


445 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:32:58 ID:7EsiSiAl
しかし、主婦たちが賑わうこのスーパーで突然泣かれてしまったら
流石に場慣れしている竜児も慌ててしまい行動ができない。

このままでは警察を呼ばれ捕まってしまう。
夕食を作るどころではないし、拘置所に入れられたらマズイ飯を
食わされてしまううえ、泰子にも迷惑をかけてしまう。

そんな竜児を見た泰子はどう思うだろうか?
息子のそんな姿を見て号泣するかもしれない。
はたまた――。

「わぁ〜!竜ちゃんもとうとう警察にお世話になる年になったのね〜☆
 よくパパもこうやって捕まっていたんだよ〜!竜ちゃんもどんどん
 パパに似てきてやっちゃんうれし〜!そういえば、パパが……」

――そんな想像をしてしまった竜児は自己嫌悪に陥ってしまった。
……ってそんな事を考えてる場合じゃない、一刻も早く
何とかしなければ……と考えてる竜児に救いの手が差し伸べられた。
その人物こそ――。

「ほら、いつまでも泣いてたらだめだぞ。いい子だからから泣き止もう?なっ!」

 皆の頼れる兄貴こと狩野すみれである。
すみれは泣いている女の子に対して優しく話しかけ、あっという間に泣き止ませてしまった。
たとえ竜児が同じ事をしても不可能なことを、すみれは簡単にやってしまった。

446 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:34:30 ID:7EsiSiAl
「何で泣いていたの?」
「……ママと…はぐれ……ちゃったの………」
「そっか…君のお名前は?」
「……カナエ……」
「よし、じゃあお姉ちゃんにまかせておきな!」

そういうと兄貴はニカッっとさっきまでとは違う、男らしい笑顔を見せた。

「この中でぇ〜!カナエちゃんのお母さんはいらっしゃいませんか〜!!」

 そして大声を上げて迷子になったカナエちゃんの母親を探すため、叫んだ。
回りの人達は、いきなり兄貴が大声を上げたのに驚いていた。
人々がこちらを見てくるのに対して、兄貴は戸惑った様子も見せずに
女の子のため、母親を呼び続けていた。

しかし、一向に母親が見つかる気配がしない。
そう思った竜児はすみれから距離をとり大声で、

「カナエちゃんのお母さん!!いませんか〜!!」

と叫んだ。回りの人たちは、すみれに続いていきなり叫んだ竜児に
顔を強張らせた。そんな強烈な目つきをした竜児が叫べば当然かもしれない。
しかし、そんなことで竜児はひるまなかった。

447 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:36:02 ID:7EsiSiAl
 昔から、竜児はこの目つきで周りから恐れられていた。
町で肩がぶつかってしまい謝ろうとしたら泣いて土下座をされたり、
落としたものを拾い声をかけたら財布を渡されてそのまま
走り去られたりなど様々だ。
けど、そんな態度をとられると傷ついたりもする。
そのため竜児は周りから怖がられないよう目立つことはしない。

だが今は人の目を気にしないで、女の子のため叫び続けている。
そんな竜児に対してすみれはちらりと視線を竜児のほうに向けた。
しばらく竜児のほうを見ていたすみれは視線を戻し、再び
母親を見つけるため叫んだ。

――しばらくして母親が見つかり母親は何度も二人に対して
頭を下げて御礼をいってきた。女の子も笑顔で御礼を言う。

「お姉ちゃん、お兄ちゃん! ありがとう!」

と、去り際に女の子は手を振って母親と帰っていった。
どうやら、竜児に対しての誤解は解けたらしい。
これで竜児が警察にお世話になることは回避できたみたいである。
ほっとため息をついたのも束の間。

448 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:37:10 ID:7EsiSiAl
「なぁ…」

とすみれに話しかけられた竜児は、驚いてすみれを見つめ返す。
今まさに麗しい美少女が野獣の毒牙にかかる……
と他の人には見えるかもしれない。

それほどまでものすごい目つきをしている竜児だが、もちろんそんな気はない。
一方すみれもそんな竜児に臆することなく、堂々としている姿は
いつも学校で見るすみれそのものである。
さっき見た姿は見間違いかと考えていた竜児は次の言葉で、
あっさりと思考を放棄する。 

「お前、一年の高須竜児だろ?」


 いきなり、そう名前を呼ばれた竜児は動揺を隠せずにいた。
見た目はどう見ても前科10犯でもおかしくない容姿だが、
中身は平和主義者、大の綺麗好きで常に高須棒と呼ばれる掃除道具を
携帯している竜児には上級生、しかも天下の兄貴こと『狩野すみれ』に
目を付けられ名前を覚えられるようなことはしてないはずだ。
そのため返事がとっさにできなかった竜児は首を縦に振った。
そんな様子を見てすみれはにやけた。
そして一言――。

「なら、ちょっと私と付き合え!」

と言われた竜児は本日二度目のフリーズを起こしたのであった。
時刻は6時前、日も沈み夕方から夜になろうとしていた。

449 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:38:52 ID:7EsiSiAl
            次回予告

み「突如スーパーかのう屋を襲うなぞの連中!!その連中は地獄の底からやってきた!!」
竜「……」
す「唐突だな、おい」

み「眼から殺人ビームを撒き散らし子供達にトラウマを植えつける!!
   許さんぞ、悪の怪人め」
竜「何をやってる櫛枝…」

み「そんな時は大声で正義の味方を呼ぼう!!」
虎亜「たすけてぇ〜みのりんマ〜ン!!」
竜「何でお前らまで…」

み「お得意のロケットランチャーで怪人どもを吹き飛ばすみのりんマン!!」
す「正義の味方がそんなモン使っていいのか?」
竜「あぁ!北村が吹き飛んだ!!」

み「果たしてみのりんマンは、悪の魔の手から子供達とスーパーかのう屋を守ることができるのか?」
す「すでに辺りは壊滅してるがな」
竜「適当な次回予告すんな!!」

み「次回、正義超人みのりんマン第2話「逆襲のわかめ」君は 時の涙を見る」
竜「人の話をきけ〜〜!!」






す「どーせ出番がねーからシャシャってきたんだろ?」
み虎亜「それを言うな〜〜〜!!!!!」

この予告はフィクションなので実際の人物、ましてや本編とは一切関係ありません。

450 :すみドラ:2009/02/20(金) 23:43:08 ID:7EsiSiAl
以上で終わりです。
次回の更新は未定です。

ちなみに次回予告は予想以上に疲れたので今日で最終回です。











み虎亜「な、なんだってぇぇーーーーーー!!!!」



裸「お、俺の出番…これだけ…かよ……」

451 :名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 23:44:30 ID:kEIWG+1+
>>450
だから、なんでいいとこでオアズケなんだよ!!!
いつでもいい。期待している

452 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 01:07:06 ID:YP2TpnEx
>>450 描写が細かくGJ!だけど、次は書きダメして投下してくだせぇ、生殺しは耐えられん。

453 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 01:23:00 ID:56A7/pIM
とらドラP追加情報でなんか降りてきたので投下。
妄想予告編なので本製品とは一切関係ありません。

454 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 01:25:50 ID:56A7/pIM
とらドラポータブル大河ルート妄想ダイジェスト編



―――それは、存在しなかったはずのストーリィ
「目が覚めたのね!?よかった、よかった・・・。」
「君は・・・誰?」
「え・・・?」


―――出会いが奇跡なら、それは2度起こる
「僕は、君をなんて呼んでいたんだい?」
「・・・逢坂、って。・・・ただの、クラスメイトよ・・・。」


―――つかの間の泡沫、それは甘く切ない
「記憶喪失ってね、記憶を取り戻すと、記憶を失っていた間のことは忘れちゃうんだって・・・」
「僕の、この気持ちが・・・消えてしまうのが、怖くて、たまらない・・・!」

―――縋りたい昨日、許さない心
「あんたはっ・・・!高須君は・・・思い出さないとダメなのよっ!みのりんのことも、なにもかも全部っ!」
「君が好きなんだ!ココロなのか、カラダなのかわからないけどっ、逢坂を求めるんだ!」

―――願いと願い、交わした約束
「私ね、ずっと普通の恋をしてみたいと思っていたの・・・」
「逢坂が辛いときは、またこうして頭を撫でにきてやる。どこにいても、どんなときでも、必ずだ。」

―――動き出す時間、夢の終わり
「『竜児』・・・『竜児』っ!『竜児』ィィィィィィィ!」
「生まれ変わっても・・・君を、あいさか・・・『大河』っ!お前を、『大河』を想う気持ちを見つけてみせる!」


―――物語は、再びつむがれる。わずかな、でも確かな結び目を残して
「う・・・、あ、大河・・・。ここは?俺は一体?」
「竜児・・・お帰りなさい。あんた、ずっと夢を見ていたのよ・・・。」
「でも、なんだか・・・ずっと、暖かかった気がする・・・。」
「竜児・・・」
「・・・大河?何か、あったのか・・・?すごく、辛そうな顔、してる、ぜ」

―――想いは
「ううん、なんでもないよ・・・、あっ?」
「あ、わりい・・・。なんだかしんねえけど、頭、撫でてやんねえと、って手が勝手に・・・。」
「・・・」
「お、おい?どうしたんだ?な、泣くなよ・・・?」
「うん・・・、うん・・・、ごめんね、なんでもないから。ありがとう、竜児」

―――消えない
       あ り が と う


              とらドラポータブル
             2009年4月30日発売

              君は時の涙を見る

455 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 01:53:35 ID:xocuuag/
くそ、販促のくせに・・・
やっぱ竜虎だなー

456 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 02:03:57 ID:56A7/pIM
>>454
業者乙!
あれ?俺だ?!

本製品と違っても責任は取りません

457 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 02:37:29 ID:iHUOll3u
>>454
これは予約して裸で待機するしかないな。 
業者乙!

458 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 03:01:22 ID:Y1YCpezU
>>450
GJで続きも気になるんだが、もしかして4〜5レスものを毎日または1日おきくらいに
投下する予定?
それくらいのペースで書けるなら、書き溜めて投下してほしいな

>>454
業者乙。こんなところでまで販促しやがって…

ちょっと予約してくる

459 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 03:23:07 ID:iHUOll3u
>>458 
あくまで執筆の進み方しだいだから、すぐ書けるときもあれば
書けないときもある。それに思ってたより長くなりそうだから
一気に書くとすればかなりの時間がかかってしまいそうで…。

とりあえず自分としては今ぐらいのペースが一番いいんだが
やっぱり書き貯めてから投下したほうがいいんだろうか。

マジレスすまん

460 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 03:39:26 ID:5xBMdCXj
>>459
さっきの二回の更新分かける2くらいがちょうどいいんじゃないだろか

あまり多くなってもアレだし

461 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 03:43:17 ID:hyCwrM1m
>>459
一気に書くってんじゃなく、寝かせてほどほど貯めれば良いと思うよ
無理なスピードうpまで求めてはいないさw
次も楽しみにまってるよ!

462 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 03:49:57 ID:iHUOll3u
>>460-461  
おまいらのやさしさに全俺が泣いた。

じゃあ、その方法で投下することにしてみるわ。
少し長くなるかもしれんが…

とりあえずサンクス

463 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 04:01:07 ID:k6edVan0
あのう、それで奈々子様のはしたない遊びは…

464 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 04:20:41 ID:YP2TpnEx
>>463まだ言ってんのかよ。そろそろしつこいんじゃね?ここエロパロ投下する板だぜ?無駄にレスは使うべきじゃないよ。 



って、そんな事より菜々子様のはしたない遊びの件についてなんだが・・・・・

465 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 04:24:50 ID:jjHMvM1i
おまえらほんと五月蝿いな
以下スルーだぞ


ところで、奈々子様のはしたない遊びについてなんだが……

466 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 05:37:02 ID:7OIe5KpH
俺は独神のはしたない遊びが気になるな

467 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 08:09:56 ID:S13svfJv
それよか〜みのドラ甘エロの続きはまだか?
そろそろ全裸で待ってると風邪をひきそうw

468 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 10:46:52 ID:BWegcx/l
奈々子さまのはしたない遊びについて妄想しながら、
はしたない遊びをしてしまった人は、手を挙げてください。


469 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 10:48:31 ID:KRHGIiLy
>>467
残念だが俺は風邪をひいちまった・・・
しかし最近はなかなか良作が多い

470 :MOMO:2009/02/21(土) 11:03:13 ID:7hNIF6D3
『アフタースクール』 1話 1/3

怒鳴っている声がする。私も負けじと怒鳴り返す。

ケンカならもう何回もしてる、のに。

今日は何か違ったんだ。

―そう、竜児は優しい。だからケンカしたって手なんか出ることもないし、最後には私が勝つ。
いや正確には、竜児がいつも子供な私を、親のような兄のようなそんな気持ちで許してくれているのだろう。

でも、私より大人なだけで、竜児だってまだ子供なのだ。
怒ったりもする、分かってる。でも――子供な私は、我慢ができない。許せない。

「なによ!もう離してよ!」

「お前なあ・・・そうやっていつも逃げて、俺だけ悪いことになって・・・・なんなんだよ!
 ワガママもだいがいにしろよな!」

「うるさいうるさい!もういいっ!分かってくれないならもういいっ!」

「言わなきゃ・・・・いってくれなきゃわかんねえだろ!お前の心がいつも読める
 わけじゃねえ!」

「あーーもーーもういいってば!はいはい私が悪かったわよ!これでいいんでしょ!
 だから離してよ!帰る!」

竜児と大河だけが残った教室で、かれこれもう20分怒鳴り続けている。
そもそもの原因は、最近のすれ違い・・・・いや、ヤキモチだろうか。

私と竜児は2年の終わりから付き合い始めた。
いつも家に入り浸ったりしていたから、なにか特別に変わったことはなかったが、
付き合っているという事実が、自分を一番に思ってくれているということが、たまらなくうれしくて。
私はすごく幸せだった。の、だが・・・・・・

たまに、見かけてしまうのだ。それが、今日のケンカの原因。
苦しかった。不安ばかりで、どうしようもなくなって、また1人になることが怖くて。



471 :MOMO:2009/02/21(土) 11:06:41 ID:7hNIF6D3
『アフタースクール』1話 2/3

クラスが3年になり、理系、文系と分かれてしまった今でも、竜児とみのりんはたまに
廊下などで楽しそうにしゃべっているのだ。

・・・・〜なのさ!だから別に・・・・・なのだ!
本当か?あんま無理すんなよ・・・・〜ったっく実乃梨はよー・・・・

「実乃梨」と、いつしか竜児は呼んでいる。

自分が竜児にとっての特別な気がしてた。私は学校にいる女の子で唯一、竜児に下の名前で
呼ばれていたのだから。


だけど、ああ、違うんだと。



私だけが竜児の特別ではないんだと思ったら、淋しくて。


「意味わかんねえ・・・・急に理由もなく怒鳴られて・・・・なんで
 そんなに怒ってんだよ?!」

「もういいんだってば!しつこいの!竜児はっ・・・・

なんで私に付き合ってくれていたのだろう。
私の環境があまりのも可哀想すぎたから、優しい竜児は
ほっとけなかっただけではないだろうか。

本当はみのりんのことがまだ好き・・・・ではないのだろうか。

心には不安だけ。怖い。怖い。本当は同情してるだけなんじゃないの―――?
そして思ってしまった。私のいつもの逃げ道を。

(必要ないなら、わたしもいらない)

と。

472 :MOMO:2009/02/21(土) 11:09:04 ID:7hNIF6D3
「・・・・・らない。竜児な・・・・んか・・・・もうっ・・・・・」
「たい」

竜児の声も届かず、大河は叫んでしまった。


「もういらない!竜児はもういらない!嫌い!きらい!だいっきらい!しつこいのも、もうやだ!
 きらい・・・・だっきらいだいっっきらいぃ!!!」

大河は竜児をギロっと睨む。
パパが来て、蹴って、部屋に逃げようとして、竜児と怒鳴りあった、あの日よりももっと
憎らしいものを見る目で。

「きらいだ!きらいだぁ!竜児なんかもういらな」

(もういらない!)と叫ぼうとした時、竜児が大河の両手首を摑んだ。そして―

ガッタァァン!!

大河は竜司によって教室の床に押し倒されてしまった。
ゴン!と、猛烈な痛みが大河の頭部を襲った。
「・・・・・・・・っ!!」

「・・・んだよお前は、急に怒って、怒鳴って、挙句には「いらない」だの「きらい」
 だのっ・・・!」

私は顔を横に背けて言った。
竜司の顔を正面から見れないから、表情など分かりはしない。
竜司の気持ちも考えることが、出来なかった。

「・・・・そうよ、本当は嫌いだった。前から、ずっと!でも可哀想だったから、
 付き合ってやってただけ!」

心にもないことを言ってしまう。自分は、どれだけ不器用なんだろう。
でもこの時は「嫌い」「もういい」「いらない」の気持ちの方が勝っていたのだ。

「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・なによ。もういいでしょ!さっさと離し・・・・」

やっと正面向きで竜司の顔を見た。
そこには

竜司の、

悲しみと、怒りの顔があった。

私の顔が、一瞬ゆがんだのと同時に、
「―――――――んっ!」

唇に、乱暴に何かが触れた。

続く。

473 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 11:32:02 ID:vqVVraYw
GJ!!
なぜなら続きを読みたいからダァーッ!!

474 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 11:42:53 ID:edW+bKes
GJ!!
だがあげると叩かれるから気をつけるでガンスよ


475 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 11:53:54 ID:zUiGBdGA
悪くないが名前間違いは正直萎える。

476 :MOMO:2009/02/21(土) 11:56:43 ID:7hNIF6D3
『アフタースクール』2話

ガリッ!と大河の唇が切れた。
それでも竜児は激しいキスをやめようとしない。

「んっ!!あ・・・・っ!んんんッ!!・・・・・?!」

実はそういう行為の知識もなく、キスぐらいは知っていたが、興味がまるでなかった
大河はもう錯乱状態だった。

「んぅ・・・っ!はっ!んんッ〜〜!!」

血交じりの唾液が大河の口に入ってくる。しかも竜児の舌までも。
くちゅ・・・つちゃ・・・ぐちゅ・・・・・
いやらしい音を立てながら、竜児は大河の歯裏から舌までも舐め回す。
大河の口からは、混じった二人の唾液が溢れ出し床にぽと・・・・・・と落ちてゆく。

大河は顔を真っ赤にしながら必死に抵抗するも、男の力にかなうわけが無い。

「りゅうッ・・・・・・な・・・やっ・・あぅっ!んんぁ!!」

(竜児なにしてんのよ、やめてよ)
と言いたいのだが、吸い付く唇のせいでまともにしゃべることも許されない。

怖い。痛い。こわい。
竜児・・・・・じゃない。こんなことするのは、竜児でない。

息も出来ないほど、竜児は舌を入れる激しいキスをする。
ぐちゅぐちゅっ・・・・・じゅる・・・・・・

「ふっ・・・・・・あ・・・・・・・」

苦しい。身体も。心も。








477 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 12:29:45 ID:W+uDKwVX
考えながら投稿は勘弁してくれ
一つのお話として完成してからまとめて投稿
これが普通だ

478 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 12:34:33 ID:iH1TYakr
E-mail 欄にsageもな

479 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 12:51:56 ID:R7H+MxD+
最近ルールを全く知らずに、頭の中の妄想をとにかく早く書き込みたい人が多いな。

メール欄にsage

投稿するなら完成してから。書きながらは嫌われる。

誘い受け(「〜書いてるんだけど需要ある?」みたいなやつ)も嫌われる。

投稿前に、シチュエーションやスルーして貰いたい人にはNGワードを指定するとよい。

後書きレスは度を越えると荒れる。

こんなマナーを確認してみてはいかがでしょうか。

480 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 13:16:08 ID:56A7/pIM
これはひどい。

君のやってることはオナニーですらない。

投下前リロードもせずに >474 >475 >477 >478 >479 らの
声も聞こえないのなら、迷惑だから立ち去ることをオススメします。

481 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 13:51:19 ID:cYAE8WAf
竜児の名前間違いはなおってるから、読んではいるらしい。

482 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 13:52:38 ID:KWLo25Sg
「sage」ない書き込みは皆、荒し。相手するなよ。
な?

483 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 14:24:15 ID:GtRTdQQ4
今度からそういうところを直してから投下しろ、とか言えんのかね。

まあ、こんだけ言われて改善もしなかったら確かにアレなんだろうけどな。

484 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 15:10:15 ID:iHUOll3u
―――――――とりあえずこの話はここまで―――――――――――――――


485 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 15:18:26 ID:6H7iJ+Qg
ところで前スレのラスト
みのりんが倉庫で
の職人さんは保管庫見てないのかな?
終わりかどうかで管理人さんが保管してないから出来れば返事を…
続編だったら嬉しい…あれ?鼻血が…

みのりんラッシュの続編あるやつはどれも期待

486 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 15:23:18 ID:vqVVraYw
俺としては「ななドラ」神が降臨していない希ガス。。。
まぁ良作はあるが

487 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 15:26:45 ID:KRHGIiLy
>>485
あれは確かミラーの方には保管されてた気がするよ。

みのりんラッシュの際に俺も波に乗ってた一人だが・・・もしかしたら続編書くかもな。

488 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 16:00:44 ID:z6vkmmnz
>>487
つ >>479

まぁ、最近の投下とその他書き込みを見てると薄々嫌な予感はしてた。
だけどこれ以上マナー云々で揉めてほしくはないよ。
せっかくスレが落ち着いた空気になって、ラッシュまで始まったんだから。

489 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 16:07:38 ID:KRHGIiLy
>>488
すまん、今のは誘い受けとかそう言うのではないんだ・・・
失礼した

490 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 17:59:18 ID:3YolsBOq
こんばんは。
早速ですが、空いているみたいなんで投稿しちゃいます。
タイトルは「思春期」でお願いします。文量は4レスで微エロ注意です。

491 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:00:05 ID:3YolsBOq
 「く、くく櫛枝!?どど、どうしたんだ?つ、つーか、何で服を着てないん…」
 「高須君。私さ、傲慢でずるいんだ。だから、さ。どんな手を使ってでも君を手に入れる。そう決めたんだ。」
 放課後、忘れ物を取りに教室に戻ったら、櫛枝がいて――何故かいきなりこんなことに。
 「ちょ、ちょっと待て!気持ちは嬉しくないことはない、というか嬉しいが…いきなり過ぎないか!?」
 「そんなこと言っちゃってー。…息子さんの方は素直に喜んじゃってるぜ?」
 視線を落とす。制服のズボンの上からでも分かるくらい、俺の分身がいきり立っている。それはもう、ズボンを突き破りそうな勢いで。
 そ、そりゃあ、好きなヤツの肢体を見てそうならない男はいないだろうけど…自重してくれ。
 「これは…お、OKって受け取っちゃっていいかな?」
 う…。こんな時に顔を赤らめて、しおらしくなられては…もうどうしようもない。俺の脳みそが半ば強制的に無条件降伏を告げる。
 「そ、それじゃあ…こんにちは。高須君の息子さん。あの、さ、触って良いかな?」
 うぅ…未だかつてない程、肥大化したわが息子を目の当たりにする。息子がこんなに狂喜乱舞している様を見せ付けられてはもう頷くしか――

 「「ちょっと待ったぁーー!」」
 「へ?」
 ドアの方を見れば、大河と川嶋がこちらを睨んでいる。
 「た、大河に川嶋!?い、いや、こ、これには訳が…」
 言いかけて気づく…訳なんてねぇ。
 一方の櫛枝は余裕の笑みを浮かべて二人に対峙する。
 「ふっ。来てしまったか。大河、それにあーみん。だが残念。高須君、いや竜児君はもはやこの櫛枝のモノだ!…息子共々ね。」
 余裕というか、邪悪な笑みを浮かべる櫛枝。
 対する二人は動揺というか、怒り?を隠せない。
 「みのりん!抜け駆けなんてずるい!私が…竜児のことす、好きって知ってる癖に!!」
 「ごめん、大河。…強い者が勝つんじゃない。勝った者が強いのだっ!つまり、竜児君を篭絡させた者こそが真の嫁なのだよ!」
 「み、みのりん…」
 「…ふ〜ん?それってつまり、今から亜美ちゃんが高須君を奪っちゃっても文句なしってことだよね?」
 これまで口をつぐんでいた川嶋が不気味に微笑む。
 これを聞いた櫛枝はギクっと言いながら後ずさる。


492 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:00:47 ID:3YolsBOq
 お、お前ら何か変だぞ…?さっきから理解の範疇を超えていて、話に全くついて行けないんだが…
 「まだ分からないの?私達みーんな、高須君のことを心から愛していて、いま奪い合ってるの?これで分かった?」
 そう言うと、一気に自分の制服を脱ぎだした。
 「わ、私だって!!」
 大河もそれに続く。
 こ、これは――ま、まずい。櫛枝に続き、二人の肢体を見たせいで息子が更に……
 「な、何てこった、パンナコッタ。こんなカオスな展開は予想してなかった。…えぇい!それでも竜児君は私のモノだ!」
 櫛枝が俺の息子を咥える。
 「うぉっ。」
 いきなりの衝撃に、元気だった息子が更に元気になって暴れだす。終いにはビクビク震え出してきて…っつーか、ヤバイ!出ちまう…!

 そう思った瞬間、後ろに引っ張られる感覚に襲われる。
 振り返ればそこには…って木原に香推!?何でお前たちまで…!?
 「高須君。私たちのこと、忘れて欲しくないなぁー?」
 「そうよ。私達だって、あなたのこと愛してるんだから。」
 制服も何も纏っていない二人が衝撃の事実を告げる。
 咄嗟に二人から離れるが逃げ道はない。もはや5人の裸の美女に囲まれて狼狽するしかない状況だ。
 息子だけ元気に更なる刺激、というか止めの一撃を求めているが…少しは落ち着け。
 …も、もう訳がわからねぇ。皆が自分を求めてくれているのは嬉しいが…俺は一体どうすれば――

 「何だ、高須?女子じゃダメなのか。それじゃあ仕方ない!俺が親友のために一肌も二肌も脱いでやろう!!」
 突如現れた北村…って、お、お前?裸で何やってんだ!?女子もいるんだぞ、自重しろ!!
 「ナニって…高須に俺の想いを伝えたくてな!ハッハッハ。ホラ、イクぞ!高須!」
 うわっ、な、ナニをする!?北村、止めろ!ズボンを脱がすな!や、止めてくれ……!!

