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【田村くん】竹宮ゆゆこ 9皿目【とらドラ!】

1 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 01:40:05 ID:T/vQAiI7
竹宮ゆゆこ作品のエロパロ小説のスレです。

◆エロパロスレなので18歳未満の方は速やかにスレを閉じてください。
◆ネタバレはライトノベル板のローカルルールに準じて発売日翌日の0時から。
◆480KBに近づいたら、次スレの準備を。

まとめサイト
ttp://yuyupo.web.fc2.com/index.html

エロパロ&文章創作板ガイド
ttp://www9.atwiki.jp/eroparo/

前スレ
【田村くん】竹宮ゆゆこ 8皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232123432/

過去スレ
[田村くん]竹宮ゆゆこ総合スレ[とらドラ]
http://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date70578.htm
竹宮ゆゆこ作品でエロパロ 2皿目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180631467/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 3皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205076914/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 4皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225801455/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 5皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1227622336/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 6皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229178334/
【田村くん】竹宮ゆゆこ 7皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230800781/

2 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 01:40:54 ID:T/vQAiI7
☆☆☆狩野すみれ兄貴の質問コーナー☆☆☆


Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A「基本的にはそうだな。無論、自己申告があれば転載はしない手筈になってるな」

Q次スレのタイミングは?
A「470KBを越えたあたりで一度聞け。投下中なら切りのいいところまでとりあえず投下して、続きは次スレだ」

Q新刊ネタはいつから書いていい?
A「最低でも公式発売日の24時まで待て。私はネタばれが蛇とタマのちいせぇ男の次に嫌いなんだ」

Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A「容量は4096Bytes、一行字数は全角で最大120字くらい、最大60行だそうだ。心して書き込みやがれ」

Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A「あぁん? てめぇは自分から書くって事は考えねぇのか?」

QこのQ&A普通すぎません?
A「うるせぇ! だいたい北村、テメェ人にこんな役押し付けといて、その言い草は何だ?」

Qいやぁ、こんな役会長にしか任せられません
A「オチもねぇじゃねぇか、てめぇ後で覚えてやがれ・・・」

3 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 01:55:42 ID:YHkFqvq+
ジャイアント乙

4 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 01:58:15 ID:7lK4cC/5
1乙

5 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 02:05:29 ID:VAHn3hgN
>>1乙だぜ!!

6 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 02:07:40 ID:q7ky+ZJd


7 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 03:24:36 ID:Zek7pccd
乙〜


8 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 10:12:36 ID:3NdsaEYi
乙b

9 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 10:48:58 ID:zVpF4CiR
乙なのよな

10 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 11:46:12 ID:qFE78t8M
乙shit

11 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 12:35:42 ID:nI+hWLpX
これより連投します。タイトルは「白い脚」



12 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 12:36:09 ID:nI+hWLpX

休み時間、竜児が廊下の隅の自販機コーナーに行くと、自販機の列の隙間から見覚えのある脚線美が二本、
にょきっと突き出していた。
「おう川嶋、お前またそんなトコに」
「あら高須クン、いらっしゃい」
二本のあらわな太腿の真正面に立ち、そのあいだをえぐるようにギラつく目で見下ろす。
キラキラした大きな瞳がその凶悪そうな顔を嬉しそうに見上げる。
「昼休み以外は使っちゃいけないんだぞ、規則で」
「へ〜、そういう高須クンはなにしに来たのかなぁ〜?」
缶入り紅茶をちびちびやりながら、ちわわが尻尾を振るみたいに長い脚をばたばたさせる。なんかもう見えそうだ。
しゃがみこんで同じ目線になった竜児が言う。
「それちょっとだけ飲ませて」
「…え!?」
「い〜じゃん、ちょびっとだけ。あんま金ねーし」
「ちょっと高須クンそれって…」
目の前のつるつるした膝小僧を両手でグッと掴み、力を込めながら
「飲ませてくれないと、お股開いちゃうぞ〜」
そのまま左右に割るように開いていく。
「ひゃああああっ、だめっ、なにするの、ちょっと」
脚を開かれまいと必死に抗う亜美。力を込めた太腿がぷるぷると震える。しかし、所詮は女子。男の力には勝てず、
白い腿がゆっくりと開かれていく。
「ほ〜らほ〜ら、見えちゃうぞ〜、そ〜らそ〜ら、ご開帳〜」
股が割られるにつれ、スカートの裾がじりじりとめくれ、白い布で隠された秘所があらわになっていく。匂いたつ女子の芳香。
「どぉ〜だぁ〜、飲ませる気になったかぁ〜」
「ふえええ、ひっく、ぐすん… いいよ、あげるよ、高須クンの好きなだけ」
「お、そうか、わりーな、少しでいいんだ」
恥ずかしげにうつむく頭をナデナデしてやり、缶を受け取って少しだけ口に含んでから、彼女に戻す。
「(ゴクリ)うめぇ〜 サンキュー川嶋」
「……」
頬を赤らめて返された缶をじっとを見つめる。口唇がためらうように震え、喉がゴクリと鳴る。
(これって、間接キッスじゃ〜〜ん… キャッハーー)


13 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 12:36:38 ID:nI+hWLpX

「ん、どうした、川嶋?」
そう言いかけて竜児は、同級生の美少女をあたかも自販機の隙間に追い詰めているような体勢を取っている
自分に気づく。
「…なんか俺、お前を襲ってるみてェだよなコレ」
「マジで襲われてたんですけど、さっき」
「いやあれはちょっとふざけてただけで」
「もお〜 君はいったいなんなの高須クン!? いきなり女の子の脚開いたりなんかして。友達じゃなかったら
紅茶ぶっかけてやるところなんだから〜 ごくごく」
そう言いながら、なぜか上機嫌で缶入り紅茶を一気飲みする亜美。
その彼女の言葉が竜児の頭の中で反響し、何かのスイッチを入れてしまった。
「紅茶ぶっかけて、やる…?」
彼女の頭につと腕を伸ばし、
「…ぶっかけ、か」
長い髪を指でまさぐる。
「ブハッ、なっ、なに?」
思わず紅茶を吹く亜美。
「ぶっかけ、いいよな…」
「ななななななんなの!?」
「ぶっかけはAVの真髄、男の美学だぜ」
「ちょっとどうしちゃったのいきなりあたしをどうする気?」
すっくと立ち上がり、彼女の頭を両手でむんずと掴んで自分の股間にぎゅっと押し付け
「!!!!!!」
そのまま腰を前後に激しく振りながら
「ああっ、好きだっ川嶋! お前が好きなんだっ川嶋! おっ俺もう、イク、イクー!」
と叫びそして
「かわしまぁーーー …うッ」
と果てた、ふりをした。
「……」
亜美は目を大きく見開いて手足を投げ出してひくつかせている。白のパンツが丸見えだ。
「ふぅ… なんてな。冗談だよ冗談。俺が悪かった」
「……なぁにが」
全身をわなわなと震わせている亜美。
「ん? どうした川嶋、気分でも悪いのか?」
揺さぶられて乱れた髪を整えてやる。
「いきなり頭ブン回したもんな、脳震盪でも起こしたかな? おーいしっかりしろ」
「……なぁ〜にが、お前が、好きなんだ、…じゃあぁ〜〜」
「しっかし、ぶっかけじゃねェなこれじゃ、ゴックンだ。こりゃまった失礼しましっ」
「死に晒せおんどりゃあーーーーーッ」
スチール缶の掌底が竜児の股間に炸裂した。
「ぐぎゃああああああ!!」
もんどりうってのたうちまわる竜児。ひしゃげたスチール缶がリノリウムの床の上を跳ねていった。


14 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 12:37:03 ID:nI+hWLpX

次の授業中、竜児が席に付いてやや前屈みで授業を受けていると、折りたたまれたメモが回ってきた。
(To 高須 From 逢坂)
股間の激痛をこらえながらメモを開く。

『さっき廊下からあんたの声で「お前が好きだ川嶋」って聞こえたような気がするけど、あれって何?
ひょっとしておめーばかちーに告った? ばかちーなんてった? 説明するよな? 説明しろよオラ』

どううまいこと言い逃れようかと考えていると、別のメモが来た。
(To たかす君 From みのりん)
震える手でメモを開く。

『さっきの叫び声はなんなんだ高須君? イクイクって何? ひょっとして射精? ほんとに発射した?
マジで学校でやった? まさかあ〜みんのあそこに一発ぶちかました? 説明したまえ高須君!』

こりゃマズいことになったと頭を抱えていると、また一通。
(To 高須君 From まや)
あなたまで何なんですか木原さん。

『さっきから亜美ちゃん、頭から湯気出して高須君の方ガン見してるんだけど、高須君なんかやったの?
さっき二人で叫んでたみたいだけど、彼女にヘンなことした? もしそうなら絶対に許さないよ高須君』

思いっきりヘンなことしましたよ〜 許してくださいよ〜 とひとりごちていると、さらに一通。
(To 高須さま From 香椎)
奈々子様まで。

『            女 の 敵            』

がっくりと首を垂れていると、隣の席の北村があきれたように、
「高須、まったくお前って奴は… 変態なのは別にかまわないが、学校では程々にな」


15 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 12:37:25 ID:nI+hWLpX

授業が終わって竜児が帰る準備をしていると、後ろからいきなり女子の腕がヘッドロックをかましてきた。
「おわっ」
「ねぇ〜〜〜 た・か・す・ク・ン」
「いでででで」
ギリギリと締め上げられる。
「さっきはよくもまぁ、あんなマネしくさってくれたわねェ〜」

「うお〜い、あ〜みんリベンジキタコレ! 及ばずながらこの櫛枝も加勢しますぞ!」
「ばかちーなんなら木刀貸すわよ」
「ちょっと亜美ちゃん落ち着いて! 好きな子にDV振るうなんて良くないわ、まるおも止めてよー」
「うむ、見事に決まったな、もう逃げられんぞ高須」
「あの変態に近づいちゃ駄目よ麻耶ちゃん、無理やり口唇を犯されて口内射精されちゃうのよ」
射精なんかしてねェ、マネだマネ。ちょっとふざけただけだ。それよりもう勘弁してくれ。さっき、
スチール缶がベコッと潰れるくらいの衝撃を急所に喰らったってのに。
「こ、この変態エロ犬〜〜 スチール缶がヘコむくらいじゃ生ぬるいわ、この女子の敵! スチール缶を
貫通するぐらいの致死的な一撃を急所に加えないと! わたしが成敗してくれるわ!」
「ちょっとなにそれ、高須君ったらマジでそんなこと亜美ちゃんにしたの? …この変態! ド淫獣!」
「しょうがないさ木原、高須は真性の変態で超が付く淫獣なんだ… 多少は多めに見てやってくれ、
人は呼吸しないと死んでしまうんだよ」
「それって自分のコト言ってるんだよね、北村君?」
「はっはっはっ、そんなに褒めるなよ櫛枝、照れるじゃないか」

「さっきの落とし前をつけてもらおうじゃないの」
豊かなバストが竜児の背中にぐいぐいっと押し付けられる。
「今度の休み、この亜美ちゃんにたっぷり付き合ってもらうからね!」

「なんでそうなるんだよ〜!」能登が喚いた。
「あーオレも亜美ちゃんに落とし前つけさせられてぇ〜」春田が叫んだ。
「やれやれ、相変わらず亜美も変態だな」北村が言った。

                                      続きます

16 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 12:51:18 ID:O4e/xmpR
ここまでキャラの原型壊して臆面も無く投下して恥ずかしくないの?

17 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:01:22 ID:rOGsnPh7
>>16
スルーできない自分が恥ずかしくないの?

最近竜児が壊れてきてるな。性的な意味で。

18 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:02:14 ID:xwuzE0rp
二次創作にマジレスしちゃって恥ずかしくないの?

19 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:02:44 ID:xwuzE0rp
>>18
>>16

20 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:03:16 ID:PI7nX9AY
壊れてんのは竜児だけだしいいんじゃね
まぁSSではないかもだが、あくまでここはエロ「パロ」スレだしな

21 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:15:52 ID:nI+hWLpX
>>16
いやお恥ずかしい

22 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:39:56 ID:wU6UAgyo
まぁまぁ、そう言わずに、続編もこの調子でかましてください。
しかし、横浜紀行といい、これといい、亜美ドラが増えたな。
いいことです。

23 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:58:28 ID:NG/0PzIg
っていうか、
こういう爆弾をカマスなら、是非「別荘でお風呂に誘われた」事を言い訳にして欲しかった。
で膝をもてあそぶとか服の上から体の線をなぞる。b
位までなら良いけど、その後の展開は、学校内で許されるのは祐作か大河が相手の場合だけだろうな。

父親不在、母子家庭で育ってるから、無責任な行動を取らないよ。
取れるのは、冗談だと理解してくれる人。

24 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 13:58:36 ID:8uTCqjNm
あみドラ!もいいけど…
みのりん分が不足してきた…

25 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 14:12:47 ID:wU6UAgyo
前スレでは、キャラ崩壊どころか、ラップもどきの代物まで横行していたのだが?
そっちは良くて、この作品が叩かれる理由というか、カラクリは何だね?
なんか気色悪いんだよね。

26 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 14:54:19 ID:ZYRynOg2
単純に面白いか面白くないかじゃないか?

27 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 14:57:51 ID:wU6UAgyo
>単純に面白いか面白くないかじゃないか?

面白くなかったらスルーが約束じゃないのか?
その約束がこのスレでは無効になったということか?
なら、言わせてもらおう。俺は、この作品は評価するが、書きながら投下等で前スレを散々に引っかき回した
例のラップもどきは、つ・ま・ら・な・い
これでいいんだな?

28 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:06:24 ID:q7ky+ZJd
気持ちは分かるが見苦しいからやめろ
馬鹿相手にして一緒に馬鹿になるなよ

29 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:09:55 ID:FehaoHd6
面白くなかったらスルー、
それができない奴もスルー、
もしくはお前相手にされてないよという意味の一言
(ハイハイワロスワロスとか?)で流す、でいんじゃね

30 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:17:28 ID:C26SeE7U
>>25
このスレはどうも声がでかいのは数人らしい
そいつらに気に入られないと叩かれまくってる気がする
大多数のROM人は静かに楽しんでるが

31 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:18:39 ID:DbvTiObR
>>29
ハイロウズに見えたw




おまいら大人なんだからスルーぐらいしろって
誰がスルーされてるかくらいちょっとみたら分かるだろ

32 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:34:26 ID:PI7nX9AY
ていうか俺らROMがどう思おうとどうでも良くないか?
感想に対し書き手がどう思うかだろ
むかつく感想に対して書き手が何も言わず去っていくとしたら悲しいが
2ちゃんである以上そういう輩がいるのは仕方ないし
痛い感想に読み手がケチつけるより、そういう感想が的外れだとかフォローしとけよ

33 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:37:24 ID:tRAkulVc
荒れる要素込みの場合は前書きで注意だね。
オリキャラ、キャラ崩壊、鬱展開にマイナーCP、ヤンデレ、NTRなど。
5スレ位まではそれがしっかりしてたからまったり進行だった気がする。
後、エロパロ処女の書き手さんは控え室で経験者にいろいろ教えてもらえるから、のぞいて欲しいな。
個人的には>>11は面白いと思うんだ。


34 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:45:21 ID:Ec1Pho+D
ここは、とらドラ!のエロパロスレです
よって中傷的なレスには、みのりんの「まんじゅうこわいの法則」が成立します
キャラ崩壊しすぎて糞=キャラが弾け過ぎてておもしろっ、という意見となります
もちろんみなみけのエロパロスレでは「カップ焼きそばの法則」が成り立ちます
原作とはあきらかに違うけど、これはこれで……

35 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:58:48 ID:zVpF4CiR
違う
まんじゅうこわいメソッド
カップヤキソバ現象


36 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 15:59:02 ID:sc4YMLWh
てか、二次創作なんだから、
キャラが崩壊しようがなんだろうが、書き手の自由であって、
それを外野がピーピー喚いて否定しても、ただの恥ずかしい子で終わりなんだよ。

37 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 16:00:06 ID:xDXzsJkU
>>27
ラップもどきってどれ?

38 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 16:20:21 ID:z0a5cqOY
>>27
あれはラップじゃなくて福本節を意識してたんジャマイカ?
誰も ざわ…ざわ… 言わなかったけど

39 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 16:43:12 ID:bigpG+Hy
>>27
一応、突っ込んでおくと、書きながらの投下で荒れたのは、前々スレ。前スレでは、区切り方にいちゃもんつけられてた。
でも、あの作者さんは、スルー耐性あるし、ちゃんと反省して、次回に反映させる良い作者さん。
個人的には内容だって面白い。ただ、パロネタ多いから、解らない人にはツマラナイかもしれない。

>>38
言われてみれば、おや?と思う箇所が何箇所か。全然、気付かなかった。



40 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 16:50:06 ID:wU6UAgyo
いや、あれはパロネタ云々は無関係に、底が浅いからつまらない。
スルー耐性というけど、まっとうな批判に対しても外野(?)が過剰に擁護しているのが
何よりも気持ち悪かった。
擁護している輩が全て外野であるとは思えない。

41 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 17:02:15 ID:gcLjzQOz
一発ネタの台詞遊びで何度も〜エンドってしつこい奴とか
執拗に芸風だとか、軽く批判された程度で「どうせ一人が煽ってんだろ」って擁護する奴とか
はっきり言ってもういいから

42 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 17:27:07 ID:1WXdr4NH
>>11は余程深い話に違いない

43 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 17:29:08 ID:nI+hWLpX
これからはネタがないからといって安易に下ネタに走らないようにするぜ
すまね

44 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 17:51:25 ID:qP7eBbe5
>>43
いや俺は面白いと思ったよ。これに懲りずにどんどん書いてください。

45 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 17:52:26 ID:c0DxNpaT
最初に、誰と誰の話、こういう展開、と書いて下さると良かったかも。
読みたくない人は見ないから、叩きや、荒れは抑えられるかもしれない。
と、いうか、亜美が汚されるのが、許せないのが暴れてるのだろう。

46 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 17:55:00 ID:k9phHAJj
>>40
落ち着けー

>>43
俺も面白いと思ってます
続き期待

47 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 18:03:44 ID:zVpF4CiR
、いや……確かにこれは、無条件マンセー出来る仕上がりでは……

48 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 18:45:37 ID:FehaoHd6
>>40 >>41
自演乙。

49 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 18:50:51 ID:wU6UAgyo
29 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/01/26(月) 15:09:55  ID:FehaoHd6 Be:
    面白くなかったらスルー、
    それができない奴もスルー、
    もしくはお前相手にされてないよという意味の一言
    (ハイハイワロスワロスとか?)で流す、でいんじゃね

と、言ったそばから、

48 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/01/26(月) 18:45:37  ID:FehaoHd6 Be:
    >>40 >>41
    自演乙。

と、くる。
この矛盾した行動は何だ? 恥を知れ!


50 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 18:52:19 ID:DUKcnUYO
つまんないもんをつまんないって言ってなにが悪い?言われたくなきゃ投稿すんな

51 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:01:37 ID:FehaoHd6
ハイハイワロスワロス

52 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:02:41 ID:1WXdr4NH
ID:wU6UAgyoの必死さが面白くなってきたw

53 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:08:30 ID:ofohVbLr
俺の竜児はこんな事言わない!


なんてねw
ヤンキーなのは顔だけにしとけ

54 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:18:09 ID:S9UxDzZu
>>50
具体的にどの辺がつまらんか、改善するためのアドバイスを
優しい口調(←これ重要)で書いてくれれば別に悪いとは思わないぞ。単に貶すだけなのは駄目だ

まぁあくまで俺の意見だけど

55 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:21:08 ID:C26SeE7U
一人の荒らしが一時期自演したりパクリやったりしていらい雰囲気悪すぎだ
もう職人の大半が去っちまった
まれにみる良スレだったんだがなぁ

56 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:22:49 ID:PI7nX9AY
さてそろそろとらドラメンバーを使った女こまし編を誰か書いてくれよ
竜児が実乃梨の打ったホームランボールで頭ぶつかっちゃって色男モードはいる
みたいなベタな設定でいいからさ

57 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:23:06 ID:6oWp4KVW
放送終了後に期待。起死回生の様相を呈すか、そのまま過疎化するか。

58 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:30:48 ID:xwuzE0rp
VIPの連中が流れてきた時点でこうなることは目に見えてた。
飽きるか新しいおもちゃを見つけてそっちにいくまでは
ずっとこんな感じでまともに機能しないだろうね。
かつての谷川スレがそうだったように。

59 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:46:28 ID:ZCOwgXx9
完全にもとの雰囲気に戻る とまでは行かなくても現状よりはスレの空気が良くなると信じている
まだななドラの人とか横浜紀行の人みたいな過去スレから長く書いてくれてる人が消えたわけではないし新たに書き始めた人もいる

60 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 19:58:02 ID:axXMMvRf
本年のひととかなw

多少キャラ崩壊してても楽しめればいいや

61 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 20:41:07 ID:SNOinv4I
つーか保管庫の人大丈夫か

62 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 21:38:17 ID:8uTCqjNm
それ思った 全然更新してないし…大丈夫か?

昔に比べて去っていった職人さんが結構いるのか…戻ってきてほしいね4月からでも…

63 :名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 23:00:09 ID:f3CLkvLw
う〜ん、最近一気にこのスレを前にやつからROMしてる者だけど、個人的にはSS好きだから基本どんなんがきてもそれはそれでって感じでおもしろいと思うんだけどな〜
俺全然文章力ないけど感化されてSS書くのも楽しそうかなぁと考えてるくらいだぜw
PS.俺はみのりん派

64 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:09:34 ID:EJE+TJXT
少なくてもアニメやってる間は賑やかさと引き換えにこういう事も起こりやすくなるししゃーない
そんな中でも投下してくれている職人さんたちにはただひたすら感謝

65 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:25:04 ID:iY7sSOf5

どうでも良くね?


66 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:27:40 ID:uHPAEtH2
保管庫更新してるよ!

67 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:29:25 ID:2kyCsaqa
>>65
お前は何に対して「どうでも良くない」んだ?
言語能力欠如のバカは死ね


68 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:32:49 ID:5s+G6wUN
まーたわけのわからん流れに

69 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:34:48 ID:R/JHDXw/
アニメやる前の(というか、アニメ化に皆お通夜状態だった頃の)
スレはえらく過疎だったし、おそらくそこで昔の職人さんは皆去って
しまったんじゃないだろうか、とか。

70 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:49:28 ID:Rb2AfN7V
話の流れを断ち切ってしまうのだが、高須家の間取りってどうなってるんだ・・・?
竜児の部屋もアニメ版だと和室、布団で寝ているようだが
原作だと通販で買ったベッドにー・・・とかいう描写があったような・・・。

もう何が何だかですよ

71 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 00:50:53 ID:m31Liqy8
>>66

クマーかと思ったら本当だった。管理人さんありがとう。


72 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 01:55:29 ID:AGun35wC
なんと醜い争いか…

73 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 03:20:39 ID:gMI9BxgD
>>70
小説の設定と、テレビの設定は、全く違うからお答えできません。
竜ちゃん、やっちゃんのお部屋は、小説ではそれぞれ3畳。テレビでは6畳です。
テレビ設定は、アニメ本スレのテンプレートでわかるはず。

その他
大河ちゃんのマンションの間取り
舞台となる街の様子。
亜美別荘の場所、そこまでの交通手段。
二年C組の生徒数、と、全校生徒数。
など小説とテレビでは全く異なります。

74 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 03:26:37 ID:P3YObHPx
ドラマCDみたいな作品がみたい

75 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 05:37:57 ID:u184etG9
どうでもいいけど前スレ埋めようぜ

76 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 06:07:46 ID:2kyCsaqa
だったら、さっさとお前が埋めてこい!


77 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 06:18:56 ID:u184etG9
>>76
残り15kb埋めるような文章は俺には書けんw
流石にAAで埋めるのは無粋だしな

78 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 08:28:03 ID:9KpfKdAP
>>50
君のおかげですっきりした。妄想癖が収まったようだ。ありがとう。

79 :香椎奈々子の憂鬱:2009/01/27(火) 18:21:12 ID:P3YObHPx
三月○○日
大きな期待とちょっぴりの不安を抱えるあたしは、花の女子高生。明日から、だけどね。
高校デビュー。出来るかしら?中学時代は、あまりクラスに馴染めなかった。
気の合う子が少なかったのよね。だから、そこそこレベルの進学校を受験した。
とりあえず、1人友達を作って、あとはその子と一緒に大きなグループに入れば良いわね。
何事も、出だしが肝心よね。明日は頑張ろう。
四月○日
とりあえず、近くの席の子を。と思ってたのに……
前はおやすみ。右は壁。左は男の子。後ろが唯一の女の子。
そして、あろう事か、その女の子は、あたしの苦手な感じの子だった。
きっと、友達にはなれない。初日でいきなり、つまずいてしまった。
明日から、どうしよう……
四月△日
後ろの席の子が話しかけてきた。麻耶。と自己紹介された。
奈々子。と答えておいたけど、いきなり名前で呼び合うのにすごく抵抗がある。
麻耶は、ひたすら男の子の話をしていた。好みのタイプ。恋愛観。クラスの男の子の品定め。
あたしだって、彼氏は欲しいし、隣の席の男の子は格好良いと思う。
でも、いきなりその話題は無いんじゃないかしら?絶対、麻耶とは相容れない。そんな気がした。
四月×日
隣の男の子が、学級代表になった。北村君と言うらしい。
それにしても、自薦だなんて……すごいな。あたしには、真似出来ない。
そして、麻耶はいきなり北村君に話しかけていた。これも真似出来ない。
四月●日
今日、気が付いたんだけど、クラスにものすごい男の子が居る。
超絶レベルのヤンキーらしい。と麻耶が言っていた。
他人の悪い噂は話半分と思っているあたしだけど……怖い。


80 :香椎奈々子の憂鬱:2009/01/27(火) 18:22:05 ID:P3YObHPx
四月○○日
最近、思う事。もしかしたら、麻耶は良い子かもしれない。
絶対、相容れない。とか言ってしまったけど、結構、気が合う。
もうすこし仲良くなれたら……ちゃんと謝ろう。ごめんなさい。麻耶。
四月△△日
どうやら、麻耶は北村君に気があるみたい。まるお〜。なんてあだ名をつけていた。
まるお君も、まんざらでも無い様子。友達として応援してあげなくちゃ。
四月××日
麻耶の恋に早くも障害が…いつの間にか、まるお君があの男の子と友達になっていた。
休み時間になると、よく二人で話をしている。麻耶もあたしも怖くて近寄れない。五月○日
あの男の子は高須君と言うらしい。まるお君が、とても良い奴だと言っていた。
もしかしたら……そうなのかしら?
やっぱり、人を見かけで判断するのは、良くない事よね。麻耶と二人で反省した。
五月△日
意を決して、麻耶と二人で高須君に話しかけてみた……凄い目で睨まれた。
あたしたち、嫌われてるのかしら。




省略されました。続きを読むには適当に書き込んで下さい。

81 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 18:31:58 ID:PKLCqcjr
奈々子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

82 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 18:33:30 ID:y5+UGDlW
問題ない、続けろ

83 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 18:40:43 ID:pNzhi2Lv
適当に

84 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 18:42:34 ID:RSMRJytz
つづきかもん!
かむおーーーん!!

85 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 18:43:15 ID:GjeQIWTg
ななドラの続きを待ち続けるぞ

86 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 19:00:03 ID:P3YObHPx
続きは考えてませんでした。
ほんの出来心だったんです。許して下さい。
今から、こしらえてくるんで。


話、変わるけど、香椎と木原だと出席番号近いから、席近くになる可能性高いよね?ついでに北村も だから、三人仲良いんだね…
二年でも、香椎、川嶋、北村、木原、櫛枝、だし。高須と逢坂だけハミゴ。
名字なんか適当に付けてると思ったけど、ゆゆぽ先生ちゃんと考えてるんだな。
やっぱ、プロはすげーやと思った月曜日。

87 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 20:34:21 ID:u0bNzjZc
俺は、まやドラがあのままなど信じられん
いつの日か……

88 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 20:46:08 ID:1r49GskF
春田ってバカのふりして実は高須以上の気遣い野郎なんじゃないか
という妄想

89 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 21:53:55 ID:jLW7l1WJ
いや、春田はバカだよ
運がいいだけ

90 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:31:03 ID:vW1ohmYA
>>88
気違い野郎に見えてしまった。すまん、春田…

91 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:41:33 ID:Nt/LtE6J
>>80
奈々子や麻耶は竜児と知り合うのって2年になってからじゃないか?

92 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:47:44 ID:awLdAxb8
前スレ>>706
リアルタイムで見てて、まさかここで終わりとかいうなよな!?
こっちに張り直してくれるだろ!?(;´゚д゚`)

93 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:54:25 ID:SvQOX0U6
>>91
竜児と北村は一年の時からずっと同じクラス
二人が一年の時から北村と知り合いだったのなら竜児とも面識くらいはあったろうさ

94 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:58:37 ID:O1cAaO20
前スレ>>706、これかが本番なんだろう? さあ続きを。お願いします。

95 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 23:01:16 ID:Nt/LtE6J
前スレ最後が何も書いてないのにワッフルワッフル過ぎて吹いたww

96 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 23:06:21 ID:8h2kzc6E
これで終わりだなんて風邪ひくだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

97 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 23:17:40 ID:hTG+N6T5
>>96
きっと書いてくれるだろ

とりあえず服を着ろ 裸で待つ癖を直せぇ!

98 :名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 23:20:05 ID:UNVhAw+R
>>97
一種の願掛けなんだよ。
96が服を着たせいで前スレ706が断筆したらどーすんだよ!

99 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 00:17:56 ID:n6058qnk
俺も脱いだよ…もう風邪ひいちゃうよ…

100 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 00:25:37 ID:tj6LQmwq
逢坂さんが黒おかゆを準備しています><

101 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 01:05:21 ID:H4pPazQD
>>100
北村君でないので戴くことが出来ません。

っていうか、やっちゃんは大河ちゃんのお料理食べるかな?

102 :前スレ706:2009/01/28(水) 01:24:50 ID:Q7jXKW8q
>>92,94
すまねえ、とりあえず埋まったし、まあいいかって寝てた。
あと1レスで終わりだったんだが、くだらないオチなのであれで終わりってことで。
また何かのときに続きを書き直して落すかもしれん。

埋めネタなのに反応してくれた人、ありがと。
埋めネタ準備してた人、もしいたら、一気に埋めてしまって、すまんかった。

103 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 01:31:07 ID:Cgxs8Re/
>>101
娘の手料理喜ばない母親がいるかよ
……いや、やっちゃんなら嫁姑ごっこしだす可能性は否定出来んか…

104 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 01:41:03 ID:jSmSrMEQ
>>102
おはよう

105 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 02:37:04 ID:ks6wARmx
前スレ624氏へ。

「世界で一番おひめさま」をぐぐった。

いろいろ感動したけど

http://jp.youtube.com/watch?v=IGGh3tfXHoc


コレがいちばんキた!

いいモノを教えてくれてありがとう

106 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 03:28:32 ID:Cgxs8Re/
ヨウツベのワールドイズマインならカイミクのが1番萌えるが

107 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 03:47:49 ID:JNg6DV/z
>>102
くだらないなんて言わずに!
後1レスの投下お願いします。
マっパな96と99の健康のためにも。

108 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 05:16:12 ID:DCdv6UrR
俺の妄想を言語化して投下してみる。
ルールを守りきれているか不安だが、よろしくお願いします。

109 :なまあみ:2009/01/28(水) 05:19:30 ID:DCdv6UrR
『なまあみ』

「ちょっと竜二、飲み物無くなったから買ってきなさい。」
こいつはいきなり何を言い出すんだ、せっかく櫛枝と一緒に弁当飯食ってるっていうのに!
「お茶ね、甘いのは駄目よ。さっさと行きなさい。」
いや…大河自分で…
「ふん!」
わかったよ行ってくるよ。
結局買いに行くことになる。なぜだ…
大河だってわかってるくせに、今日の夕飯肉なしにしてやる。うん、そうしよう。
「うわ、ヤンキーが来た」
川島が現れた。相変わらず自販機の間に身を縮こませてしゃがんでお茶を飲んでやがる。
「また、手乗りタイガーの使いっパ?ちょーきもいんですけど。」
うるせー、そんなん俺だって十分わかってるよ。
「ふ〜ん、分かってて甘やかしてるんだ、あ、逆かな?タイガーが甘えてるのかな〜?優しいパパに。なんだがんだ言っていつも高須君はタイガー優先だもんね。」
何言ってんだよ。そんなんじゃねえよ…俺はただ
「なら、私にも優しくしてよ…」
周りの空気が冷たくなった


えっと…
言葉がでてこない。何を言ってるんだこいつは…?
恐る恐る声をかける。
かわし…
「やっぱなんでもな〜い。亜美ちゃんなにも言ってないよ〜?高須君の空耳じゃな〜い?もう耳遠いのかな〜?まじうけるんですけど」
無茶苦茶なそらしかただが、俺は見逃してない。不覚にもその時の少し沈んだ憂いを秘めた様な表情に心臓が跳ねた。川島の顔を直視できなくて顔ごと視線をそらすしかなかった。くすっと笑う声がした。

「ふふっ…ねぇ…亜美ちゃんといいことしよっか…高須君…」

首筋がぞくっとした。周囲の音がクリアになる。ただ川島の声がリピートされる。

「いいことしよっか…?」

「いいことしよっか…?」

顔が熱くなってるのが分かる。
どうせまたかわかってるんだろ?その手にはのらねえよ。
俺はちゃんと言えてるだろうか?内心動揺しすぎてちゃんとしゃべれた自信がない。
普段の明るく高い声と違う少し暗く、落ち着いたトーンだった。
膝下の感覚が気持ち悪い。なんだよ…なんでドキドキしてんだよ…
しゅるる…
今の音って…
「ほら高須君にプレゼント…ふふっ…そんなに耳赤くしてどうしたの〜?」
後ろから川島に寄り掛かられて、その時にズボンのぽけっとに手をいれられた。
布のような物をつっこまれ、手を抜かれるときにズボンごしにふとももの辺りを軽く触られた。汗が吹き出した…すごく息苦しい。
「なに入れたかわかるよね…?亜美ちゃんの女の子をね?さっきま大事に大事にで守ってた物。まだ少し暖かいかもよ?ふふっ」
う…ぁ…声が出せない。膝がガクガクする。ゆっくり川島が俺の左手を動かす…川島の吐息が聞こえる。もう何も考えられない…
「はぁ… あっ …触った… 亜美ちゃんの1番大事な所隠す物…。少し長いけど、柔らかくてふさふさしてるでしょ…?きもちいい?
ふふっ
もう少し指動かしたら、直接触っちゃうね…?ねぇ… 触りたい?亜美ちゃんの女の子… 触りたい…?」

はっ…はっ…

「ねぇ… たかす『この駄犬ー!!!!お茶買うのに何分かかってんのよ!!』」
意識が覚醒した。瞬時に川島から離れて、自販機に小銭をいれようとするが、なかなか入らない。
『続きはまた今度ね…』
耳元で囁かれた川島の声を聞いて小銭をばらまいた。

ぽけっとから出た白い布が、微かにはみ出した。


110 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 05:21:01 ID:DCdv6UrR
以上です。

うまく言語化できなかった。

続きますん

111 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 05:32:18 ID:vVisguq1
GJ!
つーか亜美は午後の授業からノーパンですかいw続きを期待して待ってるよ!

112 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 05:51:03 ID:0dE9qsEU
>>109
GJだが竜児な

113 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 07:55:44 ID:XxoWwVNC
前スレが生殺しで終わって、下半身すっぽんぽんのまま小一時間悶々としていた。
>>102
完全版、またよろしくお願いします。

114 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 10:49:39 ID:Cgxs8Re/
大河は弁当の時喉を詰まらせてもオレンジジュースを頼む女のイメージがあって
甘いのばっか頼む気がしたから、甘いの駄目よだと、またぶくぶく太った大河を
イメージしちまった

115 :別人28号:2009/01/28(水) 12:33:22 ID:uPptv3qt
>>111
 (>>109
午後、教室戻ったら大騒ぎになっているのかも。

・・・・・・

亜美が教室に戻ると、麻耶も奈々子も、そして祐作も居なかった。
しかし、能登と春田がいたので
得意のチワワ、ひとみウルウル。
「あみちゃん、高須君にぱんつ取られちゃった。カワイソウでしょ?」
でも笑顔で言う。
「????・・・・!」
反応が遅かった。2人とも。
しかし、キキミミな他の約10人の男の子たちと数名の女の子たちが素早く反応した


でも実は、替えのぱんつを忘れず持っていたのでした。

・・・・・・

みたいな展開とか?

116 :亜美ちゃんの電子辞書:2009/01/28(水) 12:38:44 ID:pX2EbHXc
「はて、今日は小テストは無かったハズだが…
珍しい事も、あるもんだ。川嶋が辞書を眺めてるなんて。」
「バカじゃねぇの?亜美ちゃんだって、たまには勉強位するっての。
……なんてな。暇だから弄ってただけよ。」
「何を調べてたんだ?」
「ほら」
「なになに……とらの?」
「そ。虎の慣用句を調べてたのよ。」
「川嶋。お前はまた、そういう大河を怒らせる様な事を…… 」
「別に悪い意味ばっかりじゃ無かったわよ?ほら、これとか。」
虎の子−大切にして手離さないもの。
「ね?過保護な誰かさんが溺愛してるタイガーって意味じゃん?」
「虎の子。は、虎は自分の子供を非常に愛護する事から付いた慣用句だった様に思うが…」
「いちいち、細かいんだよ。いいじゃん、意味が通れば。」
「そんなもんなのか?何か違う気がするぞ。」
「良いのよ。ほれ、これなんかどうよ?」
虎の威を借る狐−有力者の権勢をかさに着ていばるつまらぬ者のたとえ。
「お前……さっきから、俺の悪口しか言ってねぇじゃねぇか。」
「亜美ちゃんは、高須君の事だ。なんて言ってねぇ〜のに。
ププッ。やっぱ、自覚あったんだ。」
「うるせぇ!!」
「怒らないで、高須君。亜美ちゃんは、高須君の事だけをいつも考えてるの。
だから、だからなの。……ププッ」
「もう少し堪えろよ。騙されてやる暇もねぇよ。」
「ほらほら、こんなのもあったよ?」
虎に翼−威をふるう者に更に勢いをそえる事のたとえ。
「ミスコンの時のタイガー、可愛いかったよね?
なんたって、ミスコン優勝だもん。けど、あれって衣装も良かったと思うんだよね。
タイガー単品じゃ、優勝出来なかったかも?あの衣装作ったのって高須君だよね?
高須君がタイガーに羽を付けてあげた……良いなぁ〜亜美ちゃんもぉ〜あんな服着てみたいなぁ〜
ね?今度、亜美ちゃんにも作ってよ。そしたら、高須君のために亜美ちゃんが、撮影会してあげるからさ。
高須君家で、2人っきりの、さ・つ・え・い。
どう?機嫌なおった?」
「お、おう。って違う、違う。
お前、そんな事ばっか言って……だったら、俺にだって考えがあるぞ?」
「ふぅん。どんな?」
「本気にする。」
「すれば良いんじゃない?亜美ちゃんも本気だし……ボソボソ」
「へ!?な、なんだって?」
「さてね。2回も言ってやんねぇよ。ほら、次、次。」

117 :亜美ちゃんの電子辞書:2009/01/28(水) 12:39:36 ID:pX2EbHXc
「虎の尾を踏む。そんな言葉をご存知かな?お2人さん。」
「くっ櫛枝ッ!?」
「虎の尻尾はね、危ないから踏んじゃダメだそうよ?」
「あ、逢坂さん?いつの間に……後ろに?」
「何で、危ないんだろうね?解る?
解らないでしょうね…解らないから、2人して踏んだんだもんね。良いわ…この私が教えてあげる。
そんなに怯えなくて良いのよ…虎はさっきお昼済ませて、スッキリして、ご機嫌だから。ね?」


かくて、2人は、また一つ語彙を増やしたのであった。

おわり。

118 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 13:17:04 ID:QaB/MMIF
>>115
その展開だと、
スカートの中を確認しようとする春田・能登(+その他大勢)→
女子により(替えの)パンツ確認→何だ冗談か→そこにふらふらと戻ってくる高須→
「た、高っちゃん…そのポケットから出てる白いひらひらしたのは……!?」
というドタバタですかねw
>>117
GJ!本当に有りそうな会話で良かったwいちゃいちゃしてやがるぜ!

119 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 14:49:33 ID:1pc6i1qo
>>115
いやいや、女子の確認までは、ぱんつはいてない、の。
それから、ポッケのヒラヒラはタイガーとみのりんに見つかって、処罰。
物品は絶対に放さない

んでもって、半死半生で教室に戻ると
男の子の一部は亜美ちゃんパンツが欲しくて、戦いを挑むし
残りの男子は「男の敵」として、攻めるのもいれば、片思いの相手に「ボクが守るからね」とか言い寄って。

女の子は大半が無視。

・・・・

だめ、主要6人の立ち位置がわからない。

祐作・・・・「俺のぱんつをやるから、亜美のは返してやれ」・・・・・って教室内で下半身を晒す?

能登、春田・・・・・多分、問い詰めるのだろう。夏休みの別荘の件もあるし。

麻耶、奈々子・・・・・亜美の護衛だろうなぁ。ぱんつ買いに行こうとする、とか、階段などでは前後から挟んで覗き対策、とか。

亜美・・・・「いいの高須君なら。いっそ亜美ちゃん本体も盗む?」とか何とか。

大河・・・・倒された竜児にマウント、そして「駄犬はわたしのだぁ。駄犬の躾は私が殺る(やる)。」・・・と吼える。
手足を引きさいて、アゴを食いちぎる。のでなくて、唇を唇でふさぐ。


例の布・・・・亜美
「亜美ちゃんからの隆児君へのプレゼントにするの。もらって隆児君。
他の子に渡したら、知らないから。」

。。。。。。。。。。。。

オチ
亜美は、一連の騒ぎの最中、鞄か制服に隠し持った下着をトイレで穿く。

120 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 17:36:33 ID:bsR5Hc+y
「竜児」
「脂身はもう食べてやったよ」

「竜児」
「風呂沸いたぞ」

「竜児」
「今日は泊まっていけ」

「竜児」
「…お前、他に何か言うことないのかよ(笑)」
「あんたが言わせてくれないんでしょ?…言いたいことを片っ端から口封じして…ったく…」







「…大好き」

121 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 17:38:37 ID:bsR5Hc+y
終わり。

1レスだけでスマソ

122 :痛み(1/5):2009/01/28(水) 18:49:13 ID:qxOjJbwk

「ねぇ……」

 耳元で囁く甘い媚びた声は、いつものように本心を隠したまま。

「…………やめろよ」

 高須竜児は、ぶっきらぼうに一言だけ答えた。
 いつものように凶悪な眼に、しかし何かを隠したまま。

 言葉だけの拒否には構わず、川嶋亜美は手のひらを制服のズボンの股下の辺
りから、中に収まるものを軽く撫でつつじわじわと上げていく。ジッパーに辿
り着くと躊躇なくそれを下ろし、わずかに硬くなった竜児のものをトランクス
の中から引き出す。

 放課後の教室はさっきまで真っ赤に染まっていたが、いまは徐々に闇を纏い
つつある。部活も生徒会の活動も終わり、校内に残っているのは教師くらいか。

 亜美は引きずり出した竜児のものが自分の手のひらの中で硬度を増していく
のを確認すると、短いスカートの中をわざと見せ付けるようにしゃがみ込んだ。
 もっとも、二人以外には誰もいない教室で亜美の上品なシルクの下着を見る
ことができるのは竜児しかいない。まったく見る素振りもないが。

 しゃがんだことで自分の目の前にきた竜児のペニスを、亜美は迷わず口内に
導いた。まだ完全に勃起しきっていなかったが、舌と唇で軽く愛撫してやると
すぐに臨戦状態となるのは思春期の男子の悲しいサガか。いまだ拙い亜美のテ
クニックによるものではないだろう。


123 :痛み(2/5):2009/01/28(水) 18:49:54 ID:qxOjJbwk

「ん……」

 亜美の唾液と竜児の体液とでべたべたになったものから口を離す。唇の端か
ら鈴口まで、ねっとりとした粘液が糸を引いているのを見て、僅かに残った羞
恥が亜美の頬を染めるが、薄暗くなってきた空間ではわからないだろう。そも
そも竜児は亜美の方を見ようともしない。ただ黙って、されるがままに行為を
受け入れていた。

 立ち上がるついでにパンツを脱ぐと、適当に近くの机の上に放り投げる。あ
れは春田の机だったか。本人が見たら感激のあまり机を家に持ち帰り、ベッド
で添い寝するかもしれない。

「……しゃがんで」

 顔は見ずに、そう言った。竜児はいつものように答えない。
 だから、いつものように亜美は自分より少しだけ高い竜児の両肩に手を置き、
軽く力を込める。力任せに無理矢理引きずり倒す必要はない。両肩に置かれた
手に逆らうことなく、竜児はずるずると床に沈んでいく。

 床に座る竜児に跨り腰を落とす。添えた手で位置を確かめると、準備万端と
はいかないまでも、口を開きかけた花弁にあてがい、そのままゆっくりと腰を
沈めていく。

「んっ……」

 大きく膨れた亀頭を飲み込むのに手間取るが、そこを通過してしまうと意外
なほどあっさりとすべてを胎内に収めてしまう。


124 :痛み(3/5):2009/01/28(水) 18:50:28 ID:qxOjJbwk

「くっ……」
「は…………ぁ」

 耐え切れずこぼれる竜児の呻き。
 どこか安心したかのような亜美の吐息。

「全部……入ったよ、高須くん……」

 顔は見ない。どんな表情をしているのか、見るのが怖いから。

「初めてのトキは、すっごく痛かったのにね……」

 痛かった。
 体も、心も。
 だから泣いてしまったのだ。痛かったから。それだけだ。

「んっ……」

 馴染んできたのを認識し、軽く腰を揺する。始めはゆっくりと。徐々に速く。
 胎内に溜まった蜜があふれ、動きに合わせて零れ落ちる。唾液で濡れていた
竜児の竿は新たな体液で磨かれ、泡立っていく。

「んっ……あんっ……!」

 長い髪を振り乱して何度も竜児の上で跳ねる。お互い制服は着たまま。竜児
のズボンが亜美と竜児自身から零れる粘液で汚れていく。それでも竜児は何も
言わず、何もせず、亜美のされるがまま。ただそれだけ。魅惑的な現役モデル
の体を見ることも触ることもない。


125 :痛み(4/5):2009/01/28(水) 18:51:10 ID:qxOjJbwk

「た、高須……くんっ! あぁっ!」

 それでも亜美は文句のひとつも言わず、貪欲に竜児を求め続ける。角度を変
えたり速度を変えたり、最近覚えた締め付けを駆使してみたり。
 しかし両手は制服の肩を掴んだまま。抱きしめることもせず、相変わらず目
を合わせることもない。

「あっ! ああっ! りゅ、竜児っ……!」

 高須くん、ではない。名前で呼んだ。
 おそらく絶頂が近いのだろう。汗の浮いた整った顔は紅潮し、きつく閉じた
目の端に僅かに光るのは涙かもしれない。

「ねっ……りゅうじぃ……い、一緒にっ……!」

 いつもそうだった。イクときだけ、名前で呼ぶ。一緒に達することをせがむ。
 もう一人の、竜児の名を呼ぶ女子にはできないことだから。

「りゅうじっ……りゅうじ!」
「うっ……!」
「あっ……! 竜児っ……!」

 どくっ、と胎内で弾ける感覚で、亜美は達した。何度かびくびくと中で震え
る感触と、じわっと広がる温かさ。その瞬間が、その瞬間だけが亜美を満たし
てくれる。

 例え、一方通行の思いだったとしても。


126 :痛み(5/5):2009/01/28(水) 18:51:46 ID:qxOjJbwk

「……また、しちゃったね」
「…………」

 お互い息を切らせたまま。まだ竜児のペニスは亜美の中に収まったまま。

「いけないんだ、高須くん……タイガーに取って食われるんじゃない?」
「…………」

 竜児は何も答えない。
 でも。

「ん…………」

 なでなで。

 それまでずっと、亜美にされるがままで目を合わせることもなかった竜児が、
左手で亜美の細い腰を、右手で頭を自分の胸に抱き寄せると、乱れた長い髪を
整えるように、そっと撫でた。

 なでなで。

「…………もうちょっと」
「……おう」

 真っ暗になった教室で、まだ体の一部を露出したまま、竜児は亜美の頭を撫
で続けた。亜美がもういいと言うまで続けるのだ。そんなことくらいしかでき
ない自分に心の中で悪態を吐きながら。

 体の痛みはなくなっても、心の痛みはいつまで経ってもなくならず、泣いて
いる亜美を抱きしめながら。


127 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 18:53:43 ID:qxOjJbwk
終わり。
勢いだけで書いてみた。
後悔はしてない。

128 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 20:06:18 ID:fl+BKdJb
今夜のおかずゲット!

129 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 20:22:13 ID:V8EsGTvu
ちょっとしたのを投下、携帯だから読みづらかったらスマン、誤字脱字の訂正も頼む

『晴れ舞台』



「いやよ」


我が家の小さな暴君は、居間のソファで膝の上に小さな可憐な女の子を抱いて、その子の髪を櫛でときながらそう言い放った。

「人生でたった一度しかないんだぞ…、その日のために俺はアキバにまでこれを買いに行ったんだ。今回は譲れない。」
鋭すぎる眼光をさらに険しく歪め、通報→即現行犯逮捕でも文句は言えない表情で竜児は大枚はたいて購入したビデオカメラを指差した。

「だいたいだな、何故俺が行っては駄目なんだ?キチンと説明してほしい。」

大河に詰め寄り、まくしたてる。

「はあ?そんな事もわかんないの?これだから駄犬は。」
心底馬鹿にした表情で嘲笑する大河。

しかしここでまさしく竜児にとって女神に等しい女の子が口を開いた。

「なんでパパが来ちゃ行けないの?」

「そうだよな、竜華はお父さんに入学式来てほしいよな?」

そう、愛しの我が娘である彼女の小学校入学式に、竜児が仕事(一応一流と呼ばれるホテルレストランで副料理長を勤めている)を休んででも行くと彼の妻であり飼い主であり独裁者である大河に息巻いたのである。

「だから駄目って言ってるでしょ、あんたあのグッチのスーツで来るんでしょうから周りの親達に何を言われるか…。」

「な、何だってんだよ。」

「ぜっっっったいヤクザの幹部とか、マフィアの幹部とかに間違われるわよ。まあ見て奥さん、あの人ヤクザよ、怖いわねぇとか言われるに決まってる。」

それを言われると反論は困難だ。前に同僚の結婚式に出席した時も何もしらない関係者に式場に入るのを阻止された事を思い出す。

「そして竜華の同級生の子供達にも噂は広がるんだわ。子供はそういうのに敏感だからその内いじめられるのよ。」

そうなったら確実にお前は学校に乗り込んで人様の子供に鉄拳を振るうだろう…

起こり得る未来に一人戦慄しているとクリクリとした大きな愛らしい目(母親に外見が似た事は神に感謝してやまない)が竜児を見上げて不思議そうに言う。

「パパはかっこいいよ、ママもそう思うでしょ?」

まったく娘の一言一言はどこぞの圧制者の蛮行で疲れた心身に春の花々の芳香の如く染み渡っていく。

130 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 20:42:40 ID:lpvBhLGU
ん?支援?

131 :続き :2009/01/28(水) 21:21:00 ID:V8EsGTvu

「まあね、ママも竜華と同じ意見ではあるけど世の中ではパパの顔は悪い人の顔なの、お巡りさんのお世話になっちゃうの。高いお堀の中でお勤めしちゃうの。」

散々な物言いである。がっくりと頭を垂れる竜児だが諦めたわけではない。
床に座り込み神に懺悔する敬虔な信徒のように祈る、否懇願する。

「頼む、後生だからこれだけは…。確かにお前の言う事は正論だが、お願いだ。連れてってくれ。」

「ふぅ、そこまで言うなら…」

竜華を持ち上げ脇に座らせ、大河は寝室に向かった。


そして入学式当日、竜児は小学校のトイレの鏡の前で複雑な表情を浮かべていた。

「おうっ…、確かに裏の世界の方々には見えねぇ、だがこれは…。」

鏡の前の自分に改めて嘆息する、はっきり言ってダサい格好悪い。
整髪料で無理やり七三分けにした髪型に牛乳瓶の底のような伊達眼鏡をかけしわしわなYシャツに真っ青なネクタイを締め、安物のスーツに身を包み古い革靴を履いた竜児は閑職に追い込まれた使えないリーマンのようであった。

それでも目に入れようが鼻の穴に入れようが痛くも痒くもない娘の楽しい学校生活のため竜児は覚悟を決め、会場の体育館へと向かう。



132 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 21:29:58 ID:7STnDA3t
もしかして書きながら投稿してる?
それなら書きためてから投稿してくれ。

133 :続き :2009/01/28(水) 21:42:13 ID:V8EsGTvu


「うわっ!このキモさは遺憾だわ…」

体育館へ向かう途中すれ違う保護者の失笑は確かなダメージとなって竜児のHPを削っていたが実の、しかも恋愛結婚の相手に言われるとそれ以上にクるものがある。

「おまおま、おま…え…!」

息も切れ切れに残った精神力を総動員し大河に抗議するがまるで意に介さず、しっかり着飾ってきた自分を見せびらかすようにクルリと優雅に回り

「どう?」

と聞いてきやがる。年月を重ねようが子供を産もうがまるで変わらぬ可憐さには最早腹が立つが竜児は素直に褒めてやった。

「可愛いな、相変わらず。」

「ふん、あんたみたいなダサダサ男に褒められてもねぇ…」

と言うが頬には朱が差し込み、エヘヘと小さく笑っている。


その後入学式は滞りなく行われ、大河が号泣するアクシデントがあったものの無事終了し、竜児は腹が減ったと主張するそっくりな虎の母子を連れ帰宅した。


昼食の支度を終え、台所から居間に戻るとそこには疲れて眠ったのだろう竜華を抱きかかえ、同じくソファのクッションに身を委ね幸せそうな寝顔の大河があった。

「眠っちまったのか…、まったく」

と竜児は小さく笑い、決して円満とは言えなかった家庭の自分と大河の分まで己の家族を幸せにしようと固く決意した。

134 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 21:44:32 ID:QJEOQSrb
そだな せっかくいい感じなのに書きながら投下だとまた議論でスレが伸びちゃうし

それに…まとめて読みたい!!!

前スレよりいい傾向に向かってるしねぇ

135 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 21:47:10 ID:V8EsGTvu
>>132
悪い、頭の中で思い浮かんだ光景をそのまま衝動的に文章化したんだ、以後気をつけるよ。

初投下でちょっと緊張したが後悔はしてない、このスレに投下できて良かった。


136 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 21:52:42 ID:fl+BKdJb
お前がゴッホやピカソのように才能あふれてるならともかく
普通は衝動的に書くより添削したほうがいい文章になるんだ

137 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:01:35 ID:V8EsGTvu
だよなぁ


このスレの偉大な先達やこれから投下されるであろう名作大作を見習っていきたい。また何か投下するかも知れんがその時もよろしく頼む。
今回とは同じ轍を踏まないようにするよ

138 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:02:36 ID:qJUVVFk6
>>135
その衝動はメモ帳に向けろよ。そこら辺の後悔をしとけ。
そして次も楽しみにしている。頑張れ。

139 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:07:28 ID:N+ddhP8U
馴れ合いうぜぇ

140 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:23:21 ID:tj6LQmwq
>>139
黙れバカチワワ。

141 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:24:07 ID:JNg6DV/z
>>135
シアワセな家族ものはいいねぇ(´ω`*)
気をつけてくれるならOKだ。

142 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:24:42 ID:qWbNt5/f
>>137
書きながら投下したり、一々レス返して馴れ合いしたり
過去スレの二の轍も踏まないように半年ROMっててね

143 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:25:21 ID:JNg6DV/z
>>140
腫れ物に触れるんじゃない。
スルースキルを磨くんだ。

144 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:32:03 ID:Ql+Zvx7o
スルーするー

145 :名無しさん@ピンキー:2009/01/28(水) 22:54:23 ID:N9VXkkw3
このスレも変わったな
前々スレと違ってマナー違反を注意する言葉に棘が無い
なんか感動した
>>133
乙 文章は悪くないと思うぞ 次回作に期待

146 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 00:17:21 ID:Ti5gj7MX
半年読むだけ(半年ROM)だと、このスレと関連するスレが無くなっていると思うから、次の作品を書いてくれた方が良いな。

ただし、「書きながら投下」なら「書きながら投下」と宣言してほしいし、
今回の程度から考えれば、推敲すればもっと良いものになるはず。
携帯電話からだといっても、機種によってはメールとかメモ帳などを利用すれば長文は書けると思います。


トラ娘。性格は誰に似るのかな?
おばあちゃん?パパ?ママ?それとも、誰か2人の混ぜ合わせ?
容姿は、ママに似ると良さそうだけど、

147 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 00:24:57 ID:dY9Bf0r5
とりあえず書いたら速攻投下じゃなくて一晩寝かせる癖を持つようにしたほうがいいよ。

SS書きの控え室89号室
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1231896326/

とか参考にして書き手としてこれからも頑張ってください

148 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 00:33:37 ID:QEgDZXlE
SSを投下するということは、オナニーを地鶏して放流するようなもんだ
投下する瞬間は射精の瞬間のような、なんとも言えない絶頂感があるからわからないけど
でも衝動で書いたものは次の日冷静になって読み直したら「うわぁ」ってなったりするよ

149 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 01:06:31 ID:Mp6LLHaN
>>145
いい流れだねぇ
前と比べレス数に対する作品の割合が高いしね
裸で待ってる人、風邪だけはひくなYO!

150 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 01:11:13 ID:dY9Bf0r5
>>148
そのための推敲だろう?
一日経ってうわあってなるのなら投下した後1日経っても結局うわあってなるよ。
しかもそれを他人に公開しちゃったんだからなおさら。
そうならないように寝かせて落ち着くんだよ。自分のためにも。

151 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 01:24:46 ID:HvXYlCZo
どうやらまともな人間だけが残ったみたいだな
結局結局

152 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 01:56:15 ID:6sNeW/If
木原株急上昇
必死な木原があんなに可愛いとは思わなかった

153 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 02:22:41 ID:Mp6LLHaN
>>152
そういえば前にまやドラ!ってのがあったけど続きはないのかな?

154 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 06:19:57 ID:hTFWIKAW
投下します。
竜児×大河です。

155 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 06:21:38 ID:hTFWIKAW
「甘える虎?」

「竜児」
「……どうした?大河」
「えへへ。呼んだだけ」

実はこのやり取りは先ほどから数分おきに繰り返されている。
紆余曲折を経て交際が始まった俺達なのだが、まさかこうも大河が甘えてくるようになるとは思いもしなかった。
登下校中に手を繋ぐのは言うに及ばず、家に帰った後でも暇さえ有れば膝の上に乗ってきたり抱きついてきたりする。
一人で生きて行くんだと強がっていた大河も、やはり寂しかったんだろうと微笑ましく思える。
勿論好きな女の子に甘えられるのは恥ずかしくもあるが嬉しい限りだ。

そして今現在、俺の手も当然のように膝の上に横座りしている大河の髪や頬をいつの間にか撫でていたりする。
紳士であるところの俺がこんな行動に出てしまうのは、きっと髪を撫でたり顎の下をこしょこしょしたりしたりする度に、はふはふと甘い吐息を漏らす大河が悪いのだ。
そうに違いない。
だから我慢しきれずにこうして耳たぶをはむはむしたりするのも不可抗力なのだ。

「ひぁ!ちょ、ちょっと竜児…!」
「んー?どうした大河?」
「耳は弱いって言ったでしょ!」
「だからこうして責めてるわけだな」
「ば、馬鹿!すぐ発情する駄犬なんだから…」
「おう。盛(さか)るぜー、超盛(さか)るぜー」
「まったく、飼い主として恥ずかしいわ。よその犬に勝手に発情しないようにしっかり躾けておかないと」

何にせよ、上気した顔でうるうるさせながらの上目づかいで言われてはきつい言葉も全くの逆効果であるのは言うまでもない。
思わずそのぷにぷにのほっぺに頬ずりしてしまう。

「大河はどこもかしこも柔らかいなぁ。それにいい匂いもする」
「ななな!何言ってるのよ!は、恥ずかしい事いうなぁー!」
「何言ってるんだ大河。俺は正直に言ったまでだ」
「〜〜〜〜〜!」

もはや大河は茹でダコ状態で真っ赤になってしまっている。
これはいかん。これはきっと風邪のひき始めの諸症状に違いない。
この気遣いの高須。こうなっては責任を取って大河を熱心に、そう、熱心に看病しなくては!
決してもじもじする大河のお尻に圧迫されて高須棒に血液が集まって来ているからではない。
上気した大河の身体からの甘い香りに興奮したからではない。
そうと決まれば善は急げだ。
俺は大河の膝と背中に手を回すと雄々しく立ち上がった。


「北村。俺と大河は体調不良の為早退するよ」
「ふえ!?竜児、何?」
「おお、そうか。そろそろだろうと思っていたんだ。後の事は任せてくれ」
「ありがとな。じゃあ、また!」



「しかし逢坂もそうだが、まさか高須がああもはっちゃけるとはな」
「そりゃああの馬鹿トラがあんなに甘えてきたんじゃ、流石の高須君もつられておかしくなるってもんでしょ?」
「うぅ、大河が最近高須君にべったりであんまり構ってくれないYO−!」
「でも二人が幸せそうで何よりだ。めでたいから一つ脱ぐか!」
「脱ぐんじゃねーよ!しかも下からかよ!」

「それはそうとあーみん。言いたい事は分かるよな?」
「そりゃあもう」
「せーの」
「「学校でいちゃつくな!!」」

156 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 06:26:39 ID:hTFWIKAW
以上です。

157 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 09:06:06 ID:Di3pwOCv
GJ
大河かわいいよ大河

158 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 10:25:55 ID:VpJloDl7
学校で耳をはむはむするなんて非常識な!
近くで二人の会話を聞いてる奴は悶死してるに違いない
羨ましいぞこのやろうGJ

159 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 11:21:26 ID:X4ElkwrX
悶死? 嫉妬だろ。

160 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 12:09:25 ID:okLIJLkp
このスレは、いい意味で静かになったね。
以前は、長編ならともかく、大したことない単発ネタに延々と礼賛するレスが…。
あれは、本当に気持ち悪かった。
あれじゃ、真面目に長編書いて投下しようって気が萎える。

161 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 12:34:00 ID:l8Vfhfrr
面白ければGJ
つまんなかったらスルー
長さは関係ない

162 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 12:41:58 ID:okLIJLkp
>>161
お前、読解力あるの?
論点は、
>大したことない単発ネタに延々と礼賛するレスが…。
>あれは、本当に気持ち悪かった。
だぞ?
いかにも自演のくっだらないレスが付随しているのが問題なんだよ。


163 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 12:44:10 ID:iLqInQIP
以下スルーな

164 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 13:00:35 ID:pvujw18z
把握した

165 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 14:26:09 ID:oY34mw9K
>>155
学校をなんだと…
GJ!!

166 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 14:37:34 ID:l8Vfhfrr
>163
了解

167 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 14:43:01 ID:okLIJLkp
>>163 >>164 >>166 は、
「いかにも自演のくっだらないレス」
の見本也w


168 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 15:31:55 ID:q9lRI9qE
久々に来たら新スレで驚いたwww
良いもん沢山読ませてもらった!職人GJでした


あとあれだ、感想に対する感想禁止にしたら良い

169 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 15:33:30 ID:RPZ0kv6/
自演とか自演じゃないとか、
そんなんどうでもいいわあ。いちいちツッコムな。
だるいわい。

170 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 15:43:58 ID:4dqgH8IY
いまさらだが、会長おおお

171 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 15:46:46 ID:pgAJzv91
>>168
だな。
感想は人それぞれだし

172 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 18:00:17 ID:LvZs4HG8
>>167
なんか「俺以外は全部自演!」とか言いだしそうなイキオイだな。
つーか、お前さんはスレ住民を意識しすぎ&このスレ
そのものに依存しすぎ。

レス一つ一つのパーソナリティにまで拘泥し続ける
から、オカシなことになる。
一歩引いて、SS以外のレスはどうでも良い。ぐらい
醒めたスタンスでスレを眺める
のが、精神的にも良いんじゃないかと。

173 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 18:47:40 ID:dY9Bf0r5
人に言われた程度でそれが出来たら世話ないので貴方はいい人なんだろうと思うけどスルーでいいよ

174 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:24:42 ID:YKdBPtB7
竜児×木原って少ないな…俺が異端なのか?

