コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命でエロパロ
- 1 :名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 11:45:31 ID:sfZY24WV
- コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命のスレです。
職人さん、お待ちしています!
- 2 :名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 11:49:30 ID:iFCe/7RI
- 藍沢×白石
藍沢×緋山
藍沢×冴島
冴島×白石
緋山×白石
緋山×冴島
藤川×緋山
- 3 :名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 21:31:47 ID:0jQlTY9v
- 期待age
- 4 :名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 18:34:53 ID:FnoPorHF
- 期待
- 5 :名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 18:40:02 ID:5ksHRH1V
- 冴島×白石だったら百合萌えスレにあったね
- 6 :名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 19:57:38 ID:jI1IJhzy
- >>5
見当たらないよ?
- 7 :名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 07:26:13 ID:vHWH0ARg
- あげとくか
- 8 :名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 02:43:26 ID:cEvqF9i3
- 今週ので藤川×冴島もアリだと思った
- 9 :名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 20:22:33 ID:dMfXY4Ks
- >>8
ありだな
- 10 :名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 13:19:29 ID:xbuacYZS
- 藤川×冴島
みたいなぁ
- 11 :名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 01:14:01 ID:gG0iwASs
- 職人さん 来ないかなぁ・・・
- 12 :名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 21:01:54 ID:7+Kg5a+a
- 普通の小説もココでいい?
- 13 :名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 21:29:48 ID:1bT5S2eh
- >>12
コードブルーに関する物なら何でもアリ。
エロのありなしなんてオマケみたいな物です。
- 14 :名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 07:22:48 ID:7SQG7u4E
- じゃお盆に書くわ
藤川×冴島 にする
- 15 :名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 21:59:28 ID:6s2BXmPm
- お盆明けに書きたいと思ってネタを練ってます。
たぶん藍沢×緋山
ユーザー少ないかな?
- 16 :名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 23:08:14 ID:PyP+NwF7
- 俺的には一番メジャー(?)な藍沢×白石を・・・
- 17 :名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 23:24:13 ID:7SQG7u4E
- 藤川××緋山 も需要なさそうだ。
- 18 :名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 00:46:55 ID:iNxwB947
- 期待して待ってまーす
- 19 :名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 01:36:51 ID:RVjdQagn
- いやいや緋山のキャラ大好きだしwktkして待ってる!
藤川、藍沢、白石、冴島も待ってるよ〜
- 20 :名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 08:50:10 ID:pXFg72Hx
- >>14
>>15
wktkしながら待ってます
- 21 :名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 11:19:56 ID:Ok2Ri/y+
- 藤川×緋山明日アップできるかも
- 22 :名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 12:23:00 ID:PZN+zumk
- wktk
- 23 :冴島×藤川:2008/08/13(水) 21:11:32 ID:vjIL6oXw
- 「本当に医者ですか?もっと期待に応えられるように努力してください」
同年代の看護師にあれだけ言われれば
さすがの彼も少しは、現状を認識してくれると思っていた。
いったい彼は一人だけヘリに乗せてもらえないという現状をどう感じているのだろう?
もちろん今日もヘリにのれないので、私と入院患者のフォローだ。
「冴島さんはヘリ初めて乗るときどうだったの?」
正直言うと緊張していて覚えていないのだが…
「先生は初めて呼吸をしたときのことを覚えていますか?」
「え???」
「私にとってヘリに乗るということは、そういうことなんです。」
一事か万事こういう調子だ。
はっきり言って彼との相性は悪いと思っている。
黒田先生と
「おはようございます」「お疲れ様です」以外の会話をする所から
まずは始めてみたらどうですか?
私はこう吐き捨てると白石先生が呼びに来た。
どうやら来客のようだ…。
妙だ。私に来客なんていったい誰だろう?
胸騒ぎがする。
とりあえず今日はここまでにします。
他の作者さんも頑張ってください
- 24 :冴島×藤川:2008/08/13(水) 21:12:12 ID:vjIL6oXw
- 一応エロなしです
ごめんなさい
- 25 :名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 23:30:50 ID:xK0+aTGo
- 801なら黒田×藍沢
百合なら新垣×戸田
だろ
間違いない
- 26 :名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 23:43:10 ID:b6twyPa5
- 百合なら冴島×白石もありだろう
- 27 :名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 04:29:41 ID:Ha1yOKY0
- 百合はかなり早い時期から向こうにスレ立ってて、過疎板ながらも賑わってるよ。
801は知らん。
- 28 :名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 06:24:00 ID:9s9MLNWu
- >>24
気にしないでください!エロ無しでも充分ですから。
続き楽しみにしてます^^
- 29 :冴島×藤川:2008/08/14(木) 10:54:42 ID:U/evuKxh
- 「私にお客さんですか?」
念のため、白石先生に確認する。
「うん、なんか車椅子に乗った男の人とお母さん?みたいだったよ。」
職場にまで会いに来るなんて、いったい何を考えているんだろうか
いや、私のほうが迂闊だったのか。
看護師であるということもあり、家族にも職場のことは話していなかったのだから。
「冴島さんどうしたの?顔色悪いよ?」
白石先生が心配そうに顔を覗き込む
「もしかして彼氏?熱いねぇ。」
「違うよ、藤川君、冴島さんの彼氏は半年前に…」
全くこの人は勘がいいのか・悪いのか。
藤川先生の目は興味津々といった様子だ。
確かに苦手な看護師に車椅子で男が訪ねてきたと聞けば、興味を持つなと言うほうが難しいかもしれない。
(こんなとき藍沢先生なら仕事中だぞ。で済むんだけどねぇ)
この熱心さと好奇心が1%でも医学のほうにむけば、
少しは医者らしくなるような気がするのだが今はいうまい。
「私ちょっと行ってきます。藤川先生、ちょっとコーヒーでも飲んでてください」
白石先生の言葉を遮ると私は走り出した。
「ごゆっくり、どーぞ」
藤川先生の声が廊下にこだました。
- 30 :冴島×藤川:2008/08/14(木) 11:08:02 ID:U/evuKxh
- 「藤川君やめようよー」
「白石だって冴島にはこっぴどくやられてんだろ?」
「そうだけどさぁ、こういうの良くないよ」
「ここで冴島の弱みでも握っておけば、少しはしおらしくなるかもしれないじゃないか」
「だけどさぁ・・・」
「大丈夫だよ。コーヒーを飲んでろって言ったのは、他ならぬ冴島だぜ?
どこでとは言われてないしな。」
自動販売機からコーヒーを取りながら、藤川がニヤリと笑う。
「でも冴島さんにばれたら、本気で怒ると思うよ?本性出してくるよ?」
白石はどうやら以前の手術室での冴島の変貌ぶりがトラウマになっているようである。
「大丈夫だっていざとなれば、看護師とドクターとは綿密な信頼関係を気付かなければならない。
その第一歩がお互いを知ることだって黒田に言われたことにするから。
あの二人そんなに接点無いからまず大丈夫だ」
「藤川君ってさぁ…。あ・あれじゃない?」
「一応隠れとくか」
白石が何かを言おうとしたが、冴島の姿が見えたので視線をうつした。
- 31 :冴島×藤川:2008/08/14(木) 11:10:03 ID:U/evuKxh
- ペース遅くてごめんなさい。
今日の話を見てから今後残り二人をどうやってからませるか考えます。
感想くれると嬉しいけど、この長さじゃ無理か
- 32 :名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:29:34 ID:CFhzJ2cT
- >>31
君、天才ですか?もしくはプロですか?
まるで普通にこのドラマのスピンオフを見てるみたいだ…
焦らず、納得いく話を考えて下さい
- 33 :名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 09:04:31 ID:q4KtX+Gs
- 藍沢×冴島を書いて
- 34 :冴島×藤川:2008/08/15(金) 13:47:00 ID:F+W7rC4M
- 一階の待合室では昼時にも関わらず、外来患者がごった返している。
(白石先生の話では確かこの辺にいるはずなんだけど…)
車椅子の患者は数が少ないのですぐわかるのだが…
あまり近づくと気がつかれてしまうため、遠くから相手を探しているのだ。
(いた、あれだ。)
相手に気がつかれないよう柱の影から注意深く彼を確認する。
母親お手製のペットボトルで水をもらっているところを見るとため息が出る。
(やっぱり会うのはよそう)
ちょうど良いところで、急患の知らせが携帯電話に入ってきた。
(急患が入ったんだから仕方がないよね。)
そう自分に言い聞かせるように走り出した。
- 35 :冴島×藤川:2008/08/15(金) 14:44:14 ID:F+W7rC4M
- 「おいおい聞いたか?冴島の彼氏がきてるみたいだぞ」
「へぇぇそうなんだ?」
「さっき白石と歩いてたら見かけたんだが、なんか車椅子に乗ってたぞ」
(こうやってこの男は話を広めるのね。)
以前ちょっとした嘘をついてヘリに乗ったことが、
何故か初対面の入院患者にまで伝わっていたことを彼女は思い出していた。
そのうち資料をポケットに沢山入れた白石をカンガルー呼ばわりしたこともどこからか聞きつけ、
患者にドクターカンガルーと冷やかされる白石の姿が今から目に浮かぶ。
「噂好きな男って最低〜」
その熱心さを医療に向ければ、天敵黒田もヘリに乗せるはずなのだが…
「お前ら他に話すことないのか?」
緋山はどちらかというと、こういう話題には興味がある方だがこの男は違った。
藍沢はコップを乱暴に置くとこちらを睨みつけている。
藤川はばつ悪そうにサラダを口に含む。
(藍沢のいうことは最もだけど気になるんだよなぁ。
緋山の言うとおりにしてはあまり元気なさそうだ。何かあったんだろうか?)
