2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

竹宮ゆゆこ作品でエロパロ 2皿目

1 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 02:11:07 ID:7i8r4n8W
竹宮ゆゆこ作品のエロパロ小説のスレです。

◆エロパロスレなので18歳未満の方は速やかにスレを閉じてください。
◆ネタバレはライトノベル板のローカルルールに準じて発売日翌日の0時から。
◆480KBに近づいたら、次スレの準備を。

まとめサイト
ttp://yuyupo.web.fc2.com/index.html

エロパロ&文章創作板ガイド
ttp://www9.atwiki.jp/eroparo/

前スレ
[田村くん]竹宮ゆゆこ総合スレ[とらドラ]
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165231480/

2 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 03:25:35 ID:mh3ZfxWv

☆☆☆狩野すみれ兄貴の質問コーナー☆☆☆


Q投下したSSは基本的に保管庫に転載されるの?
A「基本的にはそうだな。無論、自己申告があれば転載はしない手筈になってるな」

Q次スレのタイミングは?
A「470KBを越えたあたりで一度聞け。投下中なら切りのいいところまでとりあえず投下して、続きは次スレだ」

Q新刊ネタはいつから書いていい?
A「最低でも公式発売日の24時まで待て。私はネタばれが蛇とタマのちいせぇ男の次に嫌いなんだ」

Q1レスあたりに投稿できる容量の最大と目安は?
A「容量は4096Bytes、一行字数は全角で最大120字くらい、最大60行だそうだ。心して書き込みやがれ」

Q見たいキャラのSSが無いんだけど…
A「あぁん? てめぇは自分から書くって事は考えねぇのか?」

QこのQ&A普通すぎません?
A「うるせぇ! だいたい北村、テメェ人にこんな役押し付けといて、その言い草は何だ?」

Qいやぁ、こんな役会長にしか任せられません
A「オチもねぇじゃねぇか、てめぇ後で覚えてやがれ・・・」




3 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 05:38:40 ID:l9NOiMG1
>>1乙伊欧
保守

4 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 08:55:51 ID:GN9VCpn1
>>1

みのりん!みのりん!

5 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 09:30:39 ID:uk9O5YaF
>>1
しかしスレタイに作品名は入れて欲しかった

6 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 12:24:53 ID:LgCOfKQP
>>1-2乙〜
つ たらスパ

7 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:22:39 ID:ygfpEq1u
>>1,2 乙
見事なスレ立てだ。テンプレもいいね。

俺は作品名は別になくてもいいと思うな。あってもいいけど。
今後のことを考えると作品(アryよりも、作家のファンに来てほしいと思ってしまう。

8 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:04:02 ID:uk9O5YaF
作品のファン=作家のファンじゃないのか?

9 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:07:49 ID:4xxAkCQm
全然違う。
ハルヒのファンが「学校を出よう!」を読んでいるか? って話。

10 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:16:31 ID:daL1tuJl
ラノベ作家ファンを自称する奴は9割方中二病かリア厨だからその辺の議論はどうでもいいよ

11 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 22:36:34 ID:RvIr+Mhr
中二病ってのも便利な言葉になったもんだ

12 :名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 20:18:32 ID:RpS51+23
おまいらはとらドラは読んでも田村くんは読まないと?

13 :名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 21:37:14 ID:+nJjEXbP
読むにきまってんだろ








14 :名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 00:56:13 ID:ZVkk4ur/
前スレで妄想されていた擬人化インコちゃんは
眠っている竜児の指を相当エロくねちっこく舐め回すと思うがどうだろう

15 :名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 02:44:04 ID:/xwmI3Ax
知らないって幸せなことだと思う
イン娘ちゃん・・・

16 :名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 16:20:43 ID:pjaULx1q
醜いインコちゃんが成長して美しい少女になるのか……。

17 :名無しさん@ピンキー:2007/06/04(月) 21:05:08 ID:rzsFyl3J
インコ界では知らないインコが居ないほどインコちゃんは可愛いんだぜ?
メタモルして超絶美幼女になるのは自然の摂理だぜ!


18 :名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 01:56:58 ID:xlWzfd0U
美しい少女になったインコちゃん
でも寝顔になると死んだ顔になるのは代わらないって方が萌えると思う俺は異端なのか……?

19 :名無しさん@ピンキー:2007/06/05(火) 22:59:42 ID:s8I96T+f
このスレってどれくらいの人数が見てるんだろうか?
書いてる側からすればちょっと気になる……

20 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:00:45 ID:5rFnNb5o
俺とおまえとひろゆきの3人

という使い古されたネタは置いていて、本スレと同じくらいは居るんじゃね?

21 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 00:57:23 ID:cucHzmWl
ROMだけなら同じくらい居るんじゃね

22 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 09:29:58 ID:KJ5NEbw6


23 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 10:34:28 ID:JIQJ+Uis


24 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 18:20:20 ID:pQU3uid6

いるぞ

25 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 18:40:16 ID:e6dmaHx4


26 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:30:48 ID:gd4dh7bG


27 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 19:32:46 ID:1P40Bg4z

いますよ

28 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:13:16 ID:q9K56rCN


29 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:40:05 ID:kg1OV8I8


30 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:40:47 ID:V8ZRDbn0

いるよ

31 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 20:54:49 ID:6gU/cG/a


ROM大杉ワロタww

32 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 21:02:22 ID:DdT7Fhj/
ノシ

意外と居るのなw

33 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:09:46 ID:o9cheoNG
ノ 結構居るね
所で、>15の知らない事が幸せなのは何を知らないと幸せなの?

34 :名無しさん@ピンキー:2007/06/06(水) 22:47:36 ID:klJMhYtv
ノシ
俺もいるぜ

35 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 07:35:11 ID:viBimHoB
ノミ 俺も居るぜ

36 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 07:37:03 ID:GYPAQeRH
僕もいますよ会長

37 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 11:52:35 ID:mRz5LQ6m
ノシ


38 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 12:06:02 ID:mAPzhB5W
お前ら普段引っ込み思案すぎワロタw

しかし、それそろ小ネタでもいいから投下が欲しいのぅ。

39 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 13:01:24 ID:C00ixX8c
「ねえ、松澤さん……私ね、田村と寝たの」

……この悪の権化は何を言っているんだ?
ああ、確かに俺は昨晩相馬と一夜を共にしたさ。
俺だって健全な男だ。あんな態度で誘惑されたのならば、
ついつい欲望に屈してしまうのも仕方ないことなのである。

恐る恐る松澤を見ると……案の定青ざめた顔で言葉も無く立ち尽くしている。
「本当なの……田村くん?」
罪悪感から目を逸らす俺を見て、松澤も相馬の言うことが真実であると気付いたようだ。
どうしたものかと俺がうろたえていると、突然バチン!という乾いた音が響き渡った。

「相馬さんの泥棒猫!」

一瞬、何が起きたのか分からなかった。
松澤は普段の様子からは考えられないような大声を上げて、険しい顔で相馬を睨みつけている。
相馬が痛そうに頬を押さえていることを見て――松澤がビンタをしたのだと気付かされる。

突然の反撃に相馬も呆然としていたが、気を取り直したかと思うと松澤に向き直り、
右手を振り上げ松澤の左頬に強烈なビンタを浴びせ返した。
「泥棒猫って何よ!田村はあたしを選んでくれたんだから!」

松澤も黙ってはいない。相馬に負けじと再びビンタを食らわせる。
「私が田村くんと付き合っているのを知ってたくせに!」
「ふられたからってやつあたりしないでよ!」
「田村くんを返して!」

目の前で繰り広げられる女同士のビンタの応酬を前にして、
俺は恐れをなしてただ見ていることしか出来なかった。
しばらくするとお互い疲れたのか、息を切らせて座り込んでいたものの、
頬を真っ赤に腫らしながら相変わらず互いを睨みあっていた。

「松澤さん、いい加減に負けを認めたら?田村はエッチさせてくれない松澤さんに愛想尽かしたんだから」
「そんなことないもん!」
そう言うと……突然松澤が服を脱ぎ始め、
「私が田村くんの彼女なんだから……田村くんに抱いてもらうんだもん……」
そう言って、俺にしなだれかかってきたのである。
(省略されました・・全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)

40 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:34:00 ID:vAr6YCRA
ワッホォォォワッホォォォ!

41 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 14:48:00 ID:mAPzhB5W
ワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフル
ワッフルワッフルワッフルワッフル!
ワアアァァァァッッフウゥゥゥゥルウウウゥゥゥゥ!!


本当にやってくれるお前が、先生(オレ的7位)の次に好きなんだぜ?

42 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 16:56:22 ID:XId2D49t
ワッフルワッフル

43 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 22:33:54 ID:gZcMDyUE
君が本当に書くまで、ワッフるのを、止めない!!

44 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:04:53 ID:m/TqdL7c
むしろ昨日の相馬との1夜を
くわしkワッフォオオオオオオオオ

45 :名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 23:07:20 ID:Dg17bkz0
ここはワッフルしかねええええええええ!!!!!

46 :名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:10:35 ID:H805gnal
日付と共にID変わりワッフル

47 :名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 00:23:41 ID:aBMKNQJE
ワッフルワッフルウウウウウウウウウウウウウウ
思いっきり俺好みの展開で吹いた

48 :名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 12:19:31 ID:tA/wdI9g
皆、コピペだか改変だか?とわかってレスしてるんだよね?

49 :名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 17:48:06 ID:1G2kuuI9
>>48
飢えた虎の群れに餌を放り込めば
その餌が天然でも養殖でも皆食い付く

50 :名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 18:16:52 ID:H805gnal
それワッフル秀逸な喩えだぜ

51 :名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:13:44 ID:Gs8qbQ2f
高校の頃6歳下の弟に悪戯してたチンコをくにくに弄って
弟が必死に声を押し殺して我慢する姿を見て楽しんだ
男でも乳首で感じるのか実験した一ヶ月もしない内に
乳首を弄るだけで勃起するようになった先走りの汁で
ぬるぬるになった皮の中に指先を入れて中の亀頭を
撫でてやったら弟は女の子みたいな声を漏らした
弟には大きな声を出すなと約束させてた弟は慌てて
顔に枕を押し当て声が出ない様にした俺はこんな弟の
痴態を見るだけで十分だった弟と最後までする事は
考えてなかったが最近弟はどこで知識を仕入れたのか
女の子みたいに抱いてくれと懇願するようになった・・・

華奢で女顔の弟は普段から大人しく物静かな為
両親達はその変化に気付く事は無かった・・・俺だけが
知っていたその申し出から俺は弟に女の子の服を与え
女装した弟が俺の股間に顔を埋め俺のチンポを愛しそうに
咥えしゃぶるその姿に興奮した「俺のモノになりたいか?」
そう囁くと弟はチンポから口を離し黙って頷いた
その顔を引き寄せキスをし駅弁の体位で弟の尻まんこに
ちんぽを押し当てた事前にたっぷりほぐし拡げていた
尻まんこは案外楽に俺のちんぽを根元まで飲み込んだ
一線を越えた後はもう止らなかった俺がが家を出て
一人暮らしをする様になると弟は学校帰りに俺の部屋を訪れた
そして弟は妹になる・・・俺の為に俺だけの為の妹に・・・

52 :名無しさん@ピンキー:2007/06/08(金) 20:50:54 ID:SgZao3sg
>>51を「高校の頃2歳上の“兄”に悪戯してた」と修正してみたら
某商店の美人エロ兄妹に当てはまりそうな件について

53 :名無しさん@ピンキー:2007/06/09(土) 02:28:58 ID:C682WDuS
「おはよう、朝だぞインコちゃ・・・・おうぁ!」
その日も竜児の朝は、人間化したインコちゃんの、まるで死んでいるかのような寝姿を見て驚愕する事から始まった。
下手に見目が良いから、そのグロテスクさが一層際立つ。
白目を剥き、口からだらしなく変な色の舌と涎を出した、生気の欠片も感じられないその寝顔。
しかも体の方は時折、ビクビクと痙攣を起こしたような動きまでしてみせる。
正視に堪えないそれは不気味、おぞましいといった言葉でしか表現する事が出来ない。
折角姿が修整されたのだから、こういった所も直れば良いのに。
などと考えていると、いきなり全身をぶるっと震わせて、目玉をぐるぐると回しながら、インコちゃんが起床する。
気持ち悪い事この上無い。
「お、おは、よ、おはよ、よ、よう、竜ちゃんっ!」
「お、おはよう・・・・・はぁ・・・・」
――――――如何にも慣れないな、これは・・・・・・
一人ごちて、溜息をついた。

54 :緋炎:2007/06/10(日) 21:11:46 ID:nv4DGAHw
こんばんは、更新しに来ました。
また、感想や意見をお願いします。

55 :あおいタオル:2007/06/10(日) 21:15:33 ID:nv4DGAHw
電気の消えた、高須家の寝室…月明かりでさえほとんど入らない部屋に、竜児と実乃梨はいた。布団に仰向けになった実乃梨に、覆い被さるようにして、竜児は四つん這いになっている。
「…実乃梨、良い…のか?」
竜児は自分の下にいる実乃梨に、これからするであろう行為への同意を求めた。真っ暗に限りなく近い部屋の中だが、実乃梨がうなずくのがわかった。
「良いよ…ううん、してほしいの…」
実乃梨はおもむろにTシャツとスカートを脱ぎ出した。部活での日焼けなど無い、真っ白で美しい肌があらわになった…それはまさに、漆黒の闇に包まれた部屋に射し込んだ、一筋の光だ。
「…部屋が暗くて良かったよ、あんまりお腹見せたくなかったし…」
「…いや、よく見えるぞ…」
竜児が言った瞬間実乃梨は、その引き締まっているようにしか見えない真っ白な腹部を、両手で隠した。
「み…ないで…見せたくない!」
「実乃梨…」
竜児は実乃梨にキスをした。不意打ちをくらった実乃梨は、突然の事に軽くパニックを起こした。
「りゅ!りゅりゅう!…」
「…何言ってんだ?」
竜児が笑うと、実乃梨もようやく落ち着いたようだ。顔を膨らませ、竜児の背中に手を回す。


56 :あおいタオル:2007/06/10(日) 21:17:37 ID:nv4DGAHw
「…いきなりは、卑怯だよ…」
「悪い…実乃梨が、その…」
竜児は顔を赤くして、言葉を続けた。
「…可愛かったから」
「…ん」
今度は実乃梨が、竜児にキスをした。すぐに唇を離した実乃梨は、得意気な表情でニヤリと笑う。
「お返しだよ、ビックリした?」
「…いや、予想済み」
「えぇ!?そんな…ひゃあ!」
実乃梨が声を上げて驚いた。竜児が実乃梨の腹部を撫でたからだ。
「りゅ、竜児…」
「不意打ちってのは、こう言う事を言うんだぞ?実乃梨」
腹部を撫でていた右手を、竜児は皮膚に触れながら移動させ、実乃梨の双丘を隠す下着に触れる。
「あ…はぁぁ…」
手を動かす間も、実乃梨は軽い喘ぎ声のような声をあげる。
「実乃梨…下着、外すぞ?」
「…」
実乃梨の返事を待たずに、竜児は両手を実乃梨の背中に回し、下着のホックを外した。すぐにその手を前に戻し、竜児は緩くなった下着をゆっくりと持ち上げる。
白く…決して小さいとは言えない、柔らかそうな双丘がそこに有った。竜児はそれを、優しく揉みしだく。
「…はぁ…は…あ!…はぁ…」


57 :あおいタオル:2007/06/10(日) 21:19:46 ID:nv4DGAHw
「実乃梨…気持ち良いか?」
「…」
竜児の問いに、実乃梨は答えない。竜児は右手を実乃梨の胸から離し、その手で実乃梨の腹部を撫でた。
「はぁ!!あ…」
実乃梨が、一際大きな喘ぎ声をあげた…
「実乃梨…ここが良いのか?」
竜児は、右手の5本の指を使い、実乃梨の腹部をいやらしくいじり始めた。
「あぁ!ひぃ…だ、め…駄目!お腹は…あはぁ!!!」
実乃梨は腰を上げ、叫びに近い喘ぎ声を出した。竜児はそれに答えるように、指の動きに緩急をつける。
「はぁ―ん!!あふ…あ!ふぁあ!あ…」
実乃梨の体が汗で湿ってきたのを合図に、竜児は自らの舌で実乃梨のヘソを刺激した。
「あはぁぁぁ!!お、おヘソは!おヘソは、ら…め……あぁぁぁぁ…ん!!!!!」
実乃梨は1度大きく痙攣をし、布団の上に腰を叩きつけた。
「…はぁ…はぁ、はぁ…」
「実乃梨、お前…腹だけで?」
自分の顔を覗き込む竜児に、実乃梨は呼吸を整え、涙目で睨みながら言った。
「…ドSめ…」
「…悪い」
「…へへ」
実乃梨は不敵に笑い、竜児に抱きつき、自分と竜児の体を入れ替え、仰向けにした竜児の上にまたがった。
「おぅ…実乃梨?」
「今度は私の番だよ…覚悟しやがれ!」


58 :あおいタオル:2007/06/10(日) 21:21:51 ID:nv4DGAHw
実乃梨は体を竜児の爪先に向け、竜児のズボンを脱がし始めた。
「ちょっ…待てよ実乃梨!自分で脱…」
「良いから良いから♪たっっぷり仕返し…いやいや、気持ちよ〜〜くしてあげるから、竜児は黙って横になっててね♪」
有無を言わせぬ笑顔を竜児に向け、実乃梨はやんわり主導権を握った。
実乃梨がズボンを脱がすと、竜児のトランクスが盛り上がっていた。
「おやおやぁ?竜児君、息子さんがビンビンですよ?ビ〜ンビン!ですよ?」
言いながら、竜児のトランクスを脱がし、実乃梨は竜児の息子を鷲掴みにした。
「ぅわぁ!お前、いきなり…ぅあ!!」
「むぇ?まぁみ?むぅみ」
実乃梨は何の躊躇いもなく、竜児のそれをくわえ込んだのだ。
「む…ひもひい?むぅみ…」
「き…気持…ちぃ…あぅ!」
竜児は喘ぎ声を堪えるのに精一杯だった。少しでも気を抜けば、大きな喘ぎ声をあげてしまいそうな程、実乃梨のフェラは気持ち良いのだ。
「はぁ…はぁ…!」
息もたえだえな竜児の目に、あるものが飛び込んだ。
実乃梨の下半身の下着だ。ちょうど2人は、69の体位なのだ。竜児はニヤリと笑い、目の前の下着を縦になぞった。
「ひゃあぁぁぁ!!!!」
実乃梨は竜児のモノから口を離し、大声で喘いだ。


59 :緋炎:2007/06/10(日) 21:25:29 ID:nv4DGAHw
ここまでです…いやはや、難しい…またしばらく時間が空きます、すいません。遅くなりましたが、1さん乙です。

60 :名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 21:39:57 ID:bKVYe7sn
寸止めされた気分だがGJ!

61 :名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 02:15:40 ID:5URbRNWd
エ・ロ・ス! エ・ロ・ス!

62 :名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 09:55:02 ID:kizVYYYx
みのりん!みのりん!
ワッフル!ワッフル!

63 :名無しさん@ピンキー:2007/06/11(月) 13:09:06 ID:8nOY01hY
きゃあああああああああ!

更新乙!
これはGJしかないっ!

64 :名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 17:19:21 ID:ZnAsYXtt
本スレから転載


555 :ライトノベル板自治会公民館にてローカルルール変更議論中 :2007/06/11(月) 23:43:46 ID:ySTX+8W7
ttp://sylphys.ddo.jp/upld2nd/manani2/src/1181465290185.jpg

これは何に載ってたの?
たぶん既出なんだろうけど教えてくらはい。


ゆゆぽッ見ているなッ!

65 :名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 17:45:01 ID:wQ7ZPfZQ
何気にみのりんが持っているアレが凶器になりうる。

つかチェーンソーw

夏期スクイズアニメ化にあてたのかね。

66 :名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 20:22:56 ID:+N5dVgmE
>>64
>ゆゆぽッ見ているなッ!
そこで何故その言葉が出るか理解できないオレ春田

67 :名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:14:29 ID:wQ7ZPfZQ
竹宮ゆゆぽ・ザ・ワールド!
(体重計に乗る)時は止まる。

68 :名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 21:47:59 ID:WDSJ7Qiq
保管庫更新乙
しかしあれは狙ってるのか・・・?

69 :名無しさん@ピンキー:2007/06/12(火) 23:26:17 ID:ZnAsYXtt
>>66
いや、一時期前スレでネタになってたことそのまんまだったから

70 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 00:02:04 ID:bmtZ16Xv
>>69
やあ (´・ω・`)
ようこそ、春田くん。
この北村・大河出汁のドブ水はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「君は春田」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、春田と呼ばれた時、君は、きっと言葉では言い表せない
「ざわ…ざわ…」みたいなものを感じてくれたと思う。

殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、この言葉を送るんだ。
じゃあ、真実を告げようか。


例の画像は4月1日発売電撃エイプリルフールに掲載、
4月10日頃から始まったヤンデレ展開をパクるのは無理なんだよm9(^Д^)プギャー

71 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 08:45:54 ID:sM9kjO/c
327 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/02/15(木) 22:50:23 ID:WlvJvzYC
>>326
        ⊂( ゚Д゚ )y━・~~~  
      ///   /_/:::::/     好きなタイトルを選べや
      |:::|/⊂ヽノ|:::| /」      
    / ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|      
  /______/ | |      
  | |-----------| |

つ「恋する松澤はせつなくて田村くんを想うとすぐHしちゃうの」
つ「広香ちゃんの新妻だいありー」
つ「手乗りタイガーとの暮らし方」
つ「天然系な彼女」
つ「に〜づまはモデルさん 〜ダーリンは三白眼〜」
つ「恋ヶ窪ゆり先生の【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン!!」


>>69が言ってるのはこっちだと思う

72 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 09:53:13 ID:Jg3SqooP
まあ俺は「に〜づまはモデルさん 〜ダーリンは三白眼〜」に一票を投じ続けるわけだが

73 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 11:34:40 ID:6gDpt0Q/
「に〜づまはモデルさん 〜ダーリンは三白眼〜」に一票を投じてもスルーされてるわけだが

74 :名無しさん@ピンキー:2007/06/13(水) 20:24:52 ID:5+qtJsIv
ドン!
大河「あ・・・あんたはッ!?」
幸太「ああああ逢坂先輩!?」
大河「この黒猫男・・・! やられる前にやらなきゃ!」
シャィン!
幸太「し、しししし真剣!? 木刀の中に仕込んで―――!?」
大河「うるああああああああああ!!」
ズバッ!
幸太「ぎゃ、ばっ!?」
ぶしゅー

DEAD END

幸太「あ、アナタは北村先輩の幼馴染の・・・」
亜美「あらーんもう祐介ったらどんな噂話してるのよー」
幸太「猫かぶり腹黒美人の川嶋先輩?」
亜美「・・・あらーん」
幸太「な、なんですか!? 突然僕の首筋に手なんかのばして!?」
亜美「・・・ふッ!!!」
ザリン!
幸太「カヒッ!?」
ぶしゅー

DEAD END

幸太「櫛枝先輩? お好み焼きですか?」
実乃梨「Oh!後輩君! いやー種作って焼き始めたはいいんだけど豚肉買い忘れちゃってさー」
幸太「そうなんですか、買って来ましょうか?」
実乃梨「いやいや、だいじょーぶ、DAIJO-BU」
チャィン!
幸太「ひ?っぶしゅあああああ・・・?」
実乃梨「あちしは必殺仕事人なのさ・・・はい、豚肉ゲットー」
ぶしゅー

DEAD END

すみれ「さて、幸太よ」
ドルゥン!ドルウウゥゥン!!!
幸太「・・・・・・・・・」
すみれ「最近のお姉ちゃんノートによれば、さくらとなかなか上手くやってるじゃねぇか」
ドルゥン!!!!ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!ド!
幸太「・・・・・・・・・」
すみれ「昨日もしっぽりしていたな? 生徒会室の私の机で」
ドドドドドギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!
幸太「・・・・・・えーと」
すみれ「死に腐れ」
ぶしゅー

DEAD END

高浦「おーい伊欧、なんかこの人痙攣してるんだけど・・・」
伊欧「うふふふ・・・こんな不潔な人間は永遠に不幸に恵まれる運命を送ればいいのだわ・・・!」
高浦(少年も可哀想に・・・うっかり伊欧の目の前でキスなんかしてしまったばっかりに・・・)
伊欧「ふ・け・つ・よー!!!!!」

75 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 00:12:23 ID:WZaeAAWj
俺四月馬鹿持ってないんだが>>64ってまさかSch○ol Days(とらドラ仕様)なのか?

76 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 00:27:06 ID:GYKat3Im
>>74
タイガー道場とかいう言葉が浮かんで消えた。
死んでなお地獄送りにされそうな気がするけど

77 :名無しさん@ピンキー:2007/06/14(木) 23:50:51 ID:u3cTEvIR
>>74
俺は四月馬鹿買ったのに、Sch○ol Days知らなかったので
パロディが良く理解できなかったんだが、おまえのおかげでなんとなく理解できた。d

>>75 そうだよ。四月馬鹿の執筆陣コメントで(伏字入りだけど)そう書いてあった。

78 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:11:34 ID:UmbZKh0a
つ〜〜か、前スレで大好評だったじゃねぇか、タイガーデイズ


79 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 01:46:42 ID:l5BI4AkS
個人的な意見を言わせて貰えば、あまり好きくなかった
とらドラキャラでやる意味が無かった気がするし、原作の個性も生かせてなかった
ヤンデレの肝である動機も弱かったから、違和感もあった
何よりぶっちゃけた話、首のすげかえでも通用するし

感性の問題だって言われたら、それまでだけどさ

80 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 19:47:49 ID:FntjYn7M
結局はヒロインがトチ狂って残虐行為をやるだけだったからな。
後味も悪いしパターンだったし

個人的にはやんドラ作者があれを自分のカラーにしてしまうことが気掛かりだ
甘い奴も見てみたい

81 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 20:40:02 ID:90w1z3YC
>春田
タイガーデイズ=電撃エイプリルフール絵。
前スレでうんたらかんたらやっていたヤンドラの人とは関係無いんですが

82 :名無しさん@ピンキー:2007/06/15(金) 22:36:10 ID:i5QEt40A
あおいタオルGJ!!!


個人的にはやんドラより好きだな、原作が生きてるし

83 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:06:23 ID:/mm8Pfji
つまりやんドラもあんなものしか書けない駄作者もこのスレには不用な存在なんだよ

84 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:09:29 ID:PEyDaklW
文句しか言わない誰かさんよりマシじゃないかと思うんだZE

85 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:09:57 ID:7wQi8+J/
晩飯も終え、泰子が仕事に出て二人きりになる時間。
高校生という多感な時期、否応無しに意識を異性へと向けてしまう……のが、一般なのだろう。
だが、そんな【ふつう】はこの二人には無かった。
「おなか……いっぱぁぃ………みぃ……」
ごろりとだらしなく寝巻き姿で畳に転がる美少女……中身さえ知らなければ……を、
いつものことのように三白眼で見下ろす少年。
血走った目がギラギラと無防備な肢体を見定め、幾らで売れるのか熟孝しているのではない。
ただ異常なまでの武勇を誇るわりにお腹が下りやすい少女が心配なのだ。
「おい、いくら夏でも腹を出して寝るなって」
「いーでしょ……んぅ……犬ぅ、もうふ」
「へいへい……」
まどろみも頂点に達したのか、言葉も僅かに美少女――逢坂大河は眠りについた。
その数秒後、寝室から洗い立ての毛布を持ってきた目つきの凶悪な少年――高須竜児は、毎度の光景に一度ため息をついた。
「ったく、今日もか……おら、ちゃんと布団敷くからちょっと待て」
手に持った毛布をうつ伏せに寝ている大河にかけ、押し入れの中の布団を取り出した。
満足に陽は当たらないが、それでも毎日干している布団だ。ふかふかのもふもふ具合いは大河のベッドと変わりはない。
居間にひいた布団にシーツをかけ、その上に大河を抱きかかえて寝かせる。
「んぅ……にぃ…」
まんま猫のような寝息に口許が歪み、目撃されれば即通報レベルまでの笑顔が浮かぶ。
黙っていれば確かに美少女――それもとびっきりの――なのに。
そんな邪念が心によぎったのが失策だったのか、今まで意識しないようにしてきた欲望がヘソの下に集まる。
抱きかかえた躰の柔らかさ。パジャマから覗くきめ細やかな肌。そして無防備に横たわる、女の子。
どくん、と鼓動が高まっていく。
「………まずいよな」
そう言葉にして体を停めようとする、が、その手は意思とは別に目の前の少女へと伸びていく―――

86 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:18:29 ID:7wQi8+J/
(´・ω・`)やあ、妄想を携帯で書き綴っただけなんだ。
この続きは一応考えてはいるんだが、竜児が寝ている大河にあれこれいたづらしているうちに大河が覚醒。
反撃に移ろうとするが力が抜けて手が出せなくなり、そのままなし崩し的にやっちゃうような物語なんだ。
ちなみに妄想垂れ流しなもんなんで書くかどうかはわからない。
 
 
そして僕はやんドラやっちゃん編を楽しみにしている変態なんだ。
会長もさくらもヤンデレにしてほしいと願っているんだよ。

87 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:22:04 ID:2ZDlTfJs
>>86
先払いだ。
ぜひ続きを頼む

つ たらスパ

88 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 03:19:12 ID:JP62J9nc
お変わりの押し売りにやって来たZE!

つから揚げ

ヤンデレをギャグのネタに使えないかと日々思考をめぐらせる俺・・・
会長との日々のやり取りでさくらのヤンデレスイッチを押してしまわないように右往左往する幸太とか
・・・キャラが使い切れんしコメディ色でねー・・・

89 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 09:08:53 ID:pKbPys8/
文句言うなら書け
これ鉄則だお

90 :名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 16:04:19 ID:fGoG6MGD
いつの間にかから揚げと聞いただけで拒否反応が

91 :名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 22:45:20 ID:c8Ea72Ul
保守&あげ
ついでに宣言すると大河は俺の嫁

92 :名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 23:43:33 ID:G6CpV3JA
みのりんは俺がいただく

93 :名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 02:38:48 ID:dIRWChQs
じゃあやっちんは頂いていきますね

94 :名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 07:38:09 ID:vfPe3AaX
>>91-93
落ち着け、それは春田だ。

95 :名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 15:44:10 ID:NbAkNfCs
じゃあさくらはもらっていきますね

96 :名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 20:01:05 ID:49tKvqpy
僕にあーみんをください><

97 :名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 20:51:06 ID:5LvNnRZI
むしろ春田はオレの嫁

98 :名無しさん@ピンキー:2007/06/19(火) 21:30:53 ID:DSRfSXK4
まあ、ゆゆぽは俺の横で寝て……あれ? なんでこんなにラードが俺の横に積まれてるんだろう……?

99 :名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 14:17:52 ID:VNrw7TDn
セガールならゆゆぽを爆弾に出来る!

100 :名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 17:20:08 ID:IwgVBpkO
ゆゆぽ

101 :名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:32:25 ID:+SoZqaaR
ガッ

102 :名無しさん@ピンキー:2007/06/22(金) 18:47:22 ID:8iZhesbo
ぎゃだぁぁぁあああーー!

103 :名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 14:21:25 ID:euUGq8Rb
そういえば、そろそろ漫画の二巻発売か

104 :名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 15:08:33 ID:8AslsUdJ
田村くんの漫画は絵がなぁ…

105 :名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 17:27:34 ID:ZOfGYTap
会長は人気あるのになんでSSが1本もないんだ。激しく希望
書きにくいのはわかるんだけど。俺も書こうとして挫折したし orz

106 :名無しさん@ピンキー:2007/06/23(土) 18:04:24 ID:5f9DnWCA
本スレから転載の転載

745 :イラストに騙された名無しさん :2007/05/24(木) 23:09:16 ID:TUK9d/DJ
>>713 お前は悪魔か。怖すぎる妄想が止まらない


ここはスーパーかのう屋。入り婿の竜児は裏の厨房で黙々とコロッケの下拵えをしている。
人手不足だというのに、すみれは頻繁に厨房に顔を出しては、いろいろと竜児にちょっかいをかけていた。
「おめえはどうしてそう細けえんだ? ちっとくらいジャガイモの皮が入ったって味に深みが増すってもんだ」
すみれは竜児にくっついてあれやこれやと文句をつけているが、そのわりに何だかうれしそうだ。
高校生の頃と同じ長さの髪はポニーテールにまとめられ、ふんわりと踊っている。
竜児としては頬をくすぐるすみれの髪のいい匂いが気になったり、
すみれの笑顔が木漏れ日のように眩しかったりで困ってしまい、つい無愛想な態度をとってしまう。
「……ここは手が足りてる。すみれは売り場に出てろ」
包丁を片手にドスの効いた低い声でそう言われたら誰だって恐怖に青ざめてしまうだろう。
しかしすみれは自分をギラリと睨みつける凶悪な眼差しにちっとも動ぜず、
フフと笑って竜児の腕を一瞬だけ抱きしめると、ひらりと身を翻して出ていってしまった。
竜児は茫然としてすみれの凛とした後ろ姿を見送っていたが、やがて我に返って頭を振った。
むにょん、と腕に押し付けられた、柔らかくて豊かな甘い感触を頭の中から追い払っているのだ。
「やっぱり俺、マザコンだったのかな……」
その呟きは誰にも聞かれることなく、店のざわめきに消えた。

107 :名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 01:21:50 ID:pacXg4OF
誰もいないようなので、みのりんは頂いていきますね

108 :名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 07:32:09 ID:XnHNADjk
>>107
五月蝿い
お前は
インコちゃんの餌だ

109 :名無しさん@ピンキー:2007/06/27(水) 23:51:39 ID:ltnv1Y4m
じゃあここまで一度も名前があがってない、ゆり先生は俺が貰おう

110 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 00:02:34 ID:+KMbF6fs
>>109
どうぞどうぞ

111 :名無しさん@ピンキー:2007/06/28(木) 13:43:18 ID:11eKWKRr
>>109
その件についてはオレも気にしていた。

112 :名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 13:16:08 ID:XLUQl7Hm
結婚を前提とした人だからエロパロも書きにくいだろうしな

113 :名無しさん@ピンキー:2007/06/29(金) 17:39:31 ID:eg4KPBvu
思い余って竜児を逆レイプしちゃう、ゆり先生みたいな案が前スレに出てなかったっけ?

114 :名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 21:07:58 ID:h/UrTMXF
竜児がついに念願かなってみのりんと付き合い、自宅でにゃんにゃんしているところを
タイガーが隣のマンションの自室から見届けながら自慰に耽る。

なんていう電波を俺に送った人は素直に挙手しなさい。怒らないから。

115 :名無しさん@ピンキー:2007/06/30(土) 22:31:44 ID:XBDs4GzX
相馬が田村の机で自慰にふけっているところを、忘れ物を取りに来た田村が目撃してしまい気まずくなるっていう電波なら誰か送った気がする。

116 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 02:57:23 ID:JjbpTjNM
おかしいな、俺は松澤が自分のオナニーシーンをビデオに撮って
田村くんに送りつける電波を発信したはずなんだけど……

117 :名無しさん@ピンキー:2007/07/01(日) 12:44:16 ID:X8lvyq3T
優しい竜へ


気付いたの

人を愛する事を

背伸びをして、無理しても意味なんて無いって事を

私が唯一安らげる所
私が一番私でいられる所

そこが…あなたがいるから皆と笑えるの



こんな事目の前で言えないけど
私がどんな事したってあなたは傍にいてくれた

だから、もうちょっと素直になるから


私を見て、竜児

意地っ張りな虎より

118 :名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 19:08:58 ID:CvwgVUcQ
>>117
そこまでに
しておけよ
逢坂

119 :名無しさん@ピンキー:2007/07/04(水) 07:49:47 ID:pt0AKfMe
どこかたて読みー?

120 :名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 06:54:47 ID:cpPRUL8v


121 :名無しさん@ピンキー:2007/07/08(日) 22:13:14 ID:HBssvOex
>>119
??