175 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:28:06 ID:4yaHUR2v
少なくとも主流じゃあないだろ
異端だから出てけっつーわけでもなし
気にせず萌えてりゃいいんだろうが

176 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:29:36 ID:YKdBPtB7
そっかいていいんだな。ありがと。>>175

177 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:30:43 ID:2s4Y7k2t
能登×木原派の俺よりは多数派だと思う

178 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:47:06 ID:k/v8X5GR
投下


勢いで書いた、後悔はしていない

179 :FRONTIER :2009/01/29(木) 19:50:29 ID:k/v8X5GR




FRONTIER、最早地球上に存在するあらゆる場所を表現するに、この単語は適切ではないだろう。

人類が宇宙、成層圏より遥か上を志したのはいつだったか―

幾多の失敗、貴い犠牲、巨万の投資、それらにより人類はようやく地球の重力圏を脱し、遥か広大な宇宙への第一歩の足跡を刻むことができたのだ。




そしてここにFRONTIERへの階段を一歩、また一歩と歩む、一人の若い女の姿があった。


「5 4 3 2 1 Go!」


固体ロケットブースター点火、上昇する0.5秒前にメインエンジン起動。
化学燃料が凄まじいエネルギーを生み、三基のブースターとエンジンがエネルギーを推力に変え、高張力鋼とウラン合金、チタニウムの体躯を重力に逆らい宙に押し上げる。

押し潰されるような急激な加速で体全体がシートに沈み込む、喉までせり上がる吐き気を抑える。
約5分程でこのシャトルは大気圏を抜けるのだ。
濃密な大気、惑星に存在する悉くを縛る重力、シャトルは地球を振り切っていく

私は全て振り切ってきた、学校も友も親も妹も、そして


想い人も―

忘れ難かった、他の全てを振り切れても、自分を、自分の想いを振り切れることは生優しいことではない


180 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:50:52 ID:Di3pwOCv
保管庫ミラーさん乙であります

181 :FRONTIER :2009/01/29(木) 19:51:39 ID:k/v8X5GR
かったんです。周りには散々文句言われましたよ、NASAの管制官なんて無理だって』

少し間を空け、スッと息を吸って続けた

『でも、これで俺は貴女と対等でいられますよね?貴女の人生に俺を残せますよね?貴女の視界に俺は映りますよね?』

熱かった、大気の熱よりもロケットの放射熱よりも自分の涙は熱かった。
無重力下で珠になる涙を握り潰し、すみれは大きく空気を吸って

「馬鹿野郎!お前はっ!本当にっ!大馬鹿野郎だっ!だけどっ!けどっ、そんな大馬鹿を愛している私はもっと大馬鹿野郎じゃないか!」


言った、一気に。もう、迷わなかった、あいつから逃げなかった。

『か、会長…』

何を言っているのやら、今の私に会長という肩書きはないというのに。


「すみれ、だ。祐作。ここから見える地球は綺麗だぞ」

窓から見える地球は本当に綺麗で―


振り切ったモノの重さに改めて気がつく私は本当に愚かで―


でも愚かなのも悪くない、そう思える自分に笑っていた





182 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:54:34 ID:k/v8X5GR
何というミス

すまんが最初から投下し直す

『FRONTIER』


FRONTIER、最早地球上に存在するあらゆる場所を表現するに、この単語は適切ではないだろう。

人類が宇宙、成層圏より遥か上を志したのはいつだったか―

幾多の失敗、貴い犠牲、巨万の投資、それらにより人類はようやく地球の重力圏を脱し、遥か広大な宇宙への第一歩の足跡を刻むことができたのだ。




そしてここにFRONTIERへの階段を一歩、また一歩と歩む、一人の若い女の姿があった。




「5 4 3 2 1 Go!」


固体ロケットブースター点火、上昇する0.5秒前にメインエンジン起動。
化学燃料が凄まじいエネルギーを生み

183 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:56:57 ID:k/v8X5GR
、三基のブースターとエンジンがエネルギーを推力に変え、高張力鋼とウラン合金、チタニウムの体躯を重力に逆らい宙に押し上げる。

押し潰されるような急激な加速で体全体がシートに沈み込む、喉までせり上がる吐き気を抑える。
約5分程でこのシャトルは大気圏を抜けるのだ。
濃密な大気、惑星に存在する悉くを縛る重力、シャトルは地球を振り切っていく


私は全て振り切ってきた、学校も友も親も妹も、そして


想い人も―

忘れ難かった、他の全てを振り切れても、自分を、自分の想いを振り切れることは生優しいことではない



フワリと、浮いた


解放されたのだ、私は


ここはFRONTIER


ピッ

通信が入った、打ち上げの成功と現状報告をしなければならない

仲間達がシートから解放され、通信機を担当する私の方へ「泳いで」きた。


『Hey,Sumire.Are you ok?』

聞き覚えた声、何度反芻したかわからないぐらい―

『大丈夫ですか?“会長”、いえ宇宙飛行士、狩野すみれさん』

「……っ、北村…、お前…何で…」

周りを見れば皆ニヤニヤと腹の立つ笑い方をしていやがる、こいつら知ってたんだな!

『俺は、どうしても諦めるなんて事、出来なかったんです。周りには散々文句言われましたよ、NASAの管制官なんて無理だって』

少し間を空け、スッと息を吸って続けた

『でも、これで俺は貴女と対等でいられますよね?貴女の人生に俺を残せますよね?貴女の視界に俺は映りますよね?』

熱かった、大気の熱よりもロケットの放射熱よりも自分の涙は熱かった。
無重力下で珠になる涙を握り潰し、すみれは大きく空気を吸って

「馬鹿野郎!お前はっ!本当にっ!大馬鹿野郎だっ!だけどっ!けどっ、そんな大馬鹿を愛している私はもっと大馬鹿野郎じゃないか!」


言った、一気に。もう

184 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 19:58:23 ID:k/v8X5GR
、迷わなかった、あいつから逃げなかった。

『か、会長…』

何を言っているのやら、今の私に会長という肩書きはないというのに。


「すみれ、だ。祐作。ここから見える地球は綺麗だぞ」

窓から見える地球は本当に綺麗で―


振り切ったモノの重さに改めて気がつく私は本当に愚かで―


でも愚かなのも悪くない、そう思える自分に笑っていた





185 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 20:00:31 ID:k/v8X5GR
終わり


思わぬアクシデントがあって気分を害された方には改めて謝罪する、申し訳ない。

誤字脱字の指摘もよろしく

186 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 20:22:54 ID:Di3pwOCv
GJGJ!
割り込んですまんかった
こんな未来もいいなー

187 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 20:41:33 ID:Mp6LLHaN
タイトルが無題になってるんだけど直して貰うことは出来るのかな?

188 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 20:45:51 ID:/e6KlNRV
>>173
そうやって耳が痛い意見は全部スルーか?
都合の悪い意見は全部スルー推奨で、都合の良い意見を自演してるんだからそりゃ人気者だよなwww
お前の作品はつまらないから新スレにはもう書き込むなよ?

189 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 20:51:06 ID:Yk7ahx9K
>>188
こいつも自分に都合の悪い意見はすべて無視して育ったんだな・・・。
かわいそうになってきた。

190 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 20:51:08 ID:QTbZHjw2
亜美ちゃんかわいいまで読んだ

191 :579 ◆UHJMqshYx2 :2009/01/29(木) 20:53:04 ID:tdGGchYQ
>>185
GJでした。

>>187
どの作品ですか? 見落とした?修正させて頂きます、ごめんなさいm(_ _)m

流れが速くて追いつかずご迷惑かけてます、ご容赦くだされm(_ _)m

192 :ミラーの”管理”人:2009/01/29(木) 20:54:16 ID:tdGGchYQ
>>185
GJでした。

>>187
どの作品ですか? 見落とした?修正させて頂きます、ごめんなさいm(_ _)m

流れが速くて追いつかずご迷惑かけてます、ご容赦くだされm(_ _)m




すいません
>>191は見なかったことにしてください、いやまじで

193 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 20:56:23 ID:VpJloDl7
乙です

194 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 21:42:37 ID:N4AD0+9b
>>185
乙。
改行とレスとレスの間を文が跨がないように気をつければもっと良くなるよ。

管理人、あそこの書き手なのかw


195 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 21:43:41 ID:N4AD0+9b
すまない、下がってなかった。

196 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 21:50:22 ID:dCwM/vKd
>>188
つまんねーネタで、マンセーカキコが短時間で連発するから、
自演だって疑われる。
こういう連中がここの雰囲気を悪くしているよな。

197 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 21:53:59 ID:h7bc5tk0
>>192
乙、これからも頑張ってくれ

198 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 21:56:09 ID:/e6KlNRV
>>196
同感。あれで、創作意欲が失せた人って多いと思うよ。
一人のために皆が迷惑してる事を自覚して欲しい。

199 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 22:02:22 ID:/eGwujY8
>>192
保管庫管理ご苦労様です。


200 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 22:21:22 ID:k/v8X5GR
書き手の端くれだけど、こういうギスギスした空気がそれこそ創作意欲を失わさせる原因の一端だから止めてほしいと切に願う次第

201 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 22:25:18 ID:2s4Y7k2t
今更だけど、前スレだか前々スレだったかで、
過去の作品の書き直しをテキストで投下した人がいたよね
気付いた時点で既にロダ流れててどの作品か確認出来なかったんだが
今回の避難所の更新で反映されてる?

202 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 22:39:27 ID:qu50xRlA
よく指摘や意見するのは良い悪いを言い合ってるけど、
読み手が勝手に決めつけてるだけで、書き手の意見を聞いてないという

203 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 22:55:25 ID:CFMysKmc
相馬は本当にかわいいなあ
しみじみ思う。

204 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 22:59:29 ID:FF9l/0ka
つーか麻耶って見た目まんま相馬だよね

205 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:09:02 ID:+LH1JIUU
亀だが>>177
こんなところに同志がいるとは
なんか本スレで結構、能登うぜえ的な意見見かけるんだがいいやつだよな能登
今文才無い俺の春田脳で能登×木原もの考えてるがなかなかうまくまとまらない
もし能登×木原ものが書けたなら是非投下してくれえええ

>192
いつもながら乙


206 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:24:45 ID:G0Gy5kC0
竜虎ものです。微エロです。


 夕方になり、急に重苦しい色の雲が空を覆い始めたと思うと、風が強くなった。湿気を帯びて体中に纏わり付くような、決して気持ち良いとは思えぬ風。
青々と葉を茂らせた木々や草が大きく揺れている様子からも、風の強さを見て取ることができる。じっとりとした感触を肌に感じていると、隣を歩く竜児が足を速めた。
「急ぐぞ、大河」
 頷くと同時に、大河の鼻を土の匂いが掠めていった。もしかしたら、という文字が頭に浮かんだ直後、空から落ちてきた水滴がアスファルトに大きな染みを作った。
「夕立ね」
 雨粒はたちまち数を増し、地面を叩き付けるように降り始めた。
「走るぞ!大河!!」
 叫んだ竜児の声は、激しい雨の音に掻き消されて大河には届かなかったが、それでも二人は同時に走り出した。



207 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:25:17 ID:G0Gy5kC0

アイスコーヒー

 アパートは既に目と鼻の先だったにも関わらず、二人は全身ぐっしょりと濡れネズミなってしまった。それ程までに激しい雨だった。
玄関まで走ってきて上がった息を整えながら、呆然としてお互い言葉も出なかった。
「と・・・とりあえず後で廊下は拭くから、このまま上がるぞ」
 肌にピタリと張り付いているシャツを摘んで引き離しながら、竜児は靴下を脱いだ。
「あ、大河は先にシャワー浴びてこい。お風呂は沸いてねぇけど」
「そうね、そうさせてもらうわ」
 大河は素直にそう言うと、スカートの裾や髪の毛から水滴を滴らせながら脱衣場へ向かった。
 限界まで雨水を吸ってズッシリと重くなったスカートを脱ぎ、竜児に言われたとおり変な皺がつかないように慎重にハンガーに掛ける。
雑巾絞りをしたらきっと結構な量の水分を絞ることができるだろう。けれどその後の惨状を想像し、大河は棚からタオルを取り出すとスカートをパタパタと軽く叩くだけにした。
 下着まで濡れてしまったため、それらを全て横の洗濯機に放り込み、風呂場のドアを閉めた。
いつも竜児が風呂を沸かしてくれていたせいか、お湯がない浴槽は何だか冷たい感じがした。
 シャワーの栓を捻ると、やがて水からお湯に変わり、徐々に浴室内に湯気が広がっていく。一旦掌にシャワーを受け止めて温度を確認すると、大河は冷え切った身体に湯を浴びた。



208 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:26:36 ID:G0Gy5kC0

「あがったわよ〜」
 のんびりとした声が居間に届き、やがて大河が姿を現した。居間に広がる香ばしい匂いが鼻をくすぐった。
「・・・いい匂いね。コーヒー?」
「おう、、この間買った豆だ」
 竜児は時間を掛けて一滴一滴落ちていく雫を見つめながら答えた。同じように全身濡れそぼっていた竜児は、着替えはしたがまだ髪が湿っているらしく、首にタオルを掛けている。
 氷をグラスにたっぷりと入れ、そこへ濃い目に落としたコーヒーを注ぐ。液体の熱を受けて、中の氷がカラカラと崩れながら小さくなった。
 二人分のアイスコーヒーを作り終えると、竜児はふと顔を上げてテーブルの向かい側に座っている大河を見た。
「・・・大河、シャンプー変えたか?」
「え?変えてなんかわよ。いつもあんたが買い足してくれるやつよ」
「・・・そうか?なんかいつもと違う匂いがするから・・・」
「あぁ、ボディソープじゃないの?この間もらった試供品、使ってみたのよ」
 思い当たる節があったらしく、大河は首を傾げたままの竜児に向かって言った。
「それかぁ、いい匂いだな」
「本当?じゃ、これを買ってこようかしら」
 予想外に絶賛され、大河は少し得意気な笑みを浮かべて自身の腕を指先で擦った。
「駄目だ!今使ってるやつを最後まで使ってからだ。買ったらおまえは絶対そっちばかり使うだろ。MOTTAINAIだろ」
「うるさいわねぇ、おばさん男め!」
 ぷいとそっぽを向いてしまった大河からまた先程の匂いがして、竜児は思わず反論しかけた口を閉じた。
怒る気も失せてしまう・・・反則だ。こんなたったひとつの仕草で、竜児の中の大河に対する欲求が急激に重みを増す。
 テーブルに手をついて身体を支え、もう片方の手で未だ顔を逸らしたままの大河の頭を引き寄せる。先程よりも香りが強くなり、竜児は大きく息を吸った。
 暫くそれを堪能し、竜児はゆっくりと大河の身体を解放した。


209 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:27:06 ID:G0Gy5kC0

 大河は何も言わない。動くこともせず、ただ心なしか潤んだ瞳で竜児を見上げるだけだった。
その瞳に誘われるように、竜児がそっと顔を近付けた。微かに湿った音を立てて、互いの唇が重なった。
 風呂上りのまっさらな状態なのに、何故か甘く感じる大河の唇。その柔らかな感触を楽しむように啄みながら軽いキスを何度も落とす。
薄く開いた唇の隙間から零れる熱い吐息が二人の間で溶け合い、部屋の空気をより濃密なものに変えていった。
 ちゅ、と音を立てて唇を離すと、竜児は上気してほんのり桜色に染まった頬を指先で撫でた。相変わらず瞳は潤んだままで、僅かに開かれた唇が紅く濡れている。
「・・・誘ってんのか?」
「バ・・・馬鹿ッじゃないの!」
 ちょっと我に返ればすぐに可愛くない言葉を紡ぐ、艶めいた唇。
「違うのか? なんだ、残念」
 これ見よがしに肩を落として溜息を付いてみせれば、大河はたちまち口を尖らせる。
「コーヒーでも飲むか、ぬるくなっちまうし」
 そんな大河の様子に気付かない振りをして、アイスコーヒーを口に含む。
「おう、そうだった、俺はシャワーもまだだったっけな。ちょっと浴びてくるから、お前はゆっくりお茶してろ」
 竜児は大河を一瞥してそう言うと、背を向けて居間を出て行こうとする。
一瞬自分に投げられた挑発するような、余裕のありそうな視線が憎らしい。
 大河はキリ、と唇を噛んだ。きっと竜児は、自分がもう限界であることに気付いている。わかっていて敢えてそうしているあたり、質が悪い。
「り、竜児……ッ」
 その名を呼ぶと同時に、竜児のTシャツの裾を指先で摘む。
大した力ではなかったけれど、それでも竜児が歩みを止めたことから、きっと自分の行動は彼の予想通りになってしまったのだろう。
でも、もうその事実を悔しがる余裕すら、大河には残されていなかった。
「なんだ?」
 振り返った際の微笑みを湛えた竜児に、心臓が急激に跳ねて、大河は思わずきゅ、と目を瞑った。悔しいけど、自分は目の前のこいつが大好きだと再確認する。
「どうしたんだ、大河」
 少しだけ低い声。わざとだ。大河がこれに弱いことを知っていてやっているのだ。
「ちゃんと言わなきゃわかんねぇぞ?」
 そう言って、視線を大河に合わせてくる。大河はもう、これ以上自分の中で湧き上がった熱を抑えることができなかった。


210 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:27:44 ID:G0Gy5kC0

「・・・ちゃんと、して・・・」
 消え入りそうな声で、縋るように竜児を見上げる。けれど、それでも竜児はシャツを掴んでいた大河の手を取って、その指先に小さなキスを落とすだけで。
「・・・なんだって?」
「・・・っ、キス、してってば・・・ッ」
 自分の身体を、心を浮かせる竜児を嫌というほど知っている大河の身体は、指先に竜児の唇が触れるだけでも熱を増していく。一度動きを速めた心臓は、その熱が完全に昇華されるまで絶対に収まってくれない。
「キス、してるじゃねぇか」
 指先を口腔内に含み、熱い舌先でチロチロと舐められ遊ばれる。これだけ懇願しても満たされず焦らされ続ける大河の身体には、それは既に拷問に近かった。
「そ、そうじゃなくて・・・っ」
「じゃ、俺はどうすればいいんだ?)
 竜児が大河の指先を解放すると、ツ、と透明な糸が二人の間を繋いだ。それを目にした途端、とうとう大河の最後の砦が崩れていった。
 竜児のその唇がどれ程自分を喘かせ、果てしない高みに導いてくれるかを、この身体が覚えてしまっている。
「ちゃんと・・・ちゃんと、口にキスして・・・」
 竜児を直視できず顔を逸らしながらの言葉に若干の不満はあったが、それでも竜児は大河がちゃんとおねだり出来たことに微笑むと、
耳まで真っ赤に染まってしまった綺麗な顔を両手で挟んで上を向かせた。
「よくできたな」
 頼り無げに揺れる瞳を真っ直ぐに見つめる。
 その瞳に見つめられると、まるで心の奥底まで射抜かれているかのような感覚に陥り、大河はそっと目蓋を閉じた。
 約束動作のように、竜児の唇が重ねられた。大河はこの瞬間がとても好きだ。大切な大切な宝物に触れるかのように、竜児が自分に触れるから。
 口付けが徐々に深くなる。自分の口腔内を我が物顔で好き勝手に暴れ回る竜児の舌は、普段の竜児と同じだとは到底思えないと毎回思う。
 温厚な性格の竜児が、その唇で言葉より饒舌に想いをぶつけてくる。竜児の唇がそこから頬、耳、首筋とゆったり移動していく度に愛の言葉を囁かれているようで、
大河の身体はまるで羽が生えたかのようにふわふわと軽くなり、快楽という名の海を漂い始める。
 首筋に竜児の熱い舌を感じた瞬間、大河はか細く声を上げながら身体を反らした。身体の奥に渦巻く知り過ぎている熱が、一段とその容量を増した気がした。



211 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:28:27 ID:G0Gy5kC0
「・・・っ?」
 それまで奔放に自分の身体を弄んでいた唇が不意に離れ、大河は微かに瞳を開いた。薄く水気を帯びた瞳の向こうに、ぼんやりと竜児が見えた。
「竜児・・?」
 熱を持て余した身体が急速に冷えていく感じがして、大河は掠れた声でその名を呼ぶ。
「・・・シャワー、浴びてくる」
 竜児はそう言うと、大河の頭にポン、と掌を乗せた。
「えー・・・・・・竜児ぃ・・・」
 そんなぁ、と大河は眉を下げる。虎のシュンと垂れてしまった耳と尻尾が見えた気がして、竜児はクスリと笑った。
「すぐに戻るから、待ってろタイガ。俺ももう、我慢できそうにねぇんだ」
 優しげな瞳でそう言われてしまっては、大河が反論できるわけがなかった。
「・・・う、ん・・・」
 渋々頷いた大河の右頬に軽いキスを落とす。絹のように柔らかな髪の毛をそっと梳くと、竜児は足早に風呂へと向かった。
「・・・あいつ、照れてた・・・」
 居間に一人残された大河は、竜児の消えていった方向をぼんやりと見つめながらぽつりと呟いた。
「カッコつけたって、あたしにはちゃんとわかってんだから・・・」
 先程竜児のいいように弄ばれてしまったことが悔しくて、一人口を尖らす。
けれど、結局満たされなかった身体は、口とは裏腹に未だ彼を求めていて。再び内部から湧き上がってきた熱を感じ、大河は自らの両腕で身体を抱き締めた。
「・・・んん・・・っ」
 腕が胸の先端に触れるだけでも、その身体は過剰なまでに反応してしまう。口から零れる熱い吐息を自覚し、大河は思わず左胸に右手を持っていった。
指先が触れた瞬間、思った通りの刺激が全身を駆け抜け、大河の身体が弓形に反った。
「・・・っあ」
 それだけでは火照った身体を鎮めるには到底足りず、すぐに大河の右手が控えめな膨らみを歪ませた。
「んぅ・・・」
 切なげに細められた大河の瞳は、居間の出入口を見据えたままで。竜児がいつ戻ってくるかわからない状況で、妙に興奮している自分に気付いていた。
 いつ戻ってくるだろう。こんな姿を見たら、竜児はどんな反応をするだろう。
 早く戻ってきてほしい。自分氏か知らない意地悪な唇で全身を味わってほしい。いつも世話してもらってる指先で、触れてほしい。
 そう考えるだけで、身体の奥底が更に熱を増していく。竜児が戻ってくるまで待たなければと、こんな場所ではいけないと考える頭とは裏腹に、
とうとう大河の右手が胸から下方へと下りていった。

212 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:28:59 ID:G0Gy5kC0

「・・・竜児ぃ・・・」
 思わずそう呟いた瞬間、テーブルの上に置きっ放しにされていたアイスコーヒーの氷が、澄んだ音を立てて崩れた。大河の指先が、直前でビクンと跳ねて止まった。
 それまで熱を伴っていた身体が強張り、急速に冷えていくのを感じた。
「・・・何、やってんだろあたし・・・」
 そりゃ、自分を慰めたことくらいあるけれど、こんな居間で、それも煌々と蛍光灯に照らされながらなんて、考えられなかった。何よりも、竜児のキスが、彼の与える快楽が欲しくて行為に走ってしまった自分の身体が恨めしかった。
 そもそも、どうしようもないこの身体の熱は、何が原因か。暫し考えて、大河はそれまでの蕩けそうな表情をどこかへ引っ込めると、かわりに形の良い眉を吊り上げた。
「大体、あいつが中途半端なことするのがいけないんじゃないッ!」
 大河は派手な音を立てて椅子から立ち上がると、物凄い勢いでバスルームへと向かった。竜児はまだあがってこない。
きっと、いや絶対に、居間でお預け状態の大河が身悶えしている場面でも想像しながら呑気に鼻歌でも歌っているに違いない。
「見てろよ、このままやられっぱなしのあたしじゃないんだから!」
 バスルームの扉の前まで来ると、大河の予想通り竜児の鼻歌が聞こえてきた。
「・・・フン、随分とご機嫌のようね」
 大河は聞こえないように呟くと、身に着けていたキャミソールとショートパンツを脱ぎ捨てた。
「覚悟しろ、バカ」
 その瞳が見据えているのは、滅茶苦茶憎らしくて滅茶苦茶大好きな恋人。
散々焦らし、散々待たせ、無意識だったとは言え自分にあんなはしたないことをさせようとした償いはきっちりとしてもらう。
そう、あの凶悪な瞳がもう許して、と懇願してくるくらいには。
 どう喘がせてやろうかと口端を歪め、大河はバスルームの扉に手を掛けた。相変わらず陽気な鼻歌が聞こえてくる。
 大河は一度大きく息を吸い込むと、勢い良く扉を開けた。
 さあ、逆襲の始まりだ。



213 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:34:46 ID:G0Gy5kC0
これで終わりです。ところで、アニメの後期OPっていいよね。
アニメの先行き不安だったけど、来週のパーティーから大河のシーンまでちゃんとやってくれそうだから安心した。

214 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:38:01 ID:Mp6LLHaN
>>191
6‐701
タイトル:妄想みのりんend

7‐684
タイトル:成人式

でお願いします。
駄作ですが一応…
お忙しい所すみません!
続・幽霊話は大丈夫です。

215 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:40:30 ID:miW0IaPS
>>213
エロキスGJ、逆襲編も是非に

216 :名無しさん@ピンキー:2009/01/29(木) 23:57:15 ID:/e6KlNRV
>>622
そういうお前が出て行けよ。お前が一人で空気悪くしてんだろ?
誰も望んでないんだよ。

217 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:01:16 ID:62VBsjAS
>>216
あなた、どなたにに向かってお話してるのですか?

218 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:10:28 ID:cgbDqGYg
>>216
あwんwかwみwすwm9(^Д^)プギャーwww

219 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:12:07 ID:q16Vw62B
このスレ見えない敵と戦ってるやつたまにいるよなぁ

>>213
GJ!
ぎゃ、逆襲はまだですか?

220 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:22:44 ID:I7xdYfRQ
>>216
アンカミスじゃなくて誤爆か?微妙に意味が解らんし。どっちにしてもアレだけどな。
何でそんなに必死なんだ?もしかして、あらゆるスレでそれやってるのか?

221 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:26:31 ID:yhAVRJwv
会長GJぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!

222 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 00:50:16 ID:Ct9MhtJj
高須竜児は、川嶋亜美を愛しています。世界中のだれよりも。

亜美はタッチを読んどるよ(´・ω・`)

223 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:10:29 ID:hb1GK8Sg
そんな空気を読んで竜児×亜美を投下。
エロはないが。

224 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:10:53 ID:hb1GK8Sg
『送りドラゴン』


 大河も自宅に帰った、もう少しで日が変わろうかという時刻。泰子は仕事に
出ていてインコちゃんも掛けられた布の奥で(おそらく見たくない顔で)既に
寝ている。真面目な竜児が翌日の授業の予習を済ませ、そろそろ寝ようかと立
ち上がり軽く伸びをしたところだった。

「……ん?」

 ギラリと眇められた目は、別にこれから悪魔召還の儀式をしようとか思った
訳ではなく、ドンドン、とドアを叩く音に不審に思っただけだ。

「誰だ、こんな時間に……?」

 大河だろうか。そう思って自室の窓から外を見るが、一度消えた大河の寝室
の明かりは消えたままだ。泰子が戻ってきたのだろうか。それにしては時間が
早すぎるし、何かあればまず電話なり掛かってくるだろう。

 悩んでいる間もドアを叩く音は止まらない。それどころか、イライラし始め
たのかだんだん音が大きくなっていく。このままでは下の階の大家が飛び出し
てくるかもしれない。

「しょうがねぇな……」

 疑念は尽きないが出ないわけにもいかない。まあ不審者の類であったとして
も大抵は竜児の顔を見た瞬間に謝って逃げ出すだろう。その後で自分が落ち込
むことになるのだが、身の安全の方が重要だ。せいぜい怖そうな顔を作ってお
くことにしよう。

「…………おぅ」
「こんばんわぁ〜高須くん。どしたの? なんか顔がいつもの三倍増しくらい
タチ悪いわよ〜? タイガーでも殺しちゃった? きゃははは!」

 にこにことほんのり赤い顔で立っていたのは、誰あろう、川嶋亜美だった。


225 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:11:28 ID:hb1GK8Sg

「ごめんねぇ〜送ってもらっちゃって!」
「…………まぁいいけどよ」

 既に日付も変わった深夜と言っていい時間。部屋着兼寝巻きのスウェットか
ら一応出歩ける格好に着替えた竜児は、酒が入ってテンションがやたら高くな
った亜美と並んで歩いていた。

「それでさぁ、今日のカメラマンがすげーしつこくってね? 亜美ちゃんがい
ないと酒がマズイ! とか言うからしょーがなく付き合ってやったのよ。マズ
イのはお前の顔だっつーの! きゃはははは!」
「わかったから静かにしろって。近所迷惑だろ」

 雑誌の撮影の後、モデルと撮影スタッフとで軽く飲みに行くことになったら
しい。それ自体はよくあることで、まだ未成年の亜美は付き合い程度にソフト
ドリンクで少し参加して帰るのが常だったのだが、今日のカメラマンは腕より
酒癖の悪さで有名なタイプで、半ば無理矢理飲まされてしまったとか。

「まーそれでも業界じゃワリと顔の利くヤツだしさぁ〜。ちょっと付き合って
ご機嫌で帰ってもらえばいっかなーとか思ったらさぁ」

 時折あさっての方に足を踏み出してふらふらする亜美を、竜児はそれとなく
服の裾を引っ張っては救済してやる。

「亜美ちゃん、タクシーで家まで送るよ! とか言っちゃって。ちょーウザイ
んですけどぉ。オメーなんかに送られたくねぇっつーの!」

 ムカつきがぶり返したのか、ヴィトンのバックを振り回して叫ぶ。その金額
を考えて、竜児は慌ててバックを奪い取る。


226 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:12:03 ID:hb1GK8Sg

「でー、他のモデルの子も無理矢理同乗させてぇ……亜美ちゃんち知られるの
もイヤだったから、タイガーんちの前まで送ってもらっちゃった♪」
「…………まぁいいけどよ」

 確かに、川嶋亜美の自宅としては納得のいくマンションだろう、大河の家は。
そのカメラマンも、隣のボロい借家の住人と一緒に本当の自宅に帰っていると
は思うまい。

「亜美ちゃんかわいいから、こんな時間に一人で帰るのってキケンがアブナイ
じゃん? 高須くんがまだ起きててよかった〜」

 確かに、亜美がかわいいのは事実だ。黙っていれば、という注釈は付くが。
護衛として自分が最適であろうことも、悔しいが納得する。酔ってほんのりと
頬を染める亜美は、いっそ妖艶といってもよいほど、いつもの三倍増しくらい
色気がある。目を奪われた通りすがりのサラリーマンがふらふら近づこうとし
て、隣に立つ竜児に気が付き、悲鳴を上げて逃げる。

 ……逃げなくても……いいんじゃないかと……。

 がっくりと項垂れる竜児だったが、やけにご機嫌の亜美はそんなことには気
づかず竜児の腕を取って擦り寄ってくる。

「っておい、くっつくなよ!」
「えー、いいじゃん、別にー。亜美ちゃんなんかちょっとフラフラするしー。
病気かもしんなーい」
「酔っ払ってるだけだろ!」
「酔ってないわよ」
「モデル顔で言ったって無駄だ。酔っ払いはみんなそう言いやがる」


227 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:12:35 ID:hb1GK8Sg

 竜児のセリフに、モデル顔から憮然とした……年相応の顔になる亜美。

「……高須くん、つまーんなーい。いいよ、もう。亜美ちゃん一人で帰る」

 そう言うと、亜美は組んでいた腕を離し竜児が持っていたヴィトンのバック
を奪い返すと、一人ですたすたと歩き始める。すたすただったのは最初の数歩
だけで、すぐにふらふら〜すたすた、ふらふら〜という具合だったが。

「……ったく!」

 当然、そんな状態の亜美を放っておくことなど竜児にできるわけもなく。

「ほら、掴まれよ」

 追いついた亜美の右手を取り、自分の左腕に絡ませる。酔っ払い相手なんだ
からしょうがない。そう自分に言い訳して。

「…………」
「……な、なんだよ」

 素直に腕を絡めた亜美は、妖艶でもなく憮然とした表情でもない、素の顔で
竜児を見上げる。

「……やっぱり優しいね、高須くんは」

 穏やかに微笑んだ亜美は、本当に酔っ払っているんだろうか。真剣すぎる目
に竜児は何も言えず、顔を逸らして黙って歩き始める。

「……だからムカつくんだけどさ〜」
「なんでだよっ!?」

 竜児の悲痛な叫びが夜の闇を切り裂くのだった。


228 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:13:00 ID:hb1GK8Sg

「……ここか?」
「そう。ちょっと待ってね……」

 ごそごそとヴィトンのバックを漁り、鍵を取り出す。それを一度床に落とし、
竜児に拾わせてからドアに差し込む。

「じゃあ、俺はこれで……」
「えー、ちゃんとベッドまで送ってよ」
「なんでだよっ!?」

 ようやく辿り着いた亜美の自宅は真っ暗だった。こんな時間だから当たり前
か。ふらふらする亜美を半ば抱えて歩くのにずいぶん時間がかかってしまった。

「お前、確か親戚の家なんだろ、ここ。俺が勝手に入っていいもんじゃ……」
「あー、いま誰もいないのよ。出張とかでさ。だから抱っこ〜」
「すんなっ!」

 しがみついて離れない亜美に辟易し、あまり騒いでは近所の迷惑にもなるし
ということで、やむを得ず竜児は亜美を支えて家に入り、廊下の電気をつけて
指示されるままなんとか部屋まで連れていく。

「おう、着いたぞ」
「……高須くん、女の子の部屋に勝手に入るなんてサイテー」
「……帰るぞ、俺は。もう帰るからな!」

 くるりと反転し、歩き出す竜児の腕をがしっと亜美が掴む。

「……おみずのみたい」
「……あああああ!」

 がしがしと頭を掻き毟った竜児は、それでもやっぱり他人の家の台所へ行っ
て勝手に冷蔵庫を開けコップにミネラルウォーターをいっぱいにして亜美の元
へ持っていくしかなかった。


229 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:13:25 ID:hb1GK8Sg

「……ふぅ」
「……帰る。もう帰るぞ。ホントに帰るからな」

 水を飲んで人心地した亜美に向かって、ぐったりした心地の竜児は部屋を出
ようとする。今度は引き止められることはなく、その代わり別れの挨拶もない。

「……そのまま寝るなよ! 着替えろ!」
「……えー?」

 空っぽになったコップを床に放り、そのままベッドにうつ伏せになる亜美を
指差して糾弾する竜児。僅かにカーペットに零れた水にキレたのかもしれない。

「じゃあ高須くん、着替えさせて……」

 そう言ってごろりとあお向けになる。上着を脱いで薄手のブラウスとタイト
なスカートのみとなった亜美が扇情的にベッドに横たわる姿は目の毒どころか
いっそ悪魔的というか、竜児にとっては破滅的ですらある。

「できるかっ!」
「…………タイガーになら、できるくせに……」

 ぼそりと呟いた声は、さっきまでのような甘えを含んだものではなかった。

「……はあ?」
「あのクソチビのためだったら、なんでもするくせに……」
「いや、いくらなんでも着替えまではしねぇよ」
「私にはしてくれないんだ……」
「いや、だから……」
「私にだって優しくしてくれてもいいじゃん! 私にだって甘えさせてくれて
もいいじゃん! なんでタイガーばっかりっ……!」
「ちょ、ちょっと待て! お前、いきなりどうしっ……」
「帰れ! 帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ!」

 突然のヒステリーに呆然とする竜児に、亜美は手近にあった枕やらシーツや
らを投げつける。目覚まし時計が飛んできたところで竜児は慌てて部屋を飛び
出した。


230 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:13:52 ID:hb1GK8Sg

「……私ってば、サイテー」

 ぱったりとベッドに倒れ込んだ亜美は、顔を押し付けたまま呻くように呟い
た。酔いなどとっくに醒めていたのだ。甘えてみたかっただけなのだ。

 あの手乗りタイガーのように、全存在をかけて甘えてみたかったのだ。

 高須竜児は優しい。だから甘えさせてくれる。
 でも……それは川嶋亜美だからではない。
 困ってるヤツを、弱ってるヤツを見捨てられない、そんなヤツだからだ。
 逢坂大河にしているのとは、違う……。

「……バカ……」

 もう着替えるのも化粧を落とすのも面倒で、明日は学校をサボろうと思いな
がら、亜美はそのまま睡魔に身を委ねた。



 翌朝。
 目覚ましの音で目が覚めた亜美は、時間を確かめ、学校をサボる決意を固め
るとシーツを直して二度寝のために目を閉じた。

「…………あれ?」

 起き上がる。見下ろすと、やはり服を着たままだ。それはそうだ、そのまま
寝たのだから。じゃあ、シーツはいつ回収した? 目覚ましはいつセットした?
床に転がしたコップはどこへいった?

 すっかり目が覚め、狐に摘まれた気分で台所へ行くと……。

 伏せられた茶碗とコップ。箸置きに揃えられた箸、そしてコンロに掛けられ
た鍋にはおかゆ。別にメモ書きなどは残されていないが、こんなことをするヤ
ツなど一人しかいない。

 呆れるほどに、優しいヤツ。

「…………ほんっと、バカ」

 赤く腫れぼったい目を細めて、亜美は泣きそうな顔で笑った。


231 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:14:43 ID:hb1GK8Sg
終わる。あでゅー

232 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:15:10 ID:or4WJLF6

亜美カワユス!

233 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:26:04 ID:q+NSxFUe
亜美が羨ましいwww
自分が悪酔いしてゲ〜したときはみんな逃げやがった

234 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:41:12 ID:pqYXqKvT
>>233
相手が悪かったな。
高須君がいたら、即座に、介抱と掃除を初めていたハズだ。
そう思うだろ?


235 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:42:28 ID:DXcDSEbb
>>192
お疲れ様です。
保管庫7皿目の【タイガー・ダイアリー】のリンクが、君にケーキを、になってます。
無理せず更新お願いします。
>>206
GJ!面白かったです。微エロならではの寸止め感が何とも言えないw
>>224
GJ!むしろ竜児の優しさに揺れた。

236 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 01:54:43 ID:7B8FAUGx
寝ゲロされて以来俺の部屋で飲み会は開かない

237 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 02:17:28 ID:PKwSDnm3
一方俺の兄は俺の部屋をトイレと間違えてばっちり放尿した

238 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 06:59:39 ID:H2hZqCz1
>>236
それはトラウマになるね

239 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 07:30:52 ID:kNZFcmQ5
>>231
GJ、そういや最近アニメは竜児のヤンキー面設定
活かされてないなとかどうでもいいこと思ったりw

240 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 08:26:13 ID:hSzLBADM
>>239
先々週から今週にかけての、生徒会選挙で生かされたでしょ?


241 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 08:30:24 ID:kNZFcmQ5
>>240
そうだったっけ? 大河の方に皆目がいってるもんだと思ってた

242 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 08:34:01 ID:kNZFcmQ5
あぁ、「ヤンキーの高須」とか言われてたっけ? ほとんどおまけだから、忘れてたw

243 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 09:42:50 ID:sXkv1iTy
多分、逢坂だけだったらアレだけの衝撃は無かったはず。

会長と会長補佐が二大番長になったら、
副会長、書記、庶務、その他の人事だ誰であれ、
会長、会長補佐には、逆らえない。

と、二年C組以外のほとんどの生徒達は思うはず。

欲をいれば、陽動が能登春田でなくて川嶋だったら、もっと効果がか有っただろう。

244 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 12:22:10 ID:EAnlQY0I
>>191
修正ありがとうございます
お手数お掛けしました
早いっすねw

245 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 15:15:04 ID:TwBuWDQx
ミラー保管庫の七皿目最後にある北村×会長のSSが見れないぞ?
俺だけか?

246 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 17:33:54 ID:EAnlQY0I
>>245
ケータイで見れたよ

247 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 17:47:23 ID:9OfxDjXS
>>245
PCでも見れるね

248 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 17:49:29 ID:eWr0oHmR
>>231
乙 気遣いの高須は伊達じゃないな
>>245
パソコンだが俺も見れないな

249 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 18:26:39 ID:9OfxDjXS
>>245,248
いまOperaで見てみたが、確かにOperaだと見れないってか真っ白になるね。>>247
書いたとおりFirefoxでは見れたんだけど、ブラウザは?
ソース見ると他ファイルではヘッダの最後にあった行が1行目にきててヘッダが閉じられて
ないから、それが原因かな

250 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 18:29:55 ID:9OfxDjXS
すまん、>>249はまったく違うところのソースみてたorz 忘れてくれ

251 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 19:48:36 ID:6LWjyDQL
ミラー保管庫4皿目のさくこう〜みのドラあたりのリンクがちょいズレてるんだが俺だけか?
一応、携帯PC両方試したがダメぽいんだ。

252 :ミラーの”管理”人:2009/01/30(金) 20:49:25 ID:PGGgAz37
>>241
今日は非番だったので。
>>245
修正。FirefoxとIEでは見れます。
>>251
修正済み。

ご確認ください。

253 :ミラーの”管理”人:2009/01/30(金) 20:54:41 ID:PGGgAz37
安価ミスです。
>>241
じゃなくて
>>244
ですね……orz

あ、でね、>>191って何でしょうか。>>192でしょう(汗)

254 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 22:46:15 ID:eWr0oHmR
>>253
修正感謝 いつもありがとうございます 乙

255 :名無しさん@ピンキー:2009/01/30(金) 23:27:13 ID:1DMu6AS/
管理人さんありがとう

256 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 00:09:28 ID:d0tnU0a7
管理人さんありがとうございます

ところでたまに保管庫、携帯で見るとか書き込みあるけどまともにみれんの?

257 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 00:15:59 ID:K6pJwPnR
>>256
はい、大丈夫です。
携帯電話などの小さな画面用でも読めます。

258 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 00:24:06 ID:K6pJwPnR
で、あの、校門の男子生徒って何なの?
タイガー燃え?
タイガー教信者?
タイガー狂信物?

まさか、今後数週間とか、期末試験までとか、毎朝待ってる訳ではないよね?

259 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 00:28:49 ID:L2463i5/
大河から勝利宣言聞けたから満足しただろうし、いないっしょ。てかED良すぎ。

260 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 01:49:45 ID:4Ux5xTUP
>>258
小説では手乗りタイガーファンクラブと言う名のプロレス好きども

261 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 03:39:11 ID:pyu0NFBy
なんか最近本家保管庫よりミラーサーバーの方が充実してね?

262 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 07:15:02 ID:G/cakMMT
割と前からそうじゃね?
まぁ、どちらの管理人さんも乙です、ってことで。

263 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 07:15:38 ID:xCEVooEh
懲りずに投下いたします。
『なまどら2』

幼稚な文章ですが、
皆様の妄想に役立てられれば
幸です。



264 :なまあみ:2009/01/31(土) 07:19:31 ID:xCEVooEh
『なまあみ2』

教室にもどると時計の針は昼休みの終了を
告げようとしていた。午後の授業の予鈴まで
5分ないくらいと言うところだ。


亜美の体には先程の行為による
ほてりがまだ少し残っており、頬は少し朱色に色づき、
瞳は潤んだままで教室に戻っていたのだ。

その亜美が何事もなかったように席につこうとする……が、
そのおかしな雰囲気に気がついた者がいる。

よくも悪くも亜美のクラスでの存在感は大きかった。



(ねぇねぇ…なんか亜美ちゃん顔少し赤いし
目も若干潤んでない??これって…)

(また、摩耶ったらそんなわけないじゃない。
でも、たしかに熱っぽいっていうか
艶っぽいっていうか…)

(だよね!だよね!なんかあったのかな?
う〜気になるけど、ちょっと聞きづらい感じではあるのよね〜)

(なんか亜美ちゃん超色っぽいんだけど…
赤く染まった頬!今にも泣き出しそうな
潤んだ瞳!…俺!はぁはぁしてきちゃったYO!?
はぅ〜ん、あみたんかわいいよ〜…はっ!?もしや
俺に惚れちゃった?俺の時代きちゃった?)


((それはない))


クラスのほとんどが亜美の状態を不思議に思っていた。
普段の亜美ならこんなぼろはださないのだが、
先程の行為に亜美側も余裕はなく下着をつけていない状況と相成って
興奮を下げられずにいた。

(あ〜まじどうしよう…絶対みんな気付いてるよね〜…
顔洗ってメイク直すような時間もないからそのまま来ちゃったけど…
つか、高須君に下着あげたままだし…ノーパン?
あみちゃんノーパン露出?マジありえないんですけど…
なんかいつもと視線が違くて… ぅ…あ…やだ…)



265 :なまあみ:2009/01/31(土) 07:20:47 ID:xCEVooEh
もちろんみんなが注目していたのは、
スカートの中ではなく亜美の状態なのだが、
どうしても視線を感じでしまう亜美。

またクラスの人間も亜美を気にせずにはいられない。


『馬鹿竜児!あんたのせいでもう昼休み終わっちゃうじゃない!
ふんと何考えてんのよ!遺憾だわ。激しくね。
この駄犬、エロ犬、なんだが目つきいつもより怪しいし…
あんたやばいわよ?いつもの二倍はやばいわね』


竜児も先程の行為のショックから立ち直れずにいた。
なんとか膨脹だけはせずにいられているが
頭の中から先程の亜美が離れない。
心拍数はいまだ激しいビートを刻んでいた。


だが気遣いの高須は亜美の様子を気にしてしまった。
あいつは大丈夫なのか?亜美を探してしまったのである。


大河の怒鳴り声でクラスの視線は大河と竜児に向けられていた。
その竜児の視線が亜美を捕らえ、また亜美も竜児を見てしまった。
一瞬で二人の顔が茹だった。
また、そのおかしな空気をクラスは感じ取ってしまった。



(((高須!貴様か!?)))



((!?))



『お〜高須良いところに!いや〜ハンカチを忘れてしまってな!
トイレ帰りで手が濡れたままなんだ。是非お前愛用のハンカチをこの俺に貸してくれ!』


空気をまったく読まない北村であったが、
この時ばかりは竜児も亜美も感謝していた。


『ぉ、ぉおお、俺のでよければ使ってくれ。ほらよ。』


と竜児が差し出した布はハンカチとは形の違う三角形な布だった。


266 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 07:22:51 ID:xCEVooEh
以上です。

投下前に
『なまどら』って言ってますね。
誤りです。申し訳ありません。


続くかな…?

267 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 08:29:54 ID:UgMW8Kcy
GJ!やはりノーパンだったかw
しかしまたも寸止め!そろそろ止めを刺して欲しいところです。

268 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 09:19:33 ID:4eUNe4qw
とりあえずGJ

269 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 11:53:10 ID:/NvlUBTK
GJ

270 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 13:41:59 ID:fG5l2i2z
ミラーの管理人さん、いつも乙です。
それにしても本保管庫の人、ホントに大丈夫かな…

271 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 13:57:37 ID:Am4+bNdg
まぁ今は忙しいんだろうと思う…そうでなかったら心配過ぎるし…

あのさ、単行本未収録のやつって何があったっけ? てかそれ自体でしか読めないの?

272 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 15:20:46 ID:ph6j9txA
>>265
笑ったわwww次が楽しみだわ

273 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 16:29:29 ID:yNS+/EF3
>>271
ドラゴン食堂とニセとら!ととらドラな日曜日の三つは文庫未収録だし今後も恐らく収録されまい
ニセとらはこのスレでもたまにネタになってるから収録してもらいたいもんだ

274 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 17:03:34 ID:Y/k4r+h5
>>273
「とらとら!」を忘れてるぞ。
「とらとら!」はぬいぐるみのおまけの書き下ろしだから文庫本への収録は無いと思うが、
他のは本編完結後に収録されるんじゃないか?

275 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 17:05:29 ID:qAR40rOL
とらとら!
あれはとても良い変態竜児の短編だった
小説目的の人にはページ数の割りに値段が高いかもしれないが
買って後悔はしていない

276 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 19:16:20 ID:Am4+bNdg
>>274
そうなのかな?
はじまりとピリオド
BUNKOYOMI
を落とすかどうか迷ってるんだ…
てかなんで去年アニメイトにあったんだろう?そして何故買わなかった俺…
ぬいぐるみは買った

277 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 19:23:55 ID:BKChsn1I
死ねばいいと思うよ

278 :arl ◆GjySNanGL2 :2009/01/31(土) 19:51:57 ID:L2463i5/
どうも。こんな年初めの番外編書いたんで、投稿します。

【こんな年初めother】

 除夜の鐘が鳴り響く中、逢坂大河と、先ほどまでわけのわからないことを喚いていた櫛枝実乃梨、北村祐作は窓からこっそりと、唇を重ねあっている二人を息を殺しながら眺めていた。
「おーおー、熱々ですなぁ」
「新年そうそう発情期…。あの犬どもは…」
「それを仕立てた私らが言っても意味はないぜ大河」
「う……」
 実乃梨の言葉に大河が返答に詰まる傍ら、北村が「それにしても、」と、感心したような、はたまた呆れたように言う。
「亜美の奴…。本当、高須だけには甘えん坊なんだな…」
「本当、学校の奴らが見たら驚くわね」
「いやいや、みのりんの可愛いレーダーがビンビン反応してるぜよ。前は反応しなかったのによ」
「あ、じゃああれがやっぱり『素』なんだ」
「そうだと思う…。というか、あそこまでの亜美は見たことがない…」
「おお!幼馴じみも知らぬ一面かぁ!」
「正直…あそこまでとは私も思わなかったわよ…」
 それぞれの思いを抱いたまま、取り敢えず三人はカーテンを閉じて、居間のテーブルを囲むように腰を下ろす。
「さてと、オアツイ二人はほっといて我々は盛り上がりますか」
 が、席につくやいなや、実乃梨はそういって冷蔵庫の中から缶ビールを三本取り出してきた。
 他人の家の冷蔵庫なのだが、竜児本人から許可をもらっているので気にとめる者はいない。
 三人が片手にビールを持ち、
「それでは」
「目出度くカップルになりやがったあーみんと高須君を祝して」
「乾杯!」
 勢い良くビールを飲み始める。
「「「ぷはぁ!」」」
 もはや定番となった表現のあと、三人は酒の肴にと、語り始めた。
「そういえば、今更だけどみのりんは良かったの?」
「ほえ?」
「竜児のこと」
 大河の言いたいことがわかったのか、実乃梨は「うん」と言ってビールをテーブルに置いた。


279 :arl ◆GjySNanGL2 :2009/01/31(土) 19:54:56 ID:L2463i5/
「いいんだよ、私は」
「どうして?」
「幽霊はいるってことがわかったから」
「は?」
 何を言っているのかわからない、と大河は顔で語っていた。
 でも、それでいい、と実乃梨は思う。
「んーん、こっちの話ぜよ!」
 彼は言った。『お前に幽霊がいるってことを教えたかった』と。
 そして言葉通り教えてくれた。幽霊は、UFOは、本当にいた。
 こんなにも近くに。
 恋仲にはなれなかったが、きっと『友人』としてこれから先もその傍にいられる、実乃梨にはそれで十分だった。
「何々?みのりんなんか隠してるでしょ!」
 顔に出ていたのだろうか、大河が不満そうな目を向けている。
 最も親しい友人に隠し事をされたら、そりゃああまりいい気持ちはしないのだろう。
「隠してない隠してない」
 でも、こればかりはいくら大河だろうと言えない。
 彼との秘密の会話は、自分の胸の中にだけ、大切にしまっていたいから。
「嘘だー」
「あっはっは。剥れるお前もかわいいぜぇ…!」
 無理にでも誤魔化そうと目の前でぷくっと頬を膨らませる虎に笑顔を向けながら、実乃梨はこっそりと呟いた。

『これからもよろしくね、親愛なる幽霊さん』

 もう一度口に運んだビールは、ほろ苦い味がした。



 …



「ところで大河は良かったの?高須君のこと好きなのに、あーみんに盗られて」
「別に『盗られては』ないわよ」
「じゃあなによ?」


280 :arl ◆GjySNanGL2 :2009/01/31(土) 20:02:30 ID:L2463i5/
「『あげた』の」
「あげた?」
「だってあの馬鹿犬、私のことを家族とか妹としか見てくれないだろうしね。
だったら恋人は発情メス犬に譲って、私はホント、すっっっっっっごく嫌なんだけどね、妹として存分に甘えてあげるのよ。
うん、本当いやになるわ。私だってやりたくないのよ?ほら、でも…兄としてね、妹に甘えられるってきっと光栄なことだと思うから仕方なくね!?仕方ないから、散々罵倒して、膝枕してもらったり頭撫で撫でしてもらったりぎゅーってやられてやるわっ!!」
「………あー、うん。わかった、大河」
「ん?」
「―――アンタやっぱ最高だよ」
「あっはっは。高須は色んな人に好かれて羨ましい限りだ!俺もモテたいものだな!!」
「「北村君は早く気付こうね?」」
「ん?何にだ?」
「………はぁ。麻耶ちゃんが初詣に何をお願いするのかが簡単にわかる一言だね」
「…北村君って、竜児以上?」
「おいおい、何二人してため息をついてるんだ?新年なんだ、楽しく飲み明かそう!」
「あーそうだね、飲もう飲もう」
「もうぐわって飲んじゃおう!」
「「「カンパァァァァイ!!!」」」

End


281 :arl ◆GjySNanGL2 :2009/01/31(土) 20:03:58 ID:L2463i5/
これで終わりです。
二人の様子を見た三人はこんな感じだったり。
麻耶の健闘を祈るarlでした。

282 ::名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 20:37:26 ID:k6mZ6Irb
相変わらず面白いなここ。

283 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 20:49:49 ID:G/cakMMT
不必要にageる奴もいるしな

284 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 21:42:19 ID:0VNgVTCs
麻耶と能登好きな奴はおらんのか・・

285 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 21:48:54 ID:Q5DJjovZ
ここにおるぞ!

286 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 21:49:28 ID:0VNgVTCs
と、忘れてた
arl氏GJ

287 ::名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:16:32 ID:k6mZ6Irb
誰か竜×虎で歪んだ愛みたいなのかいてくれ!!!!

じゃないと裸でスタンバイしている俺がかわいそうじゃないか!!


288 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:17:39 ID:ohaApyLZ
>>287
突っ込まれているにもかかわらず、依然当たり前のコトが出来ていないお前の頭が可哀想だ。


289 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:18:58 ID:k6mZ6Irb
とは言ったもののほのぼのやラブラブな虎竜もみたい俺がイル

290 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:19:45 ID:k6mZ6Irb
とは言ったもののほのぼのやラブラブな虎竜もみたい俺がイル

291 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:20:36 ID:5MCszNXz
本編自体が歪んでるからなぁ、竜×虎は。


292 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:23:08 ID:fG5l2i2z
>>287
>>289-291
そろそろメール欄にsageって入れようか

293 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:24:06 ID:k6mZ6Irb
すまんかった


294 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:26:27 ID:k6mZ6Irb
ところで誰かかいてくれないかなぁ竜虎



295 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:31:41 ID:5MCszNXz
流れは、亜美ドラだな…。
映像化されると、小説では目立たなかった大河のDQNぶりがごまかせなくなる。


296 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:34:44 ID:k6mZ6Irb
亜美ドラも好きだけどやっぱ竜虎がすきだな

そういや最近田村くん見ないな、タブーだったらスマソ

297 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:36:42 ID:G8hV51Tu
>>296
小文字だ
殴り飛ばすぞ

298 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:37:59 ID:qAR40rOL
それを言うなら半角だ

299 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:40:21 ID:QqFPifww
>>297
とりあえずもちつけ

300 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:42:16 ID:5MCszNXz
まぁ、ちび虎がDQNなのは公然たる事実だし、人気ないしね。
近日中に、このDQN虎が公権力によって処罰される作品が投下されると思うよw

301 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:49:42 ID:k6mZ6Irb
まじで!!


302 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 22:58:52 ID:G/cakMMT
ID:k6mZ6Irb
これ以降スルー推奨

>>300
まぁ、否定はしないが…
素でそう思うならこの先原作は読まない方がいいんでない?

303 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 23:04:39 ID:k6mZ6Irb
だよな9巻の虎のかわいさは異常

304 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 23:21:29 ID:afW9Fm3y
大河がビッチなのは確定的に明らか

305 :名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 23:32:10 ID:z+vZ5Zhp
ホラー・・変なのが入ってきた

306 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:07:45 ID:1FjyWSOY
最近気づいた。香椎のエロさは異常。

307 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:14:31 ID:1pjK6WaD
ななドラマダー?

てか木原と能登の真面目な奴が読みたい
春田にも見せ場あったんだし
能登も誰か頼むw

308 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:17:45 ID:0OCEcDyd
>>300

「大河! お前が犯人だろう」
 警官の追求は続く。犯行が発覚してから大河はこうして取調べを受けているわけだが、
両手で机に肘をついたまま、椅子から足をぷらぷらさせており全く持って不真面目極まりない。
「なによ、まるで警察官みたいじゃない」
「俺は警察官だ!」
 やたら目つきの悪い警官は制帽を脱ぐと大河の椅子の後ろへと回り込み、その両肩にごつい手を置いた。
 わりと薄手のワンピースしか着てない大河の肌に警察官の体温が伝わってくる。
 警察官はその肌の柔らかさを楽しむかのようにその手を大河の首筋に這わせる。
 その感触にゾクっ、と背筋を震わせながら大河は言った。
「な、ナニよ! しょ、証拠でもあんの?」
 振り向きざまにそう警察官に反論する大河。しかしその反論も警察官の唇で塞がれてしまう。
「んっ!!んがっ…んっ…」
 いかな手乗りタイガーとはいえ、鍛えている男の体にはかなわない。キスしたまま机の上に押し倒され
、その体を押し返そうとする腕は瞬時に絡め取られ、両腕をまとめて頭の上に固定されてしまう。

 警察官の舌が大河の唇を割って入ってくる。
 歯を食いしばってその侵入を防ごうとした大河だが、警察官の手がワンピースごしにその薄い胸の頂点を
擦ってくるとその歯の力も萎えてしまう。右の耳たぶを触られながらキスされていると、もうどんな抵抗もできなくなる。

 警察官の舌が大河の真珠のような歯列をこじ開けて入ってくる。感じるのは男の熱い唾液。生き物のような舌。
それが大河の口の中の粘膜を犯していく。
 大河は警察官に体の上にのしかかられたまま、口を思うままに犯されている。
 押し返そうとした舌を逆に絡め取られ、吸い上げられ、熱いディープキスをさせられてしまう。
 息が苦しい、という思いと男の舌の熱さにだんだん大河の理性は麻痺していってしまう。

 唇をはなすとちゅぽん、と音がしそうなくらい熱いキスが終わり、目つきの悪い警官は口の周りについた
大河と自分の唾液を拭いながらニヤリと笑い、言った。
「証拠はあっただろ」
 テーブルの上で押さえつけられたまま、顔を真っ赤にしながら大河は警察官を睨みつける。
「……」


309 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:17:53 ID:0OCEcDyd
 警察官は言った。
「お前の口の中のバニラエッセンスの味。そしてそのくずかごのなかのカップ。どこからどう見ても、お前が
俺の分のプリンを食ったという事実を示している」
 事実を突きつけられた大河は視線をそらしながら、言った。
「…しょうがないじゃない」
 その瞳の淵には涙が盛り上がっていく。
「だって、竜児、家にいてくれないんだもん!せっかく帰ってきても、竜児家にいないし!
日曜はひさしぶりに一緒にお買い物に行こうって言ってたのに、急に夜勤って言って出てっちゃうし!」

そういわれた警察官――高須竜児巡査(20)は戸惑いながら答える。
「…いや、それは関係ないだろう」
「関係ある! 竜児がいないとヤなんだもん! 帰ってきても誰もいない部屋はイヤなんだもん!」
 仰向けにされた大河の瞳から涙がぽろぽろとこぼれる。
「お前なあ…」
 竜児は大河を抱き起こすと、その頬に、髪に、耳に口付けをする。
 その涙をハンカチで拭ってやり、その後頭部をやさしく撫でながら囁く。
「もう大学生なんだからそんなことで泣くなって」
「りゅ、うじも、同じとこ、受けようって言ってたのに、か、かってに、お巡りさんになっちゃったんじゃないの」
「ごめんな。俺、一日でも早く一人前になりたくって」
「うん…ごめん……竜児はわるくない」
 スン、スンと涙をこらえながら大河は竜児の腕の中で小さく震える。
「大河」
 竜児の腕が大河の体を抱く。
 大河が小さすぎてその腰も背中も腕が余るくらいだ。
 警察官の制服の匂い。その内側の竜児の体臭。
 それにうっとりとしてしまう大河だが、その制服の中になにか堅いものを感じる。
 腰に押し付けられている、硬いなにか。
「な、なに発情してんのよこの駄犬!」


 そのあと大河が竜児に美味しく頂かれてしまった、というのはいうまでもない。

つづかない


310 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:22:12 ID:6aw9XsHA
>>308-309
GJGJ!

311 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:23:07 ID:tSuclMaI
いぬのおまわりさん、ですね

312 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:23:47 ID:DUq6pDvc
誰馬

313 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 00:40:25 ID:Ee6U4KpW
>>309の妄想力には敵わないGJ

314 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 01:07:35 ID:XOYwMA3a
>>309
GJ!!
でも全然処罰されてないなw

315 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 02:01:59 ID:oKwauF8G
>>276
↑これ誰か分かる人いたら教えて下さい

家で制服来たままイチャイチャなんて…あま…いやけしからん……GJ
プリンきれてるわ 明日買おう

316 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 03:15:29 ID:RuWSAaxm
わかります


317 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 09:41:21 ID:FXFG4KN+
>>315
両方とも電撃の増刊
ひと月くらい前には両方ともゲマの本店にあったぞ

318 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 10:26:24 ID:hYgsJw06
>>311吹いた。
gjgj

319 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 12:19:17 ID:oKwauF8G
>>317
発売されたのはずいぶん前みたいだけど何でアニメイトとかゲマに??
また出る事はあるのかな?
…収録してくれれば良いのに…

320 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 15:25:00 ID:5U7j4gCp
>>70
アニメでの
やっちゃんと竜児のお家、間取り図
ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1227492304/889
一部ウソ
ttp://blog-imgs-41.fc2.com/y/u/n/yunakiti/uptv0002624.jpg


原作では
やっちゃん、竜ちゃんともに3畳間
一巻12ページ
戸建二階部分の借家 私鉄の駅から徒歩10分、南向き2DK、家賃8万円
一巻18ページ
北に玄関、東西は隣家、窓が南だけ、だけど大河の家で日が入らない。
そのため家賃8.5万円を大河マンションのために下げてもらう。

321 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 15:27:58 ID:5U7j4gCp
>>70
テレビでの二年C組の座席

ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime4vip/1226044521/320
320 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] Date:2008/11/14(金) 05:03:45 ID:aWBo4JuA0 Be:
やっつけ2-C席順作って気づいたんだけど
原作とアニメでクラスの人数違うみたい
ttp://www1.atwiki.jp/toradora?cmd=upload&act=open&pageid=19&file=zero_05496.jpg

□□□奈□
北竜□□□
□□□□□
□□麻大み
□□□□□
亜能春  □

アニメだと男子14名・女子15名で計29名
原作だと男子16名・女子17名で計33名(って北村が1月の修学旅行班分けの時、言ってる)

小説では、座席配置が明確になっていないが、全く異なる事は確か。

322 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 15:31:09 ID:5U7j4gCp
で、どなたか、小説版での、大河のお部屋、やっちゃん竜ちゃんのお部屋、亜美ちゃん別荘の場所と間取り、二年C組座席、などわかりませんか?

323 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 16:14:59 ID:tSuclMaI
>>320
ttp://nagamochi.info/src/up25058.jpg

意外とこれ持ってる人いないんだね

324 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 16:46:39 ID:h9ti0Wbu
これは、テレビな設定ですね?

325 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 16:55:48 ID:tSuclMaI
アニメの設定

>>322
原作の描写では一意には決められないでしょ

326 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 18:36:52 ID:vmEixm3x
こういう設定とか人称間違えると大変なんだよなぁ

327 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 18:44:41 ID:b9wh1slf
座席位置とかは間違っててもそうは気にならんけどな
さすがに相手とか自分の呼び方が違うと気になるけどな

328 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 19:00:12 ID:cOM2GLPm
関係が変わったから呼び方が変わるとかならいいんだけど
そうでもない日常シーンでずっと間違えてたら気になるって程度かな。

329 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 19:11:37 ID:Q2TmSRum
それに単純な名前の漢字間違いとかもずっと続くと気になるよね。
竜児→竜二、麻耶→摩耶とかね。

330 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 19:23:49 ID:wDMCPsmq
大河→鯛河

331 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 20:05:17 ID:NaOU3PoI
それはwwwない

332 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 21:25:22 ID:FXFG4KN+
>>319
オレンジ買いに行ったついでに見て来たらhpは無くなってたけどBUNKOYOMIは後2冊残ってた。

333 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 21:32:37 ID:oKwauF8G
>>332
どこ?
てかもう一度調べたけど前のが何で去年アニメイトとかゲマにあったん?
収録…

334 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 21:58:51 ID:FXFG4KN+
>>333
秋葉原のゲマ本店
今まで残ってたのは単に思ったより売れなかったんだろう。
正直、とらドラ!スピンオフだけのために¥1500-は高いもの。
他の作家の作品が目当ての人でもそれは同じだろうし。

335 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 22:16:02 ID:tSuclMaI
>>334
なんかのフェアだったっけか

秋葉ゲマのBUNKOYOMIって1月上旬から残り2冊だったような

336 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:02:04 ID:2Z1valdO
>>321
どうでもいいけど竜児と北村の画像のチョイスには悪意しか感じられないw

337 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:08:11 ID:pcnv5QPR
スピンオフ2巻発売からずっと考えていた春田×瀬奈ものです。
長いうえキャラが違ってきているので、スルーする人はスルーしてください。

338 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:08:43 ID:pcnv5QPR

喧嘩をした。群馬に行ってから初めて。
今朝からずっと口をきいていない。
お互い目があっても、ぷいと向こうをむいてしまう。
日曜日のダイニング。昨夜からの雪が部屋の外の世界を白く染めているけれど、肌寒さを感じる空気を押しのけるように窓から差し込む光が、暖かそうな色を壁に映している。
やかんから立ち登る煙。
紅茶の薫り。
白い皿の上のクッキー。
ストーブのたてる、かすかな音。
何とも心温まる光景。


だというのに、冷たいこの空気。部屋中に漂っている。


春田くんが、普段読みもしない新聞を音をたてて読み始める。
ぱさぱさという音が、普段は特に何も感じないのに、今日はやけに耳についた。

「新聞の音、うるさいよ」
つい、言ってしまった。
口にしたその瞬間に、そんなことを言うんじゃなかったと後悔してしまう、そんな言葉。
その言葉に春田くんはぴたりと手を止めて、呆気にとられたように数秒間わたしを見た。
そして何事も無かったかのように、なにげない所作で視線を外すと、再び新聞の方に目を落として、

「いいじゃん、別に」
と言う。
言わなくても良いことを言ってしまったことに後悔したけれども、今更あとに引くことも出来ず、
泥沼にはまって行くわたしを、心の中のもう一人のわたしが「ばかね」とでもいうように、笑っているのを感じながら、
「気に触るの」
と応えた。

しかし、春田くんはそんな言葉には全くとりあうこと無く黙ったままで、しかし、ばさばさと、もっと大きな音をたてて新聞をめくって行く。
大人げない。全く。
本当に、こういうところは子供っぽい。
そうは思うけれども、はたから見ると、つまらないことを言い出すわたしも同じように子供っぽく見えるんだろうな。
似た者どうし。良くも悪くも。
ふうと溜め息をついた。

群馬にいってから今に至るまで、わたしたちは喧嘩をしたことが一度もなかった。
彼がいつもわたしの言葉を大切にしてくれたから。
多分、そう。
そんな記録が途切れたのは、とてもとても些細なことがきっかけだった。
自分でも、ばかばかしくなるくらい。



339 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:09:19 ID:pcnv5QPR
今朝かかって来た、一本の電話。

「はい、春田です」

二人で暮らしているので、春田くんへの電話も、わたしへの電話も一緒にこの家に来る。
まるで夫婦のようだと、友達には言われるが、わたしはこれが結構気に入っている。
しかし、それは、そんなわたしのささやかな感傷をものの見事に吹き飛ばす電話だった。

「あのー。春田君、いますか?」

ケーキの上に飾ってある砂糖菓子に、メープルシロップをたっぷりとかけたらこんな風になるのではないかと思えるくらい甘ったるい女の声が、受話器から聞こえた。
なれなれしい感じに、なんとなく嫌悪感が浮かび、そして警戒感が浮かんだ。

わたしの知らない女の人。それでいて、彼に親しい。
ぴんと来た。これはひょっとして、宣戦布告なのだろうか?

