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【敵女】悪の女戦士を屠るスレ 5【やられ】

1 :名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 20:18:02 ID:tY+oD+jq
悪の組織その他、悪辣な女悪役が、
正義役に屠られるのが基本ライン。

・創作/二次創作、どちらも歓迎。ただし実在人物はNG。
・エロ・グロ表現の有無・程度は書き手の任意。
・スレタイは「屠る」となっていますが、
 屠るかどうか(死 or 戦闘不能)も書き手次第。
・雑談や感想レスなど、書き手が投下しやすい環境を心がけましょう。
・特殊属性につきsage推奨。

◆前スレ
【敵女】 悪の女戦士を屠るスレ 4【やられ】
 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182008998/l50

◆まとめサイト
悪の女戦士を屠るスレ まとめblog
 ttp://akujolove.blog74.fc2.com/
悪の女戦士を屠るスレ まとめwiki
 ttp://wiki.livedoor.jp/warajiya/d/FrontPage

◆お絵かき掲示板
敵女悪女を描く絵掲
 ttp://w5.oekakibbs.com/bbs/akujolove/oekakibbs.cgi

2 :名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 20:19:32 ID:tY+oD+jq
◆歴代スレ
 1:★強い悪の女戦士を屠る創作スレ★
    http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1112600419/
 2: 【戦闘】強い悪の女戦士を屠るスレ 2【やられ】
    http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152028736/
 3: 【戦闘】悪の女戦士を屠るスレ 3【やられ】
    http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164572421/
 4: 【敵女】 悪の女戦士を屠るスレ 4【やられ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1182008998/

◆姉妹スレ
【裏切りと】悪の女とH 第5期目【愛の狭間で】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193868836/
                   悪の女との「えっち」がメインの場合はこちらに。

3 :名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 23:26:25 ID:en5iL+QJ
1乙!!

4 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 07:03:32 ID:yC/D0Ae6
これもテンプレに入れといた方がよくね?
+ 悪の女とお絵かき掲示板 +
ttp://www18.oekakibbs.com/bbs/evilgirls/oekakibbs.cgi

5 :名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 18:26:32 ID:OSKkno5z
>>4
そっちの絵掲は「悪の女とH」専用というか、
ヤラレ禁止なのでこっちのスレに貼るかは検討が必要かも。

6 :名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 04:35:55 ID:dq9Lr2Me
検討不要。そっちのスレ用なのでテンプレには要らない。

7 :名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 10:06:12 ID:zUmmTSCt
前スレの悪女目線で子供にやられるストーリーよかったなあ
続きぜひ読みたいけど無理なら同じパターンになるが俺も執筆したい

8 :名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 10:19:40 ID:13bVv+T6
いろんな作者によって…
いろんな倒し方をされる、南ちゃん(カラータイツとそれに包まれた美脚が自慢)。

いいんでない?


9 :名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 09:01:51 ID:464y0UMg
スレ立て乙です。
投下します。

10 :武器やられ@:2008/05/07(水) 09:04:53 ID:464y0UMg
真っ白な壁に囲まれた小部屋に一人の男がいる。
三人の女戦闘員に包囲されて今や絶体絶命という状況だ。

男を囲んでいる戦闘員はバットレディという犯罪集団の構成員である。
殺し、麻薬、密輸。あらゆる悪事に手を染め、その高い戦闘能力から警察や軍も手を焼いている。

三人のうちの一人が男に言葉を投げ掛ける。
「まさかたった一人で支部基地にのりこんでくるとはね」
「ふん」
「余裕だね。そんな面をしていられるのも今のうちだよっ」
女は愛用の獲物、モーニングスターを構え、男を睨み付ける。
バットレディという犯罪集団の戦闘能力は怪人や超人といった人外の類ではなく一人一人の戦闘員の純粋な戦闘能力の高さにあった。

「はあっ」
男に向けてモーニングスターの渦々しい鉄球を放つ。
男の頭が弾ぜると思われた次の瞬間。
「りやぁっ!」
男が垂直蹴りを放ちモーニングスターを弾き返す。
ガキィと鉄同士がぶつかり合うような音がした。
グシャっ
その音が耳に届く前に愛用の獲物を弾き返された戦闘員の頭が弾ぜた。
「やあっ」
女戦闘員の生死を確認する間もなくもう一人の女戦闘員が攻撃を仕掛ける。


11 :武器やられA:2008/05/07(水) 09:08:18 ID:464y0UMg
女戦闘員の獲物はハルバート。
長尺の槍の先端に二股の小剣が付けられている。
「や、は、やっ」
縦なぎ、横なぎ、突き。
ぷるぷると巨乳を揺らしながら獲物を振るう。
高速の連撃が男を襲う。
全て紙一重でかわしながら攻撃パターンを読む。
「はあっ」
繰り出された突きに合わせ蹴りを放つ。
バキィ
二本の小剣の一つが折れ、クルクルと弧円を描きながら女戦闘員の豊満な乳房に吸い込まれていった。
「あうんっ」
胸の中心に小剣が刺さり、悶える。
パキィン
その隙を逃さず放った蹴りがもう一本の小剣を弾き飛ばす。
弾き出された小剣は女戦闘員の股間に突き刺さった。
「ひぎいっ」
股間を押さえ悶えながら女戦闘員は前のめりに倒れる。
「あとはお前さんだけだな」
男が残った戦闘員に声を掛ける。
女戦闘員はぐっ、と拳を握り構える。
「素手か…」
男がぼそりと呟く。
「鍛えぬかれた肉体こそが私の武器。参る」
そういうと女戦闘員は一足で男の懐に入る。
一瞬で葬られたもののモーニングスターの女もハルバードの女も相当の戦闘力を持っていた。
徒手空拳の女戦闘員もその例に漏れずかなりの戦闘能力を有していたがその力が発揮される事はなかった。
一足のもとに男の懐に飛び込み鍛えぬかれた肉体から拳撃が繰り出される―――筈だった。
「ずむんっ」
踏み込んだ女戦闘員の股間に男の蹴りがめりこんだ。
「ひ、はぁぐっ」
女戦闘員の顔が苦痛に歪む。
鍛えようとしても鍛えられない部分に強力な一撃が放たれた。
「あ、あな、た、ドコ、蹴ってぇ…」
泣き顔になりさっきまでの冷静な女拳士の表情は消え去る。
「あばよ」
男が足を引き抜きぐっと足に力を溜める。
「あはぅっ」
女戦闘員は悶え、無防備な肢体を晒す。
十分に溜められた蹴りが再び女戦闘員の股間を襲う。グシャっ
「ひぎゃあっ」
女戦闘員の秘所が潰れ戦闘が不可能な状態になる。
「あ…ひぁ」
端正な顔をくしゃくしゃにし女戦闘員が仰向けに倒れる。

「ふぅ、見つかったときはどうなるかと思ったが何となるもんだな」
男はそういうと小部屋を後にした。
男の闘いは続く―――


12 :名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 09:09:36 ID:464y0UMg
これにて終了です。
色んな武器をやられネタにしたかったんですが今のところこれだけですw


13 :名無しさん@ピンキー:2008/05/07(水) 17:10:14 ID:rJuSdEkG
ttp://milesta.blog72.fc2.com/blog-entry-40.html
深田祐介『高麗奔流(こうらいほんりゅう)』文藝春秋
59頁:レントゲン写真撮影シーン
 
  ブラジャーを受け取って更衣室のほうに歩みだすと、
 申R美がブラジャー姿で出てきた。
 女性にしては並外れて幅があって広い肩が白く輝くように美しく、
 テコンドーかなにかの武道で鍛えたのだろう、その下の
 二の腕は明らかに筋肉質である。
  申は出身成分がいいのか、あるいは伝手(つて)があるのか、
 ブラジャーも日本製のように見える。
  純子と技師の会話を聞いていたらしく、申R美は純子の眼の前で、
 手を背後にまわし、ブラジャーを外した。
  童顔にふさわしからぬ、おおきな、お碗型の乳房が
 はずむように飛び出した。
 X線室はまた緊張した空気になった。


悪の反日女戦士は、こういうのが良い。 



14 :名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 00:25:54 ID:OpBt4Iu9
クリスタルブレイズで敵の女が2人のされたな。
中華料理店のウエイトレスが入れ替わっていてというシチュだが
あまり活かされてなかったな。人数少な過ぎるし。
来週は同じ場所で銃撃戦だがザコワラは期待薄な気がする。
あったとしてもせいぜい1話みたいな気の抜けた内容だろうし。

ブラスレイターはアニメとしての出来はさておき
女性型怪人のデザインが酷すぎる。
あれならペプシマン顔のザコのがよほどまし。

15 :名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 01:02:47 ID:upd6e1UC
>>11
モーニングスターを頭に…とはまたいい所きますね
三節棍とか鉤爪とか針とかデスサイズとか投げナイフとか
色んな武器で妄想は楽しいw

16 :武器やられ2@:2008/05/08(木) 03:49:34 ID:W+3Rk4t2
>>15さんのレスでネタができたので投下します。


男が支部基地の通路を歩いている。
その姿は潜入や隠密とは程遠く堂々と通路のど真ん中を進む。
通路をしばらく進むと行く手の先に一人の女戦闘員が姿を現わした。
男は彼女を見るなり
「やあ、良いところにいたな。悪いが司令室まで案内してくれないか。この基地は思ったより広くてなぁ」
まるで道端で道を尋ねるかの様に女戦闘員に問い掛ける。
女戦闘員はくすくすと笑うと
「あんた変な奴だね。」
と返して男の前に立ちはだかる。
男は瞬時に女戦闘員の装備を確認する。
どうやら武器は持ってない様だが―――

次の瞬間、男の顔の横を数ミリにも満たない針が通過する。
「含み針か…」
「よくかわしたね、今頃あんたの額には私の獲物が突き刺さってるはずだったのに」
針自体には殺傷能力があるとは思えない、となると考え付くものは―――
「毒針ねぇ、えげつねぇなぁ」
「次は外さないよ」
女戦闘員から毒針が放たれる。
針は男の手前で止まった。
人差し指と中指の間に挟まれている。
「なっ…!?」
「返すぜ」
毒針の先端を女戦闘員にむけ投げ放つ。
決して豊満とはいえないが形の良い乳房の中心に針が刺さる。
「うっ、あはぁん…」
女戦闘員が胸を押さえ苦しみはじめる。
「ハァ、はぁ、し、死んじゃうゥ」

17 :武器やられ2A:2008/05/08(木) 03:53:44 ID:W+3Rk4t2
男はその様子を見つめて言い放つ。
「臭い芝居は止しなよ。毒なんてあんたにゃ効いてないんだろ」
毒使いの基本―――
毒を獲物、主な攻撃の手段として使うものは得てして解毒薬、または己の身体に抗体を持っているものである。
「…………ばれたかぁ、かなわないね。流石に司令室までは案内できないけど道は開けてやるよ。通りな」
そういうと女戦闘員は半身になり道を男に譲る。
「………」
男は無言で女戦闘員の横を通り過ぎる。
その時女戦闘員の眼光が鋭く光った。
女戦闘員は無防備な背中に毒針を放つべく男に向き直る。
しかし女戦闘員の口から針が放たれることはなかった。
「ぁ………ぅ」
女戦闘員の腹に鋭いバックキックがめり込んでいる。
「な、何故…」
「敵地で敵を信じるほどお人好しじゃねえよ。何より殺気丸出しだってぇの」
ぐりっ、と爪先を捻り女戦闘員の腹にさらに足をめり込ませる。
「ひぁん…」
女戦闘員はあまりの激痛に白目をむき倒れた。

「ちぇ、やっぱり自分で探さねぇと駄目かなぁ」
男はそういうとポリポリと頭を掻きながら敵地の通路を進んでいくのであった。

18 :名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 03:57:22 ID:W+3Rk4t2
レスをみて即興で書いたもので、短いですが終わりです。

>>15さんのレスには面白そうなネタばかりなので書きためてからまた投下したいと思います。
住人の皆さんの好みに合えば…ですが。

19 :名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 18:31:51 ID:ZGqx4pVr
数日前に武器やられSSを投下したものです。
>>15さんのレスを元に新作を書き上げたんですが投下してもよろしいでしょうか?

このままだと連投になってしまうので少し不安なので…

20 :名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 19:40:40 ID:PH/5Jrr+
どんどん書き込んで良いと思います。
楽しみに待ってますね。

21 :武器やられ3-1:2008/05/09(金) 19:54:11 ID:ZGqx4pVr
三節根
男の前に現われた女戦闘員は頭にはバンダナを巻き、裸体にオーバーオールを着込んでいる。
「おいおいそりゃ何のコスプレだ?」
「ふん、うるさいわね!あなたはここで死ぬのよ!くらいなさい超火炎旋風根!!」
回転する三節根から炎が吹き出し燃えたぎる根を女戦闘員はそのまま男に向かい投げ付ける。
見事なまでのフォロースルー。女戦闘員の豊満な乳房がぷるりと揺れる。
「あははははっ!焼け死んじゃいなさい!」
「ふん!」
男は燃え盛る根を片手でつかむと熱が身体に伝わらぬ内に女戦闘員へと投げ返す。
「ほれ、返すぜ!」
「えええぇっ!嘘おぉぉ!」
苦難の末会得した必殺技の直撃を食らい女戦闘員が炎に包まれる。
「あぁぁ〜熱いぃ〜焼け死んじゃうよー」
瞬く間に炎に包まれた女戦闘員が悶え苦しむ。
「努力の方向性を間違えたな。あばよ嬢ちゃん」


22 :武器やられ3-2:2008/05/09(金) 20:03:17 ID:ZGqx4pVr
鉤爪
男の前に現われた女戦闘員は白銀のマスクを身につけ、胸には蛇の入れ墨、戦闘服は大胆にもトップレスである。
両腕に付けられた鉤爪がきらりと光るとどこからともなく大きな金網が落下してきた。
男は半分呆れた表情で女戦闘員をみる。
「愚かな侵入者ね。美しい私に葬られることを誇りに思いなさい!」
「ヒョオーーー」
奇声をあげ金網をガシャガシャとよじ登る女戦闘員。
おそらくここから攻撃を仕掛けるつもりであろう。
しかし、その隙だらけの背中を男が見逃すはずもなく女戦闘員のがら空きの背中に蹴りをたたき込む。
「ぐげぇっ」
ぐにゃりと形の良い乳房が金網に押しつけられる。
その拍子に女戦闘員の右手からこぼれ落ちた鉤爪を手に取るとぷるりと震えるお尻に突き刺した。
「はぅ!」
可愛らしいお尻がぷるんと震える。
「ひ、痛ぁ、どこを…刺してらっしゃるの…です…」
女戦闘員はずるりと金網から落下した。
「がっ……ぁはぅん…」
ガニ股、仰向けの状態で気絶しぴくぴくと身体を震わせる。
白銀の仮面を剥ぐとまだ幼さの残る顔が伺える。
「これに懲りたら悪事なんて考え直すんだな」
男は呆れたように呟くと先へと進んでいった。



デスサイズ
「私は死神………あなたの命、貰い受ける」
男の前に現われた女戦闘員は大きな鎌を構え黒いローブを纏っている。
身長は低く一見すると子供の様にも見える。
クールな表情、冷たい眼差しで男を睨み付ける女戦闘員。
「…………」
「嬢ちゃん、いくつ?」
「……〇〇歳………」
「俺より年上かよ…」
男が驚きの表情を見せると女戦闘員が不満そうに呟く。
「……今、バカにした……万死に値する………」
黒髪ショートカットの女戦闘員は小さい身体をふわりと浮かせ鎌を男に向けて振りかざす。
「はぁっ!」
男は鎌の刃の部分に蹴りを放つ。
バキィン
「………ぁ」
幾人もの命を吸い取ってきた死神の刄は持ち主である女戦闘員の首をはね壁に突き刺さった。
「あちゃあ、飛んだところが悪かったなぁ。恨まないでくれよ死神さん」
頭部を失った女戦闘員の身体は自分の死をも気付かぬままぴくぴくと痙攣を続けていた。


23 :名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 20:09:11 ID:ZGqx4pVr
短いですがこれにて終了です。

武器やられって良いですよねw

24 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/09(金) 23:31:16 ID:EEAG1M9K
遅くなってすみません、安田南のやられはこちらの新しいスレッドに投下でいいんでしょうか?

GWでバタバタしちゃって、この週末には投下できそうなんですが・・・

25 :15:2008/05/10(土) 02:01:03 ID:aho4Zx2f
覗いて見ればまさかあんなレスでここまで話を広げてくれてたなんて…
本気で感謝します!

凄い努力が一瞬で水の泡にされるのっていいですよね…

26 :名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 10:32:18 ID:noxjm8x7
南ちゃんやられ待ってました!!
期待してます!!

27 :名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 15:34:14 ID:6lr9FNSV
>>22
鉤爪娘の間抜けさに萌えたw

28 :名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 15:47:56 ID:uFM9V+hW
あー、もう南ちゃんが待ちきれないー

29 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/11(日) 20:11:56 ID:4EXzWeki
安田南(悪の女教師)VS青山めぐみ

続編投下いたします。






じゃあそろそろ片づけてICレコーダー返してもらおうかしら。

あたしの目に映るのはあたしの蹴りでフラフラになった女子生徒たった一人。

「めぐみちゃん、あなたに最後の授業をしてあげるわ・・・」
「いい?出る杭はうたれるのよ?人生もっと頭つかわなきゃねぇ」
「もうフラフラだし、かわいそうだからあたしの必殺でひと思いに片づけてあげる」

「・・・ひっ・・・さ、つ?」

うふふ、苦しげね。でもこれはあたしに刃向ったバツなのよ。
そしてあたしは自分の胸を寄せる。ちょっと気持ちいいのよねコレ。

「おやすみプレス!!!」

壁にもたれていた青山の顔をあたしは自慢のDカップで押しつぶした。
そのままグイグイと押し込む。

あはははは!この技からのがれられると思わないでぇ!

上半身は胸を押しこみ、下半身はちょうどアキレス腱を伸ばす姿勢であたしは盤石の勝利へ・・・

30 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/11(日) 20:32:09 ID:4EXzWeki
「dshヴぁうhヴぁvn・・・!!!」

ジタバタもがく青山の上でほくそ笑むあたし。
さて、勝利宣言はどうやってやろうかしらねぇ・・・。

「うふふ、めぐみちゃん、苦しいでしょう?」
「イヤならはやくICレコーダ・・・うっ!」

バカな!いっ・・・痛い痛い!

あたしの股間に激痛が走る。このガキ・・・蹴りやがったのね!

「あたしの望みは先生にICレコーダーを許してもらうことじゃないです」
「悪事を働く最低な女を倒すことだッ!」

あたしはそんな言葉聞いちゃいない。痛くて転げまわっていたのだ。
どうやら青山の必死のキックがあたしの股間にヒットしたみたいなの。

「うう・・・いっつう!いた、痛い痛いちくしょうくそぅ!」

そして、我に返り股間を抑えながらも立ち上がる。

「や・・・やってくれるじゃないあなた!」
「おやすみプレスを破るだなんて・・・」

「そんな自分の名前をもじったダサい技、私には無駄ですよ」
「先生の自己満足にすぎません・・・それよりも」
「先生はこの悪事を一人でやってたんですか?それとも裏に何か組織が?」

「そんなことをなぜあなたに教えなきゃいけないの?」

「言わないならば言わせます」

再び対峙するあたしと青山。
正直あたしは焦っていた。もうあたしに隠している技はない・・・。

やだ、全身に汗が・・・

31 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/11(日) 21:19:16 ID:4EXzWeki
「くそっ!くそっ!くそォッ!!!」

そんな馬鹿な!あたしがガキにおされてるだなんて!
蹴りはあたらないし、ビンタも・・・

屈辱的だった。対峙してすぐあたしはビンタ勝負に持ち込んだ。
パチーン、といい音が教室に響く。

1発目、2発目はあたしが身長を生かして華麗にひっぱたいてやった。
一方の青山ときたら、あたしの顔に手を届かせることでいっぱいいっぱいの様子だったのよ。

なのに、3発目にあたしが青山をひっぱたいた時、急に青山が変わったの。

「キャハハハハハハ!あたしがこのビンタでこれまでどれだけの男を沈めてきたか分かってんの!?」

「・・・・・・ここまでですね、フフフ」

「え?」

あたしは青山のあたしを狙う目に恐怖を感じちゃった。

「ひ・・・」

一歩下がったあたしに青山はダッシュして飛びかかってビンタをしてきた。

「あああああああああッ!」

あたしは左ほほをおさえて倒れこんだ。この痛み・・・なんで・・・なんてことよ!
あたしを見下ろして青山は冷静な目を浮かべる・・・こんな屈辱!

32 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/11(日) 21:42:59 ID:4EXzWeki
「ちくしょう!なんであたしの蹴りが!あたんないの?あたんないのよぉぉぉ!!!」

「先生、終わりですよ、私の勝ちです」

「う、うるさいっ!あたしは負けない!まだまだいっぱい悪事を働いてやるのよ!悪の女王として君臨するのよ!」
「死ねぇぇぇ!おやすみプレス!

あたしは渾身の力で、魅力たっぷりのこの技を繰り出した。

「いやァァァ!」

でも今回も悲鳴をあげたのはあたしだった。
今回はこんなガキの胸に当たり負けしちゃった・・・

「ちくしょう、胸が!胸で負けるなんて・・・!!!」

「先生、もうあきらめて自首してください、罪も軽くなります」

「うるさい!しないっつってんだろ!」

すでにフラフラなあたし。カラータイツは破れたし、ワンピースも伸びたり破れたり散々。
何よりさっきのビンタで顔傷つけられたのが最悪。
でも、負けるわけにはいかない!あたしは・・・!あたしは・・・!

そしてあたしは思い出した。この教室のベランダには、あたしの切り札、麻薬があることを・・・

「ふ、ふふふ・・・勝負はこれからよ・・・」

あたしはベランダに出る。この教室は特殊な位置にあるから、ベランダに人がくることはない。
今日は石灰をいれる袋に麻薬を入れていたのだ・・・

33 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/11(日) 21:54:10 ID:4EXzWeki
「何か秘策でもあるんですか?」

「ええ、お前はここで死ぬのよ・・・この麻薬でね!」

「な・・・!」

「ふふふ、驚きなさい、そしていまからお前を麻薬まみれにしてやるわ」

「く・・・」

そしてその袋をふりまわし、あたしは青山に麻薬をかける。
ちょっとずつかかってるのか青山がむせはじめる。
でもあたしもアイツの攻撃をまたくらって・・・

「最後よ!」
「はああああああ!」

あたしは袋をもって走り、青山も走ってくる!
あたしは青山を袋でたたいた!とらえた!










はずだった。









「うぐぇ」

34 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/11(日) 22:02:01 ID:4EXzWeki
袋を紙一重でかわし、袋ごとあたしの胸にドロップキックをかましてきた青山。
あたしはそれをモロにくらって吹っ飛んだのだ。




「うぐぇ」



無様な悲鳴とともに粉まみれになったあたし。
くそぅ!くそぅ!くそぉぉぉ!

女としてすら負けた!胸もビンタも!

悔しさの中、あたしは尿が流れ出るのを感じた。

「ひぃ・・・いや・・・とま、」

言う間もなく、あたしは気を失った。




青山めぐみは、自身の組織の上の者を呼びに行った。
悪事を働いていた女、安田南は完全に倒した。
あとは、これを報告し、身柄を拘束するのみ。

次にめぐみが現場に戻ってきたとき、粉まみれの安田南の姿はそこになかった。


(完全に気絶したのになぜ・・・?やはり後ろに組織が・・・?)

35 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/11(日) 22:03:52 ID:4EXzWeki
以上です、なんか結局やられが微妙になってすみません。

南のやられ書きたい方がおられたら別バージョンとかホントお願いします。
あと、続編の含みを持たせましたが自信がないので未定です。

36 :名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:10:46 ID:kvEdbyNm
>>35
お疲れ様でした。GJです。
では南ちゃんヤラレを私も…。


メグミの取り出したものを見て私は動きを止める。

それはどう見ても…銃。
「ちょ、ちょっと待ってよ…な、何でそんなもの持ってるのよ」

そんなので撃たれたら…あたし死んじゃう、絶対に…

「護身用です」

「護身用って…じゅ、じゅーとーほーとかそー言うのは無視して良いって言うことなの?」

「大丈夫です、コレ、エアガンですから…」

ふう、びっくりした…本物かと思ったわ。
エアガン程度なら当たったら痛いけど…死ぬことはないわ。

そう思った瞬間、耳元を何かが掠め飛んでいく。
そして後ろで窓ガラスにヒビの入るビシッという音。
恐る恐る振り向くと…窓ガラスにめり込むBB弾サイズの鉄球。

「でもコレ特別製で気圧が上がってます、しかも弾は6mmベアリング弾になってます」

「やっぱり死ぬかも…」
必死になり、這いつくばり教台に隠れ、弾を避けるのに専念する。
そして好機到来。メグミの銃は弾切れを迎える。
やっぱガキよね。こんなに弾ばら撒けば弾切れも早いっての。

チャンスとばかりメグミに飛び掛り、その華奢な体を押さえ込もうとする。


が…、その衝撃は下半身、特に大事な大事な女性の部分を中心に訪れた。
「うひーーあぁーーーっ」
股間を押さえ激痛にのたうつ私。

それを見下ろすメグミの手には先ほどとは違う形の銃が2丁。
「安心してください、今度の銃は鎮圧用に普通の空気圧ですし、弾も普通のBB弾でしたから」

「ちょ、何処めがけて撃ってくるのよ……」
「咄嗟でしたから」

赤いカラータイツの股間部分がズタズタに裂けBB弾に乱打された大事な部分が腫れ上がる。
そして…その刺激に私の膀胱が耐え切れず…



>>35さんの足元にもおよばない…。あうあう。

37 :名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 23:34:00 ID:VW4+aCEQ
南ちゃんGJでした。
武器やられのを書いた者ですがちょっとだけ便乗してみますw


麻薬

その女戦闘員は南となのった。
南はにやっと笑うと紐の付いた麻薬袋を取り出し、男に向かって振り回しながら突進してきた。
「この前は妙な女に油断してやられちゃったけど今度はそうはいかないわよぉ〜」
奇声をあげ男に突進してくる南。
男はブーツから隠し刄を出し麻薬袋を切り裂く。
袋から漏れた麻薬は風に乗って南のいる方向に流れていく。
「えっ、そんな馬鹿なぁっ…くっ、苦しい、うぶぇっ!」
南は口から泡を吹きだしながら倒れた。
口や鼻に手を当て、麻薬が体内に侵入しないようにして南の横を通り過ぎる。
やがて麻薬の濃度が薄くなったのを感じ取った男は警戒を解き、一言呟いた
「風上ぐらい把握しろよなぁ。乳のでかい女ってのは間抜けが多いのかねぇ…」
南に遭遇する前に倒した鉤爪女戦闘員、三節根戦闘員の痴態を頭に浮かべながら男はその場所を後にした。


稚拙な文章でスイマセン。これにて終わりです。


あ、武器やられのネタも随時募集中ですw

38 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 00:06:55 ID:NyyGGYdL
南GJ!


武器やられは幹部クラスの鞭が見たいかな

39 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 02:08:14 ID:k15t70df
武器やられ投下します。
ストーリー的には一区切りです。



40 :武器やられ〜基地最深部〜@:2008/05/12(月) 02:11:28 ID:k15t70df
基地の最深部でたたずむ四つの人影。
一人は侵入者であろう男。
相対するは金髪の美しい美女。
ボンテージを着用しその手にはいかにも使い込まれたとおもわれる鞭を持っている。
その威圧的な態度、風貌からして基地の責任者、幹部クラスの人間であろう。
残りの二人は女幹部の側近であろう女戦闘員である。
端正な顔立ち、艶のある黒髪が特徴的だ。
よく見ると二人はお互い似ている。
どうやら双子の様である。
一人は拳銃、一人は日本刀を構え、男を睨み付けている。
たっ、と日本刀を構えた女戦闘員が一足で男の懐へと飛び込む。
女戦闘員の鋭い一振りをかわすと同時に男の頬を銃弾がかすめていった。
どうやらこれが彼女達の戦闘スタイルらしい。
近距離の斬撃、遠距離からの援護射撃の組み合わせ。
本来ならば最初の斬撃、銃撃のコンビネーションで男は屍と化しているはずであった。
予想外の展開に双子の女戦闘員に焦りの色が見えはじめる。
そのわずかな焦りを感じ取った男は日本刀を振りかざす女戦闘員にローキックを当て動きを止める。
女戦闘員がローキックの痛みに顔を引きつらせると同時に彼女の額に風穴が開いた。
「……ぁ………」
もう一方の女戦闘員が放った銃弾が彼女を直撃したのであった。
その表情のまま力なく崩れおちる女戦闘員。
双子ながらの息の合った波状攻撃。それ故に寸分ともリズムが変わる事は許されなかった。
相方を撃ち殺してしまった女戦闘員は顔面蒼白で震え、立ち尽くしている。
男は息絶えた女戦闘員の日本刀を拾い上げ、拳銃を構えたままの女戦闘員に近付き構える。
そのまま刀を振り下ろし、肩口から腰まで袈裟斬りにする。
「………っひぁん!」
女戦闘員は切り裂かれた戦闘服から乳房を露出させ、鮮血を吹き出しながら倒れた。
「あの世で仲良く暮らすんだな」
そういうと血の付いたままの日本刀をフロアの床に突き刺した。
双子の女戦闘員はお互いの獲物でその生涯に幕を下ろすこととなった。


41 :武器やられ〜基地最深部〜A:2008/05/12(月) 02:21:22 ID:k15t70df
そのまま首だけを動かし女幹部のいる方向を見る。
女幹部は観念したかのような表情で男を睨み付け鞭を構えた。
「基地はほぼ壊滅状態、精鋭である戦闘員も全滅した…このまま組織に帰っても私は処分されるだけ。ならばせめて貴様と相討ち覚悟で戦うのみよ」
金髪ボンテージの派手な姿と裏腹に落ち着いた口調で話す女幹部。
その冷静な判断力こそが彼女を幹部へとのしあがらせた源であろう、と男は悟る。
「これも任務なんだ。悪く思うなよ」
「ふ…貴様の所業で我がバットレディの世界征服は数年遅れることとなる。蜂起まであと少しというところで…憎らしいものよ」
「世界征服なんかさせねぇさ。俺がいる限りはな」
二人の口上は終わりを迎え、鞭の乾いた音を合図に戦闘開始の鐘が鳴る。
今までの女戦闘員もかなりの腕前であったが女幹部の鞭さばきもその例にもれなかった。おそらく基地最強の戦闘技能の持ち主である。
しかしその卓越した戦闘技能も男の前では児戯に等しかった。
振りかざされた鞭の先を素手で捕まえると、くるっと女幹部の首に巻き付ける。
そしてそのまま腕力に任せて絞めあげた。
「ぐっ、ぐぇ……」
顔を真っ赤にして悶え苦しむ女幹部。
男は容赦無く締め上げる鞭に力をこめる。
「あぁ、が、ひゅー、ひゅうっ…ぁあ………ぁ」
ガクンっ
脱力感を腕に感じ、鞭をにこめた力を緩める。

「…………………」
首を自らの獲物で締め上げられ、事切れた女幹部は白目を剥き、舌をだらんと垂らし仰向けに倒れている。
股間からは失禁が確認でき、黄色い水溜まりから蒸気がのぼっていた。

「ふぅ、今回は正直疲れたぜ」
そういうと男は最深部に爆弾を仕掛け、基地を後にしたのであった。

42 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 02:23:40 ID:k15t70df
終わりです。
ストーリー的にも一区切りですが正直いってネタ切れですw

女幹部、鞭をリクエストしてくださった方、ご期待にそえたでしょうか?

43 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 10:38:18 ID:Ix5TbUw+
GJ
冷静で落ち着いた口調と哀れな窒息姿のギャップに萌えた。

44 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 15:28:51 ID:q6Yi+6c0
弱いぞ、そんなことでは女幹部の名が泣くぞ!

でもGJ

45 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/12(月) 16:19:14 ID:MwVQrdVX
>>36さん、ありがとうございます。
正直、代筆お願いしたいぐらいですよ。

>>37さん、アレンジありがとうございます。
武器やられおもしろかったです。

南の続編、ためて一気に書き込むのではなく、少しずつうpしていくことにしました。
もしよろしければ、ご意見・要望など書き込んでください。

46 :名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 18:13:17 ID:k15t70df
チラシの裏 戦闘力ランキング
女幹部>デスサイズ>双子>鉤爪≧三節根>徒手空拳≧モーニングスター>ハルバート>毒針

女幹部が弱いんじゃなくて男が強すぎるだけなのですw
ネタもまだまだ募集中ですw

>>45さん
続き楽しみにしてます。

47 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 18:30:19 ID:K7YinWdD
フジョーウ

48 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 21:18:03 ID:DVs0Qcnf
南やられ便乗


ふん、やはりこんなガキが私にかなうわけないわね
どう始末してやろうかしら?
ただ殺すだけじゃおもしろくないわ、そんなのはもうやり飽きた
そうね、麻薬漬けにして東南アジアの売春組織に売り飛ばすのがいいわ
小学生の売春婦、高く売れるわよー

さ、じゃあとどめね
自慢の美脚を青山めぐみの顔目掛けて繰り出す
これでめぐみは気絶・・・・

するはずだった・・・

「ぐぇ・・・」
醜い悲鳴をあげてうずくまったのは私だった・・・
信じられない早さで蹴りをかわしためぐみは素早く私の懐に入り込むと私の下腹部に鉄拳をめり込ませたのだ・・・・

しばらく痛みでうずくまったまま動けない私・・・
そんな私にめぐみがゆっくり近付いてくる・・・
恐る恐る顔を上げる私を見下すめぐみ・・・
「学園特別捜査官を舐めないことね。
A県の小学校の教師によるいじめ殺人を解決したのも私なの。
さ、悪徳教師、安田南、お仕置きの時間よ」

49 :名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 21:36:31 ID:DVs0Qcnf
そんな・・・・
A県の教師によるいじめ殺人って言ったら・・・
犯人の美人教師がなぜか自白ビデオと一緒に全裸で縛られて、ダンボールに詰め込まれて警察に送り届けられた、ってあれ・・・?
ひぃ、こいつがそんな・・・ダメよ、私がかなうわけない・・・・
私も同じ目に・・・いや、むこうが殺したのは一人だけど私はもう麻薬で五人殺してるわ・・・・
もっと酷い仕置き・・・・
そんなのイヤよ、世間の笑い者じゃない・・・
恥ずかしくてお嫁に行けない・・・・ってかそれどころじゃないわ、ガキ五人殺してるんだから死刑間違いなしよ・・・
なんとかしないと・・・・


「ね、ねえ・・・つい魔がさしただけなの・・・・反省してるわ・・・もう悪事は絶対しないから・・・見逃してくれない・・・?」
もちろん反省なんてしてないわ、でもなんでもいいからごまかさないと・・・・
「つい魔がさしてかわいい教え子を五人も殺すんですか?
あなたに情状酌量の余地はないです、たっぷり恥をかいて刑務所に行ってもらいます!」
くぅ・・・・なんなのよ、そうだ、こうなったらお金で釣るしかないわね・・・
「そんなこと言わないで、ね、見逃してくれたら一億・・・いえ、二億あげるわ
二億あったらなんでも買えるわ、ね?」
二億は惜しいけど仕方ないわ、この場を逃れないと
でもさすがに二億なら大喜びで見逃してくれるわよね・・・・
ってさっきより顔怒ってるんですけどー!?
なんでー!?
「ほんっと、腐った人ですね!!
もう、絶対に許さない!!」
ひぃー・・・・そんなぁ・・・・

50 :名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 01:46:39 ID:cr2jzBrE
あぁ・・・・もうダメ・・・逃げられない・・・・
こんなところで学園特別捜査官に出くわすなんて・・・・あたしの人生終わりよ・・・・
めぐみはへたりこんでる私に近寄ると私のブラウス、スカート、タイツを脱がせる・・・
ダメ、抵抗したいんだけど恐怖で手が出ない・・・
あっという間に黒のブラジャーとショーツだけの姿にされちゃう・・・・
さらにめぐみは私の両手を背中の後ろに持っていくと手錠をかけるの・・・・
ダメよ、逃げないと・・・でも身体が言うことを聞かない・・・・
手錠までされたらなすがままじゃない・・・・
あ・・・あれ・・・?
なんか太股のあたりが生温かいわ・・・?


・・・・いやー、・・・お・・・・おもらし・・・・・しちゃってる・・・
そんなぁ・・・・やめて、見ないでー、止まらない、オシッコ止まらないのよー・・・
こんな姿デジカメで撮らないでー・・・・

私の自慢の黒のショーツはあっという間にびしょ濡れになり床に水溜まりが出来ちゃう・・・・

51 :名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 20:58:17 ID:sQSEmnms
きゃほーいgj

52 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/18(日) 18:47:35 ID:/e/MVYUf
「はぁ・・・ホンット無様ね」

私の目の前には、麻薬まみれで小便を漏らしているみじめな女が倒れている。
涙を流し、胸を抑え、震えながら座り込んでいる馬鹿な女は、私の部下の安田南。

「れ、れいなさん・・・ごめんなさい。あたし・・・あたし・・・」

「何?何なワケ?たかだか小3の小娘に負けるなんてさァ」
「たまたま私がアンタに用あって来てたからよかったけどねぇ」
「どうやったらあんな無様なことになるわけ?」

「あ、ICレコーダーで証拠をおさえられてそれで・・・」

「バッカねぇ、あのガキとその上層部の通信聞いたけど、ICレコーダーはカマかけただけなのよ?」
「そんなガキのこしゃくな手にひっかかるなんて・・・はァ、ホント馬鹿ね」

「くっ・・・れいなさん・・・あ、あたし・・・」

「もう何も言わなくていいわ。あんたもウチ入ってまだ短いんだし」
「私はアンタには期待してるのよ?今回は仕方ないから許してあげるわ」
「ただし次はないわ、覚悟なさいね。あんたは当分私の補佐をしなさい」

「は・・・はい。ありがとうございます」

ったく・・・。
南がこの組織に入ってから初めての任務だったから、ちゃんと様子を見ていてよかったわ。
まァこの先がある子だし、今回は特別に咎めないことにしたの。
それより、気になるのは南を倒した青山めぐみって子。
南だって選ばれてこの組織に入った私の大事な部下。
それなりに訓練もしてきたし、完敗なんてありえないと思っていたけど・・・。
いったい何者なのかしら?それにしても部下の責任を取るのは上司って決まってるけど、やっぱり面倒ね。

「青山めぐみ・・・何者なのよ?」

「ふ、普通の子だと思っていました・・・目立たなかったし・・・」
「あんなに強いだなんて・・・

南はそのかわいい顔やスレンダーな体を震わせながらあたしに話す。

53 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/18(日) 19:06:11 ID:/e/MVYUf
でもねぇ、この高橋麗奈を倒せると思っちゃ大間違いよ。
だいたい、あなたは私の存在を知りさえしないんでしょう?
だったら好都合よ、何もわからないままあなたを地獄へ送ってあげるわ。

残念だけどあたしは南みたいにすぐ感情的にならないのよ、ふふふ。
いつでも冷静に、そして目的のために手段は選ばないの。
勝つためならどんな卑怯なことだって私はやるわ。
それが私のやり方、高橋麗奈の悪の美学。
極論を言えば、相手に姿を見せずに勝つのが完璧なんじゃないかしら?

女の戦い方はそうだと思うの。特に私のような上品で美しい女はなおさらよねぇ。

「わかったわ、あんたの尻拭い、私がやってあげるから」
「南、あんたは祐美と一緒に私の補佐をしなさい」
「なんなら、憎い憎いめぐみちゃんへ直接復讐できるチャンスもあげるわよ?」

「そ、そんなことが・・・」

「私を誰だと思っているの?美しき暗躍者、高橋麗奈の恐ろしさ、あんたが一番知ってるでしょう?」

「そ、そうですね・・・ふ、ふふふ・・・うふふふふ・・・あはははは!」

祐美っていうのはこれも私の部下で、西原祐美っていう子。
南も祐美も私より1つ年下で、ともに期待してる子たちよ。
この子達に補佐してもらって、私は完全なる勝利を手に入れるの。

小柄でかわいい姫系の祐美。
長身スレンダー、清楚で美人の南。
そして上品で気高く美しいゴージャスな私。

この3人が悪の組織の女なんて誰が思うのかしら?
そう、私に敵なんていないの。
うふふ、待ってらっしゃい、めぐみちゃん。
高橋麗奈が、あなたに絶望を感じさせてあげるから・・・。

54 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/18(日) 19:08:32 ID:/e/MVYUf
※この話はフィクションで、登場人物・団体名などはすべて架空のものです。

55 :名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 20:10:58 ID:Dd8kC0Uy
それは分かってるから続きを!!

56 :名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 20:28:16 ID:Q0e0KsFJ
>>52
GJ!
キャラが増えて、どうやられてくれるのか楽しみです。

>>55
書き手へのねぎらいもなく、がっつくだけの人にはSSスレは向いてないよ。

57 :名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 20:31:29 ID:UedjICfV
>>55
つ「あわてる乞食はもらいが少ない」

58 :名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 20:53:21 ID:XLYv85KS
GJ!
高貴な麗奈嬢、ギャル系祐美嬢のやられに期待しています!

59 :武器やられ 番外編@:2008/05/19(月) 08:18:20 ID:zgQCGhJo
>>54
なんという焦らし上手。

武器やられの続きができたので投下します。


都内某所の豪邸の前、三人の女が正門前に立っていた。
その三人の中央にいる黒いローブに身を包んだ女が左にいる女に話しかける。
「ここが今回のお仕事の場所…」
「ひゃ〜でっかいお屋敷だねえ〜」
女は軽そうな声で応える。
「ここにターゲットがいるのですね」
黒ローブの女の右にいる女はギュッと目を細め屋敷を見つめる。
「そう…私達のターゲットはこの屋敷の主とそれを守るボディーガード…」
「久々の実戦だね〜身体鈍ってたんだよね〜フフフッ」
女が無邪気な笑顔を作る。
「油断するな。相手は大物、ボディーガードもそれなりの腕だろうし、本人も腕に覚えがあると聞くぞ」
「もう〜武麗(ぶれい)っちは硬いんだから〜」
「朝星(あさほし)さんが軽すぎるだけです」
武麗と呼ばれた女は言葉を返すと、ぎゅっと自らの掌に装備した手甲の状態をチェックする。
「そんな事ないよ〜死神ちゃんもそう思うでしょ〜」
朝星はそういうと手を組み合わせ背伸びをした。じゃらっと鎖が鳴る音が聞こえる。
「お喋りの時間は終わり…0:00ジャストに任務開始…」
死神と呼ばれた女はそう言うとカウントダウンを始めた。
「任務遂行準備完了…目的はターゲットの殺害及び作戦を妨害・抵抗する者の排除・・・」
「カウント開始・・・5、4、3、2、1…0」
カウントゼロの声と同時に女達は門扉に高速で接近する。
門の前には見張りの女戦闘員が二人居るが侵入者の接近には気付かない。
「挨拶変わりだよっ!」
朝星は大きく振りかぶるとその手に握られた獲物を頑丈な門扉に向かって放つ。
ドガァン!
鳴り響く轟音。一度閉められれば、主の許可のない限り開く事のない門は彼女の愛用武器「モーニングスター」によって簡単に破られた。
轟音に驚き、放心状態になる二人の見張り。
二人が意識を取り戻す刹那、その命は瞬く間に散る事になる。
「ぇ…?」
門の右を警備していた彼女は死神の鎌により首を切断され逝った。
「きゃふうぅ!?」
もう一人は武麗の高速の拳撃により腹部を貫かれた。
「よし!門は開いたよ!いっくよ〜」
朝星が先行して屋敷へと入る。続いて武麗、死神が続く。
三人の視線の先には30名を越す女戦闘員の姿。皆、銃を待ち構えている。
「おりょ?手際が良いねぇ」
「あんな不審な音を聞けば誰だって警戒するさ」
暢気な朝星に呆れた声で応える武麗。
「ま、いいか〜あんなの問題じゃないしね〜二人は先に進みなよ〜」
「…了解」
「…任せた」
死神と武麗は大きく跳び、待ち構えていた大銃撃隊の上を軽々と跳び越していく。
「な!」
「に、逃がすなぁ!っぶぇ!?」
銃撃隊の中心に炸裂音が響き、数名の女戦闘員の身体が爆ぜる。
「ハイ、ハイッ!あんた等の相手はこの私よ!潰されたくなかったらかかってらっしゃいな〜」
「く、怯むな撃てぇッ!」
朝星に向かって無数の弾丸が降り注ぐ。
が、しかし朝星を中心に大きく円を描くモーニングスターの軌道、鉄球部分に阻まれ弾丸は通らない。
「ハハッ!攻撃は最大の防御ってね〜雑魚相手なのは残念だけどさ〜できるだけ楽しませてよね〜」
未だ20名を越す戦闘員達を相手に朝星の大立ち回りがはじまった。


60 :武器やられ 番外編A:2008/05/19(月) 08:21:33 ID:zgQCGhJo
屋敷に侵入した二人は大廊下を駆けていた。
「…派手な人ね」
「死神さん」
「はい」
「ここまでの相手は皆、女性でした。ここには男性は居ないのでしょうか?」
「おそらく…情報によると屋敷の主は女性。そして同性愛者。所謂レズビアン…同姓以外は傍に置いておきたくないのでしょう」
「よく調べているのね」
「!?」
不意に背後から女性の声が聞こえた。と同時に背後から何かを放たれる音がした。
カカッ!
二人は大きく跳び、放たれた凶器をかわす。
「手裏剣…」
「忍…主のボディーガードか」
二人は振り向きざまに手裏剣が放たれた方向を睨む。
「良い反射神経だ。殺すには惜しいな」
「……死神さん。奴は私に任せてターゲットの元へ」
「はい」
そう言うと死神は通路の先を見据え屋敷の奥へと駆けていった。
「簡単に逃がしたな…」
「主は私より強いですから。中々腕の立つ侵入者のようだ。主の相手も残しておかねばな」
「…余裕だな」
「私は主にとって取るに足らない侵入者を排除するのが役割だ…面白そうな相手が来た時は主の前に通すようにとの命令を受けている」
「後悔するぞ。まあ今から死ぬ貴女には関係の無いことだけど」
「拳法使いか…私も楽しめそうだ」
二人はそのままの間合いで構える。
風きり音と共にくノ一が武麗の間合いへと入る。
くノ一の視線には武麗の頚動脈。逆手に持った短刀で切り裂き致命傷を与え−−−−−−
ゴッ!
「!?」
くノ一の顔面に鋭い膝蹴りが刺さる。
鼻骨が折れる音が響き、右目は鮮血に染まった。
「ば、か、な、見切、ら、れる、なん、て…」
はっきりと色彩を認識する左目が迫り来る拳を映している。
グシャッ!
頭部粉砕。一瞬にしてくノ一の人生は潰えた。
「職業柄スピードには自信があったのだろうが、功夫が足りなかったな」

61 :武器やられ 番外編B:2008/05/19(月) 08:22:45 ID:zgQCGhJo
屋敷の最深部、主の寝室。
寝具だろうか、白装束に身を包んだ黒髪の美女がベットに腰掛けている。
腰まであろうかという長い髪を弄りながら何かを待っているようだった。
「来たか」
扉が静かに開き黒いローブに身を包んだ小柄な女が姿を現す。
「可愛らしい侵入者だこと…」
「…私は死神…組織の命により貴女の命を貰い受ける…」
「バットレディ…まさか私の所に来るとはね…」
黒髪の女はそう言うとベッドの横に立てかけてあった獲物を手に取る。
「薙刀…」
「そう、これが私の獲物…ふふっ、お気に召したかしら」
「興味はない…」
「つれないわねぇ、まあいいわ。私の可愛い部下達を可愛がってもらったようだから…」
黒髪の女は薙刀を静かに構える。
「お礼はしないとね!」
死神の顔の数mm先を薙刀の刃がかすめる。
斬撃、薙ぎ、突き。高速の連撃が死神を襲う。
防戦一方。この間合いでは黒髪の女に近づく事もできない。
「ハッ!アァッ!」
一定の間合いを量り攻撃を繰り出す。しかし死神は疲労の影を見せない。
(ばかな…これだけの攻撃を受けながら汗一つかかないなんて!)
攻めれば攻めるほど追い詰められていく。
そしてその追い詰められた心は焦りを生んだ。
「ハアァッ!」
力を込めた攻撃。しかしそれは長い間合いの中でも一瞬の隙を作り出した。
一瞬、身体が硬直した。それはおそらく1秒にも満たない僅かなもの。
しかし次の瞬間、黒髪の女は眼前に映す事になる。
決して避けることのできない…死神の鎌の鈍色の光を。

「あーっ!遅いよう!待ちくたびれちゃったよう!」
屋敷から出てきた二人を見るなり朝星は不満そうな顔をする。
周りには無数の屍が転がっている。
「また派手にやりましたね…後処理をする方々の事も考えては如何です?」
「あーもう武麗っちの小言は聞き飽きたよー」
やれやれといった表情をし、武麗は額に手を当てる。
死神が二人を見据えて告げる。
「二人ともご苦労様…任務完了…帰還します」
こうして一つの任務が終わりを迎えた。
女戦闘員達の戦いはまだまだ続く…


終わりです。今回は番外編です。
今回は返り討ちではなく、得意の獲物で暴れてもらいました。
エロくはないですね…その点は申し訳ないです。

62 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:19:18 ID:rhW1QPUP
相変わらずの神っぷり…><
これはおっきするしかない

63 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/20(火) 13:43:19 ID:marT21we
>59
乙&GJです!
いつも楽しみに読んでますよ!

あの、自分が書いているSSなんですが、まとめスレにあった放尿拳のアイデアをお借りしてもよいでしょうか?
ダメならダメで全然かまいませんので。
スレの住人の皆さんの意見を伺いたいと思いまして。
よろしくお願いいたします。

64 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 16:09:41 ID:RACy9MfG
>>63
いいと思いますよ

続き期待してるんで頑張って下さい!!

65 :名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 20:16:10 ID:Jic1YDYA
短編で完結しちゃうのはもったいなすぐる!!
超GJ!!

66 :朝星のお気楽日誌@:2008/05/21(水) 01:46:39 ID:byKX8Eb6
武器やられスピンオフ作品。
投下します。


○月×日
今日は港での単独任務だったのだ〜
バットレディの事をこそこそとかぎ回る女捜査官の始末が任務の内容〜
こんな暗殺まがいのお仕事死神ちゃんあたりに任せれはいいのにね〜
ま、いいか〜久しぶりの単独任務、朝星はりきっちゃうぞ〜

都内某所の波止場。
朝星とグレーのスーツ姿のOL風の女が遠間で睨み合っている。
「はあ、はぁ、何で私がこんな目に…」
「そんなの自業自得なのだ。チョロチョロとネズミみたいに私らのこと調べてるくせに生意気なのだ」
「ふん!あんたらみたいな絵に描いたような悪党どうしようと勝手でしょ!」
「悪党?フフン、自分の事を棚に上げてよくそんな台詞が吐けるのだ」
「なっ…」
「関係部署からの横領、管轄周辺のヤクザとの内通。エリート捜査官としてはちょっと道を外れ過ぎなのだ〜」
「…………」
とにかく今はこの場を凌ぐ事を最優先しなければ。
始末屋と私の実力差は明らか。
武器は……モーニングスター。
女性が扱うには…いえ現代の武器としてはかなり特殊ね。
しかもサイズが規格外。
鉄球部分なんて彼女の頭部の二倍はあるわ。
だからこそチャンスはある。
武器の特性からして初撃で決めるのが彼女のパターン。
一撃目さえ…かわせれば…
じりじりと緊迫した空気が張り詰める。
朝星の腕が素早く振り下ろされる。
ゴォッ!
「!」
一気に視界を覆い尽くす鉄球、だが―――
ドガァッ
かわせた!
あとは身動きのとれない彼女に当て身を食らわせて―――
かわした勢いで朝星との間合いを詰めていく。
じゃらっ…
不意に冷たい鎖の感触が彼女の首筋に伝わる。
「え…?」
「着眼点はまあまあ、でもおしかったね〜」
「私の首に鎖が…巻き付いて…」
絞め殺される!
ギリギリと絞まってゆく鎖。
絶望感が彼女を襲う。
「ぁ…ァは…かはぁ…ぁァ…ぐへ…」
「それも…不正解なのだ☆」
ゴキンッ!
首の骨が粉砕された音が響く。
女捜査員の身体は一気に脱力し股間からは小水が吹き出す。
「初撃をかわしたくらいで良い気になってちゃだめなのだ☆」


任務完了☆
なかなか面白かったのだ〜


67 :朝星のお気楽日誌A:2008/05/21(水) 01:52:22 ID:byKX8Eb6
○月×日
今日はチームを組んでのお仕事なのだ。
リーダーは死神ちゃん。
サポートは武麗っちと私〜
任務は暗殺らしいけど私を入れたら暗殺にならないんじゃ?
ま、いいか〜


屋敷に入っていく二人を見届けると朝星はにやりと笑う。
「さ、どこからでもかかってくるのだ☆」
「ひ、ひえぇ〜ッ」
「きゃあああ〜ッ」
しかし銃を持った射撃部隊は戦うどころか戦意を喪失し逃げ始めている。
「………つまんないの」
「ひゃあぁぁ〜…あ゛っ」
「死にたくない死にたくな…げぶぅ!」
次々と潰され、身体を散らしてゆく狙撃隊。
そして残りはとうとう一人となった。
「ひぃ…いやぁあ…」
彼女はその場にへたりこみ失禁さえしている。
「何を怯えているのだ?この世界に入ったのなら生きるか死ぬかの命のやりとりなんて当たり前なのに〜」
震えながらサブマシンガンを構える女戦闘員に光の宿っていない眼で語り掛ける朝星。
「いやあぁァ〜死にたくないィ〜」
半狂乱の女戦闘員から放たれる無数の弾丸。
しかしそれが標的に当たることはない。
高く跳躍し月の光に照らされた朝星が吠える。
「自分より弱い人間は嬉々として殺すくせに今更命乞いなんて虫がよすぎるんだよ!」
グバン!
鉄球の直撃を受けた女戦闘員の身体が炸裂音とともに爆散する。
着地し周囲に敵影のない事を確認するとコロリと表情を変えいつもの調子で
「あとは二人が戻ってくるのを待つだけなのだ〜」
と暢気に言い放つ朝星であった。

任務完了☆
今回はつまならかったのだ〜


〇月□日
部隊長と武麗っちから聞いた話だとここに近いうちに侵入者がやってくるらしいのだ〜
返り討ちにして拷問するらしいよ〜楽しみ〜
歯応えのある奴だと良いな〜
しかしあの部隊長にべったりの双子、相変わらず愛想が最悪。気に食わないのだ〜



………日誌はここで途切れている………



おしまいです。
今回は日記風にしてみました。


68 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:51:36 ID:oNurtgym
GJ!
まさかセリフ3つしかなかったキャラの
バックストリートがこんなにあるとはww

69 :名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:53:19 ID:oNurtgym
あああぁぁぁ……ageてしまった
申し訳ないorz

70 :名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 00:40:29 ID:tG4o/Ixl
激しく出遅れたが乙!

71 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/26(月) 16:59:04 ID:JTYGQwCq
カツカツとあたしのヒールが音を立てる。
今日は組織の上に南の失態をうまく隠しに来たところ。
ああもう、めんどくさいわねぇ。

どうやら上は理科してくれたみたい。
南に期待してるのは私だけじゃなく上もらしいし、私がうまく話したからねぇ。
小学生に負けました、なんて他人事でも恥ずかしくて言えたもんじゃないわ。

「あら、麗奈さん。こんなところに来られるなんて」

不意に不愉快な高慢で高飛車な声が耳に入った。
そういう喋り方は選ばれた私のような女にのみ許されるというのに・・・

「あら、ひかり。久しぶりね」

「お久しぶりですねぇ。ここに麗奈さんがいらっしゃるなんて」

「そうね、確かに珍しいわね」

「キャッハハ、何かあったんですかァ?まさか部下の尻拭いなんてことはないですよねぇ?」
「キャッハハ、それはないですよね〜。麗奈さんの部屋は 優 秀 な 部下がお揃いですものねぇ?」
「でも“美しき暗躍者”高橋麗奈さんがここにいらっしゃるなんてねぇ〜、オーホホホホホッ!失礼しますね」

「・・・・・・」

なんて不愉快な女なのかしら。
ウチの組織は“部屋”というグループ分けを行っている。
私はいわば高橋麗奈の部屋の部屋長ってことになるわ。

そして今私に突っかかってきた女が佐々木ひかり。
166cmのモデル体型(噂だと組織に入る前は実際にモデルだったとか)で、人形のように整った綺麗な顔をしている。
年上の私をライバル視し、ことあるごとにからんでくるうっとうしい女なの。

あの女に弱味を握られるのは避けたい。
というか小学生のガキなんて、いつも通りのあたしのやり方でさっさと片付けなきゃ。

72 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/26(月) 17:10:20 ID:JTYGQwCq
うふふ。
なぜ麗奈さんが本社に来ているのかしら?
あの部屋は情報工作を得意とする部屋だから、本社と離れて活動していることで有名なのに・・・

どうせ部下の失態をカバーしに来たとかそんなとこでしょ?
あー、あたしあの部屋きらーい。
どんな時もコソコソ陰で活動して勝利をおさめる、なーんてチョーださくない?

あたしにはしゃべりたくないらしいけど、ごめんなさ〜い。
あたし、上の人と仲良いんだよねぇ。
教えてもらっちゃった、ホントは全部知ってたのよ?

きゃははは、南ちゃん、なっさけなーい。
小学生に負けるなんて、恥というかもう死ねばいいんじゃないのォ?
あーやだやだ、あの部屋は弱い女をかばってまだコソコソやるつもりなのよ?

で、社内での地位はなかなか、なーんて割にあわないよねー。
女対女ならさぁ、ってかまァ相手は子供だけど、コテンパンにしてプライドずたずたにして、ひざまずかせてからまたコテンパンにするのがいいんじゃーん。
あたしはダッサイやり方はやなの。
この恵まれた体を生かしてすべての女の頂点に立ってやるのよ。

あーでもつまんない。
こないだの女社長拉致の任務は簡単に終わっちゃったし。
なんか楽しいことしたいな〜。
あー正直麗奈さんウザい、邪魔。

73 : ◆gpRZPuIJgk :2008/05/26(月) 17:13:38 ID:JTYGQwCq
すいません、>>71の訂正です。

5行目
×理科
○理解

74 :名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 19:11:06 ID:6YEg3xyd
これは序章と考えていいんだろうか・・・

>コテンパンにしてプライドずたずたにして、ひざまずかせてからまたコテンパン

妄想が膨らむ

75 :名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 21:54:17 ID:3mRSdA0P
やべ、ひかりちゃんツボだ

76 :名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 00:35:04 ID:nbkVygkM
乙です!
続き期待してます!!

77 :名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 19:24:23 ID:+NAlj5vf

あげ

78 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 02:20:26 ID:FTubnyEF
「永遠の若さと美しさ、そして世界を統べる力を貴女に」

人通りの少ない裏路地にひっそりと張り出されているチラシ。
悪趣味かつ非現実的な胡散臭いこのチラシであるが、惹かれる女も少なくないという。

そもそも、この路地を通る女が少ないのだが、それでもこのチラシを見た女はほぼ虜になってしまうという。
そんな魔性のチラシ。
今日も一人の女が、このチラシに魅了された。

(これこそ、あたしが求めていたものよ・・・)

なぜこんな馬鹿馬鹿しいチラシに今時の女がひっかかるのか、われわれには想像できないかもしれない。
ただ、それを見つめる女の眼は真剣そのもの、欲にとらわれ輝いてさえいる。

(あ、あたしはこの世界の頂点に立つべき女なのよ!)

「緊急に、人材求む」

チラシの下に書かれているその言葉が、決定打となった。

79 :78:2008/06/06(金) 17:50:39 ID:FTubnyEF
(うふふ、あたしにはこの世界を変える権利があるの・・・)

女はそのチラシの前で妖しく笑う。
どうやら帰宅途中のOLのようである。
顔は整っていて、華やかな印象である。

「でもこれ、連絡先とか全く書いてないわねぇ・・・」

女が困ったようにつぶやいたその時だった。

「クスクス・・・わが社に興味を持っていただいたようですね」

背後から少し高い男の声がした。
振り返った女の眼に映るのは金髪のロングヘアにさわやかな顔が似合う長身の男だった。
無邪気な微笑みを浮かべ、優しい目で女を見つめる。

「え、ええ・・・あたしは世界を・・・」

「フフ、貴女の考えていらっしゃることはだいたいわかりますよ♪」
「チラシに載せると色々面倒なんですよ、案内いたしますよ♪」

「た、助かるわね・・・さっそく案内して頂戴」

(フフ、見所のあるお嬢さんですね♪)

二人の体は瞬時に消え、チラシもいつの間にかなくなっていた・・・

80 :名無しさん@ピンキー:2008/06/06(金) 23:10:48 ID:atTGaLpG
GJ&期待!

81 :78 ◆usEkr83Ao6 :2008/06/07(土) 21:04:02 ID:vulJ5aMd
気がつくと女は建物の中にいた。
先ほどの男の姿は、見当たらない。
闇に浮かぶロウソクが照らし出す、気味の悪い細い通路とその先に見える扉。

(こ、ここが結社の・・・?)

「さぁ、お進みください」

男の声がする、女は男の姿こそ確認できないがその声に不思議と心に安堵を得る。
カツ・・・カツ・・・と女のヒールが心地よい音を立て、そして女は扉を開けた。

(・・・!)

女は目を疑った。
目の前に立っているのは、人に近い姿をしている女や男たち。
だが、その誰もが、人であることを感じさせないのだ。

「よく来てくださいました♪」

先ほどの男が話し出す。

「申し遅れました、私は水嶋灼(みずしま しゃく)と申します
 この結社で社長秘書兼人材部長をしているものです
 お嬢さんは合格ですよ、見ればわかります。
 その野心、自信、邪(よこしま)な心・・・」

「あなたを我が社員として迎え入れましょう!」

(あたしの時代が来た・・・)

人外の者たちを前にしてもなお、女は自分のことばかりを考えていた。

82 :名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 04:28:09 ID:zAmEe/fQ
投下します。

83 :続・武器やられ@:2008/06/08(日) 04:32:04 ID:zAmEe/fQ
「待ちなさい!そこの優男!」
可愛らしい声に和装の男が振り向くとTシャツにジーパン姿の少女が立っていた。
少女は小型のモーニングスターを振り回しながら、男の腰に携えられている白木の柄の上物であろう日本刀に視線を向けている。
「その腰の獲物と貴方の命いただくわ♪」
「追い剥ぎか…命は粗末にするな。若い娘よ」
男は静かな声で忠告するが少女は無視して話を進める。
「ふふん、貴方でちょうど100人目の獲物よ。逃がしはしないわ♪」
「………………」

「あ、あと一つ殺される前に教えて欲しーんだけど」
「何だ」
「私のお姉ちゃんがね〜足癖の悪い男に殺されちゃったんだけど〜私のよりもっと大きなモーニングスターの鉄球を片足で跳ね返しちゃうような使い手なの。貴方、知らない?」
只の弁慶の真似事ではなかったか、男はある結論に到達する。
「仇討ちか…なおさら止めておけ」
「違うって〜仇探しはあくまでオ・マ・ケ♪私は純粋な武器コレクターよん♪」
「…つける薬は…無いな」
そういうと男は腰を落とし構える。
「抜刀術か〜速さには自信があるみたいね。でもっ!」
男の顔面を目がけてモーニングスターの鉄球が襲い掛かる。
男の眼前にまで鉄球が迫るその刹那。
「バァン!!」
巨大な炸裂音が響く。
鉄球は仕込み火薬によって爆発し白い煙が少女の視界に広がる。
「はぁい、いっちょあっがりぃ〜あとは獲物を回収しておしまいね。しかし避ける素振りさえ見せないなんて見かけ倒しだったな〜あの白木の日本刀無事かしら…?」
すっ…
まるで針に糸を通すかのように細身の刄が少女の胸を貫いた。
「え……ぁ……?」
豊満とはいえないが形の良い胸の谷間から生えた刄を見つめ、少女は放心していた。
「ぁはっ…かぁ………な、なん……で」
男がもう一押しと刀を押し込む。
「ひぁ…や…ゃめて、死んじゃ…死んじゃうぅ……」
鮮血を胸から溢れさせ、涙を流す。しかし後悔するにはもう遅すぎた。
「今まで殺した者達に地獄で詫びるがいい。せめてもの情け、あの世で姉に会えるよう祈っておいてやろう」
「あはっ、優男…あっ……よく…みると…くふっ……良い男…じゃ…んっ………………」
そういうと少女は脱力し、だらんと身体を男にあずけ、間もなく絶命した。

男は近場の更地に簡単な墓を作るとその場を後にした。

84 :名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 04:33:31 ID:zAmEe/fQ
終わりです。
@と銘打ったわりには改行規制に引っ掛かりませんでした。


85 :名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 02:01:56 ID:WTX/UxCG
お久しぶり
串刺しでこっちにもたれてきて絶命…
素晴らしいシチュですねw

86 :名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 00:29:40 ID:1LdVmCDm
GJ!刀で胸を貫かれてからの少女の言動に萌えた。

87 :名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 18:34:28 ID:wzzbtZ7L
絵掲に大作を確認!
クレイバン好きは必見!

88 :名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 22:50:30 ID:LihFjh9M
エロゲスレの悪の女スレ落ちてしまったから、こっちで聞くんだけど。
最近出たアイサイガーFLASHの兇御のヤラレってあるのかな?

あと、最近の悪の女のエロゲ情報って全然知らないんだがオススメなのある?

89 :名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 06:16:15 ID:wtm+RG31
前スレの内容ってまだまとめられてないのか。
見てない期間が長くて、見逃しているの多いんだ…。

90 :名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 13:42:23 ID:pQpb1298
ちょっと書いてみました。投下します。

91 :名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 13:44:23 ID:pQpb1298
ふぅっ…

一息ついた俺はようやく見張りの手が薄いと言う、悪の秘密組織「バイオレット」の地下の入り口に辿り着いた。
この組織、人を攫ってきてはその臓器を片っ端から売り飛ばしていると言う冷酷非道な悪の組織だ。
俺か? 俺は… まぁ、そういう悪を殲滅させるために生まれた裏の人間さ。
名前? 特技? … そう言うのはおいおいわかるってものんだ。

こんな地下に、似つかわしくない重々しいドアがあったとはな。
ん? …んん? おっと、それに女が門に寄りかかりながら寝てるじゃねーか。
とは言え…、前にチャックのついた黒のボティスーツの上からでも、スタイルのいいのがわかるぜ。
くわぁ、脚も長いし、胸もでかいし、ぅぅむ、悪の組織にはこんないい女もいるのか。
俺も…どうせなら…っと、そんなこと言ってる場合じゃねぇな。
とりあえず起こさずに、そっとドアを開けさせて頂きますっか………

と、俺がドアに近づいた瞬間、女の指先から突然伸びた爪が俺の頬を掠めた。
女がゆっくりと目を開け俺に近づいてくる。

「ふふふ、誰だいあんたは?」
「さぁね、名乗るほどのものじゃないよ、お姉さん。」
「馬鹿だねあんたは。ここを紫苑様の許可無く通ろうとするものは、この爪で八つ裂きにあう運命なのよ」
「それに、この紫苑様から頂いた特殊能力はね、敵と見なすものがここを通ろうとすると、勝手に反応して攻撃するのさ」
「それでさっきはお前が寝ていたにも関わらず…なるほどな」

確かに、この女の爪は自由に伸縮するらしい。差し詰め虎か豹か何かの能力を取り込んでいるのだろう。
すると、こいつも改造人間の一人か…。

「わかったらさっさとお帰り。今から帰るんだったら、優しい優しいこのリサ様が見逃してあげてもいいわよ」
「それがさ、そうもいかないんだな、これが。こっちも仕事なもんでな」
「ふぅん? 優しいリサ様の好意を無駄にするのね。じゃぁ、死んで貰うしかないわね」

言うが早いか尖った爪を伸ばしながら俺に飛び掛ってくるリサ。
腰の刀を抜いて応戦する俺。刀と伸び縮みするリサの爪が交錯し、大きな金属音が響く。
伸びるだけの柔な爪かと思ったが、想像以上に固いじゃねーか。なかなか手強いぞこいつ…

「なるほど、こいつは少々厄介だな。しょうがない…」

俺は呟くように言うと、刀をわざと床に放り投げた。

92 :名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 13:47:27 ID:pQpb1298
「あらあらぁ、諦めがいいのね。そう言う子大好き。すぐ楽にして上げるからね。」
「止めを刺す前に、お腹切り開いて…ふふふ、活きの良い貴方の身体…高値で売ってあげるんだから」

やれやれ、こいつも生かしちゃおけねぇ類の改造人間か。なら、迷う事もないな。

「なぁに、笑みなんか浮かべちゃって、気持ち悪いっ。覚悟しなさいっ」

飛び掛ってくるリサを軽くかわして交錯しながら、俺はリサの両腕の付け根にある急所を指先で突いた。

「ぅっ…」

少し苦悶の表情を浮かべながらも俺の方を振り返るリサ。

「はんっ。ちょっと素早いから何かと思えば、たったそれだけ? 貴方の負けね。さっ、死んでもらうわ。」
「ははは、それはどうかな? お前の腕は…ふふっ、もう自分の快楽の為にしか動かないよ」
「な、な、なんですって? 何よ、そ、そんなこと…」

俺の言葉が終らないうちに、リサの爪はするする縮んで消え、両腕が自分の大きな乳房を揉み始める。

「な、なによ、なによこれ…」
「何…って、リサとか言ったっけ? これがお前が普段から望んでいたことなんだろ…」
「ち、違う…。なに、私の腕、違っ、あっ…んっ…はぁ…はぁっんっ…」

ボディスーツのチャックを完全に下ろして下半身まで露にしたリサは…
今や、左手で胸を直に揉みながら、右手は既に濡れつつある割れ目に伸びていた。

「あっぁぁっ…違っぅっ、ぁん、こんなこと。お、おのれ、き、貴様、んっ…はっぁぁん、はんっ」
「何を、何を…やっやだっぁん、あぁぁ、気持ち…い、ぃぃ…」

改造人間は全て始末しとけ…って命令だったが、ま、こんな女にはこの程度でもいいか。

「さてと、俺は先を急がせて貰うよ。」
「あんっ、だめっ待って、待って、…今、扉に近づいたらぁ…ひっ、ぎゃぁぁぁあああ」

俺が扉に手を掛けたその刹那…割れ目を弄っていたリサの指先から延びた爪が腹部を貫通する。

「はっ、ごふっごほっ…ぁ…ぁぁ…助けてっ、あぁぁん、動かないで、
 死にたくない、死にたくないの…し、し、紫苑様…ぎゃっぁん、ぎゃぁぁあああ…」

絶叫を上げながら仰向けに倒れていくリサ。

「ま、恨むなら、自分でコントロールできない能力をくれた紫苑様の方を恨んでくれよな」

俺は振り返らずにドアをゆっくりと押していった。



93 : ◆1UFOX/O3ss :2008/06/20(金) 13:51:37 ID:pQpb1298
終わりです。

前…こんな酉で書いた気がします。(前スレ間違って消しちゃったので…(泣))
違ってたらごめんなさい。

94 :名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:42:46 ID:Ae2ISvrk
GJ!
自らの能力のせいでヤラレるとは・・・オナりながらってのもエロくてイイ!
即死じゃないから苦しむんだろうなぁ・・・・・・ぜひとも続編希望!