122 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 11:34:26 ID:L2nzC7ej
田村くん相馬ルートの話キボンヌ

123 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 18:12:46 ID:TJibDRUy
田村くんが相馬ルートを選んでしまうと松澤が空鍋化しそうな気が……

124 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:33:14 ID:W8zGd28Y
鋸かI can flyだと思う。田村がいなければ松澤は…
ここはありそうでなかった3Pで…

125 :名無しさん@ピンキー:2007/07/11(水) 21:49:49 ID:W8zGd28Y
↑フォローしておくと、相馬が世界みたいというわけではなくて、
遠距離恋愛の相手から突然「本当の気持ち」とか言われると三次元でもBAD ENDだと思う。

126 :名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 12:07:22 ID:lnShBDlK
実際に松澤も相馬もデレる前から病んでいるのでヤンデレ化してもおかしくない。

127 :名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 14:09:02 ID:Qheo55sB
>>126

ヤンデレならぬヤンデルってか

128 :名無しさん@ピンキー:2007/07/12(木) 17:06:56 ID:uY7p2+yq
あんま面白ろないな

129 :名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 01:55:53 ID:hBNW7a2k
台風がらみの電波を送ってみる。
 
布団に丸まって出てこない大河とか、
足止めをくらったばかちーと過ごす一夜とか、
更なる抜け毛にみまわれるインコちゃんとか。

130 :名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 07:34:09 ID:vyVlkXsB
>足止めをくらったばかちーと過ごす一夜とか
犬「帰れないから高須君のアパートに泊めて」
犬「何言ってんだ、大河に頼め」(泰子も店から帰ってこれないから二人きり><)
犬((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
犬「川嶋、お前…わかったよ」
虎「盛りのついたエロ犬を二人きりに出来ないから私も泊まってあげる」
犬「ちょwwwww」
太い陽「またお泊りするの?私も混ぜてよ」
犬「ちょwwwww」

普通ならエロ方面に進んだ挙句竜児が搾り取られて死亡しそうだが
3人娘の好感度上げつつ竜児とインコちゃんの胃に穴が開いて終わるのがとらドラクオリティ

131 :名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 09:51:52 ID:2ikgxuQu
せっかくSS保管庫できたのに全然投下されないな

132 :名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 16:47:07 ID:AhDInMj6
最近は書き込みも・・・

本気で落ちるんじゃないかって思った

133 :名無しさん@ピンキー:2007/07/14(土) 20:17:40 ID:5QdAx1xj
まあ8月には新刊も出るし、それまで耐えればおk
……問題はそれまでどうやって耐えるか、だけど

134 :名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 00:37:28 ID:ERMlA+ve
>>465
想像したら殺人的な可愛さで萌え死ぬかと思った

135 :名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 05:17:47 ID:74m5bADY
>>465
お前・・・それはエロ過ぎだろ・・・・・

136 :名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 14:41:07 ID:Mn8bAWxP
>>465
ちょwwwそれはまずいwww

137 :名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:21:30 ID:apkuCxA2
なんというキラーパス

138 :名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 18:28:59 ID:KoMQ8I0K
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::。::::::...... ...   --─-  :::::::::::::::::::: ..::::: . ..::::::::
:::::::::::::::::...... ....:::::::゜::::::::::..   (___ )(___ ) ::::。::::::::::::::::: ゜.::::::::::::
:. .:::::。:::........ . .::::::::::::::::: _ i/ = =ヽi :::::::::::::>>465
:::: :::::::::.....:☆彡::::   //[||    」  ||]  ::::::::::゜:::::::::: ...:: :::::
 :::::::::::::::::: . . . ..: :::: / ヘ | |  ____,ヽ | | :::::::::::.... .... .. .::::::::::::::
::::::...゜ . .:::::::::  /ヽ ノ    ヽ__/  ....... . .::::::::::::........ ..::::
:.... .... .. .     く  /     三三三∠⌒>:.... .... .. .:.... .... ..
:.... .... ..:.... .... ..... .... .. .:.... .... .. ..... .... .. ..... ............. .. . ........ ......
:.... . ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧ .... .... .. .:.... .... ..... .... .. .
... ..:(   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ無茶しやがって… ..........
....  i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ / .. ..... ................... .. . ...
..   三  |   三  |   三  |   三 |  ... ............. ........... . .....
...  ∪ ∪   ∪ ∪   ∪ ∪  ∪ ∪ ............. ............. .. ........ ...
  三三  三三  三三   三三
 三三  三三  三三   三三

139 :名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:33:19 ID:SgoDnOo0
えっ!?なにふざけたこと書いてるのよ>>465
最低!エロ男!アンタいつもこんないやらしい事考えていたのね!こんな事したいだなんて・・・・・・

それならそうと・・・・早く言ってくれればよかったのに・・・・・・・

ぬぎっ。するするする。

140 :名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 03:51:29 ID:tN6BJC/9
>>465に与えられた任務は
とんでもなくエロい竜児×大河のssのあらすじを提案する事だ
健闘をwktkしながら祈る

141 :名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 04:00:27 ID:cUHeqSzG
魔女神判みたいに松澤の恥ずかしい部分を突っついたり視姦したりふーふーしたりしてみたい。

142 :名無しさん@ピンキー:2007/07/16(月) 17:50:47 ID:IDUfaY1k
>>465の才能に嫉妬

143 :名無しさん@ピンキー:2007/07/17(火) 19:33:50 ID:sqaiPwiu
さすが、>>465俺達に出来ない事を平然とやってのける、
そこに痺れる憧れるぅ!!!

144 :名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:46:04 ID:OcUCsy8n
>>465まで待ってられないので書いてみた。
竹宮作品ははじめてだし、しかもえろくないorz
3巻以降の話だと思って読んでください。

145 :台風の夜に:2007/07/18(水) 00:46:46 ID:OcUCsy8n
「……今何時だと思ってるんだよ」
突然の自室の訪問。時計の針が指すのは午前二時。
ただでさえ恐い顔を持つ少年・高須竜児は、さらに顔をしかめていた。
殆どキレているとしか思えない顔である。実際は眠いだけで顔ほどは不機嫌でないのだが。
「だって……居間で寝てたら、何かガタガタ音がして怖いし……」
泣く子も黙る手乗りタイガー・逢坂大河は、
そのあだ名に似つかわしくない極小の声で反論する。
「だからって夜中に人を叩き起こすな」
「仕方ないじゃない。犬なら犬らしく主人のピンチを助けなさい」
やれやれだ。
折しも台風が接近し、大河は家に帰るタイミングを失ったのだ。
さらに、こんな雨の日でも泰子は健気に出勤していて、目下の高須家は二人きり。
大河の面倒を見るようになってそこそこ経つがこんなことはもはや日常の一部だ。
「おまえのせいで眠気が吹っ飛んじまった。どうしてくれんだ」
「ああもう、わかったわよ。……なら、ゲームでもする?」
「そうするか……」
とりあえず居間に移動する。

146 :台風の夜に:2007/07/18(水) 00:47:30 ID:OcUCsy8n
「ふぅ……クリアしちまってるから感動も何もありゃしねえ」
某ヒゲのおっさんのレースゲームで暇をつぶす。
だらだらゲームが続く。正直飽きる。
何レース目かわからなくなったころ、突然、大河が口を開いた。
「あんた、ホントにあのバカチワワとは何も無かったのよね」
「何度も言ってるだろ。あれはおまえの誤解だって」
何度やったかわからない問答。まともに答えるのバカバカしい。
「ふーん……する気も?」
「ねえよ。だいたい、川嶋はただ俺をからかっただけだよ。あとお前も」
「そう……なら、私とだったら?」
「ないっつの……お前、ちょっと変だぞ。熱でもあるんじゃないか」
「冗談よ。ただちょっと、駄犬をからかっただけ」
少し残念そうな顔が浮かんでるのに、本人は気付いてるのだろうか。

147 :台風の夜に:2007/07/18(水) 00:48:44 ID:OcUCsy8n
いい加減ゲームにも飽きた頃、さすがに眠くなってきた。
「なぁ、そろそろ寝ないか?眠気が戻ってきた」
「根性ないわねぇ……ふぁあ……」
そういう大河も欠伸をかみ殺せない。
この性格でなければ可愛い少女なのに、といつも思う。
「じゃ、部屋戻るか。おやすみ」
「あ、ちょっと待って」
「何だよ……んっ!?」
出しかけてた言葉は小さな虎の唇に遮られてしまった。
「……この前のお礼。あんたみたいな駄犬には勿体無いけど、今日だけは特別」
「な、何のっ!?」
「バカチワワじゃなくて私に味方してくれたこと」
それだけかよ!と
言おうとするが、火照る様な恥ずかしさでうまく言葉が出ない。
一方、大河もうつむいたまま決して顔を上げようとしない。
「帰る」
ヒーロー物の悪役よろしく捨て台詞を残し、大河は駆け出していった。
いつの間にか夜は明けて、雨も止んでいた。



翌朝、泰子が帰宅したとき、彼女の息子は赤い顔で硬直していた。
ペットのインコちゃんは「チュウチュウ」と鳥らしからぬ
ネズミのような鳴き声で狼狽えているのだった。








148 :台風の夜に:2007/07/18(水) 00:50:38 ID:OcUCsy8n
終わりです。意味不明ですね…色々…
後は脳内補完でおながいします。感想くれるとうれしいです。では。




149 :名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 00:56:22 ID:QtjTd8iL
大河の性格を考慮したらいきなり唇にキスは無いんじゃないだろうかとは思うけど
後は何も文句無しにグッジョブの嵐

150 :名無しさん@ピンキー:2007/07/18(水) 10:39:11 ID:WFRduOVs
>>149
言葉が途切れたからって唇にキスしたとは限らないんじゃないかな?頬にキスでも大河と竜児のキャラなら驚きそうだ。
なんにせよ>>148 GJ

151 :名無しさん@ピンキー:2007/07/21(土) 17:33:06 ID:bwnw0WhW
保守

152 :名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 19:38:50 ID:JCrg1PFC


153 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 08:05:33 ID:oegFSaaT


154 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 11:34:08 ID:d4L4p6RL
アッー

155 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:08:01 ID:Y+nvzHUe
会長と幸太によるアッーを要求する

156 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:42:54 ID:B4EDlPjt
じゃあ俺は竜児と大河のアッーを要求しようか

157 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:41:41 ID:8zUZUCCE
それでは俺は高浦兄妹のアッーを要求しますね

158 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 20:46:12 ID:95hCQim3
>>156-157
それは既にある

159 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:36:29 ID:zfszdb5E
じゃぁ北村と竜児のアッーを要求しようか

160 :名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:28:29 ID:6NhczBjR
コッペパ…じゃなかった

田村×相馬を要求する!!

161 :名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 18:15:34 ID:P2+Fb1ps
じゃあ竜児×亜美を要求する

162 :名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 22:57:54 ID:haJksQj5
新スレに移行してから投下が減ってきてるんで、景気付けにSS投下します。
とらドラネタ、非エロの短編で。

163 :彼女の嫉妬 1/3:2007/07/24(火) 23:00:07 ID:haJksQj5
「じゃあねえ〜、高須く〜ん」
今日もスドバでコーヒーを飲んだ後、妙にハイテンションな川嶋たちと別れた帰り道。
いつものように下らないことについて雑談し、代わり映えの無い午後になるはずだった。

「さて、買い物してくか。大河、今日は何が食いたいか?」
「…………」
夕食が近づいて主婦モードに突入した竜児が大河に夕食のメニューの希望を尋ねたものの、返事が無い。
先に帰ってしまったのかと思い後ろに目を見やると、ムスっとした表情で
不機嫌そうに自分の後ろを付いてくる小柄な少女の姿。
「いるなら返事してくれよ。それとも、腹でも痛いのか?」
「…………」
相変わらず竜児の言うことを頑なに無視する大河。

「どうした、本当に調子が悪いのか?先に帰って休んでるか?」
口も利けないほど調子が悪いのならばただ事ではないだろう。
以前に食べすぎで腹を壊して病院に運び込んだことを思い出し、先に高須家に戻ろうとするも、
「うっさい!あんた、私が怒って無視してるってことにも気付かないの?」
強烈なキックが、竜児の脇腹に炸裂したのであった。

「痛てててて……お前な、加減ってものを心得てくれよ……」
「ふんっ、自業自得よっ!」
脇腹の痛みで一瞬呼吸困難に陥り、近場のベンチで座り込んでいる二人。
相変わらず不機嫌な大河を目にし、一体自分に彼女を怒らせるような非があっただろうかと
考えを巡らせるものの、皆目もって彼女の怒りの原因が思いつかない。
そういえば今日もスドバにいた頃から大河の口数が極端に少なかったが、
ひょっとしてあれも不満を溜め込んでいる彼女なりの怒りのアピールだったのだろうか。

「あんたって本当にエロ犬ね。さっきもばかちーに『じゃあねえ〜』なんて色目使われてニヤニヤしちゃって」
「ニヤニヤなんてしてないだろ。それに川嶋だって別に色目なんて……」
話が訳の分からない方向に飛んでいく。川嶋が俺に色目?俺がエロ犬?
「それに、今日の昼休みだってそう。あんた、ばかちーの下着見て鼻の下伸ばしたり、
ばかちーに抱きつかれて立場もわきまえず盛ってたり、スドバでもばかちーが……」

164 :彼女の嫉妬 2/3:2007/07/24(火) 23:02:45 ID:haJksQj5
ばかちー、ばかちー、ばかちー。
ようやく彼女が口を開いたかと思えば、出てくる言葉は川嶋亜美と自分の不適切な関係を咎める言葉ばかり。
確かに川嶋のパンツを見てしまったのは事実だが、それはあくまで不慮の事故であり、
抱きつかれたのだってあれはたまたま川嶋が転んだ先に自分がいただけの話である。
大河が語るような爛れた関係は一切無いと断言できる。
「大河、お前が川嶋と仲が悪いのは分かるが、俺に八つ当たりしないでくれ」
「何よ、あんたがあんな馬鹿女に色仕掛けで誑かされてるから注意してやってんじゃないの!」

随分と滅茶苦茶な物言いであるものだ。
要は、自分が川嶋と仲良くしているのが気に入らないからこんな言いがかりをつけてくるのだろう。
それにしても、やたらと俺ばかり特別にに難癖をつけてくるのは、もしかして……
「お前、もしかしてやきもち妬いてるのか?」
「な、何ですって?」
やきもち、という単語を聞いた途端に彼女の顔が真っ赤に染まる。
「だだだ、誰が、や、やきもちですって?自惚れないでよこの馬鹿犬!」
そして物凄い形相で俺につかみかかり、首やら腕やらをその小さな腕で締め上げてくる。
「く、苦しい、やめろ、大河……」
脳への血流が首までで遮断され、段々と意識が遠のいていく。
ああ、もう駄目だ、落ちそう……と思ったところに現れたのは救いの女神。

「あ〜、高須くんじゃない」
薄れゆく意識の中で聞こえたのは、先ほどスドバで別れたばかりの川嶋亜美の声。
そのおかげで首への締め上げがようやく弱まっていき、九死に一生を得たのだと気付かされる。
「えへへ、また会ったね」
そう言って、大河には目もくれずに俺の隣に座り込む川嶋。
「ちょっと、ばかちー、図々しく座り込んでるんじゃないわよ!」
大河の怒声にもまったく動じることなく、何故かぴったりと俺に体を寄せてくるのだ。
「何か変な雑音が聞こえるなあ。そういえば高須くん、買い物に行ったんじゃ……んぎゃっ!」
言い終わる前に、大河に耳を引っ張られて悲鳴をあげる川嶋。

165 :彼女の嫉妬 3/3:2007/07/24(火) 23:05:03 ID:haJksQj5
「あらあら、モデルの川嶋亜美さんが『んぎゃっ!』ですって。ホホホホホ」
「あーら逢坂さん、いたんだ。小さすぎて見えなかったなあ〜」
引きつった笑みで芝居がかったお嬢笑いをする大河と、
痛みで涙目になりつつも精一杯強がって余裕があるように振舞う川嶋。
まずい。これ以上この二人を一緒にしておけば、また不必要なトラブルを巻き起こしかねない。
そうなった場合、決まって自分が大河の不満の捌け口にされることは分かりきっているのだから。

「なあ川嶋、今日はちょっと大河の機嫌が悪いみたいだから、悪いけど俺たちはこの辺で帰るよ」
「ふーん、結局高須くんは最後には手乗りタイガーの肩を持つんだね……」
肩を持つ、か。確かにそうなのかもしれない。
大河の保護者のような役割を続けているうちに、いつの間にか彼女を守るのは自分なのだと思うようになり、
無意識のうちにそういった行動が染み付いてしまったのだろうか。
「そっか、しょうがない。今日は高須くんに免じて引いてあげるから。でもね……」
そう言うと川嶋は大河に近寄り、何やら耳打ちをし始めている。
何を話しているのかこちらからは分からないが、話を聞いている大河はそのうち真っ赤な顔になって、
「うっさい、バカチワワ!二度と私たちに近寄るな!」
「きゃはは、じゃあねぇ〜、高須くぅん〜」
激怒している大河とは対照的に、悪戯っ子のような無邪気な笑いと共に逃げるように去っていく川嶋。
俺は何が起こったのかが分からず、ただ狐につままれたようにその様子を見ているだけであった。

「なあ、川嶋は何て言ってたんだ?」
「黙れ。あんたは知らなくていいの」
まあ、仕方ないか。俺に聞かせていい話ならば内緒話なんてしないだろうし。
「まあ、とにかく買い物して帰るか……っておい、大河?」
何故か大河が俺の左腕をぎゅっと握り締めて離さない。
「おい、これじゃ歩きにくいだろ。これじゃまるで……」
「うっさい。黙って私のやることに従ってなさい」
こういう時の彼女はいつも頑固だ。仕方が無い、ここは大人しく従っておこう。
それに、大河とこうして歩くのはそんなに悪い気分じゃない。
また大河を怒らせるのもなんだし、最後に言おうとした言葉は胸の中に留めておくことにして
俺たちはスーパーへの道を二人で歩いていったのだった。

166 :名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:18:40 ID:kgrjd3GK
>>165
一番槍GJ!やばい嫉妬する大河かわいい。
でもなぜか桃髪能天(ry

167 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 05:32:28 ID:qqSOoBzK
>>163-165
GJ

168 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 13:08:37 ID:tQZGcbAi
>>165
虎かわいいよ虎
やはりこの組み合わせは和むねぇ

169 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 20:02:42 ID:zDnIg06T
やっぱりツンデレだよツンデレ

まぁ桃色魔法使いが頭に浮かb(ry

170 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:13:54 ID:OhIKy6b7
俺も某桃色(ry
大河はツンギレだから大河なんだデレが無いんだ。

171 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:18:48 ID:sctVfwwf
亜美のほうに萌える俺はマイノリティですか?

172 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 03:50:42 ID:FbxGSZW6
>>171
同志よ。つか竜×チワワもの誰か書いておくれ…支払いはたらスパで。

173 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 13:12:29 ID:LCjOylrq
みのりんが寂しそうに出番を待っています

174 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 13:31:25 ID:9hqJAOnl
>>171
あのナイフを持った対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースのことですk(ry

175 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 17:03:52 ID:k0+eQAVm
>>174
すると時空改編後修正するために現れた犬を
大河のために刺す訳か、突然に

176 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:20:46 ID:5PS+mXTz
>>174-175
謝れ!情報統合思念体に謝れ!(AAry

177 :名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:50:57 ID:LCjOylrq
はいはい、スレに帰りますよ

178 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 10:39:22 ID:qvF3AmXN
nu
ru
po

179 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 11:45:12 ID:QERdxDZ9
>>178
Gatt

180 :名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:34:37 ID:tiu7z5P6
竜×チワワマダ〜?

181 :名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 03:34:49 ID:uUmrwIRY
チワワは攻めだろ

182 :名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 17:52:53 ID:AlJAxbb5
痴話ワ

183 :名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 14:54:09 ID:2r7L+iaT
誰がうまいこと言えと…

184 :名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 11:16:30 ID:7jHKSnzy
さて、トラどらの漫画がガオで始まっていたことに初めて気付いたオレだが…

みのりんやっぱりヤバス

185 :名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 12:44:07 ID:mpkL9L7b
最近の何でもメディアミックスって傾向はあんまり好きじゃないな。
実写版田村くんとかが出てきたらおまいらどうするよ?

186 :名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 16:47:17 ID:urG7yfcD
ボコボコにしてやんよ

187 :名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 20:02:24 ID:aMXSXMYb
ボコボコに…
 ∧_∧        ∧_∧
 ( ・ω・)       (・ω・*)
 (っ  つ       (つ ⊂)
 /   )       (_  _ _)
 ( / ̄∪        ∪ ∪





…ボコボコは卒業してやんよ
    ∧_∧  ∧_∧
    ( ・ω・ハ_ハ・ω・*)
    (  つ(・ω・)⊂ )
    /   )(  ) _  )
    ( / ̄∪UU∪ ヽ)

188 :名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 22:50:28 ID:Nxo8mO7n
ハラボコに…
 ∧_∧        ∧_∧
 ( ・ω・)       (・ω・*)
 (っ  つ       (つ ⊂)
 /   )       (_  _ _)
 ( / ̄∪        ∪ ∪





…ハラボコにしてやったよ
    ∧_∧  ∧_∧
    ( ・ω・ハ_ハ・ω・*)
    (  つ(・ω・)⊂ )
    /   )(  ) _  )
    ( / ̄∪UU∪ ヽ)

189 :名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 23:04:19 ID:3kgVUjJ2
>>185
田村くんならまだいい。
とらドラだったらどうするよ。どう転んでも悲惨な結果にしかならん・・・・。

190 :名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 01:25:23 ID:zWFyp/RQ
某子供先生はもう笑うしかなかったな。
とらドラが実写とかいったら多分笑うどころじゃないとは思うがw

191 :名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 19:21:30 ID:T/DqkKS2
こども先生と聞いて「ぱにぽにって実写になったっけ?」と思った

192 :名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 19:34:19 ID:mVRHx5Sz
>>191
ネギま!?のことかと。
それはそうとATOKの予測変換に「ネギま!?」が登録されてて吹いた。
やるな、ジャストシステム。

193 :名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 22:53:59 ID:vZz19pw/
大河=釘宮

亜美=川澄
で脳内再生

194 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 02:19:47 ID:8AqQ+nLE
ばかちーは桑谷だろ…常識的に(ry

195 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 15:29:03 ID:YoT6XDsr
「あなたを殺して(ry

196 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 15:54:01 ID:aWib4xBu
アニメ化したら大河=釘宮は確かに安全策だとは思うが、聞き飽きたというか…

でも結局くぎゅしかいねぇな、と諦める俺は間違いなく一生童貞

197 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:24:57 ID:xKndHBx8
ツンデレロリ=釘宮とかいうよく分からん方程式はいい加減にして欲しいわ

198 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:29:04 ID:T8P827mM
釘宮はもう食傷気味。お腹いっぱいです。

199 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 19:04:35 ID:kOHKREHL
ここはいっそエロゲ声優引っ張ってきていつでも18禁化できるようにしておくんだ。

200 :名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 22:13:28 ID:8s2UF+2d
そして鮮血の結末を迎えるわけだ

201 :名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 00:37:49 ID:b58iid62
鋸か I can flyか 後ろからグサッか

202 :名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 14:05:20 ID:Lrbm4VR2
醤油一気飲みはどうだい?

203 :名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 17:38:44 ID:xGVykO0R
カラーなのに白黒

204 :名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 21:51:21 ID:8BnEankz
みのりんにお好み焼きのヘラでやられたいぜ俺は

205 :名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 02:13:53 ID:y0ia4f72
なんだか最近まとめサイトの更新が滞ってるな。

206 :名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 08:28:09 ID:7SMviz0q
ゆりちゃん先生らいふ

担任教師のお姉さん

207 :名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 10:39:35 ID:rZJrmeeV
さて、新作ネタバレは11日0:00からでおk??

208 :名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 11:57:40 ID:zhjaQg+4
>>207
え、新刊って今月なの?

209 :名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 20:22:54 ID:lw/ukC6W
ネタバレでもなんでもないがゆりちゃんガンバとは言いたくなった

210 :名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 22:10:26 ID:ZfdUbA33
>>208
10日つまり明日だろ

211 :名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 11:06:46 ID:nq10mhoZ
前スレのやんドラってひぐらしネタだと思ってた。だって鉈とかあははははとか(ry
そういえばスクールデイズもあんなだったな


212 :名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 01:10:06 ID:yXGpJuhd
春田×ゆりちゃん


……妄言だ、忘れてくれ。

213 :名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 08:31:08 ID:Q9QBaB9J
ゆりちゃん×春田だろ

214 :名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 10:37:11 ID:B32JS4+8
にしてもインコちゃんバカスwww

215 :名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 12:25:02 ID:qx7k4SrG
6巻の展開を予想してみた
・父親のせいでやっぱり傷ついてて心因性の病気にかかる大河
・大河をネタにして盛り上がる竜児とみのりん
・空気化するばかちー
・兄貴に完膚なきまでに振られる裸族
・突然「客と再婚する」と言い出すやっちゃん
・インコちゃんご臨終
・妹がズッコンバッ婚して立ち直れなくなるゆりちゃん(30)

216 :名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 12:01:17 ID:CDeZuZBR
新刊でたのに全く書き込みが無いことに絶望した。

217 :名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 16:49:01 ID:cnaHBY7h
今回はみのりんが、かなり可愛かったと思ったんだがどうだろう?

218 :名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 20:29:44 ID:4LOccYhX
いやむしろあのイラストが可哀想w 絵にするとこ間違ってる


そしてチワワ×竜マダァ


219 :名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 20:45:26 ID:nsvsCZ3U
>>217
ケンカのシーンのシリアスみのりんが見たかった

>>278

        ⊂( ゚Д゚ )y━・~~~  
      ///   /_/:::::/     とりあえず好きなタイトルを選べや
      |:::|/⊂ヽノ|:::| /」      
    / ̄ ̄旦 ̄ ̄ ̄/|      
  /______/ | |      
  | |-----------| |


つ「恋する松澤はせつなくて田村くんを想うとすぐHしちゃうの」
つ「広香ちゃんの新妻だいありー」
つ「この世の果てで恋を呪う少女I−O」
つ「手乗りタイガーとの暮らし方」
つ「天然系な彼女」
つ「に〜づまはモデルさん 〜ダーリンは三白眼〜」
つ「母、ちゃんとしようよ!」
つ「サクラマニアクス −死兆星伝説富家−」
つ「私の下でAGAKE」
つ「恋ヶ窪ゆり先生の【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン!!」
つ「ななことまやのモブキャラABC」
つ「裸族達の流儀」
つ「Soul Inko」
つ「ユ・ユ・ポ…」

220 :名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 21:43:21 ID:cnaHBY7h
まあ大河好きな俺としては、あの弱気な大河の挿絵だけでもご飯3杯はいけるけどな

221 :名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 23:02:13 ID:AtYtsxvV
>>219
恋する松澤は(ryと天然系な彼女を頂こうか
支払いはいくらかね(AAry

222 :名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 23:51:38 ID:NEhMlT1f
前より種類増えてるじゃねえかw

223 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 00:49:42 ID:52fEMQh/
>>222
春田があれを本スレに持ってっちゃたんだよ
全年齢板でする話題じゃなかろうに

224 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 00:57:24 ID:/Y2pZkTz
SS投下してみます。とらドラ5巻未読の人にはネタバレになるかもしれません。
非エロです。

225 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 00:58:14 ID:/Y2pZkTz
 しっかりと。ぎゅっと。足を踏みしめる。
 強い風にも、負けないように。


The Way I Am


「……何やってんの?」
 川嶋亜美が素っ頓狂な声で尋ねたのは、あんまりな場所に彼女を見つけたからだった。
 自動販売機と自動販売機、その隙間にいたのは逢坂大河。
「………………」
 嫌なところを見つかった、とでも思ったのだろう。顔を不機嫌に歪めた後、亜美の視線から逃れるように
彼女はツイとそっぽを向いた。
「何やってんの?」
 もう一度、尋ねる。が、返事は無く、大河は小さな体をさらに縮めて、より奥へと潜り込もうとしている。
 その一方で、暗闇で光る目が雄弁に物語っていた。
 来たらコロす。動いたらコロす。喋ったらコロす、と。
「…………はぁ」
 大きな溜息をついて、亜美は肩を落とす。まったく、ついていない。一人になりたいと思って来たのに、
先客がいたとは。それも、よりによって彼女の宿敵である逢坂大河が。
 さて、どうしようか。
 腕を組んだ亜美は、綺麗に整えられた眉を顰めて考える。どうにかして引きずり出すか。それとも、別の
場所を探すか。
「おーい、川嶋っ」
 その答えが出る前に聞こえてきたのは、男の声。振り向くと、一般人が見たら卒倒しかねないほどの
恐ろしい形相で駆けて来る少年が一人。もし彼女がSPを連れて歩いていたら、問答無用に迎撃された
ことだろう。
「どうしたのよ、高須君。とうとう何か捕まるようなことした?」
 だが、亜美は全く彼を恐れることなく、それどころか物騒な冗談を口にする。勿論、そんなことがある
はずがないことをよく知っているから言えるのだが。
「大河、見なかったか?」
 だが竜児は、そんな彼女のブラックジョークなど聞こえていなかったようだ。亜美の前に立ち止まり、
息を切らせながら尋ねてくる様には、どこか切羽詰ったものが感じられた。
「手乗りタイガー? が、どうかしたの?」
 自販機の隙間のその奥で、当の本人が動揺する気配を感じながら、しれっと亜美は言った。彼女を
背中に隠すように立っているのは、まぁ偶然の賜物だ。
「いや、ちょっとな」
「何? はっきりしないなぁ」
 言葉を濁す竜児に、亜美は言ってみなよ、と促す。少しの押し問答の後、渋々に彼が話した内容は、
想像していたよりも単純なことだった。
「は? なんでそれでちびすけの機嫌が悪いわけ?」
「俺に聞くなよ……」
 呆れ返る彼女に答える竜児の声は、すっかり参っているのだろう、かなり弱々しい。

226 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 00:59:30 ID:/Y2pZkTz
「つまり高須君とタイガーが買い物に行く約束があって、そしたら後からみのりんが一緒に付いて来る
ことになった、と」
「そうそう。なのに急にアイツ、やっぱ行かないとか言い出してよ。アイツが買い物に行こうって言った
癖に……で、それを言ったら、急に飛び出して行きやがって」
 ブツクサと文句を言っているように見えるが、それでいて彼は落ち着かない様子だった。心配、なの
だろう。
 亜美は、そんな彼のことを呆れた様な目で見ながら、一方でその意識の半分を、背の後ろにも向けて
いた。その闇の奥に潜む虎は、少なくとも飛び出してくるような気配はなく、大人しくしているようだった。
「で、高須君はタイガーを探してるわけだ。みのりんと二人で行けばいいのに」
「そ、そんなこと、出来るわけないだろーが」
 慌てる竜児の言葉に、ふぅーん、と頷いた後、亜美はすっと目を細め、そして言の刃を抜いた。

「タイガーを探してるのは、みのりんと一緒に買い物に行きたいから? それとも純粋にタイガーの為?」

 竜児が、息を飲む。
 隠れている大河も、また。

 亜美はただ見つめる。少年の顔を。
 そして感じる。潜む少女の隠し切れない動揺を。

「それは」
「なんてね」
 惑いながらの彼の答えを、しかし亜美は遮ってケラケラと笑う。
「やあだー、高須君ったらマジな顔しちゃってー。でもその顔、超コワーイー」
 一気に空気が弛緩して、竜児は思わず肩を落とす。たたらを踏んだのは、危うく腰が抜けそうになった
からかもしれない。
「お、おまえなー」
「それより、タイガーの居場所だけど」
 彼の責めるような目付きを意に介さずに亜美が放った言葉に、再び動揺の気配が生まれた。虎が生み
出す殺気に、しかし竜児は気付かない。
 何故なら、それを向けられた彼女が、柳に風とそれを受け流して笑っているから。
「知ってるのか?」
「うーん、知らないなぁ」
 少し迷った素振りを見せた後、頬に指を当てて首を傾げ、とっておきのモデル笑いを亜美はして見せる。
 普通の男ならば、これで頬を染めたり目をそらしたりするのだが、今の竜児はまるでそれに気付いた
様子もなく、恨めしそうな目で見てくる。
「思わせぶりな……」
「でも、どうせタイガーのことだから、学校にいるならどこかに隠れてるんじゃない? だってアイツ、ボス
トンバッグの中にも入れるぐらいだから。もしかしてゴミ箱とかに隠れてるかもよ?」
「お、なるほど! それもそうだな! よし、探してくる!」
 言うや否や、ありがとな、との言葉を残し、竜児は走り去っていった。さすがに亜美も、その彼の速さには
唖然とする。が、やがて彼女の顔には苦笑が生まれた。
「なんか高須君、祐作に似てきてるんじゃない?」
 幼馴染の姿を彼に被らせて、うーん、と首を横に振った後、亜美は振り向いて暗闇の奥に声をかけた。
「いい加減、出てきなさいよ。高須君ならもう、行ったから」
 しばらく待つ。が、何の動きもなく。
「……はぁ」
 溜息をついて、その場を離れようとした瞬間。
「ばかちー」
 声がした。見ると、大河がゆっくりと光の方へと近付いてきている。だが、いつでも逃げ込めるように
だろうか、顔を覗かせるだけに留めていた。
「何やってんのよ」
 今日、三度目の問いかけ。だが今回のは、多分に呆れが交っている。
 大河は、しかし何も言わない。唇をぎゅっと噛み締めて、亜美の顔を見上げてきている。

227 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:00:39 ID:/Y2pZkTz
「………………」
「………………」
 そのまま、見つめ合うことしばし。いや、見つめているのは亜美だけで、大河は睨み付けていると言った
方が正しい。
「……勝手に言ってるだけだから」
「え?」
「バカ犬が勝手に言ってるだけだから。私は機嫌悪くなんてない」
 そう言う彼女の口調が、不機嫌そのものではまるで説得力がない。ないが、それを指摘するほど、
亜美は頭が悪くはなかった。ただ、そう、と呟くだけ。
「別に、ただ急に、行きたくなくなっただけだから。用事を思い出して。それだけのことだから」
「そ」
 面倒臭そうに、心底どうでもいいと言わんばかりの態度で、亜美は大河の言葉に相槌を打った。
 そして本当に、どうでもいいと思っていたのだ。
 何故なら、竜児と大河、実乃梨のやり取りが、見てきたようにわかるから。


『バカ犬、モタモタしてるんじゃないわよ。買い物に行くって言ってたでしょ』
『わかったから、ちょっと待てよ。弁当箱が……』
『あれ、二人とも、どっか買い物に行くのかい?』
『お、おう。ちょっと、駅前のデパートにな』
『へぇ、それは偶然だね。私もそっちにちょこっと用事があって……一緒に行くかい?』
『あ、う、おう。い、行くか』
『うい、じゃあちょっと待っててくれい。すぐに準備するからね、大河』
『……あ、ごめん。アタシ、やっぱり行かない。用事、思い出しちゃった』
『はぁ? 急にどうしたってんだよ。元々、買い物に行こうって言い出したの、お前じゃねぇか』
『用事があったの、思い出したって言ったでしょ! 耳がないのか、このバカ犬!!』
『え? 大河、行かないの?』
『ごめん、みのりん。そういうことだから、バカ犬と一緒に行ってくれる? それじゃ』
『あ、ちょ、待てよッ』


 あくまで想像でしかないが、おそらく当たらずとも遠からずだろう、という自信があった。
 最近、竜児と実乃梨の二人の仲は、急接近していた。以前よりも多く言葉を交わしているし、二人だけで
話していることもあった。時々、実乃梨は突発的に奇行を起こしていたが、その理由に亜美は、薄々勘
付いていた。
 そして恐らく、逢坂大河も。

 まだ何事かを……亜美の耳には言い訳にしか聞こえない何事かを、やたら強気でくどくどと言う大河を、
彼女はチラリと見る。
 何故か不意に、少女がとても小さく見えた。それは、狭い隙間に隠れる為に身を縮めているからだけでは
なかった。
 とても、とても心細くて仕方がないのに、必死にそれを隠している。強くあろうとしている。
 そんな風に感じられたのだ。亜美には。

228 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:01:17 ID:/Y2pZkTz
「亜美ちゃん、よくわかんないけどさー」
 気だるそうに彼女が口を開くと、大河はピタッと喋るのを止めた。
「別に、アンタが一緒に行ったっていいじゃん。気になんかしないでさ」
 次の言葉に、大河の眉がキッと上がる。が、よく見れば、じっと睨み付けてきているその目には、
いつものような力がない。
 無駄にみなぎる殺気や炎を失った瞳からは、亜美は何の感銘も受けない。常が夏の嵐だとするならば、
あまりに弱々しい風に過ぎない。
 今の彼女は、虎穴の虎ではなかった。例えるなら、木の虚から顔を覗かせるヤマネといったところ。
「だから私は……」
「答えは聞いてない」
 つっかかってくる大河を、亜美は冷たく突き放す。
 普段ならそれだけで、手乗りタイガーは毛を逆立てて襲い掛かってくるだろう。だが少女は、しかしまるで
そんな素振りを見せずに、絶句した後、俯く。
 調子が狂うな。思いながら大河を見つめる彼女の目には、複雑な光が宿る。
 わかる、気がしたのだ。
 逢坂大河の想いが。

