もう2時か、
2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50 [PINK]PINKちゃんねるの投稿のアクセス記録の請求方法 (7/20)[/PINK]  

コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命でエロパロ

1 :名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 11:45:31 ID:sfZY24WV
コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命のスレです。
職人さん、お待ちしています!

343 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 00:09:26 ID:eGOAxups
冴島かわゆい(≧▽≦)


藤川かっこよい(´∀`)


続きよろしくです

344 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 00:23:46 ID:/uLzXLM1
爽やかエロですな
にしても藤川格好良すぎじゃまいか!

345 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 00:30:05 ID:QsFAyam9
342の続きです。

藤川は一端身体を離した。

「とりあえず、シャワー浴びたら?俺、帰らないからさ一緒に寝よう?
変な意味じゃなくてね。」

ポンポンとあたまを叩き笑顔で言う。

「はい、そうですね・・・本当に帰っちゃダメですよ・・・」

冴島はシーツと身体に巻きつけ着替えをもってバスルームに向かった。
藤川は部屋からシーツを見つけて新しくベッドメイクをする。
今までは冷徹とか怖いとか思っていたが意外に優しくかわいいところがある。
藤川はシーツのしわを伸ばすときに笑ってしまった。自分はだいぶ彼女に惚れていると・・・
何分かして冴島が戻って来た。まだ、髪は濡れているようだ。

「おかえり、勝手にシーツ変えさせてもらった。あと、ちょっとこっち来て座って。」

冴島は言われたままにベッドの端に座る。

「ドライヤー何処?」

「あの引き出しの中です。」

冴島は引き出しに指をさす。
藤川は引き出しからドライヤーを取り出し部屋の電気を付けた。
そして、コンセントをさし込み何処からか見つけ出したかわからないがくしを持っていた。

「髪乾かさないとカゼひく。」

後ろに座られ、髪にドライヤーを当てられた。

「あの、自分で・・・」

「いいって、前向け。」

藤川は丁寧にドライヤーをかけていく。思った以上に上手く髪を乾かしていく。
冴島は藤川の器用なドライヤーの使い方に驚いた。



346 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 00:31:22 ID:QsFAyam9

「上手いですね。」

「まあ、妹がうるさくてさ・・・覚えた。」

最後に冷風にして整えてスイッチを切った。
藤川はもとあった場所にくしとドライヤーを戻す。冴島は布団の中に入った。
藤川は電気を切って冴島の隣に横になった。

「カズさんはこの状況で大丈夫ですか・・・」

「俺だって、そこまで盛ってないよ。嫌ならあっちで寝るけど・・・」

「いいです。ここに居てください。」

冴島は藤川の腕を掴む。その手にもう片方の手を重ねて冴島に近づく。

「案外、寂しがり屋なんだな、はるかは・・・」

「そういうわけじゃ・・・」

藤川は腕を首の後ろに入れ腕まくらをする。

「もう寝ようぜ、明日があるし・・遅刻したら怪しまれるだろ。」

「はい、おやすみなさい。カズさん」

冴島は吸い込まれるように眠る。
藤川も冴島の体温を感じながら眠りについた。
言い終わると吸い込まれるよに眠った。藤川は冴島の体温を感じながら
眠りについた。

次の日も変わらない職務につく。
その日の夜、フェロー一同は医局で伸びをしている。
そこに冴島が四人分のコーヒーを持ってきて一人一人に配った。

「何、ちょっとどうしたの急に気持ち悪い・・・」

「人の行為に気持ち悪いって言うの失礼ですよ。気まぐれですよ・・・」

緋山は冴島からの差し入れが信じられずただコーヒーを見つめている。
白石はうれしそうにそれを飲んでいる。藍沢もコップを回しながらおいしそうに
飲んでいた。
藤川が飲もうとすると自分が持っている方にピンクの付箋が貼られてあった。



347 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 00:44:12 ID:QsFAyam9
345,346の続きです。

見ると冴島の文字で
”カルテ整理お疲れさまです。
 無理しないでくださいね。”
と書かれてあった。藤川は思わず赤面し他の三人にばれないように付箋をはがし
冴島を見る。こちらに背を向けているが耳が赤いのがバレバレだった。
その付箋をポケットにしまいなんでもないようにコーヒーをすする。
一気に飲み終え普通に冴島にお礼を言った。

「冴島、ありがとうな。美味かったぜ。」
そう言ってゴミ箱に空のコップを捨てた。
いいえという返事が返ってくる。
藤川は冴島の手伝いをした。

「お礼に手伝うね。こっちは俺がやるよ。」

はたから見れば普通の行動だが二人は心臓がバクバクだった。
藤川はバレないよに冴島に耳打ちする。

「ありがと、元気でたよ。はるかも無理すんなよ。」

「はい・・・」

二人だけの会話で思わず顔が緩む。
これからもこうして笑って過ごせたらいいと思った夜だった。


終了です。すいません、間があいて読みにくいことをお詫びします。

348 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 01:40:04 ID:8zh/Nnjk
>>347
読みにくい、だなんて思ってないんだ。
そうじゃなくて、連載ものは、どうしたって間が空いてしまうと思うから
長編小説として保管庫にまとめれば、みんな読みやすいって思って提案してみた。
誤解してたならごめんね!

349 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/12(金) 16:21:10 ID:BM0C0stJ
久々投下させて頂きます。
書いてる途中で>>332さんの「積極的な白石」を意識したけど
失敗したかもしれないです(´Д⊂


薄暗い、夜の外来ロビーのソファーに座って、買ったばかりの
紙コップのミルクティーを飲んで、やっと一息…。

「お疲れ」

少し遠い背後から藍沢の声がした。
振り向くと、3列後ろのソファに藍沢が座って
同じように紙コップを持っていた。

「お疲れ様…ごめん、そこにいたんだ。気がつかなかった…」
「疲れきった顔で真っ直ぐ自販機の前に行ったもんな」

言われた通り、とにかく何か一息つきたい一心で自販機に直行した。
午後にヘリで運び込まれた急患の緊急オペが長時間になり
やっと…さっき終わったばかり。
藍沢が大きくため息をつく。

「藍沢先生も疲れたよね…朝から忙しくてその上長いオペ入って…」
「白石…。」

会話を途中で折られて、振り向こうとした時に隙を与えない感じで続く

「俺、白石の事好きだ…」

小さい声だけど、そう聞こえた。
背後から聞こえた小さい言葉に目を大きく見開いてごくり、とミルクティーを飲み込んだ
…振り向けない…。

「あの…今…」

言いかけた時に、紙コップがゴミ箱に入れられる音がする。
振り向くと、藍沢は既にその場から立ち廊下に歩いていってしまった

「え…藍沢先生…」

呼び止めようと思ったけど、小さい声しか出なかった。
今のは…何?…空耳?聞き間違い?妄想?
ポツンの静まり返ったロビーで、白石は一人悶々とする。

350 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 16:22:02 ID:BM0C0stJ
唐突すぎる告白?
唐突すぎるっていうか
いきなりすぎるっていうか
…意図がよくわからない…

「ちょっと、眉間にシワできてるんだけど。面白い顔で何してんの?」

向かい合わせに座って書類書きをしていた緋山がしれっと言う。
思わず眉間を触って顔をきりっとさせる

「ちょっと考え事…」
「医学書オタクの考え事ってどうせつまらない事だろうね」

…つまらない事かもしれないなぁ…空耳とか聞き間違いだったら
かなりつまらない…いや、むしろ他の人たちは面白いかも。
そこで、緋山のPHSが鳴る。

「はい……えっ!?はい。一応私が今、行きます」
「急変?」
「304の佐伯さんが痛みを訴えてるから鎮痛剤入れていいかって」
「転落の佐伯さんだよね?藍沢先生の担当じゃないの?」
「藍沢が電話に出ないんだって。仮眠してんじゃない?私、代わりに行ってくるよ」

緋山が聴診器を手にして病棟へ向かった。

藍沢先生が電話に出ない…?
いつもなら仮眠中でも飛び起きて電話に出る筈なのに…
何か、あったのかな…

白石はペンを置いてさっきのロビーへと小走りで向かう。
真っ暗なロビーには、目を凝らしても人影はない
仮眠室にも行ってみた…そして仮眠室の前で藍沢のPHSに電話する。
しかし室内からは音がしない。と、同時に仮眠室から寝起き丸出しの藤川が出てきた

「お〜…白石どうしたぁ?ここ男子の仮眠室だよ?」
「藍沢先生、まだ寝てる?」
「藍沢?居ないよ。俺だけだよ仮眠してたの。」
「――そっか。ありがとう」

おい?白石?という寝ぼけた声はもう聞こえない
どこに行ったんだろう…。

…あそこかな?

心当たりが1つあった、でも、違うかも。
そう思いながら小走りで白石は階段を駆け上がる

351 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/12(金) 16:24:01 ID:BM0C0stJ
夜中の真っ暗な中に、所々にある蛍光灯で弱すぎる光がある。
風が少しある屋上に白石はたどり着く

――いた。

手すりに肘をついて立っている藍沢が見えた。

「藍沢先生?」

藍沢は声をかけるとこちらを振り向いた。
そこでいきなりさっきの空耳を思い出して歩み寄ってる脚を急ブレーキさせる

「何。」
「――佐伯さんが…痛みを訴えてて…緋山先生が鎮痛剤出しに行った…
 藍沢先生が電話出ないって言われて…」

藍沢はPHSの画面を見てふ、と鼻で笑う。

「やっぱり急変じゃなかったか。急変や重要な事なら何度も鳴ると思ったから。
1回かかってきただけでそれ以降呼ばれなかったから、そんなもんだろうと思ってたよ」

「私も…電話したんだけど…1回だけ…」

「1回しかかけてこないってことは大した用事じゃなかったんだろ?
 誰にでもできる鎮痛剤の処方のために、俺を探したのか」

「それだけじゃないんだけど…。さっきの…空耳…」

藍沢が不思議そうに「空耳?」と聞き返す。
空耳というタイトルをつけてたのは自分の中だけだった事を思い出して
白石は「あっ、えーと」と取り繕う。

「ロビーで…。さっき…。何か、言ったよね」

夜風と一緒に遠くの車の音が僅かに聞こえる
藍沢は穏やかな笑みで、白石のほうに歩み寄りながら答える

「聞こえてた癖に」

352 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/12(金) 16:25:10 ID:BM0C0stJ
白石の前に立つとPHSで電話し始める

「藍沢です。すいません仮眠とってました…はい、はい…わかりました。すいません。」

電話を切ると白石を見つめながら「緋山で用事済んだ」と一言報告してきた。
白石は、目を合わせられず藍沢のIDカードの藍沢の写真に視線を落とす

「好き…とか、聞こえたけど空耳だよね?聞き間違っちゃって」
「空耳じゃないよ。お前の事好きだって言った」

――視線が上げられないくらいに大きくドキン!と心臓が驚いた。

「…いきなり、だね」
「前置きとか準備とか、必要か?これから好きって言うぞって予告欲しかったか?」
「そうじゃないけど…」

向き合って立つ二人…距離が、近い。
藍沢が、白石の肩を掴む。見上げた白石の顔を見て

「予告があればいい?これからキスするからとか。」
「そんな事っ、予告されても…」

予告通りに重ねられた唇。ふわりと柔らかく体温が伝わってくる――
緊張が少し解されて…白石は、本来驚く所なのだろうけどなぜか涙が零れそうになる。
それに気づいた藍沢が少し驚いて

「嫌だった…?」
「違うの…。びっくりしたのと…なんでだろう、嬉しいの…」

嬉しい、という言葉を聞くと藍沢は穏やかな笑みになり強く白石の体を抱きしめる。
されるがままに彼の腕の中に収まると、白石は自分の意見はどうなんだろうと考える

私は…藍沢先生が…好き…?