95 :名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 22:44:36 ID:vvjH24w0
いい・・やはりエロとやられの両立はいいものだなあ・・GJです!

>>89さんじゃないんだけど、屠るスレ5がいつの間に出来てたのか気付かずにいたんで
その間に出てたであろう作品が気になって気になって仕方がないっす…
前スレって、小ネタかつエロく書くのによさげ〜っていう書き込みがラストじゃないですよね?

96 :名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 00:41:09 ID:5R9gKL+Y
武器やられの者ですが、この土日で短編一本書こうと思ったんですがどうもネタが湧きませんw

好みのシチュエーションとか好きな武器とか雑談混じりで良いんでネタを頂けたら幸いです。

97 :名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 01:31:33 ID:R0POrlRI
みなさん乙です!

武器は吹き矢とかどうですか?

98 :名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 03:17:43 ID:cadZMgvg
>>93
乙です
ゆっくり死んでいってね!!
ってのは最高にいいシチュエーションですよね


武器やられの人:
あなたの文章いつも楽しみに待ってます!
こないだ読んだ某ラノベには巨大メイスやハンマーや鋼糸やらネタが豊富でした…
やられてんのはムサい男なんだけど(´・ω・`

99 :武器やられ〜路地裏編@〜:2008/06/22(日) 09:53:56 ID:YmZ93g4I
投下します。
やや残酷描写ありです。



男は今、実に妙な状況に遭遇していた。
人気のない路地裏にいるのは男と女の二人組だ。
二人組の女は気の強そうな金髪ロールヘアーの背の高い女と対照的に黒髪の背の低い眼鏡が似合う気弱そうな女。
金髪はドレス。背の低い女はなぜかメイド服を纏っている。
「ふふ、みつけましたわ。我がバットレディに仇なす愚か者。死んでもらいますわ」
「お、お姉様を怒らせたら怖いんですよ!」
明らかに空手の二人の女戦闘。奇抜な格好と言動で油断を誘っているのだろうか。
すっ、と金髪の女戦闘員はスカートのなかに手をいれ股間をまさぐりはじめる。
「う、くふぅん…」
女の股から取り出されたのはリング状に巻かれた鋼糸だった。
女の液で銀色に艶めている。
「面白そうな武器だな」
「あなたの足癖の悪さ、接近戦の強さはリサーチ済みですわ。覚悟なさい」
眼鏡をかけた女は女から離れ戦況を見守っている。
(あのメイド服、何考えてやがる)
通常、コンビを組ませて任務にあたらせるということは共闘が基本だ。しかしあのメイド服からは…
(殺気、いや戦う気が無い?あれではまるで…)
「ふっ!」
鋼糸が音をたてほとばしり男に絡み付いていく。
「鋼糸術、人形使い!この鋼糸は絶対に切れません!あなたの全神経は支配しましたわ。息絶えるまであなたは私の操りにんぎょ…」
ぶちっ!
「え、ぎゃあああっ!」
難なく鋼糸をひきちぎり、その余波で女戦闘員の細い指先が裂ける。
しゅるっ
ひきちぎった鋼糸を素早く女戦闘員に巻きつけ締めける。
「あ、あががっ、わた、わたくしの、か、からだがちぎれ…」
男がぎゅっ、と力をこめると金髪を揺らしながら女戦闘員の身体はバラバラになった。


100 :武器やられ〜路地裏編A〜:2008/06/22(日) 09:59:04 ID:YmZ93g4I
「ああ〜!お姉様がバラバラに〜」
間の抜けた声で女戦闘員に駆け寄るメイド服。跪き、ふるふると肩を震わせている。
「おまえ、何考えてやがる。あれじゃまるで…」
「見殺し、ですか?」
「!?」
男がバックステップで距離をとる。
「まさか…」
「ふふ…」
眼鏡の奥の瞳が鋭くなる。
「あの馬鹿女。あたしのバックアップができなきゃなにもできないくせにね。コンビ組んでからは調子に乗って私を小間使いにするし、あまつさえメイド服なんか着せて、ムカつくから………殺しちゃった♪」
「………任務をダシにするとはとんだ腹黒だな」
「どうとでも言うといいわ。あなたがいるならもうバットレディも危ないだろうしね。ここらが潮時、ここは退かせてもらうわ」
「そうはいかねぇな」
男が構えをとる。
「ふっ!」
女戦闘員の口から鋭い矢が飛び出してくる。
男は首をひねり吹き矢をかわす。
「遠距離戦。馬鹿女も着眼点だけはよかったからね。このまま距離をとらせて逃げさせてもらうわ」
ひゅっ
再び吹き矢を放つ。
しかし矢は男の人指しゆひと薬指の間に挟まれ止まる。
返す手首のステップで矢を女戦闘員に返す。
「ぁん」
矢は額に深々と刺さり女戦闘員は事態を把握することなく絶命した。
小さな身体がぴくぴくと痙攣している。
「バットレディ…やっぱりろくな奴がいねぇな。早く壊滅させねぇとな」
そう呟くと男は路地裏に消えていった。

101 :名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 10:04:54 ID:YmZ93g4I
終わりです。
原点にかえってじぶんのえものでやられてもらいました。

>>97さん
>>98さん
ネタ投下ありがとうございます。
キャラ自体は結構前に出来てましたが獲物が決まらずお蔵入り中だったのですが、おかげさまで最適の武器を持たせることが出来ました!
ありがとうございました。

102 :名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 00:18:06 ID:T1xJ6xxD
>>101

GJ!毎度乙です
やっぱり自分の武器にやられて絶命は萌える
吹き矢の腹黒メイドさんイイヨー

ところで、今更ですが貴方の朝星たんと死神たんが物凄く好きなのですが…w

103 :名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 23:52:14 ID:kjJtcIGR
GJ!
金髪ドレスツンデレ風イイヨー
男が相変わらず圧倒的すぎるww

104 :武器やられの人:2008/06/24(火) 19:04:18 ID:gBVb6wfa
>>102さん
感想ありがとうございます。
自分のキャラが「たん」付けされる日がくるとは…
何か嬉しいですw
改めて見てみると二人とも酷いやられ方してますねw
過去に遡ればいくらでも活躍の場がありそうです。

>>103さん
短いのでツンデレっぷりはあまり発揮されませんでしたが気に入って頂けて嬉しいです。
男が圧倒的に強いのはクレイバンリスペクトですw


105 :名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 23:31:57 ID:IrsGBfhy
>>101
GJ〜。ワイヤーやられ時のセリフがたまらんです。


前スレ>594で紹介されてた『BRAVE10』の3巻(だけ)をようやく買った。
桜割ねえさんエロっ。ねちっこくてエロいくせにしゃべり方は丁寧な辺りも素敵。
屠りシーンも展開として萌えるけど、描写があっさりしてるので
その場面だけを取り上げればちょっと好みが別れるかも。でも死に際の台詞もエロい。
つか傷跡だらけの体がエロすぎるので屠り抜きでもたまらんかった。情報thx!<前スレ594

ただ…この漫画、絵が(話もか)801臭い感じがするなw

106 :粛正部隊@:2008/06/29(日) 09:23:51 ID:BUw9eKho
投下します。

新月の夜、犯罪組織バットレディ基地の敷地内で疾走する十の影があった。
「もう少し、もう少しで…」
「これで、くだらない任務から解放されるのね」
「あなたたち!門を抜けるまで気を抜かな……」
バシュッ!
突然戦闘を走っていた女の首が飛ぶ。
吹き出す鮮血、その首もとには鋼糸が煌めいていた。
「追っ手か…」
「おほほっ、バットレディから脱走しようなんて馬鹿な事を考える娘たちがまだいたんですのね!」
「はわわ…脱走なんていけないことですぅ〜」
門の前にはドレスを纏ったお嬢様風の女戦闘員とメイド服を着た女戦闘員が立っている。
お嬢様風の女戦闘員は仁王立ちで門の前に立ちはだかる。
「うわ、よりによって…」
「組織一の変わり者コンビか…だが、二人なら…」
お嬢様風の女戦闘員はふっ、と鼻で笑う。
「後ろにも気をつけた方がよくってよ」
「!」
ドグン!
腹部に響く鈍痛。
最後尾にいた女戦闘員のお腹は抉られ大きな穴が開いている。
「あ、ひぁ…」
力なく声を上げると白目をむき倒れる。
致命傷なのは明らかである。
絶命寸前の彼女の足元にはモーニングスターが鈍く光っていた。
「逃げようったってそうはいかないよ〜☆」


107 :粛正部隊A:2008/06/29(日) 09:32:04 ID:BUw9eKho
「朝星か……」
「専用武器も持てないヒヨッ子が脱走なんて無理無理〜☆」
「ふんっ、こうなったら!」
残る八人が一斉に武器を取り出す。
組織配給の片手剣。武器ランクは遥かに劣るが数で勝る今なら、と脱走を試みた女戦闘員達は考えていた。
「いやああっ!」
「はあっ!」
二人がかりでお嬢様風女戦闘員に斬りかかる。
「雛鳥がさえずるにも限度がありますわ」
右手を大きく横一文字にふるう。
「あっ」
「えぅ………」
斬りかかった二人の女戦闘員は一瞬でバラバラになる。
「くっ、ならば!」
脱走の列の中程にいた三人が一斉にメイド服の女戦闘員に襲いかかる。
「いやああぁ〜」
間の抜けた叫び声をあげるメイド女戦闘員。
しかしその声と裏腹に身体は機敏に動く。
握りこんだ右手から矢が発射される。
「あ!」
「ひぁん」
「う、嘘ぉ…はぁん」
額、胸、局部。
三人の女戦闘員を正確に射ぬき絶命に到らせる。
「まったくとろいですわね!もう少しスマートに殺れないの?」
「す、すいませぇ〜ん」
メイド女戦闘員は抜けた声で謝る。
頭を垂れ視線を横に落としながら、誰にも聞こえない声で「うぜぇんだよ…」と呟いた。
「あ、あ、いやぁ〜」
七人があっという間に殺され勝機はないと悟ったのか逃げ出す女戦闘員。
バシャッ!
一瞬で首が飛ぶ。
鮮やかな切り口。死神の鎌が妖しく光る。
「……脱走なんて……無理……」
「し、死神…ひぁ!」
ギリギリと身体が締めつけられる。
鋼糸が身体に巻き付けられていた。
「よそ見はいけませんわ」
「あ、え、おぐぅ…」
「さよなら♪」
女戦闘員の身体が弾け飛ぶ。
「あ…ぁ…」
残る一人はもはや戦意をなくしその場にへたりこんでいる。
股からは黄色い染み、どうやら失禁しているようだ。
「君は運がよかったのだ。当分は殺されないよ☆」
「え…?」
「組織に連れ帰って尋問………いや拷問………?」
「え、え?」
「さあ、いきますわよ!」「嘘……………」
そのまま彼女は失神してしまった。
こうして粛正部隊の仕事は終わりを告げた。



その後、失神した女戦闘員をおぶって一人で歩くメイド戦闘員の姿があるのだった。
「あの傲慢女、いつか復讐したる…」

108 :名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 09:34:41 ID:BUw9eKho
終わりです。

また過去話ですいません。
最近私ばっかり投下してますね…職人さんたちは何処へ行かれたんでしょう…


109 :名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 18:41:24 ID:8QPDrudM
GJGJGJっ!!
脱走するメイド戦闘員の命が軽すぎてハァハァですた

職人ではないが、こういうもん見せられたら躊躇するかも・・・
というか独壇場になってもいいよ。投下がないより、あったほうが100倍いい。
なにより、オレのツボにハマってますwありがとう。

110 :名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 22:58:15 ID:HU5/67va
グッジョブ!!!

今はどこも職人が来てないみたい・・・
保守の書き込みばかりですね・・・

111 :武器やられ〜本部突入〜:2008/07/01(火) 00:31:32 ID:OGoTDUze
男はバットレディの本部前に到着していた。
組織の本拠地というのに警備はたった一人。
大きなハンマーを抱えた女戦闘員だ。
艶のある黒髪に小麦色に焼けた健康的な肌。しかし何よりも形の良い巨乳が目につく。
女戦闘員ということを除けばスポーツ万能な娘にみえなくもない。
女戦闘員はこちらに気付くとハンマーを振り上げ突進してきた。
「久々の獲物!逃がさないよッ!」
本部警備とはいえ普段は誰も寄り付かない場所だ。
よっぽどストレスが溜まっていたのだろう。
ズトン!
強烈な炸裂音とともに地面が抉れる。
だが、そこには男の姿はなかった。
「!…どこにいきやがっ……え!?」
女戦闘員の肩にズシリと重みがかかる。
肩車の様な形になり女戦闘員の首もとに足が絡まる。
「ちょ…てめえ、おりやがれ………っあん!」
男はここぞとばかりに足先で女戦闘員の胸を弄りまわす。
「やめ…あしさきで…揉まない…あっ」
こういう事に慣れていないのか身体をビクビクと震わせる。
「あ、ぁ…ち、乳首、やめ…」
スーツから浮き出た乳首を弄る。
「ふぁぁ…き、きもち……い、いぐっ!?」
突然首が絞めつけられた。今まで感じたことの無い強烈な圧迫感。
一瞬の内に快感は苦痛へと変わる。
ギリギリと強靱な脚力で鍛えられた女戦闘員の首がミシミシと音をたてる。
「ぐぇ…く、苦し、死ぬぅ…やめてぇ…」
涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながら命乞いをする。
しかし本部に配属される程の戦闘員だ。容赦はできない。
「今まで奪ってきた命にあの世で詫びるんだな」
「ぃやぁ…」
ゴキンッ!
鈍い音が響き、女戦闘員の身体が脱力する。
前のめりに倒れ、お尻を突き出す格好で絶命した。
「さ、敵の本拠地に突入といきますか!」


112 :名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 00:37:38 ID:OGoTDUze
終わりです。
今回はふつうのやられでした。
投下はもう少し先にしようと思ったんですがせっかく仕上げたので。

独壇場なんて携帯で稚拙な短編書いてる私ができることじゃないですし、望むべきじゃないですね。
色んなSSでスレが賑わうのが好きなので。

113 : ◆gpRZPuIJgk :2008/07/01(火) 21:23:18 ID:Y+X6LKjm
武器やられの方、お疲れ様です。
いつも楽しみに読んでいます。

自分のはソフトなやられなんで、このスレには合わないのかな、って自重してますw

114 :名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 09:39:11 ID:vGsZB//u
>>113 自重しないで、是非々々投下してくださいませ。

115 :名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 14:55:23 ID:1H5Gi/8k
ぜひ書いてくれ
俺はあまり血生臭いのより、ハングマンっぽい仕置き系が好み

116 :名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 01:25:36 ID:Jzc2/MYZ
>>107>>112
遅くなりましたが乙です!

私は血生臭さはどっちでもいいけどどちらかというと濃い方が…な感じですがシチュは
>>107みたいな弱い訓練生とかのまさにザコってのがポコポコとやられるのが大好き

落とし穴とかの罠に何人か引っかかるようなのとか好き
…というのをこないだから書いてみてるんだけどもっと文才が欲しいですorz

117 :名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 20:58:54 ID:6mImRUzp
age

118 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 15:29:59 ID:jVuLZhGr
いつもROMってましたが、私も投下します。
ソフトなやられなので、ハードな屠りが好きな方には申し訳ありません。

119 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 15:48:12 ID:jVuLZhGr
「あすか。アンタの悪事もここまでよ」
「フフフ、あたしの仲間全員に勝ったからっていい気になんないでよ」

このあすかの発言はただの強がりではなかった。
だが、仲間が全員、目の前にいる少女一人に敗れるとも思っていなかったので、狼狽もまた事実である。

「極悪非道なイジメのリーダーあすか!この遠藤彩が成敗してくれる!」
「キャッハハハ!できるもんならやってみなさいよ!あたしが返り討ちにしてやるわ!」

数日前。
あすかは自分のグループのメンバーを使って、自身が通う女子高でイジメを愉しんでいた。
メンバーは、あすか、由美、真琴、茜、美紀の5人が主である。
そしてその被害者は、何と二桁にも上るのである。
しかし、表面上は令嬢で品行方正なあすかを疑う教師などおらず、また詳細を知らない他の女子もあすか達を疑わなかった。

その中で、生徒会副会長の遠藤彩だけは、物事を冷静に判断する目を持っていたのだ。
そして、ある日ついにあすか達による恐喝の現場を目撃。
その写真を撮って、なぜか警察に届けるでも教師に届けるでもなく、自らあすかに手紙を書いたのだ。

後藤あすか様。
貴女の悪事はすべてこの遠藤彩が把握しております。
証拠は同封した写真です。
品行方正なお嬢様の悪事、バラされたくなければ指定する時間に指定した場所へ来てください。
約束を守れなければ、少々手荒なことになるやもしれません。
頭のいい貴女を信用してますよ。
遠藤彩

この手紙を見たあすかは自慢のかわいらしい顔をしかめ、仲間を集めた。

120 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 15:59:27 ID:jVuLZhGr
「何こいつ〜、うっざ!」
「あすか〜、でもバレたってヤバくない?」

「アンタ達、落ち着きなさいって。写真さえなければ誰もあたしたちを疑いなんてしないの。
 コイツはおそらく一人で来る。そこをあたしたち全員でやっちゃえばいいのよ。」

「そっか〜、出る杭は打たなきゃね♪」


そして約束の日。

「一人で来てほしかったんだけどな?」

「あっははは!世の中そんなに甘くな〜い〜の〜!」
「バカじゃないの?ぶっ殺してやるから覚悟なさいよ!」

イキりたつ真琴や美紀を制して、あすかが話をする。

「落ち着いてみんな。で、話って何かしら?」

「今すぐ土下座していじめた女の子に謝って。その写真を被害者の子に見せる。
 ネガはあなたに渡すし、あなたの名誉は守る。どう?お願いだから、謝って」

「バカじゃない?謝る?キャッハハハハハ!なんでこのあすかちゃんが謝らなきゃいけないワケぇ?
 お話になんない。みんな、やっちゃっていいよ」

「手荒なマネはしたくなかったけど・・・バカ相手では仕方ない」

そして戦いは驚くべきものだった。
細長い廊下で対峙したあすか達と彩。
まずは茜と真琴が二人で襲いかかった。
が、彩は全くひるまない。
徐々に二人の隙を見つけ、反撃に出る。
そして手刀一閃。

「あがっ・・・ごっ・・・!」
「うっ!」

茜は喉に、真琴は首に一撃を受け、激痛とともに気を失ったのだ。

121 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 16:08:50 ID:jVuLZhGr
そしてその光景を見たあすかからも驚くべき言葉が飛び出した。

「まぁこの二人は二人組なのにあたしらの中では一番弱いから仕方ないか」

「そうよあすか。あたしに任せて♪」

そう言って前へ進んできたのは体操部の美紀。
160cmの長身スレンダーなボディ、派手な金髪で長い髪の先端は胸の前あたりでふわっとウエーブをあてている。
かわいい顔はあすかも認めるほどで、学校であすかとともに1、2を争う人気である。

「あなたたちは許さないから」

「この美紀様に勝てると思って?」

言うやいなや、美紀はいきなりセーラー服を脱いだ。

「?」

困惑する綾の目には、ピンクのレオタード姿の美紀が映った。

「これがあたしのスタイルだから」

そう言って美紀は、廊下を床に見立てて舞い始めた。

122 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 16:09:13 ID:jVuLZhGr
すいません。
続きは夜に投下します。

123 :名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 19:20:03 ID:jVuLZhGr
美紀の格闘スタイルは体操の床の演技に合わせて攻撃するという変わったものだった。
たとえば、バック転からの脳天へのカカト落とし、側転からの蹴りなど。
手足の長い美紀が一度舞うと、簡単には懐に入れない。
相手はリーチの面でかなり不利になってしまうのである。

「うふふ、行くわよぉ!」

そして美紀は舞った。
彩は距離をつかめず、美紀のアクロバティックな攻撃をただただ受けるだけである。

「くっ!」

細長い廊下をフルに使って、直線的に舞って攻撃を仕掛ける美紀。
彩は美紀の直線的な動きが終わるところを待って反撃に出ようとしたが、レオタード女は全く隙を見せない。

「あはははっ!これで終わりよ!」

美紀の攻撃をもう体中に受けた彩の脳天に、ついにバック転カカト落としが炸裂した。

「ううっ!」

うつ伏せに倒れこむ彩。そこを抑え込む由美。

「さっすが美紀ねぇ。さて、うちもまざっちゃお♪」
「キャハハ、美紀に勝とうなんて百万年早いのよ!」

由美は肉付きの良い豊満な胸と体が自慢、顔は少しキツめの眼が特徴の女である。
その豊満な体にあふれるパワーを生かして彩を抑え込む。
あすかは上機嫌に笑ってその様子を眺めているだけである。
美紀は流石に少し疲れたのか、あとは由美にまかせたと言わんばかりに由美を見る。

「あたしに抑え込まれちゃ、もう動けないっしょ?あはははは!」

完全に勝利を確信したあすか達。

124 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/08(火) 23:43:11 ID:jVuLZhGr
ごめんなさい、やられは次回ということで。

125 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 02:25:58 ID:BJovGQOw
ガーン・・・
でもグッジョブありがとー

126 :名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 12:43:57 ID:uFyitT83
素晴らしい!!
こういうソフトなやられこそ最高!!
早く続きが読みたい!!!

できれば叩きのめされるだけじゃなく、悪事が学園中に暴かれて失脚するシーンも見たい

127 :名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 02:16:43 ID:Ol2EVz9C
は・・・早く続きが読みたいでござりまする・・・

128 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 15:54:07 ID:u5JRGOcn
身体能力で上回る悪女がヒロインに敗れるスレ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1202051359/

129 :名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 19:40:02 ID:tc54R5hP
>>128
そのスレまだ削除されてなかったのか…

130 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/15(火) 20:08:32 ID:ew7vwxy8
「あははははっ!」

あすかは完全に高みの見物に酔いしれている。
美紀は流石に少し疲れたのか、あとは由美に任せようといった感じである。
さて、その由美だが、抑え込んだまでは良かったのだが、どうにも様子がおかしい。

「な、なによ・・・ウザ〜、さっさと負けを認めろよ!」

どうにも抑え込んだが、彩が勝負を捨てないのだ。
それどころか、由美には見えていなかったが実は彩は顔色ひとつ変えていなかったのだ。

「満足した?」
「え?」

突然の下からの問いかけにビクっとする由美。

「は?うっせ・・・え?」

なんと上にいるはずの由美の体が宙に浮いたのだ。

「う、うそ・・・でしょ?いっ、いやァァァ!」

そしてそのまま二人の体はゴロゴロと転がった。
動揺する由美より先に起き上った綾。

「抑え込みならこういうことやんなきゃね」
「く、くそっ!てめえうあわぷっ」

そして仰向けに倒れている彩の顔の上に腰をおろした。
フェイスシッティングをくらい、首から下をジタバタされる由美。
美紀は驚いてその場に立ちすくんでいた。
パワー自慢の由美だが、いくらもがいても腰かけた彩から逃れることができない。

「写メでも撮っとこうか♪」

余裕の表情でケータイを取り出す彩。

131 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/15(火) 20:11:08 ID:ew7vwxy8
下から7行目訂正です、すみません。

○させる
×される

132 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/15(火) 20:55:49 ID:ew7vwxy8
痛みとともに彩の手からケータイが落ちる。

「チョーシ乗ってんじゃないわよ」

美紀がその長く綺麗な脚で蹴り飛ばしたのだ。

「ごめんね。じゃ、続けようか」
「アンタ、後悔するわよ?」

彩は立ち上がった。遅れて顔を真っ赤にした由美も立ち上がる。

「はぁっ、はぁっ・・・テッ、テメェ!許さねーからな!」

彩と向かいあう美紀と由美。
息一つ上がっていないレオタード姿の美紀と、真っ赤な顔で息も絶え絶えの由美。

「あっ、あすか・・・ヤバい、こいつ・・・絶対倒す・・・から」
「由美・・・」

それでも意気込む由美。
いっぽう美紀は積極的に自分から仕掛ける素振りは見せず慎重だ。

「おいで」
「死ねぇぇぇっ!」

挑発的な言葉にキレて由美が彩に襲いかかった。
パワーにまかせて一発KOの威力を持つ技を次々と繰り出すが、すべてよけられてしまう。
焦りだす由美は、スキを作ってしまった。

「しまった!」
「力の無駄使い」
「テメーの攻撃があたしに通用すると思うなァァァ!」

腹筋に力を込める由美。
どっからでもかかってらっしゃい、とばかりの笑みまで浮かべる。

「ぐふっ!」

だが、彩の一撃は地味な見た目とは裏目に由美の腹筋の鎧を砕く破壊力を持っていた。
苦悶の表情でおなかを押さえ、膝から崩れ落ちる由美。
なんとパワー自慢の由美が、たった一発のボディで白目をむいて失神してしまった。

133 :名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 01:07:41 ID:917QHDIH
ガーン
うp主、また生殺しにするつもりなのか・・・
美紀たんが気になってしまう。

うpありがとー

134 :名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 02:11:54 ID:rR3L2zhm
GJ!

レオタード美紀様とあすか様のこの後が気になります!

135 :olkujhg:2008/07/16(水) 11:07:26 ID:ZM1NfzrI
http://pr.cgiboy.com/11859234/

136 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/16(水) 23:50:08 ID:OxVXbzNC
(耐えろ!あたしの腹筋の鎧よ耐えて!こんな一撃・・・!)

下腹部への一撃に対して腹筋に力を込めて耐える由美。
だが、激痛が由美の意志に反して腹を貫いた。

「ぐふっ!」

(バカな!今まであたしを守ってくれたこの鎧が・・・盾が・・・こんなにも・・・も、ろ・・・)

一撃を被弾した場所を両手で押さえ、うずくまる。

その腹が、ピクピクと痙攣する。
そのヒザが、地面につく。

経験したことのない耐えがたい痛みに、思考能力すら奪われんばかりの状態になる。

その自慢の破壊力は、目の前の小娘が嘲笑うかの如くかわし、目の前の小娘のより強大な破壊力の前に敗れ去った。
その自慢の防御力は、目の前の小娘の華奢な身体に劣り、あっさりと打ち砕かれた。

自分の存在は美貌と強さ、この2つで成り立っていた。
気の強そうな目は男を魅惑し、肉付きのよい体と挑発的な顔は男を虜にしてきた。
あすかや美紀に劣るところもあれど、決して彼女たちには出せない魅力や雰囲気は由美の個性、自慢、存在意義。

だが、美貌は目の前の小娘の聖なる純粋さに無意識のうちに敗北を感じていたのかもしれない。
飾らない遠藤彩。飾らないのに可憐な遠藤彩。
飾った自分。飾りに飾った豪華で華やかな自分。
由美は飾った自分がもちろん好きだし自慢であったが、飾らずとも凛と咲く彩にどこか嫉妬を感じていた。

ウザくない?アイツ。

この意見でまとまるあすかのグループはまさに自分の居場所。
自分がこの華やかなグループにいられるのは、自分が華やかで強いから。

「パワーの由美と、スピードの美紀。頼りにしてるからっ♪」
絶対権力者のあすかの言葉が由美に居場所を、意味を感じさせた。

137 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/16(水) 23:56:26 ID:OxVXbzNC
あすかの敵はかなり闇のうちに排除してきた。
幾度となくその自慢のパワーで敵を粉砕し、鎧で自身を守った。

そのパワーが・・・こんな小娘に・・・

美貌でどこか嫉妬を感じていたからこそ、遠藤彩は絶対に消さなければならない女だった。
自分より美貌で勝る女はいらない。
あすか、美紀、由美。
この3人でいい。

だからこそ遠藤彩は消えなければいけない。消さなければいけない。
それなのに、それなのに力でも負けた。
あたしが・・・消されちゃう?
いやだ。いやだ・・・。い、いやだいやだいやだ!
あたしは勝ち組!あたしは権力を持つ側!そう、女王という地位につくべき存在!
なのになのになのにこんなところでこんなやつに!

意識を保とうと、ヒザをつくまいと、遠藤彩に敗れまいと、もがこうとするその試みは実行に移されることなく、由美は倒れこんだ。

悔しい。
くやしいくやしいくやしいちくしょう!

腹がアツくなってきた。
眼はもう開けていられなくなった。
やだ・・・あたしお、おも・・・らし・・・

由美の意識はそこでいったんなくなった・・・

138 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/16(水) 23:58:49 ID:OxVXbzNC
楽しみにしていただいて下さる方がおられるのに更新遅くて申し訳ありません。
今日は敗北者の視点で書いてみました。

美紀やあすかについても次回以降書いていきます。
ありきたりなエンドにしようか、それとも少し変えてみようか、悩んでいます。
あすか・美紀・由美は書いていて気に入ったので、もしかしたらこのシリーズが終わっても、性格を変えずに別ストーリーにするかもしれません。

また更新します。

139 :名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 00:07:28 ID:RlW20UdW
GJ。

>飾らない遠藤彩。飾らないのに可憐な遠藤彩。
>飾った自分。飾りに飾った豪華で華やかな自分。
これだ。だからこそ俺は悪役側の女が好きなんだ!!

140 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/17(木) 00:13:57 ID:wcXwH6vU
>>139
早速のコメントありがとうございます。
僕もそうです。
飾りに飾って、自分に絶対の自信を持つ悪女が何も飾らない純粋な女性に負けるのが好きです。
悪女は負けてボロになっちゃったこの派手な服を朝着るときにどんなことを考えてたんだろう、なんてマニアックなことを想像して興奮したりしてますw

まぁ、こんな変態は僕ぐらいですかねw

またちょくちょく更新するんで、よろしくお願いします。
あまり僕ばかり書き込んではいけないので落ちます、コメントありがとうございました。

141 :名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 09:41:33 ID:8JQc8KKb
いつもお疲れ様です!
続き楽しみにしてます!

142 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/17(木) 20:44:41 ID:wcXwH6vU
「由美!」

女帝あすかまでの関門として残ったのは、由美と対照的に慎重策を取った美紀であった。
彩は少し息が上がっている。
由美を簡単に倒したとはいえ、先ほどの美紀のアクロバッティクな攻撃のダメージはやはり相当なものだ。

「キャーハハハ♪あすかの出番はないわよ」
「ええ、美紀が負けるわけないわ。残念だけど彩、アンタはあたしには届かない、あははははっ!」
「・・・・・・」

ピンクのレオタードでスレンダーな身を包んだ美紀はスッと立つ。
美紀は、由美と違い自分が飾らなくても誇れる美貌の持ち主であることを自覚していた。

そう、飾らなければ自分は彩と同じ立場にいる人間。
しかし、美紀は悪事の楽しさ、正義のつまらなさを感じる女だった。
さらに美紀は権力や地位などの欲をこよなく愛する女だった。

生まれ持った美貌は、飾れば全ての女の中でも最高の華となる。
かわいらしく美しい自分はすべての女の頂点に立つべき女。
全ての男から愛され、全ての女から嫉妬される女。
それが美紀の目指す地位、理想像。

現にこの学校ではあすかと美紀がほぼ人気を独占しているといっても過言ではない。
秘密裏のファンクラブの存在だって知っている。

公認にしてあげてもいいくらい。

そしてその地位を、その権力を脅かそうとしたり否定しようとするような邪魔な女は、消す。

143 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/17(木) 20:54:38 ID:wcXwH6vU
美紀は自分の格闘スタイルに絶対の自信を持っている。
体操部のエースとして活躍する美紀。
女王への道として避けられぬ、女同士での戦い。
そこに得意の体操を応用したのだ。

床の運動に、攻撃を織り交ぜる。
まだ誰にも止められていない「フィニッシュ・前宙かかと落とし」。

これがあれば、敵が由美を軽く退けた彩といえども恐れることはない。
しかもここは逃げ場の少ない細い廊下。
直線的な攻撃を得意とする美紀に有利な場所である。
もちろん、普通の戦い方だってできる。

美紀は興奮を抑えられなかった。
かわいい自分の美しい技で、敵を粉砕する。
そのイメージを思い描くだけで、胸がアツくなる。
女王として君臨する自分を想像するだけで、秘部がウズウズしてくる。

少し股のあたりに手をやる。
タイトなレオタードで盛り上がった股間を自分でチョキチョキする。

「あぁん♪アンタをはやくあたしの前にひざまずかせたいわァ、キャーハハハ♪」

もう我慢できない、美紀は舞った。

144 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/17(木) 23:53:45 ID:wcXwH6vU
「キャーハハハ♪行くわよ!」

美紀が再び舞い始めた。

「くっ!」

彩はこの美紀の変則的な攻撃に慣れることができない。
アクロバティックな動きに翻弄され、次々と攻撃を決められてしまう。

「さすが、美紀」

高みの見物のあすかを満足させるピンクのレオタード女。
床の演技から、正確に彩を捉える技を繰り出していく。

彩の正拳突きをバック宙でヒラリとかわし、そのまま着地前に両足で彩の首を挟んで倒す。
まるでプロレスのリングにいるかのような軽やかな身のこなしで彩を圧倒する美紀。
彩がひるんだ時に威力の大きいローキックやミドルキック、前蹴りなどをお見舞いしていく。

「あぐっ!」

彩は困惑した。
手も足もでない。
体力はどんどん削られていく。
このままでは、マズい。

145 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/18(金) 00:13:47 ID:uNJBu2F4
「と・ど・め・よ・っ♪」
「・・・っ!?」

言うと、美紀は助走をつけて勢いよく前方へ宙返りをした。
彩はダメージからか、フラフラと弱弱しく立っている。
高く浮かんだ、美紀のスレンダーなボディ。
そこからクルッと体勢を立て直しながら、美紀は叫んだ。

「必殺!前宙かかと落とし!」
「う・・・わ・・・」

ピンとつま先まで揃えて伸ばした両足の先の行く先を彩に設定した美紀。


どごっ!


鈍い音が残った。
美紀の必殺のカカトは、彩の頭を砕いたのだ。
バターン!とそのまま上からの衝撃により重力に負けるようにして倒れこむ彩。
ピクピクと動いてはいるが、なかなか立ち上がれない。

「キャーハハハ♪決まり〜!」
「さっすが美紀!」
「う・・・・・・ぅ・・・・・・」

「あらァ?意識があるだけでも大したもんよぉ?彩ちゃ〜ん!キャッハハ♪
 この美紀様の必殺前宙かかと落としをくらって立ち上がれたヤツなんていないんだから!
 立派よ、ほめて・・・何ッ!?」

上機嫌で喋っていた美紀を驚かせたのは、視界に映った彩の立ち上がろうとする姿である。

「う、うそ・・・でしょ・・・あたしのこの技で立てるなんて・・・」
「・・・ッ・・・はぁ・・・はぁ・・・うっ・・・」

苦しそうな表情を浮かべ、フラフラになりながらも、壁にもたれながら彩は立ち上がった。

「美紀の必殺・・・・・・敗れたり・・・
 ・・・はぁっ、はぁッ・・・ッ!神谷美紀!敗れたり!」

「ず、ずいぶんと偉そうね。言ってくれるじゃない。
 そんなヨロヨロの小娘にあたしが負けるなんて絶対ありえないんですけど〜!キャーハハハ♪」

「次の攻撃で・・・有言、実行にする!」

「なまいき言うんじゃないわよぉ!この美紀様の前にひれ伏しなさい!
 何度でもその脳みそ、かち割ってあげるわ!キャーハハハ♪」

必殺技の記録が止まったことに動揺した美紀だったが、もはや彩に勝機はない。
絶対的な自信を感じ、目の前の小娘を完全に葬り去るため、美紀は再び必殺技を繰り出した。

146 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/18(金) 00:18:30 ID:uNJBu2F4
また寸止めになってしまってすみません。
ハイペースで更新しますので。

147 :名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 09:32:20 ID:73C2xJd6
素晴らしい!!
あすかや美紀の本性を知ったときのファンクラブの人達の反応が楽しみ

148 :名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 10:05:11 ID:5pFoteaD
GJ!
続きが毎回楽しみです!

149 :名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 10:18:57 ID:HK4fxQ5s
うpありがとー
美紀たんエロ過ぎ!!

150 :名無しさん@ピンキー:2008/07/18(金) 11:25:27 ID:yxNquGpN
身とともに心がへし折られる姿を妄想してハァハァ

151 :名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 00:50:48 ID:qRgkLVs8
武器やられさんお元気ですかー?
職人さんがいっぱい来てくれるとうれしい!

152 :名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 09:05:54 ID:Z63Rx7mi
あげ

153 :名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 09:12:25 ID:d9bwSjth
ちょっとお前ら、「サムライアリ」でぐぐってみれ。
アリは繁殖期以外は雄がいないことを考えると、
これはまさしく悪女組織そのもののようなえげつなさだ。

154 :名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 10:31:04 ID:8aJxgppY
糞ワロタwwwwwwwwwww
他のアリを誘拐して奴隷化って…

155 :武器やられの人:2008/07/20(日) 17:00:17 ID:PQiIk6gw
ですが、今回はサムライアリで軽く書いてみましたw

ここはクロヤマアリの巣。
この巣では優しい女王アリの下、働き者のアリ達が日々精を出していた。
「皆、あまり無理をしないで」
温和な女王アリはよく働き自分を慕ってくれる働きアリを大事に思っている。
そんな女王を働きアリたちも敬っている。
まさにそこは理想のアリの巣だった。
しかし―――――
一匹のアリが巣穴に近づく。
鋭い牙を持ち、くびれたウエストをくねらせながら、褐色の女アリは舌なめずりをした。
そう彼女はアリならば皆が恐れるサムライアリだったのだ―――――



需要があれば続き書きますw
一応、ストーリー(妄想)は組立終わってますw

156 :名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 00:50:39 ID:Cm/q4X7u
>>155
続き待ってる


しかしクロヤマアリ的に勝ち目ナシなのが何故か笑えてしまうw

157 :名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 10:38:21 ID:qsDokoq8
いやー、さすがにアリはいいわ
昆虫嫌いの俺からするとグロにしか思えん


あすかの続きが見たいー

158 :名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 11:39:04 ID:VEb3FqEQ
擬人化でおK
悪の女幹部にだってモチーフはあるしさ
女王蟻モチーフのボンキュッボンなグラマラス悪女をイメージすればおK

というわけで女王蟻悪女全裸待機してますよ、武器やられの方!!

159 :サムライアリ:2008/07/21(月) 13:28:48 ID:ChajlxYZ
賛否ありますが投下します。
苦手な方はスルーでお願いします。

「きゃあああッ」
平和なアリの巣に門番アリの悲鳴が響く。
サムライアリの襲撃である。
「皆、はやく逃げなさい!女性、子供を最優先するのよ!!」
女王の機転で部下の半数は逃がすことができたが残り半数は無残にも噛み殺されてしまった。
「うぅ…」
「ははっ…残るは女王である貴女だけよ。やさしく噛み切って吸収してあ・げ・る」
「くっ…」
「そして貴女の逃がした部下たちが戻ってきた時、私だけの王国が作り出されるのよ!」
サムラリアリは噛み殺した女王アリの皮膚組織を吸収し女王になりきることができる。
そして哀れにも部下たちはそのアリを自分の敬愛する女王とおもいこんでしまうのだ。
「きゃあっ」
「ふふ、貴女はもう私のモノよ」
女王アリはサムライアリに押し倒されてしまい、まわりに味方は居ない。
サムライアリは女王アリの首筋に鋭い牙を突き立てた。
「はぁ…ん」
「ふふっ…貴女、甘くて美味しいわね…余程部下に愛されていたのね」
「ぁ、あ…」
絶体絶命。
このままではサムライアリに巣を乗っ取られてしまう。
(皆、ごめんなさい)
女王アリが自分の死を覚悟したその瞬間―――――

ドパァン
「ぐげぇっ!」
突然サムライアリの背中に衝撃が走る。
続いて身を切るような痛み。
「ああああ゛あ゛っ!な゛に゛これええぇっ」
サムライアリを襲った衝撃の正体は水。
それもかなりの激流である。
皮肉にも女王アリを押し倒し覆いかぶさっていた事で女王アリはほぼ無傷であった。
女王アリがサムライアリの拘束から抜け出す。
死の際のサムラリアリは仰向けになり痙攣し続けていた。
「あ、あたしの、王こ…く…が…うっ」
何が起こったのかも把握できぬままサムライアリは絶命した。
女王アリは水が溢れる巣から命からがら逃げ出し仲間と合流することができた。
「巣、無くなってしまいましたね」
子アリがつぶやく。
「いえ、巣などまた作れば良いのです。今は恵みの水に感謝し難敵を退けたことを喜びましょう。」
こうしてクロヤマアリは危機を乗り越えたのであった。
―――――――――――
「あさちゃん、そろそろ帰りますよー」
「は〜い」
母親に呼ばれ幼女が振り向く。
「あ、コラ、あさちゃん、アリさんの巣にイタズラしちゃだめよ。アリさんがかわいそうでしょ。ごめんなさいしなさい」
「はぁい…ありさん、ごめんなさい」
「よくできました。もうこんなことしちゃだめよ」
「うん!」
「じゃあ帰りましょう。今日はあさちゃんの好きなシチューよ」
「わ〜い、やった〜」


終わりです。たまには擬人化も良いなと思いましたw

160 :名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 15:34:07 ID:+h4n+Arw
>>159
サムライ女王(予定)のセリフの一々に萌えた。たまらん。
このスレに出てくる一般的悪女さんのように「欲」のためじゃなくて
自分の生存を賭けているのでちょっとかわいそうではあるけど。

161 :名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 00:45:51 ID:3jobvcbK
欲にまみれた女って素敵だよね

162 :名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 18:19:27 ID:rOJAA3AV
悪とまではいかないけど、らんま1/2のシャンプーはいいよね
昨中でよくヒロインに叩のめされてたし

163 :名無しさん@ピンキー:2008/07/27(日) 14:08:26 ID:2LbdZTqx
あすかはもう終わりかな
期待していただけに残念だった

164 :名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 01:06:27 ID:iurRkwsq
前スレのBBBの女戦闘員は結局どうなったんだろ・・・
職人様・・・

165 : ◆MIkIKNzYco :2008/07/28(月) 19:33:02 ID:j4CsLtHJ
>>163
申し訳ありません。
テストが続き、帰省も重なって今パソコンが使えない状況なんです。
なんとか携帯から投下していこうと思うので今しばらくお待ち下さい。

166 :名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 08:20:33 ID:BBhK2qEm
戦闘員「女雑魚スレが落ちました」
幹部「ふむ、これで我々が雑魚として扱われてボコボコにされることは無いんだな」
戦闘員B「そうですね、これで安心して…くはっ」
ヒーロー「ちっちっち…こっちのスレは残っているんだ、諦めて倒されるんだな」


女ザコスレが落ちたと聞いて…

167 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/01(金) 10:14:07 ID:60aeC2Gz
投下遅くなってしまいすみません。

今後の予定としましては、あすかと美紀を完結させた後、改めて彼女達を使って本格的なやられ小説を書く(書き直す)予定なので、しばらくノートの方で話を考えようと思います。

現行のものが終わってから1ヶ月前後頂きたいと考えています。
よろしくお願いいたします。

168 :名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 00:39:03 ID:zuCyu8QA
書く書く詐欺

169 :名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 23:29:14 ID:firy0v9v
>>168
キモッ

170 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 17:50:16 ID:5UXb/WuO
遅くなってすみません、>>145の続きです。
実家のパソコンはなぜか規制くらったんで、携帯で少しずつの投下になります。
本当に申し訳ありません。


「美紀の必殺・・・・・・敗れたり・・・
 ・・・はぁっ、はぁッ・・・ッ!神谷美紀!敗れたり!」

「ず、ずいぶんと偉そうね。言ってくれるじゃない。
 そんなヨロヨロの小娘にあたしが負けるなんて絶対ありえないんですけど〜!キャーハハハ♪」

「次の攻撃で・・・有言、実行にする!」

「なまいき言うんじゃないわよぉ!この美紀様の前にひれ伏しなさい!
 何度でもその脳みそ、かち割ってあげるわ!キャーハハハ♪」

必殺技の記録が止まったことに動揺した美紀だったが、もはや彩に勝機はない。
絶対的な自信を感じ、目の前の小娘を完全に葬り去るため、美紀は再び必殺技を繰り出した。

「キャーハハハッ、死になさァい♪必殺ッ!前宙かかと落とし!」

(どすっ)

鈍い音が細長い廊下に響いた。
倒れたのは、少女2人。
脳天をかち割られた彩1人が倒れたさっきと違い、今度は両者崩れた。
下になったのは、なんと桃色のレオタード女だった。

「うううあああああああっっっっ!」

股間を押さえて激しく悶え苦しむ美紀。

「はァッ・・・はァッ・・・必殺、敗れたり」

171 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 18:11:56 ID:5UXb/WuO
安心しきって戦いを見ていたあすかは、思わず目を見開いた。
目の前で股間を押さえ無様に苦しむのは、学校で後藤か神谷かとうたわれる美女である。
大好きな悪事を共に働き、絶対の信頼を置き、常に一緒にいる体操部の神谷美紀である。

遠藤彩はすでに満身創痍なので、倒れて必殺打破宣言をしてからの動きが鈍い。
だが、圧倒的優位に立っていたはずの美紀の悶え方は異常である。


いまだ破られたことのなかった「必殺・前宙かかと落とし」。
前方宙返りの勢いでかかと落としを繰り出す、という一見隙だらけに見えるこの直線的な技は、体操部で鍛えた美紀の素早く正確な動きと天性の格闘センスで隙のない完璧な必殺技となっていたのだった。

だがその上をいってしまうのか?遠藤彩。
一度はまともに喰らってしまったこの殺人的な足技を、二度は許さなかった。
かなりの速度で前方宙返りに入った美紀に向かって走り出し、回りきる前に股間に頭突きを入れ、押し倒したのだ。

確かに理論上はこれにより美紀の必殺技はたやすく破れそうな気がする。
しかし過去に美紀を倒すためにこの方法を取ったものは、皆ことごとくスピードで敗れ返り討ちにされてきたのだ。

恐るべし遠藤彩は、美紀のスピードと必殺を打ち破った。

172 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 18:29:59 ID:5UXb/WuO
「い…いたっ、痛ッ!あぎぃぃぃっ!」
股間を押さえ悶え苦しみ取り乱すピンクのレオタードに身をまとった美紀。
その様子は、戦いの中で相手をいたぶる快楽から自分の股間を弄ぶ先ほどの姿とあまりにも対照的である。
余裕とS的な面と自分かわいさからか、先ほどは股間を弄びながら恍惚の表情を浮かべた。

今は、あんな余裕などない。
前方宙返りの間に頭突きを喰らって倒された。
体のバランスの良さのお陰で頭から落ちるのは免れたが、背中を強打し、彩の頭と床で股間に大きな圧力がかかった。
戦いの際の華やかさと、自慢のスレンダーさを相手に見せつけてやろうという思いから着ていた薄いレオタードも防御面で裏目に出た。

とにかく股間を始めとして全身が痛む。
美紀は焦った。
こんなピンチは初めてだ。
全身が汗ばみ、レオタードが張り付いて若干の気持ち悪さを感じる………余裕もなかった。

「きぃッ!ひ、いたっいたいィィィ!ああああたしのあたしのォォォ!」

叫びわめきながら転げ回る。

173 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 18:42:38 ID:5UXb/WuO
だが美紀もこれきしで敗れ去る悪女ではない。
両手で痛む股間を押さえたまま、内股でヨロヨロと立ち上がった。

そう、満身創痍の彩よりも先に。

彩は美紀の必殺打破のために全ての体力を使った、といってもあながち間違いではなかった。
大の字に倒れこんだまま動かない。
動けない、といった方が正しいのだろうか。
美紀のスピードを破ったあの輝きは、燃え尽きる前の蝋燭だったのか。

そうこうしているうちに美紀がようやく冷静さを取り戻した。

「や、やってくれるじゃない彩!このあたしを焦らせるなんてねェ!
 でも、キャーハハハ♪あんたは立つことすらできないんじゃないかしらァ?」

彩からの返事はなかった。
美紀の可愛らしい整った顔、華やかな二重の目に意地の悪そうな光が浮かんだ。

「美紀、大丈夫なの?」
「あすか、なめないで♪正直スッゴい痛むけど、あたしが負けるなんて有り得ないし」
「ふふふ」

笑う悪女達。
動かない正義の使者。

174 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 18:56:36 ID:5UXb/WuO
「あ〜あ最悪ぅ、この後あたしのお財布の和也が新しいカバンくれるからデートすんのにさ。
 あんたのせいでコンディション最悪よもォ〜。
 よくも可愛いあたしの体に傷つけてくれたわね。
 あーウザ、それなりの償いはしてもらうからね!美紀様の恐ろしさ、思い知るがいいわ!
そうね、顔をグシャグシャに………ってヤダ、痛いのに感じちゃう♪やぁぁん♪」

美紀は、大の字になって動かない彩を覗きこんで饒舌になった。
必殺を破られ、股間や背中を痛め、これで和也からプレゼントをもらえなかったら、それこそ泣きっ面に蜂で良いとこ無しの一日になってしまう。
そして小柄な彩に敗れるなどということは長身スレンダーな美紀のプライドが許さない。
イジメや悪事大好きな美女軍団の一派としても、負ければ今まで築いてきた全てを失ってしまう。

美紀は彩を冷たい目で見下ろした。
そして、冷徹に言い放った。

「今度こそ、死になさい。」

175 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 19:06:11 ID:5UXb/WuO
目に映るのは、憎い彩の顔。
大の字になった彩の腹を両足でまたぐようにして立ち、彩を見下ろす美紀。
顔には相変わらず、可愛らしさと下品さが混じったような笑みが浮かぶ。

「こんなウザいブサイクな顔は、目障りだから潰さなきゃ♪キャーハハハ!」

美しい右足を上げ、顔を踏みつけようと狙いを定める。

「そぉーれ………え?」

美紀の顔が引きつった。

「しまっ、きゃああああああああぐっ!」

再び、美紀の悲鳴が廊下に響き渡った。

「その程度で悪女気取り?神谷さん、残念ね」

冷徹な一言が美紀の耳に返ってきた。

176 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 19:34:37 ID:5UXb/WuO
「ひぃぎゃあァァァんんん!」

もう耐えられない。
股間はまたしても彩の攻撃の餌食となった。
油断した美紀は、下からの彩の股間への蹴りをまともに喰らってしまったのだ。

股間の桃色がジワッと濃くなる。

「イヤッだめっ、出ないで!出ないでェェェ!」

神経を秘部に集中させ、失禁だけはと我慢する。
レオタードに包んでいない生足をジタバタさせて痛みをこらえようとしてももう我慢できない。
彩は立ち上がった。

「ああああちくしょうちくしょうっ!くそっ!」

普段の清楚な美紀からは想像もできないような呪詛の言葉とともに、失禁を我慢しながら立ち上がる。
感じたことのない焦り、痛み、悔しさ、敗北感。
受け入れがたい現実、状況、痛み、敗北感。

それらが美紀の理性を失わせた。
勝ち誇る時のみの行為が、今出てしまった。
冷静な目つきの彩の前で、美紀は痛む股間をまさぐった。

「あっ、ハァッ、痛イィィィィィクゥゥゥゥゥ!かっ、感、いいィィィはぁぁぁんっ!」

内股、股間をまさぐる美紀。
彩やあすかが見えているのかすら分からない。

彩が動いた。

「終わりよ、神谷美紀」

終止符は、ドロップキックだった。

「ああんっ!イィィィクゥゥゥゥゥゥん!うぐっ!」

感じるレオタード女は吹っ飛び、起き上がらなかった。

177 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 19:41:53 ID:5UXb/WuO
「美紀ッ!」

正直自分も濡れていたあすかは叫んだ。
返事は、ない。

「ハァッ、ハァッ、油断は大敵だよね。神谷さんなら油断すると思った…
 でも神谷さん強かった………こんなに苦戦するなんて。
 ハァッ、でも、あとは後藤あすか、アナタ一人だよ」

あすかは遂に自分の仲間を全て倒された。
美紀の敗北だけは誤算だった。
でも美紀は彩のほとんどの力を奪った。
彩が美紀を倒したのは、間違いなく美紀の油断が原因であり、彩の力なんてもうないのだ。
それに、間違いなく女王は自分。
美紀が姫なら、自分は女王。
美紀が魔性なら、自分は女豹。

この後藤あすかをなめたことを後悔させてやる。

二人は対峙した。

178 : ◆MIkIKNzYco :2008/08/07(木) 19:45:37 ID:5UXb/WuO
今日はここまでです。
この後の予定は、あすか対彩→敗者の視点・美紀編→????(完結)です。

それから、後藤あすか・神谷美紀らを一から再登場させる学園悪女ものを書き直そうと思います。
その際、ヒロインにこだわりはないので遠藤彩の名前や設定は変わると思います。

それでは今日は失礼します。

179 :名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 21:09:58 ID:gogy5A2E
うpありがとー
パソコンの調子とか、
気が向いた時でいいのでゆっくり更新してください。

180 :名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 16:55:08 ID:yBrDDNeP
>>170
職人さん乙!
美紀様エロかわいくてイイですw

181 :名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 00:33:24 ID:ZDwUHWz4
悪の女とHスレよりカキコ少ないから保守

182 :名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 13:32:10 ID:gaFGlJUy
ほしゅ

183 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 02:53:58 ID:sHzFX3+j
美紀様に続きあすか様の活躍も楽しみにしてます

続編も期待(´Д`)

184 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 03:33:36 ID:OJ+3NiMl
ギアスに出てきて一瞬で撃墜されたヴァルキュリエ隊が良かった
顔出し即退場だったからアニメ誌に出てたエロコスチュームがロクに見られなかったのが残念

悪の女というよりやられ雑魚だけど、他に見た人いないのかなぁ…

185 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 12:52:11 ID:cbktPeKZ
ふむ

186 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 17:48:48 ID:sHzFX3+j
悪女と言えばポイズン・アイビー様

映画“バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲”での悪女っぷりはまさに我らの女神

その美貌で男を虜にし、その頭脳と悪知恵で思うままに悪事を進めていく

そしてその美貌を地味な女にあざ笑われて敗北する様はまさに悪女の極み

華やかなコスチュームがもったいないと何度思ったことか

187 :名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 18:08:38 ID:6JJon3Fe
                              / ̄ ̄ ヽ,
           覆面をはずゅしてぇ〜♪   /     ',
                         ノ//, 【゚】  /¨`ヽ 【゚】 ,ミヽ
 化粧をおとゅしてぇ〜♪        / く l   ヘェェェェェイ  , ゝ \
  .ni 7                  / /⌒ リ   \_/   ' ⌒\ \
l^l | | l ,/)    ■  ■      (   ̄ ̄⌒          ⌒ ̄ _)
', U ! レ' /   ■■■■       ` ̄ ̄`ヽ           /´ ̄
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     ヽっ■{゚}/¨`ヽ{゚},■       l^l.| | /)ノ           |
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   ,/    ■■■■■■ ヽ rニ     |  f\      ノ     ̄`丶.
  丿'               ヽ、  `ヽ   l |  ヽ__ノー─-- 、_   )
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 .l                      l    |          |   ,'
 .|  ・                  丶   ヽ         |  /
 !                 ア!、,  |   |        ,ノ 〈
./            ・   ./' (  ヽ_____ノ        ヽ.__ \
                 /   ヽ._>              \__)


188 :名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 02:29:43 ID:odCDA1qD
SS期待

189 :名無しさん@ピンキー:2008/08/20(水) 04:19:36 ID:gqLb9UbE
SS書けるだけの技量があれば、このスレを救えるのだが…

190 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 00:53:06 ID:6Ugv90BY
皆さんどういうのがお好みなんでしょうね?

私はファンタジー系、消滅系が好きだけど、ここの多数派は少し違うみたいで・・・。

191 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 01:30:15 ID:M79K+Y6u
ジャンルは問わないけど非消滅派かな・・・
でもってオレも少数派かもしれないけど、侮辱系はイマイチ。
例えばめちゃくちゃナイスバディを真っ二つにぶった斬っちゃうとか、
「もったいねーーー!」と思う展開のほうが萌え。

192 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 01:37:40 ID:ZXQL9lXy
僕は今書かれているあすか様や美紀様のような学園ものソフト系大好きです。
あとは時代劇の悪の姫、腰元、くのいち系やられとか特撮ものかな。

女子高生のような一般女性のソフトなバトルが一番好きです。

193 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 04:19:41 ID:jwiofVb0
死なない程度にボコるのが好きかな
屠るというよりバイオレンスという感じ

194 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 04:22:33 ID:LY/qh8Sy
いきなり、ハイライトorクライマックスな感じで、
ソフトやられ一本、ハードやられ一本、それぞれ一レスの短編を投下します。

195 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 04:27:36 ID:LY/qh8Sy


三日月の夜、学校のプールサイドでは死闘が行われていた。

一方は闇の組織スメイドルの女スパイ、サユリ。
もう一方は、理由もわからずに次々と送られる刺客を撃退する天堂御島流闘術の継承者、トーヤ。

軍隊格闘術を学んだサユリもトーヤの相手ではなかった。
打ち合った一瞬の隙を突かれ、トーヤにスク水の肩紐に指をひっかけられる。
たわわなオッパイがプルルンッと揺れ、露わになる。
「キャァァッ」と小さな悲鳴をあげるや、胸をとっさに隠すサユリ。

スメイドルの一員とはいえ、まだ歳は十八を過ぎたばかり。戦いよりも恥じらいが勝ったのだ。


「隙ありっ」
トーヤは彼女の鳩尾ちに深く拳を突きいれる。
「グェッ」
頭のヘアバンドがとれ、可愛らしい顔を歪ませながら前屈みになるサユリ。
そこにトドメとばかりに首筋に鋭い手刀を浴びせる。
「アアッ………」
サユリは吐息を漏らし、意識を落とした。


「おまえには聞きたいことがあるし……少しの間とはいえ、クラスメイトだったしな。殺しはしないよ」


そう言いながら、トーヤはサユリの肩を支えるようにして、気絶した彼女をあらためて見た。
眼に飛び込んできたのは、若さにあふれ、垂れずにツンと前を向いた大きな乳房。
ドギマギとするトーヤ。奥手の彼はもちろん童貞であった。
乳房を、グニュグニュと揉みしだきたい衝動に駆られるが、グッと、その邪な心を押さえつける。

「やれやれ……」
赤面しつつも、そう溜息まじりにつぶやくトーヤ。

サユリを肩で背負うと、体育館の地下にある隠れ家へ、周囲を警戒しつつ歩き出した……

196 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 04:47:46 ID:LY/qh8Sy


「あちきの軍門に降れば、この胸も、そしてココも好きにしていいんよぉっ」

美しい顔に妖しく艶やかな笑みを浮かべ、トーヤを誘う女。
彼女は闇の組織スメイドルの女幹部、朱泉太夫である。
和服を着崩し、大きな胸の谷間を大胆に露出させた格好はひどくいやらしい。


彼女の武器は特殊金属で誂えた番傘である。
その番傘を閉じては棍棒のような武器として、開いては盾として、
使い慣れた獲物をこれでもかと自在に操り、トーヤを追い詰めていく。


「ヒヒヒ、これでトドメやぁっ」
振り上げられる番傘、それが振り下ろされるまでの一瞬の隙をトーヤは見逃さなかった。
彼女の露出した肩を持つと、自らの膝を思い切り、彼女の股間に叩き込んだのだ。

ゴキンッ、柔らかな陰部を破壊するかとみえたトーヤの渾身の膝であったが金属によって阻まれた。
トーヤの膝の皿が見事に割れる。襲いくる強烈な痛み。

「痛かったやろうねぇ……ウヒヒ。あちきのココは、鋼の布で覆われてんの。
 フフフ、しかし、女のアソコを狙うなんて、大した変態やねぇ」

ニヤリと妖しく笑う、朱泉太夫。その笑みはすぐに驚愕へと変わった。


トーヤが膝の常人では立ってはいられないほどの痛みに耐え、手刀を彼女の深い谷間に突き入れたのだ。


「そ、そこも女の……大事な……トコなん……よ……グブェッ」
トーヤの手刀は彼女の肺に深々と突き刺さっていた。血反吐を吐く朱泉太夫。

手には心臓の鼓動と血と内臓の感触、手首には彼女の柔らかな胸の感触……
人殺しを何とも思わぬ残虐な外道とはいえ、女を殺したという事実にトーヤは震えた。

慌てて手刀を抜くトーヤ。瞬間、極限の緊張と興奮によって抑えつけていた膝の激しい痛みが身体中を駆け巡る。
「クォッ……」呻きつつ、その場にトーヤは崩れ落ちた。
トーヤという支えを失った瀕死の朱泉太夫、その艶かしい肢体が彼の上に覆いかぶさる。

トーヤの顔面を、血に濡れた朱泉太夫の豊かな乳房が押しつぶし、
朱泉太夫のつけていた白粉の匂いがトーヤの鼻腔をくすぐった。肉棒がどんどんと硬くなっていく。

敵対する女、殺した女に興奮してしまう己の業に苛まされるトーヤ。

トーヤは朱泉太夫の身体を払いのけ、彼女の柔らかい胸の圧迫から解放されると、
満月の夜空に向かって、あらん限りの声で吼えた。

しかし、その咆哮は……トーヤの哀しみや憤りを、少しも癒してくれることはなかった……



197 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 05:01:14 ID:LY/qh8Sy
ついでに前スレ483の五行SSも1レス短編に膨らませたので投下します。
少しでもエロ度、ヤラレ度が増してりゃいいんですが。

198 :名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 05:27:58 ID:LY/qh8Sy
「おまえたちのアジトはどこにある」
肉感的な女の背後からレオタードごしに胸を揉みしだきつつ、銀河刑事ギャリガンは冷たい声で問う。
「ヒャァン……はな……してっ」
突然後ろから自慢の爆乳を鷲掴みにされ、驚きつつも抵抗する女。
彼女の名はアメイラ。宇宙犯罪組織イビラーの女戦闘員である。

ギャリガンは股間のレオタードを引き裂くと、無表情のまま、アメイラの秘部に突き入れた。
「アフゥ……ンン……」
彼女の膣は意外にも淫液でジュクジュクであった。漏れる喘ぎ声。
アメイラの生まれ故郷であるエロニータは、淫乱な爆乳女性ばかりの星である。
地球人とは異なり、エロニータ星人は成人女性の膣は常に濡れそぼっているのだ。

「さぁ、言え。いったらイかしてやるよ」
そういいながら、ギャリガンはアメイラの股間をひたすら弄くる。
「ハァッ……イイのぉ……」
アメイラは興奮に耐え切れず、喘ぐような声を出す。
それでも、どうにか抜け出そうと必死にもがくが、
ギャリガンが乳房を揉みつつも、
その腕でしっかりと、彼女の豊満な肉体を抑えつけているため、抜け出すことはできない。

「ひぅっ……喋る、喋るからぁ……」
アメイラはついに諦めたのか、泣きそうな声でそういうと、アジトの場所をギャリガンに伝えた。
「そうか、そこか……約束どおり逝かせてやるよ」
ギャリガンはGスポットやクリトリスを重点的に責め、アメイラを絶頂に導いていく。
「イイ……のぉ…あ、敵の手で…ギャリガンの手でイかされちゃう、イクの、わたしイク、イっちゃうーー」
アメイラがイッた瞬間、ギャリガンは腕を、それまで揉みしだいていた胸から彼女の細首にスライドさせる。
そして、何の躊躇もなくコキリとアメイラの首の骨を折った。


「グギィッ」
蛙の潰れたような声を発し、白眼をむくアメイラ。股間から潮を盛大に吹かせつつ事切れる。


ギャリガンは絶命した彼女の肉体を無造作に突き飛ばした。
生前の淫乱ぶりがなせる業なのか、ゴロゴロと転がるアメイラの亡骸は、
股を大胆に広げ、男を喰いたい、咥えこみたいと、まるで誘っているかのような体勢で停止した。


「最後にイカせてやったのは慈悲だ……感謝しろ」
ギャリガンは動かなくなった彼女を一瞥すると、イビラーのアジトへ向かうべく、その場を後にした。

199 :名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 00:30:52 ID:tk/MGCJ3
GJすぎる。しかも三連とは!!
「巨乳を手刀で貫く」「イった瞬間首折り」という俺のツボを思いっきり突いてくれて最高です。

あと、3つめの死後描写がエロすぎる。
GJ!!

200 :名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 01:00:31 ID:L7bQD2I/
ぐっじょ。

お手本のような3本の投下、乙。
堪能させて頂きました。

201 :名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 02:01:59 ID:vfGiiQo+
GJ!!!
どの作品のシチュエーションも妄想力を刺激してくれてたまらんす。
個人的には一本目が一番好きですね。
女の子らしさが隙になるってのはグッとくるし、連れて行った後の展開を考えるだけでもご飯三杯は行けるww

202 :名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 15:22:57 ID:+XPj6ILA
>◆MIkIKNzYco
学園ものならこっちでやれば?
ていうか保守荒らしがうざいから何とかしてくれorz


悪の女子高での少女の戦いSSスレ
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1173177103/

203 :名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 17:21:58 ID:peQaxVzq
そのスレじゃSSは板違いって言われてるが

204 :名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 17:46:41 ID:Htr7anX7
みんな、やっぱ同じとこチェックしてんだなw

スレ主さんに期待してたんだけど、追い出される形で放棄してしまった・・・
今も活躍しているのか、まったく手を引いてしまったのかは分からない。
エロパロ移転でも統合でもなんでもいいから、復活を待望するスレの一つだよ。

205 :名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 21:37:13 ID:+XPj6ILA
向こう見た感じあすか様とかのSSなら大丈夫な気もするけど

何にせよ、保守荒らしがウザすぎるからな

206 :名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 23:10:37 ID:kaYnBfcV
板間違えてスレ立てた1が悪いのでは?
保守荒らしじゃなくて埋められてるだけなのでは?

207 :名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 16:40:09 ID:Tp5wxWR5
学園ものでもなんでも、敵女が倒される話ならここでいいじゃないか。

208 :名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 17:29:37 ID:6BmMaNBn
>>202>>204>>205
お前か元凶は。 あのスレ、削除依頼に何度もあがってるのに。
あのスレ主はフェチ板の悪女スレで止めとけって散々言われたのに自分勝手にスレ立てした香具師だぞ。
ってお前は当然知ってるよな…。

>>207 禿同

209 :名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 21:28:48 ID:31kiBJ2C
最近、自重できないヤツが増えたような気がするなぁ。
職人さんにねだるばかりで、中々アップされないと待ちきれずに暴れるのとか……。
心当たりのある人はどうか自重して欲しい。
ニッチな嗜好だから、一度荒れたら他に行き場所もないし。

210 :名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:56:56 ID:+vOMBGkd
そういえば、ずいぶん前にこそーりと単行本に収録されていない物件を
うpしたらPASSをつけるなとか、場所がわからないとか、画質が悪いとか
散々言われたことがあるなぁ。

211 :名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 23:34:59 ID:+VPu1fqL
>>210
自分はレアなものをうpしたのに叩かれたとでもいいたいのだろうが
基本的に著作物をうpするのはいかんということをお忘れなく

212 :名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 00:00:08 ID:NYZmrjTc
>>208
オレの発言は>>204だけだぞ
経過は知ってるが元凶ってなんだよ
応援はしてたが、同時に移転を薦めてた。
スレ主が行かなくなってから保守もしたことない

213 :名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 00:27:16 ID:wkqmRtyE
読み辛い、なんて書く奴は読まなきゃ良い。
結局そう言う連中が職人達のモチベーションを下げてった。
過去ログ読んでると腹が立ってくる。

好きな奴だけ居ればいい。

214 :名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 00:37:41 ID:+Vjp2Van
まぁ俺は気長にあすか様の続きを待つよ

215 :名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 03:59:30 ID:fbOyc6xM
ttp://namco-ch.net/souledge/comic/voldocomic02.html
この頃はヴォルド人気だったんだな。

216 :名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 04:01:12 ID:fbOyc6xM
スレ違い、ゴメンネ><

217 :名無しさん@ピンキー:2008/08/29(金) 08:06:32 ID:NZqaokca
昨日の夜書いてたら保存するの忘れて消えた。屠られた気分だよ。もーだめ。
他の人頑張ってくだしあ。ガクリ。

218 :名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 02:53:31 ID:oB3f8SCj
微妙にスレ違いな話題ではあるが3Dカスタム少女で
MODとか入れると銃器とかナイフとか返り血とか付けられるから
それで悪の女戦士とか戦闘員ぽいを造って男のエフェクトを消して
屠られてる感じの画像を造れていい感じ
最近ライフルスコープで覗いたように照準が出るというMODができて更にいい感じに

色々造ってはみたけど流石にお絵かき掲示板に貼るのは板違いだよなあ…

219 :名無しさん@ピンキー:2008/09/02(火) 23:04:43 ID:b4SkAymw
早くしろよカス職人!おまえらが遅いせいで俺のチンコが痛ぇんだよ!!!!!