「浩次さんなら、おりますが」

いつもは浩次さんなんて言い方はベッドの上でしかしない。なのに、今日は、あえてそう呼んだ。しかも、わざと『浩次』の部分に力を込めて。
そう、あの人はわたしのもの。わたしだけのもの。そんな思いをはっきりとさせるために。
しかし電話口の女性にはどうやら、そんなわたしの攻撃が気付かなかったのか、それとも気付いても難なくかわしたのか、動じる事なく

「えっとー、春田君に話したい事があるのでー、替わってもらえますぅ?」
と言った。
いないと最初に言えばよかったかな、なんてことまで考えながら、わたしは彼を呼んだ。
「春田君」
ソファーでゆっくりと紅茶を飲んでいた彼は、まだ眠りから十分覚めきっていないような、ぼうっとした表情でわたしを見た。
「電話。女の人」
その、のほほんとした彼の表情に何となくいらつきながら、わたしは受話器を彼に渡した。もちろん、きっ、と睨みつける事は忘れずに。
「はい、電話替わりました〜。春田です〜」
いけないと思いつつ、全身を耳にして彼の言葉に神経を集めた。
「ああ、亜美ちゃん。うん」
彼が電話にあいづちをうつ。
「困るじゃん〜。どったの急に電話なんてして来たの」

ふにゃふにゃとしまりのない顔になっていく。そういう性格だとは知っていたが、あんな顔を見せられると……。正直、ムカツク。


ひょっとして、大学での彼はわたしの見ている春田くんとは違うのかしら。
そうかもしれない、そう思った。そして寂しさが湧いて来た。
いろんな春田君の表情を知っている。
これまでの時間の中で、積み上げて来たから。
長い間、時間をかけて。
それでも、まだ、わたしの知らない春田君がいる。
そして困った事に腹が立つのは、その、わたしの知らない春田君を多分、あの人は知っていること。



340 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:09:51 ID:pcnv5QPR
これは、嫉妬なのだろうか?。
この感情はこれまでにも何度か感じたことがあって、そういう感情が私のなかで生まれたことはたいして驚くほどのことじゃない。
けれども、こみあげてくる思い。亮輔との間の感じてきた感情とはどこか違う気がする。
うまく説明できないけれど、この身体の内側からかきむしられるような気持。


話しはまだ続いている。彼はまだ受話器を離さない。
彼の周囲だけ空間が切り取られているような、そんな気が少し、した。


やがて、「うん、うん。それじゃね〜」というしまりのない言葉と共に春田君は受話器を戻した。
「女性から電話なのね」
わたしは、そう言った。言葉が氷点を割るのを、自分でも感じながら。
「高校時代の同級生からだよ」
彼は、わたしの怒りが理解できないのか、少しおびえつつも、どうしたのと言いたげな表情で応えた。
「随分親しいみたいね」
そこまで言ってようやく春田君はわたしの機嫌が悪い理由に思い至ったみたい。
「何考えてるんだよ〜。全然そんなんじゃないって。本当に只の同級生だって」

慌てて、顔の前で手をふりながら、彼はそう言った。
「本当かしら。随分嬉しそうに話していたけど……」
「嬉しそうって、そりゃそうでしょ。久しぶりに同級生の声を聞いてさ、嬉しくないはずないじゃん」
「分からないわ」
その、わたしの言葉に少し考え込んでから、春田君は言った。
「瀬奈さん・・ひょっとして、俺が浮気してるって思ってる?」
「かもね」
「そんなこと、あるわけないじゃないじゃん」
あきれたように春田君はそう言った。
「嘘じゃないって、どうして分かるの?」
「そんなに、俺の言うことが信じられない?」
「そういう台詞で嘘を隠す人もいるしね」
「そんなこと、するわけないっしょ」




341 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:10:21 ID:pcnv5QPR
本当は、これはわたしの勘違いだなと、わたしは分かりはじめてていた。
基本的に春田君は嘘がつけない。
春田君は嘘をついたり、隠し事をしている時はいつも視線をそらすから、まず簡単に分かってしまう。
それに、本当に春田君が浮気をしているのなら、こんな風な受け答えはしないはず。
せいぜい、あらかじめ下手な言い訳や受け答えを用意しておいて、逆にそのせいで台詞が棒読みになってしまって、すぐにばれる、そんなところのはず。
今回はそんなへまをせず、言い訳もしないでただむきになって無実を訴えるところを見ると、おそらく浮気はしていないのだろうと思う。
まず、間違いなく。


それでも、なんとなく許せないのは、春田君がわたしの気持ちを全く分かってくれないこと。
いきなりの女性からの電話。嫉妬したり、疑ったりするのはごく自然なことだと思う。
だから、きちんとフォローして欲しい。
「俺には瀬奈さんしかいないよ」とかだけでも言ってくれたら良いのに。
人の恋路には鋭いのに、自分のは、とても鈍感なのだから。
そこがまた好きなところではあるけれども、それも程度問題だと思う。
これは、罰。わたしの気持を分かってくれなかったことに対する。
わたしは、まだ春田君の浮気を疑っているふりを続けることにした。

「男の人って、信じられない」
わたしは笑いだしそうになるところを見られないように春田君とは反対側を向くと、わざと肩を落してそう言った。
「男の人って・・・、じゃあ、俺のことも信じらんない?」
「春田くんだって、男でしょ」
すまして、そうわたしは答えた。
「男だからって必ず浮気するとは限んないし・・・第一、女の人だって浮気することあるじゃん。だって、瀬奈さんだって浮気してるかもしれないじゃないか」
「なにを言うのよ」

言うに事欠いて、春田君はとんでもない事を言い始めた。
「そう言えば、この間だってかなり帰りが遅かったじゃん」
「あれは仕事」
「いや、本当はどこかで男と会っていたのかも知れないしね」
「わたし、そんなことしない」
「それこそ、証拠が無いでしょ」
「本当だよ」
「そうやって嘘をついているのかも知れないしね」
「そう、わたしの言う事が信じらんない?」
「ほら、瀬奈さんだって俺と同じような事を言ってるじゃんさ」

怒った。

わたしのことが信じられないなんて、それだけは許せない。
「わたしは春田くんみたいな浮気者じゃないわ」
「俺だって、瀬奈さんとは違うよ」
「そう、そんなこと言うんだ」
「うん、言って悪い?」
口にしてはいけない台詞。それをお互い口にしてしまった。
そして、私達二人はお互い反対側を向いて、何も口をきかなくなってしまった。




342 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:11:20 ID:pcnv5QPR

思い返してみて、わたしもきっと、いけなかったのだろうなと思う。
でも、気がついてくれたっていいのに。言葉の裏側の想いに。
そう思うのは、わたしの甘えなのかしら。

いいかげん、息のつまるような空気に耐えかねて、遂にわたしはこの部屋から退却することに決めた。
わたしは壁ぎわに寄って、ワードローブからコートを取り出した。
「どこ行くの」
目ざとく見付けた春田君がわたしに尋ねる。
「実家に帰らせて頂きます」
ここぞとばかり、わたしはそう答えた。
「実家って……」
あきれたように、春田君がそう言う。
「・・・どこでもいいじゃない」
わたしが少しむっとしながらそう答えると、興味無さげな態度を春田君は作って、再び新聞へ向かう。さも、面白い記事を見付けたと言うように。
そして、新聞の向こうから、
「そうだった、別に俺にはどうでもいいことだった」と言ってよこした。

ちょっと悔しい。

わたしは、コートとお揃いのマフラーを手に取り、それを首にまわしながら、
「春田くんこそ、あの人の所でも、行って来たら」
と言った。言葉にたっぷりと刺を含ませて。
その途端に、春田君は椅子から飛び上がらんばかりになって、
「だから、あれはそんなんじゃないって」
と、猛烈な勢いでわたしに噛みついてきた。
「どうだか」
わたしは、鼻でせせら笑いながら、そう言ってのけた。
春田君は新聞を傍らに置いた。
「だから、なんども説明したじゃん、それは瀬奈さんの勘違いだって」
「そう、よかったね」
「どうして分かってくれないんだよ」
必死の表情で、彼は言う。許してしまいそうに心が揺れるけれど、ここは我慢。
「証拠がないでしょ」
澄まして私はそう答えた。
「・・それじゃ瀬奈さんも好きにすればいいじゃん」
怒ったように彼がそう言った。
「うん、そうする。どこかで男らしくて、決断力があって、浮気をしなくて、優しくて頭のいい男の子拾ってくるから」
「どうせ俺はアホですよ」
春田君はぷいと向こうをむいてしまった。
言いすぎたかな。罪悪感がちくりと胸を刺す。
言葉を失った私に、春田君は
「早く行って来れば」
と追い出しにかかる。

私だって悪いということは分かってた。それでも心の底で、春田君に引き留めて欲しいという気持があった。けれど、無理みたい。
そう思って無理につっぱればつっぱるほど、自分の思いとは反対の方向へと春田君は進んでいってしまう。
本当はここで謝ればいいのだろうけど。
でもいまさら引っ込みがつかなくて、私はコートを着込んでハンドバックをひっつかむと
「じゃあ、行ってくるわ。今晩は帰んないかも知れないから」
と言った。
「好きにすればいいじゃん」
春田君は顔もあげずにそう応えた。
さみしい気持、悲しさ、私の方を向いて欲しい思い、さまざまな思いが入り混じって、心の深いところで濁った流れとなって渦巻いたそのままで、
わたしは私達の家の扉を開けて、寒風の吹く外へ出た。



343 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:12:39 ID:pcnv5QPR

アパートの階段を降りて行く。てすりの向こうを眺めた。
昨夜からの雪は既にやんで外は抜けるように青く、それでいてぼうっとしてとらえどころの無いような表情を見せいていた。
一面に白い雪が辺りを埋め、日常を覆いつくしていて、まるで知らない街に来たような錯覚を覚えるほど、いつもとは違った光景に見えた。
なりゆきで、どこへ行こうという当てもなく外に出てしまったので、これからどうしようか、少し困った。
このところ、わたしの行動パターンは日増しに乏しくなって来ている。
ほとんど毎日、家と会社の往復だけで一日が終る。
せっかくの休みや土曜、日曜も彼と一緒にたまっている家事をしたり、ゴロゴロしていることが多い。
もう少し若いころは二人でよく外に出かけたものだけれど、最近はほとんど出かけなくなった。
春田君もわたしも、早く起きて外へでるより家でぼうっとしている方が好きだということはあるけれども、
どうも最近、彼が以前ほどわたしと外に出かけたり、遊んだりすることを楽しいと感じなくなったからのような気がする。

群馬に行った時や二人で暮らし始めた時に感じていた、二人でいる時の胸の高まりが段々薄らいで来たのは、わたしだってそう。
でも。
日本に古来から伝わる格言。
「釣った魚に餌をやらない」
ひょっとして、そういうことなのかしら。
だとしたら、思い知らせてあげよう。釣った魚だって、逃げ出すかも知れないということ。
愛情のメンテナンスは、けっこう大変なんだということ。

ぶらぶらと駅前へ向かって歩いて行く。ハンドバックを振り回しながら。
いいもの発見。
一度行って見たくて、でも、なかなか行く機会がなかったもの。
それは、ぴかぴかと飾り付けが光るパチンコ店。
春田君に一度連れて行って欲しいと頼んだのだけれど、「俺も行った事がないからダメ」といって断られたことがある。
ちょうどいい機会だし、行ってみよう。
入口に立つと自動扉が開いて、その扉の間から、むっとした空気と耳をつんざく騒音が溢れ出して来た。
大音量の軍艦マーチ。怒号のようなアナウンス。光の明滅があちらこちらで目につく。
すべてが初めて見る世界だった。
わたしの後から入って来た人を真似て、自販機でカードを買った。
そして、適当な台の前で座って、カードを入れる。
出て来た玉を、わたしは弾き始めた。
ちゃらちゃらと音を立てて玉は盤面に飛び出して行く。そして踊りを踊りながら下へと落ちて行く。時々、両手を広げたチューリップに吸い込まれ、盤面を赤や黄色の光が飛ぶ。
鳴り響く電子音。
ざらざらと小気味のいい音と共に玉が出て来た。
あ、これっておもしろい。
たくさんの人達がこうやって遊んでいる理由が分かったような気がした。


しばらくそうやっていると、中央のチューリップに入り、スロットの文字が回り始めた。
あ、入ったんだ。
残念なことに数字は並ばなかったけれど、結構玉は増えたので、嬉しかった。

結局、しばらくすると玉はすべて吸い込まれていって、願いも空しく最後の一個も消えた。
そんなものだよね。
別にお金を稼ごうと思っていたのではないんだし、小一時間も遊んだのだから、良しとしよう。




344 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:13:21 ID:pcnv5QPR
それから近くの喫茶店に入った。
今日はカプチーノを頼む。
春田君はいつもコーヒーに砂糖とクリームをたっぷり入れる。あまりに強いコーヒーの薫りと味は苦手みたいだ。本当に、子供みたいだと感じる。
だから、一緒の時はわたしもつき合って、同じようなコーヒーを飲んでいる。カプチーノを飲むのは、一人のときばかりだな。
気がつくと、考えているのは春田君の事ばかり。
せっかく一人でいるというのに。

悔しいけれど。
しばらく窓の外をぼうっと見ていた。カプチ−ノを片手に。
時間はゆっくりと流れて行く。
それから駅前でウィンドショッピングを楽しんで、一人を味わってから、わたしは家に戻る事にした。
これくらいで、十分彼も寂しさを味わったはず、きっと反省してるだろう、そう思いながら。
帰る道々、考えた。どうやって、許してあげようかな。食事一回くらいの条件は、つけても構わないよね。
そんなことを考えながら家へと帰った。
「ただいま」
そう言いながら家の扉を開けようとして、鍵がかかっていることに気付いた。
ひょっとして、わたしがいない隙にあの人を連れ込んでいるのかと、恐ろしい考えが浮かんで、わたしは慌ててバッグから鍵を取り出し、扉を開いた。
部屋は電気もついておらず、薄暗いままだった。どこかに隠れて、驚かせようとしているのかしら。
そう思って、「浩次」と声をかけてみる。


返事がない。
わたしの言葉は部屋の暗がりに、ただ吸い込まれていくだけだった。部屋のあちこちを探し回ってみた。どこにもいない。
ひょっとして、本当にあの女とどこかに出ていったのかな。わたしに愛想をつかして。
まさか、という思いと、ひょっとしたら、という思いがわたしの中でせめぎあう。
涙が出そうになった。
そんなつもりじゃなかったのに。
ただ、少し困らせようと思っただけなのに。
あんな事、言うんじゃなかった。
こうなると分かっていたなら。
後悔がふつふつと湧き上がる。


暗いところにいても仕方がないから電気をつけた。部屋の中はわたしが家を出る前と寸分変わらない光景だった。ただ春田君がいないだけで。
呆然として床にへたりこんだ。出てくるのは後悔の言葉ばかり。
そのままころりと横に倒れた。
頬に触れた床の冷たさが伝わってくる。
しばらくそのままでいた。
もしかしたら、次の瞬間、「ただいま」と言って、春田君が扉を開けて帰ってくるんじゃないだろうか、そんな期待をしながら。



345 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:14:02 ID:pcnv5QPR
ローボードの上の時計がこちこちと時を刻む。静けさの中のただ一つの音。15分待った。
しかし、何も起こらなかった。

わたしはむくりと起き上がる。帰って来たそのままの恰好だった。わたしはコートについた埃を払った。
待っていたって、春田君は帰って来ないかも知れない。
探しにいこう。
そして、謝ろう。素直に。
そう決めると、すぐさまわたしは家を出た。

出たものの、春田君が今どこにいるのか、思い当たる場所はなかった。春田君はどうしているのだろうか。想像して見る。
食事に出かけた。
喫茶店でお茶を飲んでいる。
本屋でたち読み。
映画館。
あの人の家に行った。


春田君があの人の部屋にいる、という想像が働いて、いやなシーンを思い浮かべてしまった。
いけない、そんなことを考えていては。
あの女のところに乗り込もうか。そう考えて、気付いた。
あの女の居場所をわたしは知らない。それどころか、名前さえも知らない。ただ声を聞いたというだけだということに。
コートのポケットに入れた携帯電話に手が延びる。春田君も携帯電話をもって出ていれば、捕まえる事が出来るはず。
短縮ダイアルのボタンを押そうとして、でも、押せなかった。
見つけ出して直接謝らないと。
そんな思いがためらいを大きくして、わたしは携帯を再びポケットの中に落し込んだ。


とりあえず、駅前の思い当たる場所を探そう。
わたしは駅の方角に向かって歩き始めた。
駅前で、いつも二人で行く店を中心に探して回る。
喫茶店。
絵の具屋。
ブティック。
スーパーマーケット。
ケーキ店。
ドーナッツショップ。
本屋。

雑踏の中に春田君の姿を探して、誰かに肩をぶつけるたびに謝りながら、ふらふらとわたしは店から店へと探し続けた。
寒空の下、足が冷え、口から吐く息は白くなって人混みに消えて行く。
どこというあてもなく、さ迷い続けるわたしに、風の音だけが寄り添っていた。



346 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:14:52 ID:pcnv5QPR
いない。
春田君はどこにいるんだろう。春田君はいま何をしているんだろう。
思い付く限りの店を探し、春田君が行きそうな場所を回り尽くしたけれども、見付からなかった。ひょっとして、電車に乗って、どこかに行ったのかしら。
そんな考えが浮かんだ。
きっとそうだ。これだけ探していないのだから。そうに違いない。
わたしは人の流れの間を縫うようにして駅へと向かった。
改札口に定期券を突っ込んで、ホームに上がる。人のまばらなホームには溶けずに残った雪が白かった。
電車は行ったところみたい。
わたしは階段の側にある鉄の支柱に背中を預けた。


駅近くのビルを回り込んで来た風がわたしの身体に吹き付ける。
寒い。とても寒い。凍えそうなほど。
ポケットにいれていた手を出して、こすりあわせてみる。
息を吹きかけてみる。
それでも、やっぱり寒かった。
いつもなら、彼が暖めてくれるのにと考えてしまうそんな自分が情けなくて……。
身体が震え出して、その震えは自然に足踏みに変わる。
雪のとけた水でぬれているコンクリートを踏む足音が天井に当たってホームに響いた。


ばさ、という音がして屋根にたまった雪が滑り落ちた。
その音を引きがねのようにして、ホームのすぐ側にある踏切の警報機が、かんかんと鳴りだした。
明滅する光が赤く視界の端に映る。
レールのきしむ音が響き、正面のライトが放つ光がわたしの目を射た。やがて、うなりをあげて電車がホームへと入って来た。
窓から見える車中の光景。
暖かな光は惜しげもなく、外に洩れて光と影を生む。
扉が開いて、ざわめきを連れて下車の人達が流れ出る。
日曜日の行楽から帰る人達、楽しそうに。
幸せそうに寄り沿う、若い二人。
両脇の両親にそれぞれ片手ずつ手を握られて、ぶら下がるようにしながら歩いて行く子供。
皆、白い息を吐きながら、幸せそうな空気をまとい、改札口へと流れて行く。
顔につき刺さってくる冷気が和らいだような、そんな光景。
そして裏腹に、わたしの心は深く深く沈んでゆく。

通りすぎる人の一人一人をじっと見る。
彼がいるかなと期待しながら。
きっといるに違いないと思いながら。

でも、春田君はいなかった。




347 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:15:51 ID:pcnv5QPR
次の電車かもしれない。乗客の最後の一人がわたしの前を通りすぎて、人の少なくなったホームに取り残されたわたしに、そんな言葉がささやきかける。
もう少し待とう。
もう少し。
人気の無くなったホーム。
カラスが空から降りて来て、電線に止まった。わたしの方を見ている。不思議そうに。

陽がかげり始め、寒さが一段と厳しくなりだした。
コートの一番上のボタンを閉めた。そして肩をすくめながらポケットの奥底に手を入れた。
それから長い間、その場所で春田君を待っていたけれども、春田君は来なかった。
陽が落ちて、辺りが暗くなるころ、わたしは諦めてホームを後にした。

歩きながらポケットから携帯電話を取り出す。
家の電話にかけてみた。
もう春田君は帰っているかしら。そんな期待を込めながら。
呼出音が鳴り始めた。1回、2回、3回・・・。春田君は出ない。
ただ呼出音が耳に響くだけ。
11回、12回、13回・・・。まだ、駄目。
ぎゅっと力を込めて携帯電話を握り直す。
16回、17回、18回・・・。
わたしは諦めて電話を切った。
街灯に火がともり始めた。闇を切り取って行く。
春田君はどこなの。
何をしているの。
何を思っているの。
分からなかった。

とぼとぼと歩く道。寒さがいっそう、つのる。
通りすぎた家の軒の下にかわいらしい雪だるまがあった。
崩れかかっている。
あなたもひとりぼっちなの?。
雪だるまに聞いてみたくなった。
我が家のあるマンションが目に入って来た。
窓を見る。
明りは消えたまま。
最後の望みも断たれてしまった。


家の前の公園にさしかかる。
出口から出口を結ぶ線上は人の足跡で踏み固められている。けれども、辺りにはまだ誰も跡を残していない綺麗な雪面が残っていた。
足跡をたどるようにして、わたしは歩いて行く。
公園の真ん中辺りまで来てから、立ち止まって、横を向いた。
ただ白い、雪に覆われた大地。
ポケットから手を出すと、そのまま背伸びをするように身体を一本の棒にして、わたしは、ばっさりと雪面に倒れ込んだ。
顔を雪が覆う。
冷たい。
この冷たさが雪のせいなのか、それとも今しがた流れ始めたわたしの涙のせいなのか、わたしには分からなかった。
雪に溶け込んでしまいそうな、そんな気持。
それもいいかもしれないなと、ふと思う。
このまま、溶けてしまって、雪と一緒に消えて行く。
何もかも忘れて。



348 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:16:49 ID:pcnv5QPR

「瀬奈さん、それって面白い?」
声が、した。
聞き覚えのある声。
春田君の、声。
慌ててわたしは声の方を向いた。
寒さに震えて、歯と歯をがちがちいわせている春田君が、いた。
声にならない声が口から飛び出した。
立ち上がり、駆け寄って、彼に飛びつく。
勢い余って反対側に春田君を押し倒してしまった。

寝ころがったまま、目を見合わせる。
声が出ない。
二人、そのまま。雪の中にいた。
「遅かったじゃん」
春田君が言う。
「待っててくれたの?」
頷く気配があった。
「ここで?」
「すこし探し回ったけど。ここで待ってた。本当に寒かったんだよね〜」
「ずっと?」
「そうだよ〜ん。一体どこに行ってたのさ」
わたしは直接その言葉には答えず、春田君にぎゅっとしがみついた。
そして春田君の耳もとで、小さく
「ごめんね」
と言った。
くすりと彼が笑う気配がして、春田君の手がわたしの髪をなでた。
何度も、何度も。繰り返し。

「そろそろいい。結構冷たいんだよね、ここ」
わたしの下敷になっている春田君が冗談っぽい笑いを浮かべながら、そう言った。
「もう少しだけ」
わたしはそのまま、春田君の上から動こうとはしなかった。
鼓動が聞こえる。
春田君の心臓の。
わたしの心臓の。
やがてわたしは起き上がった。
一緒に、春田君も。
そしてお互い、服についた雪を払い落しあった。

白い雪、白く白く。
何もかもを覆い尽くす。
街灯の青白い光が照らす下で、自然に手を取り合った私達は、互いに微笑みあって、この雪の上でワルツを踊りはじめた。



349 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:17:26 ID:pcnv5QPR
これで終わりです。お付き合いいただきありがとうございました。


350 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:46:49 ID:M9xCr3Xm
GJ!
情感たっぷりですばらしい!

351 :名無しさん@ピンキー:2009/02/01(日) 23:53:46 ID:SEuw9taZ
>>337-349
GJ
素晴らしい。春田ものは珍しいだけに難しいものだと思ってた

352 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 00:04:45 ID:nGNEZEUm
すげえ大作GJ!

353 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 00:55:33 ID:XPn4/nB3
本家保管庫更新キターーーー!!
乙彼さまです。けっこうガチで心配してました。

354 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 01:16:30 ID:962nblGG
本家ミラー共にGJなんだが
8皿目の174 ◆TNwhNl8TZY氏の作品が
どちらのサイトにも掲載されてないみたいなんだが見落としだろうか

355 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 01:20:12 ID:4chGE9Pk
>>334
ありがとう 明日行ってみるかな
はじまりとピリオドはどっかあるかな?東京で

GJ!
…春田…大学行けたんだな…瀬奈さんかわいいな
管理人さん無事で良かった

356 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 02:15:17 ID:0lEQ6F2y
春田が何気に可愛くていいなあ

ほんわかスピンオフGJ

357 :駄犬のプロポーズ:2009/02/02(月) 03:16:23 ID:0lEQ6F2y
ところで>>309でつづかないといいつつ>>309の続きが書けてしまったので投下します。
6レスくらい?

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

「な、なに発情してんのよこの駄犬!」
 体のすぐそばでそうわめく大河にたいして、制服警官はニヤリと邪悪な笑みを浮かべる。
「ああ、駄犬なんだ。だから人間の言葉とかわかんねーし」
「なっ、ちょっ」
 大河を抱きしめたまま、竜児はその唇を貪る。
 かすかなバニラの味。涙の塩の味。
 泣かせてしまった、という悔恨を込めて竜児は大河の唇に
優しく唇を押し当てる。大河のつややかな小さな唇は薄くて柔らかくて、ちょっと荒っぽく吸ったら
取れてしまうんじゃないかと思うくらい華奢で。何百回もキスしたというのにも関わらず竜児は
コイツは大暴れしたりするけどやっぱ女の子なんだよなあ、と妙なところに感動してしまう。

竜児は大河がキスしている最中
「んくっ」
と鼻を鳴らすところが可愛いと思う。
唇を離した瞬間に、
「ぷはっ」
と息を荒くつくところが可愛いと思う。
大河はキスに集中しすぎて、呼吸をするのを忘れてしまうのだ。
だからこうして時々大河に息をさせるために唇を離してやらなければならない。
大河の呼吸が整うまで竜児は大河の頭を撫でたり、額や頬にキスしたりと愛撫を続けていく。
大河の呼吸が済むとまた、深いキスを交わす。

何度目かのディープキスの後では大河は「はひゅぅ」というような甘い喘ぎを上げた。

「なあ大河、俺は今、発情した駄犬なんだ。どうして欲しい?どうされたい? 言ってくれよ」
 と意地悪そうに竜児が言っても、大河にはもう怒る気力は残っていない。
「ベッド…連れてって」
とろんと潤んだ瞳でそう懇願するしかない。
 ほんの数分前まではプリン紛失事件の取調室だった大河のマンションのリビングのテーブルから
竜児は大河を抱き上げる。そして背中に手を回し、ひざの裏を持ち上げる「お姫様だっこ」の形で
大河をベッドルームまで運んでいく。
 そうしているときの大河は嬉しそうに竜児の首に手を回し、蕩けるような微笑を浮かべていたりする。
そんなのを目にした竜児にはもうどうすることもできない。足早に廊下に出て、膝でドアノブをこじ開けて
ベッドルームになだれ込む。
 天蓋つきのベッドに最愛の少女を横たえると、竜児はもどかしげに警察官の制服を脱ぎ捨てる。
そして力なくベッドに横たわっている大河の上にのしかかる。
 とはいっても大河には体重がかからないように、ちゃんと大河の顔の両脇にしっかりと腕をついているあたりが
気配りの高須の面目躍如というところか。
 お人形みたいな、という表現が相応しいほどの美少女は竜児の下でそっと瞳を閉じる。
 そしてかすかにあごを上げて、何かを待ち望むかのような表情を浮かべる。

 何度してもいいものだ。竜児はそう思っていた。高校を卒業する前にはじめてした時から数えて
もう何百回も、ひょっとしたら千回以上はしているであろうキスなのに、こんなに気持ちがいい。
 この表情を見るたびに胸の中がなにかでいっぱいになる。コイツが好きで好きでたまらない。
好きだ!と叫びながら全裸で町中を走り回りたい気分になってしまう。
 そしてその小さな唇の熱さとか、やわらかさとか、そのいいにおいだとか、こぼれてくる吐息のたまらなさとか、
そういうもの全てが竜児を高まらせ、昂ぶらせていく。
 竜児は大河のワンピースの胸元に手をやる。ささやかな、ほんとにささやかな女の子のふくらみ。
イソフラボン、もしくは竜児のマッサージのおかげなのか最近は多少は無くは無いのかな?という程度くらいには
成長したような気がする、そんな大河の胸。
 その胸をそっと優しく撫でる様に揉んでいく。

358 :駄犬のプロポーズ:2009/02/02(月) 03:16:48 ID:0lEQ6F2y
 ワンピースのボタンを外し、その内側の輝くような白い肌を優しく撫でる。
 汗で湿った肌。最近Aカップをつけられるようになった大河の胸を直接刺激していく。
 すると大河の荒い息のなかに、切なそうな響きが少しづつ増えていく。
「ふあっ」
「気持ちいいか?」
 竜児が尋ねると、大河は子供みたいな素直さで答える。
「…うん」
 正直な返事に対するご褒美、という感じで竜児は大河の唇にキスを落とす。
 唇を食みながら、硬くなった大河の乳首を優しく転がすように刺激する。
 キスで唇を塞いでいると、鼻息が耐えられなくなるくらい荒くなるのが判る。
 竜児は唇を解放してやると、その硬く立ち上がった乳首へと唇を向かわせる。
 片方の乳首を指で、もう片方を唇で。唇で挟むように。舌で転がすように。
 何度と無く体を重ねあってくる間に、竜児には大河のツボがわかってきた。

 大河が好きな責め。
 腋を舐められたり、お臍を吸われたり。
 突然体をうつぶせにされてお尻のえくぼのできるあたりにキスされたり。
 背筋を指で撫でられながら、もう片方の手で乳房を軽く刺激されたり。
 後ろからのしかかられるように抱きしめられ、耳を噛まれるながら乳首や股間を撫でられたり。
 そんなこんなされているうちに、大河はAカップのブラも、ワンピースも、パンツも、
竜児が好きだから履いているニーソックスもいつの間にか全て脱がされている。
 肌で竜児の体を感じ、汗で湿った肌同士の感触に酔いしれる。

 そんなことをされているうちにすっかり大河は出来上がってしまっていた。

竜児にキスされるたびに体の中から生まれてくる熱の疼きに囚われ、
竜児に触られるたびにおへその奥から痺れるような電気に打たれて、
竜児の匂いに包まれるだけで多幸感の波に洗われてしまう。


 これはひとえに高須竜児という男がただのケダモノではないからだろう。
自分が満足することよりも、好きな女の子に気持ちよくなって欲しい、という
どうにもオバカで人のいい性格のせいなのか、竜児は大河とするときには
いつでも相手の反応を異常に気にしていた。だから、ほんのすこしでも反応が違った愛撫や
責めを効果的に学習し、入れる前なのに前戯ですでに絶頂寸前というところまで
大河を追い詰めてしまっているわけである。
「そろそろ入れるぞ」
 そう言って竜児はベッドサイドの引き出しからコンドームを取り出そうとベッドから降りかけた。
 しかしそんな竜児の手を大河の小さな手が掴む。
「だめ」
「だめ、って何がだ?」
 汗で濡れた頬を真っ赤に染めた大河は、潤んだ瞳で竜児に囁く。
「きょ、きょうは、大丈夫な日だから……つけないで……。…りゅ、竜児を、直接感じたいの」
 大河の初めてを貰ったその日から、幾度となくえっちをしている二人だが、いつも必ずコンドームは
つけていた。フェミニストであり、性的に堅すぎるほど堅い竜児がそうすることを頑なに主張していたのだ。
「そ、その、みのりんに聞いたの!な、ナマでしても大丈夫な日があるって。計算して」
 緊張しているのか照れているのか、あたふたと大河は続ける。
「だ、だからね、きょ、今日は…つ、つけないでして…おねがい…」
 息も絶え絶えな、大好きな女の子にそう言われたらさしもの竜児もクラっと来てしまう。
 ホンモノの発情した野良犬と化してこの可愛い赤頭巾ちゃんを食べてしまいたくなる。

 今まさに大河を押し倒そうとした竜児の脳裏に、なにかが閃いた。


359 :駄犬のプロポーズ:2009/02/02(月) 03:17:22 ID:0lEQ6F2y
 今まさに大河を押し倒そうとした竜児の脳裏に、なにかが閃いた。

(あれ?……だよな……ってことは)
 その疑念は一瞬でカタチを変え、竜児を得心させる。

 竜児はゆっくりと、生まれたままの姿の大河の上にのしかかる。
そして両足を開かせると、いまだに無毛のままの秘所の上に硬く滾った肉棒の先端を押し当てる。
 大河の蕩けそうな粘膜の熱が伝わってくる。
「…大河」
 興奮に目をつぶっていた大河は、いつまで待っても衝撃が来ないのに戸惑い、薄く目を開ける。
「お前、こないだの生理来たのって二週間前だろ?」
「…」
「だったら今日あたりはバッチリ危険日じゃねえか」
 なぜだかそんな知識までバッチリな竜児。ホントにお前は主婦かなんかか。
「ち、ちが」
 その反論を竜児は唇でふさぐ。

 唇が離れる。その間を銀色の唾液の糸で繋がる。
「危険日なんだろ」
「…」
 涙目で大河はしょんぼりとうなずいた。

「だ、だって、竜児が「もういい」」

 大河の言葉を優しく竜児が遮る。しかし大河はさらに必死に言い訳をしようとする。
「違うの! 竜児にウソつこうとしたんじゃなくて――」
「子供ができたら、俺がもっと一緒にいてくれるようになる。そう思ったんだろ?」
「……」
「ホント、お前って――」

 大河は息を呑む。呆れられた。嫌われた。
 全てを喪失してしまうような絶望感に包まれた表情で、その言葉を待つ。





「可愛いのな」
「……」
 混乱している大河に、竜児はキスをする。

「そんなことしなくたって、俺はお前と一緒にいるってのに」
「――だだだだだって、わたし、竜児にウソついて」
「ウソじゃないことにするか」
 竜児はそう言うと硬い先端で大河の入り口を寛げる。

 大河は熱い粘膜の疼きに蕩けたような表情をみせる。
「大河」
「…」
「結婚しよう」
「…へ?」
「あー、その、なんだ。ウンって言わないと入れてやんないとか、そういうんじゃなくてだな、
その、なんつーか、俺はお前に俺の子供を産んで欲しいんだ」
「…だ、だって…だって…いいの?」
「お前には家のこととかあるし、俺にも泰子の世話しなきゃならんってのはあるけどな。
でも、俺はお前と家族になりたいんだ」
「……なるっ!わ、私、竜児の子供、たくさんたくさん産むから!」
花が咲くような笑顔を満面に浮かべた少女の中に竜児は突き入れる。


360 :駄犬のプロポーズ:2009/02/02(月) 03:18:11 ID:0lEQ6F2y
花が咲くような笑顔を満面に浮かべた少女の中に竜児は突き入れる。


「ひうっ」
 可愛らしい悲鳴を漏らす大河。
 初めて生で感じる竜児自身の感覚に、大河は息を呑んだ。
「きついか?」
「だ、だいじょうぶ…ふっだから、竜児、たくさんきもちよくなって」
 大河はそう言って瞳を閉じて、唇を竜児に突き出す。
 キス。何度目かのキス。今日した中で一番きもちのいいキス。

 大河はどうしようもないほどの幸福の中にいた。
 熱い熱い、熱くてたまらない竜児の亀頭を女の子の敏感な部分で直に感じている。
 子宮がキュンキュンと悲鳴を上げている。熱い滾りが体の奥からこんこんと湧き出してくる。
 乳首は硬く立ち上がり、ピンク色のクリトリスも充血しまくって包皮からちょこんと顔を覗かせている。
「大河は可愛いな」
 そう言って竜児はゆっくりと抽送を始める。
 灼熱の男肉で大河は体の内側を炙られている。
「や…ひぅっ…りゅ、竜児、いつもより……お、おおきいっ」
「お前が可愛いからこんなになっちまった」
 触れ合った肌から伝わる声。
 熱さ。
 汗。
 体臭。
 その全てが大河の幸福感を高まらせていく。

 膣道を容赦なく押し広げていく竜児の男根。
 そのカタチに膨らまされた、小柄な美少女の膣襞は恋人の肉槍を優しく押し包み、抜かれるときは
名残惜しげに引き止めるように刺激していく。
 大河は涙が溢れてくるのを止められなかった。
 大好きな男の子が、世界で一番大切な恋人が、自分のことを好きだといってくれている。
 一生一緒にいよう、と言ってくれている。
 愛の証の粘液が大河の子宮から湧き出てきてとまらない。
 幸福で涙が勝手に湧き出てくる。
 その涙を竜児はキスで拭い、ふわふわの髪の頭を撫でながらゆっくりとその肉槍を引き抜き、止まり、さらにゆっくりと
再び突き入れていく。

 白い快楽で溶けそうな大河は、その一突きごとに軽い絶頂に達してしまう。
 真っ白な喉をそらせて、声にならない声で快楽の極みに押し上げられる。
 溢れる涙をキスで拭われるたび。
 手のひらを優しく、長い指の竜児の手で握られるたび。
 大河は幸福の大波に流されていた。

「ゃぐぅぅぅ――っ!!」
 みっともない喘ぎ声も、もはや留める理性すらない。
 一番奥深くまで突き入れられると、背筋を弓なりに反らして快感を全身で表現してしまう。
「りゅ、りゅう、りゅうぅ」
 愛しい男の名前すら発音できない。
 そんな呂律の回らない唇を竜児は唇でふさぐ。

 真っ白な光が大河の脳裏で爆発した。
 高熱に痙攣する病人のように、大河の身体は痙攣する。
「はぁ――――っ、はぁ――っ!!」
 声にすらならない。竜児の肉棒を受け入れている粘膜全体が、喜びに震えている。
 大河の小さな膣道は、恋人の精を欲してきゅうきゅうと収縮し、その熱い男根を抱きしめ、吸い続けている。
 子宮が熱で溶けそうになる。

361 :駄犬のプロポーズ:2009/02/02(月) 03:18:29 ID:0lEQ6F2y
「りゅ、りゅうぅ」
 ちょっと待って、と言いたい大河だが竜児は腰の動きを止めない。
 ゆっくりと深く。素早く浅く。
 大河の身体を知り尽くした竜児の責めに、手乗りタイガーはどうすることもできない。
 突き入れられるたびに歓喜の潮をぷしゅ、っと漏らすことしかできない。
 その失禁を認識できないくらい、快楽と歓喜と羞恥のただなかに大河はいた。

 ズリズリと引き抜かれる男根。その雁首の凶悪さで膣を擦られると、全身から力が抜けてしまう。
 真っ白いヒリヒリとした快感に脊椎を炙られ、カエルのようにはしたなく広げた脚で竜児の腰に抱きついてしまう。

 くちゅ、という粘液の音を立てながら竜児の熱い槍が大河の中に戻ってくる。
 大河は目つきの悪い恋人の背に手を回し、快楽に蕩けた脳でそれに必死に爪を立てる。

 抜かれる。押し込まれる。引き抜かれる。押し入られる。
 その一回一回のたびに、大河は幸福の波で意識を飛ばされそうになる。

 脳も子宮も竜児の熱で蕩けきり、そのピストン運動に合わせて腰をはしたなく振っている、ということにすら
気づいていない。

「大河。可愛いぞ大河」
 そんな恋人の甘い言葉も、今や高まりきった大河には意味もわからない。
 ただ、好きな男の子が自分の名を呼んでいる、ということで快楽が増していく一方で。

 浅くいたぶられる。膣の入り口近くの内側のこぶを、竜児の亀頭の背が撫でる。
 竜児はそこが大河の弱点だということを知っていた。
 高まりきった大河はそのGスポット責めにさらに蕩けた顔を晒してしまう。
「――っ!!!」
 もはや声にすらならない。視界が狭くなる。クリトリスの裏側あたりを撫でられると、
白い火花で炙られたように意識が飛びそうになる。
 身体を弓なりに反らし、薄い胸を突き出すようにしながら大河はその感覚に耐えようとする。
 耐え切れず、竜児の亀頭が大河の弱点を撫でるたびにぴゅう、ぴゅう、と恥ずかしい潮を吹いてしまっている。

 三度、四度、五度。潮を吹ききると大河は一気に脱力感に囚われてしまう。
身体に力が入らない。

 そんな責めをしているうちに、竜児も高まりきっている。
 内側の感触と、可愛らしい喘ぎ声。気持ちよさに呆けたような顔。
 全てが竜児を高まらせている。
「大河。イクぞ」
 そう耳元で囁くと、一気に深くに突きこむ。
 そこは大河の子宮の入り口だった。
 その子宮口を竜児の凶悪な肉槍の先端が触れる。
 子宮口を撫で回され、押し開けようとするように深く突付かれる。

 今まで感じたことの無い快感に大河は目を見開くと、ぶるぶると痙攣をはじめてしまう。
「な、なかに、出すからっ」
 そんな音は大河には意味を成さない。
 熱い、熱すぎる脈動が内側でふくらんでいく。
 子宮の口をこじ開けるような熱い精液の濁流。
 一番奥。女の子の、子供のための部屋を蹂躙される。
「――っ!!!!!!!」
 生まれてこの方感じたことの無い感覚。
 幸福感と、快楽と、喜悦と、純粋な愛。
 そんな多幸感の濁流のなか、大河は気を失った。


362 :駄犬のプロポーズ:2009/02/02(月) 03:18:50 ID:0lEQ6F2y





 数秒なのか。数分なのか。大河には判らない。
 気がついたら、竜児の抱きつきながら泣いていた。
 泣きながらキスされ、体の芯は熱と好きとでぐちゃぐちゃになっている。

「ゅ、りゅうじぃ…」
 やっと声に出来た、恋人の名。
 それを呼びながら、手はお互いに指を組み合わせた「恋人つなぎ」で。
 目の前に、大好きな、世界で一番大切な男の子の顔があって。
 その恋人が、自分のことを好きだと言ってくれている。自分の身体で気持ちよくなってくれている。
 熱い熱い愛の証を、身体の一番奥に届けてくれている。

 だから大河は、恋人の背に腕を回し、その首筋に顔を埋めてこう言うしかない。
「りゅうじ、だいすき」
と。


 数十分後。


 正気に戻り、自分のあまりの乱れっぷりに大河は竜児と顔を合わせることが出来ない。
だから、背中から竜児に抱かれるような格好で一緒にベッドに寝ているわけだ。
 鈍いのか竜児はそんな大河の様子を気にするまでもなく、その髪の匂いを嗅いだり、
その髪の毛の手触りを楽しんだりしている。
「大河」
 胸郭に直接響いてくる竜児の声。
 その力強さと響きに大河は軽い絶頂を感じてしまう。
「な、な、あによ」
 うまく舌が回らない。
「俺、ちゃんと働くからさ。お前と、俺とお前の子供をちゃんとしっかり育てられるくらい、ちゃんと働いて出世する」
「……」
「きっとお前を幸せにする」
「…出世なんかしなくていい。できるだけ、ずっと、側にいて」
「ああ」
 そう言うと竜児は腕の中の女の子をきつく抱きしめた。


「お前に似た子だといいな。男でも女でもきっとすごく可愛いぞ」
 耳元でそんなことを言われたら大河は幸せで腰に力が入らなくなる。
「毎日曜日には家族でお出かけしような」
 そんなハッピーファミリー像を語りかける竜児に、大河は言った。

「やっちゃんは?」
「え?」
「私、やっちゃんも一緒がいい」
「…そうか。うん。泰子も一緒だな」
「うん。やっちゃんのこと好きだし、竜児もやっちゃんのこと大好きでしょ」
「ああ」
「だったら、明日からこっちの家に住めばいいじゃない」

363 :駄犬のプロポーズ:2009/02/02(月) 03:19:49 ID:0lEQ6F2y
 くるり、と竜児の腕の中で向きを変える大河。
「そうよ! そうすればいいんだわ。 この家無駄に広いし、やっちゃんもいれば寂しくないし!」
「あ、いや、でも、そのだな。俺にもなんというか、甲斐性というか、さすがに嫁さんの家に親子で転がり込むっていうのは――」

 そんな竜児の訴えを、この凶暴で一途な虎は却下する。
「ダメ! 駄犬といっしょになってあげるんだから、それくらい言うこと聞きなさい!」
 輝くような笑顔でそう言われたら、竜児は苦笑いを浮かべつつ肯くしかない。



終わり





-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
あみドラ派のはずの自分が、どういうわけだかサンタを信じてる風のタイガーに萌えてしまい
気がついたらこんなの書いてた。
タイガーがしあわせになるといいなあ

364 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 03:57:46 ID:nAqJLWSS
一番槍?
ニヤニヤがとまらねぇぜ
GJ

365 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 04:02:51 ID:atLSqpux
>>363
超GJ
2828で俺を殺す気か
というか感じ過ぎな大河に吹いたw

小説じゃあクリスマスの心理描写がすげぇ大切なんだけどな
アニメどうすんだろうな

366 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 04:19:21 ID:jJjTIxEf
って言うか、夏休み旅行前の「竜虎公園で勝負する」時に
小説では、大河の、小学校、中学校、次代の話が出てくるのだけど、テレビでは無かった。
今回も描かれないかもね。
サンタクロースの話が。

367 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 06:51:43 ID:qjUfqStH
>>363
あんた……最高だぜ、GJ!

368 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 10:50:23 ID:CxSrGWu/
>>363
抜いた

369 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 11:45:25 ID:hEOLr8nc
>>363
超GJ!!!!
ガチで俺のイチモツがそそり立ったぜ

370 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 12:14:42 ID:87SFtfuI
おまwww

371 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 13:51:06 ID:KWC7YeDg
>>363
抜きました。ええ。

372 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 14:06:40 ID:Ts8gAEXd
>>363
GJ
何か・・・もう
エロッ
そして大河が可愛いすぎだろww

373 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 15:44:35 ID:XPn4/nB3
>>363
乙、使わさせてもらいます。

本家保管庫の方、昨日気付いた時点よりも更に保管されてて乙なんですが、
8皿目の下から3つ目、174 ◆TNwhNI8TZY氏の無題(多分タイトルが「×××ドラ!」)が終わった後に
本音サミットの実乃梨ギャグエロエンドが一緒に収録されていました。
気付いたら修正しておいて下さい。

374 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 15:57:52 ID:fljbKdh+
たいがかわいいよたいが

375 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 16:00:52 ID:XIy59s+h
>>363 GJ!!
すでに保管庫に記録されてて驚いたよww

376 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 16:02:37 ID:1c4feBeG
保管庫更新乙です。

377 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 16:45:41 ID:fljbKdh+
管理人かわいいよ管理人

378 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 17:36:21 ID:hjI3TaVX
管理人さん頑張ってくれてますね。
ありがたい

379 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 21:52:17 ID:RtFdMOkq
小ネタっぽいのができたんで投下します。

なんとなく、紅茶が飲みたかった。なので竜児に頼もうと台所へいる竜児を見ると、そこにはいつものシルエット。竜児の背中。
「おう、大河。どうした?」
 あたしの気配を感じてか、竜児が振り返って笑う。
「食器洗い終わったから紅茶をいれようと思ってんだけど、お前も飲むか?」
「え・・・あ、うん」
 こういうことが、たまにある。あたしの考えていることと、竜児のすることが、おんなじになる。
 これって、結構すごいことだと思う。
「何してんだよ?座れよ」
 紅茶飲むんだろ、なんて言いながら、竜児は慣れた手付きでティーカップにお湯を注いでいく。丸いラインが美しい白磁のティーポット。
 あたしは、注がれたお湯の中で踊る茶葉を思い浮かべながら、椅子に腰掛けた。
 目の前に、竜児がティーカップをふたつ並べる。その横に、ティーポットをそっと置いた。
「・・・まだ?」
「もう少し待て。蒸らしたほうが、茶葉の味がきちんと出るんだ」
 穏やかな眼差しでティーポットを見つめる竜児を、あたしは頬杖をついて盗み見る。
「何だ?」
 突然竜児の声がして、あたしは我に返った。竜児が、怪訝そうにこちらを見つめていた。
 またもや、こいつはあたしの視線に気づいたらしい。こいつの顔見てぼんやりするなんて、不覚だったわ。
「何でもないわよ、このバカッ」
「ったくまたすぐバカって言う・・・」
「う、うるさいわね!そ、そんなことより、戸棚の中のクッキー出しなさいよ。あるの知ってるんだから」
 いつものようにあたしにバカ呼ばわりされた竜児は肩を竦めると、椅子から立って戸棚を開けた。
カチャリと瀬戸物の音がしたかと思うと、やがてクッキーを皿にのせる音が部屋に拡がった。
「ほらよ」
 コトリと置かれた淡いブルーの皿の上に、様々なクッキーが並んでいた。とっても美味しそう。
「ひ、一人で食べようとしてたんでしょ。あたしを欺こうなんて、百万年早いのよ」
 先程の動揺がまだ残っているのか、つい口が可愛くないことを言ってしまう。
 案の定、竜児は困ったように眉を下げた。
「別にそんなこと思ってねぇよ……さて、そろそろいいな」
 さして気にする素振りも見せず、竜児はティーポットを持ち上げた。少しだけカップに注いで色合いを見ると、ゆっくりとポットを傾けていく。湯気が薄く真上に伸びていく。
「ほら、大河」
 目の前に差し出されたカップには、茶褐色の透明な液体が揺れていた。
 竜児は再び座ると、カップに口を付けた。
「ああ、美味しく入った」
 そう言ってあたしに向けた笑顔が無邪気すぎて、あたしは慌ててカップを手にした。
 ふうっと息を吹きかけて、一口、いただく。
「・・・美味しい」
 あたしが呟いた次の瞬間、竜児が嬉しそうに微笑むのが見えた。
 思わず口をついて出たその言葉に嘘はなくて。それを否定することも、いつものように誤魔化して可愛くない言葉にすりかえることもしなかった。
 だって、それが素直な気持ちだったから。


 紅茶を飲みたいと思うタイミング。
 買ってあるクッキーが、あたしの大好きなものだったという事実。
 あたしの文句を、困ったように笑って受け流すいつもの仕草。


 そんな些細な事を積み重ねる毎日。一見変化のない日常が、案外未来への準備期間だったりする。
 竜児となら、この先も一緒にいられるかもしれない。
 あたしに、一瞬でもそう思わせたんだもの。こいつと出会ったことも、喧嘩しながら過ごした毎日も、今に繋がっていたんだと実感する。
 だから、この先も笑えると思う。何でもない毎日も、きっとキラキラしていると思える。

 竜児と、一緒なら。

380 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 21:52:50 ID:RtFdMOkq
では、駄文失礼しました。

381 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 22:06:31 ID:GLI3da5H
管理人さん、いつもご苦労様です。

>>380
短いながら、大河の気持ちが凝縮されててかなりの作品だと思います。GJです

382 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 22:07:46 ID:5QgqG4/p
しあわせっていいね、>>380GJ

383 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:23:10 ID:wb3lNtrq
皆さん。こんばんは。大河×竜児の妄想を受信したので書いてみました。
エロが少なめなので申し訳無いですが、よろしかったら読んでやってください。
次レスから投下します。

384 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:24:01 ID:wb3lNtrq
 [ごしゅじんさま(1)]

竜児は私の犬。私は竜児の飼い主。
飼い主は自分の犬を躾て、余所様に迷惑が掛からない様にする義務があり、又、愛しんで保護する必要がある。
逆に犬は御主人である飼い主に最大限の敬意を持ち、従順で飼い主を危険から守らなくてはいけない。
それらは素直で無い寂しがり屋の私が、竜児に相手をして貰いたくて……気を引きたくて…言った言葉。
『大河の傍らに居続ける』
って言ってくれた…バカ犬の癖に生意気な事言ったの……凄く嬉しかった。
良いわ。仕方無いから御主人様がアンタを飼ってあげる。野放しにしてたら誰彼構わず盛って迷惑を掛けちゃうもの。
でもね、そんな関係がいつまでも続く訳が無い。
だって竜児は私の親友に恋をしているのだから。応援するって言っちゃたんだもん。
そして私は………私は……北村君の事が好き『だった』。彼の親友に恋をしていたの。だから犬に仲を取持てる様に協力させてやった事もあった。
そんな、我儘な私を助けて、守って……優しくして一緒に居てくれた。本当は凄く嬉しかった。いつまでも一緒に居たいって想うようになってきた。
だから今は竜児の事が…………。
.



385 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:25:09 ID:wb3lNtrq
「ん…あっ…あっ…」
『臆病者の卑怯者』
それは生徒会選挙の後、私が狩野すみれに言い放った台詞…。
「んくぅっ!んあ…あ」
許せなかった…北村君を傷付け、泣かせた彼女が許せなかった。あの時の私は狩野すみれが、彼の想いを弄んだ…と思っていたのだ。
「はっ…はっ…!はふっ…」
でも彼女の胸の内を聞き、それが私の思い違いだと気付いた。
彼女は本当に好きだったのだ…北村君の事が…。
だから心を鬼にして、自分の想いを抑え込んだ。……彼女は強かった。優しさに満ち溢れていた。
対して、今の私は『臆病者の卑怯者』
……そう。恋をすると臆病になるんだって…今更ながら解った。
「んあっ…り、ゅうじぃ…りゅうじぃ…」
私は竜児がみのりんの事を好きだって知っている…なのに…なのに…彼に恋をしてしまった。
でも駄目なの。竜児の側にはみのりんが居なくちゃ駄目なのだ。
なのに私が竜児にベッタリしていたら、みのりんは遠慮する…自分が入り込む余地は無いって思ってしまう。
「あんっ!あっ!あっ!」
だから、私は竜児の家に行かなくなった。
『大丈夫…私は一人で生きていける』



386 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:26:21 ID:wb3lNtrq
そう強がっている。
でも本当は寂しくて、辛くて…竜児と居たかった。
そんな寂しさを一時でも忘れられる術を知ったのは些細なきっかけだった。
その夜も、叶わない想いだと頭で理解していても、頭の中は竜児の事を考えていた…一緒に過ごした日々を思い返して泣いていた…。
そして堪えきれなくなって、布団を太股で挟んで強く抱き締めた。
するとね…ビクンッてなっちゃったの。電気が走ったみたいにお腹の中がビクンッて。
身体がフワフワして、頭も身体も一瞬白く蕩けた。…甘い甘い快感が私の身体を駆抜けていった。
『…何これ?気持ち良い』
その刺激が、ただの一瞬でも『辛い考え』を忘れさせてくれた。
そう。精神的にいっぱいいっぱいだった私は縋りついてしまった…楽になりたくて自慰に耽る様になった。
「はあ…!んっ!んうっ!…んあぁっ!」
そして今、ばかちーと水泳勝負をした時…偽乳パットが外れて私の胸に触れた、竜児の大きな手の感覚を思い出して…慰めている。
「は…あ…はあ!んくっ!」
これは私の『お気に入り』だ。
様々な竜児の『感覚』の中で一番頻度が高い『オカズ』




387 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:27:07 ID:wb3lNtrq
だって、それ以外で竜児に自分の『女』に触れられた事なんて無いもの。正確に言えば、『触られたのかも』と言う、あやふやなものだ。
「んうっ!んっはぁ!あっ!あっうっ!!」
片手で胸を揉みしだき、もう一方の手は下着の中で蠢いている。
手の平の中で硬く自己主張する乳首を転がし、熱く疼く秘部を焦らす様に上下に優しく擦る。
「あ…はぁっ!ら、めぇっ!りゅうじぃっ!ふあぁ!じ、焦らしちゃ…っあ!!」
『大河ぁ…こんなに濡らしやがって。あ〜あ…下着までグチャグチャ…これは御仕置だな』
妄想の中の竜児が、私を後ろから抱き締めて意地悪をする。
私の『やらしい女の部分』…クリトリスを指先で弾くの…。ピンッ!ピンッ!て…。
「あんっ!あ…あっ!!」
甘く蕩ける快感に身体が跳ねる。
ギシッ!
ベッドが軋み、爪先をシーツに食い込ませる。
「んっ!…ふっ!ふっうぅ……あふっ!!」
そして…もう一つあるのだ。興奮材料が…。
それは、壁の向こう数メートル離れた場所に居るであろう竜児の存在。
ほんの少し離れた場所で私が、竜児を慰み物にして秘め事に精を出している。



388 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:28:09 ID:wb3lNtrq
その事実に、脳裏を一瞬だけ罪悪感が過ぎる……でも止まらないの。
『発情してんじゃないわよ!このエロ犬!』
とか竜児に言っておきながら…実際は私の方が発情している。情けないけど…欲求が治まらない。
「あっ!あうっ!ひゃうぅうっっ!」
クリトリスを摘んで、指の腹で転がすとピリピリと下腹部が痺れる。ジンジンとお腹の中が疼いて堪らなくなる。
羽布団の中で汗ばんだ身体を捩らせ、脳内で竜児の『御仕置』が激しさを増していく…。
『お前が汚した下着もシーツも俺が洗うんだぞ。おう…そうだ。俺は犬なんだよなぁ?これ以上汚れない様にしてやるよ』
「やあぁあっ!!ら、らめよっ!そ、そんな所…ひあっ!!」
竜児が私の足を両手で広げて顔を埋めた。そして犬みたいに柔らかい舌で秘部を愛撫し始める。
そんな恥ずかしい行為を妄想し、ゾクゾクした震えが背中を走る。
もちろん舐められた事なんて無いから、愛液を絡ませた中指と薬指で秘部を上下にゆっくり擦り、されたつもりで慰める。
「あはぁ…あ!ああっ…あっ!んふぅっ!」
乳首を摘み、クイッと引っ張って指先で転がし、甘さの混じった声で啼く。



389 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:29:39 ID:wb3lNtrq
妄想の中で竜児が胸と秘部を交互に吸って、優しく優しく舐め回すの。
自慰の間だけは竜児は『犬』では無く私の『ごしゅじんさま』になって私を責め立てるのだ。
「ふあっ!…あんっ!はっ!あっ!」
熱を持って疼く膣に、ほんの少しだけ人差し指を挿入して緩慢な動きで擦ると思わず身体が海老反りになる。
焦らしに焦らして、刺激に飢えてほてった秘部に、甘い御褒美をあげるのだ。
「はっ!はっ!はぁ!はっうぅっ!!」
胸から手が秘部に移動させ、クリトリスを円を描く様に転がす。そして膣内の指を徐々に奥へと侵入させる。
『おうっ!すげぇな。膣内、ドロッドロじゃねぇかよ。ヒクヒクしてる』
「くふうぅ!り、りゅうじぃ!あっ!あんっ!」
私は竜児の名を呼びながら、膣内を優しく掻き回す。激しくしたら痛いから…ゆっくりゆっくり…ほぐす。
クチュクチュッ…。
そんなやらしい水音が聞こえ、私は目の前がトロンと蕩けていく。
「んっふぅ…!んっ!んっ!は…あはあ!」
頭の中はピンク色の光が瞬き、竜児の顔が浮かぶ。でもね…表情は分からないの。
だって、竜児が『こういう事』をしている時の顔は分からないんだもん。



390 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:30:34 ID:wb3lNtrq
けど、きっと優しい顔付きの筈。私の心を暖く満たしてくれた優しい顔な筈。目付きは悪いけど、竜児は優しいヤツ。他人を思いやれる人間なのだ。
ただの思い込み。だが私は登り詰めていく。腰をガクガクさせながら…。
「っふ!くっふぅう!りゅうじっ!りゅうじぃ!あっ!あっ!ああっ!!」
小刻みに膣内を掻き回し、熱い愛液の海で指を躍らせる。
クリトリスを摘んで指の腹で転がしながら、期待に満ち、甘えた声で啼く。
『どうした大河。もうイッちまうのか?仕方無いな…ほらイッちまえよ。我慢するな』
そして脳内の竜児が登り詰める寸前の私を情熱的に愛撫する。
「あくっっっ!!あっ!!!あぁあっっっっ!!!!!」
私の頭の中を白色の光が爆ぜる。息が詰まって目の前が白くフェイドアウトして、全身の筋肉が一瞬だけ硬直し、徐々に弛緩していく…。
「っはあ!はあ!はあ…。っんく……っふ」
絶頂に達し、私はトロトロに蕩けた身体を大きく震わせて、肩で息をする。
乱れた髪を額に張り付かせて、倦怠感と欲求を満たした満足感で惚けるのだ。
そして…それらが落着いて身体の熱が冷めると、違う感情が胸の中を渦巻く。



391 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:31:31 ID:wb3lNtrq
それは言い様の無い罪悪感と虚無感………。情けなさ、腹立たしさ、虚しさ……竜児やみのりんに対する申し訳無さ。
「…ぐすっ!ごめんね…みのりんごめん!竜児ごめん!わ、私…酷い事しちゃった…」
竜児を妄想の中とは言え、慰み物にしている事…。
叶わない恋だし、みのりんも好きみたいだし…『譲る』よ。
そんな風に無理矢理、納得して傲慢な考えを持ち、自分の想いから逃げている。
本心では諦めきれていない癖に…。
私は本当に馬鹿だ…ごめんなさい。
私は枕に顔を埋めて咽び泣く。泣き疲れるまで泣いて…寝て。朝になったら腫れた瞼を洗って落着かせて……。
そして学校では何も無かった様に振る舞い、また夜は…。
そんな日々を過ごすのだ。
あと少しでバレンタイン。冷たい風が吹き荒ぶ二月の初旬の事だった。

続く




392 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/02(月) 23:32:26 ID:wb3lNtrq
今回は以上です。
続きが完成したら、また来ますね。
では
ノシ



393 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 23:32:35 ID:mGRQWBD7
GJです

394 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 23:33:47 ID:NcRR7YsN
そういえばサミットの続きってまだ?
亜美エロの続きと大河エロ待ってるのに

395 :名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 23:44:37 ID:0lEQ6F2y
萌えたじゃなくて抜いたとか使ったとかいう感想が予想外に多い件についてw
おかしいなあ

>>379
ほのラブもいいですな
タイガー可愛い

>>392
最近急にタイガー党に鞍替えした俺にはありがたいご褒美なんだだぜ
で、後編にはラブラブえっちがあるんですよね?