今までに会った事のないタイプの人で、仕事に関しては冷徹だったけど…
本当はすごく深いところに優しいものを持っていて…
ごちゃごちゃと考えていると、藍沢の手が、青い術衣の下に着ていた白いTシャツの中に
もぐりこんできて、背中の肌を直接触れていく。そしてブラのホックを彼の右手が
片手でプチッと外した。「えっ」と小さく声をあげるとそれを再びキスで塞がれる。


353 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/12(金) 16:26:26 ID:BM0C0stJ
「いきなり何?」「ちょっとまって」「ここ屋上だし」「一応は勤務中だし」

色々言いたい事が頭に並ぶ。だけど、一言もだせないように藍沢はキスをやめない――
舌をゆっくり捕まえて味わうように絡ませる…白石は足元がフラついて
肩くらいの高さの屋上の手すりに寄りかかる。服の中では背中から片手が胸に回り込み
ゆっくり大きく、胸を優しく愛撫している。それを拒もうと指を伸ばすが…
結局は、彼の肩に掴みかかり、キス同様受け入れ続けてしまう。
背中に残っていたもう片方の手が腰へと下がってきて…腰から尻へと下着の中に入りこむ。
さすがにそれは、と思い彼の肩を軽く叩いてキスを中断してもらおうと思うが
舌が彼の舌に捕まってしまっている…。「んん…」鼻から短く声を出したけど、無視された。
それどころか唾液の混ざり合う音がする程に、キスが深くなっていく…

そして尻を直接、大きく開いた掌がゆっくりと揉んで…そのまま回りこんで前へと…。
さすがにそれに白石はピクリと身体を少し屈めそうになる
やっと…唇が離れて、酸素不足になるくらいのキスだった…

「あ…藍沢センセ…」
「白石、好きだ」
「ずるい…。その言葉…。」
「…本心、だから」

その言葉で…白石も、何かが溶けるような感覚になる。
藍沢が白石の首筋に何度も口付けて、舌を這わせると、ついに立っているのが…辛い。
そこで藍沢がふ、と鼻で少し笑う。

「こういう時も…白石は“流されるまま”なんだな」

それを聞くと、白石は拗ねたような顔をして

「そりゃ…最初はされるがままだけど…違うよ。藍沢先生…好き、かもって…気づいた。」
「好き“かも”って曖昧だな。やっぱり流されるんだな、お前って。」

笑いながら耳たぶを軽く噛む藍沢…自分の中の高鳴りが、実は抑えられなくなりそうな白石。
そこで…「キレ」た。白石は藍沢のベルトにいきなり手をかける。え?と言う藍沢に

「下着に手、入れてきたってことは…ここでするって思ったんでしょ?」

ベルトが外れるとズボンの中へ手を入れて…やっぱり興奮しきっているそこに下着の上から触れる。
近い距離で顔を見上げると…ずっと、好きだったんだ、と溢れる感情がわかった
形勢が軽く逆転すると、少し戸惑っていた藍沢も白石の身体を強く抱きしめる。

「…しちゃう?」

短く、白石が聞く。自分じゃないみたい、どうしたんだろうと冷静に思う自分がどこかにいる。
藍沢は何も言わずに白石の身体を手すりのほうへと向かせて無愛想に背後から呟く

「そのまま、尻を突き出して…」

言いながら、白石のズボンと下着を膝くらいまで下げてしまう。
弱く夜風が吹いて、露になった肌をすり抜ける
手すりに手を突くと、言われるままに白石は腰を屈めて…彼のほうへお尻を突き出す。

354 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/12(金) 16:28:01 ID:BM0C0stJ
「戸惑わないんだな」

指で少しずつ解すように弄りながら藍沢が言うと、白石は既に言い返せないくらいに
感じて…声を堪えていた。膝が勢いでカクンと曲がると藍沢が腰を両手で持って支える。

「さっき自分で言ったよな。“しちゃう?”って。…いいのか」

白石が頷くと、藍沢は膝を曲げて低く重心を取ると、片手でファスナーが既に下げられたズボンと
下着を少し下げて、先端をその間に押し付け、入り口を探るように上下に擦る… 
と、わずかな引っかかりを感じ、腰をせり出す。それと同時に白石が短く声をあげた。

「きつ…」

顔をくしゃっとした藍沢は呟いて、そのまま奥へ奥へと押し広げながら進ませる。
白石は力いっぱいに手すりを掴んで…震える。
薄く開いた目には、真っ暗な景色の中にぽつぽつとある街頭、遠い街の少ない明かりが
眼下に見える…外、なんだ、ここは。と認識すると自分の行動の淫らさを、少し悔やむ。
でも逆にそれが刺激になって自分を煽っている事も…悔しいけど、わかった
もっと、もっと、欲しいと体は勝手に背中を反らせて更に腰を突き出す
すると挿入の角度が変わり、更に深く…受け入れる
ゆっくりだった藍沢の動きが早まると自分の胸ポケットのIDプレートやボールペンが
動きに合わせてカチャカチャと音を立てる。

「……っんぅ」

我慢しきれず声を鼻先から漏らすと、藍沢が「痛い?」と聞くので首を横に振る。
そのうち、彼の力加減は無くなって、突き上げられるたびに、踵が浮くくらいに
強く、打ち付けられて、強く、貫かれる――

「も…だめ…」

白石が泣きそうな声で言うと「もうちょっとで、いく…」と藍沢も苦しい息遣いの合間で返す。
肌のぶつかる音と、お互いの息遣いだけが暫く聞こえて、「あ」と藍沢が顔を歪めると
いきなり抜いて、白石の白い肌に、白濁色のものを放つ。
自分のお尻に、少し冷たい夜風と対照的に熱いものが出されたのを肌で感じる…
はあ、と藍沢が息をつくと同時に白石はガクン、とその場に倒れるように座り込んでしまう

「大丈夫か?」

ベルトを締めながら藍沢は言うと横に座り、肩に手を置いた
「うん…」とまだ息切れしながら頷くと少しだけ我に返り、ポケットを漁りだす。
メモ帳数冊やボールペン、あれ…あ、あった。ポケットティッシュ…
少し震える手で数枚出したらそれを藍沢が横からとって、自分が出したそれを丁寧に拭き始める

「外でしちゃうなんて、…どうしちゃったんだろう、私」
「白石のほうが積極的になったから、ちょっと驚いた」
「…だから、ズルいって言ったの…。好きって言葉…」

藍沢は、白石を抱きしめて穏やかな口調で言う

「本心だって。言っただろ。好きだから言ったんだ。」

355 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/12(金) 16:30:06 ID:BM0C0stJ
以上です。
急いで投下したら一回間違えてあげてしまった…スマソ

356 :000:2008/09/12(金) 17:34:09 ID:buCly961
乙です


357 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 20:23:32 ID:UGAfFyfj
藍沢×白石
凄い いいっ!!

なんかリアルで良かった…

358 :冴島×藤川×緋山:2008/09/12(金) 21:21:17 ID:HKzIGKnT
>>339の続き
「現場凄い事になってるから!」
私が真剣な眼差しを浮かべヘリに乗り込む彼に声をかける。
彼が夢にまでみたヘリである。
初フライトで一緒になるとは、もはや運命としか思えない…。


ジリリーン
目覚まし時計が鳴り響く。
「ん?夢か?」
二日続けての夜勤のため生活のサイクルが狂っているのだろうか?
それとも夢のせい?寝た気がしない。
私達フェローはレスキューの制止を無視したことで一週間の謹慎を命じられたのである。

というわけで私は実家に帰省した。
帰ってきて机の上に山積みにされたものを見て驚く。
写真…写真…写真…
「何よ?これ?」
「貴方も年頃でしょ。がんばりなさい。こっちにもあるのよ。」
正直三井先生を始めとするシニアドクターの離婚暦を見ると
とても結婚する気になどなれない。
ただ具体的な彼氏も居ないので気分的に写真だけでもっとチラッと横目でみる。
今どきお見合いなんて古臭いことでしか伴侶を見つけられない
ヘタレの面を見てやるべしと、頬杖を突きながら写真をめくる。
揃いも揃ってボンクラそうである。
(やっぱりね。こんなの外ればっかりね。)
数枚めくると飽きてしまい。手を止める。
(〜病院心臓外科外山誠二 東都大学医学部教授の父親 
 2人の兄と共に自身も東都大学医学部を卒業しているエリート家系に育つ)
「冴島系か。」
私がボソリと呟く。
「良かった興味のある人いたのね?」
「え?」
母がこちらも見ている。
(え?今なんて言った?)
「この人が良いのね?まぁ私に似てイケメン好きね。さぁ早速手配していただかないと」 

359 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/12(金) 22:01:05 ID:HKzIGKnT
母は慌しく電話を掛け始めた。
「あれでも事故に巻き込まれないか毎日心配してるんだ。親孝行だと思って行って来なさい。」
父の「事故」という言葉が耳に残る。
(まぁ話の種に会うくらいなら良いか…)
もしかしたら、相手の男だって医者である。
幸運にも多忙で流れるかもしれない。
そもそも会って何を話すのだろうか?
合コンなら慣れているが親も居るとなると、迂闊に弾けるわけにも行かない。
(こんなことになるのだったら、三井先生にでもアドバイスを貰っておくべきだった。)

「ほお、末っ子ということは婿養子にしてユクユクはうちの病院を継いで貰うと言う手も…」
父も何だかんだ言ってもノリノリである。
普通「うちの娘は提携先に飛ばされるような奴にやる程安くない」とか言うんじゃない?
とりあえず、どんな人物なのか調べてみるため、自室のパソコンを立ち上げる。
論文でも引っかかれば、医者としての実力はわかるだろう。
どうせ論文だけのモヤシだろう。
「え?」
心臓外科医の登竜門フレッシュマンズライブのHPに名前が載っている。
(どうせ下の方にチラッとあるだけよね)
HPは意外と重いのか、表示に時間が掛かっている。
「もったいぶるんじゃないわよ。気になるでしょ!」
乱暴にパソコンの本体を叩く。
史上最年少、史上最高得点 2位以下に圧倒的に差をつけての優勝
大きな画像と共に先程のお見合い写真の男の白衣姿が表示される。

「何でこんな男が系列に飛ばされてるのよ?」
優秀すぎて教授に嫌われたとか?噂に聞く大学病院の世界なのだろうか?
『美帆子明後日になったから、予定空けておきなさい。』
母の声が聞こえる。

その時私は知る良しもなかった。
まさかあんなことになるなんて。

360 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/12(金) 22:04:41 ID:HKzIGKnT
今日はここまで

緋山のお見合いがSPであるということで、ちょっと番外編がてら書いてみました。
オリキャラは出来るだけだしたくなかったのですが、
完全なオリジナルではなく、医龍2の外山誠二に出てきて貰いました。
これならイメージしやすいかなぁと…。
需要はこれから激減しそうですが細々と書いていく予定です。
HP等を作る暇は私には無さそうなのでごめんなさい。

361 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 23:18:58 ID:8zh/Nnjk
>>355
お疲れ様です!しかし上手いなぁ…
リアルだから感情移入して一気に読んでしまうよ。素晴らしい!
ネタ提供した者だけど、こんなに良い話になると思わんかった!
>>360
外山先生(医龍)は林さんの脚本繋がりですな!
医龍、見てなかったから見ようと思う!

362 :名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 06:00:15 ID:tlm6hCjU
>>360
まさか外山が出てくるとは…でも個人的には好きな組み合わせかも
プライド高くて上昇志向が強くて口は悪いけど実はいい人、と共通点も多い
ツンケンした似たもの同士が不器用に恋愛していくのを見るのが好きだったりします
続きがなまら楽しみですw

363 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 11:38:46 ID:rOKIVyUU
今度は北洋病院と検索してみることにした。
(もしかしたら、栄転かもしれない。)
現在医学会で注目の明真メディカルシティ計画の中心である明真大学より格上があるとは思えないが…
「日本初の快挙!肝臓移植と心臓移植を同時に行った奇跡のチーム」
このオペは私が研修医だった頃話題になったから少しは知っている。
そのメンバーだったのなら腕は悪くないのだろう。
(後は…)
腕が良いのにお見合いを出すほどモテナイと言うことは、
余程人柄に問題があるのだろうか?
藍沢の例もあるし一応調べておく方が良いかも知れない。
(さてと聞くだけ聞いてみるか。)
ポケットから携帯電話を取り出すと、ピコピコとアドレス帳を検索する。
私にはこんなときに頼りになるネットワークが二つもある。
明宝医大と岳南大学教授の娘が居るのだ。
(白石) (冴島)

医学会は意外なところで結びつきがあったりするから、噂くらいは耳にしているかもしれない。
いやそれどころか、私にお見合い写真が来ているくらいだ。
もしかしたら、彼女達にだって来ていても不思議は無い。
むしろそっちの方が自然である。
(断ったから私の所にまで来たとかじゃないわよね。)
二人のお下がりというのは我慢ならない。

「あ…もしもし?」
「緋山先生どうしたの?」
「ちょっと聞きたいことあるんだけど、今大丈夫?」
「う…ん、どうしたの?」
「東都大学の外山教授の息子さんって何か知ってる?末っ子らしいんだけど。」
「何で私に聞くのよ?」
「大学教授の娘だからなんか接点あるかなと思って」
「また合コン?」
「それなら苦労しないわよ!」
「ちょっと待ってて。パパに聞いてみる。」
電話を机に音が聞こえる。


364 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 11:40:36 ID:rOKIVyUU
(何か大事になったわね。同期に聞くのは失敗だったかも)
今更後悔しても遅い。
「あ・ごめんごめん。東都大は特に知り合いは居ないけど、名前は聞いたことあるって」
「そ・そう。休み中にごめんね。」
「頑張ってね!」
何を頑張るのかわからないが、とりあえず励まされたので「ええ」とだけ答えて電話を切る。
わかったことは、上に兄と姉がいて末っ子だということ。
上の兄姉は東都大学でそれなりのポジションだということ。