220 :名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 00:59:22 ID:G2Cllv53
自分で書け。

221 :名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 20:44:58 ID:oQs3JSLq
絵職人様、美紀様のバトルの絵を描いて絵掲にうpして下さいませ…

222 : ◆MIkIKNzYco :2008/09/03(水) 21:41:21 ID:kLydXMG6
遅くなってしまい申し訳ありません。
>>177の続きです。




「美紀ッ!」

正直自分も濡れていたあすかは叫んだ。
返事は、ない。

「ハァッ、ハァッ、油断は大敵だよね。神谷さんなら油断すると思った…
 でも神谷さん強かった………こんなに苦戦するなんて。
 ハァッ、でも、あとは後藤あすか、アナタ一人だよ」

あすかは遂に自分の仲間を全て倒された。
美紀の敗北だけは誤算だった。
でも美紀は彩のほとんどの力を奪った。
彩が美紀を倒したのは、間違いなく美紀の油断が原因であり、彩の力なんてもうないのだ。
それに、間違いなく女王は自分。
美紀が姫なら、自分は女王。
美紀が魔性なら、自分は女豹。

この後藤あすかをなめたことを後悔させてやる。

二人は対峙した。

が、あすかは美紀同様、自分の戦いのスタイルを持っている。
あすかもまたおもむろに制服の上着を脱いだ。

「・・・!」

驚愕する彩の眼に映ったのは、鮮やかな豹柄。
長そでのレオタードはタイトにあすかの体を締め付け、完璧なボディーラインを浮かびあげる。
そしてあすかはさらにスカートを脱いで自分のカバンから新たに豹柄のミニスカートを取り出し穿いた。
現れたのは、文字通りの女豹。
上半身はピチッとしたスレンダーな体が金と黒のヒョウ柄で飾られ、下半身はフワッとしたミニスカートで色っぽく飾られた。
そして、どちらかというと清楚な美紀と対照的に飾りに飾った華やかな髪。
雑誌小悪魔anehaで魔性モデルがしていた巻き巻き髪をまねているのだ。
(魔性モデルのうちの一人の髪が偽装だったことは余談である)

かくして、彩の前に現れたのは美しく狡猾な女豹である。
美紀に人気で逆転されている現状は否めないがそれでも圧倒的存在感のあすか。

「あたしを倒せると思わないで」

223 : ◆MIkIKNzYco :2008/09/03(水) 21:52:09 ID:kLydXMG6
女豹の攻撃は凄まじかった。
正直美紀以外は全く歯が立たなかった彩。
満身創痍であるとはいえ、その彩を一方的に攻め立てた。

「くぅっ!」

「あはははははっ!分かった?これが力の差よ!
 美紀のおかげで随分楽ね!うっふふ、ていうか美紀以外はマジ使えないわね〜・・・
 あんまり弱いとあすか軍団には必要ない存在になっちゃうんだけどな〜・・・」

笑う後藤あすか。
蹴りで主導権を握り、お得意のビンタで相手の戦意をどんどん削っていく。
そして徹底した隙のない動きで、ノーガードスタイルながらダメージは許さない。

「ハァッ・・・ハァッ・・・」

彩は膝をついた。

「アンタは良くやったわよ・・・美紀を倒してあたしに辿り着いたんだから・・・
 でももうおしm「あ、彩ちゃんっ!彩ちゃんがんばれ!」

饒舌に話すあすかを遮る大きな叫び声。

「・・・・・・」

話の最中だった女王様のご機嫌がななめになる。
ヒクヒクとひきつった笑い顔になるあすか。
振り向いた先には、あすかもよく見た顔が並んでいた。

「あら、これはこれは・・・」

「みんな・・・・・・!」

そこに並んでいた女子たちは、みなあすかとその仲間による悪事の餌食となり学校の表舞台から姿を消していった者達だった。

「ご、後藤さんを倒すまでっ・・・で出てき・・・ちゃ・・・ダ・・・・・・」


「だって!そんな姿見たくない!あたしたちのためにあすかと戦ってくれてるのに!」

「ふ〜ん、で彩?何これ?まさかあたしを倒してコイツらの前で謝らせようって魂胆だったの?」

224 : ◆MIkIKNzYco :2008/09/03(水) 22:43:24 ID:kLydXMG6
「おらどうなんだよっ!」

怒りにまかせて彩を蹴りつけるあすか。
後ろの連中は不安げな顔を浮かべる。
そして倒れて動かない美紀、由美たち・・・

「うあっ!」

彩はついに倒れた。

「た、た・・・だ、ひひ一言・・・ひとこ、とあやまっ・・・てく、れた・・・ら・・・」

「は〜ァ?あなたホントにおバカ?くっだらない、このあすか様が謝る?ありえないし!
 だいたいこの状況はあたしたちがかわいくて強くて立場が上だから生まれた必然なの。
 コイツらは弱いからこんなことになったのよ、ま、中にはちょっとかわいいから邪魔って子もいたけどねw」

「そんな・・・・・・・・・」

高らかに笑う女王あすか。
あすか軍団のトップはこれだけの的に囲まれても平然と斬って捨てた。
肩で息をし、動けない彩。

皆が見守る中、たこ殴り、一方的な攻撃は続く。
美紀同様、彩に馬乗りになったあすかは必殺の女王ビンタを繰り出した。

「ほらほらっ!女王ビンタでくたばりなさいっ!」

要はただの往復ビンタなのだが、一部からは男女問わずあすか様と呼ばれる女王のビンタは力とキレがある。
顔が真っ赤に腫れあがる彩。

「あっ、はァァ〜、いいわ〜その無様な顔ぉ〜・・・」

あずかはご満悦といった感じで自らの両胸を両手で揉みまじめた。

「ああん、はぁんっ、いいわァッ!ああん、もっともっとぉっ!」

女豹の妖艶な喘ぎ声に、唖然とする一同。

225 :名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 13:18:48 ID:NP5uBC9U
http://www.famitsu.com/game/news/1217790_1124.html
これは……箱丸で配布は無理だとしても、
アクションのやられゲーが自作できる可能性とかんがえていいんだろうか。

226 :名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 14:18:42 ID:a4bS8E7y
>>222
GJです!
学園バトルものが好きなんで、毎回楽しみにしてます。

227 :名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 07:52:56 ID:QSdccy+4
GJ!

小悪魔姉歯吹いたwww

228 :名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 04:06:40 ID:umsDhKyh
スレ活性化のためにSS書こうと思ったんだが、上手く書けねえ〜。
バトル描写難しいな…。
エロくするのも至難の技だ…。


職人さんたち改めてGJ。

229 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 04:06:01 ID:D3xrbUWn
深い闇に、微かに浮かぶ肢体が一つ。
袖無しの帷子と褌を一体化させたかのような黒い装束に小刀。
そして胸部には大きな膨らみ…女の忍、くのいちである。
深々と谷間を作った乳房と剥き出しの臀部が、汗に濡れ艶かしく輝いている。
そして、くのいちの後方には、完璧に闇に溶け込んだ一つの影があった。

くのいちは、確かに忍としては充分な鍛錬を積んでいた。
しかし彼女が背後の気配を察知し得た時には、既にがっしりとした手に口元を覆われていた。
「フゥンッ」
身体を縛る強靭な力と、たくましい胸板に背中を打ち付けた衝撃で吐息が漏れる。
視界に襲撃者の刀が見える。その刀が回転し、鋭く輝く切っ先がこちらに向けられる。
背後の敵には女の甘い香りと吸い付くような尻の感触が伝わっているはずだが、全く動揺するそぶりも見せない。
そしてそのことに対する戸惑いを感ずる間もなく、彼女の心の臓に刃が打ち込まれた。

ドシュッ!
刀身は、両乳房の間から入り、左の脇腹へと突き出た。
肉と臓が突き破られる鈍い音と共に、くのいちの体がビクッとはね全身を硬直させる。
加えて、刀を更に押し込むように一捻り。血がブシュッと噴き出す更にもう一度、くのいちの体がはねる。
くのいちは「ウッ…」と一言呻くと、口から血反吐を吐き出し全身を脱力させた。

(やはり、悟られていたか…)
命を奪った方の影――名を鋼丸(かねまる)という――は、刀をゆっくりと引き抜き、絶命したくのいちの体を放す。
血に濡れた肢体は、ズルズルと彼の体にもたれるように崩れ落ち、尻もちをついた状態で動かなくなった。

二日前、主君若本家の同盟国杉田家にて、若本派の家臣が粛清されるという事件が起こり、両家は一気に緊張関係に陥った。
戦になるにしろどうにしろ、鋼丸の持つ書状には若本家の命運がかかっていることであろう。
普段は誰も入らない危険な廃坑にこうして先回りされていることが、それを如実に示している。
この廃坑は、若本・杉田間の関所を通ることなく両国間を行き来することができ、数多の忍達の血が流れた場所でもあった。

そして今、新たな死闘が繰り広げられつつあった。
鋼丸は、死体を目立たぬ場所に移し丹念に返り血を拭き取り血の臭いを消すと、再び闇に溶け込んだ。
新たな気配を察知したからである―――

やられに飢えたので寝起きに少し書いてみた。続けられたらいいなと思います。

230 :名無しさん@ピンキー:2008/09/12(金) 05:19:23 ID:OPP9n16P
プロローグ乙!
寝起きに少し書いてみたってレベルじゃないね。
続きを期待してる

231 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 14:44:21 ID:TsnS2gzJ
>>229

GJ。魅力あるくの一の肉体に惑わされず、鋼丸が屠るのに萌えた。ぜひ、続編お願いしたいです。
私も、また短編だけど書いてみました。一応、対魔女ものです。

232 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 15:01:27 ID:T3jIIEun
>>231
正座して待ってます

233 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 15:12:33 ID:TsnS2gzJ
地下の迷宮……白銀の鎧が脱ぎ散らかされた石畳の部屋の中央に、二人の男女がいた。

一人は長い髪を後ろで束ねた褐色の肌を持つ美女、
胸元と股間部などを大胆に露出させた扇情的な漆黒のローブを纏っている。
もう一人は筋骨隆々の大男。身につけているのは何やら意匠のこった首飾りのみで、ほぼ全裸である。
褐色の美女は膝立ちとなり、上目遣いのいやらしい表情で男の顔を見上げながら、
惚けて立っている男の肉棒を、その豊かな乳房でフニュフニュとしごきつづけている。

「フフフ……気持ちいいでしょう、もっとして欲しいわよねぇ、悪いようにはしない、わたくしの仲間になりなさい」
熟れた爆乳で男の肉棹を挟み、パイズリに興じていた女が鼻にかかった声で男を見上げながら言う。
彼女の名はアリネイア、極上の肉体を使った『魅了』の魔術で王国セイクートを転覆させようと企む魔女である。

アリネイアの胸で勃起した男根を挟まれ、忘我の状態にいるの男は王国の騎士ゼイル。
彼女を討伐しにきたものの、返り討ちに遭い、『魅了』されていたのだ。


「さぁ、忠誠の証に、私のオマンコにキスなさい」
アリネイアはそういいながら立つと、淫液で濡れ光る陰部を誇らしげにつきだした。


もし、ゼイルが彼女の会陰に口付ければ、魔の契約は成立し、アイネイアの忠実な下僕へと成り果ててしまう。

しかし、『魅了』にかかったゼイルは、焦点の定まらない虚ろな眼のまま、言われるがままに膝を地につけ、
彼女の毛の剃られた、男の肉棒を散々に咥えてきたであろう秘所に、口唇を近づけようとした。


……その時、セイクート王国の姫であるマニーネ姫から下賜された首飾りが眩いばかりに光る!
この首飾りは、姫が心密かに愛するゼイルに与えた、破邪の紋様が刻まれた魔術装具であった。

234 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 15:15:01 ID:TsnS2gzJ
「キャァァッ」
短い悲鳴とともに、顔を手で覆うアリネイア。
『魅了』が解かれたゼイルがその隙を逃すはずはなかった。

ゼイルはアリネイアの右乳房と股間をガシっと掴むなり、勢いよく持ち上げた。
「イタァッ、オッパイがちぎれちゃうっ、畜生、ただの首飾りじゃなかったのね。
 クソォッ、下ろして、下ろしなさいっ。ど、どうするつもりよっ」
慌てて、叫ぶアリネイア。ゼイルは黙したまま、これが答えとばかりに彼女の天地を逆にした。

「ひぃぃっ、お、落とさないで。わかった、わかったから。
 約束する。もうセイクートにちょっかいは出さない。お願い、お願ひぃぃっ」
アリネイアは声を裏返しながら、必死にそう叫ぶ、
そこに、ゼイルを誑かしていた妖女の雰囲気などは少しもない。

「信用できんな。これが、一番……確実だ」
「いやぁぁぁっ」
そういうと、ゼイルは躊躇なく、石畳に叩きつけるように、アリネイアの脳天から落とした。
「グギィッ」
醜い悲鳴をあげ、意識を霧散させるアリネイア。
見るも無惨に頭が陥没し、血と脳髄をダラリと垂らしつつ絶命する。


あおむけに倒れる際、ゼイルの肉棒をしごいていた、紫色の乳首を勃起させた釣鐘型の爆乳が力なく揺れる。
その右乳房とアリネイアの股間はゼイルが力の限り掴んでいたため、赤い手形がクッキリとついていた。


死してなお、淫猥さを増すエロティックなアリネイアの肉体、並の男なら屍とわかっていても犯していたかもしれない。


しかし、ゼイルはそんなアリネイアの死を確認すると、興味をなくしたかのように天を仰いだ。
そして、彼が慕うマニーネ姫がもたらしてくれた奇跡に感謝し、首飾りを強く握りしめた……

235 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 15:17:51 ID:TsnS2gzJ
以上です。絵掲がすごく盛り上がっているので、
屠るスレSS班として負けないように、少しでも頑張れたらと思います。

236 :名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 16:51:10 ID:T3jIIEun
もったいない感が炸裂ですな
GJ!


237 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 02:24:35 ID:brLr274m
絵掲盛り上がってますね!SS職人の皆さんも乙です!
私も負けないように書かねば!
ソフトやられですが、いずれ絵掲で絵にしてもらえるように頑張るぞ!





「あなたの悪事もここまでよ」

「ホホホ、ここまで辿りつけたのは立派よ。ほめてあげる」
「でもあたしを倒すことができなければ、貴女のこれまでも全て水の泡なのよ?」

向かい合う女2人。
妖艶な魅力溢れる大柄な大人の女と、若干幼さが残る高校生くらいの少女。
その部屋は「社長室」。

「表向きは平和慈善事業を行う団体セイレーン」
「しかし実情は、麻薬取引、詐欺、殺人などの犯罪の数々・・・断じて許さない!」

「ホホホ、随分と威勢がいいわね。で、何か証拠でもあるのかしら?」

「証拠ならあるわ・・・このテープよ」
「ここにさっき私が下の階で倒したセイレーン社の女幹部・真紀が全て証言したわ」
「悪事を働く者は皆自分さえ良ければそれでいい連中・・・拘束した後、吐けば許すといえば全て白状したわ」
「全責任をあなたに押し付けてね・・・でももちろん真紀も逮捕」
「観念なさい!セイレーン社女社長、御堂玲奈!」

余裕たっぷりだった玲奈の顔色が変わる。

バカな・・・ちくしょう!真紀め!
あんなにかわいがってやってたのに裏切ったのか!おのれ!
それにしても・・・・・・・・・・・・・

「アンタ!何者よ!」

「・・・聖戦士(セント・ブレイブ)だ」

238 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 02:35:39 ID:brLr274m
御堂玲奈は26歳。
有名女子大を卒業した後、セイレーン社を設立し、私利私欲のためにあらゆる悪事の限りを尽くし、今の地位を築き上げてきた。
慈善事業と称して莫大な金をだまし取り、セイレーン社の邪魔となる存在は消してきた。
その美貌で男を虜にし破滅へと導き、警察関係者までも自分のペットとした。
まさに悪女。
玲奈の野望は莫大な金を得て、裏社会の女王として君臨すること。
そしてそれはまさに達成されようとしていた。

しかしそれがこんなところで露見するなんて・・・

「聞いたことがあるわ。聖戦士・・・」
「警察でもない、私立探偵でもない、一切の報酬を求めない闇の存在であり悪事を働く者を制裁する・・・」
「それがホホホ!あなた!?こんな高校生ですって!?笑わせるわ!」
「裏社会をナメるんじゃないわ!聖戦士の存在くらいあたし達だってマークしてるのよ!」
「聖戦士は大柄なフードにマントをまとった男よ!小娘がイキがるんじゃないわ!」

「愚かな・・・噂に流され、私を信じないとは」

「おだまり!こんなただの女子高生が聖戦士だったらさしずめあたしは宇宙の女神ってとこよ!あははははっ!」

玲奈は目の前に立つ女子高生を聖戦士だと認めない。
実情としては暗殺者を各階に配置したこの50階建てのビルを最上階まで突破されているのだ。
しかし、玲奈は相手が小娘であるということに安心し、その事実を忘れた。
そして母校の女子大のミスコンで優勝したそのプライドから、玲奈は女に負ける気がしなかったのだ。

「いいわ、聖戦士ちゃん。あたしがここで葬り去ってあげるわ!」

239 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 02:41:15 ID:brLr274m
「そんな証拠はアンタと一緒に消し去ってあげればあたしの地位は何一つ変わらないんだから」

そういって玲奈は上着を脱いだ。
現れたのは真紅のレオタード。
そして下半身は上質のタイトなレザーパンツに包み、それをブーツインしている。
動きやすい格好で偽聖戦士を完膚なきまでに叩きのめす、という考えだ。
髪の毛は胸の前辺りまで伸ばした鮮やかな金髪で、いかにもお嬢様といったゆるやかなウェーブが上品で美しい。

聖戦士は表情一つ変えずにじっと立つ。
本当に見た目はただの女子高生である。

「小娘の分際でこの玲奈様にたてついたこと後悔するがいいわ!」

玲奈はタイトなレザーパンツ+ブーツの上品な右足で蹴りを放った。

240 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 02:48:00 ID:brLr274m
玲奈の自慢はミスコンで優勝したほどの顔も勿論だが、スタイルもまたその1つであった。
程よい肉付きなのに、スレンダーなボディラインが失われていないその肉体。
男が求める肉付きとラインを兼ね備えたパーフェクト・ボディだ。
そしてその身体を使って何人もの男を地獄へと追いやった。




その身体が宙を舞った。

「あああああああっ!」

右足のローキックを軽くかわされると、女子高生の脇腹へのミドルキック一発で吹き飛んでしまった。

っつう!バカな!この小娘のどこにこんな力が・・・!ま、まさか・・・本当に・・・

「信じなくて結構。どうせあなたはここで終わる」

「おのれ!こしゃくな〜!この玲奈様に傷を負わせるなんて許さないわ!」
「あたしはいつも一番だった!美貌も!人気も!地位も!・・・それをお前ごときに奪われてたまるかっ!」

赤いタイトなレオタードが、女子高生に襲いかかる!

ガシッ!

2人はお互いの両手を握りあい、力比べとなった。

241 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 02:54:55 ID:brLr274m
「オッホホホホホ・・・!聖戦士だか何だか知らないけれど、大人をナメるんじゃないわ!」
「こっちにはねぇ、金があんのよ金が!男だってあたしが本気になりゃいくらだって守ってくれる!」

玲奈は腕に力を入れる。

「このビルの全ての男は始末した・・・」

聖戦士は顔色一つ変えずにサラッと答える。

「ふん!この玲奈様を倒せると思・・・あぎゃあああああああああっ!!!!」

聖戦士が少しだけ腕に力を入れた。
すると、玲奈の身体はみるみるのけ反り、腕に力が入らなくなった。

「ああああ痛い痛い!痛い痛いイヤぁぁぁ!!う、うでギヒイヤぁぁぁ!」

そして身長が15cmも下の相手に165cmの玲奈の体は腕だけで持ち上げられ、振り回され投げ飛ばされた。

「ぎゃひィィィィッ!うごっ!」

「終わりよ、御堂玲奈」

玲奈の全身が汗ばみ、レザーパンツがはりつき気持ち悪さをおぼえる。
脇にもイヤな汗をかく。
玲奈は自分が築き上げた全てが崩れ去るのを感じた。

242 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 03:02:41 ID:brLr274m
投げ飛ばされて倒れこんだ玲奈。

こ、こんなガキに・・・あたしのすべてが負けるなんて・・・
体力・・・
あたしだって頭を使ってここまで生きてきた・・・でもそれを一日で破る頭脳・・・
で、でも美貌なら・・・

「欲にまみれた女の顔なんて、醜いものよ」

「なんですって!?」

改めて聖戦士を見上げる。
そこにはまぶしいばかりの純粋な美しさが漂っていた。

み、認めないそんなもの!

「女は飾ってこそ美しいのよ!お前なんかがあたしの美しさにかなうものか!」

そこで玲奈はとっさに気づく。
この女と組めば・・・・・・

「い、いや今のは言いすぎたわ。そ、それより話をしない?」

「何だ」

「あ、あたしと組まない?どう?悪い話じゃないはずよ?」
「私だってこのセイレーン社をここまで築いた頭があるの。そ、それにこの美貌・・・自分でも自信あるわ」
「そこに貴女のその強さがあれば・・・ど、どう?裏社会を統べるのは、確実にあたし達よ?」

聖戦士は黙った。
よ、よし・・・やっぱり最終的には金よ・・・

「そ、その時は貴女に莫大な報酬を約束するわ!なんならあたしが望んだ裏社会の女王の座だって・・・」
「ど、どう?ホントいい話でしょう・・・?」

だって女王の座を手に入れてからアンタを殺せばいいだけなんだもん・・・クスクス・・・

聖戦士は黙っていた。

243 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 03:12:10 ID:brLr274m
だが玲奈の思惑はあさりと外れた。

「お断りだ」
「金と欲だけの集団ほど、信用できないものはない」
「それに私は悪を滅する聖戦士、お門違いだ」

「う、うそ・・・ひ・・・イヤ・・・助け・・・」
「か、金なら何億だって渡すから許して・・・」

「金はいらないといったはずだ」

玲奈は観念した。
いや、往生際の悪い悪女は赤いレオタードを汗でワインレッドに染め、
我慢しても少し漏らしてしまった尿ではりつくレザーパンツに不快感を覚えながらもなお、
聖戦士を葬ろうと考えた・・・我が身かわいさに。

「おのれぇ〜!死ねぇ!」

だが、今まで何一つ通用しなかった玲奈の最後の技が通じるはずもない。
聖戦士のつま先蹴りが玲奈の股間に突き刺さった。

「キャヒィィィン!んっ!んっ!んああああああああああーんっ!」

断末魔の叫びとともに勢いよく股間の聖水が流れでる。
皮のパンツがビショビショになり、玲奈は気を失った。

「ふぅ、プライドと金と欲にまみれた醜い女だったな」
「次は・・・ホワイトウインド社の女社長か」

今までクールだった聖戦士は最後にくだらないいたずらをしていた。
玲奈に取り込まれていなかった警察関係者が到着したとき、仰向けに倒れていた玲奈は髪や背中など全身に尿がかかっていた。
漏れた場所から少しずらして全身を尿まみれにしたのだ。
美貌ばかり追求した女への、女としての抵抗だったのだろうか。

そして去った聖戦士はすでに次の標的、ホワイトウインド社へと頭を切り替えていた。

244 : ◆TzdzbudCv2 :2008/09/16(火) 03:13:53 ID:brLr274m
以上です、駄文駄作すいません。
絵掲で活躍される皆さんに描いていただける日を夢見て頑張りますのでよろしくお願いいたします!
続編も頑張ってみます!

245 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 04:36:13 ID:Q2vsEnDY
乙!乙乙!!
贅沢を言えば結末があっけなかった。
玲奈を叩きのめしてほしかったけど、それ以外はハァハァしっぱなし。

悪女のプライドも身体もズタズタにしてやれ!
そんな感じで萌えますた。

246 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 05:18:22 ID:OfUuHKNZ
乙です!玲奈嬢の無様なやられに興奮しっぱなしでした!
続編も頑張ってください!

247 :名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 18:35:52 ID:ldmMMgxx
素晴らしい!
こういうの大好き!
悪女はあっさり殺さず、生き恥を晒させないとね。
できれば尿まみれの悪女が手錠をかけられて連行されていくときの惨めな姿や反応が見たかった

248 :名無しさん@ピンキー:2008/09/19(金) 01:23:51 ID:8E6AmkMm
聖戦士様の次回作、首を長くしてお待ち申し上げております

249 :名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 05:07:42 ID:6z38bPrv
>>248
いつもと同じ人?
なんで職人さんのプレッシャーになるようなこと書くの?
どれだけ大変か、試しに自分でSS書いてみなよ。

>>作者様
いつも楽しませていただいてます。
無理なさらず、ご自身のペースでお書き下さい。

250 :名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 06:10:29 ID:tnFrF99U
怒るとこか?
それは次も楽しみにしてますって意味だろ普通
仲良くやれや

251 :名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 20:34:54 ID:o6G99nvA
まぁ、以前過剰なクレクレが居たのは事実…
まったりペースでいきましょうよ

252 :名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 23:08:44 ID:f5wXQyBA
あすか様に武器やられ、聖戦士様と楽しみがいっぱいですね

253 :名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 04:07:19 ID:IL6F80Cf
はあ

254 :名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 03:43:28 ID:cesW4g68
まて、慌てるな
これは悪の秘密結社の陰謀だ

255 :ぬらりひょん:2008/09/29(月) 16:11:58 ID:DHnvKAsf
ケガレシアVSウエンディーヌ・フラビージョーみたいなのも良いね

256 :ぬらりひょん:2008/09/29(月) 16:12:49 ID:DHnvKAsf
ケガレシアVSウエンディーヌ・フラビージョーみたいなのも良いね

257 :名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 20:46:57 ID:nb+ZlWM4
新たに悪女系画像掲示板ができたようなのでこっちでも宣伝してみる。
ttp://board.sweetnote.com/geso9q9q/

四葉の代わりみたいに発展してくれることを期待。

258 :名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 20:58:21 ID:cKqakTbM
久々にXoperationsをやろうとアドオンがないか探してたら
萌えMODというのがあったので入れてみたらキャラがムサいオッサンから
美少女同士の撃ち合いになって、敵を悪の女戦士のように倒せて(・∀・)イイ!!

259 :名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 21:09:37 ID:qgv6VJjA
(^O^)

260 :名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 05:33:47 ID:9c/TwjKu
>>257
nice board.

261 :名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 09:04:24 ID:VgeYWt1k
>>260
Nice Word.

262 :名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 20:22:43 ID:F6Dgo537
hosyu

263 :名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 10:34:16 ID:kva9wSAY
保守

シーネスレ、スンナスレ、ともに過疎気味になってきたな…

264 :名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 13:27:45 ID:mRIUWTJx
ネタがあんまりないからねぇ…
話題に上るようなキャラもなかなか居ないし…。

ところで…絵掲示板のサッカーキッドで、あんだけのエロい技が使えるんだ…。
もし少林サッカーの主人公たちがその気になったら…どんな技になるんだろうな?

265 :武器やられ完結編:2008/10/16(木) 21:03:49 ID:Xz5w3PVX
女性のみで構成された悪の結社バットレディ。
その本部最深部に二人の男女の姿があった。
艶めかしい肢体をキツ目の軍服に包んだバットレディ首領。
彼女は数多の支部、部下を屠ってきた宿敵とも言える男を目の前にしてもその表情を変えることは無かった。
「とうとう詰めたぜ。年貢の納め時だな」
「……私が存る限りバットレディは不滅だ。幾ら駒を潰しても同じ事よ」
「…………」
「ただ貴様の所為で我の計画は数年遅れるだろう。その代償は高い…なぶり殺しにしてくれる」
そう言うと同時に総帥は「パチン」と指を鳴らす。司令室の玉座が後ろに倒れ首領の獲物が姿を現す。
それはこの現世の武器の歴史の中でも最古の部類に入るであろう―――――『槍』であった。
ゆっくりと獲物の方へと歩みを進める。
「この槍で貴様の心の臓をひと突きに―――――?」

武器を掴もうとした右手が空を掴む。
きょとんとした首領の目の前には男が立っていた。
その手に彼女の愛用の槍を構えた姿で。
「調子に乗り過ぎたな。そんな漫画や小説みたいに話は進まねえよ」
「え、ちょっ………」
ズン!
槍は彼女の胸を一撃で貫いた。
「はぁ…ぅ、この私がこんなやられか…た」
口からおびただしい程の血を吐きながら今にも白目を剥きそうな眼で男を睨み付ける。
「む…むね……げぇッ!」
男が槍を軽く捻るとそれが止めとなり、彼女は槍を豊満な胸に突き刺さらせたまま絶命した。
「…………おわったぜ」
男のバットレディに対する復讐の旅はここで終わりを告げたのだった。

武器やられ 完



266 :武器やられの人:2008/10/16(木) 21:10:07 ID:Xz5w3PVX
約三ヶ月振りの投下でしたがひとまず完結です。

このスレがこれから勢いがつくことを願っております。
それでは失礼します。

267 :名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 05:39:29 ID:tjNPlhYl
投下キター!
GJです

268 :名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 09:24:26 ID:LTkmHUrt
あすか様はどうなったんだろう??

269 :名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 17:23:32 ID:/84SdJzu
>>265
GJです!
ラスボスなのに見せ場がなくて切ないww

>>268
その書き込みがどれだけSS職人の気力を削ぐか、真面目に考えてみて下さい。

270 :名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 01:50:19 ID:zNg1pL9L
削げるの?
〆切があるわけでも無いし
叩くやつがいるでもなし
責任とかプレッシャー感じてもらう必要ないよ
続けてくれるならとても有難いし
たとえ途中で止めちゃってもそれまでので十分有難いよ

271 :名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 02:07:42 ID:xhQCGbLL
>>265
ラスボス哀れ…でもGJ!

272 :名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 02:48:17 ID:FokIkaIe
>>265
毎度毎度主役にあっさり倒される敵女だけど、活躍シーンをイメージするのがシリーズの醍醐味かも?
GJでした!!

>>270
投下のあとのGJは紳士の嗜みだぜ。その点268はちっとばかし、なってないと思うな。

273 :名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 05:28:51 ID:RkzdKaSK
>>265
Good!また別シリーズでもよろしくなのです。

>>269
ラスボスだから強すぎて余裕がなかったと…。
並の強さだったらそれこそ…
上のお口と下のお口とを槍で貫き通され、両方のお口から泡と血を噴き出す破目になっていたのだと…。

274 :名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 08:18:58 ID:3FYKOjiz
>>265
GJ!武器やられの人キター!
首領あっけない。だがそれが良い。
貴方の個性的な悪女達が好きだったのでシリーズが終わってしまい一抹の寂しさを感じておりますが…次回作に期待しています!


275 :新作予告:2008/10/21(火) 12:15:53 ID:qgQF3Hrh
武器やられの人です。
みなさん感想ありがとうございます。
おかげさまで執筆モチベーションがあがりました。
新作予告投下します。


バットレディの壊滅から三年…世界にはささなかな平和が訪れていた。

しかし壊滅から四年目の春、世界は再び混沌に包まれようとしていた。
首領の娘がネオ・バットレディを設立。
再び犯罪・破壊活動を再開したのだ。

舞台は移り日本の何処かの山奥。
四年前バットレディを壊滅させた男はとある研究室にいた。
隻眼にして隻椀、男は度重なる戦いの後遺症で今や戦闘ができる状態ではなかった。
そこで昔の戦いで採取した細胞や何やらを使って二人の戦闘員を蘇生させることにした。
ネオ・バットレディ壊滅の切り札として…

研究は成功し、蘇生した戦闘員、いや新たなる主人公達は蘇生カプセルから出ると思い思いの反応をする。
「おお〜何か不思議な感じなのだ〜」
「………余計なことを」
男は二人に声をかける。
「おはよう。生まれ変わった新たなヒロイン達」

「一回屠っといて何をいってるんだか〜」
「………何が望み?」
男は静かに口を開く。
「俺の命はもう長くない。俺の代わりにネオ・バットレディを壊滅させてくれ」
二人はお互いに顔を見合わせる。
「ど〜するのだ?死神ちゃん」
「事情はどうあれ貴方は私たちを蘇らせた新しい御主人。命令には従う…それに…」
「それに?」
「この朝星という能天気女は戦いが無いと生きていけないから。新たな標的としてネオ・バットレディはちょうど良い」
「死神ちゃんちょっと酷いのだ」
「くくっ…」
男は笑いながら手元のスイッチを押す。
蘇生カプセル横にあるコンテナが開き、中からは二つの武器が現われた。


大鎌とモーニングスター。


「さ、行きな…悪を持って悪を制す。最強のダークヒロイン達よ」

こうして二人の新たな戦いが始まった。


276 :武器やられの人:2008/10/21(火) 12:23:16 ID:qgQF3Hrh
今回やられシーンを入れるタイミングが無かったため予告編とさせていただきました。

本編は近いうちに投下します。

結局、スピンオフ的な続編になってしまったw

277 :大鎌とモーニングスター〜旅立ち編〜:2008/10/21(火) 16:53:00 ID:qgQF3Hrh
二人は己の獲物を手に取り、新しい戦闘服に身を包む。
「へぇ、なかなか良いセンスしてるのだ」
朝星はシルバーのアーマープレート。
「落ち着く…」
死神はシンプルな黒のローブ。
「気に入ってもらえて嬉しいぜ」
朝星が装備を終え男に問う。
「マスターはこれからどうするのだ?」
「ここで静かに暮らすよ。まあ、お前達のサポートもここからできないこともな…」

ドォン!

突然の爆発音、研究所の天井が崩れ二人をめがけて瓦礫が落下してくる!
どんっ
二人は突き飛ばされ、壁に背中を打ちつけた。
「痛…っ……!」
「御主人……」
男は瓦礫の下敷きになっていた。
息も絶え絶えに二人に言葉をかける。
「お、俺は今まで復讐の鬼と化して生きてきた…平和なんてものよりただバットレディを屠るために…お前達は…目的を遂行したら自由に生きるんだ…死ぬ間際まで…戦いに…捕われぬ事の無い様……」
二人は男に近づき、その手を取る。
「…!…お前達は…奴らとはどこかが違う…だから蘇生させた…最後に生まれ変わったお前達に…会えて…良かった……」
「…孤独な戦いをしてきたのね…御主人…様」
「…別にマスターの遺志を継ぐつもりはないけど…自由になるついでにやってやるのだ」


278 :大鎌とモーニングスター〜旅立ち編〜A:2008/10/21(火) 16:58:07 ID:qgQF3Hrh
ドン!
研究室の扉が乱暴に開かれる。
「みつけたぞ!」
ネオ・バットレディの戦闘員が研究室に足を踏み入れる。
「奴は何処だ!」
「お前達に答える義理はないのだ」
「生意気なー」
敵は三人。バズーカを持っている戦闘員が二人に向け構える。
「粉々にしてや」
瞬間、スコープを覗き、照準を合わせていた戦闘員の意識は途絶えた。
狙いを定めていたはずの視線は崩れた天井に向けられている。
眼にも映らぬ死神の鎌が彼女の首を刈り獲っていた。
「な…ぶげぅっ!」
凄惨な死に様に目を奪われていた戦闘員の腹部にモーニングスターの鉄球が直撃した。
「戦闘中によそ見とは訓練が足りないのだ」
「がはぁ…ぁ…あ…あたしのおなかがぁ……」
擦れた声の断末魔を残し、その場に崩れ落ちた。
「ひうぅ…」
残る一人は腰が抜けたのかその場にへたり込み股間から失禁している。
「どうする…?」
死神が刃を戦闘員の首筋にかける。
「ひっ…」
朝星は彼女を見る。眼に戦意はない。
「……無抵抗の奴を殺しても仕方ないのだ…見逃してやるからさっさと行くのだ」
戦闘員は首を横に振る。
「無理です…任務に失敗したり、逃げ出したりしたら処刑されます。それならばいっそ…」
朝星は少し考え、戦闘員に問う。
「………お前、料理はできるか?」
「へ?は、はいっ。多少は…」
思いがけない質問に戦闘員は抜けた声をあげる。
朝星は話を続ける。
「これから長旅だけど私達は料理が出来ないのだ」
「野宿でも出来るだけ不味いものは食べたくない…」「は、はぁ…」
「だから道案内兼コックとしてお前を連れていってやるのだ!但し、不味いもの作ったり、怪しい行動を起こしたら命はないと思うのだ!」
「は、はいっ!」
ポニーテールの戦闘員は美麗と名乗った。
入隊してまだ日の浅い戦闘員で今回が初任務であった。
美麗の案内どおりに進み、一日目の夜…
「いや〜美麗の奴、中々良い腕してるのだ」
朝星がお腹を擦りながら満足気に言う。
当の美麗は既に寝息をたてている。
死神が美麗に視線を向けながら問う。
「何故…彼女を助けた?」
「あいつの眼が…何処かで見たような…懐かしい感じがしたのだ」
「そう…」
死神はそれ以上何も言わなかった。
一日目の夜は静かにふけてゆく…


279 :武器やられの人:2008/10/21(火) 17:01:04 ID:qgQF3Hrh
とりあえずここまでです。

少しストーリー性が強すぎました。
次からはやられ中心で書きたいと思います。

280 :名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 23:12:50 ID:XwOGpyUU
屠るスレに入り浸っておいてこんなこと言うのは何ですが、
死神&朝星コンビの蘇生、素直に嬉しいです。
単なる正義でも単なる悪でもないダークヒロインとして生まれ変わった
彼女達の今後の活躍、期待してます。
作者様、ありがとう!GJ!

281 :武器やられの人:2008/10/23(木) 22:41:33 ID:DD74jq3s
投下します。
ややハードな描写があります。
苦手な方はご注意下さい。

282 :大鎌とモーニングスター〜道中編〜@:2008/10/23(木) 22:48:31 ID:DD74jq3s
「もうすぐ私の所属していた支部に着きます。彼女達の領域に入り込みますので警戒を…」
「見つけたぞ!裏切り者共!」
美麗が言葉を言い終わる前に甲高い声が響く。
朝星達はたちまち敵に囲まれてしまった。
「あらあら〜大変なのだ」
「裏切り者…既に情報が回っているの…?」
戦闘員達のリーダー格の女が「フン」と鼻を鳴らしながら言う。
「旧バットレディのデータベースを調べればすぐにデータが一致したわ!幹部になりそこないの二流など直ぐ様始末してくれる!」
「はぁ…バットレディも質が落ちたのだ」
「後悔させてあげる…」
「あの、私は…?」
美麗が冷や汗を流しながら朝星の方を見る。
「自分の身ぐらい自分で守のだ」
「やっぱり…あ〜んもうヤケですぅ〜」
美麗はナックルを素早く装備し、構える。
「なにを余裕をかましているのか!かかれぇ!」
リーダー格の一声で戦闘員達が一斉に襲い掛かる。
「やあぁっ」
サーベルを振りかざし美麗に襲い掛かる戦闘員。
「はっ!」
斬撃を素早くかわすと直ぐ様水面蹴りを放つ。
「きゃっ!」
戦闘員の身体は反転し頭から地面に落下する。
「ぐげぇっ」
打ち所が悪かったのかぴくぴくと身体を痙攣させながら事切れた。
「なかなかやるのだ〜」
そう言いながら朝星はモーニングスターの鎖を戦闘員の首に巻き付け、絞めあげていた。
「げえぅっ、く、苦、し、死ぬぅ…」
戦闘員は涙と涎で顔をクシャクシャにし、可愛らしい大きめの眼は白目を剥いている。
「はぐぅ…ん!」
戦闘員の股間から黄色い染みが滲みだす。
脱力感を感じ朝星は鎖を弛める。
「さあ次は誰なのだ?」
瞬く間に二人がやられ、リーダー格の戦闘員に焦りの色が見える。


283 :大鎌とモーニングスター〜道中編〜A:2008/10/23(木) 22:52:52 ID:DD74jq3s
「な、何をやっている!かかれぇ!」
取り囲んでいる戦闘員に再び指示を出すも反応が無い。
「あ、あれ…?」
一人の戦闘員が声を震わせる。
彼女の肩口から太股にかけて赤い一筋の線が走る。
次の瞬間、彼女の身体は袈裟懸けに切断された。
「きゃあぁ!」
それを合図にするようにリーダーを除く戦闘員達が一斉に崩れ落ちる。
「へ?」
ある戦闘員は首か飛び、
「ひぁん」
また、ある戦闘員は脳天から真っ二つになる。
「ああああああ〜」
両足を切断されのたうち回る戦闘員もいた。
「ば、馬鹿な…」
リーダー格の戦闘員は身体を恐怖に震わせている。
「教育がなってない…」
死神が血の付いた鎌を肩にかけ朝星の隣に姿を現わす。
「ひっ、ひいぃ〜」
苦しむ仲間を見捨てるようにして逃げだす戦闘員。
「リーダーのくせに敵前逃亡とは恥を知るのだ!」
朝星から放たれたモーニングスターが逃げる戦闘員の頭を粉砕する。
「いやあぁ……あぶっ!」
頭部を失った身体は崩れ落ち、艶やかな肢体はぴくぴくと痙攣している。
「さあ、先に進むのだ!美麗、案内よろしく!」
「宜しく…」
「は、はいぃ…」
この人達には今後絶対に逆らわないようにしよう。
そう心に決めた美麗であった。


284 :武器やられの人:2008/10/23(木) 22:56:57 ID:DD74jq3s
とりあえず今回はここまでです。
このシリーズはおそらく前シリーズ程長くはならないと思います。


285 :名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 23:20:44 ID:R5YKIJVq
>>284

死神たんに朝星たんキター!!
GJ!相変わらずの情け容赦無しかつ豪快な戦いっぷりにたぎりました。
続き、待ってます

286 :名無しさん@ピンキー:2008/10/23(木) 23:42:58 ID:J6S5Y+5a
激しく萌えますた!GJ!!!
もっともっと容赦なく叩っ斬りまくってくださいませ!

読み始めてすぐこれを思い出した
http://uproda11.2ch-library.com/src/11128812.jpg

287 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 18:02:51 ID:FS4Is4L8
大変遅くなってしまい申し訳ありません。
彩VSあすかの続きです。




皆が見守る中、たこ殴り、一方的な攻撃は続く。
美紀同様、彩に馬乗りになったあすかは必殺の女王ビンタを繰り出した。

「ほらほらっ!女王ビンタでくたばりなさいっ!」

要はただの往復ビンタなのだが、一部からは男女問わずあすか様と呼ばれる女王のビンタは力とキレがある。
顔が真っ赤に腫れあがる彩。

「あっ、はァァ〜、いいわ〜その無様な顔ぉ〜・・・」

あずかはご満悦といった感じで自らの両胸を両手で揉みまじめた。

「ああん、はぁんっ、いいわァッ!ああん、もっともっとぉっ!」

女豹の妖艶な喘ぎ声に、唖然とする一同。

左手で自らの愛らしい胸を揉みしだき、右手で彩を叩き続ける。
あすかは、この上ない快感を感じていた。

「ああ、彩ちゃんが!」
「もう、見てられない!彩ちゃんを助けないと!!!」

見守る被害者たちは、こらえきれず彩を助けに入ろうとする。

「ま…って…!」

「!?」

288 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 18:09:51 ID:FS4Is4L8
「だって彩ちゃん…」

不安と驚きの表情を隠せない一同に、彩は力を振り絞って話しかける。

「これ…は、わ…たしの…、た、た、たかいなの…」

「あ〜ら、まだそんな減らず口がきけたのぉ?あたし感心しちゃうわ〜」

あすかは意地悪そうな目で彩を見下す。
そんな根性論はくだらないし古いのよ。
いくらあがいたって、勝つのはあたし。
美紀のお陰で随分やりやすかったわ〜。
そして彩を倒したら、そこの負け犬どもと一緒にあたしの前にひざまずかせてやる!あははははっ!

「あたしに逆らったことを後悔するがいいわぁ!あーははははっ!」
「は、な…してっ!」

鈍い音が廊下に響き渡る。

289 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 18:20:03 ID:FS4Is4L8
完全に見下ろされた状態から脱出するのはこれで二度目だ。
美紀も、あすかも、その魅惑的な体で彩を仕留めることはついにできなかった。

「くぅんっ!ああああっ!」

彩の懇親の膝蹴りがあすかの小振りで整った尻を捉えた。
尻を押さえて転げまわる女豹。

一方の彩は先ほど同様何とか危機を脱したが、腫れあがった顔が示すとおり劣勢は間違いない。

「ちっ、畜生!あんたをナメていたようね…
 よくもこのあたしの自慢のお尻に、汚らしいヒザをっ…!」

「はぁ…はぁっ…が、外見ばかり気にするから、あ、あなたたちは…負ける…」

「あ〜ら?ごめんなさい、よく聞こえなかったんだけど♪」

その言葉を合図にするかのごとく、二人はがっちりと組みあう。
両手で握り合い、力比べとなる。
体格で勝るあすかがこの展開へと持ち込んだのだ。

「うふふ、跳ね返せるかしらぁ?」
「くっ・・・」

ダメージは甚大だ。
彩が勝つには早期決着でなければならない。
一方のあすかは尻に一撃をもらったものの、もう黙っていても勝てる状態である。

だからこそ、奇襲には細心の注意を払わなければならなかった。

290 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 18:40:38 ID:FS4Is4L8
細く狭い廊下には、二人の少女が倒れていた。
一人は、セーラー服に身を包んで顔がはれ上がってしまった少女。
もう一人は、豹柄レオタードに豹柄のミニスカートを合わせた完全なる女豹。
女豹のスカートはズタボロになっている。
ちぎれてやぶれて、生脚があらわになっている。
見守る一同は声を出すことすらかなわない。




イチかバチか。
窮鼠猫をかむ。
絶対的劣勢に陥ったものの最後の賭けには気つけなければならない。
古より、そういう教えはあった。
しかし、時と状況はそんなに冷静に人にその教えを守らせない。
あすかもまた…


つかみあいでは不利!
そう感じた彩は、手をなんとか離して、あすかの蹴りを覚悟でしゃがみ込んだ。

「?」

あすかはそこで戸惑ってしまった。

「なっ…何すんのよっ!」

めくりあがった豹柄のスカートを抑えるのに必死になってしまった。

「スキありっ!」
「しまっ…」

コンボ。
そう形容するのがふさわしいのかは分からない。
まさかの恥らいを見せる女豹の妖艶な体、胸へ右ストレート一閃。
瞬きをする間もなく、ジャブを連続して叩きこむ。

「ああっ!うごえぇっ!いっ、いっ、いやぐふうっ!」

日頃の品行方正な後藤あすかからは想像もできない醜い悲鳴とともに、あすかの体はまるでダンスを踊るかのようになった。
パンチの連打で踊る女豹。
見守る一同は、誰も同情しない。

「いけぇっ!彩ちゃん!」

こ…こんなヤツらの前で………

なんとかよけようと頭を下げた瞬間。

(ゴチン!)

またも鈍い音が響いた。

291 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 18:46:46 ID:FS4Is4L8
下げた頭は彩のミドルキックのドンピシャの位置だった。

「ぐえぇぇぇっ!」

醜い断末魔とともに、女豹は頭から倒れこむ。
ジャブから逃れようとする際にお気に入りのスカートはズタボロに破れ、
レオタードにもところどころ穴が見つかる。

あられもない姿であおむけに倒れた女豹。
さっき自分で揉みしだいた胸の先端はなぜか立っていて、尿は止まらない。

意識はあるが、起き上がることはできない。
悔しくて、悔しくて、ただ悔しかった。
負けた。
立場が………

起き上がれないのは、彩も同じだった。
「あや…まって…」

「もういいよ彩ちゃん!」
「あたしたちスッキリしたから!」
「だから彩ちゃんの体を…」

一同に運ばれて去っていった。
取り残されたのは、敗れた悪女五人。

「くそっ!くそっ!あたしが負けるなんて!」

あすかは呪詛の言葉を漏らす。
負けた上に捨て置かれた。
完全にイジメっこの立場は失われた。

292 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 19:03:03 ID:FS4Is4L8
そうしてあすかも気を失った。




戦いの土曜日が終わり、翌週の月曜日。
彩自身驚いていた。
彩はあすかを倒す姿を一同に見せたことでもうこの件は終わりだと思っていた。
なのに…

「いじめっ子のおもらし」
という看板とともに、倒れこみ失禁するあすかの写真がバラまかれていた。
晒し者となったあすかは校門までトボトボ歩いてきたところで気を失い、由美達にも見捨てられいじめていた一同に連れていかれてしまった。

その後あすかがどうなったかは言うまでもない。

293 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 19:08:27 ID:FS4Is4L8
その様子を蔭から見つめニヤリと笑う女が一人。
神谷美紀だった。

「キャーハハハ♪これであすかの時代も終わりね♪」




謝るだけでいい、という彩の言葉で悟った。
あたし達の写真はバラまかれない。
なら………

あたし達が勝てばそれでいい。
仮に彩に負けても、あすかさえ負ければ…

そして事は成った。
一人だけお漏らしも我慢した。
痛みにこらえてあすかが気を失った後、写真を撮った。

「これで学園はあたしの天下に…キャーハハハ♪」

そして仲間を捨て一人家に帰った。




計画通り!
これでこの学園は…!

「そこのお姉さんもだよ♪」

あすかに復讐を果たした一同の中から声がした。




「神谷。いるのは分かってる」



「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいやあああああああああああああああああああああああっ!」

294 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 19:12:45 ID:FS4Is4L8
以上です。
なんかやっつけになっちゃって申し訳ありません。

やられもソフトな上にビミョーすぎてorz


本格的な学園モノバトルを書きたいんですが…時間がかかりそうです。
神谷美紀・後藤あすかには今回のことはリセットで次作にも登場してもらうつもりです。

すごく長い話になる予定で更新も遅いでしょうが、よろしければお付き合いください。
舞台は女子高、公的な覇権争い・私的なイジメ・派閥間の闘争・正義のヒロインなどをおりまぜて描く予定です。
リクエストなども随時受け付けております。

ていうかその前にもっと文章練らなきゃ…

295 :名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 19:32:50 ID:Yx80QxNy
GJだが屠ってはいない気がする

296 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 23:01:17 ID:FS4Is4L8
>>295
そうなんですよね・・・

それは分かってるんですけど、どこへ行ってもスレ違いになりそうで・・・

297 :名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 23:05:56 ID:B4KNtgZM
>>295
>>1
>屠るかどうか(死 or 戦闘不能)も書き手次第。

298 : ◆MIkIKNzYco :2008/10/24(金) 23:53:15 ID:FS4Is4L8
ソフトなやられで申し訳ありませんが、しばらくこのスレにお世話にならせてください。
文章力を鍛えて新作投下、頑張ります。では。

299 :名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 00:46:50 ID:ZPbGIkDP
>>287
GJ!
AIKAのような、どちらかといえばソフトなバトルものが好きなので、かなり楽しめました。

>>295
新参? それともただの煽り?

300 :名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 01:35:18 ID:TAHGjQCe
>>298
GJ!そしてガンガレ!

301 :名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 01:39:16 ID:MlUHZeqK
俺はソフトやられ派だからOK

302 :名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 02:39:33 ID:5Fjr58qF
ソフトもハードもおk

303 :武器やられの人:2008/10/25(土) 10:42:43 ID:cyEUQXYc
私もハード、ソフト両方好きです。
書いてるのはハードな描写が多いですが。

投下します。

304 :大鎌とモーニングスター〜対決編〜@:2008/10/25(土) 10:48:50 ID:cyEUQXYc
数多の戦闘員を屠り、朝星一行はネオバットレディ九州支部の最深部に辿り着いた。
「くっ…とうとうここまで来るとは…」
「数合わせの戦闘員なんて物の数にも入らないのだ。さぁ武器を取るのだ」
一種の戦闘狂でもある朝星は狼狽する女司令官と早く戦いたくて仕方ない様子でソワソワしている。
「ま、まて、そんなに慌てるな…話がある、悪い話ではないはずだ」
「情報提供か?」
「そ、そうじゃない、お、お前達、バットレディに復帰しないか?そうすれば戦いに困らないし、そうだ特別に美麗の裏切りも不問に問おうじゃないか」
(今回は命乞いパターン…)
死神が心の中で呟く。
「そ、そうだ美麗!特別にお前が探していた姉の情報も無条件で教えてやろう!だから助けてくれ!命だけは!なっ、なあっ!」
「姉?初耳なのだ?」
「はい、私は姉を探すためにバットレディに入ったんです。姉の唯一の手掛かりがバットレディという言葉でした」
「ふーん、腑抜け司令官!命を助けるかどうかは別としてさっさと情報を吐くのだ」
そういうと朝星と美麗は司令官に近づく。
司令官との距離が1mあたりにまで近づいたその時。
「はははっ!引っ掛かったねぇお馬鹿さん!この鉄網はそう簡単に破れないよ!」
(卑怯者、長生きせずのパターン…)
そう心の中で呟くと鎌を構える。
「まちな、そこから一歩でも動けば奴らの命はないよ!」
そう言いながら女司令官は弓を引き絞る。
どうやら女司令官の獲物は弓。
そしてこれが彼女のやり方なのだろう。
「……………」
「なんか情けないのだ…」
「嘘つき!お姉ちゃんの情報を教えるなんて嘘だったのね!」
「嘘じゃないよ。あんたの姉、武麗はね今もネオバットレディの懲罰房にいるよぉ。性器が潰れて戦えないからねぇ尻の穴や何やらをつかって今も戦闘員達の慰みものとして頑張ってるんだろうさ!あはははっ!」
「!!」
朝星と死神の表情にも驚きがみえる。
幾多の任務を共に戦った親友がそのような事になっているとは俄かに信じがたかったのだ。
「そんな…お姉ちゃ…うっううっ…」
朝星は現実を受け入れ美麗に声をかける。
「……泣くな美麗、お前の姉は私たちの親友なのだ。絶対に…助けだす!」
「そんな状況でよく言えたものね。まずは貴女からよッ!」
弓はその照準を素早く変え死神に向かって矢を放つ。
「憂いは断っておかないとねぇ!おほほほほッ!」
しかし矢は死神の身体を通り抜ける。
「え?」
女司令官が驚愕の表情を浮かべると同時に背後から冷たい声が囁いた。
「残像よ。闇に帰りなさい愚かな女…」
「あぇ?」
女司令官の首は宙を舞い、苦悶の表情のままで地面に落ちた。
首を失った女司令官の肢体がプルプルと痙攣をしながら崩れ落ちる。
この時をもってバットレディ九州支部は壊滅した。
しかし朝星達の戦いの旅はまだまだ続くのだろう。
、ネオバットレディを壊滅させ、主の願いを果たす。その時まで…

305 :武器やられの人:2008/10/25(土) 10:54:12 ID:cyEUQXYc
とりあえず第一部完と言うことでご容赦下さい。

ストーリー性が強すぎるとやられ描写が少なくなって、スレの趣旨と外れていきそうなので…

次からはやられ短編を中心に投下できたらと思います。 


306 :名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 16:28:23 ID:QPp7SEL/
あすか、すげーGJ!

だが

そのあとあすかがどうなったか言うまでもない

その言うまでもないシーンを見たかった

307 :名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 17:47:06 ID:5Fjr58qF
あすかがどうなったか言うまでもない

狡猾な女豹らしく、なんだかんだで難を逃れたかもしれないよ

308 :名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 04:05:00 ID:gRldH34g
>>305
GJ!良いなあ、卑怯な手を使った悪女があっさりと…
ストーリー性強めで朝星たん死神たん大活躍も良いが、貴方のバッサリしたやられ描写が好きなファンの一人としては次回やられ成分増加、と聞いては黙っていられません。
これからも応援しています!

309 :名無しさん@ピンキー:2008/10/26(日) 04:35:26 ID:67HDobrK
>>学園の人(?)
GJ!
俺は美紀様に惚れました!次回作も期待してます!

>>武器やられの人
GJ!
ハードな描写がすげーうまいのでいつも楽しみにしてます!

310 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 00:28:17 ID:++Bj2OO6
こんなスレがあるとは存じなかった。
SS素人ですけど、投稿してもよかですか?(´・ω・`)

311 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 01:01:58 ID:rp8n+YjU
wktk!

312 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 01:39:34 ID:++Bj2OO6
ではお言葉に甘えて、駄文失礼

太古の氷河が作り上げた険しい峡谷、黒塗りのヘリがその隙間を巧みな操縦で通り抜けて行く。
ヘリが向かう峡谷の最深部には、荘厳な大自然にも負けぬ、しかしこの場に似つかわしくない大邸宅が有った。
狭い峡谷で気流の影響もある中、決して安定してるとは言えない状態にもかかわらず、
ヘリのパイロットは慣れた手付きでヘリポートに機体を降ろした。
着陸と共に、大邸宅の中から武装した多数の少女兵が現れる。
少女兵たちの一部は即座に庭園内やヘリポートに広がり、大部分はヘリと大邸宅の間ある、白煉瓦の通路に列を成した。
なるほど、万が一に備えての訓練はちゃんとされてるようだ。
『・・・ふぅん、まぁそれらしい警備だこと。』
しかしそんな状況を高みから眺めてる存在にはまだ誰も気が付いていない。
「しかし情報より2時間は早い到着とは・・・こりゃ依頼料を10%は割増請求する必要があるね」
大邸宅とヘリポートを一望できる位置に陣取っていた女狙撃手は脇の下からライフルを取り出しつつ、誰にも言うとも無く舌打ちした。
ヘリはまだエンジンを切っていなかった為、ローターが巻き上げる砂塵と峡谷内で反響するエンジンの轟音により、
どの少女兵たちの視覚聴覚も完全に機能してるとは言い難かったろう。
それは時として、そう、こんな場合には非常に危険な隙となりえるのだ。
重厚そうなヘリのドアが上下に開く。
タラップ状の下ドアを伝って数名の少女兵が警護体勢のままヘリポートに降り立ち、
中から重要な「積荷」の手を取ってエスコートする。
女狙撃手はその一部始終をスコープ越しに確認する。
『・・・ビンゴ♪』
ねっとりとした舌使いで唇を舐めながら、女狙撃手に邪悪な笑顔が灯る。
『・・・では邪魔な連中から逝って貰いましょう』
女狙撃手は引き金を引いた。

313 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 01:40:15 ID:++Bj2OO6
(ヒュッ)
サイレンサーと特殊弾を使った狙撃ライフルから発したのは消えそうな程小さな銃声。
(トスッ)
「あへ?」
ヘリポートの端を警備していた少女兵には何が起きたか分からなかったろう。
彼女の額に突如小さな穴が開き、メスのような切れ味で脳幹まで達した弾丸は少女兵の意識は暗闇の底へと消し去った。
数秒後、糸が切れたマリオネットの様に、少女兵の肢体は前のめりに崩れ落ちた。
しかしヘリが巻き上げた砂塵と轟音のせいで、同僚の少女兵たちは何が起きたのか感知するのが一瞬遅れる。
完全に倒れ伏した体から、黒い染みが地面に広がるまで、隣の兵も完全には理解してなかった。
(ヒュッ ヒュッ ヒュッ ヒュッ)
続けざまにライフルの銃口を滑らせ、音を立てずに弾丸は放たれた。
(トスッ トスッ トスッ トスッ)
「が?」「ぃっ?」「ん!」「あぅっ!」
綺麗に一列に並んでいた少女兵の額が、音も無く順々に開口していく。
虹彩が輝きを失い、ぐるんと白目が回った後、順に撃たれた少女兵がドミノ倒しのように倒れてゆく。
「・・・な、何ぃ!?」
さすがに向かい合っていた少女兵は仲間の死に気付く、気付くが
「ぐげっ!?」
すぐに彼女の額にも穴が開く。その隣の兵も。その次の兵も。
女狙撃手の照準は視界に広がる少女兵を矢継ぎ早に捕らえ、死の銃弾で丁寧に舐め回した。
「ち、散れ!」「何処だ?何処から!?」「早く中へ!」
次々と狙撃され恐慌を来たす兵、素早く対処しようとする兵、闇雲に発砲する兵、様々な反応
だが何人かは事態に混乱しながらも「積荷」を安全な場所へ、ヘリの方へと連れ出す動きを見せた。
だが次の瞬間、ヘリに数発の弾丸が命中する。何かのパイプを撃ち抜いたのか油の臭いが周囲に広がり、
チッと小さな音がした後、ヘリは爆発四散した。
「うわぁぁ!」
その爆発に吹き飛ばされ、四散した破片と炎に巻き込まれた幾人かの少女兵は倒れ伏したまま動かなくなった。
一人は背中に小さな破片が刺さっていたがまだ息があったらしく、這いずって仲間に助け起こされようとしたが、
「はぁん!?」
延髄から侵入した銃弾に脳幹を砕かれて突っ伏した。
ヘリの爆発で視界は悪化し、中には鼓膜を破られた兵居たらしく、満足に動けない様子が見て取れた。

314 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 01:41:00 ID:++Bj2OO6
「ひぐっ!」
そんな中見えない狙撃者に怯えて後ずさっていた少女兵の一人が胸に銃弾を受けてばねの様に弾ける。
「ダメだ!中へ!中へ連れ出せ!」「くそっ!おい、お前たち、援護しろ!」
それを見るや否や、「積荷」を抱えた少女兵を中心に、十数人が壁を作って邸宅内へと雪崩れ込んだ。
残る少女兵らは見えぬ敵に四方八方へと闇雲な発砲を行い、必死の援護体勢を取った。
『・・・よしよし、それでOKOK。』
「積荷」が邸宅内へと連れられる、ここまではまぁ予定通り。あとは・・・
(ヒュッ ヒュッ ヒュッ)
「げぇっ!」「ぎゃん!」「ぴぎっ!」
黒煙の中に無駄に弾丸をばら撒いていた少女兵の胸に、額に、腹に、こめかみに狙い済ました銃弾が食い込む。
その惨状を見た同僚の少女兵たちは更に恐慌を来たしてめくら射撃を続けてしまう。
『・・・これじゃ遊園地の射的同然だね。』
「あぁっ!」「ひぃっ!」「ぐはっ!」「た、助っげっ!」
外に残った少女兵はほとんど抵抗らしい抵抗も出来ずに、次から次へと狙撃の餌食となる。
「ひゃぅっ!」
仲間が全部狙撃され、一人残され逃げようとした刹那、こめかみを撃ち抜かれる少女兵が顔から地面へと崩れ落ちる。
最初の狙撃から3分と立たずに、ヘリポートから邸宅までを繋ぐ白煉瓦の通路は、
二重三重に折り重なった少女兵の死屍累々と、彼女たちに開いた幾重の穴から流れ落ちた真っ黒な血溜りで汚された。

(一旦終了)

315 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 01:43:58 ID:++Bj2OO6
お目汚し失礼しました(´・ω・`)
武器とか格闘だと二番煎じだろうと思って狙撃物にしてみましたが、
如何だったでしょうか?

316 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 05:07:07 ID:BI9ZKJkU
最高すぎてなんと言ったらいいやら。読んでてムラムラしてきたw
趣味が違う人にはウザがられるだろうけど雑魚系が大好きなんだよね
「死屍累々」とはなんと素敵なことばなのかとw
格闘にも挑戦してほしい!
首をへし折ってかわいい女兵士の悲鳴を聞かせて〜〜

317 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 07:31:43 ID:o715VHBS
炎でヤラれる悪女の悲鳴が好きです。

318 :武器やられの人:2008/10/27(月) 14:56:53 ID:ADHhiCYe
>>315
淡々とした描写が素晴らしいです。
GJでした!

新作投下します。
予告どおり短編です。

319 :悪業の代償:2008/10/27(月) 15:09:16 ID:ADHhiCYe
旅の資金が足りなくなり死神の提案で闇の賭博格闘に出場することになった美麗。
対戦相手は闇の賭博格闘無敗のチャンプ、ミーナである。
「美麗〜今日はご馳走なのだ〜」
客席から朝星の声が聞こえてくる。
「もう、調子が良いんだから…」
笑みを浮かべながらリングインする美麗。
ゴングが鳴り試合開始を告げる。
直後、組み合ったミーナが囁く。
「ふふ、さっさと降参するんだねぇ。大事な仲間が殺されたくなかったらね」
「え…」
美麗が朝星達のいる方向に視線を移すと二人は両手を縛られ女戦闘員に背後から銃を突き付けられていた。
「さぁ、降参しな。良い身体してんじゃないか。良い値で売れそうだ。アンタからもお仲間からもみ〜んな、残らず絞りとってあげるよぉ」
「そんな…で…」
「ん…?」
「そんな卑怯な手で今まで勝ってきたんですか…?」
「ああ、そうさ。淡い希望を抱いて賭け試合にやってきてさぁ、仲間や家族を人質に取られた時…すべて失った時…その絶望した表情がたまらないんだよねぇ」
「許しません…」
「あ?」
「許しませんと言ったんです!」
素早く寝技に移行しアキレス腱固めにもっていく。
「ぐっ!?貴様、仲間がどうなっても…」
美麗はにやっと笑うとミーナの視線を朝星達の方に向けさせる。
「!?」
朝星と死神は何事もなかったのように両手を振り、朝星は満面の笑みまで浮かべている。
先程までいた女戦闘員達の姿は消えていた。
「ば、ばかな!」
「甘く見過ぎてましたね。報いを受けなさい!」
ブチッ!
「ひぎゃああぁ…」
腱の切れる音が響く。
「まだまだ!」
素早く腕をとり十字固めを極める。
「あぁあぁ〜」
「やっ!」
ボキィッ!
「…………っぁ!」
腕はありえない方向に曲がり、ミーナは声にならない悲鳴をあげる。
審判はこのような惨状になっても試合を止めようとはしない。
苦しむミーナを“いつもの演技”だと思っていたからである。
「だ、だずげ…これは演技じゃ…!」
美麗は逃げようとするミーナを引き寄せ首をホールドする
「おやすみなさい。永遠に」
ゴキン!
首の折れる音。
ミーナは口から泡を吹き絶命した。

当然、賞金はもらえず主催者から命を狙われたが、それを返り討ちにした朝星一行は、たんまりと資金を強奪し次の街へと向かうのであった。


320 :武器やられの人:2008/10/27(月) 15:13:07 ID:ADHhiCYe
終わりです。
今までの設定をうまく使いつつ、こういったやられ中心の短編を書いてけたらと思っています。

321 :310:2008/10/27(月) 23:23:10 ID:++Bj2OO6
>>316-318
お褒め頂いて光栄です。
何とか続き出来たので投下します。


322 :310:2008/10/27(月) 23:25:13 ID:++Bj2OO6
邸宅外の少女兵らを全て除去し終わった女狙撃手は次にステップに進むべく行動を開始した。
岩肌に偽装したカモフラージュ用のマントを脱ぎ捨て、当初から用意していたザイルにフックを通すや否や、
険しい岩壁を電光石火の勢いで降下する。
普通どんなロッククライマーでもスピードとリスクのバランスを考えて一歩一歩慎重に降下するものだが、
彼女は駆け下りてると言っても過言でないほどの勢いで数百メートル下まで一気に到達した。
圧倒的に有利な状況下での狙撃により、敵の戦意を大きく挫いていたとは言えども、
幽かに残った復讐心に駆られて再度邸宅内から狙われれば危険極まりないからだ。
まだ黒煙が燻るヘリポートに着地した。
峡谷を流れる気流に乗って周囲に広がる煙に隠れながら、影から影へと素早く移動する。
幸いにして何の反撃は無い。
どうやら女狙撃手が危惧していたほど、少女兵たちの士気は残ってなかったようだ。
邸宅の入り口や窓からは完全に死角になった地点まで移動しきったところで、
彼女は不要となった装備を捨てて新たな武器を手にした。
特殊なカスタムを施したマイクロ・ウージー・サブマシンガン。
遠距離からの狙撃には今まで手にしていたサイレンサー付きのライフルが最適だったが、次の舞台は狭い屋内である。
長い銃身を持つライフルでは取り回しに不利で、しかも連射性能に不安がある。
しかしこのマイクロ・ウージーは徹底的に外観を切り詰めた結果、極めて小型で片手でも振り回せる。
それにこの銃は非常に連射性能が高く、1秒間に20発以上の弾丸を放つ事が出来る。
狭い室内に立て篭もった複数の敵を、瞬時にまとめて蜂の巣にして葬り去るに十分な実力を持っているのだ。
武器に不足は無い、そしてその威力を存分に揮えるだけの敵兵はまだ残っている。
緊張とも歓喜とも取れる微妙な感情に肌を震わせながら、彼女は邸宅に接近した。

323 :310:2008/10/27(月) 23:27:43 ID:++Bj2OO6
邸宅の正面入り口では、10名ほどの少女兵がソファーやテーブルを盾に今か今かと侵入者を待ち構えていた。
すでに他の窓や通用口は厳重にロックし、侵入可能な通路はここだけにしていた。
峡谷での狙撃では、敵の位置が掴めぬまま無残に嬲り殺し同然の憂き目に会ったが、
進行ルートを特定できる屋内ではそうは行かない。
ここで必ず仕留めてやるという戦意を少女兵たちも徐々に取り戻してきていた。
しかし、黒煙漂う邸宅外は何の異変も無く、入り口付近には敵の気配さえ感じられなかった。
「・・・何故、何故来ない?」「逃げた?」「いや、そんな筈は・・・」
体格に比してやや大振りなマシンガンを構えたまま、室内でそんな会話を交わす少女兵ら。
勿論女狙撃手が逃げる理由など無かった。彼女はちゃんと「別の」入り口から入ってきた。
会話を交わしていた少女兵らの、その背後の壁が突如円形に膨れ上がる。
「!?」
気付くよりも先に壁が四散し、その爆風に室内の少女兵らはバリケードごと薙ぎ倒される。
『コン、コン。入りますよー♪』
まだ炎が燻る壁に開いた「別の」入り口から、笑顔の女狙撃手が悠々と乗り込んだ。
室内で待ち構えていた少女兵たちは爆破に巻き込まれた影響で床に倒れ呻いている。
「ぅう・・・」
爆風を背中に受けて派手に吹き飛ばされた少女兵は、壁に叩き付けられた衝撃でまだ視界が赤く歪み二重三重に景色が見えつつも
苦痛を堪えて必死に這いずり体を起こそうともがいていた。
その時突如自分の鼻先に突き付けられた黒い物体が、少女兵には最初何か分からなかった。
「・・・あ?」
次第に視界が元に戻る中、それとそれを持ってる人物のシルエットがうっすら見え始める。

324 :310:2008/10/27(月) 23:30:54 ID:++Bj2OO6
『季節外れのサンタクロースです、悪い娘にお似合いのプレゼント持ってきました♪』
不幸な少女兵は、その黒い物体、マイクロ・ウージーの一掃射を真正面から浴びる羽目になった。
「ぎぎぎ、ァギャアァーッ!」」
10発以上の弾丸が少女兵の胸をえぐり、まるで赤インク入りの水風船が破裂したような血飛沫を上げ、
服と乳房をズタズタに引き裂きながら再び彼女を壁まで吹き飛ばした。
グチャっという耳障りの悪い音を立てながら少女兵は壁に激突し、重力に引かれる体は赤い染みを残して崩れ落ちた
そんな事は意にも介してない様子で女狙撃手は惨憺たる光景の室内を見回す。
『あれ?まだ意外と生きてる』
爆発した際に四散した壁の破片が後頭部に直撃したらしく、顔面から前のめりに突っ伏したまま大量の血を垂れ流してる少女兵を除き、
殆どの兵は呻き声を上げられる程度には生きているようだった。
女狙撃手は室内を軽く一瞥すると、目に付いた少女兵にウージーを向ける。
室内の兵は殆ど反撃の余力が有る無し関係無しに、まだ息のある少女兵へと次々と弾丸を浴びせかけた。
「ぅんげぇ!!」「ひぃ・・ひぃ・・・ひぎゃっ!」「ぁぁ、はぎゃぁっ!」「はぅっはぅっはぅっっ!」
必死に這いずり回って逃げようとするも、容易に追いつかれて少女兵たちは無慈悲な弾丸の雨に血飛沫となって飛散する。
「ぎゃはっ!」「助け助け助けひぎぃぃぃっ!」「ぐえぼぶっ!」
壁に床に赤い飛沫血痕が散り、床は真っ赤なカーペットのように染め上がってゆく。
「・・・あ、ぁあ。・・・んで・・・何でここまでするんですか!?」
『アナタと私は敵同士、それ以上の理由があって?』
「そんな・・・もう私たちには・・・ぎゃぶっ!」
最後の少女兵の必死の懇願も無視して、マイクロ・ウージーが火を噴く。少女兵の体は床の上で踊り跳ねるように弾け飛んだ。
入り口付近の少女兵を一人残らず殺し終えた女狙撃手は空になったマガジンを交換すると、
まだ敵が残る邸宅の奥へと歩みを進めていった。

325 :310:2008/10/27(月) 23:38:02 ID:++Bj2OO6
今回ここまでです。
格闘とかナイフは次にやってみたいと思います。


326 :名無しさん@ピンキー:2008/10/27(月) 23:46:02 ID:5mdqEQvf
GJ
でも敵に「こいつらは悪だッ」という感じがもっとあったほうがこのスレっぽい気がする。
…というかむしろ狙撃手さんのほうが悪女っぽくてステキw

327 :名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 06:24:04 ID:1Kncvojn
>>319
首へし折りの刑ありがとうございまつw

ID:++Bj2OO6
緊張とも歓喜とも取れる微妙な感情に肌を震わせながら読ませていただきました
かわいい悲鳴と戦意喪失してもトドメを刺す冷酷さ・・・
趣味があいます、ぜひお友達にwww

328 :武器やられの人:2008/11/01(土) 11:28:06 ID:SxRJ0x2H
これはネオバットレディ壊滅に向け戦い続ける女戦士達のとある日常の一コマである!

