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お姫様でエロなスレ8

1 :名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:57:58 ID:su7+7hHX
やんごとないお姫様をテーマにした総合スレです。
エロな小説(オリジナルでもパロでも)投下の他、姫に関する萌え話などでマターリ楽しみましょう。

■前スレ■
お姫様でエロなスレ7
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1196012780/

■過去スレ■
囚われのお姫様って
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1073571845/
お姫様でエロなスレ2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133193721/
お姫様でエロなスレ3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148836416/
お姫様でエロなスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157393191/
お姫様でエロなスレ5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166529179/
お姫様でエロなスレ6
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178961024/

■関連スレ■
【従者】主従でエロ小説【お嬢様】 第四章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1174644437/
◆◆ファンタジー世界の女兵士総合スレpart4◆◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173497991/
妄想的時代小説part2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1155751291/
世界の神話でエロパロ創世
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1160406187/
逸話や童話世界でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162899865/

■保管庫■
http://vs8.f-t-s.com/~pinkprincess/princess/index.html

気位の高い姫への強姦・陵辱SS、囚われの姫への調教SSなど以外にも、
エロ姫が権力のまま他者を蹂躙するSS、民衆の為に剣振るう英雄姫の敗北SS、
姫と身分違いの男とが愛を貫くような和姦・純愛SSも可。基本的に何でもあり。

ただし幅広く同居する為に、ハードグロほか荒れかねない極端な属性は
SS投下時にスルー用警告よろ。スカ程度なら大丈夫っぽい。逆に住人も、
警告があり姫さえ出れば、他スレで放逐されがちな属性も受け入れヨロ。

姫のタイプも、高貴で繊細な姫、武闘派姫から、親近感ある庶民派お姫様。
中世西洋風な姫、和風な姫から、砂漠や辺境や南海の国の姫。王女、皇女、
貴族令嬢、または王妃や女王まで、姫っぽいなら何でもあり。
ライトファンタジー、重厚ファンタジー、歴史モノと、背景も職人の自由で。

2 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:41:34 ID:lGjatkz3
1乙

3 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:00:55 ID:vGUIJX6v
>>1、お疲れ様でした
そなたの働きにはわたくしも、みなも感謝しておりますわ
こちらに来てお座りなさい。紅茶でよかったかしら?

4 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 01:10:42 ID:kuSfVfEk
>>1

5 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 03:00:51 ID:lZOVSdkd
>>1よ、姫が其方の働きに免じ乙を授けて下さると申しておる、有り難く受け取れ

6 :前スレ451:2008/05/05(月) 05:09:35 ID:jG3FniIF
埋めに協力する予定が全部投下する前に埋まってしまったorz
中途半端だけど残りを投下します。

7 :国王と王妃 9/10:2008/05/05(月) 05:10:35 ID:jG3FniIF
 悪いと思わないではなかったが、欲望に負けたユージーンはレティシアの腰を掴み、狙いを定めて落とさせた。
「あ、ああああっ!」
 いきなり挿入された衝撃でレティシアは体を仰け反らせた。きゅうっと襞が収縮してユージーンを締め付ける。
「そなた、受け入れただけで達したのか」
 愉しげにユージーンが笑う。
 肩で息をしながらレティシアはユージーンの胸に額をぶつける。
「薬、まだ効いているのだな」
 円やかな尻を掴んでレティシアを揺らしながらユージーンは下から腰を突き上げる。
「あ、ひゃ……んんッ、や、あっ、あっ、ああっ」
 突き上げられる度にレティシアは途切れ途切れにないた。
 常よりも潤った内部はきつく締め付けてくるのに滑りがよく、まるで意志を持つかのように蠢いてユージーンを悦ばせる。
「ああ……いいぞ、レティシア」
 表情をうかがえばレティシアは恍惚としており、いつの間にか自ら腰を揺らし始めている。ユージーンは舌なめずりをしてレティシアの乳房を少し強めに揉んだ。
「あっ! やぁっ、そこ、ん、い……ああっ」
「ここがいいのか。こんなに堅くして。赤く腫れているようだな」
 乳首を摘むとレティシアは頭を振って喘ぐ。
「感じているのか。そなた、締め付けが一段ときつくなっていくぞ」
 首を傾け、ユージーンは乳房に舌を這わせ、赤く熟れた乳首に吸いついた。
 二人の結合部からは卑猥な水音が立ち、レティシアはひっきりなしに嬌声をあげる。
「少し早いが……出すぞ」
 力強く突き入れながら、ユージーンは上擦った声を上げた。久しぶりな上、未だかつてないほどに淫らな姿を見せつけられては我慢などできるものではなかった。
「あ、ユージーン……あッ、くださっ、なかに……ああっ! あ、あぁああッ」
 深々と奥まで突き込まれ、レティシアが体を震わせる。ユージーンの体が一瞬強張り、中で何度も脈打つのをレティシアは感じていた。
 すべてを注ぎ込まんとするようにユージーンはレティシアの腰を押さえて射精が終わるまで離さなかった。
「まだ、そなたは満足しておらぬな」
 刺激を求めて揺れだしたレティシアの腰を撫で、自身のものが未だ萎えていないことを確認したユージーンはレティシアの膝裏に手を添えて仰向けに倒す。
「よい機会だ。抱かれるのが怖いなど二度と思わぬよう、そなたの体に快楽を教え込んでやる」


8 :国王と王妃 10/10:2008/05/05(月) 05:13:37 ID:jG3FniIF
 抜けてしまったものをもう一度レティシアの中へ押し進め、ユージーンはゆっくり腰を動かし始めた。
「愛しいレティシア。今宵は思う存分なくがいい」
 一度欲望を吐き出したおかげで余裕の出来たユージーンは普段めったに見ることのできないレティシアの喘ぐ様を堪能しながら欲望のままに妃の体を貪ることに決めた。


* * * *


「お呼びですか、陛下」
 ユージーンの機嫌が朝から良いようだと感じていたベンジャミンは、執務の合間に彼から呼び出しを受け、喜色満面な国王の前に跪いた。
 媚薬など邪道だと言わんばかりだった昨日の態度は何だったのかと思うベンジャミンは複雑な気持ちを顔に出さないよう努力する。
「そなたの見つけた薬師はよほど腕がいいと見える」
「左様でございますか。お気に召されたようで何よりです」
「うむ。褒美を取らせたい。そなたにも何かやろう。何がいい?」
 新妻を迎えたばかりのユージーンもこうして機嫌良くベンジャミンに褒美云々と言い出したものだ。そう遠くない昔のことを思い出し、ベンジャミンは懐かしさを覚えた。
「そうですね。私が望むものはただ一つにございます」
 今なら何でも叶えてやるぞと顔いっぱいに書いたユージーンはベンジャミンの言葉を玉座にもたれて待った。
「一日も早くお世継ぎを。ベンジャミンが願うのはそれだけにございます」
 ユージーンは一瞬目を見開き、すぐに呆れたように笑う。
「そなたはそればかりだ。たまには余が驚くほど欲深い願いを口にしてみよ」
「お世継ぎをと進言するだけでも十分恐れ多いことにございますれば」
 畏まって恭しく頭を下げるベンジャミンを眺め、ユージーンは鼻を鳴らす。
「まあいい。そこで一つ相談があるのだが」
 ユージーンはにやりと愉しげに口元を歪める。
 そうくるだろうと思ってはいましたがねと顔には出さないながら内心肩を竦める思いでベンジャミンはユージーンの相談に耳を傾ける。
 薬師に出す謝礼の額を増やさねばならないなと下げた頭の片隅で思い、ベンジャミンはユージーンにはわからぬほど僅かに口の端を上げた。


おわり


>>保管庫管理人様
保存して下さらなくて結構ですので、保管なしでお願いします。

9 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 06:52:12 ID:eHDhDF+r
>>1

>>8
GJ!
幸せそうな夫婦と家臣だ。


10 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 08:26:39 ID:jQNRXwm/
GJ!
レティシアかわいい!
ラブラブで微笑ましいなあ。

11 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 10:05:47 ID:kuSfVfEk
朝から良いものを見させてもらいました。GJ!