493 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:01:38 ID:3YolsBOq
 「アッーーーー!!…って?あ、あれ?」
 え?お、俺、教室にいたはずじゃ?何で、部屋に?……頭の整理が追いつかないが、ゆ、夢…だったのか?
 な、何だ、良かった。俺の貞操は無事だったか。いや、むしろ何つー夢を見てるんだ、俺は。
 あれが俺の願望だと!?最初の方はまだしも、最後の方は…思い出すだけで吐き気がする。よし、北村とは当分関わらないようにしよう。
 そんな英断をしながら、大量の汗で寒気がすることに気づく。
 悪夢のことは忘れて、まずは着換えなきゃな。シャツを脱いで、着替えは…っと。
 ん?何か下の方まで冷たい。それに、汗にしては何かベトベトというか、ネバネバ……!?
 「…やっちまった。」
 ズボンとベッドに濡れた形跡が。これは何というか…アレだよな。
 あぁ、白い液体がべっとりとへばり付いてやがる。…朝からとてつもない自己嫌悪に襲われる。
 ベッドの方も全部洗い直しだろうな。せっかく、昨日シーツを洗濯したってのに。布団も…だめだこりゃ。
 あれ?それよりも、何か大切なことを忘れてる気が……

 「竜児ー!!起きろー!!」

 ドンドンとドアを叩く大きな音、そして大河の声。…ヤベェ!今日はみんなで勉強会をする約束だった!
 急いで着替えないと、いや、まず先にこのベッドを何とかしないと…
 「みんなもう来てるよー!?早くしないと、勝手に入っちゃうわよー!」
 って、皆もう来てるのかよ!?まずい、まずいぞ。
今日の勉強会には、我が想い人、櫛枝も来る。そして、川嶋や北村や春田たちも…
 このままじゃ想い人には嫌われ、多くの友人を一度に失うことになっちまう!一体、どうすれば……

 「はい、遅い!入るわよー。ん?何かこの部屋、消毒でもしたの?って、あんた今起きたばっ…」
 大河が俺、というか俺のズボンと布団を見て固まる。しまった!シャツを脱いだまま何も着ていないし、ズボンも履き替えてない!
 「お邪魔しまーすっ。おろ?大河、どうかした?あ、高須君!おっはよ…」
 続いて入ってきた櫛枝も、俺を見て布団とズボンに視線を移し…そして固まった。そ、そんなにジッと見たまま固まらないでくれ…
 そして、後に続く面々も次々に固まっていく。
 み、みんな…ち、違うんだ。ここ、これはだな…


494 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:02:17 ID:3YolsBOq
 「みんな、違うんだ!」
 春田が声を張り上げる。俺を庇ってくれるのか?なんて――
 「これは、オネショなんかじゃなくて…ゆめせーってヤツなのよ!健全な男子の証拠なの!だから、たかっちゃんは悪くない!っていうか、俺も中学の時にさー…」
 …春田。お前はなんてアホなんだ。漢字の読み違いについてはこの際、突っ込まない。だから頼む。頼むから黙ってくれ。
 「ゆめせー?…って!!ここここここのエロ犬!発情犬!」
 春田の話を遮って、大河が顔を真っ赤にして騒ぎ出す。
 …えぇい。しちまったもんはどうしようもねーだろ。許してくれ。というか、許して下さい、お願いします。
 「お、男の子は朝から大変なんだねぇ…」
 同じく、顔を真っ赤にして苦笑いしながら、櫛枝が素朴な感想を言ってくれる。気を遣ってくれるのはありがたいんだが…死にてぇ。
 「…流石の亜美ちゃんでも、この状況は同情するわ。ご愁傷様。」
 「チョー最悪。っつーか臭い。…もぅ。」
 「あらあら、勉強どころじゃなさそうね。どうしようかしら?」
 「高須も溜まってるんだなー…これだけ恵まれてるってのに。」
 「ははははは!高須!これはもう笑うしかないな!さぁ一緒に肩でも組んで笑おう!!」
 口々に好き放題に言う面々。どうでもいいが、北村。お前はとりあえず近づかないでくれ。
 嗚呼…死にてぇ。人生でこれほど死にたいと思う場面もそうないだろう。多分、というか間違いなく。
 「ところでさー、たかっちゃーん。」
 今現在、北村の次に近づいてきて欲しくない男がこちらに近づいてくる。そして、布団の残骸を指差して言う。
 「これさー、誰の夢で興奮したの?」

 アホの質問に皆が静まる。これまでの罵るような憐れむような生暖かい空気が…一瞬で凍りついた。
 「あらぁー?何言ってるのかなー、春田君は?そんなの私に決まってるじゃーん?」
 「ばばばかちーの訳ないじゃない!そそれででで、一体だだだだ誰なのよ!?まままさか、私じゃないわよね?私だったらうれ…じゃなくて、こここ殺す!」
 「それはこの櫛枝もちょっとばかし興味あるぜぇ。で、誰なんだい?りゅ…高須君。」
 「あらあら、高須君ったら。高須君は控えめで、包容力のある女性が好みよね…?」
 「え?な、奈々子、あんたまで…?な、何でこんな敵だらけなのよ?」
 「たかっちゃん!この際、ハッキリ白黒つけてやんなよ!てゆーか、何でたかっちゃんばっか…うぅ。」
 「泣くなよ、春田。半分くらいは自業自得だろ。つーか、俺だって泣きたいっての…チクショー。」
 「ははは!大変だな、高須!女子がダメなら、俺が全力で受け止めてやるぞ!はっはっは…!」
 何つーか、もう嫌だ…色んな意味で。何で朝から悪夢を見たり、夢精したり、その残骸をみんなに見られたりしなきゃいかんのだ。
 あと北村。お前とは今から一年間、口を聞かないことに決めたからな。

 「「「「「で、結局どうなの!?」」」」」

 …結局、この日の勉強会の予定は、急遽俺への尋問に変わったのだった。
 もうこの際、何でも良いから着替えさせてくれねぇかな…

おわれ


495 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:02:50 ID:3YolsBOq
以上です。
別の話が詰まり詰まって、ついカッとなって書いてしまった。少し頭冷やしてくる。

そんな感じで、長文・駄文に下ネタなど、色々と失礼しました。


496 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:11:31 ID:6jAg5Z9v
まあゆめせーなら仕方ないよな

497 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:20:30 ID:KRHGIiLy
>>495
GJ!
笑えたww・・・んで能登は?ww

498 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 18:55:42 ID:1XLywqKs
なんという羞恥プレイ……
面白かったGJ!

499 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:17:07 ID:mJkW4rlM
ある意味正夢になったんだね、悪夢だけど( ゚∀゚)

500 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:43:56 ID:LU65OPeM
>>495
春田になって、とうとうと夢の内容を語るしかないな。

501 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:45:07 ID:2xIdMH78
な、何てこった、パンナコッタ。は30点だな

502 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:57:57 ID:vqVVraYw
まやドラの続きはまだですかい?

503 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 19:58:52 ID:pkqhp/s6
>>495乙&GJです!
奈々子様が参戦したw
奈々子様が大好きな俺は異端児なのか?

504 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:16:35 ID:KRHGIiLy
なんてこった。パンナコッタ。で笑った俺は30点か・・・orz

505 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:51:11 ID:LcuonxtO
>>503
大河、みのりん、亜美ちゃんと三人ともクセが強すぎるきらいがあるから
奈々子様がとても安心できるというのがある。

木原は北村ラブだから話作るの難しいよなぁ

506 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:55:44 ID:0h30VqQW
奈々子様の安心力はとらドラ内でも一二を争うからな

507 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 20:57:23 ID:Kuw0iSxN
>>506
亜美ちゃん様に対する母性の発露は異常だよな。
いっそ結婚してしまえばいいのに。


508 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 21:04:55 ID:AoR/2s6l
まやドラは難しい。
自分の場合は、話を作るのが難しいってよりも
「友人や身内に恋している女子を応援しているうちに情がわいてしまい…」
というありがちな定型から脱せないから困る。

試みたことはあるんだがさよりんやひとえさまのシナリオの二番煎じになるんだよな
チラ裏スマソ

509 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 21:10:45 ID:QPEn4f8V
>>504
 [ー。ー]つ<<<<´w`)

510 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 22:20:26 ID:FGSKwLyC
一人の職人が種を蒔かなければこのスレでの奈々子様崇拝はなかった。
すごいって純粋に思う

まやドラは書き手として確かにむずかしいよね
まやと竜児がお互いに惹かれてくところがまず想像しにくいから、よほど説得力のあるなにかが必要だし

麻耶の恋の応援も大河がいるからやりずらい
上にもあるようにいっそパラレルしか光が見えないからこそまやドラを読んでみたいのさ


511 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 22:22:22 ID:H3S6siKR
ゆめせーをクラスメイトに見られるなんてヤバいな…

512 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 22:26:49 ID:dK2bwUOk
>>495
なんという羞恥プレイw

513 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 23:08:51 ID:s/3Jn/7F
まぁパラレル書くのは抵抗あるかもな
大河がいないとらドラってのは
なんとも厳しいものがある

まぁ竜児の優しさから考えると
木原が泣いてたりしたら慰めそうな気もする

つうか能登で良いじゃんwww

514 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 23:11:19 ID:hyk0jhJW
>>513
ダメなんだよ、能登じゃ
役不足っつうか合いそうで合わないんだよ

515 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 23:16:00 ID:BDZziUfy
間を取って春田にしようか

516 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 23:55:39 ID:QR6QoVCG
間をとって酒屋のおっさんにしようか

517 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 23:57:39 ID:xwuCwNYN
>>514
いや、そんな主観100%で全否定されても……
俺みたいに能登麻耶じゃないと駄目だ!って人間も居るわけで

518 :名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 23:58:33 ID:slzqt0X+
このスレにまやドラの書き手が彗星の如く現れて、
まやドラ祭りを起こすに1万ペリカ

519 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:00:01 ID:fBvKuEo/
狩野さくらも見てみたい!!

やっぱエロパロなら王道で!!!       桜竜。

520 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:10:32 ID:D02/lAJE
初期の時点で北村と大河がくっついてりゃ問題なくね?

521 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:13:00 ID:X9DnOxKE
>>514
役不足 の意味、知ってる?
「素晴らしい役者に対して、役柄が不足している」
「能力のある人につまらない仕事・簡単な仕事をさせる」
だよ?
だから能登で医院で無い回?
春田には重いっていうか、春田の場合力不足だと思う。

522 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:13:10 ID:q0p60Ro1
>>520
それだ!!

523 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:25:21 ID:uSFq5b3P
麻耶はキャラのほとんどが北村スキーで構成されてるもんね
フォロー大魔神の高須と組み合わせると>>508みたいになるのは分かる

オリジナルでキャラ設定加えるしかないんかね

524 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:28:11 ID:DEZiENID
>>514
能登は一番人間味あるから
書いたら面白そうだけどなw
俺は能登摩耶読みたいぜ


525 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:29:22 ID:k0sBiZm/
>>508
ていうかよく考えたらそのパターン大河じゃないかw

526 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:32:11 ID:D02/lAJE
だが竜児は麻耶にちょっと苦手意識持ってるよな。

527 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 00:55:27 ID:ngqdx+LA
>>525
それはそうだ、わかってる。
敢えて差別化するなら…大河は竜児を積極的に(打算的に)利用しようとはしなかったけど
木原ならそういう意図を巡らせるのも不自然でない。

ひいては、大河に向ける「俺がついててやらないと」感は木原に対しては発生しないだろうから
木原の必死さに当てられてつい協力してしまうみたいな竜児の情動メインの展開が妥当じゃないかな

おおよその流れは容易に想像がつくんだが、文章にする力の無い我が身が恨めしい。

528 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 01:03:48 ID:baRYVUPO
>>520
亜美ちゃん様の役割が無くなんだろ!

529 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 01:07:08 ID:6IMltOR+
ここのSSを見て竜児×亜美にハマってしまった俺がいる
原作読んでないから何も書けないぜチキショウw

530 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 01:17:12 ID:GcilrdLP
>>526
ギャル苦手←→高須君って恐っ

なんだ話して見ると意外に…
っていう一年生のif
よりも「まやのと」がいい

531 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 01:35:03 ID:1X3px7k8
自分と北村をくっつけることの説得をするために何度も竜児と接触しているうちに
いつの間にか竜児の方を意識し出すようになるって感じでもいいんでないの?

532 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 01:40:01 ID:KekjcRLG
>>531
その文章からだとやっぱりタイガーっぽいんだよなw

533 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 02:02:51 ID:1X3px7k8
竜児が身の回りの世話までする・しないとか
相違点も探せば結構見つかりそうではあるんだがなぁ

534 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 02:30:28 ID:qcx97UAz
カプ議論が盛り上がっとるな
しかし俺はメインヒロインうんぬんじゃなくて
当て馬的に竜児に惚れてるか憧れてる後輩あたりのオリキャラが欲しいな
北村好きな木原レベルで好意ダダ漏れなキャラが起こす騒動的ベタな話が好きだ

535 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 02:34:19 ID:VDFAH3OX
そこで手芸部1年生の登場ですね

わかります

536 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 02:50:26 ID:z4WclfKq
1年のときに同じクラスだった人とかもいいんでない?
実はひそかに憧れてたとか

537 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 02:55:36 ID:5J08fotG
竜児の将来話も結構難しい

現実的な就職先は

料理人
高校を卒業して即修行コース
自衛官
受験料学費無料(そもそも公務員試験だから)の防大から幹部候補生学校へ行きそのままエリート出世幕僚コース


母親1人しかも不安定な水商売で飯食ってるとなると、私立は無論一般大学もキツいよな

538 :大胆無敵萌えロボブラボーエプロン取っちゃいけません:2009/02/22(日) 03:21:14 ID:OL5e5eNp
『私が初めて飲んだ蜂蜜ミルク。
それはリュージーズオリジナルでした。
それは甘くてクリィーミィで、
こんな飲み物を作ってもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと思いました。』
−川嶋亜美のススメ−より抜粋。



「おはよ〜。あれ?その雑誌って、もしかしてぇ〜?」
「あ、おはよ〜。………」
「あら、おはよう。………」
微妙な表情をする、友達2人。あれ?何か、違和感が……。
ファッション雑誌を友達が読んでいる。
これまでの経験則から考えて、どうせ、あたしがモデルを務めていたりするんだろう。
そこへ、あたし本人が登校して来たもんだから、気マズイやら羨ましいやら妬ましいやら、そんな微妙な空気に。
なんて事は、前の学校では、往々にしてあった事だし、あたしも一応、プロだから、今更、気にしない。
でも、この2人が、こんな顔をするのは、何か変。
麻耶も奈々子も、あたしが、モデルだとか、そうゆう事抜きにして付き合ってくれているし……
それに、この感じは、羨望とか嫉妬とかじゃなくて…なんていうか…2828?
「ねぇ、亜美ちゃん。この記事なんだけどぉ〜」
「これって、やっぱり。」
ニヤァ〜とヤラシイ感じの笑みを浮かべる麻耶と、口元を手で隠しつつも、艶っぽい表情の奈々子。
麻耶が指差すその先は……んん?どれどれ?
………
−川嶋亜美のススメ−
それは、月一で発刊される“ニョキータ”のワンコラム。
記者、フランソワ囃子に亜美ちゃんが答える方式。
今月の内容は、亜美ちゃんのオススメドリンク。
フ『亜美ちゃんは、温めたミルクに蜂蜜を垂らしたものが好きなんですって?』
亜美『ええ、そうなんです。
寝る前に頂くと、リラックスして良く寝られるし、蜂蜜を使う分、カロリーも控え目なんです。』
フ『ご自分で考案なされたんですか?』
亜美『いいえ。初めは作って貰いました。』
フ『もしかして、彼に作って貰ったとか、そういうのですか?』
亜美『ヤダぁ〜亜美ちゃん、彼なんていませんよぉ〜
憧れの人、って感じです。あ、恥ずかしいからぁ〜内緒にしておいて下さいね?』
フ『その方はどんな方なんですか?』
亜美『いまいち、パッとしない人なんですけどぉ〜
底抜けに優しくて、器用で、家事が得意で、ちょっと鈍感さんで、優しくて、
あ、優しくてって二回言っちゃいましたね。エヘヘ、それから…以下、略。』

539 :大胆無敵萌えロボブラボーエプロン取っちゃいけません:2009/02/22(日) 03:21:54 ID:OL5e5eNp
フ『とても、素敵な方ですね。では、蜂蜜ミルクのレシピを紹介しま(ry
レシピ部分は割愛しとこう。
これ、先月、調子にのって喋り過ぎたやつじゃん。
フランソワめ。マジ、内緒にしといてね、って言っといたのに、まんま載せやがって。
「憧れの人ってさ、どう考えても……」
「高須君よね?」
「ち、違うって。ホント、違う、違う。これは、高須君とかじゃなくって。
そう。事務所の先輩的な人が居て、憧れる後輩の亜美ちゃん的なそんな感じの話で。」
涙目で、半ばヤケクソで、必死に言い繕うあたし。
お願い、それ以上追求しないで。と、いうあたしの切実な願いを、
「何だ。亜美も高須が好きなのか。」
祐作ぅぅぅ〜〜〜ッ!!テンメェ。
一体、どこから、湧いて出たのか、空気を読まない事には定評のあるバカが見事に打ち砕いてくれた。
「消えてろっ!!バカッ!!出てくんなッ」
あたしは、泣いた。泣きながら、雑誌を、投げつけた。
憎たらしい真面目面目掛けて、投げつけたつもりだった。
ヒュ〜〜〜〜
雑誌は、明後日の方向へ放物線を描き、
ガラガラガラ
ちょうど、教室へ入ってきた男の顔面に、
バシンッ!!
と、見開きでクリーンヒット。
男の横に立つ少女が、
バサッ
と、落ちた雑誌を拾い上げた。

540 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 03:42:33 ID:qcx97UAz
???
また投げっぱなしジャーマンか?

541 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 03:50:26 ID:4QSJZXKz
 | 三_二 / ト -((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ /   `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y      ::::: ,. ┴:〉:  |/
. \ヾ( l        ヾ::::ノ  |、
 j .>,、l      _,-ニ-ニ、,  |))          問題ない、続けたまえ
 ! >ニ<:|      、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、
 |  |  !、           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\    _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
  \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,. --t- ,,_
\    ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ



542 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 03:59:44 ID:9s/N/6zV
>>539
続きを書かないと
チョビがお前を取って喰う

543 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 04:01:18 ID:baRYVUPO
まだなの?おさんどん犬。

544 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 04:05:38 ID:5rnOfF5k
続きまだ〜

545 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 04:27:27 ID:OL5e5eNp
デロデロデロデロ♪♪
お気の毒ですが、私の冒険の書は消えてしまいした。
突然のフリーズ。保存のし忘れ。上書き保存じゃダメなんだね。

旅に出ます。探さないで下さい。

546 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 04:29:30 ID:9s/N/6zV
>>545
ハスキー犬にズボンのケツ齧られて破かれろ

547 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 04:29:40 ID:KekjcRLG
>>545
ちょまwww生殺しwww

時間かかってもいいんで続き頼んま

548 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 05:58:05 ID:iqmsUi02
皆さん、御久し振りです。
[Lovers.]
の残りが完成したので投下します。
前回の感想を下さった方々、まとめて下さった方ありがとうございます。
みのドラでエロ有りです。
それでも良かったら読んでやってください。
では次レスから投下します。


549 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 05:59:24 ID:iqmsUi02
[Lovers.(2)]

「っふ!み、のりぃ…!」
俺は実乃梨に息子を揉まれる。
学生服のズボンの上から手の平でモミモミ…と、余す所無く優しく優しく愛撫されている。
彼女が甘い声で問いつつ、俺の性感帯を探っているんだ…。
「ここかなぁ〜?そこかなぁ〜?クスクス…あ、わかったぁ…コ・コだっ」
形を確かめる様に…いや、絞る様に動かされていた手が陰嚢の辺りで止まった。
そして、続いて人差し指が息子を下から上に滑っていき、亀頭を逆手で握られる。
「っう…、ぁく!」
男の一番敏感な部分を強く揉まれ、俺は思わず腰を引いてしまう。
気持ち良いんだ…。実乃梨の愛情が籠った愛撫が。
「お宅の息子さんも立派になっちゃって…、この婆が御褒美をあげよう。うりうり〜」
そう言い、ズボンのチャックに掛けられた指がジッパーを下げる。
開いた隙間から、差し込まれた指が下着の端から内部に侵入してくる。
そして、今度は直に愛撫される。
人差し指と親指で握られてゆっくり扱かれ、中指は裏筋をグリグリと押している。
されるがままも良いけど、実乃梨にも気持ち良くなって欲しい。
なら…俺も…
「っん!…悪戯っ子め。あ…う…御仕置だよん」


550 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:00:18 ID:iqmsUi02
俺は手を実乃梨のスカートの中へ。
中指でゆっくり下着越しに秘部を撫でる。
熱を帯びた柔らかい彼女を愛撫し、頬を舐める。
口から微かに漏れる喘ぎ…切なそうに啼く声。
「う、んん…。はっ…あう。あ…」
彼女のそこは僅かだが、湿り気を帯び始めていた。
いかん…このままでは下着が汚れてしまう。
脳裏に実乃梨の下着を手洗いする自分が浮かぶ。
おうっ。このツルツルした感触からするに、今日の下着はシルクか…ならば慎重に慎重を重ね………っお、おうっ!
「りゅーじきゅん…今、何か違う事考えてたよね、お手々が……止まってるぜい?」
頬をプクッと膨らませて、実乃梨が抗議する。
息子の根元を締めながら…。
「あ〜、いや、このままだと実乃梨の下着が汚れちまうなぁ〜って…」
そう言った後、俺は気付く。
いくらなんでもデリカシーが無いだろう、と。
あ…実乃梨が顔を真っ赤にして震えている…、怒らせちまったかもしれん。
「りゅーじくんのばかぁ……、恥かしいじゃん」
と、俺のカッターの胸元を指で軽く摘んで、顔を埋めた彼女が呟く。
そして
「……真っ裸ーニバル…」
とも…。




551 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:01:07 ID:iqmsUi02
「へ?……おうっ!?」
実乃梨が呟いた謎の言葉の意味を理解しようとした刹那、いきなり実乃梨が勢い良く立ち上がる。
そして、そのままギクシャクした動きで窓の方に歩いて行き、カーテンを素早く閉めた。
「まっ!まっぷ…、まっぱだカーニバルだよ!うん!ほら…来るんだっ!」
続いてベッドに腰掛けた彼女が手招きする。
その顔は更に赤くなって…無理矢理作った笑顔。
緊張しているんだな…。
今まで実乃梨は俺に裸体を晒した事は無い。
『りゅーじきゅんに、プヨプヨなお腹を見せる訳には〜』
とか言って拒んでいた。
だから初めての時から半裸で事を致していたのだ。
それが、ここに来て彼女の頭の中で
『下着が汚れる→真っ裸ーニバル』
になった理由は彼女自身しか知らない。
だが、それなりの考えがあって、自分のコンプレックスに耐えて、俺に裸を見せようとしてくれている事だけは解る…。
「…ごくっ!」
俺は実乃梨の魅力的な誘いを聞いて、ギラギラと目を血走らせ、
恥かしそうに顔を伏せる実乃梨を睨み…いや見詰めて興奮する。
『実乃梨の…はだか…裸?…ハ・ダ・カ!?お、おおうっ。夢にまで見たHADAKAっ!』
とか…もちろん考えている。


552 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:02:04 ID:iqmsUi02
カラカラに渇いた喉で生唾を飲み込み、フラフラと彼女の元に吸い寄せられた。
「あ、灯は消して欲しい…な」
彼女の横に座り、制服のリボンを解こうとすると、そう言われる。
逸る気持ちを抑えて、俺は部屋の灯を消す。
「脱がす、ぞ?」
コクリと一回、小さく頷いた彼女のリボンに手を掛ける。
シュルッ…。
続いて震える手でブラウスのボタンを一つずつ外していき、スカートに指を滑らせた。
実乃梨は震えていた。
羞恥なのか、恐れか…それとも寒さ?多分、羞恥…。
脇のホックを外し、ジッパーを下げると彼女が腰を浮かせて…脱がせるのを手助けする。
と、ここで彼女が
「りゅーじくんも脱がしてあげるね…」
と言ってカッターのボタンを外し始める。
次にインナー代わりのTシャツ。
その手がズボンに伸び、下着と共に脱がされた。
そして、俺は実乃梨の下着を脱がせる。半端に脱がせたままの、上から下へ順番に…。
「お、うっ…」
カーテンの隙間から差し込む月明りに照らされた実乃梨は……綺麗だった。
白く透き通った肌、出る所は出て締まる所は締まった健康的な身体…。
全然腹なんか出てねぇじゃねぇか自信を持てよ。



553 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:03:03 ID:iqmsUi02
ベッドの上に足を横向きにして座り、胸と腹を手で隠して…羞恥に顔を染める実乃梨は堪らなかった。
「なあ…手、退けてもらって良いか?実乃梨の身体、見てみたい」
「うん…」
少しだけ迷った後、実乃梨がゆっくり手を動かす。
「…うぅ。お腹は見たら駄目だよ?」
「おう、でも思わず見てしまうぞ?実乃梨、凄い綺麗だ…からさ」
「あう…」
照れた顔で俯き、身体をモジモジさせる実乃梨。
この姿は何度見ても可愛い。
「りゅーじ…くん」
俺は実乃梨に優しく押し倒され、甘く囁かれた。
「お口で…、してあげるね」
実乃梨が俺の足の間に正座して息子を扱く。
ゆっくりと根元から絞る様に動かされる手が、ガチガチに硬くなっている息子を更に張り詰めさせようと、海綿体に血を送り込む…。
「っふ…!く…あ」
髪を手で耳の辺りで押さえて、彼女が顔を股間に埋めていく…。
暖くて、柔らかい舌が亀頭に這う。
「くちゅ…ちゅ。は…、ぴちゃ」
息子の根元に指を添え、ゆっくりゆっくり…焦らす様に裏筋をねぶられ、俺の背中をゾクゾクとした震えが起こる。
唾液は少なめ、ザラザラした舌の感覚が気持ち良いんだ。



554 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:04:03 ID:iqmsUi02
「ちゅ…く、ん。ぴちゅ、ちゅ。んふ…気持ち良い?」
悪戯っぽい上目遣いで問い掛ける彼女の頭を撫でて、俺は返事する。
「気持ち良いぞ、ん…実乃梨の、舌…柔らかくて…くふっ!」
言葉を紡ぐ途中、俺の下腹部に電気が走り、身体が跳ねてしまう。
「相変わらずココ弱いねぇ?…あ〜ん」
わざとらしい口調で口を開け、睾丸を含んでしゃぶり始めた…。
飴玉を舐める様に舌で包まれ、弾かれ…食べられる…堪らねぇ…、身体に力が入らない。
「ちゅくっ、ちゅくっ!ちゅ!ちゅうううっっ!…っは、ぴちゅ」
実乃梨が俺を捕らえ、強く吸い付きながら、舌でベロベロって…転がす。
何度も何度も…。
「ん〜…、あむっ。ん…ちゅ」
再び舌が裏筋を這う、息子が熱く柔らかい場所に招き入れられた。
「っふ!うっ…、うお!」
唾液でトロトロな実乃梨の口内の気持ち良さに、俺は腰の力が抜ける。
甘く吸われながら引き抜かれ、亀頭を唇で甘噛みされる。尿道の先を舌先でグリグリと擦られ…ている。
「ちゅっく、ちゅっ。ちゅぷっ…じゅっ」
亀頭の周りを緩慢な動きで、ねっとりとねぶり回されながら飲み込まれて、息子がヒクつく。