朝星一行は大陸中部の都市に来ていた。
ここはギャンブルが盛んであり、繁華街にはカジノの看板が数多く掲げられている。
市街地のとあるホテルの一室。
「美麗、死神ちゃん何処か出かけたのか?さっきから姿が見えないのだ」
「死神さんなら街に着くなり『…お金稼いでくる…今日はご馳走…』って私にいってましたよ。多分カジノに行ってるんじゃないですか?」
「死神ちゃん…意外と遊び人なのだ」

ここは朝星達がいるホテルからそう遠くない場所にあるカジノ。
ここは街を熟知した者ならば決して近づかないある疑惑のある店だったのだが…
ジャラ、ジャラとコインの排出される音がフロアに響く。
排出されるコインは受け皿から溢れだしそうな勢いだ。
「コイン箱…早く…」
「は…はぃ…」
バニーガール姿のスタッフが慌てて箱をセットする。
そこまでは普通の光景。
しかし死神の周りには異様な空気が充満していた。
彼女の席の周りには山積みにされた満杯のコイン箱。
おそらく一千万を超える大台に達しているであろう。
このギャンブルの街では珍しくもない光景なのだが曰く付きのこの店での大台突破にギャラリーは色めきだっていた。
高らかにファンファーレが鳴り響く。
再び排出口からコインが溢れ、受け皿を満たそうとしたその時。
「お客様、少し宜しいでしょうか?」
店長らしき女に声をかけられ、彼女は店の奥へと連れられていった。


329 :続・悪業の代償A:2008/11/01(土) 11:37:51 ID:SxRJ0x2H
「困りますね。お客様、イカサマをされては」
「私…何もしてない…」
「シラをきるつもりかい。図々しいねぇ」
死神が否定すると女店長の態度が一変し、あっという間にバニーガール達に囲まれてしまった。
三人のバニーガールが手慣れた様子で銃を構えている。
「そんなはずはないんですよぉ〜ウチは損益が出るような経営はしてませんからぁ。絶対にねぇ」
「それこそイカサマ…」
「黙りなさい、お嬢ちゃん。世間の厳しさ教えてあげるわ」
「私をどうするつもり…」
「抵抗すれば殺すわ。従った方が良いわよぉ貴女みたいな黒髪の少女ってぇ…良い値がつくのよねぇ」
(前に立ち寄った街でよく似た台詞を聴いた気が…)
軽いデジャヴを感じ、死神はクスリと笑った。
その表情を見た女店長は激昂し叫ぶ。
「舐めんじゃないよ糞餓鬼がぁ!蜂の巣にしておしまい!!」
しかしバニーガール達の反応はなく皆キョトンとした顔をしている。
「あれ?ひ、引き金が…引けない」
「指が動かな…」
「た、隊長…」
囲んでいたバニーガール達の手首にうっすらと赤黒い軌跡が浮かぶ。
そして次の瞬間には―――
「ひいいぃん」
「痛い!痛いぃ!」
「うぁ、あ、あたしの手がぁ…」
阿鼻叫喚の地獄絵図。
彼女達は手首を切断され藻掻いていた。
無事なのは武器を持っていなかったバニーガールと店長のみであった。
「な、な、ななななぁ?」
「油断すると悲惨な目にあう…」
「……ひえぇ」
店長はその惨状に座り込み、震えている。
「今、バニーガールの一人が隊長って言った…貴女…ネオバットレディの関係者ね…」
「だったら何だというんだ」
ヒュッ…
「い」
店長の首か飛ぶ。
身体から切り離されたそれは美しい放物線を描き地面に落ちる。
「…バットレディに組みするものはすべて排除する…それがマスターの願い」
くるっ、と身体を反転させ生き残ったバニーガールに言う。
「あなた達からは殺気を感じない…恐らく何も知らない…今日の事は忘れて新しい明日を生きなさい」
怯える彼女達は黙って頷く。
「あ」
死神は一人のバニーガールに近づき話し掛ける。
「ふぇ…私?何も知らないよぉ…」
「大丈夫…何もしない…ただ清算処理をしてほしいだけ…」
優しく声をかける。
彼女は顔をきゅっと引き締めて
「か、かしこまりました、少々お待ちください…」
そういってフロアへと駆けていった。

ホテルへの帰路。
大金の詰まったケースカートを引きずる死神。
ふと自らの手元に視線を移すと
「モノは使いよう…」
と呟いた。
その眼は血に染まったトランプカードを映していた。
トランプに描かれた絵柄、道化師ジョーカーはまるでこれからの彼女達の戦いの日々を嘲笑うかの様な笑みを浮かべていた。


330 :武器やられの人:2008/11/01(土) 11:44:40 ID:SxRJ0x2H
今作は以上です。

またストーリー性が強くなってしまいました。
前スレの『5行やられSS』みたいなのが理想なのですがうまくいかないですね。
スレの皆さんはストーリー性が強いSSとやられ中心の短編SSどちらが好みなんでしょうか?

331 :名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 18:12:55 ID:MgIdPWQT
>>330

GJ!
死神たんの静かかつ残忍な屠りっぷりにゾクゾクしました。
ストーリー性もやられ要素も兼ね備えた貴殿のSSは大層此方の腹を満たしております。
次回作も期待しています!

332 :名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 20:10:32 ID:tChjrs6c
 武器やられの人、お疲れ様です!
 創作ペース速いですね〜スゴい! しかし前回に引き続き荒稼ぎしてますねこやつら(笑) 美麗ちゃんも活躍し始めたし「3人組ズッコケ殺戮珍道中」な趣になってまいりました。
 そりゃ〜ヤラレだけより枝葉があった方が萌えますわ〜。 ストーリーというより、私の趣味的には、ヤラレる悪女の外道ぶりと最期の無様さをタップリ描いて頂けるとカタルシスも倍増な感じです。
 ところで死神ちゃんはカードを使ってどうやってイカサマしたんですか。

333 :ナギ:2008/11/01(土) 20:14:46 ID:tChjrs6c
332は私です。 名前を入れ忘れてしまった!

334 :名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 00:18:19 ID:7D0zSlsa
あげてんじゃねぇよカス

335 :310:2008/11/02(日) 00:57:24 ID:5sVxM5/1
>>330
GJです!
死神さんのキャラがより深まって実に良い感じです。
腕っ節も強くてプロのギャンブラー・・・これはまさに賭場嵐w

月末モード+連休なのに仕事でようやく続きが書けました。
ちょい長くなりましたが、生暖かく見てください。


336 :310:2008/11/02(日) 00:59:21 ID:5sVxM5/1
「あらあら、容赦ない人ですこと・・・私好みですけど」
女狙撃手が内部に侵入した頃、その様子をモニター越しに眺めている人物が居た。
直衛の少女兵たちを多数従えたこの人物こそが、今回女狙撃手の標的たる組織の幹部ルーミィである。
しかしその外見は犯罪組織の幹部に実に似つかわしくない、10代前半な体格と容姿に毒々しいゴシック調のドレスである。
傍に侍らう少女兵たちも幼さが残るとはいえ10代後半、それより一層幼い外見が異様な雰囲気を持つ。
口ぶりこそ温和で笑みを絶やさないが、その冷たい視線は部下である少女兵たちの背筋に冷たいものを感じさせるところがあった。
「しかし情けないですねぇ・・・こんな簡単に侵入許しちゃうなんて。」
ルーミィはモニターから部下たちの方へ視線を移す。
女狙撃手への評価と打って変わって、部下たちの不甲斐なさに言及するに、
表情こそ笑顔のままだが、殺気の篭った口ぶりについ一人の少女兵が後ろめたさからか反論を口にしてしまう。
「・・・そ、その。まさかこれほど見事な奇襲を仕掛けられるとは考えてもいな・・・がっ!」
最後まで言葉を繋ぐ前にその少女兵の首が切り裂かれる。
いつの間にかルーミィの指の間には赤い血が握られていた。
ピッと飛び散る鮮血が周りの少女兵たちの顔に掛かりに、恐怖が表情が広がるが決して声には出さない。
迂闊に口を開けば次に首が飛ぶのは目に見えているからだ。
「・・・ひゅ、ひげぇ・・た・・・たふ・・・けぇ」
首を裂かれた溢れる血を必死に抑えようと傷口を両手で塞ぐ努力をしてもがいていたが、すぐに血溜まりの中で動かなくなった。
「・・・無駄口叩いてる暇があったら、ちゃんと仕事をしなさいね。でないと貴方達全員こうなりますよ?」
「ハッ!」
即座に少女兵たちは部屋を走り出て女狙撃手の元へと向かった。
「んふふふ、まぁ精々頑張ってね♪」
笑顔で見送ったルーミィだったが、その直後急に不機嫌な事に気が付いた。
「あ、このゴミ片付けさせるの忘れてた・・・」

337 :310:2008/11/02(日) 01:00:46 ID:5sVxM5/1
「・・・ぎゃはぁ!ぐぎゃっ!ぁうーっ!」
「くそーっ!殺せ殺せ殺・・・わぅーっ!」
「あぁ!こ、このぉ!このぉ!」
邸宅奥に進んだ先で、女狙撃手と少女兵との戦闘が再開された。
各所から現れた少女兵たちが激しい銃撃を仕掛けるものの、弾丸の雨は女狙撃手に紙一重で当らない。
「なんで当らな・・・ぎゃん!んげぇ!かはぁっ!ひぎっ!」
銃撃を跳躍して避けながら、着地するまでの間に横殴りの掃射で反撃を加える。
ウージーから吐き出された30発の弾丸が横一列に並んでいた少女兵たちの胸を穿ち、
白塗りの壁に鮮血で描いた赤い人文字を複数作って崩れ落ちた。
『・・・全く、次から次へと出てくる事で』
悪態をつきながらも女狙撃手は空のマガジンを素早く入れ替え、
「はぅっ!」
背後を取ろうとした少女兵を振り向きもせずウージーの一掃射で吹き飛ばす。
胸をズタズタにされた少女兵が、すでに幾多となく転がる死体に上積みされるが、
その奥の通路から更に少女兵たちが現れて女狙撃手へと銃を向ける。
「ぁあーっ!ぐはっ!こんな、こんなぁ・・・わぁーっ!」
だが、その引き金を引く前に一人残らず女狙撃手の銃撃を受け、
悲鳴と共に少女兵たちは血の華を咲かせては、やって来た先から二重に三重に折り重なる死屍累々の山となる。
『限度ってものがあるんじゃないの!』
吹き抜け上のフロアにウージーが火を噴く。
「?んぁきゃああぁぁぁーッ!」
弾丸が肉に食い込む音と、一拍遅れて甲高い悲鳴が響く。
『わざわざ死にに来てくれる分には感謝するけど!』
吹き抜けに鮮血の雨が降った後、胸を赤く染めた少女兵たちが次から次へと床に落ちて、落ちて、折り重なる。
『ちょっとは順番を待ったらどうなのよ!?』
新たなマガジンを差し込むと、走ってくる少女兵たちの足音が階段口へ銃を向ける。
下のフロアから駆けつけようとしたのだろうが、運が無かったとしか言いようが無い。
ドアを開けた瞬間に対面した女狙撃手のウージーに、マガジンが空になるまで撃ち尽くされた。
「はぅうっ!んぇ!ぐはぁっ!あがっ!ぐぶっ!うげっ!あぁん!ひでぶっ!」
弾丸の雨に晒された少女兵たちは、撃たれた拍子で両手を万歳しながら悲鳴と共に踊る、踊る、踊り狂う。
周囲の空気をを真っ赤に染め上げるほどの血飛沫を上げながらも、
それでも体を貫く終わりなき弾丸の衝撃で倒れる事すら許されずに、
少女兵たちは悲鳴を上げ続け、踊り続けた。
「はぅっ!はぁん!きゃん!ぎゃん!ぎゃはぁん!ぁあん!あっ!あぁーっ!」
(カチッ)
ウージーのマガジンが空になる。
銃撃が止むまで少女兵たちは血まみれの状態で立ち尽くしていたが、
「・・・は・・・ぁ・・・ん・・・・ぁあ」
弾丸の雨からようやく解放されると重力に惹かれるま我先にと崩れ落ちた。
血で汚れた通路に20人からなる少女兵たちが果てる。

338 :310:2008/11/02(日) 01:03:09 ID:5sVxM5/1
沈黙。

更なる襲撃に身構えるが、動くものは居ない。どうやらこの連中で一段落したらしい。
見たところ、元々は白亜で統一された荘厳なフロアだったのだろうが、
調度品は銃撃戦で滅茶苦茶に破壊され、飛び散った血飛沫で壁は安い赤ペンキを乱暴に塗ったように返り血で染まり、
元の床を見えないほどにフロアを埋め尽くす数の死屍が、くんずほぐれつの状態で折り重なって果て尽くしていた。
中には壁やドアに血筋を残して張り付いたまま死んだ者や、仲間と抱擁し合うように果てた者、
でんぐり返しやら死体同士で知恵の輪状態に絡まった少女兵など、どう考えたらこんな姿勢で死ねるのか理解しかねるほどのも居た。
しかし例外なく少女兵たちは胸や腹を真っ赤に染め、溢れる鮮血が互いの顔を汚し、
豊満で健康的な肉体を惜しげもなく晒して死んでいるのには間違いなかった。

一旦はこの戦火に満足した女狙撃手だったが、懐を探って頭を抱える羽目に陥った。
『あー、しまった。これで弾切れかぁ。まさかこんなに居るなんて・・・』
無用の長物となったウージーを捨てると、
『・・・こっちは苦手なんだけどなぁ』
懐から大きく長いナイフを手に取り、更に奥へと歩みを進めようとする女狙撃手。
『!』
突然身を翻すと何かを弾く様にナイフを振り回す!
鈍い金属音が響き、ナイフを持つ手に痺れが走った。
と、同時に女狙撃手は熱い痛みを左足に感じた、顔に自らの血が掛かる。何かで腿が切り裂かれる。
「クスクス、良い勘してますね。普通は避けれませんよ」
いつの間にか血まみれのフロア中心に居たルーミィに女狙撃手も驚きを隠せない。
『・・・あなた、いつからそこへ?さっきまでは気付かなかったのに』
そう返したが、女狙撃手の本当の興味はルーミィの武器だった。
手には何も持ってない、がルーミィの左手に滴っているのは自分の血だろうと判断した。
武器が分からないのはマズイ状況だ。
別に分かっていて避けた訳ではない。強烈な殺気を感じて反射的に首を守ったのが幸いしただけで、
初撃で脚を負傷したのはむしろついていたとも言えるだろう。
が、二度も幸運はない。
「ふふふ、ついさっきですよ。この役立たずな皆さんが仕掛け終わった後で、ね♪」
ルーミィは笑顔を絶やさず間合いを詰めてくる。
(蛇のような笑顔ね)と女狙撃手は内心嘯いた。
「まぁ、あなたの銃を使い切らせたのだからちょっとは貢献してくれたとも言えますね。」
女狙撃手は気付かれないようにわずかに踏ん張る。
脚の傷は出血の割りに浅い、まだ何とか力が込められる。
「だから折角頑張った部下のためにも死んでくださいな♪」
『嫌よ!』
ルーミィが両手をこちらに振り、手を開くと同時に女狙撃手は右方向のソファーの陰へとダイブした。
『くっ!』
左肩の一部が抉られる痛みを感じる。敵の攻撃はまだ分からない。
ナイフか?銃か?もしや・・・・
女狙撃手はソファーに傍にもたれ掛かって死んでいたいた少女兵の体を掴むと、肩の痛みも無視してルーミィへと投げつけた。
「ちっ、無駄な足掻きを!」

339 :310:2008/11/02(日) 01:04:44 ID:5sVxM5/1
シュッ、と何かが閃くと死体は切り裂かれて血飛沫が散った。
血に塗れた「それ」の姿がようやく見えた。
『極細の仕込み鞭か!?』
「分かったからって避けられるとでも!」
ルーミィの攻撃が飛ぶとソファーが真っ二つになった。紙一重の所で避けたが、ルーミィの優位は動かない。
「あははは、これでオシマイ!」
更なる攻撃を仕掛けるべく、ルーミィが振りかぶった。
その瞬間を逃さず、女狙撃手は手にしていたナイフを素早く投げつける。
「チィッ!」
今度はルーミィの方が紙一重でナイフを避けた。首の真横を掠めたナイフに激情をあらわにする。
「こざかしい!」
横殴りに右手を振りかざすと仕込み鞭がカマイタチのように壁に亀裂を入れる。
女狙撃手はさらに右方向へダイブしてそれを交わした。さらに右へ、右へ。攻撃を避ける女狙撃手。
しかし、逃げ続けたその先には物陰も、逃げるスペースも無かった。
「くふふふ、終わりです!」
勝利を確信したルーミィは極上の笑顔でトドメの一撃を下すべく振りかぶる。
『えぇ、そっちが』
そう言うや否や、女狙撃手は手ぶらの両手をグイと引っ張る動作を行った。
「?!」
最初ルーミィにはそれが何か分からなかったが、右手と首筋に走る激痛で理解した。
「な、ナイフにワイヤー!?」
女狙撃手が投じたナイフに繋いだワイヤーがルーミィを絡め獲ったのだった。
右方向へ逃げ続けていたのは、ワイヤを巻きつけるための動作だったのだ。
「ぐっ・・・」
動きが取れなくなったルーミィが視線を壁のナイフとワイヤーに向けた隙を逃さず、
女狙撃手は一瞬でルーミィとの間合いを詰め、手首を極める。
「・・・痛っ、や、止めて!」
さっきまでの勝利感が嘘のように悲鳴を上げるルーミィ。
女狙撃手は素早く体を入れ替え、首を締め上げる体勢に入った。
「・・・わ、私・・・まだ12歳なの・・・そんな幼い娘・・・殺さないで・・・しょ・・?」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、声色を変えたルーミィの懇願。
しかし
『・・・いえ、殺すわ』
女狙撃手の脇に力が篭った。
「・・・そ、ぐぇげ!」
ゴキッという頚骨と背骨を砕く破砕音と共にルーミィの体が跳ねた。
そして脱力。だらりと手を下げあらぬ方向へ曲がった首。
女狙撃手が手放すとルーミィの体はワイヤにぶら下げられて絞首刑のように吊り下がった状態になった。
『・・・全く、どんでもないガキんちょだね』

ようやく終わりを告げた戦いに女狙撃手は体の痛みも忘れて戦場を後にした。

340 :310:2008/11/02(日) 01:11:19 ID:5sVxM5/1
雑魚虐殺系ばかりでは芸がないので最後はタイマンでいってみました。
しかしやられ役の悪役さ加減が今一表現できなかったのがちょっと残念です。

次はもちっと短く纏める方向で頑張ります(´・ω・`)


341 :武器やられの人:2008/11/02(日) 07:13:45 ID:w/3RDdjU
>>331さま
ありがとうございます。
私の拙いSSでも喜んで頂けてうれしいです。

>>ナギさま
絵掲からどうもです。

カジノ側がイカサマをしていたのは明白ですが、死神のコイン大当りはただの偶然というか強運ですw

カードについてですが
実は『今回は死神は自分の獲物(大鎌)をホテルに忘れていて武器を持っていなかった。そこでカジノにあったカードを使って敵を屠っていった』
ということでした。

う〜ん表現力不足でした、まだまだですね。

>>310さま
ボス戦GJです!
これからも期待してます!

342 :ナギ:2008/11/02(日) 13:57:56 ID:sm0dBQ4y
女狙撃手の人、お疲れ様です。
 私はザコやられより強烈なキャラの悪女がヤラレるのが大好きなので「待ってました!」という感じです。(「ウージーでダンス」もグッときましたが!)
 部下を全員弾除けに消費する外道ぶり、サキコーです。 ちょっと女狙撃手さんが正義の味方っぽく見えました(笑)
 続きも楽しみにしております!

武器やられの人、なるほど、そういうイミですね! 飲み込みが悪くてスミマセン。
 次回の3人組の活躍も期待です!

343 :名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 14:05:31 ID:/ezihMys
>>342
特殊属性スレなので、スレが目立たないように協力してほしい。
具体的には、書き込みするときにはメール欄に半角で「sage」と入力。

あと、ここは基本的に匿名掲示板なので
特別な行為(作品投下など)をする時以外は名無し(名前欄空白)を推奨。

344 :名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 17:13:37 ID:sm0dBQ4y
≫343
 ああそうだったんですか、勝手が判らずスミマセン。 了解しました。

345 :310:2008/11/03(月) 00:33:17 ID:bawInoeH
>>327>>341-342
遅れましたが、レスサンクスです。
まだまだ実力的に練り込み不足ですが、満足していただけて幸いです。

あとナギ様、アンカーは記号表記の「≫」だと対応しない専用ブラウザもありますので、
半角の「>」を2つ繋げる方が良いですよ。


346 :名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 01:23:34 ID:vaXsmLyC
>>345
 ああっホントですね! 「≫」じゃなかったですね。(↑こうでしょうか)
 モノを知らないもので…。 重ね重ね申し訳ありません。

347 :名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 05:46:20 ID:H6vgoBxf
>>328
自分はストーリー性も大事だけれど、やられシーンに愛情(情熱?)を感じるとたまらないですね。あまり淡白だと燃えられません。
今作の場合非戦闘員に紛れた戦闘員だけを倒すとか、ちょっとしたこだわりも見逃せませんね。

>>336
ダーティーヒロイン、カッコ良い上にキョウアクでイイですね。いかにもな悪役ぶりの敵幹部も、やられ際の哀れさに萌えました。
もっとも、一番魅力的なのは、戦闘力で大きく溝をあけられた雑魚少女さんたちのけなげさですが(笑)。

348 : ◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 05:09:42 ID:VI9eWmfg
こんばんは、いやもう「おはようございます」なんでしょうか?w
微妙な時間帯に新作を投下しますので、よろしくお願いいたします。

先に断っておきますが、今回はこのスレのSS職人さん達が作られた空気を完全に無視して、
ストーリー性が非常に強いものとなる予定です(ただのKY?)
そして、路線はこれまでと同じくソフトなやられの学園ものです。

欲にまみれた女たちの策略や心情を描くことで、敗北の瞬間の魅力を一層引き立たせることができれば、と思いこういうKYな決断をしました。
ですから、ハードなやられ・屠りが好きな方からすると完全スレ違いな話となってしまいますが、
そこはどうか暖かく見守ってくださいませ。
ただただお願い申し上げます。

名無しの皆様(読者の皆様)からのリクエストがございましたら、なるべくお応えできるようにしますので要望は随時受け付けます。
(というかどんどん意見とかしちゃってくださいませ)

また、武器やられの人サマ・310サマ、その他のSS職人の皆様、
いつも素晴らしい作品を素晴らしいペースで投下してくださいまして本当にありがとうございます。
私も一人の読者としていつも楽しませていただいております。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。

また、絵掲の皆様、いつも素晴らしい作品をありがとうございます。
私の作品もいつか絵掲の職人様の素敵な作品の一つにしていただけるよう、文章を磨いていきたいです。

前置きが長くなってしまい申し訳ありません。
それでは投下します。

349 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 05:23:13 ID:VI9eWmfg
太陽が照りつけるあの暑い夏が終わり、落ち着きの中に風情と哀愁を感じ取れる秋がくると、その季節とは裏腹に急に女たちは騒がしくなる。

私立日本女子学園高等学校。
お嬢様や美人が多いことで有名な伝統あるこの女子高校は、毎年秋に大きなイベントがある。
それは文化祭や体育祭といった生ぬるいイベントではない。

女王の引き継ぎ―――。
もちろん、「女王」などという役職は学校が認める公のものではない。
学校には生徒会という公認の組織がある。

それとは別にこの学園を支配する未公認の役職、女王。
毎年、女王となった者は自分の仲間うちで組閣を行い、学園の実質のトップとして君臨する。
生徒会会長をも軽く凌ぐその権力を、女たちは求める。

女王は候補として選ばれた者が、互いに戦い合って決めるものだ。
候補といっても、それは自薦。
自分に自信のある者が自ら立候補し、自ら戦う。

その条件は、美しさ・地位・派閥・頭脳など様々であるが、毎年欲深く美しい女たちが争う。

戦いの決着は簡単に決まってしまう。
直接対決によって相手の「社会的地位」もしくは「戦意」を奪えばよい。
しかし、これはあまりに抽象的すぎるので、時に先代女王の裁定が入ったりなどもするが。

要は、相手が自分に勝てないことを、すなわち自分に劣る女であることを示せばよいのだ。
9月。
新学期が始まるとともに、学園の空気は急にあわただしいものとなる。

350 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 05:36:50 ID:VI9eWmfg
体育館の裏には2人の女が立っている。
が、それはどう見ても対等な立場ではない。

「きゃっははは!目障りなヤツは消えなって!」

茶色の髪の毛を盛りに盛ったド派手なギャルが、大人しそうなメガネの少女に詰め寄る。

「アンタさぁ、メガネとったら割とフツーのツラしてんじゃん?腹立つけどぉ。
 あたしのカレシがさぁ、ウチのクラス写真見てアンタのことホメてんの〜。
 チョーうざかったんですけどぉ。
 アンタのキャラは地味なガリ勉ちゃんでよくない?あははははっ!」

詰め寄るこの女、身長は165cm近くもあり、実にスレンダーな体に加えふくよかな胸を揺らしている。
揉みこまれていそうなことが一目で分かるその胸は、C・Dといったところか。
顔は化粧こそ派手でケバケバしいが、素もそこまで悪くはないことが十分にうかがえる。
ただしそのつり気味の目や、自信たっぷりにニヤリとする口からは性格の劣悪さもにじみ出ている。

「マ、マキちゃん・・・わ、わたし・・・」

「は〜ぁ?何お前?真紀ちゃんだってぇ?
 あたしは女王に立候補してんのよ?つーか立候補もクソもないか。
 この学園で一番強くて美しい女が次期女王になるんだから、お前みてーな地味なヤツは論外だもんねぇ。
 この争いはあたしみたいな一部の選ばれたオンナの中でのモンなんだから、あははははっ!
 でもさぁ、女王になるには強さも必要じゃん?だからアンタみたいなカスでもつぶしとけば、ステータスになんのよね〜」

真紀が言っていることはこうだ。
相手の「社会的地位」もしくは「戦意」を奪う。
裏を返せばそれは、自分の「社会的地位」をあげることでもある。

真紀はそれを狙って、同じクラスの立場の弱いこのメガネの少女を狙ったのだった。

351 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 05:44:37 ID:VI9eWmfg
「さぁってと♪あたしのステータスになってもらうためにここで苦しんでもらおっかな♪」

「ひ・・・・・・・・・・・・・いやああああああああああああああああああ!」

少女の悲鳴がこだまする。
真紀は無抵抗の相手に対して殴る・蹴るの暴行を一方的に加えた。
お腹や太ももなど、服でダメージが見えにくい部分を重点的に狙い続けた。

メガネ少女は倒れこんだ。
華奢な体にこの暴行では無理もないだろう。
わずかな風が体をなぞり、その風に真紀は心地よさを覚え少女は身震いをする。

少女はついにぐったりとなった。
真紀は高笑いをする。

「あははははははははっ!なんていうかぁ、格の違いを恨みなよぉ!」

けばけばしくも綺麗な顔から発する汚い口調でののしりながら、少女の顔を踏みつけ携帯を取り出す。

「あとは写メをとっといてぇ、完成♪」

「そこまでだっ!!!」

悪事が成就するすることがないのは、特撮番組のヒーローの世界だけだ、と、
マニアックな想像をしながら涙を流し、現実から逃げようとしていた少女が我に帰った。

「その汚い足をどけろっ!」

352 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 05:51:51 ID:VI9eWmfg
涙を流し、声にならない叫びをあげていた少女。
その耳に、ヒロインの声は届いた。

「その汚い足をどけろっ!」

「なっ!?」

慌てて真紀が振り返る。
どう考えても長く美しい脚をののしられ驚いて振り返った真紀の眼に映るのは一人の生徒。

「は?誰?つーか何?死にたいの?」

「聞こえなかった?足をどけろって言ってんの」

「うっざー、何なのお前?つーか見ない顔だしィ。何?アンタ1年?」

「1年A組、高月 凛(こうづき りん)。」

「いや、知らないから聞いても意味ないんですけどぉw
 ていうかアンタは何?1年のくせに女王狙ってんの?
 あつかましくない?この2年D組の元村真紀様の美しさを見てもなお女王になれるとか勘違いしてんの?」

「アンタの話を聞く気はない。もう次は言わない。その汚い足をどかせ」

「いやお前マジチョーシのってない?殺すよマz・・・!?」

次の瞬間、真紀は我が目を疑った。

353 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 06:01:35 ID:VI9eWmfg
「警告は最後だと言ったはずだ」

気づけば凛に懐にもぐられていた。
神速としか言いようのない速さで。

「な・・・し、死ねよっ!」

メガネ少女を踏みつけていた美しい右脚で、蹴りを放つ。

(ビュッ)

と風を斬り、脚は刃の如く凛を・・・とらえなかった。
ピンと美しいつま先は、紙一重でかわされ空を切る。

「ちっ」

凛は少し後ろに下がってよけた。

「やっと足をどかしたね、耳の悪い女だ」

「はぁ?お前何なのマジで。女王は真紀様がもらうんだよ!」

「・・・くだらない、醜い欲にまみれた女だ。醜さが顔に出てるね」

「うっせーんだよ!なんだチビwあーそっか!アンタあたしの美貌に嫉妬してんだw
 そうでしょ!こんなにきれいでこんなにスタイルよくてこんないいおっぱい持ってるあたしがうらやましいんでしょぉ!
 醜い嫉妬してんのはアンタじゃん、あははははっ!」

「私がそんな挑発に乗ると思う?」

「!?」

凛の眼はその名の如く、凛と前を見据えゆるがない。
つややかな黒髪、自然な表情、力強く見据えた視線、全てがありのまま美しい。
自然体の美に、真紀は戸惑った。
飾った自分の全てを否定されるようなそんな心持ちだった。

(う、うそ・・・この子・・・キレイ・・・・・・)

願いとは裏腹に、目の前の少女の清楚な美しさを認めざるを得ない。

(でもあたしは真紀・・・学園の中心にいるべき美しい女・・・)

「あたしの美貌が負けてたまるかァッ!」

354 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 06:07:38 ID:VI9eWmfg
自分の存在意義を賭けて、真紀は凛に襲いかかった。
ビンタ。
長い右手をしならせて、凛の顔をとらえる。

(パシィィィィィン!!!)

顔を捉えた時の音が体育館裏に響き渡る。
だが、凛は動じなかった。
顔は勢いで流されたが、視線は揺らぐことなく真紀を捉えたままだ。
真紀は恐怖を感じた。

「・・・逃げて」

「え?」

「はやく逃げて」

「う、うん・・・・・・
 ありがとう!!!本当にありがとう!!!」

凛が少女を逃がす。

「あ〜あ、どうしてくれんのぉ?あたしの踏み台をさぁ・・・
 またアイツ捕まえて同じことやんなきゃいけないじゃ〜ん。
 結構コレめんどくさいんですけどぉ・・・
 なーんて実際楽しいんだけどね!あははははっ!
 ってかお前でもいいんじゃんねぇ!お前つぶしてステータスにしてやるよ!」

「黙れ、女の恥が」

「なっ・・・・・・・・・!!!」

「お前の話は聞いてない。大体お前は二度とそんなことはできない。ここまでよ」

「ほざけ!小娘っ!」

再び襲いかかる真紀。

355 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 06:14:30 ID:VI9eWmfg
もう一度ビンタをお見舞いしようと手を振り上げる。

「泣かしてやるよぉっ!」

そして振り下ろされた右手は・・・あっさりと自由が利かなくなった。

「え?」

凛はいとも容易く真紀の右腕をつかむ。
呆れたように一言「・・・おそい」とつぶやく。

「は、はな、はなせよテメー!はなせっつーのぉ!」

急にパニックに陥る真紀。

「アンタみたいな女が大嫌い。
 欲にまみれて自分が一番で弱いものを踏みつけて・・・
 外見ばっかり飾って・・・救えない」

そういうと凛は真紀の左手を右手でつかんだ。

「な、なにすんn・・・うぎゃあああああっ!」

うろたえる真紀が言い終わらないうちに、頭突きをくらわせる。
165cmの長身スレンダーな体が力なくよろけ、尻餅をつく。
無様に大股を開き、頭を打ちつける真紀。

「ぐえええっ!」

真紀はおでこを押さえながら、痛みにこらえきれず倒れたままジタバタする。
凛はそんな悪女を冷たい目で見下して言い放つ。

「無様にここで散れ」

356 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 06:23:50 ID:VI9eWmfg
「え・・・あ、い、いやぁ・・・いやあああああああくるなくるなくるなよおおおお!」

恐怖のあまりわめく真紀。
先ほどまでの女王になるという自信はどこにも見当たらない。

「ハイ、じゃあ罰の時間」

そう言って凛は立ったまま、真紀の長い両脚を持って電気アンマをお見舞いする。

「いいいああああああああいいいいひいいいいいっひっ!あやっ!おごおっ!やっ!あっ!ああああんっ!」

痛みと快感と恥辱に悶え苦しむ真紀。
凛の右足は容赦なく股深く突き刺さる。

「あああああああああああ!きゃあああああああああ!いやあああああああやめてえええええ!」
(だめえぇぇぇ!こ、こんなのあたしのマタでも受け止めらんない!!!)

ほぼ白目で今にもイキそうな表情になりながら真紀は叫び続ける。
今まで加えてきた男の棒は、何度も自分の股が食ってきた。
そういう自信があった。
あたしは食べられてるんじゃない。
あたしが食ってやってんのよ、男はあたしが支配するの。
そんな自慢の股も今回は一発で散った。

「あ、あたしの股がああああああああああああああああああああああああああ!!」

もうイくかというところで凛の攻撃は止んだ。

「あっ・・・あはっあっ・・・あっ・・・はあっ・・・ふあっ・・・」

「どう、他人に踏みつけられる屈辱は?
 でもこれはさっきアンタがやったことよ・・・ば、場所は違うけど」

「くそひあっ・・・ちっ、ちく。ちくしょっ・・・はあッ、テ、テメッ・・・はぁッ・・・」

股を両手で押さえなでることで痛みを少しでも緩和しようとする真紀。
見下ろす凛。

357 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 06:29:03 ID:VI9eWmfg
凛は背中を向けた。

「まっ・・・待てよ・・・ぉ・・・あっあっあたし・・・」

真紀は立ち上がる、力なくヨロヨロと。
しかし憎悪に満ちた目で。

盛りに盛った自慢の髪は、ボサボサになってしまった。
男を食らう魔性の股は、深いダメージを負ってしまった。
絶対的に自分の方が優れた女だという自信があったのに、こんな状況に追い込まれてしまった。

でも真紀はきけなかった。
(あ・・・あたしは女王にぃぃぃっ!)

「まだやる?」

「だ・・・だまりなさいよぉっ!よくもあたしの股をぉぉぉっ!
 ゆ、ゆるさない!アンタだけは〜!絶対にィ〜!!!」

もはや凛は振り向きもしない。

「ナメんなァッ!!!」

そういって真紀は力を振り絞ってパンチを繰り出す。

358 :◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 06:43:34 ID:VI9eWmfg
その拳は何のために?

その拳は、女王という地位を掴み取るために。
その拳は、自分の学園における地位をより高くするために。
その拳は、目の前の邪魔な存在を消し去るために。
その拳は、自分に傷を負わせた者に復讐するために。
その拳は、この危機的な状況を何とか打破するために。

真紀の右手は、無情にも凛を捕らえなかった。

「なんでなのよぉぉぉっ!」

空を切った真紀のスレンダーな体は無防備な状態になってしまった。
守るものなど何もない。

その拳はなんのために?

その拳は、目の前の悪を倒すために。
その拳は、自分の正義を貫くために。
その拳は、弱き者を救うために。
その拳は、声にならない叫びの味方となるために。
その拳は、正しい道を切り開くために。

凛の冷徹な一撃。

「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおお!」

真紀の叫びは、凛の拳を止めることはできなかった。

(どすっ)

「う、うげぇ」

しばし静止する2人。
凛の拳が真紀の体から離れた。
立ったまま悪女は股間を押さえた。
ヒザがガクガクと震え、股間を必死になでる。
目は半分イッた状態で、表情は必死に何かを我慢している様子。

「うう・・・あ、や、で、出ないでよぉ、出ない・・・で・・・」

(じょーぼぼぼぼぼぼ)

凛が再び背を向けたのと同時に、とうとう堪え切れず真紀が失禁した。
そしてまた同時に、悪女ショックで倒れこんだ。

(あ・・・あ、たし・・・女・・・お・・・・・・じ・・・ょ)

意識を失った真紀。
高飛車なギャルは、突如現れたヒロインの股間への集中攻撃の前になすすべなく敗れ去った。

(私だってこれを写メに撮るなんてできない・・・そこまで冷酷には・・・)

悪女を成敗した凛はただその場を去った。
後にはただ尿につつまれて横たわる、悪女真紀が1人。

凛はこれから起こる戦いに自分が巻き込まれることを覚悟し、それでもなお我が道を貫く決意をする。

「女王だなんて・・・」

359 : ◆MIkIKNzYco :2008/11/04(火) 06:48:10 ID:VI9eWmfg
以上、第1話です。




今回は最初ということもあり、なんとなくですが真紀ちゃんに餌食になってもらいました。
今後の戦いは、悪女側の激しい策略や攻撃や悪女同士の争いなどが絡んでとても複雑になると思います。
誰も望んでないかもしれませんが、お馴染み後藤あすかちゃんや神谷美紀ちゃんの登場、さらには真紀ちゃんの復活もあるかも・・・

しかし私の書くソフトやられはいつも決め手が失禁になってしまっているので、今後はまた色んなパターンを考えないといけませんね。

一人で朝から盛り上がって申し訳ありません。
皆様からのご意見やリクエストは常にお待ちしております。
スレの空気を全く読んでいない私ですが、どうか暖かく見守っていただけたらと思います。
それでは、失礼いたします。

360 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 08:08:15 ID:hcWZAHZL
笑いを求めてないだろうけどアンマってオチに笑ったw
美しいもの(女)をぶっ壊すという流れは好き。
プライドをズタボロにするのも好き。
そして容赦なく制裁というのはもっと好き。

これはイイ・・・!
空気を読んでないとか関係ないっすよ。
じゃんじゃんハァハァさせてくださいませ

361 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 08:36:01 ID:rNY2Prnr
GJとしか言いようがないです!

ソフト派の俺はいつもあなた様のSSを心待ちにしております!
学園での悪女たちの活躍が楽しみで興奮が止みません!
空気読めてないとか有り得ません!
今後の展開を楽しみにしてますね!

362 :310:2008/11/04(火) 19:52:33 ID:9WmnkLe7
若干設定をリセットしてみての続編投下です。
ちょっと毛色が変わりましたが、生暖かく見て下さい。

先に謝って置きますorz
>>340で「短くする」と宣言しておいて長くなりそうです。
長文嫌いな人ゴメンナサイ。

363 :310:2008/11/04(火) 19:58:01 ID:9WmnkLe7
私の名前は赤狼(レッドウルフ)、あだ名だ。本名ではない。
そんなものは遠い昔に捨ててきてしまった。
本名を捨てて以来、戦場で戦いに明け暮れてきた女狙撃手だ。
敵の命を喰らい奪って生き、屍を枕にするのが日常だった。
そうして付いた異名こそが今の私の名前だ。それを後悔した事はない。
しかし・・・
今置かれた状況は過去のどんな作戦よりも過酷な気がした。

目前に広がる光景、それは祝宴会の会場なのである。
正装した紳士淑女や礼儀正しいメイドが豪華な会場内を行き交う光景に、
私はある意味眩暈すら覚えていた。
自分には縁が無さ過ぎる世界の空気がこうも堪えるとは思っていなかった・・・しかしそれ以上に
「なんで私がタキシード着る羽目になるの?あんた私が女って知ってて衣装よこしたのよね、コレ?」
声は潜めたが怒気を孕んだ口調で隣の女に呟いた。
その言葉の通り、ぴっちりとした男性用の高級タキシードに私は身を包んでいた。
ご丁寧な事に、胸を隠すためのサラシにコルセットまでちゃんと用意されていたので見てくれは美形の若紳士にはなったが。
「あら?これ以上無い程よーく似合ってますのに。ほらほら、お嬢様方の視線は貴女に釘付けですよ。羨ましい。」
白いドレス、そしてそれ以上に白い髪を腰まで伸ばしたやや年上の美女が皮肉交じりの口調で返す。
この女は私の今の雇い主、口調もやる事もふざけてるが、これでも情報機関の幹部職員だ。
私赤狼は彼女の依頼で、某国の将官令嬢を狙う暗殺者を秘密裏に排除するべく来た訳だ、訳だが・・・。
「だ・か・ら、なんで女の私にタキシードなんか誂えたのかと聞いているんで・す・が?」
全身に刺さる好奇の視線に耐えつつ依頼主に問い直す。
返事が返る間、微笑む女性には笑顔で手を振って返すが、長い赤髪に隠れた所では青筋が立っているのが自分でも分かる。
「・・・貴女、その体格と風貌で女性用のドレス着て参加するおつもりだったので?」
馬鹿にしたような口調で返事は来た。半分覚悟してたが今更他人に言われるとキツイ。
「それともカチューシャ付けてエプロン着て『どうぞご主人様♪』とか言う気?私からするとそっちの方が危険な光景だわ。」
「確かに私は化粧もロクにしない戦場上がりの狙撃手だけど、こうもあからさまだと多少は傷つく・・・」
会場の雰囲気とは一人別次元へと切り離されたような疎外感を感じた。
だが落ち込んでも居られない。
「・・・で、相手の暗殺者の情報、分かったの?」
腕を組んだまま戦士の顔に戻り、依頼主に呟く。相手もそれまでの雰囲気が消え冷徹な殺人者の顔へと変わる。
「あまり良い情報は無いわね。相手の人数は4人、全部女。年齢風貌全部不明。分かるのはそこまでよ。」
「・・・期待はしてなかったけど、それじゃ霞を掴むようなもんだね。」
「それじゃ困るの。何か手はある?」
会場内を見回しながら中の人間を抜け目無く見定めつつ、
「・・・まぁ、最良じゃないけどね。」
私は返答した。
その答えに若干不満げながらも、依頼主の美女は納得したらしく、念を押す。
「いい!くれぐれも依頼は秘密裏に行う事!会場内のトラブルは厳禁!表立った殺しはゴメンよ!何も起きずに事は収めたいの!」
「・・・精々努力するわ。」
そう言うと依頼主から離れ、私は別行動を取った。

364 :310:2008/11/04(火) 20:03:30 ID:9WmnkLe7
会場の外では幾多の花火が打ち上げられていた。
鮮やかな金属色の火花に多くの人間が足を止めて見つめ、それ以外は己の職分を果たすべく従事していた。
そんな中、会場内で突然破裂音が上がった。パンパンパン!
断続的な破裂音に客もメイドも驚いて慌てふためいた。
驚いた拍子にグラスを落とす客やメイドも何人か居た。
会場内の音が止み、静かになったところで一人の紳士が音源を見つける。
「なんだ、爆竹か?誰だこんなもの放り込んだのは!?子供のいたずらか?」
ざわめきが始まり、やがて談笑に変わった。何人かは苛立ってもいたが、大半は些細ないたずらとして流していた。
メイドが花火の燃えカスを片付け、会場内は先程と同じ平静を取り戻した。
白衣の美女だけがその様子を腹立たしく眺めていた。
「あいつ、何を考えてるの・・・」

「では料理をお片付けいたします。御用がございましたら何なりとお申し付け下さい」
そう恭しく述べると、ツインテールのメイドは空になった皿を片付け、会場の外へと運んで行った。
食器を運び終わったメイドが会場に戻ろうとすると、人気の無い廊下で壁にもたれ掛かった赤髪の若紳士が居るのが見た。
ツインテールのメイドはにっこりと笑顔で若紳士に挨拶した。
「どうなされました、こちらにはどなたも居ませんよ。それとも何か御用でも?」
メイドの笑顔に負けない笑顔を若紳士が返す。
「えぇっと、君なんて名前だっけ?君に用があるんだけど。」
メイドが歩み寄り、二人の間合いが狭まる。
「マキと申します。私に用ですか?一体どんなご用件でしょう?」
若紳士が壁から離れ、メイドに近付く。手を伸ばせば届く距離になる。
「あぁ、そんな大した用じゃない。ただ言っておかなきゃならない事が・・・」
若紳士がその台詞を最後まで言う前に、その喉笛目掛けて白刃が閃いた。
しかし若紳士はその刃を驚くべき反射で避けた。
ツインテールのメイドがスカートから抜いたナイフが空を切る。
「チッ!」
マキと名乗ったツインテールのメイドは舌打ちをし、第2撃を振るうべく更に踏み込んだ、が。
ドズン!
「ぐぇっ!」
踏み込んだ瞬間にメイドの腹部には若紳士の膝蹴りがヒットしていた。
絶妙の状態で入ったカウンターに、マキと名乗ったメイドの内臓は悲鳴を上げ、衝撃が体中を伝導していく。
「・・・ががっ・・・かはっ」
膝に力が入らずメイドの思考は一瞬だが停止した。それが致命的な隙になった。
気付く頃にはメイドの首は背後から若紳士の腕に絡め獲られ、首の骨がギリギリと音を立て始めた。
「・・・ん・・・ぅら・・・め・・・て」
若紳士の腕で気管を潰され、もう呟くような声しかメイドには出せなかった。
そんなメイドの耳元へ若紳士がそっと囁いた。
「・・・あんたが記念すべき1人目って事、それじゃサヨナラ」
グリッ
ゴキッ
「ぐびぃ!」
若紳士の一息でメイドの首が捻られ、頚骨が砕ける。
マキと名乗ったツインテールのメイドの四肢は糸が切れるように脱力する。
若紳士、もとい赤狼はその体を担ぎ上げると素早く自分の部屋へと運び去った。
筋肉が弛緩した影響で失禁を始めたメイドの死体をバスタブへ放り込むと
「ふぅ・・・本名は知らないけどさ、マキちゃんのお仲間もすぐに連れてくるから寂しくないよ。」
そう優しく囁いて部屋を後にした。
「はいはい、次よ次!」


365 :310:2008/11/04(火) 20:12:09 ID:9WmnkLe7
とりあえず、ここまでです。


>◆MIkIKNzYco様
>>348-359
大作投下GJです!
自分はどっちかと言うと、
「健気な名無し雑魚萌え&ド外道萌え+ハード派」なのですが、
こういうのも大好きです、つか電気アンマな展開に(;゜∀゜)=зムッハー
ガンガンやって下さい!

366 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:07:38 ID:hcWZAHZL
GJGJGJ!!
最近、良い流れだーーー

367 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 06:00:45 ID:Fjxr9w/L
最近女が女を屠る話ばっかだなあ
俺は男のほうが好きなんだが

368 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 07:41:06 ID:Tz9zSgQe
俺は女対女が好き。ここんとこ最高よw

つまり人それぞれだし、どうするかは作者が決めること
そんな遠回しな言い方せずに、ずばり要望を出せばいい

369 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 08:14:28 ID:EaHtxLrZ
>>367

自分で書け
押し付けんな

370 :悪業の代償B:2008/11/05(水) 08:37:33 ID:tqYPSRvC
カジノ街から少し離れた食材市場に美麗は買い出しに来ていた。
「明日には出発かぁ〜資金にも余裕ができたし良いものを買い込まなきゃね」
しかし、食材を探し求めることに夢中になってしまった美麗は裏通りに迷い込んでしまう。
「ここは気味が悪いな〜早く抜けないと……」
ザザッ
風きり音とともに複数の影が美麗を囲む。
「!?」
「金を置いていきな!」
「ついでに命もねぇ!」
黒の戦闘服に身を包んだ女たちが美麗にナイフを突き付ける。
「うっ…」
美麗の頬から冷や汗が流れおちる。
「待て」
低く、重い声が響く。
野盗が一斉に振り向いた先には白木の日本刀を携えた長髪の剣士がいた。
「追い剥ぎとは感心ならんな」
「邪魔するつもりかい?コイツから先に殺っちまいなぁ!」
野盗が剣士に一斉に襲い掛かる。
「愚かな」
男は刀の柄に手をかけ襲いくる野盗の群れの中を駆け抜ける。

パチン

刀を鞘に収める音だけが響く。
「ぎゃん」
袈裟斬りにされた女が仰け反り倒れる。
「あ、ぁ……」
またある女は乳房に空いた穴を見つめながら倒れる。
「…………」
首を一瞬ではねられ、膝をつき倒れる女の姿もあった。
「あぁ……」
野盗の中でも幼さの残る顔が苦痛に歪む。
胴を横なぎにされ、口から血を流しながらうずくまった。
「ば、バカな…」
野盗のリーダー格の女は振り向き男の方を見る。
「…………あ、あれ」
眼に映る景色が斜めにズレてゆく。
彼女は肩口から鮮血が吹き出しながら上半身を地に落とした。

「ありがとうございます!助かりました」
「…あまり危険な場所には近付かぬ事だな。それでは御免」
そういうと男は早足で去っていった。

「なぁ、死神ちゃん」
「はい」
「買い出しから帰ってきてから美麗が変なのだ」
「そうですね」
美麗はホテルの窓に肘を掛け夜空を見上げている。
「ああ、剣士様………」
その頬はうっすらとピンク色に染まっていった。


371 :武器やられの人:2008/11/05(水) 08:41:52 ID:tqYPSRvC
今回は以上です。

>>348
すばらしいです!
ソフトやられもいいものですよね。
期待してます。

>>310
なんという生殺し。
続き楽しみに待ってます。
>>367
男×女モノ書いてみました。
いかがでしょう?


最近は本当によい流れですよね。

372 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 09:12:27 ID:Tz9zSgQe
あなた様も、そのよい流れの当事者でございますw
GJ!!
胸を斬られた瞬間ってやっぱ、豊満なおっぱいがぷるんと弾けたのかな
あぁもったいない・・・最高w

実際に中〜高校生って設定でもいいけど、童顔な女の無残なやられに
反応する俺がいる。フェロモン満載の美女も当然嬉しいけど。

暗殺も請け負う極悪犯罪組織の巣に成り果てた女子校に乗り込むってシナリオ、
どなたか考えてくれまいか・・・。
その私立女子校の学園長の長女が独裁者として君臨。
教師も全員女で、あらゆるスパイ活動の教官。でも所詮は長女の下僕。

政治的にも経済的にも深く食い込んでいるため、犯罪はすべて闇の中。
法で裁けぬ悪を斬る!!ヒロイン希望だがヒーローでもいい。

ベッタベタやな〜〜〜・・・俺の発想なんてこんなもの。

373 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 09:22:51 ID:Tz9zSgQe
あ、潜入捜査していた特捜科の女子高生とタッグを組むってのもいいかも。
スケバン刑事かよ・・・

学園の外での制裁もいい。
ホテルの一室。色仕掛けを企む構成員。
乗り込んで「お前の悪事もそこまでだ!」とブチのめす。

ヒロインが活躍するならレズで誘惑して秘密を聞き出したところでポイ。
処刑。

オレ的には熱くなってきたがシラケそうなんでこのへんで。

374 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 11:41:01 ID:XknxoeAn
セックスを誘ってくる悪女を
「貴様にこれは勿体無い」と
拳やそこらにあった物を突っ込んだり、
精子の変わりに膣内で放尿したり

そういう成敗をする漢が見たいな…。

375 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 13:07:14 ID:O2NjUAIX
職人様方お疲れ様です!
ハードからソフトまで、長文から短文まで色々楽しめて最高です!

376 :310:2008/11/05(水) 21:22:02 ID:CTOWIa9X
流れに便乗して>>363-364の続編投下です。
今回はアクション中心です。

377 :310:2008/11/05(水) 21:25:15 ID:CTOWIa9X
人目は綺麗な黒髪をおさげに結ったやや幼い感じの見習いメイドだった。
彼女が会場を離れるのを見て、赤狼も後を追った。
メイドはそのまま屋外のワイン蔵へと姿を消す。
同じく薄暗いワイン蔵の中を足音立てずに赤狼も進む。
と、その背後から空気を裂く風切音を立ててメイドが切り掛かった。
だが、その攻撃を予期していたか如く、赤狼は軽く避けた。
初撃を外したメイドは素早く間合いを取って構え直した。
彼女の獲物は両手の袖に仕込んだ仕込み刀、しかしその刃を見ても赤狼は表情を崩さない。
「あの空気の中で殺気を感じ取ったのは立派だけど、簡単に尻尾を出したのは感心しないね」
赤狼の軽口に、まだ幼さの残るメイドの顔が怒りに染まる。
「・・・うるさい!」
「やるね。さっきの1人目の娘よりはやる。」
赤狼の軽口は減らない。その言葉にメイドの怒りは更に高まる。赤狼は駄目押しをした。
「マキを、マキをどうしたんだ!?」
「殺した。首をポキッっとね。今は私の部屋で寝てる。」
「な・・・」
言葉を失うメイド。
「別に気に病む必要は無いわ。あなたも一緒に送ってあげる。」
「なんだと・・・ち、ちくしょう!よくもマキをーっ!」
これ以上無い怒りと嘆きの表情を浮かべたまま、おさげのメイドは仕込み刀をブンブン振り回すが、
悲しいかなその復讐の刃は赤狼にはかすりもしない。
「くそぅ!くそぅ!くそぅ!くそぅ!くそぅ!くそーっ!」
怒りに駆られたメイドはこれまで以上に大振りな横凪ぎを繰り出した。
それが赤狼の狙いだった。
赤狼は刃の通り過ぎた空域をジャンプでかわすとメイドの両肩を掴み、そのままメイドの上で逆立ちする格好になった。
「何っ?!」
それが彼女の最後の言葉になった。
赤狼は掴んだ両肩を支点に新体操のように電光石化の勢いで回転し、その勢いのままメイドの顎を両膝で蹴り上げた。
脳天を貫かんばかりの衝撃は肩に圧し掛かった赤狼の体重との相乗効果でメイドの顎と、頚骨と脳髄を破壊した。
呼吸中枢と運動中枢が一瞬で砕けた為に、彼女の意識は刹那の時間も無く暗闇へと落ちていく。
「・・・ぁ・・・・が・・・」
メイドの喉から血反吐と共に幽かな声が漏れるが、それは最早彼女の意思で発した言葉ではなかった。
白目を剥いたメイドの体は重力に任せるまま、前のめりに顔から倒れ込んだ。
即死だ。苦しむ間は無かっただろう。
「・・・ごめんな。」
軽やかに着地した赤狼は誰言う訳でもなくそっと呟いた。

378 :310:2008/11/05(水) 21:27:28 ID:CTOWIa9X
だが、それで終わりではなかった。
暗闇から突如飛来した鎖分銅が赤狼の頭へと襲い掛かった。
身を翻して避けたが、鎖分銅はそのまま赤狼の右手に絡まった。
「こっちの手間が省けたね。3人目と・・・」
鎖分銅が飛んできたのと逆方向の暗闇から、トンファーを携えたもう一人のメイドが現れた。
「4人目、か。なるほど・・・全員集結って訳ね。」
ギリギリと鎖が右腕を締め付ける。
「マキとユリが殺られたのは想定外だったけど・・・」
黒髪をポニーテールに纏めたメイドが鎖を引っ張りながら言う。
「その仇は私たち2人が取らせてもらう!覚悟!」
トンファーを持った長髪のメイドはそう言い放つなり、赤狼へと飛び掛った。
2人のメイドの脳裏には、背後を取られ自由を奪われた赤狼の脳天を砕く光景が浮かぶ。
それは造作も無く終わる出来事に思えた。
「・・・甘いね!」
その言葉が終わる前に赤狼は体を回転させて、鎖を引っ張り込んだ。
「・・・う!馬鹿なぁ!?」
ポニーテールのメイドは予想外の事態に思わず叫ぶ。
赤狼は竜巻のようにメイドの体重ごと鎖を巻き込み、ポニーテールのメイドの体は赤狼の方へと吸い込まれた。
「何だと、マイ!?うわぁ!」
その勢いのまま赤狼はポニーテールのメイドを長髪のメイドへと放り投げた。
突如視界へ迫る仲間のメイドの姿に、長髪のメイドは反応しきれなかった。
「がっ!」
「ぐわっ!」
2人のメイドは互いの額をぶつけ、揉み合いながらワイン蔵の床を転がった。
「・・・ぅ・・・う」
「・・・なんてこと・・・奴は?」
横並び状態で仰向けに倒れ込んだ2人のメイドは、まだ意識不明瞭ながら顔を上げて赤狼を探した。
「私はここっ!」
そして赤狼は、倒れ込んだ2人の上空から襲い掛かる。
「ひっ!・・・ぐぶぁんっ!」
「待っ・・・あぐぅうっ!」
赤狼は跳躍の勢いに加え、全体重を掛けて2人のメイドの腹部を踏みつけた。
悲鳴を上げて身を捩じらせる2人のメイド。
そのの体は着地の勢いでしゃがみ込んだ赤狼にキスできるほどに折れ曲がる。
「・・・ぁ・・・・ぁあぁ」
「・・・ひ・・・しぬぅ」
2人のメイドは衝撃で嘔吐した口から涎を滴らせ、限界まで見開いた目からは涙がこぼれる。
その目には命乞いの意図があった。
しかし赤狼は情けを掛けなかった。どちらにせよ、この深手では2人は死を免れない。
「・・・苦しませはしない」
赤狼の拳が2人のメイドの鳩尾へ同時に突き刺さった。
「・・・げぇっ!」
「・・・はぅっ!」
2人のメイドの四肢が弾ける。
メイドの目からさらに涙が溢れるが、その瞳からは精気が消え失せた。
「・・・・ぁ・・・・ぁ」
ポニーテールと長髪、2人のメイドは息絶えた。
「これで4人か・・・」
暗闇の中、ただ一人の生者となった赤狼は呟いた。

379 :310:2008/11/05(水) 21:53:07 ID:CTOWIa9X
今回はここまでです。
あと1回分あるのでそこまでお付き合い下さい(・∀・)

あとレス下さった方感謝です。
(ってGJの流れの対象に俺入ってるよね?入ってなかったらアホだよ俺orz)
武器やられの人様や◆MIkIKNzYco様みたいな個性が、
まだまだ私にはありませんが何とか精進します。
・・・しかし改めて見直してみてイマイチ絵にならないSSなのがちょい悲しい。
しかもコピペ失敗や変換ミスによる誤字脱字多いしorz

最後に自分の長文で流れが切れない事を祈ります、いやマジで。

380 :310:2008/11/05(水) 22:37:44 ID:CTOWIa9X
連投失礼。

>>367さんのレスを見て番外投下。
3分で思いついて5分で練って30分で書き上げたので細部が甘いのはご容赦。


381 :310:2008/11/05(水) 22:39:01 ID:CTOWIa9X
「ぎゃああ!」
人気の無い闇夜に女性の悲鳴が響く。
しかしそれを聞くものは誰も居ない。
暗い森の中、赤い鮮血を噴出す女性の死体を貪る3匹の獣が居た。
いや、獣ではない。
それは確かに獣の如き形相をしていたが人間の、それも女性の面影を強く残していた。
牙を生やし爪を携え、骨を砕き肉を裂いてこの世の生者に仇成す幽鬼、それが彼女たちだった。
だがそんな蛮行を許さぬ者も居る事を彼女たちは知らなかった。
「・・・食事中悪いがね、邪魔させてもらう。」
全く人の気配の無かった森に、幽鬼たちの背後をとる形で、大振りの刀を持った見知らぬ青年が現れた。
「・・・!?」
「誰だ!?」
顔は美人だがその声は骨を凍らせるほどの冷酷さが有った。
しかし青年は意にも返さず軽く答える。
「ただの人斬りだよ・・・この世の人間じゃなく、あの世専門のね。」
グルルと唸り声を上げて3人の幽鬼は青年を威嚇する。
「・・・くくく、貴様に何が出来る?並みの刀では我らの体を斬るなど到底・・・」
だがその言葉を言い終わらない内に、2人の幽鬼の体に光が走る。
「?」
「何?」
だが2人が気付く頃には、
青年が刀を抜き刀を鞘に戻す時には、全てが終わっていた。
「ぎゃあっ!」
1人の幽鬼は脳天から完全に真っ二つに寸断された。
身に纏っていた僅かばかりの衣装と体毛が裂け、それに一拍遅れて幽鬼の体が裂けていった。
「あ・・・あ・・・あ・・・」
もう1人の幽鬼は胴を綺麗に斬られ、2つに分かれた体は徐々にズレていく。
驚愕した幽鬼は必死にそれを食い止めようとしたが、それはもう適わぬ行為だ。
完全な死が2人の幽鬼を捕らえた瞬間、幽鬼の体は黒い光になって消滅した。
「・・・な、何だと。貴様?い、い、い、一体どうして?何故我らを斬れる!?」
狼狽した幽鬼との間合いを青年は一瞬で詰めた。
居合い突き一閃。
「・・・がはっ!」
最後の幽鬼の喉笛に青年の刀が突き刺さる。
「・・・が・・が、何故だ何故ぇ!?」
「言ったろ、あの世専門だって。当然この刀も普通の刀じゃないんだよ。」
青年は刀を捻った。刃が幽鬼の喉笛を裂く。血の代わりに黒い光を噴き出しながら幽鬼は崩れる。
「お・・・の・・・れ」
そして他の幽鬼と同じく、彼女も黒い光となって暗闇に散った。
「・・・あばよ、地獄で会おう。」
そう言い残して青年は再び暗闇に消えていった。

382 :310:2008/11/05(水) 22:51:42 ID:CTOWIa9X
以上です。
正確には人外だけど一応要望通りって事でw

>>372-373
うはぁ!ベタだぁ。
でもそういうノリ好きです、えぇ大好きですw
>>374
成敗と言うかおしおきですねw
エロイw

383 :名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 04:06:02 ID:hHQZzYDI
>◆MIkIKNzYco様
登場人物のリクエストなんですが、策士的なキャラを出していただけませんか?
自分で手を下さず、裏で糸を引くことに喜びを感じるような外道女を描いていただきたいです。
やられはなるべく無様に!!!

ソフトものは大好きなんで応援しています!
もしよろしければでいいので、そんなキャラをお願いいたします!

384 :名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 04:25:33 ID:cZCKrT2h
>>377
GJ! 流れに乗りまくりですよ!!
続きも楽しみです!

ところで敵娘さんたちのネーミングは格ゲーしばり?w

385 :初任務@:2008/11/07(金) 11:19:26 ID:lBF+7VbG
カジノ街を出発して半日が過ぎ、日も落ち暗闇が山道を包んでいる。
山道でも比較的開けた場所に火を焚き、キャンプの準備をする死神と美麗。
「朝星、手伝え」
何もする気配の無い朝星に死神が声をかける。
「え〜?めんどくさい〜」
ジロッ
「わ、わかったのだ。手伝うよ〜」
「ふふっ」
「なにがおかしいのだ美麗」
「いえ、お二人が本当に仲が良いんですね。性格は正反対なのに」
「…そう?」
「フフフ…それにはきっかけがあるのだ。語るも涙、聞くも涙の物語〜」
そういうと朝星は手を止め語りはじめた。

「いやなのだ〜!」
「私も…」
二人の見習い戦闘員に初任務が告げられた。
呼び出されたのはコードネームA1とS0。
A1は標準的な体型ながら身体は引き締まり鍛えられている印象だ。S0は小柄で華奢な印象である。
「こんなもやしみたいな暗い奴と一緒だと調子が狂うのだ〜」
「お調子者、嫌い」
「黙れ!上からの司令だ変更も拒否もできん!」
ぎゃあぎゃあと言い合う二人に司令官が喝を入れる。
二人はそそくさと退室し任務準備に向かった。
「ふう、素質はあるのだが」
司令官の溜息が部屋に静かに響いた。

二人は装備を整え目的地点へ向かう。
「任務内容は基地に侵入した抵抗組織の小隊の全滅。標的は5人、目的は麻薬と重火器類の奪取…エーワン聞いてるのか?」
「別に聞く必要ないのだ。エスゼロは私の後ろで見てるだけでいいのだ〜」
「生意気」
「なにを…ムグッ」
「見ろ」
林の中で動く5つの影。
「ターゲットか?」
「間違いない」
ターゲットは皆女性であり、マシンガンや長刀を構え円陣を組み少しずつ前進している。
対して二人は小銃とナイフのみ。
まさに技量が問われる任務であった。
「エーワン、ここは慎重に…」
言うより早く、エーワンは敵陣に突っ込んでいった。
「!!」



386 :初任務A:2008/11/07(金) 11:28:59 ID:lBF+7VbG
「やあっ」
「うぐっ!」
円陣の一番外にいたマシンガンを構えた女が額を貫かれ倒れる。
ぱっくりと空いた傷からは鮮血が吹きだし白目をむく。
「きゃあぁ…んふっ」
続いてライフルをもった戦闘員の胸にナイフを突き立てる。
戦闘員に不釣り合いな巨乳からドクドクと血が流れだす。
「死にたくないよぉ…」
涙を流す戦闘員からナイフを引き抜く。
ドグッ!
「がはっ」
エーワンの腹部に激痛が走る。
戦闘員の飛び蹴りをまともに受け、吹き飛ぶ。
「こいつ!」
長刀と拳を突き付けられるエーワン。
しかし動揺はない。
「お膳立てはしてやったのだ」
「何をいって…れ?」
長刀を持つ娘の視界が反転する。
「なんでみんな…逆さまになって…」
綺麗な長髪の黒髪が空を舞う。
彼女は自らの首が斬り飛ばされたことに気付くことなく絶命した。
「なっ…なに、げぇっ」
徒手空拳の女の首筋にナイフが突き立てられる。
吹き出す鮮血を見つめながら遠退く意識の中で呟いた。
「おかあ…さ…ん」

「がふっ」
「!」
エーワンの呻き声が響く。「この糞餓鬼ッ!」
「………!」
どん!
エスゼロの体当たりで態勢を崩すも踏ん張りながら蹴を放つ。
「邪魔だよチビ餓鬼!」
「ああっ!」
ガキッ
「え?」
女隊長の首筋に朝星の脚が絡む。
「エスゼロよくやったのだ!」
「バカ…」
「ひいっ」
ゴキン!
そのまま旋回し首をへし折る。
「ぁ、あが…」
声にならない声をあげ女隊長は絶命した。
「なかなか、やるのだ…」
「あなたこそ…」


387 :初任務B:2008/11/07(金) 11:35:09 ID:lBF+7VbG
この任務の達成により二人には新コードネームと専用武器が与えられた。
A1には朝星の名とモーニングスター、S0には死神の名と大鎌が与えられた。
「朝星、武器も名前もダサい」
「なな、なにぃ〜死神ちゃんだって安直な名前なのだ〜」
「私は気に入ってる……ちゃん?」
「死神は小さいから「ちゃん」づけで呼んであげるのだ〜」
「やめて」
「いやなのだ〜」
「やめなさい」
顔を近付け睨み合う。
「ふふっ」
「ニヤリ」
こうして二人はバットレディ戦闘員として歩みはじめた。

「……ということがあったのだ。」
「はぁ〜大変だったんですね」
コン!
「いだっ」
「きゃん」
死神が鎌の柄で二人の頭を叩く。
「無駄話しないで準備」
「は〜い」
二人の明るい声を聞きながら彼女は声を出さずに笑った。


388 :武器やられの人:2008/11/07(金) 11:39:53 ID:lBF+7VbG
以上です。

今回もまたストーリー性が強くなってしまいましたが書いておきたいエピソードだったので…ご容赦下さい。

>>310さん
コンパクトなストーリー、容赦ない主人公。
良い作品ですね!GJです。


389 :名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 14:30:03 ID:cEEYo5uG
いつもありがとう!
ご容赦もなにも、シリーズ化してほしいくらいです。
短編集でもいいですよ、じゃんじゃんお願いw

390 :名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 01:40:42 ID:Il4fI/CA
>>385
 し、しまった… 今までの作品、朝星ちゃんの容貌の描写が殆ど無かった事をイイことに好き放題やろうと思っていたら… ガーン!
 …で、出直します!

391 :名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 11:06:50 ID:SB2Z7Xem
絵掲の絵師さん?