(仕方が無い。)
コイツに頼るのはちょっと癪だが、口は堅いもれる事は無いだろう。
アドレス帳で冴島を検索する。
「もしもし?」
仕事と同様に反応が早い。
まだ心の準備が出来ていない。
「あ・冴島今何してる?」
「特に何もしてませんよ。明日からは藤川先生と旅行に行くので荷造りしてますけど」
実はこの二人ヘリに乗ったことで、とりあえず一定の関係にはなったらしい。
ヘリで救助の帰り道をデートと勘違いしていると、近々シニアから雷が落ちるらしい。
(行きは勿論真剣そのもの。帰りに気が抜けるらしい。ザマーミロ)
「東都大学の外山教授の息子さんって何か知ってる?」
「唐突ですね。私親とは看護学校に行ってから口聞いてませんから。」
「お姉さんとかとは口聞いてるんでしょ?」
「まぁマンションの保証人になって貰ったりしてますから・・・」
「あれ?緋山先生に姉が東都大って言いましたっけ?」
「そうなの?」
「ええまぁ…どうかしたんですか?」
冴島の声が大きくなる。
「ココだけの話よ?」
「私そんなに病院の人と仲良く無いから大丈夫ですよ。ご存知でしょ?
 一男さんくらいにしか言いませんよ。」
藤川の名前を呼ぶとき一瞬声がデレっとしたのは、もはや気にする必要も無い。
(それが一番心配なのよ。耳に入った瞬間病院中に広まるわ)
「合コンですか?私はもう行きませんよ。」
以前私と白石と冴島で合コンに行ったのだが、それはそれは盛り下がった。
「そんなんじゃないわよ。親に言われて仕方なく会うのよ」
「お見合いですか?頑張ってください。」
「実は夜、姉と藤川先生会わせるんでそのときそれとなく聞いてみますね。」
恋は一直線というところだろうか。展開が速すぎてついていけない。
「べ・別にちょっと気になるだけだからね。」
「分かってますよ。また連絡しますね。」
こんな事になるとは思っても見なかった。
父と母は物凄くノリノリである。

自分の意思とは関係なく話が進んでいくのが面白くない。
よし決めた。悪態をついて向こうから断るように仕向けてやろう。
温室育ちのおぼっちゃんはさぞ驚くことだろう。

365 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 11:49:22 ID:rOKIVyUU
>>361
うん。気づいてくれてありがとう。
出てくるのは2だけです。

>>362
お見合い相手って考えたらこれしか思いつかなかったよ。
性格的には不器用なところが似てる気がして、なんか良いカップルになれる気がする。

夜続き更新します。
もう一つくらい接点があることにするんだけど、(これも強引だけど)今は内緒。


366 :名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 16:16:48 ID:hfEvmoS3
モエーさんあいかわらずGJです!
好き「かも」ってセリフが白石っぽい
あと夜景の描写がリアルで好きです

367 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 22:09:33 ID:rOKIVyUU
「ちょっと会うだけなのよね?」
私が母に確認する。
振袖姿なんて成人式以来である。
(思いきっり正装な気がするんだけど…)
まぁ私も27だしそろそろこういうのがあっても良いのかしら…
小学校の頃はもう結婚してるもんだと思ってたしなぁ。
あれから白石からも冴島からも連絡は無かった。
忘れているのか・それとも伝えられないほどひどい人物なのか。
こっちから電話するのも「その気がある」と思われても癪なので電話は出来なかった。

「とにかく愛想良くするのよ。美帆子は笑った顔が可愛いんだから」
「はいはい。」
ニコニコ笑って美味しいもの食べれば良いのだ。
こんな楽なことは無いじゃないか。
母の後ろをついて歩きながら、少し自分が緊張していることに気がつく。
(こんなのオペに比べれば、何てこと無いじゃない。)
私は目を閉じて深呼吸し心拍数を整える。

「こちらになります。」
女将はドアをノックすると私達を案内した。

「どうもはじめまして。本日はどうもありがとうございます。息子の誠二です。」
母に隠れて私にはまだ見えないが、先方はもう到着していたようである。
(キッチリ5分前行動ね。)
「こちらこそありがとうございます。娘の美帆子です。」
母は振り返ると私に挨拶するように目で合図する。
「は・はじめまして…」
私はぎこちなく挨拶する。
「まぁまぁ座ってください。」
掘りごたつに足を伸ばしながら、私は外山さんを見る。

「外山誠二と申します。北洋病院外科心臓外科医をしております。専門は血管外科です。」
スーツの外山さんが丁寧に頭を下げる。
第一印象はなかなか落ち着いた感じの人である。

368 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 22:10:35 ID:rOKIVyUU
「緋山美帆子と申します。翔北救命センターでフライトドクターのフェローをやってます。」
「救命ですか。大変でしょう?ウチにも救急車ちょくちょく来ますが・・・」
私が頭を下げると、さっそく質問をしてきた。
(意外とせっかちなのかしら?)
質問に答える方が楽なので助かるは助かるのだが…

「尊敬する人物は?」「座右の銘は?」「結婚相手に望むものは?」「将来の夢は?」
「特技や趣味は?」というありきたりの質問から
「普段の仕事の時間配分?」「夜勤の時間つぶしの方法」 「今までどんなタイプと付き合ってきたか」
などのライフスタイルに関わる質問まで
お互いに質問合戦だ。
後半は何だか答えにくいことをお互いに聞きあっていたような気がする。
私の答えは面白みの無い女だと思わせるために、
恵が答えそうな答え方を途中までしていたのだが、それすら面倒になり適当に答えてしまった。
どうやら外山さんは非常に真面目な一方で、自信家な一面もあるようである。
「どうでしょう?後は若い二人で…」
「庭でも歩きましょうか?」
中庭は庭園になっていて歩けるらしい。
「は・はい」
よく考えると病院以外で年上の男性と、二人になるのなんて初めてでは無いだろうか?
「緋山さんはお見合いとか積極的なんですか?まだ若いのに偉いですね。」
「外山さんこそどうなんですか?」
「俺は親父が倒れたっていうから実家に戻ってみれば、大嘘で連れてこられたんだ」
「え?本当ですか?」
「ウチは兄と姉の出来が良かったから褒められた経験もないんで、二度と帰らないつもりだったのに。
 小学校のとき90点でも怒られたの今でも覚えてるよ。」
さっきから「私」が「俺」に代わり、喋り方が少し男らしくなっている。


369 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 22:11:39 ID:rOKIVyUU
「私も母が勝手にお見合い相手を募集してて・・・」
私が恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「1週間謹慎になったんで実家に帰省にして知りました。」
「謹慎って何やったんです?」
「え・・それはその。じゃ教えるから一つ質問してもいいですか?」
「どうぞ」
「何で北洋病院にいるんですか?明真大学に居たんですよね?」
「むかつく講師ぶん殴っちゃったんです。あっという間に干されたね〜」
彼は笑いながら答える。
(前言撤回意外と短気みたい)
「今度は緋山さんの番ですよ?」
「レスキューの制止を無視して治療したからだから、別に誰も傷つけてません」
「いつかは明真に戻るんですか?」
「さぁどうだろう?最初は嫌だったけど、
 消化器科の松平とか内科の藤吉とか麻酔医の小高とか面白い奴もいるからなぁ」
外山さんの表情が少し明るくなったような気がする。
「俺は親の跡継ぎでも無いから玉の輿でもないし、断りたかったら断っていいよ。」
「玉の輿って今どき居ませんよ〜」
私は思わず笑ってしまった。
「ここで会ったのも何かの縁だし、明真の設備見学したいときは言ってくれ」
「楽しみに…」
女の人の叫び声がした。
「!!!」
一瞬外山さんの顔が真剣な顔になる。
「外山さん?」
「あ・・・すみません。ここは病院からも近いし何より今日はオフだし。」
「そ・そうですよね。」
医者の職業病だろう。
『誰か来て〜』
先程の家族だろうか?助けを呼んでいる。

370 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 22:13:08 ID:rOKIVyUU
ヒュンという風を切る音が耳元で聞こえる。
「外山さん?」
外山さんの姿が無い。
「わ・私も…」
振袖で走りにくいが仕方が無い。

「緋山さんは部屋で待っていてください。」
「私だって医者です。こんな格好でも手伝いくらい出来ます。」
「そしたら俺の鞄持ってきてくれる?中に一通りの道具が入ってるんだ。」
「わかりました。」
二人が声のする方に向かうと、そこには中年の男が一人倒れている。
「俺は医者です。救急車が車で立ち会います。」
『ありがとうございます。』
「聞こえますか?」
彼が手当てを始めるの横を私が走り去る。
私は彼の鞄を取りに部屋へと急ぐ。
(医療道具は肌身離さずか)

部屋では親同士が楽しく談笑している。
(あんた等外に居る私達に聞こえて何で聞こえない?)
入り口に置いてある彼の鞄を探すと急いで部屋を出る。

「道具持って来ました。」
聴診器を外山さんに渡す。

胸に聴診器を当てる彼の顔色が曇る。
「救急車まだか?」
救急車の音はまだ聞こえてこない。

「心臓の音が弱まってる。AED持ってこい」
(何か命令口調で言われてる?こっちが素?)
しかし今はそんな事を言っている場合ではない。

371 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 22:14:55 ID:rOKIVyUU
「AED有りますか?」
私が丁寧に女将に尋ねる。
あいにくこの店には設置していないようだ。

「どうします?」
慣れた手つきでアンプルを手に取る外山先生に尋ねる。
中には麻酔薬が入っているようである。

「呼吸任せるぞ?」
挿管するとこちらを見る。
(何かかなり上から目線ね。)

「外山さんはどうするんです?」
「開胸して直接心臓マッサージする。」
「え?」
私が思わず聞き返す。
救急車はまだ来ない。
「このまま心臓が停止するのを見ていたら、患者に後遺症が残る。」
私はバッグを押しながら患者の顔を見る。
確かにドンドン顔色が悪くなっている。
しかし自分なら出来るだろうか。この状況でたった一人で。
私が迷っている間に彼は直接心臓をマッサージし始めた。

それから約1分後
救急車の音が聞こえる。
「遅いぞ。早く乗せろ。それから北洋病院に受け入れさせろ。外山だといえばわかる。」
「わかりました。」
救急隊員の一人は救急車に戻る。
私達は急いで患者を救急車へ乗せた。
(ふう…これで終わりね。)
私はバッグを救急隊員に任せると救急車を降りようとしたが、
患者の奥さん?が乗ってきたため降りれない。

「悪かったなぁ。今度埋め合わせするから、振袖汚れないように気をつけてな」
「は…はい」
「ありがとうございます。ありがとうございます。」
奥さんは私の手を取ってお礼を言う。
「全力を尽くします。俺のチームが病院にいる。」

ヘリでこういう現場に慣れているはずだったのに…
私は何も出来なかった。
ただ指示に従っていただけ
悔しさだけが胸を締め付ける。
フェローとして医者として少しは腕を上げたと思っていた。
思い上がりも良い所だった…。
こんなことでフライトドクターになれるのだろうか?

372 :名無しさん@ピンキー:2008/09/13(土) 23:06:11 ID:31zDFcVX
>>371の作品がいくらなんでも長すぎるw
まるでコードブルーじゃなくて>>371と信者のためだけに作られたスレみたい。


373 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 23:30:39 ID:rOKIVyUU
患者は安定しているという電話を外山さんから受けたのはその夜だった。
「着物汚れませんでした?それ以前にお母さんに怒られませんでしたか?」
「ええまぁ多少は…。ただ自分は声に気がつかなかったんでそんなに言われませんでした。」
「それは良かった。良かったら休みの間に病院にでも遊びに来てください。
 善田って先生に言えば案内してくれます。」
「お役に立てずすみませんでした。」
「研修中なんでしょ?あれだけ出来れば良いと思うよ。」
(フェローと研修医を誤解しているようだが…。
 説明するのも面倒なので止めた。)
お見合い前の印象では多少腕はあるけど
結局は論文マニア(白石男版)だろうと思っていたが
ぶっきら棒だが腕は確かで、しかも医者一家となると冴島男バージョンと考えるべきだろう。
私的にはもう一度くらい会っても良いとは思っているのだが、
向こうはどう思っているのだろうか?
そういえば、さっき病院に遊びに来てくれても良いと言っていたのを思い出す。
こっそり仕事振りを見に行ってみよう。
もしかしたら、たまたま格好よく出来ただけかもしれない。
それに今日は開胸しか見ていない。
医者としての将来性なんてわからないではないか。

「美帆子どこ行くの?何かオシャレしちゃって。」
「え?ちょっと。」
私が鏡の前で服を確認していると母が部屋に入ってきた。
「まぁデート?私と一緒ね。私もお父さんとのお見合いの翌日にはデートに行ったわ。」
「そうなの?」
「内緒よ?だってお父さん話つまらなかったんだもの。」
ふーん。お見合いって重いイメージあったけど、意外とそうでもないのかしら?
母がお見合いの次の日デートに行ったくらいだ。
私達の世代はご飯が相席になってたまたま話したくらいの気で居れば良いだろう。
よくわからない安心感が生まれてきた。
(手土産にお菓子でも買っていこうかしら)
かなり大きい病院と聞いている。
看護師はどのくらいいるのだろうか?
あくまでコッソリ行くのだから電話して聞くわけにもいかない。
(こういうのは、多いくらいがちょうどいいのよ。)
気前よく一番大きい箱を購入し病院へと向かった。