視線の先には一人窓際の席に陣取り、浮かない顔で食事をしている彼女の姿があった。
- 36 :冴島×藤川:2008/08/15(金) 15:38:40 ID:F+W7rC4M
- (こういう日に限ってヘリ担当じゃないのよね。)
結局彼とは会うことはできなかった。
いや、出来なかったのではない、会わなかったのだ。
後から待合所を見渡すと、そこにはもう彼の姿は無かった。
(諦めて帰ってくれたなら良いのだけど…)
「冴島さん?冴島さん?おーい」
「あ・すみません。何でしたっけ?」
「食事の相談だよ。さっきサラダ食べてて思ったんだけど、
藍沢のお婆さんの食事を思い切って四つ切にしてみたらどうだろう?
箸でつつき易いかもしれないじゃないか。」
私にはヘリナースとしての仕事がある。
彼の世話だけをすることはできない。
「冴島さんさっきから聞いてる?」
「え…ええ」
先程から藤川先生が珍しく医者らしい発言をしていることは分かっているのだが、
私の頭の中は彼のことで頭が一杯だった。
「さっきの男の人、本当に彼氏だったの?」
「そうですよ。私にも彼氏の一人や二人います。藤川先生と一緒にしないでください」
「冴島さんモテそうだもんね。」
思わずペンが止まる。
正直藤川先生がここまで興味津津だとは思わなかった。
前にお母さんが来たときにも感じたのだが、
私にどうして欲しいのだろうか?
「私の彼はALSです。次の質問はどうして病院に来たのかですか?
最近会っていないからです。こんなもんで良いですか?」
「…」
まさかALSを知らないなんてことは無いわよね?
一応医者ですよね?
「はい、藤川です。オペ室?分りました。」
「急患ですか?」
「病院の階段から車いすで転落だって、まったくひどい話だよ。行こう」
半年前にもこんなことがあったような気がする。
どうか別人で会ってほしい。
「遅くなりました。!!」
処置室に入り患者の顔を見て愕然とした。
「どうした?知り合いか?」
黒田先生が治療を続けながら私のほうを見る。
「はい。名前は・・・」
私に視線が集まるのがわかる。
小生意気な看護師の彼氏が病院の階段から転落?痴話喧嘩でもしたのか?
特に女性看護師の視線が突き刺さる。
居たたまれなくなった私が輸血パックに手を伸ばすと、突然自動ドアが開いた。
「ちょっと目を離しただけなの。助けて」
彼の母親だ。
「だれか外に出してくれ」
「お母さん大丈夫です。処置をしています」
「はるかちゃん大丈夫かい?ちょっと目を離しただけなの。」
「外でお待ちください」
私は彼女を処置室の外の椅子に座らせ彼の容体を説明した。
- 37 :冴島×藤川:2008/08/15(金) 15:44:02 ID:F+W7rC4M
- 今日はここまで
ごめん、昨日もう少し絡みがあるかと思ったんだけど
ここからパラレルになるかもしれないです。
冴島は同性からもねたまれてるということでお願いします。
>>31
前回の流れで想像してみました。
今回で流れが変わるみたいなので想像が難しい
- 38 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 01:11:06 ID:t8QY5CV/
- いかんせん需要が・・・
- 39 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 01:24:31 ID:oOdgdPzS
- 需要ありまくりだよ。
待ってるから冴島×藤川頑張ってくれ。
他の職人さんや他カプも大歓迎なので待ってます。
自分も頑張って書いてみる。
- 40 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 06:16:16 ID:JXweQ4ie
- 藍沢×白石も待ってます
- 41 :緋山×藤川:2008/08/16(土) 12:59:31 ID:5R2XTyz8
- 「何で貴方がその事を?」
私は思わず目を丸くした。
初対面の患者が私の失態をなぜか知っているのだ。
前にもこんなことがあった。
卵巣のう腫茎捻転を発症した弁護士・若杉さんのときだ。
この患者もあの時と同じで入院して間もない。
救急センターの人間との接点はそんなにないはずだ。
そもそも私の失態を知っているのは、ごく一部の人間しかいないはず…
気の強いフライトナースか?
いや、彼女はそういうタイプではない。
特に親しいわけではないが、職務を淡々とこなすタイプで
世間話をするにしてもそういう患者さんを不安にさせるような話はしないはずだ。
とするとドクターの中に犯人が…
シニアドクターはまず除外するとして、
考えられるのは同期3人のうちのだれかだ。
藍沢か?
いや、アイツはそういう患者との世間話なんてしないはずだ。
救命救急センター苦情ランキング連続タイトルホルダーの実力はだてじゃない。
愛想がなさすぎる。機械的。気持ちがこもっていない。等など苦情は様々だ。
まぁ本人は外科医は腕がすべてだと公言しているからさほど気にしていないのだろうけど。
「今日は天気がいいですね。」
なんてアイツから笑顔で患者さんに話しかけたなんて珍事が起きた日には、
黒田先生はハンカチを用意し、看護師陣はケーキを用意することだろう。
天気は無論雪だ。
あの優等生か?
う〜ん。彼女とは同性ということもあり良い関係を築いてきたつもりだ。
無論性格的な物でどうしても喧嘩になってしまうこともあるが、
第三者を通じてお互いを乏しめるような回りくどいマネはしないと思う。
彼女の思考回路はそういう気の利いた事はできないようになっている気がする。
とすると残る容疑者は一人だ。
腕も頭も大したことない癖に、
寝ていながら患者の心を治したり髄膜炎を見抜いたりと意外性NO1なアイツ。
他の同期が無口だったり、優等生的な発言を連発するので
多分ドクターの中では一番話しているかもしれない。
私は乱暴に医局のドアを開ける。
「ねぇ、藤川知らない?」
- 42 :緋山×藤川:2008/08/16(土) 13:27:33 ID:5R2XTyz8
- 「藤川君なら今さっき冴島さんと一般病棟に行ったよ。」
ドーナツを口に頬張りながら白石がホワイトボードを指さす。
「食べる?美味しいよ。」
「ちょっと用事があるから後にするね。」
あのお調子者逃げたな。
「藤川君どうかしたの?」
「ん…ちょっとね。」
「今出たばかりだから急ぎだと追いかけたほうが早いかもね。」
今日のヘリ担当は藍沢か…
私も早く常時ヘリに乗れるようになりたいなぁ
- 43 :緋山×藤川:2008/08/16(土) 13:41:15 ID:5R2XTyz8
- 冴島×藤川は今日はおやすみです〜
録画を見ていて緋山とはよく絡んでいるので書いてみました。
同時進行できるように頑張ります。
藤川は創造がしやすくて重宝します。
>>39
お持たせして申し訳ない
明日か明後日には続き書きたいっす
- 44 :冴島×藤川×緋山:2008/08/16(土) 18:12:01 ID:5R2XTyz8
- 「それにしても冴島さんの彼氏さん、怪我が大したことなくて良かったな」
午後一番の騒ぎを彼が思い出したように振り返る。
「そんなことより、藤川先生良かったんですか?さっきの患者さんにあんな話して」
「そんなことって一応彼氏なんだろ?相変わらず冷たいなぁ。
医者は傷を治すだけでなく、患者の心もケアするのも仕事なのだよ。はるか君」
「何か今日はご機嫌ですね?心のケアが大事なのはわかりましたけど、
緋山先生の失敗を話すのは何故なんですかね?看護学校では習いませんでしたので
今後のためにも教えておいていただきたいですね。」
「心を掴むにはまずは笑い話からというわけだよ。はるか君もまだまだだねぇ」
この人には嫌味が通用しない。
だから私も思い切って話せる。看護学校にもこういうタイプは居なかったので少し新鮮である。
「あの〜どさくさに紛れて名前呼ぶのやめて貰えません?」
「彼氏さんは冴島さんのことなんて呼んでるの?」
「もうその話はやめてください!!」
私の声が大きかったからか彼の顔色がサッと変わる。
「でも良いんですか? 緋山先生怒るんじゃないですか。
人の失敗を笑い話にするってあんまり良い趣味じゃないですよ?」
「藍沢だとなんか人間味が出るだけだし、白石だと泣きそうなんだもんなぁ」
どうやら彼の頭の中には、自分の体験談を話すということはないらしい。
「藤川先生の失敗を話したらどうですか?」
「俺の失敗?そんな面白いのあったかなぁ?」
「除細動に通電する医者なんて初めてみましたよ。
テレビドラマみたいな貴重な体験をありがとうございました。」
私が澄ました顔で皮肉ると流石の彼も苦笑いを浮かべた。
「やっぱりあれで黒田に嫌われたのかなぁ?」
「その前のブラジャーをつけてCT撮るって言い出したときからじゃないですか?」
「え?そんな前からなの?」
「さぁ?」
私が両手を上げる
「まぁそれはともかく、緋山の話なら大丈夫だ。俺とアイツの仲だ笑って許してくれる」
(とても笑ってるようには見えませんけどねぇ〜)
私の視線の先にはエレベーターから出てくる緋山先生の姿があった。
不幸にも彼はまだ気が付いていないようだ。
勝気な彼女のことだからヘリに乗れない欝憤と書類整理のストレスをも合わせて彼で発散しようとしているのだろう。
入院患者が避ける様は、まるでモーゼの十戒のようである。
「お疲れ様です。」
「え・あ・おつかれ」
不意に挨拶されたのに驚いたのか彼女の挨拶が少し遅れた。
「今日もヘリ担当じゃないんですね。」
今更な事をあえて言うあたり、私もかなり性格が悪いのかもしれない。
「ええ…藍沢先生に譲ったの」
「現場でフリーズしちゃったら燃料費もばかにならないこのご時世、勿体ないですもんねぇ。」
「そうねぇ、医者一家で優秀な冴島さんと違ってそういうこともたまにはあるわ」
「緋山どうしたんだよ?冴島さんもどうしたの?二人とも何かあったの?」
彼はオロオロしながら私と彼女の顔を見ている。
「ところで緋山先生こんなところで何してるんですか?」
「え・ああ・・・藤川先生が患者さんと打ち解けてるみたいだから秘訣を聞きにね。」
「失敗話をすると人は共感を持ってくれるみたいですよ。三井先生も仰ってました。」
彼女はどうやら三井先生を尊敬しているようなので、これでもう何も言えない。
「用事が済みましたら、私達先を急ぎますので。藤川先生次は504号室です。」
「あ…ああ」
エレベータのボタンを押しながら小声で彼がお礼をいう。
(貴方に意地悪していいのは私だけです。)
「緋山と冴島さんって仲悪かったんだねぇ」
彼はブツブツとつぶやいている。
- 45 :冴島×藤川×緋山:2008/08/16(土) 18:12:55 ID:5R2XTyz8
- 二つまとめました。
藤川の取り合いになる予定です。
長くなりそう(汗)
- 46 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 19:14:32 ID:oOdgdPzS
- >>45
藤川が注目されるなんて新鮮!w
冴島緋山もっとやれ〜せめてこの話の中だけでも藤川先生に花持たせてあげないとね。