392 :名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:48:57 ID:Il4fI/CA
>>391
 そうでーす!(笑)

393 :名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 21:44:46 ID:SB2Z7Xem
>>392
多分上に来てた○○さんですか?(違ってたらごめんなさい)
自分も朝星&死神組好きなのでイラストの完成楽しみにしています。

394 :美麗、怒りの鉄拳@:2008/11/08(土) 22:23:10 ID:QFSFRFby
ここはとある街中の病院。
その一室に入院している女性が一人。
遠い目で夜空を見つめている。
「繰り返される拷問と実験の日々、戦闘面で私は役立たずとはいえバットレディも変わってしまった…」
溜息を吐き、ベッドを見つめる。
「この足さえ動けば…」
コンコン
窓を叩く音、視線を向けるとそこには…
「じーっ」
「!」
「お前は…死神!?」
「いえす・あいあむ」
窓を開け病室に入り込む。
「生きていたのか。報告では戦死したと聞いていたが」
「久し振り武麗。色々あってまだ生きてる。それに…」
「あたしもいるよー」
「朝星!」
窓に脚をかけ笑顔で病室に飛び込む。
「武麗ちゃん、おひさなのだー」
「変わって…ないな…お前は」
「おりょ、泣いてるのか?まだ泣くには早いのだ」
「え?」
窓に手がかかり、一人の少女が顔を出す。
「!………美麗」
「お姉ちゃん…」
離ればなれとなっていた姉妹の再会、しかし感傷に浸る間もなく武麗は三人に告げる。
「会いに来てくれたことは感謝している。しかしここは病院に見せ掛けたバットレディの懲罰施設。早く立ち去るんだ」
「お姉ちゃん!」
「お前に会えて良かったよ、美麗。だが私はこの身体。どうすることも…」
「何を弱気なことを言ってるのだ。武麗ちゃんらしくない!」
「一緒に行きましょう…」
「お姉ちゃん!」
三人の暖かく、力強い言葉に武麗の眼は光を取り戻す。
「…ああ、行こう」
両足を動かせない武麗を朝星が背負い、死神・美麗が先導する。
施設を無事脱出し、裏門にたどり着いたその時。
警備用の巨大ライトが四人を照らす。
「かかったな!お前たちはここに来ると思っていたぞ!」
四人は一瞬のうちにナース姿の戦闘員に囲まれてしまった。


395 :美麗、怒りの鉄拳A:2008/11/08(土) 22:27:35 ID:QFSFRFby
包囲の外にいる女医姿の女がおそらく隊長であろう。
邪悪な笑みを浮かべながら手をかざす。
「お前たちを始末すれば昇進は間違い無しだ!ククク踏み台になってもらうぞ」
ナース達が一斉にメスや注射器を四人に照準をあわせて構える。
「メスで切り刻まれるもよし、注射器に仕込まれた薬で発狂するもよし…クククッ…射て!」
合図とともに一斉にナース達の手から凶器が放たれる。
「…さよなら」
死神が呟く。
同時に朝星と美麗が身を低くする。
大鎌を肩にかけ高速で一回転。
ナース達の射出した凶器は鎌の柄に跳ね返され己の身に返ってきた。

「あん」
あるナースはメスに額を貫かれ、ゆっくりと倒れる。
「え…うぁ」
またあるナースは身を捻ってかわそうとするも、首筋を切り裂かれ鮮血に濡れながら倒れる。
「ああ、私の胸がぁ〜」
胸を貫かれた巨乳ナースは身悶えながらその場に倒れた。
「あ、あああぁ〜」
また、薬により幻覚に惑う女もいれば
「やめて、やめてぇ〜」
トラウマを呼び覚まされうずくまる少女もいた。 
「あぁ…気持ち良いわぁ」
また快楽に支配されたナースはふらふらとその場から去っていった。
「…馬鹿な、なんという事…」
目の前に映る情景に女医は後退りをする。
ドン…
「へ?」
振り向くと怒りに満ちたオーラを発する美麗がいた。
「ひいいっ…」
「あなたが…」
「ひえっ…」
「あなたがお姉ちゃんに酷い事をしたんですか?」
その低く重い声に女医は恐怖を隠せない。
「ち、違う、あたしはやりたくなかったんだよぉ!上からの命令で仕方なく…」
醜い命乞いを吐き続ける女医。
「………」
沈黙のまま美麗は正拳突きの構えをとる。
「許してえぇぇーーー!えぶっ!」
正拳突きは女医の身体を簡単に貫いた。
拷問女医の哀れな最後であった。

街から離れた山間部にある山小屋。
「これでお別れなのか?」
「はい、私はここでお姉ちゃんと一緒に静かに暮らしていきます」
「朝星、死神。本当に感謝している。旅の無事を祈っているよ」
「さよなら…いつか…遊びに来るから」
「美麗、お前との旅もちょっとは楽しかったのだ」
「お二人とも…お元気で」
姉妹に別れを告げ、山道をゆく二人。
戦いの旅は…続く。


396 :武器やられの人:2008/11/08(土) 22:29:36 ID:QFSFRFby
以上です。
連投になってしまいましたね。
申し訳ないです。

今回の敵女はナースでした。
格闘家、バニーガール、街の悪女、傭兵ときてそろそろネタが切れてきましたw


397 :名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 22:57:23 ID:BIfRQspp
んー、飛行機が無さそうだからスチュワーデスさんとかは無さそうだしなぁ。
学生(セーラー、ブレザー)も世界観的に違いそうだしなぁ。

バイクに乗ったレザースーツとか
喪服に身を包むブラックウィドゥ(黒い未亡人)とか

398 :名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 00:58:56 ID:3A9lcCJ1
>>396
 やはり、長く続いたシリーズには、「主人公の能力をコピーした強敵」が出てくるのが定番ではないでしょうか?
 例えば死神ちゃんを襲う大鎌使いの刺客!とか。 ダメ?

>>393
 その通りです(笑) 2ちゃんねるで書込みしたのは初めてだったので、作法が全然判らず大変失礼しました。
 ご期待ありがとうございます。 気長にお待ちください。

399 :死神ちゃんマン遊記@:2008/11/09(日) 14:09:23 ID:K/PWeGm4
美麗達と別れ、半日がたった。
「まったく、朝星め…」
一人でキャンプの準備をする死神。
相方の朝星は食料調達と理由をつけて山中に駆けていった。
「つまらないモノだったらお仕置きね…!」
ガサッ
殺気を含んだ人の気配。
「…出てきなさい」
姿を現した娘は大鎌を背負い、黒いローブに身を包んでいる。
死神と同じような風貌。
唯一違う点があるとすれば身の丈くらいである。
「見つかっちゃった〜さすが先・輩」
「あなたは誰?」
「うふふん、ネオバットレディの刺客が一人、アークちゃんよん」
「悪趣味な格好ね」
「あらん、本家様に言われたくないわねぇ」
言葉と同時にアークが死神の懐に入る。
(!………速い)
身体を密着させ抱き合うような態勢になる。
「く………」
「ウフフ、驚いた?バットレディ最速の座は私のものよん」
そう言いながらアークはが自らのローブを脱ぎ捨てる。
豊満な身体を包むのは黒のボンテージのみ、しかも股間にはバイブが装着されている。
「!?な、何を」
死神が珍しく動揺している様を見てアークはクスクスと笑う。
「もちろん、イイ事よぉ〜ん」アークの腕がローブの下からスルスルと入り込む。


400 :死神ちゃんマン遊記A:2008/11/09(日) 14:15:18 ID:K/PWeGm4
「うぁ…」
死神は必死に手を伸ばし大鎌を取ろうとする。
が、身体が密着し上手く身動きがとれない。
「フフ〜ココはどうかしら?」
ローブに侵入させている右手を器用に動かしショーツを脱がせる。
「いやぁ…」
死神は恥ずかしさのあまり赤面している。
「ふふっ、先輩可愛い〜」
さらにアークは左手で死神の胸を擦る。
「あ…」
「感じちゃってるんですかぁ〜」
追い打ちとばかりに薄いローブからみえるプックリと立った乳首を摘む。
「ひぅん!」
ビクッと身体を震わせる死神。
「さ・ら・に〜」
アークの右手がそっと死神の秘部に触れる。
「ぁ………ふ」
「先輩〜もっともっと感じちゃってくださいねぇ」
右手の動きがさらに激しくなる。
死神の秘部からはくちゅくちゅと水音も聞こえている。
「ぇ…ぁぅ…はぁんっ」
「もうイイ感じですねぇ」
死神の両腕は既にだらりと脱力している。
アークはローブを捲り上げて死神の秘部を曝け出させる。
「ゃ…何を」
「うふふ、いただきまぁ〜す」
軽々と死神を持ち上げバイブを秘部にあてがう。
「や、やめて…」
「いやよん」
アークが腰に力を入れる。
月光に光る擬似性器がまさに死神を貫かんとした刹那。


「何者だっ!?」
朝星の声が響く。
「…………ぁ」
「あらぁ、残念。楽しみは取っておきましょうかね〜」
アークはローブを素早く羽織るとその場から立ち去った。
「死神ちゃん、大丈夫か!?」
朝星がへたり込んでいる死神に声をかける。
かばっ!
「およっ?」
死神が朝星の胸に顔をうずめる。
「……怖かった……」
顔を上げ、そう呟いた死神の眼には涙が溜まっている。
不謹慎にもその姿を朝星は可愛く思ってしまうのであった。


401 :武器やられの人:2008/11/09(日) 14:22:04 ID:K/PWeGm4
今回はエロ中心になりました。
やられは次回ということで。

三日連続投下してしまいました。少し自重します。


>>397さん
>>398さん
ネタ提供ありがとうございました。
レザースーツじゃなくてボンテージにしてしまいましたw

402 :名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 16:25:08 ID:3A9lcCJ1
 うおおおっ、ホントに採用してもらえるとはビックリ! しかも書くの速過ぎ…!

 ライバルキャラ出現で新展開ですね!

403 :310:2008/11/09(日) 23:55:22 ID:g7j+aGs9
PC不調につき、遅れましたが>>363-364>>377-378の続きです。


404 :310:2008/11/09(日) 23:57:06 ID:g7j+aGs9
「・・・これで全部。ご要望通り「4人」片付けた終わったわ。」
赤狼は依頼主を部屋へと案内し、バスタブの中のメイド4人を見せた。
メイド風呂さながらに、4人の死体がバスタブを埋める。
まだ無垢な幼さが残る少女たちの哀れな死屍を一眺めすると、
依頼主からはそれまでの緊張感が消え、笑顔で感謝の意を表す。
あとはゆっくりパーティーを楽しんで欲しい、との依頼主の言葉に対し、
赤狼は首を振って辞退した。
「悪いが失礼するよ・・・ここの空気は似合わない。」

屋外での花火はまだ続いていた。
それを見物する為にテラスや庭園に出てる客もおり、メイドたちはその対応にも追われていた。
内外で多数のメイドたちが七苦八苦してる光景を見るに、
メイドの姿が1人2人消えたところで気付く客は居ないだろう。
赤狼はパーティーの喧騒を離れ、徒歩で会場を去ろうとしていた。
時折夜空にで閃く花火以外、これと言った灯りもない、木々が茂る暗い道を独り歩く。
半分ほど進んだところで、赤狼は背後に人の気配を感じ取った。
振り返えるが、周囲に人影は見当たらない。
音を立てぬよう慎重に懐へ両手を伸ばす。
その頭上で新たな花火が閃いた。花火の轟音が周囲の物音を飲み込んでしまう。
ほんの一瞬だが、聴覚が利かない無防備な時間が生じてしまった。
「!」
その瞬間脇の茂みから影が襲い掛かる。反応が遅れた赤狼には銃の狙いをつける暇は無かった。
キィン!
影と赤狼は衝突し、硬い金属音が響く。
影が放った刃を、赤狼は両手に持った二丁の銃を使って辛うじて受け止めた。
「ちっ!」
銃と刃を交わしたまま、そのまま2人は組み合う体勢になる。
首元まで残り数cmに迫る日本刀の向こうに、赤狼は影の正体を認める。
影は黒髪を綺麗に短く刈り揃えたメイドだった。

405 :310:2008/11/09(日) 23:58:56 ID:g7j+aGs9
「5人目!?」
だがこのメイドはこれまでの4人とは少々雰囲気が異なっていた。
今までの4人が10代後半ならこのメイドは20代後半に見える。
ガリガリと音を立ててメイドの日本刀が2丁の銃に食い込む。そのまま刃は徐々に赤狼の首へと距離を詰めてゆく。
この状況はマズイ。
「ぐがっ!」
赤狼は渾身の力で日本刀を押し払い除けると同時に、メイドの腹部へ蹴りを叩き込んだ。
不利な体勢から放った為に、赤狼も踏ん張れずに転がりながら間合いを空ける結果になる。
先に体勢を立て直したのは赤狼だった。
だがメイドも素早く体勢を立て直し、赤狼が銃を狙いをつけるより先に茂みの中へと跳躍し姿を消す。
耳を澄ますが敵の気配を上手く感じ取れない。
おそらくメイドは茂みの中を素早く移動しているのだろう。四方八方から殺気を感じる。
向こうからは丸見えだが、こっちは目隠しされたようなものだ。
「・・・一つ教えてちょうだい。どうやってあの4人を見抜いたの?」
茂みの中からメイドが問い掛ける。しかし声を頼りに狙いをつける頃には、すでに移動している事ぐらい察しが付いていた。
無駄弾を使って隙を作る愚を避け、
「そう大した手品じゃない・・・あの幼稚な爆竹さ。」
答える赤狼の背後の茂みからメイドの斬撃が繰り出される。わずかに避け損なった赤狼の肩から鮮血が飛ぶ。
痛みを堪えて銃を構えるが、またしても狙いをつける前にメイドの姿は茂みの中へと消える。
「銃声に似た爆竹の破裂音に対して、驚く反応を見せるのは別におかしくない。だがあの4人は反応が速過ぎたんだ。」
答えを言い切る前にメイドが茂みから襲い掛かる。
だが今度は赤狼も完全に受け止めた。再び2人は組み合った。
「とっさにあの4人は音の発生源を捉え、反射的に反撃の態勢を取ろうとした上に、殺気を剥き出しにしちまったんだ。
訓練の賜物なんだろうが、悪い結果に出たな。」
互いの吐息が感じ取れるほどの至近距離でメイドと赤狼は向かい合う。
鈍い金属音を立てて銃と刀が交錯する。敵意の篭った視線を交わすメイドと赤狼。
しかしメイドの表情には敵意以外に何処か憂いが感じられた。
「・・・まだ未熟だったからね。私が育てて暗殺者に仕上げた。そしてこれが初仕事だったのよ。」
「だからか。標的を狙わず、あえて私を狙ったのは・・・手塩に掛けた教え子の弔い合戦という訳?」
赤狼の問いに、メイドの視線には一瞬の躊躇いが有った。だが次には激しい憎悪の意思が感じ取れた。
「そうだ!師匠としての不甲斐ない結果を償うには・・・今の、今の私にはこれしかないからな!」
決意の表情からメイドが刀を捻り返し、赤狼の体勢を崩す。
そしてその隙を突いてメイドは突きを放った。
「・・・うぐっ!」
必死に体を逸らした赤狼だったが、メイドの日本刀が赤狼の左足に突き刺さった。
耐え難い熱い痛みが赤狼を襲う。鋭い刃に肉が裂かれる。叫びたい衝動を堪えて赤狼は左手の銃の狙いをつけた。
自分の目前にあるメイドの顔に向かって引き金を引く。赤狼は3度引き金を引いた。
しかしメイドは赤狼の腹部を突き飛ばす事でその銃撃を避けた。と、同時に左足に食い込ませた日本刀を勢いで引き抜く。
乱暴に抜かれた赤狼の左足は更に裂かれ、大量の血が周囲の地面へと降り注ぐ。

406 :310:2008/11/09(日) 23:59:58 ID:g7j+aGs9
痛みの余り、赤狼は狙いもつけずにメイドへ乱射する。
だがメイドは反撃を軽く避け、茂みの中へと姿を消した。
「・・・ぐっ・・・ぅうっ!」
赤狼は歯を食いしばって痛みに耐える。やもすればこの出血だけで死に至り兼ねない。
だが、メイドは悠長に赤狼の死を待つつもりは毛頭無く、あくまで自分の手で決着を付けるつもりだった。
茂みの中を移動し、最後の一撃に向け隙をうかがう構えを取る。
「もう動けまい・・・マキ、ユリ、マイそしてカスミの仇、取らせて貰う!」
赤狼は右手で傷口を押さえ左手で見えぬ敵に銃を向ける。
だが敵の位置が分からねばどうにもできない。
そんな赤狼の背後を取ったメイドは意を決して最後の攻撃を仕掛けた。
メイドは茂みの中から跳躍し、赤狼の頭上から襲い掛かった。
それと同時に、再び2人の頭上で花火が閃いた。
閃光が周囲を光で包む。そして赤狼は、その光の中に動く影の姿を視界の端に捉えた。
「・・・!」
「・・・!」
反射的に赤狼は影に向かって引き金を引いた。
そしてメイドも赤狼に向かって斬り付けた。
花火の轟音響く中、金属音と肉を裂く音が2人の耳には確かに聞こえた。
そしてメイドは赤狼の目前に着地した。赤狼は銃を構える。だが左手に握る銃にはもう弾が無かった。
無表情の赤狼に対し、メイドの顔に微笑が浮かんだ。
だが・・・
「がはっ!」
突如メイドの表情は苦痛に歪み血反吐を吐いた。
豊満な胸の谷間に黒い染みが広がってゆき、メイドは赤狼に抱きつく形で崩れ落ちる。
2人の脇に赤狼の銃弾で砕けたメイドの日本刀が刺さり落ちた。
「・・・ぅ・・・ぐ、んぅう・・・勝ったと・・・ぅぐ・・・思っ・・・たの・・・に」
血の泡に唇を汚しながらも、メイドは言葉を繋ぐ。その表情はどこか晴れ晴れとしていた。
頬を伝う涙が、赤狼の顔に零れ落ちた。
「や・・・っぱり・・・情におぼれ・・・たのがいけ・・・・なかったのかし・・・ら」
その言葉を最後にメイドは息絶えた。
その死に顔から視線を外さず、赤狼は無表情のまま立ち上がる。
「・・・確かに情に溺れたのが運の尽きだったかもしれない。」
赤狼はメイドの瞼をそっと閉じてやった。
「・・・でも結果がどうあれ、情に溺れられただけ、あんたとあの4人は幸せだったよ・・・何も無い私よりはね。」

407 :310:2008/11/10(月) 00:09:26 ID:QsfsNoNh
以上です。
思いっきり長くなりましたorz
なお、上で指摘されてますが敵娘のネーミングはまんま格ゲーからです。


>武器やられの人様
新作投下GJです!
う〜ん、連投は余り気にしなくてもいいのでは?
ネタ・・・蛮族のアマゾネスとか女騎士とかどうでしょう。

つか私もネタ欲しいですw

408 :名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 01:33:50 ID:DBIXtOy7
310さん、おお〜カッコイイですね〜、もうやられのSSというより本格アクション小説です。
 殺し屋の非情な宿命がひしひしと伝わってきます。 主人公がピンチになるのも良いモンですよね。

409 :死神と朝星〜決戦〜@:2008/11/11(火) 11:13:15 ID:4D9MK83W
アークの襲撃から一日が過ぎ、山越えも終わりが見えてきた。
「ここを越えれば本部は目の前か〜」
「……………来た」
麓まであと一息という山道。
その地平にみえる夕日を背に一人の娘が立っていた。
死神は立ち止まり大鎌を構える。
「ふふ、先輩ったら怖い顔しちゃってぇ〜」
「もう…負けない」
夕日を背に立ちはだかる娘、アークも鎌を構え戦闘態勢に入る。
「もう少し遊んでいたかったけどそうもいかないのよねぇ〜」
「お喋りね…これから死ぬというのに」
普段は挑発など気にもかけない死神の口から言葉が紡がれる。
並々ならぬ気迫が死神からは滲み出ていた。
朝星は一歩後ろに下がり、戦況をみつめる。
二人の間には何人も入り込む余地はなかった。
瞬く間に雷雲が空を包み込む。
三人は降りだした豪雨にさらされるも微動だにしない。
一際大きい雷雲が低い音を鳴らし、決着の合図を告げた。
視界を支配する激しい雷光、二人の身体が交差する。
「う…」
死神が膝をつき肩口からは血が吹き出す。
静かに向き直るアーク。
唇を震わせながら何か言葉を紡ぐ。
(馬鹿な…この私が…)
次の瞬間、四肢、胴、首筋から鮮血を吹き出しながらその豊満で魅惑的な身体は七つに分断された。
まるで破壊された積み木のように崩れ落ちてゆく…ネオバットレディ最速の女戦士の最後であった。

「…………っ」
ローブをちぎり包帯代わりにして止血する。
「大丈夫か?ちょっとヒヤヒヤしたのだ」
「心配ない…行こう」
朝星の手を借り立ち上がる死神。
「まったく負けず嫌いでせっかちなのも限度があるのだ」
死神を朝星が諌めるという不思議な光景。
どちらからともなく笑みを浮かべる。
残すはネオバットレディ本部のみ。
二人の戦いの旅も終わりを迎えようとしていた。


410 :死神と朝星〜決戦〜A:2008/11/11(火) 11:20:45 ID:4D9MK83W
夜明け前のネオバットレディ本部。
門番もの姿も見えず二人を迎え入れる準備は出来ているという様子である。
「死神ちゃんは後から入るのだ。まずは…私が行く」
「………わかった」
頷く死神。その時彼女は朝星が何を考えているか感じ取っていた。
「行くぞっ!」
モーニングスターをいつもより強く握りしめ彼女は戦場を駆けて行く。
「てっ、敵しゅ…がっ」
「いやぁ…あっ!」
屠る屠る朝星。
武器を持つ者、持たぬ者関係なく猛進する。
「きゃああー…あぶっ」
「わっ私は…ひぎっ」
猛る猛る朝星。
戦意のある者、無き者関係なく屠り進む。
「いぎゃっ」
「馬鹿な、誰か奴を止められる者はぎぃっ!」
「司令室応答願います!しれい゛っが!」
「大丈夫?今助け、えばぁっ!」
「きゃあぁ…ユキちゃ…」
「カ、カオリ…はぅ!」
戦闘員も、幹部も、オペレーターも、救護部隊も、まだ未熟な訓練生までも。
モーニングスターはその鉄球を血に染めて突き進む。
正に鬼神の如く殺戮の限りを尽くし、ネオバットレディに関わるものは善も悪もなく屠り続けた。
生も死も一瞬の瞬き、慈悲も情けもなくあるのはただ破壊のみ。
何が彼女を駆り立てるのか?
それは彼女自身しかわかりえない。
「ひぎゃあっ」
司令室の門番を蹴り飛ばし勢いのまま扉を破る。
ネオバットレディ総帥は朝星に背を向け玉座の武器を手に取る。
「よくぞやってくれたな愚かな反逆者よ!この母上様より受け継いだ槍で貴様を一突きに…」
振り向いた総帥の視界には鉄球が目の前にあった。
「はぎゃっ!」
顔面を粉砕されたネオバットレディ総帥は身体を痙攣させながらゆっくりと後ろに倒れる。
既に意識の無い総帥の身体は玉座に座るような態勢になる。
悪事の限りを尽くした女の哀れな最後であった。

「はっ、はあっ………」
「朝星」
「終わっ…た?」
死神は静かに頷き、朝星は脱力しその場に座り込んだ。
「これでひとまず終わり…今は…暫しの休息を…」
朝星を包み込むように優しく抱く死神。
夜が明け木漏れ日か二人を照らしている。
「あ…」
ネオバットレディ唯一の生き残りの訓練生。
彼女が扉の影から見たその光景は―――

無数の屍が散らばる戦場でとても儚く、そして美しいものに見えた。


411 :武器やられの人:2008/11/11(火) 11:26:21 ID:4D9MK83W
これでこの物語は完結です。
読んで下さった方、レスをくださった方、本当にありがとうございました。


412 :名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 20:16:51 ID:rvMTN9hj
なんと…完結か。
いや…第2、第3の朝星と死神が現れるに違いない(エー

武器やられの人ご苦労様でした。

413 :名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 21:50:23 ID:3+oEsQyU
 武器やられの人、完結お疲れ様です!

 いや〜でもまだまだ続くと思っていたのでちょっとショック。 美麗ちゃんの恋の行方とか、アークと死神ちゃんのエロエロとか、もっと読みたかった!(笑)
 作者様としては、ここらで一旦区切りをつけて新シリーズに取り組もう、という事ですかね。

 今まで楽しませて頂き、大変ありがとうございました!

414 :武器やられの人:2008/11/12(水) 11:21:34 ID:RsxGyy/s
新作ができてしまった…
また連投になってしまいますが投下してよろしいでしょうか?
ペースが早過ぎて自分ばかり投下するものあんまりかなと思いまして。
投下してよろしいならば夜勤なので夕方くらいに投下します。


しばらく前作の二人はお休みです。
お気に入りのキャラクターなので気が向いたら外伝とか書いてみたいです。


415 :名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 20:11:54 ID:opGlPTho
手遅れっぽい・・・
勢いのあるうちに進めていったほうがいいと思うよ
誰にでも波はあると思うし。今せっかく乗ってんだから〜

416 :310:2008/11/13(木) 00:01:36 ID:UEMQR6lm
>武器やられの人様
ついに完結ですか!お疲れ様でした。
完結させるのが勿体無い位凄く綺麗に纏められたというか、
無駄が無いストーリーがいつもながら見事です。
最後の大虐殺は雑魚系好きとして実に楽しめました。
親子揃って似たような死に方のラスボスにもw
しかし普通の戦闘員や幹部ならいざ知らず、
非戦闘員なオペレーターとか救護部隊とか訓練生とか一体何十人撲殺されたのやら・・・
美麗みたいな境遇の娘も居たかも知れないと思うと、朝星たんは鬼ですね(褒め言葉)
完結早々あれですが、今後の外伝もちょっと期待していいですか?w

ちなみに自分の方は投下できるの最低でも明日の晩になりそうですorz
なので気にせず投下してください。
読み手として新作楽しみにしています。

417 :黒冥館@:2008/11/13(木) 11:31:31 ID:UMWwQV6T
町外れの漆黒の森。
その森の奥深くにその館は存在していた。
館の名は『黒冥館』
…罪深き者が死を誘う断罪の館…

「はぁ…はぁ」
雨の降る闇夜の森の中を四人の女盗賊が駆ける。
「おい、あれをみろ!」
「館だ!よしあそこで身を隠すぞ」
バタン
巨大な銅製の扉を最後尾の女が閉める。
「ハァ…」
彼女は扉に寄り掛かり手にした金袋を見つめる。
(このお金があれば弟は…)
「マリア」
「はい」
「初仕事にしては上出来だ。これからヨロシクな」
「は、はい…」
彼女は悩んでいた。
いくら理由があろうとも犯罪に手を染めてよいものか…と。
「これ良いねぇ」
「金になるよ」
盗賊仲間のユカとサラがリビングにある騎士像に目を付ける。
「立派な槍だね。せめてこれだけでも…」
ユカが像に手を触れた次の瞬間。
カチッ
妙な音がしたかと思うと騎士の持っていた槍がユカを一突きに貫いた。
「ぎゃあーっ」
「ああ〜っユカ!今助けるからね」
サラはユカの身体を槍から引き抜こうと力を込める。カチッ
ボシュッ
「はげぇっ」
騎士像の手から槍が射出される。
槍は二人を貫通し壁に突き刺さる。
ユカとサラは無残な最期を遂げた。
「ちくしょう!」
そう叫びながら盗賊のリーダーは扉へと向かう。
しかし扉は固く閉ざされ開くことはない。
「くそっ!」
ドカッ
扉に蹴りを放つ。
カチッ
マリアの目に恐ろしい光景が映し出された。
リーダーの身体を無数の矢が襲ったのだ。
頭を、胸を、局部を無数の矢が突き刺す。
「ぁ…ぁ」
声にならない声をあげその場に倒れる。
「きゃあぁーーー!」
マリアの絶叫とともに扉が重い音を立てて開いた。
マリアはフラフラとした足取りで館を後にした。
夜はもう明けていた。


418 :黒冥館 幕間:2008/11/13(木) 11:32:42 ID:UMWwQV6T
人の気配が無くなった館に二つの人影が姿を現す。
『陽炎様』
陽炎と呼ばれたのは黒装束と長い黒髪が美しい女性であった。
『何?セバスチャン』
セバスチャンと呼ばれたのは執事服を纏った初老の男性。
『あれでよかったのですか?』
『ええ…まだ彼女には罪が足りないわ。でもまたこの館に踏み込むことがあればその時は…』
陽炎は薄く笑みを浮かべると屋敷の奥へと消えていった。
『ああ、セバスチャン。いつも通り後始末お願いね』
『畏まりました』

町外れの黒き闇の森。
その森の奥深くにその館は存在していた。
館の名は『黒冥館』
…罪深き者が死を誘う断罪の館…


419 :黒冥館A:2008/11/13(木) 11:39:08 ID:UMWwQV6T
バタン
銅製の扉が重い音を立てて閉まる。
二人の村娘が館へと逃げ込んできた。
ミシェルとマリー、ミシェルこそ整った身なりだったがマリーの身体は鮮血に染まっていた。
「ああ、とうとうやってしまった…夫をこの手で殺めてしまった…」
うずくまるマリー。
ミシェルが優しく声をかける。
「仕方なかったのよマリー。私たちの関係がばれたら磔にされて火炙りよ」
「そうね…」
二人は女性でありながら愛し合っていた。
しかしそれは村では禁断の愛であった。
「ありがとうミシェル。少し元気が出たわ」
「そうよかった」
(フフフ…これでマリーは私のモノ…)
「あ、ミシェル寒いでしょうあそこに暖炉があるから火を点けてくるわ」
そういってマリーは暖炉に向かう。
暖炉の前に座り込み備え付けてあった火種を使い火を点けた。
カチッ
マリーのいた場所から何かがせりあがってくる。
「きゃあぁん」
それは木製の三角木馬であった。
「マリー!」
「あぁ…見ないでミシェル!」
木馬は小刻みに動きマリーの股間を責める。
ガク、ガク、ガクン
「あん、あん あはぁん」「マリー!」
「あぅ、痛ぁ、ひぃ」
目の前で悶えるマリーを助けようとミシェルは暖炉に駆け寄る。
カチッ
ミシェルが木馬に触れた時、暖炉の炎が激しく燃えあがり二人を瞬く間に包み込んだ。
「ああ〜熱ぃ!マリー!」
「はぁぁんミシェルぅ!」
二人は抱き合いながら炎の中に消えてゆく。
燃え上がりゆく二人はどこか幸せそうであった。
(ああ…ミシェル…愛しているわ)
(マリー、いつまでも、一緒…よ)

二人の居た場所にこびりついたススを払い除けながら陽炎が呟く。
『歪んだ愛とは恐ろしいわ。ねぇセバスチャン』
傍らに付き従う彼は静かに頷いた。

町外れの黒き闇の森。
その森の奥深くにその館は存在していた。
館の名は『黒冥館』
…罪深き者が死を誘う断罪の館…


420 :罠やられの人:2008/11/13(木) 11:44:35 ID:UMWwQV6T
今回は以上です。

新シリーズいかがでしょう?
好評なら続けたいです。

421 :名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 14:26:33 ID:xVSp3Pj8
GJ!!!!どんだけ高機能なんだその館wwww
ガス室に変わるシャワー室とか、落とし穴・飛ぶナイフとかありそうな館だな…
ミシ●ッピー殺人事件ばりに… 

422 :名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 20:16:39 ID:vfL6fBSB
 おー、何だか「エロエロ版刻命館」みたいですねぇ〜、次回が楽しみです。

423 :黒冥館B:2008/11/15(土) 09:51:03 ID:e/K6d0M/
町外れの漆黒の森。
その森の奥深くにその館は存在していた。
館の名は『黒冥館』
…罪深き者が死を誘う断罪の館…

「はっ、はっ…」
森の中を二つの影が駆けていく。
「シェラ、手を離しておくれよ。家に帰らなきゃ」
少年は自分の手をひく少女に懇願するも少女は聞く耳を持たず無言で走り続ける。
そして二人はある館にたどり着いた。
銅製の扉が閉まり、二人は扉を背にして座り込む。
「シェラ、一体どうしたんだい。早く家に帰らなければお仕置きされてしまうよ」
金髪の少年ファラは隣で息を切らす少女に話しかける。
「はぁ、はあ…うふふ…心配することはないですわ。お兄様」
銀髪の少女シェラは笑いながら兄の問いかけに答える。
「どういうことだい」
「もうお兄様を無理矢理働かせる父様も鞭で打つ母様もいないのよ」
「え!?」
兄妹の家は荒んでいた。
父は働きもせず毎日酒場に入り浸り、兄に暴力をふるった。
母も男遊びが激しくうまくいかない事があると兄に八つ当りした。
妹には家事全般をおしつけ、未遂には終わったが売春まがいの事までもさせようとしていた。
「もう怯える必要はないわお兄様。今日の食事には猛毒が盛ってあるの、きっと二人は今頃…」
それを聞いたファラは一気に青ざめる。
「なんてことを…親殺しじゃないか!捕まったら死刑にされてしまうよ!」
「うふふ…だから逃げるのよ。お兄様…ずっと…ずっと一緒…」
そういうとファラの服を捲りあげ鞭でてきた傷口を小さい舌でぺろりと舐めた。
「あっ…」
「可哀相なお兄様。痛かったでしょう?でももう大丈夫。うふふ…」
傷口をひとしきり舐めおわるとシェラは立ち上がりリビングを見回す。
「シ、シェラ何をしているんだい」
「金目のモノを頂いてゆくのよ。幸い空き家のようだし旅の足しになれば良いけど」
「そんな、いけないよシェラ」
シェラは兄の耳元で囁く。
「大丈夫、お兄様は私が守ってあげる。ふふっ、うふふっ、あははははっ」
その時兄が見た妹の瞳は光が宿っていないどこか無機質なものに思えた。 

玄関に近い小部屋の扉を開けると部屋の中央には宝箱があった。
「うふふ、幸先良いわ」
シェラは笑顔で宝箱に向かう。
兄は部屋の入り口で見ている事しか出来なかった。
「一体何が入っているのかしら」
シェラが宝箱を開けるとそこには金貨や高価なアクセサリーがぎっしりと詰まっていた。
「すごいわお兄様これだけあれば…」


424 :黒冥館C:2008/11/15(土) 09:58:31 ID:e/K6d0M/
兄の方に満面の笑みで振り向くシェラ。
しかし兄は驚きの表情で妹を見ていた。
いや、正確には…
「お兄様?…ぎゃあっ」
バクン
妹の背後にいるモンスターを。
シェラの上半身を鋭い牙を生やした宝箱が食い千切る。
「あがぁっ…ごぽっごぽぉお゛兄さ…ま…」
宝箱の閉じられた口から鮮血が流れだす。
ファラは宝箱に掴み掛かっていった。
「化け物め!妹をかえせ!かえしてくれよお!!」
泣き喚きながら宝箱を叩く。
ギィ、ギィ
「!」
妙な物音にファラが振り向くとそこにはどこからともなく巨大なハンマーが天井からぶら下がっていた。
ギィッ、ギィッ
ハンマーの振り子運動は徐々にスピードを速めていく。
そのハンマーの打撃面はファラの頭を捉えている。
逃げようと思っても足がすくんで動けない。
もはや下半身だけとなったシェラを抱きしめながら最後の時を待つ。
(ああ、これは神が僕に罰を与えたんだ。僕の…僕の罪は妹を止められなかった事…誰よりも愛しい妹を守れなかった事…)
ハンマーの打撃面がファラの視界を埋めると同時に彼の意識は途絶えた。

「…さま、お兄様!」
木漏れ日が心地よい。
目を覚ますとそこは森の中だった。
「起きて!お兄様!」
「シェラ…何故?僕は…生きてるのか?」
「もう、寝呆けてるの?お兄様。昨夜は森で野宿したのではありませんか。早く行かないと捕まってしまうわ」
「う、うん…」
二人は手を取り合って森を駆けてゆく。

森の木陰に二人の行方を見つめる影二つ。
『……………』
『何か不満そうだな。セバスチャン』
『…如何なる理由があろうとも親殺しは大罪でございます』
『確かにそうよ。でもあの兄妹はこの世に必要な気がするの』
『いつもの直感ですか』
『まぁ、そんなところね…何故かしら。今は罰せずとも二人はここに帰ってくる…そんな気がするわ』


425 :黒冥館D:2008/11/15(土) 10:10:44 ID:e/K6d0M/
ここは森の中にある古びた教会。
一人のシスターが跪き十字架を見上げている。
短く整った髪に眼鏡の似合う真面目そうな少女は俯きある告白をはじめた。

「主よ、私は人を殺めました・彼女は成績優秀で誰からも好かれ愛されていました・私はそんな彼女が憎らしかったのです
彼女がいる限り私はいつもニ番目に甘んじていたのですから・ある日私は彼女を呼び出し学院の荒くれ者に襲わせました・しかし翌日も彼女は学院に登院してきました・私にもいつもどおり接してくれました
私はそれがとても癪に触り腹立たしくなりました・その日の夜・闇夜に紛れて私は彼女を襲いました・手に持った石で何度も何度も殴りました
すると彼女はぐったりとして動かなくなりました・心臓も止まっていました・怖くなった私は逃げ出しました
そして私はここに辿り着きました。私は己の行いを悔いております。どうかこの懺悔をもって慈悲を御与え下さ……!?」

少女が目を開くとそこは教会では無く古びた屋敷のリビングだった。
「え…えっ!?」
金縛りにあった状態になり身体が動かない。
彼女の頭上ににひやりとした感触、見上げるとそこにはギロチンの刃が銀色の光を放っている。 刄だけが宙に浮き彼女の首を捉えている。
「何よこれぇ!?う、嘘でしょ?」
刄は無機質に輝きを放つ。
「いやぁっ!何故?どうして!?死にたくないぃ…死にたくな!」
音もたてずに刄が彼女の首を両断する。

コロコロと転がるシスターの首を陽炎が抱き上げる。
『ふぅ、最近の子は謝ればすべて許してもらえるとでも思っているのかしら?ねぇ、セバスチャン』
『嘆かわしいですなぁ』


426 :罠やられの人:2008/11/15(土) 10:14:37 ID:e/K6d0M/
以上です。

皆、悪女ではあるんですが設定年齢が低いような気がしてますw

427 :名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 16:19:13 ID:nM01DaFA
作品としては面白いんだけど、ここのスレの趣旨と少しズレてるかなぁ…

被害者側が「悪事を働いた人間」ではあるけど、どちらかというと一般人に近いし
状況をよく飲み込めないまま屠られて終わり、になってるので
映画でいえば「ホラー」、「パニック」ジャンル寄りに近い感じ

多少なりともお互いが対峙して、敵同士という認識を持った上で戦い、
そして屠られるという基本の流れがここのスレ的にはちょっと欲しいところです

428 :名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:45:58 ID:P99xI7tc
俺は好きだけどなぁ・・・
ただセバスチャンって名前が気に食わないね。
馬鹿っぽい執事を想像しt

429 :名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:56:04 ID:FYHUH/2A
 兄妹のエピソード、何故か昔読んだ「本当は萌えるグリム童話」(グリム童話のパロディ短編集)の「ヘンゼルとグレーテル」を思い出しました(好きな作品です)
 兄妹に、悪の道に堕ちてしまうまでの情念ドロドロの葛藤をさせるとか、もう少し転がしがあれば面白いかと。

 悪女がロリータなのは、別段問題ないかと思います。
 「セバスチャン」は確かに…(笑)

430 :名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 05:10:30 ID:8Ii6qg4x
書いてくれてるのにこういうこと言うのは申し訳ないけど…
いちおうスレタイも「悪の女戦士」だし、懺悔中のシスターとか虐待された兄妹とか正直スレ違いじゃね?
このスレなら館の主を狙う暗殺集団とか…今のままだと普通のリョナじゃないかと思います

431 :バイオレンスガールズ@:2008/11/16(日) 07:47:08 ID:nVZNtqHq
「ひぃ、ふぅ、まだ着かないのか〜」
「ギルドの人の話通りだともうすぐ…」
プレートアーマーに身を包んだ女戦士は黒いローブを纏った少女に愚痴をこぼす。
「まったく、なんで原因不明の失踪者探索なんて面倒臭い依頼受けたのだ〜」
「誰かが人の数倍大飯食らいだし浪費家だから。いくらお金があっても足りない」
「でもでも〜この新装備とおニューのプレートアーマー最高だと思うけどな〜」
「黙れ」
少女が一睨みすると女戦士は萎縮しトボトボと歩きだす。
「きゃああぁーーーっ」
森に悲鳴が響く。
悲鳴の方向を見ると青髪の女性が山賊らしき輩に追われている。
「どうする…?助ければ情報聞けるかも…」
「むぅ…あまりガラじゃないけど…やるか!」
じりっ
追い詰められ怯える青髪の女性。
「や、やめて…」
盗賊たちは舌舐めずりをして女性を凝視している。
「金目のモノとアンタの未来を頂くヨ」
「やぁっ」
女性は手を掴まれ藻掻く。
「いいじゃない。同じ女なんだしさぁ。ウヒヒ」
「まったく同じ女としてなっさけないのだ」
「だ、誰だ、きゃっ!」
振り向いた女山賊の頭が鉄球の直撃を受け吹き飛ぶ。
「あぁ〜マリアンヌが!」
「動かないで死にたくなければね」
女山賊は首筋に当たる刄のヒヤリとした感触に動きを止める。
「なめるなぁ!」
盗賊の一人がローブの少女に大刀で斬りかかる。
バシッ!
「!?」
茂みの奥から伸びてきた鞭が盗賊の腕を絡め取る。
「そこまでですわ」
茂みから現われたのは銀色の髪の美しい少女だった。
「無駄な抵抗はおやめなさい」
「くっ」
盗賊は大刀を地面に落とし逃げていった。
「ま、待っておくれよぉ」
鎌の刄から解放された盗賊もあとを追う様にして逃げだした。


432 :バイオレンスガールズA:2008/11/16(日) 07:58:37 ID:nVZNtqHq
「大丈夫…?」
「は、はい。危ないところをありがとうございました」
「礼は良いのだ。それよりも聞きたいことがあるのだ」
「は、はい」
「この辺りに古びた屋敷があるらしいけど知らないか?」
「!?」
女性の顔つきが一瞬怯えたかのように見えた。
彼女は一呼吸おいて返答する。
「ええ、知っています…でも一体何をしに?」
「ギルドの依頼…知っている事があるなら教えてほしい」
「!!」
それまで会話を静観していた銀髪の少女の顔つきが変わった。
「奇遇ですわね。その依頼なら私達も承けていてよ」
「へぇ…」
女戦士が銀髪の少女をみて口を鳴らす。
ガサ、ガサッ
「待ってよ〜おいていかないでよ」
茂みの奥からどこか情けない男の声がする。
「もう、走るのが速すぎるよ…ってあれ?」
「まったくお兄様が鈍臭いのですわ」
少女が声をかけた方向から眼鏡をかけた金髪の少年が姿を現わした。
「あれ?」
見知らぬ女性が三人いる光景に驚く少年。
「さっきの悲鳴はこの人たち?」
「いえ、あそこの二人が既にならず者と戦闘中でしたわ」
「へぇ…」
わずかな沈黙の後、黒ローブの少女が青髪の女性に声をかける。
「よかったら…案内してもらえる?」
青髪の女性はすこし悩んだような表情をみせたがすぐに向き直り
「助けて頂いたお礼になるかわかりませんが…案内いたします。私はマリアといいます」
「交渉成立…私は死神でいいわ…ギルド公認の傭兵」
「物騒な名前だけど性格は根暗で良い奴なのだ!私は朝星、トレジャーハンターなのだ!」
三人の自己紹介が終わったのを見計らい銀髪の少女がある提案をする。
「ねぇ…私達同じ依頼を受けているみたいだし協力しません?報酬は2パーティーの合計をきっちり二等分ですわ」
銀髪の少女が提案する。
「私は問題ない」
「ま、楽できたほうが良いしね〜」
「快く快諾してくださり感謝致しますわ。私はギルド公認の傭兵、鞭使いシェラと申します。こちらが私の兄で…」
「薬剤師のファラです。よろしくお願いします」
「よろしく…」
「よ〜し!話もまとまったところで出発なのだ〜」
こうして朝星一行は行方不明事件と関わりのあると噂される館に向かうのであった。
その館の名は『黒冥館』
罪深き者を誘う断罪の館とも知らずに…


433 :バイオレンスガールズB:2008/11/16(日) 08:02:44 ID:nVZNtqHq
黒冥館二階の書斎。
紅茶を啜りながら陽炎は視線を落とした。
『セバスチャン』
『ここに』
どこからともなくまるで霧のようにセバスチャンは現われた。
『罪深き者達が来るわ』
『トラップを仕掛けますか?』
『いいえ、彼女達を待機させなさい』
『畏まりました』
セバスチャンはまるで霧が晴れるかの様にその場から姿を消した。

『今まで感じたことのない負の力。少し骨が折れそうね』
書斎の天井を見つめながら陽炎は呟いた。

館内に六つの影がうごめく。
戦いの火蓋は今まさに切って落とされようとしていた。


434 :武器やられの人:2008/11/16(日) 08:03:55 ID:nVZNtqHq
今回はプロローグということで以上です。

皆様ご意見ありがとうございます。
シナリオ重視で書き進めていった結果、一部の作品がスレの趣旨に反しましたことをお詫びいたします。
黒冥館シリーズ自体が今シリーズへの伏線的なモノだったんですがストーリーをこの流れに繋げるためとはいえやりすぎてしまいました。
申し訳ございませんでした。
これからは今まで通りのやられSSの流れになります。


435 :武器やられの人:2008/11/16(日) 08:45:53 ID:nVZNtqHq
投下漏れがありました。
すいません。

436 :バイオレンスガールズ3.5:2008/11/16(日) 08:53:46 ID:nVZNtqHq
館内に六つの影がうごめく。

「ここです」
「ふぉ〜雰囲気でてるねぇ」
朝星が館の物々しい外観に声を上げる。
「………」
「どうしたのお兄様?」
シェラが兄の表情に違和感を覚え声をかける。
「あ、ううん。何でもないよ」
「それじゃあ行きましょう…マリアさん案内ありがとう…」
「いえ、では…私はここで」
マリアは館に背を向ける。
ギィ、と銅製の扉が開く音が耳に届く。
「きゃあっ」
吸い込まれるようにして五人は館の中に侵入した。
バタン、とまるで扉が意志を持つかの如く閉まる。
押しても引いても開くことは気配すらない。
カタカタ…
不思議な力に巻き込まれる様にして館に入ってしまったマリアは唇を震わせる。
「マリアさん?」
「じ、実は私この館に入ったことがあるんです。昔、私は見習いでしたが盗賊をしていてこの館に逃げ込んだんですが、それは恐ろしい体験でした…館内の罠によって私以外死んでしまいました…」
『へぇ〜そうなのかい』
五人全員が声のする方に一斉に視線を移す。
『ところでさぁ…その盗賊ってのは…こんな顔してたんじゃないのかい?』
リビングに突如現れた六つの影、その中央にいる三人の姿にマリアは驚き叫ぶ。
「カ、カサンドラさん、ユカさん、カオリさん!?」
軽武装を施した三人はマリアのかつての盗賊仲間とまったく同じ容姿をしていた。
他にも村娘、シスターのような姿をした者がいる。

「ここは黒冥館。罪深き貴女たちには死んでもらうわ。そして陽炎様の駒として尽くすのよ」
そういうと盗賊の三人は霧のように姿を消す。

二人の村娘が手を取りあってクスクスと笑いながら炎の輪を生み出す。
「お仕置きねミシェル」
「お仕置きねマリー」
シスターの姿をした少女が手をかざすとギロチンのような刄が生み出され、それを手に取り構える。
「悔い改めなさい」

「…マリアさんは下がって…」
「お兄様、援護をよろしくお願いします」
「久々に楽しめそうなのだ〜」

ファラとマリアは一歩下がる形になり朝星、死神、シェラが前線を務める。

戦いの火蓋は切って落とされようとしていた。


437 :名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:27:21 ID:xfedeqqG
 なるほど〜今までのは伏線だったんですね。

 しかしこのあとどうなるんだろ? 読めない展開… 続きを楽しみに待ちます。

438 :名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 14:52:42 ID:D7nisOL8
ナギの書き込みマジうぜぇよ

439 :名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 18:55:44 ID:F+WCahX9
>>438
こんなところに文句なんか書き込んでないで、
早くナギさんを悪女化して屠る妄想で自慰をする作業に戻るんだ。

440 :名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 19:48:21 ID:PV8XBQXt
 あらあらウザがられちゃいました。 そんなにうざかった? お気の毒様!

 しかし、こういう場は文体などから身許が割れたらマズいんでしょうかね〜?
 こんな悪女がいても、萌えません(笑)

441 :名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 23:20:51 ID:Us9BUUqG
身元が割れたらマズいというより、「匿名」という距離感を大事にして欲しい。
あなたの絵は好きなんだけど、このスレは絵板のノリとは別の場所なんだ。

442 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 00:18:27 ID:hQvPyopO
半年ROMれ、話はそれからだ
作品を投下する職人以外のいちいち自己主張するようなところじゃないんだよ

それがやりたいなら絵掲と絵掲のラウンジでやっててくれ
あんたの絵は嫌いじゃないがあんたの書き込みはなんかイラつく

443 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 00:21:05 ID:hQvPyopO
×職人以外の
○職人以外が

444 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 03:14:00 ID:PPovuFqC
>>441
>>442
 そうですか。判りました。

445 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 15:51:42 ID:nsy6NNaZ
絵板を全く見ていない(興味の無い)人間もいるんでよろしくです。

446 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:17:23 ID:nqkaMNw/
それはそれでもったいないと思うけどな

447 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 20:28:23 ID:h/vRngL1
絵板ってどこ・・・

448 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 20:32:16 ID:hQvPyopO
なんにしてもここではここの匿名性を機能させないとな

いちいち自己主張ばかりされても困る

449 :名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 20:43:30 ID:xOShlrSR
>>447
さすがに>>1くらい読めよww

450 :名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 04:00:02 ID:I6o9qZGN
>>446
1度見て、肌に合わないと思ったからね。そういう人間もいるんだよ。

451 :名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 04:25:27 ID:mig+55eM
匿名の人は匿名にすればいいし、
名前を書き込みたい人はそうすればいいだけの話なのに、
なんで言い争いになるの?
正直、小説を書くというのは、キャラクターを考え、話を構成し、
文章にまとめ上げ、ある人は推敲を重ねると、
大変な時間と労力を費やすもの。
そんな職人さん達にとっては、
一人でも多くの方に感想をもらいたいと言うのが切なる思い。
読み手がいがみ合って、読者を減らしたり、感想を書き込むのを減らすマネは、
極力避けるべきだと思う。

452 :名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 13:58:22 ID:I6o9qZGN
自分がここでさらに書き込むのもアレだけど黙ってれば収束した話だと思うけどなぁ
っていうか小説って言ってるけど、このスレの事でモメてるんじゃないよ?

453 :名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 17:13:08 ID:tFh8K2UG
言い争いやいがみ合いのときばっかり書き込みが増えるのも事実

454 :名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 17:30:05 ID:kxU8CFZw
8月以来、クレイバンの人をこのスレでも他の場所でも見かけないんだけど
元気にしてるんだろうか。
投下がないのは仕方ないとして、ちょっと心配だ

455 :310:2008/11/19(水) 21:01:28 ID:OqGzJeV4
ぬおお、健康上の問題でちょっと来れなかった間に凄い空気に。
とりあえず書き上がった分から投下してみようと思うんだけど・・・おk?

456 :名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 21:39:40 ID:k4d09lWW
おk

457 :310:2008/11/19(水) 22:53:27 ID:OqGzJeV4
「・・・もぅ!・・・こんな事になるなら・・・ハァハァ・・・助けてもらわない方が・・・良かったわよ!」
ジャングルの中を先導する赤狼に対し、その後を付いて来る少女からもう聞き飽きた愚痴が飛んできた。
赤狼は南米の誘拐組織から資産家の娘カリンの救出を依頼されて、仲介役の情報部の支援の下ジャングルに乗り込んだ。
近世の刑務所跡を改造した組織の拠点に忍び込み、司令官を暗殺した混乱に乗じて目的の人物を助け出して脱出、
・・・と、そこまでは計画通り上手く行ったのだが。
「なんでこんなジャングルの中を延々歩き続ける訳なの!車も何も無しに逃げるなんて正気の沙汰じゃないじゃない!」
「救出用のヘリを呼ぶにも場所ってものがあるんだ。敵の目の前には呼べない。良い的だからな。」
終わらない愚痴に我慢の限界が近付いた赤狼がムッとした表情で言い返す。
「それに車を使っちゃ逃げる方向が特定される。ジャングルに紛れて追っ手を撒くのが一番なんだよ。」
それだけ言うと足の進まぬカリンを先導して、赤狼は再びジャングルの中を進み始めた。
「・・・だからってさ、これはちょっと無いんじゃないの?」
山間部の真ん中、ちょうど谷間になった地形の中に茂る木立の中を2人は抜けてゆく。
「あなたは慣れてるかもしれないけど、こっちはジャングルなんて初心者なのに・・・・。」
・・・まさかこんなに口煩い小娘が救出対象と分かっていたなら、始めから断れば良かったと半ば後悔していた。
確かに徒歩での脱出は肉体的な負担が大きいが、それが最善の脱出方法である以上あれこれ愚痴られても困ると言うもの。
赤狼的には「むしろ愚痴りたいのはこっち」と声に出して喚きたいところだが、こんな状況で言っても始まらない。
「・・・精神的ストレスによる労災ってこの場合降りるのかしらね。」
「何よそれ!?」
「こっちの独り言よ、気にしないで。それよりもっと速く歩いて。足をそう何度も止めていたらすぐに追いつかれかねない。」
と、そこまで口に出したところで赤狼の表情が険しくなった。足を止め、その視線を後方のジャングルへ向ける。
木々が生い茂るジャングルでは視界が利かないが、赤狼はその中に敵の気配を感じ取る。
10人かそこら・・・おそらく先行の偵察隊だろう。気配の様子から見て、多分相手はまだ気が付いていない・・・。
何か言おうとしたカリンの口をあわてて塞ぐと、赤狼はそっと囁いた。
「(・・・喋らないで。どうやら敵の捜索隊が来てる。)」
「(・・・ってどうすんのよ!?追っ手を撒く為に徒歩で逃げたんでしょ!しっかり追いかけられてるじゃない!)」
周囲を見回してた赤狼は1人分ぐらい隠れられそうな大木の洞を見つけると、嫌がるカリンを押し込めて答えた。
「(追いつかれたら選択肢は2つ。手を上げて降伏するか、残らず追っ手を殺して逃げ切るか。私なら前者は選ばないね。)」
そう言い残して赤狼は単身ジャングルの中へと姿を消した。一人残されたカリンは誰言う訳でもなく呟いた。
「(・・・こんな苦労するくらいなら大人しく前者選ぶけどなぁ。)」

458 :310:2008/11/19(水) 22:57:32 ID:OqGzJeV4
赤狼は手近な大木の幹を跳ね上がるように登ると追っ手が近付くのを待ち構えた。
万が一上を見る相手が居ても、うっそうと茂る木の葉が姿を隠してくれるだろう。
赤狼は背負っていたショットガンを使わず、代わりに腰に挿していた大降りの軍用ナイフを抜く。
そして気配を消して赤狼は待った。
数分後、その真下を追っ手の女兵士たちが歩いていく。その人数を間違えぬよう慎重に数える。
女兵士たちが全員が通り抜けたところで、音を立てずに赤狼は後を追った。

「隊長、逃げた連中の痕跡が近くなりました。ここを通り過ぎてからまだ時間が経ってません。」
先頭を進む女兵士の報告を受けた隊長がハンドサインで部下たちに指示を送った。
その指示を受けて縦一列に並んで進んでいた女兵士たちはジャングルに散開して追跡を再開する。
いずれもナチ風の戦闘服に身を包み、自動小銃で武装した女兵士たちがジャングルの中を油断無く進む。
「ン?!」
女兵士の1人が背後に生じたかすかな物音に銃を向ける。だが自分たちが辿って来た後を追う者が誰も居る訳が無い。
「ディアナ、何か見た?」
彼女はすぐ近くに居た仲間の女兵士に問い掛ける。
「?・・・うぅん、何も。どうしたのマリン。」
「今物音がしたの。誰か居たんじゃないかと・・・」
少し気味悪げに周囲を見回すマリンと呼ばれた女兵士。
「気にし過ぎよ、逃げた相手は前に居るんだから。それより先に進むわよ。」
「・・・うん、多分気のせいね。」
そう言って振り向いた女兵士マリンは眼前の光景に凍りついた。
マリンの目に入ってきたのは、すぐ前に居た筈の女兵士ディアナが喉を裂かれて倒れる姿だった。
「あ・・・ぁ・・・がぁ・・・」
ディアナは喉から吹き出る血を必死になって両手で押さえようとしていたが、ついに適わず崩れ落ちた。
その返り血がすぐ傍に居たマリンの顔にも掛かる。予想外の出来事に彼女はうろたえた。
「ディ、ディアナっ!な、何・・・・・・・が・・・はぇ!?」
ズン!
全てを理解し終える前に、赤狼のナイフが背後から女兵士の胸を貫く。
「・・・ひ・・・ぎぃ・・・いやぁ・・・」
胸の谷間から覗く血塗られた白刃を虚ろに眺め、マリンは息も絶え絶えに血反吐を吐きつつ苦悶する。
無言で赤狼がナイフを抜くと、マリンの胸から噴水のように鮮血が飛び散る。
「あ・・・あぁ・・・ぁ。」
出血のショックに全身を侵された女兵士マリンの瞳孔は広がり体は痙攣した。
そのまま女兵士マリンも足元に転がる女兵士ディアナの死体へと崩れ折り重なる。
2人の死に様に何の感傷も抱かず、赤狼は他の女兵士の背後へと近付く。

459 :310:2008/11/19(水) 23:01:25 ID:OqGzJeV4
ブシュッ!
「うっ!ぐ・・・ぎぃ。」
背後から口を塞がれた女兵士フィニは振り向く前に喉を切り裂かれて絶命する。
ゴキッ!
「げっ!?」
突如横の木陰から掴まれた女兵士トトは相手が誰なのかを知る事も無く首の骨を折られる。
ヒュッ!
「あ!?・・・ぐ・・・げぇ」
ワイヤを首に巻きつけられた女兵士サラは一息で絞め殺される。
「ぐがっ!」
「うぐっ!」
「はぎゃっ!」
疾風の如き動きで間合いを詰めた赤狼は、固まって行動していた3人の女兵士の間を抜けるや否や全員の首に手刀を見舞った。
渾身の力を込めた赤狼の手刀により3人の頚骨は簡単に砕かれる。
「んっ!・・・ぁ・・・・ぁ・・」
3人の女兵士たちは手刀を受けた衝撃で弾かれたように全身を伸ばすが、次の瞬間にはだらしなく脱力して崩れ落ちた。
「これで8人。残りは・・・2人か」
ほんの数十秒で8人の女兵士たちを片付けた赤狼は残る敵の気配を探る。

「何か妙じゃないですか、隊長。」
先頭を歩く女兵士が不安げに尋ねる。
「ルー、何なんだ一体?」
「・・・隊長、私たち全部で10人居たんですよね?」
「それが?」
「ついさっきまで全員姿が見えたのに、今じゃ私と隊長の2人しか居ないんですよ。後ろの連中は何処に行ったんですか?」
その問いの答えはすぐに出た。
不安に顔を見合わせた2人の女兵士の真ん中に影が落ちてきたからである。
ドズッ!
「う、わぐっ!?」
「たい、ぢょっ!?」
2人の女兵士は自動小銃を構えようとしたが、その前に全ては終わっていた。
赤狼は落ちてきた勢いそのままに、逆手に持ったナイフを2人の胸に突き立てていたからだ。
呆気に取られた2人の女兵士は自分に起こった出来事をただ眺める他無い。
「気にする必要は無い。すぐに送ってあげる。」
そう言うと赤狼はナイフを持つ手に力を込める。
2人に突き立てた両手のナイフの一捻りで、2人の心臓は内部でズタズタに切り裂かれた。
「・・・こ、こん・・・な」
「ぅ・・・ぁあ・・・ぃ・・・い・・・やぁ」
脚に力が入らなくなって膝を突いた女兵士2人の胸からナイフを抜くと、
噴き出す鮮血が互いの身を汚して、2人の女兵士の死体は抱き合うように崩れた。
「・・・恨みは無いけどこれが仕事だからね。」
頬に付いた返り血をぬぐうと、赤狼はカリンの元へと走り去った。

460 :310:2008/11/19(水) 23:15:02 ID:OqGzJeV4
今夜はここまです。
本当は他のネタで話考えていたのですが、
事故った拍子に全部忘れましたorz
皆さん、交通ルールは守りましょう。

461 :名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 07:32:50 ID:cQTccha5
>>460
初心者とは思えなかったぜ。GJ.
お嬢さんキャラ立ってたのに途中でフェードアウトとは残念。
と思ったら続きがあるようなのか。期待だぜ。
交通ルールを守りながら待ってるぜ!

462 :名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 23:58:16 ID:dlS+wQ6v
>>460
GJ!交通ルールに気をつけて全裸待機するわ!

463 :バイオレンスガールズC:2008/11/21(金) 19:09:51 ID:3xxLB+MZ
二人の村娘の笑い声がリビングに響く。
「燃えちゃいなさい」
「灰にしてあげます」
二人が生み出した炎は渦状になって朝星達を襲う。
「お兄様!」
「うん!」
ファラは調合器具を袋から取り出すと、瞬く間に薬を作り上げる。
「やあっ」
精製された薬が入ったフラスコを炎の方に投げ入れる。
「薬術、冷凍薬!」
フラスコが炎に溶け込むと同時に凍り付く。
「!」
「な、なんてこと!」
朝星と死神が渦状の氷の中を走り抜ける。
「いただきッ!」
「さよなら」
ドグッ
「うぐっ」
ミシェルの身体に大きな風穴があく。
「ミ、ミシェ…ル」
マリーの腹部には死神の鎌が深く食い込んでいる。
「ぅぁ…」
死神は『ある異変』に気付いた。
「……!?出血が…ない」
身体機能を維持できなくなる程の重傷を負った二人の身体はボロボロと崩れていく。
「ああ、マリー」
「ミシェル…」
二人は艶やかに指を絡ませながら崩れ落ちた。
「死神ちゃんこれは…」
「おそらく…私たちと同じアンデット…」

パシィッ!
鞭特有の乾いた打音が響く。
シェラがシスターを追い詰める。
「くぅ…」
シスター姿の少女は刃を振り回し応戦するが攻撃の速さについていけない。
シュルッ
鞭の先端が機敏に動き、シスターの首に絡み付く。
「あ、あぁ…あぁあッ!」
首を絞められ、シスターは苦悶の表情を浮かべる。
「貴女達、何か知ってますわね!」
「ふふっ…行方不明者のコト…?それなら目の前にいるじゃないですか」
「!」
「誰に依頼されたかはわかりませんが無駄ですよ…貴女達もすぐに…」
ガクン
そう言うと同時にシスターの首が身体から千切れる様にして外れる。
「ふふ…誰もこの館からは逃げられない…」
サァッ……
首だけになったシスターはその一言だけを残し、砂となった。

「…これからどうしますの?」
「退路もないし先に進む…」
「ん〜それしかなさそうなのだ」
朝星一向はリビングを抜け二階へと進んだ。


464 :武器やられの人:2008/11/21(金) 19:14:35 ID:3xxLB+MZ
今回はここまでです。

ファンタジー&消滅系やられに挑戦してみました。

465 :バイオレンスガールズD:2008/11/22(土) 09:45:31 ID:zUF+W28e
階段を上がり前進すると書斎らしき部屋の前に着く。
「どうやらここが最深部みたいですわね」
「なんかあっさりしすぎなのだ〜」
「まるでここまで導かれてきたみたい…」
マリアは屋敷の雰囲気に恐怖を感じているようだ。
「…扉の先から人の気配はしない…」
「あれこれ考えても仕方ないのだ〜」
バン!!
朝星が勢いよく扉を開く。

「待ってたよ」
「カサンドラさん…」
部屋に侵入すると二十人を超える女兵士を従えてリーダーであるカサンドラが待ち構えていた。
「ふふっ…アンタたちでもこの人数はどうしようもないんじゃないかい?」
「みんな、下がっているのだ」
朝星が一歩前に進む。
「ククッ…一人で何ができるんだい?かかれッ!」
女兵士達が一斉に朝星達に襲い掛かってくる。
ガシャッ
「朝星ちゃんNEWウェポン☆ガトリングガンっ!(銀の弾付き)」
朝星の道具袋から腕に装着するタイプの小型銃が取り出される。
「!?」
「うりゃあ〜」
ガガガッガガガガガガッ
「ぁ!」
「くひん」
「きゃあ?」
頭を、腹部を、胸を打ち抜かれ倒れていく女兵士達。
「ぃひっ、そ、そこは!」
局部を撃ち抜かれ悶える兵士の姿もあった。
カチッ、カチッ
「およ、弾切れか」
ガトリングガンの弾丸射出が終わるとそこには死屍累々、女兵士達の骸の山があった。
「ふっ、楽勝なのだ」
「お金がかなり減ってると思ったら…」
誇らしげにする朝星と呆れた顔の死神。
表情を綻ばせる兄妹とマリア。
戦闘時にはあってはならない油断がほんの一瞬、生まれてしまった。


466 :バイオレンスガールズE:2008/11/22(土) 09:49:57 ID:zUF+W28e
骸の山がぐらっ、と揺れたかと思うと骸を盾にして銃撃を防いだカサンドラが飛び出してくる。
「死ねぇーっ」
高く飛び上がったカサンドラからシェラをめがけ凶刃が振りかざされる。
「シェラッ!」
「きゃっ!」
ドスッ
「ぁ…………あ…」
ぱたたっ
シェラの顔に鮮血が滴る。「お兄様ぁーーーー!」
カサンドラの凶刃はファラの身体を貫きシェラの胸の前で止まっている。
「だ、大…丈夫かい?」
口から血を流し虚ろな目で妹に優しく問いかける。
「お兄様……」
「泣かないでおくれシェラ…僕の可愛い、いもう…と…」
ファラの身体から生気が抜けていく。
冷たくなっていく身体。
「お兄様…お兄様?……いやぁあーーーーーー!」

「うおおっ!」
ゴシャッ
カサンドラの身体がモーニングスターに吹き飛ばされる。
「ぐえっ…ククッもうアンタたちは逃げられない…館とともに滅びるがいいさ」
捨て台詞を残しカサンドラは消滅する。

『まさか全滅とはね』
書斎の奥から女性の声が響く。
その女性はふわりと宙に浮いたかと思うと右手を天にかざす。
『館とともに滅びなさい。罪深き者達よ』
ゴゴゴゴゴゴゴ…
巨大な地響きとともに館が崩壊していく。
女性は薄笑いを浮かべると霧のように姿を消す。
「逃げるぞ!」
朝星が先頭になり館の脱出をはじめる。
「シェラさん!」
「…………」
しかしシェラは冷たくなった兄を抱いたまま動こうとしない。
死神はマリアの肩を抱き首を振る。
「シェラさん…」
兄妹を残し朝星達は館を脱出した。

崩れゆく館…妹は呟く。
「お兄様、私たちはいつも一緒よ…うふふ」


467 :バイオレンスガールズF:2008/11/22(土) 09:54:53 ID:zUF+W28e
崩れ去った館を見つめながらマリアは問う。
「これからどうするんですか?」
「私達は旅を続ける…悲しい事もあったけどこれがギルドの仕事をするものの宿命…」
「そうですか…」
ぽん、と朝星がマリアの肩を叩く。
「村まで送るのだ」
「ありがとうございます」
館を後にする三人。
それを見つめる二つの影…
『まさか脱出するとはね』
『館を脱出できるのは罪なき者と死者の眷属のみ…あの者達もあるいは…』

『もうどうでもいいわ。早く次の館を精製しないとね、骨が折れるわ…』
陽炎は館の瓦礫に溶け込むようにして姿を消した。

「結局依頼は失敗扱いか〜」
朝星が嘆く。
「物的証拠がないから…それに成功扱いにされても納得できない…」
「あの黒装束の女っ、今度会ったらギタギタにしてやるのだ!それはさておき死神ちゃん!今度の仕事は宝探しがいいのだ〜」
「はいはい…」
死神は青く澄んだ空を見上げる。


―マスター、私達は今あての無い旅を続けています
貴方の願い通り戦いから離れる事は出来なかったけど
きっとどこかで見守っていてくれると信じています―
二人の旅は、続く―――


468 :武器やられの人:2008/11/22(土) 10:04:05 ID:zUF+W28e
今回はこれでおしまいです。

朝星チーム再登板は少し早すぎた気がしますがどうでしたでしょうか。
やりたいネタは詰め込めたので個人的には満足ですが表現力の疎さには恥ずかしいばかりです。
次があれば今度こそコンパクトなやられを表現したいです…

310氏、続き期待してます!