396 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:00:42 ID:WhO+3W4N
本音は自演まみれだから、いらねーや

397 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:41:06 ID:RzNmJKqo
マイナー路線でななドラこないかなぁ

398 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:42:16 ID:wujG/aOR
俺は兄とらを見てみたいな

399 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:47:17 ID:iaXXccZM
さすがに独インコちゃんはこないか

400 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:53:21 ID:hcAK6Llp
>>399
そのカップリングは誰が求めているんだw

401 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:56:06 ID:gjHok0OD
>>400
ドラマCDファンかな

402 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 00:56:17 ID:l7GFc+Iz
保管庫にはどうやっていったらいいんでしょうか
携帯です

よろしくお願いします

403 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 01:10:43 ID:d3nhBFlC
>>274
東京ではじまりとピリオドがまだある店無いかな?今日BUNKOYOMIは買ったんだけど…
やっと保管庫の七夕の話がわかったよ

404 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 01:13:09 ID:rSTtZiPU
>>402
>>1のテンプレにあるまとめサイトへのリンクを開けるだけ
ケータイならぽけブラで見た方が良いと思うよ
まとめへ跳ぶ前に表示されるはずだから、「ぽけブラで頁を見る」を選択すればあとは本家保管庫で2月2日までの作品が読めまくり

405 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 01:58:56 ID:wtg1oFfq
>>399
いくら相手がいないからって獣姦ぱ(゚´Д`゚)゜

406 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 02:12:46 ID:lGl1cVxO
>>399
まずインコちゃんと独身とが二人っきりになるシチュを組上げるのが難しすぎるよなあ。

407 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 02:33:08 ID:EYm3ETnD
ドラマCDは高須家で収録してるという謎設定だし、そのまま謎設定でSS書けばいい
ドラマCDの悲惨な役まわりで酔っ払いつつ高須家で潰れる独身
馬鹿馬鹿しいと帰る大河、ほっといて仕事にいくやっちゃん、寝るインコ
そして服を乱れさせつつ寝る独身に同じ部屋に残される竜児
……わかるだろ

408 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 04:10:07 ID:M633cg/m
ちょっと待て。何かおかしい

409 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 04:16:12 ID:Xds8hWWs
例えば、いわいる家庭訪問、てか高校で行うかどうか?だけど
で、
そこに当たり前にネボケやっちゃんとデレ大河って言うか顔がツブレた饅頭みたいな弛緩手乗り虎がいて。
でやっちゃんと独神が二歳半違い、大河はやっちゃんの娘、なのが暴露されたぬ二十のショックでその場で寝込む独身。

やっちゃんはお仕事。
大河と竜児は看病に必要なものを買いに行く。

その間に、その朦朧な独神が、イン娘ちゃんを・・・・・


・・・・・・・・・

だめ。続きがわからない。

410 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 04:48:19 ID:91dvDqq/
そういやインコちゃんの性別って謎だっけ
てことは能登×インコも・・・

411 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 07:08:46 ID:34dxFDXe
>>410
最近文庫化されたスピンオフの一節で「卵を産んだこともない……」というのがあるから、メスなんだろう。二次創作で気にしてもしょうがない部分かもしらんが。

412 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 09:07:40 ID:eDrrz0uk
>>406
ドラマCDでもインコちゃん誘拐したんだから、また誘拐させちゃえば良いんじゃねw

とは言え、インコちゃん相手じゃ二人きりになったところで何かが出来る訳でもないんだけどね。
むしろインコちゃんに慰められた程度で自棄になるんだから、独神は相手が誰でもいけると思う。


413 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 16:03:39 ID:wcHpLlbd
>>410
とりあえず作中登場人物でインコちゃんの性別を知ってるのは竜児だけなのは確か(ドラマCDより)

414 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 16:17:08 ID:cPooW3pl
アニメやドラマCDより原作の表記が優先されるだろ普通
竜児は布団じゃなくベッドで寝てるし、大河は一人で北村の写真撮ろうなんてしてないし、インコちゃんの性別は明らかに雌だ

415 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 16:20:03 ID:Pu8VgsJv
卵も生んだことない清らかな云々と書かれてたな

416 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 16:39:56 ID:/gDk/fMw
インコについてのレス多くて笑ww


417 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 16:41:58 ID:hcAK6Llp
そりゃみんな実は大好きだからな

418 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 16:59:13 ID:+YV8QfW9
「×××ドラ!」 174 ◆TNwhNl8TZY
の続きが読みたいな

419 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:20:26 ID:/gDk/fMw
このたび書いてみる。3ヒロインの中では需要が少ないみのりんだ。

竜児×実乃梨 無理矢理系(微エロ)
アニメ第3話より。
もし竜児が密室だと覚醒するタイプだったら。
タイトル『ピッチャービビってる』

アニメ3話を見てないとちょっとわからないかもしれない。
この話、原作にはなかったしな。

420 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:21:22 ID:/gDk/fMw
「「あーあー未来へ〜つなぐ橋〜〜
それがおおはしっ」」
「おおはし……」
「…げほっこほっ…あーもう喉ガラガラ…」

閉じ込められてどのくらいが経つのだろうか。
とにかく大声を上げれば気付いてもらえると思い校歌を歌っていた二人だが――
「こんなに声上げても気づいてくれないなんて…」
「あー、この時間おじさん競馬に夢中だから」
「そっか…」
あまり意味がなかったようにも思える。
想い人と密室で二人。
いつ出られるかもわからない不安な状況の中でも、やはり竜児は胸の鼓動を抑えられずにいた。

「少し寒くなってきたね…」
日も沈み始めたのに加え、倉の中というのは冷えるからだろうか、隣に座る実乃梨がかすかに震える。
「あ、よかったら俺の服」
想い人が寒がっている!!ここは男として…
竜児が自分の上着を貸してあげようと考えたとき、
「よーーし、あったまろうかぁぁぁ!!」
実乃梨は勢いよく立ちあがった。
「……え?」
温まる――密室で二人…ま、まさかそれは?!
雪山で遭難したときとかにある、あの、あの、人肌で…うおぉぉぉ
カッと持前の三白眼を見開きながら、高2男子なら当然と言えるべき妄想をした時
「うおっ」
やってしまった。アレ、つまり高須棒なるブツがいい感じに反応してしまったのだ。

「ピッチャーびびってる!!! へいへいへいっ ピッチャービビってる」
しかしそんな男の事情はまったく理解できない実乃梨は、どうやって作ったのか即席ボールを掴み腕をぐるぐる回す。
それに対し一升瓶を両手でつかみ、いろんな意味で前傾姿勢の竜児。


421 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:22:16 ID:/gDk/fMw
「びびってるって…ピッチャーは櫛枝じゃないか…」
そんなツッコミは彼女の耳には届かない。
「ピッチャーびびってる!! へいへいへいっ」
しかし竜児は気付いてしまうのだ。ボール(もどき)を掴んだ実乃梨の手がわずかに、小刻みに震えているということを。
「もしかして…本当にびびってる?」
「へ……」
ぴたりと、彼女の動きが止まる。
「手、震えてるから」
「い、嫌だな武者ぶるいだよーー」
冗談げに笑って見せ、何でもなかったかのように「ほら行くよーー」の合図。
「へいっ」
女ソフ部長の見事なまでのフォームに流れるように孤を描き、それは竜児のもつビンの方へ吸い込まれていくはず……だった。
「うぐぅお?!」
のだが、先ほどの「びびってるのか?」発言で少し不意を突かれてしまい動揺していたのかもしれない。
ある意味では変化球、とも言えるミスボールが見事にヒットした…竜児の股間に。

「お…うぉ…いてぇ」
「…あ」
元々覚醒状態であったそれは、かなり強めではあるが刺激を受けてさらに反応する。
「た、たた高須くん…あの、すまん、大丈夫かっ」
その痛みはわからなくともまずいと思ったのだろう、慌てて駆け寄ってくる実乃梨。
「お、おぉう」
「本当にすまない、高須くんの息子さん」
こんな時でもかなりの下ネタを混ぜながら、反射的に竜児のそれに手を伸ばし…
「ってノォォォォーーー!!うおぃっ 何やってんだ私…無意識かっ こえーー」
慌てて手をひっこめた。
「く、櫛枝?」
「なななんでもないよ」
メチャウチャ挙動不審だ。
こえーこえーよ私、と隣で髪をかきむしる実乃梨はさておき、竜児はそれどころではなかった。
ぴったりくっつく半径数十センチに彼女の気配。
体温も軽く伝わるし、実乃梨が髪の毛をばさばさと掻き毟るせいで、シャンプーの甘い匂いも漂ってくる。


422 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:22:59 ID:/gDk/fMw
――――――ドキドキドキドキ。
うおっ息子がっ
いや、これは整理現象整理現象…みたいなもの。
必死で理性をひっぱりだしてくる竜児。
しかし「うーあー」と叫ぶ実乃梨を真横で感じていると、理性などというものは飛びやすいもので…。
薄暗い密室。
外に音は聞こえない。
すぐ近くに感じる片思いの相手の温もり。

もうこれは……ヤルしかない!!!
理性VS性欲。
どんまい理性。高校2年男子たるのも、いくら真面目で常識人高須竜児であろうと、一番弱いものは理性であった。

「…櫛枝っ」
「え?ってわひゃぁ」
実乃梨の肩を両手で掴むと無理矢理蔵のドアに押し付ける。
「ちょ、高須くん? マジどうした?肩ちょっと痛い…」
「あ…あの、その」
と言っても、いきなり襲うなんていう度胸はないわけで。
「た、高須くん……かなり、変態っぽいんだけど」
自分を落ち着かせるためにしていた深呼吸が裏目にでるとは!!
そんなわけで頭を悩ませる竜児であった。
「あのだな…櫛枝」
肩を掴む力を少々緩め、それでも離す気はなくドアに実乃梨を押しつけたまま話す。
「さっきのお前の一球で、俺のは使い物にならなくなってしまったかも、しれない」
とまあそんなことはないのだが、そんな冗談を深刻そうな顔をしながら言い迫る。
「使い物…あぁ?! そ、それはあああれか…なんと由々しき事態」
対する実乃梨はどうにか動揺を隠そうと必死に笑う。
「そうだ、由々しき事態だ。だからお前に責任をだな」
「せ、責任…?」
肩に置いていた手で実乃梨の腕を掴むと、そのまま自分のもの…つまりは高須棒にさわらせようと持っていく。


423 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:23:50 ID:/gDk/fMw
「ちょ、ちょっと…なっ」
いくら実乃梨の力が普通の女子の平均以上だとしても、それに負けるほど竜児だって貧弱ではない。
「ひゃわぁぁ!」
高須棒(覚醒状態)に触れた瞬間、火にかけたやかんに触れたような声を出し竜児の手を思いっきり振り払い飛びのく実乃梨。
しかしすでに遅い。今ので十分に、実乃梨は竜児の最後の理性の欠片を吹っ飛ばしてしまったと言っても過言ではないのだ。

「ーーーんっ んんー!!」
押しつけるように自分の唇を彼女のそれとを重ねる。
柔らかく少し湿った唇。そして実乃梨が酸素を求めて口を開いたわずかな隙間を狙って舌を器用に侵入させていくのにも成功した。
「ん…あっ…ふぁ」
初めてだって見よう見まねで出来るのもなのだ、こんなものは。
お互いの唾が混ざりあい隙間から少しづつ流れ出す。
本当に嫌ならば舌でも噛めばいいのだ。それをしないのは少なからず彼女が心を許し始めているから。
ゆっくりと肩にまわした手を前にもっていき、服の裾から忍ばせていく。
最初になでるように触れたのは、本人が気にしているもののしっかりと引き締まったお腹。
「んぁっっ」
突然の刺激に口を離してしまったのは実乃梨の方だ。
「ふはぁ…はぁ、はぁ…」
「はぁ…はぁ」
ぜぇぜぇというように、酸素を求める二人。別にキスをしていると呼吸が出来ないわけではない。ただ2人はその方法を知らないだけ。
「ごめんごめんごめん」
何度も繰り返しつぶやき、お腹をなでていた手を一気に胸まで持っていった。
「んぁ・・・やっ――たかすくっ」
上着と下着を同時にたくしあげ、その二つの膨らみを指と、舌を使って刺激する。
「っんんっあぁぁぁ…だめっーーねぇっ」
片方は親指、人指し指、中指を使って、もう片方は舌と少し尖った犬歯を押しつけるように。
初めてとは思えないテクニックだが、こんな日が来ることを夢見てイメージトレーニングだけは欠かさず行ってきたのだ。


424 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:24:59 ID:/gDk/fMw
「ひっ、んぁあ」
それはもう執拗なまでの舌と指攻め。
先端に集中して弄ってみたり、かと思えば全体を優しくその大きな手のひらで包んでみたり……。
「ひゃぅ…」
実乃梨はもう全く抵抗はしない。しないのか、出来ないのか、竜児にはよくわからないが、快感に耐えながら微笑んでいるような表情がたまらなく愛おしい。
「あ、だ、だめだよぅ……わたし…もう あっんあ」
すこしずつ、彼女の声が小刻みになっていくのが分かる。
「く、くふぃえだぁ」
開いている腕で実乃梨を精いっぱい強く抱きしめ、名前を呼ぼうとしたのだが、言葉を発した瞬間に全血液が集中したように固くなったその突起に、竜児の歯が触れてしまったのだ。
「たかすくんっ…あっっんんっあぁぁぁ、やぁあぁぁぁ………」
ビクンとした痙攣が体越しに伝わる。
「はぁ…ふひゃぁ……」
「……い、イッたの、か?」
なぜだろう。自分はそのわだかまりを放出したわけでもないのにとても満足したような気分だ。
しかしそれと同時に、胸が痛くなるほどの罪悪感が押し寄せてくる。

――――何やってんだ、俺―――――


もう終わりだ。こんなことして、彼女に深い傷を負わせてしまったに違いない。
実乃梨はもう、自分に笑顔を向けてくれることなんてないだろう、あの太陽にのようなキラキラした笑顔を。

目が、顔が熱くなる。もう嫌だ嫌だいやだ……。
「…高須、くん」
そんな竜児の名を呼ぶのは他でもない櫛枝実乃梨。
冷えた手のひらを竜児の頬にあて、まだ少し息切れをしながらも囁く。
「――泣かないで――」
「……え?」


425 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:25:56 ID:/gDk/fMw
彼女に言われて、自分の頬に手を当ててみる。そして初めて気づいた。自分が泣いていることに。
「高須くん、泣かないで、よ。私は…大丈夫、だからさ」
どうしてどうしてどうして。
竜児は涙にぬれた目を、頬を何度も擦り、そして声にならない叫びをあげどうしてと繰り返す。
どうして、実乃梨は自分の心配なんかを。
泣きたいのは彼女の方だ、ここは怒るとこであって俺のために哀しむべきところではない。
どうしてどうしてどうして。
彼女は…櫛枝実乃梨は、そんな太陽みたいな笑みを、見せてくれるのだろう。


「…櫛枝っ悪い…本当にごめん…謝ってすむことじゃないけど…ごめん」
「…………」
額を床につけるような土下座。もう竜児にはこうすることしか出来ないのだ。
謝って謝って、それは自己満足なのかも知れないのだけれど。
「……高須、くん?」
「…………」
「高須くんはどうして、こんなこと、したの?」
「そ、それは……」
お前のことが、好きだから。
お前に触れてみたいと思ったから。

「やっぱり男子って…こういうこと出来るなら誰でもいいのかなぁ…」
よくわからないや、そういうみたいに困った表情で笑った実乃梨に、竜児は叫びたかった。
それは違う、と。
「そ、それは違うっ」
そして心の声はほぼ無意識のうちに言葉になっていた。
「それは違う…誰とでもとかじゃなくて……俺は、俺は」
言わなくてはいけない、自分は。
それを言うことが恐らく、一番まっすぐな誠意ある謝罪にも思えるから。
「俺は…櫛枝、お前だから……っしたいと思った」
「……え?」
「俺はお前が…す、す…好きだから…だから、だから」
この先は言えそうもない。
悲しい自分の欲を言うようなものだ。
「…ごめん」
結局この言葉しか出てこない。情けないけど…。


426 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:26:26 ID:/gDk/fMw
「高須くん、今ね」
実乃梨が竜児の肩に手を乗せて口を開く。その手のひらはわずかに震えてる。
「ピッチャーびびってるっ」
「え?」
場違いなほどのセリフ。ピッチャーとはいきなりなんの関連性が…竜児の頭は付いていかない。
「ピッチャーめちゃくちゃビビってる。…好きなんて言われたら…嫌われるのが怖いから」
「え……」
さっきまで太陽のような笑顔を見せていた実乃梨の表情が急に沈んでいた。
「いつか…嫌われるのは…怖いよう」
「………っ。櫛枝っ」
実乃梨の悲しそうな顔は、竜児をも悲しくさせた。
両手を伸ばし、実乃梨を抱きしめ、ありったけの想いをぶつけた。
「いつかのことなんて考えるなよ。俺は、今、この瞬間、櫛枝実乃梨が大好きだ。
それだけで…いいじゃねぇかよ」
「…高須、くん」
おそるおそる、実乃梨は竜児の背中へ手を回す。
触れたものを壊してしまわないだろうか、そんな不安を抱え。
それでも竜児はもっと強く実乃梨を抱きしめた。
壊されてもいい。何をされてもいい。
どんなに壊れてもまた直すから、何度でも生まれるから――――――。


日は沈みあたりも、蔵の中も真っ暗だった。だから二人は最後まで知ることはなかった。
小さな窓の隙間から、大河がことの一部始終を見ていたということを。
「最低ね…エロ犬」
その顔はどこか嬉しそうで、そして寂しそうだったと言うことを。

それはまだ初夏の…二人の物語が始まったばかりのとある休日の物語。
竜児と実乃梨が結ばれる、そんな世界もあったのだろう。

427 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:28:34 ID:/gDk/fMw
終わり。
つか…もしかして俺ミスってageちまった?
もしそうだったらすいません。
以上です。失礼しました。

428 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 22:07:57 ID:f99ONAZm
>>427
実乃梨が受け側になるのは珍しいですね。しかし、股間に直撃してパワーアップするとは。
竜児くんはとんでもないドMですね。Gjです


429 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 22:36:26 ID:d3nhBFlC
>>427
みのりん分補給完了!!
需要あるよ!書いてくれてありがとう!

そして誰か
>>403
知らないですか!?

430 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 22:50:29 ID:RjDzH4aM
>>427
GJ!!

431 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 23:18:47 ID:gF024xDW
【田村くん】竹宮ゆゆこ 9皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232901605/70
70 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/01/27(火) 00:49:28  ID:Rb2AfN7V Be:
    話の流れを断ち切ってしまうのだが、高須家の間取りってどうなってるんだ・・・?
    竜児の部屋もアニメ版だと和室、布団で寝ているようだが
    原作だと通販で買ったベッドにー・・・とかいう描写があったような・・・。

    もう何が何だかですよ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【田村くん】竹宮ゆゆこ 9皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232901605/320
320 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/02/01(日) 15:25:00  ID:5U7j4gCp Be:
    >>70
    アニメでの
    やっちゃんと竜児のお家、間取り図
    ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1227492304/889
    一部ウソ
    ttp://blog-imgs-41.fc2.com/y/u/n/yunakiti/uptv0002624.jpg


    原作では
    やっちゃん、竜ちゃんともに3畳間
    一巻12ページ
    戸建二階部分の借家 私鉄の駅から徒歩10分、南向き2DK、家賃8万円
    一巻18ページ
    北に玄関、東西は隣家、窓が南だけ、だけど大河の家で日が入らない。
    そのため家賃8.5万円を大河マンションのために下げてもらう。

432 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 23:33:22 ID:v4PwBNbQ
30分後に、死ネタありだけど、エロ(放尿、クンニ、フェラ、青かん)ありまくりの
亜美×竜児ものを投下予定ですが、如何?
全部で29レスです。

433 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 23:38:55 ID:f99ONAZm
投稿します。独身ものエロですので、閲覧には十分お気をつけください。

タイトル:竜の乱心

434 :竜の乱心:2009/02/03(火) 23:39:58 ID:f99ONAZm
「あっ…はぁ、んっ!」

―俺は、何をしているんだろうか。

服の上から、両手でゆりの胸を揉みしだきながら、一方で竜児は冷静だった。
思うようにぐにぐにと形を変え、時折中心のしこりを引っ掻くように指を立てる。
その度、ゆりの体はピクッピクッと反応し、少し大きく空いた口からは、甘い吐息が洩れる。

「ふぅ、ん…あんっ!」

「…意外と、起きないもんなんだな」

竜児は、酒で上気していたゆりの顔を覗きこむ。今は酒のそれ以上に紅く染まっていた。
眉を八の字に曲げ、少し苦しそうに息を吐く。竜児は少し考えた後、慎重に服を捲り上げていった。
少し酒臭いのは、しかしゆりだけではない。竜児自身、体内外は程よく酒気帯びていた。
服を捲った拍子に、ホックが外れてしまったのだろうか。ゆりの胸が、外気にさらされた。
泰子ほどではないにしろ、十分な大きさの胸は、乳首が上を向いており、固くなっていた。
竜児は右手で胸を鷲掴みにし、左手で乳首をこねくり回した。

「あっ!ンッ、ふぁっ、やっ、ンアッ!」

より一層喘ぎ声は高まり、ハァ、ハァ、と辛そうに身悶えする。
竜児には、もうバレるバレないはどうでもよかった。自分の思うがままに、ゆりを鳴かせたい。
衝動を抑えきれなくなってきた竜児は、太股に沿わせつつ右手をスカートの中に滑り込ませる。
同時に、ピンと立った胸の先の小さな突起を、口に含みながら舌で転がした。

「んああっ!あ、ひぅっ、やっ、はぁん!」

右手には、布越しに湿りを感じた。上下に擦る度、クチュクチュと卑猥な音を立てる。
ゆりの腰が、逃げるように小刻みに震えた。

「すげぇ…こんなに濡れるもんなのか…」

ゆりのパンツを少し横にずらし、直に触る。
だけのつもりだったが、勢い余って、中指が一気にゆりの中へと呑み込まれてしまった。

「ひぅっ!え、な、なに…?」

(お、起きた?!)

体内に何かが入った異物感に、ゆりは目を醒ました。だが、まだ状況をしっかりと把握できていない。
更に、酒が抜けていないため、まだトロンとした目付きのままだった。

(…なら、このまま)

「た、高須くん…?あれ、私どうし、むぐっ!?」

突然竜児に口で塞がれた。そまま舌が差し込まれ、ゆりの口内を乱暴に蹂躙していく。
更に、右手を激しく動かし、水気を含む音が大きく部屋に渡る。

「んううう?!ふっ、んんっ、ふぅん!はっ、たかすく、や、だめ、んむっ!」

口を竜児に塞がれ、くぐもった声しか出せない。うまく酸素を取り込めず、また意識が離れそうになる。

435 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 23:40:01 ID:nK8DncD9
>>432
大丈夫大丈夫、そういうのはちゃんと共通NGワードを指定しておけば読みたくない人は読まないで済むし。
全部吐き出しちゃいなさいな。

436 :竜の乱心:2009/02/03(火) 23:40:50 ID:f99ONAZm
しかし、竜児の右手がゆりの意識を無理矢理保たせる。奥を軽く引っ掻き、入口を指で円を書くようにほぐす。
初めてとは思えぬ絶妙な指技を、竜児は惜しみ無く活用する。
そして、竜児の親指が、ゆりの一番敏感なところを弾いた。
全身に鋭いものが走り、ゆりの塞がれた口から悲鳴に近い喘ぎ声が鳴った。

「んうううううう!?」

ゆりの体が強張り、背を反らす。それも一時、ゆりの全身から力が抜け、虚脱感が巡った。
絶え絶えに息をつくも、秘部に何かが当たる感触があり、ハッと意識をしたに見やる。

「先生…いきます」

「あ、だ、ダメ…高須、くん、それは、だ、あ、あ、あ!」

竜児のモノが、ゆっくりとゆりの中へと侵入していく。
竜児の胸に手を当てて押し返そうとするも、まともに力が入る状態ではなく、容易く全てが収まった。
―自分の担任が、半裸で自分の下に組み敷かれ、脚を開いてその中に自分が入り込んでいる。
今の状況を改めて確認した竜児は、ゆりの中で更に膨張した。

「ふぅ、はぅ…た、高須くん…だ、ダメェ、抜い、てぇ…」

涙を浮かべ懇願するゆりに、竜児は言いようのない快感を覚えた。その言葉を無視し、ピストンを開始した。

「あんっ!あ、はっ、いやっ、た、たかす、く、うんっ!お、おねが、ひっ、あぁ!」

強く打ち付けられる腰に、ゆりは言葉を発するのも困難だった。
ゆりの体が振れる度、竜児の目の前で双丘が大きく揺れる。
時に、竜児はそれを荒々しく揉みしだき、その先端を強く吸い上げ、歯を軽く立てなじる。
上下の快感が、ゆりの正常な意識を刈り取っていく。口を塞がれ、涎が端を流れてももはや気にできなかった。
肉のぶつかり合う音と、水気のものを混ぜ合わせるような音。
ゆりの喘ぎと、竜児の荒い呼吸が空気を震わせた。次第に、竜児の腰が早まっていく。
限界が近かった。

「先生、俺、もう…っ!」
「あ、だ、ダメェ!な、中はぁ、ひぅっ、あっ、はんっ!」

ゆりの声は竜児には届いていなかった。一番深いところを何度も何度も突き、ゆり貪っていく。
竜児の額から汗が落ち、ゆりの腹部や谷間へと弾けた。

「はっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あぁ!?」

「くぅっ!」

「た、たかすくん、たかす、くん!!」

そして、竜児の背中にぞわぞわとしたものが上り詰め、ゆりの中に大量の―

「高須くん!!」

437 :竜の乱心:2009/02/03(火) 23:41:49 ID:f99ONAZm
「のわぁぁぁ?!」

ガッタンッ!と椅子を後ろに吹き飛ばし、机に両手を付いて跳ね起きた。

「はぁ、はぁ、はぁ…あ、あれ…?」

竜児は辺りを見回した。見慣れた教室、見慣れたクラスメート、そして隣には見慣れた担任。
ひとつ違うのは、皆が竜児を見ていることと、担任である恋ヶ窪ゆりが非常に驚いた表情をしていた。

(ゆ…夢、だったのか?)

全身に汗をかいていることに気付き、額に手を当てる。ぐっしょりと濡れた手を、何となしに見やった。

「た、高須くんが授業中に寝るなんて、珍しいですね。具合が悪いなら、保健室に…」

「…い、いえ、すいません、大丈夫です」

竜児は椅子を戻し、ダルそうに席についた。ゆりが授業を再開したことで、視線も離れていった。

(なんつー夢を見てんだよ、俺は…しかも学校で。原因は、多分…)

竜児の視線が、己の鞄に注がれる。その中には、友人の春田から預かっているものが入っていた。

(くそ、やっぱり預かるんじゃなかった!つーか、何で俺は見ちまったんだ!)

それは、所謂青少年なら誰しもが手を出す魅惑の円盤。しかも、春田が渡してきたのはつまり教師物。
泰子が仕事に行き、大河がマンションに帰った後、好奇心に負けて竜児は観賞してしまった。
その後、高須エレクトロニック発電所が久々にフル活動した。更に、夢の原因はそれだけではなかった。

―何か、少し独身に似てる気がする。

見ているとき、ふと頭をよぎったこれが、竜児に白昼夢を見せた原因だった。

(や、やばい…!)

夢の内容を思い出してしまい、竜児の眠れる獅子が脈動する。
頭を振り、授業に集中しようと黒板を見るが、

(…余計にだめだっ!)

現在授業を行っているのは、元凶であるゆり(実際は何も悪くない)。
鮮明に思い出してしまい、暴れん棒将軍が馬に乗って先走ろうとする。
この先暫く、竜児はゆりをまともに見ることができなかった。
悶々とした中、竜児が出した結論は、

―春田め…絶対に許さねぇぞ…

春田十七歳。人知れず生命の危機だった。

438 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 23:44:33 ID:f99ONAZm
以上です。勢いで初エロですが、後悔はしていない。

独身が救われるまで、独身を書くことを、止めない!

439 :名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 23:47:24 ID:baOcGBun
>>438
独身スキーな俺には堪らなかったぜgj

あとどうでもいいかもしれないけど―は二つ三つ重ねたほうが効果あるかも

>>432
タイトルかなにかをNGにすればいいだけだから無問題と思う。
死ネタって死語みたいなものかと一瞬思ったw

440 :432:2009/02/04(水) 00:01:41 ID:2x4cgBuR
では、時間になりましたので、エロ&死ネタの全29編を投下します。
NGワードは、「狙撃」ですので、事前に嫌悪感を抱かれる方は、留意してください。

441 :狙撃 1/29:2009/02/04(水) 00:02:58 ID:2x4cgBuR
「この問題は、相加平均・相乗平均の不等式をあてはめて解くと簡単なんだ。センター試験に出てくる、一見、分数の
関数らしい最大最小の問題は、大体このやりかたでいける。下手に微分したら、計算に手取って大変なことになるな…」

 竜児はノートの上にすらすらと数式を書き上げ、同じ机に向かい合わせに座っている亜美を見た。

「そっか、下手に微積分を習っちゃったから、ついついそれに頼っちゃうのは悪い癖よね。何でも正攻法がいいってわけ
じゃないんだし…」

「そうだよな…。特にセンター試験は、計算過程を答案に示す必要がないから、とにかく正解を早く出すってのが第一
だからな」

 亜美は、「そうよね…」と呟き、口元をほころばせて淡い笑みを形作った。竜児は、「笑ってねぇで、次の問題いくぞ」と、
亜美をたしなめるが、内心はまんざらでもない。
 亜美は、視線を周囲に泳がせた。すぐ隣では、麻耶と奈々子がまるおこと北村と一緒になって英単語帳を開いている。
能登もあまり気乗りのしない風情の春田をせっつかして、英作文の練習をしているのか、「春田、arlじゃなくて、allだろ!」
という声が聞こえてくる。
 時は二月、受験シーズン真っ盛りの緊張感が三年生から伝染したのか、2−Cの面々も、昼休み時間には昼食もそこ
そこに、ほぼ全員が、受験を意識した自学自習に専念するようになっていた。ある者は一人で、ある者は、竜児や亜美
のように複数人で、である。
 だが、例外は、どこにでも存在する。

「おい、エロ犬にばかちー、何をまじめくさって参考書広げてんだぁ! そんなことより、喉が渇いたから、ジュース買っ
てこい! オレンジだからな、間違えるなよ」

 どう見ても縮尺が異常な、奇形児めいた手乗りタイガーこと逢坂大河が、これまた奇形ではないかと疑われるほど
に顔面に比して異様に大きな双眸を、「くわっ!」とばかりに見開き、そこに悪意の炎をたぎらせて、数学の問題に取り
組んでいる竜児と亜美を、ねめつけている。
 しかし、竜児と亜美は、二人そろって憂鬱そうにため息をつき、無遠慮に居丈高なちび虎に侮蔑と哀れみを込めた
冷ややかな視線をくれてやる。

「大河、見て分からないのか? 俺と川嶋は、数学の勉強で忙しいんだ。ジュースが欲しけりゃ、自分で買ってこい。
何もかも誰かに依存するんじゃなくて、少しは自立するってことを意識した方がいいぞ」

 想定外ともいえる竜児のコメントに、大河の表情が硬直する。

「そうよ、タイガー、もう、受験本番まで一年ないの。そんなときに、あんたみたいに何もせずに、のらくらしているってのは、
はっきり言って異常だわ。あんたが受験しようとしまいと勝手だけど、真面目に受験勉強に取り組んでいる、あたしや高須
くんを巻き込むのは、もういい加減にしてよね」

 心底迷惑だ、とばかりに、その美貌を歪めて亜美も容赦なく言い放つ。
 つり目で、素の状態でも他者に対する敵意がみなぎっている大河の表情、その表情の醜悪さが、竜児と亜美に対する
激怒で増幅された。

「お前ら、駄犬どもが主人に対して生意気な!! つべこべ言わずに、さっさとジュースを買いに行けぇ〜!!」

 だが、竜児も亜美もひるまない。それどころか、喚き立てているちび虎を、不快感を顕わにした険悪な表情で、一瞥する。

「いい加減にしろ! 誰が駄犬だ。お前が勝手にそう呼んでいるだけじゃないか。今までは、お前の生活ぶりがあまりに
悲惨だったから手助けしたし、お前の俺や川嶋やクラスのみんなに対する失礼な言動も大目に見てやって来たんだぞ。
それを理解できずに、つけあがるんじゃない!!」

「そうよ、あたしも高須くんも、今まであんたを甘やかし過ぎたようね。でも、これからは、そうはいかない。
あんたみたいなのにかまってやれる余裕はないの。分かったら、あたしと高須くんの前から消えてちょうだい。
邪魔なのよ、あんたは、もう、いろんな意味で」

 その後を追うように、「あはは、手乗りタイガー、言われてやんの」「ざまー」「いい加減、空気読め」「タイガーって、見
た目だけでなく、中身もガキなのね」といった囁き声が、侮蔑を含んだ忍び笑いとともに、教室に充満していく。

442 :狙撃 2/29:2009/02/04(水) 00:03:49 ID:2x4cgBuR
「な、何なんだ、畜生!!」

 大河は、怒りと悪意に満ちた双眸を、まずは竜児と亜美に向けたものの、その異常に大きな双眸をさらに大きく見開
いて、その囁き声の主を求めるかのように、視線を右に左に彷徨わせた。

 そこには、目を細め、半開きの口を歪めたような冷笑が広がっていた。
 矮小で、愚かさも極まれりのちび虎を、容赦なくねめつける敵意に満ちた瞳があった。

「そうよね〜、亜美ちゃんの言うとおり。ちょっとかわいそうな、特におつむがナニな奴だからって、甘やかし過ぎたのよね、
私たち」…

 麻耶が茶髪をかき上げながら物憂げに言う。

「“手乗りタイガー”って適当におだてておけば、もめ事が最小限になるかもしれないっていう、私たちの空気を全然
読んでないからね、こいつは…」

 奈々子も容赦がない。

「逢坂は、結局、自分が何様なのか分かっていないようだな。俺にとっては、会長とお前の乱闘が記憶に新しいが、
本来なら、逢坂は、傷害罪で逮捕されているべきだったし、会長の親御さんから賠償を請求されるような状況だったんだぞ。
それをお前は反省どころか理解すらしていない。本当に見下げ果てた奴とは、お前のことだ」

 北村祐作が眼鏡のレンズ越しに大河に怒りの視線を向けている。

「何、なんなの? 茶髪や淫乱ぼくろだけじゃなく、北村くんまで…」

 怒りにのみ彩られていた大河の顔色に当惑と動揺が広がっていく。そこへ追い打ちをかけるように、ざわめきに紛れて
他のクラスメートの罵声や冷笑が大河の耳朶を打つ。

「タイガーって、気だけが異常に強い単なるちびじゃん。でも、怒らせると面倒なことになるから、みんなが生暖かく見守っていただけなのにね。それを分かってないとは、ほんと痛い奴…」

 と、能登。

「ね、ね、タイガーってさぁ、ガチで頭悪いよね〜。俺もあんまり人のことは言えないけど、こいつは俺の上手をいくな。
だって、うまくいかないことや、気に入らないことがあると、それが人であろうと物であろうと、見境なく暴力だろ? 
幼稚園児だって、もうちょっとまともな対応するよな」

 これは春田。
 その他にも、「ちびウゼー」「春に、こいつと同じクラスだって分かった瞬間から鬱だったんだよな」「なんでこんな
バカが、この高校にいるんだろ」「春田じゃなくて、こいつが裏口入学なんじゃね?」「高校入試を担当した教師を、木刀
突きつけて脅迫したんだよ、きっと」「とにかく、俺たちは大学入試に向けて勉強したいんだよな。こんなバカちびにつき
合っている暇はない」 という声が不協和音となって教室にこだまする。

「何だぁ! てめぇらぁ!! どいつもこいつも身の程知らずで生意気な〜〜〜!」

 虎の咆哮が、教室のざわめきを一瞬だが打ち破る。しかし、その咆哮は、怒りよりも焦燥、焦燥よりも不安に裏打ち
され、引き延ばされた語尾は、わななくように震えていた。
 そのちび虎に、なおも侮蔑の言葉と冷笑が、情け容赦なく浴びせられる。

「こいつがいるってだけで、このクラスが他のクラスの奴らから白い目で見られるんだよな」「やることなすこと卑怯だし、
汚いよね。亜美ちゃんとの水泳勝負だって、暴力で亜美ちゃんの水着をひん剥いて…。そのくせ負けたのに亜美ちゃん
の別荘へ行くっていう無神経さが、嫌悪を通り越して、むしろ天晴れだわ」「高須くんに三度の飯まで含めて世話にな
りっぱなしだったのに、感謝なんかしない。それどころか、今は、親の金で清掃やケータリングのサービスを受けている
から、高須くんは必要ないんだとさ。どこまで身勝手なんだか…」「もう、こんな奴、いらないよ。この学校から出ていくか、
いっそ死んでくれればいいのに」
 

443 :狙撃 3/29:2009/02/04(水) 00:04:52 ID:2x4cgBuR
「あ、あああ、あ…」

 クラスメートの全員から向けられている、混じりっけなしの侮蔑と嫌悪と敵意に晒され、さしもの大河も動揺を隠しき
れない。不自然に大きな双眸からは、涙が一筋、二筋、流れ落ちてくる。

「どいつも、こいつも、何なんだぁ!! お前らみんなバカばっかりだ!! 私の気持ちなんか、私の苦しみなんか、
お前らみたいなバカに分かるはずがないじゃないかーーーー!!」

 その絶叫もむなしく、敵意に満ちたざわめきは止まらない。むしろ、この騒ぎで自学自習にあてがっていた貴重な昼
休み時間が無為にされつつあることへの苛立ちから、そのざわめきは、いっそうの激しさを増していた。
 ついには、「死〜ね!」「死〜ね!」「死〜ね!」の大合唱。その合唱団には、北村の姿もあって…。

「うわぁ〜〜あぁん! 何なのよ、これは!!」

 大河は、涙で頬を濡らしたまま、救いを求めて視線を再び彷徨わせる。誰か、私を傷付けない者は、誰か、私を庇護
してくれる者はいないか、と…。

「みのり〜〜ん」

 合唱団には与せずに、傍観者的にクラスの騒動をぼんやりと眺めている実乃梨の姿を大河は認める。大河は、その
実乃梨に駆け寄って、幼子のように抱きついた。

「みのりん! エロ犬も、ばかちーも、茶髪も、淫乱ぼくろも、北村くんも、カワウソも、アホの春田も、その他の連中も、
ひどいんだぁ〜!! みんなが、私のことを死ね、死ねって言うんだ。そんなひどいことを言わないのは、みのりんだけ…。
私を傷付けないのは、やっぱり親友である、みのりんだけなんだぁ〜〜」

 しかし、実乃梨は、抱きついてきた大河の腕を振り払い、立ち上がった。

「みのりん、どうして?!」

 実乃梨は遠い目をして、

「心…、心が痛いぜ…。大河、あんたは、心が痛まねぇのかぃ? 私ゃ、あんたの行状を見ていると、
いたたまれなくなってくるんだよ。ああ〜〜」

 そう言いながら、顔面を左掌で覆い、うつむいたかと思うと、激しくのけぞるように頭を振った。

「みのりん! 何言ってるの? その、いつにも増して大げさなアクションは何なの? 
分かんない、分かんない、分かんないよぅ!!」

 二度、三度、激しく頭を振った後、実乃梨は、大河に向き合った。

「大河、残念だけど、あんたとはジャイアントさらば! もう、あんたとはつき合っていられない。
後は、大河、あんたが自身の脚で立ち、自身の力で、この浮き世を生き抜いてくれぇい〜〜」

 そうして、瞑目して大河に向かって敬礼し、「去りゆく、かつての友に捧ぐ…」と、呟いた。

「みのりん、どうして? どうして、ジャイアントさらばなの?! なんで、私を拒絶するの?!!」

 既に最大限度に見開かれていた大河の眼、その瞳孔が、実乃梨からの思いもしなかった言葉によって、死者のそれ
と見まごうばかりに拡大される。
 しかし、実乃梨は大河の動揺を楽しむかのように、口元には笑みさえ浮かべ、悪意がありげな流し目で、
手乗りタイガーを一瞥する。

「ねぇ、みのりんは、推薦入学だから受験勉強はしないはずでしょ? だったら、今までみたいに、私と一緒に遊んで
いればいいはずじゃない?! なのに、なんで急に今になって、こんな…。ひどすぎるじゃない!!」

 実乃梨は、大河の発した『ひどすぎるじゃない?』と言う言葉を反芻するかのように呟いた後、「何様だ、おめぇは…」

444 :狙撃 4/29:2009/02/04(水) 00:06:21 ID:2x4cgBuR
と、小声ながらも吐き捨て、目元を怒りで引き締めて、動揺し、狼狽するちび虎を、さも鬱陶しそうににらみつけた。

「おう、大河、おめぇは、こっちの立場ってもんを全然分かってねぇ! 
たしかに、私は推薦で国立の体育学群に行くつもりよぅ! だから、基本的に受験勉強はしなくていいのさぁ。だが…」

 そうして、ぐるりと頭を巡らせて、歌舞伎役者ばりの見栄を切り、ドングリ眼で大河をねめつける。

「推薦は内申書がものを言うんでぇい! その内申書ってのは、本人の素行や交友関係も影響するってぇのは、
分かってるかい? だとしたら、この学校一の問題児であるあんたと友達だってんじゃ、
私の内申書の評価がまずいってことさね…」

「み、みのりん、本気で言ってるの? いつものやさしいみのりんはどうしたの?」

 実乃梨は、「ふっ…」と、さも呆れたかのようにため息をつき、目を眇めて大河を冷笑する。

「今までの大河との付き合いは、打算的なものだってことさね…。まぁ、あんたの実家は相当な金持ちだから、
つき合っておいて損はないと考えたわけなんだよ、この櫛枝実乃梨様は…」

 薄ら笑いを浮かべたまま、さらに実乃梨は大河への悪意に満ちた言葉を紡ぐ。

「しかし、基本的に大河はバカでケチだったからね。高須くんに三食世話になっていながら、月に一万円しか渡して
いなかったっていうのが、その典型。もう、これ以上、つき合っても、私の方にメリットは何もないことがはっきりしたから、
だからジャイアントさらば!!」

 そうして、「しっ、しっ…」と、野良猫を追い払うような感じで、さも面倒臭そうに右手を振った。

「みのりん…、みのりんまで、私を裏切るの?」

 大河は立ち続けることができず、膝を折って両手を床に突いて、うつむいた。輝きが失せた双眸からは涙がとめどなく
流れ落ち、リノリウムの床に滴っていく。

 それに追い打ちをかけるように、「月一万円って、何? サイテー」「そのくせ、超高級マンションに一人住まいで、月
に100万円近い生活費もらっているらしいぞ」「こんなバカに金だけ与えて放し飼いにしている親も親よね」「その金も
何に無駄遣いしているんだか。櫛枝みたいにバイトでもして、金のありがたみを思い知るべきだな」と、いう遠慮のない
非難が浴びせられる。

「畜生…」

 うずくまって嗚咽を漏らす大河から、呪詛のこもった呟きが発せられる。

「畜生…、畜生! 畜生ぉおおおおお!!」

 その呪詛の言葉は次第に大きくなり、床に這いつくばっていた大河が、幽鬼のように、ゆらり、と立ち上がる。
 大河は、まずは実乃梨、そして竜児と亜美、それに北村とその他のクラスメートを睥睨し、

「お、お前ら、ぜ、全員、モ、モルグへ捨ててやるわぁああああ!!」

 涙で濡れたその瞳に憎悪の炎をたぎらせて、声を限りに絶叫した。
 
「笑わせるんじゃねぇ!」

 席に座って、腕を組んだ実乃梨が、せせら笑いながら、眇で大河をちらりとだけ見た。

「何もかも、おんぶにだっこの、あんたみたいなちび助に何ができるってぇの! やれるもんなら、やってみやがれ!!」

 歯牙にもかけない実乃梨の態度に大河の憤怒は極大値。ぎょろりとした眼の白目には、幾筋もの赤い血管が顕わ
となっている。


445 :狙撃 5/29:2009/02/04(水) 00:07:26 ID:2x4cgBuR
「こうなったら、みのりん! 裏切り者のあんたから血祭りに上げてやる。あんたこそ、この世からジャイアントさらば、
させてやるわぁああ!!」

 捨て台詞とともに、大河は廊下に走り出た。しかし、廊下に出た途端、リノリウムの合わせ目にできた微かな段差で
けっつまづき、べしゃっ! と、うつぶせに倒れ込んだ。
 その無様な姿に、教室からは、情け容赦のない冷笑が浴びせられる。

「畜生! 畜生! 畜生!」

 膝を押さえて立ち上がり、怨嗟の言葉を吐きながら、大河は一路ロッカーを目指す。不運にも廊下に居合わせた他
のクラスの生徒たちは、いつも以上に殺気立っている手乗りタイガーを、触らぬ神に祟りなし、とばかりに、左右に散っ
てやり過ごす。

「あれ、やばくね?」「なぁに、ほっとけ。いつものことさ」

 手乗りタイガーが粗暴なのは今に始まったことではない。
 尋常ではなさそうな雰囲気を危惧する声も、その他の声で打ち消された。それが惨劇の序章であるとも知らずに…。

 乱暴に開け放たれたロッカーのドア。そのロッカーの中には、柄に滑り止めの布テープが巻かれたある物体。
 その柄を握って、ひゅん! とばかりに軽く素振りをくれてみる。
 過去においては、竜児を撲殺するために振り回し、さらには狩野すみれに、その鼻っ柱がへし折れる寸前までの
深手を負わせた、あの木刀だった。

「うりゃ、りゃ、りゃ、りゃぁああああ!!!」

 木刀携え、わけの分からない叫びともに、大河は2−Cの扉の前に駆け戻り、その扉を渾身の力を込めてキックする。
ひしゃげた扉が戸口から外れ、轟音とともに教室内に倒れ込んだ。

「な、何だ?」

 自学自習に専念していた2−Cのクラスメートたちは、そこに木刀を振りかざした手乗りタイガーを見た。
 その虎は、戸口から、まるで義経の八艘飛びもかくやの如く、机の上を跳躍し、櫛枝実乃梨に襲いかかる。
 一方の実乃梨は、油断からか、食後に催した眠気からか、反応が一歩遅れ、振り返ったときには、怒りの形相を顕わ
にしたちび虎が間近に迫っていた。

「死ねぇええええ!!!」

 机の上から跳躍した勢いも加味された痛打が実乃梨の頭頂部に炸裂する。
 ごきり、という何かが砕けるような後味の悪い音が辺りに響き、実乃梨は一声も発せずに、椅子から転げ落ちるよう
に昏倒した。

「櫛枝!」「実乃梨ちゃん!」

 2−Cのクラスメートの絶叫が教室を越えて校内に響き渡った。
 そんな騒ぎには何ら興味を示さずに、昏倒している実乃梨にとどめを刺すべく、大河は再び木刀を振りかぶる。

「やめるんだ! 大河!!」

 木刀を振り上げた、その隙に、竜児は大河を羽交い締めにする。

「離せ、このエロ犬!! こうなりゃ、まずはお前から始末してやらぁ!!」

 言うが早いか、背後の竜児にエルボースマッシュ。竜児は、「うっ…」と、呻いてみぞおちを右手で押さえてひざまずく。
そこへ、大河の木刀が一閃。その刀身は、竜児の頭部をかすめて、左大腿部を直撃した。
 生木が割れるような鈍い音が聞こえてくる。

「うわぁああ!!」


446 :狙撃 6/29:2009/02/04(水) 00:08:43 ID:2x4cgBuR
「ち、脳天をかち割ってやろうと思ったのに…。手元が狂ったか」

 大河は、大腿部を押さえて、のたうち回っている竜児を尻目に、木刀を一振り。
 その、ひゅん! という空を切る無慈悲な音に、2−Cの面々が、「ひゃっ!」と、首をすくめる。

「次は、どいつだ?」

 白目に血管が浮き出るほどに血走った眼で、大河はクラスの面々を凝視する。北村をはじめとする2−Cの面々は、
凶器を振り回す大河を、ただ遠巻きにしている。下手に動けば、竜児の二の舞だった。
 独身か誰か、とにかく教員を呼ばねばならないのだが、身動きすらままならないこの状況では、それも難しい。
 ひそひそと、「櫛枝、やばくね?」「ぴくりともしないぜ」という囁きが交わされているだけだった。

「高須くん、しっかりして…。タイガーは、今、祐作たちの方に注意がいってるから、今のうちにこっちへ…」

 左大腿部を押さえてうずくまっていた竜児に、亜美が忍び寄っていた。そのまま竜児の左肩を支え、いざるように、
その場から、教室の隅へ隠れようとする。だが、

「ばかちー、舐めた真似しやがって…。よほど死にたいようだな!」

 気配を察知した大河に木刀で眉間を小突かれ、亜美は、「うっ!」と呻いて、竜児とともくずおれた。
 大河は、その亜美の頭部に、スナップを利かせた短いスイングで、木刀の雨を見舞う。

「痛い、痛い、やめてぇ!!」

「けっ! これでもだいぶ手加減してやってるんだ。ばかちーは、みのりんみたいに一発で仕留めちゃつまらないからな。
これからじっくりと、エロ犬ともどもなぶり殺しにしてくれるわ!」

 大河が、亜美の左腕に狙いを定めて、木刀を振り下ろすべく構え直したとき、

「これは、何の騒ぎなの?!」

 騒ぎを聞きつけた独身と副担任の若い男性教諭がやって来た。大河は、「ちっ!」と、舌打ちして、亜美への構えを解く。

「あなたは、もう一方の出口へ回って!」「はい!」

 大河が蹴破った扉とは別の側から、副担任が大河に近寄ってくる。しかし、以前にも、大河からエルボースマッシュを
受けて痛い目に遭っているにもかかわらず、副担任には明らかな隙があった。

「うげっ!」

 大河の痛烈な突きを喰らい、カエルが潰れるような呻き声とともに、副担任は腹部を押さえてうずくまった。

「畜生、先公どもが来やがった!」

 大河は、目の前でうずくまっている副担任の顎を、「邪魔だぁ、おらぁ!」と蹴り上げて、その副担任を昏倒させ、
代わりに、亜美と、左の大腿部に木刀を受けた竜児を無理矢理に立たせようとする。

「うわぁああ!」

 あまりの激痛に、竜児は、思わず顔をしかめた。

「無理よ、タイガー、高須くんは脚の骨が折れてるかも知れないのに、これ以上ひどいことをしないで!!」

 しかし、亜美の懇願が聞き入れられるはずはなく、虎は「ふふん!」と鼻息一つを大きくついて、その懇願を却下した。

「つべこべ抜かさず、私について来い。お前ら二人は人質だ。イヤだと言っても来てもらうからな。どうしてもイヤならば、
こいつの目玉にこれをぶっこんでやらぁ!」

447 :狙撃 7/29:2009/02/04(水) 00:09:30 ID:2x4cgBuR
 そう叫ぶと、竜児の左目に、ささくれ立った木刀の切っ先を突きつけた。

「逢坂さん、これ以上、暴れないで!」

 悲痛に叫ぶ独身を、「ちっ!」という舌打ちとともに睨み付けて黙らせると、竜児と亜美を木刀でこづき回し、廊下へ
向かって歩かせた。
 左脚に激痛が襲う竜児は亜美に支えられながら、やっとのことで立ち上がり、亜美ともに廊下を行く。
 廊下から2−Cの教室には、「邪魔だぁ! おらぁ!!」という、廊下に出ていた生徒に向けた大河の罵声が聞こえてくる。


「先生、櫛枝さんが息してません!!」

 大河が去った教室では、大変な騒ぎになっていた。
 脳天を割られた実乃梨は、うつろに目を開いたまま微動だにせず、副担任の男性教諭も腹部を押さえたまま昏倒し
ていた。

「先生は救急車を呼んできます。他の先生方がいらっしゃると思うので、その先生方に何が起きたのか事情を説明して。
それと、櫛枝さんが救急車で運ばれたら、警察の現場検証があるはずなので、警察官の指示に従うように!」

 それだけ言うと、教室の外で携帯電話を取り出し、110番通報した。本来なら、校長や教頭の指示を待つべきなのだが、
実乃梨の容態が危ない。それに、上へのお伺いを経由していたのでは、又、今までのように事態がうやむやにされてしまう。
この前の狩野すみれとの乱闘事件のように。
 独身は、電話に出た署員に事態を手短に伝え、頭部に重傷を負っている生徒他、複数の負傷者が居ることから、
救急車の手配も要請すると、電話を切って、大河たちの足取りを追った。


「さっさと歩かないか! このグズ犬!」

 口汚い罵声を浴びながら、竜児は階段を一歩一歩、懸命に上っていた。一歩前に踏み出す毎に、骨が折れている
らしい左大腿部に激痛が走り、竜児の額に脂汗が流れる。
 亜美は、できるだけ竜児に負担がかからないように、その左肩を支えているのだが、平らな廊下ならともかく、重力
に反して自発的に脚を持ち上げなければならない階段では、それもままならない。

「大丈夫? 高須くん…」

 痛みに耐えている竜児を、亜美は気遣わしげに見る。だが、その亜美の様子もひどいものだ。軽くとはいえ、大河に
木刀で乱打された面相は紫色を帯びた痣だらけで、本来の美貌は見る影もない。
 最上階になってもなおも階段を上らされ、屋上へと通じる扉の前へ出た。

「扉を開けて、屋上へ行け!」

 背後を木刀で小突かれて、亜美は、竜児を支えて居る側とは反対の左手で取っ手を掴み、扉を押し開けた。
 屋上の上には、鉛色の空が広がり、時折、ちらりほらりと小雪が舞っている。身を切る寒さに亜美は思わず身震いした
。コートもマフラーもなしに、こんなところに長時間居たら、風邪を引く程度では済まないかも知れない。

「そのまま壁を背にして大人しく座っていろ!」

 竜児と亜美は、屋内からの階段を覆っている構造物の壁を背にして寄り添うように座った。
 冷たいコンクリートに接している背中や臀部から、制服や下着を通して体温が容赦なく奪われていく。

「高須くん、寒い…」

 竜児は、凍える亜美を少しでも寒気から守ろうと、上着のボタンを外し、その上着を亜美と二人で羽織った。
竜児自身も悪寒がする。これは骨が折れているせいなのかも知れない。
 一方で、怒りに燃える大河にはこの程度の寒さはどうと言うことはないのか、寒さに震える竜児と亜美を、
悪意で眇めた目で鬱陶しそうに睨んでいる。

「大河、こんな逃げ場のない屋上じゃ、俺たちを人質にしても意味はないぞ。もう、これだけ暴れたら気が済んだんじゃ

448 :狙撃 8/29:2009/02/04(水) 00:10:19 ID:2x4cgBuR
ないのか? 今なら、まだ、罪を償うチャンスは残されている」

 しかし、大河は竜児の問い掛けに、口元を歪めて悪意を込めた嘲りを返してきた。

「罪だとぉ?! 罪を償うのは、お前らだぁ!! 私という存在を蔑ろにして、侮辱した、その行いは許し難い。だから、
おまえたちを含めた全員が、死をもって罪を償うのだぁ!!」

 手にした木刀を天に向かって突き上げ、さらには、

「それに…、私はここに逃げ込んだんじゃない。この世に存在する全ての者をひれ伏させるべく、この高みに降り立った
んだ!! 2−Cだけじゃなく、この学校だけじゃなく、この町だけじゃなく、この世の者全てを滅するため、
ここに居るんだぁああああ!!! 覚悟しろぉ、お前ら全員をモルグに放り込んでやるぅううう!!!」

 その狂った絶叫は、冷え切った空気の中をこだました。

「だめだ…、完全に狂っている」

 竜児も亜美も、もはや説得が通じる相手ではないことを確信した。そして、大河を救うことなど出来はしないということも。


「高須くんに、川嶋さん! 無事なの? 無事だったら、返事をして!!」

 独身の声が、階段から聞こえてきた。
 かつかつ、と階段を駆け上がる足音も聞こえてくる。

「それに逢坂さん、もうこれ以上の乱暴はやめなさい! もうすぐ警察が来る。今度ばかりは狩野さんとのトラブルのよ
うにうやむやにはされないわ。だから、いますぐバカなことはやめなさい!!」

 独身が息を切らして屋上に躍り出てきた。手にはデッキブラシが握られている。話が通じる相手ではないことを、
誰よりも分かっているのだろう。

「うるせぇ! 独身が独身化粧して、独身ヅラして、独身ホームルームこいてんのは、いい加減飽き飽きしていたんでぇい!! 
ちょうどいいや、飛んで火に入る夏の虫、とは、てめえのことだ。その鬱陶しい独身頭をかち割ってやらぁ!!」

 咆哮とともに虎が襲いかかる。独身は、手にしたデッキブラシで応戦を試みるが、武道はおろかスポーツの心得にも
乏しい彼女は、所詮、大河の敵ではなかった。
 大振りしたデッキブラシの動きを完全に見切られ、その内懐に飛び込んできた大河から繰り出された強烈な突きを
腹部に喰らい、がっくりと膝を折った。
 次の瞬間、その額に大河からの一撃が炸裂する。

「あ、あああっ!!」

 独身は、そのか細い、嘆きのような叫びとともに、仰向けに転がった。割られた額からは、鮮血がにじみ出て、それが
冷たいコンクリートの床に滴っていく。

「「先生!」」

 竜児と亜美の叫びにも、倒れた独身は反応せず、何やら、ぶつぶつと呟いている。
 その呟きは、竜児と亜美にも届いた、「わ、私の、あ、赤い糸ぉ〜〜」と。

「け、何が『私の赤い糸』だぁ?! どのみち、てめぇは御陀仏なんだ。もう、結婚を焦る必要はねぇんだよ!!」

 大河は、木刀を一振りした。その刀身に付着していた独身の血が、一滴、二滴と、竜児と亜美が背にしている壁へ
飛散した。

「大河、なんてことをするんだ。もう、これ以上罪を重ねるな。今すぐ、罪を償う姿勢を示して、裁きを受けるんだ」


449 :狙撃 9/29:2009/02/04(水) 00:11:16 ID:2x4cgBuR
 言うだけ無駄なのは分かっていた。だが、言わずにはいられない。
 案の定、大河は、その凶相をいっそう険悪にして吠えた。

「うるさい、エロ犬!! 償いだと? 裁きだと? 笑わせるな!! 償うのは、この世界にいるバカども、そいつらを裁く
のが私! 間違えるんじゃない!!」

 言うが早いか、骨が折れているかも知れない竜児の左大腿部を、二度、三度と思いっきり踏みつける。

「うわぁあああ!!」

「高須くん!!」

 激痛で悶絶する竜児と、その竜児をいたわるように寄り添う亜美とを、嘲笑とも渋面とも判じがたい表情で見比べる。

「お涙頂戴か? くっだらねぇ!! おい、エロ犬! そんなことよりも、お前は、出入口を塞いでこい。また、独身みたい
に先公とかが来やがると面倒だからな」

 顎をしゃくって、未だ悶絶している竜児に命ずる。

「バカ言わないで、あんたには苦しんでいる高須くんの姿が見えないの? あんたに痛めつけられた脚を足蹴にされて…、
その上、出入口を塞いでこいって、あんたは人間じゃない。ケダモノ以下よぉ!!」

 大河は、眉を引きつらせ目をつり上げた凶相で、抗議する亜美をねめつけ、木刀の切っ先をその眼前に突きつけた。

「なら、ばかちー、代わりにお前がやれ! 。エロ犬を庇うってのなら、お前が、そいつの務めをきっちり果たせぇ!!」

 木刀で小突かれながら、亜美は出入口に赴いた。足下には、額から血を流した独身が横たわっている。

「う…、ううう…」

 独身は、かすかな呻き声を上げていた。

「先生…」

 近づこうとした亜美を、大河は木刀で押しとどめる。

「余計なことはするんじゃない! お前は、言われた通りに出入口を塞げばいいんだよ!!」

 出入口は、鉄製で、二枚の扉が左右に開く、いわゆる観音開きになっていた。

「どうやって塞げばいいの?」

 依頼主の意向を確認する意味で、亜美は大河に訊いた。

「はぁ? てめえはバカか? そんぐらい自分で考えろ!!」

 そうだった…。手乗りタイガーは、いつだって居丈高で、傍若無人で、感謝とかの心情を持ち合わせていないモンスター
なのだ。そのくせ、自身では創造的なことや建設的なことは何一つできず、竜児や、嫌悪しているはずの実の父親に
縋って生きてきた…。
 亜美は、扉の周囲を見渡した。旗竿に使っていた古いロープ、それと、何に使っていたのか定かでない錆びた鉄の
鎖が一塊りになって扉からほど近いコーナーに置かれていた。
 その鎖を手に取ってみる。錆びてささくれた鎖の表面が掌に痛い。

「これを使うことにするわ…」

「つべこべ言わずに、さっさとやれ!」

 木刀を突きつけられて、せっつかれながら、亜美は、その鎖を、観音開きになった二枚の扉のそれぞれに突き出てい

450 :狙撃 10/29:2009/02/04(水) 00:12:10 ID:2x4cgBuR
る取っ手へ巻き付けた。
 鎖は、両の取っ手に六回巻き付けることができた。巻き終えた亜美は、力を込めて取っ手を引いてみる。そこそこ重
い鎖が絡まった取っ手はびくともしない。

「おい、えらく簡単だが、大丈夫だろうな?」

 大河が猜疑心丸出しで亜美を睨み付けた。

「大丈夫かどうかは、この取っ手を力一杯引いてみれば、分かるんじゃないかしら?」

 どれ、とばかりに大河は扉の取っ手を引いてみた。たしかにそれは微動だにしなかった。それを確かめて、

「ま、ばかちーにしては上出来だわ…」

 と、呟き、再び亜美を木刀でこづき回しながら、元の場所に座らせた。

「しかし、実際に先公やポリ公が来てみないと、何とも言えない…」

 大河の呟きを待っていたかのように、けたたましくサイレンを鳴らしたパトカーが数台、それに救急車が三台、
大橋高校にやって来るのが屋上から確認できた。
 上空にはヘリも飛んでいる。
 そのヘリに向かって、大河は木刀を振り上げ、

「死ねぇ!! ポリ公のくそったれぇ!!」

 と、声を限りに罵倒した。


「救急車はともかく、誰が警察まで呼んだのかね?」

 捜査員がやって来て騒然としている職員室で、校長が教頭に耳打ちした。

「恋ヶ窪先生だと思われます」

「だと思われます、じゃ分からんじゃないか…。その恋ヶ窪先生は、今どうしているのかね?」

「生徒の話では、逢坂大河を説得するため、屋上に向かったようですが…」

 捜査責任者を名乗る中年男性が、「お取り込み中失礼ですが…」と言って、校長と教頭の間に割って入ってきた。

「状況については、当事者である2−Cの生徒さん方にお話を伺いました。聞くところによると、容疑者の逢坂大河は、
過去においても、暴行事件を繰り返しており、つい昨年の十一月にも、当時、生徒会長であった狩野すみれさんを木刀
で殴打したばかりだというではありませんか…」

 そして、捜査責任者は少々語気を強めた。

「なぜ、過去のこうした事件を警察に通報しなかったのです! 通報して、逢坂大河を補導又は逮捕していれば、今回
の惨劇は回避できたんですよ!!」

「申し訳ありませんでした…」

「それだけですか?」
    
 捜査責任者は、うなだれて「申し訳ありません」だけを繰り返す校長と教頭に苛立ちを禁じ得ない。
 学校がらみの事件は、とかくこうなのだ。事件が教育委員会に発覚すると、責任者の処分は免れない。
 それを恐れて、事件を公にしたがらない。

「それで、警察に通報された先生は今はどちらにお出でですか? 電話を受けた署員の話では、恋ヶ窪教諭と

451 :狙撃 11/29:2009/02/04(水) 00:12:48 ID:2x4cgBuR
伺っておりますが?」

「それが…、逢坂を追って屋上に向かったということを生徒からは聞いておりますが、それ以上のことは…」

 校長と教頭の無責任ぶりに捜査責任者は堪忍袋の緒が切れそうになる。そこを堪えて、できるだけ、穏やかな口調
で二人に訊いた。

「では、恋ヶ窪教諭は、未だ、屋上におられると見て宜しいのですね?」

 校長と教頭は、「はぁ…」という腑抜けな返事を捜査責任者に寄こした。

「そうなると、屋上に逢坂とともに居るのは、その恋ヶ窪教諭と、高須竜児と、川嶋亜美の三人ということですね?」

「おそらく、そうだと…」

 捜査責任者は、内心で、『だめだ、こりゃ…』と毒づいた。今回の事件は、逢坂大河という存在が元凶であることに疑
いはないのだが、それを放置し、助長したのは、この無責任な連中に他ならない。
 そこへ、別の捜査員が、「警部…」といって、捜査責任者に報告に来た。
 報告を受けた捜査責任者は、いかめしい顔つきをさらに険しくして校長と教頭に向き直った。

「いま、病院からの報告を受けましたが、被害者の櫛枝実乃梨さんの死亡が確認されました。死因については、追って
司法解剖で明らかにされますが、担当医師の所見では、頭部に受けた木刀による脳挫傷とのことです。これより容疑
を傷害罪から傷害致死に変更して捜査致します」

 さらに別の捜査員が報告に訪れた。その報告を受けた捜査責任者は、「そうか…」とだけ呟いた。

「今、上空のヘリコプターからの報告によると、恋ヶ窪教諭らしい女性が屋上で倒れているのが確認できました。教諭
は身動きせず、頭部から出血している状態とのことで、生死は不明です。他に、高須竜児と思われる男子生徒と、川嶋
亜美と思われる女子生徒が、屋上の床に座らされていることも確認できました。両名ともかなり衰弱しているとのこと
です」

「櫛枝ばかりか、恋ヶ窪先生まで…」

 無責任極まりない校長と教頭から血の気が失せ、傍目にも気の毒なほど、ぶるぶると震えだした。だが、それは、
事後の責任追及を恐れてのものに他ならない。

「屋上まで出向いた捜査員の報告では、唯一、屋上に通じる鉄の扉は、外から鎖かロープかで固定され、内部からは
開閉できない状況です。従いまして、エンジンカッターでその扉を切断し、恋ヶ窪教諭以下三名を救出することになります。
宜しいですね?」

 捜査責任者の問いに、校長と教頭は、力なく「はい」とだけ言って頷いた。

「それと、ここからが重要なのですが…」

 捜査責任者の前置きに、校長も教頭も、固唾を飲んだ。

「これもヘリからの報告なのですが、容疑者の逢坂大河は、非常に興奮しており、ヘリに向かって木刀を振り上げ、
さらには、人質になっている高須竜児と川嶋亜美への殴打を繰り返しているようです。この状態で、ドアを切断して
捜査員が突入すると、人質の人命が脅かされる畏れがあります。
よって、狙撃により逢坂大河を排除し、その後に扉を切断して、三名の人質を救出いたします」

 校長と教頭は、もはや何も言えなかった。ただ、ただ、自分たちの処罰はどうなるのだろう、ということしか、考えられなかった。

「では、私は指揮のためにパトカーに戻ります。何かありましたら、他の捜査員にお願いいたします」

 そう言い残して去っていく捜査責任者を悄然と見送ることしかできなかった。

452 :狙撃 12/29:2009/02/04(水) 00:13:34 ID:2x4cgBuR

「あきらめて行ったようね…」

 鎖が巻き付けられた扉を、押しても引いても開けることができず、捜査員たちが引き返したことに満足したのか、
大河はその凶相を歪め、にやりと笑った。

「警察を甘く見ない方がいいわよ、鉄製とはいえ、こんな薄っぺらな扉を切断する道具なんて、いくらでもあるんだから…」

 亜美のもっともな突っ込みに気分を害されたのか、大河はじろりと睨み付け、その頬を木刀の切っ先で小突いた。

「ポリ公どもが押し寄せてきたら、まずは、お前らを血祭りに上げてやるまでだ。その次は、薄汚いポリ公どもを一匹でも
多く地獄の道連れにしてやらぁ!!」

 そうして、上空に待機しているヘリに向かって、木刀を突き出し、「ポリ公ども、私はここだぁ! かかってきやがれぃ!!」
と、絶叫した。さらには、「あははははは!!」という、甲高い哄笑。

「完全にいかれてやがる…。川嶋、これ以上、こいつを刺激すると危険だ。今は、救助を信じて、大人しくしている他はない」

 耳元での竜児の囁きに、亜美は頷いた。「でも…」と、亜美は、不安に加え、納得がいかないといった表情で、竜児に
囁き返した。

「パトカーが来てから、だいぶ経ったような気がするんだけど…。大丈夫なの?」

 それは竜児とて同感だった。

「何か策があるんだろうと思う。見てのとおり、大河は完全に狂っている。下手に突入したら俺たちの命が危ないって
ことが分かっているから、迂闊なことを控えているんだろう。今は信じて待つしかない」

 そうして、「寒い、寒い…」と震えている亜美を抱きしめた。
 竜児も信じたかった、救助が来ることを、そして元の平和な日常に戻れることを…。


 パトカーの中でも、ひときわ大きく、装甲車のような指揮車両。
 その車内は、通信機器等の装備がぎっしりと詰め込まれ、その一角に備わっているモニターには、上空のヘリが
撮影した大橋高校屋上の様子が映し出されていた。
 モニターの画面には、木刀を振り回している逢坂大河、壁を背に座らされている竜児と亜美、それに頭部から出血し
た状態で倒れている独身の姿が写っている。
 ヘリのカメラがズームバックし、別棟の屋上に腹這いになって狙撃銃を構えている狙撃手と、それをサポートする
捜査員も画面上に現れた。