12 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 19:37:51 ID:wQ0B8zsF
かわええのぅ

13 :名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 01:19:14 ID:Is5qR/9Y
GJ!
やっぱりラブラブものはいいなあ
保管しないなんてもったいない。でも作者さんがそう言うならしょうがないか……

14 :名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 02:11:42 ID:WIYXFr8x
セシリアとエルドの中編はまだだろうか
ワクテカ

15 :名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 03:50:46 ID:n+B7jpTP
セシリアタンに会いたい…(´д`)

16 :名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 19:01:49 ID:JIJfLaYB
期待age

17 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 01:15:50 ID:jGg+B2sS
wktk保守

18 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 05:03:20 ID:Nu4DDt5s
連載待ちの合間に保守代わりに一本落としてみる。
平民上がりと貴族の姫君の夫婦もの。

19 :貴族と平民 1/9:2008/05/12(月) 05:04:12 ID:Nu4DDt5s
 鏡台に向かい、湯上がりの肌を化粧水を含ませた綿ではたはたとはたく。ふとイヴォットはその手を止めて溜め息をこぼした。
 何のために手入れをしているのだろう。不意に襲いくる虚しさを払うように、イヴォットは綿を屑籠に捨てて立ち上がった。
 夫と過ごす夜に備えて身支度を整えるための場所にイヴォットはいた。しかし、寝室へと続く扉を開いても寝台には誰もいない。そんなことはわかりきっていた。
 憂鬱な気持ちで扉を開いたイヴォットの耳に調子外れの声が届いた。
「やあ、久しぶりだね。まだ起きてたんだ。意外と夜更かしなんだね、君って」
 驚きのあまり瞬きを繰り返すイヴォットににんまりとした笑みを向け、イヴォットが返事をする前にその笑みはすぐに違う方向を向いた。
「書斎も探したんだけど見つからなくてさ。もしかしたらと思って。君、知らないかなぁ」
 がさがさと寝室の中を荒らし回る様を眺め、イヴォットは未だに呆然としていた。
 久方振りに会った妻に愛を語らうわけでもなく、ギーは勝手気ままに引き出しやら何やら開けたり閉めたりひっくり返したりを繰り返す。
「……な、何をなさってるの」
 ようやく我に返り、イヴォットは不審な行動を取る夫へ疑問を投げかけた。
 相変わらずがさがさとあちこち漁りながらギーは気のない返事を寄越した。
「んー。いつまで経っても工房に届かなくてね。ほら、間違って自宅に届いちゃったんじゃないかと思って。いろいろ探したんだけどないんだよね」
「何がないの?」
「何って、僕の職業知ってるでしょ。薬だよ、薬」
 諦めたように肩を竦め、ギーはイヴォットに向き直る。
「だめだね。やっぱりここにはないみたい」
 さして残念そうでもなく呟き、ギーはさっさと寝室から出ていこうとする。相変わらず自由奔放な夫の振る舞いにイヴォットはふつふつと怒りが湧き上がるのを感じた。
 本来ならば貴族であるイヴォットが平民出のギーと対等に話すことなど許されない。イヴォットの家が落ち目でさえなければ、ギーが王族御用達の腕利きの薬師でなければ、二人が結婚することなどなかったのだ。
 敬えとまでは言わないが夫は妻をもっと大事にするべきだとイヴォットは思う。
「待ちなさい」
 冷えた水のようなイヴォットの呼びかけにギーが足を止める。振り返り、不思議そうな顔でイヴォットを見た。
「なんだい? 何か心当たりでもあった?」


20 :貴族と平民 2/9:2008/05/12(月) 05:05:08 ID:Nu4DDt5s
 イヴォットはギーの顔をまじまじと見つめる。
 平民のくせに貴族のように整った顔をしている。それなのに常に胡散臭い笑みを浮かべていることと調子外れの口調のせいでどこからどう見ても美人には見えない。
たまに真面目な顔で真面目な台詞を口走った時に実は彼が美形なのだと思い出したりもするが基本的には怪しいだけの男だ。
 それなのに、ギーの顔を見ていると体が熱くなる。久方振りに会えたことが嬉しくて胸がぎゅっと締め付けられる。どんなに否定してもギーが夫であるという事実に変わりはなく、認めたくはないがイヴォットがそれを好意的に見ていることも事実だ。
「どんなものか聞かなければ思い出しようがないわ」
 会いたかったと素直に口に出せるほどイヴォットは甘え上手ではないし、甘さの欠片もない空気では雰囲気に乗せて思いを伝えることも不可能だ。それでも、彼と少しでも長い時間を過ごしたいがためにイヴォットは無難な言葉で会話を続けた。
「それもそうだね。どんなものか。どんなのだったかなぁ。えーっと……うーん」
 口元に手を当て、首を傾げながらギーは言う。どんなものかも曖昧なのに探し回っていたのかとイヴォットは呆れた。
「ああ! そうそう、思い出した。見た目は飴玉かな。こう、このくらいの瓶に入ってて」
 親指と人差し指を目一杯開き、ギーは嬉しそうに言う。
「瓶は硝子性で透明でね、まぁるい玉が幾つもの入ってるんだよ。色は赤か青か……あれ、緑だったかな」
 夫の説明を聞き、イヴォットは何か引っかかりを覚えた。そんなものをどこかで見たような気がする。
「私、見たような気がするわ」
 ぽつりと呟く。
「えっ!? 本当に? どこで!」
 一気に興奮し、ギーはイヴォットの目の前まで歩み寄る。そして、期待に満ちた目で彼女を見下ろした。
「少し待って。持ってくるから」
 確か刺繍の合間に食べようと自分の部屋へ持っていったのだ。イヴォットが寝室を出て自室へ向かい歩き出すとギーもそれに続いて歩き出す。
「待っていてと言ったでしょう」
「ついていった方が早いじゃない」
 しれっと答えるギーを追い払うのは難しいのだと知っているイヴォットはそれ以上言わずに黙って歩を進めた。


21 :貴族と平民 3/9:2008/05/12(月) 05:05:56 ID:Nu4DDt5s
 知らないふりをすればギーはずっと家にいてくれたかもしれない。そう考え、けれどもすぐにイヴォットは小さく笑う。そんなはずはない。見つからなければ彼は諦めて工房へ戻っただろう。妻に興味など欠片もなく、彼が愛しているのは工房での研究だけだ。
 思わず浮かんだ自嘲めいたイヴォットの笑みにギーは気づかない。
 自室への扉を開き、イヴォットは机の上に置かれた瓶を手に取る。
「これかしら」
 イヴォットの後ろからその手の瓶を覗き込み、ギーはぱあっと表情を輝かせる。
「これだよ! ああ、よかったぁ。やっと見つかったよ」
 くるくると踊り出しそうな夫の姿にイヴォットの顔に苦笑いが浮かぶ。
「よし。じゃあ、早速」
 瓶の蓋を開け、ギーは赤い玉を一つ取るとそれをイヴォットの口元に差し出した。
「はい、どうぞ」
 形の良い指に掴まれた飴玉のようなものをイヴォットは見つめる。この得体の知れないものを食べろとギーは言っているようだ。
 イヴォットは困惑した様子でギーを見上げた。彼は期待に満ちた目でイヴォットを見ている。
「これは、なに?」
 言われるがままに食べるわけもなく、イヴォットは至極当然な疑問を口にする。
「え? 何って……」
 イヴォットが疑問も抱かず食べるとでも思っていたのか、ギーは驚いたように眉を顰めた。
 沈黙が続き、ギーが少々引きつった笑みを浮かべつつ答える。
「飴玉、かな」
 見かけは飴玉の薬を探しているとさっき自分で言っていたことをよもや忘れたわけではあるまい。ギーは自分でも無理のある答えだと承知しているようだった。
「薬を探していると言っていたじゃないの。何の薬なの?」
 途端にギーがおろおろうろたえだす。結婚して二年は経つが、夫のうろたえる様を見るのは初めてだ。イヴォットは興味深くその姿を眺めた。
「いや、その……あ、薬っていうのは例えみたいなものでね、本当はただの飴玉なんだよ」
「そう。でも、私は今飴を食べるような気分じゃないから遠慮するわ」
 何を食べさせたいのか気にはなるが、どうせろくでもない薬に違いない。ギーはまともな薬も作るが、それ以上に怪しげな薬を作るのが好きだ。
「え? そう言わずに、食べてごらんよ。きっと美味しいから」
 ずいっとギーはイヴォットの口元近くに薬を近付ける。
「あなたが食べればいいでしょう」