(大きいわねぇ)
研修医のときの病院の1.5倍はあるのではないだろうか?
私が外科はどこにあるのか探していると、眼鏡をかけた中年の医師が声をかけてきた。
「何かお探しですか?」
「外科ってどこにあるんでしょうか?」
「これから私も行きますので、ご案内しましょう。こちらです。」
「今日はお見舞いか何かですか?」
エスカレータで不意に尋ねられる。
「ちょっと遠い知り合いが居るもので、ところで外科の外山ってどんな先生ですか?」
「あ・院長どうしたんですか?そちらの方は?」
(い・院長…)
女医の言葉に思わず驚く。
「外山先生ならさっき食堂に居ましたよ。私がご案内しますね。」
院長と呼ばれた男はこちらに丁寧にお辞儀すると去っていった。

「貴方も医者なの?」
「ええ・・まぁ翔北救命センターの方で…」
「翔北救命センター…」
チョコレートを口に頬張りながら、首を傾げる。
「環奈元気にしてる?」
(三井先生のことよね??)
「大学時代の同期なのよ。ヘッドハンティングされているはずなんだけど知らない?
 お互い子供が出来てご無沙汰だけど懐かしいわ。」

374 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 23:46:02 ID:rOKIVyUU
彼女はどうやら麻酔医をしていて、三井先生とは昔仲が良かったらしい。
お互いの結婚式にも出席した仲だそうだ。
二人とも離婚していることは、風の噂で知っていたようである。

「外山先生はねぇ…う〜ん。私あんまり接点ないからなぁ。でも手技は抜群ね。」
「そ・そうですか。先程の先生もそうおっしゃってました。」
「ところで貴方いくつ?」
「2〜歳ですけど?」
「若〜い。お肌スベスベ」
この人もしかしてそっちのけがあるのだろうか?
「冗談よ。外科のエースよ、ちょっと性格きついとこあるけどね。」
私の考えが読めたのか笑みを浮かべる。
「そ・そうなんですか…。お仕事中だしやっぱり止めときます。また来るって伝えておいてください」
「あら照れちゃったの?それとも緊張?」
「これ皆さんで食べてください。」
私は早々に引き上げる。
よく考えたら私はどうしたいんだろう?
自分でも分からない。
藤川争奪戦には自分から身を引き。
今度はお見合い相手の素行調査?。
私も白石や冴島のように真剣な恋をしたいのである。
でも結婚はまだ考えられないのである。
それでは駄目なのだろうか?

375 :冴島×藤川×緋山(番外編):2008/09/13(土) 23:47:54 ID:rOKIVyUU
長くてすみません。
まとめてあげると長くなり、分けると読みにくくなりどうしたら良いのやら。
興味の無い方は読み飛ばしてください。
月曜日には多分全て終わりますので。

376 :冴島×藤川×緋山:2008/09/14(日) 00:04:46 ID:rOKIVyUU
「おはよう。」
ロッカールームには冴島と白石が居た。
「おはよう。」
「おはようございます。」
「何話してたのよ?珍しいわね。」
「1週間も謹慎したこと無かったものですから、
 どんな顔してナースステーションに行こうか迷ってまして。」
「冴島さんはまだ看護師で休んだの一人だからいいよ。」
白石も心配そうな顔をしている。
確かにフェロー全員が謹慎になったということは、
三井先生と森本先生に多大な負担が掛かったことは想像に難しくない。
「とりあえず部長の所に行きましょう。下向いて反省したフリしとけばいいわよ。」
実際悪いことをしたという認識がないのだから、こんな発言をしても仕方がない。

「失礼します。」
院長室に入ると、そこには男性陣の他にシニア二人の姿がある。
「全員揃いましたね。今日はお知らせしなければならないことがあります。
 黒田先生がリハビリに専念されるため先日お辞めになられました。」

377 :冴島×藤川×緋山:2008/09/14(日) 00:05:16 ID:G5G3LDPz
続きはまた明日。


378 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 07:16:43 ID:uwK56Vf9
久々に覗いたわけだけど、言わせて欲しい。
神達!おまいら有能過ぎるだろ!!!!!!!
今まで女よりチビな男とのNCに萌えた事なんかなかったのに…!
神様が有能過ぎて朝から大興奮してしまった
色んな意味で冴島より藤川が大きく見えるわwほんとにどうしてくれるこの萌えの凄さは
ほんとにありがとう。いや、ありがとうございます!

379 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 07:22:08 ID:uwK56Vf9
久々に覗いたわけだけど、言わせてもらう
神よ…おまいら有能過ぎだろ!!!!!
今まで大女小男のNCに萌えた事なんてなかったのに…
朝から大興奮しちゃったじゃないか!
いろんな意味で冴島より藤川が大きく見えるよ。
なんかあの…色々と新しい何かが目覚めてしまったわ。神様ありがとう

380 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 07:24:42 ID:uwK56Vf9
すみません最初のやつ書き込めてないと思って再書き込みしちゃってたorz

381 :冴島×藤川×緋山:2008/09/14(日) 12:08:22 ID:G5G3LDPz
「黒田先生居なくなってこれからどうなるんだろう?」
「誰よりも多く乗れって言われたんだろ?上を向け」
「黒田が居なくなったってことは、いよいよ最終兵器の時代か?」
「藤川先生は危ないことしないでくださいね。患者救いに言って患者になったら本末転倒ですからね。」
「アンタ相変わらずねぇ、大丈夫、藤川は三井先生にも嫌われてるから」
院長室を出た私達は口々に感想を述べている。
仮にもう一度事故があった場合には、ヘリ反対派が黙っていないだろう。
私達は気持ちを引き締め決意を新たにした。

その日の夜
緋山先生と藤川先生は当直、私と白石先生は気になる患者がいるということで残っていた。
「ところで休み中どうだったの?」
三人が緋山先生の顔をニヤニヤと見る。
「そういえば、柄にも無くお見合いしたんだって?」
藤川先生が緋山先生の肩を小突く。
「からかっちゃ駄目だよ。藤川君。」
「そうですよ。私達も四捨五入するともう30です。崖の上の美帆子って感じなんですから。」
「敢えて四捨五入する意味あるか?」

コソーと緋山先生が席を立とうとするのが見える。
「どこ行くんですか?」
「じゅ・巡回でも行こうかなと。」
「5分前に行ったばっかりじゃない。」
「馬・馬鹿ねぇ!患者さんの状態は常に変化するのよ!」
(からかい過ぎたかしら?)
「でもあんまり患者さん見に行くと、患者さんも不安にならない?」
こういうとき白石先生の素直な性格がうらやましい。
「じゃぁ暇つぶしに聞くけど、白石は休みはどうしてたんだ?」
「え?私?
 実家に帰ってお母さんにクリームシチュー作ってもらったり、
 藍沢君とお婆ちゃんみに行ったりよ。」
「親子水入らずに気を使いなさいよねぇ。」
緋山先生がハァとため息をつくと腕組する。
「だって藍沢君が…」
白石先生は顔を赤らめて下を向いてしまう。
つま先で地面をグリグリしている。


382 :冴島×藤川×緋山:2008/09/14(日) 12:08:58 ID:G5G3LDPz
「そっちはどうだったのよ?」
緋山先生はクイっと椅子を回すと私を見る。
「私は姉と食事したりとか、ちょっと旅行に行ったりとかですよ。
 特に何も緋山先生にお話するような愉快なエピソードは無いですね。」
「旅行ってどこどこ?誰と誰と?」
白石先生が二の矢・三の矢とばかりに質問してくる。
私は返答に困ってしまう。

あの事故の夜
藤川先生が眼鏡を拭きながらロッカーからでてくる。
「藤川先生?」
「泣いてるんですか?」
「ほとんど救えなかった…」
彼はポツリポツリと途切れながら呟く。
「普通なら切断する足を切断せずに済ませたんですよね?」
「でも12人も救えなかった。現場に行ったのに…。医者なのに…」
「初めての現場であの大事故でそれだけ出来れば充分です。」
「緋山先生や白石先生だって最初は現場で使い物にならなかったんですよ。」
落ち込む彼を慰める。

「初めてだろうが、5回目だろうがそんなこと患者には関係ないじゃないか。
 もし三井が見ていたら、もしかしたら緋山が見ていても助かったかもしれない。
 こんなことなら…」
私は思わず彼の頬を平手でバチンと叩く。
眼鏡がコツンと地面に落ち彼の頬が赤くなる。
「今何を言うつもりだったんですか?
 まさか乗らなきゃ良かったなんて言いませんよね?
 一時の気の迷いで滅多なこと言うもんじゃありません!
 それならどうして俺に行かせろなんてあの場で言ったんですか?」
「お前に俺の気持ちなんてわかるかよ!」
藤川先生にしては珍しく食ってかかる。
「どういう意味ですか?」
「どんなときでも冷静沈着かつ的確。しかも優秀…
 そんなエリート看護師に何がわかるんだって言ったんだよ。
 明日からまた何事も無かったかのようにヘリの乗るんだろ?
 どうせ腹の中では、無能な俺でなく、私が医者なら救えたとか思ってんだろ?」
彼は私のことをそんな風に見ていたのだ。
確かにフェローが来た当初、白石先生に言ったことがあった。
「私はあんた達より遥かに優秀」と。
でも今はもちろん誰に対しても、そんなことは思っていない。
「黙ってるって事はやっぱり図星なんだな。」


383 :冴島×藤川×緋山:2008/09/14(日) 12:09:31 ID:G5G3LDPz
彼は眼鏡を拾うとクルッと向きを変え歩き出した。
(どう言ったら伝わるの?)
嗚咽を抑えられない。

「藤川!」
彼の足がピタッと止まる。
「立ち聞きするつもりは無かったけど、聞こえちゃったから言うけど言いすぎだよ。
 確かに現場に僕が行ったら、もっと助けられたかもしれない。」
「やっぱり…」
藤川先生が俯く。 
「でもそこに僕はいなくてお前が居た。それが現実だ。
 ドクターヘリにたらればは無いんだよ。
 黒田先生は今のお前なら大丈夫だと思ったから行かせた。
 僕もそう思った。」
「で・でも…」
「今日のことが忘れられないなら忘れなくていい。
 救えなかった12人の生きたかった思いを残された家族の悲しみや無念の思いを背負えばいい
 そしてまた腕を研き知識を増やし、悲しみを減らすためにまた飛べばいい」
森本先生はそういうと去っていった。

そのとき彼は今どんな顔をしていたのだろうか?
去っていく森本先生の背中に何を感じたのだろうか?
しばらくして残された彼が
私の方を再び見たときの彼の顔は、いつものひょうきんな藤川先生の顔に戻っていた。
「ご・ごめん。人が死んで傷つかない奴なんていないよな。」
「私の方こそ口下手ですみません。
 もっと上手に励ませれば良かったんですけど。」
「ありがとう。止めてくれて。
 冴島さんの言うとおり一次の気の迷いでとんでもない事言うところだった。」
「またいつでも言ってください。今度はグーで殴ってあげますから」
私が腕まくりをして腕を回す。
「怖いなぁ。怒らないでよ。」
「医師の精神的ケアも看護師の仕事ですから」
「これからもずーと傍にいてくれる?フライトドクターに成れなくても」
「藤川先生が医者である限り、ず〜と私が支えます。嫌だって言っても離れませんから」
「俺頑張るから、森本先生みたいに強いドクターにいつか成って見せるから」
「待ってます。その日が来るまでだから私以外の人に弱ってるとこ見せたりしちゃ駄目ですよ。」
その日は必ず訪れるだろう。
今はまだ頼りなく小さい藤川先生の背中だが
救命の厳しさとフライトドクターの責務の重さを背負った頼もしいあの背中になる日が。

彼の帰る場所になろう。
どんなときでも優しく包んであげられるようなそんな存在になろう。
私は真夜中の満月にそう誓った。

こうして藤川先生がヘリに乗ったことがきっかけとなり、
なし崩し的に付き合うことになったのである。
ただ職場では内緒にしておこうということに成っている。
緋山先生には気がつかれてしまったけども。


384 :冴島×藤川×緋山:2008/09/14(日) 12:15:46 ID:G5G3LDPz
続きはまた明日。
森本先生との師弟関係?は結構気に入ってるのでどうしても出したかった。
職場恋愛って実際どうなんだろうね

385 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 12:27:43 ID:VErNXyPU
なんか必死になって自演してるようにしか思えない。
一ヶ月以上も連載するなら専用スレ作れば良かったのにって思った。
もっと色んな人の作品が読みたいのに一人で出しゃばってるからつまらない。
それに長い話を考えられるのは凄いと思うけど、文才無さ過ぎる気がする。


386 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 12:56:41 ID:9CokX8uu
てかブログなりHPでやればいいのに。