「狙撃班、別棟の屋上に待機しました。無線連絡可能です」

 捜査責任者は、無線通信用のヘッドセットを着用して狙撃手に問うた。

「そちらにもヘリからの映像は転送されていると思うが、目標は逢坂大河、17歳、木刀を手にした栗毛の長髪で小柄な
少女だ、確認できるか?」

「…はい、ヘリからの映像は確認いたしました」

 捜査責任者は、大河たちの居る屋上と、狙撃班の居る屋上とを画面上で見比べた。狙撃班の居る別棟の屋上の方
が、大河たちが居る屋上よりも少し低い。

「どうだ、目標を狙撃できそうか?」

「…こちらの方の棟が、目標が存在する棟よりも低く、困難です。目標が、こちら側に向いたフェンス際に立っていない
と狙撃できません」

「やはりそうか…」

453 :狙撃 13/29:2009/02/04(水) 00:14:48 ID:2x4cgBuR

「…はい、申し訳ありません」

 目標自体が小柄であることも狙撃を難しくしている。

「わかった、最悪の場合は、へりからも狙撃を試みることになるだろう。だが、何かのはずみで狙撃するチャンスは巡っ
てくる可能性はある。そのチャンスを辛抱強く待ってくれ。その代わり、チャンスがあったら、即座に狙撃して構わない。
悠長に射撃の許可を待つまでもない」

「…了解いたしました」

 不安定なヘリからの狙撃では、人質を誤射するおそれが捨てきれない。また、上から目標を貫通した銃弾が床で跳
ね、跳弾となって人質に当たる危険性もあった。確実なのは、別棟屋上からの狙撃だった。そのためには、チャンスを
待つしかない。


 寒さに震えながら、亜美は空を見た。
 鉛色が一段と濃くなったような気がする。時刻はわからないが、もう、夕方と言ってよい頃合いなのだろう。
 身を切る寒さも一段と厳しくなってきた。その寒さと、ある感覚とから亜美は、ぶるっと身震いした。

「どうした川嶋?」

 抱き合って寒さをしのいでいる竜児にも、亜美の突然の震えは尋常ではなさそうなことが察せられた。

「う、ううう…」

 亜美は、頬を朱に染め、涙目になりながらも、竜児の問いには答えず、自身の下腹部に左掌をあてがった。
 寒風吹きすさぶ屋上に長時間座らされていることに加えて、昼休みに缶入りの紅茶を飲んだのが災いしたのだろう
か、突き上げるような激しい尿意に亜美は悩まされていた。
 溜まりに溜まった尿を漏らすまいと、亜美は脚をすぼめて、もじもじする。結果、それは竜児も知るところとなり…。

「川嶋、まさか…」

 亜美は、恥ずかしそうに頷いて、竜児に訴えた。

「高須くん…、お、しっこ…。ト、トイレに行きたぁい」

 その訴えは、大河の耳にも届いていた。虎は、口元を歪めて牙のような糸切り歯をちらつかせ、邪悪な笑みをたたえ
ている。

「大河、川嶋がトイレに行きたがっている。頼むから、これを機に川嶋を解放してやってくれ。独身もだ。
人質は俺一人でも十分だ…」

 言い終わらないうちに、竜児は側頭部を木刀で小突かれた。

「解放だぁ? 寝言ほざくんじゃない!! お前らを生きて帰すつもりなんかこれっぽちもないんだよ」

 今度は、うなだれている亜美の顎を木刀の切っ先で持ち上げるようにして、吐き捨てるように言った。

「小便なら、ここでしやがれ、ばかちー」

「そんな…」

 吹き曝しの屋上で、上空には警察のヘリが待機している中、それに何よりも竜児が傍にいるのに…。

「いや、せめて屋上でも、誰も見ていない建物の陰でさせてよ、後生だから、タイガー!!」

「誰も見ていない場所だとぉ? おい、淫乱メスチワワ、エロ犬に小便しているところを見られるのは本望だろうが!」

454 :狙撃 14/29:2009/02/04(水) 00:15:33 ID:2x4cgBuR

「ほ、本望って、どういう意味よ?」

 亜美の声がうわずっている。

「夜な夜な、エロ犬とエッチする妄想で、あそこを弄ってるんだろ? だったらエロ犬に見てもらえるのは、淫乱メスチワワ
の冥利に尽きるってもんだ、違うか?」

 亜美は、耳まで朱に染め、顔を覆って泣き出した。どうやら、大河に図星を指されたらしい。
 竜児は、そんな亜美を、目を丸くして見る。

「川嶋、お前は…」

 羞恥心で泣き崩れる亜美と、亜美の本心を知って動揺している竜児と見比べて、大河は哄笑した。

「あははは!! エロ犬は相変わらず鈍いこと…。ばかちーが死ぬほど好きだってことを全然勘づいていなかったんだ。
ばかちーは報われないねぇ。でも、もうじき、お前ら二匹は死ぬんだ。どうでもいいだろうが!!」

 そうして今度は竜児の顎を木刀で小突く。

「おい、エロ犬、喜べ。お前に、ばかちーのパンツを下げさせてやる。このままじゃ、パンツ履いたままお漏らししちまうか
らな…。現役高校生モデルがお漏らしじゃ、格好悪いだろ?」

 竜児は、三白眼をつり上げて、大河を見上げた。

「大河、お前は、人間らしい感情がないのかよ。女子が男子に下着を脱がされるのが、どれほどの屈辱か、
女であるお前なら、男の俺よりもよく分かっているはずじゃないか」

 大河は、ずい、と竜児に歩み寄り、股間の部分を踏んづけた。

「うわぁ!」

「エロ犬が、勃起してるくせに、偉そうなことを言うんじゃない!! さっさとやらないと、こいつの左腕をへし折ってやる」

 木刀の切っ先が、亜美の左上腕部に突きつけられた。亜美が、「ひぃ!」と叫んで、その表情をこわばらせた。

「やるよ…、やればいいんだろ…」

 打ちひしがれた思いだった。

「川嶋…、すまねぇ…」

 亜美は両手で顔を覆い、「う、うん、やって、高須くん…」とだけ言い、すすり泣いた。
 竜児は亜美のスカートに両手を差し入れ、そのショーツのゴムの部分に手を掛けようとした。だが、震える指が恨め
しい。ショーツの布地部分と思ったところが、亜美の滑らかな柔肌で、その艶めかしい感触に、思わず指を引っ込めそう
になる。

「何を、もたもたしてやがる。 さっさとやれぃ!!」

 間髪入れず、大河の罵声が飛ぶ。
 竜児は、観念し、亜美に「行くよ」とだけ告げ、その柔肌をまさぐってショーツの縁に指を引っかけた。そのままゆっくり
引っ張って、亜美のぬくもりを留めた白い布きれを、スカートの中から引きずり出す。
 その間中、亜美は顔を覆って泣き続けた。

「おい、それで終わりにするな! ばかちーのパンツを完全に脱がせて、スカートを上にたくし上げろ! さっさとしない
と、こいつの左腕をへし折ってやる」

 竜児は、「うぇっ!」と絶句した。亜美にこれ以上の恥辱を与えようというのか。一方の亜美は泣き続けるばかりだった。

455 :狙撃 15/29:2009/02/04(水) 00:16:19 ID:2x4cgBuR
あまりのことに、もうどうでもよくなってしまったのかも知れない。

「川嶋、許してくれ…」

 竜児の目にも涙が浮かんだ。どうしてここまで残酷になれるのだろう。もはや、狂っているというだけでは説明がつか
ない程の異常さだ。

 竜児は、大腿部の辺りにとどまっていた亜美のショーツを、さらに引っ張り、つま先から抜き取って完全に脱がせた。

「スカートをたくし上げるんだ! この、グズ犬!!」

 竜児が恐る恐るスカートをめくると、若草のような茂みが現れる。竜児はそれを直視できず、思わず目を背けた。

「あっはっはっは〜っ! ばかちーのもじゃもじゃ丸見え〜。おい、ばかちー、脚開け、エロ犬とヘリの奴らに、
お前のあそこを、よっく見せてやれ!」

 「大河、やめろ!」という竜児を、「うるさい、バカ犬!」と罵り、木刀の柄でその側頭部を殴打すると、
その木刀の切っ先を、亜美の陰部に突きつけた。

「脚開かねぇと、こいつをぶっこんでやる…」

 亜美は、もはや泣く以外に抗う気力もないのか、閉じていた脚を脱力するかのように開いていった。
 茂みの中には小さいながらも突き出るように自己主張する突起を頂点に、そこから縦裂する亜美の秘所が露わになる。

「ばかちーの奴、エロ犬に見られて興奮しているのか、あそこのお豆が勃起してやがる。おら、エロ犬、しっかり目ぇ開け
て見やがれぇ!」

 悪意を込めて、そう叫ぶと、竜児の首根っこを掴まえ、その三白眼をこじ開ける。大河が言うほど「もじゃもじゃ」じゃ
ない茂みに、うっすらと体毛を帯びた縦裂と、その縦裂の頂点にある突起が目に入った。その縦裂は、内側に二枚貝の
身を思わせる肉色の襞があり、その襞の下端には、じっとりとした膣孔がふるふると震えていた。
 亜美は、両手で顔を覆ったまま、「見ないで! 見ないで!」と、泣き叫んでいる。

「あはは、いい眺め! よし、ばかちー、そのままの姿勢で放尿しろ」

 大河の無慈悲な言葉に、亜美の身が、ピクッと震えた。 
 尻餅をついて壁にもたれかかっているこの姿勢で放尿したら、臀部も背中も小便まみれになってしまうだろう。

「お、お願い、せめてしゃがませて…」

 大河は、木刀を亜美の陰部に再び突きつけた。

「お前はバカか? しゃがんだら、せっかくのお前の放尿ショーが、エロ犬やヘリの奴らに、よく見えねぇだろうが!」

「で、でも、このままの姿勢じゃ、お尻や背中が濡れちゃう…」

 亜美の懇願を、大河は「知ったことか!」と、にべもなはねつけたが、すぐに何かを思いついたように凶相を歪めて
ニタついた。

「おい、エロ犬! ばかちーが小便している間、ばかちーの尻の下に手を入れて支えてやれ。それも、ばかちーのあそこ
がよく見えるようにだぞ」

 大河の、もうワンパターンと言ってもよい、「イヤなら、これだ」という亜美の陰部への木刀の突きつけに辟易し、竜児
は亜美の臀部に両腕を回して亜美の体を支えた。
 もはや竜児は思考力と現実的な感覚を喪失した一個の自動機械のようなものだった。ただ、激痛のため力が入ら
ない左足だけがリアルな存在だ。

 そんな中、大河の次なる命令が下される。


456 :狙撃 16/29:2009/02/04(水) 00:17:08 ID:2x4cgBuR
「おい、ばかちー、出来るだけ脚を開いて、そして、あそこも両手を使って出来るだけ広げろ。そうした方が、よく見えるし、
よく小便が飛ぶ」

 亜美も又、竜児と同じく思考力を喪失した自動機械のように、のろのろと陰部に自分の指を這わせ、その縦裂を
左右に引っ張った。肉色の襞に隠れるように存在していた尿道孔が竜児にもはっきり見える。
 竜児に恋い焦がれている、竜児もまた憎からず思っている美少女の陰部。
 だが、その光景を目の当たりにしても、脳髄の一部が麻痺してしまったかのように現実感がない。

「よし、ばかちー、小便をしろ」

 我慢に我慢を重ねて溜め込んでいた亜美の尿は、放物線を描いて勢いよく飛んだ。
そのまま、かなり長い間、じょぼじょぼ、と放尿していたが、最後は勢いを失って、尿道孔から力なく漏れ出た尿が、縦裂
を伝い、膣孔を汚して、コンクリートの床に滴った。

「あううう…」

 放尿前まで括約筋を緊張させていた亜美は、嗚咽のようなため息を漏らすと、ぐったりと脱力した。

「か、川嶋、もう、ショーツを履け」

 コンクリートの床に脱ぎ捨てられていた亜美のショーツを手に取り、竜児は、それを亜美に手渡した。
 亜美は、手渡されたショーツを、物憂げに眺めていたが、やがてそれを身につけるべく、のろのろと上体を起こそうとした。

「おい、待て、ばかちー、お前は小便した後、あそこを拭かないのか? きったねー女だな。さすがエロ犬とつり合うだけ
のことはあるわ」

 大河が、亜美の手からショーツを奪い取り、竜児に命じた。

「おい、エロ犬、お前に仕事だ。小便で汚れている、ばかちーのあそこを舐めてきれいにしてやれ!」

「なんだって?」

 正気か? と、言いかけて竜児は沈黙した。元より正気であるはずがない。

「うわぁあああん!」

 スカートをたくし上げられて、未だ竜児に腰を支えられている亜美が、再び、それこそ火がついたように泣き出した。
常軌を逸することの連続で、亜美は幼児退行に陥ったのかもしれない。

「ひどい、ひどいよぉ! あたしや高須くんが、あんたに何をしたっていうのぉ!! 全部あんたが悪いんじゃない! 
あんたがクラスのみんなにも、祐作にも嫌われているのは、みんなあんたの傲慢で傍若無人な態度のせいじゃないのぉ! 
それを反省もせず、認識すらしない、あんたって、本当に最低!!」

 大河は泣き続ける亜美を鬱陶しそうに睨み付け、次いで、下品な笑みを浮かべて言い放つ。

「ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!! お前は、エロ犬のイチモツをぶっこんでもらいたくって、夜な夜な、あそこを慰めている
んだろうが! エロ犬にあそこを舐めてもらえるんだぞ、それを感謝しやがれ!!」

 竜児は、怒りの視線を大河に向けた。この視線にレーザーのような破壊力があれば…、と願わずにはいられない。

「なんだエロ犬、その反抗的なツラは? 毎度イチャついている、ばかちーのあそこを舐めるチャンスをくれてやったん
だぞ、ちったぁ感謝しやがれ!!」

 言い終わらないうちに、竜児の側頭部を木刀の柄で二度、三度と殴打する。

「やめてぇ!! 高須くんは怪我をしているのぉ!! もう、これ以上ひどいことはしないでよぅ!! 
あたしだったらいいから!! 高須くんになら舐めてもらいたいからぁ!!」


457 :狙撃 17/29:2009/02/04(水) 00:17:53 ID:2x4cgBuR
「なら、ばかちー、さっさとやってもらえ」

 亜美は、ハンカチで自身の陰部を拭うと、立ち上がり、壁にもたれている竜児の前に中腰になった。
その姿勢でスカートをまくり、陰部を竜児の眼前に突き出すようにして晒した。

「お願い、高須くん。あたしのあそこ、舐めて…、そしていじって…。こ、こんな状況だけど、あたし、高須くんに舐めてもら
えるんだったら、うれしい…」

「川嶋…」

 亜美の膣孔から透明な粘液が漏れ、それが竜児の胸元に滴った。竜児は亜美の臀部を捧げ持つように両手を添え、
そっと陰部の突起に口づけした。

「ああ…」

 亜美の体に電撃のような快感が走り、よろけそうになる。亜美は壁に両手を突いて、上体を支えた。
 竜児は、その突起を軽く吸い上げた。亜美の背中がぶるぶると震え、膣孔からは透明な汁がまた滴った。

「あああ、気持ちいい、気持ちいいよぅ…」

 亜美は頬を上気させ、左手を制服の胸元に突っ込んで、乳房を揉んだ。乳首がこれまでにないくらい固く勃起している。
それを、指先でしごくと、目眩がするほどの快感が襲ってくる。

 竜児は、舌先を尿道孔から、膣孔に向かって這わせ、滴る液を舐め取った。ちょっとしょっぱくて、生臭く、アンモニア
みたいな臭いもあったが、無性に舐めたくなる淫靡な味わいがする。
 竜児は、舌先を亜美の膣に軽く侵入させてみた。
 亜美の体がぴくんと痙攣し、おねだりするように竜児の顔に陰部を擦り付けてくる。竜児は、舌先を亜美の膣孔に
引っ掛けたまま、指先を陰部で一番敏感な突起にあてがい、それを覆っていた皮を剥き、滴る液で濡らした指を擦り
付けた。

「ああ、いい、いいわぁ!!」

 亜美は、恍惚とした表情で自ら乳房をもみしだき、口元からは幾筋もの涎を垂らしていた。
 竜児は、膣孔から舌先を抜き、皮を剥かれた突起に口づけし、それを再び吸い上げた。

「ひゃう…」

 亜美の悲鳴のようなため息とともに、さらに多くの液が膣孔から滴ってくる。竜児は、人差し指を膣孔にあてがい、
慎重にそれを挿入した。

「あうう…、自分の指以外が深く入ったの、初めて…」

 処女膜らしい襞が指先に感じられた。その襞の中央にあるはずの開口部をさぐり、ゆっくりと指先を沈めていく。
亜美の膣はほてるように熱く、滑っていて、竜児の指を自ら意思を持ってくわえ込んだかのように締め付けてくる。
 竜児は、陰裂の突起を舌先で弄んでから、これよりも強くすすった。
 同時に、膣に挿入している指先を曲げたり伸ばしたりして、亜美の性感を可能な限り刺激する。

「あああああぁつ!!!」

 亜美は身をのけぞらせて絶叫した。膣からは失禁したかと見紛うばかりの液を滴らせ、ずるずると力なく竜児の
体の上を滑るようにくずおれた。そのまま、竜児の首にもたれるようにして、上気した顔で、満足そうに呟く。

「いっちゃった…」

 膣には未だ竜児の指を収めたまま。その指を翻弄するかのように、膣壁の肉がうねうねと収縮を繰り返している。

「川嶋、ゆ、指を抜くぞ…」


458 :狙撃 18/29:2009/02/04(水) 00:18:39 ID:2x4cgBuR
「う、うん…」

 処女膜を痛めないようにゆっくりと慎重に人差し指を亜美の膣から抜いた。

「う、うう…」

 抜き取られる竜児の指の動きが新鮮な刺激となったのか、亜美は、一瞬、上体をのけぞらせてその快楽に耐えた。
 粘液の糸を引いて、竜児の指先が抜き取られた後も、亜美の膣孔からは透明な液がとろとろと滴っている。
 亜美は快楽の余韻を楽しむかのように、潤んだ瞳で竜児を見つめ、上気した頬を、竜児の頬に擦り付けた。
 今、この瞬間だけは幸せ、大河から受けている辱めも、殺されるかもしれないという絶望的な状況も気にならない。
 そう、亜美は、少なくともこのとき、大河の存在を完全に忘却していた。

「おい、ばかちー、てめぇ一人だけ気持ちよくなってんじゃねぇ!」

 大河の冷酷な怒鳴り声と、むき出しの陰部へのヒヤリとする感触に、亜美ははっとした。
 亜美の陰部には、大河の木刀が突きつけられていた。

「エロ犬を置いて、自分一人だけでいってるのか? 身勝手な女だな。お前のきったねーあそこを舐めさせられた
エロ犬が不憫だとは思わないのか? 今度は、お前のあそこで、エロ犬のイチモツをくわえ込むんだ。バカチワワと
エロ犬の交尾だ。さっさとしやがれ!!」

 竜児と亜美は憎悪を込めて大河を見た。このキチガイは、人の尊厳をどこまで踏みにじれば気が済むのだろう。
 その大河は、竜児と亜美が、「それだけは、やめてくれ」と、懇願することを期待してか、凶相を邪悪な笑みで彩っている。
だが、亜美は、そんなちび虎の邪悪な企みを跳ね除けるように、凛として言い放った。

「いいわ、見てなさいタイガー。あたしと高須くんの愛の営みを…。その目にしっかりと焼き付けるがいいわ」

 竜児の「お、おい、川嶋…」という突っ込みに、亜美は、笑顔で返した。

「あたしは、高須くんとエッチできるんなら本望だから。あたし、高須くんのことが大好きだから、だから、お願い、
高須くんも、あたしのことを好きだと言って…」

 竜児は、亜美を抱きしめた。今は、亜美の健気さが愛おしい。そのまま、亜美の耳元に、

「好きだ…」

 と一言、しかしはっきりと囁いた。

「うれしい…」

 亜美も、竜児の耳元で囁き、涙ぐんだ。

「鬱陶しいメロドラマはいい加減にしやがれ!」

 痺れを切らしたのか、大河が木刀を、ひゅん、一振りした。その大河を、侮蔑を込めて睨み付け、亜美は言った。

「見せてあげるわ、本当に愛し合っている男女の営みがどれほどのものかを…。
それは、自己中心的で傍若無人なあんたには一生縁がないものなんだわ。あたしたちの性愛の尊さを思い知り、
己れの惨めさを噛み締めるがいい!!」

 大河は異常に大きな双眸をつり上げて、忌々しそうに亜美を見た。亜美は、そんな大河の渋面を楽しむかのように、
妖艶ともいえる笑みを浮かべて、竜児に向き直った。

「高須くんは脚をやられているから、あたしが上になるね。でも、その前に高須くんのもケアしなくっちゃ…」

 亜美は竜児のスボンのファスナーを開き、すでに怒張している竜児の陰茎を引き出した。
竜児の興奮も極限状態だったのだろう、陰茎の先端からは、ねっとりしたカウパー氏液が漏れ出ている。
 亜美は竜児の陰茎に、さも愛おしげに頬ずりし、その先端を口に含んだ。舌先で亀頭を舐め回し、

459 :狙撃 19/29:2009/02/04(水) 00:19:31 ID:2x4cgBuR
ほんのちょっとだけ歯を当ててみる。瞬間、竜児は、「うっ!」とばかりに軽く呻いた。

「ごめん、痛かった?」

 亜美が、竜児の陰茎から口を離し、心配そうに竜児を見た。亜美の唾液が、竜児の陰茎と亜美の口唇とに、
輝く糸となってまとわりついている。

「いや、あんまりにも気持ちがよすぎて、つい声を上げちまった…」

 亜美は、「うふふ、そっかぁ…」と妖艶に笑うと、再び竜児の陰茎をくわえ、舌先と歯も使って愛撫を続けた。

「か、川嶋、あんま無茶すると、で、出ちまう…」

「いいんふぁよ、らふぃしゃっへも…」

 竜児の陰茎をくわえたまま、亜美が泥酔した泰子のような声で言った。

「じぇんふ、あふぁしが、のふんであふぇるから…」

 亜美は頭をピストンのように上下させ、舌全体を竜児の陰茎にまとわりつかせるように、舐め回した。

「か、川嶋、気持ちよすぎる、どこで覚えたんだ、こんなテク…」

 亜美はそれには答えず、竜児への愛撫をひたすら継続する。やがて、竜児の亀頭が一段と固く大きく怒張し、
その先端から白濁した液を脈打ちながら勢いよく噴出した。

「うっ!?」

 口中に噴き出した竜児の精液の思わぬ勢いに、亜美は一瞬たじろいだが、気丈にもそれを受け止め、
喉を鳴らして飲み下した。

「か、川嶋、バカ、吐き出せ、そんなもん」

 亜美は竜児の陰茎を口から離すと、頭を左右に振って、淡いやさしげな笑みを向けた。

「大好きな高須くんの精液なんだよ。粗末になんてできないよ…」

 そうして、口元から垂れてくる竜児の精液を手の甲で受けて、さも美味しそうに舐め取った。

「それに、あたしのあそこも、もうびしょびしょ…」

 亜美はスカートをたくし上げた。膣孔からは粘液がとろとろと滴り、それが亜美の大腿部を濡らしている。
 亜美は、再び竜児の陰茎を口に含み、舌先でそれをいたわるようにやさしく愛撫し、次いで口をすぼめて、亀頭の
部分を吸い上げた。
 それが刺激となって、竜児の陰茎が、先ほどのように大きく固くなっていく。

「うふ…、充電完了」

 なおも舌を竜児の陰茎にからませながら、亜美はうれしそうに呟いた。
 そして、竜児の上に馬乗りなるようにして身構え、竜児の亀頭を、膣から滲み出る液に馴染ませるように、陰裂に
擦り付けた。

「あは、気持ちいい…」

「か、川嶋、俺も気持ちよすぎて、どうにかなっちまいそうだ…」

 亜美の秘所は熱くて滑らかで、竜児の陰茎を迎える歓喜にうち震えているかのように、襞をふるふると蠢かせていた。
 一方の亜美もまた、竜児の陰茎の固さと熱気が心地よい。

460 :狙撃 20/29:2009/02/04(水) 00:20:13 ID:2x4cgBuR

「じゃ、行くね…。高須くんは脚を怪我してるから、もし、痛かったら言って」

「お前だって、痛いかもしれないんだぞ。痛かったら無理するなよ…」

「女はねぇ、いつか子供を産むんだよ。それに比べたら、処女喪失くらい、どうってことない…」

 亜美は、意を決したかのように表情を引き締めると、竜児に言った。

「高須くん、亜美ちゃんのバージン、もらってね…」

 竜児の「ああ…」という頷きを合図に、亜美は腰を落として竜児の陰茎を膣内にいざなった。
 二、三センチほど入った後、処女膜による結構な抵抗感を受ける。軽い疼痛がしたが、亜美はさらに自分の全体重
を陰部に集中させるようにして、その抵抗を無理やりに突破した。
 ずるん! という感じで、竜児の陰茎が亜美の胎内を貫通する。

「う、うわああああああっ!!!」

 亜美の秘所に激しい疼痛が襲う。

「川嶋、大丈夫か?」

 亜美は、顔面に脂汗を浮かべながらも笑顔を竜児に向けた。

「あ、あたしは大丈夫。あ、あんまり気持ちがよくって、つい大きな声を出しちゃった…」

 その目尻には涙が浮かんでいる。
 亜美は、恐る恐る竜児との結合部分に手を伸ばし、じくじくと流れ出る血を指先ですくい取った。

「あ、あたしの血、あたしの純潔のあかし…」

 そう言って指先の血を舐め取った。
 竜児も亜美の陰部に手を伸ばし、にじみ出る血をすくい、その血を擦り付けるようにして陰裂と陰核を指先でなぞった。
 その刺激で亜美の背中に電気のような快感が走り、胎内に収めている竜児の陰茎をきゅっとばかりに締め上げる。

「か、川嶋、やばい、気持ちよすぎる、す、すごい締め付けだ…」

 亜美の胎内は、熱くたぎっていて、どろどろの粘液にまみれた肉の壁は不規則に妖しく蠢いて、竜児の陰茎を刺激する。

「う、うん、亜美ちゃんも気持ちいいよぅ、さっきまではちょっと痛かったけど、今は痛みよりもものすごく気持ちいい…」

 亜美が、呆けたような恍惚とした表情で、腰をさらに竜児に押し付けてくる。ぐにゅっ、という、ぬめったものがこすれ
る音がして、竜児の陰茎が亜美の膣内に完全に収まった。
 いきり立った竜児の陰茎で、亜美の胎内がかき回される。

「ああ、子宮に、子宮にあたるぅ」

 もう、処女喪失の痛みは感じなかった。感じられるのは、子宮を突き上げるように貫入している竜児の陰茎と、
竜児と一つになれたという喜び。

「た、高須くん、あたしが動くから…。でも、もしも脚が痛かったらすぐに言ってね、そのときは控えるから…」

 竜児が「ああ…」と言ったのを確認して、亜美は腰を上下させた。血と粘液にまみれて、ぬらぬらと黒光りしている竜児の陰茎が現れては、また亜美の胎内に飲み込まれていく。
 腰の上で亜美が上下動するたびに、竜児の左脚には激痛が走る。だが、その激痛を忘れさせるほど、亜美の胎内はやさしく、心地よい。

「川嶋、やばい、本当に気持ちよすぎる…」

461 :狙撃 21/29:2009/02/04(水) 00:20:54 ID:2x4cgBuR

 亜美は、「本当?」とうれしそうに尋ね、竜児も、荒い呼吸の下で「ああ」と答えた。

「じゃぁ、高須くんにも亜美ちゃんからお願い。ねぇ、亜美ちゃんのおっぱい吸って…」

 亜美は、腰の上下動を休めることなく、制服の前をはだけ、ブラをたくし上げて、形の良い乳房と、固く勃起している
乳首を竜児の顔に突きつけた。
 ピンク色に充血した乳首は竜児の小指の先ぐらいの太さがあり、乳首とともに盛り上がっている大きめの乳輪が
艶かしい。
 竜児は、その乳房を両手で支え、まずは左の乳首に口づけし、それを舌先で弄んでから、心持ち強めに吸ってみた。

「ああああ!」

 亜美の歓喜にうち震える声が屋上にこだました。膣からの液の分泌が激しさを増し、処女喪失での出血をじくじくと
洗い流している。

「か、川嶋、締め付けが一段ときつくなってきたぜ…」

 亜美は、涎を幾筋も垂らしながら、半狂乱で腰を振っている。

「ああ、気持ちいい、気持ちいいよう、吸って、吸って、亜美ちゃんのおっぱい吸って!! 
ああ、高須くんのおちんちんも太くて、固くて、熱くて、気持ちいいよう!!」

 竜児は左右の乳首を交互に吸い、さらには指先で乳首をしごき、乳輪ごと口に含んで、それらを軽く噛んでみたりもした。

「あ、ああ、あ、だめぇ!!」

 その一言を合図にしたかのように、亜美の膣壁がこれまでにないほど固く締まり、膣孔からはおびただしい分泌液
が流れ出た。妖しく不規則にのたうっていた肉の襞が、精液を搾り取ろうするかのように、竜児の陰茎をなで擦り、
射精を促してくる。
 その刺激に反応して、竜児の亀頭が一段と大きく固く膨れ上がり、陰茎全体が大きく反り上がる。

「あ、ああ、た、高須くんのおちんちん、おっきくなってる、亜美ちゃんのお腹の中でぇ、ものすごくおっきく、
固くなってるぅ!!」

「川嶋、だめだ、もう出る!」

「あ、あたしも、もう限界、出して、中に出して、高須くんの精子で亜美ちゃんの子宮を一杯にしてぇ!!」

 竜児は、「うっ!」と呻いて、亜美のどろどろで、熱くてきつく締まった胎内に射精した。
 竜児の怒張した陰茎が、どくどくと脈打って、真っ白な精液を吐き出している。

「あ、ああ、熱い、熱いよぅ、高須くんの精液、あったかい…。あったかくて、すごくうれしい…」

 それだけ呟くと、亜美は、ぐったりして竜児にもたれかかった。結合したまま二人は抱き合い、快楽の余韻を貪る。
 亜美は、呼吸を整えて、その身を起こし、胎内から竜児の陰茎を抜き取った。
 ごぽっ、という音とともに、竜児の陰茎が膣外に晒され、亜美の膣からは血と粘液と竜児の精液が混じったものが、
どろりと出てくる。
 そして、竜児と並んで壁を背にして座り、なおも絶え間なく分泌物を吐き出す陰部を拭おうともせずに、むしろ満足
そうにそれを眺め、呟いた。

「これで、あたしは高須くんと一緒になれたんだ、あたしは高須くんのもの、高須くんはあたしのもの…」

 そうして膣内に右手の人差し指と中指をまとめて差し込んだ。ぬるっ、という音が傍らの竜児にも聞こえてくる。

「ああ、熱い。さっきのほてりが残っていて、亜美ちゃんのお腹の中が、とってもあったかい…」

 竜児は、ハンカチで亜美の顔や服にこびりついている涎や体液を拭ってやった。

462 :狙撃 22/29:2009/02/04(水) 00:21:33 ID:2x4cgBuR
 そして、なおも、膣内に挿入している亜美の指を、いたわるように抜き取って、その陰部と指をハンカチでやさしく拭
いてあげた。
 亜美は、ハンカチで拭われるだけでも快感なのか、竜児に陰部を拭いてもらっている間もせつなげな吐息をつく。

「お楽しみだったな、ばかちー」

 大河が木刀を、ずい、とばかりに竜児と亜美の間に割り込ませてきた。
 亜美は、情事の余韻で上気した頬を引き締めて、無遠慮な大河を、睨み付けた。

「そう、とっても楽しかったわ。あたしと高須くんの愛の営み…。本当に、相手をいたわり、慈しみながらの交わり。
心がねじくれた人でなしのあんたには、金輪際、縁がないことよね。どう? タイガー、悔しいでしょ、うらやましいでしょ?
でも、無理、あんたは暴力で何かを手に入れることは出来るかもしれないけれど、本当に愛し愛された関係で何かを
得るなんてのはできないの! 祐作との関係もそうよ。そもそも、あんたみたいなキチガイが祐作とうまく行くはずが
ないんだからぁ!!」

 大河の凶相が亜美への憎悪で醜く歪んだ。

「くっさいあそこから、くっさい汁垂らして、くっさい台詞吐いてんじゃねぇ!!」

「あら、下品。あんたって本当に最低!! 人を傷付け、貶め、踏みにじるしか能がないんだわ。
創造的なことや建設的なことなんか、からっきしできやしない。善意なんか欠片もなくて、悪意だけが
凝り固まったような存在。この世からジャイアントさらばすべきは、あんたなのよ!!」

 そう言い放つと、立ち上がって大河に詰め寄り、未だ大河が握っていた自分の白いショーツをひったくるようにして
奪い返した。
 そして、大河なぞ眼中にないような趣で、そのショーツを履いた。

「バカチワワが、エロ犬と交尾したぐらいで図に乗りやがって。いいだろう、なら、思い残すことはないな? 
今から、こいつをお前の土手っ腹と、あそこにぶっこんで、エロ犬との雑種を産めない体にしてやって、
ぶっ殺してやらぁ!!」

 大河が、亜美の下腹部に木刀を突き立てるべく、木刀を手元に引いて身構えた。そこに一瞬の隙があった。
 大河の近傍にうずくまっていた竜児は、大河の木刀の刀身を掴むと、それを思い切り引っ張った。

「何しやがる、エロ犬!」

 体勢を崩した大河の顔面にパンチを見舞う。
 左脚の痛みで思うように力は入らなかったが、それでも、大河の鼻骨に相当なダメージを与え、
大河は鼻血を噴き出した。

「畜生、犬っころの分際でぇ!!」

 形勢不利な状況でも、強がりだけは忘れない。
 その悪態を吐きつづけている大河の顔面に、二発、三発と、竜児の鉄拳が見舞われる。

「しまった!」

 顔面の痛みに気を取られ、木刀を握っていた力を不意に緩めたのか、そのまま竜児に木刀を奪われる。

「川嶋、パス!」

 奪った木刀を亜美に手渡す。

「俺は歩けないから、お前がこれで大河を追い込んでくれ」

「分かったわ」

 素手でも危険な手乗りタイガーと対峙するには、より強力な武器が要る。亜美は、手にした木刀で、竜児に殴られ

463 :狙撃 23/29:2009/02/04(水) 00:22:13 ID:2x4cgBuR
たことによるダメージからか、動きが鈍った大河を連打する。

「これは、あたしの分、これは、高須くんの分、これは、先生の分…」

 急所を避けて、手や肩、腰に幾分は手加減をした木刀の雨を見舞う。そして、じりじりと大河をフェンス際まで追い
詰めた。そして、渾身の力を込めて、大河の胴を木刀で横合いからなで切りにした。

「これは、実乃梨ちゃんの分!!!」

 急所ではないものの、亜美の怒りが込められた一撃は強烈だった。大河はフェンスにもたれたまま、気味の悪い、
薄ら笑いのような表情を浮かべている。いや、なす術もなく、フェンスに磔になっている、と言うべきなのかもしれない。

「とどめ!!」

 亜美が、木刀を構え直したとき、ヘリが上空を通過しながら、拡声器で亜美に命じた。

「そこの少女、伏せなさい!」

 亜美は、反射的にコンクリートの床に伏せた。その刹那、乾いた銃声が轟き、逢坂大河の肉体は、いや、逢坂大河
であった物体は、眉間に開いた銃創から血と脳漿を振り撒きながら、宙を飛んで、冷たいコンクリートの床に激突した。
 音速を超えて飛来した七.六二ミリ小銃弾は、邪悪さに支配された大河の脳髄を、その着弾の衝撃で完膚なきまで
粉砕していた。
 床にうつ伏せになった大河の骸を中心に、じわじわと血だまりが広がっていく。

「川嶋、大丈夫か?!」

「あ、あたしは大丈夫。でも…」

 と言って、床に転がった逢坂大河だった物体を見る。

「高須くん、どういうことなの? タイガーはもう抵抗する力はなさそうだったのに、なんで射殺されたの?」

 竜児は頭を振った。

「俺にも分からん…。だが、警察にとっては、大河の狙撃が前提条件だったような気がする。
今のところは、これだけしか言えない」

 そして、竜児は、はっとして。

「そうだ、独身は? 先生は?」

 亜美の肩を借りて竜児は横たわっている独身の傍らに赴いた。
 独身こと恋ヶ窪ゆりは、うわ言のように、ある言葉だけを呟いていた。

「わ、私の赤い糸…」

 竜児は亜美に向き直り、「川嶋、ブレザーでほつれているところはねぇか?」と、質した。
 亜美は、上着全体をはたくように確認して、大河の木刀を受けて、ささくれている右肩の部分を見つけた。
 ほつれた部分から赤いウールの糸を引っ張り出す。それを独身に握らせて、こう囁いた。

「先生、先生の赤い糸は、この通り無事です。だから、元気を出してくださいね」

 亜美の問いかけに、独身は、「うん、うん…」と、赤子のように頑是ない表情で頷いた。
 三人の背後では、鎖で封鎖されていた鉄の扉を切り裂くエンジンカッターの爆音が轟く。鉄が切り裂かれる
オレンジ色の火花が夕闇迫る大橋高校の屋上を照らす中、独身は、満足そうに微笑むのだった。


「終わったな…」

464 :狙撃 24/29:2009/02/04(水) 00:23:01 ID:2x4cgBuR

 捜査責任者は、ヘッドセットを外して、モニターを見た。
 モニターには、血だまりの中で倒れている逢坂大河、それに救急隊員に救助されている竜児と亜美、独身の姿があった。

「それにしても、ひどい事件でしたね」

 若い捜査官の問いに、捜査責任者は、「ああ…」とだけ答えた。
 モニターには、大河の骸を調査する鑑識の姿もあった。それを見ながら若い捜査官は、捜査責任者に耳打ちした。

「目標は、人質に木刀で殴打され、もはや抵抗する能力は喪失していたようですが、
狙撃は正しい判断だったのでしょうか?」

 非難ではなかった。単に捜査責任者の真意を知りたかっただけなのだ。
 そのことを理解しているのか、捜査責任者も、若い捜査官の耳打ちには不機嫌な顔をせず、むしろ微かな笑みを
浮かべて、こう言った。

「お前は、あの逢坂大河に更正の見込みがあると思うか?」

 質問に質問で返されるのは、納得がいかなかったが、若い捜査官は、正直に「いいえ…」とだけ答えた。

「俺も同感だから…。おっと、これじゃ、答えにならないかな?」

「いえ、十分です。警部のお気持ちは、私も理解できますし、同意できます」

 そうなのだ、未成年である逢坂大河は、ここで生き残れば、少年法を盾に、理不尽なほど軽い処罰で済んでしまう
ことだろう。
 精神異常と言うことで、医療少年院での形ばかりの処置の後、下手をすれば二年くらいで娑婆に戻ってくる可能性
だってある。その時も未成年である逢坂大河が、同じようなことを繰り返さない、という保証はどこにもない。

「そうか、同意できるか…。なぁに、難しいこっちゃない、単に狙撃の命令があった。
下っ端の俺たちはその命令に従った、それだけさ」

「はい…」

 若い捜査官は、ヘリが撮影した動画像を再確認した。鑑識を映しているモニターとは別のモニターには、
竜児に馬乗りになってまさに絶頂を迎えようとしている亜美の姿があった。

「この撮影データは、保存用の原本を除いて、全て破棄しろ。これはヘリの連中にも、狙撃班にも、他のパトカーの
連中にも徹底しろ。下手にコピーが流出したら、プライバシーの侵害もいいとこだ」

 捜査責任者のもっともな命令に、若い捜査官は、「ええ…」と応じた。

「でも、こんなひどい状況なのに、幸せそうな表情ですね」

「ああ、だからこそ、人質だったこの子たちのプライバシーは守ってやらねばな…」

 モニターには、絶頂の快楽に身をゆだね、その幸福感に満ちあふれた亜美の笑顔が映し出されていた。


***
 松葉杖を手に、竜児はベッドから立ち上がろうとした。
 骨折した左大腿部はギブスで固められ、大河から執拗に殴打された頭部は包帯でぐるぐる巻きにされている。包帯
は、左目までも塞ぎ、頭部から顔面で露出しているのは右目と鼻と口元だけだ。

「ミイラ男だな、まるで…」

 竜児は松葉杖を突いて、病室の一角にしつらえてある勉強机に向かった。今日は金曜日、2−Cでは一時限目の
漢文の授業が始まろうとしているはずだ。

465 :狙撃 25/29:2009/02/04(水) 00:23:43 ID:2x4cgBuR
 竜児は、鞄から狩野すみれのノート、通称「兄貴ノート」のうち、漢文にかかわるものを抜き出した。入院中だからと
いって、授業に後れをとるわけにはいかなかった。それに、そろそろ、彼女がやって来る…。

 ドアがノックされた。それと間髪入れず「高須くん、居るぅ?」の声とともに、パジャマ姿の亜美がやって来た。
 手には、筆記用具と漢文の教科書とノートが握られている。

 大河に散々に殴打された亜美も、頭部を包帯でぐるぐる巻きにされ、顔の所々には絆創膏が貼られている。その他
にも打撲傷をあちこちに負っており、骨折がなかったのが不幸中の幸いといった有様だ。

「おう、ミイラ女のお出ましか…」

 竜児の冗談に、「あんただって、ミイラ男でしょうが」と、笑顔で毒づき、亜美は竜児の傍らに腰掛けた。

「今日の一時限目は漢文だったよね? たしか、『淮南子・人間訓』…」

 亜美の問い掛けに竜児は「ああ…」と応じ、兄貴ノートから該当個所を抜き出した。「人間万事塞翁が馬」で有名な
漢文である。
 竜児は、兄貴ノートを紐解いた。漢文の本文に加え、正確な書き下し文が記され、さらに難解な語の解説と、現代語訳が付属している。

「すごいわねぇ、これなら、授業に出なくてもそれと同等かそれ以上の学習効果がありそう…」

「期末試験の準備もこれで十分だな…。それどころか、受験対策にもなる」

 骨折で長患いが確実な竜児はもちろん、意外に入院が長引きそうな亜美も、このノートがあれば長期間授業を
休んでも落伍することはなさそうだ。

「期末試験までには退院したいわねぇ…」

 漢文の文字を目で追いながら、亜美が物憂げに言った。

「骨が折れてない川嶋は、何とかなるかもしれねぇけど…」

 竜児は、ギブスで固められた左脚を見た。

「骨折した俺は、無理かも知れねぇ…」

 亜美は、ふぅ、とため息をついて、竜児を見た。

「単純骨折なんでしょ? 甘えないの!」

 竜児の額にその包帯の上からデコピンの仕草をして、「甘えるんだったら、亜美ちゃんに限定!」と言って、
竜児の肩にすり寄った。
 竜児も、そんな亜美を愛おしげに抱きしめた。

「あのさ、話変わるんだけどよ、大河の実家から和解金とかで結構な金額が振り込まれていたらしい。
泰子が仰天していた」

「うちもそう、顔が命のモデルを傷付けたっていうことで、数千万単位のお金が振り込まれていたっていうし、
亡くなった実乃梨ちゃんとこには億に近い金額が振り込まれていたんだって…」

「今回の事件の被害者には、大体、それなりの金額が渡されたんだろなぁ…」

 竜児には、大河の父親の姿が思い浮かんだ。一見、ナイスミドルなあの男は、娘の不始末を金で解決するつもりなのだ。

「何だか、気味が悪いよな。地獄の沙汰も金次第ってわけじゃあるまいし…。泰子は単純だから、これで俺の学費の
心配がなくなった、なんてはしゃいでいるけど、事件のことを考えると、到底そんな気にはなれない」


466 :狙撃 25/29:2009/02/04(水) 00:24:21 ID:2x4cgBuR
 亜美が、竜児を慰めるつもりなんか、その頬をそっと撫でた。

「気持ちは分かるけど、受け取っておきなよ。イヤな言い方だけど、社会はきれい事だけじゃないからね。
それに死んだ人間は生き返らない。それも金であがなうしかないんだよ。大体が、あたしたちの入院費だって、
タイガーの実家から出ているんだし」

 亜美は、「それに…」と、言いかけて、竜児が「何だ?」と応じてから、話を続けた。

「これはあたしの勘だけど、逢坂の家は捜査されるんじゃないかしら?」

「どういうことだよ?」

「逢坂って、長者番付に出てない名前なんだよね。にもかかわらず、今回の事件で億単位の和解金をばらまくことが
出来ている。大体が、タイガーへのお金のかけ方も普通じゃなかったしね」

 竜児は、亜美の言うことを理解したとばかりに、「ああ…」と相槌を打った。

「今回の事件での和解金のばらまきで、大河の実家の資産が、半ば公然となったってことだな? 当局とかに…」

「そういうこと。まず考えられるのは脱税だろうし、さらには違法な裏ビジネスとか、叩けば埃がいっぱい出てきそうな感じ
なんじゃないかしら」

 そういって、「逢坂が逮捕されたら、和解金どころじゃなくなるから、今のうちにもらっておいた方がいいの!」と、
人差し指を竜児の眼前で左右に振って念押しした。

 そう言えば、竜児は大河の家のことを何一つ把握していない。
 あの大河の父親…、その一見、人のよさそうな外観は内面を欺く演技なのかも知れないし、穏やかな表情で平然と
悪事に手を染めることができるような人種なのかも知れない。
 それは、少女の外観に人間離れした粗暴さと卑劣さを詰め込んだ大河の父親だけのことはあるのかもしれない。
大河の場合は、その悪の塊を何も気にせずにさらけ出しているが、父親は狡猾に押しとどめているという点が相違
するだけなのだろう。
 それにしても、あの大河の邪悪さは、何だったのだろう。

「どうかしたの?」

 竜児の沈黙が、ちょっと長いこを気に掛けたのか、亜美が竜児の顔を覗き込んできた。

「いや、大河のことをちょっと思い出していたんだよ。あいつは、何であんなどうしようもない奴になっちまったんだってね…」

 亜美は、「そうねぇ…」とため息混じりの相槌を打って、呟いた。

「タイガーは素で粗暴で卑劣なんだろうけれど、それを許して来ちゃったあたしたちにも責任の一端はあるかも
知れないわね」

 竜児は無言で頷いた。
 思えば、竜児の家に深夜忍び込んで、竜児を撲殺しようとした時に、警察に突き出すべきだったのだ。

「あたしも、タイガーを嫌悪しながらも、心のどっかでは『かわいそうな奴』みたいに思っていて、いろいろ甘やかしちゃっ
たのがいけなかったのかも…。水泳対決であれほど卑劣なことをしておきながら別荘に連れて行ったなんてのは、
完全に失敗ね…」

「川嶋は悪くねぇよ。一番悪いのは、この俺だ。川嶋に再三再四、『大河を甘やかすな』って釘を刺されていたのに、
それを改めなかった。人の善意を何とも思わないモンスターをこしらえたのは、この俺なんだ…」

「そう深刻に悩んだってしようがないでしょ? 高須くんだけの影響力なんて知れているわよ。これはみんなの責任。
高須くんだけじゃなく、あたしだけでもなく、祐作だけでもなく、実乃梨ちゃんだけの責任でもない」

 そうして亜美は、ちょっと表情を固くした。

467 :狙撃 27/29:2009/02/04(水) 00:25:00 ID:2x4cgBuR

「本当は、一番いけないのは、あんなタイガーを放置していた大人たち。最悪なのはタイガーの親だろうし、タイガー
の暴力を見て見ぬふりをしてきた学校の先生にも問題がある…」

 そうだった、今回の事件だって、仮に実乃梨が軽傷だった場合、おそらく学校側は警察に通報せずに、うやむやに
済ませてしまったに違いない。あの狩野すみれとの乱闘事件のように。
 非常識なほど劣悪な問題児である逢坂大河を増長させ、さらなる劣化を促進したのは、こうした学校側の事なかれ
主義に拠るところも大きいはずだ。

「そういえば独身はどうなったんだろう…」

 今回、事件を校長たちの了承を得ずに警察へ通報したのは独身だった。

「それが、祐作から電話で教えてもらったんだけど、ひどいんだ…」

「どうひどいんだ?」

 竜児にも、話の筋は何となく読めていた。脳裏には、狸のように狡猾そうな校長と教頭の姿が浮かんだ。

「タイガーが問題を起こしたのは、担任であるゆりちゃん先生の指導力不足って、教育委員会には報告されたんだって。
これって、明らかにトカゲの尻尾切りだよね。校長や教頭たちの学校上層部が、自己保身を図ったんだよ」

「ひでぇな…」

 独身が有能な教師かと言えば、正直、それは疑わしい。しかし、進路指導等でも、粗暴な大河に辛抱強く接し、
さらには今回の事件でも、竜児と亜美を救うべく、勝てる見込みのないチャンバラを大河に仕掛けていたではないか。
 あまりに理不尽な扱いに、竜児は片方だけの三白眼をぎらつかせる。

「でも、今回は祐作を見直しちゃった。祐作が言うには、生徒会の総力を挙げて、今回の事件に関する学校側の責任
を追及し、ゆりちゃん先生に対する理不尽な報告を撤回させるって。学校や教育委員会がすぐに考えを改めるとは思
えないけれど、あたしたちが何か行動を起こせば、何らかの影響は出るはずよね」

「そうだな、今回は警察沙汰になっているんだから。学校側が事実を隠蔽できるのにも限界があるだろうな」

 竜児と亜美は、窓辺から病院の中庭を見た。そこには、車椅子に乗った独身こと恋ヶ窪ゆりの姿があった。
 そして、その車椅子を押している白衣を着た男性の姿もあった。

「噂をすれば何とやら…。看護婦さんの話では、車椅子を押しているのは、ゆりちゃん先生を治療した外科の先生だって。
で、その先生とゆりちゃん先生とは、まんざらでもないらしいの」

 そう言って、亜美は、うふふ、と悪戯っぽく笑った。

「独身の怪我はどうなんだろう…。まさか一生車椅子ってことはないよな」

「これも看護婦さんの話じゃ、リハビリは必要だけど、元に戻るそうよ。だから、それほど心配は要らないって…」

 亜美は、「それにぃ」と、前置きしてから竜児をたしなめた。

「高須くん、ゆりちゃん先生を独身だなんて呼んじゃだめでしょ! 何だか、じきに独身じゃなくなるような感じじゃない?
あの二人の雰囲気を見ていると、やっぱりただならぬものが感じられるし」

 大河に振り回され、挙げ句に事件に巻き込まれた独身にもようやく春が巡ってきたということだろうか。
そうであれば、負傷してこの病院に担ぎ込まれたことは、彼女にしてみたら、そう悪いものではないのかもしれない。

「人間万事塞翁が馬だな…」

「何それ? 今日の漢文の話?」


468 :狙撃 28/29:2009/02/04(水) 00:25:44 ID:2x4cgBuR
 亜美が竜児の唐突な呟きに驚いて、その表情を伺うようにじっと見た。

「おぅ、今日の漢文の教材そのままの話じゃないか。人間万事塞翁が馬、人生は吉凶・禍福が予測できないことの
たとえだけど、独…、いや先生を見ていると、まんまそれが当てはまるような気がしてさ…」

「大河という予測できないことに振り回されたけど、思いがけずに結婚出来るかも知れないってことね?」

「そういうこと…」

 亜美が白くて繊細な指を、竜児の指に絡ませてきた。

「ねぇ、あたしたちの場合は、どうなのかしら? やっぱり、人間万事塞翁が馬ってことにならないかしら?」

 竜児は、「そうだな…」とだけ言って、ちょっと顔を赤らめて微笑した。
 今回の事件は、亜美との仲が一気に深まったが、その顛末は、やはり赤面ものだ。

「そりゃね、タイガーにぼっこぼっこにされて、屋上に拉致されて、凍えさせられるは、放尿させられるは、
青かんをさせられるは、散々だったけどぉ…」

 亜美は、竜児のパジャマの上から、その陰茎を握った。

「うわぁ、何すんだ川嶋」

「こうして、高須くんを、がっちりものに出来たんだから、あたしとしては言うことなし、ね」

 亜美は、パジャマ越しに竜児の陰茎をしごいた。その刺激で、竜児の股間の部分がむくむくと膨らんでくる。

「あら、元気そうじゃなぁい?」

「おい、おい、ここは病院だぞ…。それに、この前の事件だって、中出しだったから、その後にきつい薬を飲まされて
大変だったんだろ?」

 亜美は、けろっとしている。

「ああ、モーニングアフターピルのことね、ちょっと吐き気がしただけ、たいしたことないわ…。
でも、今度から中出しするときは、安全日限定だから大丈夫」

「大丈夫じゃねぇ!」

 困惑している竜児に妖艶な流し目を送り、今度は、ギブスで固められた竜児の大腿部を撫でる。

「でも、こんなんじゃエッチもできないわね。亜美ちゃんつまんなぁ〜い!」

 一瞬だけ不満げに頬を膨らませただが、うふふ、と再び妖艶な笑みを浮かべた。

「しようがないだろ、骨が折れてるんだから。それに、お前だって、顔の傷は大丈夫なのか? ちゃんと治るのか?」

 亜美は、またその話か、と言いたげにちょっとうんざりしたように、竜児を眇で見た。

「もう、何度も言わない! この傷は打撲だけだから、跡は残らないって言ってるじゃない。それに…」

「それに、何だ?」

「もう、モデルは卒業。高須くんと一緒に受験勉強して、高須くんと同じ大学に行けたらって、思ってるの…」

「本当なのか?」

「何、その顔は、驚いたの? モデルなんていつまでも続けられる職業じゃないからね。タイガーにぼこぼこにされ

469 :狙撃 29/29:2009/02/04(水) 00:26:19 ID:2x4cgBuR
たのが潮時だったのかも…。だから、今後は地道に勉強して、才色兼備を目指そうかと思っているの」

 先ほどまでの妖艶な笑みではなく、凛として引き締まった表情に、竜児は亜美の本気を見た。

「いや、三学期になってから熱心に勉強しているから、そうかもしれねぇとは思ったが、やはり本気だったんだ…」

 亜美は、再びにやりとし、

「あったりまえじゃ〜ん、亜美ちゃんは高須くんにどこまでもついていくからね。大学も一緒、その後の生活も一緒、
何せぇ、高須くんに処女奪われちゃったんだもぉ〜ん」

 そう言って、竜児の頬を両手で支え、淡い笑みを向ける。

「ねぇ、高須くんは、気付いている?」

「何を?」

 竜児にも、亜美の言いいたいことは分かっていた。
 狂った大河に脅されながらのクンニ、フェラチオ、中出しセックス、“最初の手順”を飛び越えて、それらを一気にやっ
てしまったのだが…。

「あたしたち、未だキスしてないんだよ…」

「じゃ、川嶋、まずはその埋め合わせだよな?」

 亜美は、『埋め合わせ』という言葉の無粋な響きが不満なのか、ちょっぴり頬を膨らませている。

「もう…、もうちょっと気の利いたことは言えないの? 亜美ちゃんは高須くんと一緒になるんだよ? 
その誓いのキスなんだからね!」

 竜児は、ふっ、とため息をつくように苦笑して、「そうだな…」と、応じた。
 その竜児の口唇に、柔らかな花弁を思わせる亜美の口唇がそっと触れてくる。
 竜児は、しなやかな亜美の体を抱きしめた。二人の鼓動が交錯し、亜美の甘美な体臭がむせぶように漂ってくる。
 不意に一陣の突風が舞い、いずこからかの梅の花びらが窓辺に散った。
 気象庁が春一番を報じたこの日、竜児と亜美は、時の経つのも忘れて、飽かずに互いを求め続けていた。

(終わり)

470 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 00:27:23 ID:2x4cgBuR
以上です。
続編は、多分ありませんw

471 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 00:34:08 ID:0B+vz4uP
ん?もう終わった?

>>438
GJ!
独身ネタは新鮮でいいな

472 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 00:56:18 ID:2whupwlW
注意書きに「大河の扱いがとてもひどいです」と入れた方が良かったな

473 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:04:09 ID:T+eh90+V
大河…

まあこれはこれでGJ!

474 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:09:02 ID:ZZZbVbuB
ななドラと×××ドラの続きまだー?

>>438
GJ 独身かわいいよ独身

475 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:23:39 ID:bFmwDqWe
NS
ナンセンスです。
スルーします。

476 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:33:54 ID:bFTnhqWz
俺は否定するつもりはないが色々と偏り過ぎてると思う

477 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:37:08 ID:og8LGEqp
作者さんはきっと大河が大嫌いなんだろう

478 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:41:22 ID:zXFQndME
なんというかみんなが皆別キャラになりすぎてる感がねぇ…

これならオリジナルでよかったんじゃね?って思った。
オリジナル且つそっち系(猟奇とかリョナ?)に投下した方が高評価じゃないかな?

479 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:44:34 ID:EVXJsf1m
「キャラが違う」ってのも、所詮各個人によってそのキャラのイメージは違うから、
一概には言えんだろうが・・・しかしいくら何でもこれは無いだろうと。

エロ描写自体は濃密でいいと思うんだが、
不自然感が強すぎて話に入っていけないという印象だなぁ

480 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:47:52 ID:zXFQndME
>>479
まーそうなんだけどみのりんが特にそう感じたかなぁ。
アニメは知らないけどラノベの親父の所とか考えると流石に無理じゃね感が…
> 不自然感が強すぎて話に入っていけないという印象だなぁ
まさにそんな感じだったねぇ。

481 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:48:50 ID:JPGHdjgw
まあHシーンはエロくていいんだがキャラがちがうのと大河の扱いがなw
まあ個人的に大河は好きなキャラとは言えないがそれにしてもやりすぎな気がする
次はキャラを叩きのめす方向じゃなくて魅力的に描く方向でお願いしたい

482 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:53:40 ID:4Grjq6jV
アンチスレの奴か・・・・

483 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:54:18 ID:pQhO6xV6
最初の3レス分だけ読んでこれは無理だと思い即NG突っ込んだけど
反応を見る限り俺の選択は間違ってなかったようだな

484 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 01:54:27 ID:Tm4wgIwi
気に入らん作品には、いちいち文句言ったりせず、スルーする方がいいだろ
>>473みたいに楽しんで読んだ人もいるんだしさ

485 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 02:02:51 ID:HW804NZv
好きも嫌いも十人十色だしねぇ
まぁ、上のコメくらいなら文句というより感想のほうが近いから荒波立てずにいこうや


486 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 02:07:08 ID:HrQvNDTY
切り換えて逝こう

487 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 02:30:13 ID:NPQ/HtIK
みんな大人だと感じるいいコメントだと思います。
猟奇的な?という新しいジャンルですかね

488 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 02:54:27 ID:/ZCVioRQ
>>470
GJ!みんなが言うほどキャラ崩壊とかしてないし、中々ボリュームもあってよかったよ!

489 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 03:24:28 ID:xHqNOWij
>>427
いーね
久々にみのりんで萌えた
GJ!

490 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 05:31:54 ID:jimcxxCp
>>483の対応が正しい

491 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 05:59:08 ID:7OI+lW1N
>>469
まあアリな範囲だと思います
文章自体はよかったのでノーマル作品に期待します

492 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 06:00:54 ID:7OI+lW1N
何かすごく上から目線になってしまったorz

>>470
文章は普通に面白く読ませてもらいました。
ノーマル作品を期待してます!
まあ独神が結果として幸せになったからいいや

493 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 07:48:38 ID:AXsDXDp2
GJ!!
ただ、あみドラスキーな俺でも大河の扱いに涙が…


494 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 08:47:14 ID:9oP7IUrO
大河の扱いよりも、他のキャラが死ねコールなんて苛めをやらかしたことにショック
大河に対する批判まではまぁ納得できるけどな

495 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 10:48:17 ID:KMhvr7yd
なんか最近亜美ドラ好きが増えたよな
キャラん中で一番人間臭いからかな

496 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 12:28:57 ID:1oCTr1Ld
かくして、本編の補完はなされた、




エロで…www

497 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 12:30:49 ID:1oCTr1Ld
↑は誤爆です
陳謝…。

498 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 12:40:41 ID:nObMnGSS
机の上に置かれたノートを見た大河が一言
「何よこれ……、まさかばかちーが書いたのかしら!?」
 
と、俺は補完する
実際、亜美はこんなの絶対書かないだろうけど
 
亜美がキャラ的に一番好きなのだが、次いで独神が好きな自分はおかしいのだろうか?

499 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 12:48:13 ID:JsFTA3On
まあ、ちょっと猟奇的なのもたまには(・∀・)イイ

500 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 12:52:36 ID:Q02n2FYk
○○ドラもいいけど、あみトラとか、みのトラとかそっちの系統も読みたいぜ。

501 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 12:55:49 ID:0a5T4JGI
書けばいいじゃない

502 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 12:58:39 ID:zXFQndME
>>500
みのでもんた思い出しちまったw

503 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 13:05:50 ID:OeioJiHt
>>498
お前とはうまい酒が飲めそうだ。
一番独神、次に亜美ですが

504 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 13:16:01 ID:G9X0dFN9
>>498
以後、大人しくなる大河


あみ「高須君、おはよ」
ドラ「おう、おはよう」
とら「ひっ」
あみ「な、何その反応。キャラじゃなくね?」
ドラ「それがなぁ、昨日の夜からこんな感じなんだよ」
とら「か、川島さん、おはよう」
あみ「おはよう。て、だから! なんかおかしいって」
とら「何もおかしくないわ、あっ、ですよ」
あみ「敬語って! 何か気味悪いわ」
ドラ「そうだよなー」
とら「これからは良い子にしてるから、良い子にしてるから……」
ドラ「暴力的なところもたまにはあるが、普段は良い子だろうが」
とら「竜児は鈍いからわかんないの。みんなが私を良い子に認定するまで良い子にしてる」
ドラ「ふーん」
あみ「もはや怖いわ……」

505 :498:2009/02/04(水) 17:08:30 ID:nObMnGSS
>>432さんへ
432さんの作品を使って話を考えてるのですが、大丈夫でしょうか?