555 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:05:07 ID:iqmsUi02
「ちゅぱちゅぱっ…ぷっ…、あふ…じゅぷっ!」
息子の根元に手を添え、亀頭に唇を引っ掛けて抽出される。
実乃梨が強く吸い付く、やらしい水音を発てながら。
身体が反ってしまう快感を布団を握り締めて耐え、腰を彼女に押し付けてしまう。
俺と身体を重ねる内に覚えた『悦ばせ方』を使って、敏感な部分を愛しそうに愛撫している。
ああ…実乃梨も『女』なんだ。
そう思うと興奮が高まる。
もっと気持ちを高ぶらせ、気持ち良くなりたい。
それに実乃梨にも、気持ち良くなって貰いたい。
「ふっう…、みのりぃ。あ、あれしてみないか?ほら、前にやったヤツ」
「ふぇっ?あへひやっはやふ……、っあ!あ、あふぇふぁはふはひぃよぅ、やはぁ…」
息子を含んだまま実乃梨が聞き返し、キョトンとした顔で俺を見詰めた後…羞恥に頬を染めていく。
あ、ちなみに彼女は
『へ?前にやったヤツ……、あっ!あ、あれは恥かしいよ、ヤダァ』
と言っている。
てか、お口に物を入れたまま喋るんじゃありません………気持ち良いでしょうが。
「なぁ、そう言わずにやろうぜ?俺も実乃梨を気持ち良くさせたいんだ」
上体を起こして、彼女の頬を撫でながら説得する。



556 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:09:05 ID:iqmsUi02
「うぅ…駄目だよぅ…あれなんだぜ?……学校で汗かいたし…。
りゅーじきゅんもイヤじゃない?だから…あうぅ…」
同じく身体を起こした彼女が、途切れ途切れに言い訳して逃げようとする。
でも口では『駄目』って言ってても、身体は
『切ないの』
とばかりにモジモジさせている。
「…俺は実乃梨になら、何でもしてやる。本当は『駄目』なんかじゃないんだろ?
なっ、あれ…凄く気持ち良いし、またしてみたいな」
俺は実乃梨を引き寄せ、胸の中で抱く。
サラサラの髪を手櫛し、背中を擦ってやりながら行為へと『誘導』する。
毎度の事なのだ。
俺と色んな戯れ合いをするのは大好き、だから自分から誘ってみる。
…『恋人同士にしか』出来ないスキンシップにも興味津々。
だけど、やっぱり恥かしいから自分から『しよう』と言えない。
後押ししてやれば、素直になる。
可愛いだろ?彼女は俺以上に『初やつじゃ〜』なのである。
「…本当は私も…またしてみたかった、んだ。
……りゅーじくん、舐めっこ…しよっ?」
彼女が俺の胸板に頬を寄せて、甘い声で今度は自分から誘う。
指を絡ませて繋いだ手に力を入れて、勇気を振り絞る姿は庇護欲を掻き立てられる。



557 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:10:03 ID:iqmsUi02
普段はしっかり者…、
部活とバイトに励んで、夢に向かって精一杯の努力をする『しっかり者』
だからこそ、二人きりの時は甘えん坊でも良いんだ。
「おうっ!」
俺達は寝転がり、互いの下腹部に顔を埋める。
こういう事は本当に好きな人としか出来ないと思う。
そして好きな相手とするから、気持ち良いんだ…。
「ふあっ!あ…、んうっ…、ちゅぷっ…んっ!」
目の前には淡い桜色をした『実乃梨』が泣いている、…先ほどより濡れていた。
甘酸っぱい雌の匂いを漂わせて、切なそうにヒクヒクと『泣いて』いる。
俺は彼女の秘部を舌先で舐める。
すると実乃梨の身体がビクッと震える。
息子から口を離し、甘い声で啼く。
「あ…んっ、ちゅばっ!ちゅっ!?ふっ!」
息子を口に含み、強く吸い付き舌で擦られる。
腰砕けになりそうな、強い刺激に俺は一瞬だけ息が詰まる。
『お返しだっ』
という感じだろう。
なら俺は万倍返し。
秘部を指で拡げて、何回も吸う。舌でゆっくりと愛液を舐め取りながら…。
「ふっ!ふっうぅ!あ…、やぁっ…ちゅっぱ!ちゅぷっ!じゅっ!」



558 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:19:43 ID:iqmsUi02
亀頭の先をチロチロと小刻みに刺激しながら、息子に吸い付き、引き抜かれる。
「くうっ!みの、り…すげぇっ!」
やらしい音を発てながら、亀頭をグルリと円を描く様にねぶられ、柔らかいプルプルな唇で甘噛みされる。
そして根元まで呑まれて、上顎に擦り付けられている。
俺は強烈な快感の虜になりつつ、彼女の尻を鷲掴みにして秘部に顔を埋める。
「ちゅばっ!ちゅばっ!あふっ♪くちゅ…んんっ!」
実乃梨のクリトリスを吸い、小刻みに舐め回すと彼女が悦びの声を洩らす。
舌先でつつき強めに弾くと、彼女も同じ様に俺に返す。
「っんあ!…り、りゅーじきゅ、ん!そんなに強くしちゃ…あっ!上手に舐め、れな…っあん!」
鼻先で膣口をくすぐり、クリトリスを啄む様に吸う。その力は強めに…。
息子が強く唇で扱かれ、熱い唾液の海に溺れて…柔らかい場所で揉まれる。
俺達は融けていく…。熱く蕩けて一つになる。
「ちゅうううっっ!ちゅばっ!ちゅばっ!ちゅっ!はひっ!」
膣内に中指を挿入し、抽出すると実乃梨がガクガクと腰を震わせる。
ゆっくり出し入れし、小刻みに掻き回されるのが大好きなのだ。



559 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:20:55 ID:iqmsUi02
指先に絡み付くヒダ一つ一つがピッタリ吸い付いて、揉むんだ。
貪欲に快楽を貪っている。
火傷しそうな熱さと押せば柔らかく押し返す弾力のある膣が、俺を発情させる。
「くふぅっ!はっ!あっ!」
続いて指を二本に増やして、膣内を擦る。強弱をつけて彼女を蹂躙した。
「っあ!あっ!ちゅっ!くぅ!…っんあ!」
纏わりつく柔らかい膣肉を指で弾く、その度に実乃梨が啼き…甘く吸い付く。
舌が、頬が、息子を犯す。俺の愛撫に合わせて、吸い付く力が強くなったり弱くなったりしながら。
トロトロに溢れ出て来る愛液で顔を濡らしながら、クリトリスを舐め、指を膣内で躍らせる。
「っふ…!りゅーじくぅん…も、もう私…我慢出来ないよぅう…」
実乃梨が発情しきって甘えん坊な声でそう言い、俺から離れる。
「…ジャジャン!ここで秘密兵器の登場さぁ!…んふふ〜☆」
ベッド下に置かれたスポーツバックをガサガサと漁った後、彼女が小さな箱を俺の目の前に突出す。
「おうっ…」
それは避妊具の箱。
普段、愛用しているドラッグストアで買った御徳用(三箱で¥1500)とは違う、初めてみる代物だ。



560 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:22:15 ID:iqmsUi02
箱に描かれた『薄々』やら『Lサイズ』の文字が妙に生々しい。
「最新〜兵器ぃ〜い♪yoこれが俺達の決戦兵器ぃ〜いえ〜い♪」
某ギャングスタアの奏でるリリック風に、実乃梨が調子外れな唄を歌っている。
「実乃梨…どうしたんだコレ、てか…ゴムが秘密兵器なのか?」
「ん〜?そうだよん。薄々だよ、ウ・ス・ウ・ス。いやぁ〜コレ買うの恥かしかったんだぜぇ?
でも愛しのりゅーじきゅんの為なら火の中、水の中〜、だね」
そう言って、箱の中から避妊具を取り出し、。蕩けた顔を俺に近付けて甘く囁く。
「いつものより、きっとキモチイイよ?…今日は頑張ってピュッピュしようね」
俺は手を引かれて起こされる。
実乃梨が口で包装を破って避妊具を息子に被せる。
装着し終わり、実乃梨が息子を撫でる。
「お〜っ、君は偉いねぇ。みのりんスペシャルに耐えて、良く頑張った!感動したっ!よしよし御褒美をあげよう。うん」
そして布団の上に実乃梨が寝転がり、微笑んで両手を広げて俺を誘う。
「りゅーじくん…えっち、しよっ?」
「みにょ…っ!みにょりぃ!」
その可愛らしさに俺は理性が音を発てて切れ、彼女の身体に覆い被さる。



561 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:23:27 ID:iqmsUi02
彼女の太股を持って左右に大きく開脚させ、息子を秘部に沿って擦り付ける
「はあ!はあ!」
「あ…ん…」
鼻息荒く、息子に愛液を絡ませて挿入しやすい様に馴染ませる。
この時間すら惜しい…。
「んっう!は…!あ、あぁ…」
俺は膣口に息子をあてがい、ゆっくり挿入する。
「っふ。お…う」
何だ…すげぇ…、いつもより…すげぇ気持ち良い。
力強く押し込むと、ヌルンと挿入っていくのは変わらない。でも今日は…
実乃梨の熱さも、柔らかさも、いつも以上に感じる。
「は…うっ。あ…今、おちんちん…ビクンてした…よ」
トロトロに熱く蕩けた柔肉に強く包まれ、波打った膣壁のヒダのもたらす快感に息子が悦ぶ。
「あ…。あ…、やだぁ。ゆっくりしたら…ん、背中がゾクゾクしちゃう、きゃふっ」
息子を根元まで挿入し、ゆっくり引き抜くと実乃梨が布団を握り締めて、微かに喘ぐ。
そして、ゆっくり挿入ていくと切なげな顔になっていく。
「あ!んうぅ…り、りゅーじ…くぅん。ふあっ、意地悪しないで?切ないの…」
頬を桜色に染め、切なそうに啼いて、眉をハの字にして瞳を潤ませる。
俺は、この実乃梨の憂いを帯びた顔が好きだ。



562 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:24:28 ID:iqmsUi02
「ひあっぁ…。あ…あふ…、やぁあ…」
そんな実乃梨の可愛い顔が見たくて、俺は緩慢な動きで腰を動かす。
根元まで挿入し、膣の奥をグリグリと擦ってみたり、優しくノックする。
そうすると彼女の膣が締まって…気持ち良いのを知っているから。
引く時は狭い膣内に息子の頭が引っ掛かって、ヒダがねっとり絡み付き、
挿入る時は、彼女の呼吸に合わせて膣肉で揉み揉み…揉まれるんだ。
堪らない…、今まで使ってた避妊具では曖昧に…大味だったのに。
『実乃梨の秘密兵器』のもたらす、腰砕けになりそうな気持ち良さに身体の震えが止まらない。
「んあっ!あっ!あっ!んんっ、んむ!は…くちゅ」
徐々に速くなっていく抽出に、実乃梨の声に艶と甘さが混じる。
俺は身体を倒して、彼女の唇を貪る。
実乃梨の口内の唾液を舐め、啜って、舌先で上顎をくすぐる。
「ふっ!ふっ!ん、ちゅっ!ちゅっ!あんっ!」
すると彼女が、その舌を絡めとって啄む様に吸う。
背中に回された手が俺を拘束し、柔らかい胸が胸板で潰される。
乳首同士が擦れ、ピリピリした電気が走り抜けていく。
俺は彼女を強く突き上げる。何度も何度も…。



563 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:25:28 ID:iqmsUi02
「っあ!あぁっ!す、凄いよぉ!はっ…硬っ!ん!蕩けちゃう…!」
その度に俺の下で実乃梨が跳ね、抱き付く力が強くなっていく…。
「っくふ!やぁ!あ!舐めたら、だ…めぇ!」
実乃梨の耳を含んで、小刻みに優しく舐めると、彼女の身体から力が抜けていくのが分かる。
そして、足を俺の腰に絡ませ…自身の腰もクイックイッと動かして甘える姿も、ハッキリとな。
「みの、り…凄いぞ。腰をフリフリしてサカってる…。気持ち良いんだ?」
耳たぶに舌を這わせて、吐息を吹き掛けながら意地悪な口調で聞いてみる。
「あっ、だって…だってぇ!りゅーじきゅんがイジメ、る…っ!からぁ!あっ!あっ!」
喘ぎながら、腰をフリフリ振って…快楽に溺れる姿を見て、俺は彼女の奥をグリグリと円を描く様に抉る。
「ひうぅっ!あっはぁ…、ら、らめだって!りゅーじきゅんのえっちぃ…!
腰っ!止まらなくなるからぁ…あふっ!ら…め!」
言葉とは裏腹に、彼女の腰遣いが、やらしくなっていく。
俺の身体に腰をピッタリくっつけて、前後に振ってさ…キュウキュウに締め付けるんだよ。

そういや、あれは先週だったか?実乃梨が言ってたな。



564 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:35:51 ID:iqmsUi02
『りゅーじくんとえっちしてると、トロンってなって…
フワフワして気持ち良いんだ。
腰が勝手に動くの…。
こんなえっちぃ身体にしたのは……りゅーじくん…だよ?』
そう言いながら、実乃梨が俺の上で腰を情熱的に躍らせていたのを思い出して、堪らなくなる。
「あっ!ま、また大きくなっ…たぁっ!ひうっ!あんっ!あぁっ!キモチイイよぅ!!」
彼女の身体に息子を叩き込む。強く強く、腰を打ち付けて…。
実乃梨はそれを受け止めて、熱くほてった柔肉を絡めて揉みほぐす。
俺達の喘ぎと、肉がぶつかる音…、そして彼女の身体が生み出す水音…泣き声が部屋に木霊する。
「あ…。んっ!?あっ!あっ!!」
俺は実乃梨を抱き抱え、胡座をかく。
腰の上で彼女の身体がのけ反り、強く抱き締められる。
汗ばんだ身体を撫で合い、両手両足でガッチリ組み付いて腰を振って甘える実乃梨。
白い首筋を伝う汗を舐め、甘く噛み…自分の印を刻む。
「はっ!はっ!はぁ!はあぁ!
り、りゅーじくんっ!りゅーじくんっ!くふぅん!好きっ!」
俺の名前を呼び、子犬の様に頬を舐め、深く、激しく腰を振って蹂躙していく。



565 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:37:11 ID:iqmsUi02
その顔は悦びに満ちていた…。
「実乃梨ぃ!っは!くっう!!」
薄い避妊具越しの実乃梨の膣内の気持ち良さ、コツコツと当たる硬いけど柔らかい子宮に亀頭を擦られ、
吸い付く膣壁が息子を隙間無く柔肉で締める。
腰砕けになる蕩けた快感。背中と腰がゾクゾクして、もっと良くなりたくて…俺も腰を前後に動かす。
「あぁあっ!おちんちんが暴れてるぅ!やぁあ!あひっ!あんっん!!」
必然に膣内を掻き回す形になり、息子が膣壁でズリズリと擦れて、揉まれて…限界が近付く。
「くっう!みのりぃ!お、俺イキそっ!お、うっ!」
俺は実乃梨に押し倒され、手を繋がれた。
「ふっ!私がりゅーじくんをイカせ、てあげるっ…。だから…一緒にイこう?…はっ!」
指を絡ませて繋いだ手を支えにして実乃梨が激しく腰を打ち付け始める。
彼女の体重で更に奥へ誘われた息子が膣壁で擦れながら、吸われる。
腰を捩らせて、前後に振り…そして激しく抽出し俺を絶頂に導こうとする実乃梨。
恍惚の表情を浮かべ、甘えた啼き声で喘ぎ…身体を震わせている。
俺達は融けて一つになる…。



566 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:38:36 ID:iqmsUi02
「ふあっ!!あっ!あっ!!んんぅっ!は…私もあと少しで…!
あんっ!下から突き突きぃっ、良いよぉ!!」
実乃梨を抱き寄せて、下から突き上げる。
限界はすぐ目の前、なのにやっぱり腹に力が入っちまって…なかなか達する事が出来ない。
『今日こそは実乃梨と一緒に…』
それがプレッシャーになっているのかも知れない。
「あっ!あっ…んむっ!ちゅぱっ!ちゅっ!」
それは突然起こった。
突如、耳の中に熱くザラザラした物が這ったのだ。
「っうお!み、みのりぃっ、うぅ!」
その正体が実乃梨の舌だという事は、すぐに理解出来た。
俺は耳を愛撫されるのは初めてで、くすぐったさに似た感覚を覚える。
全身に力が入って、震えが襲う。強烈な刺激だった。
舌先に力を入れてねぶられ、ヌルリと奥に侵入して来る。
「んっ!ちゅっぱ!んっ!あふ…ちゅくっちゅくっ!」
耳の中に直接吹き掛けられた吐息、絶え間なく動き回る舌に蹂躙され、身体の力が抜ける。
「っくう!はあ…みのりぃい…!っうあっっ!!!」
強烈な射精感に襲われ、俺は欲望を避妊具の中に吐き出す。
「ぅうんっ!!っああっっ!!!!」



567 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:39:40 ID:iqmsUi02
実乃梨が強く抱き付き、身体をビクッとのけ反らせる…。
息子がギュウギュウに締め上げられ、苦しさすら感じる。
「っはぁ!はあ!はあ!んっ…おちんちんがぁ…あぁ、ビ、ビクンビクンしてるよぉ。熱い…」
身体を震わせ、息も絶え絶えに実乃梨が呟く…。そこで初めて彼女も達した事に気付く。
腰がガクガクしてさ…、バカになってるんだ。
吐き出す精液が無くなっても…脈動し続けて、実乃梨の膣を緩く突いてしまう。
敏感になっている息子が、キュウキュウに締まった膣肉を掻き分けて挿入る快感に俺は夢見心地になる。
「っはぁ…。う、動いちゃダメェ…」
実乃梨も同様なのだろう。
ギュッと抱き締められ、蕩けた声で喘ぎ、身体を一回ブルッと大きく震わせた。
身体に残った余韻は醒めず、燻って疼く…。
「なぁ…実乃梨…も、もう一回…」
「ん。おうよぉ、りゅーじくん、私も物足りない…ぜ。ふふっ♪…このまましちゃおっか?」
太陽の様に明るい笑顔の中に『女』を漂わせた実乃梨が、腰を捩らせる…。
.
「さぁて…私はそろそろ帰るかねぇ〜。親に心配掛けちゃうし」



568 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:40:36 ID:iqmsUi02
二回戦目も無事に終了し、制服に身体を通した実乃梨が立ち上がる。
「あ。送って行くよ。夜道は危ないからな」
彼女を一人で帰らせる訳にはいかない。もし危険に晒されたら大変だ。
二人で月明りに照らされた歩道を進んで行く。
寄り添う様に影が重なり、言葉数は少なめに…でも幸せな気持ちで満たされている。
繋いだ手は俺のコートのポケットの中。
握ると、優しく握り返してくれる。
「そういや、実乃梨は進路調査表出したか?
ほら…ソフトの強い大学に行きたいとか言ってたよな?」
「ん〜。いやね、実はまだ出して無いのさ〜。第一志望で迷ってるんですよ。りゅーじくんは?」
「俺は…ははっ。調理師の専門か大学かで迷ってる。だから俺も出してねぇ」
「へへっ…。御揃いだね」
実乃梨がピッタリ身体を寄せて、腕に頬を寄せる。
「早い内に決めて、目標に向かって進むんだ…最短距離で。
でもね、私はこのまま時間が止まれば良いな、って…考えちゃう時があるの」
俺は彼女の言った事が理解出来ず、聞き返す。
「何でだ?実乃梨には夢があって、それを適えたいんだろ、
むしろ早く来いって感じじゃないか?」



569 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:41:33 ID:iqmsUi02
普通は、停滞しているより突進んで、その上で良い結果を望む…そう思うだろ?
「あはは…教えても良いけど、りゅーじくんは、きっと笑うよ」
ちょっと覇気の無い声で実乃梨が言う。
「笑わねぇよ。そう言われたら気になるし」
何より、実乃梨の真意が知りたい。
彼女の性格からして、弱音を吐くのは嫌いな筈…なのに、何故俺に聞いて欲しいと思わせる口振りなのかを。
「……夏休みが終わったら、受験勉強一色になって、
りゅーじくんと逢えなくなっちゃうもん
大好きな人と常に居たくても、それは難しいよね」
握った手に力が入る。そう、それは俺もボンヤリとだが解っていた『怖れ』だったから。
「そうこうする内に卒業して、更に逢えなくなる。そして…気持ちが離れ離れになって…そんなのヤダな」
俯く実乃梨の横顔は辛そうだった。
だから、実乃梨を安心させてやる。
「…大丈夫だ。そんな事にならねぇ様に、俺がする。引っ張ってやる」
『俺が実乃梨を守ってやる』
そんな意味を含ませた言葉。
俺は彼女に笑みを向けて素直な想いを紡ぐ。


570 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:42:22 ID:iqmsUi02
「実乃梨は夢だけに向かって突進んでいれば良い。
転びそうになったら支えるし、
気持ちが揺らがない様に捕まえ続ける」
「っ!………うんっ!頼むぜぇ?私は欲張りだから夢もりゅーじくんも諦めない!」

しっかりと俺を見る顔には、決意が読み取れた。
「おうっ!任せとけ!」

俺が実乃梨を引っ張って、彼女も同様に俺を引っ張ってくれたら最高だ。
互いの背中を見るんじゃない。横並びで行きたい。
そして…いつかは、ずっと側に実乃梨が居てくれたら良いなって思う。
漠然としているけど…
それが俺の『夢』
絶対に脇見なんかするもんか。
実乃梨を離さねぇ。
それは、まだ寒さの残る春の夜。
俺達が進んで行く道は真直ぐ伸びている。


終わり


571 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/22(日) 06:44:10 ID:iqmsUi02
以上です。
途中、連投規制を食らって時間が掛かってしまいました。
申し訳ないです。
何か新しく書いたら、また来ます。
では
ノシ

572 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 06:56:15 ID:BmEoSEel
朝っぱらからGJ!

573 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 06:58:53 ID:KekjcRLG
>>571
ハハハ朝からエロいもん書いてくれちゃって( ´∀`)σ)Д`)コノスケベ


574 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 08:16:56 ID:ZyR5ueSO
ここの住人は歪みねぇな。

575 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 08:25:29 ID:D02/lAJE
>>571
やっと服が着れる・・・ありがとう、GJ!
欲張りだから夢もりゅーじくんも諦めない・・・原作でも言って欲しかったorz

576 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 09:00:17 ID:DEZiENID
原作の実乃梨は結局大河に譲ったからなぁ…
本人はそれ否定してるけど
あの竜児の気持ちガン無視の強情さにワロタ

竜児と実乃梨が一回付き合って
竜児自身が大河への依存を悟る展開が
一番自然だった気がするがな
そしたら実乃梨の行為の不合理さも解消されたし
まぁこれじゃ王道過ぎるかw

結局実乃梨が好きなまま大河から告白受けて
よく分からんまま大河に靡くという
竜児の気持ちの流れもあやふやに…
ゆゆぽは急ぎ過ぎたんじゃないだろうか

577 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 09:14:06 ID:D02/lAJE
>>576
竜児の告白ガン無視したのは>>576が言ったように王道ルートで最終的に別れる可能性があるのをみのりん自身感付いてたからじゃない?
大河が好きとかいって振られるくらいならこっちからお断りぜよっ 的な。

とりあえず>>571には二度と目のGJ!

578 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:03:11 ID:u3mobp/g
だいぶ遅れたけどバレンタインもの投下。
まだ2月だしいいよね?