 一人で立とうとしているのだ。きっと。
 竜児にも、実乃梨にも頼らずにいられるようにと。
 大丈夫だから。頑張れるから。
 そんな風に肩肘を張って。
 だから、行かないと言った。
 竜児の想いの邪魔をしないように。実乃梨の優しさに甘えないように。

「あんたはさ」
 気がつけば、唇が動き出す。自然に。
「もしあの二人と離れ離れになったら、寂しいと思う?」

 それはいつか、亜美が竜児に問いかけた言葉。
 形を変えて再び、彼女は問いかける。逢坂大河に。

 答えは、なかった。
 しかし。
「ばかちーは」
「ん?」
「ばかちーは、寂しいと思うの?」
 問いかけが返って来る。

 今までに見たことがないほどに、大河は素直な目で見つめてくる。
 素直な目で、苦しいと訴えかけてくる。助けてと叫んでいる。
 それを指摘したら、絶対に否定するだろうけれど。だけど。
 確かに亜美は、頼られていると、感じたのだ。

「寂しいよ。寂しいと思う。だから……考える。どうやったら、寂しくないかを」

 ゆっくりと告げた言葉には、偽りもおちゃらけもなかった。
 真っ直ぐに、目の前で怯える少女に想いを伝える。

 それは何重にも重ねた心の服を脱ぎ捨てた、裸の彼女の言葉だった。


229 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:01:59 ID:/Y2pZkTz
「まさか、ホントに……」
「そんなとこにいるかぁぁぁぁぁぁ!!」
 恐る恐る校庭のゴミ箱を開けて見る竜児の背に、大河の飛び蹴りが見事に決まった。勢いで竜児は
ゴミ箱に顔を突っ込み、そのまま倒れこむ。
「ぷはっ!! いきなり何すんだ!! って魚クセェ!!」
「ゴミ箱なんか探すんじゃないっ!! って魚クサッ!!」
 誰かが弁当箱の中身を捨てたのだろうか、焼き魚の骨を髪からぶら下げながら、ほうほうの態で竜児は
立ち上がる。
「って大河っ!? お前、どこ行ってたんだよっ!?」
「私の勝手でしょっ!? ほら、買い物に行くんでしょっ!! あんまり待たせるんじゃないわよ」
「……なっ!? 行かないんじゃなかったのかよ!?」
「用事を済ませてからきたのよっ。クズの駄犬のアンタがノロノロしているうちにねっ」
 言い返そうとする竜児だったが、視界の片隅に飛び込んできた少女の姿に、グッと言葉を飲み込む。
「おーう、いたいたー。大河、ホントに買い物に行かないの? って高須君、魚クサッ!!」
「櫛枝……」
「ごめんね、みのりん。バカがモタモタしてたせいで、遅くなっちゃったね。さ、行こ」

 バカ騒ぎは、そこから遠く離れた亜美の耳にまで届いていた。
 窓から見ていた彼女は、小さく笑う。
 それは天使の笑顔、ではなかった。小悪魔のそれでもなかった。
 言うならそれは、大人の女の笑み。暖かくて優しくて、けれどその裏には切なさを隠し持っていて。
「なんだかなー。亜美ちゃん、こんなキャラじゃないのに」
 一人、おどけてみて、また笑う。こっそりと。
 そして誰もいなくなった自販機の隙間に目をやる。

 本当は、そこに自分が入るつもりだった。
 寂しくなったのだ。
 竜児と実乃梨。二人の視線が、互いへと向かい、時に絡むことに気付いたから。
 彼は言った。誰かが寂しがるかどうかが大事なんじゃなくて、自分が寂しいかどうかじゃないか、と。
 それなら今、私は寂しい。
 誰もいない廊下で、それでも亜美は仮面を外すことなく、心の中でだけ呟く。絶対に見られたくなかった
から。この顔だけは。
 寂しいなら、寂しくなくなる方法を考えればいい。そう言ったのも、彼だった。彼女に大河が送ったのは、
まさにそのままの言葉。
 亜美は、だから考えていた。
 考えていたけれど、だけど、答えは出なくて。
 なのに寂しくて。苦しくて。

 一人になりたいと思った。
 だから、隠れに来たのに。
 そこは、彼だけが知っている場所でもあったから。

 先客がいたことは、予想外だったけれど。

 一度、俯いて目を閉じて。
 目を開けて、亜美はいつもの自分の居場所を見つめる。

 思い出すのは、大河と交わした言葉。

230 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:02:45 ID:/Y2pZkTz
「あんた、バカなんだから、変に考えなくていいのよ。いつも通りにしてなさいって」
「バカって言う方がバカよ、このばかちー」
 のそのそと出てきた大河が、憎まれ口を叩く。パンパンとスカートを払って、あがった埃にケホンケホンと
咳をする。
「まぁしょうがないから、行ってやるか。恩知らずの駄犬でも、ご主人様がいないと寂しがるだろうし」
 それでも胸を張る、大河は確かにいつも通りだった。亜美はひょいと肩をすくめて、しっしと手を振る。
「だったらさっさと行きなさいって」
「言われなくても」
 そして背を向けた彼女だったが、一歩、踏み出したところで立ち止まる。
「ねぇ、ばかちー」
「ん?」
「なんで、私にあんなこと言ったわけ?」
 振り向くことなく問いかけてくる大河に、亜美は見えないと知りながらも顔を背けて答えた。
「そこがあたしの場所だからよ」
「……は?」
「どうでもいいでしょ。早く行きなって」


 亜美は自販機で紅茶を買って、一瞬、迷う。
 このまま隙間に潜り込んで、しばし一人を楽しもうかと。

 だが結局、彼女はそこに背を向けて立ち去る。
 今はまだ、大河の匂いがそこにあるから。
 そんな理由もあった。
 だけど、本当は。

 そこにいても、自分が寂しいだけだと気付いたから。

 思う。
 自分の居場所を。

 校門へと並んで歩く三人の姿を、亜美は遠目に眺めながら思う。
 対等でいられる人。その一歩先を歩いているうちに、後ろを見ないでいるうちに、はぐれてしまったのかも
しれない。
 太陽は思ったよりも熱くなくて、彼に優しかったのかもしれない。
 虎はその牙を突き立てるのではなく、彼の想いを守ろうと決めたのかもしれない。

 自分の居場所は、求めていた所ではないかもしれない。例えば、誰かの隣といった。
 もしかしたら、この自動販売機の隙間こそが、彼女の終の居場所なのかもしれない。

 それでも。
 考えよう。亜美は思う。
 寂しいなら、どうすれば寂しくならないかを。
 そしてぶつけよう。素直に見せよう。
 彼に。
 自分と対等の存在である、高須竜児に。
 その時、何があるかは、わからないけれど。後悔をするかもしれないけれど。でも。

 きっと、何かが見えてくるだろうから。

 思って亜美は、また笑った。
 大人の、女の笑みで。

231 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:04:41 ID:/Y2pZkTz
なんか書いてるうちに違うキャラになった気もするけれど、亜美が主人公です。

とらドラの息吹を掴むのは難しいですな。
何はともあれ、よろしくお願いいたします。

232 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:18:07 ID:Iy/dSX+R
>224GJ!

233 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:27:51 ID:m/xG1iOz
>>231はこういうグッドなジョブをするから侮れない。

ずっとみのりんのターンだと亜美たんのライフが0になってしまうので
願わくば亜美たんのターンもきぼん

234 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 21:34:03 ID:X4V9lS0n
>231
何というGJ
ばかちーはやはり最高だ

235 :名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:06:49 ID:td2dGLRt
週刊誌に『休業中の川嶋亜美が真剣交際中?』という明らかに本人のリークだろって記事が出て既成事実化

236 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 09:02:30 ID:1yYFz5Cu
ぶっちゃけ、5巻時点で一番陥落しやすそうなのってばかちーだよな。竜児が頼みこめば何だかんだいってヤらせてくれそう

237 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 19:44:24 ID:+O58GX10
本スレでここ以外にSSスレ立てようって話になってるな。
18歳未満の読者にそれだけSSの需要があるってことかな?

238 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 21:14:08 ID:z+f+4swB
エロくないSSがここに投下されてもかまわないと思うんだが…
エログロを見たくない人が多いのか、真面目な若年読者が多いのか、さて。

239 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 21:41:10 ID:OXkbicvV
実際、18歳未満の人もこのスレにいると思うけど、18歳未満禁止という文字を見ただけで引き下がってしまう人もいると思う。

240 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 21:47:22 ID:+O58GX10
あと保管庫が一月近く更新する動きが無いのも気になるな。
まあ、このスレのペースだとあんまり頻繁な更新も必要ないとは思うが。

241 :名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 22:14:50 ID:F8Yfucwo
かといって非エロを移行させても必然的にスレが2つに別れて勢いが削がれるしな。

242 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 01:44:37 ID:WQjGIbXz
勢い自体あんまり無いしな…ネタとしては料理しやすいと思うが、投下数が少ないのは謎だ。

243 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 10:35:47 ID:7708dEFN
して、
ばかちー自販機の陰でおなぬー

竜児発見

ばかちー後ろから竜児に抱き締めてもらいおなぬー続行

竜児悶絶
なる電波を受信したのだが。

244 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 12:20:28 ID:1YpvcyVc
>>243
形にしてくれんとよくわからんな

245 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 19:20:19 ID:AMTF+xb5
>>242
単純に職人が少ないからじゃね?
前スレがそれなりに賑わってたのは、同じ職人が何度も投下してたからだと思う。

246 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 19:25:37 ID:zrc84zGt
大河にチョコレート貰った\(^o^)/

1 名前:番組の途中が名無し[] 投稿日:2008/02/14(木) 12:05:45.24 ID:n53LjXuU0
朝起きたら台所に大河がいた。
大河「お、おはよう」
竜児「おはよう、大河。・・・後ろに何持ってんだ?」
大河「え!?な、なんでもない! あー!勝手に取るな!!」
竜児「おー綺麗にラッピングしてあるなあ。誰かの誕生日プレゼント?」
大河「これは・・・その・・・。・・・この国では、2月14日は誰かにチョコレートを渡す日だとテレビで見た。
    だから、特別に私が作ったのを竜児にあげる・・・。」
竜児「え!ほんとに!?嬉しいなあ。ありがとう、大河。まあ義理なんだろうけど」
大河「あ、当たり前よ!ほんとは竜児には私手作りのチョコなんてもったいないけど、
    どうせ誰にも貰えないだろうから、哀れなお前に恵んでやる。もっと感謝しろ。」
竜児「ああ、義理でも本当に嬉しいよ大河。じゃ箱開けるね。
    おお凄い。チョコレートケーキだ。しかもハート型。義理なのに気合入ってるな。」
大河「さっきから一言一言うるさい!さっさと食べて感想を述べやがれ!」
竜児「そう。じゃ、いただきまーす。・・・・・」
大河「・・・ど、どう?」
竜児「ちょっと苦いかも。でも美味しいよ」
大河「そりゃあそうよ!けどおこちゃまな舌の竜児にはちょっと大人の味だったかもね。
    まあでも、私が愛情込めて作ったのだから美味しくて当然だけどぉ。」
竜児「え?愛情?入ってるの?」
大河「な!な、な、なに言ってやがる!そんなもん入ってねー!
    自惚れるな!と、とにかく!これからは心優しい大河様のことをもっと敬いやがれ!」

だって。こんな幸せなバレンタインデーは初めてだよ。
竜児は幸せ者だなあ!ハッピーバレンタイン!\(^o^)/

247 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 20:22:44 ID:WQjGIbXz
>>243
「ハアッ……ハアッ!」
喉の渇きを覚えた高須竜児は、いつもの自販機で信じらんないものを見た。
「か、川嶋っ…?」
彼のクラスメイトはいつものようにそこにいた。自らを慰めながら。
「ああなんだ…高須くんか」
「な、なにやってんだよお前!」
「見ての通り、ナニ」
しばし呆然とする竜児。だが彼は次に聞いた台詞に、更に目眩を覚える。
「暇なら手伝ってくれない?一人でするのも飽きたしぃ」




こうですか?わか(ry


248 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 22:30:23 ID:TR1dzSEq
ええい、純愛分が足りない

249 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 22:41:59 ID:UozsA/vz
>>248
激しく同意だ。
ばかちーと竜児の甘甘純愛が見てーーーーーーーーええええええ!!!!!!

250 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 23:00:40 ID:+ZRVS1Px
学業のために休業中の川嶋亜美が同級生と交際していることが14日、
分かった。川嶋が転入したことがきっかけで、
今秋に交際へと発展。同級生は家事万能で知られ、川嶋も趣味が家事
など、ともに大好きな家事が“赤い糸”になっている。恋のキャッチボールはまだ
始まったばかりの2人、今後の行方は目が離せない。

 今秋一番の注目となる“国民的カップル”の誕生だ。


251 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 23:05:38 ID:TR1dzSEq
どこのエロカッコイイ人ですかそれは

252 :名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 23:56:48 ID:zHpbJgc1
学業のためにソフト部休業中の櫛枝実乃梨が同級生と交際していることが14日、
分かった。櫛枝が同級生になったことがきっかけで、
今秋に交際へと発展。同級生は家事万能で知られ、櫛枝も趣味が家事
など、ともに大好きな家事が“赤い糸”になっている。恋のキャッチボールはまだ
始まったばかりの2人、今後の行方は目が離せない。

 今秋校内一の注目となる“庶民的カップル”の誕生だ。


こっちの方が何かとしっくりくる

253 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 11:30:02 ID:tcQyTgGX
ここにSSスレあったのか。
「とら」で検索してなかったからあきらめてたけど「たらスパ」で検索したら見つけれた。
本スレに何日か前に投下したエロくないSSだけどこっちにも載せていいですか><

254 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 13:15:01 ID:WxPKyA5g
>>253
どうぞどうぞ。
見逃してたから気になってたんだ。

255 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 13:48:15 ID:19Aj5uOo
>>254
なんという優しさ。粗末なものですが><

(無題、季節設定は冬)


「というか・・・あんた達ってなんなの?」

「「え?」」

アホ面のまま振り返るのは大河と竜児。

「だからさ、なんていうかおかしくない?」

別に嫉妬してるわけじゃないし二人の距離が近いのは知っている。
だが物事には限度というものがあり、いくら自分の家の中とはいえこの二人の密着度は異常だ。
大河は竜児の足の間にちょこんと座り(世間一般で言う恋人座りだ)さっきから竜児が剥いたみかんを
「白いの嫌いだからちゃんととってよね」などと文句をつけつつ口の中に押し込まれるみかんを頬張っている。
二人の関係が恋人同士なら「目の前でいちゃつくな」で済むのだが別に付き合ってるわけでもなく本当に自然にそうしているから尚更性質が悪い。

「だから・・・なんていうか、、、恥ずかしくないの?」

竜児は90度首を倒し大河は90度首を上げて亜美の言葉を吟味するみたいに睨み合う(本人達は見詰め合ってるつもりだろうが)

「今更・・・なぁ?」
「今更・・・ねぇ?」

「いやいや、絶対おかしいって。間違ってるって。今時そんなの恋人同士でも出来ないって」

またしても二人は睨み合い

「そんなこと言われても・・・なぁ?」
「そんなこと言われても・・・ねぇ?」

だからもうそれはいいっての。
内心突っ込みつつ考えてみる。
竜児はまだいい。大河の事を「歳の離れた」妹みたいに(下手したら娘?)みたいに見てるだろうから。
問題はちっこいほうだ。
あたしの見立てでは竜児に少なからず気があるはずだ。
なのに、今現在好きな人の腕の中に抱かれあれだけ密着してても至って「素」の状態。
しかもどう見てもあの体勢に慣れきっている。

256 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 13:50:16 ID:19Aj5uOo
「なによ、その視線は」
「べっつにぃぃ。ただあんた達の密着っぷりに引いてただけ」
「なに言ってるのよこの程度で。だいたい寒いからくっついてるだけに決まってるじゃない」
「ヘ?」
「だから寒いからくっついてるだけ。まぁところどころゴツゴツしてるのがいただけないけど」
「あ・・・あんたねぇ・・・」
「大体あたしは竜児なんて男としてみてないし。それともなに・・・あ、あんたももしかしてしたい?したいの?」
「な、なにいってんのよっ!!」
「ふふんっばかちーにはちょっと無理だよねぇ。カマトトっぶってるあんたじゃ『こ・わ・く・て』無理だもんねぇ」
「ちょっ・・・ちょっとあんた・・・」
「いやぁぁぁん 憧れの竜児の腕の中だなんて亜美ちゃん想像しただけでおかしくなっちゃうぅぅぅぅ・・・ってか!!すぐにエロに結びつける盛りのついた雌犬め」
「じょ・・・上等だこらぁぁぁ!!」

大河の首根っこを持ち上げそのまま投げ捨てすぐに竜児の間に収まる。実にこの間15秒。手間取りすぎである。
そして周りは暴れる大河の手足がテーブルの上のものをあちらこちらにふっとばし散々な状況だ。
しかしそれでも何とか場所は確保し息を整える亜美。
さぁ、あふれ出る女の魅力を存分に味わえ!!(ちょっと竜児にはサービスしすぎかなと心のどこかでは思ったけどこの際無視)
いきなりこんな美少女が足の間に入ってきて、真っ赤になってるであろう竜児を予想しつつ振り替えった亜美が見たものは



ギンギンに目を輝かせる竜児だった



ひぃぃぃぃぃぃぃっ!?

心の中で盛大に悲鳴を上げる
な なになんなのよその目のぎらつきは!!襲うの!?襲っちゃうの!?亜美ちゃんのこと襲っちゃう気!?
そう思われても仕方ないような目を竜児はしていた。
まぁ、当然亜美を襲おうなんて考えは微塵もなく、その視線は亜美を1_たりとも捉えていない。
彼が見てるものはひっくり返ったコップやお菓子がとびちり散々なことになった部屋の状況だ。

あのジュースの染みは一度水で汚れを浮かさないと・・・おおっカーテンにまであんなにかかって・・・そろそろ時期的にも丸洗いしてもいい頃だな・・・
これからの掃除プランが決まったのかゴクリッと喉を鳴らす。

それを聞いてますますびびったのが亜美だ。
こいつ犯(や)る気満々じゃねぇか。ってかそこに大河がいるんだぞ?

「くくっ楽しみにしてろよ・・・(掃除を)簡単には終わらせないからな・・・。(部屋中隅っこまで)徹底的にやってやるからな」

うわぁぁぁぁ!!
あたし壊されちゃう、絶対壊されちゃう!!
やっぱり逃げよう・・と思ったけどさっき受けた竜児の視線の余りの衝撃に腰が抜けたみたいだ。


257 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 13:51:52 ID:19Aj5uOo
と、じたばたしてるところに大河が立ち上がる。
「よ・・よくもやってくれたわね、ばかちー。ここまでするなんて覚悟できてるの?全身コーラでべたべたになったじゃない!!」
怒りの形相で亜美を見るがすぐにその顔に底意地の悪い笑みを浮かべる。
怯えてるばかちーとギラギラと欲望に目を光らせるアホ犬。
あの目の光は何度も見てきたしすぐに気付いた。
そして面白いのがばかちーだ。どう見ても勘違いしてる。
にやっと笑い

「もうこんなになったらシャワー浴びるしかないじゃない。あたし自分の家で浴びるから竜児あとよろしく」

そう言うとささっと部屋を出て行く。
ドアを閉めたときに声にならない悲鳴が木霊したがまぁ日頃の恨みだ。


「さぁ、それじゃ邪魔者もいなくなったしはじめるか!!」(大河は片付けたそばから散らかすもんなぁ)
「じゃ・・・邪魔者って」
「ああ、だいじょうぶだ。お前は何もしなくていいからな」(そうさ この部屋を片付けるのは俺だけだ)
「ひぃぃ、つまり声を出さずに大人しく最後まで我慢していろと!?」
「よくわかってるじゃないか。絶対に動くなよ。動いたりしたらお前といえど、ただじゃおかねーから」(ほこりが舞うからな)
「な・・・なんでこんなことに・・。からかったつもりとはいえあたしにも責任がある・・・のかな」
「まぁ、、、そうだな」(暴れたのは大河だけどこいつがいきなり首根っこなんて掴むから)
「そ・・・それじゃ、しっ仕方ないのかな。・・・あの・・・せ・・・せめて優しく・・・して・・・ね?」
「ああ、もちろんだ!!乱暴になんて扱うもんかっ!!」(優しく丁寧に扱うのは掃除の基本だ!!)

その真剣な剣幕に思わず目を閉じ観念する亜美

「さぁ、やるぞ!!」


















次の日 顔中を真っ赤にしクラスのみんなに痴漢扱いされたが、
結局最後まで何が原因かわからない竜児の姿があったとさ。ちゃんちゃん。



258 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 14:06:26 ID:19Aj5uOo
231さんのSSの後だとなんと底の浅いものだろうと絶望しつつ投下。
中身があるSS書ける人が妬ま・・・羨ましい><
こんなんですが感想もらえるとありがたいです。

259 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 15:09:22 ID:WxPKyA5g
>>258
若干ばかちーのキャラが違う気がしたけど……。
GJ!!
やっぱり勘違い娘はイイネ!!

260 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 15:58:16 ID:Slbo+9us
すごく……竜児らしいです……

261 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 20:52:22 ID:heTafZCE
>>259-260
禿同!
確かに若干キャラが違う気がする
…が、とっても竜児ですw

>>258GJ!

262 :名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 21:37:14 ID:b20YMepD
GJ!! 怯えるばかちーが可愛い…
自分もこんなSS書けたらなぁ。

263 :231 ◆vq1Y7O/amI :2007/08/18(土) 00:24:51 ID:PiUZaoxK
また来てみた。投稿させて頂きますです。

お口に合えばいいのですがー

264 :月と星  ◆vq1Y7O/amI :2007/08/18(土) 00:25:53 ID:PiUZaoxK
「あれ」
 珍しいものを見た、と言わんばかりに亜美は目を大きく見広げた。
 駅前のアイス屋で奈々子や麻耶とたっぷりお喋りをしながらアイスを楽しんだ後、彼女達と別れ、
家に帰ろうとしたその矢先のことだったのだ。
「高須くん?」
 思わず声をかけてしまう。それほどに意外だった。
 高須竜児が、一人で歩いているというのは。


月と星


「よう、川嶋」
 しかし彼は、そんな彼女のちょっとした驚きになどまるで気付かず、両手に持ったビニール袋を微かに
あげる。きっと、挨拶をしようとしたのだろう。
「こんな時間に、何やってんだ? 結構、早くに帰ってった筈じゃねぇか」
「奈々子と麻耶と三人で、そこのアイス屋でダベってたの。ってか、高須くんこそ、どうしたわけ?」
 呆れたように竜児の持つ大量のビニール袋を見た後、それとなく亜美はあたりを探る。どこかに彼の
相棒である手乗りタイガーがいるのではないか、と思って。
「あいつならいねぇよ」
 だが、ほんのちょっとした仕草からでも、彼にはわかってしまったらしい。竜児はそう言って、大きな
荷物を持ったまま軽く肩をすくめた。
「何かあった?」

「いや、別に。買い物行くぞ、って言ったのに、今日はそんな気分じゃない、とか言いやがって。寒くなってきたから、出かけたくなくなってるんじゃねぇの?」
 素っ気無い答え、だがそこに亜美はぎこちなさと、わずかな寂しさを感じ取る。それは恐らく、彼の左隣に
『ない』存在のせいだ。
 見ればわかる。彼の右の手に比べて、左の手に持つ荷物は圧倒的に少ない。単純に腕力の問題とは
言えないほどに、不均等なのだ。
 その理由を、彼女は漠然と察する。きっと、いつも左側を歩くあのドジな手乗りタイガーを守るため。何も
ないところで転びそうになる彼女を、いつでも支えられるように、左の手はなるたけ自由にしているのだ。
 それがいつか癖になってしまったのだろう。彼女がいなくても、無意識にそうしてしまっている。
 なんだか、面白くない。
 自然に竜児の右隣を歩かされる形になった亜美は、心の中でそう呟く。彼の持つ大きな荷物が、油断
すると彼女の足に当たってきそうになるから。
「ふぅん、そうなんだ」
 言って亜美はさりげなく、歩を早くして距離を取る。荷物がぶつかってくることがないように。
 これぐらいがちょうどいい。ほんの少しだけ、彼の前を歩くぐらいが。
 亜美は、そう思う。

265 :月と星  ◆vq1Y7O/amI :2007/08/18(土) 00:26:58 ID:PiUZaoxK
「そういえば、随分と色々買い込んでるみたいだけど、どうしたわけ?」
「おう、今日は月に一度の大売出しだからな。卵1パック98円、国産豚肉細切れ100g88円、キャベツなんて
一玉100円だぞ? 他にも色々と安く買えたし、ラッキーだったなぁ」
 ほくほくと心の底から嬉しそうに竜児は笑う。もっとも他人からは、デカいヤマを首尾良く終えて悪どく
笑っているようにしか見えないのだが。乾いた唇を湿すための舌なめずりが、明らかに誤解を加速させたのだろう、すれ違った女性が硬直した後にダッと逃げるように、いや本気で逃げているのだろう、駆けて行く。幸か不幸か、彼はそれに気付かなかったのだけど。
「うわ、生活臭だだもれ」
 だが竜児のささやかな喜びも、亜美にかかると一刀両断だった。顔をしかめて言った彼女は、なんだって、
と睨み付けてくる(本当はただ見ているだけなのだが)彼の視線にも動ぜず、
「そんなだからおばさん男、なんて言われるんだよ」
 と追撃を一つ。
 ぐ、と言葉に詰まった竜児を見て、亜美はふふん、と鼻で笑う。悔しかったら反論してごらん、とでも
言いたげに。
「お、お前だけだろ、そんなこと言ってるの」
「えー? ホントにそう思ってるわけー? 超ウケるんだけどー」
 何とか反撃の態勢を整えようとする彼だったが、追撃の手を止めない彼女の憎らしい笑顔に、ついに
陥落する。
 俺って皆に、そう思われてるのか……?
「アハハ、冗談だって、冗談♪」
 先ほどまでとは一転、真剣に悩み始める竜児に、こらえきれなくなったのだろう、亜美は今度は声を
あげて笑う。
「すぐ本気にするんだから。高須くんってば、ホントに騙されやすいね」
「…………!」
 彼は亜美のその姿に、顔を真っ赤にして、口をパクパクさせる。恐らく、声も出ないほど怒っているの
だろう。彼女にだけでなく、自分の不甲斐なさにも。それを見て、亜美はさらに笑いを募らせる。その姿が、
あまりに滑稽に思えたから。
「あー、おかしいの」
 目尻に涙が浮かぶほど、存分に笑った後、彼女は憮然としている竜児の前に回って、
「機嫌悪くした? ごめんね?」
 今度は心配そうな表情で、顔を近づける。天使のよう、と形容されてもおかしくない、綺麗な彼女の瞳から、
しかし竜児は、
「……もう騙されないぞ」
 プイッ、と視線を背ける。
「なんだ、残念」
 言って亜美は、スッと顔から表情を消して、いつもの彼女に戻る。内心、竜児は舌を巻いていた。さっきの
ことがなければ、きっと信じてしまっていただろうから。
 実際、彼の心臓は、わかっていたこととはいえ動揺してか、早鐘のようになっていたし、顔をそらすのは
至難の業でもあった。
「あーあ、つまんないの」
 そんな竜児の内心を知らずに、亜美はそう言って頭の後ろで手を組む。そして浮かべるのは、アンニュイ
な表情。
「なんでお前の退屈しのぎに、俺がからかわれなきゃならないんだ」
 精一杯の虚勢を交えながらの彼の言葉に、彼女は可憐な唇を尖らせる。
「えー。だって楽しいしー」
「そりゃお前はな。俺は楽しくねぇ」
「あたしが楽しければ、それでいいの」
 言葉とは裏腹にとろけるような優しい笑顔を見せる亜美に、竜児は思わず絶句する。
 手乗りタイガーとは一味違う、天性の女王様気質。
 春田や能登あたりならば、すぐにでもはいつくばって靴とか舐めるんだろうな……
 そんな想像をしてしまって、しかもそれが妙にリアルで、
「あのな、お前。そういうのは、もっと人を見て言えよ……」
 思わず彼はそう言ってしまう。言ってから、竜児は心の中で二人にごめんと手を合わせて謝ったが、その
彼らも何で謝られるのかわからない、という顔でキョトンとしていた。全然オッケー、むしろカモーン。そんな
幻聴さえ。
「高須くんにしか言わないよ、こんなこと」
「は?」
 何か聞き捨てならないことを言われたような気がして、彼は顔を上げるが、亜美は素知らぬ顔で前を歩く。
「どういう意味だよ?」
 思わず尋ねる竜児に、彼女はちらりと横顔を見せた後、オーバーに肩をすくめて、
「反応が面白いから。ま、でもまだ、もの足りないんだけどね」
 その答えを聞いて、竜児は再び憮然となる。亜美は、その顔にまた声をあげて笑ったのだった。

266 :月と星  ◆vq1Y7O/amI :2007/08/18(土) 00:27:41 ID:PiUZaoxK
 さんざっぱらからかい、からかわれた後、二人はとりとめのない話題で花を咲かしていた。学園祭の
打ち上げでゆりちゃんが感極まって泣き出した話や、最近のドラマのこと、二年の誰それと一年の
誰それが付き合ってるといった話まで。
「よく知ってるな、お前……」
「女の子の情報網を甘く見ない方がいいよー。高須くんのことだって……」
 ニヤリ、と彼女が笑ったことに、思わず竜児は身構える。気分は猫の前の鼠、またなぶられるのか、
と思った瞬間。
「お、あーみん発見!」
 思わず誰もが振り向くほどの大声で、彼女に向かって走り来る影が一つ。
「アタァァック!」
「や!? ちょ、きゃぁぁ!!」
 演技でなく素の声で叫んだ後、
「アハハハハハハ! ちょ、やめてっ、苦しいって、プッ、ククククク」
 亜美は身をクネクネとよじらせる。驚く竜児が見ると、彼女は背後から誰かに脇腹をこそぐられていた。
弱点なのか、恥も外聞もなく笑い転げている。
「ふははははは、敵に背を向けるからだよ、あーみん!」
 ようやく解放されて地面に座り込む彼女を、立ったまま見下ろしているのは、
「実乃梨ちゃん……」
 櫛枝実乃梨だった。恨めしそうに見上げてくる亜美の視線も軽く受け流し、ふ、と何故か人差し指の先を
フッ、と吹く。
「命拾いしたな、ここが本当の戦場だったら……って高須くん?」
 横顔を亜美に見せ、ニヒルに決めようとして初めて、実乃梨は竜児の存在に気付いたようだ。一瞬、
硬直した彼女に彼は、
「よ、よう、櫛枝。また随分な登場の仕方だな」
 精一杯の愛想を見せて笑う。が、
「や、そうかい? あたしにとっちゃ普通なんだがね。おっとぉ、のっぴきならねぇ用事を思い出しちまった。
行くぜ、八。へい、合点承知のすけっ」
 じゃあねっ、あーみん、高須くん。最後にそう言い残して、実乃梨は再び駆けて行く。呆気にとられる
亜美と、引き止めようとした竜児を残して。

267 :月と星  ◆vq1Y7O/amI :2007/08/18(土) 00:28:23 ID:PiUZaoxK
「なんだったわけ?」
 チラリと少女は、横目で隣の少年を見る。彼は先ほどからずっと、肩を落とし、溜息ばかりを付いている。
それでも買ったものをしっかりと握っているのはさすがだったが。
「……ん?」
 鈍い反応。だが亜美は、苛立ちをグッと我慢してもう一度問いかける。
「なんだったわけ、実乃梨ちゃん。もしかしてまだ、喧嘩してたりする?」
「いや、それはない」
 はっきりと、竜児は言い切った。実際、亜美は二人の喧嘩の原因が何かを知らない。知らないが、仲直り
しただろうとは思っていた。聞いてみたのは、単に確認の為だ。
「にしては、実乃梨ちゃん、変な態度だったみたいだけど」
「俺が聞きたいよ……」
 また一段階、肩を深く落とす。買い物袋の底が、地面に付きそうなほどに。相当、参っているなぁ、と
亜美は見て取った。
「なんか、最近、櫛枝の態度がおかしいんだよな。仲直りした直後は普通に話せてたのに、最近は……
なんつーか、ちょっと距離を置かれてるような……」
 そのぼやきは、決して亜美に聞かせる為に言ったものではないだろう。独り言のようなものだったに
違いない。
 だが。
「ああ、なるほどね」
 それだけで、亜美には十分だった。
 なんとなく、わかってしまった。きっと、そういうことなのだろう。
 考える彼女は、どこか冷めていた。心のどこかで、予想していたことだったからかもしれない。
 パズルのピースの最後の一つが、自然とはまる。そんな感じに近い。
「川嶋、なんか知ってるのか?」
 思わず呟いてしまった言葉を聞きとがめたのだろうか、竜児がじっとこちらを見てくる。必死なのだろうか、
血走った目は、いつも以上に凶悪そうだ。

 だが亜美は、そんな彼が見た目だけだということを知っている。
 本当は喧嘩など一度もしたくなくて、生活臭漂うほどおばさんっぽくて、気が弱くて。
 だけど家事は抜群で、マザコンかというほど母親思いで、人並み以上に優しくて。

 今なら。
 甘い誘惑の声が脳に響く。
 手乗りタイガーも、彼の想い人も、今は彼の側にいない。

 逢坂大河が、全存在をかけて甘えまくっていたあの大河が、買い物に一緒に行かなくなったこと。
 櫛枝実乃梨が、男女の別なく誰とも平等に接する彼女が、彼に対してだけは不可解な行動を取ること。
 その異常に、気付かないのは、彼一人。

 そして、そんな彼の側にいるのは、亜美一人。

 今なら。
 誘惑の声は響き続ける。
 彼のたった一人の存在になれる。

268 :月と星  ◆vq1Y7O/amI :2007/08/18(土) 00:28:55 ID:PiUZaoxK
「知らない……知ってたって、教えないけど。自分で考えな」
 彼女の言葉に、竜児は落胆の素振りを見せる。だがしかし、彼も亜美がそう返すだろうことはわかって
いたのだろう、決して彼女が不快になるほどではなかった。
「相変わらず、大人だよな、お前は……」
「まぁね。けど私に言わせりゃ、高須くんが子供すぎ」
 当然、といった感じに胸を張った後、亜美は顔から全ての表情を消す。残るのは、真剣で純粋な『彼女
自身』。
「皆、変わってってるだけ。高須くんはどう? 変わってる?」
 グッ、と再び、竜児は言葉に詰まった。ぶつかりあう眼差しは、決して絡むことはなく、丁々発止の切り
合いを宙で繰り広げる。
「そのままがダメってわけじゃない。けど、そのままでいいのか……じっくり考えてみることだね」
 言って亜美は、一度目を伏せる。そして次に顔を上げた時には、
「なーんて。ま、悩めばいいじゃん。悩みは人を大きくする、って言うしね」
 すっかりいつもの彼女に戻って、天使の笑顔で颯爽と歩き始めたのだった。


「じゃ、ここで」
「おう。また明日な」
 彼と別れて、一人歩く道。

 もったいない。
 そんな声が聞こえた気がした。

 もったいない。
 少しだけ、亜美もそう思った。
 こんなチャンスは、そうはないだろうに。

 けれど、それは後悔と呼べる程には大きくなかった。
 何故だろう。
 考えて、すぐに気付く。

 もの足りないのだ。

 そもそも第一に、弱味に付け込むというのが、自分らしくない。亜美は真剣に、そう思う。姑息な手段など
使わなくても、堂々としていればいい。少なくとも、この戦いにおいては。
 逆に言えば、例え弱味に付けこんででも勝とう、と思える程ではなかったということ。がむしゃらになって、
ひどく汚れたって、つまりはどんなことをしても勝ちたい。そんな気には、まるでならなかった。

 つまりは、もの足りないということ。

 彼はまだ、そこまでの存在ではなかったのだ。

 だから亜美は、突き放す。
 いつか宣言したように、少し前を歩いて行く。
 もしも彼が追いついてきたのなら、その時は並んで歩いたっていい。もしかしたら、並んで歩きたいと
思えるようになれるかもしれない。
 けれど今はまだ、そんな時期ではなかった。

 ずっと先に後悔するかも。そんな風にも思ったが、その時はその時だと彼女は割り切った。
 青田刈りをするほど飢えてはいない。じっくり成長を見守ってやろう。

 亜美はふと、夜の空へと顔を向けた。そしてそこに見つける。
 月の側に、小さく輝く星を一つ。
 寄り添うでもなく、離れるでもなく、並んでいるその姿が。
 自分達のようで、彼女は少し。
 ほんの少しだけ、笑ってみせたのだった。

269 : ◆vq1Y7O/amI :2007/08/18(土) 00:32:13 ID:PiUZaoxK
言い忘れてたけど非エロでした。

>232-234
ありがとうございます。またまたばかちーのターン。ってか、ばかちーを書きたかった
だけかもしれない。何か違う気がしなくもないけど。とりあえずゆゆぽはすごいとだけ
わかりました。


>258
GJ! 僕なんてまだまだ全然ですよ。とらドラの世界をしっかり掴めてる258さんの方が
すごいと僕は思っています。



まぁともあれ、どうかよろしくお願いいたします。

270 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 00:47:59 ID:zE6vzv9W
GJ
ばかちーのターンきたよ、キタキター!