「ドーナツ食べる?」の白石が可愛い過ぎて吹いたw
- 47 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 07:15:50 ID:U1UUBMAt
- 藤川モテモテだな
- 48 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 13:35:59 ID:wkhBCxfQ
- 藍沢×白石書きたいけど難しいな。
って白石が言ってた、たぶん。
- 49 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 19:28:34 ID:Gyx/VZN9
- 藍沢はセックスを処理程度にしか思ってなさそうだもんな
- 50 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 20:25:09 ID:4G9CYWAU
- 職人さん書いて〜
- 51 :冴島×藤川×緋山:2008/08/17(日) 21:57:17 ID:b7paV+9+
- 「相っ変わらず勘に触るわね!!!」
誰かがコップをゴミ箱に乱暴に叩き込む音がする。
自動販売機の陰に隠れていて、私に気がつかないのか話声が聞こえてきた。
「どうしたの?」
白石先生の声がする。
「冴島よ!冴島!…く〜思い出しただけで腹が立つ!」
「ご愁傷様」
「何よ?同期ならもっとこう。どうしたの?とか生意気だよね!とか言えないの?」
ようやくわかった。
声の主は緋山先生だ。
どうやら先程の事を根に持っているようだ。
「冴島さんとは私接点無いから…」
「何言ってんのよ。大学教授の娘同士仲良くしなさいよ!」
どうやら白石先生を通じて私に探りを入れようとしているようだ。
「え?無理だよ。無理。話題無いし。お願いそれだけは許して」
はて?白石先生に嫌われるような事しただろうか?
今度藤川先生に聞いてみよう。
「だいたい藤川もなんなのよ!看護師の肩なんて持っちゃって!
恥ずかしくないの?アイツ医者でしょ?こっち側の人間じゃない!」
「こっちとかあっちとか良くわかんないけど、職場の仲間だと思うけど」
「こんなときまで綺麗ごと言わないでよ!」
緋山先生のヒステリックな声が響き渡る。
「だいたい藤川君のことになるとどうしてそんな真剣になるの?
ブラ付けてCTとる時も黒田先生に行く前に止めてたよね?」
「藤川見てると何かイライラするのよ。」
「たまに私にも言うけどそれとは違うの?」
何となく私も分かるな。
私は白石先生の問診に聞き入っていた。
「アンタのは単純にまたか!って感じなんだけど・・・」
「けど・・・?藤川君の場合は?」
「ほっとけないと言うか・助けてあげたいというか」
「なるほど、ちょっと熱と脈を図りましょうか。」
聴診器を耳に当てると白石先生は、彼女の診察を始めた。
(リアルお医者さんごっこって言うのかしら)
「ちょっと真剣に聞いてくれる?真面目な話なんだよ?
他に相談できる人も居ないし、私アンタくらいしか・・・」
医者に限らず病院という職場は、シフト制なこともあり思った以上に人間関係が狭く希薄である。
私も相談事なんてもう何年もしていない。
そもそも私はここで彼女の話を聞いてどうするのだろうか?
「心配しなくても大丈夫。
私はどんなときでも味方だよ。同期で女同士じゃない。
医者としても一生切磋琢磨して行きたいと思ってる。
だから恋愛も頑張ろう。冴島さん何かに負けちゃ駄目だよ」
「ありがとう。アンタやっぱり良い奴だね。でも私まだ恋愛ってわけじゃないよ?」
「素直になりなよ。それは恋の病だよ。お薬倍だしとくね。」
白石先生は彼女の頭を撫でている。
私も村田さんに同じように相談してみようかな。
- 52 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:11:38 ID:DRW0mx7K
- 巧いな
エロかどうかはともかく
- 53 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:12:35 ID:wkhBCxfQ
- >>51 dクス
>>49
>処理程度 にワロタw
藍沢×白石だったら、藤川が白石に
「お前のこと好きかも、って藍沢が言ってたよ。…たぶん」
とか、緋山が白石に
「休みの日くらい勉強やめてデートでも行ってくれば?…藍沢と。」
とかからかって欲しいw
からかわれた白石はどんな反応するんだろw
- 54 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:19:04 ID:DRW0mx7K
- 処理程度ってリアルだな
それなら藍沢x村田か体だけの関係と割り切ろうとする藍沢x冴島ってとこだな
- 55 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:31:03 ID:Q1eP5tdI
- 白石はオカマ・バーに行ってメリージェーン洋子に藍沢とのことをそこはかとなく相談してほしい
- 56 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 22:35:33 ID:wkhBCxfQ
- >>54
なるほど。職人さんのハードル高いけど面白そう
- 57 :冴島×藤川×緋山:2008/08/17(日) 22:48:45 ID:b7paV+9+
- それにしても、女医二人が協力するとなると厄介だ。
何故なら彼らフェローは日夜机を並べ仕事をし、一緒に食事をし濃密な時間をすごしている。
特に彼女は藤川先生の隣の席だ。
少し情報を収集しておいた方がいいかもしれない。
「あら、お邪魔だったかしら?」
「は?」
緋山先生は白石先生の胸から顔をパッと顔を離す。
「もしかして話し聞いてた?」
白石先生が珍しく眉を顰めながら尋ねる。
「何のですか?切磋琢磨していきたいとかって声は聞こえた気がしますが
仕事中ですので特に聞いておりませんが?」
「そうよね、彼氏と会う時間も無いほどお忙しいんですものね。」
「ハッキリ言っておきますが、元彼ですからね。誤解しないで下さい」
「ええ、元彼が職場に親と一緒に来たりする?白石先生聞いたことある?:
「え?私?ええっと」
突然会話に巻き込まれた白石先生は、呂律が回っていない。
「流石史上最年少ヘリナース様よね」
元彼(とはいっても別れたのは5時間前でそれ一方的)の話をされると、
私としては何も言い返せない。
ここは下手に言い返せず、甘んじて非難を受け入れるとしよう
「その上、階段から転落までされた日には余計な仕事増やしちゃってさぁ。」
私は思わずユニフォームのズボンの裾を握る。
「お手数をお掛けして申し訳ありませんでした。
先程退院しましてもう二度と彼と会うことはないと思います。
本当に申し訳ありませんでした。」
迷惑を掛けた事は事実だし、素直に私は謝ることにした。
「そろそろ私達は行こうか?カルテの整理終わってないし。」
白石先生が恐る恐る切り出す。
「藍沢仕事早いし終わってたりして。まぁいいわ、行きましょう」
彼女はすれ違いざまに私の耳元で小声で囁くとクスリと笑う。
「病気になった彼氏を捨てて
もう次の男なんてアンタも綺麗な顔してやるわねぇ。」
グシャっという音を立てて、私の右手にあったカップジュースが潰れた。
「どうかしたの?」
「さぁ?行こう」
驚いた白石先生が振り向いたが、彼女はそのまま背中を押して部屋の方へ消えていった。
彼女の性格から言って同じことを何度もネチネチというタイプではない。
一度はどうしても避けては通れなかったことだ。
むしろ公衆の面前やナースステーションで言われなかっただけ良しとすべきだ。
気分転換にヘリの装備チェックでもしに行こう。
- 58 :冴島×藤川×緋山:2008/08/17(日) 22:56:24 ID:b7paV+9+
- しまったsage忘れてました。
一応これで前回までの流れに乗った予定です。
非エロですみません。
次回はちょっとイベントでも入れてみようと思います
お盆だし帰省とか。夏休みとか。
それを上手に絡めていけたらなぁ。
- 59 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/17(日) 23:17:56 ID:tHsshQnM
- 「ああいう所って…行った事あるの?」
「無い。初めてだった」
「そう…なんだ…。でも、落ち着いてたから…。
あ、そっか…藍沢君はいつも落ち着いてるか…」
ポツリポツリとした会話をしながら繁華街の裏路地を歩いている。
白石は少し落ち着きの無い様子を隠せない
病院じゃない場所で、しかも私服で藍沢と居る事が奇妙に思えると同時に
初めて行ったオカマのショーパブという空間に驚いた余韻もあった。
そして何か普通を装わないとけいないという気持ちもあった
「メリージェーン洋子さん、ショーで見るほうが
入院してたときより綺麗に見えたね。お化粧とかかな…少し痩せたからかな」
「無理して話さなくていいから。」
「無理してないよ…。ごめんね?無理やりきてもらっちゃって…
せっかく早く勤務終わったのに。でもどうしても一人じゃ行く勇気なくって…」
緋山も藤川も今夜が当直で誘えなかった
地元を出て病院の近くに一人暮らしをこの春からしたばかりで
気軽にそういう場所につきってもらえる友人もなく
だめもとで、偶然に病院の通用口で会った藍沢を誘ったのだ。
正確には「頼み込んだ」だが。
「そうだよな…大学教授のご令嬢がショーパブ初体験を一人でなんて
できる訳ないよな。俺は別に“へぇ”って感じで済むけど。
酒も少しだけど飲まなきゃいけない空気だしな、ああいう店は」
仕事以外の会話を初めてした、白石が驚きながら「うん…」と小さく頷いた。
地下鉄の駅までの近道として裏路地を歩いていくとどうしても沈黙が重苦しい…
再び白石は口を開いた
「大山さ…じゃないや、メリージェーン洋子さん、新しい彼氏できたのかな。
入院中にフラれちゃったんだって。でも今日綺麗になってたから新しい恋とかしたのかも。
藍沢君は、彼女とか…いるの?そういうのには興味ないって感じだよね…」
最後のほうは勢いで質問に繋げてみた。だけど聞いてからの空気の重さに
聞かなきゃよかったと後悔をする。2歩くらい先を歩く藍沢が振り向きもせずに答える
「興味は確かに無いな。今は。そんな暇ないし。」
「でも…彼女がいたとか、恋したことってある…よね?」
「過去に。それなりに。一応」
藍沢らしい手短な答え。しかし答えるという行動が藍沢らしくない。
そう驚いていると続けて藍沢が呟いた
「夜勤明けで少ししか寝てない時に酒飲むと、まわるな」
…酔ってるのかな…。でも別に口調や歩き方は変化ないし…
「そうだね…」弱弱しく答えて白石は観察するように藍沢の後姿を見ていた。
- 60 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 23:53:34 ID:BTkJgRol
- ちょっと、早くヅラよこしなさいよ!