579 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:03:38 ID:u3mobp/g
『亜美のバレンタイン』


「うーん……」

 いつも通りゆっくりと風呂につかり入念にスキンケアと髪の手入れを済ませ、
後は寝るだけというパジャマ姿の亜美は、ベッドの上で行儀悪くあぐらを掻き
腕を組んで目の前に置いた物を睨みつけていた。

「ううーん……」

 それは、竜児と大河が売っていたバレンタインのチョコ。サクラ役を終え、
持っていたチョコをまとめて竜児に返したら、「持ってけ」とひとつだけその
まま手渡された。そもそも今年は買うつもりすらなかったのに。去年まではい
くつか義理チョコを買って適当にばら撒いていた。でも、今年はそんなつもり
はない。

 あげたいと思う人がいて、でもそいつにはあげられない。

 だったら義理を買うのすら馬鹿馬鹿しくて、今年は一切買うつもりも配るつ
もりもなかった。

 しかし、図らずも手に入れてしまった、ひとつだけのチョコ。
 さて、こいつをどうしてくれようか。

 自分で食べる……それはない。
 祐作にあげる……それもありえない。
 クラスの誰かに……暴動が起きそうだ。
 やっぱりあいつに……論外。

「……よし」

 睡眠不足はお肌の大敵、ということでさっさと結論を出すと、亜美はチョコ
をカバンに収め、ベッドにもぐりこんだ。

580 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:04:05 ID:u3mobp/g

 明けて、2月14日、聖バレンタインデー。
 亜美はカバンに忍ばせたチョコを、さて誰にくれてやろうかと考えながら歩
いていた。どうするのかはもう決めている。誰に行き渡るのかはわからないが。

 今日、最初に挨拶した男子にあげよう。

 それが昨夜の結論だった。朝の挨拶と一緒にさらっと渡し、それで終わり。
わざわざ構えたりせずさらっと渡してしまおう。

「お! 亜美ちゃーん!」
「げっ……!」
「いやー、学校着く前から亜美ちゃんに会うなんて今日はついてるなー」

 春田浩次、襲来。
 朝一番で会った男子が、まさか春田とは。
 あたしはついてないよ……そう思ったが、顔には出さず、亜美はにっこりと
微笑んだ。

「あー、春田くん……」
「おっはよー! いやー、亜美ちゃん今日もかわいいねー」
「……さようなら」

 そう言って、亜美は春田の前を通り過ぎて行った。

「……え? ええっ!?」

 片手を挙げたポーズのまま、哀しく亜美を見送る春田だった。

581 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:04:32 ID:u3mobp/g

「うーん、流石に春田くんじゃなぁ……」

 ぶつぶつ呟きながら歩く亜美は、やはり目立つ存在であるため学校に近づけ
ば近づくほど声をかけてくる生徒は増えてくる。

「亜美ちゃんおはよ〜」
「おはよ☆」

 と、女子に挨拶されると笑顔で答え。

「おおっ! 亜美ちゃん、おはよー!」
「…………」

 能登久光は笑顔のまま無視。

「……え? あ、あれ?」
「うーん、なかなか男子に会わないなぁ……」

 春田とまったく同じ片手を挙げたポーズのまま固まる能登のことは意識の片
隅にもないらしい。

「お、亜美。おはよう」
「うざい」

 下駄箱で会った北村祐作は、爽やかな挨拶をあんまりな一言で返された。

「うーん、なんで今日に限って男子に会わないんだろ……」

 そんな勝手なことをほざいているうちに、階段をあがり教室に着いてしまう。
 途中、下駄箱の中にあったメモのことはとりあえず忘れておく。

582 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:05:09 ID:u3mobp/g

 と、ロッカーの前に立っている男子が一人。
 この古びたロッカーめ、隠し持ったバットでぼこぼこに殴ってやろう、とか
思っていそうな目をしているが、単に荷物をしまおうとしているだけだろう。

「ま、この際だからしょうがないか」
「おう、川嶋……何がしょうがないんだ?」

 ロッカーを開けようとした姿勢のままこちらを向いたのは高須竜児。

「おはよ、高須くん。相変わらず、ロッカーに爆弾でもしかけそうな犯罪者ヅ
ラしてるね」
「いきなりひでえな、おい」

 爽やかな朝につまらなそうな顔で挨拶ついでにそんなことを言われるとは、
絶交を宣言されているとはいえ、いくらなんでも酷い。

「はい、これ」
「あ? なんだよ」

 カバンから取り出したのは、竜児には見覚えのあり過ぎる、昨日売りまくっ
たチョコのパッケージ。

「やっぱいらない。返す」
「え?」
「じゃね」
「あ、おい!」

 半ば無理矢理チョコを押し付けると、亜美はさっさと教室に入ってしまう。

「……ダイエット中、か……?」

 その呟きが聞こえなかったことは、両者にとって幸福だった。


 そう、これは返しただけだ。
 タダで貰うのもなんだし、貰ったやつに返しただけ。
 それがたまたま、バレンタインデー当日だっただけ。

「……そうだよね。別に難しく考えることなかったな」

 麻耶と奈々子にも言ってやろう。今年は誰にもチョコは買わなかった、と。

「嘘じゃないもん、ね」

 そう言って、少し寂しげに亜美は微笑んだ。

583 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:06:09 ID:u3mobp/g
以上。本編ベースで亜美ものでした。

584 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:11:15 ID:D02/lAJE
>>583
GJ
亜美の伝わらない切ない心情が・・・
つか、ロッカー・・・バット・・・ひぐらしかww

585 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 12:46:33 ID:p6yL17QQ
切なすぎんぞGJ

586 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 13:03:43 ID:98rAkqR1
春田、能登、まるおの扱いワロス


587 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 13:49:47 ID:qcx97UAz
>>579-582
GJ、本編より態度が軟化してるとはいえ、素直になれん亜美はいかにも亜美っぽい

……しかし最近の奈々子作品に脳が汚染されてきて、良作のあみドラ読んでるのに
亜美が竜児の下駄箱に放り込んで済ませようとして
奈々子の手作り、本命なチョコを見つけて、まだ友の中にライバルがと苦悩する
ななドラ、亜美サイドを途中で妄想しはじめた俺はもう駄目かもしれん(´・ω・`)

588 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 14:36:18 ID:IIiFwn58
「竜児・・・りゅうじーーーーっ!!!」

―――喉が裂けんばかりにその名を呼んだ。

「りゅうじ・・りゅうじぃ・・」

―――足の痛みも忘れるほどに後悔していた。

「りゅ・・じいぃ・・・」

―――だが、聖夜に奇跡は訪れる。

「りゅう・・・じ・・・」
「なんだよ?」
「・・・え?」
「・・なにか言えよ」

―――アニメとは違うオリジナルストーリー

「・・・なんで・・・居るの?」
「お前が・・・呼んでるような気がして・・・」

―――あなたの望む未来はありますか?

「なんで!?なんでみのりんをあきらめるの!?あたしのせい!?あたしのせいなの!?」

―――あなたの望む未来はありましたか?

「気付いたから・・・」
「え?」
「俺も・・・気付いたから・・・」
「竜児・・・」

―――あなたの望む未来はなんですか?

「俺は・・・高須竜児は、逢坂大河を愛しています」
「りゅ・・・じ・・・」

―――その全てが叶う世界がここにある

「竜児ーっ!!」
「大河ーっ!!」

―――その時あなたは奇跡を目にする


とらドラポータブル『if』
2009年6月30日発売

思いは・・・必ず叶う

589 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 14:56:40 ID:loIL84W2
>>588
吹いたww

590 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 15:21:16 ID:fBvKuEo/
ちょっと思いついたんであみドラやります。

流行まだおくれてないよね?

591 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 15:21:40 ID:fBvKuEo/
クリスマスの準備中。とある高校の体育倉庫。
体育用具以外にも、何かは知らないがいろいろな物が転がっている。
この場所を片付けていた人物が今はここに居ないためである。

静まり返る空気の中、誰に聞いても美人の女子生徒と、極悪ヅラの男
がそこにいた。亜美と竜児だ。

別に、さぁこれでここには俺たちだけだ。今からテメェをひん剥いて…などと
思っているわけではない。先ほどまでクリスマス会の準備をしていたのだ。

作業をしながら2人が会話していると、



「……あたしのことも頭数に入れてよ。そうしたらあたしのこと……」


と亜美は言う。

すると、




『その願い、確かに聞いた。』

どこからとも無く声が聞こえる。あの道具たちの方から?まさかね。



そうして竜児は都合のいいタイミングで記憶を失う……

とらドラP!2009年発売。

592 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 15:41:28 ID:nQLiUfc6
期待してガッカリした

593 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 16:57:33 ID:1UuUNs9Z
ここは業者の多いインターネットですね^^

594 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 17:20:28 ID:D02/lAJE
宣伝ww
まぁ、もち買うがな

595 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 17:46:47 ID:oNE8c3xO
宣伝ばっかりで腹立ってきた

奈々子様成分を誰か早く投下してくれぇ〜。。。

596 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 18:05:24 ID:JqFcw7yL
>>588 これなら買いますよ、ええ

597 :業者1号:2009/02/22(日) 18:29:36 ID:nRZjxNYr
〉〉588
タッチかw

598 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 18:48:27 ID:eQgCrqkx
 あっ、どうも高須竜児です。
 実はなんか記憶を無くしたらしくて、以前のことがまったくわからないんですよ。
 それで右も左もわからなくて大変だったんですけど……。
 なんか俺の恋人だと名乗る女の子がいきなり3人も現れて……。
 小学生みたいなふわふわ髪の子と、なんだか明るくて素敵な子と、一目見たら忘れられないくらい美人の女の子が。

 みんな自分が俺の恋人だって言い張ってて……。
 それだけじゃなくて、なんか俺、年上のお姉さんと同棲してるみたいなんですよ。
 その人なんか俺のお尻のホクロの位置まで当ててきて……、その人が言うには、俺たちは長く一緒に住んでる恋人だって。

 まだあるんですよ。実は俺、アメリカに宇宙飛行士を目指してる彼女がいるとか、担任の先生にまで手を出してるとか。
 それどころか俺、男にも手を出してたらしくて、親友を名乗る男が裸になってたり。
 挙句の果てに、俺、インコにまで手を出してたらしくて……。
 外を歩けば、ヤンキーだとか若頭だとか言われて怯えられたり散々で……。

 きっと俺、記憶を無くす前はとんでもない悪人で、手当たり次第、老若男女構わず手を出すような外道だったんです。さらに鳥にまで。
 みんなに恐れられてるし、俺はどんな悪党だったのかって本当に悩んでて……。

「ええそうよ、あなたはとっても酷い人だったの」

 や、やっぱり!

「でもね、そんな自分が嫌になって、あたしと一緒に変わっていこうって思ってたところだったのよ」

 本当ですか?
 
「嘘じゃないわよ。ほら、包丁とリンゴ持ってみて」

 凄い! まるで10年以上も包丁を握ってた人みたいにするすると皮が剥けます。

「あたしが教えてあげたの」

 そうだったんですか!

「何人もの女の子や男や鳥に手を出すような悪人にこんなことができると思う? 思わないでしょ? あたしと一緒に変わっていこうとしたからこうなったの」

 なるほど……。俺は、過去の自分が嫌になってあなたと一緒に真人間になろうとしてたんですね。

「そうよ。だからね、他の女の子や男やインコの言葉に耳を貸しちゃダメ。あたしと一緒にいよ? あたしたち恋人だったんだから」

 そ、そうだったんですか……。
 俺が、真人間になるために協力してくれてたんですね。
 わかりました。他の誰も信用しちゃいけないんですね。

 ありがとう香椎さん!

「うふふ、奈々子って呼んで」

 
 
とらドラP!2009年発売。




599 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 19:00:48 ID:98rAkqR1
>>598
すぐ予約します!

600 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 19:22:39 ID:c+mMe7Ks
PSP版宣伝ネタの煎じ物でよかったのは>>598のみ

601 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 19:39:51 ID:MANKWHEP
しかし鳥に手を出したってのはインコちゃん自身がそう吹き込んだのだろうかw

602 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 20:23:18 ID:oNE8c3xO
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!奈々子様降臨ダァーッ!

603 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 20:51:19 ID:loIL84W2
買うよ。買えばいいんだろ。

604 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 21:10:01 ID:FjvUwOZL
宣伝ネタは最初のと>>598があればいい
うますぎワロタw

605 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 22:02:11 ID:baRYVUPO
業者たちの必死さにワロタ

>>598
エロボクロ真っ黒だなあ・・・GJだ。

>>583
亜美ちゃんはもっと報われてもいいと思うんだよ(´・ω・`)


606 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 22:07:39 ID:d8nLuc6I
>>598
最初のヤツ超えたなw
早々に予約してあるけど、もう一本予約してくる。

607 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 22:59:32 ID:u3mobp/g
奈々子様待ちの空気を読まずにあみドラ投下。
『亜美のバレンタイン』が作者的にも切なすぎたので甘いかんじで。

608 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:00:05 ID:u3mobp/g

『リップクリーム』


「あれ、高須くん」
「おう?」

 放課後の教室。日直だった竜児につき合って一人で残っていた川嶋亜美は、
職員室から戻りカバンを持ち上げようとしていた彼氏に歩み寄り声をかける。

「唇、ちょっと荒れてるよ」
「そうか?」

 答えて、竜児は薄い唇をぺろりと舐める。滴り落ちる血をうまそうに舐める
ような顔をしているが別に現代に蘇った吸血鬼でもなんでもない。単に目つき
が悪く、乾燥しやすい唇を舐めるのは癖だ。

「ああ、ほら、リップ塗ってあげるから」
「いいって。自分の持ってるし」
「いいからいいから」

 学生服のポケットに手を入れた竜児を制し、亜美は自分のリップクリームを
右手に持つ。自分より少しだけ背の高い竜児を見上げると、その唇に手を伸ば
し……。

「ん……」

 有無を言わせる隙もなく、目を閉じて自分の唇を合わせた。
 竜児はしばし呆然とそれを受け入れ……振り払おうか、それとも肩でも抱い
てやろうか、と思ったところであっさりと離れられてしまう。

「……お前なあ」
「ん? どうかした?」

 にっこりと、地上に舞い降りた天使の微笑み。

609 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:00:34 ID:u3mobp/g

「……まだ部活もやってるし、人がいるんだぞ」
「別にいーじゃん、見られたって」

 途端に憮然とした表情になる。このくるくる変わる愛らしいチワワの顔に、
何度振り回されたことか。

「……いいけどよ。ほら、帰るぞ。タイムセール終わっちまう」

 付きあい始めたところでそのぶっきらぼうな性格は変わりようもなく、てれ
た顔を隠すように前髪をつまみながら竜児は机に掛けたカバンを持ち上げる。

「ね、高須くん」
「おう」

 そんな初々しい彼氏をもう少しからかってやろうと、亜美は再び目を閉じる。

「もう一回」
「……お前なあ」

 長い睫毛を伏せて小さな顔に芸術的におさめられた淡いピンクの唇を突き出
されては、口で文句を言おうが抗えるわけもなく。

「ん……」

 カバンを持った右手はそのままに、左手で細い肩を抱き寄せ、唇を合わせた。

「……ん」

 軽く唇を合わせたあと、何度かついばむようにキスを重ねると、亜美は安心
したかのように力を抜いて竜児に身をゆだねる。自分のことを全て受け入れて
くれる、その優しさに心をゆだねる。

610 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:01:03 ID:u3mobp/g

 しかし竜児だってこのまま亜美の言いなりになってばかりもいられない。男
の矜持に関わる。

「んん……?」

 持っていたままのカバンを降ろし、くびれたウエストに右手を回してさらに
強く抱きしめる。左手は髪を撫でつつ逃げられないようにガード。差し込んだ
舌を亜美の舌と絡め、わざと少し音を立てて唾液を交換する。

「ん……んー!」

 そこまでされるとは思ってなかったのだろう。亜美はじたばたともがいてみ
せるが、すぐに諦めたように竜児の舌を受け入れる。

「……はぁ……」

 ようやく唇が離れると、脱力したような満足したような吐息が亜美からこぼ
れた。頬は夕日よりも艶やかに染まり、すこし潤んだ大きな瞳はまだぼんやり
と焦点が合ってない。

「満足したか? じゃあ、帰るぞ」

 勝った……とでも思ったのか、ニヤリと影の黒幕のような笑みを浮かべ、竜
児は机に降ろしたカバンを持ち上げる。

「うー……」

 我に返ったチワワは不満そうに唸り声を上げ、上目遣いで竜児を睨む。

「この超絶かわいい亜美ちゃんがこんな男にいいようにされるなんて……」
「こんな男って……お前……」

 そんなことを言いつつも、先に歩き出した竜児に追いつくと、すぐに腕を絡
めて擦り寄ってくる。見えない尻尾を振りたてて。

611 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:01:35 ID:u3mobp/g

「あ、リップ、まだ塗ってないね」
「いいって、もう。十分だろ」
「イヤ。荒れた唇で亜美ちゃんに触らないで」
「さ、触るって……どこを?」
「いやーだぁ、高須くんのエッチ!」
「おう!? お前、爪立てんなよ! 長いんだよそれ!」

 再びリップを持って絡まってる二人は、第三者から見れば呆れるほどの睦ま
じさで……。

「……おうおう、いつになったら帰るんだー? あのバカップルは」
「なあ。気を使ってる俺たちの身にもなって欲しいんだが」

 部活と生徒会が終わった櫛枝実乃梨と北村祐作は教室に入るに入れず、そん
な二人を苦笑しながら見守っていたのだった。

「……お腹空いたんだけど」

 大河は家で拗ねていたが。

612 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:02:43 ID:u3mobp/g
以上。
ほんとは大河×竜児のネタにしようと思ってた。

613 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:08:26 ID:98rAkqR1
GJ!
亜美ちゃんのばかちーぶりがらしくて良かった

614 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:24:47 ID:1+TVSG9+
これはすばらしいニヤニヤ話
グッジョブだぜ

615 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:26:53 ID:l1IDoxmq
>>611GJ

そろそろ竜児×すみれがみたい…

616 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:37:25 ID:+TYARRWs
>>698
PSPを買うときがくるとは…

>>611
GJ!バカップル良いよ、バカップル

617 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:40:59 ID:jmwKh3VJ
Pはどれだけ√があるんだろうか

618 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:47:58 ID:LT7CT4Vw
ageるヤツの言い分を聞く耳を持った性格破綻者はこのスレにはいない。
反対意見として受け取る、常識人しかこのスレにはいない。
大体ageるヤツはスレを荒らす原因を作っているのだから迷惑だ。

619 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:50:23 ID:LT7CT4Vw
ところで >>616 あんた誰に話してるの?

620 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:54:47 ID:445qaMnt
きっと>>698でPSPを買わねばならんほどの事件が起きる

621 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:56:29 ID:1+TVSG9+
それはつまり奈々子様のはしたない遊びが赤裸々に晒されるということですね

622 :名無しさん@ピンキー:2009/02/22(日) 23:57:44 ID:zfoaAKXP
>>698に起きる事件に期待
きっと奈々子√があること確定とかだな

623 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:04:01 ID:baRYVUPO
濃厚な30歳ルートが>>698に来るのですね。
ミルクくさいジャリどもは去ね。これからはアラサー様の天下よ!!

624 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 00:59:16 ID:fLJrY7Fj
>>623
はぁ?るせぇよ!
みのりん派の俺とかもいるんだよ


まぁみのりん派ってのは本当なんだが
それよりはしたない遊びについてなんだけど

625 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 01:07:09 ID:pL0cUeHm
>>624
まだいうかw

626 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 02:00:59 ID:3oJbdNi6
おまいらは本当にエロいですね( ゚∀゚)
そんなに奈々子様のはしたない遊びのことが気になるのかよ。
そんなに知りたいならエロパロスレにでも行きやがれ






…あれ、ここってエロパロスレだったっけ?
それじゃ遠慮なく、はしたない遊びの詳細をお伺いしようか(*´Д`*)/ヽァ/ヽァ

627 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 02:22:17 ID:GJiyAtWD
>>698で三十路がそれなりの器量良しなのに、独な理由があかされるんだな
エロパロスレだし、つよきすのよっぴールート並のピンクな感じをお願いするぜ

628 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 02:24:58 ID:hUVOGnX0
黒よっぴールートかよ……あれはクるぜ

629 :虎のひとり遊び:2009/02/23(月) 02:46:41 ID:k674/vS1
ゆっくりとパンツの中に手を入れる。
とくん、とくん、と心臓と同じリズムで火照っているあそこにゆっくりと指を這わせる。
これは北村君のゆび。
北村君のことを思ってあそこに触ると、それだけでズキンと体の芯が震えるような感じになる。

最近ちょっとだけ、産毛にしては太いような気のする毛が生えてきた。
でも全然。ばかちーやみのりんと一緒にお風呂に入ったときに見たあんなのとはぜんぜんちがう。
北村君はこんな、生えてない子でも好きになってくれるのだろうか?

そんなことを思いながら胸に触れる。
ずっと、ひらぺったいままのおっぱい。
やっぱり北村君は、ばかちーみたいなおっきいおっぱいが好きなのかな?
そう考えると胸の中に切なくて悲しい想いが湧き出てきてしまう。
泣きたくなる。心が痛くなる。
固くなった乳首を指先で転がすように触る。
指が触れるたびに、そこからビリビリと電流が出てくるような感じ。
息が荒く浅くなってきてしまう。

「きたむらくん…きたむらくんっ…」
 メガネの奥の優しい顔が浮かぶ。
「逢坂」
 そんな声が脳裏に浮かぶ。
 北村君が、抱きしめてくれたら。
 名前を呼んでくれたら。
 大河って、呼んでくれたら。
 その想像は背筋を駆け上がり、恐る恐るだった右手の動きをちょっとだけ大胆にさせる。
 ふっくらとしてきたあそこの内側にちょっとだけ、ほんのちょっとだけ指を入れてみる。
「大河。可愛いぞ」
 そんな北村君の声がする。
 クラクラする頭のままで、そんな想像をしながら指は粘膜っぽいところを指先でしゅっと擦ってみる。

 目の奥が白くなった

 腰から力が抜けてしまう。
 もう一回。

 息が出来ない。涙が滲んでしまう。
 さわっちゃだめ。
 これいじょうさわったら、バカになっちゃう

 指が勝手に敏感なところを撫でてしまう。
 だめ。だめ。
 こんなエッチな子は北村君に嫌われちゃうから、ダメ。

 もうひと撫で。
 背筋が弓なりになってしまう。
 口からかってにヘンな声がでちゃう。

 嫌われちゃうのに。こんなエッチな子は嫌われちゃうのに。
 指は勝手にうごいちゃう。
 とろとろに濡れてきちゃったアソコをかってに弄ってくる。
 声にならない声。
 北村君の、「大河」って呼んでくれる声。

 身体の底から熱くなってしまう声。
 指。北村君の指。
 目。優しい目。吊りあがった目。
 指、優しかった。ごつごつしてて太かったけど、優しかった。
 そんな想像をしながら指だけは勝手に動いちゃう。

630 :虎のひとり遊び:2009/02/23(月) 02:47:12 ID:k674/vS1
 「大河」
 そんな声。
 「大河。残さず喰えって言ってるだろう」
 耳に浮かぶそんな声。
 におい。汗のにおい。
 アイツのエプロンに染み付いた臭い。
 おっぱいにさわった、あの指の感触。
 それが、記憶の中から蘇ってくる。
 好き。大好き。
 抱きついて甘えたい。
 髪を梳いてくれるときの身体のにおい。
 その記憶が鼻の奥で思い出されてしまう。
 いま乳首に触っているのはアイツの指。そう。あのとき。プールの中で感じたあの指。
 その指が、ぎゅっとつよく乳首を掴み。
 その指が、じゅくじゅくと熱くなったあそこのなかに指を差し入れてきて――

 脳裏が真っ白になった。
 そしてそのまま真っ暗な闇の中に落ちていき








「……が…たいが…」
 声がする。
 優しい声。
 温かい声。
 だから、その声に近づこうとする。
「…きろ、いつま……」
 ぎゅっとする。温かい声の主に、ぎゅっと抱きつく。
 いい匂いがする。
 汗と、調味料のにおい。
 すこしだけやっちゃんの化粧のにおい。
 大好きな、アイツの匂いがする。
 目つきの悪いアイツの匂いが。

「おい、寝ぼけてんのか大河!」

 うっすらと目を開ける。
 するとそこには当惑した目つきの悪いバカ犬の顔。


「―――――――なななななん、ナニ、ナニしちゃってくれてんのよっ!!!!」
 蹴りを反射的に数発放つ。
 竜児は目つきの悪い顔で怒りながら言い返してくる。
「ナニしてんのはお前のほうだろ。寝ぼけて抱きついてきたのはお前だろーが」
 鳩尾に叩き込んだ蹴りが効いたのか、胃の辺りをさすりながら。

「お前な、寝ぼけるのにも程があるだろうが」
 バカ犬はそう言いながら私にこう言った。
「あと、ちゃんとパンツくらい穿け」


---------------------------------------------------------------------------------------
高須竜児がその日、顔面に青タンを作って学校に来たのにはそういう理由があったのだった。

631 :虎のひとり遊び:2009/02/23(月) 02:48:48 ID:k674/vS1
おまいらがはしたない遊びはしたない遊びって繰り返すからついついはしたない遊びSSを書いちゃっただろ!