22 :貴族と平民 4/9:2008/05/12(月) 05:06:43 ID:Nu4DDt5s
 隙を見せれば無理矢理口に放り込まれそうな気がして、イヴォットは慌てて口元を隠すように右手を当てる。
 ギーは苛立ったようにも嘆いているようにも見える表情でイヴォットを急かした。
「僕が食べたって意味がないんだよ。君が食べなきゃ」
「何の薬なの?」
「それは、その……き、綺麗になる薬だよ。君がいつまでも綺麗でいられるように食べるべきだ」
 イヴォットは溜め息をついた。
「あなたが何をそんなに必死になっているのかわからないけど、そんな怪しいものを食べる気にはならないわ」
 ついに薬を瓶に戻し、ギーはしゅんとうなだれる。その姿に罪悪感がこみ上げ、悪いことをしたわけではないのにちくりと胸が痛む。
「私はもう寝ますから、あなたも休むなら早くなさい」
 その痛みを振り払うように頭を振り、イヴォットはギーを置いて部屋を出た。
 とぼとぼ後ろをついて歩くギーには気付いていたが、敢えて声をかけはしなかった。何の薬か正直に教えてくれるなら食べるかどうか考えてあげるのに。イヴォットはそう思い、小さく溜め息をこぼす。騙して食べさせるような真似をされては食べる気にはなれなかった。
 寝室についてからもギーはしょぼくれたままだった。横になったイヴォットの隣で膝を立て瓶を手の中で弄ぶ。
 そんなに食べてほしかったのかと思うとイヴォットはギーがなんだか可哀想になってくる。
「ねえ」
 ギーの方を向き、イヴォットは彼に声をかけた。
「そんなに私に食べてほしいの?」
 ぴたりとギーの動きが止まり、彼にしては珍しくごにょごにょとくぐもった声で答える。
「別に、その、いいんだ、君が嫌なら食べなくても。食べたって、どうせ僕の思うようにはならないだろうし、そんなの僕だってわかってる」
 イヴォットは体を起こし、仕方のない人だという顔で笑う。
「情けない顔をしないで。あなたはルイスの当主なのだから」
「……当主は僕じゃなくて君だ。僕は名前だけだよ」
「いいえ、あなたが当主よ。……いいわ。食べてあげる。貸しなさい」
 手を差し出すとギーは驚いた顔でイヴォットを見た。
「いいのかい?」
 イヴォットが頷くとギーは嬉しそうに笑って瓶の蓋を開けた。そうして取り出した薬をイヴォットの口元へ運ぶ。
「甘いから大丈夫だよ」
 イヴォットは口を開いてそれを受け入れた。


23 :貴族と平民 5/9:2008/05/12(月) 05:07:29 ID:Nu4DDt5s
 薄い飴のようなものが液体を包み込んでいたらしく、口に含んですぐにそれはほろりと溶けて口の中に香りと液体が広がった。ギーの言うようにそれはとても甘かった。
 イヴォットはこくりと液体を飲み下す。
「ど、どうかな?」
 明らかに興奮している様子でギーは尋ねる。
 イヴォットはしばし考え、小首を傾げた。
「どうって……甘かったわ、すごく」
「それだけ? 胸がどきどきしたりしない?」
「いいえ。特にこれと言った変化はないわ」
 それを聞いた途端にギーは奇声を上げて寝台に倒れこんだ。
 驚いたイヴォットは心配そうにギーの顔を覗き込む。
「大丈夫?」
「いいんだ。わかってたから。でも、ちょっと期待してたから、いや、やっぱりちょっとじゃなくてすごく期待してたかも。どうしよう。すごく悲しい」
 今にも泣き出しそうな姿にイヴォットは胸が締め付けられた。本当に何の変化もないのだが、どういう状態になればギーは喜ぶのかを考える。
「あの、少し、胸がどきどきしてきたわ」
 とりあえず、イヴォットは先程のギーの問いかけを肯定してみることにした。
「本当に?」
 不安げに見上げるギーを安心させるように笑み、イヴォットは頷く。
「他には? 僕のこと、どう?」
「あなたのこと?」
「ほら、かっこよく見えるとか」
 一体何を飲ませたのかと訝しみつつ、イヴォットは頷いた。
「そうね。格好良いわ」
「本当! じゃあ、僕のこと、好きになりそう?」
 ギーの問いかけが予想外すぎてイヴォットはぽかんと口を開いて彼を見た。好きになりそうとはどういうことだろうか。
 不意に腕を掴まれ、イヴォットはギーに引き寄せられる。彼の胸にのしかかるような体勢になり胸が大きく高鳴った。
「ねえ、イヴォット。僕のこと、好きかい?」
 未だかつてないほどに積極的な夫の言動に疑問を抱きながらも、イヴォットは素直に頷いた。
「ちゃんと聞かせてよ」
 ギーの手が頬を撫で、頭を撫でる。
「あなたが好きよ」
 肌を重ねたことは幾度もあるが、こんな風に素直になるのは初めてだったし、こんなに甘い雰囲気を味わったのも初めてのことだ。
 イヴォットの鼓動は初夜の晩よりも高く鳴り響いている。
 満足そうにギーは破顔する。そして、イヴォットの長い髪を一房取り、そっと唇を寄せた。
「嬉しいよ。君が僕を好きになってくれたらいいのにってずっと思ってたんだ」
「嘘……」


24 :貴族と平民 6/9:2008/05/12(月) 05:08:15 ID:Nu4DDt5s
「本当だよ。だって、僕は君みたいに素敵な奥さんが出来て舞い上がってたのにさ。君は僕のことすぐ怒るし、好きじゃないんだと思ったら悲しくて」
 拗ねたような口調でギーは言う。あまりのことにイヴォットは言葉も出ない。
「まあ、わかってたんだ。君は貴族のお姫様で僕は平民だ。僕と結婚なんて君には屈辱でしかないはずだって結婚前に言われたよ」
 ギーの手が何度も何度も優しく髪を撫でる。
「でも、やっと僕のこと好きになってくれた。薬は使っちゃったけど、それでも嬉しいよ」
 イヴォットは頭を振った。
「違うわ」
 聞き返したギーにイヴォットはもう一度同じことを言った。
 ギーはわからないといった顔でイヴォットを見る。
「薬、きいてないわ。何の変化もないもの」
「でも、どきどきするって」
「あなたが喜ぶと思ったから」
 落胆を隠しもせず、ギーは溜め息をついた。
「でも、あなたが好きよ。薬なんか使わなくても、私はあなたが好きだわ」
 驚いた顔でギーはイヴォットを見る。
「あなたは私に興味がないんだと思ってたの」
「どうして?」
「だって、研究ばかりで、滅多に家にいないし」
 月に一度しか帰らないことだってざらだ。
「それは、夢中になると時間が経つの忘れちゃって」
 ギーが申し訳なさそうな顔をする。
「もしかして寂しかった?」
「寂しかったわ。毎日毎日、とても寂しかった」
 自分でも驚くくらいに素直になれる。もしかしたらこれが薬の効果なのかもしれないとイヴォットは思った。
「これからはなるべく帰るよ」
「本当なら嬉しいわ」
「帰るよ。絶対帰る。君を寂しがらせて、ごめん」
 イヴォットを抱き締めるようにしてギーは体勢を入れ替える。今度はギーに覆い被さられて、イヴォットはそっと目を閉じた。
 額に唇が押しつけられ、ぎゅっと抱き締められる。
「好きだよ、イヴォット」
 私もと言いかけたイヴォットの唇はギーのそれで塞がれる。舌を絡ませあう深い口づけにイヴォットはくらくらと眩暈を感じた。
 ギーの手が腿を撫でただけではしたない蜜が溢れ出す。
「あっ……やだ、なんだか、わたし」
 普段より敏感に反応する体が恥ずかしくなってイヴォットはギーから顔を背ける。
 かまわずにギーはイヴォットの服を脱がせ始めた。