洋子出ないのか洋子
- 61 :名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 23:56:54 ID:VbaVTRRV
- メリージェーン洋子キテタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!!!
GJ
- 62 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 00:09:48 ID:3kuZMI3n
- スマソ続きは明日以降。
投下が超久しぶりなんでテストとして投下しますた。。
- 63 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 01:09:56 ID:teiGewTG
- 待ってました職人さん
- 64 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 01:58:09 ID:i/G2adgS
- メリージェーン1回で消すには惜しいキャラだもんなw みんな違う名前で呼び間違えるお約束とか…
( ・∀・)つ〃∩モエー さん続き楽しみにしてます
wktkが止まりません wktkwktk
- 65 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 06:26:39 ID:2KkopJYc
- >>58
GJ!!!
女の争いって恐いっすね(;゚;ж;゚;)
つーか、藤川が羨ましいwww
- 66 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 10:21:50 ID:3kuZMI3n
- 駅までは15分程歩くだろう…そんな事を考えながらはじまった無言に耐えていると
2歩前を歩いている藍沢がフラリとする。咄嗟に肩を支え
「大丈夫?…どうしたの?」
「ごめん…別に…何でも。」
支えた手を軽く払うと再び歩きはじめた。
「徹夜明けに久しぶりに酒なんて飲んだから、少し」
酔ったんだ?藍沢君が…?なんだか不思議な感じがする。
だけど彼も人間だからそれは当たり前なんだけど…
「ね、本当に大丈夫?」
2歩分、小走りをして藍沢の前に出ると、かなり眠そうな顔をしている。
心なしか少し歩き方も先程よりは千鳥足。そんな藍沢を見て驚いた顔をする白石に
藍沢は自分の酔いを感づかれた事に少し不満そうな表情になり
「帰ろう」
「あの…送ってってあげるよ…」
「いいよ別に」
「いいってば。ね、タクシー拾おう?」
「一人で帰れるから。まだ電車あるし」
あくまでも断る藍沢に対し、白石は心配からやっと出た大通りで手をあげてタクシーを拾った。
「藍沢君…明日ヘリ当番でしょ?私がつきあわせたせいで明日に響いたら悪いし…
だから送らせて?タクシー代出すから。」
「…。」
無言でタクシーに乗り込む二人。
再び無言が重苦しく思えて横目で藍沢を見ると寝ている事に気づいた。
あ…どうしよう…藍沢君の家の場所、聞くの忘れた…
「ねぇ、藍沢君、家って何処に…」
何度か揺するが起きる気配がない。それどころが揺すったらガクンと力が抜けて
熟睡している藍沢が自分の膝元に倒れ込んでしまった。
仕方なく、自宅の場所をタクシーの運転手に告げると膝を枕に熟睡している藍沢の顔を
何か緊張した気持ちで見つめ続けた。
そしてそっと、頬を指先で触れるが起きる気配はなく…
そのまま優しく髪を撫でてやる。緊張が、甘い緊張へと変わった。
- 67 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 10:23:11 ID:3kuZMI3n
-
「悪い…。」
タクシーから降りると寝起きの藍沢がぼそっと言う。
「大丈夫?あの…少し散らかってるけど…よかったら…」
ドアを開けて一人先に部屋へ上がり電気をつける。
片付いた部屋の中、机の上には付箋がしつこいくらいについている医学書が積まれている。
父ですら、まだこの部屋にきたことはない。自室に同僚といえ男性を招くのは緊張する
たとえ何もないとしても…。
冷蔵庫からミネラルウォーターを出しコップに注ぐと横目で玄関を見る。
藍沢が躊躇っている様子…しかし水の注がれる音を聞いて、ひとつため息をついて靴を脱いでいる。
「水貰ったら、帰るわ…」
「うん…気持ち悪い?回ってる感じする?」
「問診するな。大丈夫だから」
コップの水を一気に飲む姿を見て、いつものような反論ができるくらいなら
大丈夫なんだろう、と少し安心した。空になったコップを白石が受け取ると
藍沢がソファにだらしなく座り、机の上の書籍を見て呟く
「――この部屋、男入れたことないだろ。変な生活感出すぎだ」
「…別に…いいじゃない…」
図星で気まずそうに答えると藍沢が続ける
「付き合ってる奴とか、いないんだな。見てわかる。」
「確かにいない…けど…。そういう暇、ないし…」
やっぱりまだ酔ってるんだ、プライベートの話題を自分からするなんて…
少し動揺しながら確信した。空になったコップを持ったままでいる白石の手を
突然藍沢が引いて、抱き寄せた。
「っえ…」
何が起こったか一瞬解らず…解った時には驚きと同時にバクンと心臓が強く動き始める。
かなり強く抱きしめられる…無言のままの藍沢にやっと声が出たが小さい声で
「どう…したの…?」
答えはない。「藍沢君…?」――やはり答えはない。ただわかったのは
自分と同じくらいに藍沢の心臓も速く動いているという事。
速い鼓動が伝わってくる。そしてアルコールの匂いが呼気から感じられる
「酔ってるんだ…?」
「酔ってるよ」
やっと答えてもらっても、「そうなんだ…」としか言えない答えで。
そのまま自然な流れで唇を重ねてくる…抱きしめる手の力が緩くなり
その代わりにいきなり深く舌が入り込んでくる。
戸惑いの感情が強かったが、藍沢の呼気のアルコールに便乗するように
それに応じようとされるがままに舌をねっとり絡ませていく。
- 68 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 13:36:12 ID:AqffU3Cj
- 藍沢…
萌えすぎです
- 69 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 14:06:52 ID:3kuZMI3n
- 数分…気づけば続いている。互いの呼吸音と自分の鼓動の音しか聞こえない。
反射的に、混ざり合った互いの唾液を飲み込んだ時にゆっくり唇が離れる
ふぅ…大きく空気をを吸うと、どれだけ自分が夢中になってたか気づいた。
それと同時にいきなり慌てだす。
「酔いすぎ、だよ…。よくないと思う…お酒の勢いとかそういう…」
「しておいて、今更慌てんなよ。」
いつもと変わらない冷静な藍沢が言葉を止めた。彼の言う通りすぎて。
だけどもこういうのは良くない、と思い立ち上がろうとするが藍沢の手が
白石の腕を掴んで離してくれない。それどころか、少し強引に引っ張られ
ソファーの下に倒れこまされる、そして藍沢がゆっくりとした動きで両腕を押さえ込んだ。
そして初めて、正面から視線が合う。再び無言の時間…
彼の無言は、思考が読めずに怖い。そう思うと勝手に言葉が出てきた。
「どうして…いつも、感情を殺すの…?」
予想外な質問をされて、一瞬相沢は「え?」という顔をする。
「殺してない。感情的にならないだけ。必要ないから」
「あの時みたいに…泣いたりしたって、誰も責めないよ…」
“あの時”が何時のことかはすぐに藍沢はわかった。
認知症の祖母の言葉で、院内の売店で涙が堪えられなかった時――
の少し驚いた様子だが口調は冷静なまま
「…見てたのかよ」
「うん…ごめん…」
なぜか謝ってしまう。それは彼が見られたくない場目だったのがわかるから。
だけども子供のように泣いて祖母にすがりつく姿は、どこか愛おしいような
そんな気持ちで見ていた感情を思い出すと、それまで驚いた顔のままだったが
少し温和な表情へと変わって、自分の両腕を封じている藍沢に話しかける。
「こういう…お酒の勢いで行動しちゃう所があっても不思議じゃないんだよね…
藍沢君だって人間だもん…。だけど、やっぱり解らない…」
「解りたいんだ…?」
「どうなんだろう…。解りたいっていうか…知りたい、のかな…」
漠然とした自分の気持ちを言った白石に、藍沢は再び唇を重ねる。
これ以上、自分の深層を探るような、揺さぶるような事を言わせないために。
- 70 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 14:08:51 ID:3kuZMI3n
- 結局は藍沢のペースに流されっぱなしで
フローリングの床で、気づけば下着だけの姿にされていた。
初めは余裕でもあるのかというようなゆっくりした動きで
肩先や首筋を舌を這わせ愛撫していた藍沢も
今は指が食い込む勢いで白石の手首を押さえつけている