でもどういうわけかタイガーのはしたない遊びになってしまった
奈々子さま編誰か書いてよ

632 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 03:02:10 ID:H6qZBQRY
>>631
GJ。そして竜児の「息子の一人遊びを見てしまった時の母親のような態度」にワロタ。
なんだ、ちゃんとパンツくらい穿けってww

633 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:03:18 ID:yDvzTF4x
空気を読まない俺がssを投下するよ\(^0^)/
>>450

634 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:03:55 ID:yDvzTF4x
 人間は本当に驚くと頭の中が真っ白になる、と言われている。
竜児は今まで15年間生きてきたがそのような経験は一度も無かった。
そのため、想定外な事が起きることに免疫が無かったため今の状況を
整理するほどの余裕がなく、ただ呆然と立ち尽くすことしかできなかった。

すみれは突然活動を停止して、動かない竜児に対して一言吼えた。

「おい、高須竜児!! 聞こえてんなら返事のひとつくらいしやがれ!
 てめえの耳は単なる飾りか、コラ!?」

 とすみれに凄まれた竜児はようやく再起動した。
気がつくとかなり近い距離で、すみれは竜児を睨み付けていた。
すみれのその整った顔が近くにあるため、眼が澄んでて綺麗だの
まつげが長かったりなどいらない事を考えてしまう竜児であった。

「す、すいません……と言うかなんで俺の名前なんか知ってるんですか!?
 …それに さっきの言葉、本気で言ってるんですか!?」

 そんな浮ついた考えを振り払うべく、竜児はすみれから距離をとりつつ聞いてみた。
その言葉を聞いたスミレはほーう、とわざとらしく唸りながら
再び竜児の顔を覗き込む。その眼には明らかに怒りの色をみせ、
わずかな微笑に緩んだ唇、こめかみに井桁のマークが…
どこからどう見てもすみれは今の竜児の発言により、余計機嫌を悪くしたようだ。
 
 一方で竜児はすみれの機嫌が悪くなった理由が分からずに
おろおろと困った表情をしていた。その様子はいけない観葉植物の
栽培を現行犯で取り押さえられたみたいな感じであった。

635 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:04:49 ID:yDvzTF4x
 そんな竜児を見かねたすみれが自身の機嫌が悪くなった理由を口に出した。

「てめぇは人が質問しているのに質問で返すのか?本気もくそも
 思っていなかったらこんな言葉、口にするわけねぇだろうが!
 あとてめぇの名前を知っていたのは、北村の奴から聞いただけだ!」

 それを聞いた竜児は『北村』と言う名前に反応していた。
北村祐作…彼は同じクラスメイトで回りが竜児を怖がって避けていたのに対し、
普通に隣の席に座り話しかけてきて友人の如く接してくれた。

 そんな北村は、竜児にとって親友とも言える間柄である。
北村は生徒会に所属しており、もちろんすみれとも同じ生徒会の仲間である。
竜児と北村はよく一緒にいるため、すみれが名前を知っていても不思議ではなかった。

 それなら問題は無い。だが
しかし、先ほどの『私と付き合ってくれ』宣言に今だ竜児は混乱していた。
目つき以外は特に特徴もなく平凡な自分があの『狩野すみれ』に
付き合ってくれ等と言われたのであろう?
そんな疑問が気になり、まだ顔をしかめているすみれに聞いてみた。


636 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:05:33 ID:yDvzTF4x
「…せ、先輩は、何で自分なんかと付き合いたいなんて…
  その…思ったんですか?」

それを聞いたすみれは少し首をひねりながら会話のズレを感じつつも

「……お、お前!もしかして変な勘違いしてるんじゃねぇだろうな!?」

と答えた。その美しい顔立ちに少し朱がさし、普段からは見られない
表情と色気に竜児の顔も赤くなる。

「……えっと、…だから彼氏彼女として付き合ってくれ…
  …って事じゃなかったんですか?」

「――――――っっっ!!!!!?」

 その言葉を聞いた瞬間にすみれの顔色は朱から真っ赤になり、口を閉ざしてしまった。
そんなすみれの様子を見て竜児は自分で墓穴を掘った挙句、
頭から突っ込んだ気分になっていた。

 要は会話のすれ違いである。すみれはおそらく何かの用事に
付き合え、と言ったのであろうが竜児は別の意味で捕らえてしまった。
そんな些細なすれ違いに気づいた二人は顔を赤くして見つめ合いながら
一言も喋れず立ち尽くすしかなかった。

 そんな二人の様子を見ていた主婦が「青春ねぇ〜若いわぁ〜」
などと言った言葉が二人の思考をさらに奪っていった。


637 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:06:32 ID:yDvzTF4x
 フリーズ状態からいち早く復活したのはすみれであった。
頭のほうはだいぶ冷静になったはず…と本人は思っているようだが
まだ、顔は赤いまんまである。

「……わ、わ………そ、そそいういみでいったんじゃねえぇ! 
 ただちょっとそうだんがあるからそういういみでつきあえっていったんだよっ!!
 へ、へんなかんちがいすんじゃねぇよ!コノヤロォー!!」
 
――と、ものすごく動揺しているせいか、普段の
凛々しい雰囲気は微塵も感じられなかった。

 あの冷静沈着の狩野すみれがここまで取り乱し、一息で叫ぶ姿を
見るものは、後にも先にも竜児が最初で最後の人物であろう。
普段は威圧的に感じているあの切れ長な目つきも心なしか
潤んでいて、ものすごく色っぽい。
並みの男なら一発でノックアウトされていただろう。

だが、並みの男ではない高須竜児はまったく違うことを考えていた。


すみれの言葉を聞いた竜児は自分が勘違いをしていたことに気づいて
死にたい気分になっていた。
これでは、自分が自意識過剰な妄想野郎とすみれに思われても
仕方がないと考えていた。

 もちろん、すみれに限ってそんな事を思っていることは
ありえなかった。それどころか自分の誤解を招く言い方を
したのが悪いのに、思わずあんなことを言ってしまったすみれは
自分自身の言葉にショックを受けていた。

ホントは『悪かった』と謝りたかったのだが本心と違う言葉が出てしまった。

 それは、いつものすみれだったら考えられないことである。
学校の生徒から心の兄貴と呼び慕われるほどすみれは人望がある。
その人望の理由のひとつとして、常に本音を喋り相手に対し
誠心誠意を込めて対応する。こんな性格が人を惹きつけてやまない
すみれの魅力のひとつである。

638 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:07:49 ID:yDvzTF4x
 だがそんなすみれの魅力は今、目の前にいる竜児の前では
まるで役に立っていない。生まれて初めて言い表すことの
できない感情にすみれは混乱を隠せずにいた。
そのため、竜児に対して本音を喋ることができなかったのである。

「す、すいませんでした。勝手に勘違いして騒いでしまって……。
 そ、それより相談てなんですか!?」

そんなすみれの心境も知らないで竜児は謝ってしまい、
さらに彼女の心にダメージを与えていた。
それより先ほどすみれが言った『相談』と言う言葉に
疑問を持った竜児はそれを口にしていた。

あの完璧超人で知られる狩野すみれが自分みたいな凡人に
なにを相談すると言うのか…。頭の中でそんな事を考えていた竜児は
次のすみれの言葉に耳を疑った。


「……相談と言うのは他でもねぇ。私に…その…料理を教えてほしいんだ!!」


「………………はい?」

今のはなんの聞き間違いだろう…。そう思った竜児は、
もう一度すみれに聞いてみた。

「だ、だから私に料理を教えてくれって言ったんだよ! 何度も同じ事言わせんな!!」

――確かに今目の前にいる兄貴は料理と言った。竜児の母親である泰子は、
家事の能力が0と言っていいほどない。そのため、幼い頃から泰子の代わりに
竜児が料理を作っていた。そのせいか、竜児の腕前はそのへんの料理人を上回る
ほどの実力を持っているのである。

639 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:08:41 ID:yDvzTF4x
 とはいえ、あの狩野すみれが自分に教えてほしいと言った言葉が
まだ信じられない竜児はすみれに理由を訊ねてみた。

「――料理…ですか?何でまた自分なんかに?」

「……前に生徒会の集まりで昼休みに招集をかけたことがあってな。
 そのときに北村がすげぇ立派な弁当を持ってきたんだ。もちろん、
 あいつが料理を作れないのは知っている。それで、母親が作ったのか
 聞いてみたら予想外に高須の名前が出たんだ…。それを聞いて思ったんだ
 『もしかしたら、こいつに教われば料理を作れるんじゃないか』ってな。」

すみれの話を聞いた竜児は、前に北村の弁当を作ったときのことを思い出していた。


 ある日、いつもは弁当を持ってくる北村が、昼に購買で買ってきた
パンを食べていた。不思議に思った竜児が北村に訳を聞くと、
『母親が風邪を引いて寝込んでいる』と話してくれた。

そんな話を聞いた心優しい竜児は、親友のため自分が弁当を作ると
言い出してきた。当の北村本人は、流石にそれは迷惑が掛かると
断っていた。しかし、困っている人を放っておけない竜児は
食い下がらなかった。竜児の熱意に負けた北村は、申し訳なさそうに
しながらも最終的に了承してくれた。

それから何日か自分の弁当と一緒に北村の分まで竜児は
作っていたのである。前々から竜児の腕がすごいことを
知っていた北村だが、手作りの弁当を食べてみて改めて
その凄さを実感していた。

余談だが、弁当のお礼に竜児が北村家に招待された時があった。
そのときから高須家と北村家に交流ができ、互いの母親同士も
仲がよくなった。

 そして、高須泰子と北村啓子の間に『双方の息子が万が一家出を
してきた場合、速やかに連絡を取り合って所在を明らかにすること
をここに誓約いたします。』という誓約があることを竜児と北村が
知るのはずいぶん先の話である。

閑話休題。

640 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:12:13 ID:yDvzTF4x
「…というわけで、そんなことなんだが……ダメか?」

竜児が黙っていたためか、すみれらしかぬ少々不安な声で竜児に聞いてみる。
もちろん竜児が断るはずも無く、

「自分なんかで良かったら、いくらでも力になります!」

「おぉ!そうか、いやぁ〜助かるぜ。ありがとうな『竜児』!!」

と男らしく竜児にお礼を・・・・・・マテ、イマアニキハナントイッタ?

「…せ、先輩?今なんて・・・・・・?」

「ん?だからありがとうって・・・」

「そうじゃなくって、そのあとです!!」

「『竜児』?」

と、改めて言われたのに対して竜児は、目を見開いて般若の顔をしていた。
人の名を気安く呼びやがって、こうなったら二度と
その生意気な口を利けないようにボロボロにしてやる…
などと思っているのではない、混乱しているのだ。

それもそのはず、見た目は大和撫子であるすみれから
いきなり名前を呼ばれれば誰だってそうなるだろう。
ここまで凶悪な顔にはならないが・・・。

しかも、竜児は生まれてこの方母親以外に、名前を
呼ばれたことが無いので余計に混乱している。


そんな竜児の顔を怖がる様子も無くすみれは、悪戯を思いついた
子供のような表情をしていた。

「これからいろいろ教わるんだ、苗字で呼んでいたらかたっくるしいからな!」

それもそうか、と多少気恥ずかしいものの何とか冷静になった
竜児は次のすみれの一言でパニックになってしまう。

「だから竜児も私のことを『すみれ』って呼んでくれていいんだぜ?」

 その一言で竜児の顔は般若からさらに恐ろしい、夜叉になってしまった。
顔も真っ赤にして、視線だけで人をデストロイできそうである。
その顔を見たすみれは、

「まぁ、何はともあれこれからよろしくな『竜児』!」

今日見た中で一番輝いてる笑顔で竜児にそう言った。
竜児はその場に立ち尽くし混乱していたため気づかなかった。

すみれの表情がいつもの男らしい顔ではなく、わずかに顔を赤くして
女の子の表情をしていたことに・・・。


時刻は六時を回ったところ、すみれの妹の桜は、
鳩が豆鉄砲を食らったような顔で二人の様子を
遠目から見ていた。

641 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:13:15 ID:yDvzTF4x
とりあえず、以上でいったんすみドラを終わりにしたいと思います。
ホントはこのあとの続きも書いてあったんだが、パソコンの電源が
落ちてしまい、保存していなかったため\(^0^)/オワタ

いずれ続きは書きたいと思います。(書けたらいいなぁ)
それでは竜児とすみれの信者が増えることを祈っています。

ではまた会う日までノ

642 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 03:27:03 ID:k674/vS1
ショックだ!
直後に投下された!


しかも断然面白い!すみれっぽい!
畜生やるじゃねえかGJ!>>641

643 :すみドラ:2009/02/23(月) 03:34:57 ID:yDvzTF4x
>>642
すまん、リロードし忘れたorz
そちらもかなり面白かったよGJ

大河かわいいよ大河

644 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 03:41:17 ID:UiLq5bkT
各職人GJ!

しかし>>641、そこで話をやめるとは。責任持って、高須が兄貴を妊娠させてそのせいで宇宙飛行士の試験に落ちた責任をとる話を書くんだ

645 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 03:44:03 ID:SrljjnXX
>>642 どんまいwwwしかしGJだったぜぇ〜。 
>>641 予想はしてたが2828が止まらない。しかし作者の作風だし良い点でもあるんだが、もの凄く細かい描写のおかげであまり話が進まないから、続きが気になって仕方ない・・・・・(ノд<。)゜。

646 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 03:54:46 ID:t56zda5r
>>641
激しくGJ!続き期待しながらはしたない遊びして寝る

647 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:01:05 ID:GFif0gKK
>>641-642 GJ

>>641 いつになってもいい、頼むから続きをお願いしますorz

数少ない会長の書き手であるあなたをお待ちしております(ノд<。)゜。


648 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:11:14 ID:GJiyAtWD
スピンオフ1を読んでない自分にはこれが原作と同一人物のすみれには見えん
まぁこんな感じに照れる会長は好きだが…、みえんなぁ

649 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:14:26 ID:hUVOGnX0
18歳以上ならそういう事はせめて読んでから言うべき

650 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:31:59 ID:yDvzTF4x
>>641GJ マジで続きを頼む!!気になって眠れんわ。 
>>648それを言ったら作品のほとんど否定してるようなもんだろ。
自重しろ

651 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:40:45 ID:GJiyAtWD
誹謗中傷じゃないし、周りが文句言うことかよ
職人が君らと同じように感じてたら、的外れな批判として聞き流すだろ
感想にたいする職人の感じ方を勝手に君らが代弁するな

652 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:45:29 ID:k674/vS1
>>651
いいから黙って独神SSを書く作業に戻るんだ

653 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:48:38 ID:hUVOGnX0
坊やはID見て自分の発言の愚かさに気づいたら寝たほうがいいよ
お前が空気悪くするような的外れな意見吐くのは勝手じゃないんだね

俺とらドラ見てないけどこんなの会長じゃないと思うってのと大して変わらん。
読んでないのに、原作のすみれと同一人物に見えん(笑)ってどんだけだよw

654 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 04:49:36 ID:t56zda5r
IDでしかGJを言えない照れ屋さんと見たね俺は

655 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 05:18:58 ID:b1pUgWLp
あみドラを投下してみたり。

ただの妄想。イタいかな?ははは…はぁ。

しかし投下!

656 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 05:19:46 ID:b1pUgWLp
竜児が記憶を失ってから数日。正月明け、初登校の昼休み。
亜美はまだ自分の本性を竜児に見せてはいなかった。

…怖い。

記憶を失うということは、ある意味ではその人の死を意味する。

いくら見た目が同じだからといって、今までのように本性を晒しても
嫌われないという保証はどこにも無い。

…もし、本当の自分を見せて、嫌われたら…



その日は、帰りに大河、実乃梨ちゃん、祐作、私とで、記憶を取り戻す
きっかけになればと、街を案内して回った。

「高須。思い出さないか?ここはスーパー・かのう屋といって、お前が福男レースで
 勝ち取ったショッピングバッグやノートは俺の、前の、会長…の…うぅ…」

「ここが酒屋で、あっちがファミレス。どっちもこの不肖、櫛枝実乃梨の勤務経験店
 ですにゃー。この酒屋の蔵でオレと高やん閉じ込められたこともあるんだぜい?
 何か思い出したかにゃ?高やん。」

5人それぞれの家、それぞれが高須君と行動をともにした場所。
いろいろ回っているうちに、もうすっかり日も暮れてしまった。
今だに落ち込んでいるウザいメガネは放っておく。

「そろそろ今日は解散ね。もう私お腹すいた。おい駄犬!さっさと家に戻って
 ご主人様の食事を用意しな。」

みんなで今日の最後の場所であるスドバで歩き回った疲れを癒していると、
大河がそんなことを言い出す。

…いいなぁ。

大河は本当の自分を隠さない。まあ、隠しても意味なんか…

みんなと別れ、1人自分の家に戻る最中、そんなことを思う。

657 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 05:20:32 ID:b1pUgWLp
次の日、私は学校を休んだ。昨日の疲れが出たのだろう。
今日は一日休んで、さっさと治そう。


夢を見た。あまりよくは覚えていないが、嫌な夢。

ピンポーン…   ん?だれ?

「おやおや?あーみんは寝ているのかな?」
「おいばかちー。居るのはわかってる。ここを開けろ」
「亜美、開けてくれ。みんなで見舞いにきたぞー。」

そこに高須君は居なかった。昨日夕食の時大河に何か言われたのかな。
『あのメス犬の腹黒さったらないわよ!』とか…あはは。大河ならあるかも。
たい…が……なら?…………ッ!!

658 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 05:21:13 ID:b1pUgWLp
今更ながら夢を思い出す。嫌な夢。本当の私を知って、高須君は私を嫌いになって。

その後みんながなにを喋っていたのかはよく思い出せない。熱のせいかな。それとも…

みんなを玄関まで見送り、また私の家には静寂がやってくる。私以外は誰もいない家。
頬に熱い感触。……あれ?私、泣いてる?

泣いていることを実感すると突然やってくる孤独感。…私、高須君に嫌われたんだ。

涙が止まらない。ベットに戻り、毛布にもぐり込み、必死に涙をこらえる。

「わたし、は、こんな…にも、高須、君の…こと…」



659 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 05:21:43 ID:b1pUgWLp

ピンポーン…

「あれ?いねぇなんてことはねぇよな…みんな見舞いに行くって言ってたし…」

ピンポーン…       たか、す…くん?


涙を拭いて、ドアを開ける。そこには相変わらずのコワモテ。

「あのさ、昨日家に帰って料理をしてみたら、なんか手が勝手に動くような感覚でさ。
 なんつーか体が覚えてる?みたいな感じで。」

どうして?

「それで今日川嶋、が学校休んだろ?それでみんなで見舞いに行こう。ってなって。
 オレは食材買ってたから遅くなっちまったんだけど…ってみんな帰っちまったか。」

「なんで?だって高須君は…」

「ん?みんなから聞いてないのか?ホレ、まだメシ食っては……ないよな?
 作りに来たんだけど…?川嶋?」

やっぱり、高須君は記憶を失っても高須君で…
見た目は怖くて、でも、ほんとうはすごくやさしくて…

もう大丈夫。本当の自分、出しても平気。

「高須君。高須君っ」

「おおぅ。どうしたんだよ。こらッ。飛びついたら卵がぁ!!」

だって、高須君は高須君だもん。


終わり。

660 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 06:31:33 ID:eBAqDV1W
>>631
月曜の朝からぬいちまったじゃねえかどうしてくれる
GJ!

661 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 06:46:29 ID:BD4Nv4xL
あみドラGJ!

だがななドラが投下されないのは遺憾な事だわぁ〜。。。

662 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 07:51:29 ID:YndJ/ZeM
>>631 >>641 >>659
皆GJ!なんだぜ!
>>641は話自体はかなり面白いんだが、
竜児の目つきとか顔つきの描写がくどくて話が進んでいない印象が強いな。


663 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 09:47:22 ID:rvVYnx6r
皆さんGJです

>>661
過度のリクエストは自重しとけ
ただでさえ奈々子ネタは難しいんだからプレッシャーになるし
他の職人さんたちが尻込みしちまう

664 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 09:50:48 ID:f9q9wm4e
自治厨うぜえ
ななドラplz

665 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 10:01:43 ID:YndJ/ZeM
>>663
同意見 
作品投下直後に、GJ!でもななドラまだー、とか言われるとやる気無くすわ

666 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 10:41:02 ID:Ns0oso4V
>>630
> 「あと、ちゃんとパンツくらい穿け」
このセリフのせいで、大河と竜児があさりよしとお風の絵に変換されてしまったではないかw

667 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/23(月) 13:11:24 ID:qXUkHE52
とらドラ!ポータブルネタ投下します。

668 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/23(月) 13:11:49 ID:qXUkHE52
一体俺はどういう人間だったんだ……?

インフルエンザで倒れたらしい俺は、病院のベッドの上で目を覚ました。
判然としない頭で鏡を見て、自分の目付きの恐ろしさに腰が抜けそうになり自己嫌悪した。
しばらくして人形みたいに綺麗な中学生の少女と、お水系らしき風貌のお姉さんが病室に入って来た。部屋を間違っているのでは、と思ったが、ここで合っているらしい。
そこに至って俺は自分が記憶喪失だという事に気付いた。
話を聞くところによると、俺の名前は高須竜児。少女の名は逢坂大河。中学生ではなく高校の同級生でお隣さんらしい。
彼女には他にも聞きたい事が有ったのだが、複雑そうに言葉を濁してしまった。彼女は、友達に連絡してくる、と病室を出て行ってしまった。
目に涙を浮かべて心配してくれていたのだから嫌われてはいないとは思うのだが、何か気になる事でも有ったのだろうか。逢坂さんと呼んだら、少し悲しそうな顔をして、私の事は大河で良いわ、と言ってくれた。
もう一人のお姉さんは俺が記憶喪失だと知ると、私はやっちゃんだよ〜、泰子って呼んでね〜、とニコニコし始めた。
大河さんが出て行った後泰子さんが説明してくれたのだが、どうやら俺は彼女の知り合いの息子で、駆け落ちして行方をくらましてしまったその知り合いに代わり、身寄りの無い俺を引き取って育ててくれていたらしい。
彼女は感動して頭を下げた俺を胸にかき抱き頭を撫でてくれた。
むぅ、でかい……。


その後大河(さん付けは気味悪がられた)の連絡を受けた友人達が来てくれたが、クラスメートでそれぞれ北村祐作、櫛枝実乃梨、川島亜美というらしい。
記憶喪失だという話を聞いて、ならばショック療法だ、と突然服を脱ぎ出した北村はともかく、
現役モデルだというのも頷ける綺麗でスタイルも抜群な川島さん、明るく元気の良い櫛枝さんの二人の、悲喜入り混じった複雑な顔が印象的だった。
しかし、やはり誰も思い出せない……。
申し訳無く思い謝罪したが、皆が気にしなくて良いとあっさり流してくれたのが救いだ。
退院する前に、そのうち何かのきっかけで思い出すだろう、と医者も言ってくれたので焦燥感はそれほど覚えなかった。

669 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/23(月) 13:12:19 ID:qXUkHE52
退院し、明けて翌日。
俺は甘く痺れる腰を押さえながら登校した。昨日は帰宅するなり、今日は仕事を休んだという泰子さんの部屋に連れ込まれ…それからの事はよく覚えていない…とにかく無我夢中だった。
朝方大河が心配して迎えに来てくれた。あられもない姿を見られなくて幸いだったと言えよう。
寝不足で更に凶悪になった眼を擦りつつ、大河に先導され学校へと向かった。
自分の席がどこだか分からず戸惑ったが、これも大河に教えて貰い事無きを得る。
やがてHRが始まり、事情を聞たのだろう恋ヶ窪ゆり先生から俺の記憶喪失の話がされると、教室は喧騒に包まれた。

高っちゃん、高っちゃんと纏わりついてきた春田なる人物や、周りに集まってきた人たちの話を総合すると、

・大河が好きだった
・櫛枝が好きだった
・川島が好きだった
・大河と亜美の二人に取り合いをされていた
・櫛枝と良い感じになっていた
・大河に授業中馬乗りにされていた
・幽霊が見える
・ゆり先生が独身なのは俺のせい
・アメリカに留学した前生徒会長の家(スーパー)によく出入りしていた
・香椎と料理の話で盛り上がっていた
・クリスマス前木原に迫られていた
・北村は裸族
・インコちゃん

という事らしい。……どういう事だ? 一体俺はどういう人間だったんだ……? まさか、そう言う事なのか……?

その後、何かに覚醒した竜児に大河、実乃梨、亜美、香椎、木原、ゆり、すみれ、泰子などが調教されたという話も、きっとそれはまた別のお話。

とらドラ!P〜ぷろろーぐ「それ何てエロゲ」〜

670 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/23(月) 13:13:24 ID:qXUkHE52
おしまい。
即興で書いてみた。

671 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 13:48:40 ID:2CaSve+x
やっちゃんがさり気なくさり気ないなwwwww
GJ

672 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 14:14:26 ID:O05lCG9I
>>661それは、いかんなあw

673 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 14:22:34 ID:jf7d8KQG
ゆり先生で吹いたww

674 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 16:01:58 ID:yDvzTF4x
GJ
下から二番目に吹いたwww


675 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 18:08:18 ID:3LFMvkzx
GJ
幽霊が見えるって違う意味で解釈しそうだww

676 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 19:14:48 ID:Ahk6yJNa
改めて竜児のフラグ立てっぷりには頭が下がる

677 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 19:16:46 ID:BD4Nv4xL
いやすまなかった

最近ななドラが少ない気がしたもので。。。

以後気をつけるよ

678 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:03:56 ID:2mb6L71S
ななドラが多かったことなどないよ
むしろPSP予告編含めて三作も投下されてる現スレが最盛期っしょ

679 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 21:21:21 ID:3LJ+JU6r
>>669
GJ!
最後の「泰子などが調教〜」の「など」について詳しい説明を頼む。

680 :すみドラ:2009/02/23(月) 22:10:12 ID:yDvzTF4x

さっきハードディスクを整理していたらこの分のssだけ見つかったので
投下します。ちなみに短いです。

その前に昨日私が寝た後に弟が(乙女の部屋に無断侵入し勝手にパソコンを弄った)
失礼なことを書き込みをして一時的に空気を悪くしたことを
この場を借りて謝りたいと思います。(先ほど弟は制裁致しました)

>>648も不快な思いをさせてすいませんでした。

一方私自身、感想やここが悪いなど指摘していただければ
今後の創作意欲が沸くのでコメントしていただければ幸いです。

というわけでこれからもすみドラをよろしくお願いします。 


とマジレススマソorz

では、投下したいと思います。
<<641

681 :すみドラ:2009/02/23(月) 22:10:57 ID:yDvzTF4x
――昼休み、眠くなるような古典の授業を終えた竜児は、
生徒会副会長である狩野すみれに呼ばれ生徒会室の前に来ていた。

「失礼します」

ノックを忘れずに二回行い、竜児は生徒会室に足を踏み入れた。

「おぅ、わざわざすまんな!」

中には、男らしい表情をしたすみれが竜児を出迎えてくれた。

「いえ・・・それより、先輩もずいぶんと急ですよね?
 そんなに焦る必要は無いと思うんですが?」

「こういうのは、早めにしておくことに損は無いからな。
 それより・・・さっさと始めようぜ?回りに見られるのが
 恥ずかしいからここを選んだんだ。・・・な、早くやろうぜ?」

「・・・分かりました。でも、見ても驚かないでくださいね?」

すみれは頷き、そういった竜児は自分のモノをすみれに見せようとしていた。

「おぉ…なんていうか、その・・・立派だな・・・」

「あ、あんまりジロジロ見ないでくださいよ。先輩が
 初めてなんですよ。女性に見せるの・・・恥ずかしいんですよ!」

682 :すみドラ:2009/02/23(月) 22:12:00 ID:yDvzTF4x

「こんなに立派なんだ、恥ずかしがることなんてねぇよ!
 それと・・・もういいだろ?そろそろ私も限界なんだ・・・
 お前のもの、いただくぜ?」

そう言うと、すみれは竜児のモノを口に含んだ。

「せ、先輩・・・・・・そんなに慌てなくても逃げませんよ・・・」

「す、すまん!こんなもん見せられたらつい・・・な・・・」

竜児の言葉を聞いたすみれの顔は、自分も冷静でないことに気づき
ほんのりと赤みを帯びている。

「それより・・・どうですか?お味のほうは・・・」

「あぁ、最高だ・・・生まれて初めてだぜ・・・









   こんなうまい弁当を食べたのは!」


「そういってもらえると、こっちもうれしいですよ!」


そう、二人はただ生徒会室で弁当を食べているだけである。
――知らない人が聞けば確実に誤解されるが・・・。

「でも、驚きましたよ。昼休みまで呼ばれると思ってなかったんで・・・」

「あぁ、一刻も早く料理を覚えなきゃいけねーからな!
 その・・・迷惑だったか・・・?」

「そんなこと思っていませんよ!むしろ、先輩に頼られて俺も嬉しいです!」

683 :すみドラ:2009/02/23(月) 22:12:32 ID:yDvzTF4x
 これは竜児の偽りの無い本心である。今まで、この顔のせいで
人々から誤解を受け、避けられてきた。中には、北村みたいに理解してくれる
者もいたが、それは一部の人だけであり、普通は長く付き合ってみないと理解
してもらえないのである。

 しかし、すみれは恐れることも無く、自分のことを『高須竜児』と認め、
正面から竜児と向き合ってくれた。そのことがどれだけ竜児を救ったかは
すみれは知らない。そのため竜児はすみれの役に立ちたいと心の底から
思っていた。

「そう言ってもらえるとこっちも助かる」

「それにしても以外ですね、先輩が料理できないなんて。
 なんでも卒なくこなすイメージがあったんで・・・」


「他の連中がどう思ってるか知らんが、私にだってできないことはある!
 私だって完璧な人間じゃないからな。」

 言われてみればそうである。全てのことを完璧にこなし
欠点のない人がこの世にいるはずもない。
人は足りない部分を努力したり、協力したりして
それを補うものである。

現に、完璧超人と思われている狩野すみれはこうして
高須竜児という人間に協力を求めているではないか。

「さ、そんなことよりこれからについて話し合おうぜ!
 時間は待っちゃくれねえからな」

「そうですね、来週の調理実習のテストまでもう時間もないですし・・・
 とりあえず今日学校が終わったら、材料を持って家で作りましょう!」

「そうだな、私は生徒会のほうも仕事がないから休みだし・・・。
 材料はうちのスーパーから持ってくればいいだろう!」

「あ、それなら俺も一緒に行って選びたいんですけど・・・いいですか?」

「私じゃどれを選んでいいか分からないからな、むしろ
 こっちが頼みてぇくらいだ!」

「じゃあ、放課後に校門前で待ち合わせということでいいですか?」

「了解、じゃあ今後の予定が決まったところで飯にするとしようか!」

そう言って二人は、弁当を食べながら会話を始める。
片や、カリスマ溢れるリーダー狩野すみれ、片や学校中の生徒から
恐れられるヤンキー(誤解)高須竜児。

この二人が一緒に食事をしている事など誰も知るはずがなかった。

684 :すみドラ:2009/02/23(月) 22:13:04 ID:yDvzTF4x
以上です。

続きはがんばって書きたいと思います。

ではノシ


685 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 22:49:11 ID:XAmE3AAu
弟wワロタwww

686 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 22:50:38 ID:WjjI0abo
構って上げてた人たち責任持って最後まで構ってあげなよ

687 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 22:54:52 ID:GFif0gKK
弟ナミダ目wwwww

688 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:12:56 ID:GJiyAtWD
>>684
別に不快だった訳じゃないっすよ
むしろ自分の書き方が職人さんの気に障ってたらすんません

自分的にイメージが違ったから、書いただけ
感じたのが俺だけなら、そういうレスは俺だけだろうし
問題ないと思う人が多数なら小数の意見としてさほど気にしなくていい

ここは普通の感想にも噛み付く恐い人が数人いるだけっす

689 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:19:31 ID:BD4Nv4xL
>>688のIDの頭2つがGJな件について語ろうか

690 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:19:33 ID:y2CRadCG
ミラーのLovers.が読めねぇ(´・ω・)

691 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:22:11 ID:KrPXrR0N
>>616 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/02/22(日) 23:37:25  ID:+TYARRWs Be: 
>    >>698
>    PSPを買うときがくるとは…


そろそろだな。
期待して良いのかな? >>616 ? 