25 :貴族と平民 7/9:2008/05/12(月) 05:09:03 ID:Nu4DDt5s
「君が僕を少しでも好きなら僕が好きで好きでたまらなくなって、君が僕を好きじゃなかったら何にも変わらない。そういう薬だってきいたよ。僕が悲しんでたから友達が作ってくれたんだ」
 ギーは露わになった胸元に口づけ、たわわな乳房を優しく揉む。
「いつもより感じるのは、君が素直になったせいかな?」
 くすりと笑い、ギーは胸の頂を口に含んだ。イヴォットは体を強ばらせ、ぎゅっと目を閉じた。
 胸が受けた刺激が下半身に直結しているかのように蜜は止めどなく溢れる。もじもじと腿を擦りあわせると微かに濡れた音がした。
「あ、ン……はァ、やっ、あっああっ」
 甘い声を上げ、イヴォットはギーの髪に指を絡めて頭を掴んだ。もっと欲しいと言うように胸に頭を押しつける。
 ギーに乳首を強く吸われ、イヴォットはそれだけで軽く達してしまう。
「こっちもすごいね」
 体から力が抜けたイヴォットの膝を掴み、ギーは左右に大きく開かせる。見つめられていることが恥ずかしくてたまらないはずなのにイヴォットはまたしても蜜が溢れ出すのを感じた。
 ギーの指が入り口を軽くなぞる。
「このままいれても大丈夫なくらい濡れてるね」
「やっ、いわないでぇ」
 甘えた声を出すイヴォットにギーは再び深く口づける。
「あっ、おねが……もう、やぁ、へんに……なりそ、あんッ」
 自分の体が自分の体でないような感覚にイヴォットは頭がおかしくなりそうだった。こんなに欲しくてたまらないのにギーは胸に触れたりするばかりで応えてくれない。
 イヴォットにねだられ、ギーは嬉しそうな笑みを見せる。
「欲しいの?」
「あッ、おねがい……う、ああン」
「君から欲しがってくれるのは初めてだね。嬉しいよ」
 求められてギーは焦らすことなくそれに従った。いつもの半分以下の前戯なのにいつもの倍以上は濡れている。媚薬のような効果はないときいていたがイヴォットは驚くほど積極的だ。
 急いで服を脱ぎ捨て、ギーは屹立を蜜に絡めるように滑らせる。入り口を擦るだけでイヴォットは可愛らしく啼いた。
「いれるよ」
 低く囁き、ギーは腰を進めた。先端をあてがい、少し力を込めただけですんなりと侵入することができた。
「ん、いいよ。濡れてて、あったかくて」
 焦ることなくゆっくりと根元まで挿入し、ギーは深く息を吐く。


26 :貴族と平民 8/9:2008/05/12(月) 05:12:46 ID:Nu4DDt5s
 気持ちを確かめたせいかいつもより感じる気がする。好かれているのだと思うとそれだけで気持ちが高ぶるのだから不思議だった。
「動くね。気持ちよくなったらいつでも好きなときに気をやってくれていいよ」
 イヴォットの返事もきかずにギーは腰を動かした。初めはゆっくりと馴染ませるように、そして徐々に激しく複雑に腰を使い出す。
「んっ、あっ、だめ、い……ああっ、いやぁ」
 悶えるイヴォットの体を押さえ込むようにしてギーは久しぶりに抱く妻の体を堪能する。
 イヴォットは円かな瞳に涙を浮かべ、快楽にとろけた顔で咽ぶ。
 妻を啼かせることが嬉しくてギーは喜び勇んで責め立てた。
 一際締め付けがきつくなる箇所を見つけてはそこを責めて彼女を喘がせ、焦らすように入り口付近で浅く出入りを繰り返して虐めてみたりもする。感じきって悶える様も、欲しがって泣く姿もすべてが愛らしく愛おしい。
 そうして何度も絶頂に達するイヴォットを眺めている内にギーにも限界が訪れる。
「僕も、そろそろ……限界、かも」
 弾む呼吸の合間にギーが辛そうに呻く。
 夫の絶頂が近いことを感じ取り、イヴォットの襞は今まで以上に蠢いて内部を行き来する屹立をきつく締め付けた。
 射精を促すような内部の刺激に耐えかね、ギーは荒々しく腰を叩きつけ始めた。
「あ、ああっ、や、はげし……ン、んんっ、だめ、アッ、ああッ」
 びくびくと体を震わせるイヴォットの腰を掴み、ギーは強く腰を打ち付けた。一番深く入り込んだと体が認識した瞬間に欲望が弾ける。
 背筋をぞくぞくと心地よさが駆け抜け、脱力感が徐々に体を浸食していく。愛しい妻の胎内を汚したのだと思うだけで、えもいわれぬ達成感がギーの中を埋め尽くした。
 イヴォットの中から萎えたものを抜き去り、ギーは彼女の隣に転がる。
「すごく気持ちよかったよ。今までで一番よかったな」
 恥ずかしげもなく言ってのけ、ギーはイヴォットの方へ顔だけを向けて問いかける。
「君も気持ちよかった?」
 まだ惚けたような顔をしていたイヴォットだったが、火照った顔をさらに赤らめて目を反らす。
「気持ちよくなかった?」
 しつこく問いかけるギーから逃れるようにイヴォットは彼に背を向ける。気持ちよくなかったはずがない。そんなことはギーだってわかっているはずだ。気持ちよかったなどと口にするのは恥ずかしかった。



27 :貴族と平民 9/9:2008/05/12(月) 05:14:41 ID:Nu4DDt5s
 しかし、ギーはイヴォットの腰に腕を回して彼女を抱き寄せ、首筋に顔を埋めながら再度問う。彼はどうしても彼女に気持ちよかったと言わせたいようだ。
「ねえ、イヴォット。せっかく素直になれる薬を飲んだんだから言って」
 ちゅっと肩や項に口づけが落ちた。
 結婚して以来初めてとも言える甘く濃密な空気にくらくらと酔いに似た感覚を覚える。イヴォットはどきどき高鳴る心臓を押さえるように胸元に拳を添えた。
「は、恥ずかしいわ」
 ぽつりと呟くとギーが抗議の声を上げた。
「なんでさ? さっきまであんなに気持ちよさそうにしてたくせに。今更恥ずかしがっても遅いと思うよ」
 かあっと頭に血が上る。これ以上ないくらいに顔を赤くし、イヴォットはギーの腕を振り払おうと躍起になった。
 ギーはイヴォットの抗議など知らぬふりをし、彼女の腰を抱いたまま頬に頬をすり寄せた。
「君が好きだから気持ちよくなってほしかったんだよ。ねえ、どうだった?」
 好きと言われてイヴォットの全身から力が抜ける。夢を見ているように思考がぼやける。
「……気持ち、よかったわ」
 蚊の鳴くように小さな声でイヴォットは答える。
 聞き逃すことなく妻の感想を受け取り、ギーは喜色満面の笑みを浮かべて彼女を抱く腕に力を込めた。



おわり



>>保管庫管理人様
保管庫入りは無しでお願いします。

28 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 17:50:23 ID:EDUNLoGy
えがった

29 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 18:40:33 ID:7Nw3e8X2
薬と言いつつプラシーボっぽいなぁ
友人のくだりすら嘘だったりしてw
だとしたらギー演技派杉
そうでなければ…何者だ友人

30 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 19:41:01 ID:moXhGgt/
薬は嘘だけど、ギーは嘘だと知らされていなかったんじゃないかな

31 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 19:47:24 ID:IMTUB7Lg
GJ!!