器用に右手だけでブラジャーを取り、胸元へ舌を這わせていく。
不規則に小さくピクンと体を反応させながら、白石は甘いため息をついた。
「痛い…手…」
白石が呟くと藍沢は体を起こし手を離す。本人も無意識に力が入ってしまっていたようだ。
白い腕に、ピンク色に手錠のような跡…それを見ると藍沢が無愛想に「ごめん」と呟く
膝で立ったままで着ていたシャツを脱ぎ捨てると白石の残る下着に手をつける。
相手の体温が自分よりも高い…密着した時にそんな事を白石は思いながら目を閉じた。
そしてそこへと指先が擽るように触れてくる。「あ」と小さく声をあげて腰が逃げようと動く
そこを藍沢が膝で押さえ逃がさない。再び口付けで唇を塞がれると指が自分の中へと入り込む
かき混ぜるように動かされ、そのうち水音が聞こえ始める。暴れそうな体、それを押さえながら
責め続ける藍沢…。白石は薄く目を開くと指がもう1本…入ってきた。
クチャクチャという恥ずかしい音をさせられ、再びぎゅっと目を閉じる。
そして藍沢がジーンズを蹴るように脱ぎ、白石の両膝を立てて…
そこで白石は思わず呟いた
「ほんとに…するんだ…。っていうか…愛情とか、そういうのってあ」
「最中に会話したいタイプなのか」
「そうじゃなくって…」
結局は何を言っても藍沢の言葉に返り討ちされてしまう。
うるさい、といわんばかりに、入り口へと宛がわれると藍沢がアイコンタクトで合図をする。
それを白石が拒まないと、ゆっくりと指で解し潤ったそこへと挿れていく
- 71 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 14:10:25 ID:3kuZMI3n
- 勝手に全身がガクガクと小さく痙攣するよう。体全身が、快楽を表現してしまう。
ゆっくりと一番奥まで入ると、藍沢は深呼吸のように息を吐く。
「藍…沢くん…」
「俺、会話いらないタイプなんだ」
心なしか、いつもよりは口調が優しかった…そう思ったと同時にいきなりガン、と激しく貫かれる。
短い声をあげ、両腕で顔を隠すような仕草をする白石に、前後に動かし貫きながら
藍沢は再び白石の両腕を掴んで押さえる。そして表情を見つめながら、長いストロークで
深く深く、貫き続ける。泣きそうな顔で、受け入れ続けながら
自然に腰が浮き背中が弓なりになっている。角度が更に深くなり頭の先まで貫かれているように
快楽がビリビリとしびれるように襲ってくる。
鳴き声のような声を貫かれるたびに出す白石の表情を見続けながら藍沢は動きを止めると
両膝を持ち上げ、ぐい、と押す。白石の白く細い体が丸くなる。
そして再び動かすと挿入角度が変わり、さっきまでとは違う刺激に白石は更に泣きそうな声になる。
彼の言うように、会話は一切ない…自分はどういうつもりで、彼がどういうつもりで…
そんな事を一瞬考えたが、全て快楽で打ち消されていく。
しかし少し強引に展開が進みこうなり、快楽に溺れていく中で白石は呟いた
「すき…かも…」
聞こえているか、いないのか。藍沢は無反応で早まる呼吸だけをしている。
フローリングの床の上、背中や肩に自分の体重と藍沢の力がかかり痛みを感じはじめる
床の上でなんて、したことがない…。だけども屈辱的な気分でもない…。
頭の隅でそんな思いが浮かんでいると、藍沢の指がそれを察知するかのように
敏感になっているそこを押しつぶすように刺激し始めた。
それと同時に白石の体が、跳ねた。短い悲鳴のような声をあげる。
再び暴れはじめた体に、更に指で刺激を続けながら強まった収縮に顔を歪ませる藍沢。
その表情を薄目で見た白石は、全部、藍沢に委ねた。もう、理性が飛んだ…
「い、く…っ」
打ち付けるように強く、子宮を突く勢いで藍沢が貫く。
白石はもう、限界だった
「あっあっ…あいざ、わ…くんっ…」
ガクガクガクっと腰が大きく震えると全身が力んでいく。達してしまったのだ。
もう少し、と藍沢は閉じようと力の入る白石の膝を体重をかけて広げると
力加減も考えずにただただ快楽を求めて、打ちつけた。
そして生き物のように収縮する刺激に後押しされ、歯を食いしばるような表情になり
「っく…!」
奥で果てたいという衝動を抑え、引き抜くと白石の腹部に白い物を放つ。
肩で激しく息をして、床に両手をついて暫く息切れをする藍沢を
残る快楽でぼんやりとしたまま白石が見つめる。
視線が合うと、藍沢は封じる役割ではない口付けを
優しく、白石の頬と唇に落とした。
その優しい感触に…白石は微笑んだ。
- 72 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 14:12:49 ID:3kuZMI3n
-
「ティッシュ…何処」
「あ…テーブルの、上」
それがやっと交わした会話。白石の腹部を丁寧にふき取る。
まだ少し荒い呼吸のままでティッシュで自身を拭いたりする藍沢の背中を
白石は見つめながら体を起こす
「痛っ…床の上だと、体が痛いね…」
返事もない藍沢。彼に全て委ねてしまった…全部を見られてしまった…
ふと、背中に抱きついて
「泊まって…く…?」
恐る恐る聞くと、丸めたティッシュをゴミ箱へと投げて、そっと白石の手を放すように促し
立ち上がり下着とジーンズを履きながら背中を向けたままで藍沢が答えた。
「帰るよ…。水、また貰う」
勝手に冷蔵庫を開けてミネラルウォーターのボトルを取る藍沢を見ながら
「そう…」と答える白石。脱ぎ散らかされた自分の服の中から下着を探し始める。
そしてまた、同じ質問を投げずにいられなかった
「ねえ、どうしてそんなに…感情を押し殺すのかな…」
果てた直後の優しいキス…
それが彼の、唯一の感情に思えて仕方なかった。それは自惚れなのか、わからない。
シャツを着ながら振り向き藍沢が答える
「必要ないから出さないだけで、押し殺してる訳じゃないよ」
口調はどこか、優しかった。内容はあまり優しくなかったが…
白石はそれにたいして「そうなんだ」と答える事しかできなかった。
- 73 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 14:23:16 ID:3kuZMI3n
- 「ねぇねぇ、昨日行ったんでしょ?モーリシャス京子」
「メリージェン洋子。うん、行ってきた。ステージメイクと衣装のせいかな
綺麗だったよ。ダイエットも成功したみたいで少し痩せてたし」
医局で緋山が聞いてきた質問に訂正しながら答える。
売店で買ったドーナツを持って藤川が医局に入ってくると
ノートパソコンに向かう白石に駆け寄ってテンション高く話しかける
「行ったのか?ショーパブってやつに。グランベリーカズコ!」
「メリージェーン洋子。初めて行ったけど、すごかったよ。びっくりちゃった」
そこへ藍沢が医局に入ってくる。一瞬合う視線、そしてすぐ離れる視線。
そんな事には気づかずに緋山が藤川のドーナツを1つ奪いながら続ける
「白石、一人で行ったの?」
「ううん…あの…友達、と…」
少し歯切れが悪くなった白石の様子に気づく事もなく「へぇ〜いいな〜」
自分も行ってみたそうに緋山が言う。ちらりと横目で藍沢を見ると
いつもと変わらない様子でカルテに記入をしている。
その視線の中に藤川が横切り、藍沢に暑苦しく話しかけていた
「藍沢は?行ったことあるか?オカマバーっていうか、ショーパブっていうか」
カルテに記入をしながら無愛想に藍沢が答えた
「あるよ。友達と。付き合いで。」
意外な答えに緋山と藤川が「えっ!?」と驚く。
白石も違う意味で「えっ!?」と思わず声をあげた。
そして用事が終わったのか、驚く3人を無視するように席を立ち
医局から出ていった。
- 74 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/18(月) 14:25:54 ID:3kuZMI3n
- 超久しぶりの投下だったので誤字脱字、お許しください。。
冷徹すぎない藍沢、好きなんだけど難しい…
- 75 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 15:44:21 ID:Jnf1HdDc
- GJGJ!!
エロなんだけど下品さを感じさせなくて爽やかだった。
リアルさとドラマが融合してて実際、藍沢と白石だったらこんな感じなんだろうな〜って想像出来た。
ここまでキャラを壊さずに出来るなんて天才!
最後の藍沢の「友達と」発言にニヤニヤしちゃったじゃないか!
白石も可愛い過ぎ!
- 76 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 17:44:52 ID:AqffU3Cj
- GJ
絶妙すぎる…!
途中でレスしてすまんかった
- 77 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 20:08:13 ID:QSu2iESn
- マタマタキテタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!!!GJGJGJGJ!!!