竜児は半歩ダッシュして手を掴み俺を嫁にしろ!というべきだね

271 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:12:03 ID:x9F0BZL8
ばばばばばばばばばばばば

272 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 01:25:03 ID:Sj8bNAXV
ずっとばかちーのターン!!
素晴らしすぎる

273 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 02:05:23 ID:lWZELZSZ
GJすぐる…たらスパ奢ってやりたいくらいだぜ。
やっぱばかちーと竜児にあまあまは似合わんな。この位がちょうどいい。

274 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 08:19:04 ID:4pjjCMlC
>>269
GJ!!
家にきて好きなだけたらスパもって行って良いぞ!!
とらドラは基本竜児の一人称だからばかちーの一人称ってのが新鮮で堪らねえw

275 :名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 14:30:56 ID:Kxfoporl
>>269
細かいところとか隙が無いうえ人物描写完璧です。
綺麗にまとまってるしグッジョブすぎる・・・。SSの鑑みたいなSSだ。
ゆゆぽのみそしる 好きなだけ飲んでください><

>>259-262
おおむね好評だったみたいでよかった。
亜美をもっと理解するためとらドラ読み直してくる><
ギャグっぽいのしか書けないけどネタが浮かんだらまた書かせてもらいます。GJありがとう。

276 : ◆vq1Y7O/amI :2007/08/19(日) 02:09:22 ID:DIqLv/Tz
またまた来させていただきましたです。

が、ばかちーのターンは一旦、終了。
今度は手乗りタイガーものです。

277 : ◆vq1Y7O/amI :2007/08/19(日) 02:10:08 ID:DIqLv/Tz
 大丈夫。
 私はひとりで、生きていけるから。



Stand Alone



「何、見てるの〜?」
 突然に背後からかけられた声に、大河は慌てて読んでいた雑誌を座布団の下に隠した。
「や、やっちゃん? 起きてたんだ?」
 振り向いて早口で誤魔化そうとする彼女に、やっちゃんこと泰子は、夢うつつのポヤンとした瞳のまま、
小さく首を傾げる。その様は、高校生の息子がいるとはとても思えないほどの幼さだった。
「ちょっと喉が渇いただけ〜もうちょっとだけ寝ててもいいよね〜」
 ジャージ姿のまま、フラフラと台所に向かう彼女を、大河は慌てて追う。案の定、机にぶつかりそうに
なってバランスを崩す泰子を支え、手近な椅子に座らせてから、冷蔵庫の中からよく冷えた麦茶を出して
コップに注いで渡してやる。
 クイクイクイッ。受け取ったそれを泰子は一気に飲み干す。プハーッ、と大きな息を付いた彼女に、
大河は机に置いた麦茶のポットに手をかけながら、
「お代わり、いる?」
「ううん。大丈夫ー。ありがとう、大河ちゃん」
 泰子は言いながら、満面の笑みを浮かべる。そして、
「優しいね、大河ちゃん」
「こ、これぐらい、当然よ」
 思わぬ褒め言葉に、大河の顔は瞬時に真っ赤に染まった。照れ隠しなのだろう、腕を組もうとした瞬間。
「あっ」
 机の上のポットに肘がぶつかって倒してしまう。幸い、大河にも泰子にもかかることはなかったが、床には
大きな水溜りが出来てしまっている。
 最後まで決めていられない、逢坂大河はそういう女だった。
「あれれ、大変、大変」
 ティッシュを手に立ち上がろうとする泰子を、
「いいよ、やっちゃん。私がやるから」
 言葉で制したのは大河だった。彼女の手からティッシュの箱を取り上げ、一生懸命、床に広がった麦茶を
吸い上げようとする大河を、泰子は驚いたように見つめていた。
「なに?」
 その視線に気付いて、振り仰いだ大河に彼女は、
「大河ちゃん、ちょっと変わったね」
「え?」
 唐突な感想に、むしろ大河の方が面食らう。それに気付いてか気付かずか、泰子はニッコリと笑って、
「すごく頼りになるなー、って。ホント、ありがとうね」
「……別に、私がやっちゃったことだから」
 ぶっきらぼうに答えて、彼女はビショビショになったティッシュをまとめてゴミ箱に放り込む。
「ほら、やっちゃん。もうすぐ時間じゃないの? 準備しないと」
「うん、そうだねー。それじゃちょっと、お風呂に入ってくるー」
 言って脱衣場に向かう泰子の瞳に、暖かな笑みが浮かんでいたことに、大河は最後まで気付くことは
なかった。
 何故なら、嬉しさと恥ずかしさで真っ赤になっているのを隠すために、ずっと顔を背けていたから。

 頼りになる。
 単純なその一言が、大河は嬉しかったのだ。

278 : ◆vq1Y7O/amI :2007/08/19(日) 02:11:11 ID:DIqLv/Tz
「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪」
 シャワーの音に交って聞こえてくるのは、泰子の鼻歌。楽しそうな彼女の様子に、なんとなく大河の気持ち
も盛り上がる。時計を見て、まだもうしばらくは竜児が買い物から帰らないだろうと計算して、座布団の下
から彼女は隠した雑誌を取り出す。
 ずらずらと並ぶそれは、どれもこれも求人誌。
 大河は、片っ端からそれをめくって、いいバイトがないか、と探す。
「うーん、あんまりいいのがないなぁ……」
 思わず口にするのは、不満の声。数冊並んだ雑誌の中には、やたらと分厚いものもあるにはあって、確かに
求人の数は揃っているのだが、どれもこれも彼女の望む条件には程遠い。
 そもそも、高校生可というものが少ない。勤務時間が平日の昼間、というのが多いのだ。大河達の通う
高校は、一応、アルバイト可ということになっているが、さすがに授業をサボって働くことまでは許して
くれないだろう。
 さらに言えば、この地域での求人の数が少ない。元々、小さな街なのだ。需要と供給がアンバランスに
なっていることは否めない。
 とはいえ、大河としては、あまり遠くに行く気にはなれなかった。
「へぇー。席に座って話してるだけで一時間五千円、能力次第で一万越えだって……ねぇ。高校生でも可、
か……」
 胡散臭そうに読み上げながらも、一瞬、大河の目に逡巡が生れた。が、その所在地がひどく遠かったこと
もあって、断念する。
 ペラペラと次々にページを捲っていった彼女は、やがて溜息を付いて雑誌を鞄にしまいこんだ。
 ゴロンと畳の上に寝転んで、天井を見上げる。

 働こう。そう思ったのは、学園祭の直後だった。

 あの夜。
 ひとりで、生きていく。
 そう決めた。

 チクリ、チクリと記憶が胸の奥をついばんでくる。痛いけれど、泣きたくなるほどではなくて。だけど無視
出来るほどではなくて。

 学園祭。あれほど楽しみにしていたのに、父親は来なかった。
 直接のメールすら寄越さずに、竜児を通じて彼女はそれを知った。
 ああ。やっぱり。
 不安が現実になった時、悲しさは振り切れた。
 どうして期待してしまったんだろう。来る筈ないのに。ただの気まぐれだったのに。
 拒絶していたのは、それを知っていたから。

 誰かのせいには、したくなかった。
 形としては、確かに、竜児の言葉に負けたことになっている。
 けれど、あの時、本当は誰よりも駆け寄りたかったのは、自分自身だということもわかっていた。
 だって、裏切られた過去を彼に話さなかったのは自分だったから。あの時、それを話していれば、何かが
違っていたはずだ。
 話さなかった理由は、大河自身にもわからない。竜児の滅多に見せない弱い部分を見たからかもしれ
ない。彼の『父親』への思いを守りたかったのかもしれない。
 あるいは全部が言い訳なのかもしれない。ただ自分の為だけだった、そういう風に感じもする。
 どんなに傷付けられても、大河の記憶の底には、楽しかった頃の思い出がこびりついている。母と……
今の父の妻ではなく大河を産んだ実の母と、父と大河の三人で、幸せだった頃の。
 もしかしたらそれは、表向きだけの幸せで、裏では冷え切っていたのかもしれないけれど、それでも。
 大河は幸せだと感じていたのだ。
 だから、彼女は父親を拒絶し切ることが出来なかった。もしかしたら、本当にもしかしたら、今度こそ
本当で。
 そう思ったからこそ、思ってしまったからこそ、駆け戻った。

 結果として、やはりまた大河は裏切られたのだけれど。

279 : ◆vq1Y7O/amI :2007/08/19(日) 02:12:17 ID:DIqLv/Tz
 信じていたのにと、泣き言を言うつもりは、今の大河にはさらさらなかった。
 信じたのは自分。裏切られた過去があるのに、それでも信じてしまったのは自分。
 全て自分のせい。
 だから、痛くても仕方がない。
 だから、立ち上がる。
 それが大河の選択だった。



 けれど。



 閉じた大河の瞼の裏に浮かぶのは、あの夜のこと。
 手を繋いで駆け寄ってきた、竜児と実乃梨。心配そうに覗き込んでくる二人の顔。
 キュッ、と心臓が収縮する。
 苦しくて。息が出来なくて。
 彼女は胎児のように、体を丸める。

 大河が『信じてしまった』ことで、二人まで傷つけてしまった。
 彼女の問題なのに。彼女だけの問題だったのに。
 巻き込んでしまった。

 大丈夫。
 大丈夫。

 呪文のように、大河は唱える。
 私はひとりでも、生きていける。大丈夫。大丈夫だから。
 何度も何度も頭の中で、自身に言い聞かせる。
 そう。大丈夫。
 もう二人を傷つけたりしない。心配もかけない。
 ひとりでも、大丈夫。


 だから彼女は思ったのだ。働こうと。
 父親に頼らなくていいように。
 竜児に甘えなくていいように。
 実乃梨に心配されないように。

 ひとりで生きていけるように。

280 : ◆vq1Y7O/amI :2007/08/19(日) 02:13:00 ID:DIqLv/Tz
「おい、大河。そろそろ起きろって」
 ゆさゆさとゆさぶられて、大河は薄く目を開けた。
 考えているうちに、いつの間にか、眠ってしまっていたらしい。目の端に感じた違和感に、触れると微かな
涙。夢を見て、泣いていたのだろうか。
「おう、起きたか?」
「竜児……」
 ぼんやりとした声で言ってから、慌てて大河は彼に背を向けた。泣いていた所など、見られたくなかった
から。
「起きたんなら、そこどけって。晩飯の準備が出来ないだろ」
「あ、うん」
 幸い、気付いていなかったらしい。竜児が晩飯を並べていくのを見ながら、ゴシゴシと服の袖で目を
こする。泣いてなどいなかった。私は。

「そういや大河、お前、お茶こぼしただろ?」
「……それが何よ?」
 竜児の言葉に、大河はガチャガチャと皿を洗う手を止めずに答えた。
 晩飯を終えて、すでに泰子は出勤していない。
 洗い物をするのは、大河。言い出したのも、大河。ひとりで生きていく第一歩、ぐらいのつもりで言った
のだが、その言葉を聞いた時の竜児の驚きっぷりはすさまじかった。インコちゃんも同様だったのだろう、
止り木から真っ逆さまに落ちて、その後にバタバタと籠の外に逃げ出そうとしたほど。
 熱でもあるのか!? と言ってくる竜児の胸板に大河はチョップを一発、二発、散髪。それを見て『Woooo!!』
とインコちゃんが叫ぶ。そうして竜児を黙らせてから、彼女はシンクの前に立ったのだった。
 それはともかく。
「で、そのお茶をティッシュで拭いたろ?」
「だからなんだってのよ」
 キュッ、と蛇口を閉めて、皿洗いを終えた大河は竜児に向かい合う。
「そういう時はな、お前、雑巾を使えよ。ティッシュがもったいないだろ」
「…………」
 期待していたわけでは、決してなかった。ただ、泰子に褒められたことが頭の片隅に残っていただけ。
「それか、キッチンペーパーな。あっちの方が……」
「おらぁぁぁぁ!」
 まだくどくどと言い募る竜児の喉に、大河の肘を曲げたラリアットが見事に決まる。『イッチバーン!』と
叫んだのは当然、インコちゃん。
「ったく、いちいちこまかいヤツねっ。そんなだからばかちーにおばさん男なんて言われるのよ」
 けっ、と言って大河は部屋に戻る。竜児はといえば、インコちゃんよろしく白目を向いたまま、台所に置き
去りにされたのだった。




 後日。
 大河はめでたくアルバイトを見つけることが出来た。
 実乃梨が働いているのとは違う系列のファミレスでのウェイトレス。
 竜児が聞けば驚きの余り失神しかねない職だった。
 聞けば、だが。
 彼女は、竜児にも実乃梨にも、そのことを秘密にしていたから。

281 : ◆vq1Y7O/amI :2007/08/19(日) 02:19:11 ID:DIqLv/Tz
また言い忘れてた。非エロです。ついでに前作『月と星』と微妙に続いてます。


で、終り方でもわかるように、この後も続きます。
もうしばらくお付き合い下さいませ。


>270->274
ヽ(゚∀゚)ノたらスパー!
でも今回はばかちーものでないんですよね……食べさせてもらっておいて、
申し訳ない(´・ω・`)

>275
ゆゆぽのみそしる飲んだら、具がたらこだったですよ。
それはともかく、お互い頑張りましょう。


ではよろしくお願いいたします。

282 :名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 02:43:36 ID:u6Q+mxgS
一番槍GJ!
もう、たらスパを好きなだけ食べさせてあげたいwww
大河もいつかあの父親にお前がいなくても生きてけるって決別して欲しい。。

283 :名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 00:44:07 ID:JABAbW1j
>>280
GJ!こういうのもいいな。
インコちゃん不遇すぎるw


なんつーか、4巻の最後で立った大河フラグが5巻で消滅してるよな。
5巻の最後なんて読んでてポカーンだったぜ。

284 :名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 22:41:42 ID:7YkVEyBv
恋愛フラグではなく家族愛フラグだと予想してた俺は勝ち組。



すんません嘘尽きました。

285 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 00:12:40 ID:VCNjrkFC
北村好きだからもっとやれ北村!とも思うんだけど、
皆はどう?やっぱ大河は竜とうまくいってほしい?

286 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 00:33:40 ID:yusEenIe
>>285
大河は北村でいいけどな俺は
そして竜はばかちーと(ry

287 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 00:38:23 ID:Wc0dkIxj
北村→会長は相馬→田村兄のように恋愛感情ではなく憧れでした、
本当に好きなのは大河でした展開もアリだとは思う

>>286
あれ、俺が居る?

288 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:26:34 ID:QKDVGIRW
次スレのスレタイにとらドラ、私たちの〜を入れるのを提案する。
今のままじゃ絞り込んでも出てこないぞ。

289 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:31:41 ID:oZVL+wnl
>>288
文字数制限

290 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:39:31 ID:yR6BFwqn
【田村くん】竹宮ゆゆこ総合 3皿目 【とらドラ】
こんな感じ?
あえてバランス考えて!は削ってみた。

291 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:40:29 ID:yR6BFwqn
って過去スレまんまじゃないかw
何やってんの俺。orz

292 :名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 19:52:44 ID:rEP8BawN
>>1が田村くんを消したのが問題というかテンプレで過去スレに付いてたのすら見ない奴が問題というか。

293 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 10:42:40 ID:TZbUjpB7
つかもうゆゆぽでいい

294 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 18:24:38 ID:N3LcOHPc
290でいいじゃんこの際。
変に芸を凝らしても機能性がないと

295 :名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 05:44:54 ID:xG2Uqgzf
てか今から次スレの話っていくらなんでも気が早すぎると思うのだが

296 :名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:53:09 ID:2kmFTrTu
過疎ってるからage

てかほのぼのとした竜児×大河を書いてくれないか?

297 :名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 01:29:43 ID:pt0znrhV
このレベルで過疎とは……しかし、なんだ。
言い出しっぺの法則だからな。任せたぞ。

298 :名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:52:28 ID:GEP9Ne+K
保管庫の管理人は飽きて投げ出したか?
誰か別のやる気有る人が新しく保管庫作った方がいいかもしれんね。

299 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:34:00 ID:P/esjYUj
最終更新一月前だぜ?
このスレの投下頻度から考えると別にまだ文句を言うタイミングじゃないと思うぜ

300 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 01:35:19 ID:DxiT0YSI
せっかちな奴だなぁ。
この位の速度なら次スレに移ってこのスレがdat落ちするまでに保管し終わるとか数ヶ月に一回とかの程度でも十分じゃないか。

301 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 02:21:02 ID:K31ILSRs
誰かみのりんエンドきぼんぬ

302 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 06:16:06 ID:AX2r8zJD
今まで信じていなかった存在を意見を180度変えて、その存在を信じさせるぐらい想われるわけだから、交際時のヤンデレ度は一番高いと思う。

303 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 18:14:52 ID:GOLEfO1T
>>302
一言でたのむ

304 :保管庫”管理”人:2007/08/30(木) 18:26:19 ID:aHB+OPCq
ここまでの作品を保管しました。
帰省していたため、1ヶ月ほど間が開いてしまいました。
本当に申し訳ありません。
なお、何かおかしな点などがありましたら教えていただけると助かります。

305 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 18:42:19 ID:FTYBPTB5
>>304
いやいや、まとめてくれてるだけでありがたいです
乙でした

306 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 18:48:30 ID:hl/VIAAH
>>304
乙ですー

307 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 19:25:57 ID:AX2r8zJD
>>304
乙です
>>303
世界観が覆されるぐらい影響力があることが前提になるのかな?
上手く言えないけど、幽霊をまったく信じていない人がオカルトマニアになるとか、宗教を改宗するとか、そういうことはよっぽどのことがないかぎりないと思う。まあ、影響を受けやすく自分の中の世界観や流行をコロコロ変える人もいますけど……

308 :名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 21:33:10 ID:wK6rEtsP
>>302
価値観の反転……っていうのとはちょっと違う気がする。
見える人達を羨ましく眺めてるとか、存在を感じてはいたと言われたり(4巻P146)と、変化しうる兆しみたいなもんはあったみたいだし。
病むタイプはむしろ、「そうでなければ生きていけない」類の、自分の形を変えられない人間が当てはまる気がする。
多分重要なのは依存度。4巻までは大河の方が病みやすいように思えた。

309 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 03:07:56 ID:bL1poG1y
>>304
お疲れ様です。
ただ、1スレ目最後の小ネタと2スレ目最初の小ネタが同じものになってますよ。

あと提案なんですが、過去スレをhtml化して保管庫に載せるってのはどうでしょうか。

310 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 03:09:58 ID:bL1poG1y
追加要望もう一つ。
一覧のページからエロか非エロかが分かるようにしといたほうがいいと思います。

311 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 10:14:52 ID:+ATY3+ly
『スイカ割り』1/4 <勢いで書いた。反省はしない。ほれ、>>301

 亜美に誘われて竜児と実乃梨は海の家にやってきた。大河は
どこか遠慮していて、何度か誘ったのに来るのを拒んだ。北村
は用事があるらしい。
 それにしても、亜美の行動はわけが分からない。誘っといてす
ぐどっかに行ってしまった。仕事があるらしいとのこと。でもそれな
らどうして誘ったのだろうか。
 実乃梨との会話はいまでもギクシャクしていて、二人でいるのが
辛くなってきた。せっかくのチャンスなのに、と竜児は実乃梨の海
で泳ぐ姿を見る。
「おおーい、お昼だから食べよう!」
 ブクブクと実乃梨は水面から顔を上げた。
「おおーい」
「ごめーんごめん高須くん」
 急いで駆けてきてそっと実乃梨は座った。
 竜児は水着にドキドキしていて、落ち着けない。それでもゆっくり
と言った。
「お昼どうする?」
「どうしよっか。あ、そうだ!」
「ん!?」
 実乃梨はすぐに走ってどっか行った。戻ってくるころにはなぜか
スイカをと釘バットを持っていた。
 釘バットってそんな簡単に用意できるのだろうかと竜児は少し悩む。

312 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 10:16:53 ID:+ATY3+ly
2/4

「これでスイカ割りやろう。それじゃあ高須くんからね」
「え、まじかよ」
 仕方なく言われたままに鉢巻で目隠しをする。竜児は通報されないことを祈った。
「よーい、はじめ!」
「い、いくぞ!」
 真っ直ぐ進んでるはずである。でも、そう
ならないのがこのゲームだ。
「くしえだー! 良いところいってる?」
「あ、え? あああああ大丈夫大丈夫。あ、
右右!」
 右にと進路を変えてみた。
「あ、ち、違う。次はちょっと左左!」
 竜児は慌てて進路を変える。しかし――
「行け! 行け! 右右! 今!」
「はああああ」
 ズボッ
 急いで目隠しを取ってみると、案の定。釘バットは砂浜に埋まっ
てた。横にはツルツルのスイカがある。
「高須くん、おしい!」
「じゃあ交代! 余所見しないでよ」
「分かってるって」
 目隠しをした実乃梨に息を飲んだ。そっと視線をそらすも、すぐに見入ってしまう。
「たた高須くん! み見てないで早く始めて!」
「あっつ! 行くぞ。スタート」
「とおりゃあああ。いくぜええ」
「あっ違う。右右真っ直ぐ真っ直ぐ」
 勢いつけた実乃梨は一回点してまっすぐ迫ってくる。


313 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 10:18:55 ID:+ATY3+ly
3/4

「え、おい。違う違う左左! う、うわあああ」
 突っ込んできた実乃梨に覆いかぶせられ、そのまま二人は後ろに吹っ飛んだ。竜
児はゴクリと息飲み込む。鼻と鼻、口と口がごく間近にあった。
 無言に包まれ、身動きできない。実乃梨が動かない限り竜児はどうしようもなかった。
「高須くん」
「な、なんだよ櫛枝」
「恥ずかしいから目隠し取らないから」
「え」
「聞いて。……りゅ、竜児くん。名前で呼んで!」
「え、あ」
 息をそっと落ち着かせて竜児は言った。
「実乃梨さん」
「……嬉しい。ねえ竜児くん」
「な、なんだ」
 実乃梨はそっと目隠しを取っていった。口から舌がちょびっと出ている
「ごめん、待てないから私が先に言うね。わ、私は高須くんのこと好き!」
「お、俺もだ! 実乃梨さんのことが好きだ!」
 そう答えた瞬間、竜児は言葉を失った。実乃梨の軽い口付けだった。
 彼女はバッと横になって竜児の隣に寝転んだ。


314 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 10:20:56 ID:+ATY3+ly
4/4

「あとで真っ先にあーみん言おう。……その後に、
大河ね」
「う、うん」
 実乃梨はニッコリ笑って手を握り締めてきた。竜児もそれに答えて握り返す。
「一緒にスイカを割ろうよ」
 二人して釘バットを持ち、スイカの前に来る。
「よし」
「いっせいの、せ!」
 グシャリ!
 飛び散ったスイカで二人が真っ赤になったのは言うまでもない。おかしくて
一緒に笑いあった。


では五巻買ってくる。ノシ

315 :名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 23:22:53 ID:ksIxrGaz
「今だけ・・・手乗りタイガーのことを嫌いになった高須くんでいて」
「俺大河のこと嫌いになった訳じゃないから、
うまく言えないかもしれないけど・・・

最高だ、川嶋、大河よりずっと良い
川嶋のこの大きくて柔らかい胸に比べたら
大河のなんて物足りないよ、川嶋の胸は最高だ
ここも、締まりもすごくて、大河のじゃ全然いけないけど
川嶋には入れるだけでもうすぐにもいっちゃいそうだ
大河のあんな体に溺れていたなんて自分で情けないよ
この吸い付くような肌に触れたら
もう大河のブヨブヨとした体なんて触る気もしない
大河なんて中出しさせてくれるくらいしか価値のない屑女だよ
川嶋さえ居れば俺は・・・ 川嶋ぁ、川嶋ぁぁ」

316 :名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 00:50:53 ID:VRSILacU
>>315
誠は氏ね

317 :名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 00:52:13 ID:R537a7Vj
フライングタイガーが見られそうなシチュエーションだ

318 :名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 01:01:42 ID:lmFuvKi4
.    /: : /:: : : / : : : !:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : : / 〈  {} |/  レ  {} }|:./ヽ: : |
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   厶ヘ ハ         、     {ハ/ V   |
      \_!      _ '     !         | どうせ虎が竜を包丁で刺してENDなんだろー
        ヽ    /   `t   /      < 
      ___,r| \  {    / /         \____________
    /:/::::| \  ヽ `_⌒ ィ ´            (⌒) 
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、         ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、  ノ__  | .| | |

319 :名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 03:22:26 ID:L/eqQRX+
うぜえwwwww

320 :名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 11:14:09 ID:u0Eoz7wa
これほど嫌われてる主人公は孝之以来だなw

321 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 19:07:15 ID:X42oLfQV
よく知らんけど>>315ってスクイズ?
グロいってことしか知らなかったが、鬼畜要素もあんのな…

322 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 21:26:42 ID:wtkf+KKz
http://vista.undo.jp/img/vi8873597240.jpg

323 :名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 17:35:58 ID:ZoElvHeN
詳しく

324 :名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 14:17:18 ID:fVA2FeXc
>>323
ヒント:右上

325 :名無しさん@ピンキー:2007/09/05(水) 22:57:18 ID:Ep76JeEy
ああああああもう何でこんな過疎なんだろう
とらドラアニメも漫画も決まってんのに。宣伝でもするか?
いや冗談ですよ

326 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 00:23:09 ID:CSEAjTPC
>>325
スレタイにとらドラと田村が入ってないからな。
このスレの>>1には何か悪意を感じる。

327 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 11:01:18 ID:/Sy7grBg
いっそのこと立て直しでもいいと思うぞ。マジで。

328 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 21:25:01 ID:imuKqz2M
そんな理由で立て直しとかふざけてるの?

329 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 22:01:41 ID:rbVj5ZDg
投下が無いから寂れると知っていながら、ネタがまとまらず議論で埋まるこのジレンマ。
うーん、こういうのも過疎スレって言うのでしょうか?

330 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 22:25:39 ID:DR0L5Rqd
んじゃリレーでネタだしでもしようか。

大河と亜美が


331 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 22:41:04 ID:auVZ5tjD
……続けづらくね? と言いつつ考えてみる


休みの日に竜児を別々に誘い


332 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 23:10:25 ID:33GY+djF
竜児は悩んだ挙句インコちゃんを選び


333 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 23:11:32 ID:PqmAu5m2
インコちゃんを鏡の前に連れていくと


334 :名無しさん@ピンキー:2007/09/06(木) 23:12:09 ID:y9VJ6BeA
インコちゃんの中の人にみのりん光臨

335 :名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 01:57:56 ID:e5j7wPGc
>>325
アニメ化決定してるの?

336 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 10:33:21 ID:wOzdwBrg
>>318
うぜぇwwwwwwwwwwww

久々に覗いてみたが見事に過疎ってるな

337 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21:13:48 ID:LSubU/Gn
ttp://kjm.kir.jp/?p=141141
ttp://kjm.kir.jp/?p=141142
我が家に●ンコちゃんが来た

338 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 21:16:24 ID:VX9I8R0x
>>337
隠すところ一つでこんなにも踏むのを躊躇うことになるとは・・・

339 :名無しさん@ピンキー:2007/09/08(土) 22:14:35 ID:DpZAkVte
マンコちゃんが毎日家に来てるのに何もしない竜児は

340 :名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 05:21:47 ID:FwC6+ezj
電子ちゃんだと

341 :名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 11:40:31 ID:Ao1ndfTb
Tiger Days

高須竜児(たかす りゅうじ) 声:平井達矢/平川大輔
誕生日:10月16日(てんびん座)
主人公。2年C組。16歳。特技は料理。
両親は離婚しており、現在はスナックの雇われママの母親と2人で借家暮らし。遺伝のせいか目つきが相当悪いため不良と勘違いされることが多く、本人はそれを嫌がっている。
その場の雰囲気と状況に流されやすい優柔不断な性格の持ち主だが、根は優しい性格のため女性には異様にモテる。
クラスメイトの櫛枝実乃里に秘かに想いを寄せており、隣の家のクラスメイト逢坂大河の後押しから最初は奥手ながらも一歩ずつ進みだし、実乃里と念願の恋人関係になる。
しかし、仲を取り持ってくれた大河の突然の行動をきっかけに関係は大きく揺らぐ事になる。

342 :名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 14:30:46 ID:IeCaxkAE
みのりんがヤンデレwww

343 :名無しさん@ピンキー:2007/09/09(日) 20:25:25 ID:wjJuJ1kl
投下こないかな〜

344 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 12:50:54 ID:zQ54jpqC
エロ無し 竜児、美乃梨、大河、その他多数

 『ハンカチ』1/4

「行ってきます」
「バカ犬遅いったら! 早くしろ」
「あーもう、分かったから」
 夏休みを明けても竜児の立ち位置は変わってない。でもほんの少しだけ、ほんの少しだけ大河が距離を置いたように竜児
は思う。そして、実乃梨との関係も、少し変わった気がした。何でもないことなのに、より一層緊張した雰囲気になる。もしかし
たら……と考えている。
「ったく」
 前を歩く大河のスカートの隅がほつれていた。やれやれ、と竜児は
「スカートあとで直さないとな」
「え、あ。……バ、バカ!」
 大河はさっとスカートを押さえて立ち止まった。獲物を食い殺すような眼で睨まれて、慌てて説明をする。
「ち、ちがう! そこ! スカートのほら隅っこ!」
「それが、なに! 変態バカ犬! ……あとで直しなさいよ」
 そういうと大河はすたすたと先に走っていった。
「あ、待てって!」
 その時、視界の隅に落し物を見つけた。ハンカチがひとつ電柱の影に落ちている。しかも、ここから見て誰のものかも
分かる。なんというお間抜け。
「く、櫛枝の! でも……名前の刺繍が大きすぎだろ」
 ハンカチの3分の2をしめる名前の刺繍。【櫛枝実乃梨】と堂々と付けられている。櫛枝らしいといえば櫛枝らしい。でも
なんでここで、と竜児は思う。もしかしたら櫛枝もこの帰り道を利用してるのかと考えた。
 その思考の途中で遠くにいる怒った大河の声が聞こえた。
「なにしてるの! 早く来い!」
 時計を見て竜児は慌てて走った。待ってくれた大河に少し感謝をしつつ、今日こそは実乃梨とと喝を入れる。竜児はハンカチを
ポケットにしまってすぐに大河を追いかけた。

 教室に着くと、春田と能登のところへ向かった。
「おはよう。てか、春田飯今食うな」
「あんむひょふはわで」
「おはよう。なあ、今日は体育らしいぜ」
 と、能登は春田をしたに押さえつけながらニヤニヤ言った。
「ぬまんひゃなわ。……ふぅ。ああたまんねえぜ」
「ま、まじかよ」
 スカートの隅を直しておけば良かったと竜児は思った。細かいことが気になって仕方がない。実乃梨の困った顔を思い浮かべ
た。悔しくて仕方がない。でも、体育だからと思考が反転する。すぐに実乃梨のカッコイイ姿を思い出した。あれは何度思い出し
てもドキドキしてくる。気になって、外の様子を見るようにして実乃梨を探した。彼女は大河の隣の居て、ふと眼が合う。
「ああああ」
 と、櫛枝の悲鳴が出て、さっと彼女は大河の横に隠れた。

345 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 12:52:56 ID:zQ54jpqC
2/4

 またか。
 自分が何をしたんだと竜児は自信がなくなって、大河に眼を向ける。
「ひぃ……」
 大河もまた殺気だった眼をして睨んできた。なにもしてないだろと愚痴るが、聞こえたらただで済まないから小声で文句
を言いつつ下を向いた。
「なあ、高須。なんかお前櫛枝に避けられてねえか?」
 竜児はビクッとした。まさか、そんな。気づかれたか?
 そんなはずがないと思いつつ、すぐに答える。
「そ、そう思うか?」
「んーいやでもなあ。……そうだ」
「な、なんだ?」
「なにかあいつの持ち物とか……それを返すときに聞けばいいんんじゃね?」
 突然なにを言い出すんだと、困った顔を見せるる。
「……持ち物?」
 ふと、登校途中に拾ったハンカチを思い出した。あれなら間違いない、【櫛枝実乃梨】と書いてある。竜児は
嬉しくなってきた。
「ははーん。……よくわかんねーが、がんばれよ」
「まあ、そういうこった」
 春田と能登の応援に竜児はうれしく思う。春田は分からないが、もしかしたら能登には気づかれたかも
しれない。
「物好きだな」
 否定できない。
 竜児はここに居てもただ冷やかされるし、迷ったままだと返しそびるれる可能性があるので、さっそく返すこと
にした。このままここにいては危ない。
 善は急げと大河のところに行った。
 またも大河と眼が合う。
「なにバカ犬?」
「いや、お前じゃない。く、櫛枝」
「は、はひいい?」
 実乃梨はさっと一歩離れて心配そうに見てくる。それがまた悲しい。
「ちょっと返したい物があるんだけどよ。ちょっと……良いか?」
「返したい物?」
 竜児は手をふるわしながらポケットから拾ったハンカチを取り出した。
「あ!」
「みの……りん?」
 大河も不思議そうにそのハンカチを見つめている。
「ありがとう高須くん」
 実乃梨は照れた表情をして言った。そこで緊張が途切れたようで、彼女は近づいてきた。良いきっかけを得
たことに感謝をする。竜児は嬉しいドキドキでカーッと体が熱くなるのを感じる。
「りゅ……。ほら、みのりんと話したいんでしょ。もっとこっち!」
 大河に引っ張られて、実乃梨の前に立つ。大河に左腕を押さえつけられて動けない。仕方なく笑って実乃梨
にハンカチを渡した。彼女の機転に感謝して、あとで北村をなんとかしてやると決める。
 そのとき実乃梨とちょっと触れ合った。
「あ……」
 竜児は幸福感いっぱいになる。実乃梨は実乃梨で、眼をこちらに向けてじっとしたいる。
 その間は数秒。
「エロ犬!」
 大河の声にハッとして慌てて眼をそらした。
「よ、よく見つけてくれたぜ、高須くん」
 バシバシッと実乃梨に背中を叩かれた。


346 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 12:54:57 ID:zQ54jpqC
3/4

 竜児は感激で爆発しそうだった。
「こんの!」
 その後すぐに左腕に鋭い痛みを感じて、慌てて照れてだらしない気持ちをもとに戻した。
「高須くんはこれ、どこで見つけたの?」
「ああ、それは登校途中の電柱で」
「も、もしかして?」
 実乃梨はあわただしく周囲を見回した。心配になったので、実乃梨に近づこうとするとまた、左腕に痛みを感
じた。さすがに竜児もイラッとくる。
「いてーよ大河! もう大丈夫だから!」
「む……心配なのよ。みのりんを守ってるの!」
「守ってるって、いま櫛枝が!」
「う、うるさい!」
「あ、あのね大河。だ、大丈夫大丈夫」
 実乃梨は大河に話しかけてくれた。やはり実乃梨は良い。しかし――
「ち、違うのなんにもないのよ、みのりん」
 さらに激痛が走ったのでバッと勢いを付けて大河の手を離す。
「あ……」
 大河のか細い声が聞こえたように思う。
「ふ、ふん! エロ犬はいつまでもそうしてなさいよ!」
 怒ったように大河は言って、しばらく睨んできた。
「どうしたの大河?」
 実乃梨は心配そうに見ている。こうしちゃいられない。
「櫛枝、別になんでもない。な、大河?」
「好きにしなさいよ!」
 しかし大河はさらに怒って言った。走って教室から出て行く。あっという間の出来事に、竜児は呆然として実乃梨を
見る。彼女も困惑を隠し切れないようであった。
「ど、どうしよう……大河が大河が。で、でもね」
「櫛枝大丈夫か? ……大河を追わなくちゃな。ごめん、行って来る」
 罪悪感いっぱいに気持ちが広がってくる。いますぐ追わなくてはいけないと竜児は思う。しかし、思うように体が動か
ない。追いかけても意味ないという気持ちを押さえつけて竜児は気持ちを引きずるようにして外へ向かう。体と心は
離れ離れな気がした。
 たぶん本当は実乃梨とも一緒は嬉しいけど、友達の大河の方も心配であった。
「あ、待って! 私も行くから。すまねえ高須くん」
 うれしい助け舟がきた。情けないことに、それで体が軽くなったきもした。
 廊下に出て二人して歩く。せっかくの二人きりなのに、なんだか落ち着かない。
「……ねえ高須くん。幽霊はすでに見えてるの?」
 二手の分かれ道でどちらに行くかを考えているとき、実乃梨は突然話を飛ばして言ってきた。あまりに突然で、し
どろもどろに竜児は答えた。
「見えてる。もう見つけてる」
 竜児は実乃梨の顔を直視できずに上の空で答えた。
「もしも、もしもだよ。幽霊は一人じゃなくたくさんだったりしたらどうするの?」
 その質問にびっくりしてもう一度彼女の顔を覗き込んだ。
 真剣な眼だった。
 こんな時に……でも、すぐには答えられない自分に気がついた。答えは決まってるのに口に出せない。
「私の幽霊は見つかったかもしれない。でも高須くんは?」
 見つかった? 誰だ? いったい誰なんだろう。ものすごい不安にかられる。
 意を決して搾り出すように竜児は答えた。
「絶対絶対一人だから。見間違うはずがない。……右曲がろう」


347 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 12:56:59 ID:zQ54jpqC
4/4

「そ……うん。早く見つけて仲直りだ」
 いつもの雰囲気に戻って竜児はほっとした。これでいいはずだった。
 右に曲がってしばらく進むと、窓辺でこしを下ろしてこちらを見ている大河がいた。
「竜児! みのりん……」
「おい、大河。大丈夫か?」
「タイガー、元気になったか?」
 大河はぶすっとしながらもすこし照れていた。
「ちょっと竜児はそこで立ってて。許してあげるから。みのりんこっちに来て」
「だって、高須くん。すこしそこで待っておれ」
 実乃梨の男らしい言葉に従って、立ち止まる。それになんだか男が立ち入ってはいけない感じがしたからだった。
 二人は小声で話してるようで、内容は分からない。それもすぐに終わって、二人は近づいてきた。
「ほら行くわよバカ犬!」
 満面の笑みで二人は笑いあっていた。二人は互いに頷きあうと近づいてきた。
 ガシッと大河に左腕を取られる。
「お、おいまた――」
 いい終わらないうちに右手に手のぬくもりを感じる。
 困って右を向くと、実乃梨も恐る恐る右手を握っていた。
「え、え!?」
 予想外の事態に混乱する。これはいったいどういうことなんだ?
「い、行こうぜ高須!」
「あ、ああ」
 実乃梨に促されて、聞こうとした質問が宇宙のかなたへ飛び去っていった。
 二人に引っ張られるようにして竜児は歩く。両手に花と考えたらいいのだろうか。でも、そんなはずはないだろうと
彼は思った。第一、大河は怒ってる顔して前を歩いている。実乃梨の方は別に緊張するほどのことでなく、いつ
もの元気な姿で手を握っていた。でも、嬉しいことは隠しようがない。なんだか必死に否定するのも肯定するのも
恥ずかしくなった。
「竜児、なにニヤニヤしてんの! 授業遅れたらあんたのせいだからね。あんたの弁当の分も半分もらうから」
「はあ、って待てよ」
「俺ももらおっかな」
「みのりんは私の分けてあげる! ほ、ほら行くわよ犬!」
 いつもの食い意地の大河といつもの(良い意味で)変な実乃梨。何も変わってない、何も変わってないと念仏の
ように唱えた。でも、なんか苦難が増えた気がした竜児であった。         END

348 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 21:50:19 ID:zDCJFhWD
GJ!
みのりんも大河も可愛いなー。

349 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 21:56:19 ID:8s/VT3Mq
これはいい

350 :名無しさん@ピンキー:2007/09/11(火) 23:37:41 ID:MiEnlp5t
大河!大河!大河!大河ぁぁあああわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!大河大河大河ぁああぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!逢坂大河たんの栗色ふわふわの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説5巻の大河たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ放送されると良いね大河たん!あぁあああああ!かわいい!大河たん!かわいい!あっああぁああ!
コミックも連載開始されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
大 河 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!手乗りタイガーぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の大河ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の大河ちゃんが僕を見てるぞ!大河ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の大河ちゃんが僕を見てるぞ!!
小説の大河ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には大河ちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの大河ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ亜美様ぁあ!!み、みのりんー!!兄貴ぃぃぁああああああ!!!さくらァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ大河へ届け!!たらスパの国の大河へ届け!