前作に引き続き、保管なしなんてもったいない作品でなぁ…。

32 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 00:05:30 ID:Nu4DDt5s
GJありがとうございます。

蛇足かもしれないけど薬の正体書いてみた。

33 :後日談 1/2:2008/05/13(火) 00:07:24 ID:HBGEGAzZ
 頭の天辺から花が生えているのではないかと本気で疑ったが、ギーの頭は綺麗なものだった。
「脳がやられておるようじゃな。最早手の施しようがないわ」
 ひとしきり頭を確認した後、リュカはギーの髪をぐしゃぐしゃとかき回してから手を離した。
「えー? 何の話さ。僕は正常だよ」
 むうっと頬を膨らませてギーはリュカを見上げた。
「へらへらと締まりのない顔をしおって。さっきから何度同じ薬を調合し直せば気がすむのか教えてほしいものじゃ」
 ギーにしては珍しく今日は何度か調合を失敗している。うっかり分量を計り間違えたり、途中から違う薬の材料を混ぜたりと初歩的な間違いばかりを犯している。
「しかし、その様子では儂の作った薬は抜群に効いたようじゃの」
 リュカは腕を組み、自信に満ちた表情でギーを見下ろす。
「うーん、どうなんだろう」
「何だ。試しておらんのか?」
「試したけど、イヴォットは薬を飲んでも普段と変わらないって」
 リュカが眉を顰めてギーを睨みつける。
「阿呆が。儂の調合した薬が効かぬ訳がなかろう。貴様のやりようが悪いに決まっておる」
「そうかなぁ? 僕はだいぶ頑張ったよ」
 鼻を鳴らし、リュカはギーの頭を軽く小突いた。
「生意気を言いおって。しかし、そなた薬が効いておらぬ割には機嫌が良いように見えるが」
 ふと思い立って尋ねたリュカにギーは喜色満面な笑みを浮かべて答えた。
「イヴォットがね、僕のこと好きだって」
 リュカの動きがぴたりと止まり、一拍おいてわなわな震えだす。
「効いておるではないか、莫迦者がっ!」
 一喝し、リュカは脱力して溜め息を漏らす。
「不肖の弟子とはそなたのような者を言うのであろうな。つくづく手に負えぬ男よ。そなたは常に頭が春じゃ」
「そうじゃなくて。薬を飲む前から僕が好きだったって言ってくれたんだ。今日も早く帰ってきてって家を出るときにお願いされちゃった。もっと早く聞けば良かったなぁ。僕のこと好きかいって」
「それは儂の薬を飲ませたおかげではないか」
「うーん。確かにいつもよりイヴォットは素直で感じやすくてすごく可愛かったけど、薬のせいなのかい?」
 ギーが薬のおかげかもしれないと考え直し始めたことに気を良くし、リュカはフフンと不敵な笑みを浮かべる。
「そうであろう、そうであろう。儂の薬が効かぬ訳がないのじゃ」
「で、何を使って調合したのさ? すごく気になるよ」


34 :後日談 2/2:2008/05/13(火) 00:10:04 ID:HBGEGAzZ
 リュカは戸棚へ近づき、幾つかの薬草を手にしてギーの前にばらまいた。
「これじゃ」
 ギーは薬草と酒瓶を眺めて首を傾げた。
「これでそんな薬が作れるの?」
 リュカはにんまりと笑う。
「できると言えばできるし、できんと言えばできん。あれはただの酒じゃ。薬草入りの酒を飴で包んだ菓子よ。入れたのは少々きつい酒じゃ。そなたの細君が酒に弱ければ多少酔いはするかもしれぬがそれだけのことよ」
 ギーは眉を顰めてリュカを見上げる。
「媚薬と思い込ませれば何の効果もない薬を飲ませても効くことがある。まあ、病は気からというじゃろ。そんなところじゃ」
 まだ訝しんでいるギーにリュカは面倒臭そうに語る。
「そなたのことだからドキドキしてきたかだの何だのとしつこく聞いたのであろう? 惚れ薬やら媚薬の類を飲まされたのだと思い込めば酒も媚薬に変わるというものよ」
 リュカの言葉を噛み砕いてしばらく考え、ギーは呆れた顔でリュカを見た。
「……インチキだ」
「うるさい。インチキではない。薬なぞ使わずにすむならその方がよかろう」
 またしても頭を小突かれ、ギーは不満たっぷりに頬を膨らませる。
「して、そなたよいのか?」
 ギーは首を傾げる。
「早く帰ると約束したのであろう? 日が落ちる前に帰れ。今日の仕事は終わったはずじゃ」
「帰っていいの?」
「うむ。急に押し掛けた儂に気を使わずともよい。そなたがおらずとも一人であれこれ試させてもらう。よもや儂に触られて困るような物は置いておるまい」
 帰ってもいいと言われた途端にそわそわと落ち着きをなくす弟子をリュカは苦笑混じりに眺める。
「じゃあ、その、帰りに鍵かけといてね」
「わかっておる」
「それじゃあ、薬ありがとう。僕も今度お師匠に何か送るよ」
「期待せずに待っておる」
 ぱたぱたと慌てて駆けていくギーの後ろ姿を見送り、リュカは一人ひっそり笑んでいた。


おわり




35 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 00:30:10 ID:0IWSEQAn
GJ!

36 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 00:58:15 ID:TFGtoAds
すばらしい

37 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 01:45:18 ID:6rWU5FYP
お師匠の若い頃の話が読みたいなあ。

38 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 20:27:29 ID:R+G+Ic+V
このスレは神ばかりだ…本当にすばらしい
レティシアもイヴォットもかわえぇ〜

セシリアもwktkしながら待ってます!!



39 :名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 10:16:48 ID:wf3ZC27d
ヘタレな魔王さま頑張って

40 :名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 18:21:38 ID:Xeg08CHM
エルドが居ない今のうちに・・・

セシリアは俺の嫁

41 :エルド:2008/05/16(金) 21:01:11 ID:j+tftOTF
阻止

42 :名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 22:17:49 ID:gvCTQinK
ちょwwwwエルドwww

43 :名無しさん@ピンキー:2008/05/17(土) 21:42:39 ID:ZZYCr+dx
ヘタレ魔王は俺も待ってるよ。全裸で。

44 :名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 17:18:49 ID:nDw8YRFr
過去スレの5〜7が見れないんだけど自分だけ?

45 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 11:19:40 ID:B01ylvwp
>>44
今取ってみたけど取れたよ?

46 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 12:19:37 ID:p2+M12UH
>>45
やっぱり見れない…
何故なんだ
そのうち見れるようになることを祈る
わざわざすまぬな

47 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 12:53:00 ID:B01ylvwp
どんなエラーになるのか分からないと助言のしようも無いよ
●がちゃんと有効になってるのは確かめた?

48 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 17:42:13 ID:p2+M12UH
>>47
1〜4までは見れるんだけど、それ以降はエラーになる
自分はパソコンでなく携帯なんだけど、過去スレ以外でも最近エラーが多い
このページはエラーにより表示できません(502)ってなる
携帯がおかしいのだろうか…

49 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 19:14:04 ID:EuGrEq2K
携帯は最近調子悪い。俺のimonaも通信エラーはきまくり

50 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 19:55:09 ID:p2+M12UH
そうなんだ
ちょっとホッとしたよ
ありがとう
調子良くなるといいな


51 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 02:31:40 ID:girGFv78
ガルィア国の人、サイト開設おめ
加筆修正版もじっくり読ませていただきます。

オーギュストの説明が「学問はできるが顔つきも頭もぼんやりしている」ってのに笑った。

レオノールは結婚後、クレメンテのその後について何か知っていたのか
それとも忘れた(というか昔の思い出として胸の奥にしまっている)のか
ちょっぴり気になっていたので、最新作はそういう意味でも興味深かったです。

ていうか最新作、前スレだったんだね。。ずっとプロバイダが規制くらって
書き込みできなかったんで今更な感想ですが。。。

52 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 15:34:54 ID:KWIIBlVt
上に同じく、サイト開設おめ!
シリーズの仮の題名が妙にやっつけで笑った。
これからも楽しみにしています。

53 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 16:30:47 ID:7VUCb5oT
個人サイトの話をここでやるなよ

54 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 16:35:18 ID:GZuhsCao
作者さんが開設しました報告にきたわけじゃないんだから個人サイトの話をここに持ち込むのは作者さんの迷惑になるんじゃないか?
サイトの話はサイトの掲示板なりメールフォームなりで作者さんに伝えるべきだと思う。
もしかしたら作者さんはサイト開設内緒にしたかったって可能性も考えられるじゃないか。

55 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 16:36:08 ID:GZuhsCao
>>53と被ってしまった。すまんorz

56 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 19:29:12 ID:KBUpWHSB
>>51
えっ!! ちょっ!せめてサイト名だけでも教えてくだせえ!!