- 78 :冴島×藤川×緋山:2008/08/18(月) 20:35:29 ID:/wYOXeb0
- 「黒田先生からO.Kでたからよろしく頼むな。」
藤川先生と回診を終えてエレベータを待っていると、背後から藍沢先生の声がする。
「どうかしたんですか?」
いつもだと藤川先生が藍沢先生に話しかけて、クールにスルーされているだけに新鮮な光景だ。
ちなみにそのクールさが、他の看護師には絶大なる人気を誇っている。
「そろそろお盆だろ、でウチの実家に骨折に効能のある温泉があってね。
折角だから、藍沢のおばあちゃんを連れて行こうって話になったんだ」
「それってお二人で行かれるんですか?」
「流石にフェロー全員休むわけには、行かないからねぇ。」
たまに非常識な発言するので一瞬心配したが、流石にそれは大丈夫だったようだ。
「冴島さんはどうするの?」
私は実家との折り合いが悪いので、こういうときは一人でいつも過ごしている。
「私はその〜あの〜えーと」
「その温泉、美容の効果もあるらしいよ。」
「私も行っても良いですか?」
「助かるよ。実は骨折した老人ってどうやって温泉に入れたら良いか困ってたんだ」
相変わらず計画性が無いみたい。
「まさか混浴じゃないですよね?」
「まさか〜」
ん?これって何か良い感じじゃない?
看護師やってて良かったと久しぶりに思った瞬間だった。
- 79 :冴島×藤川×緋山:2008/08/18(月) 21:43:02 ID:/wYOXeb0
- 「温泉かぁ、良いなぁ〜」
恵は論文にしおりを挟むと、羨ましそうにつぶやく私を小突いてくる。
「良いの?このままで?」
「ちょっと職権乱用な気がするけど、看護師としての腕は確かだし」
「あのメンツだと夜は冴島さんと藤川君が同じ部屋で、
藍沢君とお婆ちゃんが同じ部屋だよね」
「そ・そうかな…」
「どうしましょう?夜のヘリ要請でちゃったら。」
恵もやっぱり女の子である。
こういう人の恋話は楽しくてしょうがない様子である。
「さ・冴島一人じゃ、女の子一人でかわいそうよね。まぁ行ってあげてもいいかな」
「素直じゃないなぁ」
「じゃちょっと藤川君とこ行ってみよう」
恵のこの積極性…何故現場では発揮できない?
私が思うに恵はある種藤川と同じタイプ。
自分のためではなく、人のために何かしようとすると力を発揮するタイプなのだ。
執刀医ではなく、第一助手として優秀なタイプだ。
それはヘリドクターとしてはどうなのだろうかというのは、
また今度考えるとしよう。
「とりあえず藤川君探そう。多分部屋に戻ってる気がする。
ついでに帰り道だしナースステーションで冴島さんに参加するって宣言してみよ」
「え?ちょっとまって…」
恵はユニフォームの裾をつかむと、私を引きづりだした。
- 80 :冴島×藤川×緋山:2008/08/18(月) 22:20:24 ID:/wYOXeb0
- ふふふ…温泉か。
早速図書館で早速高齢者介護の本を数冊借りてきた。
「あれ、はるかどうしたの?」
香織が私の右肩に顎を乗せ手元を覗き込んだため、一瞬景色が暗くなる。
ちなみに院内で私が唯一心を許して話せる女性だ。
「うん…ちょっとお勉強」
「頑張れ〜若手看護師の期待の星〜フレフレ〜♪」
この力の抜け具合とても気持ちが良い。
「ところで若手看護師の期待の星はるか先生に質問してもいい?」
「どうしたの?」
「最近綺麗になった?お化粧変えたの?」
「え?そう?気のせいじゃない?」
「うん…大原婦長も言ってたよ。
最近藤川先生とも仲良さそうに話してるって」
ふ・婦長まで話が及んでいるのか。
これは温泉に行くことは絶対に内緒にせねば…
私と違って香織の周りには、いつも誰かが居て笑い声が絶えない。
本人にそのつもりが無くても、いつの間にか言いふらしてしまう事になりかねない。
「はるかは藤川先生のことどう思ってるの?
私はどっちかというと、藍沢先生の方が好きかなぁ。
藤川先生は良い人だけど、やっぱり農家の長男って減点よね。
私一人娘だしなぁ」
「って香織…藍沢先生のこと好きなの?」
「うん。好きだよ」
私と藤川先生と藍沢先生で旅行に行って果たして話題があるだろうか?
趣味は?好きな歌手は?実はお互いのこと何も知らない。
藍沢先生と仕事の以外の話を出来るだろうか?
自信が全く無い。
これは香織にも来てもらった方が得策かもしれない。
後で藤川先生に相談してみよう。
香織なら看護師としての腕も確かだし、性格的に強く言えば反対はしないだろう。
- 81 :冴島×藤川×緋山:2008/08/18(月) 22:26:50 ID:/wYOXeb0
- さて明日か明後日旅行に行かせようと思ってます。
村田さんの呼び方が変わったのは内緒ね。
展開が強引なのも内緒ね。
長くなりそうだなぁ
グダグダでエロなしでごめんなさい
- 82 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 22:28:59 ID:PV8UoQQy
- 楽しみに待ってる
- 83 :名無しさん@ピンキー:2008/08/18(月) 22:40:16 ID:RY6hIZQA
- 温泉旅行さいこー!
楽しみにしてます。
- 84 :名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 00:22:06 ID:Kj+tx8cA
- イベントか〜♪
- 85 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 09:46:39 ID:UJyF1fDm
- 流れ豚切ってKYな感じで止まらない妄想を投下します。
>>54 >>56さんの言葉からインスピレーションうけました
5度目…そう、5回目。
ぼんやりと天井を見ながら数えずに回数がわかった。
藍沢が、自分の部屋に来た回数…
はるかは寝返りをして狭いシングルベッドに一緒に寝ている藍沢の寝顔を見る。
そして時計へ何気なく目をやると始発が動いている時間になっていた
蒼白い空が、カーテンの隙間から見えた…
「藍沢先生、そろそろ行かないと…。着替えに帰るんですよね?」
肩を軽く叩いて言うと浅い眠りから起きた藍沢が「うん」と頷いた。
気だるそうにベッドから出るとそのままシャワーを浴びに風呂場へと入る
起き上がると、はるかはベッドの下に散乱している服の中から下着を見つけて身に着ける。
ついでに藍沢の下着と服を畳んで、脱衣所にそっと置いてやった
「冴島は今日は…?」
「日勤だから朝から行きます。もう少し、仮眠しますけど…」
「じゃ、俺が早く帰らないと眠れないな」
タオルで体を拭きながら藍沢が話す。いつものように淡々とした口調と態度。
そして丁寧に畳まれた服を着ていく、その様子を横目で見ながら嫌味な口調ではるかが言う
「こうしてうちに来なければ、まっすぐ帰ればお互いもっと睡眠取れるんでしょうね」
「そうだな。」
ベルトを留めながら藍沢が短く返事をする。そして続けて
「だけど…無駄な時間じゃないと思う」
遠まわしすぎる優しさ…いつも彼はそうだ。みんなが思っているような
無感情で冷徹な人間じゃない…私はわかる、とはるかは密かに心の中で繰り返した。
「私も…そう思います」
はるかの答えを聞くと、藍沢は軽く手を挙げて「おやすみ」と言うと
早朝の外へと出て行った。
5回目の朝…。1回目の朝は、病院内だったんだっけ…。まだ体温が残るベッドに入ると
はるかは反芻するように思い出した
- 86 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 09:48:06 ID:UJyF1fDm
-
冷たい言葉を投げ、別れた彼の携帯から久しぶりにPHSに着信があった。
相手は彼の母親…様態が急変したという知らせだった
もう恋人ではない、というのは母親も知っていた様子だが、一応知らせてくれたらしい。
もう…意識はないという言葉に別れた彼といえ、目の前が暗くなった。
そして自分が浴びせた自分の正直で残酷な気持ちと言葉を…悔やむ。
夜中の人気も疎らの病院内を早歩きで進み、エレベーターを降りると
既に堪えていた涙が零れてしまう。誰にも見られたくない…一刻も早く、どこかへ…
処置室…外来処置室ならこの時間誰もいない…そう思い部屋のドアを開けた
――しかしそこには、藍沢が座っていた。
もう、ボロボロと涙が止まらない状態のまま立ち尽くす。
「冴島…?」
「…失礼、しました…」
先客に一言を涙声でやっと言って早く立ち去ろうとすると、手首を掴まれた
驚いて振り向くと、藍沢が愛想なしのままで
「いいよ。俺、本読んでただけだから。」
処置室のベッドの上には老人介護や認知症に関する書籍が数冊あるのが見える。
そして藍沢の顔へと視線を移すと…目が赤いように思えた
「藍沢先生…?」
感づかれた、と咄嗟に藍沢は本を重ねデスクに置きながら
「もう行くから、使っていいよ」
逃げるように部屋から出ようとする背中に、発作的に縋り付いた――
壊れた感情…止まらない涙…どうしようもない孤独感、自己嫌悪感…
押しつぶされそうだった。
「少しだけ…少しだけでいいんです…一緒にいてください…」
ドアノブにかけていた手を離すと、藍沢はそのまま立って背中を貸してやった。
はるかは声を殺しながらも泣き続けた。少し…落ち着いてきただろうか
やっと握り締めていた藍沢の術衣を離し、一歩後ろに下がると
いつもの事務的な口調を涙声のままに
「ありがとうございました。つきあわせてしまって、申し訳ありません…」
「俺も…さっきまで、冴島と同じ事、してたから…」
- 87 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 09:48:58 ID:UJyF1fDm
- やっぱり、泣いてたんだ。あの藍沢先生が…
認知症の書籍に視線を移しながら驚いた顔をする。
「自分が一番大事だけど…それを貫き通すって、すごく意思が必要で辛い時もあるよな…」
自分の指先を弄りながら見つめて、藍沢が呟いた。
はるかは、そんな彼に自分の分身を見ているような感じになる
―似たもの同士―勝手にそんな言葉が頭に浮かぶ。そして彼の右手を取り
はるかは両手え包み込む。そして手の甲に唇を押し当てると藍沢が「冴島?」と問いかけてきた。