506 :ユートピア:2009/02/04(水) 20:57:06 ID:IcKKbhGb
心のオアシス




川嶋亜美の印象は、天使みたいに可愛らしくて性格良く、おまけにちょっと天然が入っている女の子、

というのが皆の見解だ。
確かに学校に居る亜美を見れば、その印象を抱くのは当然だ。
しかし、それは亜美が意図的に見せている姿だ。亜美の本質は、自己中で甘ったれで横暴、典型的なわ

がままお姫様だ。
そんな亜美が学校などで本性をさらけ出したら、どんな結果になるか容易に想像できるだろう。だから

亜美は、素の自分に完璧な仮面をつけながら生活している。
したがって、今学校の皆が接している亜美は、外面だけの亜美だ。親が一流の女優のためか、転校して

きてしばらく経つが、いまだに亜美の本性はバレていない。
例外を除いて。
その例外は、高須竜児、北村祐作、逢坂大河、櫛枝実乃梨の四人である。
この四人以外には、徹底的に素の自分を隠してきた。
しかし、この四人にも、自身の心の全てを曝け出しているわけではない。したがって、亜美には、学校

には心を許せる友人が一人も居ないのだ。
だが、ある事件がきっかけで、亜美にも心を許せる人物が現れる。自分の全てをさらし出してもいい、

自分の全てを知ってもらいたいと思える相手に。
そのきっかけになる事が、今大橋高校の体育館で行われている。



「……会長が!あなたが!好きだぁぁぁぁぁーーーーーーーっっっ!」


壇上に立つ男が、声の限りに叫んだ。心の限りに訴えた。彼女に比べて非力すぎる自分に出来る、精一

杯の力で。
そんな本気の本気の告白に、相手の女性は、

「……と、いうことらしい。
どうだ、あれがご存知、副会長の北村祐作だ。おもしろいだろう。あんなおもしろい奴が会長になった

ら、きっとこの学校はもっと面白くなるぞ。清き一票を、ぜひあのおもしろい奴に!」

という、面白おかしく話を纏めて返答を誤魔化した。
告白をした男は、相手の態度に肩を落としてうな垂れる。この瞬間、告白した男の想いは、砕け散った



全校生徒の目の前で、本気の気持ちをぶつけて、そして軽くあしらわれた。そんな哀れでかわいそうな

男が、亜美の本性を知っている数少ない友達にして、昔からの幼馴染、北村祐作だ。




507 :ユートピア:2009/02/04(水) 20:57:53 ID:IcKKbhGb
生徒会長選挙の演説――北村の一方的な告白――が終わって、今は教室。2−Cの面々は、なんとかし

て北村を元気付けようと頑張っているが、たいした成果は得られていない。
好きな人にフラれたのだから、無理もない。しかもまともな返答すら貰えずにあしらわれたのだから尚

更だ。

「ね、ねえ亜美ちゃん、あたしに出来ること、何かないかな?」

クラスの皆と同じように北村の方を見ていた亜美に、とある女子が話しかけてきた。
その女子の名前は、木原麻耶。亜美の親しい友人の一人だ。
木原は、北村の方を心配そうな瞳で見つめている。北村に想いを寄せている木原は、何でもいいから北

村の力になりたかったのだ。
だが、自分ではどうしていいか分からない。
亜美は高校生ながら、モデルという仕事をしている。そのためか、他のクラスの生徒より考えが大人び

ている。そんな亜美ならどうしたらいいか分かるだろうと思い、木原は亜美に話しかけたのだ。

「無理だよ」

そんな木原に、亜美はきっぱりと言った。

「失恋した直後の人に何を言っても意味はないよ。どうしたって、最終的に立ち直るのは自分自身の心

の力なんだから。それに、祐作の場合は普通よりダメージが深い。あんな本気で告ったのに袖にされた

んだからね」

亜美はふざけている時等は、冗談や嘘を惜しげもなく使う。素の自分を隠し通す演技力で冗談や嘘を言

われたら、騙されない者はいない。だが、一度まじめな話になると、主観などを交えない的確な指示を

出す。
今まで何度もその亜美の意見に助けられてきたため、木原は今自分に出来ることはないと知った。

「でも、あ、あたし、まるおの所に行ってくる!」

しかし、想い人が涙を流しているのに何もしないなんて事は、木原はしたくなかった。何でもいいから

、どんなに小さくてもいいから、北村に煙たがられてもいいから、何か北村の力になりたかった。
そう思い、木原が北村の傍に行こうと思った瞬間、教室の扉が乱暴に開かれた。

反射的に、皆の目が扉に集まる。そこにいたのは、血相を変えながら肩で息をしている三年生だった。

「ヤンキー高須はどこだ!?早く来てくれ!なんとかしてくれ!」

逢坂大河が狩野すみれに殴りこみをかけてきた、どうにかしてくれ。と三年生に言われて、竜児はすぐ

さま教室を飛び出していった。
そんな竜児に続くように、北村に能登に春田に亜美に木原に香椎、2−Cの面々が次々と教室を出て行

く。
目指すは、大河が殴りこみをかけた三年の教室。誰も彼もが全力疾走で走っていった。




508 :ユートピア:2009/02/04(水) 21:02:37 ID:IcKKbhGb
一番初めに件の教室にたどり着いた竜児が見た光景は阿鼻叫喚の地獄絵図、とまではいかないが、普通
の高校の教室としては、あまりにも悲惨な光景だった。
数多くのイスは倒れ、机は転がり、机に入っていた教科書やノート類は床に散乱している。どれもこれ
も、大河とすみれが暴れてこうなったのだ。
「はぁぁぁああぁあぁっ!!!」

大河の叫び声。そちらの方に顔を向けた竜児は、すみれに木刀を上から振り下ろす大河の姿を見た。
しかし、伊達に全校生徒の心の兄貴と呼ばれているすみれだ。大河の木刀を自身が持っていた竹刀で捌
いて、大河の手から木刀を放させる。
相手の武器が無くなり一気にたたみ掛けようとすみれが前に出るが、大河は武器が無くなっても関係が
無い。右の拳を固く握り、後ろに引いて、すみれの顔面を殴ろうと拳を突き出す。
が、

「やめろ大河!!!」

後ろに引いた腕を竜児に掴まれて、無理やりにすみれから距離をとらされる。同時に、すみれにも三年
の男子が二人近づき、羽交い絞めにされる。

「離せ!離せ離せ離せ離せーーーーー!!!あの臆病者で弱虫で最低な奴をあたしが懲らしめるんだっ
!!」

「離せバカ共!!あいつを、あいつを殴らねぇと気が収まらないんだよ!!さっさと離しやがれ!!」
二人とも、手が出なくなったら残っている口を使う。相手の事を徹底的に罵倒する。汚い言葉を、乱暴
な言葉を使って少しでも自分の怒りを相手にぶつける。

「北村君は、北村君の心の痛みはこんなものじゃない!!もっと、もっとひどい傷を負ったの!!この
臆病者のせいで!!自分の気持ちに向き合えない臆病者!!そのせいで北村君を傷付けた!!
言え!!返事をしないくらい何とも思ってないって事を北村君に言えーー!!あんたの素直な最低の気
持ちを北村君に言えーーーーー!!!!」

「黙れえええぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

すみれが、今日一番の声を上げる。それと同時に、すみれの両目から大粒の涙が流れる。大河に殴られ
ても蹴られても涙を流さなかったすみれが、大河の罵倒に涙を流した。
その事態に、暴れていた大河も含めて、全員が静かになった。

「てめえに、てめえに何が分かる!?私の何を知ってる!?勝手に私の気持ちを理解してんじゃねえよ
っ!!」

静かになった教室に、すみれの声は良く響く。

「好きなんて言ったら、ついて来て欲しいって言ったらっ!あのバカは、そうするだろうが!!あたし
について来ようとするだろうが!!あの真っ直ぐなバカは、私のために色々なものを犠牲にしてまでつ
いて来るじゃねえか!!あいつの未来の全部を、あたしのために簡単に溝川に捨てるじゃねえか!!あ
いつはそういう奴だろうがっ!!
だから、だから私はっ……!!」



509 :ユートピア:2009/02/04(水) 21:03:37 ID:IcKKbhGb
そこまで言うと、すみれは膝をついて床に手をつける。多くの涙を流しながら、肩を震わせて出てくる
嗚咽を必死で我慢する。
すみれの言葉には、色々なものが含まれていた。
北村への想いやそれを断る悔しさや悲しさ、そして、それらの気持ちを全否定された大河への怒り。
それら全ての感情が爆発して、あふれ出して、涙となってすみれの両目から流れ出る。

教室には、すみれが出す嗚咽や泣き声しかない。他の誰もが、言葉を失っていた。すみれの気持ちを全
部知って、その想いの強さを知って、言葉を失っていた。
誰も彼も、すみれにかける言葉を見つけることが出来なかった。
高々17,8年だけしか生きてきていない高校生に、すみれにかける言葉を見つけろという方が無理な
話だろう。

そんな雰囲気の中、皆より一歩前に出る影があった。
それは、亜美だった。

いつも皆に向けている天使の笑顔はなりを潜めて、今までに無い真剣な顔。その目の先には、涙を流す
すみれ。
そんな姿のすみれを見て、亜美はゆっくりと口を開く。


「あんまりですよ、狩野先輩」


開口第一声は、ゆみれを咎める言葉だった。



510 :ユートピア:2009/02/04(水) 21:06:03 ID:IcKKbhGb
今回は以上です。
六巻の内容に少し手を加えただけですが、オリジナルは次からになります。
あと、これは「あみドラ」です。
今はすみれと北村に話が傾いていますが、この後に本格的な「あみドラ」になります。
それでは、拙い文章、すみませんでした。

511 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:07:03 ID:ztDlweY0
gj
しかし、改行が……

512 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:10:01 ID:c45OgE4U
>>510
誤字が多いっぽいから投下する前にちゃんと見た方がいいよ
あとちゃんとsage
を気をつけて

513 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:13:15 ID:zXFQndME
内容はいいけど改行や誤字脱字が気になったなー。
まぁ>>512の言うように気をつけてみてはどうでしょうか。

514 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:42:56 ID:7y5RdeAn
あと割とどうでも良いけど
投下前にカップリングや使用レス数を告げておくと割り込み対策になっていいぞ

515 :ユートピア:2009/02/04(水) 21:50:52 ID:7NIuCT5V
ご指摘、ありがとうございます。次からは改善していきますね。

>>512さん
すみません、ネット用語には無知なもので……sageってどういう意味ですか?

あと、超基本的なことですけど、1レスには最大何文字まで書くことが出来るんですか?

516 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:53:07 ID:+EmUXx8K
名前欄の下のメール欄に半角でsageといれてね


あと半年書き込むな(ROMれ)

517 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:57:32 ID:5P2PwSJ4
>>515
4096byte、60行って言われてもピンとこないと思うから、分かりやすく言うと、
>あと、超基本的なことですけど、1レスには最大何文字まで書くことが出来るんですか?
この文章49行分くらい。

518 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 22:07:38 ID:zXFQndME
アニメ化効果はすごいのぅ
sage知らないけどエロパロ投下とか豪気すぎる

519 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 22:09:34 ID:I59pmICn
ID違うじゃん

520 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 22:10:25 ID:vwV2Qb/t
>>515
GJ!
待ってます!!

521 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 22:57:16 ID:kVhfLkTt
>>510
GJなんだが、とりあえずsageることとか投下前に宣言することとか読みやすい改行
の仕方とかをある程度学んでから投下してほしかったな

あと最後の
>開口第一声は、ゆみれを咎める言葉だった。
で誰だよって思ったのは俺だけじゃないはずw 

522 :498:2009/02/04(水) 23:03:36 ID:nObMnGSS
他人の作品を利用して別の作品を書くのはマナーやルール違反?
他の住民にも聞いておきたいけど
 
一応内容が、498のやつを大きく膨らませた感じなんだけど

523 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 23:04:25 ID:2lj+BMeg
>>510
まあ、序盤ってことで。
「あみドラ」期待してます。

524 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 23:15:31 ID:CAOpNTeo
>>509
シリアスな場面のはずなのにゆみれで吹いたww

525 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 23:35:22 ID:xHqNOWij
>>522
いいんじゃないの

ただ内容がグロかったりしたら事前に警告してくれ

526 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 23:39:04 ID:+EmUXx8K
>>522
それは書いた本人に聞けよ

リアクションがあったら結果の良し悪しに関わらず幸せだと常識的な感覚もってんならな

527 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 23:43:39 ID:v+nVunI8
このスレやさしい人多いな。
普通、sage知らないと、再起不能になるまで蔑まれるし。
1レスに入る文字数、改行数、1行の文字数、などが当たり前にわかって無いと集中攻撃っていうか炎上する事も有るし。


528 :名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 23:53:17 ID:sh3FnLd0
>>527
うざいです
そういう馴れ合いレスいらないから

529 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 00:14:33 ID:cpI2pQPa
スルーする!(・`ω・)キリリッ

530 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 00:38:00 ID:ZRA6K623
>>528
いちいちうるせえよ。
いやならスルーしとけや。

531 :ユートピア:2009/02/05(木) 01:14:15 ID:f4SIda1s
本当にごめんなさい。無知ですみません。
次からは本当に気をつけます。

532 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 01:17:46 ID:amNDFi/6
俺も華麗にスルーするぜ(`д゚メ)

533 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 01:45:14 ID:ixJ8UEwR
>>531
まあ気にすんな
次も期待してるぞ

534 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 02:20:57 ID:SInKEJyt
まー他のスレでも似たような事があったけど他のスレいくつか見て回って(あくまでROM)
テンプレが有るスレはそれを熟読すれば基本的なことは他のスレでも通用する事が多い

535 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 02:27:08 ID:A2L86mcA
無知っていうか、「郷に入らば郷に従え」って事だね。
にちゃんねるに書き込むのなら、にちゃんねるのシキタリをよく学んでから
って事です。

ですが、文才は有るようなので、次の作品をお待ちしています。




536 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 02:47:54 ID:nNGQ2q+T
前スレより雰囲気いいねぇ…うん
指摘がやわらかい?って感じ
みんなに感謝

537 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 03:17:36 ID:Im6XffdP
スルーすることがやんわりとした否定、抵抗なわけだが、
スルーされたことに気づかない人も最近はいるね。

文句を書けば荒れるから529や532みたいに一言
「スルーする」と添えてそれで終わりにしとこって感じ

538 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 03:22:11 ID:SInKEJyt
荒れるのは回りが突っかかるからだしね
書き込まずに自分の中ではい、おしまいって感じで消化してくれるならそれに越したことはない

539 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 04:35:47 ID:RLWw/LTf
アニメ見てて最近の竜児に共感出来ないのは俺だけじゃないはず。

540 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 04:41:54 ID:A3F4fmOA
原作既読者のおよそ9割(非みのりすと)が一年前に通った道です

541 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 04:43:27 ID:QB2Y5i3R
ちょっと投下します。
注・PS2ソフト「涼宮ハルヒの戸惑い」のモロパクです。
そういうのが許せない人はスルーして下さい。

542 :すみれの挑戦状:2009/02/05(木) 04:44:01 ID:QB2Y5i3R
狩野すみれがおくる最高にして至高のラブストーリー


→ニューゲーム
コンテニュー
オプション
コレクション


実乃梨「おぉ〜本格的じゃん。やっぱりスゴイね〜狩野先輩は。」
亜美「にしても……狩野先輩がラブストーリーて……ちょっと意外ね。」
大河「ほら、ちゃっちゃと始めなさいよッ。グズグズしないッ。」
竜児「お、おう。」
祐作「ははは。せっかちなんだな、逢坂は。」

今朝の事。それぞれの靴箱に一通の手紙が入っていた。

〜挑戦状〜
よう。お前ら元気にしてたか?私は元気だ。
突然なんだが、お前らでゲームをプレイしてみてくれないか?
実は、大学の課題でパソコンゲームを自作してな。
ぜひ、お前達にプレイして貰いたいと思って、こうして挑戦状を送りつけたと言う訳だ。
操作方法などは、ソフトに添付した取説を参照して欲しい。細かいルールは裏に書いておいた。
もし、クリア出来たなら、ウチのお買い物券5000ペリカ分を進呈しよう。皆でウマイモンでも喰ってくれ。
では、クリア目指して頑張ってみてくれ。以上。

〜裏面〜

・高須竜児。北村祐作。逢坂大河。櫛枝実乃梨。川嶋亜美。以上、五名でプレイする事。
・操作は高須竜児が行う事。
・本ゲームは、恋愛シュミレーションである。どのヒロインを攻略しても構わない。
・ちなみに、私をモデルにしたヒロインも存在する。興味があるなら私を攻略してみろ。
・と、言っても私はシークレット扱いだから攻略は二周目以降になるがな。ワハハハハハハ。


そして、高須宅で、ゲーム大会が開催される運びとなった。
ちなみに、パソコンは逢坂家に眠っていたノートパソコンを稼働させている。
竜児「よし。ニューゲームだな。」

*あなたの名前を入力して下さい。

竜児「なぁ、名前どうする?」
祐作「高須。で良いんじゃないか?操作するのは、高須なんだし。」
大河「もしくは、駄犬。とかね。」
竜児「お前……じゃあ、高須。にするぞ?」
実乃梨「意義ありまッせ〜ん。隊長!!」
亜美「同じく。あたしもそれで良いわよ。」
竜児「じゃあ…takasuと。」

*高須「今日から新しい学校か…良い出会いとか…あると良いなぁ…」

亜美「へえ。主人公は転校生って設定なのね。」

*ドンッ
*???「アタタ。もうッどこ見て歩いてんのよッ!!」

543 :すみれの挑戦状:2009/02/05(木) 04:45:22 ID:QB2Y5i3R
大河「ち…ちょっと待って。これ、どう見ても私じゃない!?
何で、私が出てんの?何で?意味解んない。」
祐作「おぉ〜確かにこれはどう見ても逢坂だな。良くできてる。」
実乃梨「んっとね〜取説によると…ふむふむ。ナルホド。
ヒロインは私達をモデルにしたんだってさ〜。」
亜美「え…マジ?もしかして、亜美ちゃんをモデルにしたヒロインも居るの?」
実乃梨「みたいだね〜。おおっ。私めもいるみたいですな〜」
大河「モデルっていうか…まんまじゃないコレ。肖像権侵害で訴えてやろうかしら。」
祐作「まあまあ、良いじゃないか、逢坂。」
実乃梨「そだよ。面白そ〜じゃん。オラ、すっげぇワクワクしてきたぞ。」
竜児「先…進めるぞ?」

*???「ちょっと、アンタ。ちゃんと前見て歩きなさいよね。危ないじゃないの。」

→*ごめん。気を付けるよ。大丈夫?ケガしてない?
*そっちこそ、ちゃんと前見て歩けよ。

大河「うわ…何、この王道。てか何で、この娘キレてる訳?
たかだか、ぶつかった位で。」
竜児「お前にソックリじゃねぇか…」
大河「…なんですって?」
竜児「う…ぐ…」
実乃梨「まあまあ大河、落ち着いて。とりあえず、高須君の首から手を離したまえ。」
亜美「けど、高須君と逢坂さんの出逢いってこんな感じだったんでしょ?
麻耶達に聞いたよ?廊下で高須君と逢坂さんがぶつかって、逢坂さんが高須君をぶっ飛ばしたって。」
大河「そ、そうだったかしら?忘れたわ。そんな昔の事。」
竜児「俺は覚えてるぞ。もろにアッパー喰らったからな……」
実乃梨「おぉ。タイガーアッパーカットってヤツですな?
フフ。胸のキズが疼きよる。」
大河「ふん。アレは遺憾な事故だったわね。
で、竜児。選択肢よ?もちろん、謝るわよね?」
竜児「お、おう。やっぱ謝った方が良いよな?この場合。」
祐作「だな。」
亜美「えぇ〜ここで謝っちゃったら、タイガールートになっちゃうんじゃないのぉ〜?
亜美ちゃんをモデルにしたヒロインもいるらしいしさ。
あたしを攻略してみてよ…ねぇ?お・ね・が・い。
ゲームでくらいさぁ〜タイガーに対して強気に言ってみなよ。ね?」
竜児「お、おう。」
大河「テメッ。ばかちー余計な事言うなッ。
タイガールートで良いの。一番最初に主人公に出会ってるんだから、この娘が正ヒロインって事でしょ?」


544 :すみれの挑戦状:2009/02/05(木) 04:47:14 ID:QB2Y5i3R
実乃梨「まあまあまあ。とりあえず、私達をモデルにした娘が登場してから考えようよ。誰を攻略するかさ。
まだ、大河しか出てきてないんだから、ここは保留って事でとりあえず、謝らない。で、いってみよっか?」
大河「えぇ〜。まあ、みのりんがそう言うんだったら……」
竜児「じゃあ、とりあえず、謝らない。でいくぞ?」

*高須「そっちこそ、ちゃんと前見て歩けよ。」
*???「なんですって?……そう、いい度胸ね。人にぶつかってきておいてその態度。
フフフ。買ってやるわ、その喧嘩。どこの誰だか知らないけど…せいぜい後悔すると良いわ。
この私に楯突いた事をねッ!!」
*高須「ギャーー」

〜gameover〜


一同「………」
竜児「おい。理不尽過ぎるだろコレ。」
祐作「いやはや、流石は、会長(前)の作ったゲーム。一筋縄ではいかないな。」
亜美「てか、それ以前の問題でしょ?何、このクソゲー。ったく。チビとら空気読めよ。」
大河「私じゃないもん。ゲームのキャラだもん。それに私は謝れ。って言ったじゃん。」
実乃梨「まあまあ。気を取り直して、リトライしてみようぜ?な?
次は、ちゃんと、謝れば良いじゃんよ。」
竜児「そうだな。まだ、ほとんど、進んでないんだし、問題ねぇ。」
実乃梨「よしッ。いっちょやってみっか」
竜児「お、おう。」

プレイ二回目

*高須「ごめん。気を付けるよ。大丈夫?ケガしてない?」
*???「ッ!?べ、別に大丈夫よ。フン。気をつけなさいよね。
ところで、アンタ見ない顔ね?」
*高須「今日、この学校に転校してきたんだ。」
*???「ふぅん。転校生だったの。私は逢坂大河。アンタは?」
*高須「俺は高須って言うんだ。よろしく。」
*逢坂「高須。ね 。まあ、縁があったらまた会いましょ。じゃね。高須。」

竜児「あ、今まで???だったのが逢坂になったぞ?」
亜美「フラグ立ったんじゃねぇの?
にしても、安いツンデレよね。これ絶対、一緒のクラスってオチでしょ?つまんねぇ。」
祐作「いやいや。素晴らしい出会いじゃないか。羨ましいぞ。」
亜美「ゲッ…祐作…あんたセンス古すぎ。」
実乃梨「いやいやぁ青春とはこういうものだよ、あーみん」
大河「いや、流石に私もそれはどうかと思う……」

545 :すみれの挑戦状:2009/02/05(木) 04:48:11 ID:QB2Y5i3R
竜児「一つ言える事は、現実にはこんな出会い、ありえないって事だよな。
俺が大河と知り合ったのも違う事がきっかけだったしな。」
亜美「へぇ。そうなんだ?あたし、知りたいなぁ〜それ。」
実乃梨「あ、私もそれ聞きたいぜッ。教えて。高須せぇ〜んせぇ〜」
祐作「俺も。実は、結構気になってたんだ。」
竜児「あぁ。たいした事じゃないんだが。こいつが間違えて俺の鞄に
大河「フンッ!!」
竜児「グヘッ」
大河「チャーハンをご馳走になったのよ。空腹で死にそうだった私を竜児が助けてくれたの。
そうよね?ね?死にたく無かったら頷け。」
竜児「…そう…です。はい。」
実乃梨「はは。優しいんだね、高須君は……」
亜美「あ〜〜ッ!!あんたが暴れるからコンセント抜けちゃったじゃない!!どうすんのよ!?」
大河「あ…。ま、まあ遺憾な事故ね。仕方がないわ。」
竜児「また、最初からか…。まあ良いさ。全然、進んでないし。」
実乃梨「ほらほら、元気だして高須君。ほらッ皆、声だしていこうッ。」
祐作「おうッ!!」
一同「お〜」

プレイ三回目に続く。

546 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 08:31:05 ID:CSGNS7up
ちょwww
本当に「涼宮ハルヒの戸惑い」なのか?
カノソという単語が頭を掠めたんだがw

547 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 11:53:59 ID:jjQFTb/W
今回の18話でみのりんに転びそうだ。あの高須君連呼には悶えた。
やっぱり動きと声は偉大ですね。次は竜児×実乃梨で書いてみるか……。

548 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 13:33:53 ID:2ujSPlyc
大学の課題で必死にギャルゲを作ってるすみれを想像して吹いたw

これはきっと北村ルートもあるに違いない

549 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 14:54:10 ID:NzDDI/Pn
>>545
GJ。この発想はいいww


550 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 14:54:33 ID:HPbokavV
GJ

551 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 15:26:04 ID:nNGQ2q+T
>>540
そいつは聞き捨てならねぇなぁ!

みのりんかわいいよみのりん
あとはあーみん、大河、…っと

GJ!

552 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 16:52:25 ID:sMTotriX
GJ。続き待ってるぜ。

そういや、実際にゲーム出るんだよな。

553 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 17:16:35 ID:jzbe5oz8
注入するか……

と思ったらDATAが行方不明になりました
orz−3

554 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 17:31:28 ID:ldSTAm6E
なんかゲームの大河とかあーみんの顔おかしくね?
あれじゃ感情移入できんわ

555 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 17:47:38 ID:Pi4AxaHB
ここってカップリングはフリーでいいんですよね。
たとえば、北村×亜美ものの投下もOKですよね。

556 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 17:50:28 ID:PDySwQmx
>>555
独身×ブサインコでもおkな無法地帯です。

557 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 17:53:49 ID:ihm9ENl7
>>555
事前に宣言&NGワード指定しておいてくれればなんでもおk

558 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 20:36:57 ID:ooQctFBU
ななどらが読みたいのぅ…

559 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 21:04:09 ID:iXetSCdB
>>554
会長が一番変
アニメと似ても似つかない
一番ましなのが独身で独身ENDあるらしいから欲しいけど

560 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:22:24 ID:L/rUKZn8
独神かわいいよ独神

561 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:38:41 ID:kuirbwKx
働けど働けど我が暮らしたった一人
じっと手を見る

あっ、生命線伸びたかも
老後のお金どうしよう

562 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:47:50 ID:yUviQLKN
なぁに原作でもコロコロ顔が変わるくらいだ

563 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:52:03 ID:0C+532Af
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader914310.jpg
完結確定オメ

564 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:54:36 ID:NKQgTqgb
そうかぁ・・・終わっちゃうのかぁ・・・

565 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:58:48 ID:pM7IATUk
楽しい作品をもっと読みたい・・・
でも、間延びしただけの物は要らない・・・

分かってても好きな作品が終わるのって悲しいねぇ

566 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:07:52 ID:PDySwQmx
まあ、9巻最後で駆け落ちたわけだし次で完結させにとグダグダになるからねえ。
あああああああああああ亜美ちゃん様のフラグはついに立たなかったのか・・・・

567 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:08:05 ID:9JM2jVvg
覚悟してたとはいえ確定情報見るとなんともいえない気分になるな、
まああの状況から引き伸ばして良いもの書くのは相当難しいだろうからこれが最良なんだろうけどさ

でもやっぱ寂しいのぅ、最後に一回亜美にターンくれてやってほしい

568 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:09:34 ID:UFHl3Zrx
まあ、次で完結だろうなって見方が大半だったし
アニメの好感触で編集が色気だしてダラダラ引き延ばすなんて事にならなくてむしろ良かったと個人的には思う
でもスピンオフみたいな形で続いて欲しいなとも思う。悩ましい所だ

569 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:24:31 ID:SInKEJyt
キャラは動かすんじゃないかな?
スピンオフみたいなので

570 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:25:15 ID:TWv2YGUk
何だろう‥‥とりあえず、ますます10巻が楽しみになりました
でもやっぱり最後にあーみんのターンがほしいんだぜ‥‥

18話見たけど、「めんどくさい」だの「うぜえ」だの予想以上にみのりん叩きが酷くてワロタw
‥‥あーいう自分の心にごまかしの利かないトコ、可愛いと思うんだけどなぁ‥‥マニアックか?w

571 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:36:05 ID:yq9jR55b
こんばんは。
[ごしゅじんさま]の続きが書けたので投下しに来ました。
今回はエロ無しですがよろしかったら読んでやってください。
では次レスから投下します。

572 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:36:56 ID:yq9jR55b
 [ごしゅじんさま(2)]
「……笑わないで。お願い。……バイトが終わったら、話を聞いて。
もしも私が逃げそうになったら、……ちゃんと捕まえて。お願い」
その日…。私は竜児への想い告げる覚悟が出来た。
みのりんに言われたの…。
『どうして!たった一言が素直に言えないんだよっ!?』
『聞かれなくて良かった、で、済ますの!?』
ってね。
そして私は逃げ出した。頭の中がグチャグチャになって教室を飛び出して…このまま当分の間、二人から逃げちゃおうか?って考えもした。
でも…私にそんな器用な事は出来ない。傷付きボロボロになっても前に進むしか出来ない。
………もうバレてたんだ。竜児にもみのりんにも、皆にバレてた。
みのりんに言われた言葉…後押しを無駄になんか出来ないよね。
だから竜児に想いを告げようって…。
明後日の方向に向けてしまいそうな足をバイト先に無理矢理進めて…。
「おう」
竜児は私が告げようとしている内容が解っているんだと思う。真面目な顔で返事をしてくれた。
でもね…バイトが終わったら問題が発生してしまったのよ。
やっちゃんと…あの憎たらしい女が私達を見つけちゃったの。



573 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:37:29 ID:yq9jR55b
そうこうする内に、やっちゃんに竜児が吼えた。
あの女がそれに気を取られている隙に私達は手を取り合って…逃げ出した。
『誰も居ない所に行こう』
って…多分、竜児も同じ事を考えていたんだ。
雪がパラパラと降り始めた街を駆けていった。右に折れ、左に折れ、登って、下がって…全力疾走で。
.
「はあ!はあ!っ…。大丈夫か大河」
「っん!だ、大丈夫っ…はあ!」
気が付くと、そこは見た事も無い所だった。地元には地元なんだろうけど分からない場所。そこに私達は佇んでいた。
膝に手をついて何回も肩で息をする。脇腹が痛いし汗だくで髪もボサボサになって…傍から見たら、さぞ滑稽な姿だろう。
「ふう…ここ何処だろうね?」
「ん?あ〜…分からねぇ。多分、隣町とかじゃねぇか?まあ…何だ、そこで一休みしようぜ」
そう言って竜児が道端のベンチを指差す。
一緒に腰掛けても二人の間には、拳二つ分の空間が空いていて、それは今の私達の関係の距離そのものなのだ。
手を伸ばせば届くのに…伸しかけた手をギュッと握り締めて引っ込める。
そこから先は自分で手繰り寄せなくてはいけないのだ。



574 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:38:03 ID:yq9jR55b
だが土壇場になると私は、また『臆病者』になる。
『好きだと伝えて、今の関係が壊れちゃったら?』
とか
『お前を友達以上では見れない』
って言われたら…って、どうしても考えてしまう。
私達は沈黙し、ただただ時間だけが無駄に過ぎていく。手持ちぶさたな竜児が忙しく前髪を指でいじっている…。
…ああ〜っ!!ウジウジしてたら埒が明かない!
「竜児っ!!」
「お、おうっ!?」
勢いに任せて、私は竜児に大声で呼び掛ける。
「わ、わわ私ね!竜児の事っがっ!!…す…すすすっ……!!」
顔も身体も熱くなっていく。あと少し…少しで言えるのに。
『好きよ!大好き!』
って…。
でも言えない…緊張して……。
決意とは裏腹な、そんな自分が腹立しくて情けなくて、視界が涙でぼやけていくのが分かる。
そして…混乱してしまう。
『ああ!やっぱり駄目!ドジッ!なんでこんな時に!そうだ…次の機会にしよう!』
そうやって『卑怯者』な私はベンチから転がる様に立ち上がって、再度逃げ出そうとしてしまう。
「大丈夫。ほら俺が居る。なっ?」
そんな私の手を握って、再び勇気をくれたのは…他でも無い竜児だった。



575 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:38:49 ID:yq9jR55b
竜児のゴツゴツした大きな手と、優しい声が私を後押しする。
「すっ…好きっ!!だいしゅきなのっっ!!!竜児っ!のこ、とが!わ、私は、りゅうじの事が大好きなっ、の!!ぐしゅっ!」
涙腺が決壊し涙を零しながら、鼻声で私は素直な自分の想いを言葉に乗せて紡いでいく。
「り、ゅうじがぁ!!優しくす、るから!ぐすっ!包んでくれたからぁ!!いつの間にか…ふっ!…好きになっちゃったの!!」
ほんの少しのきっかけだけど今の私には充分で、マシンガンの様に紡ぎ出す。
「だから!だから…っ…ぅ…私の側に居てっ!私と……私と…っっ!」

ほら頑張れ私。あと一言…一言だけだから。
「ちゅっち……!



つ、付きぃ合えぇえっっっ!!!!」
……あれ?
…そして最後の最後…一番肝心な所で私はドジを踏む。
普通は『付き合ってください』とか…だよね?
私は真っ白に燃え尽きた…頭の中も…何もかも。
告白をする側が『付き合え!』だって…。
脳裏で悪魔の格好をしたばかちーが笑いを堪えながら
『ば、ばかじゃねぇの?マジウケるんですけどぉ!』
とか言っている。
あう、あ……。うああぁああああ!!!???




576 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:39:23 ID:yq9jR55b
「おう…。俺も…


大河の事が好きだぞ」
でもね、そんなマヌケな私を笑わずに微笑んで、竜児が返事をくれるの。
「ほっとけねぇんだ。お前の事。守ってやりたい。って、いつからかは分からねぇ。…けど、そう想うようになってた」
指で私の目元に溜まった涙を拭ってくれながら、竜児が続ける。
「俺は竜になって大河の傍らに居続ける…。そう言ったろ?」
竜児が私を抱き寄せて、耳元で呟く。
「俺は大河と一緒に居たい。だから、付き合おう。いや…付き合ってください」
嬉しくて嬉しくて。私は嗚咽を漏らしながら竜児の胸の中に顔を埋める…。
「ぐしゅっ!し、仕方無いわ、ね。そこまで言うなら…居てあげる。んっ…嫌だって言っても居てやるんだから…。すんっ!か、感謝しなさい」
素直では無い私のそんな照れ隠しを、竜児が頭を撫でて褒めてくれる。あの大きな暖かい手で…。
私が泣き止むまで、優しく優しく…大きな暖かい身体で包んでくれたの…。幸せ…。
.

「でさ…どうしような?今更、家には帰れねぇし」
「うん…」
私達はベンチに寄り添って、今後の事を話し合う。…と言っても9割は竜児が喋っているのだけど。



577 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:40:20 ID:yq9jR55b
「春田か能登か…。北村の家には行けねぇし。大河はどうする?櫛枝の家に泊まらせて貰うとか」
「うん…」
私は相槌を打つ事しか出来ない。やっちゃんと竜児の問題は彼にしか解決出来ない事だから…。
竜児も敢えて話題には出さないの。私もそれを問わない。私が首を突込んだらいけない問題だから…。
逆に私の方の問題も然り…だ。
『何処か遠い所へ。私達を引離そうとするしがらみが無い場所へ…』
それを話し合ってね、明日改めて考えよう?ってなったの。
「なあ大河聞いてるのかよ?このまま外に居る訳にはいかないだろ?もう夜も遅いし…」
「うん…」
ちなみに私が相槌しか打てない理由は『しがらみ』だけでは無い。
それは…ただの一瞬でも竜児と離れたくないから…。このままでは、お互いの友人の家に泊まらせて貰って…ってなる。
それを少しでも先延ばしにする為。その間に『竜児と離れない方法』を考えているのだ。
そして、目の前に見つけた…。もっとも簡単で、誰にも迷惑を掛けない『方法』を。
「……やだ」
「は?」
私は竜児の手に指を絡ませて握る。困惑する竜児の顔を下から覗き込んで言うの…。



578 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:41:08 ID:yq9jR55b
「やだ…。竜児と居るもん」
「我儘言うなよ。雪もちら付く寒い夜に野宿なんかしたら、風邪をひいちまう」
その方法は竜児が聞いたら怒るかな?うん…怒るよね?
でも…私は今、幸せなの…寒い夜の中でも身体も心の中もポカポカして暖かいの…。竜児と居るから…。
一緒に居ない方が風邪をひいちゃう。『心の風邪』をひいちゃうよ。
私は寂しがり屋なの。飾らない素の私は甘えん坊の寂しがり屋…。
無条件の愛情で優しく包んでくれる竜児に逢いたい。
『ごしゅじんさま』な竜児に逢ってみたいから…。だからミジンコみたいな心が勇気を振り絞れる。虎みたいに強くなれる。
「じゃあ…何か別の名案でもあるのか?」
少し呆れた様な顔をして竜児が頭をガクンとのけ反らせた。
今の私はどんな顔をしているのだろう?
顔を真っ赤にしてる?
泣きそうになってる?
それとも不機嫌そう?
ううん。違う。多分、緊張した顔。でも凄く幸せそうな顔をしてるでしょ?
よしっ。前をしっかり見据えて…ね。
私はゆっくり息を吐き出して、竜児と繋いだ手に微かに力を加える。
「…あれ」
「ん。どれ?」
顔を上げた竜児に、その場所を指差して教えてあげる。
「………はぁ!?」



579 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:41:47 ID:yq9jR55b
竜児が、しばし視線を迷わせ、指差した方向の物を探して、一点を見詰め一瞬ピタッて固まる。
そして素頓狂な声を出して私の方に振り向く。
その顔は、驚愕と…興奮?に包まれていたの…。目はカッて開いて、顔が真っ赤だ。
数回、口をパクパクさせた後に戸惑った声で問い掛けてきた。
「あ、あのな…俺の勘違いだったら済まないんだが。それって、あのボンヤリ光っている看板の…っ…所か?」
私はコクリと一回頷き、顔を伏せる。その訳は、今のこの表情を竜児に見られたく無いから…。
「お、おう…。た、大河。解っているとは思うけど、あれは…あれだ、ぞ?男と女が…うげっ!!」
私は思い切り竜児の足を踏んで、口を開く。
「わ、解って、るわよ…。…いちいち全部言わなくても解ってる!」
私は強がった口調で返事を返す。けど唇は震えている…怖くて…恥ずかしくて…。だからと言って、このまま黙るのは駄目。
しっかり何故、そう決意したかを伝えて…その上で竜児と温もりを共有したい。
「え、えええ…えっちする所……でしょ?子供じゃないんだもん。ん…ちゃんと解ってるわよ」
そう言って、竜児の手に更に力を込めて握るの。



580 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:42:33 ID:yq9jR55b
「ま、まだ早いだろ。付き合い始めて一時間も経ってないんだ。もっと時間を掛けて、お互いの事を知ってからする事だろ。
そうしたら自然と…ま、まさか興味があるからとか…」
「っ…違うっ!そんなんじゃない…。興味があるから、とかじゃないわ…これは本当。
ちゃんと私の話を最後まで聞いてよ。それでも駄目なら、それでいいから」
竜児が言い放った一言は酷かった。…でも私はその事に対して怒らないし、泣いたりもしない。だって竜児の言っている事は正論なのだから…。
心配してくれているから、ちょっと強い口調になっただけ…。
「…おう。分かった」
竜児が頷いたのを確認して私は語りかける。
「竜児の言ってる事は分かるよ。常識で考えて当たり前の事だって。それでも私は…初めてをあげても良いって思ってる。
…知って欲しいの」
私は顔をあげ、竜児の目をしっかり見て言葉を繋いでいく。

「私が本当は寂しがり屋の甘えん坊だって…。
飾らない本当の私は『犬の御主人様』なんかじゃない。
強い強い『ごしゅじんさま』に一緒に居て、守って、包んで欲しい小さい小さい手乗りタイガーなんだって知って欲しい」



581 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:43:28 ID:yq9jR55b
私は嫌いだった。この低い身長や貧相な体付き、この名前が…。
容姿と名前をもじられて『手乗りタイガー』なんてあだ名を名付けられて嫌だった。
でも竜児だけになら『手乗りタイガー』になっても良いよ…。
「時間なんて関係無い。もっと仲良しになりたいもん。寂しがり屋だから…一緒に居ないと心が寒くて、凍えちゃいそうなの」
握っていた手を離して、両手を竜児の頬に添える。
「ほら、竜児に繋いで貰っていた方の手は暖かいよね?心の中までポカポカしてる…でも」
繋いでいた手とは逆の手で頬を撫でて言葉を紡ぐ。
「反対の手は冷たいでしょ?もう風邪をひいてる。竜児が捕まえてくれてなかったからだよ…」
両手を頬から自分の膝に移して、私は聞いてみる。
「えっち…したら暖くなるかな?竜児に両方…暖くして貰えたら良いなって想ってる。
大好きな竜児と仲良しになれるかな、手乗りタイガーのごしゅじんさまになってくれるかな、って…。
そう考えるのって、いけない事?」
そう言った後、私は竜児が答えてくれるのを待つ。
その結果を尊重しよう。これ以上我儘を言って困らせたくない。



582 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:44:44 ID:yq9jR55b
竜児が真剣な顔で考えていてくれているのが嬉しい。
こんな訳の分からない例えを交えた話を、黙って聞いて悩んでくれている…。
「…大河は、それで後悔しないのか?」
そしてしばらく経って、竜児が口を開く。
「しない。後悔する様な覚悟では言えないよ」
「おう…。なら行こうぜ。俺も大河に知って欲しい事は沢山あるから…」
その返事に私は微笑み返す。嬉しくて腕にしがみついて肩に頬を寄せながら…。
「いきなりだから驚いたけど嬉しいぞ。…俺から言うべきだったんだろうけど気付いてやれなくてゴメンな」
「違うよ…。私が我儘を言ったんだもん。竜児は悪くないわ」
頭を撫でながら謝る竜児のコートの袖を軽く引っ張って催促する。
「そんな事より早く、行こう?………ラブホテル。他の人に見られちゃってるよ」
そう。二人だけの世界に入ってて気付かなかったけど、周囲には少なからず人通りがあるのだ。
惚気た話を聞かれてたと思うと恥かしい…。
「お、おうっ!?」
私達は急いで立ち上がって足速にその場から移動する。
行き先は私達が見た事の無い『大人』の世界。
手を繋いで寄り添い、絢爛な輝きを放つ夜の街を怖い物なんか無いとばかりに進んでいく。
そう、新たな関係を築く為に…。

続く



583 : ◆KARsW3gC4M :2009/02/05(木) 23:46:35 ID:yq9jR55b
今回は以上です。
次回はエロ有りなので、勘弁してやってください。
では
ノシ

584 :名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 23:48:38 ID:RRLlQZhh
GJ!!
さて、原作はどんな展開になるのだろうな・・・。


585 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 00:19:57 ID:5OWVGZcN
うわああああああ完結とか嬉しいけどせつねえええええ

>>583
GJ!
次はエロ編か
それにしても大河とラブホとか羨ま…おほん
高校生のくせにけしからん

586 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 00:23:30 ID:dSP2xHCQ
GJ、乙!!

次も………wktk
よろしくですww

587 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 01:03:17 ID:s28abYKA
とらドラ・・・ついに完結かあ。
なんか、寂しいわ。今週のアニメじゃないけど、
娘を嫁に出す親父のような喪失感が・・・。あー、終わっちゃうのか。
鬱になるとこだったよ。 受験落ちてたら。 よかった、受かってて。

588 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 01:04:21 ID:k/YUS9Xk
>>583
gj
silky heart聴きながら読んだら不覚にも泣いた
もう原作完結したら死ぬんじゃないかな俺・・

589 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 01:05:13 ID:GPnHcc1t
このなんとも言えない
これ以上やったらグダグダ、だけど終わって欲しくない感
はなんだろう 簡単な言葉で表せないような

GJ!

590 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 01:37:48 ID:3QAGgGME
私は、「お金の節約」が第一なので「橋の下ダンボールと新聞紙ハウス」だとか「川沿いのアズマヤ」などかな?って構想して悩んでいたんだ。

お金使って「休息所、ただし、まともに利用すると休息でなくて一汗」を使うとは。
でもぉ。きっと誤解されるんだね。
目つきの鋭いお兄さんと、純情可憐な小学生な娘。
というか
ヤクザさんと、引っ掛かった少女
というか。

あ?あれ?パパとやっちゃん・・・・・

591 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 02:28:05 ID:A8eiPFcz
>>583
GJっす!
続き気になる

592 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 03:33:24 ID:nbPmEnBG
原作おわるのかぁ・・季節的に卒業ってことなのかぁああああ


593 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 08:18:40 ID:dSP2xHCQ
>>592
やつら高2だ

594 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 10:13:06 ID:7igvGX8c
>>583
GJ!
二人とも可愛すぎるw

595 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 13:41:34 ID:nKYTVmq/
大河が大河ままのところに連れて行かれる

新しいパパに気に入られる

鬱エンド

を思いついた奴はしねばいい

596 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 13:47:59 ID:4YhtbRdY
あぁ、気に入られるってそういう意味……

597 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 13:54:16 ID:uJk72yso
いや、傷害事件で逮捕、刑務所入り、
刑期を終えたら、被害者にお礼参り&被害者を殺害、
死刑、というのが一番筋が通るよな。


598 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 13:59:19 ID:30lvxM9A
>>595
エヴァンジェル書院文庫系か。

599 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 18:20:03 ID:peSocr+y
>>583
ありがとうまた一週間がんばれる

600 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:31:01 ID:peSocr+y
規制されてたから我慢してたけど
出張からもどってきたら書き込みできてるんで投稿します。
ミラー保管庫様のほうで【トラドラクエスト】が掲載されましたので
内容で?となるかたは以前の分を読んでいただけると幸いです。
7レス失礼します。

601 :虎の寝る間に 1/7 毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:32:20 ID:peSocr+y
【虎の寝る間に】

「竜児、このゲーム面白いの?」

「まあまあだな」

竜児と呼ばれた少年は、目の前にいる少女を誘拐してやろうと目を輝かせているのではない、
ただ普段どおりの態度で、少女の見せるゲームを見ているだけなのである。
少年の名は高須竜児、遺伝の二文字だけで語れる三白眼をもつ見た目以外はいたって家庭的な高校生である。
竜児は、おもむろにケースの中から別のゲームを取り出し目の前の少女に見せる。

「大河、俺はこっちのほうを薦める。RPGだが、やってみると面白いぞ」

少女の名前は逢坂大河、そのフランス人形のような容姿からは想像できないほど、凶暴凶悪、歩く暴君、名前と体躯をもじって
手乗りタイガーと称される美少女である。

「RPG?あれでしょ?囚われのお姫様とかを武器とかそろえて助けに行く、いかにも男の欲望そのものみたいな・・・」

大河は、両腕を組んだまま目の前のゲームを覗き込む。

「それは偏見ってもんだと俺は思うぞ」

「違わないわ、あんたがみのりんに対して思ってるような幻想をゲームにしただけよ」

竜児は、ため息をつきながらも大河に問題のゲームを渡し、その場を離れキッチンへと向かった。

「飯ができるまでの間の暇つぶしとでも思ってやってみろ、たぶん面白いから」

蛇口の水を出しながら、竜児は買っておいた野菜を洗い出した。

「あんたが面白いって言ったゲーム・・・はずれがないから不思議なんだけど」

そう言って大河はおもむろにゲーム機にゲームを入れ、テレビに向かって遊び始めた。
それを見た竜児は、ちょっと嬉しそうに食事の準備を始める。
今日は大河の好きなビーフシチューだ。

602 :虎の寝る間に 2/7 毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:33:08 ID:peSocr+y
「おい・・・いつまでやってんだよ」

「五月蝿い、今いいとこなの邪魔しないでよ」

竜児はゲームに夢中になっている大河に対して、いい加減にしろと言わんばかりに切り出した。

「いや、俺が薦めたゲームなだけに楽しんでもらえてるのは嬉しいんだが、飯のとき中断して以降
 もうかれこれ3時間だぞ・・・お前時計見てみろ、もう11時過ぎてんだぞ」

「本当にいいとこなのよあと一時間だけ、ご主人様がお願いしてるのよ聞きなさいよ駄犬」

「お前がここまではまるとは・・・」

自分が面白いと思ったものを面白いと感じてくれる。大河の様子をみて嬉しい竜児ではあるが、
さすがに同級生の男子の家にこんな時間までいるのはまずいのではないかと思っている。
まあ、以前には夜通しやけ食いに付き合って二人そろって朝に目覚めるといったこともあったが、
竜児自身はそれがいいこととは思っていない。

「わかった、12時までだぞ・・・そしたら家に帰れ」

竜児がそう言って大河に返事をもとめると、「はいはい」とテレビの画面を見たまま大河は相槌をうつ。

「あ・・・ここわかんない、竜児教えて」

「お・・・おう、ここはだなそこの壁のスイッチを・・・」

大河の隣で、竜児は一緒にゲームをすることにした。
一度クリアしてるだけに、だいたいの流れや攻略方法は知っている。

「おー、すごーい、なかなかやるじゃない褒めてあげるわ」

「そりゃどうも」

そんなやり取りをしていると当の竜児までゲームに夢中になってしまった。
画面を見ながら二人でゲームを進めていたのだが、隣の大河がうつらうつらし始めたことで、
竜児は自分も夢中になっていたことに気づいたのだった。
すでに部屋の時計は1時をまわってしまっており、竜児はさすがにもうだめだと大河に話を切り出す。

603 :虎の寝る間に 3/7 毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:33:41 ID:peSocr+y
「おい、大河・・・そろそろ家に帰れ、さすがに同級生の女の子を家に泊めれるほど俺に度胸はねえ」

「うるさい、なんとしてもやまたのおろちぶっ殺すまでやめれんぁ・・・Zzz・・・」

「大河!寝るな!・・・・・・」

すでに横になりながらゲームをしていた大河は、コントローラーを握ったまま眠りに入る。
竜児は大河の体を揺するが大河は全く反応しない。

「う・・・これは困った」

「スゥ・・・スゥ・・・」

竜児は大河の寝顔を見て、どうにも無理やり起こす気力が沸かない、むしろこのまま愛でたいとまで思ってしまっていた。

「大河〜、大河さん、起きないと・・・襲うぞ」

そう言いながら竜児は大河に手を伸ばす、以前同じような行動をとったときは、大河はすんでのところで跳ね起きた。
今回も殺気を感じれば起きるはずとそんなつもりで手を伸ばしたのだ。

プニ!

竜児の手は大河の頬っぺたに触れる。

「おう・・・プニプニしてんな、これが卵肌ってやつか・・・」

竜児はそのさわり心地にちょっと快感を覚えつつも、内心ビクビクしながら大河が起きたときに備えている。

「う・・・ん」

「おう!!」

大河のうめきに竜児は触っていた手を放し、攻撃に備える。しかし、大河はまた「スゥスゥ」と寝息を立てだしたのだ。
竜児はひとしきり考えたあとに、もうちょっとこのスリルを味わおうと更なる冒険に走り出す。
後方から大河の頬を突いていたので、今度は正面からやってみようと思ったのだ。
竜児は大河の正面に回り顔を覗いた。そこには、ガラス細工のような綺麗に整った顔がかわいらしい笑みを浮かべながら寝息を立てている。

「・・・やっぱ綺麗だ」

竜児は大河の寝顔を見て動きがとまった。
その顔を見てるだけで、なんともいえない気持ちになったのだった。

604 :虎の寝る間に 4/7 毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:35:16 ID:peSocr+y
「寝顔はこんなにかわいいのにな・・・よくこんな口であんなに食え・・・」

言いかけたとたん竜児の目は大河の唇に釘付けになる。
薄紅色の唇、呼吸とともに動くそれに竜児は目が離せなくなってしまった。
以前大河が熱を出したときに、大河に添い寝してひどい目にあってはいたが、
そのとき自分の唇に柔らかい感触があり、その感触がなんだったのかは、
後で大河からしつこく言われた。

「・・・ゴク」

「夢だと・・・思ってたし・・・」

そう言って、竜児は大河の顔に自分の顔を近づける。
大河の吐息が感じられる所まで顔を近づけたところで竜児の動きが止まる。

「な・・・にやってんだ・・・俺は」

「ははは・・・これじゃまるで変態じゃねえか・・・」

竜児が目を瞑り、自問自答をしていると、大河が寝返りをうった。
そうただの寝返りだった・・・大河にとっては。

「おう・・・う」

寝返りをうった大河の唇と竜児の唇は重なり竜児はその感触に気が動転した。
柔らかい、そして不思議な感覚にどう感情を表現すればいいのか頭が働かなかった。
胸の鼓動が高まり、自分の気持ちが抑えられない。
竜児の手がゆっくり・・・そして慎重に・・・大河の胸元へと伸びていく。

「んー・・・」

ビクゥ!!

大河がもらした声に竜児は先ほどの体勢から部屋の隅まで瞬時に移動した。
「ぜぇぜぇ」と肉体の限界を超える動きに息が上がる。

「ち・・・違うんだ大河・・・こ・・・これは、お・・・おまえの顔がか・・・」

「スゥ・・・スゥ・・・」

「ね・・・寝てる・・・のか?」

内心半殺しにされることを覚悟していたのだが、大河はいまだに寝ている状態だった。
竜児は「俺は馬鹿か」と自分の頭を軽く小突き、先ほどまでの自分の行動を後悔していた。
自己嫌悪に陥っていると、大河がなにも羽織っていないことに気づく。

「か・・・風邪ひいたら困るしな・・・」

その場から離れ、隣の部屋から毛布を持ってきた。

「幸せそうな顔してんなぁ」

持っていた毛布を大河に掛け、竜児は大河の顔を見て自分が微笑んでいることに気づく。
この少女の顔を見てるだけで安心できる自分がいる。

「ふぁ・・・、そろそろ寝ないと明日がきついな」

「おやすみ・・・大河」

そう言って、竜児は大河の眠る居間を後に自分の部屋へ向かい、眠りに入っていった。

605 :虎の寝る間に 5/7 毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:36:36 ID:peSocr+y
・・・・・・・・・・

「はぁはぁ・・・タイガ・・・いくぞ」

タイガはリュウジの声にコクっと一言うなずき自分の武道着の袖を噛む、リュウジの陰茎はタイガの中にゆっくりと入っていく

「んふぃ・・・」

リュウジはタイガの顔を見ながら、「大丈夫か?」とたずねる。
タイガもコクと何度もうなずき、リュウジの顔を見続ける。
そうこうしているうちに、リュウジの腰が止まる。

「んふぁ・・・リュウジ・・・私たち、繋がったね」

「ああ・・・タイガ」

「ずっと一緒だよね・・・」

「おう」

そうして二人は、さらに体をかさ・・・・・・・・・・・・・・・・・・








「うわああああああ」

「はぁ・・・はぁ・・・」

竜児が起きたのは自分の部屋、部屋の時計は午前5時を指していた。

「なんて夢みてんだよ俺は・・・」

右手で頭を抱え、さ〜て次は誰を始末しようか・・・などと考えているわけではない、自分が見た夢に対して
なんともいえない罪悪感と高揚感に困惑しているのである。

「いや・・・確かに寝ている大河に・・・てかゲームも一緒にやってはいたが」

見ていい夢と悪い夢があるだろうに、こんな状態でどう大河を見ればいいんだと頭をかきむしる。

「ずっと一緒か・・・悪く・・・ない・・・よな」

そう言って、先ほどまで見ていた夢を思い出す。

「ケイコドットコムか・・・」

寝ている大河にいろいろやっているだけに、自分の性欲がこんな夢を招いたのかと自己嫌悪に陥る。

「まあなんにしろ・・・とりあえず水飲もう」

大河が寝ているであろう居間に行くことにした。
別にやましい気持ちなんてこれっぽっちもない、ただ単に水が飲みたいだけだ。
まだ時間は午前5時、大河はたぶん寝ているはずだ。

606 :虎の寝る間に 6/7 毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:37:33 ID:peSocr+y
ガチャ・・・

竜児はいつものように居間に入る、普段はこんな時間にこの部屋に住人はいないのだ、
しかし、今日は大河が寝ているのだからと静かに戸をあけたのだが、
そこには竜児の予想に反し、寝ているはずの大河が起きていた。

「お・・・う、た・・・大河起きてたのか」

「りゅ・・・竜児!」

大河は寝起きなのかちょっと顔が赤かった。

「お前あの後、そのまま眠っちまって動かねえから・・・」

「そ・・・そう、変なことしなかったでしょうね」

ギクゥ!!

大河の言葉に全身が凍りつくかと思ってしまった。

「だ!誰がするか・・・」

竜児は『なさけねえ・・・』と思いながらも自分の身を守るために必死の嘘を
内心びくびくしながら続ける。

「私の唇を奪ったのはだれだったかしらね・・・」

ギクゥウウウ!!

『やばい、あれはやはり起きていらっしゃったんですか・・・』と竜児は自慢の三白眼を限界まで見開き心の中で大河に問いかけたが、
大河は不思議そうな顔をしてこっちを見ている。どうやら寝る前のことではないようだった。
竜児は平静を装い、以前大河が熱を出したときのことだろうと願いながら

「おう・・・それを持ち出すか、俺は寝ぼけてて覚えてねえのに」

以前の夜の感触だけはうっすら覚えている、と言っても夢と思っていたのだが、
まあ、今は寝る前にやってしまったことのほうが重罪なのだが・・・
そう思いながらも以前の痛みを思い出し頬をさする、
散々大河に頬を張られ、学校を休んだ記憶もよみがえる。

「誓って、な・・・なにもやってないぞ」

一世一代の大博打、芝居じみているがどうしようもないのだ。
しかし、大河は全然怪しんでこないのである。先ほどから目を合わせようともしない。
これ以上はボロが出てしまうし、なにより先ほど見た夢のため正直なにを話していいのか考えられなかったのである。

607 :虎の寝る間に 7/7 毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:38:14 ID:peSocr+y
そうこうしていると、大河が口を開いた。

「そ・・・それはそうと、あんた今日はやけに早いのね」

竜児は、眠った大河にやったことと、先ほどの夢のため慌てふためき、手を大きく動かし

「あ!いや!その・・・だな、変な夢を見たっつ〜かその・・・」

「夢?」

「おう、こないだの警告夢みたいな・・・嫌な・・・ちょっとよかったけど」

かなりよかった。と竜児は心の中で一言つぶやく、
何故かその言葉に反応したのか大河の顔がさらに赤くなったように感じた。
すると、いきなり大河が持っていたゲームのケースを投げつけてきた。

「おう!なにすんだ大河!」

「うるさい!目がエロイのよ馬鹿犬」

そう言って大河は「もう一度眠れ駄犬」と吼え、竜児はその言葉に威圧され
これ以上何か言われたらたまったものではないと思い部屋へと引き返す、
部屋に帰る途中竜児は大河の様子を思い出し、警告夢のときと態度が似ている事に気づいた。

「まさか・・・同じ夢をみた・・・なんてことはないよな?」

大河の態度がどうにも気にかかるため竜児は居間をもう一度のぞくことにした。
なにより水で飲もうかと居間に向かったはずなのに大河の圧力に屈しておずおず戻ってしまったためだ。

「わりぃ大河・・・ちょっと水を・・・」

と居間を覗いた竜児の目には、テレビの画面を見つめる大河が写っていた。
竜児はその様子を見て、水が飲みたかったのも忘れて見入ってしまった。

「こりゃ・・・今日は豪華な弁当にしないとバチがあたるかもな」

そう言って竜児は、もう少しこの時間が続くことを願った。

天使のように微笑む・・・

少女の笑顔を見つめながら・・・


おしまい

608 :毒神 ◆apDx8TAIGA :2009/02/06(金) 18:41:05 ID:peSocr+y
以上です。
失礼しました('A`)ノシ

609 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 20:06:13 ID:nD8Q+2GG
>>608
グッジョブグッショブ
あれの竜児サイドですか。
大河に欲情して葛藤する竜児が堪らん。

610 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 22:23:22 ID:4Px6Yn46
>>608
なんかムラムラするSSだねえ、GJ。
前作も改めて読んでみるよ。

611 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:31:26 ID:FYD8r23C
これから投下します。
竜児×大河でエロ有りです。
馬鹿馬鹿しいギャグエロですので肩の力を抜いてお読みください。
では、どうぞ。

612 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:32:17 ID:FYD8r23C


高須家では竜児と大河は存分に愛し合う事が出来ない。
母泰子が仕事に出掛けた後は二人だけの空間であるように思われるが、ここには高須家の愛インコたるインコちゃんがいるのだ。
以前その事を気に留めず居間でプレイに興じていたら、後日

「ほ、ほっほほい、ほほほっい、ほっほほいほいっ、ほ、ほほ、」

「ほーら、ウンコちゃんに見られてるぞ」
「ぃやあっ…! ブサドリが見てるぅっ! てか、ちょっ! ガン見!!」
「くぉっ! 急に締め付けが強くなったな。見られると感じるのか、た・い・が?」
「そ、そんな事…! く、悔しい、でも感じちゃうっ……!」

と、こういう時だけは流暢に、妙にピンポイントな会話を喋り出したのだ。だが、やはり自分の名前だけは言えていない。
自分の名前もまともに喋る事が出来ないのに、他の事はそつなくこなす実に摩訶不思議なインコである。
以前竜児が風邪で倒れた時にも、北村達と共に見舞いに来た亜美が吹き込んだ台詞をしっかりと覚えていたり何気にハイスペックなのかもしれない。
幸いにして竜児一人の時に喋り出したのだが、その場に大河がいたらインコちゃんはその存在を消されていたのではないか、と竜児は戦慄を禁じ得なかった。
無論泰子がいても限りなく気まずくなる事は間違いない。いやいや、そもそも誰であろうと聞かれたくはない。自分でも聞きたくはなかった。
している時と平常時とではテンションの差が大きすぎるので、激しい羞恥心に駆られ七転八倒してしまうのだ。

その後、竜児の土下座と鶏肉料理特集本による飴と鞭の説得によってインコちゃんは色々と記憶を失う事になる。

そういう訳で、普通にいちゃつくだけならまだしも、そういった行為をする時は必然的に大河のマンションとなるのだ。
万が一を考えると竜児の部屋でも危険である。ラブホテルなんてMOTTAINAI。
竜児がその話をした時、大河は最初不審げに眉をひそめていたが、高須家の防音性の低さを理由に説得すると顔を真っ赤にして暴れた後承知してくれた。
しかし、わわ私の声はそんなに大きくない!と大声で暴れる大河を宥めつつも、竜児は、今度はうちで声を我慢させるプレイをしてみようかな、などと眼をぎらつかせ鬼畜な事を考えていたりした。

閑話休題

これはそんな竜虎の日々の一幕。

613 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:33:37 ID:FYD8r23C
『竜のように、虎のように!』


週末の帰り道、夕日に照らされ長く延びた小さな影と大きな影が寄り添いながら揺れている。

「じゃあ、着替えてインコちゃんに餌をやったら行くから。ちゃんとうがいと手洗い忘れるなよ」
「わかってるわよ。やっちゃんは今日お店の友達と外で食べるんだっけ?」
「おう」
「……。じゃあまた後でね」

大河は繋いでいた手を名残惜しそうに離すと、マンションに入って行った。
大河がエントランスに入るのを見送った後竜児も自分のアパートへと足を向ける。


「ただいまー。ん? 靴が無いって事は泰子はもう出かけたのか」

大河に言った手前自分もうがいと手洗いをしっかり済ませると、几帳面に皺を伸ばしてから制服をハンガーに掛け部屋着に着替える。

「ただいまー」

着替え終わり、インコちゃんの世話をするべく用意をしていると、こちらも部屋着に着替えた大河がやってきた。

「おう、おかえり、ってどうした? 部屋で待ってるんじゃなかったのか?」
「べ、別に良いでしょ、そんなの。ほら、さっさとブサドリの世話しちゃいなさいよ」
「おう。ちょっと待っててくれ」

そっぽを向いてテーブルの脇にどっかりと腰を下ろす大河を見やると、竜児は鳥かごを取りテーブルの上に載せる。

「インコちゃーん。今日も元気にしてたかなー?」
「ぎぃ、ぐぇげげ、げん、っんんっきーー!!」
「……」
「おうおう、可愛い奴め。ほーらご飯だよー」
「ごはっ、ごごごはっ、んん!」
「…………」
「水も取り替えて、と。どうだー?美味しいかー?インコちゃん」
「んまっんんま、まっ、ま! まん「うおおっ!! よく食べるなっ!! 腹減ってたのかな!?」!!」

餌を食べつつ不穏な言葉を発しようとするインコちゃんを冷や汗を浮かべ大声で遮りながらも、てきぱきと世話を終える。

「んっ、んんー、グッド、グッドですねー」

いまだ餌を食べながら何事か呟いているインコちゃんを尻目に、竜児は立ち上がり大河に手を差し出す。

614 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:34:25 ID:FYD8r23C
「これで良し。じゃあ行こうか、大河」
「……うん」
「?」

立ち上がり手を握ってはきたものの、何故か不機嫌そうに口を尖らせている大河に竜児は疑問符を浮かべる。

「どうした、大河?」
「……別に。ただ折角迎えに来てあげたご主人様を駄犬がないがしろにし過ぎなんじゃないかと思っただけよ」

大河と付き合いだしてから、大河の事に関してだけはそれなりに敏感になった竜児はピンときた。
この凶暴で傍若無人な少女は人一倍寂しがり屋なのだ。意地っ張りで負けず嫌いでなかなか素直な言葉が言えないだけなのだ。
きっと、世界から切り離されたようなあの広い部屋で一人で待っているのは嫌だからこっちにやってきたのだろう。
昔の大河なら、歯を食いしばって、自分も誤魔化せない強がりを吐いていた。
そう思うと無性に愛おしくなって大河を抱き締める。驚いてビクッとするも胸元に頬を擦り寄せてくる大河に竜児は囁きかける。

「インコちゃんに焼き餅焼いてたのか? 大河」
「んなっ! しょしょ、しょんな訳無いでしょ! 鳥にまで嫉妬するようになったら流石に駄目なんだから!」

バッと胸元から顔を上げて反論してくる大河を微笑ましく眺めながら宥めるように髪を撫でる。
そんな竜児の行動に、大河は赤く染まった顔を隠すように再び胸元に顔を押し付ける。

「ま、まったく! こんな事ばっかり上手くなっちゃって…。悔しいったらないわ…」
「おう。大河限定だけどな」
「……ふん、ばかいぬ……」


しばらく抱き合っていた二人だが、意を決して竜児が身を離す。

「じゃ、じゃあ行こう、大河」
「……ぅん」

その後二人とも何となく無言で竜児のアパートを出る。お互いの手だけはしっかりと握りながら。


エントランスを通り、エレベーターに乗る。その間も二人はずっと無言だ。しかし、繋いだ手の体温の上昇がお互いの高揚した気持ちを雄弁に語っていた。
最近では、竜児が大河の部屋に行く、という事は、たまの掃除の時を除けば殆どそういった目的の為である。
だから、竜児は大河のマンションに向かう時は妙に緊張するし、興奮もする。
大河も大河で、自分の部屋に帰ると竜児との行為を思い出し、自分の部屋だというのに落ち着かなくて夜なかなか寝付けないことがよくある。
だから先程は、竜児の考えていた理由も有るが、大河は着替えるとすぐに竜児のアパートに行ったのだ。
これからするのだと思うと、尚の事落ち着いて待っているだけなど出来そうもなかった。


615 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:35:09 ID:FYD8r23C

部屋に入るなり扉が閉まりきるのも待たず、竜児は鍵を開けて先に入った大河の腕を引き、振り向かせると抱き締めた。
そしてそのまま、頬に手を当て上向かせると噛み付くように唇を奪う。
最初はその唇を味わうように何度も繰り返しついばんだり甘噛みしたり舌で唇をなぞったりしていたが、やがて大河の唇を割って舌を差し込んでいく。
歯列をなぞり、口蓋を舐め回し、まだ縮こまっている大河の舌を巻きとっていく。
竜児の突然の行動に驚いてされるがままの大河だったが、やがて竜児の背中に腕を回すと目を蕩けさせて自身の口内を蹂躙する舌に応えだす。
お互いの舌を絡ませると、飽きる事無くしごき合い、唾液を交換し、飲み下していく。
十数分間に及ぶ濃密な舌の交わりを解き、一本の唾液の糸を引きながら唇を離す。

「んん、はぁっ。大河の唾液は、凄く美味しいな。もっと飲ませてくれ」
「はぁっはぁっ、んく。はぁ、りゅ、竜児、あんた、さかり過ぎ。まだ玄かんん、ぷはっ、こら、またぁ、んんん」

息を荒げながら赤く染まった顔で涙目の抗議をしてくる大河に、竜児は我慢できなかった。
あぁ、やっぱりこいつは凄く綺麗で可愛い。身長差のせいで上目づかいになっているのも堪らない。
大河の可愛さを再確認しつつ、力無い抗議を再び口付けて閉じ込め、大河の呼吸も唾液も奪い尽くすように舌ごと吸い上げていく。
舌を吸い上げながら片手で大河の髪を撫で、もう一方の手で頬を優しく抑え甘い拘束を与える。
次第に大河の身体から力が抜け、ずるずると床に滑り落ちていくのに合わせて竜児も腰を落とす。
そして、玄関マットの上に押し倒すような形で竜児は大河の上に覆いかぶさり、尚も舌を吸い上げる。
段々と虚ろな目になってきているのに、必死にしがみつき、懸命に舌に応えようとする大河に、竜児は嬉しそうに目を細める。
やがて、ようやく満足したのか竜児が唇を離すと、物音一つしない家に二人の荒い呼吸だけが響いて聞こえるようだった。
息を整えていると、次第に大河の目にも光が戻ってくる。

「…はぁ、はぁ、はぁ…」
「…はぁ、はぁ、続きはベッドでしよう」
「はぁ、さ、最初からベッドでしなさいよ……エロ竜児……」
「う、すまん。久しぶりだからか、なんか妙に興奮して」
「ま、あ、良いわ。……私も、そうだし」
「え?」
「いいから、ほら!」

力が抜けてしまって自力では立てないのか、大河は両腕を竜児の方に伸ばしてくる。
はいはい、と大河の背中と膝裏に手を回すと、大河も竜児の首に手を回し胸元に顔を寄せる。

「では、参りましょう姫」
「ぷっ、似合わないわよ馬鹿」
「うるせー、こういうのはノッてあげるのが優しさだろ」
「ふふっ、そうね。ならしっかりエスコートして頂戴」
「ははっ、仰せのままに」

竜児は大河をお姫様だっこにして立ち上がる。お互い高鳴る胸も朱に染まる顔もそのままに、他愛もない会話をしながら寝室へと向かう。


616 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:35:49 ID:FYD8r23C
寝室に入ると、竜児はそこに満ちた大河の甘酸っぱい匂いを肺一杯に吸い込んだ後、天蓋付きの大きなベッドにそっと大河を横たえる。
大河の腕を首から外し、竜児は素早く部屋着を脱ぎ下着一枚になる。流石にいきなり全裸はハードルが高い。勿論脱いだ部屋着は丁寧に畳んでいる。
そんな竜児を見て、起き上がり自分も服を脱ごうとする大河を竜児は制する。