適度な長さにまとめるのも技量のうちだよ。

387 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 16:44:22 ID:kja/xIrv
いくらなんでもさすがに長すぎる
こういうスレでは長編嫌われるよ

388 :名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 18:44:14 ID:i2skuwwR
あれもこれもと欲張るから長くなるんだよ。
しかもエロじゃないし。

389 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 01:21:04 ID:8ZSNC2Ms
藍沢みたいな男に攻められたら誰だって流されると思うw

職人さん、藍沢か黒田の作品お待ちしております

390 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 09:11:27 ID:VZiX+IwW
KYですが、黒田×白石小説書いたので投下します

エロなしで、若干藍沢加入してます。

391 :黒田×白石←藍沢@:2008/09/15(月) 09:12:40 ID:VZiX+IwW
ある日。
いつも通り大忙しの医局内で黒田は患者の資料に目を通していた。
ここ数日は毎日オペだったが、今日は珍しく休みだったのだ。

暫くそうしていると、自動ドアが開き、藍沢が入ってきた。

「お疲れ様です」

と言う藍沢に黒田は顔も上げずに「ああ」とだけ言った。
藍沢は忘れ物でもしてたのか、自分のデスクで何かをするとすぐに出ていこうとする。
自動ドアの前に立つと、藍沢はおもむろに口を開いた。

「さっき、白石に告白してきました」

何があっても顔を上げなかった黒田だか、反射的にバッと顔を上げた。

「それがどうした。
俺には関係ない!」

と、自分でもよく分からず、語気を荒げた。
何故か心臓がドキッとしている。
藍沢は黒田に背を向けたまま応える。

「そうですか。
じゃあ俺本当に貰っちゃいますから。
いいですよね?」

とだけ言うと、黒田とは一回も目を合わせずに出ていった。
黒田が一人で原因不明のパニックを感じていると、今度は入れ違いで西条が入ってきた。

392 :黒田×白石←藍沢A:2008/09/15(月) 09:13:46 ID:VZiX+IwW
西条は黒田の顔を見て、いつも通り「よぉ」と言う。
黒田もいつも通り応えようとしたが、何故か舌が回らず、「お、おぅ」とガッチガチの返答になってしまった。
そんな黒田の様子を見て、西条はくすっと笑うと、

「さっきの会話、ばっちり聞こえてたぜ」

といたずらっぽく言った。
黒田は「そうか」といかにも興味なさそうな返答をする。
そんな仲間の様子に西条はいきなり核心を突く発言をした。

「お前、白石のこと好きだろ」

......黒田が飲み物を飲んでいなかったことが幸いした。
何か飲んでいたら、間違いなく吹き出していただろう。

「西条、冗談は休み休み言え!
何考えてんだ!」

と、黒田は全否定する。
が、西条は冷静に言う。

「お前らしくねぇじゃねぇか。
いつもだったら、たかが俺の冗談に、そんな焦って全否定することもねぇし」

「......」

返す言葉のない黒田に西条は重ねて言う。

「お前だってガキじゃないんだ。
自分の気持ちくらい分かってんだろ」

そうして西条はとっとと出て行ってしまった。
呆然としている黒田を残して。

393 :黒田×白石←藍沢B:2008/09/15(月) 09:15:06 ID:VZiX+IwW
西条が出ていった後、暫く黒田は呆然としていた。

―――俺が白石のことを好き?

ありえん、と黒田は自分を納得させようとした。
白石は自分にとってたかがフェローに過ぎない。
それ以上でもそれ以下でもない、と無理矢理自分を納得させた。

やがて、いつものようにドクターヘリ要請が入り、森本先生と白石が現場に向かい、黒田達は受け入れ準備に大忙しとなった。

しかし、患者情報のアナウンスはとんでもないものだった。

『こちら翔北ドクターヘリ、患者情報です。
現場で白石が巻き込まれました。
天井から剥がれ落ちたコンクリから患者を庇おうとして腹部を強打。
微弱ながら意識はあります。
血圧は......』

黒田はアナウンスを最後まで聞かずに血相変えてヘリポートに飛び出していった。

394 :黒田×白石←藍沢C:2008/09/15(月) 09:16:08 ID:VZiX+IwW
―――あの後。

結局白石は不幸中の幸いでたいした怪我ではなく、オペも無事成功し、現在麻酔で眠っていた。
白石が庇おうとした患者も軽傷で、救急車にて別の病院に搬送された。

白石はICUに入る必要はないと判断され、普通の個室に入っていた。
そのベッド隣にある椅子には黒田がずっと座っている。
すると、今日の当直の藍沢が入ってきた。

「変わります」

「いや、大丈夫だ」

「変わらせて下さい」

藍沢は少し強い口調で言ったが、黒田は梃子でも動かなかった。

「こいつは俺の患者だ」

仕方なく、藍沢は諦めたように出ていった。

すると、藍沢が出ていくとすぐに、

「う、うーん?」

白石が目を覚ました。

「白石っ!?大丈夫か?」

黒田の呼びかけに白石は暫くぼーっとしていたが、意識がはっきりしだすと、慌てたように言った。

「黒田先生!?
あの患者さんはどうなりました!?」

「大丈夫だ。
別の病院に搬送された」

という黒田の応えに白石はほっと胸を撫で下ろした。

395 :黒田×白石←藍沢D:2008/09/15(月) 09:17:09 ID:VZiX+IwW
やがて、白石は突然起き上がろうとした。
黒田は慌てて止める。

「今は寝てなさい」

「大丈夫です。
それより405号室の小川さんが...」

「今はそんなのどうでもいいだろう!!」

と、語気を荒げる黒田に白石はびっくりしたように言った。

「あの、黒田先生?
なんでそんなに......」

「お前の体が心配だからだ」

そして、勢い半分で、さっき本当に自覚してしまったことを言ってしまった。

「俺はお前のことが好きだからな」

「......!!?」

白石は唖然とした顔をし、黒田は半ば諦めていた。
そもそも白石と黒田では歳が違い過ぎる。
これでは間違いなく変態親父扱いだ。
しかし、白石はにこり、と笑い、言った。

「本当、だったらうれしいです...だって私も黒田先生のこと、すき、でしたから」

今度は黒田が唖然とする番だった。
白石は相変わらず笑っていた。

「でも、冗談ですよね。
だって黒田先生が...」

そこまで聞くと、黒田は白石の唇に自分の唇を重ねた。

396 :黒田×白石←藍沢:2008/09/15(月) 09:18:06 ID:VZiX+IwW
白石は初めこそ体を強張らせていたが、黙って黒田のされるがままになっていた。
白石の口内に舌を侵入させると、白石も応えるように舌を絡ませてきた。
やがて、唇を離し、首筋に舌を這わせようとしたとき、

「うっ、つぅ」

という白石の辛そうな声で黒田は我にかえった。
白石は今日、怪我をしてオペをしたばかりだということを忘れかけていた。
黒田はその先にいきたい欲望を必死で振り切り、白石から離れた。
白石は少し寂しそうな目をしていたが、黒田は諭すように言った。

「今は怪我を治せ。
よくなったら、そのとき抱いてやる」

そう言い残し、病室から出た。

すると、ドアのところで藍沢が待っていた。
藍沢は黒田に気付くと、顔も上げずに言った。

「俺、諦める気ないですから。
しっかり捕まえておかないと本当に俺、貰っちゃいますからね」

黒田は「そうか」とだけ応えると、二人はそれぞれ反対方向に進んで行った。

397 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 09:20:38 ID:VZiX+IwW
以上です...

神職人様方の足元にも及ばない自己満で失礼しました
神職人様方、投下楽しみにしてます

398 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 22:24:34 ID:JtyA5WxD
萌え〜

399 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 22:38:05 ID:urusLTd9
緋山が主役の話ってあんまりないね。
一番好きだから読みたいなぁ

400 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 23:45:46 ID:yDnN6Rzp
勝村さん好きだから森本先生の話お願いします。

森本緋山とか

401 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 00:22:10 ID:5JcNafPn
森本とオペレーターさんなんか
お笑いコンビとしてならかなりの王道だと思うけど
これがエロに繋がりにくいんだよなぁ…この二人で書きたいけどしっくりくるネタが思い浮かばない
外人彼氏と別れたオペレーターさんを慰める森本とかしかないかなぁ?
どちらにしろしっとりと書いてみたいのにだんだんお笑いになってきちゃうから困る

402 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 04:20:09 ID:cqXHZjtx
森本とオペレーターさんなら、それこそ酔った勢いでやっちゃいそう。
オペレーター攻めで。
オペ森お願いします!

森本と一話で出てきた女の子もいいなぁ。

403 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 07:22:08 ID:I6OHAeZt
緋山藤川の2話か3話の励ますのも印象的だったなぁ
緋山は「全然嬉しくないのは何故?」って言ってたけど

404 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/16(火) 12:33:26 ID:FN8lbGi2
発作的に思いついた 緋山×藤川です
エロは5cくらいしかありません…スマソ


やっちゃったー…

二日酔いで少し痛い頭を押さえながら起き上がる
そして隣で寝ている藤川の呑気な寝顔を見ながら
大きくため息をついて後悔…

緋山は昨日、藤川と飲みに行って
二人で愚痴の言い合い、症例の言い合い
最後は馬鹿話、そして泥酔状態になって
結局はこうしてラブホテルのベッドで目が覚めた

記憶は全くない訳じゃないのよね…
所々覚えてて…
その…最中の記憶も残っちゃってるのよね…

ぼんやりと思い出す
眼鏡を取った藤川が、力加減なしに自分の手首を押さえる場面
言葉は忘れたけど…私に命令した…四つんばいになってだっけ…?

予想外に…気持ちよかった…と一瞬思ってすぐにかき消す。
余韻に浸ってる場合じゃない、勢いとはいっても
藤川は同期のフェローな訳で、仕事も一緒な訳で、そんなにタイプでもない訳で…
そっとベッドから出て、足元に散乱している藤川と自分の服から
自分のものを拾い集めて身支度をすると、熟睡してる藤川を起こさずに
一人でそっと部屋を出て急ぎ足で自宅に戻っていった。


405 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/16(火) 12:34:21 ID:FN8lbGi2
エレベーターの中で、まだ二日酔いの頭痛がするのでこめかみを押さえる。

「おはよ。どうしたの?頭痛?」

白石が入ってくる。

「うん、ちょっとね…。あとでロキソニン飲めば大丈夫」
「風邪とかじゃないといいね。」

まさか二日酔いなんて言えない…エレベーターの壁に額をつけてぐったりしてると
目的の階に到着して、エレベーターを降りる。白石は病棟のほうへと消えていって
次に曲がり角で藍沢と会う

「おはよ…」「お早う。」

少し二人で歩いていると背後からバタバタと走ってくる足音…

「緋山、ひーやーま!おはよう!」

…藤川だ。はぁ〜っと大きいため息が出た。声のテンションの高さに。
振り向くと「よう!」と元気になれなれしく声をかけてくる。

「おっはよ〜緋山!お、藍沢もおはよう!」

二人して聞こえないくらいの小さい声で「おはよ」と返す。
そして藤川はニコニコとした顔で、声を潜めてるつもりのボリュームで

「緋山、なんで起こしてくれないんだよぉ。目が覚めていないからびっくりしたよ」

その始まりの会話にぎょっとなり思わず隣の藍沢を見ると、こちらを見てはいないが
横顔の口元が、少し笑っている。…っていうか、まる聞こえじゃん…
慌てて藤川の腕を掴んで走り出す。「何?どうしたんだ?」と言う藤川を
人のいない非常階段の踊り場まで連れ出して腕を放していきなり怒鳴る

「ちょっと!何考えてんのよ!藍沢に聞こえてるじゃない!
 妙な憶測されたらどーすんのよ!もっと状況とか考えなさいよ!」

仁王立ちの緋山に、頭をかきながら藤川が困った様子で「ごめん…」と謝る。
しかし次の瞬間には、にぱあ〜っと明るい笑顔になって肩をポンと叩き

「まあ〜、アレだ。昨日はお互い酔っ払ってたけど…俺はきもち…」
「んも〜うるさい。反省会?感想?そういうの言うってデリカシー無さすぎ」

肩の手をパチンと叩いて払うと、そのまま廊下へと一人で戻りながら

「人がいる前で昨日の事、一言でも口にしたら殺すから」

406 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/16(火) 12:35:59 ID:FN8lbGi2
ランチの時間になっても、胃のムカムカがあまり収まらない
頭痛は鎮痛剤飲んで無理矢理治したけど。
小さいサラダとミネラルウォーター、そしていつものサプリメントをテーブルに置いて
大きくため息をついた。

いくら酔った勢いでも…藤川だよ藤川。何してんだか私…
なんでそうなっちゃったんだろう…

思い出せない記憶を掘り起こしながらサラダをフォークで突いていると
藍沢が前を通り過ぎた。そして斜め前のテーブルに一人、座る。

「お疲れ。」「おつかれ」
「あのさ、さっき藤川が言ってた事、勘違いしないでよね。別にそういう事じゃないから…」
「そういう事ってどういう事だよ」
「…もういい。とにかく変な誤解とかしてないならいいわ」

とりあえず…藍沢なら口外しないだろうし。
ただ…完全にバレてるだろう、二人で同じ場所で一夜を迎えたって事は。
そこでまた大きくため息をついてサラダを一口食べる。

…3件目で、昔の恋バナになったんだ。

それで…藤川は大学の時にずっとつきあってた彼女がいたった話をしてて…
卒業と同時に何かで別れてそれからずっと彼女いないとかって言ってたっけ…
それで…私と白石はどっちが女として魅力があるか客観的意見を、私が求めて…
……。
がんばって掘り起こした記憶は、そこから既にラブホテルのベッドに飛んでいた。

『もっと…好きって言って』

……!!!