もう…衝動でしかない。彼を…私を…紛らわせたたい…
そのまま彼に抱きついた、体を離そうとする藍沢に顔をあげてはるかが言う
「あと10分だけ…一緒にいてくれませんか…」
本来当直ではない藍沢は自主的に居残っていただけだった。
正確には自宅に戻っても眠れないだろうという予想からだったのだが…
「いいよ」と短く答えると同時に冴島が抱きついてきた。
今だけこの時間だけ、誰かに縋り現実から逃げたい…そんな感情が、伝わってきた。
至近距離で見詰め合うとまだ涙で濡れている目で藍沢に言う
「勝手に思いました…藍沢先生も、同じなのかもって…」
やはり数分前までの涙を感づかれてしまったんだ、と藍沢は思った。何も答えずにいると
冴島がゆっくりしゃがみこみ、膝をつく。そして藍沢のズボンに手をかけた
「え…何…」
「10分だけ一緒にいてください」
事務的な口調で返ってきた言葉と行動に驚いていると「座って」と指示をされてしまう。
処置用のベッドに軽く押されたので、そのまま藍沢は座る、冴島が下着をずらす。
そして何も言わずに藍沢のそれを口に含んだ。突拍子もない行動と展開に藍沢は
驚きはすぐに収まり彼女に従う事にしてみる…それは「衝動」だったんだろうか…
丁寧にしゃぶりついていると口の中で熱を帯びて成長していくそれは、いつのまにか
根元までは口に含めないくらいになっていた。はるかは夢中でしゃぶりつく、そして
手を根元に添えると舌だけで根元から先まで、アイスのようにゆっくりと舐めて見せる。
視線を上へ…藍沢の顔へと向けると、両手を後ろについて見た事のない藍沢の顔…
満足そうに、そのままはるかは再びできるだけ奥まで口に含んだ。
微かに聞こえる息遣い…頭を上下に動かすと、口の中で血管がひくっとする感触がわかる。
このまま一人だけなんて、ずるい…そっと口を離すと、立ち上がりはるかは自分のズボンを脱いだ
そして下着も脱ぐと、上の術衣は着たままで、藍沢に跨り彼の上半身を押して倒す。
「冴島…?」
「もうちょっと…だけですから…」
そう言うとさっきまで丁寧に舐めまわしたそれを自分の入り口に宛てる…そしてゆっくりと
体重をかけて、そのまま腰を落とす。自分の中が満たされていく独特の感覚に表情が歪む。
藍沢の肩を両腕で上半身の体重をかけて押さえつけたまま、自分の中を満たしていく。
- 88 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 09:50:34 ID:UJyF1fDm
-
膝を使い上下に動き、もっと奥、もっと奥と欲しがる衝動のままに動き続けた
少しずつ上がる呼吸…藍沢も自分と同じように、快楽に表情をくしゃっとしている。
お互い、呼吸に吐息という短い声が混ざるようになってきた。
「藍沢先生…っ声、気をつけ、て…壁薄いですから…」
そういいつつも意地悪で、今度は腰を前後にグラインドさせ擦り付けるように動かす。
さっきよりも深く挿入されて、藍沢ははるかの腰を掴む。しかし制止する手ではなく添える手だった。
クリトリスが擦り付けられる刺激と深い挿入の刺激…頭の中で何がか少しずつ粉になっていくような
満たされ続ける感覚に夢中になる。
「冴島っ、もう、俺…」
「もう少しで、私もですから…」
我慢させるような事を言うと藍沢の指が自分の腰に食い込んでくる
…我慢してくれてるんだ、腰の動きを早めるとすぐに追いつき始める。
「イキ、ますっ…あっ…」
我慢できず少し大きい甘い声で言うと、体の中心を快楽が貫いて全身が小刻みに震える。
背中を反らせて硬直する…飛んだ、そんな感覚の絶頂の中で少し、酔う…
――やっと、戻ってくると無意識に止まっていた早い呼吸を吹き返す。藍沢の顔を見下げると
彼も同じように浅く早く呼吸をしていた。
「中で…」
「大丈夫です、今日は」
中で出してしまった、といいかけた藍沢に再び事務的に答えるとゆっくりと自分を満たしていたものを
抜いてベッドの上に中腰の状態…満たされていた場所から、混ざり合った白いものがどろっと出てくる
そんな卑猥な光景を藍沢は眺めながら手を伸ばしティッシュで押さえる。
「藍沢先生…ありがとうございました…」
藍沢の頬に、軽く口付けると藍沢もまた、はるかの頬に軽く口付けた。
気づけば朝の4時…窓のブラインドの隙間は、蒼白い空が見えていた
- 89 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 09:51:52 ID:UJyF1fDm
- その日の夜に、自分から再び声をかけたのだ。
「お暇でしたら、また時間を少し貸してくれませんか?」と。
そして自宅へと藍沢を連れて行くと、また自分を満たす時間を過ごした
藍沢は少し躊躇う様子もあったが強引に、はるかが行動をしたら、そうなった。
すると毎日…どちらかが当直じゃない日ははるかの部屋に藍沢が訪れるというのが
暗黙の了解になっていた。しかし彼は朝方…始発電車が動き始めると
服を着替えに家に帰っていく。決して完全に一泊はしなかった。
もちろん仕事中には仕事以外の会話はない。二人の時間も、あまり会話はなかった。
自分勝手だが、はるかにはそれがありがたかった。
朝のICU回診が終わり、エレベーターに乗っていると連日の寝不足から欠伸が出る。
手を添えてかみ殺しているとエレベーターの扉が開いて、藤川が入ってきた
「お疲れ。何何?疲れてるねぇ〜冴島があくびしちゃうなんて珍しい」
無言でエレベーターの階数表示を見つめていると藤川は暑苦しく続ける
「寝不足?でも昨日夜勤じゃなかったよな。お?もしかしてこれは〜
昨日、夜遊びでもしちゃった?実は男と朝まで過ごしたとか?」
そこでエレベーターのドアが再び開いて、入ってきたのは藍沢だった。
右隅にはるか、左隅に藍沢、そして真ん中には一人ワクワクとする藤川。
「お疲れ様です」「お疲れ」「藍沢おつかれ!」「…。」
挨拶が一言ずつ済むと、藤川は空気を読まずに楽しそうに続ける
「朝まで過ごす相手か、いいなぁ〜。俺は動脈瘤破裂の仲川さんと朝まで一緒だったからなぁ〜。
…実は朝まで一緒にいた男っていうのは藍沢だったりして〜っ?」
二人を交互に指差し冗談でうひゃうひゃ笑いながら言う藤川に、視線を動かさずに
「藍沢先生、朝までつきあって頂いてありがとうございました。またお願いします」
一瞬、間が空いてから藍沢が「じゃ、また今夜」と答えた。
一番間が空いてたのは藤川…きょとんとした様子で二人を交互に見ると
「ほんと、だったの?…マジで?」
間抜けヅラ、という言葉がぴったりな藤川の顔を睨むように見ながら
「藤川先生は冗談でも信じちゃうんですね。そのうち結婚詐欺にでも合いますよ。
朝まで付き合ってもらったらどうですか?結婚詐欺師に。」
そう言うと冴島はエレベーターから降りていった。
残された藍沢に藤川はひきつった笑顔で
「なんだよ…冗談、かよ。」
「…。」
「いきなりの冴島のフリに藍沢が合わせたのか、そんな所で茶目っ気いらねえよ〜」
肘で藍沢の腕を突くと、無反応のまま藍沢も次の階でエレベーターを降りていった。
- 90 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 09:54:16 ID:UJyF1fDm
- 急患があったので時間は深夜になったが、その日の夜も藍沢は部屋にきた。
そして再び、お互いを満たすように抱き合うとベッドへとなだれ込む
快楽をひたすら貪りあって、快楽に溺れて…。
…終わって、気だるい浅い眠りの中で、藍沢の胸に耳を宛てて鼓動を聞く…
少し抱き寄せられ、体温を、お互い感じる。
しかし会話らしい会話は、相変らず無い…
もうすぐ6回目の朝がやってくる。寝息をたてる藍沢を見ながら
彼はもうすぐまた帰っていくんだと思うと、初めて切ないような感情が湧いてくる。
「藍沢先生…もうすぐで、電車が」
「もうそんな時間か…」
眠そうに薄目を開くとはるかのほうへ寝返りをうち、彼女をそっと抱きしめた。
「藍沢先生…もう…明日は来ないでください」
はるかは、少し途切れながら言う。彼の胸に顔をうずめたままで行った。
少し、間があった。藍沢は「わかった」と小さく答える
それを聞くとはるかは顔をあげる。涙が、目に浮かんでいた
「なんでそんなに…優しいんですか…。最初から、何も聞かないで、何も言わないで
ただ私につきあってくれて…なんで何も訊かないんですか…」
何も聞かないという優しさが、ありがたくもあり辛くもあった。
「ただ冴島の誘いにつきあっただけじゃないから…俺の、自分の、意思だから」
「私はただ…自分の心の隙間を満たして、全部忘れる時間がほしかっただけなんです…」
「俺も、そうだよ…。全部忘れて、弱い所を吐き出したかった…」
ベッドの中で裸のままで抱き合う。多分今で…最後。
「割り切りすぎてたんですね、私も…藍沢先生も…。
やっぱり…同じでしたね…。私たち…。」
似たもの同士…また、その言葉が頭に浮かんだ。
彼が玄関で靴を履いている。はるかは初めて玄関先まで送った。
「じゃ、また。病院で。」「そうですね」
短い会話。…こちらを藍沢が見つめている。「?」はるかは首を傾げると
「最後に、5秒だけ、俺につきあって」
そっと頬に手を添えて、ゆっくりと唇を重ねてくる――
それは初めて、優しく温かく、ふわりとした、キスで…
ゆっくり離れていく唇…今までと違う、鼓動の高鳴りだった。
「何回もセックスしたのに…1回のキスのほうが…満たされるんですね…」
率直な感想を、柔らかい口調で呟くと背中を向けドアを開けた藍沢が
「…俺も今、同じ事思った。」
それも優しい口調だった、そしてドアが静かに閉まった。
はるかは…はじめて安らかな気持ちで、体温の残るベッドで眠りに落ちていった。
- 91 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 09:56:29 ID:UJyF1fDm
- 朝から投下、失礼しました。
ちょっと切ない感じになったけど、割り切った関係の冴島×藍沢が
書きたくなってしかたなかったw
- 92 :名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 12:10:26 ID:izAuQfbl
- うわーーーーーーーんちょっと泣いちゃったよ!!切なくて優しくて超いい!!