「ちょっと待った。……服は俺に脱がさせてくれ」
「……なんで?」
「知らないのか大河? 男の子は好きな女の子の服を脱がすのが大好きなんだぞ」
「……とんだエロ犬だわ」

呆れたように息をはきながらも、意を汲んで再び横たわってくれる大河に覆いかぶさり、竜児はその凶眼を緩めながら慎重に服を脱がせていく。

何と言われようとニーソックスは脱がさない。

露わになっていく大河の透けるようなきめ細かい肌に、否応なく股間が更に張り詰める。勿論脱がせた部屋着は丁寧に畳んでいる。
上下の下着とニーソックスのみを残し、恥ずかしそうに身を縮める大河を改めて眺め、目を見張る。

「た、大河、その下着は……!」
「な、何よ…」

自らを凝視してくる竜児に、益々小さくなる大河。
先程は服を脱がす事に集中していてよく分からなかったが、大河の身を包むそれは、上下共にシルク素材で意匠を凝らしたデザインのレースの黒の下着。
正に勝負下着。大事な所以外はレースの網目からうっすらと肌が覗いている。
竜児は思わず大河の頬に手を当てると、評価が気になっているのだろうか、不安げに見上げてくる大河に口付けを落とす。

「……ありがとう、大河。なんかすげぇ嬉しいよ。そしてエロい、エロいよ大河」
「そ、そう!? 竜児が喜んでくれたなら、わ、私も嬉しぃ……」

不安げな表情から一転、喜び、笑顔を見せてくるが、やはり気恥ずかしくなってしまったのか、最後の方は顔を俯けて蚊の鳴くような声で話す。
流石にエロイのは自覚していたらしい。そんな大河に竜児は内心悶える。
竜児はもう一度口付けると、桜色に染まった頬に添えていた手を滑らせ、指で大河の耳たぶを揉み解しながら舌を唇から首筋に這わせていく。
もう片方の手は大河の腕や背中、脇腹などを、手に吸い付くような感触を味わうように撫でている。

「ふぁぁ、りゅうじ、りゅうじぃ…」

竜児の舌は首筋を過ぎ、鎖骨の窪みを通り、胸元まで舐め下りていく。
大河が拠り所を求めて竜児の頭を抱え込むように腕を回してくるので、耳をいじめていた手を放し、大河の片方の手と指を絡ませて握りあう。
舌でブラジャーと胸元の境目をなぞりながら、空いている方の手で器用にホックを外し取り払う。普段から泰子の下着を、最近では大河の物も洗濯している竜児にはこの程度お手の物だ。
解放されプルンと揺れる控えめな胸。竜児がその魅惑の丘に心奪われていると、先程まではふはふと仔猫のように可愛らしく喘いでいた大河が、息を整え声を掛けてくる。

「ふぅ、ん、りゅう、じぃ、胸、ちっちゃくてごめんね……」
「なーに言ってやがる。いつも言ってるだろ。好きな女の子の胸なら小さかろうが大きかろうが素晴らしいんだぞ。
それに大河の胸はこんなに柔らかいし形も綺麗だ。そして勿論…」
「…んん! っああ…」
「こうして優しく揉んだり…」
「ひゃうぅ! だ、だめぇ…」
「んちゅ…こうやって乳首をいじめてあげたりすると敏感に感じてくれるのが堪らなく嬉しいしな」
「ひぃっ!ぅああ、っくぅぅぅ」

握り合った手はそのままに、竜児は空いている手でじっくり優しく片胸を捏ね、もう一方の胸の頂上で固く尖る乳首に吸いつく。
舌で弾くとプルプルと存在を主張するそれを甘噛みすると、大河は甘い悲鳴を上げて腰を浮かし、背を弓なりに反らせてトサッとベッドに落ちた。


617 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 22:36:14 ID:4Px6Yn46
しえん

618 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:36:42 ID:FYD8r23C
目の焦点を失い、口の端から唾液が垂れて来ている大河に、片手でいまだ乳首を転がしつつ、竜児は握られたままの手で口元を拭おうと手を伸ばす。
すると大河は伸ばされた竜児の腕を両手で包みこむと、パクリと指を咥えこんでしまった。

「うおっ!? くぅっ!」
「んん…ちゅ…ちゅぱ…れろ…むぐむぐ」

吸い、舐め、甘噛みしてくるそれは、正に指をフェラされているようなものであり、不意を突かれた竜児は性器に直接されている訳でもいないのに不覚にも暴発しそうになってしまった。
大河からのまさかの反撃に竜児はきつく目を閉じ、歯を食いしばって波を乗り切る。
大河は自失状態から戻ってくると、自分が何をしているか気付き慌てるが、竜児の快感を堪えている表情を見ると、得意そうに鼻を鳴らし、今度は積極的に指をしゃぶり始める。

「……ふふん。じゅ…じゅぅ…ちゅ…れろれろ……」
「くっ! はぁはぁ…ちょっと、まっ、った! ぅぅぅ」
「じゅぅぅぅぅぅ!」
「うぉぉ! こ、この!」

このまま責められるだけでは不利と悟ったのか、竜児は驚きと快感で止まってしまっていた大河への責めを再開する。

「っ! ふぅぅん! ちゅ…れろれろ」

先程からさんざんとろとろじっくりほぐされていた大河の身体は、持ち主の意思と裏腹に、再開した愛撫にすぐに屈してしまう。
それでも大河は負けず嫌いを遺憾なく発揮し、懸命に舐め続けている。
竜児は責める胸を交代しては執拗に吸い上げ、所有権を主張するかのように大河の胸をキスマークで埋め尽くす。
しかしそこは気遣いの高須竜児。外から見えるような場所には付けていない。どれもブラジャーで隠せる位置ばかりだ。首筋などの目立つ場所は舐めるに留めている。
いつの間にか胸だけで何度も軽くイッていたのか、もはや脱力して息を荒げ、指に熱い吐息を浴びせているだけの大河を満足げに見ながら、竜児は舌を胸から更に下方へと侵攻させる。
大河の小さな臍の縁をなぞり、軽く穿つように舌を差し込む。それと同時にニーソックスを履いたままの脚に片手を伸ばし、吸いつくような感触を堪能するように撫でさすっていく。
大河は臍を責められる異質な感覚に、一瞬ビクッと震えるも、やがてその感覚も快楽として受け入れていく。

臍を責め終わり、竜児は一旦身を起こすと、今までそれだけは離すまいとするように抱え込み、またちゅぱちゅぱと舐められていた指を惜しみながらも引き抜く。
宝物を取られたかのように一瞬悲しそうな眼をする大河に罪悪感を覚えてしまう。
自由になった両手で大河の腰を軽く持ち上げ、大河の秘部を覆うパンツをするすると抜き取る。畳む。
それは既に大河の愛液に塗れ、じっとりと重さを感じられるまでになっていた。
パンツを抜き取られた事に気付いた大河が力無く脚を閉じて隠そうとするより早く、竜児は脚の間に体を割り入れてしまう。
そのまま腿裏から手を回しがっしりと固定すると、竜児は大河の秘部に鼻先が触れるほど顔を近づける。
頭の上の方から「こらぁ」とか「うううう」とか聞こえてくるが竜児は気にしない。心ゆくまで視姦する。
大河が一生懸命竜児の頭を押し退けようと手で押してきているが、あまり力の入らない今の状態では微動だにしない。

無毛のように見えるが、淡く健気に生えている。きっとこれを剃られたら大河は泣いてしまうだろう。

……剃ってしまおうか……

いかんいかん!と竜児は頭をよぎる邪悪な考えを頭を振って振り払い、目の前の御馳走に集中する。…振り払い切れたかは謎のままだ。
もう何度も竜児を受け入れているというのに、大河のそこはいまだ処女であった時のように清楚なたたずまいだ。
しかし、竜児の無遠慮な視線に抗議するように膣口がパクパクと開閉を繰り返している。
竜児は、幾度もの絶頂で愛液に濡れ、きらきらと輝いているそこに魅かれるように口づけ、舌で割れ目をなぞり襞をかき分けていく。
膣口に舌を差し入れると溜まっていた愛液がどろりと流れだしてくる。竜児はそれを味わいながらじゅるじゅると啜りあげる。

「うあぁ…だめぇ、りゅう、じぃ、そんなに、音、立てて…あぁああ…くぅううっ、吸わ、ないでぇっ……!」

秘部ごと吸い上げられるような強い快感に大河は白い喉を晒し、堪え切れない、と眦に溜まった雫を散らし首を左右に振る。
大河の泣き声に近い喘ぎ声を聞きながら、竜児は更に奥まで舐めようと、より顔を密着させ舌を差し込んでいく。


619 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:37:19 ID:FYD8r23C
「あぁぁ…だめ、だめだよぅ…」

強過ぎる快楽に怯え、逃げようと腰を引く大河を許さず、逆に更に顔が埋まるほど引き寄せると、益々舌をきつく絞り上げてくる膣壁をかき分け、同時に鼻の頭で押し潰すように陰核をこすり上げる。

「……っっ! っぁああああああ――――っっ!」

脚をピンと伸ばし、つま先をぎゅっと丸めて、ぶるぶると震えながら大河が絶頂を迎える。
やがてくったりと身体から力が抜けても、大河の膣口はぶしゅっぶしゅっと断続的に潮を噴き出していた。


ちゅぽっと音をたてて舌を抜くと、竜児はやり切ったイイ表情で汗を拭うように浴びせられた潮を拭う。
絶頂の余韻を長引かせ、快楽の火を消してしまわないように、でもその身体をいたわる様に、大河を優しく撫でていく。

大河は、意識が戻って来ると、しばらくぽーっとしていたが、先程の自分の痴態を思い出したのか、段々とその綺麗に整った眉を吊り上げていく。

「よくも、よくもやってくれちゃったわね…飼い犬に手を噛まれるとはこの事よ…」
「いや、噛んできたのはお前だろ」

大河の言葉に、竜児が先程まで大河に散々舐めしゃぶられてふやけた指を見せると、確かに噛み跡が付いている。
胸を責められてイッていた時に無意識に強く噛んでしまったらしい。

「うるさいうるさいうるさーい!!」
「うおっ!?」

恥ずかしくなったのか、大河は力無く起き上がり、どーん、と竜児に倒れこむようにぶつかるとそのままベッドに押し倒す。

「今度はあんたがはしたなくひぃひぃと喘ぎ声を漏らす番よ」

腰の辺りから聞こえてくる声に竜児は、それって自分がはしたなくひぃひぃ言ってたって事じゃ、と思ったが、指摘すると暴れそうなので口をつぐむ。

「うっわ、竜児、あんた下着べちょべちょじゃない。もしかして出しちゃったの?」
「…いや、それは、我慢汁というやつだ」

それでも、そんなもので下着を濡らしてしまった事が恥ずかしいのか、竜児はそっぽを向いて答える。

「…男の子って出さないと辛いんじゃないの?」
「…そりゃ、そうだが、俺は大河に気持ち良くなって貰えると嬉しいし、気持ち良くて悶える大河を見るのも好きなんだ」
「そ! …そんな事言っても許してあげないんだから。これはお仕置きなんだから。ご褒美じゃないのよ…」

大河の言葉に竜児が答えると、大河は嬉しさと恥ずかしさを噛み殺すように口元をむにょむにょと波打たせる。
そして、竜児の下着を抜き取ると、竜児とは違い畳む事などせず、ぽーん、とベッドの下に放り投げる。
締め付けから解放され、びくびくと震えながら天を突くように威風堂々たる姿をさらすそれに、大河は思わず唾を飲み込む。

「うわー、相変わらず犬のくせにここは馬みたいね。ん、ちゅ、これが、れろ、私の中に入るなんて、むぐ、ちゅぱ、信じられないわ、はむ」
「はぁ、はぁ、くっ…!」

大河は竜児の肉棒に手を添えると、我慢汁を舐めとる様に舌を這わせていく。

「はむ…じゅ…れろれろ…んん…ずず…」

亀頭を咥え、表面を磨く様に舌を絡めていき、時折溢れる唾液と共に啜りあげていく。

「うっ、はぁぁ、気持ち良いよ、大河ぁ…」

竜児は大河の頭を撫でながら、与えられる快感を満喫するように目を閉じ、身を委ねる。
普段は聞けない竜児の蕩けた声を聞くと、大河は嬉しくなって更に熱心に肉棒を責め立てていく。


620 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:38:10 ID:FYD8r23C
「あーん…んっ…んっ…んっ…じゅる…んっ…ずず…じゅうぅぅ…」

大きく口を開けて亀頭全体を口に含むと、唇で絞めつけ、舌を絡ませながらゆっくりと頭を上下に動かしていく。
勿論全部は飲み込めないので、その小さな手でも肉棒をしごきたてる。
先端からどくどくと溢れ出る先走りを啜り、中のものも吸い出そうと強烈に吸い上げてくる。

「くっ、大河、そろ、そろ」

肉棒を襲う強烈な快感に、長く味わっていたい、と我慢し続けていた竜児にも限界が差し迫って来た。
このままでは大河の口の中に出してしまいそうだ。竜児が大河の頭をぽんぽんと軽く叩いて、離れろ、と合図を送る。

「……ずじゅぅうううううう!」
「ぬぉ!? っぐううううっ! ……っくぅ!」

大河が逆に今までで一番強烈に吸い上げながら高速でしごき上げると、遂に限界を超えて竜児が射精する。

「んんーっ!…ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ」

大河は、喉を叩く勢いで飛び出したゼリーの様な精液を、自分の唾液で薄めながら、ごくりごくりとその白く華奢な喉を艶めかしく上下させ、飲み込んでいく。
竜児は射精しつつも、ただただその様子を凝視している。

「んぐ、ごくっ、ごくっ、ぷはっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ…。まったく、どんだけだすつもりなのよ…。ためすぎなのよ…。
じゅぅっ、もう、くちのなかもおなかのなかも、あんたのせいしでいっぱいだわ…せいしのにおいでよっちゃいそう…こんどから、ていきてきに、ぬいてあげなくちゃ…」

ようやく射精が終わり、大河は口の中の精液を飲み干すと、残りも吸い出すように吸い上げ、陶酔したような目で舌足らずにぶつぶつと呟いている。
竜児はそんな大河に強烈に劣情を誘われ、射精して尚硬いままの肉棒を大河のお腹に擦りつけるように抱き締める。

「大河、大河! もう入れるぞ、良いよな!」
「…ふぁ? 竜児? ちょ、ちょっと落ち着いて…」
「駄目だ! 待てない! 大河が悪いんだぞ!」
「え? え? りゅ、竜児? ステイ! ステイよ竜じぃぃぃぁぁぁぁぁ―――――っ!!」

竜児は大河を押し倒すと、素早くベッドサイドのテーブルから常備してあるコンドームを取り出し、興奮に手を震わせながらもささっと装着する。
呆けていた大河も、押し倒された衝撃に我に返り、三白眼を血走らせている竜児を制止しようとする。
しかし、竜児は胸を押してくる大河の腕を捕らえ、一まとめにして頭の上に押さえると、自分の足で大河の足を割って身を滑り込ませる。
あれよあれよと身動きを封じられ、戸惑う大河だったが、入口に竜児のやけどする様な熱い感覚を感じると、きっ、と竜児を睨みつけ命令を下す。
が、当然そんな命令を聞く筈もなく、竜児はその狭く熱いどろどろした膣内の奥、子宮口まで一息に肉棒を押し進め、ずん、と亀頭を叩きつける。
大河はその一撃に手を押さえられたまま、腰を跳ね上げると、背筋を弓ならせ、全身をピーンっと突っ張り、やがて事切れるように脱力する。
大河の膣内は狭く、隙間無く張り付いてくる襞がまるで肉棒を咀嚼するように蠢いている。
絶頂の直後は全体が噛みつくように締め付け絞り上げてきていたが、今はゆるゆると味わうように絡みついてくる。
その気持ち良さに身震いし、竜児は、二回目じゃなかったら入れた時点でイッっていたかもしれない、と思う。
意識を失って弛緩している大河の腕を離すと、背中に手を回し抱き締める。
大河の首筋に顔を埋めると、大河の全身から発散しているフェロモンのような汗の匂いを吸い込む。
甘い匂いに陶酔しながら、ゆっくりと腰を動かし、柔らかく絡んでくる襞を捏ね、亀頭で子宮口を何度も軽く小突く。


621 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:38:43 ID:FYD8r23C
「んっ……んっ…ふぁっ?…りゅうじ?…んあっ!…まだ突いて…ぅあんっ!」

意識が戻った大河は、自分のお腹を一杯にして、尚もこんこんと突き上げてくる感触に、縋りつく様に竜児にしがみつく。

「ああぁ…りゅうじぃ…りゅうじぃ…うあぁぁ…きもちいいよぉ…ふぅぅん…くぅぅん…」

竜児は胸元に縋り付き、子犬のように鼻を鳴らしている大河を持ち上げると、対面座位の体勢にする。
すると大河は両足を竜児の腰に回しクロスさせ、全身で抱きついてくる。
竜児は大河の小さなお尻に手を回すと、その軽い体を持ち上げるように上下させると共に、ベッドのスプリングを生かし、タイミングを合わせて自分の腰も上下させる。
溢れる愛液が竜児の太ももを濡らし、シーツに新たな染みを作っていく。

「ああっ…んんっ…ああっ…んんっ…はぁっ…はっ、りゅ、りゅうじ、きす、きすぅ…」

抱き合い、お互いの汗に濡れた体をこすり合わせるように密着させる。
抜き差しに合わせて喘ぎ声を上げる大河が、舌を伸ばし、竜児の唇を舐めながらキスをせがむ。
竜児も腰の動きを止め、大河の舌に応える。
竜児と大河はお互いを見つめ合いながら、唇を合わせずに、舌同士を空中で絡ませ続ける。
やがて磁石のように引かれ合い唇を重ね、更に深く舌を繋げる。
我慢出来なくなってきた竜児が腰を軽く突き上げると、大河も応えて腰をくねらせる。

「ふーっ、ふーっ、ぅんっ、ふぅぅっ、んんっん、はぁーっ、あぁっ、はぁーっ」
「はぁーっ、はぁーっ、んっ、んっ、はぁーっ」

段々と突き上げる間隔と強さが、速く、強くなっていく。
激しさと息苦しさに息が荒くなってくるが、それでも舌は絡ませ合い、荒い呼吸の合間を縫っては唇を合わせる。
竜児の肉棒が子宮を持ち上げるように深く、強く突き刺さり、何度もイッているのか、大河の膣壁がぎゅうぎゅうに竜児の肉棒を締め上げ、奥へ奥へ誘うように蠢く。
お互いに限界を感じ、唇を重ねながら目と目で合図を送る。
ラストスパートと竜児が腰の速度を上げると、大河が耐えきれずに唇を離す。

「んんーっ、ぷはぁっ、ぁああああぁ! イきそうだよぉ、もう、もう、あぁぁ! こわいよ、りゅうじ、もっとつよく、だきしめてっ」

全身全霊でしがみついてくる大河を、竜児はきつくきつく、そのままもう二度と離さない、と言わんばかりに抱き締める。

「大河っ、俺もっ、もうっ」
「うんっ、うんっ、いっしょに、いっしょに、りゅうじ!」

そして止めを刺す様に、ずどん、と一際強く膣奥を叩く。

「うぅっ、大河っ!」
「あああっ、りゅうじっ、ああああああ――――――っ!!!!」

大河がイクと同時に、その絞り上げられるような締め付けと、真空に入れたような吸い上げに、竜児も堪らず射精する。
ゴムを突き破らんばかりの勢いに、ゴム越しに子宮口を叩かれているのか、射精のリズムに合わせて、大河もびくっびくっと痙攣する。


622 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:39:20 ID:FYD8r23C

射精が終わると、お互いがお互いにもたれかかるように脱力する。
しばらくして、竜児は、萎えないうちにゴムを外さなくてはならない、と名残惜しく思いつつも大河の中から肉棒を引き抜く。

「んぁんっ」

抜かれる感覚に、大河が軽く喘ぎ声を上げる。

「……」

竜児は慣れた手つきでゴムの口を縛る。ふと大河を見ると、脱力してベッドに横になり荒く息をついている。
大河の呼吸に合わせて、ぱくぱくと膣口が開閉を繰り返し、その度にどろりと愛液が垂れている。

「…………」

ゴムを捨てた後、竜児が大河に覆いかぶさり、上から顔を見下ろすと、それに気付いた大河が力無く竜児の首に腕を回す。

「えへへ、気持ち良かったよ、竜児ぃ」

まだ赤く染まり、汗で髪を張り付かせた顔のまま、幸せそうに大河が微笑みかける。
そのまま竜児を引き寄せると、ついばむように口付けをし、今度は照れくさそうにえへへ。

「………………」

竜児は、素早くベッドサイドのテーブルから常備してあるコンドームを取り出し、興奮に手を震わせながらもささっと装着する。…あれ?この文さっき見た。

「え? え? りゅ、竜児? ステイ! 今度こそステイよ竜じぃぃぃぁぁぁぁぁ―――――っ!!」

待ったなし。イッてまだ余韻の残る膣を再び突き上げられ、大河が甘い絶叫を上げ、またくったりと脱力する。
そんな大河の太ももに手を回すと、竜児は大河を抱えたまま、すっくと立ち上がり、ベッドを下りる。

「んんっ!」

その衝撃に、竜児の肉棒が深く刺さり、大河が喘ぎ声を上げる。
片手で大河を抱えたまま、器用にベッドから色々な液が染み込んだシーツを外し、ベッド脇に置いておく。
竜児は部屋を一瞥し、他にすべき事が無いのを確認すると、改めて大河を抱え直す。

「あんっ!」
「では姫、一緒にお風呂に入りましょう」
「なに、いってんのよぉ、この、ばか、いにゅぅぅ、ぅあんっ!」

竜児は玄関でお姫様だっこした時のように大河に話しかけてみるが、やはりこの状況では余裕は無いらしい。

「大河は力が入らないだろうから、俺が責任を持って高須棒で隅から隅まで綺麗にしてやるぜ」

そう言って、竜児は浴室に向かって歩き出す。
大河は、竜児が一歩踏み出す毎に襲う甘い刺激に、そしてこれから浴室で起こるであろう甘い出来事に、今はただ、竜児の肉棒をきつく締めあげる事で応えるのであった。


623 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 22:39:36 ID:4Px6Yn46
しえん。

624 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 22:43:09 ID:FYD8r23C
 以上です。
次回「お風呂の決闘!」書く筈です。…多分。
完結する前にやれるだけの事をやっておきたい…。
ちなみに、このスレの「甘える虎?」も私ですので、
この話もその話の設定、という事です。
では、失礼しました。

625 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:02:13 ID:8iOErh3b
>>624
けしからんほどのGJ!エロいなぁ
いちいち畳む竜児がらしくて笑えたww

626 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:17:32 ID:5iGXUjxA
裸のまま待ってる

627 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 23:36:00 ID:FYD8r23C
支援してくれた方、ありがとうございました。
今読み直して支援して頂いてた事に気付きました。

628 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:38:04 ID:UQSsYY2o
割り込み荒らしに対して
何がありがとうなんだよw

629 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/06(金) 23:40:44 ID:FYD8r23C
そうなんですか?よく長編の奴には挟んであったりするからそういうもんだと思ってましたわ。



630 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:45:26 ID:zRg4Qvqs
どうでもいいけどコテだのトリップだの付けながら馴れ合うんじゃねぇよ。
ついでに言うと、割り込みに支援もクソも無いから。

631 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:50:35 ID:WZeoVJ/U
>>624
GJ!正直抜いた。

632 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:52:58 ID:8iOErh3b
連投規制防ぎじゃねーの?途中支援って

633 :名無しさん@ピンキー:2009/02/06(金) 23:57:17 ID:4Px6Yn46
いやあ、連続投稿規制システムが無くなったのか調べた調べた。

634 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 00:57:14 ID:5f7cHWp9
>>628
馬鹿は書き込むな死ね

635 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 01:17:40 ID:BlTRofQU
連投規制なくなってんのか
知らなかったわ

636 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 01:19:52 ID:fm98JaKO
あれ?この文さっき見た
が良かったぜぇ GJ

637 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 01:35:59 ID:nbbOS8Qh
>>630
一回レス返しただけで馴れ合いとかさすがに反応が過剰すぎるだろ
コテつけて馴れ合いされるとうざいのはわかるがいくらなんでも書き手に対しての要求が細かすぎる

638 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 01:39:25 ID:rQIAz5yc
スルー推奨
ほっときゃいいのさ

639 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 06:23:48 ID:Y1ZImvGZ
>>624
いいねえいいねえ

竜児がいいヤツでいじらしいし
大河は可愛い

キャラに違和感がなくて二人ともに萌えた
お風呂場編も楽しみにしてるぜー

640 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 08:40:48 ID:3YIP7wW+
やっとここもエロパロらしくなってきたか
この前まで超健全スレッドだったからな

641 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 09:33:22 ID:wswNP5bL
俺は健全な方が好きだな。
エロすぎると、家族がいるときにのぞけない。

642 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 10:33:07 ID:E3U1zraD
まあ、一応エロパロ板だからエロ要素は必要だけどね

でも正直、GJ作品なら何でもいいです

643 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 10:42:04 ID:e0ZpgslS
他作品でSSを書いていた職人さんが参加してくれ始めたのも大きいんじゃね?

644 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 12:59:53 ID:BlTRofQU
>>642
エロパロ的に竜児が難しいんだと思う
一般的な高校生キャラに比べて性欲をあまり感じさせないキャラだし

645 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 13:21:40 ID:CSRfBqID
そういやPSPのゲーム、竜が記憶喪失になる設定らしいな。
しかも原作7〜8巻の間の話らしいし。
こりゃいくらでも展開が妄想できてしまう。期待大だぜ!

646 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 13:25:57 ID:fm98JaKO
エロありエロなし
どっちも好きだなぁとらドラ!は
GJ作品ならなんでもOKには同意
グッジョブグッジョブ

647 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 14:11:51 ID:E3U1zraD
>>645
たしかに
とらP設定はネタになりそうな予感……
wktk

648 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 14:22:23 ID:uXkhGmVG
竜児は母子家庭の悲惨さ、そして、子々孫々までもが凶悪顔になる危険性、
を知ってるから、手出しできないのだろうな。


649 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 14:58:18 ID:gmoiIeoX
チビまじ死ね
レイプされて殺されるSSまだ?

650 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 15:09:18 ID:vjiU+rzx
>>645
関係イーブンスタートならあーみん有利だよなぁ
対して、おそらく怖がらずに接してくれたとかって理由で竜児が惚れたであろうみのりんは、アドバンテージがなくなって超不利

651 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 15:30:11 ID:Hicod2aM
全員の√があるなら心配無用だぜww

652 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:01:24 ID:nfAB5d6t
記憶喪失の竜児にしてみれば、
泰子は一緒に住んでる綺麗なお姉さんみたいな感覚だろうな。
背徳のやっちゃんルートが妄想できるぜw!

653 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:04:49 ID:rQIAz5yc
やっちゃんが実は血の繋がらない云々発言でその√もありだな

654 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:13:35 ID:od+hwkr0
「記憶を失くしてもまた君を好きになった」

みのりん城陥落

 こ れ だ

655 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:35:37 ID:XwkcdRf7
>>650
あーみん救済ゲーということか・・・っ!

656 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:38:52 ID:rQIAz5yc
救済って言うかそのあたり(タイガー、みのりん、あーみん)のマルチエンドじゃないかな?
隠しで独身エンドとか
つまり皆ハッピーなわけだ

657 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:46:50 ID:TcWM8UUI
独身√と兄貴√があるのは確定のようだからな。買うしかあるまい。


658 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:52:08 ID:t3eXDBDI
誰とくっついても最後に記憶が戻って8巻に続くですね、わかります

659 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:55:55 ID:1U5bA89f
そもそも夢落ちの可能性が高い気がするが

660 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 16:56:40 ID:nfAB5d6t
ゲームはゲームでそのまま完結するんじゃないの?
それよりも兄貴ルート有るのか?そっちに驚愕なんだが。
7〜8巻の間ならもう留学しているじゃないのか?

661 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 17:17:23 ID:X2p/QaAX
タイガーエンド、みのりんエンド、亜美ちゃんエンドで
3冊同時に発売してほしかった

662 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/07(土) 17:25:41 ID:PB0SMZNP

「ねぇ竜ちゃぁん・・・・・・ホントにやっちゃんのこと分かんないのぉ?」

「あ、あぁ・・・何にも覚えてなくて・・・失礼かもしれないけど、俺とあなたは一体どういう・・・」
(歳は・・・見た目だけなら俺より5〜6個上くらいか? まさか母親なんて事無いだろうし・・・年上の彼女とかか? だったらいいなぁ・・・)

「・・・あなたって・・・竜ちゃんはやっちゃんのこと、ずぅっと『泰子』って呼んでたのにぃ・・・・・・ぐすん・・・」

「ちょ!? ・・・そんな泣かれても、俺は本当に何も覚えて・・・
 あの、何か思い出すかもしれないんで俺と・・・や、泰子・・・? が、どういった関係だったか教えて欲しいんだけど・・・」
(や、やっぱり彼女か? 普通、親の事呼び捨てにはしないだろうし・・・)

「ふぇ? ・・・ひっく・・・ホント? 竜ちゃん、やっちゃんのこと思い出してくれる?」

「ま、まぁ・・・とりあえずやってみない事にはどうとも・・・」

「えっとぉ・・・竜ちゃんはぁ、ずぅっとやっちゃんと一緒に住んでてぇ・・・
 やっちゃんがお仕事しに行って、竜ちゃんはご飯作ってくれたり、お部屋のお掃除してくれたりぃ・・・・・・」

「は、はぁ・・・・・・」
(本当に年上の彼女とかだったのか? それに言ってることからして、俺はヒモかなんかだったのか?)

「前はやっちゃんと一緒にお風呂にも入ってたしぃ・・・あとねぇ、竜ちゃんにあ〜んもさせてあげたことあるしぃ・・・」

「・・・・・・・・・」
(ふ、風呂・・・記憶を失くす前の俺は、あんな巨乳と風呂に・・・それにあ〜んって・・・)

「どうしたのぉ? 竜ちゃん、鼻血出してるよ?」

「い、いや・・・・・・それで、他にはどういう・・・」

「う〜んとぉ・・・あ、竜ちゃん、夜中にやっちゃんのお布団にもぐり込んできたりとかしたことあったよ?」

「ブッ!」
(よ、夜這いまでかけて・・・同棲して一緒に風呂入って、おまけに夜這いまで・・・間違いない、これは・・・)

「・・・ねぇ、竜ちゃん? どう? やっちゃんのこと、ちゃんと思い出した?」

663 :174 ◆TNwhNl8TZY :2009/02/07(土) 17:26:17 ID:PB0SMZNP

「・・・・・・いや・・・悪い、俺・・・まだ思い出せなくて・・・
 だけど、そんなに大切な事忘れてるなんて・・・本当に悪かった、泰子」

「じゃあ、竜ちゃん・・・!」

「おぅ・・・彼女の事忘れちまうなんて、あんまりだよな・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「ど、どうかしたのか? 急に黙って・・・・・・」

「・・・・・・か、かのじょ・・・? 竜ちゃん、今なんて・・・・・・」

「だから、彼女の事忘れてるなんてって・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・ひょ、ひょっとして彼女じゃな」

「うぅん! 間違ってないよ! やっちゃんはぁ、竜ちゃんの彼女・・・でもなくって、奥さん! そう、奥さんだもん!!」

「えぇ!? 奥さんって・・・お、俺は結婚してたのか!? なんだかまだ16、7だから結婚できる年齢じゃない気が」

「そんなことどうでもいいよぉ・・・あ、夫婦だからぁアレも沢山シたんだよ? 竜ちゃん、まだ思い出してないんでしょ?
 沢山すれば思い出すかもしれないからぁ、ね? シ・よ♪本当にそれで思い出してもぉ、できちゃえばどっちにしろ・・・・・・」

「本当にってなんだ!? できちゃえって何が・・・ちょ、ちょっと!? なんで服脱いで」




「ねぇ竜ちゃん? 男の子と女の子、どっちがいいかな?」




電波が(ry
的な強引なやっちゃん√も有るかもしれないから今からPSP買ってくる。

664 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 17:29:10 ID:nfAB5d6t
天才だな……GJ!
セリフ回しに嫉妬するぜw

665 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 18:47:56 ID:vp65dvMW
記憶喪失の男に彼女だと言って迫る肉親かぁ。
三月のライオンを思い出すなぁ。
あれは妹だったけど。

666 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 20:55:25 ID:Hicod2aM
おいおい、妹と母親は全然違うwww
さすがやっちゃん・・・

667 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 21:06:50 ID:mxzk1hTb
>>663
やっちゃん切替速っ!
近親も背徳もなんのそのってくらい明るいな…いいぞ、もっとやれ

668 :名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 22:38:37 ID:EPCpgZyb
>>662-663
あーんもさせてあげた、のさせてあげたって表現に微妙にひっかかった

669 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 02:49:56 ID:tvMCD6XD
つまりななドラもまやドラも可能性があるって事だと・・・思いたい

670 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 03:00:01 ID:VKxP7mHl
>>668
竜児がやっちゃんにあーんしたってことじゃないの?







うん。流れ的に多分「してあげた」じゃないかなと思う。

671 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 04:34:39 ID:OfhbDKMK
>>624
抜いた。2回。
ゴックン後のひらがなが大河っぽいね。強気な台詞なのにひらがなって

672 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 13:17:19 ID:5DXtOBb4
劇場版
http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/madeofhonor/

673 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 14:21:15 ID:/xhJyq0H
ゲーム版…ハーレム√なんぞも期待していいのかな!?


あ、もちろんインコちゃん込みで

674 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 14:38:23 ID:SfihPQ1I
アニメで、北村の指をむぐむぐしているインコちゃんを見て、
イける、と思ったw

675 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 14:54:04 ID:Oqv4BY5v
インコちゃんの指フェラにムラムラしてしまったのは、ここだけの秘密にしておいてもらいたい

676 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 19:59:15 ID:0LRFtTRY
しかし・・・すでにインコちゃんは某キャラに略奪婚されてるんだがw

677 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 20:47:49 ID:JakU0QYj
すみれとゆりが攻略できるなら、さくらも攻略できるな

678 :巴里男子:2009/02/08(日) 21:04:53 ID:L4iMGl17
横浜紀行の続編はないんですか??
私あのシリーズ好きなのに・・・・・・

679 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:05:39 ID:5uLWaLqy
>>678
なんで続編無いって思ったの???????????????????????????????????????????

680 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:37:12 ID:px10ic5H
>>678 お前ダブルオーのスレにもいただろう?

681 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:49:56 ID:p8m+tJya
>>678
作者は、年度末で忙しいんじゃないかと…。

682 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:51:58 ID:SjfXGCmf
>>679
とりあえず、もちつけ(・ω・`)

683 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:52:16 ID:/xhJyq0H
>>678
前からツッコミ入れようと思ってたんだけど
なんで毎回ageるん?

684 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:54:54 ID:5uLWaLqy
     /\⌒ヽペタン
   /  /⌒)ノ ペタン
  ∧_∧ \ (( ∧_∧
 (; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
 /  ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O   ノ ) ̄ ̄ ̄()__   )
 )_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(

685 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 21:55:58 ID:Fs/aGYAo
>>684
お前が一番だ

686 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 23:03:53 ID:Z754qZFv
対戦乙
外れたうえに急所に当てるとは
うちのガルーラはなんという強運

687 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 23:04:51 ID:Z754qZFv
すまん誤爆した

688 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 23:11:23 ID:VKxP7mHl
ポケモンか

689 :名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 23:26:41 ID:EisQ/RDY
ガルーラ…ガルーラ…ガルーラ……
はっ!つまりやすドラか!

690 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 01:19:42 ID:Nh5zdvGZ
どう誤爆したらここへ来るんだ

691 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 01:20:42 ID:9GGk33ug
みのドラ妄想中
需要はあるのだろうか…

692 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 01:24:03 ID:xXTJIj7X
ありまくりです。
どんどん書いちゃってください!

693 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 01:28:15 ID:oMMHI/Wo
投稿前に一言断っておけば、
「高須×北村」だろうと「鳥×○○」だろうと何でもOK

694 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 01:33:48 ID:KQswtv8F
みのドラとか…一番好きなのだが。
インコ人気高けぇなww

695 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 01:52:38 ID:emgJcVVB
インコちゃんはメインヒロインの一羽だからな

696 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 02:32:30 ID:XsLucWGh
中の人はかわいいな

697 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 02:33:38 ID:aI0/m1GF
……え?

698 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 02:40:00 ID:fISzNMMF
>>693
「高須×北村」は板違いだからNG

699 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 02:54:51 ID:05nW/xz6
http://www.youtube.com/watch?v=IhgfVmTAEgg
インコちゃんの中の子はがんばる子

泣けてくるけど負けるな

700 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 03:45:19 ID:G5kN/aDe
とらドラの舞台は埼玉で決まりだけど、
(「都内のレストラン」って表現や、海水浴が小旅行あたりから)
田村くんの舞台ってどこだと思う?

田村がいるところも埼玉か、若しくは神奈川で、
小巻がいるのが兵庫の日本海側か、紀伊半島って印象があるんだけど。

701 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 06:50:35 ID:vcauEtlm
>>691
それ、誘い受けって言われるスレがあれる行為だからやめたほうがいいよ
っていうか、まやどら、やすドラ、ゆりドラ、奈々ドラなんてのもあるスレだからみのドラがダメなわけがない

>>700
たまに本スレでも話題になるけど、都心にほど近い空想都市ってことでいいんじゃない?
田村くんもとらドラも。
ゆゆぽは舞台を細かく設定して書いてるんじゃなく、その場その場で一番効果的な風景描写をしてるんだと思う


702 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 12:25:23 ID:2ZgxaXPG
櫛枝を竜児が後ろから川島を北村が後ろから
櫛枝が大河の口と胸を川島があそこを

or

大河と櫛枝が竜児と北村のを口で
その二人を川島が後ろから手で

みたいなんじゃないと妄想がわかない

703 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 13:40:26 ID:9GGk33ug
>>701
注意ありがとう
最近あみドラななドラって見かけるのが多いからさ
俺的にはBL以外は大歓迎なんだけど…

最近落ち着いてきたなぁ

704 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 14:00:01 ID:dEfW6JbW
>>701
いいんじゃない?思う、じゃなくその通りだよ
アニメ化の時にインタで言ってた
勢いとノリで書いてたからアニメのスタッフさんに色々聞かれた慌てて詳細を考えたとかなんとか
だからよくよく考えるとおかしいところや整合性の取れてないところがあるかも知れないって
現実のどこどこを参考に、なんてことはないから聖地探しなんて全くの無意味

705 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 14:31:35 ID:aCIDOgvr
>>504
ワロタ、いいね

706 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 17:57:23 ID:+rwdAPSZ
>>691
需要?ありまくりさ。

さあ、早くその妄想を具現化する作業に移るんだ!

707 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 18:20:32 ID:Obj+YG49
>>704
関東近郊の地域で聖地の取り合い合戦が勃発したりして
儲かるらしいじゃん

708 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 19:02:01 ID:TErjKH63
アニメ本スレから
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime/1234105388/291

709 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 19:32:31 ID:kgeGRk4S
ゲームって機種なんでっけ?


710 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 19:37:04 ID:NduqeiRH
PSPだな。というか名前からして「とらドラ・ポータブル!」だしね

711 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 19:39:53 ID:kgeGRk4S
なんか名前にバリエーションがないな。


712 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 19:49:10 ID:kgeGRk4S
いや別にゼロ魔ほどにしろとは言わないけどさもっとこう
ひねってもいいと思うんだ俺は。

713 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 19:50:15 ID:kgeGRk4S
    / _         ヽ、
   /二 - ニ=-     ヽ`
  ′           、   ',
  ',     /`l  / , \_/ |
  ∧    〈 ∨ ∨ ヽ冫l∨
    ',   /`|  u     ヽ
    ', /          /
    /  ̄\   、 -= /                   __
  / ̄\  `ヽ、≧ー                    _  /. : : .`ヽ、
 /__ `ヽ、_  /  、〈 、           /.:冫 ̄`'⌒ヽ `ヽ、 / 〉ヘ
/ ==',∧     ̄ ∧ 、\〉∨|         /.: : :′. : : : : : : : . 「∨ / / ヘ
     ',∧       | >  /│        /: :∧! : : : :∧ : : : : | ヽ ' ∠ 
      ',∧      |、 \   〉 、_       (: :/ ,ニ、: : :ィ ,ニ=、 : : 〉  ,.イ´
      ',∧      |′   ∨ ///> 、  Y: '仆〉\| '仆リヽ:|\_|: :|
      / /     |     └<//////> 、 八!`´、'_,、 `´イ. :|////7: !
    /_/       |、       ` </////>、\ ヽ丿  /. : :|//// : .丶
    ,'          |′         ` <//∧ : > </.: : :////〉: : : . ヽ
    ,'          |            / 个:<〉. :〉》《/.: ://///: : : : : : . \
   ,'           |、          〈 . : :│: |/. :/│/.:///////: : : : : : : : : . )
  ,'            |′           \:ノ. : |: :/W/.:〈//////: : : : : : : : : :ノ
  ,'            |            /. : : : :|:///∧ : ∨///: : : : : : : : : . \


714 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 19:50:50 ID:kgeGRk4S
すいません誤爆しました

715 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 21:58:49 ID:CFVeIc6Q
>>712
番外編のタイトルが"とらドラ・スピンオフ!"
だもんな……

仕様としか言い様がない

716 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 22:07:33 ID:tRi9QUJe
保管庫の管理人さんへ
7皿目 6巻39ページ5行目後のifエロパロ
竜児×亜美ではなく
竜児×大河だと思います

717 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 23:19:10 ID:QFSXNfz7
というか兄貴ルートの存在確定してるらしいけど
実際竜とあの人接点あったけ?まあ北村が絡んでくるのは間違いないだろうが

718 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 23:56:26 ID:LmTJ2fOf
このスレってSSスレだよな?
投下しちゃって、いいかな?かな?

719 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 23:56:33 ID:WRmHOO8L
>>700
悪いけど、埼玉県だと、亜美さんの別荘に行けなくなってしまうの。


隆児くん、大河さんの家からゆっくり歩いて15分の私鉄駅で待ち合わせ
特急で、自由席3人がけを前後に取り、転換させ向かい合わせ6人席
約一時間半で太平洋が見える。


自由席の特急で3人がけ向かい合わせは JR新幹線 だけです。

埼玉県のJR新幹線が留る、私鉄駅から一時間半で太平洋が見える事は出来ません。
北陸新幹線長野駅止まり、上越新幹線、東北・山形・秋田新幹線 ともに。

ところが、東海道新幹線で考えると、神奈川県、静岡県、愛知県。などでは出来るのですよ。

1,000,000,000歩ゆずりませう。
座席配置を考えない場合、埼玉県の私鉄で特急は、東武、西武、等は考えられますし、JR在来線でも特急は有りますが、乗車約一時間半で太平洋が見える路線が有りません。


茨城県、千葉県、ならJR在来線特急を使う、神奈川県なら私鉄、JR共、特急電車がら太平洋が見えるので、とらドラ舞台設定の、可能性が有ります。

埼玉県は絶対にありえません。

720 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 23:57:16 ID:PZtUV/2r
>>718
ばっちこい

721 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 23:59:21 ID:tRi9QUJe
>>719
> 1,000,000,000歩ゆずりませう。

そこまで譲ったら架空都市ってことで納得しろよw

722 :名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 23:59:50 ID:+uYqxn12
>>719
鉄はいちいち・・・

723 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:05:32 ID:j0ypS1GC
うん、だからとらドラの舞台は存在しない架空都市でFA出てるのよ
映像化する際にアニメスタッフが現実にある風景を参考にした部分はあるかもしれないが
それはあくまでよく似た風景であってその場所ではないわけで
というかいい加減スレ違いだと思うぞ

724 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:07:53 ID:dsC/vU/s
まぁ
その後の描写を考えれば、千葉県の房総半島か、静岡県伊豆半島、または、愛知県知多半島、辺りだと思われるのです。亜美さんの別荘
だとしたら、舞台は静岡県か神奈川県。

万が一、神奈川県の三浦半島や城ヶ島、逗子(天皇家の別荘、「御用邸」近辺)辺りだすると、「千葉県の京成線、東京都営地下鉄、神奈川県の京浜急行」の乗り入れを利用して旅行に行ったとも考えられます。


いずれにしても埼玉県ではどう考えても亜美さんの別荘にたどり着けません。
「特急電車で一時間半乗ると太平洋が見える」
鉄道は無いのですから。

725 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:12:46 ID:8vXCRfj+
盛り上がってるところごめんね、おいちゃんSS投下しちゃうね
タイトルは、「ちいさいのとおおきいの」
エロなしです

726 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:13:15 ID:e2yY1BTV
>>719>>724
在りもしないフィクションの街を、鉄道関係だけを頼りに調べるのに躍起になってて下さい。あなたの自由です。
ただ、ここはエロパロ板なんで、スレ違いって事を念頭に置いておいて下さい。

727 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:13:19 ID:8vXCRfj+
「ねえねえ、高須くんって……、ひょっとして、ロリコン、なのかな?」
昼休みの喧騒の中、そんな疑問を麻耶は実に何気なく口にした。
食事も終わり、午後の授業が始まるまでのわずかな時間。
教科書やノートを用意していた奈々子はそんな麻耶の問いに頭を上げる。
「……それって、タイガーのこと?」
「他に誰がいるのよ。殴られたりしてんのにあんなに甲斐甲斐しく世話してるなんてさ〜。」
「まあ確かに凄いとは思うけど、おせっかいなだけじゃない?」
「あれはおせっかいとかってレベルじゃないって。それに……、」
チラっと教室を見渡し、確認した後、続ける。
「あんなに亜美ちゃんがあからさまにラブラブオーラ出してるのに、
 高須くんってばタイガーばっかりじゃん!」
「ちょっと麻耶声が大きいって……。」
今教室に亜美はいない。
亜美だけではなく、竜児も大河も実乃梨も北村もいない。
昼休みが始まると同時にどこかへ出て行ってしまったのだ。
なんといっても高校生、やっぱり他人の恋愛話は面白いわけで、
当人たちがいない間に外野が盛り上がっているというわけだ。

興奮気味の麻耶をなだめようとする奈々子だったが、
「え〜なんだよラブラブって〜、亜美ちゃんいつの間にフォーリンラブってたのよ!」
突然話題に入ってきたのはアホ代表、春田だった。
突然のアホの襲来に言葉を無くす二人。
アホは空気なんて読む気もなく、まくしたてるように続ける。
「てか高っちゃん亜美ちゃんフラグ立てすぎじゃん最近。俺だって亜美ちゃんフラグ立てたいよ〜。」
「ちょっと春田あんたなに勝手に話に入ってきてんのよ。盗み聞きなんてサイテー。」
「お前ら声がでかいんだよ〜。教室中に響いてんじゃん。」
麻耶は言われて気づく。そういえば、教室が静かになってるような。
まったく、やっと気づいたのと苦笑いの奈々子。
亜美の親友の口から飛び出した亜美は竜児にラブラブという言葉。
この言葉がやかましいクラスの男子達を一撃で黙らせていたのだった。
畜生、なんで高須ばっかり……、そんな吐き捨てるような誰かの声が聞こえる。


728 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:13:51 ID:8vXCRfj+
「ま、まあ亜美ちゃんのことは置いといてさ。それよりどうなの?高須くんってやっぱりロリコンなの?」
周囲の重たい空気から目をそらすように麻耶は小声で、あろうことか春田に尋ねる。
春田はうーん、と能天気な声を出し、「あっ!」と思い出す。
「そういえば、高っちゃんって〜、文化祭のときにやけにゴスロリを薦めてたっけ。」
「はぁ?なにそれどういうこと?」
「いや〜、文化祭のときさ〜、メイド喫茶やろうって話になってたんだけど、
 能登っちがチャイナ服がいいって言い出したんだよな〜。チャイナ服、見たかったな〜。」
うわっなによそれキモ、と二人は眉をひそめる。
春田はそんな二人の様子には気づかない、アホゆえに。
「能登の趣味なんてどうでもいいんだけど。それで?高須くんは?」
「あれ、なんの話だっけ?」
春田のインコちゃん並の脳の容量にゲンナリする。
「だから、高須くんの趣味の話よ。」
「そうだそうだ!そしたらさ〜、高っちゃんが俺はフリフリのロリータ系がいい!って力説してさ〜。」
あの時は盛り上がったよな〜と昔を懐かしむように教室の天井を見上げ呟く。
若干誇張気味の春田の話だが、インパクト抜群だった。
麻耶も奈々子もまばたきすることも忘れて春田のその言葉の意味を反芻する。
つまり、これはクロだろう、と。

「高須くん……やっぱりそうだったんだ……。」
「そういえば、ミスコンのときタイガーが着てたドレスについて語ってたときも、
 ちょっと危ない人って感じだったよね……。」
「そういえば……だから、あんなにいつもタイガーの面倒みてあげたりしてたんだ……。」
クラスメイトの性癖を知ってしまって重苦しい空気が漂う。
さすがの春田も慌ててフォロー。
「でもよ〜お前らそれだけで高っちゃんをロリコン扱いすんのは早いって〜。」
「そんなこと言ったって、状況証拠が、さぁ……。」
そのとき、扉を開き竜児が教室に入ってきた。
なにやら妙な雰囲気に竜児は困惑気味に見える。
「高須くんたち帰ってきたから、この話はおしまいよ。春田くんありがとう。」
麻耶を遮る奈々子。この話は内緒だよって目が伝えてくる。


729 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:14:26 ID:8vXCRfj+
春田は焦った。
このままじゃ高っちゃんがロリコン認定されたままじゃん。どうしよ〜どうしよ〜。
脳みそをフル稼働させて考える。
湯気が出そうになりながら、閃いた!
つまり高っちゃんがロリコンじゃないって証明できたらいいんじゃん。なら……、
「よし、俺が高っちゃんに確認してくる。ちょっと待っててくれよ〜。」
「はぁ?ちょっと待……」
麻耶が止めるのも聞かず、春田は立ち上がるとスタスタと歩いていく。

「お〜い、高っちゃん〜。」
「おう、春田。どうしたんだこれ。なんだか、みんなの雰囲気が……」
なんだか、特に男子の視線が、困っている様子の竜児を遮り春田は口を開く。
「そんなことよりさ〜高っちゃんってさ〜。」
「ん、なんだ?」
「タイガーのおっぱいと亜美ちゃんのおっぱい、どっちが好き〜?」

空気が凍る。
完全に教室が静かになった。
嫉妬で奥歯を噛み締めていた男子たちも、ヒソヒソ話をしていた女子たちも、
うわぁ、アホがやっちまった、と頭を抱える。
「………はぁ?お、お前なに言って……」
「だから〜、タイガーのちっさい控えめおっぱいと、亜美ちゃんのおわん型のふわふわおっぱい、
 高っちゃんはどっちが好きよ?なぁ、教えてくれよ〜。」
「いや、そういうことじゃなくって……」
「いや〜別に深い意味なんてないじゃん。ただ、高っちゃんはどっちが好みかな〜って思っただけ。」
「好みって……、お前……、そんな……」
何を言ってるのかさっぱりわからん、意味不明な質問とクラスメイトの視線が混乱に拍車をかける。


730 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:15:40 ID:dsC/vU/s
ああ、テレビでは
多分 埼玉県の大宮駅発に似た駅からの特急電車「スーバービュ−踊り娘」に
を新宿駅によく似た駅から、伊豆急下田駅 によく似た駅で降りて
バスで行っていたね。

現実は
土日、休日などの時刻になるが
大宮駅発、新宿駅経由、伊豆急下田駅 行き
「スーパービュー踊り子」
がある。

バスは色が似ているが、車体の広告が違う。

731 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:15:55 ID:8vXCRfj+
しかし春田は、そんなはっきり答えない竜児の態度を答えだと思ったようだ。
アホはまさしく、アホだった。
「高っちゃん……、そんな……、亜美ちゃんのおっぱいが好きって即答できないなんて……、
 あぁ……、やっぱり……、
 やっぱり高っちゃんはロリコンだったのかぁ!」
「はぁ!?」
高らかな宣言。
あっけに取られる竜児に、春田はまくし立てるように迫る。
「いいんだよ高っちゃん!タイガーのおっぱいは高っちゃんのもんだ!
 大丈夫、安心してよ〜!亜美ちゃんのおっぱいは責任もって俺がもらぶべらっ」
錐揉みしながら吹っ飛ぶ春田。
「だ、だ、誰のなななにが……、誰のものって!?」
アホに強烈な天誅を加えた手乗りタイガーこと逢坂大河は、殺気で髪を逆立て、真っ赤な顔で唸る。
いつの間にか教室に戻ってきていたらしい。
「きょ、教しちゅ……、教室で、なにを口走ってんだあああああああ!」
「お、おちつけ大河!いてっ!やめろ!」
床に突っ伏して痙攣している春田にトドメの一撃を食らわそうとする大河を慌てて羽交い絞めする竜児。
ほとんど宙吊り状態の大河を必死に抑える。

すると、
「やだ〜春田くんってば、高須くんがロリコンなわけないじゃない。ね、高須くん?」
同じく教室に戻ってきていた亜美が、後ろから抱きつくように竜児の首に腕を回した。
耳に感じる甘い吐息と、背中に感じる柔らかな感触に、竜児は大河を止めているその両腕の力を緩めてしまう。
ネコのように音もなく着地し、そのまま跳ね上がるようにして亜美に飛び掛る大河。
そんな動きを読みきっていたらしい、亜美は竜児の背中から身体を離し、ギリギリでその攻撃をかわす。
竜児を挟んでにらみ合うように対峙した。

「ドサクサにまぎれてなにやってんのよこのエロチワワ!」
「え〜、亜美ちゃんはただ、高須くんの名誉を挽回させてあげようと思って。
 ねえ、高須くん。高須くんはロリコンなんかじゃないよね?」
「あ……、その、っていうか、なんでそんな話に……」
もうすぐ授業が始まるんだが……、竜児の呟きは届かない。
亜美を威嚇したまま、しかし視線は竜児に移し、大河はゆっくりと口を開く。
「ロリコンうんぬんなんてどうでもいいわ。それで……、どうなのよ?」
「どう……って、なにが?」
そんなことより授業が……、それにみんなの視線が……
「だから、その……、つまり……」


732 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:16:41 ID:8vXCRfj+
「つまり、高須くんは、亜美ちゃんの胸が好きってことよね〜。」
「お、おい、やめ……」
竜児の腕に抱きつく亜美、まさに地上に降り立った小悪魔そのままの笑顔。
腕に感じる柔らかい感触に竜児は硬直する。
「待ちなさいよ!まだ竜児は答えてないもん!ね、竜児は小ぶりな私の胸が好きなのよね!?」
「なっ!大河!?」
口を真一文字に閉じ、顔を真っ赤にさせて、だけど負けじともう一方の腕を取る大河。
二人に引っ張られ、竜児はもはやパニック寸前。
釣られた魚のようにパクパクと口を動かしている。
「「ねえ、どっち?」」
クラスの男子たちがミイラ化し、女子たちが呆れかえってる中、
二人の天使はその輝く瞳を竜児に向けて、仲良くハモった。

そんな三人の様子をいつの間にやら教室から楽しそうに見つめる実乃梨と北村。
周りの男子の屍は無視。
「二人ともすっかり素直になっちゃって、婆やは嬉しいですぞ。」
およよよ、と涙を拭く実乃梨。
北村もうんうんと頷く。
「逢坂も亜美もやっぱり素の笑顔が一番可愛いな。」
二人は豪快にハッハッハと笑う。

凍てつくような冬は終わり、三月に入ってから一気に暖かくなってきた。
竜児を取り巻く関係も、少しずつ変わってきていた。



END

733 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:17:48 ID:8vXCRfj+
以上です、それではまた〜

734 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:20:01 ID:Jps1utz6
>>727
GJ
この文体好きだわ

735 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:20:59 ID:Fczw4mvj
乙〜
キチ○イに負けないで投下してくれたことに感謝

フィクション小説に現実の路線当てはめるとかそんな発想許されるの中学生までだろw
鮎川哲也だけ読んでろよw

736 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:26:30 ID:j0ypS1GC
>>727
GJ

まあそもそも事の発端は、フィクション小説の舞台を無理矢理現実にこじつけようとした>>700なので
>>724一人を責めるのもあれなんだけどな

737 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:28:16 ID:M0DmFMwP
>>727
GJ
とらドラの雰囲気をうまく出せてると思いまふ。とにかくGJです!


738 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:30:08 ID:mht5ZyfI
>>733
GJ
大河がトランジスタグラマーだったら
竜児としては良いのか悪いのか・・・

739 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:33:41 ID:Jps1utz6
>>735
鮎川哲也は鬼貫警部ものだけじゃn(続きは他スレにて

740 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:33:45 ID:wDQsIWFk
こういうほんわか日常好きだわ、GJ!

それと、くだらない討論まではスルーしてたが
そんなクソレスで割り込みすんなカス。迷惑だってことに気づけよ


741 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:39:38 ID:BmLAizC1
みんな落ち着けよ。
「職人にはGJ」と「悪口を言わない」はここのルールだろ。
ここはおれが預かるからさ。

職人どのGJです。次も書いてください。

742 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 00:54:36 ID:tj5YJzWR
この流れで二人に締め上げられながら竜児が
「お、俺は櫛枝の胸が好きだっ!」
と訳も分からないうちに叫んで更にカオスに

743 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 01:10:53 ID:RlmPKEqz
>>733
GJ! GJ!! 春田いい仕事し過ぎw

744 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 01:14:39 ID:V8nk7TK9
>>727
GJっす。こういう展開はいいなぁ。

745 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 01:15:20 ID:FeCjRgl7
>>733
いいなあ
ナイス修羅場

目に浮かぶぜ

>>730
宇宙のどこか鉄道の無い惑星に行って死ね

746 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 01:17:54 ID:oU8TuEpN
>>742
俺はその展開を期待していた・・・ 

しかしながらGJ

747 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:13:06 ID:HCojRmVc
>>733
GJっす!
変な流れの中、久々に作品読めてよかったわ

748 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:38:40 ID:i0y0sQvd
ようやくこの流れに戻ったか
>>733
GJ
職人さんを崇めるワケじゃないが
感謝の気持ちは忘れちゃいけないよな


749 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:40:33 ID:6aXm1n1f
>>745
 >>730は全く悪くないだろ
悪いのは >>700
>>700 が書かなければ、>>730 は書かなかった。
だから >>700 が全部の悪の元。 >>700 を攻めるべき。

750 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:43:31 ID:Fczw4mvj
それは包丁がなかったら犯罪は起こらなかった。
だから包丁を作った人を責めるべきってのと同じ理論だな。
書き込みには責任が生じるんだよ。18歳以上ならそれくらい理解して然るべき。

んで一々蒸し返すな。俺もこれで最後にする。

751 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:45:46 ID:JMHL6EN2
>>750
包丁ってのも違うだろ

立ちションする馬鹿がいて
それ見て野グソひり出した馬鹿もいたって程度

752 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:53:59 ID:FrO69FMA
それよりも次のSS投稿に備えてwktkしようや

+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +


753 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 03:58:00 ID:FeCjRgl7
よくわかんないけど、大河の下はまったくの無毛ってことが言いたいんだよね?

754 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 04:33:19 ID:2xrrs1W7
高校生で毛が無いのは流石に……

755 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 05:23:44 ID:aGThRMog
ちょっと失礼。
ずっと前に上がってた『ななどら。』
って続き教えて貰うなんてできませんか。
スレ多くて…見つからんのです。

756 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 05:45:01 ID:eYuNG0Hq
まとめにはないの?

757 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 08:51:13 ID:0IpWb0WK
>>755
まとめサイトには行った?
まだ完結してないけど今までのやつは全部ななどら1の近くにあるよ

758 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 13:58:49 ID:kpuF+nzD
>>742
あれ?俺がいる…
そうなったら面白すぎw
書いた人そっちの展開も書いてくれないかなw

グッジョブグッジョブ!

759 : ◆4jGhl5GxDs :2009/02/10(火) 15:01:41 ID:geK0K3eE
助けて、助けてよ……誰か……りゅう……



その人は血走った眼で、鼻息も荒く私を凝視してくる。
無遠慮な手が私の体を押さえつけ、自由を奪う。
相手の力強さに精いっぱいの抵抗をしてみても、か細いこの体では相手にいかほどの痛痒を覚えさせる事も出来ない。


違う、違うの、私、そんなつもりじゃ……ただ、あなたが落ち込んでるみたいだったから慰めただけなの……

いや!こんな形で私、奪われてしまうの……!?

あの居心地の良い場所から引き離されてしまうの……!?

私の好きなあの人からも……


悲痛な泣き声を上げ、身をよじらせる私を顧みず、その人ははぁはぁとアルコール臭い息を私に吹き付けてくる。


確かに私も無防備だったのかもしれない。

もう人生に対して捨て鉢な態度を取っていたこの人に、不用意に慰めの言葉を掛ければ、こうなってしまうのも予見できた筈。

でも、でも嫌っ!嫌なのっ!私にはあいつが…いつも、いつだって私の傍にいてくれて、優しく見守ってくれていた、あいつが……!

話し相手になってくれて、毎日ご飯をくれて、色んな世話をしてくれて、そんな優しいあいつがいるの!!

だ、だから、ゆるし……いやあぁぁぁぁぁ―――――――――っ!!!



あれからしばらくして、我に返ったその人は、私を探して走り回ったであろうやっちゃんを前に、私にしてしまった事を涙ながらに謝罪してくれた。

そんなその人に私は…………



「とと、と、鳥だから、気にしない」
「あぁなたぁーーーーーーーっ!!」




と、言う訳で独神×インコちゃんでした。

760 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 15:47:08 ID:vG31nA+G
卵を産んだこともない清らかなインコちゃんになんてことをしやがるw

761 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 17:27:14 ID:13xK67k4
10巻の表紙を見たらなんだか泣けてきた

762 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 17:52:11 ID:0flomLPG
ちょいと投下しますがおk?
小ネタ。
8巻以降からの分岐。もし大河が崖に落ちていなかったら(大河が竜児に告白していなかったら)
というIF話。
実乃梨視点。


763 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 17:52:41 ID:0flomLPG
どうしても最後にこの場所に来たくて、彼女は一度校外まで出した足を引き返していた。
2−C。
今日までの1年間を過ごしてきた教室で、そして明日からはもう2度と使うことのない場所。
静寂に包まれたその場所に、ただ一人、彼女は立ち尽くしていた。

『From me to you』


「はは…何してんだろ、私」
自虐的な笑みを見せ、実乃梨は誰もいない教室の窓から外を見降ろした。
明日からは春休み。
季節はもうすっかり春だった。
日の光も、風の温かさも、大気の匂いも。
冬はもうどこにも残っていなかった。
1年という時間はとても短いものだった。
人生のほんのわずかな時間でしかない。
しかし僅かな時間でも人は変わってしまうのもで、そんな短い時間を実乃梨はひたすらに思い出す。
「―――くん」
この教室のどこにいても自分を見ていてくれた少年を脳内に描きながら。

修学旅行が終わり、竜児は実乃梨と少しづつ距離を置くようになっていった。
それは彼女の願う『このまま』を竜児が続けることが出来なかったからだ。
心を殺し続けることはできない。
しかし彼女のことを完全に諦められたかというと、そうは言い切れない。
だから竜児は、そうすることしかできなかったのだ。
なかったことには出来ない。
『いままで』を続けることも当然できない。竜児のそんな思いを、実乃梨もまた理解していた。

無理矢理にでも、彼女だけが『いままで』を続けることは出来た。
でもそれをしなかった理由は、彼女自身ももうわからない。
結局2人は微妙な距離を置き、気まづいまま今日まで来てしまった。
それは、実乃梨が考える、最悪の結末。



764 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 17:53:19 ID:0flomLPG
「ふう……」
もう使わないであろうイスに腰掛け、少しだけ考えまた立ち上がる。
「大河、あーみん、北村くん、……」

クラスメイトの机をひとつずつ確認しながら、教室内をぐるぐる回る。
4月からはまた新しいクラスになる。
実乃梨は文系クラスだが、この中で何人の人と再び一緒になれるのだろうか、ふとそんなことを思う。
「麻耶ちゃん、奈々子ちゃん、能登くん、春田くん……」

そうしてぐるぐる教室を回り、最後に残った机に手を置いた。
「…高須くん」

彼は来年からは理系クラスになるようだ。
もう自分と同じ教室で過ごすことはなくなるだろう。
そしてそれは、大の親友である大河も同じ。
寂しくなるな、声には出さず口を開いた。

もう残された時間はない。
巻き戻すことも、取り戻すことも出来ない。
タイム、オーバー。
クラスが違えば会うことも少なくなるだろう。
1年なんて早いものだから、気づけば卒業だ。
そして、大人になって少しづつ、記憶が薄れていくのだろう。
正直実乃梨は怖かった。
この1年間の記憶が、やがて薄れていくことが。
同じく彼もそうなるであろうことが。
忘れたくない。
忘れてほしくない。
忘れたくない。
忘れてほしくない。
何度も駆け巡る2つの言葉。

こんなことになるのなら――――
「…………」
ぽつりと漏らした実乃梨の後悔。
誰が聞くわけでもなく、かき消されていく。

これで、終わりだから。
自分に言い聞かせるように、実乃梨は心に決め、竜児の席のイスを引いた。
いつも以上に中身の入っていない鞄から取り出すのは筆箱。
その中からあるものをとりだして……

765 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 17:54:02 ID:0flomLPG
「………よしっ」
小さく頷いて立ち上がった。

帰ろう。
目的はもとよりない。
ただ、最後にここにきたかっただけ。

「はは、どうすんだ、これ。
油性じゃん…来年の二年生に…見られちゃう、よ…」
呟くのは独り言。
教室のドアを閉める音も、廊下に響く足音も、校内に木霊する。
ただただ静寂だけが満ちていた。
だから誰も知ることはなかったのだ。
彼女の肩の震えを。
小さなしゃくり声を。

実乃梨が最後に触れた机は、春の太陽に照らされていた。
照らされたその場所にサインペンでメッセージ。




櫛枝実乃梨より高須竜児へ
ずっとずっと好きでした。



――END――

766 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 17:55:32 ID:0flomLPG
短いですが終わり。
実乃梨が『決める』ことができなかった世界の話です。
大河と竜児の関係は…あえて謎にしました。
では失礼した!!
…最後にみのりん激ラブ!!