351 :名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 10:37:38 ID:h0Cx1FLh
ちょwwwおまwww
なしたwww

352 :名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 11:02:03 ID:Zne7E7Dx
翠星石で同じバージョンを見たキガス

353 :名無しさん@ピンキー:2007/09/12(水) 13:21:42 ID:725JLXi2
「ケティ」で元ネタの出所がわかるな

インコちゃんに変えろ

354 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 14:29:05 ID:YJ0PmLmg
竜児「頼む大河!!一日一回だけとは言わずに何回でもしたいんだ・・・・いいだろ?」
大河「そっそんなの無理に決まってるでしょ!!ただでさえ毎日してるのに何度もだなんて・・・」
竜児「だいじょうぶだ、俺ならいくらでも頑張れるから!!」
大河「あんたがよくったってあたしが参っちゃうのよ!!」
竜児「なに言ってんだよ。そういうわりにはお前だって始めてしまえばけっこうノリノリじゃないか」
大河「きゃーっ!!しっ信じられない!!普通そういうこと言う!?」
竜児「まぁまぁ。なんだかんでお前だって結構好きなはずなんだって」
大河「うぅ・・・そうなのかな?」
竜児「そうだって。お前には素質があるからな」
大河「真面目な顔して言わないでよ・・・・もう、そこまで言うのなら・・・いいわよ好きにすれば・・・」
竜児「ぃやっほぅー!!そいじゃ遠慮なく・・・」






竜児「あぁ、朝昼晩掃除が出来るなんて俺はなんて幸せものなんだ」

355 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 17:16:06 ID:ruWm4dcK
オチは読めたのにワクテカしましたwww

356 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 17:56:09 ID:jCJKJZEQ
田村くんが日課のネット巡回をしている最中に、一つのアングラサイトを発見する
暴力行為の写真、動画を配信し特に女性に対する監禁暴行風景を好むそのサイト
に吐き気を催しながらも、好奇心からそのサイトを覗くことをやめることが出来ない。
一方、さくらを含めた友人達との長期旅行を怪我によって行けなくなった幸太の元に、
差出人不明のアダルトビデオが届く
モザイク処理されたそのビデオに写る肢体はさくらにそっくりで、思わずオナ
ニーしてしまう幸太。
怪我で動けない退屈さも相まって、誰ともわからない陵辱ビデオに見入る幸太。
数日後、旅行に行った友人からメールが届く。
「なんでさくらちゃん来てないの?」
そして再び届けられたアダルオビデオ。
モザイクの外されたビデオに移る少女の顔は…




「ひどいなぁ…これ」

田村くんの顔を照らすモニターの中では、胸の大きな少女が体中を傷と
精液まみれにしながら「幸太」という名前へと助けを求め続けていた。




ってな話を誰か書いてください


357 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 21:26:39 ID:Rbrje3oN
その勢いでお前が書くんだ

358 :名無しさん@ピンキー:2007/09/13(木) 22:53:14 ID:AMiBl0lh
>>356
それって確か螺旋回廊だっけ?

359 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 02:20:41 ID:vsTxXV2c
>>358
お、知ってる人いたか
すごいマッチする組み合わせだと思うんだよね、ゆゆぽ作品と

360 :358:2007/09/14(金) 03:17:31 ID:M9jVutr6
>>359
確かにNoelの例もあるからってマッチするかも…ってねーよwww
てかマッチするとかしないとか以前にレイプとか陵辱物が凄まじく苦手な俺には耐えられん。
前スレのヤンデレ作品とか途中までしか読めなかったしw

361 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 04:12:34 ID:vsTxXV2c
>>360
いやでもほら、犬調教施されて「わん」しか言えなくなったばかちーや
あまりに激しい陵辱に幼児退行起こした会長や、薬漬けにされて
性奴隷化した相馬さんとか・・・たまんなくね?

ごめん自重する

362 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 14:04:32 ID:YvScx724
自重するなら最初から言うなよ。
キメェ

363 :名無しさん@ピンキー:2007/09/14(金) 22:14:10 ID:9oN1TeRR
>>361には多少シンパシーを覚えないでもないが、自重するとか言いつつ書きこみするのは確かにウザいな

364 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 00:13:05 ID:0y1YjS97
犬扱い調教施されて凹み「わん」しか言えなくなった竜児に興奮を覚えるドSばかちーや
あまりに激しいさくらの天然攻撃で幼児退行起こした竜児に母性本能感じる会長や、
“薬”漬けにされて炊事奴隷化した竜児に共感を覚える相馬ならみたいが
>>361は氏ね

365 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 01:54:03 ID:G7XPXbF4
>>364
竜児は今のままでも炊事奴隷ならやってくれそうな気がw

366 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 11:32:32 ID:H15XcG3l
あんま>>361たたいてやるなよ。つーかエロパロ板だし、陵辱も普通にありだろ。
自重するうんぬんの発言がウザいとかいうが、この程度ふつーにあるだろ。
そもそも「以降は自重する」ということだと思うんだがね? 
>>364とかは間違いなく尻馬に乗っただけだろw

367 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 21:28:16 ID:OOKD+WGg
『尻馬』ってどことなくヒワイな響きですね

368 :名無しさん@ピンキー:2007/09/15(土) 22:08:27 ID:7Td8X0X3
そういや今朝は松澤と一緒にお風呂に入って相馬が俺にやきもちやいてくる夢を見たな。
松澤のちっちゃなおっぱいも嫉妬してむくれる相馬も可愛いよ。

369 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 00:53:03 ID:/aWYLHu2
>>368
「あ、あたしのほうがおっぱい大きいんだからねっ!?
 ほ、ほら、よければこれで洗ってあげるし……え?
 あ、あああの、ほんとに? 待ってごめん、今の言葉のあやっていうか……
 うぅ……するの……? 田村のへんたい……ぐす……」

こうですかわかりません

370 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 02:22:08 ID:PlW5aYQ4
>>368
松澤ってひんぬーなのか?
悪くて並くらいジャマイカ

371 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 12:35:48 ID:2Kg6fhJ2
ひんぬーと聞いてやってまいりました

wktk.∧ ∧ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < ひ、ひんぬー・・・・どこ?どこ!?!
     ./ つ つ    \______________
  〜(_⌒ヽ ドキドキ
     )ノ `Jззз

372 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 12:49:53 ID:ysYKTYs/
ひんぬーだな
ttp://yasu895.hp.infoseek.co.jp/img/060919b.jpg

373 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 16:43:06 ID:BhzB0n9d
偏見かもしれないけど部活やってる女子は
乳も含めて全体的にスレンダーになる傾向なんじゃないか?

砲丸投げや柔道?
あれはゆゆp、じゃなかった例外

374 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 16:46:19 ID:1f4Y3Duf
俺のクラスメイトだった陸上部員は巨乳だったなぁ
部活の練習かなんかでランニングしてたとき胸がばいんばいん揺れてて邪魔そうだった

375 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 16:58:40 ID:/aWYLHu2
ソフトボール部に美人+スタイル良しな短髪娘がいたなあ。さばさばしてていい友達だったけど、
エロい体だった。腰とか手足とか細いんだけど、胸と腰だけ肉づき豊かだった。
脚のばして立ったまま前かがみで靴紐結ぶ奴だったんだが、高々と突き上げたジャージの尻にパンツのラインが
くっきりと浮いたりね……

376 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 17:00:00 ID:/aWYLHu2
胸と腰×→胸と尻

377 :名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 21:48:42 ID:3MtkfZJo
かつてダメ水泳部員だったが、速い女子部員の体のラインが実に美しい曲線を描いていたのを覚えている。
不思議とあまり欲情はしなかった。

なぜあの時写真に残さなかったのかと(ry

378 :名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 02:48:56 ID:jt7vW5ol
>>377
きっとそのころは三次元に興味がなかったのであろう

379 :名無しさん@ピンキー:2007/09/17(月) 20:31:32 ID:PCRj+6tY
>>372
いやいや、ひんにうなんじゃなくて着痩(ry

まぁサイズなら相馬>松澤かもしれないが、スタイルなら松澤>>相馬だろう

380 :名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 12:18:51 ID:8NS8ILBl
今日は松澤の誕生日。
というわけで田村が「俺がプレゼントだっ!」とリボンのみで特攻するという妄想が。

381 :名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 13:12:31 ID:AWcQHKKr
うっ・・・

382 :名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 15:06:14 ID:Qevd0ZHZ
マンボッ!

383 :名無しさん@ピンキー:2007/09/19(水) 23:18:42 ID:lGBJjxrq
松澤誕生日おめでとー、ってことで軽く小ネタ投下。

 * * *

「松澤、誕生日おめでとう」
そう言って、俺はそっと松澤の首にバイトして貯めた金で買ったネックレスをかける。

「うっ、嬉しい……田村くん、ありがとう」
「ごめんな、こんなものしか用意してやれなくて」
松澤には本当に申し訳ないと思うけれど、学生の身空ではこんな安物しか買えなかったのだ。
そんな俺の不安とは裏腹に、松澤はネックレスを手にとって本当に幸せそうな柔らかい笑顔を見せてくれる。
その聖母のような表情を見ていると、今までのそんな不安もいっぺんに消し飛んでくれるような気分になれる。

「ううん、いいの……私は田村くんがくれたものならば何でもいいし、
 それにこのネックレス、田村くんの気持ちがこもっていてとってもあったかい気がするの」
ううっ、なんて泣かせることを言ってくれるんだ松澤よ。
ああ、こんな彼女を持てた俺は世界一の幸せ者です。
俺の今までの不遇な人生は、全てこの日の幸福を迎えるための試練だったのではないかとさえ思えてくる。

「それにね、田村くんはネックレス以外にも……とっても素敵なプレゼントをくれたんだよ」
「……へっ?」
ネックレス以外のプレゼント?
もしかして、今俺がここにいてくれることが一番のプレゼントだとか言ってくれちゃったりして?
きゃー、まっちゃんったらなんて可愛いのー、と桃色の想像が頭をかすめてしまい、
ついつい松澤の次の言葉をにやけながら待っている俺。

「それはね……これだよ」
穏やかな顔をして、自分のお腹を優しくさすっている松澤。
……何ですと? これは、まさか……?

「検査薬で調べてみたんだけど、できちゃったみたい」
そしててへっ、と悪戯っ子のような顔を見せる。

「は、はは……そりゃあ、よかったな……ははは……」
そうですか、あの時つけずにしちゃったときにできちゃったんですか。

俺は妊娠を喜んでいる松澤をどこか遠い目で眺めながら、突然訪れた早すぎる人生の決断を前にして、
相馬にどんな説明をして関係を清算すればいいのかと思い悩み、暗鬱な気分に陥っていたのだった。

384 :名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 00:05:54 ID:wS6eUbwg
   /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
   |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
   |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
  < : _: : / 〈  {} |/  レ  {} }|:./ヽ: : |
  <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|
   厶ヘ ハ         、     {ハ/ V    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      \_!      _ '     !         |  二又かよ
        ヽ    /   `t   /      <   お前最低だな
      ___,r| \  {    / /         \____________
    /:/::::| \  ヽ `_⌒ ィ ´            (⌒)
  /::::::/::::::|  \   ´ ∧>、         ノ ~.レ-r┐、
/:::::::::::/::::::::|    \  /  !\::`ー- 、  ノ__  | .| |

385 :名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 01:17:26 ID:/xBeVopi
まさかここでまで言う事になろうとは・・・

誠 死 ね

386 :名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 09:55:40 ID:V/HDQ+dL
>>383 ……。

微エロ 竜児、亜美、+大河。+北村

『もしも大河が一時間遅かったならば』1/3

「や、やめろよ!」
 竜児は覆いかぶさった亜美を押しのけた。勢いがつき過ぎて、彼女は横に転がっていった。
「きゃあ! いったー」
 亜美は立ち上がって竜児を睨む。
「ひどい! 単なる冗談なのに。それとも……もしかして本気にした?」
 すぐに亜美は小ばかにした表情に戻る。冗談ならなおさらそういうのはやめてほしい。
 竜児はほっとした。一瞬動けなかったのである。あれは本気の顔じゃないのか。
 彼は亜美の冗談に答えずに言った。
「……お茶でも飲むか?」
 竜児は何気ない表情で亜美を見つめ返す。こういうとき、下手に慌てても仕方ない。努めて冷静に振舞おう。
「それは良いかもね」
 亜美もまた、そっけなく答えた
「高須くんは大河のことどう思うの?」
 真剣な表情で彼女は竜児を見た。
「え、どうって?」
 竜児は急須にお茶を入れ終えてのふいの質問に答えられない。そもそも、質問の意図が分から
なかった。家族として? 友達として? それとも、恋愛対象として? 竜児はどれも違うような気がしてきた。
「高須くんは、いつまで大河の隣にいるの?」
 亜美はか細い声で、答えて、と言った。
「それは……」
 竜児は言いよどんだ。たぶん終わるのは北村のことが終わってから。でも……大河はお腹が空いて仕方ないだろう。北村がわざわざ作りに来るとは思えないし、でも、
二人の恋路の邪魔となるのは自分である。だから、いる必要はない。必要とされなくなっていくのではないか。
 家事ぐらいは教えていたほうが良いだろうか? でも、大河にそんなことができるだろうか。
 竜児は首を横に振った。大河の努力をバカにするわけじゃない。ただ、さびしいのである。もしかして、大河
をだしに寂しさをまぎらわしてないだろうか。
 実乃梨との関係はどうなるのだろう。このまま友達でしかないのではないか。それに、いまだに告白さえしていない。大河はまっさきに終わったはずなのに。
「憧れじゃあ、いつまでも変わらないよ」
 亜美の言葉にハッと息を飲み込んだ。
 うぬぼれではない。しかし、現実問題、実乃梨と付き合うことになったら大河とはいられないのである。
「た、たい――」
 大河と言おうとしたところで、亜美に手で口をふさがれた。
「そうやって、いつも大河大河。高須くん……竜児くんは大河の親代わり?」


387 :名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 09:57:43 ID:V/HDQ+dL
2/3

 亜美はそういって唇を噛んで押し黙る。
 沈黙。
 重苦しい空気が周囲を漂う。
「いや、それは大河は……」
「高須くん、いつも大河のことだよね? ほんとうは、誰にも興味がないから彼女の犬奴隷なの?」
「そんなことねーよ」
「そ」
 竜児は亜美の楽しそうな表情にイラッときた。
「……おまえこそ、いつまで仮面を被って人をたぶらかす気なんだよ。バカじゃねえー」
 竜児はハッキリとは言わず遠まわしに言う。
「だからお前は好きになれねーんだよ」
「お前と大河とさ――」
「高須くんって、なんなのよもー!」
 そのときだった。亜美は思いっきりガラスの食器を叩き割った。ガラスの破片は床いっぱいに広がっていく。
竜児は駆け寄ろうとして足を切ってしまった。血が足裏からにじんでいく。
「大河。口を開けば大河。別に恋愛とかそんなんじゃないんでしょ!」
「あ、おい――」
 亜美は駆け寄る竜児を押し倒す。ジャリジャリっとガラスの破片が音を立てていく。
 背中や首筋、あらゆるところに破片を感じる。慌てて竜児は立ち上がろうとしたが、亜美に睨まれて立ち上がれなかった。
「そうやって、気持ちをごまかすん、だ」
「だから…んむ!?」
 キスをされて呆然。一瞬の出来事だった。
 こう着状態のまま一分ほどが過ぎて、亜美の唇が竜児の口から離れた。
「これで、ファーストキスは私の」
 竜児はドキドキして、彼女をまともに見れない。
「……わたしって卑怯よね。でも、こういうのも悪くないかな」
「おまえ、なにするんだよ……」
 そこでようやく竜児は言いたい言葉を搾り出した。しかし、
「逃げようとすれば、大変なことになるよ。でも、竜児くんが本気ならば、逃げれるはずじゃないよね」
 亜美の言葉に一刀両断されて、言葉の続きが出なかった。小悪魔じみた笑みに気持ちわるさとは違った鳥肌
が立つ。確かに逃げられないこともないが、なんだか惜しいような気もする。
「……痛いのと気持ちいいのがどっちが好き?」
 亜美は舌を出してニヤリとした。彼女は返答をまたずに次の言葉をつむぐ、
「どっちにしよ〜かな。……やっぱり気持ちいいほうが好み、よね」
 亜美はそう言って、右手をもぞもぞと竜児の体の上を這わした。
「く……」
 竜児は自分の情けなさに唇を噛んだ。文句を正直に言えば彼女はやめたはずである。
でも、情けないことに言えなかった。


388 :名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 09:59:44 ID:V/HDQ+dL
3/3

 そして今、こうしてることに興奮する自分がいた。
 亜美の小さな手が唇から足先の方へと降りていく。彼女の手先が触れるか触れないかの感覚がもどかしい。
身体は正直に反応していった。
「ほ〜ら、もうこんなに大きくなっちゃった」
 亜美は膨らんだズボンの上を人差し指でツンツンすして、ケラケラ笑った。
「あむんむ……ちゅん」
 さらに口付けを施されて、思考を中断させられる。竜児の頭の中はいつのまにか真っ白になっていった。
「お願いだ。……やめようぜ、やめてくれ」
「息が荒い竜児くんに、そんなこと言われたくないね」
 竜児は黙った。言い返せない、身体は正直である。
 ジジジジー
 ズボンのチャックは下ろされて、そこから逸物を取り出される。
 亜美の指先が竿をしたから這っていく。その刺激に体がついていくように、熱が体全体に伝わった。竜児は
顔を真っ赤にしながら亜美を見つめた。
「すぐにイかしてあげるからね」
 さわさわさわ……うにうにうに。
 くすぐったいような、痺れるような感覚。玉袋のあたりからは熱いエネルギーが集まってきていた。
 顔が向き合っている方では亜美の体臭や香水の匂い、そして白く柔らかい肌が触れ合っていく。次第に二人は
息が合ってきた。
 股間をまさぐる手はさらに動きを増していく。手でぐりぐりと強く弱く上下運動させられて。ついに粘ついた
我慢汁が彼女の手に付いてきた。
「はぁふぅ。そ・ろ・そ・ろ!」
 もう誰にばれても良いや、と竜児は思う。亜美だって、そんなに悪いやつじゃない。
 その思考を中断するように彼女はまた接吻をした。
「かけても良いよ。……竜児くんなら」
「……うん」
 彼は首を縦に振った。
 しごく手がゆっくりと、はたまたすばやく上下に動いていく。
 そして射精の欲望が頂点に達した。
「う……く!」
 びゅっ!! ビュルルル!! ビュルルルルル!
「ううう……はあはあ」
「あ〜あ、私のスカートが真っ白だ。でも、竜児くんはキレイにしてくれるよね」
 亜美はそう言いながら指先で白濁液をすくいとって舐めた。
「苦いね……」
 亜美は小悪魔じみた笑みを見せる。こういうのも、悪くはないかもしれない。やはり犬畜生なのかも、と竜児は
大河に言われた言葉を反芻する。
 ふと、竜児は横を向いた。亜美もつられて横を見る。
「……え?」
「あ……北村」
 台所を隔てた部屋の向こう側で、大河をおぶった北村がいた。二人は商店のさだまらない眼でこちらを見ている。
顔を真っ赤にした二人は震える声で言った。
「りゅ、りゅう、じ」
「亜美おまえ……」
 大河はもしかして泣いてるのか?
「わ、わたし……帰る」
 大河は器用に北村から降りると、玄関の方へ走っていった。残された三人で顔を見合わせる。
 もう大河はどこにもいない。遠のく足音が、よく響く床だった。             END   

389 :名無しさん@ピンキー:2007/09/20(木) 10:15:35 ID:13ihiFIB
>>388
物凄く…GJです…
でもあの時点での亜美や大河がこんな言動とるだろうかとか思ってしまう俺がいる。

390 :名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 12:00:09 ID:tTwCX+5g
>>388
商店の定まらない目…買い物で迷ってるんだな…

391 :名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:45:21 ID:6mNOqeWX
お前らちゃんと生きてる、か?

392 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:05:40 ID:Bl/8GdHE
生きている人、いますか?

393 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:55:38 ID:6UsCFwDb
スレ内生体反応…2

394 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:18:26 ID:2bfJ4mjC
とりあえず世界樹の葉を5枚ほど置いてきますね

395 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:39:20 ID:1SVJrOPQ
このスレでCCネタを見るとは思わなんだ

396 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:49:29 ID:478qzffR
エロ無し 竜児、美乃梨、大河、+北村

『帰り道』1/2

 俺は決断を渋っていた。家ではネコを飼えない。ただでさえ、大河に困っているのにネコを飼うのは
無理すぎる。でもここでそれを決めたとして、隣にいる実乃梨の悲しそうな顔を見るのはしのびない。もしも、
それで嫌われたらこれからどうすればいいのだろうか。そんなことは起こりえないが、軽はずみに飼って
手放すことになったもいやだ。
 普段快活な実乃梨が悲しそうに言った。
「しょうがないのかな」
 彼女はため息をついた。それがなんだか、自分を責めているようで、心苦しい。
「かわいくてしかたねー」
 喉をいじったりしてネコとじゃれあう実乃梨も可愛い。俺もそれに習っておずおずと手を伸ばした。ニャーと
言いながら指先をなめてくる。捨てた飼い主を思うと怒りが収まらなかった。
「どうして捨てるんだよ。身勝手すぎだろ!」
「無責任。馬鹿馬鹿馬鹿だ」
「ああ」
 ここでこれ以上怒っても意味がない。今は当面の問題に集中しないといけない。
 でも自然と表情が抜けていった。癒されてるようだ。
 ミャーオとネコは甘えるような声で鳴いた。物欲しそうな目で見上げてくる。もしかしたらお腹がすいてる
のかもしれない。
「お腹すいてるのかな?」
「キャットフードいるのかな」
 実乃梨も同じことを考えていたようで嬉しくなった。
 家にはもちろん無い。でもたしか近所のスーパーマーケットに売っていたはずだ。餌ぐらいなら俺たち
でもできるかもしれない。
「よし」
「高須くん?」
「ちょっと待っててくれ。今すぐキャットフード買って来るから」
 実乃梨はそれを聞いて笑顔がパアーっと開いた。彼女が笑うとこちらも嬉しくなる。いつも感謝するぜと心
の中で俺は言った。
「……待ってるぜ」
 ニャーニャーニャー!
 ネコも彼女に合わせて鳴いた。よし、待ってろとネコの頭を撫でた。
「すぐに来るから」
「うん」
 ニャー

 ギャー! ギャー!
 缶詰を手にして戻ってくると、騒いでる声が聞こえてきた。どうやらネコとトラが争っているようである。実乃梨
を探すと、遠くで電話していた。もしかしたら手助けを読んでるのかもしれない。
「キィーーーー! うるさーーーーい!」
「ギャーーーー! ギャーーーー!」
 大河と張り合ってるネコも凄いが、ネコ相手に半ば本気で怒ってる大河もいろんな意味で凄かった。これ
以上黙って見てても仕方ないし大惨事になっても意味ないので止めることにした。
 ネコと大河の首根っこを掴むと、両方を遠くに引き剥がした。
「あ……」
 ニャー


397 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:51:33 ID:478qzffR
2/2

 実乃梨も気づいてこちらに駆け寄ってきた。
「あれ? どうかしたの二人とも?」
 今、ちょっと北村くんに頼んでてと耳打ちしてきた。ちょっとドキドキが止まらない。俺はありがとう、と
小声で言った。
 ふと殺気に気づいて顔を上げると大河が怖い目をして睨んでいる。
「お。おい」
「私が近づくと生意気にも怒るのよこのネコ。ムカツク」
 それに対してネコは「私はなにも悪くないから」という感じでニャーと鳴いてきた。擦り寄ってしっぽをふりふりする。
「あ、こら!」
 ギニャーー!
 実乃梨が茶化すようにいった。
「高須くんは人気者だぜ」
「いや、それは」
「エロ犬、どうすんのよこのネコ!」
 大河がイライラしたような声で言った。今日の大河はいつもよりも不機嫌だ。ちょっと怖い。
「それが、北村がなんとかしてくれるらしいぞ」
「え、え、北村くんが?」
「櫛枝のおかげだぜ」
 彼女に向いて俺は言った。
「そ、そんなこたあないぜ。高須くんのおかげでもあるんだしよ」
「く、櫛枝。……そんなことねーよ」
 なんだか照れ顔を二人に見られたくない。だから下を向いてネコの餌の缶詰をあけた。手が滑って落として
しまうが中身はこぼれないで置けた。缶詰に嬉しそうにネコが近づいて食べはじめた。
「まったく竜児はすぐ失敗するんだから」
 呆れた大河の声だった。助けを求めて実乃梨に顔を向けると、ジッと見ている。その後数秒間見詰め合って
いるのに気づいてあわててそっぽを向いた。
「このエロ犬!」
「あ、いや。うん。ほら大河、落ち着いてよ」
「みのりん……うん」
 助かった。大河に感謝をする。あのまま気まずい雰囲気では死んでしまう。
「お〜い、みんな〜」
 北村の声だ。お〜い、とこっちも手を振って答えた。あいつの顔から大丈夫なようで一安心する。
 大河も真っ赤になりながら小さく手を振っていた。
「どうやら見つかったみたいだな」
「良かったね」と実乃梨はネコの背中をいとおしむようになで上げる。
 ニャーとネコも食事を終えて甘えた声で鳴いた。やっぱり可愛い。でもこんな分じゃ買えないよな、と大河に
視線を移して見た。
「なによ?」
「いや、なんでもないです」
「ふん」と大河はそれでそっぽを向いてしまった。
「もう持って行くけど良いか?」
「北村、餌もな」
「頼むぜ」
「た、たのむ」
 と大河の緊張した声。
 ヒョイと北村はダンボールごと抱え上げた。北村を見送ると、静寂が残った。
「行っちゃった」
「ああ」
「竜児、仕方ないことよ」
「そうだな」
 俺はうなずいた。確かにしかたないことなんだから。
「帰ろうっかタイガー、高須くん」
 今実乃梨は少なくとも、太陽のような遠い存在では無くなったかもしれない。竜児は嬉しい変化に戸惑い
ながらも、ネコの行く末が心配になっていた。少し優柔不断なのかもしれない。
「行くよ」
 大河に思考を中断され、はっとする。こんなのも良いかもしれない。
「あ、ひっぱるな!」
 大河に引っ張られながら、このまま変わらなくても良いなと、竜児は思った。         END

398 :名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:55:16 ID:Mpn+/Ac4
なるほど。つまりは竜児、北村、春田、大河、亜美、みのり、会長、先生の8人だけをのこしてある日、世界から人が消え去ってしまうんだな

399 :名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:08:49 ID:n2HIRc5P
ゆりちゃんじゃなくてインコちゃんだろ!

400 :名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 07:53:46 ID:Gg3+i5N0
>>396-397
この大河の科白がくぎゅ声で再生される俺はどうすれば

401 :名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 12:48:09 ID:4BPpfg7F
マイナー声優のネタは他所でやれ

402 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 23:02:17 ID:ju0Ifsup
なんか起爆剤無いかね?

403 :名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 23:50:10 ID:Kbf6w0u1
少ない髪を盛り上げる育毛剤なら手元にあるが

404 :名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 12:58:31 ID:RK9yN+Fv
リスクやマイナスなら腐るほど抱えてますが

405 :名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 20:17:41 ID:YfPn//pl
出会い系で逢えないのって理由がある。

http://550606.net/

406 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 12:37:40 ID:QoD4dh9P
アニメ『Tiger Days』第12話

・OPはカット。第一話と同様にタイトルがガラスのように割れる。
・竜児、亜美を連れてレストランへ。自宅で料理を作って待っている大河へ「用事が出来て帰れない」と電話。
 大河、竜児のウソに勘づくが逆切れされた勢いに押されて電話を切る。料理をキッチンの床へ投げつけ、竜児の家を飛び出す。
・落胆したまま駅のホームを歩く大河。向かいのホームを通過した電車に竜児と亜美を見つけてギョッとする。
・竜児、亜美を自宅へ。キッチンにぶちまけられた料理に驚くが、自分は悪くないと大河を責める。
・竜児の家に駆け戻った大河。居合わせた亜美を見つけて平手打ち。「竜児を奪った」亜美を責める大河だが、それは逆だと言われて言葉を失う。
・亜美、さらに実乃梨の裏切りを暴露して大河を追い詰める。「私は寛容だから」竜児とディープキス。見せつけられた大河、絶叫。
・大河、歩道橋をよろよろと歩きながら、想像上の実乃梨に責められる。
・翌日。憔悴したまま目覚める大河。竜児からのメールに喜ぶが、メールの文面を見て表情が変わる。
『川嶋が知り合いの病院を紹介してくれるって言ってる。早いほうが身体の負担が少ないって話だから……』
・学校。教室へおそるおそる入る竜児に大河からメール。
『会って話したい。
 家まで行くから。
 二人だけで。』
・昼休み。屋上で食事する竜児と亜美。竜児、亜美に改めて告白。
・夕方。竜児の自宅。机を挟んで、大河の斜め前に座る竜児。「病院に行ったのか。どうだった」ときく竜児に、大河は無言。
 お茶は自分が入れる、と大河、キッチンへ。
・キッチンのゴミ箱には、大河が作ったクリスマス料理。自室へ戻っていく竜児の背中を見ながら、大河、包丁を握りしめる。
・ショッピングセンター(?)亜美、竜児の夕飯を作りに行くことを、妹にうらやましがられて笑顔。今夜は竜児の部屋に泊まり、翌日は海へ遊びに行く予定だった。
・竜児の自室。携帯には、大河からの新着メール。
「ごめん。
 
 (長い改行)
 
 さよなら。」
・メールの文面に竜児、眉をひそめる。気配に振り返れば、目が死んだ大河。包丁を腰だめに、走り寄ってくる。
・よろめき、倒れ、助けを求めて手を伸ばす竜児。
・大河「ひどいよ!自分だけ、ばかちーと幸せになろうだなんて!」竜児に馬乗りになり、何度も包丁を振り下ろす。
 「たいが……」かすれた声で大河の腹へ手を伸ばす竜児。瞳孔が開ききった竜児の目で我に返り、大河、包丁を握ったまま逃げ出す。

407 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 12:38:20 ID:QoD4dh9P
・亜美、竜児の死体を見つけて呆然。
・大河の携帯へメール。「屋上で待ってる」送信者は竜児だった。
・夜。学校屋上。私服の大河。無人の屋上をけげんに思うが、歩を進める。手は上着のポケットに入れたまま。
・ベンチには、大きめのバッグが置かれている。
・亜美「病院、行った?いいお医者さんなのよ」目が死んでいる亜美の手には、竜児の携帯が。
・大河が病院に行かなかったのは、想像妊娠が発覚するからだと言ってのける亜美。大河は否定できない。
・竜児のやりたいことをしてあげただけだと叫ぶ大河。
 亜美「高須君?高須君ならそこにいるよ。きいてみたら」
 亜美の視線は、ベンチのバッグに。大河、バッグの中身を確認し、嘔吐。
・亜美「手乗りタイガーの言ってること(妊娠の事実)、確かめさせてよ」
 亜美、手にしていた布包みを解いたと同時に動く。包みから現れたのは、既に血にまみれたノコギリ。
・大河、上着のポケットに忍ばせていた包丁を取り出すが、亜美の左手に手首をきめられ(虎眼流簾牙)、取り落とす。
 亜美、不適に笑う。
 夜空に吹き上がる血しぶき。
・屋上の床に広がる血だまり。
 糸をひく裂け目から、血まみれの亜美を見上げるアングル。
 亜美「やっぱり。嘘だったんだ。(語気を強くして)中に誰もいないじゃない」
・沖に出ているNice boat.
 甲板、竜児の頭を抱きしめている亜美。目の下にくまが。
 亜美「やっと二人きりになれたね、高須君」

・ED。PC版OPをバックに、竜児の携帯電話は誰も映さず。

・Cパート。
 春を迎えた学校。明るい調子の面々だが、そこに竜児、大河、亜美はいない。
 屋上のベンチには竜児の携帯電話。了。

408 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 12:44:02 ID:QoD4dh9P
おまけ
ttp://ranobe.sakuratan.com/up/src/up226158.jpg

409 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 15:42:55 ID:wsmc8BhS
まんま元ネタの12話じゃないか。
てか我らが高須きゅんはそんな非人間じゃねぇよ?