白石のも良かったけど、大人な関係の藍沢x冴島に超萌えますた!!好き!また書いてください!
- 93 :冴島×藤川×緋山:2008/08/19(火) 20:15:58 ID:Ix3VJT6S
- 「ちょっと聞きました フェローが旅行行くらしいんですよ。それも温泉。」
「旅行って行っても、藍沢先生のおばあちゃんを温泉に連れて行くんでしょ?」
「でもさぁ、フェロー全員が同時にどう思うよ?」
「その割を森本先生が食ったんですか?」
轟木は屈伸をしながら森本の方を見る。
「黒田先生に勝手にしろとは言ったが、どうしたもんかなぁ。って耳元で言われてごらん」
「そりゃ怖いな」
梶は愛妻弁当をつつきながら呟く。
「三井先生は年頃の女ですもの。共感しますわとか言ってるし」
「僕達の若い頃はね、年末年始も夏休みも・・・・」
森本が愚痴りかけたのを察したのか
轟木が言葉を遮る。
「そもそもフェローの人間関係、私今一面識ないので掴めてないんですけど
どんな感じなんですか?」
「そうなんだよ。僕も良くわかんないんですよ。
白石と冴島と緋山が旅行に一緒に行く程仲が良いなんて、藤川からも聞いてませんでしたよ。
全く、何のための森本派だと思ってるんだ」
「なんです?その森本派ってのは?」
梶は爪楊枝をいじりながら、森本に尋ねた。
「平和を愛する人達を称するんですよ。どうです轟木さんも?」
「遠慮しておきます」
「そもそも最初白石は残ってるはずだったんですよ。
でも何故かいつの間にか全員と看護師何人かでいくらしいんですよ」
「考えてみると黒田先生よく許可しましたね。」
「藍沢に患者ともっと向き合えって言ったのが、効果か出てきたとか勘違いしてるんですよ。そのせいで何で僕が…」
「まぁ若いうちに恋愛しておこうと、人間としても成長するんじゃないですかね?」
「え?梶さん何か知ってるんですか?」
「轟木さんと違って私はたまにヘリであってますからねぇ」
「私は更衣室ですれ違うくらいかなぁ。」
「藤川もこういうときこそ、一人残ってればヘリに乗れたのになぁ。」
「そういうところが良い所であり、悪いところでもあるんですよね。」
シニアドクター陣がこんな話をしている頃…
- 94 :冴島×藤川×緋山:2008/08/19(火) 21:26:50 ID:Ix3VJT6S
- 「へっくション!!誰か患者さんが俺の事呼んでるのかなぁ」
「藤川先生大丈夫ですか?運転変わりましょうか?」
私は助手席でカーナビを操作しながら尋ねる。
「大丈夫。それにしても冴島さんごめんね。車2台に別れちゃってさぁ。」
彼は申し訳なさそうに頭を下げる。
「良いんですよ。藤川先生。
藍沢先生とお婆ちゃんを少しでも一緒に居させてあげたいんですよね」
むしろ私としては非常に好都合だ。
「あら大学教授のお嬢様に車の運転なんて出来るのかしら?車庫入れとかできるの?」
彼女さえ居なければ。
「緋山は運転得意なんだっけ?」
「私はいつも病院までスポーツカーで来てるから!実家にもフェラーリあるし」
「ああ・・・思い出したこの前一緒に病院に来た白石が、私不良になっちゃったって言ってたよな」
「野蛮な人ってどこにでも居ますよね?
そんな人をお婆ちゃんのいる車に乗せなくて良かったですね。藤川先生GOOD JOBです。」
「あれは寝坊したからしょうがなかったの!!三井先生のオペも見たかったし」
「見ててオペが出来るようになるなら、看護師は全員スーパードクターですよ。」
「さ・冴島さん?」
いけない。いけない。今日は藤川先生もいるんだ。
「ドクターも大変ですねぇ〜。緋山さん頑張ってくださいね。」
「いえいえ看護師の皆様のサポートあってのことですよ。
冴島さんこれからもよろしくお願いしますね。」
彼女も同意見のようだ。
「ところでさぁ、
温泉に着いて荷物降ろしたら、俺実家の仏壇に線香上げに行こうと思うんだ。
晩御飯の材料も何か畑から調達できるかもしれないから、どっちか付いてきてくれないか?
あ・ヘリに乗ってないことは内緒な。」
そうだった。彼はお母さんが病院に来たときのことを知らないのだ。
「嘘はつき続けると、ばれた時に困りますよ?」
「一応地元では期待の星って言われてるからさぁ。頼むよ。」
「それは良いけど、夕飯自分達で作るのは聞いたけど、料理できるの?」
「俺はもっぱら外食だよ。冴島さんは?」
「私は嗜む程度ですよ。お菓子とかは得意なんですけど。」
この日のために寝る間を惜しんで練習に練習をしてきたのだが、
ハードルは低い方が成功した時のポイントは高いはずだ。
「え〜、冴島さんお菓子焼けるんだ。」
「私だってお菓子くらい焼けるわよ。」
せっかくの良い雰囲気に割り込んでくる彼女の声
何か不機嫌そうだが私には関係ない。
「お菓子くらいってことは、お料理なんてお手の物なんですね。頼もしいです!」
「え?う…うん、そ…そ…うね。楽しみにしててよ」
「そっか緋山って意外と女の子っぽいこと出来るんだなぁ。意外だなぁ。」
「そ・そんなに意外かしら?」
彼女は焦っているのか・照れているのか分かりにくい顔色をしている。
「次のドライブインで昼でも食べながら休憩しようか?」
彼はそういうと左折のウインカーを出した。
- 95 :冴島×藤川×緋山:2008/08/19(火) 21:38:08 ID:Ix3VJT6S
- 「ねぇねぇ、車内ではどんな話をしたの?」
恵が私の顔を心配そうに見つめる。
「大丈夫、喧嘩とかしてないよ。それよりもね。大変なことになっちゃったの」
「どうしたの?」
「料理得意な事になっちゃった…。」
「むしろ不得意な方だよね?」
「いや、冴島の卑劣な手に嵌められたというか…その場の流れというか」
「何でもかんでも、冴島さんのせいにしちゃ駄目だよ。」
そうだ。そもそも私が夕飯の事なんか話題にしなければ…
「どうしよう?」
「大丈夫だよ。レシピはたくさん印刷してきたし!」
恵はポケットを指さす。
(医学書だけじゃないんだ)
一方こちらは…
- 96 :冴島×藤川×緋山:2008/08/19(火) 21:49:03 ID:Ix3VJT6S
- 「藤川先生運転中何か飲みたいですか?」
「あのさぁ、病院じゃないんだから先生は止めてくれない?」
彼が笑いながら頭をかく。
「先生は私にとって先生ですよ?」
「じゃ、せめて病院とは違う呼び方にして欲しいなぁ」
私としては藤川なんて呼び捨てには出来ないし…
「じゃ私も病院とは違う呼び方にしてください」
「え?名前くらいしか無いじゃん?」
「私もこれから名前で呼ぶからおあいこです。」
名前で呼び合うなんてまるで本当のカップルのようだ。
まだ目的地についても居ないのに、これだけの収穫があるとは思わぬ誤算だ。
今年の夏は私にとって一生の思い出になるのかもしれない。
- 97 :冴島×藤川×緋山:2008/08/19(火) 21:51:13 ID:Ix3VJT6S
- 今日はここまでちょっとペース遅くてごめんなさい。
まだ目的地にも着いていません
次回は緋山のターンかもしれません。
- 98 :名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 22:04:26 ID:ROy9EFd1
- 藤川がモテモテってスゲ〜違和感w
- 99 :( ・∀・)つ〃∩モエー ◆bhH/AtH.kc :2008/08/19(火) 22:37:10 ID:UJyF1fDm
- |д゜) <また、しつこく投下していいっすか…
需要少ないと言われている藤川×緋山とも思ったけど
>>97氏が終わってからにしようかな。
何か、需要のあるコンビやシチュってあったら知りたいっす。
その通りに書けるかどうかわかんないけどw
- 100 :名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 23:46:39 ID:rtnfxS3V
- 書きたくても書けないから是非書いてほしいw
また藍沢×白石が読みたいな
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