自分が快楽の中でそう言った事を思い出して思わず飲んでたミネラルウォーターを少し噴出す。
あわてて紙ナプキンで拭きながら藍沢をちらっと見ると何もなかったように食事をしている。

……確かに、藤川は何度も「本当にいいのか」って聞いてた…?

407 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/16(火) 12:37:04 ID:FN8lbGi2
午後イチで少し慌しくなったが、ヘリ搬送で運ばれてきた急患の処置を終えると
ポツンと空き時間のように落ち着いた時間になる。
医局で書類整理を黙々としていると藤川が戻ってきて、満面の笑みで「お疲れ!」と言う
無視していると誰もいない事を確認してから藤川が隣の席に座り

「緋山…。一言だけ、言わせてくれ」
「何よ」
「俺は、酒の勢いだけで、昨日だけで終わりなんて、そんな無責任な事はしないから」
「何?どういうことよ」

ごくり、と喉を鳴らし緊張した顔で藤川が続ける

「俺は…つきあいたいと思ってる。別に、昨日の事があったからっていう事じゃなくてさ」
「昨日の事があったからでしょ」

黙り込んでしまう藤川。緋山は書類を書きながら

「昨日は完全に酔っ払った勢い。それだけよ」
「でもお前…好きって…」

やっぱり…。私が何度も言ったんだ。
それで藤川すっかり…。

ペンを置いて背もたれに寄りかかり腕組みをして、書類に目を落としたまま緋山が静かに言う

「私が悪かったの…。男に優しくされたの久しぶりだったから、勢いっていうか
 甘えっていうか…口走ったんだと思う。正直あまり覚えてないし…。
 だから…本心じゃない。ごめん。混乱させて。とにかく…忘れて。」

分かりやすく少ししょんぼりとした顔の藤川が何度か頷いて

「そうだよな…うん、そうだよなあ〜…。」

真面目で真っ直ぐな藤川に、悪い事したなあっと思っていると「でもさ」と藤川が切り出す

「俺はもう、勢いでもなくて、単純に緋山が好きだと思ってるから」
「私は…。…気になってる奴が、他にいるの」

408 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/16(火) 12:39:16 ID:FN8lbGi2
「そっかあ…そうなのかー…。わかった。俺も男だ。男らしく忘れる」

舞台俳優のようにオーバーアクションで言う藤川。
そうやって茶化して緋山の罪悪感を軽くしてくれようとしている気遣いもわかるから
余計にだんだん、悪い事をしたなあって気持ちが強くなる。

「ごめんね…」
「もう謝るな。俺が浮かれすぎちゃって調子に乗っただけだから。な?」

緋山の肩に、軽く手を置いて藤川が言う。
その手をさっと払って
「なれなれしくしないでよ」と言って睨む…いつもの調子が戻って二人で少し笑う。

これでいいんだ。元通り。
そこで急患がきたという知らせが入る。デスクの上を少し片付けて椅子から立ち上がると
初療室へと向かい、走り出す。走ってる途中で緋山が事務的に

「ねえ、藤川」
「ん?なに?」
「あんた、眼鏡外したほうが、ちょっとイケてた。」

にやりとしなががら藤川が「コンタクトにすっかな〜」と嬉しそうに言う。

409 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/16(火) 12:40:15 ID:FN8lbGi2
当直の夜は、深夜になってからやっと静かになった。
ステーションに戻ると藍沢が黙々とカルテ整理をしていた
そして患者さんに頼まれたので仕方なく…藤川の携帯に電話をする。
…留守電になっていたので、メッセージを入れる

「もしもし緋山です。アンタの担当の皆川のおばあさんが
 明日絶対にお孫さんの写真を見せるから朝イチの検査前に顔出してほしいって。
 しつこく言われたから電話しました。ったく、私がプライベートでも友達だとか
 患者さんに触れ回らないで」

ピ、と通話終了ボタンを押した時に

「夫婦喧嘩か」

藍沢がカルテに記載しながら声をかけてきた。
その表現に、ため息をつきながら

「離婚したわよ。離婚以前に私が結婚詐欺したって感じ。」

彼に合わせた表現でそう伝えると藍沢が鼻で笑う。

「って言うか…何もないから。ただ、朝まで飲んだだけよ。何もしてないから」
「別に聞いてない」
「…藍沢が聞いてなくても私が藍沢には伝えたかった」


沈黙、静まりかえった中で、二人は黙々とカルテ整理を始める。

410 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/16(火) 12:43:28 ID:FN8lbGi2
エロ少しだけでスマソ…。
緋山メインでというのを読んで、一気に浮かんだので殴り書きました。
他の職人様の作品で藤川がモテてたので
ちょっとかわいそうだけど、フラレてもらいましたw

411 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 12:59:46 ID:kxZWHVkL
>>410
なかなかリアルですねw
マジな恋愛じゃなくても若い男女があれだけいれば、ちょっとした過ちとか普通にありそうだw

412 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 15:05:33 ID:P0LE8IrI
あるよね、こういう話。
藤川の気持ちも緋山の気持ちも凄く良く伝わってきた。
藤川良い男、緋山良い女だなぁ。そして相変わらず大人な藍沢先生。
それにしても何故藍沢なんだ〜!と藤川になったつもりで心の中で叫んでしまったw
ブラボーです。

413 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 20:35:23 ID:rkFDnfTw
GJ!緋山かわい〜。
藤川もいいやつだな。
なんか続きが気になる。

414 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 21:22:19 ID:I6OHAeZt
仲良さそうだもんなぁ。
フェロー同士だと白石と藍沢より多かったんじゃない?

415 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 21:42:05 ID:I6OHAeZt
仲良さそうだもんなぁ。
フェロー同士だと白石と藍沢より多かったんじゃない?
リクエストに答えていただきありがとうございました。
SPで緋山出番アルと良いなぁ

416 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 23:18:02 ID:Npcizea7
なんだかんだ言って藍沢と白石は少なかったよね
藍沢はどっちかというと冴島さんとの方が多かったし
白石は黒田先生や西条先生との方が多かったし

417 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 23:59:29 ID:vLQClPfG
藍沢と冴島が一番お似合いかも

418 :テル:2008/09/17(水) 00:37:12 ID:2G851Evl
藍沢×冴島かいてみます…
文章力ないですけど…
スルーしっちゃてくれてもかまいませんので(><)




「藍沢先生…起きてください」

冴島は隣で寝ている藍沢の肩をゆすった。起きる気配がない。

「藍沢先生…早くしないと他の先生たちが来ちゃいますよ?」

冴島は起こすのをあきらめ、身支度をし始めた。
冷静になって考えてみるとなんだか不思議な気分だ。
仕事の話しかしない相手と、こんなことになっているなんて…
しかも、ここは病院だ。
なぜこんなところで…
思い起こせばほとんど衝動的なものだ。

当直に当たっていたのは冴島、森本、そして藍沢の3人だった。
森本は、急患がきたら呼んでくれ、といってどこかへいってしまった。
急患はなく、これといって何も起きずに時間だけが過ぎた。

「冴島。ちょっといいか?」

藍沢が話しかけてきた。冴島はうなずいて藍沢のあとをついていった。

「藍沢先生?どうかしました?」
「いいから」

藍沢は、黙ってろ、とでもいうような目で冴島を見た。
冴島は大人しくついていくことにした。



419 :テル:2008/09/17(水) 00:43:47 ID:2G851Evl
「中に入れ」

藍沢は半ば命令口調で言った。
そこは外来の診察室だった。
冴島は藍沢にとりあえず従った。

「何か探しモノですか?」
「座れ」

冴島は少し不愉快な気持ちになりながらも藍沢の言うとおりにした。

「これでいいです…か…?」

突然冴島の額に藍沢の手が振れた。
冴島は反射的にその手を払った。
藍沢の触れた部分が熱い。冴島は自分の鼓動が速くなっている事に気付いた。

「やっぱりな…」

藍沢が呟くように言った。

「…なんですか?いきなり…」
「冴島。熱あるだろ」
「え?」

藍沢は体温計を冴島の前に差し出した。
拍子抜け。まさにそんな感じだった。
冴島は体温計を受け取るとわきの下に挟んだ。
藍沢がため息をつきながら横にあるベッドに座った。

「お疲れみたいですね」

冴島は藍沢を見ずに言った。

「いや…。そっちこそ、熱まで出して…」
「不覚です」

藍沢はいつも自分のことは話さない。それがなんだかもどかしく思えた。

「藍沢先生は、そうやって、いつもはぐらかすんですね…」
「何が?」

カシャンという音を立てて体温計が床に落ちた。

「冴島?」
「どうしてですか?」

冴島は藍沢に近寄ると、そのままベッドに押し倒した。
藍沢は驚いた表情を一瞬見せたが、すぐに冷静な藍沢へ戻った。

「やっぱり熱があるな…」

冴島はそっと藍沢の上にのった。

「そうかもしれません」

そう言うと、冴島は藍沢に口付けをした。

420 :テル:2008/09/17(水) 01:13:11 ID:2G851Evl
何度か唇を重ねると、冴島は服を脱ぎだした。

「ここで?」

藍沢は驚きを見せた。

「いやですか?」

藍沢はゆっくり起き上がると、冴島を抱きしめた。

「別に、いやじゃない」

冴島は自然と頬が緩んでいた。
藍沢は下着姿になった冴島をベッドに押し倒した。
冴島は藍沢の首に手をまわした。

「いいのか?」

藍沢は確認するように言った。

「はい…」

冴島は藍沢を強く引き寄せた。
藍沢はそれに答えるように口づけをした。
優しいキスはだんだん激しく、淫らになっていった。


421 :テル:2008/09/17(水) 07:54:37 ID:2G851Evl
「藍沢…先生…」
「…冴島」

二人は同時に達した。
ティッシュで拭き取りゆっくり離れ息を整えた。
冴島は全身の力が抜けたようにベッドに身体をあずけた。
藍沢は冴島の頭をそっとなでた。
いつもとは違う藍沢に少し戸惑った。

「藍沢先生?」
「ごめん、大丈夫か?」
「なんで…あやまるんですか?」
「平気か?」
「安心してください。責任とれなんて野暮な事、言いませんから」

冴島は冗談めかして言った。

「それに、今日は平気な日なんで。大丈夫なんです」



422 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:13:32 ID:mY9ta3Vx
流れ豚切ってKY丸出しでまた投下させて頂きます。
白石×藍沢です。ちょっと変化球な話なんでくだらないかも…
そして自分が書くエロ部分がマンネリしてしまっているかもしれないす(´Д⊂


「あ…気がついた?ちょっとまってね。黒田先生っ、藍沢先生が…」

ICUのベッドで、頭に包帯を巻かれた藍沢が薄く目を開く。
白石の声を聞いて、その場にいた緋山、そして呼ばれた黒田がベッドの周りに集まる。
集まってきた人間を順番に目で見ながら、ぼんやりとする藍沢
黒田がそっと話しかける

「大丈夫か」
「…頭痛いです…」
「そうだろうな。」

黒田は冷静に、問いかける

「名前は。言えるか」
「――藍沢耕作…」
「ここはどこだ」
「――病院…」

どこか、藍沢の口調は寝ぼけたようだ。白石はじっとその様子を見る
黒田が質問を続けた。

「俺が誰かわかるか」
「……病院の、先生…」

正解ではあるが、違和感のある回答に黒田は眉間にシワを寄せる。
緋山が「は?」と小さく言うと黒田がそれを手で制止する

「お前はなんの仕事してる?」
「―――…。わかりません」

白石はその回答に口元を両手で押さえる。緋山が身を乗り出して怒ったような口調で
白石を指差して藍沢に問い詰める

「じゃあ、この子誰?名前わかる?」

藍沢の視線が白石のIDカードに移り、「しらいし、めぐみ…」と呟く。
あからさまなカンニングの回答に黒田が緋山に「西条呼んでこい」と指示した

「藍沢先生…」

泣きそうな顔で呟く白石を見て、藍沢は「センセイ…?」と訊き返す。


423 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:14:38 ID:mY9ta3Vx
泥酔してケンカしたサラリーマン二人が救急車で運ばれてきた
一人は殴られ転んだ拍子に店の看板に腹部を強打し肋骨骨折していた
もう一人は軽症で廊下で待たしていると突然暴れだし初療室に乱入してきたのだ。
そこで藍沢がその酔っ払いを止めに入るともみ合いになり、酔っ払いが暴れた時に
藍沢が床になぎ倒され、藍沢の頭の上に酔っ払いと一緒に医療器材が倒れてきたのだ。
結局、藍沢は右即頭部を4針も縫い、意識が3時間程戻らなかった。
そしてやっと意識が戻ったら…記憶が一部、欠落していた