410 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 15:47:47 ID:YBZ7HNuo
Nicetarako.

411 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 19:50:25 ID:0/6OdL5o
で竜児死ねのシュプレヒコールと

412 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 22:46:47 ID:o9E8JGMI
>>408を本スレに転載している鹿田&相馬みたいなのがいるので引き取ってもらえますか?
スクールデイズネタは嫌っている人も少なくないだろうしある程度配慮のようなモノを

413 :名無しさん@ピンキー:2007/09/30(日) 23:08:33 ID:t8ihFlwe
こいつぁシグルイねたじゃないのか?

414 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 00:58:28 ID:cfyXxuZk
クソ!(虎眼流簾牙)で吹いたじゃねーかw

415 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 03:16:38 ID:C0exIYPO
SS投下します。
非エロ、田村くんネタで。

416 :夕日の中の少女(前編) 1/4:2007/10/01(月) 03:19:55 ID:C0exIYPO
誰もいない放課後の教室。
そして目の前には小さいながらも威圧感のあるきつい目線で、
虎のような動物を抱えながらこちらを見据える髪の長い少女。
もちろんこの少女は人間ではない。そう、いわゆるフィギュア、という代物である。
誰の持ち物かは知らないが、こんなものを持ってきたら没収されるだろうにと思いつつ、
見覚えのあるその姿についつい目線が引き寄せられる。
この虎娘の名前は逢坂大河というはずだ。最近読んだライトノベルのヒロインだったのでよく覚えている。

もう一度辺りを見回してみる。
今は放課後だ。教室に残っているのは俺だけで、人がやってくる可能性も低いだろう。
そんな状況に置かれた俺の心中で、ある一つの欲望がムクムクと起き上がってくる。
そう、こんな場面で男がすることといったら一つしかない。フィギュアのパンツを覗くことだ。

もはや一度燃え上がった好奇心はどうにも抑えられないところまで来てしまっている。
思い起こせば少年時代の苦い思い出がよみがえる。友達の家に遊びに行ったときに、
その妹が持っていた着せ替え人形のスカートの中身を覗こうとしたところ、
泣かれてしまって結局見ることが出来ないまま有耶無耶になってしまったという甘酸っぱい記憶。
今となってはインターネットで好きなだけ無修正のエロ画像を見ることが出来る俺なのだが、
スカートの中身というのはいつになっても憧れて止まない男の桃源郷なのである。

ああ、神様仏様松澤様。こんな哀れな俺を笑ってください。雪貞は今から堕落します。
これを目にしてしまったら自分の中で何かが終わるかもしれないと感じつつも、
その時の俺は好奇心と性欲に負け、目の前のフィギュアを手にとってその女体をひっくり返したのであった。

……だが、見えない。
手の中で姿勢を変えずに女の子座りをしている逢坂大河のスカートは硬く閉じられていて、
隙間からもパンツらしきものは一向にお目にかかれない。
それでも何とかしようと思う辺りが悲しき男の性なのか、傾けたり、下から覗き込んだり、
息を吹きかけたりとひたすら無駄な努力を続けていたところに突如として聞こえる扉の開く音。
びっくりして扉に目線を向け……そこに現れた人物を前に俺は固まってしまった。

相馬様がみています。逢坂大河のパンツを覗き込もうとしているこの汚れきった田村雪貞のことを。
しばらくお互い言葉も無く固まっていた俺たちであったが、正気を取り戻した相馬は教室に入って鞄を手に取ると、
立ち尽くす俺に対して言葉もかけずに教室から走り去っていってしまった。
ああ、俺は、何て醜態を相馬に見せてしまったのだろう……

417 :夕日の中の少女(前編) 2/4:2007/10/01(月) 03:21:59 ID:C0exIYPO
「ほら、雪貞、さっさと起きて学校に行きなさい」
「嫌だ! 俺はもう、汚れてしまったんだ……このまま登校拒否からニートになって
 一生家族に迷惑をかけて暮らす最低の男なんだ……」
「はいはい、分かったからさっさとご飯食べて学校行きなさい、片付かないでしょ」
そんな問答を母親と繰り返した後に、重い足を引きずって学校に向かう。
昨日の件は相馬にばっちり見られていた。
相馬のことだから他人にばらしたりすることはないであろうが、
きっと内心では俺のことを軽蔑しきっているに違いない。
今日からは相馬手作りの弁当を味わうこともなく、
あの綺麗な顔から見下された冷たい目線を浴びつつ残りの高校生活を過ごす羽目になるのだろう。

今更こんなことを言っても手遅れなのだが、せめてあのフィギュアが
もっと別のキャラだったならば救われたのかもしれないのに。
いくらなんでも、あんな小学生にしか見えないような少女のパンツを覗こうとするなんて言い訳の余地無く変態ロリコンである。
設定上は高校2年、俺よりも年上であったとしても……
そんな言い訳が本を読んでいない人間に通用するとは思えない。
もはや俺の最後の望みは、早く席替えをして相馬から離れることしかありえないのだった。

「なあ、相馬……」
なるべくにこやかに、フレンドリーに相馬の様子を伺ってみようとした作戦は見事に失敗。
相馬は俺を見た途端に顔も見たくないと言わんばかりにぷいっと顔を逸らしてしまう。
そこまで俺のことを軽蔑していやがりますか相馬さんよ。
これは触らぬが花であろう。今後はなるべく相馬と関わりあいにならないように過ごすのだ。
とはいえ休み時間、席を離れた俺に向けられる相馬の目線が辛くて、
常に針の筵に座っているような状態だったのだが。

そして最後のホームルーム。これが終われば今日は相馬とお別れだ。
やっと辛い一日から解放されると気を抜いた途端に教師が取り出したある物体に目をやると、
どうやらあれは昨日のフィギュアではないか!
「いいか、今回は返してやるが、今後は学校に持ってくるんじゃないぞ」
話の流れからすると、あのフィギュアを持ってきた奴が教師に見つかって没収されたものを返してもらったらしい。
そして何でそのタイミングでこっちに向かって振り返るんですか相馬さんよ。
ああ、そうなのか。きっと今の相馬は俺を心の中でこの幼女趣味の
変態ペドフィリアロリータコンプレックス野郎めと罵りながら睨みつけているのだろう。
そんな、そんな目で見つめられたら俺は……

418 :夕日の中の少女(前編) 3/4:2007/10/01(月) 03:23:05 ID:C0exIYPO
「う……うわああぁぁぁ…………」
「ど、どうしたんだ田村?」
もう、俺は終わりなんだ……こんな惨めな俺を、皆で笑うがいいさ……
「全部俺が悪いんです! 同情なんかまっぴらだ! お願いだ、俺に罰を与えてください……」
「そうか、よく分からんが、お前が望んでいるのならばとりあえず
 ホームルームを邪魔した罰として後でプリントのコピーを取っておいてくれ」
「はい……」

……唐突なトラウマが発生したことで、思いも寄らぬ雑用を背負い込む羽目になってしまった。
そういえば、初めて相馬と会話らしき会話をしたのも俺のトラウマが発動し、
罰として準備室の整理を押し付けられたことがきっかけだったことを思い出す。
あの時は何故か相馬が俺を手伝いたいと申し出てきて驚いたものだった。
その後は相馬に問い詰められ、黒パンツを拝み、足首を捻挫して相馬に俺の正体を告げ泣かせてしまったりと
色々なことがあったものだが今となっては懐かしい思い出だ。
とはいえさすがに今回は相馬も手伝ってくれない。
押し付けられた大量のプリントを一人ぼっちで延々と機械にかけ続け、
コピーが終わった頃には既に日も沈みかけている様子。
俺は担任に大量の用紙を持っていった後に、薄暗い校舎の中を教室に向かって戻っていったのだった。

誰もいないと思っていた教室に入ろうとしたが、中の人影を見てふと足が止まる。
そこにいたのは見まがうはずもない相馬広香の姿。
夕日を背にし、長い影を伸ばしている彼女の姿は何故か普段より色っぽく見えてしまう。

「ねえ、田村……」
「うおっ!」
今日になって初めて聞いた相馬の声だ。
俺を呼び止めるとは、昨日のことを問い詰めるためなのだろうか。
お願いです相馬さん、なるべくお手柔らかにしてください。俺を苛めないでください。
「そ、相馬、何か用事でもあったのか? こんな時間に残ってるなんて」
駄目だ、後ろめたさから心臓の鼓動が物凄いペースでバクバクいっている。
声が上ずってまともに相馬の顔を見ることすら出来ない。
「あたしね、田村と話がしたくて残ってたんだよ……」
「そ、そうなのか……」
やはりあのフィギュアの件なのか。
何か言い訳しようとするも、実際にパンツを覗こうとしていたのは事実だし誤解と呼べる要素は何もない。

419 :夕日の中の少女(前編) 4/4:2007/10/01(月) 03:25:09 ID:C0exIYPO
「あのね……きのうはびっくりして逃げちゃったけど……そのね、誤解してたなら悪いんだけど、
 田村はあの人形の、その……スカートの中を、見ていたんだよね?」
おずおずとした口調ながらも、相馬は俺に向けられた疑惑の真ん中を突いてくる。
俺を傷つけまいと慎重に言葉を選んでいるのは分かるのだが、
その配慮がかえって男のプライドを打ち砕くのだ。
「ああ、そうさ! 俺は美少女フィギュアのパンツを覗こうとする変態さ! 好きなだけ俺を罵るがいい相馬よ!」
くそっ、もう俺は破滅なのだ。こうなったらとことん開き直ってやる。
男の醜い性欲を赤裸々に暴露して相馬を幻滅させ、田村雪貞という男の社会的生命はここで終焉を迎えるのだ。

「あのね……男の人って、やっぱり女の人のスカートの中とか見たいものなのかな……?」
「当然だよワトソン君! パンツは男の桃源郷なのだよ!」
「じゃあ、田村は……あたしのスカートの中も見たい……なんて思ってたりするの?」
「あたしのって……ゲホッ、ゲホッ!」
なんちゅう質問をするのだこの鬼娘は。唐突な質問についむせあがってしまう。
まあ、見たいか見たくないか、と聞かれれば当然見たい。
しかしこの状況では俺はどう返答すべきなのだろうか?
もし見たいと答えれば、俺は性欲を隠しもしない獣欲の持ち主だと思われるかもしれない。
しかし、逆に見たくないと答えれば今度はロリ系フィギュアに欲情しても
現実の女性には興味を持たないような真性二次元ロリコンと誤解される可能性もある。
ええい、どっちに転んでも悪い結果の可能性が待ち受けているのならば、嘘をつかずに堂々と素直に答えてやる。
これで失敗したらそれはそれで仕方ない。どうせ相馬の俺への評価はこれ以上落ちようがないのだから。

「まあ、相馬のだったら見たいかもな……ほら、相馬はやっぱり美人だし……」
一応パンツを見る相手は誰でもいいわけではないということをフォローしておく。
さすがにおかんや青い果実のパンツなど見てしまっては目が潰れてしまう。
相馬の反応を見ると、表情は俯いていてよく分からないが、少なくとも怒っている感じはしない。
これは美人だとおだてておいたのがよかったのだろうか。
これはもしかして上手く切り抜けられるかな……と思っていたところ、恐るべき発言を繰り出す相馬。

「じゃあ、あたしのスカートの中も見ていいよ……田村だったら、見せてもいいから……」

そんなとんでもない許可を、俺に出してきたのだった。

420 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 03:27:20 ID:C0exIYPO
長くなったので前後編という形で。後編はまた後日に投稿します。
とりあえず非エロとはいってもR15くらいにはなる予定です。

421 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 03:49:14 ID:colO522X
ちょ、貴様…貴まあぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!


なんという…なんというぅうううう!!!

422 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 09:02:08 ID:JQKbZf+7
ところで兄貴のSSがまるで無いことに絶望した
色々ネタはありそうじゃあないか
スピンオフの蛇ネタとか

423 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:15:21 ID:ClG2/PFI
ほーら蛇だよー?
ぎゃーー!

とはならんだろうなぁ……

424 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 20:58:07 ID:rAFHWhLQ
ぎゃーす! そこで切るとはなんという鬼畜'`ァ'`ァ'`ァ(;´Д`)'`ァ'`ァ'`ァ

425 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 21:06:36 ID:ClG2/PFI
逃げた先には竜児の蛇。
直角ドリフトを決めると裸族の蛇。
一歩一歩寄ってくる幸太の蛇。

こいつはヘビーだぜ……!

重量級って訳すとゆゆっぽいだらうか

426 :名無しさん@ピンキー:2007/10/01(月) 23:16:25 ID:wHXXlz2m
誰がうまいry

427 :名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 22:56:55 ID:ZNaxs/Ui
>>425
そう書かれると三人が
「ところで俺のスネークを見てくれ。こいつをどう思う?」
とかやってるように思えてならない。性的な意味で。

428 :名無しさん@ピンキー:2007/10/02(火) 23:10:00 ID:q9R0K/8B
そういう意図で書いていたが

429 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 00:45:00 ID:I8nNslT9
性欲をもてあますわけか

430 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 01:00:50 ID:X+pbpYpK
>>300あたりからSSはいくつか投下されてんのにGJがほとんど出てないことにワロスw

431 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 01:12:57 ID:2oLPISD4
どうしてスレタイにとらドラと田村が入ってないんだ?
人が集まらない原因はコレだろう。

432 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 01:32:49 ID:j7gvsf9g
>>288>>326>>431

マジレスしとくと文字数制限もあるし、現状のスレタイでいいと思う。
そもそもスレタイに作品名入れた程度で人が増えるわけないだろ。

433 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:14:42 ID:vR8xQBO9
田中くんととらドラを入れただけで文字数制限はないだろ・・・
常識的に考えて作家別のスレで作品名が入ってない方がおかしい

434 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:31:35 ID:f9oiekrt
誰やねんそれ

435 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 20:36:06 ID:QKdKgFM0
ttp://www.rakuteneagles.jp/_share/pic_player/2007/p/18.jpg
これ

436 :名無しさん@ピンキー:2007/10/03(水) 22:59:21 ID:w5D6xq2C
相澤相手にスライダーの練習するんか

437 :名無しさん@ピンキー:2007/10/04(木) 21:41:17 ID:gbYjDoYF
保守

438 :名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 01:56:57 ID:50VxtUET
【トラドラ】ゆゆぽ【田村くん】で十分だよな?

439 :名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 07:04:50 ID:Y/R6BES2
エロパロの字すら無くなったのかw

440 :名無しさん@ピンキー:2007/10/05(金) 10:49:37 ID:FRsf9Xj7
何でカタカナなんだよw

441 :名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 06:32:38 ID:3mkCCYmR
過疎ってるなぁ

スレタイは竹宮ゆゆこ作品でエロパロ【ゆゆぽ】でいいだろ

442 :名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 07:18:01 ID:ZefB+fvr
>>441
ゆゆぽはいらんだろw
スレタイは【田村君】竹宮ゆゆこ作品でエロパロ【とらドラ】でいいんじゃね?
まあスレタイについては900頃か容量が危なくなってきたらまた話し合えばいいだろ。

443 :名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 10:22:10 ID:3rZ4Kr5v
というかラノベの中では売れてる部類の作品のはずなのにこの過疎は異常だろ。
早く埋まらねーかな。

444 :名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 07:21:12 ID:kUAd8670
やっぱり狙いすぎてる感があるのかね?
個人的には大好物だけど。
と、神登場期待アゲ。

445 :名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 19:39:09 ID:cdD1XCuN
Gjがほとんど出されないのが過疎の一因じゃないか?
人間だもの、せめてねぎらいくらい出されなきゃ、そりゃやる気なくなるさ。
「は? 褒めるの強要すんのw? アホかww」みたいな意見もあるだろうが、
それなら必然的に人が離れるだけだし、そこまで行くともうしょうがないよな。
感想としてはともかく、ねぎらいのGJくらいはないとな。

446 :名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 20:35:41 ID:scGevhnx
ここのとこずっとスレが殺伐としているし、職人が投下しにくい雰囲気だったのかもな。

447 :名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 21:14:47 ID:7gp8GP0l
ひとまず普通に過疎なだけな気がするわ

448 :名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:55:10 ID:TDbHIh+r
兄貴と私!ボディビル!!っての思い出した

449 :名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 22:56:24 ID:TDbHIh+r
誤爆しました・・・

450 :名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 23:11:12 ID:Wk/eH4l1
>>448
生徒会長とボディービルするまるお......

ちょっと手乗りタイガーに飛ばされてくる......orz......

451 :名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 00:16:34 ID:i0cPu3Bs
小ネタ
注;相馬ちょい病み

○月×日
今日こっそり田村の部屋に侵入した。
敵の本拠地に潜入する時、赤いMSで乗り込む人よりは目立たずに侵入できたと思う。
鍵はかかってなかったかって?
そんなの勝手に合鍵をつくったに決まってるじゃない。
まず味わうのは枕。人間って存外汗っかきな生き物よね。田村の使ってるシャンプーと汗の匂いが混じりあって思わず涎が出てしまった。
ああ、幸せ。
まるで田村に抱かれているみたい。
そう思うと下半身が寂しくなってきた、けど今日は他の目的があるから慰めるのは家に帰ってからにしよう。
え〜っと、コンセントはどこかな?
あった、テレビのすぐ横にコンセントはあった。
そこに私はどこにでもある差し込み口を増やす四角いモノを差し込む。名前はなんだっけ?まあ、なんでもいいや。
外形は普通だけど中はなんと盗聴機なの。秋葉って素敵な街よね。
これで任務完了。
さあ帰りますか。
あ、その前に・・・。
あった、あった。
大量ね。
私はゴミ箱の中から丸められたティシュをいくつか取り出した。
ああ、この青臭い臭い・・・田村のなんだ。
もしこのティシュを使って私妊娠したら田村はどんな顔をするんだろ。
しばらくその臭いを嗅いでいるとアソコが熱くなってきた。
急いで帰らないと・・・我慢できそうにない。
私はスカートのポケットを一杯に青臭いそれで膨らませ走り出した。

452 :名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:04:22 ID:KOlpIHQI
>>451
ちょwwwwwwwwww病み杉wwwwwwwwwwwGJ!!wwwww

453 :名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 20:53:41 ID:lkU0mrVp
>>451
GJ!!
そこで帰って来た(以下省略)

454 :名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:30:26 ID:iBiPQowz
>>451
ちょいどころじゃねぇww


ところで田村は何を妄想してオナるのだろうか

相馬?それとも松澤?以外や以外、フルーツとかゆゆぽ?


やっぱ鎌倉好きだから北条政子かな

455 :名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 21:33:07 ID:iBiPQowz
ややっ以外→意外でござるッ!
拙者が悪いのだ腹切りでも何でもさせてくれーっ!

456 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 19:14:00 ID:tWNI+XVf
亀田の代わりにハラキリ

457 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:10:54 ID:CeJ8cfvY
>>451
GJ!
そして田村の弁当の中には媚薬が…

458 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 21:44:12 ID:WGmN5eDw
>>451
GJ! この調子で松澤バージョンも頼む

459 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:48:12 ID:aoPB970h
相馬ちょい病みの続きです。
苦手な人はスルーしてください。

―――――――

私が家に帰った時にはもう日は暮れていた。
ポケットの中のティシュを取り出し、丸められたそれを丁寧にほどいていく。
その瞬間、部屋中にむわっとイカ臭い臭いが広がった。
これは結構日にちが経っているやつなのね。
私は股間に手を伸ばした。
ヌチャッと粘りけのある愛液が指にまとわりつく。
ああ、もし本物の田村の手なら私どうなっちゃうんだろ。
触られた瞬間に達してしまうかもしれない。
早くイキたい・・・
でも、まだダメ。
だって今日は秘密兵器があるんだもん。
私は黒い四角い箱から伸びるイヤホンを耳に装着した。
これで田村の声を聞きながらできる!
なんて素晴らしいんだろう。

460 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:49:01 ID:aoPB970h
『のとき歴史は動かない。今日は鎌倉時代について・・・』
イヤホンから漏れてきたのはテレビの音だった。
マジでN◎K自重。
空気嫁!カスが!
そのまま一時間近く私はつまらないナレーションをただ聞いていた。
鎌倉幕府なんてどうでもいいよ。こんなのに興味持つやついないでしょ・・・常識的に考えて・・・
やがて、やっとテレビの音が聞こえなくなった。
よし!田村の声カモン。私はスタート前の陸上選手のごとく秘所に指をあてがった。
『はぁ・・・はぁ・・・』
え・・・もしかしてこの声は・・・
『いぃ・・・』
間違いない!田村はいまシてるんだ。
遠く離れた二人が同時に自慰をする。
ああ、なんてロマンチックなの。胸がキュンキュンする。
田村の声を聞いただけで私の秘所から蜜が溢れだし、自分を慰める指が止まらない。
『・・・はぁ・・・はぁ』
いいよ、田村。私、もう少しでイク!
一気に指を加速させる。
あと少し・・・
あと少しで達する、まさにその時だった。
『小巻・・・』
イヤホンから聴こえてきたのは私じゃない、田村の彼女の名前だった。


461 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:50:00 ID:aoPB970h
血の気が引くってこういうことを言うんだろう。
あそこまで高ぶっていたのに、その田村の一言で一瞬にして現実に引き戻された。
『・・・うっ』
田村が達したようだ。
そうなんだ。私は田村の何でもないんだ。
これ程までに田村にとって大切な人は彼女だと気付かされたことはなかった。
「うっ・・・うっ・・・」
私の目からは自然と涙が零れ出した。
「たむらぁ・・・なんで・・・なんでよぉ・・・」
自分が惨めに思えて仕方がなかった。


462 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:51:01 ID:aoPB970h
今まで私は何をしてきた?
お弁当作って?自転車に乗せて?キスをして?
それでも田村にとってやっぱり私はただの友達なの?
私は・・・ただの友達じゃイヤ!
田村にとっての一番になりたい!
私だけを見て欲しい!
そのためには何だってしてみせる!
私は流れる涙を拭く気になれなかった。
どうやっても田村を手に入れる。
その堅い決意を胸にベットのシーツがぐっしょり濡れるまで自慰にはげんだが、その日は一度も達しえなかった。


463 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:56:49 ID:aoPB970h
こういうのまだ需要ある?
携帯だから改行できなくて見づらかったスマソ。

464 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 22:58:09 ID:CeJ8cfvY
>>463 リアルタイムGJ!
十分すぎるほどある。

465 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:47:55 ID:EdQcg4Mq
鋸?包丁?それともジャンプ??

466 :名無しさん@ピンキー:2007/10/12(金) 23:56:08 ID:ZX7F5q48
>>463
GJ!! nice boat !!

467 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 11:29:59 ID:9FdCUPJU
このスレ、言葉様に呪われてるんじゃなかろーか。
いや俺はあんまり気にしないけどさ

>>463
Nice boat.

468 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 11:34:53 ID:y6FAPGiI
>>465
ジャンプw ネウロかよw

469 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 17:04:41 ID:eXM/OcLz
>>465
ジャンプよりは……「お前はトマトか」とか>ラス一個

470 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:33:55 ID:9iMJ0Mqa
昨日の病み相馬続きです。
強姦描写有りです、嫌いな人はスルーよろ。

――
――――
―――――――


朝。
俺は走っていた。
俺は理由もなく走るほど朝に余裕のある人間
ではないし、弟のようにスポーツのための鍛
錬をしているわけでもない。
純粋に時間がなかったのだ。
俺はいつものように俺専用リムジンこと相馬
の自転車を待っていた。
しかし、今日に限って何故かあいつはいつま
で経っても姿をあらわさなかった。
もしかしてまた不登校に・・・と一抹の不安
を抱いたのはほんの僅かな時間だった。
チャイムと同時に教室に息を切らして駆け込
んできた俺を迎えたのは、目を真っ赤に腫ら
し、目の下に大きな隈さんを飼った相馬だっ
た。
その変な顔を見ているうちに今朝のことを言
及する気を失った俺は黙って自分の席につい
た。

471 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:34:44 ID:9iMJ0Mqa

四時限目は体育だった。教室は女子が着替え
に使うので、男の俺はいそいそと教室から出
て行こうとする。
すると、相馬が俺の制服をつかんできた。
「今日の昼って暇?」
相馬はあまり機嫌が良くないみたいだ。その
声にNOと言わせない迫力があった。
「あ、ああ特に用事はないが・・・」
なんだか嫌な予感がしながらも断りきれない
辺り、俺も弱気な男である。
「じゃあ、ちょっと付き合って」
そう言うと相馬は俺をつかんでいた手を放し
た。
今考えてみればここが運命の別れ道だった。
後悔ってやつは必ず何かをした後にくるもの
なのだ。


472 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:36:25 ID:9iMJ0Mqa

昼休み。
まったくマラソンなんてものは誰が考えたん
だろうか。
小巻のように風のごとくビュンビュン走れれ
ばキモチイイんだろうけど、俺にはそんな力
がないから野暮ったいフォームでちんたら走
るしかない。
「さあ、行くわよ」
お前には疲労困憊の俺の姿が見えんのか。
「いいから黙ってついて来なさい」
あ、今ニョキって角が生えた。今日の相馬は
やけにピリピリしてるんだな。
「ほら行くわよ」
俺は腕をグイグイ引っ張られ相馬に連行され
る。
流石俺のリムジン、物凄い馬力で俺を運んで
いく。
こんなちっこい身体の何処にこんな力がある
んだろうか?
俺は黙って相馬について行った。



473 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:37:36 ID:9iMJ0Mqa

着いた場所は屋上だった。
本来生徒は立ち入れない場所だ。
しかし相馬は自慢の百万馬力(針金)で鍵を
こじ開け、見事にこの未開の地に人類の足跡
を残すことに成功した。
「いい景色でしょう?」
相馬がフェンスの向こうを見据えながら言っ
た。
凄い景色だった。
街全体が見渡せた。
毎日行くコンビニ。
相馬と行ったカラオケ屋。
あのグラウンドでは弟がハットトリックを決
めたやつだな。
あらゆる景色や思い出がフラッシュバックす
る。
「ん・・・何とか言いなさいよ!この景色を
見せようと、せっかく私が夜中に忍び込んで
掃除したんだからね」
掃除?よく見わたしてみると未開の地だった
はずの屋上は埃一つなく綺麗だった。
「あぁ・・・すげぇよ。こんなすげぇ景色見
たことねぇよ」
俺はありのままの本心を伝えた。
「そ、そう!よかったじゃない。感謝しなさ
いよ」
頬を真っ赤に染めて相馬が言った。
「じゃあ、ここでお昼ご飯を食べるわよ」
「お、それいいな」
そして相馬は二つのお弁当箱を取り出した。

474 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:38:18 ID:9iMJ0Mqa
ぱくぱくと箸がすすむ。相馬はきっといい嫁
さんになるな。
タコさんウインナーと卵焼きをつまみながら
しみじみとそう思う。
「た、田村。きょ、今日は特製レモネードを
入れてきたの。ののの、飲んでみて」
そう言って青い水筒を取り出す相馬。
「おお、そうか。気が利くな」
丁度喉が渇いていた俺はありがたくそいつを
頂戴した。


475 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:39:02 ID:9iMJ0Mqa

少し甘ったるいな。
もう少し砂糖を抑えた方がいいんじゃないか

そう言う俺に相馬は「そそそ、そう?」とえ
らく挙動不審な態度で答えた。
女子ってちょっとダメ出ししただけでこんな
になるもんなのか?
小巻が弁当作ってくれたときには注意しよう。
なんて考えていると身体になにか違和感を感
じた。



476 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:44:37 ID:9iMJ0Mqa

熱い。
身体全体が。
特に俺の分身の俺自身がひどく熱い。
なんなんだこれは?
「だ、大丈夫?田村どうしたの?」
相馬が心配そうに俺の顔を覗き込む。
「どこか痛いの?」
相馬の唇が動く。ぷりぷりと艶やかなそれは
俺の自我を奪うに十分な魅力があった。
「・・・た、たむ」
相馬の言葉は最後までつむがれることなく、
俺の口によって塞がれた。
俺は童貞だった。
だからテクニックなど無しに無我夢中で本能
のままに相馬の口内を貪った。
「・・・あ、あ」
呼吸する度に漏れる相馬の呻き声が俺を更に
興奮させた。
「・・・も、もう我慢できない!」
俺は前戯さえもせずに、チャックを下ろし剥
き出しになった欲望をパンツをずらして露に
なった相馬の秘所に押し込んだ。
初めての感覚だった。
ゴワゴワしたティシュとは違う。ヌメヌメと
熱い肉が俺の欲望を丸ごと包みこんだ。
相馬の目尻に涙が浮かぶ。
今の俺にはそれさえも素晴らしく興奮を刺激
する要素となった。
猿のように激しく腰を振り、奥へ奥へと欲望
を押しつける。
口はまだ相馬の口内を貪る。
イイ。
キモチイイ。
相馬の肌は柔らかった。
今にも折れそうなほど華奢な身体に俺自身を
埋め込まれ必死に耐えている。
あと少しで俺のが全部入る。
俺は相馬の肩を掴み、ぐいぐい腰を押し付け
た。
その時、相馬の膣内が急に収縮した。
「うお・・・」
身体中に電気が走ったような感覚と共に、俺
は溜まりに溜まった白濁の欲望を相馬の膣内
に吐き出した。


477 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:45:41 ID:9iMJ0Mqa

屋上の景色が俺たちにもう夕方になったこと
を伝えていた。
あれから俺の欲望は収まることなく膣内に8
度、口内に3度、相馬の中に注ぎ込んだ。
「・・・ひ、ひどいよぉ」
相馬の泣きじゃぐる声が痛い。
なんで俺はあんなことをしちまったんだ。
「田村は私のこと好きじゃないくせにこんな
ことして・・・」
相馬の目から零れ落ちる雫が痛くて痛くて・
・・
「す、好きじゃないわけがないだろ!」
俺は叫んでいた。
この叫びはきっと俺自身に当てたものだ。
「・・・それ、ホント?」
相馬が破れたブラウスを片手で隠しながらそ
う尋ねる。
「本当だ!嘘じゃない!」
俺はいつの間にか泣いていた。色んな感情が
ぐちゃぐちゃに混ざった涙だった。
「・・・じゃあ、じゃあ責任とってよ」
そう言った相馬の顔は涙でめちゃめちゃにな
り、夕日は俺たち二人の姿を真っ赤に染めて
いた。

478 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 18:49:36 ID:9iMJ0Mqa
一応20文字ずつ改行してみました。
前のとどっちが見やすいか言ってくれるとありがたいです。
要望があるなら次は松澤小巻のターン。

479 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 20:13:38 ID:XjCO0mo4
>>478
GJ!GJ!!!!
これはいい孔明



480 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:20:36 ID:rFB6fU73
改行は40文字前後の方がいいと思う
20文字ピッタリで改行するとかなり不自然な感じがする

481 :名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 23:38:05 ID:9FdCUPJU
>>478
出来ればタイトルとか酉とか付けてくれると分かりやすくて嬉しい。
それはともかくGJ

>>468
流れ的に、>>465
・鋸 → 『鮮血の結末』
・包丁 → 『我が子へ』
・ジャンプ → 『永遠に』
ではないかと

482 :名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 10:29:33 ID:gTJ4n4Al
>>481
あー、ジャンプというかI can flyかw

というか>>478 GJ!

483 :Tamura Days ◆SKMlSPfKqU :2007/10/14(日) 22:39:07 ID:IhBP2ARF
昨日の続きです。
指摘されたのでタイトルとトリつけてみました。

――
――――
――――――

『すまない・・・俺たち別れよう』
受話器の向こうから聞こえてきた声に私は耳を疑った。
「・・・うっ」
『・・・すまない』
いつもなら『マンボ・・・っ』とおどけてみせるはずなのに。
『ごめんな・・・本当にごめん』
すまなそうな彼の声。
そこからのことはよく覚えていない。
気づいた頃にはもう電話は切れていて、ツーツーと無機質な音だけが私の耳に響いていた。

484 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/14(日) 22:40:34 ID:IhBP2ARF

ザーザーと雨が降っていた。
俺は松澤小巻と別れた。
クラスメートの相馬広香を無理矢理犯してしまい、その責任をとる形で相馬と付き合いだした。
ベットの中には俺の横に小さな身体が一つ。
生まれたままの姿のそいつはとても幸せそうな表情で眠っている。
あれから相馬は毎日のように俺の部屋に押し掛けてくる。
そして毎晩抱き合っている。
母親からは「お盛んね、私の若いころなんて・・・」とからかわれた。
俺は・・・俺は・・・どうしたらいい?
このまま流されていいのか?
何だかいたたまれない気持ちになって、俺は一人で部屋から飛び出した。



485 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/14(日) 22:41:37 ID:IhBP2ARF

あと少しで夏がくる。
スイカや浮き輪の絵が商店街のあちこちに貼ってある。
一人ぶらぶらとするには此処は良くはないみたいだ。
周りには家族であったり友達同士であったりカップルである人々しかいなかった。
一人なのは俺だけか・・・あはは・・・渇いた笑いがもれた。
漫画喫茶にでも逃げ込もうか、と俺が歩きだそうとした。その時、何かが俺の身体を引っ張った。
「・・・うっ」
俺の後ろにいた人物は
「マンボ・・・っ」
松澤小巻その人である。



486 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/14(日) 22:43:17 ID:IhBP2ARF
今日はここまでです。
次回はずっと小巻のターン。
他に指摘、要望ありましたら遠慮なくどうぞ。

487 :名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 23:14:45 ID:7bKRJX1t
>>486
期待。

488 :名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 00:55:26 ID:1tmRR6I1
>>486
これはあれだな、血で血を洗う戦いが始まるッ!!