57 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 19:52:14 ID:fhqwwh0h
って言い出す奴がでるからさ。
個人サイトの話は厳禁にしたらいい。

58 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 20:29:45 ID:xUIWzCFt
まぁ、ここでアランが見てない内に

エレノールは俺のよ・・・なにをするきさまらー

59 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 20:36:51 ID:rGW81ehg
登場人物の名前とか各話のタイトルとか色々検索ワードはあるだろ・・・

60 :名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 00:39:25 ID:NXRJUFDx
まぁ、サーチエンジンに登録してるから。

たしかに作者さん本人の報告がない限りは出すべき話題ではないのかもしれん。


61 :名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 16:31:09 ID:Rc+bYGkZ
みんな一体どこでそんな情報を…?
まぁお陰で見つけられたよ
ありがたい

62 :名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 22:11:47 ID:NXRJUFDx
単純に、サーチエンジンサイトにいったら、ちょうど登録したばかりらしく一番上にきてた(・∀・)
餅は餅屋

63 :名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 16:29:55 ID:48ekQ8WF
>>58は今頃どうしてるだろう…


64 :名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 16:42:21 ID:TbVqKehq
躾られています

65 :名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 01:59:30 ID:FKz5ukAD
ttp://www-2ch.net:8080/up/download/1211647724847283.ZQ9qzu
ttp://www-2ch.net:8080/up/download/1211648143549161.own0hw
このお姫様たちに萌えられたら神
ヒント:スウィフト

66 :名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 17:37:19 ID:EsSp9swm
駄目だ。世の中サーチエンジンが多すぎる…。

67 :名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 23:41:06 ID:+LJsAEAd
>>66
頑張れっ!
頑張って探すんだっ!!

68 :名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 01:05:01 ID:yAsCWW0s
こんばんは。
マリーとオーギュストシリーズを書いている者です。
(HPではRIFと名乗っております)

こちらで個人サイトについて言及するのはルール違反かと思われて
(しかも新作投下のついでというわけでもないので)
ご報告は控えていたのですが、
お祝いのおことばをくださった皆様、
当方をお気遣いくださった皆様、本当にありがとうございました。

大変僭越ですが、
もしまだ拙宅をお探しのかたがいらっしゃいましたら、
たとえば「ChaosParadise R18」という検索サイト様の
「ファンタジー(性描写有)」
というジャンル内でお探しいただくとすぐに見つかるかと思います。
(こちらでの検索対象はサイト名ではなくシリーズの題名になりますが)

また、さきほど「ガルィア」でググッってみると
拙宅内のページが冒頭に出てきたため
そちらからでも直接お越しいただけると思います。

長々と失礼いたしました。
今後もエロ有りのSSについては
こちらに投下をつづけさせていただきたいと存じますので、
よろしくお願い申し上げます。

69 :名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 01:29:29 ID:Yhs8dzCD
>>68
これからもシリーズは書いてくれるようなので、期待しつつ応援してます。

70 :名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 01:29:48 ID:0GWz5yGs
お疲れ様です。いつも楽しいお話をありがとうございます。

71 :名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 02:55:23 ID:8e5dta8o
>>68

ありがとうございます。
自分もみつけられなかった口なのでうれしいです。

それにしても、絵で見るエレノールもかわいいですね。

72 :名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:38:00 ID:ausBlvBb
文筆力だけでなく、絵もお上手なんですね。

>今後もエロ有りのSSについては
有無に関わらず、貴方の作品は魅力的で本当に楽しみです。

73 :名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 23:10:03 ID:DbUpReWg
いつもありがとうございます。
もう一度読み直して、堪能しました。
特にクレメンテとの話が切なくて大好きです。
彼がどんな気持ちでエレノールの花嫁姿を見送ったのか、
考えると目から汁が…

74 :名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:28:33 ID:88tvcpoI
エロ目的で読み始めたはずなのに、普通の会話のやり取りにも魅了を感じるよね。

ところでセシリアは今頃どうしてるんだろう…?

75 :名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 00:57:26 ID:54K/f/J6
エレノールが可愛くって萌えました。
マリーのイラストもぜひともお願いします。

76 :名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 01:17:31 ID:hMhyEEBs
イラストってどこにあるのですか?
(見つかりません)

77 :名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 01:25:48 ID:sHhvzCef
だから個人サイトの話はサイトでしておいでって。他の職人が投下しづらくなるでしょうに。

78 :名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 03:09:16 ID:h5Jw+Oj0
保守

79 :名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 18:31:31 ID:k+nRYpZp
職人さん降臨してくれ〜!!

80 :名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 14:11:11 ID:RzjpLrN3
保守

81 :名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 18:37:16 ID:tCY3rsJq
ほす

82 :名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 12:17:53 ID:88mfZ8lW
セシリアたんに会いたい(*´д`)ハアハア

83 :名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:32:09 ID:zre07sPY
エルドは俺の婿

84 :名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 20:09:51 ID:mJtmpfjU
じゃあエレノールは貰って行きまs・・・アッー

85 :名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 21:25:33 ID:lmqAUVm1
エルドとセシリアを捕獲してドールハウスで飼いながらニモニモしたいwwwwwww

86 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:27:25 ID:eVU9bayT
船は市上空で破裂し、そして空からは純白のドレスを着たお姫様が降りてきた。身長は地球人の60倍、80mはある。
「ふふふふふ、私は銀河系宇宙の皇帝様の皇女ローラ。愚かな地球人達よ。おとなしく私達の奴隷と食料になりなさい」
彼女はそう言って、その長いスカートに不似合いなくらい右脚を高く上げると、市内の建物を次々と踏み潰し始めた。
彼女にとってのビルなど地球人にとっての発泡スチロールより弱い代物でしかない。
ちょっと強く脚で踏みつけると、ビルは一瞬のうちに粉々に砕け落ちていった。
彼女はそれが気に入ったようで、今度は身体全体で抱きしめるように高層ビルを掴んだ。
そして一息でビルは跡形もなく崩れていく。
「うわああああ、怪物だあぁ」
「た、助けてくれーーー」
その豊かな胸はビルの壁を押し破り、中にいる小人達を次々と押しつぶしていった。
「地球人達よ感謝なさい、私の胸で潰れていくなんて、滅多にないことよ」
次の目をつけたビルをつまむと、3階の辺りから引きちぎった。
そしてビルの中を覗きこむと、多くの小人達が逃げ場もなくただうろうろ走り回っていた。
3mは優にある巨大な彼女の瞳に睨み付けられて、その場にしゃがみこむ者もいた。
「ふふふ、かわいいの」
彼女はビルをジョッキのように傾けると、中の小人達を一気に口の中へと流し込んだ。
「うわわ、助けてくれーー」「ぎゃあああーーー」
多くの小人達の悲鳴は彼女の口の中へと消えていった。
「ごくん。ふふふ、まだいるはずよぉー」
ローラ皇女のビル丸呑みに、鍵のある部屋に逃げ込んでいたものは辛うじて助かっていた。
彼女は次にビルの中に舌を差しこんだ。
その赤くて唾液でしっとりと湿った舌は幅2m、長さも10mは優にある。
まるでセンサーでもついているように小人のいる場所を探し当てると、
一撃でドアを壊して中の小人達を舐め取っていった。
「わあーーー」「し、舌だぁ!!」
「あーおいしい。隠れても駄目よ。あ、地球人達が暴れながら食道を落ちていってる…」
そのころ、彼女の足元近くを逃げ惑っていたものたちは、そのビルの犠牲の元になんとか遠くへ逃げようとしていた。
「あら、地球人達が必死に逃げようとしている。無駄なのにねえ、、」
そういうと彼女は辺りのビルを次々と手で払い落とすように壊し始めた。
「きゃはははは、地球人が必死に逃げ惑ってるぅ」
彼女はその小人達の姿をみているうち、自分の局部が熱くなってくるのに気づいた。