692 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:26:31 ID:XAmE3AAu
弟良い奴過ぎるwwwwテラ姉思いwww

650:名無しさん@ピンキー 2009/02/23(月) 04:31:59 ID:yDvzTF4x[sage ]
>>641GJ マジで続きを頼む!!気になって眠れんわ。 
>>648それを言ったら作品のほとんど否定してるようなもんだろ。
自重しろ

693 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:41:04 ID:OycLbeNB
流石にネタだろう。
かつて自演してたっぽい作家は居たけど、これはネタのレベル。

694 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:44:47 ID:lE0UCWRQ
物凄いマイナーなネタですまんがラインドや青眼さんを思い出した


695 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:45:09 ID:+HiZ32Mx
そんなどうでもいいことより698に期待

696 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:48:55 ID:wx5lYxuv
>>692
過去にID全く被ってる奴らが同じスレに書き込んだ出来事があったのを思い出した

697 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:50:14 ID:OycLbeNB
とらドラポータブルは重大な不具合が発覚したため、7月5日に発売延期。
とかだったら泣く

698 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:53:53 ID:b1pUgWLp
とらドラP!には香椎奈々子を含む3人娘のサービスシーンも登場。

699 :名無しさん@ピンキー:2009/02/23(月) 23:57:50 ID:dK5lf6ua
>>696
そんなのありえるのか?

700 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:00:49 ID:XrpTGS+e
>>698
な、なんだってー!!

PSPを買わなければな

701 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:01:24 ID:hUVOGnX0
ID被りを見た事もない子供は早くねまちょうね

702 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:04:52 ID:AlWaD1GE
異なるIPから同じIDが生成されることは稀によくある。
そういったケース場合、フシアナすれば別人証明はできるんだけど
何故かそういったケースでフシアナをする子は殆どいないんだよね。
ID被りですね^^そうですね^^といったテンプレやりとりをするだけで。

703 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:12:12 ID:eONbmu7d
>>701
悪いな。sage忘れた。
ついでに言っとくが俺は社会人だ。

704 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:12:42 ID:q2e7Epnf
ID被りはVIPとかでよくあるよ

まぁでもすみドラの人は弟が勝手にいじったらしい
制裁まで加えたんだから間違いない

705 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:14:29 ID:ks5SS1ni
偶にあるな、そしてお前ら結婚しろとか書かれるわけだ
あとだいぶ前の書き込みのIDと被るときもあるな

706 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:19:43 ID:jQJ9Oi9Z
まぁ、弟くんが勝手にやったことだし、制裁もされたみたいだからなかったことにすりゃいいじゃね?

とりあえず今後に期待


707 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:35:08 ID:bt8o0Ses
姉の制裁。
これはつまり、すみれがさくらに性的な意味で制裁を加えるって事ですか?

708 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:37:28 ID:UeV3FEQO
>>703
多分そういう意味で言ったんじゃないと思うぞ

まぁ弄りやすいネタが出来たからって粗製濫造にならない事を祈るだけ

709 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:44:40 ID:Bjd7VUTG
今日誕生日だ

710 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:48:30 ID:97EL5JuC
弟に性的調教をしたことをssにして投下するんですね
分かります

711 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:49:06 ID:hqBgRa2Q
>>707
多分そういう意味で言ったんじゃないかとおもうぞ

まぁここは百合板じゃないけどね

712 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:54:23 ID:aH2MIVkR
目を開けると見覚えの無い天井。消毒液の臭い。ここは病院だろうか。
あぁ、そうだ。クリスマスに俺はフラれて…。はぁ、世界なんて、滅びてしまえ。

バルス…バルス…、はぁ。そんなことできれば苦労しない。何もかも忘れたい。

「竜児!目が覚めたの!?」

大河が声をかけてくるが、心の荒れた俺は記憶喪失のフリをする。
なに、どうせすぐにバレてふざけんなの一言で終了だ。

「あの?部屋を間違っていませんか?」
「ちょっと!悪い冗談はやめよね。」

やはり俺みたいな魔眼野郎の演技などすぐバレるか。はぁ…
嫌になって目をそらす。

「え…?ウソ?ホントに記憶が?い…医者ァー!」
「あ…おぃ、ちょっと…」

俺の言葉を聞くことも無く大河はベッドが1つ置いてある白い部屋から飛び出して行く。
個室だったのか。どうせ俺の魔眼は悪影響ですよ。

まぁ、医者が診ればすぐにウソに気付くだろ。

「ほら!早く来なさい!このヤブ!」

大河が医者を連れてやってきた。

「名前は分かる?」
「あ、あの、俺のな「この子のことはどうかな?」
「え、えと名前は「君はインフルエンザで…」

医者がどんどん質問をしたりするが、その質問の早さに俺は答えることができない。


713 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:55:13 ID:aH2MIVkR
なんだかんだで俺は本当のことを言うタイミングを逃し、記憶喪失と診断されてしまった。
なんだこの医者、ホントにヤブじゃないか。
いや、大河の時も…点滴がどうのこうの…

まあいいか。ウソがばれるまで記憶喪失の生活でも満喫するとしよう。
荒んだ心には気分転換が必要だ。今までと違うフラグを立てるのも悪くない。



退院するころまでに立てたフラグは3本。
1本めは、まぁ当然か。大河だ。俺が記憶喪失なのをいいことに、世話をしようと近づいてくる。
散らかして帰っていき、回診までに片すのは俺だが。

2本めは…泰子。俺が記憶喪失ということで、年下の彼氏にしようとしている。俺は親父じゃねぇ。

3本めは川嶋。…ん?確か絶交中だった気が…
そういえば、クリスマス準備中に言ってたこと、まさか実行に移す気か?
来るなら来い。インフルエンザで少しネジの外れた凶眼王子が相手になってくれるわ!ふはは!

木原は難しいだろうが、香椎ならいける。
さすがに櫛枝のフラグは記憶喪失になっても立てることはできなかったが、
俺はできる限りハーレムルートを目指す。

そう、俺は…主人公なのだから。



714 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 00:55:52 ID:aH2MIVkR
続きはみんなで書いてね。

715 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:15:25 ID:vJ4WkjLx
あみドラスキーの俺が亜美√を投下するぜ

716 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:16:20 ID:vJ4WkjLx

『例えばこんなエピローグ』


「ちょっとタイガー。もうちょっと頭向こうにやってくんない? 見えないん
だけど」
「ばかちーが動けばいいでしょ」
「イヤ。あたしここがいいの。つかその長すぎる髪が邪魔なんだよ」
「私の美しい髪に向かって失礼だな、ばかちー」

 口汚い応酬が始まるが、実際はそれほど険悪でもない。どちらも視線はテレ
ビに向いたまま。大河はテーブルに行儀悪く片肘をついて、空いた手ではもぐ
もぐとお茶請けのクッキーを摘んでいる。亜美は襖に寄りかかって長い両足を
投げ出し、紅茶のカップを抱えたまま。

「あ、これおいしそ」
「あー、丁度こないだ行ってきたよ、そこ。撮影の後でモデル仲間と」

 今人気のスィーツ(笑)特集などを見ながら、のんきにだべっている。

 そんな二人を、両者の間、ちゃぶ台の上を無意識にふきんで拭きながら眺め
ている竜児は、なんでこんな状態になってしまったのかと思い悩んでいた。


 すったもんだの挙句に付きあい始めた川嶋亜美と高須竜児。そこに行き着く
までも行き着いてからも周囲を巻き込んで散々揉めたわけだったが。

 一番揉めた大河と亜美が、二人して高須家の茶の間でのんびりお茶するよう
な間柄になるとは、実際に目の当たりにしていても信じられない。


717 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:16:53 ID:vJ4WkjLx

「あれ〜? やっちゃんの分の紅茶は〜?」

 と、襖が開いてジャージを羽織っているもののパンツ丸出し状態の泰子が起
き出してきた。

「おう、いま入れるよ」
「やっちゃん、おはよ」
「おはよ〜大河ちゃ〜ん」
「つーか、やっちゃん、パンツ丸出しってどうよ?」
「え〜? 亜美ちゃん、見たい? 見たい?」
「もう見えてるし」
「いや〜ん、亜美ちゃん、えっち〜」

 すっかり泰子とも馴染んでいる有様。つか、おまえまで人の親をやっちゃん
呼ばわりか。

「でもでも〜女の子が多いと華やかだよね〜やっちゃん嬉しいな〜」

 それでいいのか、泰子。ついでにパンツ丸出しのままでいいのか、泰子。

 すっかり女臭くなってしまった茶の間で、竜児はなにか納得できないものを
感じつつ、泰子の分の紅茶のカップをお湯で温める。

 亜美が高須家に入り浸るようになって、早数週間。最初はどことなく遠慮し
ていた大河も、いまではすっかり元の状態。亜美が仕事などで来ないときは、
朝晩飯だけ食べて帰るのだが、亜美がオフの時には一緒に帰ってきて夕飯まで
こうしてダラダラ過ごし、飯を食べた後も一緒にごろごろと過ごし、亜美を送
る竜児と三人で一緒に家を出る。

 なんだ、この馴れ合い状態は。竜児的には被保護者が一人増えただけだ。ま
あ、高須家の合鍵を返したあたりは、大河としても一線は引いたつもりなのか
もしれないが。

718 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:17:26 ID:vJ4WkjLx

 それにしても、である。もともと泰子との二人暮しだった高須家は、大河と
さらに亜美まで増えて、その勢力図はいつのまにやら三対一。男勢力は半減し
てしまっている。事実、大河の侵略から守り続けてきた竜児の部屋に、いつの
まにか亜美の私物がその存在を自己主張し始めている。このままでは竜児の支
配力が及ぶ地域は台所しかなくなってしまう。おそらくそこだけは絶対不可侵
だろうが。

 亜美が特になにも言ってこないため、竜児もなんとなくこの状況を受け入れ
てしまっているのだが、しかしこの状態はなんというか、世間的にはこう……。

「にしてもさ〜竜ちゃんってば、ハーレムだよね〜」
「おう!?」

 言ってはならないことを……。

「ねぇねぇ、両方竜ちゃんのお嫁さんにするのはどうかなぁ〜?」
「あほか!?」

 というかあほだ。とうとうネジやらバネやらだけでは足らず、なにか致命的
な部品をどこかに落としてきたのではないだろうか。

「亜美ちゃんも大河ちゃんもいい子だしさぁ〜どっちかなんてやっちゃん選べ
ないでやんす」
「選ぶとか選ばないとかじゃなくて……てかおまえが選ぶのかよ」

 そんな微笑ましくも馬鹿馬鹿しい親子の会話を聞いていた大河は、テレビに
向けたままだった視線をこちらに向ける。

「別に、私は竜児のことなんてなんとも思ってないけど」
「あたしも、別にちびタイガーにゆずる気なんてないけど」

 お互い平静な顔で、ごく当たり前のように言う。

「え〜そうなの〜? あ、じゃあ大河ちゃんは竜ちゃんと亜美ちゃんの子供に
なるのはどう?」
「おかしいだろ!?」

 ああ、泰子よ。おまえはどこに常識を置き忘れてきたのだ……。


719 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:17:49 ID:vJ4WkjLx

 四人で夕食を食べた後、大河は泰子と一緒に出て家に帰っていった。
 別にさっきまでの会話を気にしたというわけでもなく、まあこういう日もあ
る、という程度のことだ。

「やっちゃんってさ、面白いよね」
「言ってくれるな……」

 亜美と二人きりの高須家の茶の間。食後のお茶を飲みつつ、ぼんやりつけっ
放しのテレビを眺めていると、竜児の肩に頭を乗せていた亜美がぽつりと呟い
た。ちゃぶ台の下でにぎられた手はそのままに。

「亜美ちゃんのこと、いい子だって。笑っちゃうよね」
「……別に。俺も……」
「ん?」

 悪戯っぽい目をこちらに向けてくるのを気づかないふりして、竜児は言う。

「俺も、そう思うし」
「……そっか。似たもの親子だね」
「そうかもな」

 亜美は湯のみを手放すと、その手でそのまま竜児の腕を抱き寄せる。肩に乗
せた頭を擦り付けてくる様は、思わず撫でてしまいたくなるほど愛らしい。

「でもよ……」
「んー?」

 竜児の言葉に、あまえんぼモード全開の亜美は、甘ったるい声で答える。

「いいのか、ほんとに。大河のこと」

 このまま、どこか居心地の良いこの時間を過ごしていくのは悪くない。悪く
ないのだが、このままでいいのか、という疑問も常に付き纏う。本当なら、竜
児が大河を突き放すべきなのかもしれない。

720 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:18:21 ID:vJ4WkjLx

「高須くん、優しいからな、ムカつくほど」

 それができないことは、たぶん亜美の方が深く理解している。

「大丈夫だよ」

 抱いていた腕を放し、視線を上げる。その目は、茶の間の向こう、大河の家
の方を向いている気がした。

「タイガーだって、いつまでもこのままじゃないよ。実乃梨ちゃんだって、祐
作だって……あたしだって、ちゃんと前に進んでるよ。きっと今しかこんな時
間はないから……もうちょっとだけ、こうしててもいいかなって」
「…………おう」

 それは逃げなのかもしれない。馴れ合いなのかもしれない。
 でも、いつまでも逃げ続けられないことくらい、誰もがわかっている。
 前に進むために、足を踏み出すために足掻いている。
 疲れて倒れてしまうくらいなら、こんな休息があってもいいのかもしれない。
 それくらいには、世界は優しくできているんじゃないだろうか。

「知ってる? 最近タイガー、実乃梨ちゃんに料理ならってんだって。しかも
ぜんっぜん上手くなんねーの」
「……あいつの場合、器用不器用以前の問題だしな」
「部屋の掃除とかもやってるし。この間、手伝わされたけど。亜美ちゃんに掃
除手伝わせるとか、意味わかんねー」
「……俺を部屋に入れてくれなくなったからな」
「……高須くんだけが心配しなくても、あいつはもう大丈夫だよ」

 そうなのだろう、きっと。

「だ・か・らぁ〜高須くんは亜美ちゃんのことだけ考えてればいいの!」

 そう言って抱きついてくる亜美も、たぶん前に進もうといつも足掻いている
のだろう。いつまでも後ろを振り返っているのは、自分だけなのかもしれない。

「……そうだな」
「ん?」
「これからは、おまえの事だけ考える」
「え……んっ」

 合わせた唇は、どこまでも甘かった。


721 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:19:06 ID:vJ4WkjLx
以上。
いきなりエンディングかよ、ってつっこみはなしでw

722 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 07:46:58 ID:A3HZ0qbq
GJ
あみドライイ

723 :359:2009/02/24(火) 07:49:53 ID:8rtEGSbA
もしよければなんですが、うめネタを考えている方がいないようであれば、次スレが立ち次第、埋めがわりに「さん。」のきれてる部分を補完したいと考えております。

逆にいる場合は、「よん。」の投下前日にでも補完させていただく形にしたいと考えてます。

埋めでなにか考えている方はリアクションお願いします。

迷惑をおかけしてすいません。


長文失礼いたしました。



724 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 08:00:23 ID:Daw4VnDK
>>721
GJ!ちゃんと大河ややっちゃんの補完もしてあって良かった。
>>723
450KB辺りから投稿が鈍くなるから構わないんじゃないかと思う。
と言うかあの切れてる部分が気になって仕方が無いw

725 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 13:59:50 ID:LoDBpqDD
神降臨キター

726 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 17:39:29 ID:TAsqyFDU
GJ!

久しぶりにマッタリ〜

727 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 23:36:21 ID:JIc2E1pF
スピンオフ2読んだ
逢坂くん(仮)がクラスメイトにいじられまくるビジョンがブレインにレーザービーム。
誰か書いてくれ。

728 :名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 23:59:23 ID:JIc2E1pF
ちょっと気づいちゃったんだけど、もしかしてさぁ……
小説(?)を読んだ感想を分かち合う為にエロパロ板に来てる俺って相当ダメ人間なの?

729 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:04:00 ID:P9Cop5GS
>>728
うん

730 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 01:58:01 ID:IzOg7OaR
>>728
いちいちきくなうざい自分でわからないのチンカス

731 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 02:00:56 ID:IxjFUY8S
>>730
言われないと気づかないからダメ人間。
言われるまでダメだと分からず他人に迷惑をかけ改善しようとしないから。

732 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 02:09:47 ID:LWSuvR+2
>>728 は「ラノベ」板に逝くべきだ。

733 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 03:33:25 ID:eO2G1rzh
>>729-732 >>728は多分原作を自前のエロ変換フィルター脳で読み解いてしまい、ラノベ板ではなく、このエロパロ板で分かち合おうとしてしまってる。そんな自分の駄目さを突っ込みを期待して自虐ネタとして提起してるんじゃないのか?

734 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 03:35:33 ID:eO2G1rzh
その発言自体を叩くのは、発言が板違いでも空気が悪くなるから華麗にスルーか、突っ込んであげるべきじゃない?
と数時間後に旧帝大文学部の一般入試を控えて無駄に活性化した脳で解釈したが、うん、考えすぎですねww

735 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 04:21:57 ID:IxjFUY8S
アニメ化しなきゃこんなの沸かなかったのにな

736 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 06:20:22 ID:Gmk/xHRE
まぁ仕方ないだろ

スルーすればいいことだしね

737 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 06:52:37 ID:Kcm/t10v
ここは逢坂君(仮)が多いインターネットですね

738 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 07:20:29 ID:rUsQGcMl
俺があんなにイケメンなわけがない

739 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 07:59:25 ID:yRt/SPuR
しかしアニメ化してなきゃ素晴らしい作品たちに恵まれなかったろうし

740 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 08:58:21 ID:Zq5oVpmq
残り要領も微妙なこのときに、あみドラスキーの俺が満を持してすみドラを書くぜ!

741 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 08:58:46 ID:Zq5oVpmq

『例えばこんなプロローグ』


 インフルエンザという降って湧いた天災に冬休みの大半を奪われた竜児が、
ようやくまともに動けるようになり慌てて越年してしまった大掃除を終わらせ
たのは、もう冬休みも残り僅かという頃だった。

「……はぁ」

 真っ白い息を吐き出しながら歩いている竜児は、いまだクリスマスのショッ
クから抜け出せていない。うつむいた顔は世紀末に出遅れた恐怖の大王のよう
で、道行く人を無意味に絶望の底に叩き落していたが、別に今からノストラダ
ムスの予言を実行してやろうとか思っているわけではない。

「最悪だ……」

 大掃除もできなかったし正月の準備もできなかった。初詣だって行ってない。
ずっと熱にうなされ、悪夢に苛まれ、大河は退院してから姿を現さない。

 明日には七草という時期に竜児は一人、遅ればせながら雑煮でも作ろうかと、
肩を落としてスーパーまでの道のりを歩いていた。

「なんだてめえ。この世の終わりみてぇな不景気なツラしやがって」

 誰もが避けてくれるため視線を上げずとも真っ直ぐに歩けていた竜児の視界
に、仁王立ちで行く手を阻む誰かの足が、キツイ言葉と共に飛び込んできた。

「……なにしてんですか?」
「ご挨拶だな。偶の休みくらい、実家の手伝いでもしてやろうってんじゃねえ
か」

 艶やかな長い黒髪をポニーテイルでまとめ、雪のように白い肌に映える朱色
の唇、涼やかな目。どこから見ても楚々とした大和撫子は、なぜかジャージに
軍手、スニーカーという簡素な出で立ちでダンボールを抱えている。

 アメリカで宇宙工学を学んでいるはずの、前生徒会長、狩野すみれだった。

742 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 08:59:27 ID:Zq5oVpmq

 いつの間にか目的地のスーパーかのう屋に辿り着いていたらしい。

「ああ……お久しぶりです」

 ぼんやりとスーパーかのう屋の看板を見上げ、それから視線を戻して、とり
あえず頭を下げてみる。

「辛気臭えツラで言うんじゃねえよ。私に会ったのがそんなに不満か?」
「いや……そんなことないです」

 自分の夢に向かって走り続けるみんなの兄貴は今の竜児には眩しすぎて、誰
もが恐れる凶悪な目を逸らす。しかし、真っ直ぐな兄貴にはそれがお気に召さ
なかったようだ。

「こっち見やがれ、高須竜児」

 苛立った声でそう言われ、仕方なしに顔を上げる。

「……ああ、いいや、こっち見るな。気分悪くなる。顔隠せ」
「おう!?」

 元より暗い気分にさらに鞭打たれ、竜児は乙女のように両手で顔を覆った。

「冗談だよ。で、どうした? 逢坂は今日は連れてないのか?」
「別にいつもセットってわけじゃないですよ」
「そうか? うちに来るときはだいたい二人で来てたようだが」
「……まあ、そういう時も、あるんで……」

 竜児にだってわからないのに、理由を問われても困る。

「……ふーん。で? 今日は粥の材料でも買いに来たのか? 少しくらいなら
割り引いてやるぞ」

 何かを察したものの、すみれはあえてそれ以上触れず話題を逸らす。

「いや、雑煮の材料を買おうかと思って」
「雑煮? 今頃か」
「……まあ、いろいろ、あって……」

 説明するために口にするもの嫌なので、前髪を摘みながら言葉を濁す。

「……ふーん。まあいいか。じゃあレジに行く前に声かけろ。裏にいるから」
「……どうも」

 察しのいいすみれに言葉以上に感謝して、竜児は軽く頭を下げた。

743 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 08:59:58 ID:Zq5oVpmq

「……なにしてんですか?」
「ご挨拶だな。かわいい後輩の愚痴でも聞いてやろうかとスタンバってんじゃ
ねえか」

 裏にいると言いながらレジ前で待っていたすみれは、ジャージ姿から着替え
ていた。柔らかなロングスカートにコートを纏い、下ろした髪はポニーテイル
の癖も無くカラスの濡羽色。にやりと笑った顔ですら可憐な大和撫子だった。

「いや、だからって別に、女みたいな格好しなくてもいいんじゃ……」
「私は女だ。そして割り引きの話はなしだ」
「おう!?」

 己の失言を悔いる。いやそれよりも、それも重要だったが、その前のセリフ
の方が気になる。

「先輩に愚痴るつもりはないですよ」
「うるせえよ。そんな前科モンみたいなツラぶら下げてたら世間様のご迷惑だ
ろうが」

 あまりにストレートな物言いに、逆らう気力は無残に踏みにじられた。

「……まあ、おまえには迷惑かけたし、借りもある」

 がっくりと肩を落とす竜児に向かい、ぽつりと呟いてついて来いとばかりに
歩き出す。

 お節介な前生徒会長は、やはりみんなの頼れる兄貴だった。

744 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 09:00:34 ID:Zq5oVpmq

 今頃になって雑煮作ってるようじゃ初詣だってまだだろう、と、すみれは竜
児を近くの神社まで連れ出した。買った荷物は狩野家の冷蔵庫に納められてい
る。どこまでもお節介で気の利く兄貴は、いまは並んでお参り中。

 その端正な横顔をちらりと眺め、高嶺の花に北村が惚れた理由をなんとなく
理解した。誰よりも高い所にいるくせに、なんのてらいもなくこちらに降りて
くる。貴重な休みを、こんな自分の愚痴を聞こうと、わざわざ潰してくれる。
釣り合わないと思いながらも、もしかしたら、と思わせる。

「敵わなねえな……」
「あん?」
「いえ、別に」

 澄んだ目を開けてこちらを向くすみれを見れず、竜児は顔を逸らした。

 さて、じゃあ次はおみくじだ、と連れて行かれ、

「おう……!?」
「そうじゃないかと思ったが……」

 凶と大きく書かれた紙を、親の敵のように睨みつける。
 確か、木に結ぶと厄が払えるんだよな、と結んでみれば、

「おう……!?」
「おまえ、もうダメなんじゃないか……?」

 強すぎたのか、破れてしまった。

「もう、ダメかもしれねえ……」
「あー、まあ、なんだ。そんな顔でも好いてくれるやつはいるんじゃないか?」
「顔のことじゃねえ!」

 がっはっは、と笑うすみれに思わず素でつっこんでしまう。

 散々な目に遭いながらも、竜児はどこか胸の奥に溜まっていたものが抜けて
いくような気がした。

745 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 09:01:06 ID:Zq5oVpmq

「……で、どうしたよ」
「…………」

 冬空の下、境内のベンチに並んで腰掛け、奢ってもらった甘酒をすすってい
ると、すみれはようやく本題に入った。

「私には、言いにくいか」
「……たいしたことじゃない、んだけど……」

 不思議と、本当にたいしたことじゃない気がして、竜児は口を開いた。

「好きな女がいて……クリスマスに告白、しようとして……なんか向こうから
言わせてくれないような雰囲気で……するまでもなく終わったかんじで……」

 すみれは黙って竜児の顔を見つめる。

「その後インフルエンザで入院して……大掃除ができなくて……正月の準備も
できなくて……大掃除ができなくて……退院したら大河は家にこなくなってて
……大掃除ができなくて……」
「わかった、大掃除はもうわかった」
「……まあ、そんなかんじです」

 話してみれば、ああ、そんなことか、と我ながら思ってしまった。
 好きな女に告白することもできず、いじけているだけ。
 守っていたつもりの女に突き放されて、いじけているだけ。
 こんなもんが最悪なのかよ。
 なんだ俺は。そんな程度の野郎か。

「なんだおまえは。そんな程度の野郎か」

 思った通りのことを言われて、竜児はなんとなく笑ってしまった。
 すみれを真っ直ぐに見つめて。

746 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 09:01:35 ID:Zq5oVpmq

「……そんな顔もできるんじゃねえか」
「え?」
「おまえは、北村のために私にだってぶつかってきた野郎だ。逢坂をその手で
守ったきた野郎だ。つまんねえことに、いつまでもぐちぐち拗ねてんじゃねえ
よ。胸張って歩いてけ。できねえはずねえだろ?」

 そう言って微笑むすみれは、綺麗で、眩しくて、目が痛くなるほどで。

「……そうだな……そうですよね」

 見上げれば、朱に染まりつつある空が眩しくて、涙が出そうだった。

「……ありがとうございました」
「あん?」
「つまんないこと聞いてもらって。せっかくの休みなのに」
「ちっせえことを気にすんな。たいして役にも立ってないだろ」

 器の大きい兄貴は、冷たくなった甘酒の残りを豪快に飲み干して立ち上がる。

「おまえは勝手に立ち上がったんだろ? じゃあ、勝手に歩いてけ」

 苦笑して、立ち上がる。ああ、やっぱり敵わないな、と思いながら。
 同時に思う。いつかこの人に並んでみたい。
 並んで、そこから見えるものを一緒に見てみたい。

「……そういや、帰ってきてから北村には会ったんですか?」
「うるせえな」
「引きずってんのか……」
「うるせえよ」

 並んで歩き出しながら、その横顔を眺める。
 不意に、胸の奥に灯った、小さなものを感じる。

 それは、まだ微かではっきり見えないが、もしかしたら恋というものの始ま
りだったのかもしれない。

747 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 09:02:33 ID:Zq5oVpmq
以上。
続く・・・のか?w

748 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 09:46:55 ID:b6H14t3X
GJ
ぜひ続けてください!