767 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 18:14:12 ID:1TyCkWDI
>>717
それは俺も思った
ていうかあの人留学してるのにどうやって話に絡ませる気なんだろう?
個人的にゃ竜児と北村ってマジでのケンカというか言い合い見た事ないから
このシナリオであるかもしれんことに期待。

768 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 19:06:26 ID:mJk7aJHv
>>766
若干キャラ違う気もしますが
文章自体は悪くないと思います。
まぁ、GJです。

769 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 19:09:33 ID:oU8TuEpN
8巻の最後の鬱実乃梨が続いてるってことなのか・・・
切ないがGJ

770 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 19:35:48 ID:xXJcvj6g
>>766
正統派に青春モノな感じだな、悲恋も好きよーGJ!

771 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 20:22:12 ID:0IpWb0WK
>>766
乙 読んでたら不謹慎にも、改めてあの事故があってよかったと思ったよ

772 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 20:26:46 ID:oU8TuEpN
確かにあの事故がなければみんなgdgdというかで進級して・・・
って感じだな。

773 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 20:28:38 ID:Fczw4mvj
膿を出さないと治るものも治らないからなぁ

774 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 20:32:15 ID:RoRRkiq1
あの事件がなかったら別の事件が起こるだけだろうな

775 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 20:58:08 ID:Uwc2tyvv
とらドラ!の膿って、大河じゃん。
やっぱ、ぶっ殺さないとだめだろ?

776 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:03:42 ID:wV1ETvkj
>>775
エロパロまでわざわざ釣りに来るなんて気持ち悪い(´・ω・`)カワイソス

777 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:04:59 ID:Fczw4mvj
何故触った

778 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:05:54 ID:JMHL6EN2
みんな六巻さんと友達になりたいんですよ

779 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:06:51 ID:uV3j8dv5
ななどらの続きまだでしょうか
楽しみにしてるんですが…

780 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:21:42 ID:zU0XyvUe
>>779
うっせーよ
職人はお前の娯楽製造機か?黙って待ってろカス

781 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:38:42 ID:qJoTn/V2
>>780
言い過ぎ。

確かに続き気になりますね。これからーってところですし。
催促はせず、時期を待ちましょう

782 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:47:20 ID:9B7+Gj46
別にいつになってもいいけど、有耶無耶にはしないでほしいところだね

783 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 21:51:23 ID:Fczw4mvj
待っとけばいつかぽーんって来るさ
変に催促するほうがプレッシャーかかって出来にくい

784 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:03:07 ID:0IpWb0WK
ななドラは最後の投下の時に続きをどうするか悩んでる的な発言してたからな
たまに名前出して続き期待すれば書き手もやる気が出るかもしれんが催促しすぎは良くない

785 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:13:54 ID:kqclIJcC
週一程度が望ましいな

786 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:20:21 ID:KHHdHsLN
まとめサイトの更新そろそろかな?

787 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:22:58 ID:KHHdHsLN
すまん誤爆した

788 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:28:32 ID:IBilu7g4
>>780
言葉に気をつけろ(`д゚メ)ゴルァ

SS職人は貴方様の娯楽のための道具ではないのです。
そういきり立たず、気を大きく持ってお待ちくださいこのカス野郎!

くらいの言い方をしてもバチは当たらないと思う。

789 :名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 22:30:02 ID:kpuF+nzD
>>766
GJ! みのりん激LOVE

最後のメッセージが良かった
そういえば何かさっきから視界がぼやけ…

790 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 00:01:55 ID:2Jrd1S2i
>>766
ぐはッ・・・。
せ、せつない、せつなすぎるよ櫛枝さーん!
GJ!

791 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 00:19:40 ID:sKW+cYkr
>>759
一瞬大河の話かと思ったwGJ

792 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 00:30:37 ID:r4BgKsko
ミラー保管庫管理人様、更新お疲れ様です。
第9皿目「すみれの挑戦状」のリンクが「狙撃」になっています。
「狙撃」は死ネタ有り注意の話なので、なるべく早目に修正頂いた方が良いと思われます。
お忙しいでしょうがお願いします。

……地雷を踏んでしまった……。

793 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 02:18:30 ID:LcIWq6Ha
>>441 今さらだけど力作GJ!内容が内容なだけに賛否両論あるだろうけど、文章力は素晴らしい。
まぁ、あーみんスキーな俺としては内容も良かったけどw

794 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 02:24:04 ID:rq4T16bF
確かに文章力は有ったなー。
それだけに偏った内容が惜しいんだがね。


795 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 09:23:00 ID:RH+bMvTJ
狙撃の続編を誰か書いてくれませんか?
死んだはずの大河がゾンビみたいな感じに蘇って、竜児達に復讐するみたいな。

796 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 09:33:49 ID:lR/Uh0B6
それ、屍姫w

797 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 10:40:48 ID:es308SY/
>>766
これは確かに切ないぜ・・・GJ
こんなことになるなら、の後の後悔は告白を受けとけば良かった、とかか?

>>795
ちょ、それは怖いww

798 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 12:46:33 ID:lR/Uh0B6
「狙撃」でひどい目に遭ったのは竜児と亜美だし、死んだ実乃梨だって浮かばれない。
でも、ここでは「大河の扱いがひどい」とされる。
正直わけが分からん。
大体が、本編で異常に優遇されている大河を、エロパロでも甘甘に扱ってやる必然性があるのか?

799 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 12:49:46 ID:ngM1NZnJ
ここにも来るのか、六巻の人は

800 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:10:33 ID:EP8u6d/U
>>798
大河の扱いが酷いと感情移入できん
別に大河幸せにしろとは言わんが、主人公が大河第一なのに大河不幸にさせたらなにやってんだよって感じだし

801 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:16:50 ID:+AC6Y8r8
>>798
キャラが酷い奴にしてあるから酷いって感じじゃね?
他は扱いは酷いけど悪人にはされてないしね

どちらにせよそんなに突っかかりなさんなw

802 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:23:09 ID:lR/Uh0B6
本編でも大河は悪人どころか犯罪者じゃん。
その本性をありのままに描写したのが「狙撃」というだけのことじゃない。
現実を見ろ。

803 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:26:33 ID:jcWPjCGj
父さん
僕の本人乙レーダーがビンビン来てます

804 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:28:13 ID:lR/Uh0B6
>>803
作者本人だけど何か?
これからも大河を合法的に退治する作品を投下するので、お楽しみに

805 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:42:38 ID:vUzq+k+C
きめぇ……

806 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:43:36 ID:CgRnmfXD
キチガイと言わざるを得ない

807 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:46:27 ID:LcIWq6Ha
>>804 >>441を偽った大河スキー、>>441キライーな人?そうであると願いたいものですなー

808 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:50:50 ID:3vln+/ML
あーあ、馬鹿が調子づいちゃた。
GJしてた奴ら、責任感じろよ。

809 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:55:08 ID:HUTQ97rQ
それはそうと、
次スレの準備はどうするんだろうか・・・
まだ早いかね?

810 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:55:27 ID:RH+bMvTJ
とにかく、ゾンビ大河の復讐劇をキボンヌw

811 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 13:58:16 ID:jcWPjCGj
>>807
君はきっと良い人なんだな。
性善説を信じて、信じていればいつかきっと自分の過ちに気付き、
更正して真っ当な人間になってくれると思ってるんだろう。
駄菓子菓子世の中にはどうしようもない奴ってのがいるんだよ。

812 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:01:50 ID:NZOb4FiS
>>804
つ チラ裏
自分の書いたもんの正当性を熱く語るなよ。
ホントに年齢制限パスしてんの?
キモいから今度から投下するときは事前にNGワード言うか、トリップ付けてね。弾くから。

>>804以外の職人の投下が楽しみだわー。

813 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:10:56 ID:pjZDV9Lf
>>804
本人ktkrwww
発言自体も痛いから今後全部トリ付けてくれ。弾くから。
自己主張激しいんだからその位余裕でしょ?

814 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:12:59 ID:+AC6Y8r8
本人かどうかわからんけど
こういう時のためのトリなんだよなw

815 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:18:06 ID:EP8u6d/U
>>804
別に好きにしてくれてかまわんが他のスレには迷惑かけんなよ

816 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:41:02 ID:qkKuaNji
ネタバレスレで相手にされなくなったからって今度はエロパロ板まで来るのか
6巻君には失望した もっと上手い釣り氏だと思ってたのに

817 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:47:18 ID:x4KdVivh
いいぞ、もっとやれ

818 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:48:45 ID:qkKuaNji
ネタバレスレで相手にされなくなったからって今度はエロパロ板まで来るのか
6巻君には失望した もっと上手い釣り氏だと思ってたのに

819 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:50:41 ID:qkKuaNji
すまん 誤爆した

820 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:52:55 ID:NpWj8p+C
現れる釣り氏
荒れるスレ

そして(職人は)誰もいなくなった

821 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 15:07:57 ID:WcjF8eh9
きっと次スレを視野に入れてるんだろう。
時期的にも流れ的にも。
少なくとも自分はそうだけど。


822 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 15:11:19 ID:Hr711jNe
早いもんだなもう次スレか

823 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 15:32:26 ID:HrGw0P4J
あぁ、奈々子さまと会長が恋しくてたまらん

824 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 16:17:42 ID:inY1qf1g
邪神ごときに触れるなよ
いなくなっても困らん

825 :ミラーの”管理”人:2009/02/11(水) 17:18:25 ID:ytO3qnpk
ここまで保管完了。

>>792
修正済み。
寝落ちして確認出来てませんでした。ごめんなさい。

826 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 17:25:34 ID:es308SY/
乙です

827 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 17:26:21 ID:qkKuaNji
毎回の如く乙

828 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 18:26:26 ID:qykjLbsT
ゾンビ大河と聞いてすぐにこれが浮かんだw
http://ranobe.com/up/src/up337530.jpg

829 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 18:51:36 ID:Z8Spcj+o
管理人乙

830 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 20:01:38 ID:x4KdVivh
>>828
ちょw忘れかけてたのに思い出させるなw

831 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 20:16:53 ID:2P63Efp5
>>828
藤崎竜の屍鬼に出てきそうだ

832 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 20:21:45 ID:deGZ4bzV
奈々子の母親って亡くなったんだろうか

833 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 20:27:49 ID:es308SY/
>>832
喧嘩がなんたら〜って言ってるし単純に離婚じゃね?

834 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 21:46:34 ID:qkKuaNji
>>832
8巻に書いてあるが離婚しただけで生死うんぬんは書いてない

835 :すみれの挑戦状:2009/02/11(水) 21:50:00 ID:Si5Xc4zx
プレイ三回目

*恋ヶ窪「朝のホームルーム始めま〜す。じゃ、北村君、号令お願い。」
*北村「起立。礼。着席。」
*恋ヶ窪「え〜と今日は皆さんにお知らせがあります。
我がクラスに新しく転校生がやって来る事になりました。
じゃ、今から彼に入ってきて貰います。」
*ガラガラガラ
*逢坂「あッ!?アンタ……」
*恋ヶ窪「あら?逢坂さんお知り合い?」
*逢坂「あ、いえ…」
→*さっき廊下で知り合いました。
*あッ!?お前はさっきの失礼な女。
*僕の彼女です。


亜美「もう、何万回も見たシーンね。」
竜児「ま、お約束だからな。
それより、大河は名乗るまで???だったのに、独身や北村は最初から表記されてるな。何でだ?」
実乃梨「取説によるとね〜えっと…攻略可能なヒロインは名乗るまで???で表記されます。だって〜」
祐作「何!?じゃあ俺は攻略不可って事か?」
実乃梨「そうなりますなぁ〜」
竜児「北村……お前何言ってんだ?」
亜美「キモッ。祐作、あんたそういう趣味だったんだ。」
祐作「相手によるがな。正直、高須になら抱かれても良い。」
亜美「………」
祐作「おいおい。冗談だ。冗談。本気にする奴があるか。」
実乃梨「だよね!?冗談だよね?ふ〜脅かしやがって。コノコノ〜北村君が攻めに決まってるもんね?」
祐作「………」
竜児「櫛枝、そういう冗談は、ちょっと…
俺、雑菌とMOTTAINAI事とホモだけは許せねぇんだ。」
実乃梨「あ、そうなんだ。じゃさ、レズならOK?」
竜児「…可愛ければアリ。かな?」
実乃梨「ほほう。ならば、今度、私と大河の絡みをお見せしようか?」
竜児「それは是…じゃない。コホン。お前らってそんな関係だったのか?知らなかった。」
実乃梨「私はノンケだってかまわず喰っちまう様な女だぜ?」
大河「ッ違う違う違う。私とみのりんは健全な親友の関係だってッ!!
もう。変な事、言わないでみのりん。」
実乃梨「あはは。ごめん、ごめん。安心してくれ高須君。君の嫁の貞操は無事だYo。」
亜美「へぇ。実乃梨ちゃんの言う嫁ってどっちの事なのかなぁ?逢坂さん?それとも実乃梨ちゃん?」
実乃梨「や、や、ヤダなぁ、あ〜みん。そんなの大河に決まってんじゃんよ。ね?」
亜美「フフ。そういう事にしといてあげる。
さ、ゲームに戻りましょ。また、選択肢よ?どうするの?高須君?」

836 :すみれの挑戦状:2009/02/11(水) 21:50:52 ID:Si5Xc4zx
竜児「お、おう。俺は無難に『*さっき廊下で知り合いました。』が良いと思うんだか、皆、どうだ?」
祐作「良いんじゃないか?」
亜美「けど、こういうのって、最初は『*あッ!?お前はさっきの失礼な女。』を選んでおいて、イベント発生させるパターンもあるよね。
『*さっき廊下で知り合いました。』じゃ、普通過ぎない?」
実乃梨「初球ホームラン狙い『*僕の彼女です。』に賭けてみないかい?
恥ずかしがり屋な大河の事だから、照れて好感度、大幅アップって事もあるかも!?」
竜児「意見が割れちまったな。大河は、どうだ?」
大河「へ?私?」
祐作「そうだ。これは逢坂をモデルにしたキャラクターなんだから、逢坂の意見はスゴく重要だぞ?」
大河「…ふみゅ。わ、私は『*僕の彼女です。』が良い。(ボソボソ)」
竜児「…意外だな……けど、初対面で、そんな事言って大丈夫か?」
大河「だ、大丈夫よッ!!もっと自分に自信を持ちなさい。」
竜児「そ、そうなのか?」
大河「そ・う・な・の・よッ!!ほら、さっさとやる。」
竜児「解った。解ったから。」





勿論、ゲームオーバーになりました。「きっと、好感度が足りなかったのね。遺憾だわ。」と、大河は言っていたけど、
そもそも、初プレイで 、性格にやや難のある大河を攻略する事に無理があるんだと思う。
だから、明日は、三人の中では一番マトモな私を攻略する様、高須君に働きかけてみよう。
ゲームでくらい、遠慮しなくても良いよね?良いよね?

おしまい。

837 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 21:52:54 ID:deGZ4bzV
読み返して確認してみた。教えてくれてありがとう。

838 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:05:39 ID:es308SY/
>>836
GJ おもしろいわ
最後の語りはみのりんでいいのか?

839 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:08:41 ID:1Ee5Idul
マトモ、遠慮と言ったらあーみんしかいないだろう

840 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:11:26 ID:es308SY/
でもあーみんは大河って言わなくね?
まぁ語りだからか。
続編とかあったら面白そうだなww

841 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:26:54 ID:JI/g6yAB
>>804
俺だけはあんたを支持する!
大多数がNGにしようと構わず投下を続けてくれい

842 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:36:46 ID:8Dk8nEQb
>>841
THE EN[d] O2

843 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 23:01:19 ID:NpWj8p+C
>>835
gj
きwwwたwwwむwwらwww
冗談に聞こえないwww

844 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 23:16:46 ID:repzK+RO
>>841
トリ付けて自演してくれwww

845 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 23:42:03 ID:Hr711jNe
俺、雑菌とMOTTAINAI事とホモだけは許せねぇんだ
…ナイス竜児ww

俺、雑菌とMOTTAINAI事は許せるがホモは許せねぇわ

846 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 23:42:40 ID:lR/Uh0B6
>>844
お前を筆頭に、一部を除き、大河ありきの低能な犯罪者予備軍ぞろいってのがよくわかった。



847 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 23:56:39 ID:NZOb4FiS
>>846
だからトリップなりコテハンなり付けろよ、弾けないじゃん。
あと批判されてるのは>>846の低脳でファビョってるカキコミのせいって事がわかんないのかな?

「一部を除き」の一部が>>841の自演臭いカキコミの事を言ってるのなら、
わざわざ2chに投下してないでチラシの裏だけでやってなよ。
それなら誰にも文句言われないから恥ずかしくないでしょ?

>>846の痛い作品以外の投下が待ち遠しい。

848 :名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 23:59:36 ID:lR/Uh0B6
>>847
自演と決めつけている低能なお前らが痛すぎる。
いいから、精神病院に逝け。
退院しなくていいから(嘆息)

849 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:01:41 ID:W+3jI6wF
ID:lR/Uh0B6みたいな倒錯者を擁護なんてしたくないんだが
キャラの扱いが悪いからって勝手にキレたりしたらそりゃ作者としては気分悪いんじゃね
こういうのがいやならほっといて黙ってスルーしようぜ

850 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:09:42 ID:dq7v63mt
誰もキャラの扱いが悪いからってキレてないよ?

851 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:12:28 ID:LRj/qQSx
800 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/02/11(水) 13:10:33  ID:EP8u6d/U Be:
    >>798
    大河の扱いが酷いと感情移入できん
    別に大河幸せにしろとは言わんが、主人公が大河第一なのに大河不幸にさせたらなにやってんだよって感じだし

801 名無しさん@ピンキー [sage] Date:2009/02/11(水) 13:16:50  ID:+AC6Y8r8 Be:
    >>798
    キャラが酷い奴にしてあるから酷いって感じじゃね?
    他は扱いは酷いけど悪人にはされてないしね

    どちらにせよそんなに突っかかりなさんなw



852 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:12:50 ID:N9upADgw
スルーします

853 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:13:56 ID:JNeUEAsu
アニメ化で有名になったが、厨が蔓延るようになったな

854 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:15:48 ID:dq7v63mt
ごめん途中だ。
>>802みたいなのがあると作者は大河が嫌いなだけでSSを書いてるようで自分は受け入れにくい

855 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:18:18 ID:yQ7wLLq4
最近このスレよりアニキャラ板の竜虎スレのほうがSS投下されてるぞ
職人減ったんじゃね

856 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 00:18:46 ID:GQdWy0Fx
>>836
GJ!北村√がないのはいいとして、
ゆりちゃん√もないの確定か、残念w
続編あったら是非読みたいが、無理しないでね。

857 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 01:47:21 ID:ok3Cccyw
みのりんも泣いてたなコレは
でも一番泣きたいのはあ〜みん

858 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 01:48:27 ID:ok3Cccyw
ごめん。アニスレと間違えた。

859 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 02:17:37 ID:k6rQbKMs
>>855
そっか、ゴミムシのせいでいづらくなったし、しばらくここ離れるかな。
まー、なんだ、今までのSSの中にもキャラ違いはあったけど、
共通項としてキャラに対する愛があったって点で受け入れてきた。

ID:lR/Uh0B6にはそれを感じないね。かわいそうとか言いながら
みのりんもあっさり殺すし、台詞回しも春田の脚本より陳腐です。

今もシコシコ大河虐待SS書いてるのかも知れんけど、誰にも期待されない
望まれていないモノを作って虚しくない?それにかけてた時間とか、
情熱(怨念?)とか、貴重なものを浪費して負の方向へ向かってる自分見て
疑問がわかない?一回落ち着いて洗面所に行って鏡で自分の顔を見る
ことをオススメするよ。

860 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 03:04:36 ID:lTxaqM0V
>>836
GJ!
北村がもうw
みのりんがちょっと下でみのりん派としてはたまらんかったです
続きが思い浮かんだら是非

861 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 07:46:49 ID:pDq4ZZfF
>>855
dat落ち前にログとれた
ありがとう

862 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 10:14:13 ID:lJyaMrjU
>>859
幼稚な書き込みで火に油を注ぐな。
少しは落ち着け。

863 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 10:39:09 ID:A2najfeH
そういえば大河・実乃梨・インコちゃんが同時に妊娠したっていうあの
ミステリーSSの続きは?

864 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 10:58:14 ID:Gj99wwh9
触れない、スルー、これが鉄則

865 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 11:12:53 ID:yQ7wLLq4
このスレは一応21禁
アニキャラスレは竜虎スレも虎チワスレもどちらも原作ネタはなし
既読未成年の職人はどこでやればいいんだ?

866 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 11:26:03 ID:Gj99wwh9
bbsPINKはR18に変わったはず

867 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 12:30:18 ID:s8zvl4AT
SSの投下は次スレまで待った方が良いかな?
容量的に微妙なライン

868 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 14:25:42 ID:lTxaqM0V
妄想の一部を文章化したら6000越えちゃったんだけど何レスくらいになっちゃう?

869 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 14:51:34 ID:zbsldmaW
6000って文字数か? 文字数だったら、12000B(12KB)なんで詰めれば3レスで済む(実際そんなことしたら、読みにくそうだが)
まぁ多くても5・6レスで済むんじゃないか? スレの残り許容量も44KBあるから、レス数的にも許容量的にも余裕だな
参考までに1文字2B、空白1行6B使い、1レスの限界容量は4096Bだ

まさかとは思うが、行数のこと言ってるなら、1行40文字だとしても、
単純な計算で2×40×6000=480000B(480KB)と1スレ使うほどの長編になるぞ

870 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 14:57:04 ID:5WILcmoC
みのりんが足りない・・・頼む・・・誰か・・・

871 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:09:38 ID:Acliwd0S
今から連投します。カップリングは竜児×亜美ですが、今回もあまりこの二人は絡みません。
エロ要素は皆無です。
では、投稿します。

872 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:11:35 ID:Acliwd0S
心のオアシス〜2〜






何も発せられない教室に、亜美の凛とした声が響いた。
誰の耳にも聞こえたし、もちろんすみれの耳にも届いたはずだ。だが、すみれは亜美の声に何も反応しなかった。

「先輩のその考えは、確かに素晴らしいです。相手の事を考えて、自分の気持ちを押し殺す。本当に素晴らしい考えです」

反応しないすみれに構わず、亜美は続ける。

「ですがそれは、自分の行動に酔っている自己陶酔者がやる行動ですよ?」

「何だと……?」

亜美の言葉に無視を決め込んでいたすみれだったが、さすがに今の言葉には腹が立ったのか、俯いていた顔を上げて亜美を睨み付ける。
その顔は、涙と鼻水でグシャグシャになっていた。だが、先ほどわめき散らして少し発散させた怒りが、また沸々と蘇ってきていた。亜美
を睨み付けるすみれの瞳がとてつもなく鋭い。

「聞こえなかったんですか?じゃあ何回でも言ってあげますよ、先輩の耳に届くまで。
先輩の考えや行動は、自分に酔っている自己陶酔者がやることです。」

先ほどよりはっきりと、先ほどより大きな声で亜美は言い放った。
何の遠慮も配慮も無しに、言い放った。
周りが一斉に息を呑む音が亜美には聞こえたが、そんなものは亜美には関係ない。

873 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:13:35 ID:Acliwd0S
「どうです?今回はちゃんと聞こえましたか?」

挑発するように、低い声で亜美は言った。

「さっきもあのバカに言ったよな……?勝手に私の気持ちを理解するなって……、言ったよな……?」

「ええ、確かに聞きましたよ。」

亜美の言葉に、すみれは勢い良く立ち上がり、目をカッと見開いて怒鳴った。

「だったら何度も言わせるな!!私の気持ちを理解した気でいるな!!お前なんかに、お前なんかに私の気持ちが分かってたまるかっ!!


そう言って、亜美を殴ろうと拳を握る。亜美が女だとか、大河と比べて亜美は体が丈夫じゃないとか、そんな事柄はすみれの頭には無かっ
た。今感じている怒りを相手に思いっきりぶつけようと、その拳を亜美の顔面に向けて放った。

「それだったら、先輩も祐作の気持ちを勝手に理解していることになってませんか?」

だが、すみれの拳が亜美に届く直前に、すみれの拳は止まった。亜美の言葉によって。

874 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:15:28 ID:Acliwd0S
自分の顔の寸前で止まった拳を前に、亜美は動揺していない。まるで、止まるのが分かっていたみたいに。

「どうしたんですか?殴らないんですか?」

「ぐっ……」

亜美の言葉に、すみれは悔しそうな声しか出せない。
亜美は、すみれは善悪をちゃんと区別できる人だと分かっている。主観を交えず、客観的な立場から善悪を区別できると。ほとんど接した
ことが無くても、すみれの行動などを見ていれば簡単に分かる。
だから、今のこの状況もすみれはちゃんと理解していると、亜美は思った。
どんなことがあろうと、どんな罵倒を浴びせられようと、先に手を出したほうが悪い事を。まさに、今のこの状況を。
だから、すみれは亜美を殴ることが出来ない。身体を無理矢理に動かしてしまう怒りを向ける矛先が無い。
すみれは、その怒りを奥歯を噛むことでしか発散出来なかった。

「今からあたしは狩野先輩に酷いことを言います。その後先輩があたしを殴ろうが蹴ろうが構いません。ただ、あたしの話を聞いてくださ
い。」


875 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:17:22 ID:Acliwd0S
今の亜美の口調は挑発でも、相手の神経を逆撫でするような、相手の感情を昂ぶらせる類の口調じゃない。
懇願、という言葉が一番似合う口調だった。
すみれも、それまで挑発的な口調や態度だった亜美が急に態度を変えたので、何も言えなかった。

「無言は肯定って意味に捉えますよ?」

「あ、あぁ……」

すみれは、亜美の言葉に戸惑いながらも頷く。しかし、亜美への怒りは消えていない。未だに亜美を見る目は鋭い。
すみれの言葉に、亜美は深呼吸を一つして気持ちを落ち着かせる。

(ちゃんと伝えないと、先輩の間違いを……
祐作の為にも、そして、狩野先輩自身の為にも……)

そして亜美は、ある二人を見つめる。大河と麻耶だ。

(ごめん、チビとら、麻耶。あたしはこれから、あんたたちが好きな人を手の届かない場所に持ってっちゃう……
本当に、ごめん……)

心の中で二人に謝罪の為に目を閉じる。
そして、少しして目を開けてすみれに向き合う。

「いきますよ、狩野先輩」

この行為が、後に亜美にとってマイナスになることは、この時点では誰も知らない。


876 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:18:50 ID:Acliwd0S
「先輩は祐作のためを思って、自分の気持ちは押し殺してアメリカに向かうんですよね?」

「あぁ」

亜美の言葉に、すみれは短い言葉で返す。

「さっきあたしが言ったこと、覚えていますか?」

「……」

すみれは何も言い返せない。さっきの亜美の言葉、冷静になってみれば正当以外の何物でもない。
確かにすみれは北村のことを考えて気持ちを押し殺した。北村が自分について来るということは、アメリカという異国の地で一から始めな
ければならない。それに、自分のように留学先がある訳でもない。
それは、茨の道以外の何物でもない。良いことは何一つ無く、辛さや苦しさだけの未来。




日本にいれば、そんな思いをしないで済む。あいつにもあいつの人生がある。
私の自分勝手な我が儘で、あいつの人生を無茶苦茶には出来ない。




そう思い、すみれは苦渋の決断を下した。
だがそれは、すみれが勝手にそう思い、すみれが勝手に決めたことだ。実際に北村がそう思っているという確証はどこにもない。

877 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:20:16 ID:Acliwd0S
「祐作に聞いたんですか?」

「……」

「祐作に確認したんですか?」

「……」

「全部自分で、勝手にそう思い込んだだけですか?」

「……」

すみれは、言い返すことが出来ない。亜美の言い分には、悪いところが見当たらない。
それが分からないすみれではない。
だが、それは客観的に考えた場合だ。すみれ本人にとっては、たとえ自分が悪いと分かっても、黙ることは出来ない。

「そんなことは分かってるよ……あいつの気持ちを考えてないことくらい……
だけどなっ!じゃあどうすればいいんだよ!?私にどうしろって言うんだよ!?どう行動すればいいんだよ!?」

すみれは、駄々をこねる子供のように、ただわめき散らすことしか出来ない。どうにもすることが出来ない心のモヤモヤを発散するには、
それしか方法はない。

「あいつの気持ちを知ってどうする!?あいつについてくる気があっても、人生そんなに甘くないんだよ!あいつ一人でどうにかなる小さ
な問題でもないだろ!?アメリカだぞ!?何も知らない、知り合いもいない異国の地だぞ!?そんな所であいつ一人でどうにかなるのかよ
っ!!」

878 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:21:48 ID:Acliwd0S
すみれは怒鳴ったせいか、はぁはぁ、と肩で息をしている。
そんなすみれに、亜美はほんの少し笑みを浮かべてすみれに言った。

「狩野先輩、何で祐作が一人なんですか?祐作は、先輩について行くんですよ?」

「っ!?」

「確かに祐作一人なら何も出来ないでしょう。ですが、もし祐作が先輩についていったら、その隣には先輩がいますよ?祐作が出来ないこ
とがあれば、先輩が助けてあげればいいじゃないですか?」

優しい声が、すみれの耳に届く。そしてその声は、すみれに事実を教える。
すみれは、ずっと思っていた。北村がついてくると、あいつは一人になると。誰にも頼ることが出来ずに、もがく事しか出来ないと。
しかし、根本的なことを失念していた。
北村は、すみれについてくる。決して一人じゃないという、本当に基本となることを。そんな簡単なことを忘れる程までに、すみれは冷静
に判断できなかったのだ。
情けない。全校生徒の心の兄貴と言われているすみれにしてみれば、今までに無いほどの間違いだ。

879 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:23:08 ID:Acliwd0S
「祐作一人じゃ出来ないことは、先輩が助ける。逆に、先輩一人じゃ出来ないことを、祐作が助ける。
正に、『人』っていう漢字そのものじゃないですか。」

母親のような優しい笑顔を浮かべながら、亜美はすみれに説明していく。

『人』という漢字は、支え合いを説明するときに良く用いられる漢字だ。
『人』という漢字は、それぞれを支え合って初めて『人』という漢字を成している。一画目と二画目、そのどちらが欠けても成立しない。
一画目が二画目を支えて、また二画目も一画目を支える。理想的な支え合いの形だ。

「それとも先輩には、その覚悟が無いんですか?祐作と共に歩んで行こうっていう覚悟が。」

「……」

すみれは亜美の言葉に何も返さず、ある人を見ていた。
すみれの視線の先には、困惑顔の北村祐作。すみれの瞳は、常には無い頼りない感じが見て取れた。それに、口を開けては閉じ、開けては
閉じという行為を繰り返していた。
そんなすみれを見て、亜美は「しょうがないな」というように、肩をすくめる。

880 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:24:13 ID:Acliwd0S
「祐作、あんたには覚悟はあるの?狩野先輩と歩んで行こうっていう、覚悟が。」

すみれが北村に聞きたかった事を、亜美が代弁する。
亜美に聞かれた北村は、一瞬考えるように目を閉じる。
そして少しして、決意したように目を開ける。

「俺は、会長に、いや、すみれさんについて行く。」

揺るぎない決意が込められている声で、北村は言った。「覚悟がある」ではなく、「ついて行く」と言った。
そこに、北村の決意の固さが伺える。

「ば、ばかっ!そんなに簡単についてくるなんて言うんじゃない!」

北村の宣言に、すみれが抗議の声を上げる。

「アメリカだぞ!?お前が思ってるような甘いところじゃないんだぞ!?」

(違う……)

「そんなに簡単に自分の人生を投げ出していいものじゃない!!」

(違う……何を言ってるんだ、私は……)

「軽々しく私なんかについてくるなんて言うんじゃない!!」

(私の、私の本心は……)

「お前にそんな事言われたら、信じちゃうじゃねぇか!!」

(お前に、北村についてきて欲しいんだ……心の底から……)


881 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:25:11 ID:Acliwd0S
再び涙を流しながら、北村に偽りの言葉を投げかけていく。嘘という名の鍍金(めっき)で塗装した、本心からの事じゃない言葉を。
必死になりながら北村を拒絶するすみれ。だがその拒絶は、北村のことを心配するが故の拒絶だ。
北村は胸に、かつて無いほどのすみれに対する愛しさが込み上げてきた。
そんなすみれを、北村は近づいて優しく抱き締める。

「な、何しやがる!?離せ北村!!」

「信じていいですよ。」

「はぁ!?」

脈絡の無い北村の返答に、すみれは素っ頓狂な声を上げる。
しかしすみれの顔は、北村に抱き締められたことで、真っ赤になっている。

「俺がすみれさんについて行くっていうこと、信じてくれていいですよ。俺は、何があっても、すみれさんを裏切りませんから。」

「っ!?」

すみれの顔が、今までより一層赤くなる。まるで茹でたてのタコみたいに真っ赤だ。

「だから、俺のこと、信じてください。」

言って、すみれを抱き締める力を強くする。もう離さないっていうかのように。

882 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:26:09 ID:Acliwd0S
「っ……」

すみれの顔には葛藤が伺える。
北村を心配する心と、北村についてきて欲しいと思う心の。
その証拠に、すみれは北村から離れはしないが、自分の腕を北村の背中に回すこともしなかった。

「それとも、俺は足手まといですか?すみれさんにとって、お荷物な存在なんですか?俺は、すみれさんと、一緒にいちゃ駄目なんですか
?」

すみれからの返事か無いことに不安を感じたのか、北村が、この世の終わりみたいな顔をしながら、か細い声ですみれにそう聞いた。

「違うっ……」

そんな北村に、すみれは即座に否定の意を示す。

「違う、そんな訳ない……」

自分の意に反して、言葉が口から出てくる。

「私はお前に、北村に、傍にいて欲しい……ずっと、ずっと……」

883 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:27:16 ID:Acliwd0S
自分の本心が次々と口をついて出てくる。

「でも、怖かったんだ……お前に断られるのが、どうしようもなく怖かったんだ……」

すみれの瞳から、再び涙が出てくる。
北村は、黙ってすみれの言葉に耳を傾けている。

「だから、覚悟が出来なかったんだ……」

そこにいるのは、全校生徒の心の兄貴の狩野すみれではなく、ただの恋する乙女の狩野すみれだった。

「北村、さっきの言葉、信じていいんだな……?私は単純だから、本気にしてしまうぞ……?」

そう言いながら、すみれは自分の腕を北村の背中に回す。

「大丈夫ですよ。俺は本気です。これからずっと、先輩の隣を歩いていきたいです。」

北村はそう、すみれの耳元で呟いた。

「北村っ……!」

これまで以上に、すみれの瞳からは涙が溢れる。
しかしその涙は、今までのような悔しさや怒り等の、感情の爆発による涙ではない。嬉しさから自然と流れてくる、人間にとって一番美し
い涙だ。
そんな涙を流すすみれを、北村は優しく、しかし力強く受け止める。

そんな二人の様子を、亜美は優しい笑顔で見守っていた。

(良かった。これでこの二人は、大丈夫。)


884 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:28:43 ID:Acliwd0S
そしてしばらくした後、亜美指導の下、教室の後片付けが開始された。
片付け最中に先生が何人か来て、「これはどういうことだ!?」と問いただしてきた。
そこで前に出たのは、幾分か落ち着いたすみれと北村だ。二人はこの事態は全部自分たちに責任があると言った。しかし、それで納得する
先生ではなかった。
何しろ教室には散乱した机やイス、教科書やノート類、そしてすみれと大河は顔中体中キズやアザだらけ。これを見れば、暴力沙汰なのは
一目瞭然だろう。
しかし、そこは流石のすみれだ。屁理屈をいくつも並べて先生を無理やり納得させた。しかし、大河のことは誤魔化し切れなかった。
大河が二週間の停学処分を下されそうになった時、北村が前に出た。
そして、

「逢坂がこのようなことを引き起こしたのは、自分が逢坂に愚痴をこぼしたからなんです。それで逢坂は俺の代わりにこんなことをしてし
まった。だから、責任があるのは俺です。停学にするなら俺にしてください。」

と言って、大河への停学処分を強引に取り消させ、代わりに北村が停学処分となった。

そんなこんなで、逢坂大河の北村すみれ殴り込みは、幕を閉じた。

一組のカップルの誕生という、結果を残して。


885 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:30:40 ID:Acliwd0S
あの事件から数週間経った、とある晴れの日
数々の飛行機が飛び交う空港。そのロビーに、北村とすみれ、それに亜美がいた。
北村とすみれは留学のために、亜美はそんな二人を見送りにきたのだ。ちなみに何故亜美だけかというと、今日は平日。他の2−Cの面々
も見送りに来たかったのだが、学校があるのでやむなく我慢した。亜美だけは、「仕事」と嘘をついて学校をずる休みし、二人を見送りに
来たのだ。

「亜美、見送りありがとう。」

そう言って、北村は頭を下げた。

「川嶋、お前には本当に世話になった。心からのお礼を言いたい。」

すみれも北村にならい、頭を下げる。

「いえ、あたしはただあたしが言いたいことを言っただけですから。決心したのは、祐作と先輩自身ですよ?」

「それでもお前がいなかったら、私は一生後悔するところだった。」

「俺もだよ、亜美。亜美がいなかったら、俺は今ここにはいれなかった。本当に感謝している。」

そう言いながら、二人は握っていた手を力強く握りなおし、再び頭を下げる。


886 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:31:39 ID:Acliwd0S
「あたしは別に感謝して欲しくてあんな行動をとったんじゃない。だから、あたしに感謝するんなら、いつまでも幸せでいて欲しいです。
祐作、絶対に先輩のこと、離すんじゃないわよ。」

悪戯な笑顔を浮かべながら、亜美は北村に言った。北村も、照れながら「あぁ、分かってる」と頷いた。

「祐作、そろそろ時間だぞ?」

自身の腕時計で確認しながら、すみれは言った。
ちなみにあの事件以来、すみれが北村を呼ぶときは『祐作』、北村がすみれを呼ぶときは『すみれさん』というようになった。

「あ、はい。でも、その前にちょっと……」

そう言って、北村は正面にいる亜美に向き直る。

「亜美、ちょっといいか?」

「え、なに?」

「少し、話したいことがある。」

亜美は北村の言葉に眉をひそめる。
だが北村は、そんな亜美を無視して話し出す。

「亜美、時間が無いから率直に聞くぞ?」

「え、ええ。」

887 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:33:14 ID:Acliwd0S
「亜美、お前高須のことが好きなんだろ?」

そう北村が聞いた瞬間、亜美の顔は燃えるように真っ赤になった。

「はぁ!?な、な、何で亜美ちゃんがあんなヤンキー顔でおばさんみたいな男を好きにならなきゃいけないの!?」

「その慌てっぷり、図星だな?」

亜美は北村の言葉に「うっ……」っと言って黙り込んでしまった。すみれにいたっては、「ほほぅ、そうなのか?」と目を輝かせ、野次馬
根性丸出しだ。
黙った亜美に、北村は話を続ける。

「高須はいい奴だ。あんな顔だが、優しくて、気が利いて、友達思いの本当にいい奴だ。
何せ、俺の親を説得してくれたんだ。すみれさんについて行きたいって親父に言ったが、文字どおり大反対。俺だけじゃ絶対に説得するこ
とは出来なかった。
だが、高須が説得してくれたんだ。親父が理解してくれるまで、毎日毎日。そんな、本当にいい奴なんだ。
亜美だって、高須の良い所には気付いているんだろう?素の亜美を知っても、高須は亜美から離れていかなかった。つまり高須は、人を外
見だけで判断しない心の澄んだ奴だ。そんな男子、中々いるもんじゃないぞ?」

そう言って、一旦言葉を切る。
咳払いを一つして、つまり何が言いたいかというとだな、と北村は前置きして、

「素直になれ、亜美。今までみたいに素直にならずにいたら、高須との距離はいつまで経っても縮まらないぞ?」

そう亜美に言った。


888 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:34:30 ID:Acliwd0S
「……」

亜美は、北村の言葉に反応しなかった。
しかし、北村の言葉は確実に亜美の心には届いた。その証拠に、亜美の顔は未だに赤い。

「それが、俺の言いたかったことだ。」

そう言って、ポンと亜美の肩を叩く。
亜美は北村の言葉に、顔を俯かせてしまう。

「素直になれるなら、あたしだってなりたいよ……」

北村が少し離れたときにそう亜美が小さく呟いた言葉は、空港内に流れるアナウンスの中に消えていって、北村とすみれには届かなかった



北村とすみれが乗った飛行機が、蒼い空の彼方に消えていく。
その飛行機を、亜美は最後まで見送った。

「頑張ってね、祐作……
そして、幸せになりなよ。チビとらと、麻耶の為にも……」

亜美が、最後にもう一度北村に言葉を送る。
そして、さっき言われた北村の言葉を思い出す。

「素直になれ、か……」

そう呟いて、亜美は空港を後にした。



889 :ユートピア:2009/02/12(木) 15:37:51 ID:Acliwd0S
今回は以上です。次回から本格的なあみドラ!になっていきます。
では、幼稚な文章を読んでいただき、ありがとうございます。

890 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 16:26:37 ID:yMoaY7l8
「幼稚」じゃない。それをいうなら「稚拙」

まあ稚拙だなんて思わないけどナー

今後のあみドラ展開に期待♪

891 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 16:27:21 ID:O4r6mxAm
>>889
GJ

最近ちわわ分が不足してたから潤うぜ

892 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 16:30:56 ID:4GYTmOjg
GJ
だが大河スキーの俺からするとちょいとキツい

893 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 17:26:06 ID:KPzwsxAY
北村は竜児のこと、あんな顔だが、なんて言わないやい(´・ω・`)
あっ文句じゃないよ

894 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 19:17:36 ID:ORrfQbVq
久々のあみドラGJ


ちわわで思い出したんだが保管庫の方に異様にパソコンに詳しいバージョンの亜美ちゃん様がいたよな
俺はミリオタなんだが一回亜美ちゃん様に図演やってもらいたい


亜美「我のソーティが6ぅ?話になんねーし、SEEDできねーじゃん。ばっかじゃないの?」

とかどーよ?濃すぎるか


895 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 19:21:09 ID:xNnZ1haW
やっぱ あみどらは いいな!

とらどらじお混みすぎなのか全然つながらねえ・・・

896 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 19:30:51 ID:yMoaY7l8
SEEDじゃなくてSEADじゃね?
重隅スマソ

897 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 19:42:53 ID:8LKSTdrW
SEEDだと亜美ちゃん様がガノタになっちゃうな
亜美「今度のGジェネ、操作性がマジ最悪。タッチペンだけで操作? ボタン使わせろっつの」

898 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 19:57:26 ID:ORrfQbVq
敵防空網制圧(SEAD)だたw

膠着した塹壕戦とかでスナイパーと敵兵の夜襲と塹壕足に苦しむクラスの皆が見てみたい

899 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 20:10:33 ID:q83KQoff
誰かアニメ19話のifストーリーやってくれ。
シチュエーションは「もし実乃梨がまっすぐ竜児のいる学校へ行ってたら」で宜しく。
あと、アニメのとらドラ!はもう見ません。
あとは、とらドラP!の実乃梨ルートで俺にとってのとらドラ!は完結

900 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 20:15:55 ID:uzAibnWo
>>899
・まっすぐ行った場合

学校に付いたが肝心の竜児がいない
他の奴らに色々聞いたら「服を交換して帰った」と言われ
仕方なく帰ろうとしたら、熊の着ぐるみを着た竜児が
慌てて会場に戻ってくる

「……どこに行ってたの?」
「…………じ、実は大河の家にちょっと用があって」
「へぇ……そうなんだ……」

→アニメ19話の結末に続く

901 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 20:19:36 ID:b2RVtUfH
>>899
同人誌、俺の彼女がこんなに可愛いわけがない。を見ろ。
みのりんファンなら死ねる。

あとそのIFは近いうちに書こうと思ってた。
あ、こういうのは言っちゃいけないのか?失礼。

902 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 21:10:42 ID:BPmXIIsk
>>863
インコちゃんに至っては既に清い体所か、卵まで産んで…っていうぶっ飛んだあれか。
まあ、言いたくないけど書き逃げもあるかもね。一月くらい経つし…
個人的にはちゃんと終わらせてほしいけど。

903 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 21:17:03 ID:q83KQoff
>>900ちょ、アニメと変わらん!
>>901その同人誌はどうすれば、見れる?
あと、そのSSはいつ見れる?

904 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 21:19:22 ID:Gj99wwh9
>>903
通販でもすれば?

905 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 21:46:40 ID:b2RVtUfH
>>903
俺は通販で買ったべ
SSは2月14日投下予定・・・

906 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 21:53:30 ID:ok3Cccyw
実乃梨派としては保管庫にあった、みのりんと竜児が付き合って、大河は妹の世話、亜美は女優に。みたいな展開が良い。
他の娘はちゃんと幸せで、かつ、みのりんで終着。そんな、傲慢でズルイ展開を希望

907 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 21:55:30 ID:ucbV6hHK
>>902
この業界書き逃げも多いが、半年単位の音信不通なんて珍しくないさ。

908 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 22:05:19 ID:yQ7wLLq4
俺も前編だけ書いて一月くらいほったらかしのがあるから耳が痛いけど
みんなプロじゃないんだから気長に待とうぜ
それより次スレはどうすんの?

909 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 22:15:05 ID:BPmXIIsk
>>907-908
そうだな、もうちょっとゆっくり待つことにするよ。
楽しみにしてるものほど、待った分だけ喜びも一入だもんな。

910 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 22:19:06 ID:pt04JIyS
と言うか、近日中に書き上げますとか言ってたならともかく
本人が筆が遅いので続きは2月中に書き上げられたらいいなって言ってるんだから
せめて2月いっぱいは待つのがマナーじゃないかい

911 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 23:32:52 ID:+89/5jm0
ここって今までがいろいろありすぎたんだよな。
それが、今はこんなに住みやすくなって良かった。

912 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 23:50:21 ID:PD1nc/d/
裸になった!

913 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 23:51:28 ID:Gj99wwh9
ネクタイ締めた!

914 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 23:53:22 ID:yMoaY7l8
全身にオイル塗った!

915 :名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 23:59:07 ID:zsZnhOMr
靴下もはいた!

916 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:04:51 ID:O4r6mxAm
正座した!

917 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:06:40 ID:c53C9uQz
股間にリボン巻いた!

918 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:10:03 ID:l7P/lGU7
あと20KBか

919 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:11:55 ID:tOdXCXOa
次スレの季節

920 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:15:37 ID:lhk74dm1
>>869
ゴメン文字数…
詳しい説明ありがとう
今までで一番長いし、文才があるかないか分からないくらい―
だから駄文多レスになったらアレだなぁと思って

921 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:37:58 ID:+9CIKFfV
>>920
まあ納得いくまで添削して、それから投下してくれても全然問題ないから待ってるよ
明日にも次スレ立つだろうしな

922 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:39:02 ID:BeKVF7Ph


923 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 00:42:26 ID:RXbLP5i5


924 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:19:05 ID:3mwu4hKv


925 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:22:01 ID:tOdXCXOa
たらこスパゲティの素晴らしさでも語ろうか

926 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:30:54 ID:lhk74dm1
>>921
ありがとう 焦らず頑張ってみる

たらこスパゲッティは生たらこを和えて
ミディアムレアのを二切れ
柚子orシソが上手いと俺は思う

927 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:37:31 ID:sqzbPBwC
保管庫ミラーの「狙撃」がなぜかまっ白になってます

928 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:40:54 ID:V8SkSZDV
冷蔵庫の奥に眠っていたケチャップを使って簡単トマトスパゲティ作った!

賞味期限 06.F.4

orz

929 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:53:56 ID:ieuRqvxa
奇抜な組み合わせとしてはカレーたらスパや納豆たらスパがあるな


たらスパも唐揚げも大好きというゆゆこな貴方には唐揚げたらスパだな
普通のたらスパの上に小さく切った唐揚げを乗せ、ゴマ油をこれでもかとかけて、ラー油をお好みの量かける
なお本来オリーブ油を使うところを全てゴマ油にするとなお良い
また薬味としてねぎやすり卸したショウガをいれると堪らない

930 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:54:34 ID:sqzbPBwC
と思ったらメイン保管庫更新キター!!

931 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 01:57:40 ID:VXpNQNMU
その同人誌のあらすじまたはSS化キボンヌ

932 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 02:08:32 ID:J6zGbsl/
流れを読まずにタイガーを希望してみる

933 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 02:36:43 ID:BeKVF7Ph


934 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 02:57:58 ID:C3Md53oJ
誰とは言わない。埋めでいい。
ヤンデレモノが読みたいです

935 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 03:08:18 ID:V8SkSZDV
埋めに転載の転載を

「よっ!あーみん、久しぶりだね」「あら実乃梨ちゃん、しばらくぅ〜」
抜けるような青空の下、街路樹の新緑に負けないほどの眩い笑顔で
亜美に声を掛けてきたのは実乃梨だった。
「あれぇ〜、逢坂さんは一緒じゃないの?」
ん?と一瞬訝しげな顔をした実乃梨は、すぐににっこり笑って亜美の背後を指差した。
振り返ってみると、向こうから大河が歩いてくる姿が見えた。
相変わらずのフリフリのワンピース。
遅れるのを気にしてもいないのかゆっくりと歩いてくる。
と、思ってみていたらこちらを見つけたのだろう、急に駆け出して来た。
「みっのり〜ん!」
傍らの亜美は無視して実乃梨に飛びつき頭をこすり付けている。
「ちょっとぉ、あたしには挨拶無しなの?ち・び・と・ら」

「でもさぁ、あいつらトントン拍子だったよねぇ」
両手で抱えたカップの縁をジッと見つめながら実乃梨がつぶやいた。
そんな実乃梨を横目で見ながら、亜美はラテのフォームを一舐め。
「まぁ、2人とも片親だからね。早く家庭が欲しかったんじゃない?無意識で」
大河は何を考えているのか、ボウルカップのカフェオレを眺めながら無言のままだ。
そんな大河を見て実乃梨と亜美は思う。大丈夫か?こいつ、と。
あれから1年以上過ぎてるとはいえ、明らかに1番ダメージをくらったのはこの大河なのだから。
「あのさ、大河…」
見かねた実乃梨が大河に話し掛けようとしたときに、それをさえぎるように
亜美が大河の目の前で手をヒラヒラ振った。
「あんたさぁ、大丈夫?せっかく3人で揃ってお祝いも兼ねて赤ちゃん見に行こうってんだから、
あいつらの前に行ってもムッツリしないでよぉ」
怒るかと思いきや、静かに亜美を見た大河は
「わかってるわよ、ばかちー」とカフェオレをズズーと啜ってみせる。
「大河よ。行儀の悪い音を立てるでないぞ」
大河を叱りつつ、それにしてもと実乃梨は思う。
こうやって3人でお茶することがまた出来るようになるなんて、あの頃は考えられなかったなぁ。
ふとしたそんな思いは亜美も同じようで、顔を見合わせて思わずフフフと笑ってしまう。
そう、こんな風に3人で集まって、先日出産した元クラスメイト達の赤ちゃんを見に行こうだなんて。

936 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 03:09:07 ID:V8SkSZDV
「麻耶に聞いたんだけど、もう名前決めたらしいよ」
「へー、そりゃまた早いね。女の子だったっけか?」
なんて名前?と聞く実乃梨に「たつき」と応えながらグラスの底に溜まった水で、亜美はテーブルに字を書いてみせた。
「龍姫」と。
「ばかちーのくせに難しい字が書けるじゃない」
「はん!こんくらい書けるっての」
昔みたいな掛け合いを横目に実乃梨は1人うなづく。
「龍姫ちゃんかぁ。お父さんから1字貰ったってわけだ」
「単純だよねぇ」
亜美はつまらなそうに応えると、デレデレらしいよと小さく付け加えた。
大河はといえば、テーブルに書かれた元クラスメイト達の子供の名前をジッと見つめているだけだ。
そんな大河を見ていた亜美は、ふいに大河の頭をちょんと突付く。
「あんたさぁ、ホントに大丈夫なわけぇ?」
口調はいつものようにぞんざいだけど、その目にからかいの色は無くまっすぐに澄んでいた。
大河はちょっとカッとしたように亜美を見たが、亜美の目の色を見るとふてくされたようにプイと窓の外を見てしまった。
見慣れた通りの景色には初夏の日が差し、目にも眩しい新緑と道行く人もどことなく生き生きとして見える。
外を見たまま大河がクスリと笑う。
「そりゃあね。わたしだって最初、あいつらのこと知った時には驚いたし頭にも来たわよ。
 でもね。わかる気がしたの。あいつってマザコンだったし」
頬杖をつきながら話す大河は遠い昔の話をするみたいで、どこか寂しげでそれでも穏やかに見えた。
「ほら、あいつのお母さんって、その、アレよ。胸が大きかったじゃない?」
ああ、そういえばと亜美。
「おお、わたしも見たことあるぞ!ボンバヘッドでダイナマイツバディーだった!」
ここでなんで彼のお母さんの話が出るのかよく判らないままに、実乃梨もうなづき返す。
「だからね、わたしはずっとあいつは胸の大きな子が好きなんじゃないかと思ってたわけよ」
当たってたでしょ?と大河はピンと人差し指を立てフンと薄い胸を反らす。

937 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 03:09:42 ID:V8SkSZDV
「結局、あいつはおっぱい星人だったわけよ。
 それが判った時には、わたしも頭に来て、あのエロボクロと共に遠い宇宙の彼方のおっぱい星に
送り返してやろうかと思ったわ」
今までの穏やかな気配から一転、大河の周りにザワッと殺気が立ち上る。
「わたしのこの手でね」
一瞬こぶしをギュッと握り締め、食いしばった歯の隙間から押し出すようにささやいた。
そんな大河を見て亜美はちょっと呆れながら
「どんな星よ?それ。っていうか本人の前でエロボクロとか言わないでよ。」
その横では実乃梨が「そりゃあ、殿方にはたまらない星だねぇ」とクスクス笑っている。
手乗りタイガーと言わせしめた殺気を一瞬だけ放った女は、その殺気から一転、
体から力を抜くとまた穏やかさを取り戻した。
「だからね。もういいことにしたの。わたしが言ったってしょうがないし、
理由がはっきりしてるわけだから。なにがなんだかわからないよりましよ」
うんうん1人でうなづく大河を見ながら実乃梨も亜美も思う。
「そりゃ違うんじゃねーか?」と。
でも、必要なのはホントの理由じゃない。たとえ人から見てハチャメチャでも自分自身が納得できる
理由があればいいのだ。
それは、同じように恋に悩んだ実乃梨と亜美だからこそ理解できることではあったのだけど。

「さて、それじゃそろそろ龍姫ちゃんの顔を拝みに行きますか」
実乃梨はうーんと背伸びをすると、2人の顔を見渡した。
店を出て歩き出すと、おどけたように実乃梨が頭を掻いた。
「美人さん2人を両手に花だから、おいちゃん注目されまくって恥ずかしいよ」
「何言ってんの。みのりんだって相当かわいいよ」
という大河に、うれしいこと言ってくれんじゃねーか、と肘で小突く実乃梨がその後日本中を
興奮の渦に巻き込み、その顔を知らない人がいなくなるほどの有名人になってしまうのはまだ先のお話。
今は病院に向かう3人の頭に浮かぶのは同じ思い。
三白眼のデレデレって、どんなに気持ち悪い顔になっているのだろうか?ということだった。

938 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 03:34:03 ID:cD1AG1Dp
480KB超えて次スレも立ってないのに埋めに入るとは、こりゃまた豪気なことで
ちなみに自分は立てられないので、誰かお願い

939 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 04:29:52 ID:lRrat52V
立ててみる

940 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 04:31:01 ID:lRrat52V
【田村くん】竹宮ゆゆこ 10皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234467038/

立てた

941 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 10:14:55 ID:yCqVTdNR
>>940


942 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 11:06:15 ID:0HMWrpqY
>>940


943 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 17:31:14 ID:Wdrk5MOw


944 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 17:32:33 ID:tOdXCXOa


が糸目のおっさんに見えてきた

945 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 17:40:58 ID:Z5kvjZ6p
>>940


そういえば文章力が極端に低い俺が我慢できなくなってSS書き始めたんだが良い文章が書けないんだ
どこをそう直せばいいのかわからないからアドバイスを貰いたいので書き終わったら投下していいか?
やっぱり酷いと分かってる文章を投下するのはまずいか?

もしSSについてアドバイスしてもらえるスレがあるなら手間をかけさせてしまって申し訳ないが誘導をお願いしたい



946 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 17:42:23 ID:tOdXCXOa
SS書きの控え室90号室
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234074609/
とかで聞いてみたらどうだろう

947 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 19:25:30 ID:+9CIKFfV
>>945
納得いくまでいじくって、そしたら投下頼むよ

948 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 19:51:57 ID:qWZFw39U
>>945
投稿してアドバイスを求めれば何かしらしてくれると思うぞ?


949 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 20:32:48 ID:KWXXn1FR
じゃあ、次行ってみよー

950 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 21:04:00 ID:lhk74dm1
何か急に過疎った気がする
アニメで鬱ってるのか?

951 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 21:06:47 ID:Wdrk5MOw
早く次スレにいきたいぜw

952 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 21:21:15 ID:qWZFw39U
もう次スレは立ってるよな。

953 :名無しさん@ピンキー:2009/02/13(金) 21:42:27 ID:Z5kvjZ6p
>>946-948
ありがとう まずは出来る限り頑張って書いてみるよ
埋め支援

954 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 00:16:14 ID:fQ4XZOUW
>>835-836
亀だがDJ!
なんだかんだ言って仲良しな五人ってのが大好きなんだ
今後も機会があったら書いてください
それにしてもみのりん最高!

955 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 00:21:09 ID:qjY6aJHV
別に無理に埋めなくても誰かが埋めるだろ

956 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 00:38:47 ID:6+FpZe8g
埋めるぜぇ〜

957 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 00:40:37 ID:R2PHmWPG
埋めネタ投下、待ってるよー

958 :名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 14:40:01 ID:RHLB6HLn
Nanako please

959 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:06:46 ID:K0eOEpmU
>>950
最終巻決定でモチベーションダウン。少なくとも俺は書く気が失せた。書いてる途中の奴さえ、どうしようかと。


960 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:07:38 ID:FUBavYh/
そんなの前巻発売時点で察しはついてただろうw

961 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:16:00 ID:5c/7v/c4
あの引きと作者の性格から、近い内の完結を予測できなかったのなら、そりゃ読解力が足りないとしか。
本スレでも次か、万が一引き延ばされても次の次で終わるだろうって見方が大勢だったじゃん。

962 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:45:48 ID:K0eOEpmU
>>960
そういうもんじゃないんだ。
たとえば、三日後にペットが死ぬと予め知っていて、でも死んじゃったらやっぱ悲しい、みたいな。
まあ、喪失感だな。


963 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:46:40 ID:FUBavYh/
でもまだ発売されてないんだぜ。これで発売されたらどうなるんだ

964 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 03:56:57 ID:K0eOEpmU
>>963
しばらく喪失感を味わった後、とらドラから離れ、新たな興味の的が見つかるまでラノベは読まないかもな。
もともとラノベ自体読まないし。


965 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 04:11:09 ID:ZAGQa/TO
>>962
わかるわ、その気持ち

966 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 07:19:48 ID:nkzDJs0d
>>959
原作なんかより
お前の妄想のほうが正しい

967 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:07:36 ID:Wuz7TLbM
俺なんて8巻見て、9巻見て、最終巻決定を知って・・・もうみのりんENDはないと思ってSSを書き始めたんだぞ。

俺は原作とSSと両方のENDをとらドラ!だと思ってくわ。

968 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 11:36:57 ID:0ZKcxzq5
埋め埋め

969 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 13:57:24 ID:Hz/e7UE8
>>964
俺はそこまでモチベーション下がらなかったな
ってかあそこからgdgd伸ばされても間延びするだけだろうし
寂しくはあるけど有終の美を飾って欲しいっていう期待の方が大きいな


まあ何が言いたいかというと感じ方は人それぞれだがSSは是非投下してくれってことだな
10巻を読み終えた後、喪失感以上に満足感を得ることを祈ってるよ

970 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 14:07:51 ID:FUBavYh/
そもそもパロなのだから妄想しまくればいいのさ

971 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 16:28:24 ID:oGj4fvo9
次回で終わりだと聞いたとき、
エロパロで皆のSSが読めるからさびしくないもん!とか思っちまったぜ。


972 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 21:41:41 ID:Hz/e7UE8
お前はエロパロ住人の鑑かもしれん

973 :名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 23:42:12 ID:nP3wzog3
>>964
他のパロネタに乗り換えればいいじゃん。

974 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:27:12 ID:e7EWXjcE
>>973
なに言ってんだこいつ?

975 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:38:20 ID:2Zjcl9ZK
俺はとらドラが終わってもこのスレに居続けるよ
ゆゆぽの次作だってあるもの

976 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 00:59:52 ID:/3nIRLSP
うめ

977 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:29:32 ID:2D7dR39o
埋めネタ来ないね、ちょびっと楽しみにしてたんだけどなあ。
残り5kだけど、980以上なら一日書き込みなしで落ちるからそれで落したほうがいいのかな。

978 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 02:29:51 ID:AI1aRZgX
>>977
もうすぐ1000だしどうせなら最後まで埋めようぜ
ということで埋め

979 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 03:21:25 ID:VEE3skOs
うめ

980 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 03:33:29 ID:MHzDsJpB
うめ

981 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 04:20:00 ID:+4l0dXmJ
埋め。なのであまり深く考えないようによろしく。実乃梨スキーには謝っとく、すまぬ。


最近見た夢? 私の? なんでそんなこと訊くわけ? そんな話、聞きたい?
うーん、嫌じゃないけどさ、でもそんなの聞いてもあんま面白くないっつうか、その……
って、あれ? 行っちゃうの? 訊いてくれないってか? いや、訊けよ。
そこまでいったら、訊いておくれよ。
そうやってすぐに諦めるからゆとりって言われるんだよ、最近の若人はまったく。

え? 聞いてくれる? 本当? そうかそうか、そこまで言われちゃあ仕方がねえなあ。
あ、いやすんません、聞いてくださいまし。

えっとねえ、そうだねえ。

あのね、いきなり後ろから抱きつかれたんだよ、こう、ギュッとね。そんで耳元で囁かれてさ。
『なんだ、期待してたのか?』
いーやいやいや、期待してたわけじゃないんだよ? ないんだけどさ、
やっぱこう、男の子と二人きりだったわけだしさ、もしかしたら的な不安というか予感というか、
押し倒されたらどうしよー的な心配というか期待というか、そんな感じをね、
ちょびっとだけ、ちょびっとだけだよ? 感じてさ。

えっ? ああ、そうそう、男の子と二人きりだったんだ、暗い倉庫みたいなとこでさ。
で、胸なんかを掴まれるように揉まれたわけだよ。
そりゃもう、むにょむにょむにょん、むむむにょん、ってな具合にさ。

あー、大河? お願いだからそんな顔で私を見つめないでくれたまえ。
まあそのなんだ、えー、多少誇張が入っている事は認めよう、それは認めようではないか。
でも、そのくらい、多めに見てくれてもいいじゃん。
大河だって、そのうち……その……ほら、高須くんに……って、
おっと、そんな瞳で私を見ないでおくれやすぅ。

でねでね、必死に身を捩って逃れようとするわけじゃない? 乙女としては。
だから私も必死に逃げようとしたんだよ。だけど男の力の前にはそんな抵抗も無意味で、
こう後ろから胸を弄っていた手が徐々にお腹へと、でもってスカートへと……。

ちっちっち、あーみん、誰の腕が太いって? そりゃ私の腕は太いよ? 握力もあるよ?
ソフト部だもん、関東ベスト8だもん。
でもね、同じダイエット戦士としてその言い草はないんじゃないかな。
私だってね、一人の女子としてね、こう、男子に守って貰うような、
か弱くて可憐な女でありたいんだよ。言うなれば庇護の対象としての女の子ってやつだね。
庇護だよ庇護。男の子が『お前は俺が守る!』とか言っちゃったりするアレだよ?
男の子が、守ってあげたいとかユーミンしちゃったりするアレなんだよ。

いや、肥後の守じゃねーから。

982 :名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 04:23:01 ID:+4l0dXmJ
まー、その点、大河は守られるって言うより、高須くんの守り神って感じだし、
あーみんは高須くんの祟り神って感じだけど……っとあっ、すまねえ、口が滑っちまったい。
ってか、あーみん? そんな顔していると歪むぜ? あちこちが。色々と。

でさ、嫌がっている私の、その、こ、こここか、こか、ああん、あん、じゃなくて、
いやその、あ、あそ、あそぅ……でもなくて、えーと、あ、ああ、あし……そうだ、
足の、そう、足の付け根を、いや、足の付け根に、だね、すっ、スカートを捲ってね、
指をこう、ぅふっ、指をね、指で、パンツの上から……ぼふぉあっ!
ごっ、ごめん、なんか興奮しちゃって……あ、鼻血出ちゃったね。

おう、大河ありがと。というか、おう、とかって、高須くんみたいだね。
ふふっ、変だね、なに言ってんだろうね、私って。
でもって、このティッシュをぐりぐりと鼻の中にって、あれ? どこまで話したっけ?

あ、そうそう、でね『なんだ、感じてるじゃねえか』って、耳元で囁かれて、
もうお腹の奥が、きゅんってなっちゃって、胸の先もきゅんってなっちゃって、
足の裏もきゅきゅんって、もうどうしよう、って感じで舞い上がっちゃって、
思わずこう両足を……って、なに?

もういい? えー、なんだよー、せっかく乗ってきたのにさ。
稲毛酒店の倉庫で、このみのりんの熱く濡れそぼったところを、
湧き上がるリビドーで狼と化した男の子にぐっちょんぐっちょんにかき回されて、
いや、変になっちゃう、やめてそんな乱暴にしないで、ああっ、そんなの嫌なのに、
いやなのに幹事長っ! くやしいっ、ビクビクッってな感じで、迸る熱いパトスが
大切なあそこの中に…………って、おーい、行っちゃうのかよー。

ちぇっ、なんだよ、人に訊いといて話の途中で帰っちまうなんて酷くね?
でも、まあいいや。あーみんも大河も、まだ知らないんだよね、高須くんの本当の姿。


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