「軽い脳震盪だな。MRIの写真見ても脳の異常はない。頭蓋も大丈夫だったしな」

西条がMRIの画像を見ながら言うと緋山が続けて

「一時的な記憶喪失…でしょうか」
「そうだろうな。喪失範囲が軽くてよかったな」

記憶喪失といっても幅広く、重症例では言葉を忘れてしまうケースもある。
自分の名前や出身を話せている藍沢は軽症の部類に入るのだろう
白石が続けて話す

「思い出すのがいつになるかは…わからないですよね。」

黒田がMRIの画像を見つめながら続ける

「2〜3日入院。その後の事は藍沢の状況で決める。白石、担当やれ」
「…はい。」

その間、冴島が藍沢と話してどの程度の記憶が無いのかを調べていた。
どうやら大学に入るあたりから現在までの記憶が欠落しているようだった
報告をしながら冴島がため息をついて

「なんだか口調というか…声のトーンとか性格まで変わっちゃった感じです、藍沢先生…」

藤川がそこで割り込む

「記憶喪失中は元来の性格と異なる性格になるケースもあるからなぁ。
 …あいつ、本当に忘れてるの?忘れたフリとかじゃなくってさ」

冴島が藤川を睨みながら

「話している間、藍沢先生は私の事を“看護師さん”ってずっと呼んでました」

緋山が椅子に座り難しい顔で「有り得ないわね、元々の藍沢だったら」と口を挟む。
白石がそっと椅子から立ち上がり、重い足取りで病室へと向かう

424 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:16:06 ID:mY9ta3Vx
ICUから出たが個室の病室しか空いてなく、藍沢は個室のベッドでぼんやりとしていた
ノックをして白石が入ると藍沢がこちらを見た

「気分…どう?」
「気分は…不思議だよ…。さっき、看護師さんから色々聞いて、それが嘘みたいな話で…。
 俺が医者って…。白石さんも…俺と一緒に働いてたんだよね?」

冴島が言っていたことがわかった。藍沢の口調が、柔らかく優しい。
別人のよう、といっても過言じゃないくらいに違うのだ

「うん…そう。藍沢先生のほうが年齢も経験年数もちょと上だけど此処では同期のフェローなの」

よくわからない、という様子で「そうか…」と頷いた。
心配丸出しの顔の白石を見て、藍沢が今まで聞いたことのない穏やかな声で

「俺とは、仲よかった?そんなに心配そうな顔して…」
「えっ、…普通、かな。…どうだろう。あまり仕事以外の話しなかったから、藍沢先生は…」

少し慌てて白石が言うと、少し笑みを浮かべて

「心配してくれてありがとう…。」

あんな穏やかな表情…見た事ない。白石は戸惑いと、妙な鼓動の跳ねた感覚で慌てる。

「とりあえず、2,3日は安静。私が担当することになったら、宜しく」

手をそっと出すと「よろしく」と藍沢が握手をする。別人格の藍沢に、慣れないけど
これが今の藍沢なんだ、と白石は自分を納得させた。

翌日も藍沢は同じ状態で、日常だった冷静沈着な姿は無く…温和な性格になっていた。
昼は少しでも思い出すヒントが欲しいと病院内を藍沢は散歩して歩いていた
ヘリポートに行ってドクターヘリを眺めたり、甲斐甲斐しく働く看護師や医師を見たり…
結局は、その日は何も思い出せずに終わってしまう。

「緋山サン、よ?藍沢が。サン付けよ。違和感ありまくりよ」

緋山が夜の医局で愚痴を言う。白石と二人同時にため息をついて、二人して気まずそうにする。


425 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:17:14 ID:mY9ta3Vx
「私だって…白石さんって呼ばれる…。おまけにサテンスキー見て“これは何?”って聞かれたし」
「はぁ〜っ?日常使ってた道具だっつーの。本気で記憶飛んでるんだ…」

そこで白石のPHSが鳴る。病棟の看護師からの着信だった。
藍沢が、頭痛が酷く眠れないと言っているとの事だったので白石が病室へ鎮痛剤を持って向かう。
ドアをそっと開けると、薄明かりの中で自分のIDプレートを手にして眺める藍沢がいた。

「大丈夫…?」
「あ…ごめん…どうしても、頭が痛くて…。昨日もあまり眠れなかったから…」
「昨日も痛かったの?」

手首を取り脈拍を計りながら白石が聞くと、藍沢は再びIDプレートの自分の写真を見ながら

「…不安、なんだ。俺が本当はどんな奴で、どんな事してたか…わからないから」

経過観察を書く表に、脈拍と鎮痛剤を投与するという記載をしながら白石は聞いている。

「医者だって言われても今の俺は何も医療の事はわからない…。
 ドクターヘリに乗ってたって言われても、ヘリ見たって何も思い出せないし、想像もつかない。
 元々の自分がどんな人間だったか…思い出せるかどうかもわからないらしいし…」

漠然とした不安で、眠れなくなっているのもあるんだ。白石は鎮痛剤を1錠手にして心配そうに

「藍沢先生…。とりあえず、寝たほうがいいから…。睡眠導入剤も持ってこよっか…?」

白石の顔を見て藍沢が呟く

「違ったら…ごめん。もしかして…俺と、つきあって…た…?」

いきなりの言葉にバクン!と心臓が鳴ったのが部屋中に響いた錯覚
白石は挙動不審な様子になり手にしていた鎮痛剤を落としてしまう。
それを慌てて拾いながら

「なん、で…?何で、そう思ったの…?」
「――なんとなく。白石さん、一番様子見に来てくれるし…心配そうな顔ばっかりしてる。
 それと…なんだか、白石さん見ると…他の人を見る時より…特別な感じが、するんだ」

それって…
真っ赤になった白石は動揺を隠したくて

「えと、薬、取ってくるから、藍沢先生は横になって…」
「“センセイ”っていうのも違和感あって…。さっきの質問、答え教えて」

白石は黙り込んで、一世一代の嘘を、ついた。

「――そうなの。みんなにナイショで付き合ってたの。私たち。」
「やっぱりそうだったのか…。なんでもっと早く教えてくれないんだよ」

あっさりと鵜呑みにし、安堵の様子の藍沢に、白石は暫く視線が合わせられない。
くだらない嘘をついたから…罪悪感はあるが、安心した様子の藍沢を見て嬉しくも思った


426 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:19:15 ID:mY9ta3Vx
「だって…自分の事、思い出せないのに私が彼女ですって言われても困るでしょ…?」
「そうかもしれないけど…俺の事を、大事に思ってくれてる人が近くにいると思うだけで
 少しは…安心というか、心強くなれるから…」

さっきの不安に怯える藍沢の表情を思い出し、白石はそっと藍沢のIDカードを持つ手を握る。

「大丈夫だから…。絶対、思い出せる。藍沢先生は努力もする人だったから」
「…二人の時も、俺の事“センセイ”って呼んでたのか?俺は白石さんを何て呼んでた?」

ここまできたら…嘘を突き通すしかない。白石は演じようと腹をくくり

「恵って、呼んでた…。私は、藍沢先生って呼んでたけど…」
「硬いな。真面目なんだ白石さん…恵、は。…恵。メグミ…」

反芻するように藍沢が自分の名を何度も呟く。握った手を更に強く握ると
藍沢がそっと、肩に手を伸ばし、抱き寄せる

「好きだったって思い出せそうだ…こうすると…落ち着くから…。」

…それって…藍沢先生の、本心…?白石が都合のいい憶測をしていると
別人のように優しい口調で、白石を強く抱きしめる。

「私も…好き、なの…。」
「だからつきあってたんだろ?俺たち」

すっかり信じている藍沢に「そうだよね」と返事をするとゆっくり唇を重ねてきた。
一瞬拒もうと手で止めたけど無視されてそのまま数秒…。白石は呼吸すら、忘れた

「恵…。思い出せないけど…恵の事が好きだってことは、…わかる」

今の藍沢が、深層心理の中の藍沢だとしたら、本当に…?
ぼんやりしている白石を見て再び強く抱きしめる。

427 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:20:07 ID:mY9ta3Vx

「頭痛、酷かったんでしょ…?」

キスの合間で白石がいきなり思い出して問いかけると「治ったよ」と一言いって白石の唇をキスで塞ぐ
個室のベッドに二人で倒れこみ、もう何分経ったかわからないぐらい…
ずっと、何度も、キスをしている。今の藍沢は本当の藍沢ではない…だけど、もしかしたら…
深層心理で思ってた事を、話しているのかもしれない…自分に都合のいい解釈で
白石は藍沢の背中に両手をまわして抱きついた。

「恵…。好きだ…」

その言葉が聞こえると全身が言葉だけで甘く痺れるような感覚になる。
病室…職場…理性を応援していたシチュエーションでも、今は彼に溺れたい…
発作的に白石は思う。入院患者用のガウンの紐を引っ張り、それが肌蹴ると
藍沢の引き締まった身体が見える。それにドキッと更に心臓がスピードを上げる
耳元で藍沢が優しい口調で質問をしてきた

「俺たちってさ…こういうコト、もう済んでた…?」
「えっと…まだ、だった…」
「そうか…。だからかな…実は、かなり…緊張してる…」

確かに藍沢の早い鼓動が、身体が密着すると伝わってくる。それが愛おしくて…
白石は腹から腰へと手を滑り込ませていく。藍沢は白石の術衣を脱がしたいが
脱がし方がわからないらしく…腰から手を忍ばせて、ブラジャーのホックを器用に片手で外す。
お互いの肌が触れる度に、白石は自分が抱いてた藍沢への感情を確認してしまう
だからこんなくだらない嘘をついてしまった…
深く…何度もキスをして…舌を絡ませ合う。白石は溜まった唾液をこくんと飲み込む
そして下着の中に藍沢の手が進入してくる…そこに触れられると、ピクリと体が動く

「キスしかしてないのに…こんなになるんだ」

羞恥心を煽る一言を藍沢が優しい口調で言う。そして解すように指で触れていく。
白石は声を堪えるのに必死で、藍沢の腕を掴む指が力む――

「恵…いい…?もう…」

白石はその問いかけに頷くと、藍沢は肌蹴ていたガウンを脱ぎ捨て、白石のズボンと下着を下げる。
そして上に跨るように体勢を取ると、吐息が触れる距離で白石に呟く

「自分の事は忘れてても…恵の事が好きだって感情は…覚えてた」

428 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:21:07 ID:mY9ta3Vx
ゆっくりと貫かれると爪先まで甘く痺れる感覚が走る
白石は鼻先から、細く声を漏らす。甘い痺れで脚が震えて…

「…痛い…?」

優しく尋ねる藍沢に、横に首を振る

「恵の事…もっと…欲しい」

ゆっくりと、長いストロークで動かし始める。そこで白石のPHSが、鳴っている。
白石は泣きそうな細い声で藍沢に哀願する

「いいからっ…いいから…藍沢先生と…一緒にいたいのっ…」

鳴るPHSを無視して藍沢は少しずつスピードを増す動きに変わり
そのうち肌のぶつかる音がする程、強く打ち付けていた
ジンジンと脳がするような感覚に溺れて…藍沢の表情が快楽で歪むのを見ると
それだけで至福で…。何分かずっと、そうやって、貫かれ続けている。
そして卑猥な水音が大きくなってきたところで激しく息切れした藍沢が

「イッて…いい…?」
「うん…藍沢先生…、好き…」

軽く口付けると、藍沢はラストスパート、という感じで更に強く、動かす。
痛いくらいに攻めたてられてゾクゾクとする感覚の中で白石は声を漏らす
ベッドのスプリングが軋む音…「いくっ」と藍沢が小さく言うと同時に
それは引き抜かれて、白石の腹部に出され…と、少し飛んでしまい
脱がされていない捲り上げた術衣の上にも飛んでしまう。「あっ」と藍沢が言うと
顔を起こして白石がそれを見つけて「あ」と同じく言ってしまう。
青い術衣の裾に、小さく白い染みができていく。

「ごめんっ…上手くコントロールが…」顔をくしゃっとさせる藍沢…
様子にすぐに感づいて白石が上半身を起こして聞く

「ね、やっぱり頭痛いんでしょ…?急に激しい運動したから余計に…」
「激しい運動って…人に言えない原因だな」

二人でくすくすと笑いながら、「そうだね」と笑い合う。

429 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:22:22 ID:mY9ta3Vx
朝のカンファレンスが終わりぼんやり呆けている白石に緋山が呟く

「ちょっと。仮眠取ったんしょ?何ぼけっとしてんのよ」
「…ごめん…」
「藍沢の様子見に行って勝手にそのまま仮眠とってたくせに」

あの甘い時間のアリバイは、仮眠を取っていたという事にしておいた。
しかし実際には一睡もしていない。アリバイ成立のために眠いという言葉は禁句だった
二人で藍沢の病室へと向かい、暇な時間に初療室や医局などを見せてやろうという事になった。
初めて来た場所、という顔で藍沢はきょろきょととしながら白石と緋山の後ろを歩く
人懐っこい話し方で藍沢が後ろから

「藤川さんと俺って、藤川さんに俺が色々教わってたような関係だって藤川さんが言ってたけど
 緋山先生と俺はどういう感じで接してた?」

プッ と白石と緋山が笑いを堪える。藤川もとんでもない嘘を藍沢に吹き込んだものだ。
苦笑しながら少し振り向くと緋山は答える

「――ライバル。正直私は、あんたが疎ましかった。あんたがいなきゃ私がヘリにもっと乗れる。
 だけど…悔しいけど藍沢のほうが、能力は少しだけ上だわ。」

目を丸くして緋山の話を聞いて「そうなんだ…」と首を傾げる藍沢。
その様子を見ていた白石の視界に、フラフラと歩いている中年男性の姿が目に入る
次の瞬間に――倒れる。「あっ」と声をあげて白石と緋山が駆け寄る。藍沢も後をついていく
胸を押さえ、倒れこみ少し苦しそうな中年男性。白石が声をかけようとしたら藍沢が割り込み
すっと、男性の前にしゃがみこみ「大丈夫ですか」と声をかけた。
そして手首を掴み脈を測っているようだ…そして、振り向きもせずに白石にむかい手出して

「白石、ステート貸せ」

一瞬、緋山と白石は顔を見合わせる。「早く」と藍沢が急かすと「はい…」と聴診器を渡す。
声が…言い方が…いつもの…??