87 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:31:00 ID:eVU9bayT
「そうだわ。このビルちょうどいい」
彼女はその長いスカートを膝まで捲り上げた。
ちょうど膝までのソックスが切れて、生の太股が見えるくらいの高さまでめくると、
目の前のビルにかぶせた。
「あ、ふ、ふう…気持ちイイ…中の地球人はどうしているのかしら…考えるだけで萌えちゃう…」
ビルは完全に彼女のスカートの中に入ってしまって、全く外からは見えない。
彼女が悶える姿から何が起こっているのか想像するしかない。
「あ…あ…いい、、、、う、、、ふう、気持ち良かった」
彼女がスカートを外すと、ビルは無残にも崩れ去り、あたり一面粘液で水浸しになった瓦礫の山と化していた。

「こちら攻撃開始する」
ミサイルが次々と彼女に命中するが、全くといっていいくらいダメージがない。
「効かない、、、」
「目玉を狙え。弱いはずだ。こっちで引きつける」
「了解。気をつけろ」
彼女の気を引くように右側から左右に機体を小刻みに旋回させながら近づいていった。
「なに?こいつ?」
彼女は右手を上げてハエを振り落とすように機体を叩き落そうとした。
機体は彼女の顔の前を右から左へすり抜けた。皇女の顔が機体を追って左を向いた瞬間
「くらえぇ!」
「きゃああああーーーーー」
爆発音とともに目から黒煙が上がった。
「やったか?」「気をつけろ、損害を確認するまでは近づくな」「倒れてはいないようだ」
「……お前達ぃ、よくもやってくれたな…」
彼女は赤く充血した両目を見開いた

88 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:36:15 ID:eVU9bayT
「効いてない!」「そんな…ばかな…眼球に直撃だぞ」
「これでもくらえー!」
彼女は口から光線を発射した。
「回避ぃーーーー!」
光線は扇のように広がってくる。
「なんだぁ?うわあああ!」
戦闘機は左翼を光が突き抜け、機体は完全にコントロールを失った。
「旋回しろ!奴に突っ込むぞ」「旋回できない…」「脱出しろぉ!」
戦闘機は彼女のお腹に衝突し、大爆発を起こした。もちろん彼女は何ともない。その直前、パイロット間一髪で脱出した。
幸運にもパイロットは皇女と反対方向に飛び出したため、遠くのビルの屋上に着地した。
「おろかな、お前達全滅させてやる」
彼女の光線は容赦なく攻撃隊を襲う。反応の遅れた機は次々と火を吹いていく。
「イーグル3,6,7墜落」「ミサイル残数は?」「合計6発」「ちくしょう。全く歯が立たない」
「危ない!」「しまった!」
機体を左に旋回させてかわそうとしたが、翼端に光線を浴びてしまった。
「くっ、バランスが取れない…」
彼の機体は彼女の足元へ近づいていく。
「脱出しろ!」「ここで飛び出せば彼女の餌食だ!」「しかし…」
「うふふ、こうしてあげる…」
彼女はスカートの裾を持つと、膝まで捲り上げた。
「なんだ……?」
機体がスカートの中へ入ったのを確認した彼女は、スカートから手を離した。
攻撃隊からは彼の機体が彼女の秘密の園へ吸い込まれていくように見えた。
「応答しろ!!!」「、、、、、、」「だめだ、全く反応がない、、、」
「このままでは全滅だ。ミサイルの残数もない。いったん引き上げるぞ」
「応援部隊は?」「後5分で到着します」
「お前達、覚悟するんだな!」
彼女は更に光線を発射した。
同じ攻撃でバランスを崩した1機が同じようなコースへ向かってしまった。
「イーグル8、脱出しろ」
彼女は再びスカートの裾を捲り上げた。
「うふふ。いらっしゃい」
「わあああああ」
彼の機体もまた秘密の園へ入り込んでしまった。
「ぜ、全機退避!」
「あははは、地球防衛軍って聞いていたけど、なにが防衛よ。口ほどにもないわ」
攻撃隊が去った後、彼女は再び近くのビルに目をつけると、その脚を振り上げて破壊を始めた。


89 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:40:41 ID:eVU9bayT
「ふう、ここはどこだ…」
先ほどのパイロットは彼女のスカートの中、スリップに機体をめり込ませて動けなくなってしまっていた。
彼は風防を開けて外に出た。目の前には巨大な2本の白いタワー・・・つまり皇女の2本の膝まであるソックスを履いた脚が
遥か頭上までそびえたっていた。
周りはすべて白いレース、つまり彼女のスリップだが、に覆われた空間、直径50mはあるだろうか。
足元と頭上、その両脚の付け根は共に見えない。
「待てよ。こいつの背丈は100mあるかないか……だとしたらスカートの長さはせいぜい50m。ここから地面とパンツが見えないのは変だ」
と、そのとき足を滑らせた。
「ん?わ!わ・・・なんだ????」
彼はその巨大なふくらはぎの肉塊にぶつかったが、下に落ちるわけでもなく、そのまま立ち上れた。
「皇女は立っているなら、俺は横向きに立っていることになる…どういうことだ??そうか、奴は今寝転がっているのか。
いや、ならスカートが覆い被さってきてもいいはずだ。引力が働いていないのか…」
彼はゆっくりと左右を見回した。
「あれは…?」
脚の向こうに戦闘機がスリップに引っかかって止まっている。
「俺の機体じゃない。誰のだ?」
彼は脚伝いに機体の近くまで歩いていった。
「イーグル8・・・」
コックピットの中を注意深く覗いてみた。
「いない、、、どこに行ったんだ?」
ちょうどこの辺りは脚が盛り上がっている。ちょうど膝の上だ。ソックスが切れて生脚が向こうへ伸びている。
「俺のいたところがあの辺で、8の機体までなんでこんなに遠いんだ?…この中はせいぜい50m四方しかないはず・・・
俺達が縮小したのか・・・いや、脚の太さはこんなもんだ。それに、脚が全く動かないのはどう考えてもおかしい・・・
こいつのスカートの中は空間がねじまがっているのか?」
彼は相棒のウルトラ女に連絡を取ろうとした。
「おい、聞こえるか…」
何の反応もない。
「だめか」


90 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:45:25 ID:eVU9bayT
戦闘機をスカートの中に連れこんだ後、皇女は市内のめぼしい建物を片っ端から破壊していった。
あるものはその豊かな胸の下敷きとなり、またあるものはビルごと引きちぎられて中の小人は
彼女の口の中へと呑み込まれていった。
しばらくして到着した第2波攻撃隊も、ほとんどなすすべもなく全滅状態になってしまった。
「はーはっはっ。この星はわれわれがいただく。地球人達よ、それで文句はないな」
市内で僅かに生き残った血j級人達はもはや何をする気力さえうせて、
あたり一面に響き渡る彼女の言葉にただ恐れおののいているだけだった。