469 :310:2008/11/23(日) 23:42:59 ID:cjfPwrrh
>>461-462様、武器やられの人様、お待たせしました。
遅ればせながら続編投下です。
かなーりストーリ色が濃い内容にしたおかげで今回かなりの長文、
しかも今回は次回以降への前置き的な意味合いが強いのですが、
生暖かく見て下さいm(_ _)m

470 :310:2008/11/23(日) 23:45:38 ID:cjfPwrrh
カリンは洞の中で心細く待っていた。
追っ手が来ると言ったきり、飛び出していったあの傭兵女は帰ってくる気配が無い。
追っ手にしても来る様子が無い。
最初はかすかな物音にもビクビクしていたが、何も起きない状態にだんだん不安になってきた。
第一銃声も何もしないのが帰って不気味で堪らない。
思わず洞から顔だけ出して外の様子を覗こうとしつつ、カリンは1つの推測を考えついた。
まさかひょっとして・・・
「・・・あの傭兵女、私を置いて一人で逃げたんじゃ・・・ってアイタっ!」
「ちょっとあんた何で出てきてるの!?それに誰が逃げたって!?」
洞から頭だけ出したカリンはいつの間にか洞の傍に居た赤狼に頭を叩かれた。
「イたたた、何するのよ!パパだって叩いた事無いのに!」
「あーあーそりゃ悪うござんしたね。」
叩かれた怒りも有って、カリンは顔を真っ赤にして赤狼に食って掛かる。
「・・・うーっ、だってこんなに何も聞こえないんじゃ何が起きてるか全然分からないじゃない!」
「何も起きないならそれで良いだろ!」
赤狼も負けていない。互いに唾を飛ばしての口論になる。
「良くないわよ!気が付いたら外囲まれていきなり蜂の巣なんて事になったらイヤじゃないの!外の様子ぐらい知りたいわよ!」
「そ・れ・が・返って危ないんだよ!追っ手を避けるためにここに隠したのに表に出てきたら隠した意味無いだろ!」
「それ言うなら追っ手を撒く為にこんな山道歩いてるんでしょ!?だったら何で敵に見つかるの!?」
「知るか!大体休んでばかりのあんたのおかげで当初のプラン滅茶苦茶なんだよ!無事に逃げたいのなら文句言わず歩け!」
「あーあー聞こえない、何にも聞こえない!全然聞こえなーい!聞こえないったらキコエナーイ!」
「・・・ったく。」
口喧嘩で若い娘に勝てる訳も無く、赤狼の方が黙り込んだ。
「で、どうなったのよ?追っ手の連中。まさかこっちに向かってるんじゃないでしょうね!?」
「大丈夫、その点は心配ないよ。」
それまでの口論ぶりと異なり、赤狼は至ってあっさりとした返答をカリンに放った。
「でも追撃隊は他にも居るだろうから油断は禁物だね。という事で、それが分かったなら・・・」
そう言うと赤狼はカリンの手を引っ張り、再びジャングルの中へと歩き出した。
「って痛いわよ!そんなに引っ張らなくても歩くって、歩くから!」

471 :310:2008/11/23(日) 23:48:01 ID:cjfPwrrh
「連絡が途絶えたから来てみたら・・・まさか、こんな有様とは・・・3番隊はこれで全部か?」
「ハイ、ミリィとチダがあっちで3人死んでるのを見つけましたからこれで全員です。3番隊の生存者はゼロです。」
仲間の死の感傷があるのかやや憂いた表情加減の女兵士の報告を受け、
一際大きな体格の女兵士、バネッサ軍曹が足元を見回した。
軍曹の前には発見された元3番隊の女兵士たちの死体が並べられていた。
喉や口元に涎や血の跡はあるが、どの娘も一瞬で殺されたらしくその死に顔に苦悶の表情は無い。
バネッサ軍曹は死体たちの汚れた顔を丁寧に拭いてやり瞼を一人ずつ閉じてやった。
「これをやった奴の痕跡はあるか?」
「ハイ、見つけました。それを見る限り相手は1人です。他に足跡が有りませんし、殺され方にも合点がいきます。」
「・・・そうか。」
死体を拭った布に付いた血を指で捏ねる。
まだ血は固まり始めていたが完全に乾ききってない。彼女たちを殺った奴との距離は近くも無いが遠くも無いだろう。
「ライカ大尉のヘリに連絡を取れ。連中が逃げているのは間違いなくこの谷だ。」
部下たちが3番隊の死体を全部集め終ると、
バネッサ軍曹は部下たちを死体が見える位置に置き、檄を飛ばした。
「いいか、奴は3番隊の同志たちを皆殺しにしてくれたんだ。その償いはきっちりして払って貰わなければならん!いいな!」
「ハッ!」
部下の女兵士たちは威勢良く答え、敬礼の姿勢を取った。
その表情に満足したバネッサ軍曹は、士気の高まった部下たちを率いて赤狼たちの後を追い始めた。

「・・・ようし、軍曹。逃げた方向は分かった。それなら後は簡単だ。」
武装ヘリで追撃隊の指揮を執っていたライカ大尉はバネッサ軍曹からの報告を嬉々として受け取った。
当初地区司令官が暗殺された混乱から、基地での追撃隊の編成は遅れに遅れていた。
結局ライカ大尉とその部下のバネッサ軍曹らが独自に追撃隊を編成して事態に当る始末だった。
この混乱をライカ大尉は代行した副指令の無能さ故だと判断していた。
この地区におけるライカ大尉の地位はNo.3だった。それを彼女は不服に思っていた。
上層部に誘拐ビジネスを提案したのもライカ大尉なら、実際に実働部隊として事に当ったのも彼女だった。
にも拘らず、上層部は彼女を評価しなかった。なぜなら地区司令がその手柄を横取りしたからだ。
自分が優秀であると自負していたライカ大尉にとって、この現状は何としても打破したかった。
そんな最中に起きたこの事件をライカ大尉は多大なチャンスと捉えていた。
邪魔な司令官が消え、もう一人の邪魔者は基地で慌てふためいている。手柄を独り占めできるのは私だけ・・・。
「その方面に展開してるのは軍曹の1番隊と5番隊だな・・・まず一番近い5番隊に当らせる。」
該当場所の地理と部隊配置を確認したライカ大尉はテキパキと指令を下す。
「その後直ちに2番隊を渓谷の出口へ先回りさせるから軍曹の1番隊は背後を抑えろ。私のヘリで4番隊を後援に回す。」
「包囲作戦ですね大尉、了解しました!」
普段よりも興奮が感じられる声でバネッサ軍曹が答える。その口調にライカの口元に笑みが浮かぶ。
彼女の興奮振りが狩りの喜びか部下を殺された復讐心なのかは分からないが、まぁそんなのはどっちでもいい。
バネッサ軍曹は優秀な追跡者だ。軍曹がその気ならこの仕事はより早く簡単に片付くだろう。
副司令がもたもたしている間に終わればなお良い。そうなれば私の株も上がる。上層部も私を評価してくれるだろう・・・。
「それで・・・・・・副指令にはどう伝えますか?」
先ほどとはうって変わって躊躇いがちな口調でバネッサ軍曹が質問する。その返答にライカも即答できなかった。
報告したところで副司令の部隊はどうせ間に合うまいが、全く連絡しないわけにも行くまい。
それに一応指揮系統的にはあっちが上なのだから、後々揉めても困る。独断専行のイメージが付くのも先々損だ・・・。
「副指令にはこちらから報告する。軍曹は奴を追え。気にする事は無い・・・フフフ、どう頑張っても副指令の部隊は間に合わない。」
最後の返答には喜びからの笑いが隠せなかった。そうさ・・・この手柄を譲るなんて真似誰がするものか。
「では・・・」
「捕捉したら後は軍曹の好きにしていい。嬲り殺しにしても構わん。だが人質の小娘だけは先に決めた通りだからな!」
「ハッ!では大尉、吉報をお待ち下さい!」

472 :310:2008/11/23(日) 23:51:38 ID:cjfPwrrh
「もうだめ!これ以上歩けない!休もう休もう休もう!」
「あんたねぇ、その泣き言10分前にも言わなかった!いい加減にしなさい!本気で逃げたいの!?」
赤狼は早々にへたり込んでしまったカリンに呆れ果てて、ついつい声を荒げてしまった。
その言葉にカチンと来たカリンが鋭く反論する。
「逃げたいも何も、貴女に連れ出されてなければそうしてないわよ!」
足元がおぼつかなくなり、元気なくへたり込んでいたはずのカリンだが、
口の方はまだまだ余力十分で赤狼を打ち倒すだけの元気があるらしい。
「大体なんでわざわざ連れ出したの!?パパが身代金払えばいいじゃない!そうすりゃこんな苦労なんかしなくてすむのに!」
どうやら痛いところを突かれたらしく、赤狼の表情が苦々しくなる。それを見透かしたカリンの口調はさらに勢い付く。
「そういや貴女、この仕事成功させたら幾ら貰えるの?目的は金なんでしょ?だからこんな事してるんでしょ?」
「・・・・・・そうだよ。」
「ほ〜ら、やっぱり。その為に私をこんな目に合わせといて何て言い草なの!ヒドイったらありゃしない。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「こんな事なら私、あの連中に投降するわよ。そっちの方が安全に決まって・・・・」
パシィッ!
カリンの最後の言葉は赤狼の平手打ちで遮られた。
最初は怒り返そうとしたカリンだったが、怒気を含んだ表情の赤狼を前に言葉が出ず萎縮した。
「・・・いい!どんなに罵詈雑言を並べても構わないけど、その考えだけは絶対に捨てなさい!」
「・・・・・・・・・な、何を言って。」
訳が分からなくなったカリンは反論しようが無くなり戸惑った。だがすぐに生来の負けん気がふつふつと沸く。
怒鳴り返そうと立ち上がったカリン、その目前を風切音が通過した。
「伏せろっ!」
赤狼は乱暴にカリンの肩を掴むと、無理やりに地面に伏せさせた。
「・・・ちっ!後ろから追い掛けて来た奴らじゃない。先回り、いや違うな・・・・横からだから別働隊か!?」
「・・・アタタ、何言ってるのよ!そんな事よりおかげで思い切り鼻打ったわよ!鼻が鼻が・・・」
余りに強引過ぎて鼻を打ったカリンの苦痛の声も聞こえぬ素振りで赤狼は周囲を確認し、
敵の位置を探りながらSPAS12ショットガンを背中から抜いた。
「ちょ、ちょっと。囲まれてるっぽいのに何をするの?ここは大人しく投降しましょうよ!」
周囲に飛来する銃弾に肝を冷やしたらしく、真っ青な表情のカリンは赤狼に力なく叫ぶ。
赤狼はそんなカリンを一睨みすると強い口調で切り捨てた。
「言っただろ、その考えは捨てろって!この程度ならまだ何とかなる。それに囲まれるってのは・・・」
全てを言い終わる前に赤狼はショットガンを構え、物陰から銃弾飛び交う前方へ飛び出した。

473 :310:2008/11/23(日) 23:55:59 ID:cjfPwrrh
「ヒッ!」
その光景にカリンは思わず恐怖の声を上げる。しかし赤狼は止まらない。
敵の銃撃が体を掠める中で、赤狼の銃口がその発射元を捉え・・・一際大きな雷鳴のような銃声が響く!
「ぐべっ!」
「ぎゃぱっ!」
赤狼から放たれた大粒の散弾が、狙いを外さず女兵士たちの胸を抉る。
不幸な女兵士は血を噴いて後方の茂みへと姿を消した。
だが女兵士たちの射撃が全て止まった訳ではない。残る8人の銃撃が赤狼を狙う。
だが赤狼はそのまま8人の間へ走り込んだ。
交差した射線に同士討ちの危険を感じた女兵士たちに躊躇の隙が生じる。
「待て!射線が!このままじゃ同士討ちに・・・ぎゃん!」
それが赤狼の狙いだった。続けざまにショットガンの銃火が女兵士たちを襲う。
「しまっ・・・がっ!」
「うっ、このおべげぇっ!」
ジャングルを獣のように駆け抜ける赤狼に女兵士たちの狙いはおぼつかない。
逆に赤狼は正確無比な射撃を強烈な威力のショットガンで繰り出す。
「・・・んぬげっ!」
「ばか・・・なぎゃぁっ!」
「・・・・ひゃん!」
熊をも倒す散弾の威力の前に彼女たちの身体など紙くず同然。
女兵士たちは悲鳴と血煙残して次々と吹き飛ばされる。
カチン!
赤狼のSPAS12の弾が切れる。どんなに強力な銃も装弾数は無限ではない。
残る女兵士たちが反撃しようと身を曝け出す。
「よしっ、弾切れ・・・のがぁっ!」
「なっ、ぐ!が!げぇ!」
「・・・なんだと、早す・・・ぎっ!」
女兵士3人が引き金を引く前に、赤狼はショットガンを両脇に吊った2丁のベレッタM92F拳銃に持ち替えていた。
ベレッタが唸るとその射線に居た3人は胸を綺麗に撃ち抜かれた。
「が・・・がは・・・」
3人は次々と崩れ落ちたが、最後の女兵士だけはまだ息があった。
赤狼は彼女に歩み寄ると銃に手を伸ばした手首を踏みつけ、問い掛けた。
「・・・あと何人追い掛けてるのか教えてくれない?」
赤狼の問いに、撃たれた女兵士は虫の息でありながらも血反吐を吐きつつ気丈に答えた。
「誰が教えるか・・・・じ、地獄でくたばりなこの・・・売女・・・」
「・・・良い答えね、売女は余計だけど。」
表情を変えず赤狼はベレッタの引き金を引く。
そうして赤狼は踵を返してカリンの元へと戻った。
その一部始終を眺めていたカリンは今までに無い恐怖に震えながらも、赤狼から目が離せなかった。
赤狼もカリンの視線を真っ向から受け止め、決して逸らさなかった。
「・・・何も、殺さなくても。」
「あの傷じゃいずれ死ぬ。それを早めて楽にしてやったまでよ。」
「でも・・」
赤狼は元気なく答えるカリンを気遣うように優しい表情を繕う努力をしようとした。でもそう上手く出来なかった。
カリンの表情は曇ったままだった。

474 :310:2008/11/24(月) 00:08:49 ID:kb9RRvOX
以上です(・∀・)

やたら長い割りにやられ成分は少なめですが、
話の本筋に掛かる善玉側悪女側の説明部分なんでご了承下さい。
肝心の屠る部分は次回以降という事で・・・。

>武器やられの人様
個人的には兄妹2人のキャラが気に入ったので外伝希望!
善も悪もどっちもいけそうな2人だと思うんですよ。
色々膨らませ甲斐があると思うのですが・・・ダメ?



475 :鞭と薬:2008/11/24(月) 17:02:12 ID:N2eNVmpz
とある辺境のギルドに二人の傭兵がいた。
二人は兄妹であった。
兄は人を救うため、妹の手助けをするために薬師となり、
姉は生きるため、兄の盾となるために鞭を手に取った。

「ギルドに楯突く女性武装部隊の討伐…報酬が良いとはいえ少し骨が折れそうですわね」
「心配ないよシェラ、この任務用に秘薬を作ってきてるんだ。」
「まあ!さすがですわお兄様!………!地図が正しければもうすぐ敵のアジトですわよ」
「あ、小さな小屋がみえるよ!あそこかな?」
「扉の前に見張りが一人…お兄様、薬を」
森の奥にある小屋に向かう。
茂みに身を隠しながら進む。

「薬術、高速薬」
兄から受け取った薬を妹が迷わず飲みほすと目にも映らぬスピードで見張りの背後を取り鞭で首を絞める。
「!…ぇ?なっ!…だ、れ?かはっ、た、助け…」
襲撃を伝える間もなく見張りは生き絶えた。
扉の奥では四人のレジスタンス隊員が談笑している。
「シェラ、ここは任せて」
ファラが瓶詰めの薬を取り出し大きめの試験管に移すとそれを扉の隙間から小屋の中に投げ入れた。
カシャン
部屋のなかに無色の気体が充満する。
「あっ!」
女兵士の一人サナが腰をびくっと浮かせる。
「んふぅ…なんだ…これは…?」
黒髪の清純そうな兵士ミナはおもむろに秘部に指をあて弄りはじめる。
「あ、あ、胸が、ぁあ」
豊満な身体が自慢のランジェリーはその巨乳を揉みしだきながらお尻を突き出す様にして床に這いつくばる。
「ひあぁん、気持ちいい〜」
可愛らしいツインテールが魅力的でやや幼い顔立ちのユイは剣の鞘に股間を擦りつけ恍惚の表情を浮かべた。

シュッ…
淫行に浸る女兵士たちから討伐の証拠品を掠め取った後、小屋に火を点ける。

「薬術、淫乱薬…せめて快楽の中でその人生を終えてくださいね」
燃えあがる小屋を背に呟くファラ。
「すごい効き目ですわね」
少し頬を染めながらシェラがまだ薬が少し残っている瓶を見つめる。
ファラはそんなシェラをみて「なんなら今夜試してみるかい?」と勧める。
シェラの顔が一瞬にして真っ赤になった。
「何をいってるんですの!破廉恥なお兄様は嫌いです!」
「まってよシェラ〜」
すっかり赤面し、早足で歩くシェラを笑顔で追い掛ける。
そんなファラの笑顔を横目で見ながら「悪くないかも」と思ってしまうシェラなのであった。


476 :武器やられの人:2008/11/24(月) 17:04:41 ID:N2eNVmpz
以上です。

久しぶりに短くまとめられた気がします。
310さんのリクエストに答えてみました。
如何だったでしょうか?

477 :FFやられの人:2008/11/24(月) 17:52:01 ID:8YiKfaxv
初めて投稿させていただきたいと思います。
私も女同士(Female vs Female)によるヤラレです。
このスレのような嗜好のメディアは圧倒的に少ないので、
結構説明の無い絵や写真からストーリーを妄想したりするのですが、
好きなシチュの一つが、余計なことをして墓穴を掘り屠られるパターンです。
その一つをストーリーにしてみました。
文字通り墓穴を掘り悪女が死ぬ話ですので、お含み願います。
で、だいぶ下のほうにあるので、この辺ならあげてもいいのでしょうか?

>武器やられの人様、310様
いつも楽しく読ませてもらっています。
強い美麗と、クールな赤浪が、とても気に入っています。

478 :名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 18:22:41 ID:kb9RRvOX
>>476
>武器やられの人様
GJです!
ファラ兄貴のクールな仕事人振りが予想以上に格好良くていい感じ(・∀・)
朝星死神コンビとはまた違う毛色なのがいいですね。

>>477
ありがとうございます。
未熟な筆力につき現状ではSS未満の文章ですが、宜しくお願いします。

あとこのスレは極めて特殊属性なフェチなスレですから上げない方が良いと思いますよ。
2chは基本的に下の方にあるスレほど色んな意味で荒れませんから。

479 :310:2008/11/24(月) 18:33:27 ID:kb9RRvOX
名前欄抜けてました。
それとレスアンカー直後に
>FFやられの人
って行を入れるのも抜けてました。
重ね重ねすみません。

それでは新作投下をお待ちしております(゜∀゚)


480 :FFやられの人:2008/11/24(月) 19:10:23 ID:8YiKfaxv
>武器やられの人様
打ち間違いの名前の方を残していました。好きなのは朝星さんです。
大事なキャラの名前を間違えてしまい、申し訳ありません。

>310様
ご助言、ありがとうございます。 下げ進行でいかせて頂きます。
あと、赤狼さんの狼の字も間違えてしまいました。すみません。

それでは投下させていただきます

481 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) @:2008/11/24(月) 19:14:59 ID:8YiKfaxv
爆弾プロフェッショナルの異名を持つ美貌の女幹部テロリストは、
アジトの倉庫へ踏み込んできた女捜査官に壁際へと追い詰められていた。
肩まで伸びるウェーブのかかった黒髪。
少し釣りあがった目と細い眉が狡猾そうな感じを醸し出している。
真夏ゆえ女テロリストはモスグリーンのブラにローライズパンツという軽装で、
日焼けで少し褐色のかかった肌には汗がにじんでいた。
「もはやこれまでね」
対峙する女捜査官が、ファイティングポーズを崩さずに言う。
まだ初々しさの残る端正な顔の美女で、クールボブの黒髪に大きな瞳がとても印象的だ。
身なりは婦人警官の格好だが、彼女はただの婦人警官ではない。
対テロリスト専門の秘密捜査官なのだ。
今まで彼女のために、この女幹部の属する組織が妨害を受けてきたことは一度や二度ではない。
業を煮やし今回満を持して自ら出向いた要人爆殺ミッションも、遂行直前に踏み込まれてしまった。
主要機器を破壊されて、もはや計画は完全に頓挫し、彼女のボディガードたる男達は皆、
この忌々しい女捜査官によって気絶あるいは骨を砕かれ身動き一つできない状態に追い込まれていた。
「あなたが一連の爆破テロを画策してきた指揮官ね。もう逃げ場はないわ。
痛い目を見たくなければおとなしくつかまりなさい」
そう言って、女捜査官は手錠を取り出す。
倉庫へ差し込む陽射しに照らされる銀色の輪っか。
だが、それを見た女テロリストの顔は、見る見る血の気が引いていった。
(捕まれば死刑は確実。このヴィーナスのような美しいプロポーションを、
刑務所の中で朽ち果てさせることなど一瞬たりともさせるものか!)
女テロリストに悪魔の思考がふつふつと湧き上がる。

482 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) A:2008/11/24(月) 19:17:41 ID:8YiKfaxv
「冗談!そんな気は毛頭ないわ」
「じゃあ、痛い目を見たいのね」
「どっちもお断りだわ。賢い女というのはね、ちゃんと逃げ道ぐらい用意してるものよ」
女はローライズパンツにある右膝のポケットに右手を入れ、単三電池大の赤い円筒を取り出した。
「これがなんだかわかる?」
自分が優位に立てると目算した女の顔には、見る見る血の気が戻ってきた。
「デススイッチよ。知ってるでしょ。ボタンを押して戻すと起動する装置よ。
と言っても、これが爆発するわけじゃないわ。
電波を飛ばして、ある場所に仕掛けた爆弾の起動スイッチとして働くのよ」
女は円筒上の白いボタンを、女捜査官に見えるようにわざわざ前へ突き出してから親指で押下した。
「さて、この赤色のデススイッチは何と連動しているでしょう? 
そういえばこの近くに保育園があったわね。今は平日の午後1時過ぎ。
みんな天使のように眠るお昼寝の時間かしら」
「まさか!?」
「そういうこと。私がスイッチの手を離せば保育園に仕掛けた爆弾が起動するわよ。
子供達を本当の天使にしたくなかったら動かないことね」
「なんてことを!」
「あなたがじっとして私を無事に逃がせば済むことよ。それとも子供達を見捨てて私を逮捕する?」
「クッ!」
女捜査官は唇をかんだ。
「ふふ。そんな事できるわけがないわよね。あなたこの仕事をする前は幼稚園の先生だったんでしょ」
女捜査官の顔色がさっと変わった。
彼女千種(チグサ)は、この仕事をする前は幼稚園の先生だった。
ある日テロの巻き添えで送迎用バスが爆破されて自分の受け持ちの園児達が犠牲になり、
それ以来、対テロリスト専門の女捜査官として働くようになったのだ。 
「さあ。スイッチを離されたくなかったら、両手を上にあげて道を開けなさい」
女の命令に千種は逆らえない。
手錠を元に戻すと、両手を挙げて身体を横にし通り道を開けた。
「そうそう。それでいいのよ」
女テロリストはデススイッチを見せびらかしながら、千種の脇を通リ過ぎようとする。
だが千種の無防備なお腹を見て、女の頭にまたもや悪魔の思考がふつふつと湧き上がってきた。

483 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) B:2008/11/24(月) 19:19:59 ID:8YiKfaxv
「グッ!」
女テロリストの横回し蹴りが千種の腹にヒットして、かすかに千種が嗚咽の声を上げる。
続いて二度三度と女の回し蹴りが腹にヒットした。
「アウッ!」
辛抱たまらず、千種は両膝をついて女テロリストの足にもたれかかる。
顔は女の股間にうずくまり、膝の辺りにあった両の手が倒れまいとするのか、
ローライズパンツの布をつかもうとあがいていた。
「離しなさいよ!このクソ女!」
そのウザさにキレた女テロリストは、女捜査官の胸へ膝蹴りをくらわせる。
彼女の身体が離れるやいなや、今度は長い右足を上げ後頭部への踵落とし。
「ウッ!」
千種はうつぶせに倒れこんだ。
女テロリストは休まず、右足を上げてフットスタンプの体勢をつくる。
「も・う・わ・た・し・に・き・や・す・く・さ・わ・る・ん・じゃ・な・い・よっ!
は・ず・み・で〜!…ボ・タ・ン・を〜!…
は・な・し・て・し・ま・う・か・も・し・れ・な・い・か・ら・さ〜!」
女は言葉の一文字一文字の区切りに、フットスタンプを入れていった。
「あ・ん・た・に・はっ!…な・ん・ど・も〜!…
煮・え・湯・を・飲・ま・さ・れ・て・き・た・か・ら・ね〜!…
きっ・ち・り・か・り・を〜…か・え・さ・せ・て…も・ら・う・よっ」
女テロリストは狂乱したように千種の頭へ、背中へ、尻へ、足へと無茶苦茶に何度も踏み潰す。
特に言葉の節目では、踏んだ個所をタバコの火をもみ消すようにねじる気の入れようだ。
千種はその間、ずっとコブシを握りしめたまま、ただ黙々と必死に耐えていた。
「ハア…ハア…ハア…」
女は踏み疲れて少し呼吸を整えていたが、そうしている間にだんだん不機嫌になってきた。
うめき声をあげないから苦しんでいるざまを楽しめない、というずいぶん手前勝手な理由だ。
女テロリストは方法を変え、今度はつま先で千種のわき腹やほおや太股を蹴リ始めた。
「ウッ!…ウッ!」
千種の身体がその都度小刻みに揺れて、必死にこらえながらも嗚咽がもれ始める。
(そうよ〜。それでいいのよ〜。もっとわめけ!苦しめ!)
笑いのこもった表情を浮かべながら、女は蹴りやスタンプを混ぜて千草を痛め続けた。
「ハア…ハア…ハア…」
再び蹴り疲れて、女テロリストは千種を眺めながら呼吸を整える。
蹴っている途中から千種のうめき声がほとんど聞こえなくなっていたが、
今度は声が出なくなるまで十分に痛めつけたと、女は残酷な悦の境地に入っていた。
千種はどうみてもグロッキー状態。
そうふんだ女テロリストの頭に、またもや悪魔の思考がふつふつと沸きあがった。

484 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) C:2008/11/24(月) 19:23:12 ID:8YiKfaxv
女テロリストは十歩ほどの距離にあるノートパソコンなど機器の並んでいる机へと向かう。
三段ある引き出しの一番上を開けると、中に短い投げナイフが四本入っていた。
このアジトには爆薬が置かれているので、建物内では基本的に火器は禁則事項だ。
女はボタンが戻らないようにデススイッチをまず左手に持ちかえ、
それから利き腕の右手でナイフを一本ずつ取り出していく。
三本は腰の後ろのポケットへ入れ、一本はそのまま手に持った。
女テロリストは一定の距離を保ったまま、千種の正面の位置まで横歩きで移動する。
「あんたには、このまま死んでもらうよ」
千種の背中から心臓の辺りへナイフの照準を定めると、女はサディスティックな笑みを浮かべた。
「逃げんじゃないわよ。そんなことしたら遠慮なくスイッチを離すから」
顔だけを起こして悔しそうにこちらを睨む千種の表情が、
さらにこの女テロリストのサディスティックな感情に火をつけた。
パンティーの股間あたりを湿らせるほどに。
「お願い。私はどうなっても言いから、子供達だけは…子供達だけは…」
必死に懇願する今にも泣きそうな千種の声。
これが今までさんざ邪魔をされてきた女捜査官の姿かと思うと、
さらに女の股間がじわっと湿って、ゾクッとするような快感を呼び起こす。
女テロリストの頭に四度目となる悪魔の思考が、フルスロットルでわきあがってきた。
「ふふ、そうね〜。でも私、あんたの苦しむ顔をもっと見たいわ。自分の無力さに嘆いて死んでいく姿をね」
自分の冷酷な言葉に反応して、はっと息を飲んだような声を出し、
こちらに目を大きく開けて見やる千種の姿に満足した女は、デススイッチを前へと突き出した。
「聞きなさい。素晴らしい花火の音を!」
女テロリストは、無情にも親指をボタンから離した。
「やめてー!!」
千種の悲痛な絶叫が、アジト内に響き渡る。
千種は思わず目を閉じた。

485 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) D:2008/11/24(月) 19:34:28 ID:8YiKfaxv
だが、沈黙以外何も聞こえてこない。千種はそっと顔を上げた。
目の前では、女テロリストが予期せぬ出来事に、逆に慌てふためいていた。
(何で!? 何でよっ!?)
カチカチッと何度もボタンを小刻みに押しては離す。
「千種、聞こえる?そこの女が保育園に仕掛けた爆弾は処理したわ。もちろん子供たちも無事よ」
透き通るような若い女の声が、千種の腕時計を模した通信機から聞こえてきた。
「了解! ありがとうございます、長官!」
千種が一戦に出られるまで指導してくれた敬愛してやまぬ長官の声。
そして何より子供達が無事であったことの喜びが、心の中に満ち溢れていく。
千種の表情はぱっと明るくなり、力がふつふつとみなぎってきた。
「どう? ずいぶんと痛めつけられていたみたいだけど、任務は続行できる?」
「もちろんです。こんな女のぬるい攻撃など蚊に刺されたほどもありません」 
「そう。じゃあそこの不埒な女の後始末はあなたに一任するわ。D処理を許可します」
D処理。DはもちろんDEATHのD。
殺人に殺人を重ねる凶悪犯罪者に対し、たとえ生存状態で身柄確保できる状態でも、
望むならば処刑(=死体で逮捕)しても構わないという、殺人許可証を持つ捜査官にだけ与えられた権限だ。
「了解!D処理許可に感謝します」
千種は通信を終えると、相変わらず握ったままのコブシを地に付けて、すくっと立ち上がった。
「なっ!?」
女テロリストは思いもよらず元気そうな女捜査官の姿と、
こちらに向ける怒りに満ちた美しくも鬼のような形相に足が震え、思わずナイフを投げつけた。
だが千種は身体を横にして簡単に避ける。
女は慌ててデススイッチを捨て、残り三本のナイフをポケットから取り出して投げつけるが、
無闇矢鱈に投げたナイフを除けることなど、千種にとっては造作もないことだった。
最後のナイフが外れると、千種は猛然と女テロリストに向かってダッシュする。
女は身を翻して逃げようとしたが、
一歩踏み出す前に千種のスライディングタックルが足に絡みついた。
女テロリストは前のめりにドッと倒れる。
そして起き上がろうと四つん這いになった時には、既に千種は横で仁王立ちになっていた。
肌の露出した女の腹に千種のつま先キックがうなる。
「グッ!」
短いむせびを上げると同時に、
女の身体は積み上げられた木箱と木箱の間に出来た四メートルほどの隙間を転がっていき、
壁に身体を打ち付けてようやく止まった。
「ウウ〜ッ!…ウウ〜ッ!」
女テロリストは両手で腹を押さえ、身体を揺すってのたうち回る。
ようやく痛みが治まってくると、壁に手をかけながらゆっくりと立ち上がった。
荒い息を繰り返す女の視点の先には、蹴った地点から微動だにもせずこちらを睨む千草の姿。
「思い通りにならなくて残念だったわね。私達の声は通信機を通して筒抜けだったのよ。
 仲間が爆弾を処理するか、子供達を安全な所に避難させるまで、
 十分に時間稼ぎはしたつもりだったけれど…
 あなたがデススイッチのボタンを離した瞬間には、本当に肝をつぶしたわっ!」
言葉の最後のほうになるにつれ、徐々に千種の声に怒気が含まれていった。
その迫力におびえた女テロリストは、最後のあがきに出る。

486 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) E:2008/11/24(月) 19:37:10 ID:8YiKfaxv
「近寄るな!デススイッチはもう一つあるのよ!」
女は左膝のポケットをまさぐったが、あるはずのものが手に当たらない。
(えっ!? そんなバカな!?)
奥の奥まで手を突っ込むがやはり何も無い。念のために右膝のポケットも調べたが結果は同じだ。
挙句の果てには腰の前や尻の位置にあるポケットまで高速でまさぐるが、やはり無い。
「あなたが探してるのは、これのこと?」
千種が手のひらを上にして開くと、探していた青い円筒がそこにあった。
「さっきあなたにもたれかかったとき頂いたのよ。
だってさっきの赤いデススイッチは平日しか使えないもの。
きっと夜中や日曜に使える物も用意しているだろうと思ったら案の定だったわ」
千種の説明に女テロリストは言葉を失った。最後の希望がこれでなくなったのだ。
「この青いデススイッチはどこのなの?この近くといえば…病院?…まあいいわ。
後で分析したらわかることだし、それに私の仲間はすごく優秀だから既にそれぐらい見抜いて…」
「ハーイ!ビンゴ!千種わかってるう。病院で同じ型のやつ見つかったよ。
こっちも処理完了したから大丈夫だよ」
「ありがとう、みこと。デススイッチは2つのようだから、これでジ・エンドのようね」
「OK!じゃあ後のことは頼んだよ。そこのバカな女に残酷なレクイエムを」
「了解!とびっきりのやつを贈るつもりよ」
千種は通信を終えると、青いデススイッチを落として踏み潰した。
「ということよ。真に賢い女というのはね、みんなそこまで考えて行動するものなのよ。
そしてあなたのような本当に愚かな女は、今からここでムクロをさらすことになるわ!」
千種は制服のボタンに手をかけて外していくと、婦人警官の衣装をパッと脱ぎ捨てた。
中から現れたのは、白いワンピースの水着姿。
と言っても、普通の水着とは比べられないほどセクシーなラインで構成されている。
胸を隠す部分は鉢巻きの太さぐらいの生地が真っ直ぐ縦に通っているだけ。
おかげで乳首や乳輪はなんとか隠れているものの、張りが合ってふくよかな胸の膨らみはモロわかりだ。
その二つの縦のラインはおへその下でV字に繋がっていて、
お腹上部とそのほぼ同一の高さにある背中に、細いひもが一本横に通してあるだけ。
露出度の高い、これが処刑モードに入った時に見せる千種専用の戦闘服だ
筋肉質ではないが全身これバネと言ったような引き締まった身体。肌は白雪のように美しい。
ただ一つ胸の谷間のすぐ下に、
小さな水玉が落ちて弾けた時にできるような形の白い火傷跡がかすかに淡く残っていた。
この傷は受け持ちの子供達が爆弾テロの巻き添えになった時に、彼女につけられたものだ。
「宣告。殺人許可に関する特務権限第4条2項により、今からあなたの処刑を執行します」
千種は冷酷に告げると、キックボクサーのようにコブシを上に突き出すファイティングポーズをとった。
爆弾の専門家で格闘がそう得意分野ではない女テロリストは、既に戦意を喪失している。
目をきょろきょろさせて逃げ道ばかり求めていた。
女捜査官の脇をすり抜けるのは距離がありすぎる。
横の積み重ねられた木箱は三メートル弱の高さになっており、素早く登るのは不可能だ。
どれも、うまくいきそうにない。
「逃げようたって無駄よ。あなたにはもう逃げ道、いえ!生きてこの倉庫を出ることさえかなわないわ!」
女テロリストのさまを見て、千種はさっきとはうって違い少し声を荒げて言った。
千種はコブシを握りしめると、女に向かって突進を開始する。

487 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) F:2008/11/24(月) 19:39:09 ID:8YiKfaxv
女テロリストは咄嗟に両手で身体や顔をガードするが、お腹が若干空き気味になっていた。
千種はヘソの少し上にある女の引き締まった腹へ、下からえぐり込むようなパンチを容赦なく浴びせる。
「グハッ!」
女テロリストが大きくえづいて、ガードが全体的に甘くなった。
千種はすかさず頬に一発、右ストレートをほうりこむ。
女の顔が横を向いて手が少し開き気味になり、さらに無防備状態となった。
打撃ポイントを探していた千草の目線に女テロリストのおへそが目に入る。絶好の標的だ。
千種はそこへ右、左、右、左と交互の殴打を何度も何度も繰り返す。
「ウッ!…ウッ〜」
女の引き締まった腹がみるみる赤く変色していった。
もはやたまらず女テロリストの身体が前のめりに倒れそうになる。
千種は素早く女の首を両手でつかんで引っ張りこむと、腹へ強烈な膝蹴りをお見舞いした。
「ガハ〜ッ!」
女の口が大きく開き、しばらくして唇の端から少し赤い筋がたれてくる。
度重なる腹への攻撃は女テロリストの内臓に幾ばくか損傷を与えたようだった。
だが、千種の怒りの攻撃はそれぐらいでは収まらない。
もたれかかってこようとする女テロリストの身体を冷たく壁へ突き飛ばす。
女は少し頭を打ち付け、そのまま力なく壁をすりながら身体を落とそうとした。
しかし、悪女に対して非情の鬼と化した千種はそれも許さない。
女テロリストの胸の谷間に右手をすっと伸ばす。
ブラのひもをむんずと上から掴んで手首を半回転させると、コブシを女の身体にぎゅっと押し付けた。
壁からずり落ちようとした女テロリストの身体の動きがこれで止まる。
千種はそのままブラのひもを上に引き上げて、女の身体を持ち上げようとしたが、
布がめくれ上がりそうになるだけで力が入らない。
千種は左手で女を喉輪締めにして引っ張り上げることで、女を再び立ちあがらせた。
だがブラを掴んでいた右手に力が少し入りすぎたらしい。
後ろで止めていたブラのホックが外れてしまった。
ブラが首から垂れ下がる。このままでは攻撃の邪魔だ。
千種は女の首根っこをつかんだまま右手を首後部に伸ばし、ひもをするっとほどく。
ブラはそのまま下に落ち、千種は足でスッと払いのけた。
女テロリストの胸があらわになる。
千種と同じぐらいふくよかだが、少し年齢が上のぶん張りは劣っている。
とはいえ大人の成熟した乳房と言う感じだ。乳首は薄い桃色で、乳輪は少し大きめ。
男やレズっ気のある女なら思わず唇を近づけたく愛したくなるほど魅力的だったが、
攻撃を加えようとする千種にとっては格好の的でしかない。
右手をテイクバックして放つ千種の鉄拳が悪女の左胸の乳首へまともにヒットした。
乳房がぐにゅっとひしゃげる。
「ウウ〜ッ!」
女テロリストは思わず上向きになり目を閉じながらうめいた。
首を軽く押さえられているので、少しこもった声になっている。
千種がコブシを引くと、弾力でポヨンと乳房は一旦元の形に戻った。
だが、それから休む間もなく加えられる左乳首への連打の雨あられ。
女のふくよかな乳房は何度も何度もはずみ続けた。
「ウウ〜ッ!…アア〜ッ!」
内出血を起こし乳輪の周りが見る見る赤く変色していく。
同時に女の敏感な部分に加えられる攻撃は、女テロリストの乳首をみるみる勃起させていった。
千種は首を押さえている手を持ち替えると、今度は左で右胸の大きな的めがけ何度も鉄拳を浴びせる。
「アア〜ッ!…ウウ〜ッ!」
女テロリストの右乳房も内出血で変色していき、乳首がこちらもみるみると勃起していく。
「ウウ〜ッ!…アンッ!…アア〜ッ!」 
女の頭にはほとんど痛みしか伝わっていないが、敏感な部分への刺激でかすかに伝わってくる性的興奮が、
女の口から苦痛ともあえぎとも取れる悲鳴をあげさせていた。

488 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) G:2008/11/24(月) 19:42:10 ID:8YiKfaxv
「ギャアアッ!」
だが、その悲鳴が突如絶叫に変わる。
千種の鉄拳が、ついに女の右肋骨にひびを入れたのだ。
千種はようやく首から手を離すと、女テロリストの身体はうつ伏せに崩れ落ちた。
胸に激痛が走り、もはや歩くことすら満足にできない。
「ウッ!…ウッ!」
女は力のない嗚咽を上げながら、右手で痛む乳房を鷲掴みにして押さえていた。
残った手足を必死に動かせてほふく前進を繰り返し逃げようとするが、ほとんど前に進めない。
千種はむんずと女の肩を掴んで引っ張り仰向けにさせると、
女の腰の辺りで両膝を付き、マウントポジションの体勢を取った。
「お、お願い…もうやめて…許して」
女テロリストは息も絶え絶えに、必死で懇願する。
「ダメよ!」
千種の冷たい言葉。
「お願い…もう抵抗しないから…おとなしく捕まるから」
「ムダよ! もう遅いわ!」
「あなたを殺そうとしたことなら謝る…痛めつけたことも…ねっ、だから…ヒギャアアッ!」
女テロリストが再び絶叫を上げる。
千種の右の鉄拳が上から叩きつけられ、女の左乳房を大きく陥没させた。
肋骨には右のときより深くひびが入り、肺までをも損傷させる。
「ガハッ!…ゲボッ!」 
女の口からそれを示す血反吐が噴き出した。
「ふざけないで!そんなことはどうでもいいわ!あなたはしてはならないことをしてしまったのよ!
あなたはデススイッチを起動させて子供達を殺そうとした! 私の苦しむ顔をただ見たいがために!」
千種の怒りの顔は、まるで怒髪天をつくかのようだった。
「何の関係もない子供達を平気で殺そうとするなんて!…
よくも!…よくもっ!…許さない!…絶対に許さないっ!」
絶叫と共に、千種の身体に変化が起こった。二つの胸のふくらみがどんどん増していく。
それにつれて申し訳程度に胸を隠している布の裏側から、
乳首がそそり立って、服のボタンのように大きく出っ張りはじめた。
胸の谷間の下にある傷も、水玉のはじけが燃え盛る炎に見間違えるほど赤味を増していく。
「うずくのよ。あなたのような身勝手なテロリストに子供達を殺されたあの日から。
あたしの胸が! 傷が! あなたのような女は生かしちゃおけないって!」
千種の息がじょじょに荒くなっていく。
両手を交差させて胸を揉みくだし、赤くなった傷をさすリ始める。
「苦しいの。うずいて、身が悶えて、どうしようもなく苦しいのよ…
このうずきを少しでも静める手段はただ一つ。あなたの死あるのみ」
千種はすくっと立ち上がった。

489 :墓穴を掘る悪女達 (女テロリスト編) H:2008/11/24(月) 19:44:14 ID:8YiKfaxv
さあ、地獄へ行く時間よ! 今から私があなたを死の断頭台に送ってあげる」
千種はまたもやうつ伏せになって逃げようとあがく女テロリストを後ろから羽交い絞めにすると、
無理やり身体を引き起こした。
(いやぁ!…いやぁ!)
女はかぶりをふって、自然に乳房も揺らして抵抗するが、
もはやあらがうほどの体力は胸や腹からわき起こる激痛のせいでほとんど残ってはいなかった。
だがその痛み以上に、女テロリストの頭に強く伝わってくる感覚があった。
それは千種のつんとおっ立った乳首が二つ、背中に当たっている感触。
柔らかくも、なぜか火傷しそうな熱さを感じる二つのぽっちり。
「処刑執行! 覚悟!」
千種の声が後ろから響き、女テロリストは身体を反転させられる。
と同時に胸の谷間に衝撃が走る。千種の掌底が決まったのだ。
後ろへよろめこうとするが、
その女の目に大きく股を開きながらローリングソバットを放つ千種の姿が飛び込んできた。
(死にたくない! 死にたくない!)
だが無情にも、千種のつま先がどんどん首の後ろへ迫ってくる。それもスローモーションで。
女テロリストは死が免れないと、いやでも思い知らされた。
渾身の力を込めた千種のローリングソバットがついに悪女の延髄にヒットする。
その凄まじい威力は、後ろへよろめく反発力も加わり、
女テロリストの首の骨を一発でへし折った。
千種はさらに足にひねりを加える。
女の首がまず横にひん曲がって、その後をついてくるような形で身体が半回転した。
女の目は大きく見開いていたが、視点は既に定まっていない。
もはや魂の入れ物でなくなった女テロリストの身体は、フラフラっと少し揺れると、
どっと仰向けに崩れ落ちた。
「ハア…ハア…」
処刑を終えた千種は中腰になり、肩で大きく息をしながら汗をぬぐう。
その間も倒れている女テロリストの身体をまじまじと眺めていた。
首が横にひん曲がった女の目はずっと見開いたまま。
お腹が一定のリズムで膨らんだりへこんだりもすることもない。
悪女の死を確認すると、千種はその場を離れて脱いだ制服を拾い上げた。
疲れゆえ袖を通さずに身体に羽織ると、通信機のスイッチを入れる。
「報告します、長官。敵アジト内での任務は全て完了しました。
関係車両を手配してください。人的処理の内訳は意識不明男・6名、D処理女・1名です」
「了解。ごくろうさま。ところで身体のほうは本当に大丈夫?」
「はい…アッ!…いえ…あの…その…できれば…」
「ふふ。そうね。D処理の後ならまだ身体にうずきも残っているでしょうし…
いいわ。今晩私の部屋へいらっしゃい。ベッドの上でゆっくり確認してあげる」
「はい! 了解! 報告終わります!」
任務の達成感。子供達が無事だったこと。そしてもう一つ。
まだ少し疼きの残る身体を思いきりいかせて癒してくれる長官との一夜への思いで、
千種の心は喜びに満ち溢れていた。

490 :FFやられの人:2008/11/24(月) 19:52:07 ID:8YiKfaxv
以上です。読んでくださった方、ありがとうございました。
この話は「女が女にローリングソバットを決める」絵から妄想しました。
ここで書かせてもらうのは初めてですが、いつもより描写に力を入れてみました。
そうすると怖いのが、話のテンポ、読みやすさ、萌えが失われることですが、
どうだったでしょうか?

491 :名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 22:14:30 ID:csglI84K
悪女の悪さ・無様さ・そして容赦のない逆転…激GJ!!

492 :名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 04:12:08 ID:/3TKf90K
待ちに待った格闘系!
戦闘員を瞬殺するのもいいが懇願しても許さず
ネチネチ叩き潰す様はやっぱ最高だーーー!

493 :聖戦士の人:2008/11/25(火) 16:20:18 ID:Qx3HnHeS
皆様ものすごいペースで投下なさっているので、存在感などかけらもない私ですw
需要も少ないソフトやられ(学園ものを書かれている方、申し訳ありません、というよりともに頑張っていきましょう)
ですが、マイノリティーなりに頑張っていこうと思います。

基本女対女、ソフトと、色んな方の二番煎じ感は否めませんが、暖かく見守ってくださいませませ。

494 :対CA編@:2008/11/25(火) 16:30:40 ID:Qx3HnHeS
ホワイトウインド社といえば世界にその名を轟かせる有名企業であるが、そこの女社長が変死したとあれば世界に大きな波紋が生じる。

「ホワイトウインド女社長怪死事件」

事件とはいうものの、手がかりが全くない。
というか社員の大部分も殺されているのだ。
殺されたのは、黒い噂に関わっていた者全員。
ホワイトウインド社には黒い噂が絶えなかった。
詐欺、横領、恐喝、殺人・・・挙げればキリがない。
しかし美人社長として有名な女社長はマスコミや警察をも味方につけ、その安泰な立場を築きあげていた。



「ふぅ〜ん、バカねぇ・・・」

その事件に関する新聞を読む女が一人。

「出る杭は打たれる、という典型でございますわ」
「そうよ。地位と欲に心を捕らわれたバカな女の最期」
「当社はどうなのでしょう?」
「ふ、ふ。もちろん狙われているとは思うわ、あの忌々しい聖戦士にね
 でもわが社は違う。圧倒的軍事態勢と頭脳で聖戦士を葬り去ってくれるわ、おほほほほ!」
「力及ばずながら、この私も・・・」
「ええ、貴女にはあたしのボディーガードとしても、現場の司令官としても期待してるわよ
 ところで例のプラン、うまくいってるのかしら?」
「はっ、ぬかりはございません。お任せを・・・」
「うふふふふふふ・・・」
「ほほほほほほほ・・・」

そこはとある企業の社長室の一室である。

495 :対CA編A:2008/11/25(火) 16:46:27 ID:Qx3HnHeS
極東の島国日本連邦に要人がやってくるとなると、その護衛はとても厳重なものになる。
今回も、中東から一国の王と王妃、そして石油王がやってくるということで、あわただしい空気が国家を駆け巡る。
このような事態の時、いつも護衛件輸送の大役を任されるのが、国家認定人材派遣会社「オメガ」である。
このオメガは、一般の人材派遣会社とは違い、あらゆる職種のプロを抱えており、中には暗殺・毒物のプロなどといった公表できない人材もいるといううわさだ。
政府はオメガを抱え込み、自分たちの護衛・補助を任せている。
利害関係の一致から、政府とオメガの関係は強固なものとなっている。

そのオメガ社に、国王の護衛と運搬の依頼が正式におりた。
国を挙げての要人招待ということもあり、国民はオメガに決定して安堵をおぼえた。

ところが。
肝心のオメガは、これまた黒い噂が絶えない企業である。
政府公認により、黒い部分はすべて公表されずに済んでいるが。
一部の事情に詳しい者の間では、

・オメガは政府を利用し、いずれ力が蓄えられたところで政府を捨てる
・オメガは国家転覆を狙っている
・オメガは日本を制圧したのち、世界大戦に持ち込もうとしている

といった内容が噂されているほどである。
その圧倒的な技術力、資金力、そしてどこで活動しているかも分からない闇の部隊で構成された人材力。
もはや軍隊ですら、扱いに困るほどと言って過言ではないだろう。
オメガは軍隊ではなく、ただの人材。
いつ襲撃されるかも分からず、そもそも誰がオメガの人間かも分からないのだ。

496 :対CA編B:2008/11/25(火) 17:02:36 ID:Qx3HnHeS
「当機は間もなくフジヤマ上空でございます」

アラブの王族も石油王も満足するほどの完璧なフライト。

そのフライトもそろそろ終盤を迎える。
日本連邦一の山、富士山上空に差しかかったとき、事態は急変した。

CA達が一斉に王族を取り囲む。
「おとなしくなさいっ!」

事態の変化にただただ戸惑う王族たち。
王族の護衛が何事かと叫びながら銃を持って立ち上がる。

―――しかし。

(ひゅっ・・・ドスッ)

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

飛んできたナイフに、唯一のアラブ側の護衛はあっさりと殺されてしまう。

「んっふふふふ・・・だからおとなしくなさいと言ったのよ」
護衛を殺したのはCAの一人。
一人だけ違う制服を着ていることから、CA達のリーダーと思われる。
「みな!戦闘態勢にうつるのよ!」
その合図でCA達は、その美しい制服を脱ぐ。

(ばっ)

と次の瞬間そこに現れたのは、レオタード姿の女たち。
そう、これが世に公表されていないオメガ社の一般戦闘員である。
そして、

「あたしはこの制服気にいってんのよぉん♪」

などと甘ったるい声を発しながら、一人だけ制服を着替えなかった女が先ほどのリーダー。

「ユア様!態勢完了しました!」
「よーしよし。いいわよ〜」

ユア。
主に日本人で構成されているオメガ。
ユアも日本人であるが、オメガでは本名ではなくこのような名乗り方をする。

「はぁい、ウソついちゃダーメ。あそこ!一人着替えてないよー」
「ひ・・・」

報告した戦闘員はたじろぐ。
すでに王族たちは動転して意識を失っていた。

(ざしゅっ)

「あ・・・う・・・」
「使えないヤツはオメガには不要なのよぉん♪うふふっ」

ナイフで胸を切り裂かれ、絶命し倒れこむ戦闘員。

「さぁってと、お着替えのできないおバカな子も・・・!?」

ユアは目を疑った。

497 :対CA編C:2008/11/25(火) 17:13:21 ID:Qx3HnHeS
ユア以外に一人だけCAの恰好のままの女は座席に座って背を向けたまま話す。

「政府を利用し王族を殺そうとし、仲間すらなんとも思わず殺していく極悪非道の連中・・・
 たとえ神が許しても、神に代わって私が許さない!」

「なぁんなのぉお前は?こっちをむきなさいってぇ」

ユアは相変わらず無駄に色っぽい声で応答する。

「人は、私を聖戦士(セント・ブレイブ)と呼ぶ・・・」

振り向いたCAは、可憐な少女。
まだ大人ではなかろうと推測される無垢なる少女だが、その眼はまっすぐに前を見すえている。
その可憐で純粋だが気高い美しさを持つ少女こそ、聖戦士。
身長こそ低いが、その美しさはとても形容しがたいものがある。

「せ、せいせんし・・・」
たじろぐ戦闘員達。

「王族を殺し、何をするつもりだった?」
「そぉんなことぉ、なんであんたに教えなきゃいけないのぉ?」
「質問を質問で返せと言った覚えはない、答えろ」
「・・・が・・・な・よ・・」
「?」
「口の聞き方がなってないのよ!!!殺せぇ!」

突然色っぽい口調がなくなったかと思うと、ユアは戦闘員達に聖戦士を殺せと命じた。
たじろぎながらも、そこは悪の名門オメガの戦闘員達。

「うふふ、よそ見してていーのぉ!?」

一斉に襲い掛かる。
聖戦士は目をつむり、じっと動かない。
ユアが高らかに笑う。

「うっふふふ〜ん。登場シーンだけカッコよかったのに、あきらめちゃったぁ?」

笑うCAと眼をつむるCA。
だが、ユアの眼に映ったのは、とても信じがたい光景だった。

498 :対CA編D:2008/11/25(火) 17:26:59 ID:Qx3HnHeS
(ばっ)

聖戦士がCAの服を脱ぐと、そこにはただの女子高生のような姿の女が立っているだけだった。
それが高校生か中学生かは定かではない。
だが、確かに女子学生。
そして、相変わらずの可憐で気高い美しさ・可愛らしさ。

「あ、あっはははぁ〜ん!それ見なさい!お前たち、こんなガキ一人、一ひねりよぉ!」

「ヒーヒヒヒ!」

襲いかかる戦闘員。
だが聖戦士は冷静に戦闘員のパンチをかわし、鳩尾に強烈なパンチをお返しする。

「うご・・・お・・・っ」

内股になり、ヒザがガクガクと震え、鳩尾を必死に両手でおさえて耐えようとする戦闘員。

「だ・・・だ、めぇ・・・」

だが結局それもむなしく、耐えきれずに倒れこんでいく。

「おのれぇっ!」

と次の戦闘員は、ナイフを片手に襲いかかる。
だが聖戦士は動じない。

「物騒なものも、使いこなせなかったら無駄だっ!」

と簡単に突き出されたナイフを持つ手を掴む。

(ごりっ)

その小柄な体のどこにそんな力があるのか、戦闘員の手首はあり得ない方向に曲がってしまう。

「うっぎゃああああああああああああああああああああああああ!ああああああああああああああああああああああっ!」

痛みにわめく戦闘員。
ナイフは当然だがこぼれおち、ありえない方向に曲がった右手首はプランプランをだらしなく垂れる。
痛みでパニックに陥り、その興奮から理性も失いオナニーを始める戦闘員。
生き残った左手首で股間をまさぐりはじめる。

「あっ・・・あっ・・・あはぁ・・・いいいいふぁあああああん!!!」

「・・・!!!」
これには聖戦士も目を背けた。

「ぐはっ!」
「ちく・・・し、ょ・・・」

そのスキに襲いかかってきた戦闘員2名を難なく拳と蹴りで倒す聖戦士。

「あああああああああああああああああんいいいいいいいいいいいいいよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

と先ほどの右手首の彼女は、絶頂とともに気絶していった。
股間からは尿やら何やら、色んな液体が流れ出ている。

499 :対CA編E:2008/11/25(火) 17:38:50 ID:Qx3HnHeS
気づけば、10名近くいた戦闘員は、結局聖戦士に何のダメージを与えることもできずに倒れていった。
大の大人の女が、こんな子供一人に敗れるなど、彼女たちには想像もできなかったであろうが、現実はこうである。

「お前がリーダーだな?」
「うっふふふぅ〜ん。そうよぉ、このプロジェクトのリーダー、ユアよぉん♪」
「オメガも終わりだ。ここでオメガのこれまでの全てが失われる」
「そうかしらぁん?アンタをここで殺せば、何事もなくオメガの時代になるのよぉ」
「・・・残念ながら不可能だ。お前に私は殺せない」
「うっふふふぅ〜ん。好きよぉ、そういう強がっちゃう年頃のコ・・・
 ゾクゾクして殺したくなっちゃうもの〜・・・うふふふふ・・・」
「ユア、お前もここまでだ」
「いいえ、それはア・ン・タ♪あたしはディーナ様のためにっ!」

(ディーナ・・・)

そしてCAと聖戦士は間合いを詰めていく。
ジリ・・・ジリ・・・と互いが互いを測るように。

確かに聖戦士は闇の世界に名を轟かせる無類の強さを誇るが、ユアとて負けるつもりはない。
一流組織オメガの幹部クラスには、そう易々となれない。
しかもこんなガキに敗れでもしたら、24歳ピチピチの自分の人生は・・・
こんなガキに自分の人生を否定させはしない!

500 :対CA編F:2008/11/25(火) 19:53:34 ID:Qx3HnHeS
ユア。
身長は160cm近くあり、タイトなCAの制服がはちきれんばかりの豊満な胸を誇る。
その上、スレンダーな体で制服を着こなし、脚を包むセクシーな黒いタイツが上品さを醸し出す。
髪はCA独特のまとめ方で、顔は大人の気品に充ち溢れている。
そして、無駄に色っぽいその下品な喋り方が彼女の魅力を独特なものにしている。

「うっふふふぅ〜ん。死ね!」

まだ聖戦士にとっては若干遠い距離で、ユアが勝負を仕掛けた。
CAのタイツに包んだ脚の、タイトスカートの内側から刃物を取り出す。
折り畳みナイフを投げつける。

「・・・!」

聖戦士は座席側によってよける。

「うっふふふぅ〜ん。この狭い機内でいつまでよけれるかしらぁ?」

立て続けにナイフを投げるが、聖戦士には当たらない。

「やるじゃなぁい!」

聖戦士も反撃に出ようとはする。
しかし、狭い機内の特徴を生かし、縦方向の遠距離攻撃を続けてくるユアになかなか近付けない。

「ちっ、当たらなければ、どうということも・・・」

(ピッ)

ナイフがとうとう聖戦士をかすった。

501 :対CA編G:2008/11/25(火) 20:53:15 ID:Qx3HnHeS
ついにユアのナイフが聖戦士の右太腿をとらえた。

「うっふふふぅ〜ん。あったり〜」
「・・・・・・・・・」

ユアはそれでも距離を保ち続ける。
いくら相手があの聖戦士だとはいえ、ふところに入られなければ勝機は完全に自分のもの。
大体、こんなガキが聖戦士だって笑わせる。

「アンタがあの有名な聖戦士だったとはねぇ・・・
 確かにあたしの部下をやっちゃってくれたから信じるわよぉ。
 でもさぁん、さすがのアンタもあたしに近づけなかったらぁん、うふふ。」
「・・・・・・・・・」
「確かにディーナ様のお叱りはこわいけどぉ、アンタさえ殺せばあたしの昇進は間違いなしよぉん♪」
「・・・・・・・・・」

「死ねぇっ!」

ユアは胸ポケットから銃を取り出す。

「お足もとにご注意くださいませぇ〜ん!」

(だんだんだん!)

銃声が鳴り響いた。

502 :対CA編H:2008/11/25(火) 21:48:02 ID:Qx3HnHeS
「うっ!」

戸惑ったのはユアの方だった。
一発目、二発目は撃ったものの聖戦士を捉えなかった。
三発目を撃つ時に何かが飛んできて、目線をそらしてしまった。
気づけば、銃に何かが刺さっている。

「あっ!」
「ナイフ、ありがとうございましたぁ」

そう、自分が投げたナイフが銃口に突き刺さっている。

「どうやってとどめに移ってくれるのか期待してたけど・・・
 銃だなんて何もおもしろくないわ。オメガにもがっかり・・・
 ま、殺されるのはゴメンなんだけど、でもナイフの腕は悪くなかったわ」
「なっ・・・・・・・・・!」

ユアが驚いたのは、銃口の件も勿論あるが、その声の出所である。
そう、あれだけイヤがっていたふところ、いや正確には足元か。

「あ、ひっ・・・いつの間に・・・」
「説明できる次元だと思う?」
「くっ・・・死ね!死ねぇ!」

ユアはヒールのかかと部分でコツンと床をたたく。
シャキン!とつま先部分からトゲのような刃物が現れる。

「・・・」

動じる様子のない聖戦士にキレたユアが襲いかかる。
その声はもう色っぽさがなく、必死の様子が浮かぶ。

「スマしてんじゃないわよぉ!!!」

このトゲのような刃物が突き刺されば、流石の聖戦士も命はないだろう。
ビュッと黒タイツの脚がしhなり、聖戦士を蹴りあげる。

503 :対CA編I:2008/11/25(火) 22:02:15 ID:Qx3HnHeS
(グサッ)

「ああっ!」

うめき声はユアのものだった。

「つくづく残念ね、貴女。地の利を生かそうとしたのも怒りにまかせて忘れちゃった?
 貴女と戦ってると安心感があるわ。どんな攻撃をされても、私は死なない、私をころせないってね」
「ああああ〜ちくしょうちくしょう!!!」

そのトゲは、あっけなく座席に突き刺さった。
聖戦士をとらえるべき深さで。
抜けない。
深くめりこみすぎてしまった。
右足がどうしても抜けない。
大股をあらわにし、動けないユア。

聖戦士は立ち上がる。
目の前に、何気なく、普通に立つ。

「あひっ・・・」
「さて・・・『ディーナ様』について教えてもらえるかな?」
「くっ・・・いうもんか!言えるわけないでしょーがぁ!!!」
「そ。」

ならば、と言わんばかりに、聖戦士はユアの股間をくすぐる。

「あっ、あはん!あああっ!やめ、やめっ、きもち、いいいいいっ!」
「言わなきゃ、やめない」
「ひいいいいいいいん!!!!」

聖戦士はユアの両手を後ろ手の形に縛った。

拷問。
そう形容してもおかしくはない。
手を縛りあげられ、脚は自由が利かず、股間をくすぐられ続けるユア。
聖戦士はくすぐっている最中、その様子を直視できない。

「は、はやく答えて!」
「こたっ、こたえる、いいいいいからやめっ!」

プルプルヒクヒクしているユアの股間から手が消えた。




一部始終を聞き届けた聖戦士。

「こっ、これで許し、て・・・」
「ふぅ」

聖戦士はため息をつく。

「さっき神にかわって許さないと言ったはず。命まではとらないけど、相応の罰を与える」
「ひぃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

504 :対CA編J:2008/11/25(火) 22:38:43 ID:Qx3HnHeS
(どすっ)

と鳩尾にパンチが入る度に

「うげェ!!うぼっ!ぐおおおっ!」

とユアは先ほどからは想像もできない汚い声で悲鳴をあげる。

鳩尾に4発。
口からはよだれがたれ、黒いストッキングは破れて無残な姿となってしまったユア。

その後も、自慢の胸に尻にと容赦なく攻撃が浴びせられる。

(くそう!くそう!こんなガキにこんなガキに!!!)

魅力溢れたCAは悔しがるがどうしようもない。

「じゃ、最後はこれかな」
「え・・・?ひぃぃぃぃぃっ!!!」

ネズミの姿がユアの目に映る。
なぜネズミがここに?などという冷静なツッコミもできないままユアは悲鳴をあげる。

「じゃあね」

聖戦士は失神した王族たちを助け出して、飛行機から颯爽と消えた。
政府の護衛が飛行機に入ってきたとき、そこにはあり得ない姿のCAが一名。
そしてレオタード姿で倒れる女たちが数名。


「いやあああああああああああああああああああああああああ!」
ユアは必死に耐えようとしたが、魅力的なボディラインに沿って這いまわるネズミの気持ち悪さについに屈した。
「いやああああああああああああ!ディーナさまあああああああああああああああああああああああ!」

脚を上げたまま、手を縛られたまま、ネズミに這いまわられるがまま、失禁してしまった。
そのまま気を失ったが、倒れこむこともできず、ビミョーな姿勢での御用となった。

その後のオメガと言えば、この一件がきっかけで、国家に反逆した悪徳企業になった。
そしてひっそりと闇に隠れて聖戦士を葬ろうとする悪の組織になり下がった。



(ネズミだなんて、私も暗いな・・・)
聖戦士は一人、たたずんでいた。

505 :聖戦士の人:2008/11/25(火) 22:49:13 ID:Qx3HnHeS
以上です、っていうかやられに重点がおけず駄作になったことを深く反省しております。

要は聖戦士を主人公としたヒーローもの(ヒロインですが)なんですが・・・
最初なので説明が長くなり、国家レベルでグダグダしてしまいましたが、次回からは聖戦士VSオメガの女幹部というすっきりした構図でお届けできると思います。
毎回ナースやら巫女さんやらクノイチやらとコスプレでありそうな相手との戦いになると思います。
その職業に特徴ある攻撃で・・・と考えています。
次回はやられをもっと魅力あるものにして出直してくるので、しばし見守ってください。

他の職人さんがレベル高いので、頑張らないとなぁ・・・

では失礼します。

506 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 01:27:32 ID:KOkVKVtj
いえいえ乙ですよ〜GJ!
ソフト派なんで、聖戦士さんの今後に期待してます

507 :武器やられの人:2008/11/26(水) 02:19:49 ID:yWbSS2G+
職人さんが増えてスレが賑わってる!
良い流れですね〜

次のSSなんですが主人公の行動に選択肢をつけてストーリーが進行するスレの住人さんも参加できる形の新作を考えているんですが如何でしょう?

508 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 02:55:36 ID:U64zVzRi
他スレの実例だが、たまにスレが止まる事があるからな…気を付けてくれ。
しょっちゅう更新してたら話は別だが… 

509 :武器やられの人:2008/11/26(水) 03:58:33 ID:yWbSS2G+
>>508さん
助言ありがとうございます。
とりあえずプロローグ兼サンプル投下してみます。

というわけで休憩中ですが投下。



アマゾネス殲滅作戦@

私の名は紅藍(くらん)
100の武器・暗器を隠し持ち、100の武術を極めた傭兵だ。
今回の任務は蛮行の限りを尽くす帝国軍アマゾネス部隊の殲滅だ。

「此処が本拠地、見張りが一人か…」

シュッ!

音もたてず素早い動きで見張りの戦闘員の背後をとった!

さてどうしよう?

@体術で屠る
A武器で屠る
B脅して道案内をさせる



510 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 04:57:20 ID:d0iHpH4o
>聖戦士の人
新作お疲れ様です!
聖戦士にも悪女にも萌える俺が応援してますよ!

次回作も頑張って下さい!

511 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 05:00:47 ID:uzjnSPBe
>>509
@体術で屠る

いきなり自分の身体を血で汚すわけにはいかない
音も出さないほうがいい
よって、今流行の首折りの刑

どないでっか?w

512 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 07:52:21 ID:XXLEURhx
>>474
GJ!! いい感じの続きでした!
このスレ微妙に流れ早いからGJのタイミング逃しがちなんだぜ。
カリンと赤狼のやりとりが実にいい感じでした。

513 :アマゾネス殲滅作戦A:2008/11/26(水) 16:19:04 ID:yWbSS2G+
「ふあぁ〜見張りなんて退屈…」
生命の危険が迫っているのも気付かずに暢気な台詞を吐く。
それが彼女の最後の言葉になった。
ボキッ
一瞬で細い首をへし折る。
惚けた顔のまま脱力しへたりこむ。
股間から滲む黄色い染みが彼女の死を示していた。

ガサッ
「!」
物音のした方向に鋭い眼を向ける。
「あ…あぁ」
見られた!
おかっぱ頭が可愛らしいまだ幼いアマゾネスだ。
怯えた眼で助けを乞うている。
どうしよう?

@見逃す
Aやっぱり屠る


514 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 17:26:22 ID:U64zVzRi
2…発見されたからには始末。
某保護者の迷セリフ「悪く思わないでね」が聞いてみたい。

515 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 18:42:58 ID:uzjnSPBe
隠密行動で@選んだのに結局バレるんかい!www

仲間を呼ぶ前に光の速さでA!

516 :アマゾネス殲滅作戦B:2008/11/26(水) 20:08:26 ID:yWbSS2G+
「ひ、ひぃ…」
アマゾネスの少女は立ちすくみ怯えている。
(…いくらアマゾネスとはいえまだ年端もいかぬ少女…)
紅藍は無言で背を向け門に向かう。
(!………殺気!)
少女はナイフを構え紅藍に襲い掛かってきた。
(やはり野蛮な好戦民族か…)
「あっ」
紅藍は少女を組み敷くと一本の針を取り出す。

「暗器、操心針」
(この針は正しく挿せば挿された者は記憶を失うだけで済む…しかし…)
スッ
「あ、や…」
紅藍は少女の胸に針を挿し込む。
「はっ…あっ、あっ」
「せめて苦しまずに逝かせてあげる…」
ビクン!
「うぁ…」
少女の身体が小さく跳ねると徐々に眼から生気が失われてゆくのがわかる。
(襲ってこなければ記憶を奪うだけだったが…悪く思わないでね)
「やはりアマゾネスは殲滅しなければならないのか…」
少女の亡骸を背に紅藍は静かに門を開く。

門をくぐるとそこは小さな城下町ともいえる場所であった。
しかし居住区をみてもテントであったり小屋であったり統一性が無い。
どうやら盗品や戦利品で構成されているようだ。

「ん…」
紅藍の眼に二人のアマゾネスが談笑しながら歩いてくるのが見える。

どうしよう?