489 :名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:48:56 ID:PxccMuKB
>>486
ヤンデレ化期待age

490 :名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:03:03 ID:mxT2fgsD
>>486
ヤンデレ×2

491 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:36:43 ID:G4ks5Ni6
今日も他の職人が来ることを願いながら投下。
昨日の続きです。

――
――――
――――――

しばらく沈黙が続いた。
ただ雨の音が俺たちの周りを包んでいた。
再び出会った俺たちは、松澤が傘を持っていないこともあって、とりあえず落ち着いて話ができる古びた喫茶店に入った。
松澤が何を言いたいのか何となくわかったような気がした。
「・・・田村くん」
最初に口を開いたのは松澤だった。
久しぶりに聞いた彼女の声はどこか暗い陰があった。
「・・・な、なんだ?」
声が少し上ずっていたのが自分でもわかった。
「どうして別れようなんて言ったの?」
松澤の最初の問いはいきなり本題だった。
「・・・」
「どうして?」
淡々とした問いかけだった。
考えてみれば俺は松澤が怒ったところを見たことがない。
現に今の彼女の声からは怒気を感じなかった。
「私のことが嫌になったの?」
目を伏せた松澤が言った、その言葉が胸に刺さる。
「・・・ちがう」
やっと捻り出した声は震えていた。
「じゃあ、どうして?」
そう言って俺を見つめる松澤。
その透き通った瞳を俺は直視することができなかった。
「・・・じつは」
手は変な汗をかき、ガタガタと震えていた。
「相馬っていうクラスメートとエッチしちゃったんだ」
俺は真実を言った。
きっと松澤は俺のことを嫌いになる。
喉の奥がヒリヒリと痛む。
罪悪感が俺の心臓の鼓動を早くし、腋からは汗が滝のように流れた。
こんな気持ちを味わうなら言わなければよかった。
いや、それを言うなら、松澤という人がいながら欲望のままに相馬を抱いたのが間違いだった。
「田村くん」
静かに俺の名を呼ぶ松澤。
俺は思わず目を強く閉じてしまった。



492 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:38:20 ID:G4ks5Ni6

「田村くんは私の嫌いじゃないのね」
松澤の声にそっと目を開ける。
「よかった」
松澤は目を真っ赤にしてポロポロと涙を流ししていた。
「よかった・・・よかった・・・田村くんが私のこと嫌いになってなくてよかった」
松澤が噛み締めるように呟いた。
「・・・え・・・あ」
言葉が出なかった。
変わりに変な鳴き声みたいなのが出た。
気がつくと周りの視線が俺たちに集まっていた。
なんだか居づらくなって俺は松澤の手を引き喫茶店を逃げるように後にした。



493 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:38:56 ID:G4ks5Ni6

ここにくるのはいつ振りのことだろうか?
俺たちは中学校にいる。
俺の部屋には相馬がいるし、他に行く場所なんて思いつかなったからだ。
とりあえずかつて俺たちの教室だった場所に来た。
「・・・懐かしい」
なぞるように松澤が呟く。
「ずっと一人だった・・・全部灰色だった」
「・・・ま」
松澤の名前を言おうとするが喉の奥から出てこない。
「何をしても一人。大切な人は帰ってこない」
そう、松澤には消しえない過去がある。
「そんな世界を変えてくれたのが・・・田村くんなんだよ」
頭を鉄パイプで殴られた気がした。
そうだ。松澤はずっと一人だったんだ。そしてまた俺は彼女を一人にしようとしているのか?
金縛りにあったかのように動けなくなっていた俺に松澤は言った。


「私、松澤小巻は田村くんのことが好きです。お願いだから一人にしないでください」


時が止まった。
彼女は頬と目を真っ赤にして、顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃだ。
だけど、そんな彼女の顔がなによりも美しく見えた。
「・・・俺は」
さっきまでの震えが嘘のように俺は落ち着いていた。



494 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:41:45 ID:G4ks5Ni6

「俺も松澤小巻が好きだ」
視界が歪む。
その時俺が泣いていることに初めて気づいた。
「松澤のことが愛しく愛しくて堪らない!」
恥も何もどうでもよかった。俺は叫んでいた。外に人がいたら聞こえていたかもしれない。
俺は松澤に近づき彼女を抱き締めた。



495 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:43:08 ID:G4ks5Ni6

抱き締めた小巻からは甘いシャンプーの匂いがした。
柔らかくて、弱くて、思いっきり抱き締めたら潰れてしまうんじゃないかと思う。
「好きだ・・・愛しる小巻」
そう言って小巻にキスをする。
キスの味は涙と鼻水のせいで案の定しょっぱかった。
唇を優しく舌で撫でる。
そうしている内に僅か開かれた口の中に舌をいれてやる。
しかし、いきなりのディープキスにビックリしたのか、小巻の口は歯で堅く閉ざされていた。
俺はその歯を一枚一枚丁寧に磨くようになぞる。微かに歯磨き粉の味がした。
「・・・あっ」
やがて甘い声と共に頑なだった小巻の歯が開かれる。
初めて感じる小巻の舌。
そいつは逃げるように動き回っていたが、やがて俺のを受け入れ始めた。
「・・・た、田村くん?」
小巻は明らかに戸惑っていた。
その仕草が小動物みたいで尚彼女を愛しくさせた。
「小巻・・・俺はお前が欲しい」
もう迷わない。
俺は松澤小巻が好きだ。
「あの・・・その・・・不束者ですが・・・」
もじもじと顔を更に真っ赤にして言った小巻を俺はぎゅっと抱き締めた。


496 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:44:18 ID:G4ks5Ni6
首筋に舌を這うように滑らせる。
そっと彼女の上着を一枚一枚脱がしていく。
やがてブラジャーを外す段になると小巻の顔は茹で蛸ように真っ赤になっていた。
「かわいいよ」
そう言って小巻の乳首にキスをした。
「・・・あ」
びっくりしたのか、思わず漏れた可愛い声に自然と頬が緩んだ。
乳輪に沿うような形で優しく舐めて、そっと乳首を吸う。
「あ・・・っ」
今度の声は先ほどとは違い少し熱っぽかった。
しばらく胸をいじった後、俺は小巻の下腹部にそっと手を置いた。
その時、ビクンッと小巻の身体が反り返る。
俺はできるだけ丁寧に優しく小巻のパンツを下ろした。
小巻は恥ずかしそうに両手で目を塞いでいる。
俺はヘソに向かってキスをした。
そこからゆっくりと下に這わせていき、小巻の大切な場所に辿りついた。



497 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:45:09 ID:G4ks5Ni6

「・・・うっ」
想像していたものと違う声がした。
まあ、それが小巻らしいが・・・
小巻のアソコはもうすでにぐちょぐちょに濡れていた。
「よし、いくぞ小巻」
俺の声に小巻は短く首を縦に振った。
「力抜けよ。ほらちっちゃい頃にやった座薬みたいにな」
我ながらロマンチックとは程遠いセリフだと思うけど、相変わらず小巻は真っ赤な顔で頷いていた。



498 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:46:13 ID:G4ks5Ni6

「・・・うぐっ」
苦しそうに小巻が声を出した。
あんなに濡れていたはずなのに、小巻の膣内は激しい抵抗で俺の侵入を防ぐ。
「力を抜いて・・・ほらあと少しだから」
そう言って小巻の唇にそっとキスをする。
「う、うん」
しばらく動かずに小巻と見つめあった。
甘い時間だ。
何も言わずともお互いの想いが通じあった気がした。
「・・・もう大丈夫だよ」
俺は小巻の言葉にキスで答え、ゆっくりと腰を進めた。
さっきよりはスムーズに入っていく。
きっと小巻の緊張が解けたのだろう。
「あと少しだぞ」
俺の言葉に頷く小巻。
その顔は歯を喰い縛って眉間に皺が浮かんでいた。
やがて俺の全てが小巻の膣内に収まった。
俺も小巻も汗でぐっしょりに濡れていた。
聞こえてくるのはお互いの息づかいだけ。
「全部入ったよ」
俺の声にわずかに小巻が笑った。
「・・・今、田村くんと一つになったんだね」
小巻は目尻に涙を浮かべていた。
「もう動いていいよ」
しばらく休んでから小巻が言う。
「じゃあ遠慮なく」
俺はゆっくりと腰を動かし始めた。



499 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:47:27 ID:G4ks5Ni6

「・・・あ・・・あ」
単調なリズムで動いていると段々と小巻の口から甘い声が漏れ始めた。
愛液も最初よりもずっと多くなっていてスムーズに動くようになっていた。
「いいよ・・・小巻。大好きだ」
俺はペースを少し上げた。
長時間ゆっくりとはいえ凄い締め付けに耐えてきた俺自身が限界に達しようとしていた。
「あ、ああああ」
小巻も声を大きく反応する。
「イクぞ・・・小巻」
俺は腰を引き抜こうとした。
しかし、小巻の足がそれを防いだ。
「離れないで!ずっと一緒にいて!」
ギュッとあの小さな身体の精一杯の力で俺を抱き締めて離さない。
「ダメだ!出る!」
俺は耐えきれず小巻の膣内に己の欲望を吐き出した。



500 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:48:50 ID:G4ks5Ni6

外はいつの間にか雨が止んでいた。
「・・・田村くん」
あれからずっと俺たちは抱き合っていた。
性的な意味ではなく。行為が終わった後にずっと抱き締め合っていたということだ。
「小巻、そういえばお父さんにちゃんと言ってきたか?」
「・・・言ってない」
「じゃあ今日はどこに泊まるんだ?」
「・・・決めてない」
「そうか、じゃあ家に来いよ」
俺の声は弾んでいた。
全てが晴れ晴れとしてとても心地よかった。
「・・・うん」
もしこの時に俺がこんなにも舞い上がっていなかったら、もしこの時にもう少し冷静でいられたら、
俺の家に相馬がいることを忘れていなかっただろう。
「さあ、行こうぜ」
俺は小巻の手を握り歩き出した。
もう辺りはもうすっかり暗くなっていた。
けど俺たちは気付かない。
蛍光灯の灯りに騙されて、今日が新月だということにまったく気づいていなかったんだ。

501 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/15(月) 21:54:53 ID:G4ks5Ni6
エロ描写って難しい。
ゼロの使い魔スレ見てて自分のエロ描写の下手さに絶望してます。
次からはいよいよ私の大好物の修羅場ゾーンに突入です。
白い松澤小巻が好きな方はここで完結したということにしてください。
では。

502 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:04:29 ID:III/e9aY
>>501
GJ!!!!
修羅場にも期待nice boat

503 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 00:31:53 ID:Ea3do9s2
ゼロ魔スレの神職人の多さは異常

こっちは量より質さ♪

504 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 02:26:22 ID:gMmB7gOH
ゼロ魔スレはそんなに凄いのか、今度機会があれば行ってみるか

それと>>501GJ

505 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 15:11:10 ID:ge3RMXFN
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおGJが止まらない!!!!!!!

506 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 16:34:14 ID:k1krnNnD
修羅場わくわく・・・鋸か包丁か?

507 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 17:19:19 ID:AshghnzO
自転車とみた

508 :名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 21:52:16 ID:xbFwTjfa
地獄に落ちろ〜?

509 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 00:18:33 ID:CQKR3qhb
名前欄にsageを入れそうになって自分が疲れていることに改めて気付きました。
今日もビリッと投下して眠ろうと思います。

――
――――
――――――

「なんでアンタが田村と一緒にいるのよ!」
もはや絶叫と言うべき相馬の叫び声が玄関に響いた。
忘れていた。
相馬が俺の家に入り浸っていることを忘れていた。
「田村!今の彼女は私でしょ!?なんでその女と一緒に帰ってくるのよ!」
俺に詰め寄って相馬が言う。
「・・・これは・・・その・・・」
俺が返答に困っていると俺の横で黙っていた松澤が動いた。
「・・・田村くんは私の彼氏。前からずっと・・・そして今もこれからも・・・」
そう言って俺の腕に胸を押し付けきた。
「離れないよ!田村にそういうことしていいのは私だけなの!」
相馬がヒステリックな声をあげて俺と松澤を引き離そうとする。
「いや・・・もう離れたりしない・・・」
しかし松澤は一歩も退こうとはしなかった。



510 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 00:20:55 ID:CQKR3qhb

「・・・きゃっ」
二人のやりとりは松澤の負けに終わった。
相馬に俺と引き剥がされて尻餅をつく松澤。
「大丈夫か!」
咄嗟に松澤の元に駆け寄る俺。
怪我はないようだ。
「よかった・・・怪我はないな」
「・・・田村くん」
俺が松澤の手を取ると、彼女は顔を真っ赤にして嬉しそうに笑った。
「・・・そっか・・・そうなんだ・・・」
俺の後ろから冷たい声が響いた。



511 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 00:22:34 ID:CQKR3qhb

振り返ると顔を真っ青にしてブツブツ独り言を呟いている相馬がいた。
明らか様子がおかしかった。
「田村は私のことなんてどうでもいいんだ・・・私を捨てて松澤さんと二人だけで幸せになるんだ・・・そっかそっか・・・」
相馬の顔色は真っ青で唇は紫に変色し、その目には光を宿していなかった。
「あはははは・・・おかしいよね?だって田村は私の彼氏なのに何で松澤さんに優しくするんだろ」
怖い。
初めて女の子のことを怖いと思った。
今の相馬の様子は変だ。
いつもの明るくて高飛車で我が侭なあいつではなかった。
「アハハハハハハハハハハ」
狂気の笑い声が玄関に響く。



512 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 00:28:45 ID:CQKR3qhb

「田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私
の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村
は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏
田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の
彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は
私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田
村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼
氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私
の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村
は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏
田村田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は
私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田
村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏田村は私の彼
氏田村は私の彼氏田村は私の彼氏は私の・・・」
呪文のようにブツブツと言葉を繰り返さしながら相馬は靴も履かずに俺の家から去っていった。
あんなにも騒がしかったはずの玄関はしんと静まり返っていた。
俺には何となくそれが嵐を前にした異様な静けさと重なって見えた。



513 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 00:35:57 ID:CQKR3qhb
ただの小ネタから始まった物語はいよいよ佳境に、果たして田村くんの運命や如何に!
なんて勿体ぶったこと言ってみたりなんかして。

いよいよ二人の対決が始まりました。
これはあくまでもパロディです。
黒化した相馬や松澤がイヤな方はスルーでお願いします。
では、おやすみなさい。

514 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:37:42 ID:ugpfRa7w
>>513
ガクブルしながら待ちます。

515 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:40:31 ID:FvLWLw0G
鋸と包丁で田村を取り合うのか…

516 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 00:41:21 ID:fAK22459
>>513
乙!
過疎かと思っていたがみんなROMってただけだったんだなw
ところで、保管庫はもう更新されないのか?

517 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 03:18:16 ID:BSq/wbnF
>>513
やべぇなオラワクワクしてきたぞ……!
とりあえずこれだけは忘れずに言っておくぜG・J!!

518 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 03:59:59 ID:eEKwILNP
>>513
GJ!!ヤンデレはあまり趣味じゃ無いんだがwwwwwwww
nice boatを期待してる

519 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 10:18:47 ID:5ZJFIXjS
>>513
何というGJ!
病み相馬ktkrwww
これは楽しみ

520 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 22:35:42 ID:CQKR3qhb
短いですが今日も投下

――
――――
――――――

台所からは旨そうなカレーの匂いがした。
相馬がそれをどんな気持ちで作っていたのか考えるとチクリと胸が痛んだ。
今日はもう寝よう。
色んなことがありすぎて疲れてしまった。
俺は自分の部屋のベットに倒れ込むとあっさりと意識を手放した。


521 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 22:36:42 ID:CQKR3qhb

目が覚めると左腕に違和感を感じた。
「・・・スー・・・スー」
いつの間にか松澤が俺の横で俺の左腕を腕枕をして寝ていた。
長い間腕枕をしていたために左腕が痺れて、思わず声を出してしまいそうになった。
松澤があまりにも安らかな顔をして眠っていたので、起こすのが偲びなくなった俺は黙って部屋を後にした。



522 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 22:38:33 ID:CQKR3qhb

今日は月曜日。
学校がある。
外は憂鬱な雲に覆われていてどんよりとしていた。
相馬の自転車が来るかもしれないからいつもより早く家を出た。
「・・・ふぅ」
誰もいない教室で思わず漏れる溜め息。
少し早く来すぎてしまったかな。
俺は自分の席に座って目を閉じた。
何も聞こえない教室だ。
しかしその一時の静寂は直ぐに破れた。
コツコツコツコツ
誰かの足音。
ガラッ
開かれる教室の扉。
俺はゆっくりと目を開ける。
「・・・田村」
ドアを開いたのは昨日、俺の家を出ていった相馬広香だった。



523 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/17(水) 22:50:31 ID:CQKR3qhb
携帯で打つのしんどいです。
工事したのにインターネットつながりません。
NTTにもBigLobeにも電話してもツーツーとしかなりません。
ついにはNTTから送られてきたセットアップのためのCDすら動かなくなりました。
愚痴です。
俺はどうしたらいいんですか?
これは金を払って業者を呼べってことですか?
文章下手ですいません。
むしろ生きててすいません。
愚痴ってたら少し元気になった気がしないでもありません。
最後まで愚痴を読んでくれてありがとうございます。
スパゲティはミートソースにタバスコいっぱいかけるのが好きです。
お母さん産んでくれてありがとうございます。
こんな俺の文章読んでくれてありがとうございます。
寝ます。
ノシ

524 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:16:37 ID:fAK22459
>>523
電話も繋がらないってのはさすがにおかしいぞ。
携帯かなんかでNTTにゴラァした方がいい。
でも、おかしいな。工事の後にちゃんと繋がるか業者は確認しなかったのかい?

525 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:23:24 ID:ugpfRa7w
>>526

局番なしで106


526 :名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:40:09 ID:9E3hAziQ
なんとなくヤマグチノボル臭を感じる

527 :名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:10:18 ID:AJyFQV24
>>523
最後まで読みました。とりあえずガンガレ
そしておやすみ
ω-)ノシ

528 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/18(木) 23:43:02 ID:z1rPAcPl
灯花
――
――――
――――――

「ちょっと話があるの」
二人だけの教室で先に口を開いたのは相馬だった。
「・・・わかった」
俺もきちんと相馬に言わなきゃならないことがある。
「ここじゃ言いづらいから場所を変えましょ」
そう言って相馬は勝手に歩き出した。
俺は震える手を握りしめて相馬の後を小走りでついていった。



529 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/18(木) 23:43:40 ID:z1rPAcPl

俺たちは物置として使われている空き教室にいる。
まあよくある開かずの間ってやつの一つだと考えてもらいたい。
「すまん!俺は・・・俺が好きなのは松澤なんだ!だから別れてくれ!」
俺は頭を下げて相馬に言った。
相馬のことは嫌いじゃない・・・だけど松澤が俺の彼女なんだ。
だからこの関係を終わらせなきゃいけない。
背中からは変な汗が流れて喉がひどく渇いた。



530 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/18(木) 23:45:10 ID:z1rPAcPl

「・・・ふーん」
俺の言葉にまるで無関心かのような相馬の声が返ってきた。
「いいよ、別に別れても」
実にあっさりとした返答に俺は全身の力が抜けた気がした。
「でも、条件があるの」
条件・・・?
俺は息を呑んで相馬の言葉を待った。
「最後にぎゅ〜って抱き締めて欲しいな〜」
軽い調子で相馬が言った。
なんだ、そんなことか。
俺はほっとして相馬に近づいた。



531 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/18(木) 23:46:02 ID:z1rPAcPl

ギュッと相馬を抱き締める。
何度となく交わった俺たちだったが、こんな風にエッチ無しの所謂抱擁ってやつは初めてだった。
少し胸の鼓動が速くなったのが自分でもわかった。
「・・・田村」
相馬が俺の背中に手を回し、そっと耳打ちする。

「もう逃がさない」

バチッバチッ!
突然背中に激痛が走った。
なんなんだこれは!
「あ〜まだ目の焦点あってるぅ〜♪もしかしてまだ意識あるの?」
俺の目に映るのは妖しく笑う相馬の顔。
「田村って案外頑丈なんだね、それともこのスタンガンが中国産か何かなのかな?」
一体何があったんだ?
状況を理解しようとしても頭がまるで動かない。
何か言おうとしても口が動いてくれない。
「じゃあ、おやすみなさい♪」
相馬が俺の身体に黒い物体を圧し当ててくる。
次の瞬間、目の前が急に真っ暗になった。
「離さない。二度と離したりしないんだから・・・」
最後に聞いた相馬の声を俺は理解することなく気を失った。

532 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/18(木) 23:50:23 ID:z1rPAcPl
今日は終わり。
明日は投下できるかわかりません。
べべべべつにあんた達のためにSS書いてるんじゃないんだからね!
かかか勘違いしないでよね!
何だか脳内がヤバいです。
寝ます。

533 :名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 00:12:12 ID:U/7lk+Ux
>>532
GJ!お疲れ様です
そしておやすみ

534 :名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 03:47:31 ID:1FHRn8jh
GJ!
黒相馬のさらなる活躍?に期待

535 :名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 11:15:38 ID:8Z2gZeH9
GJ!
監禁フラグなんて羨ましすぎる

536 :名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 19:08:31 ID:dKGt6PSP
GJ!
じ次回に期待なんてこれっっっぽっちもしてないんだから

537 :保管庫”管理”人:2007/10/19(金) 21:17:33 ID:1vv97Uzi
保管庫を更新しました。
またもや1ヶ月ほど更新できなくて申し訳ありません。
何か不備がありましたらよろしくお願いします。

538 :名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 23:04:57 ID:8Z2gZeH9
>>537
管理人さん乙!

539 :名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 01:10:18 ID:/6M1p1S8
>>537
管理人さん乙です

540 :名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 18:48:00 ID:kFwF9hEe
捕手

541 :名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 13:08:45 ID:nFuDj4Zz
>>540
一瞬、触手に見えた…orz

542 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/23(火) 00:20:20 ID:ic4vWjrB
投下

――
――――
――――――

「・・・んっ・・・んっ」
俺は腹部を圧迫されるような感覚で目を覚ました。
「いい・・・いいよ・・・たむらぁ」
目をうっすらと開けて見ると裸の相馬が俺の上に乗って腰を振っていた。
夢だ。
これは夢だ。
俺は目を瞑った。
しかし、現実は残酷だった。
「ダメだよ・・・起きたんでしょ?」
そう言うと相馬は無理矢理俺の口の中に舌を滑り込ませてきた。
そこから感じるうごめくような熱は間違いなく現実のものだった。
「起きたならちゃんと私の相手をしなさい」
笑う相馬。
「田村は私だけを見ていればいいの」
そう言うと相馬は腰のペースを一気に上げた。
「いい・・・イク・・・田村も一緒に・・・」
絡みつく熱い肉壁が俺のものを刺激し射精を誘発させる。
「あああああああああああああ」
木霊しそうなほどの相馬の絶叫が響いた。
と同時に俺も自らの白濁の欲望を吐き出した。
このときの射精の際に起こった尿道の痛みが、俺にこれが一度目の射精でないことを俺に教えていた。



543 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/23(火) 00:21:13 ID:ic4vWjrB

あれからずっと相馬は俺を犯し続けた。
俺は両手両足を縛られていて動くことすら出来ずにいた。
やがて俺のが萎びて大きくならなくなった頃に
「ちょっと食べ物買ってくるね」
と言って相馬は部屋を出ていった。
これから俺はどうなってしまうのだろうか?
今のところは尿意も便意もないし、さほど空腹というわけではない。
しかし、心の奥で引っ掛かることがあった。
小巻。
俺がいなくなって小巻はどうしているだろうか?
もしかして俺のことを探しているかもしれない。
いや、もしかしたら怒って帰ってしまったかもしれない。
俺が耳が痛いほどの静寂の中で考えることは小巻のことだけだった。
「・・・小巻」
声に出して呼んでみたが、闇夜の線香の火の如く、すぐにその声は消えた。
―――ガラッ
相馬が返ってきたのだろうか?
俺は目を閉じた。



544 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/23(火) 00:22:02 ID:ic4vWjrB

「・・・見つけた。見つけたよ、田村くん」
意外な声に俺は目を開いた。
「・・・こんばんは、田村くん」
俺の目の前には松澤小巻がいた。
これは夢だろうか?
それとも俺の心が生み出した幻影か?
俺は声も出せず阿呆のような顔でしばらく固まっていることしかできなかった。

545 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/23(火) 00:28:33 ID:ic4vWjrB
皆さんお久しぶりです。
お元気でしたでしょうか?
私は精神的にまいっているようでスクイズ→空鍋→AIRをエンドレスに見ていました。
次回でおそらく終わります。
こんなにも拙い文章の私に最後までつき合っていただき本当にありがとうございました。
ここまで来れたのは皆さんのGJのおかげです。
では、待て次回。

546 :名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:31:26 ID:hW8nkx1W
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
次回にwktk

547 :名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 02:46:02 ID:uwhTdbUC
>>541
触手

548 :名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 11:27:43 ID:fFVuTu27
>>545
GJ! いやマジで。

549 :名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 22:08:50 ID:3d3h1qVx
次回が待ち遠しいが何だか来ないでと思う気持ちもある

550 :名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 22:23:30 ID:tTTfl8Yq
>>545 GJ!
>>549俺もそんな気持ちが渦巻いてるwwwww

551 :名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:22:42 ID:uwhTdbUC
>>545 GJ!!
いや、自分は恐いもの見たさで早く読みたい。
病み相馬に松澤の逆転の一手はあるのかないのか、心より期待しております。


552 :名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 02:13:01 ID:8jAln7H1
無粋な忠告だがnice boat.エンドは止めておいた方がいいと思う。
生き残らなかった方が好きな人はいい気分じゃないだろうから。

553 :名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 07:39:56 ID:QQL8aDFe
>>552
Nice boat.の時は……『キャラ死亡注意』としておいて、それでも見たい人は覚悟して進む……とか?

作者にがんばってもらうor有志の手によってハッピーエンドVer.が別に準備されるのがベストだろうけど

554 :名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 10:25:08 ID:r3T4dXVy
作者の好きなように書いてもらうのが一番だと思うけどね。
>>552の言うことももっともだけど、書き手が優先されるべきだろう。

555 :名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 22:15:10 ID:kBme/Y5Z
それは、ありえたかもしれない夏の出会い。

主人公『田村 雪貞』が、『松澤 小巻』を見つけたのは昨年、中学時代のことだった。
彼女は、毎朝ランニングをしていて、いつも同じ時刻に自宅の前を通り、そして学校に行く。
それに気が付いてから、田村は、単調な毎朝の繰り返しが少しだけ楽しみになった。

別に付き合いたいとか、気づいて欲しいわけじゃない。
遠くから眺めていられるだけで、その日がちょっとはマシになるような気がしたんだ。
流行のおまじないなんか信じているわけじゃないけど…

ある日、隣の席になった『相馬 広香』に待ち受け画面に映った松澤の写真を見られ、察しのいい彼女は田村の密かな想いを知る事になる。

誰にも言わないと約束させる傍ら、突然応援されることになった田村。
それは何か作戦じみていて、平凡で曇った毎日がとたん鮮明な色を持ち始めた。

始めは強引に誘われた3人のランチタイムから。
次第に打ち解け田村と松澤が急接近する中、相馬は物思いにふけることが多くなった。

夕焼けの駅前で、初めてデートに誘った松澤を待つ田村。
そこに、学校帰りの相馬がやってくる。
順調に進んだ作戦、田村は相馬に感謝しなんでもお礼をすると約束した。

呆然としたままホームで立ちすくむ田村。
自転車に乗る中、相馬の手にした携帯には田村の写真の待ち受け画面。
部活が終わり、嬉しそうな表情で駅へと急ぐ松澤。
三者三様の表情で物語が始まる。

556 :名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 22:55:59 ID:4GjKDewt
それでも田村なら、田村ならきっとなんとかしてくれる……!

改めて思ったが、私達の田村君って一歩間違えたらスクイズコース直行だったんだな。

557 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/25(木) 00:04:46 ID:/ckP1p5C
>>555
バロスwwwwww

さあ最終回を投下します。
【欝注意】
【キャラ死亡注意】
私と同じく劇場版マクロスのリマスターDVDの初回限定版を買う方は【金欠注意】

558 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/25(木) 00:05:49 ID:/ckP1p5C
――
――――
――――――

「酷いよ・・・酷いよ、田村くん」
松澤が口を開いた。
「・・・もう一人にしないでって言ったのに・・・」
ここで俺は松澤の様子に違和感を感じた。
おかしい。
明らかに松澤のようすがおかしい。
「・・・携帯電話から田村くんの居場所見つけたのに・・・相馬さんとそんなことをしてたんだ・・・」
松澤の方を目を凝らしてじっと見る。
「だから私ね、星に帰ることにしたの」
淡々と語る松澤。
その目には全く光を宿していなかった。
「もちろん、田村くんも一緒に行ってくれるよね?」
そしてその手には鈍い光を放つ包丁が握られいた。



559 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/25(木) 00:07:01 ID:Nn/jlKub

冷たい。
包丁ってやつは腹の中に埋め込むとこんなにも冷たいものなのか?
松澤が振るったその凶器は、あっさりと俺の腹部に深々と突き刺さった。
相馬によって縛られていたし、何より松澤がそんなことをするとは信じられない自分がいた。
「痛い?でも田村くんがいなくなったとき、私はもっと痛かったんだよ」
ひらひらと舞うように松澤が動く。
いや、松澤が動いているのではない、俺の視覚がおかしくなっているんだ。
「・・・すごく血が出たね。これならきっとすぐに田村くんも星に来てくれるね」
そう言うと松澤は部屋の窓辺に腰掛けた。
「じゃあ私は先に行くね。星に着いたらお父さんとお母さんを紹介するよ」
松澤が笑う。
生暖かい風が松澤の髪を拐い、一本一本が幻想的になびいて美しい。
そして突如吹いた強風と共に松澤が俺の視界から消えた。


・・・え?


・・・嘘だろ?


・・・止してくれよ


・・・俺はこの手のジョークは好きじゃないんだ


・・・どうせこの後にひょっこり現れたりするだろ?


「まつざわああああぁぁぁぁぁぁぁっ!」
俺の叫びに答える人はいない。
ああ、視界が真っ白に染まっていく・・・
完全に頭の中が真っ白に染まってしまうその時まで、俺は松澤小巻のことを探し続けた。


560 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/25(木) 00:08:42 ID:Nn/jlKub
――
――――
――――――

エピローグ

松澤小巻の葬式はひっそりと行われたらしい。
『らしい』というのは俺は実際にその場にいなかったからだ。
松澤小巻は死んだ。
現実は変わらない。
そして世の中は松澤小巻という存在を失っても何ら変わらずに動いている。
しかし、その事実は俺の中の時計を止めるに足る存在だった。
あの日の後に俺は奇跡的に助かった。
刺された場所がよかったらしい。
あと、あの後に来た相馬がすぐに救急車を呼んだらしい。
まあ、そのせいで相馬が今まで俺にしてきたことが明るみになって少年院に送られたらしい。
『らしい』という表現ばかり使ってしまって申し訳なく思う。
だがその後、松澤という存在を失った俺は精神病院に入院することとなってしまったのでご容赦願いたい。
とにかく俺は助かった。
そして今、俺は18になった。
まだ高校一年生だ。
精神病院を退院した後に全寮制の男子校に転校した。
そして今は必死で大学に入るための勉強をしている。
俺は大学に行って精神科医になりたい。
何故なら松澤のような存在を二度と出したくはないからだ。
孤独で悲しみに満ちた人を一人でも多く救いたい。
これはただの俺の自己満足かもしれない。
でもこれが正しいと思う。
俺はインスタントコーヒーを口にしながら今日も机に向かっている。
まだまだ兄のように抜群の成績という訳ではない。
もっと努力しなくては。
――トントン
ドアをノックする音がした。
時計を見ると夜の12時を回っている。
誰だろうか?
管理人さんかな?
集中していた時に水を差されて、嫌な気分になったが、俺はドアに向かっていく。
――トントン
催促するように再びノックされるドア。
「はーい、いま開けますよ」
俺は安っぽい鍵を開け、ドアを開いた。
果たして今夜の空は綺麗な星が瞬く空だっただろうか。





561 : ◆SKMlSPfKqU :2007/10/25(木) 00:16:58 ID:Nn/jlKub
何だか急転直下な終わり方ですいません。
個人的に相馬より松澤の方がずっとヤンデレの素質があると思ったんですが、あんまりパンチが効きませんでしたね。
正直もう指が痛いです。
これからSS書く人は絶対にキーボードで書きましょう。
先にも言いましたがここまでこれたのは本当に皆さんのGJのおかげでした。
もし新刊出た後でもあんまり元気がなかったこのスレを少しでも盛り上げることが出来たなら幸いです。
最後のあとがきがgdgdと長ったらしくなってしまってすいません。
では、またいつか。

562 :名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 04:28:19 ID:r2AXAKsu
>>561
GJ!!
ついに終わってしまったか

指が痛くなるまで書かれたのか、乙です

キーボードで打つよりも、筆記用具で書いた方がさくさくっと書ける俺はアナログ人間だ

563 :名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:50:59 ID:81syUw3+
>>561
GJ&乙でしたっ!

564 :名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:08:02 ID:7cvaBHyo
☆ゅ

565 :名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 23:28:10 ID:rpeVqOLG
>>541

触手

566 :名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 23:34:33 ID:mzq6yX7u
age

567 :名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 18:41:31 ID:p0737VPs
さげ

568 :名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 00:50:05 ID:xQr2nwrr
ageとく

569 :名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:26:00 ID:9XL5tYEf
あげ

570 :名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:46:06 ID:+WDcd3CU
あげあげ

571 :名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:08:17 ID:51yXf53k
(亜美、竜児)、大河、実乃梨、+北村

『心配だから』1/4

「あれ? 亜美、もう食べないのか? ……しかも顔色悪いぞ」
 北村は心配そうな顔をして亜美に言った。まさか、と彼女を見ると、
ちょっと疲れが隠し切れない様子で顔をこちらから逸らした。
 別にそらさなくてもいいのに。
 しばらくして亜美は振り返ると、いつもの天使スマイルで言った。
「別になんでもないよ! あれ、高須くんも心配してくれた? そんなあ亜美ちゃん嬉しいな」
 ふんっと大河は鼻息を鳴らして、
「バカチワワ、無理すんな」
 大河はわざと亜美へ卵巻きを近づけて、さっと口に放り込んだ。亜美は
ゴクリと息を飲み込んだのがよく分かる。もしかしてあんまり食べてないのか
もしれない。体調が悪いだけなのか。
 それに比べて大河のおいしそうに食べてるのを見ると、朝苦労したかいがあるな、と竜児は
ひそかにほくそえんだ。あんな嬉しそうにしてくれると、こっちもやりがいがある。
「あ〜美味しい〜。……竜児、なに見てるのよ」
「別になんでもねーよ。さっさと食べろ」
 亜美はその様子をじ〜と見ていた。竜児はそれに気づいて彼女の方に向くと、
亜美は慌てて目を逸らす。今度もなにもしてないのに。
「ねえ、大河」
 な、なによ、と大河は身構えた。
「こ、この!」
 大河は亜美に向けてシャドーボクシングをする。今の亜美はちょっと怖い。
「……ふん。丸々太って地面に転がっていると良いわ。上から下まで
丸太みたいにね」
「……。な! なにおおおおおお!」
 一瞬拍子抜けした大河はすぐに気を取り直して、彼女に掴みかかった。
 亜美は大河の額を手で押さえつけると、勝ち誇った。傍らでは
大河が両腕を振りましてバタバタして暴れてるが手が届かない。さすがのタイガー
もリーチの長さでは猫だった。
 竜児は巻き込まれないようにそっと離れる。
「おわあっと」
「あ、櫛枝ごめん」
「別になんともないぜ」
 美乃梨は手を上げ男らしくなにごともないようにみせた。彼女はちょっと考える様子を
して、竜児に尋ねた。
「高須くんは今日もお弁当を作ってあげてるの?」
 その質問は竜児の胸をえぐった。もしかして勘違いしてる?
 彼は慌てて否定した。
「ええええ、いやいやいや。……お金もちゃんともらってるしな。まあバイトみたいなもんだ」
「ふぅ〜んバイト……」


572 :名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:10:19 ID:51yXf53k
2/4

 いつのまにか隣に立っていた大河がふてくされていた。
「そうよ、バカ犬は私の家政犬なのよ」
 大河の不満そうな声に竜児もちょっとムッとする。ちょっと言い過ぎたが、
そこまで犬をつける必要はないだろ。
 そこでふっとイタズラ心が沸いて、そっぽを向いた大河のわき腹をつついた。
「アヒィイ」
 は?
 大河は顔を真っ赤にして睨んできた。慌てて謝るが、顔を真っ赤にして怒っている。
『そういうわけじゃない』と弁解するが、彼女は聞いてくれない。やれやれ、と俺は
会話の発端となった亜美に顔を向けた。いつもの亜美ならなにかするはず、であった。
「ふぅ〜」
 亜美はため息を吐いていた。げっそりとした顔で、遠くを見てる。もしかして本格的に
やばいんじゃないだろうか。弁当箱をすぐにしまい。亜美に近づいて腕を取った。
 これは別に、心配だからである。
「え!?」
 亜美は驚いて竜児を見た。そのときの無防備な表情にドキッとする。
「……お前、顔色悪いぞ」
「あら、気にしてくれてるのかしら?」
 亜美はこんなときにも強がりだった。
「だって顔色悪いしな」
 亜美は首を横に振った。
「保健室、行ったほうがいいんじゃないか?」
「こんなに元気なのに?」
 亜美はイエ〜イとVサインをしてみせた。
「やっぱりだめじゃねーか」
 どこか陰気が漂っているのがよく分かる。竜児も否定した。
「無理することねーよ」
「……うれしいな。ほんとに気付いてくれてんだ」
 亜美は照れくさそうに言った。そう言われるとこっちも恥ずかしい。
「じゃあ連れてくぞ」
「お任せするね」
 ふぅ〜と彼女は緊張を解いた。竜児もつられて緊張を解く。なんだか今日は安心できて、不思議と
ずっとそばに居てやりたい気がしてきた。だから今日ぐらいは良いかもしれない。心配だから。
「きたむら〜! ちょっと今から保健室に連れて行く」
「ああ、じゃあ頼む」
 北村の了承も得た。美乃梨のも得てよかった。
「おう」
 竜児はどこかきまづさを振り払うように言った。
 北村も美乃梨も頷いた。これで別に大丈夫。
 いつもとは違って大河も心配そうに亜美を見ていた。
 亜美はすぐにそれに気づいて傍から見てもわかるような小悪魔な笑顔で言った。
 みんなに聞こえるように大きな声を出して、
「みんな〜ちょっと亜美ちゃん。保健室行って来るね〜。ほんと、なんでもないん
だけど、高須くんがどうしてもとね。でも、大丈夫。ちょっと休んだらすぐに
戻ってくるから〜」
 亜美が空元気を振り絞って周囲に手を振る。こんな時まで仮面の自分を維持するらしい。