「8、8!、、いない、、ふぅ疲れた。一方向に進んでいるはずなのに、なんで元いた場所に戻って来るんだ?」
彼は彼女の膝から太股の方向へ歩いていったのだ。しかし、なぜかまた膝の上に戻ってきている。
そのとき、彼はほのかな香りに気づいた。
「なんだこの匂い・・・いい匂いだ。引きつけられるような…」
彼はその香りのする方向へ巨大な脚の上を歩いていった。巨大な太股は柔らかく、歩いていても足がめり込みそうになるくらいだ。
と、一面を取り囲むスリップの頭上になにかあるのに気づいた。
「あれは、、先日消息を絶った鉱石船、、、なぜあの船がこんな中に入っているんだ?しかもあんなに小さく」
彼は意を決して船のほうへジャンプしてみた。
すると不思議なことにまるで宇宙遊泳でもするようにするすると船のほうへ向かって泳いでいっているのだ。
すると近づくに連れ、船は本来の大きさと変わっていないのが判った。彼は船の周りを注意深く見回してみた。
「どういうことだ、、、あそこのハッチが開いている」
彼は中へ入ってみた。
「おーい。誰かいるかー・・・声がしない・・・ここでもあの匂いがする。しかもさっきより強い」
船を飛び出すと、匂いのする方向へ向かった。
「これは、、、」
ようやく太股の付け根が見えてきた。ドレスと同じ純白の下着をつけている。
局部はほんのりと湿って右側からは愛液が少しはみ出している。
「これだ、、奴はここにスカートの中に連れこんだ地球人をおびき寄せていたのか!
8や鉱石船の乗組員は恐らく、、この匂いでひきつけていたんだ。俺はひっかからないぞ」
彼は、銃を構えた。陰部に撃ちこもうというのだ。
「ふざけやがって」
と、その時、身体が浮かび上がった。
「わ、なんだ?」
そしてそのまま湿った陰部に押し付けられてしまった。

91 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:52:26 ID:eVU9bayT
「ふふ、まさかウルトラ族がいるとは・・・どうりで地球人には十分過ぎるほどの
匂いで引っかからなかったわけだ」
ローラ皇女の声だ。
「う」
今まで我慢してきたが皇女の匂いには引きつけられるようだ。
今までとより更に強い芳香があたり一面に漂っている。
「ふふふ、わたしのあそこの感触と、芳香に包まれてゆっくり休むがいい」
「あ、イイ気持ち…力が抜けていく」
「すべて吸い取ってあげる」

「待ちなさい!ローラ皇女、あなたを逮捕します」
「なにぃ、、、貴女、ウルトラ族!?」
「覚悟なさい」
「うふふ、地球防衛軍の小人はこのスカートの中だ」
「そんな手にのるもんですか。いくわよ」
ウルトラ女は有無を言わさずローラ皇女に飛びげりを入れた。
いきなりの奇襲に皇女はそのまま仰向けに倒れてしまった。
ウルトラ女はダウン寸前の彼女のスカートを掴むと、一気にめくり上げて股間のパンティを凝視した。
その時
「うふふふ、私の特殊空間に入り込んだらもう二度と出てはこれない。貴女も同じ目に遭わせてあげる」
ローラ皇女はそう言うと、その長いスカートをウルトラ女の頭からかぶせた。
「きゃあ!なにするの?」
ローラ皇女のわなにかかったウルトラ女はスカートの中で暴れていたが、やがて動きがなくなり、
スカートも元の形に戻った。ローラ皇女が脚を開いてパンティが丸見えの姿勢で座っていてもどこにも見えなくなった。
そのころ、皇女の股間に吸い付けられていた彼は局部の感触と芳香と熱気で完全に意識が遠くなって、
夢の世界へ入りかけていた。
「あ・・・気持ちイイ」
「なに一人で遊んでいるの!!」
「わ、!!あ、お前か、驚かすなよって、なんでこんなとこいるんだ??」
彼女は彼と同じ大きさになってそばまで来ると、呆れたようにため息をついた。
「あなたを助けに来たのよ」「そりゃありがたい」「ここは皇女の造った異次元空間よ」「脱出できるのか?」
「簡単よ。でもこの仕掛けが判るまでは苦労したんだから。でもあなた楽しそうだから、置いて帰ろうか」
「ひでー!」「わかったわよ」
彼女は手を伸ばすと股間に貼りついていた彼を掴むと肩に乗せた。
「しっかり掴まっててよ」
彼女は全身から光を発し始めた。

92 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:54:34 ID:eVU9bayT
「ん、なんだ?この感触・・・まさか、、、わああああ!」
ローラ皇女はなおも残った建物脚をかけて踏み潰そうとしていた。
そのとき、突如スカートが膨れ始めたかと思うと、
ウルトラ女が飛び出してきた。
「あなたの子供だましの次元幻覚術、ウルトラ族の私には通じないわよ!」
「貴様ぁ…」「悪いけど、時間ないから。覚悟してよね。光線発射」
「きゃあああーーー!」
「あなたには黙秘する権利と弁護人を選ぶ権利があります」
「ふぅーっ。終わったな」



ドレス着たお姫様(*´Д`)ハァハァマジ来てほしい(*´Д`)ハァハァ

93 :名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 00:09:13 ID:vA05L41R
凄く新鮮で面白かった

94 :名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 00:42:59 ID:ftxyFWuT
ワロタ

95 :名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 10:17:07 ID:LjpORvm8
なんという鬼畜お姫様w

96 :名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 11:09:47 ID:LjpORvm8
しかし冷静に考えてみると彼女も本国でストレス溜まっていたのかも知れん
公人は求められるものが大きいし
宇宙皇帝の娘ともなると規模のでかい国家のようだし公務も大変なんだろう
領外の地球でちょとはっちゃけたかっただけと考えると心情を察して泣け・・・ないかw

97 :名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 16:38:32 ID:pzPCTRLj
>>96
いや、むしろ地球に来たのが公務で
本当は・・・

98 :名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 21:39:52 ID:TMZRGOh+
今までにないタイプの御姫様でワラタwww

99 :名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:04:17 ID:iD0k8yNZ
かなり間があき、申し訳ありませんでした。
『桃色の鞠』中編を投下します。

100 :桃色の鞠(中編):2008/06/08(日) 00:06:31 ID:iD0k8yNZ
記念祭三日目。
セシリアは、エルドに会うため、早々に王宮入りを果たしていた。
一晩あれこれと悩んだ結果、彼に全てを打ち明けることが最適のように思えたのだ。
何しろ、エルドはこちらの厄介な婚約の事情について知っている。
ついでに、わからなかった言葉の意味も質問してみよう、とセシリアは考えていた。

侍従長から、第三王子が厩舎に居ることをさりげなく聞きつけると、
セシリアは、勇み足で目的地に向かった。
中庭を横切ろうとしたときだった。
突然、彼女の視界の端に桃色の物体が飛び込んできた。

――鞠だ。

セシリアは、反射的に手を伸ばし、それを受け止めた。
一人の少年が、息を切らしながら、駆け寄ってくる。
「セシリア!」
「あら、ロビン」
それは、ユーリ陛下の末息子にして第四王子のロビンだった。
彼の後ろから、二人の従者も走ってくる。

「ありがとう」
ロビンはそう言って、両手を差し出した。
「これは……」
この鞠は、かつては私の物だったのよ、と言おうとして、セシリアは止めた。
今は、ロビンの物なのだろう、と思い当たったのだ。
無言で、桃色の鞠をロビンに渡した。

「ずいぶん背が高くなったのね」
セシリアは実の弟を見守る感慨で、栗色の頭を撫でた。
色はエルドによく似ているが、髪質はもっと硬かった。

「そんなに伸びてないよ」  ロビンは、首を振る。
「セシリアがちっとも後宮に来てくれないから、わからないだけだよ。前はよく来てくれたのに」
無邪気な声には、ほんの少しの非難が混じる。
そういえば、成人してから後宮に行く機会はめっきりと減っていた。

「あら、ごめんなさい。それでは、近い内にあなたがたに会いに後宮へ伺うわ」
「うん、きっとだよ」
ロビンは嬉しそうにぴょんと跳ねた。
それから、何かを思いついたようにセシリアを見上げた。

「ねえ、セシリア。もう一つお願いがあるんだ」
「何かしら?」
「エルドも一緒に連れて来てくれる?」
「エルドですって?」
どうして、誰もかれもエルドのことを話題に出すのだろう。

「うん。セシリアからエルドを誘ってみてよ」
「まあ。どうして、私が誘わなくてはならないの?」
「だって、セシリアだったら、エルドに何でも好き放題、無理難題を言い放つことができるじゃないか」
「そ、そうかしら」
屈託のないロビンの答えに、セシリアは、がくりと肩を落とした。
幼い彼の目には、自分たちは、どんな風に映っているのだろう、と考えてみるが、
理想的な関係に見えていないことは確実のようだ。

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