@物陰に隠れて機会を待つ
A真正面から戦う


517 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 20:55:50 ID:U64zVzRi
1.やり過ごして機会を伺う。


518 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 21:16:30 ID:uzjnSPBe
同意。@

こういう方法も面白いね。ちゃねらー参加型っすかw

519 :アマゾネス殲滅作戦C:2008/11/26(水) 22:07:40 ID:yWbSS2G+
身を隠すのにちょうど良い樹木だ。
紅藍は素早く身を隠す。

「じゃあね、良い武器あったら教えてねー」
「うん、今度また近くの村襲いにいこうねー」
どうやら二人は別れたようである。
ツインテールが特徴的な娘がこちらに向かって歩いててくる。
彼女は何も知らずに木の横を通り過ぎる。
(今だ!)
紅藍は娘を羽交い締めにして口を塞ぐ。
「むぐぅー」
「観念なさい」
ぐっ、と握り拳を娘の腹部に当てる。
ジャキン
「ぐむぅ〜」
鉄甲から刃が飛び出し娘の臍を貫く。
「ぐふっ、ううっ」
涙を流しながら紅藍に許しを請うような眼差しを向ける。
「……………」
紅藍は無言で刃を捻る。
「ぐ…うぇ…」
娘の口から大量の血が吹きだした。
「ヒュー…ヒュー…」
虫の息の娘を樹木にもたれかかる様に座らせ、幹と同じ色の布を被せる。

慎重に周りを見渡す。
城下には10棟程の家屋があり、門から続く大通りの先には砦が見える。
さて、どうしよう。

@城下の人間を屠っていく
A砦に潜入する



520 :武器やられの人:2008/11/26(水) 22:09:06 ID:yWbSS2G+
これから仕事ですので本日の投下はここまでです。

選択肢の範囲内なら簡単なリクエストにも対応するつもりです。

521 :名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 22:52:57 ID:uzjnSPBe
乙乙乙!
楽しかったよ。仕事頑張ってくだされ

ってことで@は外道な気がw・・・Aで。
ある程度、投票する形にすれば不満は出ないものと思われる。

潜入する前に、生き残ってるもう一人の制服?を奪うってのはいかがでしょうか、と。

522 :310:2008/11/26(水) 23:25:32 ID:XxK5e1G2
多数の職人さんが到来したおかげでスレが賑わってますね。
詳細な感想は後に回させていただきますが、
どれも実に良い感じでGJ!としか言いようがありません。

そんな中で投下するのは正直プレッシャーですがw
赤狼&カリンの続編です。

523 :310:2008/11/26(水) 23:27:02 ID:XxK5e1G2
赤狼とカリンの2人はジャングルを抜け、渓谷の末端にある滝筋の近くまで到達した。
「・・・後はここから滝沿いに進んで降って行けばいい。大丈夫、付いて来て。」
轟音を立てて大量の水が流れ落ちる大瀑布を前にして足がすくんだのか、元気のないカリンに優しく声を掛ける。
しかし今までの悪態振りからすれば、別人のように見えるカリンの様子は赤狼にも心細く思えた。
だが今はカリンにばかり心を砕いても居られない。追撃が振り切れるまでは・・・
そんな赤狼の不安を具現化したのか、背後の谷間から爆音が木霊するのが耳に入った。
その爆音は次第に2人との距離を詰めてくる。
下方向への強烈な風圧が木々を掻き分けて薙ぎ倒すのを肩越しに見た赤狼の心臓は高鳴った。
「急いで!」
赤狼はカリンを急き立てて滝筋へと走らせ、自分もその後を追う。
2人に向かって巨大な影が迫り、そして影はオレンジ色の砲火を噴出した。
唸りを上げる機銃掃射によって赤狼の背後の大地が吹き飛んだ。
一瞬で地面は崩壊し、ミキサーに掻き混ぜられたようにぐちゃぐちゃになった泥の塊が2人の周囲に降り注ぐ。
「いやぁあーっ!止めてぇえーっ!」
再度ヘリの機銃が唸るとカリンの真横の大地が一列に繋がって連鎖的に爆発した。
その衝撃で地面に投げ出されたカリンを引き起こし、胸の空気を全て吐き出しながら赤狼は叫ぶ。
「カリン!走れ!走れ!走るんだ!とにかく走れーっ!」

武装ヘリの操縦桿を握り締めたライカ大尉は眼下の2人に目を凝らしながら、次の攻撃に向けてヘリを旋回させる。
眼下の2人に向かって急降下したヘリの中で、歓喜の表情を浮かべたライカ大尉が機銃の引き金を引く。
武装ヘリの両脇に取り付けられた2連装の30口径が轟音を立てて射線上にある全てのものを薙ぎ払った。
その一掃射が脇を掠めた2人の逃亡者が地面に突っ伏すのを見てライカの笑いは止まらなかった。
「アハハハハハ、そらそら!早く逃げるんだよ!ほらほらほらほら!走って走って走って!」
2人が慌てふためく様に加虐的な喜びを見出したライカはさらなる攻撃を仕掛け始めた。
相次ぐ機銃掃射で抉り取られる地面の上を這いずるカリンを引き立てて走る赤狼。
武装ヘリはその周囲にさらなる銃弾の雨を降り注いだ。舞い上がった泥の飛沫が霧の様に周囲の空気を染める。
「それで逃げてるつもりかい!?アハハハ、そんなんじゃこっちとしても手柄の立て甲斐が無いじゃないか!」
ライカ大尉は腹の底から喜びの笑いに浸りながら、ヘリの操縦席で2人へ叫びたてた。
その声が2人に聞こえているかなどどうでもいい。
こっちの絶対優位は動かないのだから、今はじっくりと嬲り嬲って追い立ててやろう。ライカはそう考えていた。
だがあまりやりすぎてもいけないな、と自重する余裕も十分にあった。
「調子に乗って人質まで粉微塵にしては元も子もないからな・・・。」

524 :310:2008/11/26(水) 23:31:39 ID:XxK5e1G2
ライカ大尉はバネッサ軍曹以下の各部隊に命令を下した際に一つの戦略を立てていた。
ジャングルの中ではどんなに人数が居ようと探し出すのは容易ではない。
だから、行動範囲が狭く見通しの良い、逃げ場が無い地点を終着点に逃亡者を追い込む事にしたのだ。
それがこの渓谷の末端に連なる滝筋だった。
谷間を流れる河川と2つの滝が繋がるこの地点は遮蔽物が殆ど無く、
滝筋の道もその間を繋ぐ吊り橋にもどこにも隠れる場所は無い。
ここに追い込めば後は簡単、残る部下たちで包囲すれば逃亡者はその身を曝け出す他はない。
そうなれば人質を奪回するなど造作も無いだろう。
唯一自分の布石で順調に行かなかったのは足止めに出した5番隊が音信普通になった事だが、
その程度ならライカにとって予測の範囲内だった。
3番隊を簡単に全滅させるくらいならその程度はやるだろう。だが・・・
「ハッ!腕に自信があるみたいだけど・・・相手が生身ならともかく、武装ヘリが相手で何が出来る?」
ライカ大尉は2人の頭上を通り越した武装ヘリを旋回させ、さらに機銃で逃亡者を追い立てる。
2人の逃亡者は必死になって滝筋を降ろうと茂みへ走ってゆく。それを見たライカ大尉は笑みが止まらなかった。
この調子なら軍曹の1番隊が奴らの後ろを取るのに支障はあるまい。そして滝の下側では2番隊が待ち構えている。
後は挟撃を仕掛けてオシマイ・・・そしてこの手柄で組織での昇進を手に出来る・・・。
甘美な未来を想像して笑い声を上げたライカ大尉は、2人が下へ向かう姿を確認しつつ、
バネッサ軍曹たちへ指示を伝えるべく連絡機のスイッチを入れた。

武装ヘリからの執拗な機銃攻撃を受け、必死の思いで逃げ惑っていた赤狼に一つの疑問が浮かんだ。
「・・・クソッ、こいつ遊んでるのか!?」
しかし銃弾の雨に追い立てられて次第に逃げ場を失う状況において、足を止めて悠長に考えられるほどの余裕が2人には無い。
赤狼はカリンを引き連れてまばらな木立と藪の間を全速力で走り抜けるのが精一杯だ。
一方ヘリの攻撃に狼狽したカリンの方は赤狼が手綱を締めないと崖から落ちそうなくらい慌てふためいてる。
「カリン、しっかりしなさい!大丈夫?撃たれていない?」
泥で汚れたカリンに強く言い聞かせる。
「・・・あぁ・・・あ、だ、だ、だ、大丈夫な訳ないでしょ!あ、あれで死んでないのが不思議なくらいよ!」
カリンは心臓が飛び出しそうな表情のまま、目を見開いて赤狼に叫び返した。
その様子に赤狼は思わず笑みがこぼれた。元気が無いよりこっちの方がずっと良い。
「ハハ、まだそれだけ元気があれば・・・」
2人は繁みを掻き分けながら坂を滑り降りる。
「・・・何とか逃げ切れるかもね。」
自分自身を奮い立たせるつもりで、赤狼は言葉を繋いだ。
だが状況は良くない。あの武装ヘリがその気になれば、次第に遮蔽物が少なくなる滝筋では狙われる危険が増すだろう。
第一こんな見通しが良く、逃げ場の狭い場所で包囲されたら・・・
「・・・そうか!くそっ、マズったな・・・。」
赤狼は足を止めずに滝筋の上下を見回した。
今赤狼の視界に入る滝筋の地形は、下に見えた吊り橋付近を除けば、隠れられる場所が殆ど無い事に気が付いたのだ。
「あの武装ヘリはジャングルから私たちを上手く追い出したと言う訳か!くそっ!」

525 :310:2008/11/26(水) 23:36:11 ID:XxK5e1G2
ライカ大尉の武装ヘリが前方で容赦の無い地上攻撃を仕掛けてる様子を、バネッサ軍曹は大人しく眺めてなど居なかった。
ヘリの攻撃地点目指して獣のように疾走する。その速さは赤狼のそれと並ぶとも劣らない。
引き連れた部下たち共にジャングルを走る彼女の胸中にはライカ大尉とは異なる感情で満たされていた。
バネッサ軍曹は下士官ながらその能力を高く評価されていた。彼女は類稀なる戦闘能力もサバイバル技術も備えていた。
しかしライカ大尉と違ってバネッサ軍曹には昇進に興味は無かった。戦う事が彼女の全てだった。喜びだった。
そしてバネッサ軍曹にとっては手柄や地位は二の次で、共に戦う部下たちこそ誇りに思い大事にすべきと考えていた。
だからこそ、部下たちを殺した奴を易々と逃がすつもりなど毛頭無かった。
たっぷりと礼をしてやる、この世に生まれ出た事を後悔させるぐらいに・・・そう胸中で誓っていた。
「軍曹殿!大尉からです。標的は例のポイントへ追い込んだ、1番隊は退路を絶て。以上です!」
「よしっ!聞いたなみんな!相手はもう墓穴に片足を突っ込んだも同じだ!後は仕留めるだけだ!」
軍曹の檄に部下たちの決意は固まった。どの女兵士たちの表情も同じだ。彼女たちも復讐者なのだ。
「行くぞ!奴には自分が行っただけの償いをして貰う!」

最早疑念の余地は無かった。
追撃隊の狙いはこの滝筋で私たち2人を追い込む事にある。恐らく上下から挟撃する腹だろう。
今はまだ見えないが、やがては追っ手が現れるはずだ。
「・・・ドジったね。連中の罠にまんまと嵌った格好だわ。」
滝筋の断崖を繋ぐ吊橋まで辿り着いた赤狼は悪態を付いた。
ようやく一息つけたカリンは息を切らしながらも、その悪態を聞き逃さない。
「・・・ハァハァ・・・ど、どういう事なのっ?」
カリンの問いに赤狼は滝筋の上を指差す。
「上手く追い立てられたって事だよ。今にも私たちが通った滝筋の方から敵が降って来る。」
赤狼は下を指差す。
「・・・で、その進行方向からも挟み撃ちの格好で敵が登ってくるだろうね。」
「だろうね。・・・って、なんでそんな冷静なのよ。大ピンチじゃない!両方から来られたら今よりマズイ状況でしょ!?」
カリンは顔を真っ赤にして叫んだ。
そんなカリンの怒気を受け流すように、視線の先に吊橋を見据えた赤狼が軽く返す。
「だからせめて片方だけでも防がないと、ね。」
当惑したカリンの手を引くと、赤狼は吊橋へと走って行った。
「とにかく、今は足を止めてられないんだ。急いで渡るよ。」
カリンを先に渡らせると、吊橋の真ん中で足を止めた赤狼は胸のベストから手榴弾とワイヤーを取り出す。
「どうしたのよ!?渡るんじゃなかったの!?」
カリンの問いにも答えず、赤狼は無言のまま吊り橋の下へと器用に潜り込んだ。

526 :310:2008/11/26(水) 23:41:08 ID:XxK5e1G2
バネッサ軍曹の部隊はついに赤狼たちに追い付いた。
吊橋を走って渡る赤狼を視界に捉えたバネッサ軍曹はさらなる進撃を指示して走り出した。
すでに吊り橋を渡り終えた赤狼たちは下に向かって滝筋を降り始めている。
もう逃がさないぞ。この先は遮蔽物が少なく、挟み込まれたら奴らには逃げる場所も無い。
絶対的な勝利の予感に浸ったバネッサ軍曹は吊橋まで辿り着く。
「急げ!敵は目の前だ!」
「ハイッ!」
部下に檄を飛ばすとバネッサ軍曹たちはスピードを上げて疾走した。
軍曹を先頭に、断崖に掛けられた吊橋を部隊全員が走る。
部隊が吊り橋の真ん中まで辿り着き、女兵士たちの重量で吊り橋がたわんだその時・・・

ドンッ!

吊橋の真ん中から大音響の爆発が生じた。
爆発で吹き飛ばされた女兵士の身体が宙を舞う。
「うぉっ!?な、なんだと!?」
バネッサ軍曹は不意の出来事に戸惑いを見せたが、その顔はすぐに恐怖に染まった。
「走れーっ!橋が落ちるぞ!急いで逃げるだっ!」
言うが早いかバネッサ軍曹は吊橋を全速力で駆け抜けようとした。
メリメリと音を立て、吊橋を構成するロープが矢継ぎ早に切れてゆく。
女兵士たちは必死で逃げようと走り出した。反対側の断崖が間近になったその時・・・

ドドドンッ!

先頭を走っていた軍曹の真後ろでより大きな爆発が起き、不安定だった吊り橋は完全に崩落した。
「うわぁぁあああああ!」
爆発で高々と投げ出されたバネッサ軍曹の目に、崩壊する吊り橋と共に悲鳴を上げて落下する部下たちの姿が映る。
女兵士たちは必死に虚空をもがくも、恐怖と絶望の表情で重力に惹かれるまま真っ逆さまに落ちて行く・・・・
「きゃあああああああああああああ!」
「いやぁああああああああああああああああああ・・・・!」
「あ、あ、あ、あ、助、け、て、ぇ、え、え、え、え、え、え!」
「ひぃ、こんな、こんなーっ!軍曹、軍曹ーっ!ワアアーッ!」
上げられる限りの悲鳴と共に女兵士たちは遥か眼下の沸き立つ滝壺へと吸い込まれる。
悲鳴は渓谷一杯に木霊し、滝壺には次々と多数の水柱が上がった。
落下の衝撃で深々と潜った女兵士たちの死体が滝壺の激流に揉まれ、やがてそれらは間隔を置いて次々と浮かび上がった。
「く、く、そ、ぉ!」
バネッサ軍曹はその凄惨な光景から目を逸らせなかった。だが自分まで同じ運命を辿る訳には行かない!
「死、ん、で、た、ま、る、か!」
力の篭らぬ虚空の中で視界に入った吊橋の残骸、切れかけたロープへと最後の望みを掛けてバネッサ軍曹は手を伸ばした。


527 :310:2008/11/26(水) 23:43:20 ID:XxK5e1G2
赤狼とカリンの2人を滝筋へと追い込み終えたライカ大尉は武装ヘリを一旦渓谷から離脱させ、上空から様子を窺っていた。
気流の安定しない狭い谷間ではヘリを安定させるのが困難であり、一瞬でも操縦を誤れば墜落の危険すらあるからだ。
勝利が目の前に見えてるのに、むざむざ冒険をする必要も無い、それがライカの判断だった。
それにこの狭い滝筋に対して武装ヘリの火器を使えば例え多少距離が有ろうとも余裕で殲滅できる。
「最も・・・その必要は無いだろうが・・・」
遥か眼下の滝筋にて、赤狼との距離を詰める一方の部下たちの動向を見ればそう考えるのも無理は無い。が、
ドンッ!
ドドドンッ!
吊り橋が爆発し、部下たちが黒点となって残らず滝壺へと姿を消す光景を目の当たりにして、ライカ大尉は困惑した。
「な?・・・一体何が!?」

「一体何が起きたっていうの!?」
吊り橋からやや離れた、断崖に張り出した岩場と木立の中に隠れていたカリンは、
自分の後方の吊り橋が跡形も無く吹き飛んで吊り橋上の女兵士たちが悲鳴共に落下していく光景に目を丸くし、
この出来事の張本人であろう赤狼に困惑とも興奮とも付かない表情で問い掛ける。
そんなカリンの疑問に、ショットガンの残弾を確認していた赤狼は軽く答えた。
「あぁ、あれはちょっとしたトラップさ。あの吊り橋に大人数が乗った時に手榴弾が爆発するように仕掛けたの。」
ガシャンという機械音と共にショットガンのグリップを勢い良くポンプして下方を見据える赤狼。
「私は前と後ろの両方から犯られるなんてまっぴらだからね。せめて片方だけに集中できれば勝機はあるさ。」
「・・・下品よ。」
「悪いね、お嬢様とは育ちが違うから。」
クスクス笑いで答える赤狼。
どうやらカリンは多少なりともショック状態から抜けたらしい、その事が赤狼の心労を和らげた。
だが、これから自分たちがやろうとする行為に対してはそう笑ってばかりでも居られなかった。
無謀で命懸けの行為だけに、カリンにも真摯に伝えておくべきと覚悟した赤狼は、真面目な表情に戻った。
「・・・いい。恐らくこの滝筋の終点には敵が待ち伏せているに違い無いの。これから私がそれを正面から突き崩す。」
赤狼の只ならぬ雰囲気に、カリンの方もいつもの悪態をついつい控えてしまった。赤狼は続ける。
「多分、簡単には突破出来ない・・・向こうの方が有利な状況だからね。だけどカリン、あなたが逃げるくらいの隙は作れる。」
「?」
「私が指示したらあなたは後ろを見ずに真っ直ぐにジャングルの中に逃げなさい。そして川沿いに進むの。そうしたら・・・」
「そうしたらって・・・・あなたはどうなるの?」
カリンの反論を赤狼は無視して続ける。
「あなたはそのまま川沿いのジャングルに隠れ、救出チームのヘリを待ちなさい。それが最善の方法よ。」
「・・・そんなの無理よ。第一それじゃあなたはどうなるのよ!?そのプランじゃ置き去りもいいところじゃない!」
カリンの視線から目を背け、赤狼は眼下を凝視して、これまでになく優しく、そして悲しい表情で語りかけた。
「カリン・・・今は・・・自分だけでも助かる方法を考えなさい。他人を助けるのはそれからでいいの。特に・・・私なんかね。」
「・・・・・・・・」
どう答えればいいのか分からなくなったカリンは押し黙ってしまった。
そんなカリンの心の内を慮って、赤狼は背を向けたまま問い掛けた。
「あなたには待ってる家族が居るんでしょ?だったらここで死ぬわけにはいかないじゃない?違う?」
「・・・え?・・・えぇ、パパとママ、まぁ再婚だから継母だけどね・・・それに弟も・・・飼い犬だって居るわよ。あなただって・・・」
「そんな人・・・私には・・・居ないよ・・・だからこんな商売なんかもしてられるの・・・金次第で何でもするような・・・そんな女をね。」
カリンに決意を促すように突き放した言葉を掛けた赤狼は、最後の勝負に出るべく硬い表情になる。
「じゃ、行くよ。合図をしたらすぐに駆け下りてジャングルへと走って。振り向いちゃダメよ。」
決意した表情の赤狼に対し、カリンはふと有る事に気が付いた。
「待ちなさいよ!その前に・・・私、あなたの名前すら知らないのよ!教えてくれなきゃ言う事聞かないから!」

528 :310:2008/11/26(水) 23:44:38 ID:XxK5e1G2
その言葉に赤狼は思わず目が点になったが、すぐさま吹き出して笑い転げた。
「ハハハ、そういやそうだ!カリン、あんたきっと大物になるわよ。この場面でそんな気の利いた台詞言えるんだから。」
「私は真面目に言ってるの!こんな死にそうな目に逢って、その張本人の名前も知らないなんて死んでも死に切れないじゃない!」
「悪い悪い、天国で恨まれちゃ洒落にならないからね。しかし本当に良い事に気が付いたよ!こっちの緊張の糸が切れそうだ!」
クスクス笑いが止まらない赤狼だったが、吹き出し笑いとは異なる笑顔をカリンに向けた。
「・・・通り名はレッド・ウルフ、赤狼とかレッドとか好きに呼んでちょうだい。」
「そんな偽名じゃなくて、本名はあるんでしょ!?そっちを教えなさいよ!」
「あぁ、本名ね。もうとっくの昔に捨てちゃったけど・・・まだ覚えてはいるんだ・・・本当の名前は・・・。」
笑顔の赤狼が言葉を繋ごうとしたその時、彼女の左足に熱い痛みが走った。
「うぐっ!」
大振りのナイフが赤狼の左腿に刺さる!肉を貫いたナイフの刃は骨を削ってようやく止まった。激痛が赤狼を襲う。
「くそっ!」
不意の攻撃を受けつつも、反撃の戦意が削がれていない赤狼はショットガンを向けようと試みた。
しかし左肩に新たな傷を受けた赤狼は、思わずショットガンを落としてしまう。
鮮血が散り、カリンが悲鳴を上げた。次の瞬間には腹部を蹴り飛ばされた赤狼は必死になって間合いを取る。
痛みの余り膝を付いた赤狼は敵の姿を上目遣いで見た・・・。
「・・・お前みたいな化け物でも、痛みはちゃんと感じるようだな。なら・・・」
赤狼の血で濡れたナイフを片手に、怒りの形相のバネッサ軍曹がそこに居た。
部下の女兵士たちが残らず滝壺へと落ちる最中、わずかな偶然の結果、彼女だけは唯一落下を免れていたのだ。
バネッサ軍曹は赤狼の手から離れたショットガンを崖下の滝壺へと蹴り落とすと、
さらにもう片方の手にナイフを握って赤狼へと襲い掛かかる!
「非業の死を遂げた部下たちの痛みを!存分に感じて死んでもらうぞ!」
復讐者の目だ。赤狼は経験でその目に秘めた感情を読み取った。
赤狼は傷を負ってない右手で腰に吊ったベレッタ9mm拳銃を抜こうと試みた。
普通の相手ならその早撃ちで造作も無く倒せただろう、だが・・・
「ちぇぇぇい!」
ガキン!
恐るべき速さで踏み込んだバネッサ軍曹のナイフ一振りで、赤狼のベレッタは弾き飛ばされた。
飛んだベレッタは空中で砕け、ナイフの当ったところから寸断されてしまった。
「そんなっ!バカな!?」

529 :310:2008/11/26(水) 23:45:58 ID:XxK5e1G2
驚く間も無く、軍曹のナイフが赤狼の身体を文字通り刻もうと次から次へと放たれる。
ベレッタはもう一丁あるが、抜く暇など、無い!
「くっ!・・・痛っ!・・・・ち、ちぃっ!・・・くそっ!」
「そらっ!どうだっ!あの娘達の痛みを思い知れ!貴様のような、貴様のような奴なぞっ!」
軍曹の執拗な、しかし的確で鋭いナイフ捌きに圧倒される赤狼。
辛くも致命傷は避けながらも、見る間に浅い切り傷が赤狼の全身に現れる。
全身に刻まれたその熱い痛みに赤狼は苦痛の表情を隠せない。
出血は次第にひどくなり、赤狼は体内から血が失われる感覚を切実に感じていた。
「・・・だけど、ここで負ける訳には!」
意を決した赤狼が痛みを堪えて突進する。バネッサ軍曹はそんな赤狼の突進を裁くと、赤狼の両腿に2本のナイフを突き刺した。
「・・・ぐぅっ!う・・・うわぁぁああーっ!」
痛みの余り倒れ込んだ赤狼、その隙を逃さずバネッサ軍曹は背後から赤狼の首を掴むと締め上げる体勢に持っていった。
何とか軍曹の両手の間に右手を入れて完全に首を極められるのは避けた赤狼だが、
素早くバネッサ軍曹は赤狼の左手にも関節技を極め、完全に反撃を封じ込めた。
「これで何も出来まい!」
ギリギリと赤狼の全身の骨が軋む。右手は首間接への防御に割かれ左手は関節技に掛けられ、ナイフの刺さる両足は動かせない。
赤狼、万事休す。
「終わりだっ!」
バネッサ軍曹は赤狼の首と左手間接を破壊しようと力を込めた。
「・・・終わって・・・・たまるかっ!」
ゴキッ!
間接が外れる音が響く。
しかしそれは、軍曹が赤狼の関節を破壊した音ではなかった。
赤狼は軍曹の力を利用し、自らの左肩を脱臼させた為に生じた音だった。
肩を脱臼した事で軍曹の関節技の掛かりが甘くなる・・・痛みに朦朧となる意識の中、赤狼は視界に入る唯一の武器を握った。
両足に突き刺されたバネッサ軍曹のナイフ、それを逆手に握った赤狼は迷わず背後へと突き込んだ。
「・・・ぐがっ!き、貴様・・・私の・・・ナイフを!」
さしものバネッサ軍曹は腹部に猛烈な痛みを受けてのけぞる。
だが軍曹も負けてはいない、再び赤狼の首を折らんと掴みかかるとその両腕に力を込める。
赤狼は突き込んだナイフをグイと押し込んだ。
「・・・ンッ!・・・ぐ、ぐぅっ!・・・お、おのれ!離すか!」
徐々に首が絞まってゆき意識を失いかける赤狼、腹部へと徐々に深く刺さってゆくナイフの痛みと出血によろめく軍曹。
2人は組み合ったまま次第に後退り・・・そしてその先には・・・。
「早く離れて!レッド!そのままじゃ!滝壺に!落ち・・・」
赤狼はカリンの声を最後まで聞き取れなかった。
組み合った体勢の赤狼と軍曹は互いの意に反して断崖から落下する。
「・・・うぉっ!」
「・・・・くっ!」
最早赤狼の目には急速に広がる滝壷の激流しか見えなかった。
「いやぁああああああああ!」
カリンの悲痛な叫びも空しく、沸き立つ激流に飲まれた赤狼と軍曹の姿は水柱を残して見えなくなる・・・。

530 :310:2008/11/27(木) 00:13:10 ID:ZH/9ByTy
今回は以上です。
投下してみると丸分かりなのですが、自分の作品はとにかく字数が多いorz

>>490
>FFやられの人様
私は結構テンポ良く読めました。描写も凝っていてGJ!だと思います。
悪役が思い切り悪女してるのも実に萌えですw
ひょっとして、イラストとかも描かれてたりします?
>>505
>聖戦士の人様
駄作だなんてとんでもない!乙です!GJ!です。
ある意味ソフトな方がエロ方面にも広がりがあって開拓のし甲斐があるかも!
次回作期待!個人的にユアが気に入ったので再登場希望w
>>520
>武器やられの人様
斬新なストーリー展開方法が面白くていいですね。
更新の早い武器やられの人様ならではの広がり、期待しております。

531 :アマゾネス懺滅作戦D:2008/11/27(木) 17:37:24 ID:4eeCmdy2
砦に侵入しよう。
しかしこの姿では目立つな…

たたたっ
「!」
大通りの角を曲がってきたアマゾネスが食パンをくわえたままこちらに走ってきた。
「わぁ〜遅刻、遅刻〜このままじゃ暗殺部の先生に怒られちゃうよ〜」
あの娘、私に近い体型をしてるな…よし。

ぐっ、と脚に力を込め、一足で娘の懐に飛び込む。
「え?」
不意に目の前にあらわれた女に驚いた表情をみせる。
「もう部活動に精を出す必要はないわよ。ご苦労様」
シュッ

「かは…」
手刀で娘の首筋を切り裂く。
「ぁ…ぅ…」
自分に何が起こったのかわからぬまま娘は絶命した。

樹木の茂った葉の中に隠れ着替えをすませる。

ビキニに防護の為の金属や装飾品をつけただけの軽装の戦闘服だ。
「ちょっと恥ずかしいわね…」

戦闘服を着ている為かすんなりと砦に侵入することができた。
通路の真ん中を堂々とあるく。

「おい!」
「!」
振り向くと教官らしき女がこちらを睨んでいる。
「見ない顔だな新入りか?」
「…はい」
「そうか、私は戦闘指揮官のレナだ。新入り、女王様への挨拶は済ませたか?」
「!………いえ、まだです」
「そうかお前が入団式を病欠した新入りか。ついてこい挨拶にいくぞ」
教官は背を向け歩きだす。
どうやら上手い具合に勘違いをしているようだ。
これはチャンスだが…
どうする?

@女王に会う
Aここでレナを屠る



532 :名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 19:14:06 ID:7Lrt3F55
これ他の人投下しにくくないか?

533 :名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 19:17:01 ID:SbAnNgHm
1.あまり大量に殺さずに様子見

534 :武器やられの人:2008/11/27(木) 20:09:16 ID:4eeCmdy2
>>532
他の職人さん達の投下までの暇潰し的な短編でしたがもしこのSSのせいで投下しにくいのならば打ち切った方がよろしいでしょうか?

535 :名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 23:39:31 ID:SbAnNgHm
特定の時間帯まで待ってみるとかしたらどうですか?
●時更新…や二日に一度とか…    

536 :武器やられの人:2008/11/28(金) 00:13:54 ID:xKZuy7Sh
>>535
助言ありがとうございます。
これからは1日に一回の更新(21:00)でいきたいと思います。

その時間帯に投下中の方がおられましたら私が時間をずらします。


537 :名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 01:10:26 ID:0oiWjK7E
>>530
GJ! ストーリー性あると戦闘が映えていいな。
読ませる文章だし、キャラ立ってるし。悪の機銃掃射はいいものだ。
それと谷底へ落下していく幾人もの悪の女戦士の絶望的な悲鳴最高。
なまじ人望ありそうなヤツの部下だけに悲壮感倍増って感じで実にGJでした。

538 :名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 01:17:50 ID:IFTMWvjH
傑作揃いで素晴らしい

ってことで、
@女王に会う
に1票

表立って騒ぎを起こすのはまだ早い
まずは内部の構造をバッチリ把握・・・と思ってたらしっかりバレて捕まる
女王の趣向で、腕試しと言わんばかりにザコとバトルロワイヤル

シナリオに口出しするのは勝手にやってることなんで、スルーしてもらっても結構でつハイ。

539 :アマゾネス殲滅作戦E:2008/11/28(金) 21:00:15 ID:xKZuy7Sh
女王に会おう。

うまくいけば女王と指揮官を倒し、戦力を大幅に削げるかもしれない。

砦の最深部、レナがドアを軽くノックする。
コンコン
「何用ですか?」
「レナです。新人の戦闘員を連れてまいりました」
「お入りなさい」
「失礼します」
「失礼しま…!」
部屋に入った瞬間、紅藍は強烈なプレッシャーを感じた。
百戦錬磨の傭兵といえどこの威圧感は今まで感じたことはなかった。
(これがアマゾネスの女王……!)
金色に光る鎧を身に纏う鍛えぬかれた褐色の肉体。
そして吸い込まれるような魅力、美貌を兼ね備えている。

「貴女、名は?」
身体は自然と跪き、震える声で名を名乗る。
「ア…アリシアと申します」
何故かコードネームである紅藍ではなく本名を告げてしまう。
「アリシア、良い名ですね…レナ下がってよろしいわ、アリシアと二人で少しお話がしたいの」
「はっ」
レナが足早に部屋を後にする。

「アリシア、貴女にはアマゾネスの誇り高き兵として戦ってもらうわ」
「は、はっ!」
(な、なんだ足が、手が、震えが止まらない!)
「アリシア、貴女は新兵なのだから戦いは初めてなのよね?」
「は、はい…」
「そう…ならばどうしてかしら…」
女王はアリシアの肩に手をそっと添える。
跪いたアリシアの顔を覗き込み女王は言葉を続けた。
「貴女から…血の匂いがするわ。それも昨日今日ではない幾年もの歳月をかけて染み込んだ血の匂いがね」
(!?………見破られている!)
「でも、そんなこと我々アマゾネスの壮大な理想の前には些々な事よ」
女王は話を続ける。
(どうする…)
「貴女の過去は問わないわ。アマゾネスの為に戦い、尽くしてくれれば良いのです」
(どうする…!)
「アマゾネスの為に…戦ってくれるわね…ア リ シ ア」

どうする!?

@アリシアとしてアマゾネスに仕える
A紅藍として任務を継続する



540 :名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 21:03:25 ID:Ofdx4/Ub
バカな!! 片方しか選択できないだと……!?
きっと余った方をバッドエンド@として投下してくれる……!!
と思いつつ選択は他の人に委ねるぜ。

541 :名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 22:17:56 ID:WktXXdsr
屠るスレとしてはAだな…。

@だと味方やられに行くかも知れんが…。

542 :名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 22:31:35 ID:IFTMWvjH
>>541
@は同じ発想をしたよ
でも流れ的にAだと今は負けそう
つかここで倒したら終わってしまう・・・

希望@だけど早いもん勝ち?
俺ちょっと投票しすぎたからしばらく静観してみます

543 :名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:01:13 ID:fkHbOzTa
1希望かな

544 :名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:08:06 ID:P7uJKfCA
1.でヨロシク。
そしてジワジワ消していくと…

545 :アマゾネス殲滅作戦F〜アマゾネスルート〜:2008/11/29(土) 21:04:38 ID:JyjC7HBZ
「はい、もちろんです」

アリシアは判断した。
今の自分では女王は倒せない。
雇い主である王国よりも自分が生き延びることを選んだ。
それなりに長い傭兵稼業、裏切られた事は多々あれど裏切る側になるのは初めてであった。

「女王様」
「レナか、どうした?」
ドア越しにレナが用件を伝える。
「門にて一人、城下にて二人。我が部隊の兵が殺されておりました」
(……………)
報告をするレナの声は不気味な程に冷静だ。
「…おそらくは王国からの宣戦布告…犯人も領地内にはもういないでしょう。死者は手厚く弔いなさい」
「はっ」
「弔いが終わった後、全ての部隊に戦闘準備をさせなさい。今度はこちらから攻め込みます!」
「はっ!」
レナの足音が遠ざかっていくのが聞こえる。
「アリシア、貴女にも働いてもらうわよ」
「はっ!」

こうしてアマゾネスと王国の全面戦争が始まった。
傭兵を使いアマゾネスを殲滅する王国の目論みは失敗に終わり、思わぬ強敵をも生み出す結果となった。

アマゾネスの為に戦い続けるアリシアは数々の戦で武勇、武勲をあげ、瞬く間にレナと並び称される程の戦闘指揮官となった。
そしてその環境はアリシアの心にも大きな変化を与えた。
今まで孤独な戦いをしてきたアリシアはアマゾネスに属することで親友・仲間と呼べる存在を、帰るべき場所を、無意識の内に創り出していた。
アリシアはいつの間にかこの場所に、アマゾネスに居る事が当たり前になっていた。



546 :アマゾネス殲滅作戦G〜アマゾネスルート〜:2008/11/29(土) 21:07:37 ID:JyjC7HBZ
………それはアリシアが自主的に砦の見回りをしているときに起こった。

「きゃああーーーっ」
アマゾネスの少女が王国軍の女兵士に追われている。
アリシアは颯爽と悲鳴の下に駆けつけ少女を庇う様にして構える。
「あぁ、何だい?アンタも王国軍の捕虜になりたいのかい?」
女兵士はニタニタと笑っている。
「戯れ言を!ここから今直ぐ立ち去れ!そうすれば命だけは助けてやる」
「そうはいかないよぉ〜アマゾネスなんざ捕虜にしても性欲処理にしか使えないけどさぁ〜王国にもマニアがいてねぇ〜高ぁく売れるんだよぉ」
「!!」
アリシアの後ろで怯える少女の顔が恐怖で青ざめる。「とりあえずアンタ達は足の腱でもぶった斬って…」そう言いながら女兵士は剣に手をかける。
が、時は既に遅かった。
「この外道が!」
女兵士が言葉を言い終わる前にアリシアの剣は女兵士を斬り裂いていた。
「え!…ぁあ?…何で…がっ!?」
アリシアは止めとばかりに剣を薙ぎ払う。
「こんな…ところで…」
女兵士は信じられぬといった表情を浮かべながら絶命した。

「大丈夫か?」
「はい。助けてくださってありがとうございます。アリシア様」
「あら、よく知ってるのね」
「アリシア様は私達の戦女神ですから」
「ふふっそんな大げさなものじゃないわ」
「うふふ」
それがアリシアとアマゾネスの少女サヨとの出会いであった。



547 :アマゾネス殲滅作戦H〜アマゾネスルート〜:2008/11/29(土) 21:09:00 ID:JyjC7HBZ
アリシアの強さを目の当たりにしたサヨは会う度にアリシアに弟子入りを志願していた。
そんなある日の事…
「お弟子にしてくださいっ!」
「何度言ったらわかってくれるの?駄目よ」
「何故ですか!?こんなにお願いしているのに!」
ふぅ…と一息吐き、サヨに問い掛ける。
「何故そんなに強くなりたいの?」
「…私、王国に姉を殺されたんです!だから強くなって姉の仇を討ちたい!」
「そう…でも貴女は優し過ぎる…戦いには向いていないわ」
「そんな…」

涙を滲ませ走り去るサヨ。
彼女の服から何かがこぼれ落ちた。
「…ん?これは写真………!?」
サヨの落とした写真には二人の人物が写っていた。
笑顔でピースサインをするサヨ。
そして彼女の肩を優しく抱く娘。
(!…この娘は…もしもこの娘がサヨの姉ならば…)
写真を持つ手に自然と力が入る。
(私が…私がサヨの姉の仇ということになる!)

その日の晩…
コンコン
「はい。どなた?」
「私よ、サヨ」
「アリシア様こんな夜更けに…?」
「はい、落としてたわ。大切なものなんでしょう?」
写真を手渡す。
「あっ…ありがとうございます。私の…宝物なんです」
「その…写真に写っている人は…」
「はい、私の姉です…優しい人でした…」
「そう…」
「アリシア様…?」

サヨに真実を…

@告げる
A告げない



548 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 04:36:03 ID:J1lPxEh4
>>547
2かな。
もうアマゾネス殲滅しないで王国の悪女なり女王なり屠れば良い気がする…

549 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 06:11:12 ID:rz/GpJ+O
飽きた

550 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 16:00:35 ID:TaueK6t4
あれ、どっちが悪なのか分からなくなった?
殺したザコの悪役性否定、更に悲劇的展開とは…
こりゃ、どっち選んでも屠るスレ的に嬉しくない展開になりそうですね…

投下してくれてるのに申し訳ないですけども、作品の方向性が
ちょっとスレの方向からずれてるような気がします。

551 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 18:31:16 ID:PN/PizM0
1で。味方に付けて大反乱。


552 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 19:07:33 ID:d+lpXyIZ
私も1だけど、2人で王国軍をやっつけてほしい。

553 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 19:58:36 ID:WMugEumO
奴隷採ったりとかどう見ても国王軍のほうがワルだな

554 :アマゾネス殲滅作戦I〜アマゾネスルート〜:2008/11/30(日) 21:13:43 ID:E+x5UwmC
(伝えなければ…いけない!)

「サヨ、強くなりたい?姉の仇を討ちたい?」
「は、はい!」
(真実を告げよう…)
「それが…私でも?」
「え…?」
「私が貴女の姉を殺したの」
「そ…そんな」
愕然とするサヨ。
「明日から稽古をつけてあげる。その気があるなら砦にきなさい」
「…………」
「…もちろん軍に報告しても構わないわ。貴女が決めなさい」
「…………ぁ」

翌日、サヨはアリシアの下を訪れる。
軍に任せるより自分で決着をつけることを望んだのである。

アリシアの教えを受けサヨは強くなっていった。
半年後には軍に入隊し、アリシア付きの小姓となった。

そして全面戦争勃発から二年の月日が流れた…
「城が…燃える」
レナが感慨深く呟く。
燃えあがる王城。
「やりましたね!アリシア様」
勝利を喜ぶサヨ。
「ええ、砦に戻りましょう」
王国は滅び、戦争はアマゾネスの勝利に終わった。
砦に帰還する軍の最後尾を行くアリシアとサヨ。
「サヨ、先に行きなさい。私は少しそこの木陰で休むわ」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。少し休んだらすぐに追いつくから…」
「アリシア様」
サヨが突き刺すような眼差しでアリシアを見る。
「サヨ」
「今夜、貴女に挑みます」「わかったわ。門の前で待っていなさい」


555 :エンディング〜選択の果て〜:2008/11/30(日) 21:15:43 ID:E+x5UwmC
「ふう…」
大木の幹に腰掛け息を吐く。
(帰ったらサヨと…)
青い空を見上げる。
(あの子…どんな顔してるのかしら…今の私は紅藍時代には考えられなかった表情をしているのだろうな)

ドスっ
鈍い音が響く。
「え…?」
ゆっくりと下を向くと自分の腹部にナイフが深々と刺さっている。
「あ…」
アリシアを刺したのはボロ布を纏ったまだ幼い少女だった。

『わあぁぁー』
それをきっかけに茂みから小さな影が飛び出してくる。
棍棒や錆びた剣でアリシアを殴打する。
「死ね!死ねっ!この悪魔!!」
「野蛮なアマゾネス!父さんを、母さんを返せ!」
「敵だ!アマゾネスは皆殺しだ!」

意識が薄れてゆく…身体に力が入らない…
生気が血とともに流れていくこの感覚…

視界が真紅に染まる。
死の淵にいながら彼女は今までの事を振り返っていた。
ああ、これが噂に聞く走馬灯なのか…

思えば私の転機とは何時だったのか。

アマゾネス殲滅の任務を放棄したあの時か…

サヨに真実を告げたあの時か…

「後悔なんて…私…らしく…ないな…」

アリシアは戒めるように呟くと真っ赤に染まった眼を静かに閉じた…



556 :武器やられの人:2008/11/30(日) 21:20:25 ID:E+x5UwmC
終わりです。

行き当たりばったりの末、このような結末になりました。
当初は皆さんの選択に基づきながらアマゾネスを次々に屠っていく筈だったんですが…妙な展開になってしまいました。

書かせて頂けるならいつか別ルートを書いてみたいです。

読んでくださった方、レスをくださった方ありがとうございました。

>>550
家では優しい姉でも外では別の一面があったり、屠られた王国兵士も別の一面があったり…
立場の変化による善と悪の逆転現象を掘り下げてみたかったんですがスレ違いでしたね。スイマセン。


557 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 21:31:15 ID:TVAvcMK/
そんなぁ・・・アリシアたん・・・
でもうpありがとー

558 :名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 23:20:13 ID:HvP/zC0R
突然休刊に追い込まれたコミックみたいw
元味方の立場が悪者になったのは残念だったけど、
この方法は面白かった

559 :武器やられの人:2008/11/30(日) 23:29:17 ID:E+x5UwmC
>>558
>休刊に追い込まれたコミック

何かしっくりきましたw
当初の方針とまったく違う方向に向かってしまったところがそれっぽいですね。

560 :名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 00:12:02 ID:NG7HWXtK
この方法は面白かった。
次回作に期待する。

561 :310:2008/12/02(火) 02:23:44 ID:hcITbDXz
お久です。
しつこく赤狼&カリンの続編です。
今回ちょいグロ表現ありなので気になる人はスルー推奨。


562 :310:2008/12/02(火) 02:25:40 ID:hcITbDXz
赤狼の背後を突く予定だったバネッサ軍曹たち1番隊が壊滅するという不測の事態に対し、
ライカ大尉は困惑しながらも次の手を打つべく、ヘリを再度渓谷へ降下させた。
「・・・」
まだ煙が燻る中、危険を承知で慎重にヘリを進める。
「2番隊!ライカ大尉だ!これから私が奴らを燻り出す・・・2番隊は下で待ち構えろ!」
滝から舞い上がる霧と渓谷内を吹き抜ける気流が武装ヘリを揺さぶるが、
ライカ大尉は全神経を集中して操縦桿を握りながら部下へ連絡する。
しかし次の瞬間にライカの耳に入ったノイズ交じりの通信は、危うくヘリの操縦を誤らせるほど彼女を怒らせた。
「追撃を中止しろだと!?バカな!」

カリンは赤狼と軍曹の2人が消えた滝壺を茫然自失の状態で眺めていた。
「嘘でしょ・・・嘘だと言ってよ・・・あなた無しで・・・私、どうしたらいいのよ・・・。」
意気消沈し力無くへたり込んだカリンには、もう前に進む気力が失われたように思えた。
しかし・・・カリンの中で赤狼の言葉が蘇った。
『「あなたには待ってる家族が居るんでしょ?だったらここで死ぬわけにはいかないじゃない?違う?」』
「・・・そうよ・・・私、帰りたい。こんなところで・・・死にたくない、死ぬわけにはいかない!」
カリンの瞳に光が宿る、生きようとする決意の光が。
カリンは前へと走り出した。

だがそう上手く世の中は動くものではない。
渓谷を出たカリンは100mも進まぬうちに20を超える銃口に囲まれる羽目となった。
必死に逃げようと試みたが、赤狼とカリンでは勝手が違う。
すぐさま追いつかれ、組み倒されるカリン。
それでも諦めずに反抗したカリンは女兵士の一人に頬を殴られて地面を舐める結果となった。
「・・・っ痛ぁ、やっぱ私だけじゃ・・・無理なのか・・・な。」

女兵士たちに捕らえられたカリンは、渓谷を出た先の河原まで引き立てられた。
狭い渓谷とは異なり、開けた河原には装甲車やトラック、ジープの一団が列を成して停まっていた。
そこに居並ぶ女兵士たちの数はカリンたちを追ってきた部隊の比ではない。
一団の中から服装の異なる指揮官らしい女兵士が出てくると、カリンが背後から乱暴に突き倒された。
倒れたカリンが痛みを堪えて這い上がろうとすると、指揮官らしき女兵士はカリンの顎を掴み上げてにっこり微笑む。
「んふふふ、よくもまぁここまで頑張って逃げたものね。でも・・・残念、ちょっと運が足りなかったわね♪」
その笑いに不愉快さを感じたカリンは、今までに無い気丈さで睨み返す。
その視線に苛立ったのか、指揮官らしき女兵士は表情を変えてカリンの頬を平手で叩く。
「ふん、あのバカ大尉の部隊を退けたからと調子に乗って!」

563 :310:2008/12/02(火) 02:27:45 ID:hcITbDXz
「誰がバカだと!?」
2人の背後から怒声が走る。女兵士たちの人垣を割ってライカ大尉とその部下たちが現れた。
「あぁ、副司令殿・・・なるほどこちらに来られていたとは存じませんでした。」
わざとらしく敬語を使うライカ大尉。
「副司令殿は外に出るには忙し過ぎて、正直基地にて後片付けに精を出しておられるものとばかり思っておりましたが?」
「んふふふ、そうでもないわよ。大尉のように出来の悪い部下を持っていては待ってるだけにはいかなくて、ね。」
皮肉るライカ大尉に、副司令は毒々しい笑顔で切り返す。
この2人の仲が上手くいってないのは、初見のカリンにも容易に見て取れた。
「・・・副司令、なんで私の作戦の邪魔をした!?私の部隊はあと一歩のところまで追い詰めたんだぞ!?」
皮肉めいた社交辞令に嫌気が差したのか、不機嫌な表情に戻ったライカ大尉が詰め寄る。
「独断で部隊を動かした上、兵を無駄に消耗させた結果の後に、でしょ?大尉。」
「何を言う!私が追撃隊を指揮してる間、お前は何処で何をしていた!?」
「大尉と違って私は大変だったのよ。司令に代わって基地と基地の部隊を指揮しなければならなかったのですからね。」
「私がこの渓谷に逃げる事を予測してなければ、ここにやって来る事も出来なかったくせに!」
「口が過ぎるわよ大尉!自分の話してる相手が誰だと思っている!所詮貴女は私の部下なのよ!身の程を知りなさい!」
副司令は一転してキツイ表情から高圧的な態度でライカを叱り付ける。
その一言にギリッとライカは歯を軋ませる。
「・・・だからか。私の作戦を妨害して、自分の手柄にしようというんだな?私に手柄を立てられるのがそんなに嫌なのか!」
その言葉が言い終わるか否か、副司令はライカを鞭で張り飛ばした。
その行動にライカ大尉の部下が反応しようとするが、周囲を固める女兵士たちがライフルを向けられて自重する。
「口が過ぎると言ったわよ大尉!もういい、帰ったら軍法会議よ!」
見下した視線でライカを見据える副司令に、ライカは目を合わせず、怒りに戦慄いてじっと堪えていた。
「独断での追撃指示に部隊損耗、しかも上官への反抗・・・結果が実に楽しみね。・・・シェリル伍長!」
「ハイッ!」
シェリルと呼ばれた女兵士がさっと前に出る。
「大尉を連れて一足先に帰投しなさい。あのヘリを使うといいわ。もう大尉のものじゃないんだから。」
「ハッ、了解しました。」
「さてと・・・バカのお相手はこれくらいにしておいて・・・本題に入ろうから?」
にっこりと、しかし邪悪さが隠せない笑みをカリンに向けた副司令がカリンに歩みを進める。
「・・・私をどうする気?パパを脅して金を取ろうっての!?この泥棒猫!」
「泥棒猫?・・・・・・まぁ、面白いわね。自分の立場も分からない小娘らしい言い草ね。」

564 :310:2008/12/02(火) 02:30:21 ID:hcITbDXz
ありったけの強い剣幕で凄んだカリンの言葉に面食らいながらも、副司令は例によって邪悪な笑顔を張り付かせて斬って返した。
「私をまた人質にするつもりでしょ!?そうは行かないわよ!」
「・・・・・・・人質?あはははは、あなた何も知らなかったの?」
大声で吹き出した副司令の様子に今度はカリンの方が面食らった表情になった。
「な、何がおかしいのよ?私を人質にするつもりで捕らえたんでしょ?」
「あははははは、人質ですって?おめでたい小娘だね♪知らないなら教えてあげるわ!あはははははは!」
狂ったように笑う副司令に何か寒気を感じたカリンだったが、そんな事も意に介さず副司令は言葉を続けた。
「はははは、あなたの父上、いや政府は身代金を払う事を断ったのよ!テロには屈しない、という決まり文句でね!」
「え?」
「だから上層部はあなたを公開処刑にして死体を送りつけろと決定したの!生中継で!しっかりと後悔してもらうように!」
ケタケタ笑い続ける副司令の一語一句がカリンの胸中に突き刺さる。
「・・・そんな・・・そんな・・・だから、だからなの?あの人が私を連れ出したのその為だったの・・・」
「そういう事よ。正直なところ、処刑前に救出しようなんて事を真面目に目論むとは中々やってくれたと感心してるわ。」
副司令はなおも笑いながら、カリンをなぶるように鞭で軽く小突く。
「でも感謝してるわよ!司令を殺ってくれたおかげで私の地位は安泰だし、逃亡を手引きした者を始末して手柄まで増えたんだ!」
頭の中が真っ白になったカリンは一人孤独にうなだれた。それを見下ろしながら高笑いする副司令。
2人の頭上を武装ヘリが飛び去る。
ヘリの中で拳銃を突きつけられたライカ大尉はそんな2人を苦々しく見据えていた。

「・・・・・・・ン、・・・・・・・・私は・・・・ま、まだ生きてるのか。」
水に流される中、意識を取り戻した赤狼は近くの岩場にすがり付いた。
背中に組み付いていたはずのバネッサ軍曹はすでに居なかった。
生きているか死んでいるかは分からないが、滝壺の激流に揉まれる内に剥がされたのだろう。
周囲を見回して人の気配が無い事を確認し、赤狼は自分が何処にいるかを考えた。
どうやら滝壺から落ちて大分流されたらしい。上流の方には渓谷がかすかに見えた。
さらに目を凝らそうと身を乗り出した赤狼の耳にヘリの爆音が入った。
慌てて身を隠そうと岩場の間に入ったが、ヘリは赤狼に全く気が付かずに通り過ぎていった。
「・・・私を探してる訳じゃないみたいだね。」
その時赤狼はカリンの事を忘れていた事を痛感した。
「そうだ!カリンは!?・・・・・・あのヘリが誰も探してるわけじゃないなら・・・・まさかもう・・・・。」
軍曹との格闘戦で手傷を負ったにも係わらず、赤狼は上流を目指して岩場沿いに静かに進んでいった。
開けた河原まで辿り着くと、赤狼の目には多数の女兵士たちに捕らわれたカリンが目に入った。
カリンが生きていた事に胸を撫で下ろした赤狼は、すぐさま自分の状態と相手の配置を確認した。
両足の傷は無視できる程浅くないが、動けないほどではない。残る武器はベレッタ自動拳銃1丁とナイフが2本。
「覚悟の極め時かな・・・・。」
そう呟くと赤狼は空になった拳銃用のホルスターを分解して応急の止血帯にする。
赤狼は水の中に腰まで浸かって慎重に岩場から岩場を伝って距離を詰め、
車列の最前に在った、女兵士たちの背後に停められた装甲車へと近付く・・・・・。

「じゃ・・・おしゃべりはここまで。あとは基地で言いたいだけカメラの前で言いなさい。その後死んでもらうけどね♪」
副司令が鞭で促すと、カリンは両脇から女兵士2人に引き立てられて装甲車へと引き摺られる。
すでに意気消沈したカリンに反抗する気力は無かった。
一方副司令はカリンと打って変わって意気揚々とした雰囲気でジープに乗り込む。
それを追って女兵士たちは各々ジープやトラックに乗り込み、基地へ帰路に着こうとしていた。

565 :310:2008/12/02(火) 02:32:03 ID:hcITbDXz
女兵士フェレンは装甲車上部の銃座に付くべく、装甲車の側面に取り付いてよじ登ろうとした。
だが、彼女は装甲車に触れる前に意に反して足を止める事になった。
「?!?んぐっ!」
何故ならフェレンは背後から突然頭を掴まれると、その喉をナイフで一文字に切り裂かれて周囲に鮮血を噴き出した。
「か・・・ががっ・・・・がっかはっ!」
女兵士の喉を切り裂いた赤狼は、血まみれのまま倒れる彼女を無視して装甲車へと駆け上った。
「フェレン、どうした?すぐに出ぱ・・・ぷぎゃっ!」
装甲車の上部ハッチにベレッタを突っ込んだ赤狼は迷わず中に向かって弾丸を撃ち込んだ。
運転席に居た女兵士は脳天から撃ち抜かれて運転席に血と脳味噌をぶちまけた。
その銃声にその場に居た全ての人間が目を向ける。
カリンはその銃声の主の姿を見て、感激の余り思わず叫ぶ。
「レッド!生きてたのね!」
その声に答えるように赤狼はさらに大きく叫んだ。
「カリン!伏せて!」
赤狼に気を取られてわずかに緩んだ両脇を振りほどき、カリンは地面に伏せる。
装甲車の銃座を奪った赤狼はM60機関銃の銃口をジープとトラック、そしてそれらに乗る女兵士たちの全てに向けた。
機関銃の引き金を引く。猛烈な轟音と共に幾多の空薬莢が赤狼の周囲に散らばる。
赤狼の全身を覆うほどの発射炎が銃口からほとばしる。赤狼は凄まじい勢いで腕に伝わる反動を押さえ込んだ。
「う、わ・・・・・・あぎゃぎゃぎゃっ!」
「ぎっ!・・・ぐぇっ!・・・ぐふっ・・・・あがぁ!」
M60機関銃から弾き出された最初の銃撃はカリンの両脇の女兵士に向けられた。
カリンの頭上を銃弾の雨が通過し、その射線に居た2人の女兵士は瞬く間にザクロのようになって吹き飛んだ。
赤狼はそのまま銃弾の雨をホースから高圧で放出される水流のようにジープとトラックの車列にぶつけた。
「た、退避ぃい!うっ!ぐっ!うぐふぶぶぶぶぅっ!」
「う、撃てぇえげ!げ!げぇっ!」
「ぎゃあああああああ!!!」
1台目のジープの上に座していた3人の兵士は赤い水が詰まった水風船が破裂するように真っ赤に飛び散る。
「逃げ・・・あぁぁぁああああああああーっ!」
「うわぁっ!副司令!どうしま、わぎゃぁっ!」
逃げようとした2台目のジープの3人のうち、2人は見る間に蜂の巣になって転げ落ちる。
乗り手を失ったジープは返り血でシート中を汚れたまま川の中へと突っ込んだ。
そのままM60機関銃の銃火はトラックの運転席と荷台の女兵士たちを襲った。
「やめ、ひゃぎぃああーっ!」
「出ろ!早く出るんだ!このままじゃ・・・わぅーっ!」
一瞬で数十発の銃弾を浴びた運転席の女兵士2人はぐちゃっと言う耳障りの悪い音を立てて崩れ落ちる。
赤狼は雄叫びを上げて荷台に向かって残る弾丸の全てを放った。
「わぎゃぁああああああああっ!」
「や、止めてげ!げ!げ!げ!げ!げ!げ!げ!げ!げっ!」
「う、うわぁーっ!?助けぇぎゃああーっ!」
「はっ、はぅうっ!」
トラックの荷台は丈夫なキャンバスで覆われていたが、そのキャンバスに次々と穴が開いていく。
それと同時にその中に居た女兵士たちは悲鳴と共に血飛沫を上げ荷台を内側から真っ赤に染め上げていく。
恐怖に支配された女兵士たちは狼狽し、荷台の中で逃げ惑うも、M60の銃弾によって踊り狂うように破裂していく。
女兵士たちが上げる幾多の悲鳴、それよりも大きく響く雷鳴のようなM60機関銃の銃声・・・
「あああああああああああああーっ!」
「助け助け助け助えんえぶぇーっ!」
「ばびぃ!ぶべぇっ!ぼぶぅっ!」
「ぱぎゃぁっ!んああぁーっ!ひぃーっ!きゃあーっ!はぅーっ!」
次々と死の銃弾に貫かれて血まみれの肉塊と化してゆく女兵士たち。その恐怖と苦痛は如何程の物か・・・。
「あ、あ、あ、あ、ああ、あ!」
狂気に晒された荷台の中で女兵士の一人が必死の思いで通信機のスイッチを入れる。
だがスイッチが入ると同時に彼女も仲間同様赤い花火と化し、血飛沫となって荷台の中に飛び散る結果となる。
オープンになった通信機にはトラックの中の悲鳴が直に流れ込んだ。
「大尉!緊急事態です!緊急!きんきゅ!きゅぎゅあっ!ぎゃぎゃぎぎゃあ!あぎゃあぎゃっあぎゃあああっ!」

566 :310:2008/12/02(火) 02:33:42 ID:hcITbDXz
ライカ大尉は自分の置かれた状況に歯軋りをしながら、打開策を必死に練っていた。
しかし拳銃を突きつけられた状況では迂闊な真似が出来る訳が無い。
ライカ大尉はシェリル伍長の銃をチラッと横目で見ながらヘリの中で小さくうずくまった。
しかし突然通信機が鳴り、そこから怒涛のように流れ込んでくる悲鳴の渦にヘリの空気は一変した。
『大尉!緊急事態です!緊急!きんきゅ!きゅぎゅあっ!ぎゃぎゃぎぎゃあ!あぎゃあぎゃっあぎゃあああっ!』
『あああああああああああああーっ!』
『た、退避ぃい!うっ!ぐっ!うぐふぶぶぶぶぅっ!』
『助け助け助け助えんえぶぇーっ!』
『逃げ・・・あぁぁぁああああああああーっ!』
『うわぁっ!副司令!どうしま、わぎゃぁっ!』
スピーカーから流れ込む悲鳴に顔面蒼白になったシェリル伍長は驚愕の表情で通信機のスイッチを入れ、
何が起きたのか今の状況の把握に努めようとした。
「副司令!一体何が起きたんです!?副司令!副司令!?」
シェリルの注意が思わずライカ大尉から逸れる。シェリルの銃口が宙を彷徨うのをライカは逃さなかった。
「あっ!?」
ライカ大尉はシェリルの銃を簡単に奪うと、その銃口をシェリルの眉間に狙いを定めた。
「た、大尉。何をするんです!?止めてください!」
「そう言われて止めるバカがどこに居るのさ?」
ライカ大尉が引き金を引くと、ヘリの内部に赤い血が飛び散った。
すぐさまシェリルの死体をヘリから蹴り出すと、ライカ大尉は操縦桿を奪い、ヘリの進路を再び渓谷へと向かわせた。
その間にも殺戮の実況中継はなおも続いていた。
『ばびぃ!ぶべぇっ!ぼぶぅっ!』
『ぱぎゃぁっ!んああぁーっ!ひぃーっ!きゃあーっ!はぅーっ!』
『や、止めてげ!げ!げ!げ!げ!げ!げ!げ!げ!げっ!』
その悲鳴を聞いて、ライカ大尉は悲しむどころか狂気の笑みを浮かべて喜んだ。
「そうだ、もっと殺せ!殺して殺してなおも殺せ!遠慮はいらんぞ!あのクソ生意気な高慢女も一緒に全て殺し尽くせっ!」
部下たちの命など、もうどうでも良かった。ライカ大尉の中に黒い獣性が呼び起こされた。
彼女は間接的とはいえ殺戮の快感に酔い、次に自分の手に転がり込む栄誉だけしか頭に無かった。
『う、うわぁーっ!?助けぇぎゃああーっ!』
「そうしたら・・・・今度は私が殺してやる!それで手柄は私の・・・・私だけのものだっ!」
獣の様に笑い狂いながらライカ大尉はヘリを赤狼の元へと向かわせた。

567 :310:2008/12/02(火) 02:36:03 ID:hcITbDXz
「あっ!あっ!あっ!はぎゃあっ!」
最後の弾丸が撃ち出されてボロクズのようになった女兵士が倒れると同時に、赤狼のM60機関銃はついに沈黙した。
銃身は加熱の余り真っ赤に輝き、赤狼の足元には空薬莢の山が築かれた。
わずか2分足らずで1000発近い弾丸を放った結果、赤狼の目の前には地獄絵図以外の何者でもない光景が広がる。
スイスチーズのようになったジープとトラック、そしてそれらにへばりついた赤い染みになった女兵士たち・・・・。
銃座から降りた赤狼はカリンの姿を探した。
カリンは少々耳鳴りがしていたが、地面にへばりついたまま無事銃弾の雨をやり過ごしていた。
赤狼はカリンを抱き寄せるとその無事を喜んだ。
「良かった!・・・・良かった!」
カリンも赤狼を抱きしめ、
「うん!あたしも!助けてくれて!本当にありがとう!」
感激に浸る2人、その向こうから、この地獄絵図から生き残ったもう1人が現れた。
運良くジープから投げ出された時に射線から逸れた副司令だった。
「こんな・・・こんな事って・・・」
放心状態で喚く副司令に赤狼の視線が止まった。
「あ、ああ、貴女なの!?こんな・・・こんな事をしでかしたのは!?あ、あ、あ、あ、ゆ、ゆる、許せない!」
混乱状態のまま拳銃を抜いた副司令に赤狼はベレッタを向け、カリンに囁いた。
「耳を塞いで」
「あ、はい。」
「し!しし!死ね!死ねぇ!」
副司令は拳銃を乱射した。銃弾は明後日の方向へと散って飛んでゆく。とても当る気配は無い。
それを見切った赤狼は一度だけ引き金を引いた。
「・・・あん!」
眉間に穴を開けられ、弾丸と共に後頭部から脳漿が飛び散った副司令はそのまま周囲に散る死体の山に加わった。
「・・・行こう」
赤狼が力なく呟いた。その体から血が止め処無く流れ出てるのを再び感じる。
無事動ける時間は・・・もう余り無いだろう。
「はいっ!こんなところで休んでなんか居られないからね!」
元気を取り戻したカリンが赤狼を支え、2人は合流地点へと歩み始めた。
これで終わりなんだ・・・・これで・・・・。

568 :310:2008/12/02(火) 02:43:01 ID:hcITbDXz
今回は以上です。
あと1回と言っておきながら、上手く纏まりませんでした。
なので次回が最後になります。

スレタイの内容からは外れてない・・・と思いますが、
今回のキャラ造詣&描写路線はどうでしょう?微妙?

569 :名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 10:15:12 ID:G+WUGfd5
hosu

570 :名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 16:17:28 ID:7T2Kmyeu
>568
乙です。
いいねえいいねえ。このまま突っ走ってくだされ。

571 :名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 16:05:30 ID:ITB0HaS4
>>568
俺的には好き。悲鳴の数だけハァハァできたw

で、皆さん休養期間に入ったの?

572 :名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 19:57:28 ID:uShy5H5+
>>568
素晴らしい。悲鳴の数だけGJを贈りたい!!
轟音とマズルフラッシュと悲鳴とミートソース萌え!!

573 :熱血!漢仮面 登場の巻@:2008/12/13(土) 20:44:55 ID:yzAuJdsL
ここはミューズ村…今は女野盗、ビオレ団に占領され村民たちは苦しい生活を強いられていた。
ビオレ団…団員は4人しかいないものの一人一人が恐ろしい程の実力を持っているという…
そんなビオレ団の横暴に苦しむこの村に一人の漢が立ち寄った!

「ああ〜リリアンさまお許しください。そのパンは〜」
老人がビオレ団の一人にパンを取り上げられ狼狽している。
「はっ!まだ食料をかくしもっているなんてね!ミシェル、カサンドラ、ユカ!やっておしまい!」
野盗のリーダー、リリアンの合図で三人が老人に暴行を加えようとしたその時!
「待てい!それ以上の悪事、見逃すわけにはいかん!」
「!?」
4人の視線が声のした方向に集中する。
そこに褌一丁の男がいた。
筋肉の鎧に身を包んだ男はまるで某格闘ゲームのバル○グのような仮面を付けている。
「誰だ、貴様!」
野盗の一人ユカが男に向かって叫ぶ。
「ゼクシィコマンドー正統後継者にして正義の使者!漢仮面だ!!」
「はぁ?」
野盗は呆気にとられている。
その一瞬の隙が命取りとなった。



574 :熱血!漢仮面 登場の巻A:2008/12/13(土) 20:47:06 ID:yzAuJdsL
「え?」
漢仮面はあっという間に敵の間合いに侵入する。
野盗の一人ミシェルに必殺技が炸裂する!
『ジェット・トゥ・アパカーッ』
「がふぅっ!」
ミシェルは顎を打ち上げられ吹き飛ぶ。
説明しよう!ジェット・トゥ・アパカーとは…
要するに凄いアッパーカットだ!

「!?」
漢仮面の照準はすかさずユカに向けられる。
『ボディ・THE・ランゲージィ!』
「あ…ぅぅっ」
ユカは腹部に強烈なボディブローを食らい、身体をくの字にして倒れこむ。
既に白目を剥き、気絶している。
説明しよう!ボディ・THE・ランゲージとは…
要するに凄いボディブローだ!

漢仮面は高速で旋回しカサンドラに狙いを定める。
「ひっ…いやぁ」
カサンドラの腰ををつかみ、抱き上げる。
『エドモンド・ホンダ!』「ぐけぇっ」
強烈なサバ折りでカサンドラの腰をへし折る。
カサンドラは口から泡を噴き失神している。
説明しよう!エドモンド・ホンダとは…
要するに凄いサバ折りだ!

そして最後の一人、リリアンに必殺の技を仕掛ける!
「いやあぁーーーー」
『ミステリー・サンネンゴロシ!』
「ひぐぅっ…なはぁん…」
漢の重ねられた人差し指がリリアンの大事な場所に突き刺さっている。
「あ、は、そこは…違っ…らめぇ…」
口元から涎を垂れ流しながらリリアンは崩れ落ちた。
説明しよう!ミステリー・サンネンゴロシとは…
要するに凄いカンチョーだ!
が…今回は違うところに決まってしまったようだ!