749 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 12:27:51 ID:Gmk/xHRE
GJ!!

続けえぇぇ〜〜〜!!

750 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 12:45:05 ID:pBdYADDA
これはまさしく原作のすみれだ
しっかしすみれ側には、恋がはじまる隙はほとんど見えんな
あそこまで頑張った北村はやっぱなかなかのつわものだったんだな

751 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 16:20:04 ID:njK8nTek
北村は裸族

752 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 22:18:39 ID:zzTTBuje
しかしゲームがまだ発売していないというのに何だこの祭りは


ということは発売後はもっと………ゴクリ

753 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 22:33:20 ID:pBdYADDA
そうだよな、ゲームが出るとゲームででたデレ方を真似たリアクションとかくるかもな
でも亜美の、アニメ版肉の時とかドラマCD竜児が素直であせる感じは
あんまりわかりやすくSSで利用されてないよな
どのキャラでもいいけど、インコに台詞吹き込むあたりはありそうなのにな

754 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 22:41:49 ID:8OOJy3/1
なるほど、インコに台詞吹き込むというと・・・北村が遊びに来た後、
「北村クンのカラダ、たくましくてステキ!・・・ひきしまったキンニクサイコー!北村クンの裸カッコイイ!」
とかインコちゃんがやたらと言うようになるわけですね

755 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 22:57:55 ID:pBdYADDA
二人きりになって甘い雰囲気になる竜児と??
インコ「竜ちゃんとHしていいのは、将来やっちゃんと同居してくれる子だけだよ」

756 :ミラーの”管理”人:2009/02/25(水) 23:08:47 ID:Y1fdsQ/Q
>>690
修正しました。

757 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 23:23:51 ID:Bcb0rTIr
PSPでは木原√はあるのだろうか…
あったらそれを参考に木原ssも投下されるはず!頼むあってくれ!

758 :名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 23:49:45 ID:kdySTQld
>>755
大河「わ、私だったらもう同居してるようなもんだから問題ないでしょ? いいでしょ? ね?」
実乃梨「どんとこいだよ! 楽しみだなー・・・お義母さん、お味噌汁に髪の毛が! ってするんでしょ?」
亜美「・・・二世帯住宅だったらまだ・・・あぁ、けど・・・チクショー! 同居でもなんでもしてやるわよ!」
ゆり「その程度でいいの・・・? だけどあんなに歳の近い方にお義母様って言えるかしら・・・?」
麻耶「・・・・・・同居は勘弁かなぁ」
奈々子「そう? じゃあね、麻耶・・・式には呼んであげるから、ちゃんと来てね?」
すみれ「いやだね・・・人の指図なんて受けてられるか。止めれるもんなら止めてみな」
裸族「高須ー! 好きだー!! 俺だけを見ろー!!」
能登「え、何? 俺らもこれやんの? やだよ。なぁ春田」
春田「むしろあんなキレーなお姉さんと暮らせるなら俺・・・高っちゃん! 合体しようぜ!」


泰子「やっちゃんと同居してくれるのはぁ、竜ちゃんだけでいいもぉん。だから皆、だぁめ♪」


竜児「・・・・・・なぁインコちゃん、皆して何言ってんだ?」
イン娘「竜ちゃん・・・い、いい・・・いん・・・いん、こ、ちゃんは、いつでもいいよ・・・?」
竜児「い、インコちゃんが自分の名前を言えた!?」

759 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 01:58:15 ID:Xvzftf5N
ふぅ、奈々子様は今回もエロかったな

760 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 01:59:27 ID:jjqofzaD
亜美ちゃんと奈々子様 どっちが俺の正妻なんだ?

761 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 02:02:28 ID:RiNVm27v
亜美ちゃんを本妻にして奈々子さまを側室に、大河を幼、間違えた養女にすればおk
ん?誰か忘れてる? ああ、木原はメガネと乳繰り合ってろ

762 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 02:08:23 ID:Xvzftf5N
そのころ櫛枝は>>761に「娘さんを私にください!」と禿ヅラでジャンピング土下座する練習をしていた

763 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 02:15:28 ID:mD/3LvwS
>>762
ワロタ

764 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 02:19:43 ID:9Ak+2sID
みのりん義息かよwww

765 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 02:25:05 ID:jjqofzaD
まあ亜美ちゃんと奈々子様を妻にできた俺としては文句ないので、
大河やみのりんは勝手に持っていってくれてかまわんが

766 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 02:28:41 ID:fApCWs9J
ここの奈々子さまLoveがアニメ板のスレに感染してるwww

767 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 03:15:54 ID:mD/3LvwS
香椎さんみたいなおっとりギャルって一番いそうでいないタイプだなww

768 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:03:18 ID:ZnZI4EAv
新しい麻耶の可能性をもうそうした。
このシチュ使えれば使って。

『ななまやどら』          鬱かも。

769 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:04:03 ID:ZnZI4EAv
「記憶喪失…ですって?」

「そうです…といっても、どうやら高須さんは会話などの日常生活は可能なようで、
 思い出だけを失っているらしいのです。」

「それで、どうやったら治るの?」

泰子はショックなのか、何も話さない。

「私もあまり得意な分野ではないですが、何らかの刺激を与えることにより、記憶
 が戻ることがあるようです。」

「刺激……ねぇ…」
「………」




冬休みには年末年始の特番の仕事が入っていたため、その日は、久しぶりに休みを
楽しもうと、麻耶と奈々子といっしょに街に出ていた。

ちょうどファミレスのドリンクバーへ向かおうとしていたところで、携帯が鳴る。

「高須、泰子?高須君のお母さん?」

祐作の金髪騒動の時、今後のためにと一応携帯番号を交換したが、今は高須君とは
絶交中だ。特に出なくても問題なし。

その後しばらくして携帯を見ると、そこには10件以上も高須泰子、高須泰子……
軽いホラーだ。

仕方なく次の呼び出しに出ると、どうやら高須君が記憶喪失になっているらしい。
ざまァ。やっとバチが当たったか。

「ねぇねぇ2人とも。なんか高須君が記憶喪失なんだって。面白そうだからちょっと
 見に行かない?」

「えぇっ記憶喪失!?すっごーい。こんな身近にそんなことが。行く行く。」

「ちょっと麻耶、それはさすがに不謹慎だよ…」

そんなことを言いつつも、この後の予定が無い3人は、竜児たちのいる病院へ向かう。

770 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:04:50 ID:ZnZI4EAv
医者が病室から出た後、大河は何を思ったか、竜児が座っているベッドの横に立つ。

泰子は今、病室には居ないが、帰ったわけではないだろう。

「あの、どうしたんですか?顔…真っ赤ですよ…熱でもあるんじゃ」

「うるさいうるさい!いいからあんたはこっち見てなさい!」

言い終わるよりも早く、大河は自分の着ていた白いフリルのワンピースを捲る。

「ど、どうよ。」

「え、と、寒くないですか?」

大河が捲り上げた先にあった壁を見ても、竜児の心に波は立たない。

竜児が目覚めてからすぐに、大河が同級生だということを言っていなければ、
敬語すら出なかっただろう。

竜児は見た目小学生の女の子の『壁』を見てもショックは受けない。

「ッ!?…ま、まぁいいわ。そうね。アンタもいいオトシゴロ。こんなんじゃ刺激
 にはなんないわよね。なら!」

次は中に穿いていたものをおろしてからもう一度捲り上げる。どうだ!!

「高須くぅ〜ん。記憶喪失なんだってぇ?」
「どうなの、ホントに何も覚えてないの?」
「はい、お見舞いの果物持ってきたわよ。」

えッ!?いつの間に?私たち3人いっしょに来たハズなのに!

という疑問が出るより先に、竜児のベッドの横にいた少女に目が行く。

たい、が?裸?

「………………ッ!?ち、ちがうの!これは!」

「あぁ、逢坂さん。ショック療法ね。」

え?ショック療法?ってか奈々子、なんでそんなに冷静なの。それに…

「いつまでもそんな格好していると風邪を引いてしまいますよ。」

高須君、アンタは記憶を無くしてまで…。

771 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:05:24 ID:ZnZI4EAv
「…というわけなのよ。」

「うわぁ、なにそれ、チョーすごい!本物の記憶喪失じゃん。ねぇねぇ
 マフラーは?メガネは?」

「すいません。なにも用意してなくて。病室なんで。」

「ところで高須君。覚えてるかな?私が奈々子。よく料理の話とかしてて、
 2人で料理とか作ったりしたのよ。」

「あ、そっか。自己紹介しなきゃいけないのか。あたし麻耶。同盟組んだの
 覚えてない?」

「奈々子さんに麻耶さんですか。思い出の方は残念ながら失っているよう
 ですが、僕が記憶を失って初めて知った名前です。もう忘れません。」

え、えぇ?高須君!?初めて知ったって、大河は?

「そうだ、わ、わ、私大河!逢坂大河!」

こいつ…、それよりも、2人で料理!?同盟?なにそれ、聞いてない。

「それで、そちらのとても綺麗な方は?」

「えッ!?あ、その、「うふふ。この綺麗な娘は川嶋亜美ちゃん。」

言われた。私としたことが、自分がカワイイのは分かってるのに動揺した。
にしても奈々子、なんか高須君と近いような…

「…ちゃん。亜美ちゃん、聞いてる?」

「え?なに」

「なんかさ、高須君ちょっと良くない?まるおみたいなカンジでさ。」

麻耶まで高須君狙いに!?いや、関係ない。私はもう…。

「どうしたんですか。」

気がつくと高須君が私の顔を覗きこんでいた…ッ!?

「ち、ち、近よんな!極悪ヅラ!」

自分でも無意識に相手の頬を張る。そしてそのまま私は病室から走り去って
しまった。

772 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:06:36 ID:ZnZI4EAv
飛び出したはいいものの、特に行くところの無い亜美は、病室の扉の前に座り
こんでいた。
中からは皆の話し声。

「亜美ちゃんもヒっドイよねぇ。極悪って。確かに高須君顔はちょっとアレ
 だけど話したらいい人だってわかるもん。」
「そうね。私も料理教えてもらってるときは、手取り足取り…」
「わ、わた、私だっ━━━━

何も知らないくせに。そんなの、私は、もっと…ずっと前から…




冬休みが明け、学校が始まると、高須君は奈々子や麻耶とよく過ごすように
なっていた。

聞いた所によると、記憶を取り戻すのではなく、思い出を作っていくという
方針らしい。

あれ以来高須君とはあまり喋っていない。まぁ、向こうから話しかけては
くれるんだけど、何か気まずい。

修学旅行では実乃梨ちゃんとケンカしてしまった。大河はどこかで遭難して
いたらしい。

今や私が本音で話せる人は1人もいない。

あの時、素直になってればよかった。


773 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:17:12 ID:AVq1bk16
>>767
だからこそ奈々子様は美味なんだぜ!城之内くんwww

774 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:27:53 ID:ZnZI4EAv
小ネタ
 
「川嶋、俺も瞳術が使えるようになったぞ!」
「うそ、マジ?ちょっとやってみてよ」
「あぁ。じゃああそこに居る生徒会雑用係にだな…」

「おい、カネ出せ」
「はい。どうぞ。」

「どうだ川嶋!さながらギア「ただのカツアゲだろ、バカが」

775 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 04:35:09 ID:BScVs8nd
>>772
>>774

亜美ちゃんだけバッドエンドじゃん(´・ω・`)ショボーン

776 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 05:07:14 ID:tTsAeD+L
>>769-772
麻耶の話じゃないじゃん、奈々子じゃん(´;ω;`)
てか主役亜美じゃん、亜美なのに亜美Badエンドじゃん
ただ話はそれなりにおもしろかった
刺激と聞いて、殴るより先に脱ぐことを思い付く大河、エロパロ的にあると思います

777 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 07:00:32 ID:e6EkMR0y
>>756
乙!

778 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 10:57:29 ID:MOkh2VzG
1番 大河
2番 やっちゃん
3番 ゆり先生

なんだなんか文句あんのか

779 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 11:10:47 ID:Atbs4M4y
文句ないぜ
奈々子さまは俺が貰っていくからな


ところではしたな(ry

780 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 12:51:47 ID:j2ew/lR6
奈々子様ぁ〜〜
奈々子様は降臨されないのかぁ〜

781 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 13:49:22 ID:x6fTg7H4
鬱かもって言うか鬱だろwww

782 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 14:09:30 ID:l/saT50n
のとぉぉぉぉ…

783 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 16:11:59 ID:2bdnzK0b
水着姿で顔赤らめてる奈々子がかわいかった

784 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 16:26:54 ID:MOkh2VzG
1番 大河
2番 やっちゃん
3番 奈々子

なんだなんか文句あんのか


785 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 16:27:42 ID:eipHsdVD
三十路独神(´;ω;`)

786 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 17:21:06 ID:mD/3LvwS
1番にみのりん
それだけだ。

奈々子さまファンの多さww

787 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 18:29:33 ID:Xvzftf5N
話題に上らないようなので春田は俺のものと言うことで構いませんね?

788 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 18:52:07 ID:VtCP1e2t
>>787
春田乙

789 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 19:05:37 ID:j2ew/lR6
1:大河
2:亜美
3:奈々子様

なぜ3なのに様が付いてるかって?
気にしたら負けだぜ?

790 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 20:06:56 ID:6d7kNZdr
>>756
遅くなったが乙!!
やっぱり奈々子様はかわいいな!

791 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 20:51:17 ID:Dx6VRFr+
1 奈々子様
2 ゆり
3 泰子

これで良い?

792 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 21:48:31 ID:j2ew/lR6
奈々子様の人気はいつもながらだが、三十路シスターズがこれほど人気だとは。。。

793 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 21:59:59 ID:qNBB3r6D
菜々子様のSSが読みたいです…

794 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 22:16:25 ID:l/saT50n
能登×木原

795 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 22:20:34 ID:TCjIsBTx
能登×北村

796 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 22:49:04 ID:dbn/onVf
独神人気で感極まれり。独神話がないから、自分と極一部の需要だけだと思ってました。
独神に幸あれ

797 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 22:53:01 ID:4yPnzg+c
独神、一般にみてあれは美人だよな?

798 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 22:54:53 ID:eipHsdVD
しかも一発で教採に受かる才女でもある。
なかなかの優良物件。

799 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 23:13:05 ID:RuTRajUj
が、出会いに恵まれず気付けば神に


800 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 23:26:32 ID:qNBB3r6D
ドラゴン食堂で独身無職40歳になってたゆりちゃん

801 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 23:29:55 ID:u1fWCh83
胸が1番なのは奈々子様

802 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 23:35:13 ID:l/saT50n
みんなスキーうますぎおかしいだろ

803 :名無しさん@ピンキー:2009/02/26(木) 23:38:53 ID:VLA1WHDy
アゲんなカス死ね

804 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 00:54:05 ID:5b0GA1MH
スルー推奨

805 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 03:02:10 ID:CIMPlaVc
あげるとどうなるの?


806 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 03:29:46 ID:dJtbVa8g
相手は死ぬ

807 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 06:19:21 ID:9rPvRntU
気付けばもう800超えてるな。。。

奈々子様の降臨は次スレか?

808 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 08:00:44 ID:FiIeQII5
奈々子様はデザイン的には大好きなんだがアニメは声優の演技が…

809 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 10:01:39 ID:cZbnKrSJ
>>791

1 奈々子様
2 泰子
3 ゆり

微妙に順番は違うが君とは良い酒が呑めそうだ

810 :791:2009/02/27(金) 11:37:04 ID:l+Om9Xmf
>>809
本編で竜児とのフラグが立たないからこそ、ssにおいて、こっちの3人の方が魅力的に感じてしまう。

811 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 11:49:40 ID:hcysq4V0
思ったよりゆり先生好き多くてワロタw

812 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 12:03:17 ID:+mnSnOGR
もう800越えか…

813 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 12:14:42 ID:vxNGGyKI
http://youkan-hh.sakura.ne.jp/20090227.jpg
天災

814 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 12:32:43 ID:5b0GA1MH
>>813
乙!!

815 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 12:47:26 ID:rJ7B4gOl
イニシャルGか

816 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 13:04:37 ID:lagVM2ty
PSPは竜児の夢オチなのではないか? って説があるけど、
むしろ竜児を主人公とした、春田の夢オチって可能性は無いのか?

817 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 14:17:38 ID:gy2mrHa1
マジレスするとエンディングのエピローグで春田の顔がくるとさすがに萎える
夢オチでも相手も似たような夢を見てて態度が…みたいなエンドがいいわ
多くの人が初めの方で攻略する大河エンドで同じ夢を見てた事が明かされる
他のキャラは匂わせたり、態度が変なだけでもギャルゲーとしての統一感はでる

818 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 14:22:59 ID:SgIQRQ+z
夢オチとか・・・orz
まぁ、各キャラとハッピーエンドならいいや

819 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 14:24:15 ID:F4G6XPgo
ゲームに奈々子様√と麻耶√ってあるの?どうなの?

820 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 14:34:42 ID:yTIysu13
何度言えばわかるんだ
どっちもないよ
3人娘以外で√があるのはすみれと独神とインコちゃんだけ

821 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 17:20:54 ID:FiIeQII5
兄貴√なら裸族とのプロレスショー(ガチ)は勿論あるんだろうな!

822 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 19:06:57 ID:YDC3ZsMX
>>817
警告夢ならぬ願望夢、ってとこか。原作でもあの夢は悪くなかった、というのが両者の感想だったし、それはありそうなオチだな。
アニメだとその辺カットされちゃったからアニメオンリー組には一瞬セルフパロだと気付けない可能性があるけど。

823 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 19:41:16 ID:za9po4Ci
ギャルゲっていうより、記憶を取り戻すのが目的のRPGって雰囲気もあるんで夢オチじゃない可能性も……?

824 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 20:26:10 ID:S3HBX1t2
20種類以上もエンティングがあるってことは
一人あたりに複数のルートがあるってことかな

825 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 20:45:48 ID:SgIQRQ+z
>>824
それ俺も気になった

個人√以外にもまさかのハーレムENDがあったりすんのかな・・・?

826 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 20:50:53 ID:gUEBalBQ
愛情、友情、BAD、複数

827 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 21:21:24 ID:Ch82Ntav
>>813はイニシャルGじゃなくてハ天

828 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 22:22:03 ID:9rPvRntU
奈々子様√はないんだね。。。
ちょっと残念だけどwktkしつつ裸待機!!

829 :名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 22:49:20 ID:jlA88FiQ
足りない√はココで補完すれば良いじゃない

830 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:25:03 ID:AYCvt8Ar
それはそうとそろそろ次スレの時期だよね

831 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 01:43:36 ID:XnSS9yef
>>810
まさにその通りでガンスよ。他の作品でも本編で主人公とフラグが立ちそうにないキャラのSSばっか見てるし俺もwww

832 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 03:04:27 ID:wpia5c5F
みんなが麻耶まや言うからもうそうばくはつ。

書いてる途中でgdgdになったよ。

ゆきやまや                BADえんどだよ

833 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 03:05:15 ID:wpia5c5F
「ちょっと!マジこれやばいんじゃないッ」
「落ち着け、亜美。そんなこと言ってもどうしようもない。事実なんだ!」

あの亜美がこんな状態なんだ…、皆も相当精神的に追い詰められているはずだ。
落ち着け、こんな時こそ俺が冷静にならなければ。

すぅ…はぁ……すぅ…はぁ…

深呼吸を繰り返す。そうだ、まず状況を整理しよう。


逢坂がいなくなった。それに━━━━━




俺たち2年は修学旅行に来ていた。本当なら俺の独壇場…ゴホン。
沖縄の海だったはずが、俺たちの泊まるホテルが火事で全焼したため行き先は変更。
このスキー場になった。

我が親友である高須が自分のせいだと言っていたが、そんなことできるわけが無い。
きっと何かの偶然だ…

スキー場に着き、スキーを楽しんでいたはずだが、なぜか俺の班の雰囲気が悪かった。
亜美が言うには、俺が原因らしい。…そうだ、俺がもっとしっかりしていれば…

突然の変更だったため、宿泊施設の用意は間に合わず、スキー場では一緒だった
2年生も班ごとに宿を探し、宿泊しているはずだ。

俺たちの宿はいかにも山小屋という見た目の建物で、宿泊客は俺たちの班だけらしい。

格安だったため、部屋は1人1部屋取ることができた。
しかし、この時そんな選択をしてしまったことを俺は後悔することになる。


夕食が終わり、自分の部屋でもう一度風呂に行こうと準備していると、部屋をノックする音が聞こえた。
出ると、高須がそこに居た。

「北村、大河見なかったか?部屋に行く約束をしてたんだが、いねぇみたいなんだ。」
「いや、俺はメシの後、真っ直ぐこの部屋に来たしな。外は…吹雪だな。外には居ないだろう。」
「そうか…悪かったな。それじゃ。」

そうか、高須は逢坂と逢引か。うんうん、修学旅行らしいじゃないか。
そう解釈した俺は、風呂までの廊下を、服を一枚ずつ脱ぎながら歩いていた。

ちょうどパンツ一枚になった頃、向こうから能登がやってきた。

「北村、お前こんなトコでなにしてんだよ!こっち来い!」

能登に連れられラウンジに着くと、俺の班のメンバーが揃っていた。逢坂以外。

「あれから建物内全部探したんだけどよ、見つからねぇんだよ、大河。
 それで捜索願いを出そうとしたんだが、つながらねぇんだ、電話がッ」

834 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 03:06:23 ID:wpia5c5F

「く、クローズドサークルだねぇ、こりゃ。」

櫛枝が皆を和ませようと、そんなことを言った。

「ふざけんなよッ!!お前空気読めよな!!」

能登は不安からか、声を荒げる。それが引き金となり、木原と香椎は泣き出してしまった。

「お、落ち着け、2人とも泣いてるじゃないか。」
「あ、ご、ごめん…」
「それより祐作、アンタいつまでそのカッコなわけ?」

あぁ、そうだった。俺はパンツ一丁で…俺も落ち着かないとな…
「そうだ、従業員の人たちはどうしたんだ?」

「そうだな、どこ行ったんだろ。」
「女子はここで待ってろ。男子は手分けして探そう。」

嫌な予感はあった。だが、それが、こんなモノを見つけるなんて…夢にも思わなかった。

「う、うわぁぁぁああアアアアアッッ!!!」

春田の声を聞き、風呂場まで駆けつけると、そこには真っ赤に染まった湯船があった。
湯船の中では、2人の従業員だったモノが、座り込んでいる。

「…………ッ!?み、見るな!!」

言ったが今更もう遅い。あの大声により集まった人数は8人。その全員が見てしまった。

反射的に扉を閉め、皆をラウンジに戻す。

「ちょっと!マジこれやばいんじゃないッ」

亜美の言葉に反応できたのは、俺だけだった。
外は、さっきより風が強くなっている気がした。



835 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 03:06:46 ID:wpia5c5F

風呂場のことは、警察が来るまでどうすることも出来ないので、今日はひとまず、皆の
心の傷を癒すために、もう休むことにした。

鍵をかけるようには言ったが聞いているかさえ怪しい。皆が皆、ふらふら、よろよろとしている。

疑いたくは無いが、吹雪だからといって心中など考えにくい。
ならば、2人を殺した人間があの中にいたほうが自然だ。または逢坂か…?

とにかく、明日の朝になり吹雪がやめば、助けを呼ぶことができる。明日まで待とう。それが1番だ。

コンコン…

ドアのノックが俺しか居ない部屋に響く。誰かが来たようだ。

ドアの外にいたのは…、木原だった。

「まるお、これでやっと2人きりだよ。まるおはニブいから、ちゃんと言わないと
 分からないんだよね。好きだよ。」

「お、おい、木原、いったいどういうことだ?2人きり?俺のことが、好き?」

「もぅ、まだわかんないの?この建物で、生きてるのはワタシ達だけなの。
 だからまるおはワタシを彼女にするの。」

「ちょっとまて、木原言ってることがよく…」

「はぁ、ホントにニブいんだね。奈々子の言った通りだよ。ほとんど暴力。
 ワタシが、邪魔ものを消したの。まるおはちょっとソッチの気があるからメスの他に
 ウザい能登と春田とあと役立たずの高須も殺しちゃった。」

殺した…?