「痛いですか?胸の音聞かせてください。心臓の持病、お持ちですか?」

藍沢は手際よく心音を聞きながら首の動脈に触れたりしている
そしてこちらを振り向くと

「微細動だ。心筋症か何か既往歴があるらしい。運ぼう。」

唖然としてる時間はない。3人で男性を初療室へと運んだ。

430 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:23:47 ID:mY9ta3Vx
「強い衝撃の脳震盪に伴う一時的健忘…」
「その通りだー」

黒田はカルテを閉じて病室を出る直前で言い捨てる

「念のために明日まで寝てろ。頭痛もまだあるだろう。」
「…すいません…」

藤川が黒田の背中に会釈をすると「いや〜よかったよかった」と陽気に言う
見慣れていた…藍沢が指を弄る姿を、白石は見つめていた。
藍沢は、突然思い出したのだ。全部…。
しかし記憶喪失になっていた2日間の事を、代わりに忘れてしまっていた
入れ替わるような記憶の喪失は、よくあるケースでもある。
その忘れている記憶は…殆ど戻らない場合が多い。

「よかったね…思い出して」
「忘れてたって記憶がないから、俺としては怪我して気失って、目が覚めたら
 目の前にさっきの心筋症の患者が倒れてた…。2日も飛んでる意識ない」

藤川は腕組みをして偉そうに

「藍沢は俺の事を“藤川さんってすごいドクターなんですね”って言ってたぞ〜」
「知らん」

いつもの…元の藍沢の声色と話し方。どこかほっとする反面で
昨晩の事が強く、記憶や体に焼きついている白石は複雑なのが正直だった

「藍沢先生…本当に…昨日の事とかわからない…よね」
「何度も聞くな。それとも俺が…白石に何か、言ったのか?」

言ったどころか……!
目を見開いて視線を逸らして「何もない…けど…」ともごもごと言う。
メグミって呼ばれた…ずっと好きだったと思う…そんな言葉が、耳の中でリピートされる
藍沢に昨日の事を話したら、何と言うだろう。
しかし白石にはそんな度胸は一切ない。自分が大嘘をついた事がバレてしまう。

「あれ?白石、なんかついてる」

藤川が白石の術衣の裾を指差す。――っ!
拭いたのに取れなかったんだった…着替えようとして忘れてた。
昨晩の証拠が、白い点の染みで残っていた

「何だろうね…着替えてこよっかな…」

逃げるように白石は病室を出る。早歩きで更衣室に向かいながら、少し、口元が笑い余韻に浸る。

431 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/09/17(水) 10:27:27 ID:mY9ta3Vx
長くなっちまいました。スマソ。
本当は白石にしようか冴島にしようか迷ったけど
無難な白石にしてみた。


他の職人様方、自分の連投のウザさがカモフラされるように
どんどん作品を投下してくださいませ。
皆様が書く作品もモエモエしながら楽しみに読ませていただいてますので。

432 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 12:09:43 ID:jFRo7wX5
マンネリ化して面白くなくなってきたね
残念
白石イラネ

433 :sage:2008/09/17(水) 14:57:02 ID:ff2jGh+B
藍沢先生記憶戻って!!www

相変わらずいい仕事しますね(〃∇〃)
そろそろネタ切れですかね?
また書いて下さい!
待ってまーーーす

434 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 15:07:47 ID:1Wiw/p/X
イイネイイネ!設定面白かったっす
藍沢が布団の中に白石のヘアピンとか(何でもいいけどとにかく白石のものとわかるもの)をみつけて、なんでこんなところに…?て疑問に思ったり
白石の痴態がフラッシュバックでそこだけ一瞬でてきて藍沢が戸惑えばいいよw

435 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 17:54:21 ID:YKKti64x
GJです!
やっぱり『モエー』でした


話変わるけど、西条先生絡みの小説も読んでみたいなぁ
西条×白石とか

あと森本先生絡みの小説だと誰がくるとしっくりくるかなぁ

436 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 18:55:37 ID:+wag4ApJ
>>434
ちょw白石のヘアピンとかフラッシュバックとか…!
君はなんてゆう神な設定を思い付くんだw
めっちゃ萌えるw
モエーさんの作品には珍しく、ギャグな部分とシリアスな部分が混ざった話でしたね!
黒田先生と息子のパロとか「その通りだー」に吹き出しちゃったじゃん!

437 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 19:00:25 ID:+wag4ApJ
>>418さん、gjです!
大人な藍沢先生と冴島さんを堪能さして頂きましたよ。
うまいっす!

438 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 19:09:26 ID:y3GoDaV0
モエーさんGJです!
設定が面白い、優しい藍沢先生が新鮮です会話が多くてw
マンネリなんて思ったことないのでこれからもモエモエさせてください!

439 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:13:57 ID:+wag4ApJ
>>438
激同意!
これからも素敵な作品期待してます!


440 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:49:13 ID:QofI2OIu
「お疲れ〜」
ビールジョッキがテーブルの上でぶつかった。
「何はともあれこれでフェロー全員ヘリには一応乗ったわねぇ」
緋山は枝豆を食べながら藤川の方を見る。
「どうだった?初めての搭乗は?」
「今度は一番最初に飛んで行きたいなぁ」
「よく言うわよ。ヘリでは不安そうにしてた癖に。」
「あれは武者震いだよ。」
モツ煮込みに噛り付きながら、藤川が感慨深そうに答えた。
「三井先生も褒めてたわよ。」
「最終兵器が遂にベールを脱いだわけだよ。ところでお前約束覚えてるよな?」
藤川が突然真剣な眼差しで緋山を見る。

「え?なんだっけ?」
本当に心当たりが無いのか、緋山は首をかしげている。

「なんだよ、覚えてないのか。この前冴島と三人で飲みに行ったときにさぁ」
先日症例の話をしていて髄膜炎を見抜けたのはどうしてか?と藤川を問い詰めたのだ。
その後何故か冴島も合流して飲みに行ったのである。
藤川の奢りで。


441 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:50:10 ID:QofI2OIu
「ああ。あのときの焼肉?美味しかったわよ。」
「二人とも一杯食べてくれたよなぁ。」
「私奢りだと3倍食べれるのよ。」
緋山がポンとおなかを叩いた。

「そのときお前何て言ったか覚えてるか?」
「あああ…おお!!」
酔った勢いで冴島と二人で藤川をからかったことを思いだしたようである。
「思い出したか?もしヘリに乗るような事があったら何でも言う事聞くっていったよな。」
「言ったっけ?」
緋山は舌を出して惚けた。
「私だって脱げば凄いとか、一回くらい犬に噛まれたようなもんだ。とか言ったよな」
思わずビールを噴出してしまった緋山は記憶の片隅を検索する。
腕組みをしながら緋山が唸る。
いつになく機嫌が良くした冴島が「何でも言うことあげますよ。キスでもしてあげましょうか?」と藤川に提案したのが発端だ。
「で何が望みなのよ?一応聞くだけ聞いてあげるわ」
「俺の奴隷になれ。」
「はぁ?」
緋山が睨みつけると藤川が慌てて言い直す。
「じゃ一晩俺に付き合え。」
弱気な藤川のことだから、ビビッて何も出来ないだろう。
そう考えた緋山がO.Kすると、お代わりの焼酎が届いた。

「最近のラブホテルってオシャレなのね。アンタ詳しいの?」
藤川のことだからインターネットで調べたのであろう。
一見するとラブホテルというよりも、むしろ高級ホテルのような外観である。
「最近のって処女の癖に何言ってんだ?」
藤川がニヤリと笑う。
「な・処女じゃな・・・・」
緋山が藤川の肩を叩こうとすると足がもつれ地面に崩れ落ちる。
「あれれ…」
緋山は酒に強いタイプである。
今までも酔い潰してどうこうしようとする男共を返り討ちにしてきた。

442 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:51:27 ID:QofI2OIu
「おいおい大丈夫か?」
藤川は緋山の腰に手を回すと、部屋へと入る。
「んん…ん」
意識はシッカリしているのに足元がふらつく。
こんな酔い方は経験にない。
緋山は急に不安を感じトイレへ逃げ込む。

「お・このボトル自由に飲んでいいのか。」
藤川は冷蔵庫から出した酒をグラスへと注ぎ込んでいた。
トイレで少し落ち着いた私はベットの上に座ると、それを受け取る。
「何?ビビったの?」
藤川がニヤニヤと下品に笑う。
「そんなことないわよ。」
一気にグラスを空けると、今度は自分でグラスへと酒を注ぐ。
「おお・さすが緋山。良い飲みっぷりだな。」
おかしい。今度は視界がぼやける。
ボトルの口がグラスからずれる。

「ついでやろうか?」
藤川が薄ら笑いながら、緋山の手からグラスをとるとき偶然肘が胸にあたった。
「んんんん。」
突然体に電流が走った。

体をビクッと震わせるのをみた藤川は、グラスをテーブルに置くと緋山の頬を撫でる。
「ようやく薬が効いてきたか?」
「く・薬?」
「さっき飲んだ酒の中といつも飲んでるサプリメントなトイレに行ってる間にすり替えたんだ。」
「すり替えた???」
「そう、媚薬とな。何種類も飲ませたからどれが効いてるかわかんないけどな」
藤川は眼鏡を外しながら答える。
「ど。どうして?」
緋山にはまだ事態が飲み込めていない。
「生意気なんだよ!女の癖に!」


443 :名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 21:53:04 ID:QofI2OIu
「お願い。今ならまだ何もしてないことにしてあげるから…。私忘れるから」
藤川は緋山の胸を服の上から乱暴に揉みしだく。
「すぐに抱いてください。って言わせてやるよ。」
緋山は必死に抵抗しようとするが、酒の酔いも手伝いうまくいかない。
「お願いです。止めてください。」
段々声が小さくなる。
「聞こえないなぁ。意外と喜んでるのか?変態だな」
「ちが…あ…そこは…駄目…」
藤川の手が股間を刺激する。
「あ・あ・あ・あ・あ」
服の上からでも充分な刺激である。
「まずは一発イクか?」
スカートの中に侵入した手の動きが早くなり、緋山の官能を責めあげる。
無慈悲な責めに、既にぎりぎりだった緋山の官能が耐えられる筈も無かった。
「あ、も、もう駄目ぇ、・・・い、いやあぁぁぁ!」
緋山は叫び声を残して、がっくりと首を垂れた。体が小さく痙攣している。

しばらくして意識を取り戻した緋山を待っていたのは、フラッシュの嵐だった。
「無理やりイカされた ご感想は?」
ファインダーを覗きながら、藤川が言った。

「ひ、ひどい、写真なんて!」
緋山は慌てて抗議をした。しかし、体にまだ力が入らない。

「うるさい女だなぁ、今度は自分でイクんだな。」
藤川は緋山の手に巨大なバイブレーターを握らせるとズブリと秘裂に挿入した。
「ひ、ひぇぇ・・・」
女として一番恥ずかしい部分にもろに指を入れられ絶句した。
「や、やめてぇ・・・」
しかし、かすれ声を出すのが精一杯だった。


395 KB [ 2ちゃんねる 3億PV/日をささえる レンタルサーバー \877/2TB/100Mbps]

新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :


read.cgi ver 05.0.7.8 2008/11/13 アクチョン仮面 ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)