野蛮な女野盗を瞬く間に退治し男…いや漢は去っていった。

4人は命は取り留めたものの以前の力までは取り戻せず、その後は改心し村の為に尽くしたという。

おしまい。


575 :武器やられの人:2008/12/13(土) 20:48:38 ID:yzAuJdsL
たぶん続きません。

ちょっとギャグ色を強くしてみました。


576 :名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 21:27:05 ID:ITB0HaS4
やっぱすげーっす
ハァハァしつつ最後に笑ってしまったっす

577 :FFやられの人:2008/12/14(日) 00:39:01 ID:FoWaelQm
遅くなりましたが、感想くださった方ありがとうございます。
悪女キャラが立っていて、読みやすいと言うことで一安心しました。

>>568
いつものことですが、キャラも立っているし、描写もわかりやすくていいと思います。
悲鳴の言葉使いとかすごいですね。見習いたいと思います。

578 :310:2008/12/17(水) 00:31:52 ID:RWLWAgB7
お久です。
前回の路線が好評だったようで安堵してます。
レスいただきました皆様どうもありがとうございます。
正直不安でしたw

ではようやくラスト分投下です。
前回は名無しザコさんたちのミートソースでしたが、今回はボス戦です。

579 :310:2008/12/17(水) 00:34:22 ID:RWLWAgB7
傷ついた両脚の痛みを堪えつつ合流地点への歩みを進める赤狼。
逃避行当初に比べるとそのスピードは著しく減退していた。
カリンにも赤狼の負傷が浅くない事くらい容易に察しが付く。
「大丈夫なの・・・もうちょっとでヘリが助けに来てくれるんだから頑張ってよ。」
気が気でないカリンはそんな赤狼に肩を貸しつつ、彼女へと問い掛けた。
「まぁ・・・大丈夫さ、ダンスを踊るにはちょっと足の調子がキツイけどね。」
赤狼は笑顔で冗談を飛ばすが、その青い表情はカリンを不安にさせた。
しかし赤狼にしてみれば、自分の傷の具合よりも気になる事があった。
「それより・・・っ痛!・・・ヘリとそれを操縦していた奴はどうなったの?あの場所には居なかった。」
踏ん張る度に開く傷口の痛みを感じながらも、赤狼は道を遮る障害物を乗り越えようと手を伸ばす。
カリンが赤狼の身体を引き上げる。
「あのヘリの女・・・ライカ大尉だったかな・・・指揮官と馬が合わなくて更迭されたみたい。」
「死んだ?」
「いいえ、部下にヘリに乗せられて連行されてったわ。あの調子じゃ戻って来られないと思うけど。」
「それならこっちとしても実に有難いんだけど・・・」
そこまえ言葉を繋いだ赤狼とカリンの耳に不吉なエンジン音が近付いてくるのが分かった。
「・・・現実は甘くないみたいね。」
最初は黒点だった物体が次第に距離を詰めてきた。それが2人を襲っていたヘリだと確認するのに時間は掛からない。
だが、ヘリは渓谷を出ようとする2人の進行方向ではなく、滝筋から開けた場所に止まると何かを確認するように旋回を続けていた。
「あのヘリ、救援目的で来たの?」

580 :310:2008/12/17(水) 00:35:28 ID:RWLWAgB7
ライカ大尉は猛スピードで飛ばしてきたヘリを乱暴な扱いで渓谷内に侵入させると、足元に広がる惨状に目をやった。
眼下に散らばるはかつて人間だった女兵士たちの死屍の群れ。
距離が離れていても周囲の空気をも真っ赤に染め上げた惨状から何が起きたのかは手に取るように分かった。
蜂の巣になったジープとトラックの上には女兵士の死体が積み重なって染みのように広がっている。
銃撃でズタズタになった軍服に千切れ飛んだ肉片、大地に滴る赤い血痕、そして恐怖と苦痛が張り付いた女兵士たちの死に顔、
この光景を目にすれば、あるいはバネッサ軍曹なら嫌悪感と復讐心で怒り狂うだろう・・・
しかし黒煙と腐臭を漂わせる光景を目にしてなお、ライカ大尉の顔には狂気の笑みが浮かんでいた。
その嬉々とした表情を他人が見たら狂ってると思うに違いない。
「うふふふ、これはいいじゃない!素晴らしい!実に素晴らしいわ!」
そんなライカ大尉の視線がある死体に止まる。ライカ大尉の狂気の笑みは増した。
眉間に風穴が開き顔は血まみれで分からないが、一人だけ違う制服で誰なのかを察するのは簡単だった。
「あはははは、私を差し置いて手柄を独り占めにしようとするからよ!因果応報とはこの事ね!傑作だわ!あは!あははは!」
ライカ大尉はヘリの中で更に大きな声を上げて笑い出す。
笑い狂った彼女はロケット弾のスイッチを押した、ヘリから放たれた複数のロケット弾が車両の残骸から死体の山まで全てを焼き尽くす。
辺り一面を吹き飛ばし、炎に包み、完全なまでに破壊し終わるまでライカ大尉は攻撃を止めなかった。
「・・・ま、生きてる奴は居ないでしょうけど念のためね。」
ひとしきり笑い終わった後でライカ大尉は元来の冷静さを取り戻す。しかし表情にはまだ狂気の笑みが残ったままだ。
「・・・これで一つの問題は片付いた・・・あとは、もう一つの方さえ処理すれば!」


581 :310:2008/12/17(水) 00:38:54 ID:RWLWAgB7
ヘリの機動に疑念を抱いていた赤狼は足を止めたカリンとヘリの様子を眺めていた。
その様子とカリンからの一部始終を結びつけた赤狼の胸中に嫌悪感にも似た結論が湧き上がる。
「いや、あの動きは違う。まさかあのヘリは・・・。」
赤狼の言葉に答えるように、背後の渓谷からは猛烈な爆発音が連鎖して起こった。
武装ヘリから投下されるロケット弾が次から次へと河原に向かうのが見て取れる。
渓谷を赤々と照らす火球が複数巻き起こり、地獄の悪魔の如き炎が大地を覆い尽くしていく。
「・・・あ、あの場所ってさっき撃ち合いしてた場所じゃ。」
赤い光に照らされながら不安げなカリンが肩越しに背後を見る。
赤狼は自分の心臓が高鳴るのを感じていた。
「あの様子だと、あそこに生き残りが居ても助かる見込みはゼロね。完全に破壊し尽くす魂胆としか思えない。」
「ちょっと待って!じゃあのヘリ一体何しにやって来てるの?部隊が襲われたから助けに来たんじゃないの?」
「違う!」
赤狼はカリンに先を急ぐよう促すと、不安に高鳴る鼓動に負けじと叫び返した。
「ライカ大尉とか言う奴は更迭されたんだろ、そんな奴が助けになんか来る訳がない!」
2人は赤く燃える渓谷を背にして、急いでヘリから離れるべく足を速めた。
「どうやったかは知らないが、ヘリを奪ったんだろう。そして・・・自分を更迭した連中を消しに来たんだよ。」
渓谷内の破壊に満足したヘリが旋回するのを肩越しに見た赤狼は更に急ぐべくカリンを急き立てる。
「勿論その原因を作ったご当人たちも例外じゃない、つまり私たちも消すつもりさ!」
ヘリのローター音が距離を詰めてくる。木立がまばらな渓谷の中では隠れる場所は少ない、前に進む意外に道はない。
上り坂になった斜面を駆け上るカリンと赤狼、武装ヘリの気配が迫るのを感じつつもただひたすら前へと走った。
「この渓谷さえ抜ければ・・・救出ヘリとの合流場所なんだ!」

渓谷の業火に包み終えたライカ大尉は残る標的を捉えるべく、武装ヘリを渓谷の出口へと旋回させた。
ライカ大尉が操縦桿を倒すとヘリはスピードを上げて疾走する。
「あとはあの2人さえ・・・2人さえ片付ければ!」
先程までの追跡劇と副司令の部隊へトドメの攻撃で多数の弾薬使ったが、たかが人間2人相手に使うには充分な量が残ってる。
今度はわざわざ生け捕りする気など毛頭ない。ヘリの火力をフルに使って嬲り殺しにしてやる。
邪悪さを秘めた狂気の笑みを浮かべてライカ大尉のヘリは飛ぶ。
そして・・・その視界に赤狼とカリンの2人をついに捉えた。
「あはは、まだそんなところに居たの?・・・まぁいい、精一杯足掻いて抵抗してみるのね!そうしなきゃこっちも張り合いがないんだから!」
そう言うなりライカ大尉は赤狼に向けて機銃の引き金を引いた。

582 :310:2008/12/17(水) 00:40:21 ID:RWLWAgB7
「見て!左から来る!」
カリンの叫び声を聞くが早いか、赤狼はカリンの身体を掴んでヘリの射線から逃れるべく大地へ飛び伏せた。
その数秒後に赤狼らが居た場所を機銃砲火が蹂躙する。
その衝撃が2人を揺さぶる。悲鳴を上げるカリンを掴み起こし、痛みも忘れて2人は走り出した。
その背後から更なる銃撃が赤狼を狙って放たれた。
地面を揺さぶるように炸裂する銃弾の雨を飛び避けた赤狼はその狙いを上手く外した。
しかしヘリの攻撃は終わらない。続けざまにロケット弾が降り注いだ。
カリンの頭を掠めるように飛んでいったロケット弾が斜面に大きなクレーターと火球を作る。
2人は相次ぐ砲火に対して脱兎の如く逃げ惑う事しかできない。
爆風に晒されつつも、カリンと赤狼は必死に走る。
そんな2人をあざ笑うようにヘリは執拗な攻撃を浴びせて何度と無く銃弾とロケット弾を浴びせ、弄ぶように地面へ叩きつける。
「レッド!レッド!来た来た来た!また来たわ!あいつが来た!右後ろ・・・いえ左後ろ!」
「分かってる!」
カリンの身体を大地に伏せさせると、2人の頭上を通過した武装ヘリに向かって赤狼はベレッタ自動拳銃を抜いた。
軍曹との戦いで殆どの武器を失っていた赤狼が使える最後の武器だ。走りながらその照準をヘリの操縦席へと向ける。
武装ヘリが旋回して真正面を向けた瞬間を狙い、赤狼はベレッタの引き金を引いた。
赤い飛沫が散った操縦席に見えるライカ大尉、その眉間似狙いを定めて弾丸は一直線に進む。
だが赤狼の弾丸はヘリの前面をカバーする風防ガラスに簡単に弾かれた。
「防弾仕様!?くそっ!拳銃じゃ無理か!」
悔しがる台詞を吐きつつ、赤狼は飛び退いてヘリからの銃撃を避けようと試みた。
しかし傷ついた両脚はその試みをするのには力不足だった。
ヘリが猛スピードで接近すると、放たれた多数のロケット弾の雨が赤狼とカリンの周囲を襲う。
幾多の爆発が巻き起こり、カリンと赤狼の体が宙に舞った。
「きゃん!」
「うぐっ!」
爆風に投げ出されながらも、距離が有ったおかげで多少の擦り傷程度を負っただけのカリンは素早く起き上がった。
しかしすでに傷を負っていた赤狼は受身を取りそこない、叩きつけられた衝撃で動けない。
足の出血はさらに悪くなり、痛みで感覚が鈍くなるような気さえしていた。
その上空を武装ヘリが巨大な影になって通過する。
また距離を取ってから再攻撃を仕掛けるのだろう。満足に動けない今、それは赤狼にとって確実な死を意味する。

583 :310:2008/12/17(水) 00:41:42 ID:RWLWAgB7
「・・・う・・・く・・・そっ・・・こんな事で・・・負けて・・・たまるか」
「だ、大丈夫なの!?ねぇ!答えてよ!死んじゃだめよっ!」
駆け寄ったカリンに答えようにも、その元気すら今はロクに搾り出せない。
「カリン、いい?このままでは2人ともいいように嬲り殺しにされる・・・だから・・・」
パンッ!
最後まで言う前にカリンは赤狼の頬を叩いた。
「逃げなさい、なんて答えは無しよ!私を連れて帰るのが仕事なんでしょ!だったら立って!ここまで来たんだから!」
「私の心配なんか・・・あなたは自分の心配を考えて!あなたには私と違って待ってる人がちゃんと居るんだよ!」
「バカッ!何を泣き言言ってるの!レッドには待ってる人が居なくても・・・一緒に帰りたい人が今ここに居るんだからね!」
カリンに言い切られた赤狼は虚を突かれてきょとんとした表情になった。
だがこのカリンの一言で痛みも和らいだ気がした。少なくとも再び立ち上がる気力が出てきたのは確かだ。
歯を食いしばって立ち上がる赤狼。精一杯の力で大地を踏みしめ、渓谷の出口を塞ぐように旋回するライカ大尉の武装ヘリを凝視する。
「・・・1つだけ・・・この状況を打開できる手がある。」
赤狼はまだ弾薬が残っていたベレッタからマガジンを抜くと、ベストに挿していた別のマガジンと入れ替えてカリンに呟いた。
「カリン、私を信じてくれる?」
肩を貸したカリンは無言で頷く。
赤狼が囁くと、カリンは赤狼を置いて渓谷の出口とは逆方向へ、元来た斜面を下るように走り出した。
カリンの支えを失った赤狼は膝を付いて倒れ込む。
その様子を見た武装ヘリはカリンに狙いを定めて渓谷へとスピードを上げて急降下し始めた。

「あははっ、仲間を見捨てて逃げ出すとは・・・まぁその方が利口だけどね。」
舌舐めずりをしながらライカ大尉は操縦桿をカリンの方に向けた。
スピードを上げた武装ヘリはカリンとの距離を瞬く間に詰め、赤狼の頭上を掠め飛ぶ。
ライカ大尉の中で、すでに赤狼の存在は脅威では無いと判断していた。
すでに傷つき満足に動けない相手ならいつでも殺せる・・・そもそも拳銃一丁で武装ヘリに対抗する術など有る訳が無いのだ。
風防ガラスを始めとする操縦席は防弾仕様になっているから対戦車ライフルか地対空ミサイルでも無い限り歯が立たない。
そしてこちらには生身の人間など何十回と破壊できる量の火器があるのだ、負ける道理は無い。
斜面を走るカリンの姿を完全に捉えたライカ大尉はじっくりと狙いを定めた。
「まずは元気のある方から・・・その後で2人共じっくり時間を掛けて挽き肉にしてやる!」
ライカ大尉は機銃の引き金に指を掛けた。

584 :310:2008/12/17(水) 00:42:50 ID:RWLWAgB7
ライカ大尉の武装ヘリは赤狼を無視してカリンへと一直線に向かってゆく。
最早赤狼など眼中に無い様子で飛び去るヘリに赤狼はニヤリと笑った。
カリンを囮にする事でヘリに隙を作らせるのが赤狼の作戦だった。
もし片方が傷を負って動けず、もう片方が逃げたら?その場合、逃げた方を追うのでは?と考えたのだ。
しかしそれは危険な賭けだった。赤狼が先に狙われればその後カリンがどうなるかは想像するまでも無いからだ。
だが赤狼には一つの確信があった。
それはあのヘリのパイロットが仲間でさえ自己の保身の為に容赦なく切り捨てるような相手である事だ。
今私たち2人を殺すにしても、まるで猫が鼠を嬲るように遊んでいる。なら、あるいは・・・
淡い望みだったが、赤狼とカリンは賭けたのだ、そしてその賭けは当った。
赤狼は左手一本でベレッタを構え、ヘリに狙いを定める。
呼吸を止め、全ての神経を集中させて、ただ一点だけを凝視する。
傷の痛みも、轟音を立てるヘリの爆音も、標的の姿以外の全ての感覚を無にして、赤狼はは引き金を引いた。
放たれた弾丸は狙いを外さず武装ヘリのテールローターに命中する。
赤狼はさらに引き金を引き続ける。次々と空薬莢が弾き出され、マガジンが空になるまで撃ち続けた。
最後の弾丸が命中すると同時に2本のテールローターは砕け、武装ヘリは独楽の様に回転し始めた。

ヘリでカリンを猛追して機銃の狙いを定めたライカ大尉は、機体後部に浴びせられた赤狼の銃撃には気付いたものの、
それを全く意にも介せず、逆に侮蔑の笑みを浮かべて赤狼からカリンへと視線を移した。
「?!?バカめ、追い詰められて狂ったのか?そんな豆鉄砲で武装ヘリ相手に何ができて・・・」
しかしライカ大尉が喋れたのはそこまでだった。
赤狼の正確無比な銃撃により、グラスファイバー製のテールローターは2本とも砕け、
回転翼の力を支えられなくなった機体は操縦不能の状態に陥った。
「なぁあああにぃぃぃぃいっっ!そそそそんなぁああ馬ぁ鹿ぁなぁあ!」

585 :310:2008/12/17(水) 00:45:05 ID:RWLWAgB7
焦ったライカ大尉は必死になって操縦桿を左右に振り機体のコントロールを取り戻そうとするが、
独楽の様に高速回転する武装ヘリは既に彼女の意思を全く受け付けない状態になった。
ヘリは不規則な軌道を描きながら渓谷に向かって真っ逆さまに墜落する。
「ちくしょぉぉおお!この私が!こんな、こんな事で!ありえない!そんなの認めない!認めないっ!」
パニックになったライカ大尉の眼に渓谷の断崖が映った時には、もう悲鳴を上げる事すら間に合わなかった。
ヘリはそのまま断崖に激突し、砕けたガラスがライカ大尉の全身を切り刻む。
苦痛に悶える間も無く、半壊したヘリと共に彼女は滝壺へと落下した。
滝壺の激流から逃れようにも、ライカ大尉の体は激突による負傷で自由が利かなくなっていた。
「・・・ぅ・・・ぁあ、た、助け・・・てぇ・・・誰か・・・ぁ・・・」
血反吐の混じった泡を吹きながら、ライカ大尉の意識は暗い水底へと独り堕ちて行く。

「・・・ふぅ、やってみるもんだね。」
思わず口から出た安堵の言葉に、赤狼は自分でもおかしく感じた。
駆け寄ってきたカリンに感動の余り抱きつかれた時など、痛みも忘れて笑顔が止まらなかった。
「すごい!すごい!本当にヘリを落とすなんて!」
「正直、こうも上手く行くとは思ってなかった・・・よ・・・くっ」
激流の中に消えるヘリの残骸から視線を外した赤狼は、急にぶり戻した痛みにうずくまった。
カリンが見やると赤狼の手から足から流れる出血が、一層酷くなってるのが分かった。
膝に力が入らなくなった赤狼が倒れそうになると、カリンが慌てて支えた。
「・・・ぁ、どうやら・・・ここまでかも・・・ね。」
「ちょ、ちょっと、何やってるの。もうちょっとの辛抱でしょ!頑張ってよ!」
「こんな様子の人間に無茶言うね。」
出血のせいか気弱になった赤狼に対し、カリンは気丈に励ます。
「何言ってるの!合流地点までもうちょっとなんでしょ?こんな状態でぐずぐずなんてしてられないんだからね!」
カリンが輝くような笑顔に、赤狼の中の弱気の虫が引っ込んでしまう。
この娘、こんなにたくましくなるなんて・・・赤狼はカリンの変貌に勇気付けられた気がした。
「さぁ、帰りましょう!2人で!」
「・・・参ったね。こう言われちゃどっちが助けに来たんだか、ね。」
その言葉を受けて、赤狼は、カリンと2人で再び歩み直し始めた。

586 :310:2008/12/17(水) 00:51:29 ID:RWLWAgB7
以上です。
実のところイマイチしっくり来ずに何度か書き直したのですが、
文才の無い素人ではこれが精一杯でした(´・ω・`)

スレの容量もあるので、次回はあっさり系の短編で行ってみます ノシ

587 :名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 01:59:53 ID:EDUbCoGt
GJ!!!! テイルローター狙撃ってwww
どこのブラックホークダウンだwww
とにかく面白かったぜ! 

588 :名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 04:29:13 ID:ji0pW/kL
>>586
作者さんGJ!!赤狼GJ!

そして軍曹良かったよ軍曹、生きてるといいな……って感想は姉妹スレ向けですか?ww

589 :310:2008/12/18(木) 21:19:46 ID:McVWipnP
>>587-588
レスサンクスです。
当初はヘリ(赤狼)vsヘリ(ライカ)で構想練ってみたのですが、
良い内容が書けずこのスレ的にも盛り上がらないだろうと言う事でボツにしました。

ちなみに姉妹スレって何処の事でしょうか?


590 :名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 22:53:10 ID:m+AcFGus
>>586
GJ! 連載お疲れ様でした!
脳内でエンドクレジットの背景で家族と再会するカリンでも想像するぜ!

591 :名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 23:00:38 ID:944KNck9
GJ!
心の描写が多くてのめり込むことができた
基本、悲鳴のオンパレードが好きな俺でもじっくり読んで楽しめました
これが続くと微妙になってくるけどw

ところで姉妹スレというか内外含めた関連スレがいくつかあるわけで、
含みを持たせすぎな発言は俺も気になってしまう・・・俺の知らない場所がまだあるのか!?とか。

592 :名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 02:09:41 ID:2ECjN8ZM
姉妹スレといったらこのスレの>>2にもある「悪の女とHスレ」じゃないか

593 :310:2008/12/20(土) 02:49:54 ID:ez2fSUDi
>>590-591
レスどうもです。
心理描写はやり過ぎないように精進しますね。
今回ミートソース逝きになった雑魚兵士視点のSSなんかも考えてますが、
阿鼻叫喚の地獄絵図を被害者側から描くと心理描写多くなりそうです。
推敲必死orz
>>592
絵掲のラウンジスレかとも思いましたが、そこがありましたね。

では小ネタが思いついたので投下です。


594 :310:2008/12/20(土) 02:51:47 ID:ez2fSUDi
都市部から遠く離れた郊外、その中でも人気の無い廃棄されたドライブインの駐車場に赤狼は愛車を停める。
手筈通りにパッシングをすると敷地の反対側から別の車がゆっくりと赤狼に近付く。
もう一台の車が赤狼の車の傍に止まると、運転席から眼鏡を掛けた長身長髪の女性が降りる。
赤狼は次の仕事の依頼を受けるべく、仲介屋のサーシャとコンタクトを取った。
彼女の指定した場所にて落ち合う約束をし、仕事の内容を確認して依頼を受ける算段だった。
しかしサーシャが手にしていた分厚い紙束を見て、赤狼の顔が歪む。
「またそんな量用意して・・・地球環境とかエコとかに興味は無いの?」
「ガソリン大量消費のコルベットなんかに乗ってる人に言われる筋合いは有りません。」
眼鏡から鋭い眼光を放ちながら、容姿に似合わない幼めの声でサーシャはきっぱりと言い返す。
「それに資料と言うものはあれば無駄にならないのですよ。それにこれだけ手に入れるのでも大変だったのですよ♪」
電話帳並みの厚さがある紙束を渡されて露骨に嫌な顔をしたのは運転席に座る赤狼。
「そりゃあ、そんな量の資料集めるのは大変でしょうね・・・。」
具合の悪い赤狼があからさまな皮肉を飛ばしてみるも、サーシャは気にする素振りすらない。
「えぇと、まず最初のページめくってね。はい、ご依頼の救出対象の個人データ。ねっ、ねっ!可愛い娘でしょ♪」
助手席に座るサーシャの甘ったるい声に、赤狼のげんなり加減がなお進む。
しかしそんな赤狼の様子も目に入らずに、サーシャの方は一人で盛り上がってしまったようだ。
「若くて純で甘酸っぱそうで、も〜お姉さん虜になっちゃう♪どう?好みのタイプ?私はこんな娘バッチリOKなんだけど。」
「ゴメン、その件についてはノーコメント。第一私はそういう趣味無いから。」
「つれないなぁ・・・じゃあ次めくって拉致状況の説明、それからそれから」
「あー、別に口で言わなくても移動中にちゃんと読むから。大変だけどちゃんと読むから。」
サーシャのペースに巻き込まれるのはゴメンとばかりに赤狼は会話を斬ろうとするが、
視線をサーシャの方に戻した途端、目の前まで接近していたサーシャの顔と鉢合わせする。
「どうしたの?何か気に入らないところでもあった?私が選ぶ仕事は内容に間違いないのが売りなんだけど。」
センターフロアを乗り越えんばかりに身体を寄せるサーシャ。
「いや仕事の内容には別に問題ないから。全然問題は無いから。誓って本当!だから離れて。」
ぐいっ、と更に顔ごと身体を近づけるサーシャを赤狼が慌てて押し返す。

595 :310:2008/12/20(土) 02:54:12 ID:ez2fSUDi
「じゃなんで?」
「えぇと・・だからさぁ・・・・」
潤んだ瞳で再度顔を寄せるサーシャに赤狼がどきまぎする最中・・・
ガシャン!
車のフロントウィンドにコーラ瓶が投げつけられ、飛び引くように2人は顔を離した。
2人が辺りを見回すと車を囲むようにして数多のバイクとそれに跨る女ライダーたちが陣取っていた。
「けっ、こんなところでお楽しみとは!あたしたちのシマで良い度胸だね!」
「さっさと出て来な!今なら有り金全部置いて土下座ぐらいで許してやるよ!」
取り囲んだ女ライダーたちからは罵声と共に威勢の良い声で脅し文句が飛んでくる。
「・・・と言われてますけど、どうします赤狼さん?」
「どうするたって、ねぇ。」
「嫌って言うなら車をぶっ壊・・・」
「降る!だから車には手を出さないで!ほらサーシャ、あんたもさっさと降りる!」
言うが早いか車から躊躇無く降りる赤狼とサーシャに目を白黒させる女ライダーたち。
その隙にぐるりと周囲を見回して赤狼とサーシャは人数と風貌を確認した。
誰も彼もまだまだハイティーンな雰囲気の女ライダーばかりだ。
彼女たちは個々人で着崩したブレザーや革ジャン革パンツ、半裸に近いタンクトップの娘やレーサー風のつなぎ姿など統一感が無く、
顔や手足にペイントやらタトゥーやらメッシュやら入ってるが、まだまだ幼い感じが抜け切れてない風に見える。
格好こそ厳ついが、彼女たちが生粋の貧乏人でも悪党でもないと容易に見抜けた。
全員白人だがプアホワイトな人種層ではなく、もっと裕福な家庭の出ではないかと2人は推測した。
しかしなんと言うかこれは・・・
「・・・なにこれ?今時ヘルスエンジェルスのコスプレ?」
「うーん、多分あれです。刺激に飢えた半グレお嬢連中が古き良き暴走族を気取ってるんじゃないんですか?」
「流行ってるのそれ?」
「さぁ・・・?」

596 :310:2008/12/20(土) 02:56:32 ID:ez2fSUDi
緊張感の欠片も無しに呑気な素振りの2人の様子に、周りを囲む女ライダーたちの方が当惑した表情になる。
特にリーダー格の精悍な女ライダーは、怒りと混乱の余り顔を真っ赤にして切れてしまった。
「こ、こいつら・・・なんでそうも平気な顔を!ふざけんじゃないよ!みんな、たたんじまえ!」
「あ、はいっ!リーダー!」「てめぇら、くたばれぇぇえ!」「ちぇあぁぁあっ!」
リーダーの檄に答え、周囲を囲む女ライダーたちが一斉に襲い掛かる。
「あー、一応断っておくけど。」
あくまで冷静かつ呑気な口調の赤狼が一語一句ゆっくりと警告する。
「てぇい!」
先頭を走ってきた革パンツの女ライダーが赤狼へとパンチを放つ。
それを軽く避ける赤狼とサーシャ。
それを追って周囲の女ライダーたちが次々と赤狼たちへ攻撃を繰り出す。
「このぉーっ!」「たぁーっ!」「やーっ!」
つなぎを着た数人の女ライダーの続けざまのパンチをひらりひらりと簡単に避けつつ、警告を続ける赤狼。
「こっちも手加減はするけど、運が悪いとうっかり入っちゃうかもしれないから。」
なおも女ライダーたちの攻撃は続く。
パンチ、キック、木刀、チェーン・・しかしどれも全く当る事無く、赤狼とサーシャには全部回避される。
「くそぅ!なんで当らない!喰らぇえ!」
しつこく女ライダーたちは仕掛けるが、やはりどんな打撃も当らない。
女ライダーたちは一旦間合いを取って隙無く取り囲もうと陣形を固める作戦に出た。
「まぁその時は痛いだろうけど、諦めて頂戴。以上、警告終わり。」
一通りの警告を言い終わった赤狼の動きが止まる。
それを見た女ライダーたちは再び間合いを詰めて赤狼へと飛び掛った。
「今度は・・・避けられま、ぶげぇっ!」
殴りかかろうとした女ライダーの顔面に、赤狼は逆にカウンターの右フックを完璧に決めた。
鼻血を出しながら勢い良く吹っ飛んだ女ライダーの有様に、他のライダーたちの足が思わず止まる。
「な、何やってるだ!あいては2人だぞ!」
再度檄を飛ばすリーダーの声に応え、躊躇していた女ライダーたちが再び堰を切って赤狼に迫る。
「たぁーっ!」「てぇーっ!」「うりゃぁーっ!」
威勢の良い掛け声で女ライダーたちは次々と赤狼に挑み掛かるが・・・

597 :310:2008/12/20(土) 02:58:22 ID:ez2fSUDi
「あぎゃっ!」間合いに入るや否や、ハイキック一閃。頬骨に決まった一撃で革パンツの女ライダーは地面に叩きつけられる。
「ぐぎゃん!」長髪の女ライダーは繰り出したパンチを簡単に避けられ、反対に赤狼の回し蹴りを脇腹に貰い哀れに吹っ飛ぶ。
「ほぅうっ!」半裸の女ライダーの無防備な腹部へ渾身のボディブロー!彼女の身体はくの字に折れ曲がって倒れる
「がぶっ!」隙を逃さず赤狼の踵落し!防御が間に合わなかったポニーテールの女ライダーは顔面から倒れ込む結果となる。
女ライダー3人が同時にキックと木刀とチェーンを繰り出すが、それを跳躍して避けた赤狼の姿を見失った次の瞬間、
「わうぅっ!」「はぁんっ!」「ひぎゃっ!」
天空から降り注いだ蹴りの連打が延髄にモロに入り、3人は一時棒立ちになるもすぐに涎を垂らして崩れ落ちた。
「・・・わ、わわっ!?」
次々と倒される仲間の有様に恐怖を感じた他の女ライターたちは足を止めてしまう。
そんな女ライダーたちの戸惑いに乗じない赤狼ではない。一気に攻勢に出る。
「ぎゃん!」「ぐはっ!」「ひぃっ、いやぁああー!」「はぅっ!」「えぐぃっ!」
赤狼はブレザー服の女ライダーたちの間を駆け抜けるや否や、その腹部に狙いを外さず突きを畳み込む。
「ん・・ぐぇ・・・うぇぇっ・・・は・・・はぅぅ・・・ん」
スカートが舞い上がる程の速さで赤狼が通り抜けると、その後一拍置いて順に崩れる女ライダーたち。
倒れた彼女たちが嘔吐や失禁する無様な光景に目を置く余裕など、他の女ライダーたちには残されても居なかった。
「ひゃぁぁああっ!」「助けてぇ、ママァーッ!」「あーん!」「きゃああぁぁっ!」「わぁーっ!」
瞬く間に近くに居た順から次々と殴り飛ばされ、蹴り飛ばされ、女ライダーたちは綺麗に連携して宙を舞った。
赤狼が拳を奮い、蹴りを放つ度に悲鳴と共に彼女たちは散り去るのみ。
「リーダーぁ・・ァアーッ!」「キャーッ!」「ぎゃん!ひゃん!はぁん!」
「あ、あわわっ!?アッ!アッ!アッ!アァッ!アァン!アッ!アアアアアアァァーッ!」
もう彼女たちに赤狼の勢いを止める術など無い。単音節の悲鳴が繋がるほどの勢いで残る全員一気に葬り去られる。

598 :310:2008/12/20(土) 03:00:30 ID:ez2fSUDi
その様子に恐れをなしたリーダーは思わず逃げようとするが、
「・・・だめですよぉー。仲間がみんなやられてるのに一人だけ逃げるなんてー。」
突如背後から囁かれた、この惨状に似合わない間の抜けた声にリーダーが振り向こうとした刹那、
「うっ!?うわぁぁぁぁ!?」
サーシャの逆一本背負いでリーダーの身体が虚空を飛ぶ。リーダーは天地逆さまの視界のまま地面へ叩きつけられた。
「・・・うぇぇ・・・ぎゃっ!」
投げられた衝撃で地面を跳ねるリーダーの腹部へ、サーシャが放つトドメの正拳突き!
腹部にめり込む拳に応え、四肢がビクンっ!と反射で痙攣するも、すぐに脱力してリーダーは失禁した。
「あらあら、なさけないですねぇ。この程度で気絶なんて。」
「いやそれは気絶してもしょうがないだろ。受身取れてないし、モロ入ってたもの。」
行為に似合わぬ口調のサーシャに、ちょっと呆れつつ突っ込みを入れる赤狼。
見ると赤狼の足元には気絶して果てた女ライダーたちがそこかしこに転がっている。
「もう終わったんですか、相変わらず強いですね。さすがです♪惚れちゃいそうです♪」
その気が抜けるような、しかしどこか背筋に冷たいものを感じる台詞に恐怖を感じた赤狼は、
「いや好意はありがたいけど、その方面だけは全力でもって遠慮するから。」
サーシャの甘ったるい声に虚脱感を感じながらも首を振って全力で拒否する。
このままこの場に居てはマズイ、という予感が全身を走る。
「じゃ、依頼は確かに受けたからね!それじゃ!急ぐから!資料ありがと!バイバイ!」
赤狼は逃げるように車に乗り込み、そのまま全速力で走り去った。
後に残されたサーシャは不満げな顔のまま放置されてしまい、仕方無しに車に戻った。
赤狼とは逆方向に場を離れたサーシャだったが、突如首をかしげて考え込んだ。
「〜あれぇ?そう言えばどこまで話してたんですっけ?う〜ん?」

599 :310:2008/12/20(土) 03:13:04 ID:ez2fSUDi
これにて以上です。
小ネタと言いつつ結構長くなりました。


600 :名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 05:32:00 ID:d5QZ4rh5
イイ!
なんでもイケてオールマイティーなんだね
悲鳴の数だけ浪漫があるw

601 :大鎌とモーニングスター〜番外編〜@:2008/12/22(月) 15:43:51 ID:ZZgNiTD0
とある姉妹が住んでいる山奥の一軒家を訪れた朝星と死神。
「いやぁ〜武麗っち元気そうで何よりなのだ」
「ふふ、お前達もな。今日はありがとう。妹も帰ってきたら喜ぶよ」
テーブルを向かい合わせにして頬笑み会う二人。
「美麗は今何を?」
死神がココアをすすりつつ聞く。
「ああ、あいつは領主のお屋敷でメイドの仕事をしているよ」
「へぇ…」
「同僚によると武闘派ドジっ子萌えメイドとして領民に人気があるらしい…来月にはCDデビューするらしい」
「……凄いじゃない」
「あははははっ!楽しみにしてるのだ」
「まあ、こっちの方はいいさ。今度はお前達の旅のことを聞かせてくれないか」
「いいのか?朝星ちゃん武勇伝はDVD全100巻分!語り尽くすと半年は…ムグッ」
死神は朝星の口を片手で塞ぐと珍しく語りだした。
「あれば半年前の任務だったかしら………」


とある渓谷に不釣り合いな巨大な施設。
ここは宗教団体『神の光』の本部。

とは仮の名、その実は信者から多額のお布施を搾取し、その不正を暴こうとする者や密告者がいれば拷問・惨殺される非道な犯罪集団であった。

「ああ、わ、私の胸がぁ…」
朝星の鉄球が警備部隊の女兵士の豊満な胸を潰す。
朝星の周りにはボロボロにされた女兵士達の肢体が散らばっている。
「ふう〜あぶなかったの…痛っ!」
死神が鎌の柄で朝星の頭を叩く。
「朝星、隠密行動の意味もわからないの…」
「だ、だって仕方ないのだ不意打ちうけたんだもの……それとも死神ちゃん…私が殺られてもよかったというのか〜?」
朝星は珍しく目に涙をためている。
普段見せない表情に死神は少し焦る。
「そ、そんなつもりじゃ…」
「ぐすん…!そこっ!」
朝星は眼光を一変させ生き残りの女兵士にトドメをさす。
「ぐぇっ、み、みず…」
「危なかったのだ死神ちゃん!あいつ、死んだ振りで死神ちゃんねらってたのだ!」
(やはり…嘘…私ももまだまだね……)
「発見される前に教主を仕留めるわ。あなたはここで見張り」
「はぁ〜い」



602 :大鎌とモーニングスター〜番外編〜A:2008/12/22(月) 15:48:55 ID:ZZgNiTD0
大講堂では女教主の説法(演説)が続いている。
「おお!救われぬ迷い子達よ。神の光に従いなさい!さすれば救われよう!(私達がね!)」
『おおーっ教主様!』
信者からの大きな声援が飛ぶ。
「信じるのだ!さすれば幸福が得られよう(お前達が今感じている幸福感は食事に混ぜられてる薬の効果だけどね!)」
『ああーっ神の光よー』
信者達の目には力がなく正に教団の操り人形である。「さあ、祈りなさい!永遠の楽園を目指して!(本当この世の楽園ね。やめられないわ!あははっ!)」

「残念。貴女が行くのは地獄よ」
「え?」
背後から現れた死神の大鎌が女教主の背中を切り裂く。
「痛ぁぃ!痛い、痛い!嫌、嫌!死にたくない…」
死神は冷たい目で彼女を見下ろす。
「私はまだ…まだ得たいのよぉ…愚民を導いてぇ…金を!富を!名声ぉぉおーっ」
マイクを通して女教主の醜い断末魔が大講堂に響き、教団の終わりを告げる鐘の音が鳴った。

「…相変わらずだな」
「あれは本当に不意打ちだったのだ…」
死神が朝星を横目で睨む。
ガチャ
ドアが勢いよく開く。
「ただいま〜あれ、お姉ちゃんお客さ……あーーーっ朝星さん、死神さぁん!お久しぶりですぅ〜」
ドアを開けたのはメイド服を身に纏った美麗であった。
思いがけぬ再開に喜びいっぱいの表情で二人に駆け寄る。
「お久し振り」
「美麗〜似合ってるのだ〜」
「コラ、喜ぶのはいいが靴ぐらいは脱ぎなさい」
「あ。ごめんなさい〜」

こうしていると四人とも普通の女の子である。
女戦士達のささやかな休息の夜は静かにふけてゆく………



603 :武器やられの人:2008/12/22(月) 15:49:47 ID:ZZgNiTD0
終わりです。
今回は心理描写に少し力を入れてみました。


604 :名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 07:51:12 ID:sJvaTjl+
GJ!!!

605 :名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 22:03:37 ID:N9W1hiq8
朝星&死神コンビktkr
相変わらずの2人の見事な仕事振りが素晴らしい。

そして直接刃を交えるシーンすらなく屠られたザコ兵士に合掌

606 :大鎌とモーニングスター〜番外編2〜@:2008/12/24(水) 20:06:34 ID:8pDBj1Lo
「うはぁ…た、助け…えぶっ」
命乞いをする女盗賊に非情にも鉄球がトドメをさす。
「任務完了〜ちょろいのだ」
「盗賊討伐…〆て100,000ゴールド…経費割いても報酬としては充分ね」
トレジャーハンター朝星とギルドお抱えの傭兵死神。
彼女達は「いつものように」ギルドからの依頼を済ませ本拠地に戻るところであった。
任務完遂後の二人の周りには屠られた者達の亡骸が散らばっている。
如何な悪の者達とはいえその凄惨な内容に不満を持つギルド管理者も当然存在した。

『……これが彼女達の「仕事」だ非道だとは思わんかね?』
「確かに…悪人とはいえ改心の余地もある。それを皆殺しとは…正義の使者としては見逃せぬな」
「やってくれるか」
「引き受けよう!」

「待てい!」
帰路につこうとする二人を呼び止める仮面の男。
「うぇっ!」
「変態さん…?」
振り向いた二人はその姿を見るなり驚きと呆れが混じった声をあげた。
「否!私はゼクシィコマンドー正統後継者ッ!漢仮面だ!!」
顔を隠す仮面と褌一丁の男は高らかに名を叫びポーズを決めるがその場は妙な雰囲気になる。
「それで…?」
「ん、ゴホンッ…お前達は凄腕の傭兵だ。それ自体は素晴らしい事だ…だがその実行内容は少し度が過ぎるな。今まで捕縛者無し、標的と関係あるものは戦意の有無問わず皆殺しとは…やりすぎではないのか?」



607 :大鎌とモーニングスター〜番外編2〜A:2008/12/24(水) 20:17:18 ID:8pDBj1Lo
「そんなことか〜説教や説得なら無駄なのだ」
「……仕事のやり方を改めるつもりはないのかね?」
「……………」
死神は静かに首を振る。
「そうか…少し痛い目にあってもらう必要があるな!」
漢仮面は腰を落とし、戦闘態勢をとる。
「はっ…!できるものならやってみるのだ!」
朝星の放った鉄球が漢仮面の顔面を捉える。
ガシッ!
「な…っ……」
漢仮面は鉄球を両手で掴むと脅威の腕力で朝星の身体を引き寄せる。
「あ…」
「ボディ・THE・ランゲージ!」
ドグッ
「あ……か…はっ」
強烈なボディブローが朝星の腹部を貫く。
「う…ぁ…くはっ、はっ…」
朝星は身体をくの字に折り曲げお尻を突き出すような姿で失神した。
「朝星!………ッ!」
死神は眼にも映らぬ動きで漢仮面の背後をとる。
彼女は視界に映った漢仮面の首筋をめがけ鎌を振り下ろす。
「!!」
漢仮面の首まで刃が残り数cmのところで死神の動きが完全に止まった。
今まで幾人もの首を刈ってきた大鎌の刃は漢仮面の二本の指に止められていた。
「………嘘…」
「いくぞ」
漢仮面は死神の腰を力強く掴むと力の限り締めつけた。
「あ、あ、あくッ…はぁっ!」
死神の華奢な身体が悲鳴をあげる。
「く、痛ッ、は、うぁっ!や、やめ…」
漢仮面は仮面の奥の冷たい眼をギラリと光らせる。
「ぁ、ぁ、あ!」
「ふんっ!」
ボキッという鈍い音が響き死神の身体が脱力する。
「あ、は、ぁ…っ」
その顔は白目をむき、小さめの可愛らしい唇からはだらしなく涎が滴れていた。
「お前達の任務のやり方は善とはいえず悪に近い。これを機にやり方を改めるのだな…」
二人に漢仮面の言葉は既に聞こえていなかった。

「う…」
朝星が目を開くと真っ白な天井がみえる。
「くふっ…」
意識がはっきりしてくると同時に腹部に激痛を感じた。
「気がついた…気分はどう?」
声のした方向を見ると死神が朝星同様ベッドに寝かされている。
「変態に負けたうえに情けをかけられるなんて…最悪なのだ…」
声のトーンが普段よりも低くかなりショックのようだ。
「今度あったら倍返し…」口調は普段通りながらも手も足も出せず完敗した事に死神もショックを受けているようであった。
「…しかし…まだまだ世界は広いのだ」
朝星がポツリと呟き見上げた夜空には星も見えずただただ無限の闇が広がっていた。

『情けをかけたか…?』
「そんなつもりではない。今まで100の組織と10,000の悪人を裁いてきたが命を奪った事は一度も無い」
『甘いな…』
「それが私のやり方だ」
そう言うと漢仮面は足早に部屋を去っていった。



608 :武器やられの人:2008/12/24(水) 20:20:47 ID:8pDBj1Lo
おしまいです。
こんなパターンもあるよね。


609 :名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 21:55:24 ID:RqsTqC4p
まさか変態仮面は死んだ筈のマスター??
いやこう言うキャラじゃなかった気もするけど・・・

うpありがとー

610 :名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 22:48:26 ID:+KhMsGz+
>>609
マスター(前作主人公)とは別人ですよ。

何よりマスターは屠りまくりだったじゃないですかw


611 :名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 23:47:05 ID:3L1p3MPM
だよなぁw
見逃した(見落とした?)奴の方が希少。
命乞いしても容赦しないし。

存命してるのは毒使いと武麗とバル○グ娘ぐらい?

612 :武器やられの人:2008/12/26(金) 22:11:08 ID:hxAJPLcK
上記の方々とあと一応ハルバート娘も生きてます。

悪には容赦ないマスターですがたまに情けをかけることもあります。
まあ相手の悪女具合によりますが。

613 :武器やられの人:2008/12/28(日) 12:58:15 ID:sN+F+UOd
年末のご挨拶に伺わせて頂きました。

2chだしそんなこといらないかな〜と、思ったんですが割と投下してるし思うところもあるので。

携帯のテキストメモから自分のやられフェチの表現をSSに込めてきました。
特殊なフェチ性ですが本当にこのスレと住人の皆様にはお世話になりました。

お陰様でモチベーションを保ち続けることができた結果、シリーズものや新企画等も生まれました。

来年も気が向いたらSSを投下したいと思ってます。
では皆様よいお年を。
失礼いたします。



614 :名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 19:57:37 ID:MTrmDa5J
乙でした。
来年も武器やられの人のSS楽しみにしてますよ。

615 :名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:31:14 ID:kWfWyi/j
必殺仕事人2009を見てネタを探そうと思う。
んじゃ、よいお年を。

616 :名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 21:43:37 ID:MTrmDa5J
>>615
ひょっとして職人さん?
もしそうならwktk


617 :310:2009/01/01(木) 12:33:05 ID:lzdVv8Uy
新年明けましておめでとうございます。
昨年はド新人にも係わらず温かいお言葉を頂きありがとうございました。
今年は本スレのSSと併せて絵掲でのイラストの投下も考えております。
どちらも未熟極まりない状態ですが、どうぞ今後とも宜しくお願いします。

618 :310:2009/01/04(日) 14:53:06 ID:EIPUOGEq
新年早々連レスすみません。
そろそろ次スレが見えてきたスレの容量を考えると微妙なのですが、
思い切ってSS投下です。
内容は1vs1、直接的なグロはなしです。

619 :310:2009/01/04(日) 14:54:54 ID:EIPUOGEq
「爺さんどうだい?こいつが何なのか分かった?」
閑散とした旧市街地通りのさらに奥、日の差さぬ地下室に店を構える宝石店の中、
店舗に負けぬ年季が入った古びた木製の椅子に座りながら、赤狼は老人に答えをせがんだ。
赤狼の前に居るのはこれまた年季の入った風体の老人である。
老人は血のような赤色の宝石を手のひらに転がしながらじっくりと調べつつ口を開いた。
「せかすな・・・多分これはルビーの一種だろう。これだけ星彩効果があるのは珍しいがな。」
怪訝そうな表情の老宝石商は確かめるようにルビーを転がす。
「で、お前さんはこれを何処で手に入れたのかね?」
怪訝そうな表情を崩さず、上目遣いで老宝石商は赤狼に尋ねた。
「自分の意思で手に入れたんじゃないんだ。行き倒れの奴に頼まれたんだよ。」
老人の視線を避けるように、赤狼は自分の長い後ろ髪を弄りながら、目を合わせずに答える。
「守ってくれ、ってね。」
「守るって誰からだ?まさかお前さんみたいな無頼者じゃあるまいな。」
「さぁね。頼みきった途端、そいつは事切れてその石が何なのかも分からず仕舞なんだ。」
「ふぅむ・・・どこかで見たような気もするが・・・・分からんな。」
老人は塞ぎ込むように口をつぐんだ。答えを出しかねてる。
今はこれ以上の情報が手に入りそうにはないと赤狼は判断した。
「それだけ分かれば今はいいよ。ほい、これ。」
赤狼は老人からルビーを返してもらい、代わりにその手へ紙幣を握らせた。
足早に立ち去ろうとする赤狼に、名残惜しそうな老人が再度口を開いた。
「ま、変わった石だしな・・・興味もある。一応こちらでも調べてみるとしよう。」
「あぁ、頼むよ爺さん。」
それだけ言うと赤狼は店を後にした。

620 :310:2009/01/04(日) 14:57:27 ID:EIPUOGEq
赤狼が再度老人の宝石店を訪れたのはそれから半日経った夜だった。
日が落ちた後だけに寂れた通りはさらに人気が無く、昼間以上の静寂ぶりを一層強く感じた。
「なんでこんな野良犬一匹居ないところに店を構えるんだろうね。」
独り言を言いながら赤狼は店への地下道を降り、扉に手をかけようとした。
が、扉が微かに開いてる様子を赤狼は見落とさなかった。
懐から愛用のベレッタ拳銃を取り出し、慎重に扉を開けて中の様子を窺う。
灯りが付いた薄暗い店内は昼間と特に代わり映えしないように見えた。ただ一つを除いて。
「・・・爺さん。」
老宝石商は喉を裂かれ、溢れた血が池となったカウンターへ突っ伏すように倒れていた。
滴る血の雫がカウンターから床へと滴っている。まだ殺されて時間が経っていない。
赤狼は老人へと歩みを進めようとした、その時・・・
ジャキン!
「・・・!」
老人の倒れるカウンターの向こうから響く作動音に反応して、赤狼は素早くその身を屈めた。
それに僅かに遅れて赤狼の頭上を銃声と銃弾が掠める。
カウンターに潜んでいた女暗殺者が放ったショットガンによる一撃は、
寸でのところで赤狼を捉える事無く宝石店の壁に大穴を空けた。
「ちっ・・!」
「させるか!」
女暗殺者が赤狼への第2撃を見舞う前に、赤狼のベレッタが火を噴いた。
しかし女暗殺者は赤狼に負けぬ反応でその銃撃を避け、再びカウンターの影に隠れた。
赤狼は床に伏せると女暗殺者が隠れた場所に向かって迷わず銃弾を撃ち込む。
赤狼の9mm弾は木製のカウンターを簡単に撃ち抜き、背後に隠れる女暗殺者を追い立てる。
「舐めるな!」
それに負けじと女暗殺者もカウンター越しにショットガンを放った。
転がりながら避ける赤狼の背後で、古びた椅子が粉々に砕け散る。
そのお返しにと赤狼も撃ち返す。

621 :310:2009/01/04(日) 14:58:52 ID:EIPUOGEq
幾多の銃弾が飛び交い、赤狼と女暗殺者を除いた店内の全てが木っ端微塵となってゆく。
互いを視認できない状況ながらも2人はカウンター越しに熾烈な撃ち合いを続けた。
「・・・しぶとい、ならっ!」
赤狼は女暗殺者が潜むカウンターへ横凪にベレッタを連射する。
横一文字にカウンターを貫く銃撃に、逃げ場を失った女暗殺者はカウンターを飛び越える。
赤狼も転がりながら距離を詰め、2人は店の中央で対峙した。
キスできそうなほどの距離で顔を突きつけ合わせた赤狼と女暗殺者。
殺意の篭った視線を交わす2人の間に一瞬の静寂が降りる。
そして・・・次の瞬間、2人は動いた。
「・・・痛っ!」
「・・・ぐっ!」
赤狼と女暗殺者は同時に引き金を引いた。
だが驚くべき事に至近距離であったにも拘らず2人はその銃撃を避けた。
もっとも致命傷を避ける形で飛び避いていたものの、双方が放った銃弾は互いの肩を抉って鮮血を散らす。
頭を掠めた銃弾の衝撃と至近距離での銃声に軽い脳震盪を起こしながらも2人は転がりながら距離を取る。
壁を背にした2人は再度互いに銃を突き付け合い、双方同時に引き金を引いた。
が、共に残弾は無い。乾いた打撃音だけが静まった店内で響く。
「弾切れね。」
「そっちも。」
睨むような視線を放ちながらも毒のある笑みを浮かべる2人。
互いの次の動きを探ろうという意図から、赤狼と女暗殺者共に動きが取れない。
「単刀直入に聞くわ。石は何処?」
「石?さぁ何の事?」
赤狼は女暗殺者の問いを軽くいなしながら、横目で自分と扉の位置を確認した。
自分が背負った壁は扉側で、相手はその反対側・・・
「大人しく返せば面倒事にはならない・・・どうする?」
気取られぬように赤狼は慎重に銃を持たない右手を背後へ回す。
「面倒は嫌いだからね・・・その提案も嬉しいけど。」
「だけど?」
「頼まれ事は断らない口なんでね・・・それに、もう面倒事にはなってるみたいだし。」

622 :310:2009/01/04(日) 15:00:19 ID:EIPUOGEq
赤狼は立ち上がりながら腰に吊った武器を握り、女暗殺者の次の攻撃に集中した。
女暗殺者の方も赤狼の返答に対して懐の武器へと手を伸ばす様子が見える。
「何より無関係な人間を有無を言わさず殺すような奴の提案なんか信用できないね。」
「つまり、提案は却下という事ね。」
「そういう事ね。」
「そうかっ!ならっ!」
女暗殺者は次なる武器を抜いた。
円形の手裏剣、インドに伝わるチャクラム。それを女暗殺者は殆ど予備動作無しに打ち込んだ。
その軌道を見極めた赤狼は首元を狙ったチャクラムを間一髪で避ける。
更なる一撃を加えようという女暗殺者が距離を詰めようと踏み込んだその時を狙って赤狼は右手の武器を抜いた。
アメリカ製M26A1手榴弾。それが赤狼が抜いた武器だった。
安全レバーを親指で弾き、下手投げで放った手榴弾が女暗殺者の眼前へと吸い込まれる。
「うっ・・・貴様っ!?」
女暗殺者は驚愕の表情を浮かべたが、その先を確認する事無く赤狼は扉へ向かって飛び出していた。
赤狼の耳には女暗殺者が何かを叫んだようにも聞こえたが、その声を遮る様に赤狼の背後で手榴弾は爆発した。
狭い地下室を炎と榴弾の破片が包み、熱気が赤狼の髪を焼く。
赤狼は背後から迫る炎から逃れるように店から道路まで慌てて転がり込んだ。
突っ伏した状態から起き上がると、赤狼は店に目を遣る。
黒煙立ち込める店内から出てくるものは無かった。
逃げ場の無い室内での手榴弾だ。あの女暗殺者が無事生きているとは考え難い。
だが次の追っ手が来るとも限らない。直に警察や消防も来るだろう。
今頃感じてきた肩の痛みに目をやる赤狼。出血は浅くないが、致命傷ではない。
「とりあえず、ここを去った方が良いみたいだね。」
未だ炎と煙が燻る宝石店を後にし、赤狼は独り呟いた。
「イテテ、ったく・・・厄介なものを押し付けられたなぁ・・・。」

623 :310:2009/01/04(日) 15:08:28 ID:EIPUOGEq
以上です。
今回分は導入編と考えているので、
次回以降のプロットを用意しては居ますが、
スレの容量次第では次スレに回すつもりです。

では駄文長文失礼 ノシ

624 :名無しさん@ピンキー:2009/01/04(日) 21:56:01 ID:VY0ZYoTC
乙乙乙!
新年明けても快調ですな
去年はどんだけハァハァさせてもらったことか・・・
本年もよろしく〜

ところで今回の投稿分で何KBくらいになるのかな?
残り50KB切りましたねー

625 :310:2009/01/05(月) 20:50:07 ID:wQb/6iRt
あい、今年も宜しくです ノシ
生憎自分は投下毎に投下内容の容量チェックはしてないのですが、
投下前スレ容量が450KBぐらいだったので多分10〜15KBぐらいかと。
残り30KBぐらい?(見るブラウザによって466〜469KB?何故?)な事を考えると、
字数と長さの増えがちな自分がまた投下するのはちと危険ですね(´・ω・`)

626 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 22:21:17 ID:PwR4kNdG
些細なことで作者様たちを悩ませないように下僕が頑張りますたw
テンプレは1レスに簡略化してます

【敵女】悪の女戦士を屠るスレ 6【やられ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1231161134/

すぐ書けという意味ではないので。
立ってたら精神衛生上いいでしょ。
現行スレの限界にも気兼ねなく挑戦できると思われw

627 :名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 22:27:39 ID:PwR4kNdG
あと、姉妹スレがdat落ち。
現行スレに差し替えたけど前スレは記載しとりませんです。
その他、不足があれば追加よろしく

628 :310:2009/01/05(月) 23:44:51 ID:wQb/6iRt
>>626
乙です。
つか下僕ってなんなんですかいwww
関連スレ絡みで前から思ってたんだけど

★女同士の壮絶なバトル Round4★
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223372509/

このスレって趣旨的には本スレと近似性有りそうだけど、
両方のスレを見る限り交流無いよね?
その辺どうなんだろ?詳しい人居たら教えてくださいな。

629 :名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 05:23:23 ID:G7FLqpeH
そこはそれこそ感想も書いたことないくらいROM専なんだけど、
悪やザコとかって概念は無いと思う。どっちかといえば純粋に女同士が闘う系。

極端な話、こっちはザコの100人斬りとかアリでしょ?
向こうはメインキャラ同士。
こっちがAIKa風(&メインキャラが男もアリ)なら向こうは一騎当千風って感じかなぁ。
使い分ければ交流できる気がしないでもないし、してる人もいるはずだと思われ。

630 :名無しさん@ピンキー:2009/01/06(火) 09:11:30 ID:JPfHt++Q
「悪」の要素が無い以上、関連スレとは言いにくいかと

631 :310:2009/01/06(火) 23:29:53 ID:DnU+S9km
>>629>>630
説明感謝。
なるほど、言われてみれば確かに「悪」の要素が必須じゃ無いですね。

632 :武器やられの人:2009/01/07(水) 12:01:00 ID:6RVxpADX
ウチの奴らなんて皆悪人みたいなもんですよw

さて、新作どうすんべ…
キャラ容姿や武器等のリクエストとかございますか?


633 :名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 09:30:44 ID:UfaQqfHo
火縄銃娘「ちょ、まだ火縄燃えてないの、タンマタンマ…ざくっ」
投石器娘「手ごろな投げられる物がなーい、ちょっと探してk…ぐふっ」
仕込み石弓娘「1発ずつで決まるはずだったのに…どむっ」
ブーメラン娘「戻ってくるの…戻ってきて…拾いにいっていいですか…ぎゃん」

ベタベタな遠距離武器娘。

634 :名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 20:18:03 ID:6Yjm78sV
ヘルメットとゴーグル、黒い戦闘服の特殊部隊員みたいな奴とかは。

カチリ…「目標確保、処理します。」
「ザッ…821了解、終了後当該区画から退避せよ。」
「りょうか…グッ!ウゥゥ」ドサッ
「女か…悪く思うなよ…コイツはもらってくぜ!」
男は刺殺体から銃と腰のナイフ、無線機を奪い立ち去った。

みたいな雰囲気       

635 :名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 00:02:05 ID:FeKhQ5hd
>>633
最後のブーメラン娘に萌えたwww

636 :310:2009/01/12(月) 22:50:38 ID:MOhsP4yI
スレが完遂しないまま残ってるのもアレなので、こっちで短編投下しちゃいます。
お題は>>634さんの案。


637 :310:2009/01/12(月) 22:52:35 ID:MOhsP4yI
閑静な山中、そんな中に幾多も位置する孤立した別荘。
その眼下に位置する湖の、小波一つ立たぬに水面に小さな波紋が広がった。
波紋は数を増して次第に岸へと近付く。
やがて水面から潜水具を付けた人影がぬっと姿を現す。
人影は慎重に上陸し、周囲の安全を確認する。
赤外線スコープで周囲をサーチし、警戒者が居ないかどうか調べる。反応はない。
ハンドシグナルで水面へと指示を送ると残りの4人が岸から上がる。
湖畔に音も無く次々上がる人影たち、いずれも黒いウェットスーツに身を包んでおり、
月光に照らされて浮かび上がる体のラインから女性である事が分かる。
岸から上がった彼女たちは潜水具を捨てて、代わりに防水バッグから取り出した装備を身に付けた。
暗視スコープとサプレッサー付きのオーストリア製TMPマシンガン、通信装置、
それらを全て装備し終えた彼女たちはテストを兼ねて作戦を復唱する。
「標的は西500mのセーフハウス内の全員、警備は3名、手筈通りに殺れ。」
「了解。」「了解。」
復唱を終えると彼女たちは良く訓練された動きで森の暗がりへと姿を消した。
その動きは極秘作戦に従事する特殊部隊を思わせる。
彼女たちは標的に向かって惑い無く茂みの中を進んでいった。

暗殺部隊が森の中に姿を消した後、湖畔の脇の茂みが動いた。
全身を覆っていた偽装済みの赤外線防護幕から人影が這い出す。
這い出した人影も月光に映るラインで女性と分かる。
彼女も先の暗殺部隊と似た黒い戦闘服に身を包んでいた。
違うのは、彼女が手にしているのはマシンガンではなく黒塗りのクロス・ボウな事だった。
そして彼女も暗殺部隊の後を追って森の中へと姿を消した。

638 :310:2009/01/12(月) 22:53:53 ID:MOhsP4yI
茂みの中、音を立てないように慎重に歩みを進める暗殺者。
彼女の視界には暗視ゴーグル越しに森の木立がはっきりと映る。
別荘の正面側に回りこんだ彼女は仲間に連絡を取った。
「位置に付きました。待機します。」
「了解。指示を待て。」
「りょうか・・いっ!?」
最後の一言を言い終わる寸前、彼女の体に衝撃が走った。反動で無線機のスイッチが切れる。
驚愕した彼女の胸の谷間には一本の矢が生えていた。
「ひ・・・」
彼女は何か言葉を繋ごうとしたが、声を出せずに前のめりに倒れこんだ。
必死になって息をしようとするが、鏃に裂かれた心臓は彼女の意思に従ってはくれなかった。
地面に広がる自らの血を目の当たりにして、彼女は
「嫌だよ・・・こんな死に方・・・いやぁ・・・・」
声にならない嗚咽を呻く彼女の目の前に、何時しか黒い姿の女が立っているのが見えた。
それが自分を射抜いた相手だと理解するのに時間は掛からなかった。
「悪く思わないでね。」
それだけ言い残して黒い女は立ち去った。
「・・・おま・・・えが・・・うぅ、は・・・やく・・・伝え・・・な・・・いと」
彼女はこの事を仲間に伝えたかった。必死の思いで通信機に手を伸ばそうと試みた。
だが、もう全身に力が入らない。口から溢れる血の泡に喘いでいた感覚も次第に薄れていく。
そして彼女の視界は黒く染まった。

リーダー格の暗殺者は別荘の裏手の森に辿り着いた。
彼女は別荘を囲む一定範囲に目当てのものがないか目を凝らした。
そして見つけた。下手な偽装すら施されていない感知センサー。
彼女はそっとそのセンサーを工作すると、別荘へと近付いた。
別荘の窓から内部の漏れるのが視認できる。
彼女は警備の人間が外に居ない事を確かめた。
事前に得た情報では外部の警備は感知センサーによる自動警備に任されている。
だが、センサーの感知範囲外に侵入できた時点でそれらはすでに無用の長物となっている。
作戦を決行する頃合だ、とリーダー格の暗殺者は確信した。
「全員配置に付いたな?これより作戦を開始する。復唱しろ。」
だが、誰も応答はない。おかしい。
外に誰も居ないのだから声を出せない状況ではない。通信機の故障もありえない。

639 :310:2009/01/12(月) 22:54:29 ID:MOhsP4yI
まさか!
その時暗殺者は背後に殺気を感じた。
驚いた彼女は肩越しに背後を覗き見る。
種類は分からないが何らかの銃を構える、自分と同じ黒い戦闘服の女が居た。
「・・・後を付けられていたのか。」
「えぇ。」
「他の4人は・・・あなたが?」
「・・・運が無かったのね。」
「・・・・。」
それだけ言葉を交わすと2人は沈黙した。そして・・・
「・・・!」
暗殺者は振り向き様にマシンガンを赤狼へと向けた。
が、
「ぐがっ!」
暗殺者がマシンガンの銃口を赤狼へと向けきる前に赤狼から放たれたクロス・ボウの矢が命中した。
鏃は暗殺者の腹筋と内臓を切り裂き、背中まで貫いた。
その衝撃で彼女は銃を手放し、地面に投げ出される。
「ぐっ!・・・・が・・・はぁ・・・あ・・・あ・・・ぁ」
最早暗殺者は赤狼の脅威となりえない状態になった。
出血と痛みに悶え、虫の息の彼女には後苦しんで死ぬかそうでないかの選択肢しかない。
赤く染まる視界の中、暗殺者の目には月を背景に立つ赤狼の姿が見えた。
「・・・とどめが欲しい?」
喉から溢れる血に息を詰まらせながら、暗殺者は静かに頷く。
赤狼はナイフを抜くと、暗殺者の胸元へ刃を付き立てた。

「依頼は完遂・・・予定通り死体処理の手筈をお願い。」
「はいです。」
無線を切った赤狼は足元に転がる暗殺者の亡骸に目をやる。
お互い闇の任務に従事する身、彼女と私の違いは運良く生き延びたか失敗して死んだ事だけ・・・
赤狼は彼女の口元に付いた血の泡をそっと拭い、涙が残る瞼を閉じてやって一言呟いた。
「・・・いつかは・・・私もこうなるのかな。」

640 :310:2009/01/12(月) 22:59:41 ID:MOhsP4yI
以上です。
実は似た雰囲気のSSを武器やられの人さんが書いていたので正直焦りましたw

先に書いた宝石絡みのエピはちょい長くなりそうなので、
きっちり纏め終わるまではぽつぽつ短編から投下しようかと思ってます。

では駄文長文失礼 ノシ

641 :名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 01:26:24 ID:QGX2c48x
乙!!
まだもうちょっとイケそうですねぇ
短編集楽しみにしてます

642 :名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 23:04:39 ID:JrPfTJ1v
ほしゅ
久方にハニーブレイカーやられが見たい

643 :名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 23:54:56 ID:bKIPXBov
>>640
遅ればせGJ! 原始的な武器でゆっくりめに致死するのも中々いいものですね。
なぜか、シティーハンターって漫画の初期にボウガンで悪者(男)をゆっくり殺した(倒した?)話思い出した。
鏃が丸いかなんかで、貫通しないで皮膚を内側から引っ張ったような感じで手足を奇形にさせられるの。

644 :ホムンクルスネタ:2009/01/24(土) 18:49:17 ID:CbqmcTbO
資材を入れていたであろう大小の木箱が野ざらしになっている、
人気のない倉庫の跡地。
そこに、一人の女が立っている。

女の背は高くも低くもなく、抜群の肢体を奇異な衣装で包み込んでいる。
上半身と下半身を、禍々しく装飾された一続きの黒い布で覆っているが、
胸と腹の周りには一切布地が存在していない。
へそや大きな二つの乳房を丸出しにしていながら、悠然と立ち尽くしているのは、
道化師が使うような怪しい仮面で、素顔をすっかり隠しているからかもしれない。
仮面の白色と、セミロングの銀髪とが、肌の露出が著しい女を神秘的に見せていた。

「それで、隠れているおつもりですか?」
女は抑揚のない声で、前方に声を投げかけた。
「もちろん、そんなつもりじゃないよ」
その声にすかさず答えたのは、うんと若い少女の声。

ほどなくして、全身に包帯を巻いた美しい金髪の少女が、物陰からゆらりと姿を現す。
包帯の下には素肌が見え隠れし、どうやら衣服や下着の類は一切身に付けていないらしい。
おまけに下半身にいたっては、陰毛のひとつも生えていない股間をさらけ出している。
そんな容姿でかかとの高い豪勢なヒールを履いているのだから、銀髪の女に負けず劣らず異様な姿である。

その少女は丸腰であったが、表情は不敵そのものであり、十分に余裕がありそうだった。
「僕はここに逃げてきたんじゃない。きみ"たち"を誘い込んだのさ!」

645 :ホムンクルスネタ:2009/01/24(土) 18:51:47 ID:CbqmcTbO
「・・・ライさま、お覚悟下さい」
銀髪の女は一瞬ためらったが、自らがライと呼んだ少女に向かって、まっすぐに突進した。
その両手にはいつの間にか、二本のナイフがきつく握られている。
数百メートルはあった両者の距離が、ぐんぐん縮んでいく。

銀髪の女は、少女・・・ライの直前で急激に進路を曲げ、ライの真横から斬り掛かろうとした。
気迫のこもった一撃と、必殺を告げる声。
「死・・・!」
だが、銀髪の女は、その極短い台詞を言い切ることすらできなかった。

ライの放ったパンチが、進路を変える前から銀髪の女に伸び、顔面に届いていた。
仮面は粉々に砕け・・・十代の後半と思しき女の驚愕した顔が覗いたのは一瞬のこと、
拳がその顔にめり込み、鼻のひしゃげる音がする。さながら、鈍器による痛打だった。
「ぶうげぇ!?」
彼女が身に受けたのは、危機の範疇をはるか超えた、死へ直結する暴力。
そのたった一撃で脳にまで衝撃を受け、銀髪の女はすべての力を失った。
頭への衝撃は乳房も激しくふるわし、乳首をきゅっと固くさせていたことも、もはや自覚はできなかった。
「・・・あ・・・ぁぁ・・・」
女の全身がわずかの間、空間に繋ぎ止められた後、二本のナイフは宙を舞って落下していく。
やがて女の肢体もぐらりと、すぐ前方のライに向かって倒れていく。

銀髪の女より一回り小さいライは、しっかりと相手の身体を抱きとめていた。
だが、それは瀕死の敵をいたわっての行動ではない。
ライ目掛けて飛来していた・・・遠方から投げられたナイフに対して身を守る為であった。

ライは銀髪の女の首に腕をまわし、身体をくるりと自身の前方までもっていく。
すると間髪を入れず、まばゆい鮮血。三本の投げナイフが女の胸に突き刺さる。
「・・・ばびゅゥッ!!?」
死の間際にさらなる痛みを受け、銀髪の女の眼が先刻の二倍以上も見開かれる。
最期その眼に映り込んだのは、猛然と走り寄ってくる無慈悲な同胞の姿だった。

646 :ホムンクルスネタ:2009/01/24(土) 18:52:46 ID:CbqmcTbO
「やっぱり、仲間がいたね・・・」
対し、そう呟くライの口元には、笑みが広がっている。ライは新たに現れた敵に備え、行動を移していた。
絶命した女の肢体は早々に突き飛ばす。女は乳房から地面へとうつ伏せに倒れ込み、二度と動くことはなかった。

ライが対峙した次なる敵は、二人組の女である。同胞の死体には一切の関心を示さず、
後方へ飛び去ったライを執拗に追いかけていく。
投げナイフによる奇襲が失敗するや否や、近距離戦に持ち込むことに決めたらしい。

二人とも、先ほどの女と全く同じ仮面と衣装とを身に纏い、すばやい動きを見せていた。
丸みのある尻、そして乳房の豊かさにおいても、まるで引けを取っていない。
外観に差を見出すとすれば、髪型だけは大きく異なっている。
髪色こそ同じく銀であるが、一人は長髪をポニーテールにし、もう一人は短髪のおかっぱであった。

ふと、ライが走って逃げるのをわざと遅くしてやると、二人はこれを誘いと気付かず機会と見たのか、
数を生かし、ライを挟み込む形で左右から迫ってくる。
どうやら、相手の技量を推し量る力も同程度らしい。そう判断したライに残忍な企みが浮かぶ。

「同じ戦法、同じ武器。それじゃあ僕は・・・」
二人の女がナイフを突き出したのは同時だったが、ライの姿が消えたのもまた同時。
「倒せないよ」
こつ然とライが姿を消したため、二人の女は勢いあまったものの、
どうにか踏み止まり接触を免れる。ナイフは互いの間近で静止していた。

「危ないだろ、貴様・・・」
「おまえのほうこそ」

しかし、二人には口論する暇など与えられなかった。
眼にも留まらぬ早さで跳躍していたライは、二人のすぐ傍らに降り立っていた。

「「!?」」
驚いた二人がライへを向き直るより前に、
ライは、ナイフを手にし伸ばされたままの細身の腕を二本、がっしりと掴んでいる。

「僕は、あまり自分の手を汚したくないタチでね」

647 :ホムンクルスネタ:2009/01/24(土) 18:54:59 ID:CbqmcTbO
ライは二人の腕を、自身の手前で交差させるように引っ張ると、たちまちナイフの切っ先が、
互いの胸を刺し貫く格好となった。
「ぎゃああっ!!!」
「おボぉ・・・!?」

ライは刺し合いながら震える二人を満足気に眺めてから、いったん手を離す。
「君たち、百合って好きかい?」
今度はは二人の背中に左右の手を回し、押し当てて、さらに二人の身体を寄せ合わせた。

完全に密着した二人の肢体は、当然のようにナイフの刃を、根元までしかと味わうことになる。
「・・・ゥうぎゃああああああああ!!!!」
「ごっばぁァァァ・・・ッ!?」
滝のように溢れ出る血で乳房を染め、互いに血まみれの乳房を押し付けながら、
二人の女は天を仰いで絶叫を続ける。微笑みの形を崩さないその仮面越しにも、
激痛と羞恥は容易に想像出来た。ライは、思わず自身の股間に手をあてていた。

仮面の下側から吐血したと思われる血の筋が流れ、続くのは断末魔。
「あ・・・ギ・・・・ぃぃぃ・・・・」
ポニーテールの女は全身を震わせたまま後方へ仰向けに倒れ込む。
倒れ込んだ拍子に仮面が外れ、大粒の涙を流す美少女の狼狽した顔が露になる。
きょろきょろとあてもなく動き回っていた視線は、やがて虚空の一点を注視したまま止まってしまった。
同胞を刺し貫いたナイフは最期までその手にあった。

一方、おかっぱの女は、相方が倒れても、まだ両足を開いて、懸命に立ち尽くしていた。
「ウぅ・・・げェ・・・・」
相変わらず、誰もいない空間へ向けてナイフを突き出している姿を滑稽に思ったライは、
「そろそろ眠りなよ」
そう言って、おかっぱの女の股間を蹴り上げた。
「・・・ふごッ!!!!?」
最初の女を一撃で瀕死に追い込んだのがライの拳なら、
蹴りもまた、それに等しいほどの威力を備えていた。
おかっぱの女は蹴りの反動でわずかながら宙に浮き、今度こそ体勢を整えられずに、
地面へと倒れ込んだ。奇しくもその先にあったのは、ポニーテールの女の胸元である。
血まみれの乳房に顔をうずめ、おかっぱの女もまた、動かなくなった。

「もっと、学ばなきゃ駄目だよ・・・さっきの娘が無駄死にじゃないか」
二人の死体を前にし、ライは少しだけ苛立った口調で呟いた。

648 :644:2009/01/24(土) 18:59:53 ID:CbqmcTbO
どうも皆様はじめまして。初投稿でした・・・

自分、ラノベが好きなので、そんな感じのリョナが書ければと頑張りましたが
いかがでしたでしょうか。ご好評頂けるなら、
もうちょっとだけ続けたいと思います。某アニメのように延々とは続けられそうも無くw

ご感想など頂けると幸いです。今後の蓄えとさせて頂きます。
ひとまず力を使い果たしましたのでこれにて〜

649 :名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 02:28:35 ID:NwP5OXIL
GJ!!!

650 :名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 08:45:30 ID:kzGKTZRA
ベホイミ、ケアルラ、ディアルマ

いいねぇ…、続きよろしく。

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