「そんな…ううっ、…ぐすッ…」
「まるお、泣いてるの?大丈夫。ワタシがいるよ。」

「…ッ!?触るな!!」
「痛ッ…どうしたのまるお。」
「それはこっちのセリフだッ、人を殺すなんて…、最低だッ」

「どうして…まるおがニブいから、分かりやすくしただけなのに…
 なんで、なんで、ナんで、ナンで、ナンデ、ナンデッ!!!」

あぁ、昨日までの木原はもう壊れてしまったんだ…俺が、もっとしっかりしてれば…
俺のせいで…みんな…

「…ぐッ…あぁ…」

木原の手が俺の首を万力のような力で締め上げる。
日ごろ鍛えている俺ですら、振りほどくことが出来ない。

「まるお、これからはずっといっしょだよ」

その言葉を聞き終わる前に、俺の意識は深い闇にのまれていった。


836 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 03:07:32 ID:wpia5c5F
おわり

837 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 03:47:55 ID:ebSkfbnY
いや麻耶は好きだが、ヤンデレはちょっと…
まぁはじめからBADエンドと予告してくれてたんだから読まなきゃいいんだが
麻耶主役というのに惹かれて見てしまった(´・ω・`)

838 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 05:14:09 ID:wpia5c5F
やっちゃうよ。コスプレたいが、やっちゃうよ。

ちょいえろだよ。

839 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 05:14:44 ID:wpia5c5F
━━『山月記』って知ってるか?━━

いきなり竜児がそんなことを言ってきた。なんだそれ。

「しらないわよ。十文字以内で説明して。」
「人が虎になる話だ。」
「なにそれ。ばかばかしい。それがどうしたの?」
「お前…最近毎晩、毎晩!肉ばっか喰いやがって。そんなんじゃ、本物の虎になるぞ。」
「すでにアンタの頭は動物以下となってしまったのね、このゴミ蟲がッ!」
「お、俺はだな、そろそろ魚とか…栄養バランスが、…ひッ」

そんな小言は睨んでおけばいい。私は食事に集中したいのだ。


俺の忠告が睨みひとつで即座に却下された次の日、俺はいつも通り大河を起こしにマンション
までやってきた。

「大河ぁ、朝だぞ。メシもできてるから、早くこいよなっと。」

声をかけながら大河の潜りこんでいる毛布を引き剥がす。


……?なんだこれは。

基本的には、大河だ。しかし、頭には…トラ耳!?あぁ。

「大河、何だ?ドッキリのつもりか?こんなパーティーグッズで…」

やわらかい髪からのぞく、小振りなトラ耳をはず……せない。
本物だ。こいつの頭からはえてる…
それによくよく見れば、ワンピースの裾がまくれ上がり、細いながらも女の子特有のやわらかさ
を持つ2本のふとももの間から、黄色と黒のしっぽまではえていた。


840 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 05:15:18 ID:wpia5c5F
「大河!起きろッ大変だ!お前ッ、と、トラ!」
「うぅん…なによ、朝っぱらからうるさい駄犬ね…」


朝目が覚めると、その凶悪な顔を驚きに染めた竜児が私を見ている。
…ちょっと、そんなに私のことを見て…
そこで頭と腰のあたりに違和感。何だ、これ…しっぽ!?

「ちょっと!何よこれ、どういうことッ?」
「俺だってわかんねぇよ、それに学校、どうすんだよ」
「まさか本当に、肉ばっかり食べてたから………っ、あ、あんたのせいなんだからっ」
「ふざけんな!お前が毎日、俺を脅迫して肉喰ってたんだろが!
 もう知らねぇッ、顔洗ってさっさとメシ食って行くぞ」
「あ…」



その日から大河は、頭にトラ耳、スカートからはトラしっぽと、傍から見ればコスプレとしか
言えないカッコで登校していた。
俺はというと、あんなことを言ってしまったが、このままでは心配なので、大河のメシから
肉という肉を無くした。数日すると、だんだんと耳が小さくなっていく。

ある日、興味本位で買ったマタタビを大河に与えると、大河は酒に酔ったかのように、
ごろごろとマタタビを持つ俺に体をこすり付けてくる。

「ネコ科…」

しばらく大河で遊んでいると、床でごろごろしていたため、大河の着ているワンピースの裾が
まくれ上がってきた。
大河は、まったくそのことを気にしていないらしい。

ゆっくりと、しかし確実にあらわになる大河の細い、それでいてムニムニの白いふともも。
俺は、まくれ上がっていく様子をただただ見つめることしかできない。

そして、マタタビのせいか、ほんのり上気したふとももの付け根にある、大河の外見よりも
ちょっぴりオトナな下着が俺の目に飛び込んだ瞬間ッ━━━━



「…あしたは肉にしよう。」


そう決意した。

841 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 05:19:49 ID:wpia5c5F
おわり

842 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 07:52:54 ID:SVouZzGq
尾張

843 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 08:30:28 ID:3mBQt97X
またたびって、媚薬効果でメロンメロンになってるだけで、酔ってるわけじゃないらしいよ?
あげすぎると死んじゃうしね。

844 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 09:57:43 ID:vVljNXye
むしろその方が妄想かきたてられるんだが…

845 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 12:49:09 ID:ebSkfbnY
初回使いすぎてぐちゃぐちゃに乱れ最高に幸せそうな顔をする大河と結ばれる
しかし使いすぎは危険な事を知り
賞味期限のように危険なラインからさらに余裕をとった量しか使わなくなる

大切な大河にもっとあの時のように感じさせてあげたいと思う素直な気持ちと
大切過ぎて壊してしまいたくなる、倒錯した気持ちにかられ、自分に怯える竜児

846 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:48:01 ID:Rq0a9edf
このスレに触発されて書いてみたんだが、上手く書けなかったよorz
酷い文章だと自分でも思うがどこを直したらいいか分からないのでアドバイス頼む

847 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:48:41 ID:Rq0a9edf
拍手と爆笑に包まれた体育館。
一見すると全てが作られたように見える生徒会長選挙の影で必死に涙を堪える北村に気づいた人間は何人いるのだろう。
「北村・・・」
能登はかけてやれる言葉も見つからず、肩を組んでやることしか出来なかった。
なにも言わなくていい。泣いたっていいんだぞ。泣くなよ。
・・・今の北村を元気付けられる言葉は見つからない。
傷ついた友人を、ただ見ていることしかできないのがこんなにも辛いとは思わなかった。
そして
「やっぱり木原は・・・」
能登は見てしまった。北村が会長に告白した直後の木原の顔を。
本人は平静を装ってるつもりなのだろう。だが、内心の驚愕が顔に滲み出ていた。
あれは間違いなく・・・
北村の事はもちろん気になる。でも木原の事もすごく気になるのだ。
どうすればいい?俺はなにをすればいい?俺に何が出来る?
考え続けていたが結局答えは見つからなかった。

848 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:49:07 ID:Rq0a9edf
数日後
逢坂大河が停学処分を受け、狩野先輩は留学。北村は失恋大明神になり多くの生徒から慕われるようになった。
それ以外は全て元通り。みんなまた退屈な日々を歩みだしているように見える。
だが、違う。
「ん?どうした?俺の顔なんか見て」
「いや、・・・なんでもない。昼の放送頑張れよ」
「おう。ありがとう」
能登は感じ取っていた。北村はなにか悩んでいる。
多分、狩野先輩への未練で。
北村は・・・いや、北村だけじゃない。
「麻耶、大丈夫?最近顔色悪いよ?」
「・・・うん。大丈夫。ありがと。奈々子」
「気にしないで。相談があったらいつでもして。私に話すだけでも、気が楽になることもあるかもしれないし」
木原は<笑顔>をしなくなった。いや、まったく笑わないわけではない。
ただ、能登の気に入っているあの屈託の無い、明るい笑顔を彼女はしなくなった。
この2人はまだ歩み出せていないようだった。
「能登っち、どうしたの?早くいかないとパン売り切れちゃうよ?」
「・・・今日はいいや。なんか、気分じゃない」
「どうかした?最近顔色良くないけど」
「いや大丈夫だ。気にすんな」
友人との会話を終え、能登は普段はほとんど人がいない屋上へと向かう。
立ち止まっている友人をどうすることも出来ない現実から逃げたくなったのだ。
一人でゆったり、持ち込んでいるIPODでも聞いていればいい気分転換になるはず。

849 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:49:48 ID:Rq0a9edf
かし、逆に現実に引き戻される事になってしまう。
「き、木原?」
「能登?なんでこんなとこにいんの?タイミング悪」
普段は誰もいないはずのここに、よりにもよって一番会いたくない人がいてしまった。
「俺だって悪気が合ってこのタイミングで来たんじゃねえよ。ってかそっちもなんでこんなところにいるんだよ」
「・・・なんでもない。あんたには関係ないじゃん。さっさとどっかいってよ」
いきなりのケンカ腰。
だが悲しみも感じ取れる。それにこの表情・・・。
「お前の都合なんて知るかよ。俺はここにいたいんだ。・・・・・・やっぱ北村のことなのか?」
「ハ?なに勝手に妄想しちゃってんの?キモ」
言ってることは敵意剥き出しの怒りに満ちたものだったが口調はどこか弱々しかった。
ーーーーやっぱりそうか。
こんな姿見せられたら、見捨てられるわけないじゃないか。ーーーー
「俺に切れるのはいいけど、もっと考えるべきことがあるんじゃないか?」
「・・・うるさい」
木原の心に踏み込んでみる。
もしかしたら、嫌われるかもしれない。でも、
「まあいいけどさ。悩み事って誰かに相談すると結構楽になるもんだぞ?」
「なんであんたなんかに話さなきゃいけないわけ?」
今の木原を放っておくなんて出来なかった。
「別に話す相手が俺じゃなくてもいいんだって。ただ、さっき言ったことは事実。試しに話してみてもいいんじゃないか?」
「・・・・・・・・・・」
沈黙。
ーーーー結局俺なんかじゃ何もしてあげられないのか。
余計な口挟んだんだ。嫌われるよな・・・ーーーー
そんな思いから逃げ出しそうになってしまう。

850 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:50:41 ID:Rq0a9edf
だが逃げ出す前に
「なにがなんだが自分でもわからないよ・・・」
彼女は口を開いた。
「いつから好きになったんだろ・・・気づいたら好きになってた。
 それで、まるおのこともっと知りたいって思ったし、知ろうとしてた。
 でも、今回の事で私は何も知らなかったんだって気づいたの」
「別に何も知らないわけじゃないだろ。あいつの鈍感なところとかちょっとずれてるところとか知ってるじゃ・・・」
「ううん。全然分かってないよ。まるおがグレた時、理由が全然わからなかった。
 振られたときだって一番辛いのはまるおなのに、自分のことで精一杯でタイガーみたいに会長を問い詰めたり出来なかった。
 まるおを慰めてあげることも。
 タイガーだって実質振られたばっかなのにね。私とは大違い・・・。
 私もそんな風にできるよう頑張ってるつもりなんだけど・・・全然駄目」
自分の言葉を遮る形でそういわれて思った。
木原は優しいんだ。
それに人の優しさにも気づける。だから自分より優しい人と比較して劣等感を抱いていしまう。
それでも努力できる、前に進もうと出来るのはすごいと思う。そう思うと自分はなんて情けないんだろう。
能登は北村に少し劣等感を抱いていた。
なぜ北村が眼鏡を外すとかっこいい、コンタクトにしたほうがいいと言われ自分は何も言われないんだ、とか。
自分でも気づいてはいるのだ。北村は自分よりも見た目、性格だけじゃない、様々な面で優れている事を。
後夜祭の時、理由はわからないがどこか悲しげなタイガーを、励ますように踊りに誘ったのを見て強くそう思った。
それでも劣等感を抱くことしか出来ない。北村のようになろうと努力できたことは・・・ほとんどない。
「こんなやつ、相手にされるわけ無いよね・・・」
だからこれからは北村に近づけるように・・・傷つき、立ち止まった友人を助けられるように努力してみようと思う。
北村が振られた時、自分は何もしてやれなかった。そのことを思い出して強く思う。
ーーーーもう、目の前で傷ついている友人を救えないなんて御免だ。ーーーー
「そんなこと無いって。木原がそうやって人のよさに気づけるところ、北村はちゃんと分かってるだろうし魅力あると思ってるって」
最大の勇気で言葉を紡ぎ出す。心は痛くなる一方だけど。
「あの鈍感なまるおがそんなこと気づけるとは思えないよ。てかさっさと気づけっっつーの!まるおのバカ!!」
木原から、少し暗い感情が抜けたような気がした。
そして、元気を取り戻そうとしているように見えた。だから
「そうだな。鈍感すぎるぞ!大先生!」
俺も加勢してやる。相手が分かるのを待つのもいいが自分から告白したほうがいいのでは?
など、いいたいこともあったが今はいい。
少しでも木原が元気になるなら。それで。

851 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:51:19 ID:Rq0a9edf
「ありがとう。な〜んか気が楽になったみたい」
「おう。よかった。じゃ、そろそろ教室戻るか。腹も減ったし」
どうやら、少しは役に立てたようだ。
もしかしたら好感度も上がったかもしれない。
などと、喜んでいた矢先
「やっぱりちゃんと想いを伝えてみるよ」
「・・・・・・・・・えっ?」
驚くべき発言を聞いてしまう。
ーーーー聞き間違いか?今、小声で告白するって・・・ーーーー
聞き間違えなんじゃないかというわずかな希望を胸に、木原の顔を見る。
木原は何事もなかったかのように歩いている。
安堵すると共に、ついつい頬が緩んでしまう。だから
「なにニヤニヤしてんの?キモいんだけど」
にやけた顔を見られてしまった。
「な、なんでもねーよ」
ーーーー最後の最後でやっちまった−−−−
半ばやけくそ気味に走り出す。
だから能登は見ることが出来なかった。木原の顔に<笑顔>が戻っていたことを。
「能登・・・。ありがとう。」

翌日の放課後、昇降口
帰りにCDショップでも寄っていこうかと思った時珍しい顔を見た。
「・・・大先生?めずらしいじゃん。今から帰り?」
「ん?お、能登か。今日はちょっと調子悪いんで今から帰宅だ。途中まで一緒に帰るか?」
「お、おう。そうしよう」
なんだろう。昼休みが終わってから北村はなにか違う。
端から見ればいつも通りなつもりかもしれないが、1年の頃からのクラスメートだからわかる。
あのこととは別に、また何か悩みがあるような、そんな感じがした。だから
「帰りにスドバ寄らね?調子悪いみたいだから無理にとは言わないけど」
「うーん。・・・わかった、行こう」

852 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:52:36 ID:Rq0a9edf
そういえばどうだ?昼の放送。なかなか盛り上がってるか?」
「好調な滑り出しだと思うぞ。ただゆりちゃん先生泣かせちゃったのはどうかと思う」
「まあまあ。先生ご本人がいいとおっしゃったんだからいいじゃないか」
ーーーやっぱり何かあるなーーー
たわいのない会話の中でも能登は違和感を感じ取っていた。
「・・・北村。何かあったのか?・・・・・・今日の昼」
「(!?)ん?どうしてそんな事聞くんだ?特に何もないが。」
一瞬の動揺を能登は見逃さなかった。
間違いない。北村はまた何か悩んでいる。
今度は嫌われてしまうかもしれない。だが、やっぱりなにかしてやりたい。
「嘘つくなって。わかるよ、それぐらい。話してみてくれないか?少しは力になれるかも知れない」
「・・・・・・・・・」
沈黙。
昼と同様の状況だがもう能登は逃げようとしない。
決めたのだ。なにが出来るはわからない。もしかしたら何もしてあげられなくて、辛くなるかもしれない。
でも、一番辛いのは相手なのだ。
そんな相手を放っておくことは、もうしない。
ただ真っ直ぐ北村を見る。
そんな思いが通じたのか北村も口を開いた。
「実は今日の昼、告白されたんだ」
「・・・ゲホッゲホッ」
思わず噴出す。
ーーーーまさか、木原が?やっぱり聞き間違いじゃなかったのか?ーーーー

853 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:53:23 ID:Rq0a9edf
「1年生なんだけどな。正直かわいい後輩だとは思っていたが付き合うつもりはなかった」
安堵してしまう自分がいる。
昼は告白するのを、内心勧めていたのに。
「それって大先・・・北村は悪くないんじゃないか?」
「振った事に対して心が痛まないでもないが、そうじゃないんだ・・・」
北村のトーンが下がる。きっとなにかあるんだろう。
北村が話せるようになるまでの能登は言葉を待った。
「そのとき、俺はその子と会長・・・は俺か。すみれ先輩と比べてしまったんだ。
 あの人への想いは、もう断ち切ったつもりだったんだがな。
 こんな姿見られたら、軽蔑されるだろうな・・・」
やっぱり、狩野先輩への想いに囚われていたか。
無理もないと思う。
お互い好きあっているのに、あんな形で別れたのだ。
最後の最後にお互いの想いを知ることが出来たとはいえ。
「比べるってことはさ、北村は狩野先輩とその子を同じ[好きになれる人]かどうかを比べたんだよな?」
「??ああ。そうだな」
無理に狩野先輩のことを忘れさせようとすれば傷ついてしまう。
だからといってこのままではずっと囚われたままになってしまい、前に進めない。
北村を傷つけず、その上で前に進ませる方法・・・。
能登にはひとつしか考え付かなかった。
「じゃあさ。今度からは好きになれる人かどうかじゃなくて一緒に進みたいと思える人かどうかを考えれば良いんじゃないか?」
「・・・え?」
「北村にとって好きな人は一緒に進んで行きたい人だったんだろ?
 でも北村はその好きな人、つまり狩野先輩には追いつけないって思ったんだよな?俺はそう思わないけど。
 ってことは今は憧れの対象で、目指すべき目標ってことだろ?
 なら、本来の好きな人・・・一緒に進みたい人かどうかを考えればもう比べなくても済むんじゃないか?」
「・・・・・・・・・」
自分でも無理なことを言ってるのは分かってる。
北村は今でも狩野先輩を一緒に進みたい人と思っているだろう。
だが今の北村を救うためにはこう考えるしかないと能登は思った。
「・・・・・・・・・そうだな。能登の言うとおりだ。
 よし、お礼に明日の放送にゲストとして出演できるようにしておこう」
北村は笑った。
力になってあげられたかどうかはわからない。
それに、まだ迷いがあるようにも見えた。
だが、前に進もうともしているのは確かだ。
ならそれでいい。
「ゲスト出演っていっても俺、失恋話とかないぞ」
傷ついたまま立ち止まっているよりは全然いい。

854 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:54:14 ID:Rq0a9edf
それから数日、木原は北村に積極的になっていった。
その後、クリスマスパーティにて。
「いやあ〜、アツアツですなお二人さん」
「よかったな北村。おめでとう」
「からかうなよ春田。高須、ありがとう」
「あらあら。随分嬉しそうね。麻耶、おめでとう」
「ありがとう、奈々子」
2人は付き合い始めた。
歩み始めたのだ。2人一緒に。
能登には2人が輝いて見える。
彼らの背中を押してあげられたことに対する、達成感もある。
本当によかった。本当に。本当に・・・。
「・・・え?」
気づくと能登は涙を流していた。
友人に見られたくなかったので、外に出る。
ーーーーなんでだ?あいつらはあんなに幸せそうだし、俺自身だってよく頑張れて、よかったと思う。
自分の想いなんて、どうでもいいじゃないか。ーーーー
いくら言い聞かせても絶えることの無い少年の涙は、冬空に消えていった。


3月下旬の終業式
能登だけは未だ、歩み出せていない・・・

855 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 14:59:19 ID:Rq0a9edf
終了
酷い上に長くなってしまった すまない
こんなことになるなら中高の時ちゃんと国語聞いとけばよかった
手間をかけさせて申し訳ないが話が飛んでるところはどんな描写を入れたらいいのか
話の内容はどうすればよかったのか、どうすればもっと良い文章が書けるのか
具体的に助言お願いします


856 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 15:09:45 ID:6/asd2WM
能登×木原かと思ったら能登が鬱展開ワロタw

857 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 15:16:30 ID:nLQYJVxL
能登・・・。
俺はおまえのいいところ、ちゃんと分かってるぞ。

858 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 15:22:59 ID:wMiXvMPe
まさかの能登鬱展開orz
あれ?でもこの展開は本編にも影響及ぼすような・・・GJ!

859 :【片羽のエンジェル大河。】:2009/02/28(土) 15:56:03 ID:MxK5+8io
埋め9巻大河。何かポエミーなのは「エースは3つに分けられる」の
ガイドライン、の魔改造だから。

---------------------

 竜児のこと 好きな気持ち
 全部消し去るつもりだった
 でも できなかった

 こめかみの傷をかかえて たどり着いた場所は
 ママに契約解除されたマンション
 誰もいない もう竜児も来ない部屋
 竜児が掃除してた家具も 皆処分されてしまう
 それがなんだか 悲しくてしょうがなかった

 でも 表で
 私を待っててくれたひとがいたの
 あの日も 私は彼に助けられたの

 このまま ずっとひとりで
 生きていくのかもしれない
 でも ほんとうにひとりで
 私生きていけるんだろうか

 私を変えたのは
 そばにいてくれた人の存在 だと思う
 そばにいてくれるのならば
 親とも またやり直せるかもしれない
 でも そんなこと不可能かもしれない

 私はもう ここに居られない
 学校も辞めることになってる
 だから最後に はじめてのアルバイト
 パティシエ姿の竜児を 携帯で撮って
 そして それで最後に しようと

 それが正しいのかなんて わからない
 人生の正しい選択肢なんて
 全部終わって 初めてわかるのかもしれない
 進路希望とか 将来のことなんか
 今は何も見えない だから 私何も願わない

 ああ したいことあった
 普通に恋をしたかった 竜児と
 そして探したい 将来を探したい ふたりで
 いつからか 私そう思うようになってたんだ
 そんな未来 見てみたいって
 もう叶わないけど

 竜児 ちゃんとバイトに来るかな?
 会ったら渡したいの 伝えたいの
 ねえ 竜児 私のチョコ嬉しい?
 ほんとうにありがとう 竜児
 ――好きだったよ
 じゃあね ばいばい

 <Fin>

860 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 16:00:24 ID:W5excg7W
能登゚(゚´Д`゚)゜

861 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 16:00:53 ID:A6pbB/2C
>>885
能登がまるであーみんのポジションにいるようだ…
彼に光あれ

862 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 16:08:20 ID:TxamQajz
495.90kB

863 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 16:13:13 ID:m915C5ao
>>855
文章に問題はないと思うよ。

ただ約物の使い方は憶えよう。
具体的にはダッシュの代用で音引き使うのと
三点リーダーの代わりに中黒使うのはやめよう。

864 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 16:22:32 ID:EYhLPuzR

【田村くん】竹宮ゆゆこ 11皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235805194/

865 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 16:47:15 ID:bQlVY09b
>>459
伝説の美少女「手乗りタイガー」こと逢坂大河ですね、わかります。

エースコンバットゼロか・・・。久しぶりにやってみるか

866 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 17:02:33 ID:AYCvt8Ar
>>864


867 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 17:26:44 ID:IkFolwTZ
スレの容量オーバーってwAAスレかよw

868 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 17:36:13 ID:Rq0a9edf
>>863
約物の使い方、全然わかってなかったよ 優しい助言に感謝!

馴れ合いウゼーって言われそうだが最後にひとつだけ
わざわざ駄文読んでくれたみんな
ありがとう
>>864


869 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 22:47:11 ID:AYCvt8Ar
そろそろ皆次スレに移行してるのかな?

870 :名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 23:12:29 ID:gLigds5T
この板はエロパロ&二次創作のためにある。
このスレはとらドラ!のSSを書き手が投下し、読み手がそれを読むためにある。
決して原作やPSP版の展開、内容を予想するためにあるのではない。
原作やPSPの展開を予想したいなら専用の板、専用のスレにいってしてくれ。
無駄にスレ容量、レス上限を消費することになるから

871 :名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 01:33:08 ID:QIej38Fb
さ、みんな新スレに移動したし埋めネタ投下します。

新スレじゃ奈々子様降臨してるけど、あみ×ドラいきますね。
「喰わずなんとか」 エロは無いんで申し訳。9レスほどいただきます。
よろしくお願いします。

872 :名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 01:33:31 ID:QIej38Fb
「おはようございまーす」

超人気モデル川嶋亜美は元気よく挨拶して都内スタジオに入った。
午前中にモデルの撮影を終え、これからは人気番組に初出演で
内容は相手のキライな食べ物を当てるゲームだ。

「あぁ、君が川嶋亜美ちゃん?すごくかわいいねぇ〜今日はよろしくね」
「あ、はい。初めまして川嶋亜美です。よろしくお願いします」
「そうそう亜美ちゃん、今日裏で料理作ってくれる人の中にすごい目つきの悪い奴が居るから目を合わせないようにね」
「そんな人居るんですか?亜美ちゃんこわーい!」
「そんなときはおじちゃんが守ってあげるから!」
「じゃあ助けてくださいね!(ウゼーwww)」
「僕はね、君のお母さんの安奈さんとは昔から…」

と背の高い二人組みと挨拶して軽く談笑する。
スタッフが二人組みを呼び、打ち合わせに行くと亜美は興味本位で裏を覗きに行くことにした。
(まさか高須君より怖い目つきなんてそうそう居ないわよね〜)
セットの裏に回り、ヒョコッと顔だけ出して目の前に広がる光景に驚愕した。

873 :名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 01:34:58 ID:QIej38Fb

       * * *

時を遡る事昨夜。高須竜二は『毘沙門天国』で料理を作ることになっていた。
泰子こと高須竜二の母親が仕事場『毘沙門天国』でつい息子自慢をしてしまい
料理ができるという事を証明するために今、調理場で腕を振るっている最中だった。

「魅羅乃ちゃんの息子さん!料理ホントに美味しいよ!」
「ありがとうございます」
「でしょ〜?竜ちゃんは本っ当にいい子なの!!」
「じゃあ、魅羅乃ちゃん、ちょっとお願いなんだけど息子さん貸してくれない?」
「ダメ〜!竜ちゃんは貸し出し禁止〜!」
「え〜!? とりあえず聞いてよ〜。僕の職場に料理番組?みたいのがあるんだけど
 今料理のアシスタントが居なくてね〜
 ちゃんと交通費+日給だすからさぁ〜奮発するし日曜日だし〜」
「ど〜するぅ〜竜ちゃ〜ん?」

竜二は悩んでいた、いや、悩んだのは一瞬だった。
プロの料理を見てみたいしお金ももらえるなんて素晴らしいじゃないか!

「その話是非お受けたいのですが…」
「本当かい!?じゃあ明日9:00に大橋駅で!大丈夫かい?」
「分かりました!」

そして竜二は翌朝車で都内スタジオに案内され、今日の料理スタッフとしてプロデューサーに紹介された。
その目つきでその場に居たスタッフは全員凍りついたのは(故意にではない)想定の範囲内の話。



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