573 :名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:14:23 ID:51yXf53k
3/4

「それとね〜」
 声のトーンを低くしつつも、みんなに聞こえるように亜美は言った。
「大河。ちょっと高須くん借りるけどさ〜。いいよ・ね!」
「え、な!?」
 大河はどこか悔しそうに答えた。お、と竜児はなんとなく思った。
「バカ犬と私? なんの関係があるのよ! それよりも自分のこと心配したら?
 野垂れ死んだら見てられないよ」
「お。おい……」
「だからなに?」
「いや、別に」
「なら、さっさと保健室へ行け」
 だから最後に睨むな。と、ここで一頓着してても始まらないので、とにかく亜美を保健室に連れて
行くことにした。
「……とにかく、行こう」
「ムー」
 あからさまに不機嫌な大河の声が聞こえてきた。
 もうどうにでもなれと、俺は亜美の腕を取って引っ張っていく。
「あ、ちょっと……」
 竜児は強引に彼女の腕を引っ張る。
「えい!」
 教室を出たところで腕を捻られる。
「いててて」
「はい、ここで終わり。一緒に行こう」
「ああ、分かった」
 ――すこし、惜しいことした。

 保健室につくと、亜美はベッドに腰掛けた。
「ねえ、こっちに来てよ。せっかくだし話しよ」
「いや、それは……」
「んん? あれ〜どうかしたのかな」
「別になんでもねーよ」
「ああ、分かった。……もしかして〜想像した?」
 なにを? といわないのがいじらしい。
「別になにも考えてねえから」
 ドスンと彼女の隣に腰掛ける。
「ふぅ〜。ちょっと疲れちゃった」
 亜美は肩に寄りかかってきた。
「ちょっと肩借りるね」
「あ、ああ」
 バカ正直に緊張してる自分が恥ずかしかった。亜美ならどうってことないのかもしれない。
「……してるよ」
「え?」
 驚いて横に振り向くと、亜美は真剣な眼をして言った。そのまましばらく硬直。
「それとね。ダイエットもしてる」
「それに昨日仕事伸びちゃって……。寝不足もあるかも」
 ふぅ〜と亜美はため息を吐いて、また頭を横に預けてきた。
「そんなに大変なのか?」
「ふぅ〜。んむむ。はわぁ〜」
 ふわわああ、と竜児もあくびにつられそうになる。
 亜美は目をこすりこすりして顔を竜児に向けた。


574 :名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:16:24 ID:51yXf53k
4/5

「あ、起こしちゃったか。すまん」
「ん〜、別にいいよ。高須くんならあ」
 竜児もまた釣られて欠伸をした。
「あ、うつっちゃったね」
「ったく」
 ちょっと顔が熱くなっていくのが分かる。このままだとやばい。
 名残惜しいけど、教室に戻ることにする。
「んじゃ、元気そうだし先に教室戻ってるぞ」
「も〜、せっかく二人きりなのに」
 亜美の普段では見せない気の抜けた表情に竜児はドキドキさせた。その無防備はよしてくれ。
 そうだ、と竜児は思いつく。
「明日楽しみにしてろ」
「楽しみ?」
 亜美は疑問で答える。
「まあ、そんなところ。明日だけ、ダイエットは続行。それで良い」
「え、明日だけ?」
 彼女の疑問もスルーしてさらに竜児は続けた。
「ちゃんと寝ろよ。じゃあな」
「って、ちょっと高須くん!」
 竜児はすでに廊下に出ていた。そして作戦のことを考えて、ひとりほくそえむ。
「キャッ」
 傍から見れば、怖かったのかもしれない。でも、今の竜児はそんなことで挫ける
気分じゃなかった。これは良い作戦だ。

 日を明けて昼時になり、いつものメンバーで机を囲んでいた。
 亜美はというと、小さなパンを一つだけ置いている。どうやら彼女は昨日の約束を
守ってくれた。亜美の驚いた顔を思い浮かべ、ニヤニヤする。
「どうしたのよ竜児?」
「ああ、ああ。べ、別になんでもねえから」
 そう、と大河は深く追求せず。
「はは〜ん。また無駄なバカチワワ」
「だぼだぼのちびに言われたくないわ」
「亜美ー。いい加減無理すると、身体に悪いぞ」
 よし来た。北村には感謝する。
「おい、川島」
「ああ〜ん?」
 竜児はそっと弁当箱を差し出した。
「これ食ってダイエットをやめろよ、な?」
「……」
 ガタンと大河のイスが倒れる音。
「りゅ、りゅううううじぃぃぃぃ」


575 :名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 19:18:25 ID:51yXf53k
5/5

「とおりゃああ」
 亜美は慌てて弁当箱を受け取り、大河の猛攻から弁当箱を守る。
「ど、どうしたの高須くん?」
 櫛枝、そんなわけじゃないんだが。竜児はなにか言おうと口を開くが、
「おー。高須、亜美のこと心配してくれてんだな。さすが気遣い良いぜ」
 さっきのを撤回。やっぱり北村は北村だった。
 そうこうするうちに、
「ありがとおおおおう高須くうううん。私、ダイエットやめちゃうからあ。昨日のこと秘密
にするねえ」
 亜美の余計な一言に慌てて答えた。
「なんにもしてねええ」
「おのれええええ」
 大河は大河でかなり燃えていた。
 間一髪、大河の攻撃をかわす。
「ていうか、早くたべろよ」
「ありがとう!」
「むむぅ」
「ほら、お前の分もあるだろ」
「そうだけど……ふん!」
 大河はやけ食いを始めた。なんかあとが怖い。背中にものすごい殺気を感じる。心配だから
作ってきただけで、大河には遠慮しなくても良いはずだ。
「高須くん、ほんっっっっっとおに、ありがとうね」
「いや、そんなに感謝されるほどでも」
「こういう時ぐらいは素直に受け取ってよ」
 亜美の真っ直ぐな視線に、竜児は身体全体が熱くなっていてくのが分かった。
「あ、ああ」
 今は亜美の裏表を超えた笑顔に安心していよう。後のことは考えずに。        END

576 :名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 23:00:17 ID:wodHt/Ag
GJ!
しかし、メインはチワワなのに、嫉妬全開の大河に萌えてしまった…

577 :名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 14:49:06 ID:NohpC+Nj
俺も高須弁当喰いてぇ。

578 :名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 21:52:48 ID:W09VHZdr
ヒロインより主人公に萌えるスレはここですか?

579 :名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 16:39:44 ID:l76ZxnWY
>>578
いいえ、それはスクイズスレです。

580 :名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:16:35 ID:sCXwq90A
>>579
新ジャンル「誠死ね」

581 :名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:51:22 ID:dTfyE986
田村くん→誠
松澤→言葉
相馬→世界



考えれば考えるほどぴったりだな

582 :名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 21:55:53 ID:zg+fO6PV
一巻で相馬に田村のファーストキスを奪われたことを知った松澤が豹変し、田村を監禁

583 :名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 22:04:40 ID:YYAUVuGZ
何と言うスクイズ厨のすくつスレ

584 :名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 23:13:43 ID:zg+fO6PV
スクイズ厨というよりヤンデレ厨・修羅場厨の方が正しくような気がする
主に例のSSで…

言葉様はアッチの世界では女神と認定されてるから、修羅場の例としてよく用いられるじゃないか?

一回『嫉妬修羅場三角関係』でクグッてみ、本当に崇拝されてるから

585 :名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:34:38 ID:staXx+Lq
田村を誠のようなクズと同列に並べるな
女の子二人も救ってんだぞ

586 :名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 01:43:37 ID:h3BcTm9H
誠は下半身に脳みそ詰まってるけど
田村はちゃんと頭に脳みそ入ってるから雲泥の差だわな。
ゆゆぽ作品の面白さは絶対に一線を越えないことで発生する
修羅場だと思うんだ。

587 :名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 01:15:04 ID:cCdvwtgP
松澤と相馬は共に重い過去があるからいいヤンデレになりそうだよな。
でも田村はm(ryやt(ryみたいなヘタレじゃないから難しいかな。
誰かSS書いてくんねぇかな。

588 :名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:43:08 ID:A0szop/H
保守、の必要はないけど何となく寂しいので保守

589 :名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 23:10:02 ID:4tmqazGa
保守なんてしないんだからね
こんなスレ落ちてしまえばいいのよ

590 :名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:48:22 ID:1N8oselA
永遠に
松澤は田村を完全に相馬から取り返そうとするが、鹿田は肉体関係で
田村との関係を維持し続けようとする松澤のやり方に反発を覚え、田村に誠実な対応を求める。
二人の話を聞いた田村は再び相馬と復縁する事を決意し自分のマンションで待っていた松澤に別れを告げる。
松澤は「二人を幸せになんかしない…」と、落とした携帯が砕ける音で
二人の注意を自らのいる方角に向かわせた後に投身自殺を行う。
地面へ激突する直前の薄笑いを浮かべた松澤のおぞましい表情と彼女の最後を目の当たりにした
二人はその瞬間がトラウマとして焼きついてしまう。
彼女の死から1年後、田村は松澤の命日に墓参りに訪れ、供えられていた花から
相馬も墓参りに来ていた事を察する。
既に二人はトラウマが原因で別れ、松澤の命日の日だけ互いの存在を思い出すだけの疎遠な関係となり、
彼女が残した最後の言葉通り彼らが幸せになる事は無かったのだった。

我が子へ
田村は松澤の「自分を一番に愛してくれるなら、例え相馬を抱いても構わない」という言葉に甘え、
二人を抱き続ける毎日を送り続ける。
或る日、田村がH中に相馬の罵詈雑言を話しているのを相馬は聞いてしまい、そのまま失踪してしまう。
後に田村は松澤と婚約して幸せな時を過ごすが、松澤同様田村の子を妊娠していた相馬はそれを許さず、
田村を包丁で刺し致命傷を負わせる。
しかし相馬は田村を刺した後、田村が自分の事を心から心配していた事を知り、
犯した罪の重さに耐え切れずに逃げ出してしまう。
田村は致命傷を負いつつも気力を振り絞って松澤の元へと戻ろうとするが途中で力尽きてしまい、
死の間際に田村は今更ながら自らの罪深さを悟るのだった。

鮮血の結末
松澤は田村に振られつつも諦めきれずに何とか田村ともう一度付き合うきっかけを求め田村に近づこうとするが、
相馬の友人である鹿田はこれを良く思わず田村と松澤の会話、接触を妨害する。
心の支えである田村を唯一の友人であった相馬の手で奪われた松澤は日が経つにつれ
追い詰められ精神を病むようになる。
その一方、相馬は田村との関係を深めていき、田村は相馬に溺れ続ける。
たまたま田村の留守中に田村の母親の好意で家にあがっていた松澤はその後帰宅した
相馬と田村の情事を偶然盗み聞きしてしまい、絶望の涙を流す。
ある晩ベランダに忍びこんだ際にたまたまおいてあった鋸を見つけ何かを悟ったかのように高らかと笑う。
翌日、田村と相馬が学校を登校する途中、田村の自宅からノコギリを持ち出し待ち伏せていた松澤によって、
相馬は首を瞬時に掻き切られる。
血に塗れた相馬の死体が横たわる歩道橋。唐突な展開に辺りは静寂に包まれ、
呆然としていた田村に聞こえたのは、鹿田の絶叫と返り血を浴びた壊れた松澤の乾いた笑い声のみであった…。

591 :名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 05:43:53 ID:BCHdOqpy
ヤンデレ野郎が住み着いてから糞スレになったな…

592 :名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 10:19:25 ID:IW+4qCpj
まあ松澤エンドで丸く収まった田村くんで何か書こうと思ったら
何か波風を起こさないといけないから
泥沼だのヤンデレだのになりやすいんだろうけどな

でなきゃ田村くんとまっちゃんのベタ甘遠恋日記、みたいなノリの奴か

593 :名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 11:51:22 ID:CNDN53tY
何だかとらドラを読んでると、そこかしこに鬱展開フラグがゴロゴロしてるようにしか見えない私。
ハッピーエンドを望んでいるんだが、どうしても漠然とした不安がつきまとうんだ……
誰か、誰かコレを払拭するような、糖分の多いSSを……

594 :名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 14:41:25 ID:x6PUGiMH
竜×みのりん・北村×兄貴でタイガー涙目、とかマジでありえそうだから困るw

595 :名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 17:25:55 ID:UYHFaItR
松澤か相馬の甘々SSでも書いてみるかな……
やっぱここに書く以上はエロ入ってないと駄目かね?

596 :名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 17:50:57 ID:x6PUGiMH
エロでも非エロでも全然おkな雑食性の俺

まあ最初に「非エロです」と一言断っておくのがベターかな

597 :名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 03:13:43 ID:PRW5dalS
エロでも非エロでもギャグ、オリキャラ、鬱もの、病んものそれとBLも少々いける俺は異端児

598 :名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 07:29:25 ID:ZoLiyUmQ
>>597
あれ? 俺がいる
って訳で非エロでも期待して待ってる

599 :名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 11:14:37 ID:/bywmlyS
>>593
どんなハッピーエンド?

600 :名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 15:46:24 ID:dUPPFxeU
まあカップリングについては全ての想いが成就することは
もうあり得ない構図になってるわけだから誰かが泣かないといけないわけだけど
どう転ぶにせよ無駄に泥沼とか鬱展開とかなく決着がつけば
それは一応ハッピーエンドと呼んでいいんじゃないかと思う

泣かないといけない人に何らかの救いみたいなのを提示できればさらに言うことなしと

601 :名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:36:03 ID:FE63B1AX
JCでアニメ化され、
大河はくぎゅで上目遣いで頬を染めて「ナニヨ!」とかいう安っぽいツンデレに改変され、
竜児はオリジナルに近い田村竜児と世界観を壊す赤毛の高須隆一の二人に分裂して竜児は空気になり、
みのりんは帰国子女になってぽっと出のサックスと速攻でフラグを立てたかと思ったら竜児に気があるような素振りを見せたかと思ったらサックスにいきなりキスされ、
ばかちーは登場するなり隆一にキスする痴女にされやっちゃんは隆一の母親になる


という鬱展開

602 :名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:51:55 ID:M3ecMKwm
>>601
そのサックスがわからなかったからググってきたらキミキスかよw

603 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:11:55 ID:vaefM23u
>>601
仮にアニメ化されるとしても釘宮はやめて欲しいよな。
正直もう釘宮のツンデレは食傷気味です。

604 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 03:50:01 ID:Pix7ad1u
正直釘宮の声を聞いてると耳が痛くなるのは俺だけか?
スレチだがFF4の双子の声優も釘宮になった。スクエニは馬鹿だと思った。
かと言って大河の声優は誰がいいって聞かれてもなかなか出てこないな。
どこかにいい声優いないかね?

605 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 04:08:13 ID:W/1biInH
ロリ声が上手い声優といえば北都南かね

606 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 07:14:41 ID:jhniT+TR
個人的には生天目とか…
このご時世だと釘宮か平野になりそうだが

607 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 12:27:52 ID:mQ1wfdh7
釘宮釘宮うるせーよ
好きだった原作が次々と釘宮出演のアニメでぶち壊されてムカつくんだよ

608 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 12:30:52 ID:/7VWaiyt
銀河万丈とかどうだい?

609 :名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 13:50:58 ID:TB/ykVRh
ロリツンデレ=釘宮は定着してるからなぁ
釘宮嫌いじゃないけどツン多めの大河にはあわなそうだよな

他となると沢城とか小清水あたりかなぁ
もしくは思い切って新人つかうとか

610 :名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:29:01 ID:d99qzJhb
>>608
いいねぇ。
他にも大塚さんや神谷さんとかがいいねぇ。

611 :名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 11:32:48 ID:BVlqLM7E
>>591
声優談義とどっちがマシかね?

612 :名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 14:05:13 ID:KB/3Ocyg
>>608
ギレンがツンデレになってるの想像して吹いたwwww

613 :名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 17:15:08 ID:qw5gRQj6
大河をわかりやすいツンデレにするのはマジ勘弁

614 :名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:44:36 ID:nl4hRWhd
もし釘使うなら竜は日野でバカチーは川澄で徹底的にやれと言いたい

615 :名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 15:57:41 ID:j/R7VRly
じゃあ北村を野島に

616 :名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 18:22:33 ID:VdEawwkK
>>614
いやいやいや、そこは川澄じゃなくて桑谷の方が…

617 :名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 19:07:35 ID:kY3xvDQJ
にわかヲタ共の空気読めなさは異常
板違いの声優談義をいつまで続けるつもりなのか

618 :名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:43:40 ID:/vm9rjmf
そんなことよりゆりちゃんの幸せを考えてあげよう

619 :名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:10:38 ID:CaQpFNi/
独身拳は誰に相伝するのか、それが問題だ

620 :名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:36:01 ID:bkeXMkCO
誕生日までオナ禁しようと決めたのに保管庫読んでたら死んだ

621 :保管庫”管理”人 ◆Dash///1.k :2007/11/27(火) 00:37:42 ID:jIZ7ZTHq
保管庫を更新しました。
ついでにトリも付けましたのでよろしくお願いします。


622 :名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 22:22:29 ID:vLUVxzsW
おぉ、管理人さん!乙です


623 :名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 23:29:12 ID:EUtdiLVT
なんだかんだ言っても結構スレに投下されてたんだな。
一覧見てると意外と多いことに気付いた。

624 :名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 00:05:37 ID:RHAiFP6E
とらドラで検索してもスレが出てこなくてdat落ちしたのか・・・orz
と思ってたら単純にスレタイにとらドラが入っていなかっただけという。

625 :名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:44:27 ID:VVDCn/hp


626 :名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 20:20:42 ID:aK9crI+U


627 :名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 20:57:18 ID:u8BEoXnU


628 :名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:56:29 ID:8Xeq6XeO


629 :名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:06:12 ID:Er/tC61r


630 :名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:38:51 ID:aK9crI+U


631 :名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:53:56 ID:n3cq5pIU


632 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:11:55 ID:1d8/OJY6


633 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 00:15:13 ID:xEJl7+rW
それよりお姉ちゃん好きが止まらなくなったさくらが暴走する
さくら×すみれ(兄貴に非ず)はまだですか?

634 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 09:44:49 ID:8dbdDymk
狩野家は妹攻の姐受これだけはガチ

635 :名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 21:00:08 ID:AtqqAh7l
保管庫で「やんドラ」連作を読ませてもらった。
想像を遙かに超える壮絶さにただただ白旗を揚げるばかりだ。

636 :名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:00:11 ID:3Jly/oO3
>>634
同意

637 :名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 15:41:31 ID:xkcsyLb3


638 :名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 15:50:13 ID:7VukJOwY
兄貴がさくらではなく竜児を相手にする事になったら序盤は兄貴×竜児、
しかし後半は竜児×すみれに立場が逆転している気がする

639 :名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:36:20 ID:3CKte4ia
よもや竜児×兄貴にはなるまいな?

640 :名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 10:32:33 ID:WGwQ70tl
竜×兄貴?
何そのまるおタイガーみのりんばかちー全員涙目展開w

641 :名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 19:21:38 ID:vLAOnPA0
>竜×兄貴
「こんな怖い顔の人が義兄だなんてorz」
「義兄の家事スペックが高すぎて義姉に色々比較されるorz」
「さくらの店の手伝いで義兄とさくらが二人っきりになっている事が多いorz」
「最近さくらが義兄と料理の話ばかりして俺の相手をしてくれないorz」

幸太がさくらと結婚すれば幸太の不幸パワーに巻き込まれて実現するよ

642 :名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 22:40:30 ID:W+/WNLJz
面白い!!
書いてみてはくれまいか?

643 :名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:13:58 ID:vLAOnPA0
>>642
       ノ L_____
       ⌒:::\:::::/::\
      / <●>::::<●>\   そんな文才があればとっくの昔に
     /    (__人__)   \  「(さくら×竜児)×すみれ」を書いておるわ!
     |       |::::::|     |
     \       l;;;;;;l    /l!|
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |    ドンッ!
    `ー、_ノ       煤@l、E ノ >
               レY^V^ヽ

という事であなたが書いてください

644 :名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 18:05:24 ID:PwTja1+I
「ゆりちゃんの一人遊び」なる電波を受信したが、途中で切れて先が受信できん。

645 :名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:04:53 ID:X1fFyiMs
すぐに全方位にパラボラアンテナを立てるんだ

646 :名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:21:51 ID:r4ZoGZFo
>>644
深夜、酔っ払った独身が人生ゲーム引っ張り出して一人寂しくやっている姿が受信されたが・・・
「わーい、けっこんできたよー」(棒読み)

647 :名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:26:54 ID:QGNA83qP
それ本当にやめてくれwww

如実に想像でき過ぎるwww

648 :名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:03:13 ID:8ARUaZ69
>>647
そして無駄に子宝に恵まれる

649 :名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:26:54 ID:K/lStnHH
青い果実と田村兄が実は先輩後輩で田村兄の片想いでした、なんてネタを受信したが既出かね?

650 :名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:28:10 ID:K/lStnHH
しかし歳の差考えると無理だった。残念だが没。

651 :名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:34:42 ID:CsqXh/Fv
>>650
小学校とかだったら良いんじゃね?
それだと幼馴染フラグも立つしなw

652 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 01:53:50 ID:qyxYV0W3
ああなんというか
新刊のネタバレが早くしたいっ……
六日の時点で読了してしまった俺はっ……いわば寸止めの状態……言うに言えないっ……出すに出せないっ……

653 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 02:44:54 ID:RxumwHDI
ネタバレ
みのりんが竜児の棒を握る。
最初は自由自在にいじくって気持ち良さそうにしていたけど牙をむかれて一転ピンチ

巨乳の金髪女子高生と亜美たんそっくりの女子高生追加

654 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 03:00:17 ID:qyxYV0W3
吹いた

655 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 12:11:57 ID:4lOaDh4M
ちょwww

新刊はとりあえずゆゆぽ自重w

656 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:30:34 ID:daSBRxOM
(大河、竜児)、+やっちゃん
1/13

『遊園地のひと時』

「え、二人で遊園地?」
 大河と竜児は驚いた。二人して顔を見合わせて、気まずさに目線を
逸らした。三枚しかチケットがなく、やっちゃんは仕事で一緒に行
ける日がない。必然的に大河と二人で行くのが確定だった。
「でもなあ……」
「竜ちゃんおねがい〜。一緒に行って来て〜」
「行くっきゃねえけど。……でもなあ」
 竜児は複雑な気持ちで大河を見た。案の定、大河は釈然としない様子
である。ぶすっとした顔の口には苦笑いが張り付き、唇をひくひく
させていた。そこまで嫌がることはないだろうに。
「あーもう! 一緒に行ってやるわよ、そうでしょ犬!」
 投げやりに大河は言った。
「え、いや。行かないことに決めようと」
「がぅぅぅぅるるるるるる!」
 どうやら行くことに反論の余地はないようだった。
「フンッ!」
 と大河はそっぽを向いてしまった。
 やっちゃんはそれを見てニヤニヤしている。それほど大河は怒ってる
のだろうか。ますます竜児は肩を落とした。
「わかった! 行くから。それでいいでしょやっちゃん、大河」
 やっちゃんはニコニコしながら頷いた。
 大河も振り返って勝ち誇った顔をしている。手はがっつポーズだ。
 竜児はなにも言えなくなり、いつもの日常へ戻っていった。

 当日の朝を向かえ、朝食と弁当の用意を終えて大河を呼び出す。
 いつの間にやら家に来ていた大河は、用意されていた布団から寝ぼけ眼で起き上がった。
あっちにフラフラ、こっちにフラフラで、危なっかしい。寝不足なのだろうか。


657 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:32:36 ID:daSBRxOM
2/13
「ほら、そろそろ行くぞ」
「あ、うん……」
 大あくびを繰り返し、何度も竜児を見上げる。
「きょ……ぅ」
「今日?」
「で……デッ……は!」
 ガバッと大河は起き上がった。慌てて周りを見回す。
「竜児、ちょっと待ってて! す、すぐ用意してくる」
 大河は立ち上がると眼にも止まらぬ速さで走りドアを開けた。ドンと
ぼろい扉が大音量で閉じられる。
 ――三十分後
「りゅ、竜児! 早く行こう。それと……どう?」
 戻ってきた大河は服と髪を整えてたらしかった。竜児の前でくるくる回る。
 ふわっとした、いつもとは違うなにかを大河から感じる。正直可愛い。
「……良いんじゃないか」
 小声でぼそぼそと、まあ可愛いと思うぞ、と竜児は続ける。
「か、かわいい? かわいい……かわいい。ふっふふ」
「良いと思う、だからな」
 竜児はぶっきらぼうに装って答えた。
 満足したように大河は頷く。そしてはたと気づいて、顔を真っ赤に
しながら言った。
「な、なに勝手に評価してんのよ! バカ犬に評価されて喜ぶほど
落ちぶれてないわ」
 ほんと困ったもんねバカ犬は、と大河は続けた。
「あんたはいつもどおりに。ま、それがお似合いかもね」
 はっきり大河に言われて悔しくして仕方ない。
「こ、こんのおおおお。言いたいこと言いやがって。せっかく一緒に
行こうとしたのに」
 気持ちが煮え切らなくなってきた。
 竜児も竜児でブツブツと続ける。


658 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:34:42 ID:daSBRxOM
3/13
「別に俺と行く必要はないんだし……。く、櫛枝と……うん。櫛枝とお前
で一緒に行けよ」
 もうここまで来ると恥ずかしさとか関係なく、どうでもよくなってきた。いまなら
誘えるんじゃないかと思えてきた。予定が合えばの話だが。
「ま、待って。りゅ、竜児!」
 大河は慌てて竜児にしがみついた。必死になって竜児に目を向ける。
「な、なんだよ」
「あのねあのね」
「……だからなんだよ」
「ご、ごめんなさい」
 大河はシュンとして素直に謝っていた。
 どうせすぐ本性を出すに違いないが、ひとまず竜児は大河に言った。
「わかった……さっさと行こうぜ」
「やったー」
 大河はすぐに顔を上げて満面の笑みを見せた。眩しい眩しい笑顔だった。
「竜児……良かった」
 大河はそのまま手を握り締めて竜児を引っ張る。竜児は呆気に取られて
なにも言えない。今日は天変地異が起こるんじゃないかと、心配になった。

 遊園地につくと、同時に手を離していた。息が合ってたのはたまたまだ。
「大河、迷子になるなよ」
「そんなことしないわよ」
 さっそく遊園地の地図を見る。
「まずどれに寄ろうか? あ、ちなみにジェットコースターはお昼の後な」
 ブツブツブツブツと竜児は説明する。
「その前に背が届くかどうか」
 大河はすこし不安だった。

659 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:36:43 ID:daSBRxOM
4/13
「ん? なんか言ったか?」
「なんでもない!」
「うおっ」
 突然大河に睨まれたのでビビッてしまった。だから俺がなにをしたんだ、と
抗議の視線を送るがすぐに折れた。別にその視線上で男の人が白眼を剥いて
倒れたからじゃない。
 お昼までもう時間少ないし、まずは動物触れ合いコーナーでいいかもしれない。
「竜児、まだ?」
「まずは動物触れ合いコーナーで良いか」
 大河は少し思案して、
「うさぎ?」
「うさぎと、犬と猫くらい」
「じゃあそれでいい」
 と決めてその場所へ向かった。
「とおりゃあああああああ」
 突然大河は走り出した。竜児は一瞬怪訝な顔をし、その先を見る。顔面蒼白。
周りの親子づれがそれにびびって悲鳴をあげたが今は傷ついてる暇はない。
 大河の先には、着ぐるみが居て、それはヒヨコみたいな、オボ――
「大河やめえてええええええええええええ」
 大河は跳躍して、右足をそいつに向けた。
 マスコットが危ない。竜児は思いっきり走った。
「キーーーーック!」
「うおおおおお」

 ドスバシッ――間一髪、竜児は大河のキックを後ろから押さえ込むように手で取る。

 着ぐるみはしりもちをついてる。
「はあはああああ……はははは。危ない……危なかった」
 冷や汗も垂れ流しながら、大河を下ろした。
「竜児……あんたもなかなかやるじゃない」
「っ……」

660 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:38:43 ID:daSBRxOM
5/13
 二人して謝り、なんとかことなきを得る。
 そのままコーナーへ向かう。
「突然走り出すなよ! そしてキックするな! 相手が怪我したらどうするんだ!」
 今も息がつらい。まさかいきなり初っ端から疲れが出始めるとは思ってなかった。
理由を問いただし、こんなことは二度とやらせてはいけない。
「だって」
 大河は困ったように竜児を見て、
「だってなんだよ?」
「良く分からないけど、無性に蹴りたくなった」
 と、キックのポーズをとった。
 竜児もなぜか蹴りたくなったのを思い出す。だが、すぐに頭から振り払い、
「たく……蹴ればなんでもかんでもすむもんじゃないんだし」
「でも……まあいいわ。それよりもほら、あそこにうさぎうさぎ!」
 いつの間にかコーナーに着いてたようだった。
 大河はコーナーの敷居を跨いで座りこんでうさぎを抱きかかえる。「よしよし」と
その背中を撫でていく。うさぎは気持ちよさそうに身を預けた。
「可愛い」
 どれ、と竜児は抱きかかえようとすると、うさぎはビクッと震えて逃げてしまった。
あまりの理不尽に、頭を抱える。まさかうさぎにまで怖がられるとは思っても
いなかった。
 しょぼくれて大河を見上げる。
「竜児……さすがに同情したいわ」
 仕方なく、彼女の隣に座った。
「撫でてみる?」
 大河は照れくさそうに言った。
「……ああ」
 うさぎも気付いて慌てるがもう遅い。
 すかさず背中を撫でた。
 最初ビクビクしていたうさぎもしだいにおちついた。
「良かったね……なついてくれる動物がいて!」

661 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:40:52 ID:daSBRxOM
6/13
 笑いを堪えながら言う大河に、返す言葉がない。だって本当に嬉しいことなのだ。
「お、俺ってそんなにだめか」
「でもあのぶさいくなインコちゃんとか居るじゃない」
 大河は笑いを抑えきれなくなり、ついに笑った。
「ハァー……プププッ」
「こ、このお。だ、だが、言いかえせねえ」
 大河はさっとうさぎを放すと、立ち上がりかけだした。
「あ、待て!」
「……で、でもねえ。ほかにも懐いてくれる子いっぱいいるからねーだ」
 大河は舌を出してベーをする。
「はあ?」
「ほら、お昼お昼弁当弁当! しょうが焼き〜♪」
 昼食のチャイムが鳴り響く。もうお昼の時間らしい。
 竜児は立ち上がって、大河が座っているベンチに向かった。
 大河は弁当箱を受け取るやいなや、すぐに開けて食べだす。
「おいし〜」
「そりゃどーも」
 やっちゃんと三人で行くはずだった弁当を二人分にまとめたのだ。まずいはずはない。
それでも大河の「おいしい」の一言は嬉しい。竜児は怒ったような顔を周囲に見せ付ける。
敵を仕留めたというわけじゃない、褒められて嬉しくて仕方ないのだ。竜児の顔は満足感
でいっぱいだった。
 あっと言う間に弁当は空箱になった。これで弁当の中身がどうなるかの心配はない。
これならジェットコースターは大丈夫だ。
「次はジェットコースターだな。その後はコーヒーカップ。次はお化け屋敷。最後に
観覧車。……それで良いか?」
 竜児は一応一通り決めていたルートを教えた。
 大河は思い悩んだすえ、
「それで良い」
 竜児は大河が食べ終えたのを確認し、ささっと弁当を片付け立ち上がる。
「あ、でも休憩しなきゃ、あとで大変か」
「んなの大丈夫大丈夫」
 大河はそんなことお構いなしに竜児を引っ張ってジェットコースターの列に並ぶ。

662 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:42:52 ID:daSBRxOM
7/13
「いや、やばいだろ……本気でやばい」
 逃げ出そうとするが、大河はがっちり手を掴んで離さない。
 後ろにもしだいに人が列をなしてきた。これでは逃げられない。
「まさか、怖いって言うんじゃないでしょうね?」
「そ、そんなわけねえだろ」
「なら、堂々とやる!」
「くっ!」
 ここまで言われちゃ仕方ない。竜児は腹を決めた。
「ヒッ!?」
 先頭に来たところで店員さんがビクビク震えていた。腹を決めたのだ。別に
悔しくとも悲しくともなんともない。
 ゴクリ

「うぎゃああああああああああああああああああ」
「キャアアアアアアアアアアアアアアアア」

 青空が美しかった。まるで天国に居る気分だった。
 息も絶え絶え竜児はベンチに腰を下ろした。
「ちょ、ちょっと休ませてくれないか?」
「根性なしだねえ」
 そんなこと言われても、と竜児は空を見上げてボーッとする。
「……それじゃあみのりんとはまだまだだよ」
 大河はコーヒーカップを指差して言った。
「次はあれ。ほら! 情けない姿をさらしてちゃ……」
 別にみのりんとかじゃなくて、ただたんにお腹がキツイのだが。仕方ない、と竜児は悲
壮感を漂わせながら立った。
「い、良い所をみせてやれば良いんだろ」
「そうそう、その粋」
 大河は嬉しくなって竜児をひっぱり上げた。
「ほらほら早く!」

663 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:44:53 ID:daSBRxOM
8/13
「あ、ああ」
 頭がぐるぐる回ってるが竜児は憤怒でそれを抑え付けた。周りで悲鳴が聞こえたような
きがするが、もう気にしない。やるしかない。
「だらしねえまねは見せたくねえ!」
 竜児は思いっきり大河をを引っ張りあげて歩き出した。
「ちょ、ちょっと……うん。いいわよその勢い」
 大きなコーヒーカップに向かい合って座り、二人してくるくる回していく。眼の端には
カップルがたくさん映って無性に恥ずかしいのだ。
 時折二人してカップルを見つめてしまう。
 何回も何回もそれを繰り返すので、大河はイライラがたまってきた。
「あいつら……こんなところで。ぶちのめしたい」
「いやいや、やめろやめろ。それに俺たちもそう見られてるだろ」
 ギロッと大河に睨まれて息を飲み込んだ。
「バカ犬! あくまでも、主従の関係……なのよ」
 諭すようにじっくり大河に言われて、竜児もはっきり言い返す。
「あ、当たり前だろ!」
「ムゥ……」
 回転がしだいに速くなり、風景が霞んでいく。竜児は力でゆっくりにしようとするが、
そうはいかない。圧倒的に大河の力の方が強かった。
「たんまたんま」
 酔いが頭に駆け上っていく。身体が熱くなってきた。
「な、怒るなよ。俺がなにした!」
 先ほどのジェットコースターの疲れが今になって襲い掛かってきた。
「……別に怒ってなんかないから! ……そんなんじゃいつまでたってもみのりんとは無理ね」
「――――」
 く、苦しくて言い返せない。
「私が許可するまで二人して仲良くなろうなんて思わないでよ」
 そう言ったあと、大河は急に手を止めて倒れた。
「な!?」
 竜児は加速を慌ててコーヒーカップとめて、大河を抱きかかえ外に出る。

664 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:46:57 ID:daSBRxOM
9/13
「お、おい。だいじょうぶか? 無理すんじゃねえぞ!」
 大河を揺り起こすが、なんにも反応なし。
「おいおいどうにかしろ。生きろ!」
「ん、んふぁ……」
 息を吹き返し、大河はゆっくりと立ち上がった。
「べ、別になんでもないから。……ふぅ」
「顔色悪いぞ」
「そんなことない!」
 大河はいやいやをして竜児の手を振り払った。そしてあっかんべー、をしてお化け屋敷の
方へ歩いていく。
「ほら、元気じゃない」
 有無を言わさない態度に竜児は押し黙った。それに、身体の調子がおかしいのは大河だけでは
ないのだ。
「わ〜かったよ」
 さっきの言葉を思い出し、意地で行く。心配したって無駄なのだ。ここは互いに意地を張るしか
ないのだ。
 大河はお化け屋敷で待っていた。
「……ふん!」
 手を出して、手をにぎにぎしている。
「なんだよ?」
「ちょっと、ほんとにちょっとだけ体調が悪いのは確かなんだし。……手を繋ぎなさいよ!」
 言われたままに竜児は手を掴んだ。まさか、怖いんじゃないだろうか。でも、それを口に出すと
今の状況は危ないので、考えを飲み込んで着いていく。
「あんたこそ、お化け屋敷とか大丈夫?」
「そんなわけないだろ」
「そうね、そうじゃないとね」
「ほら、いくぞ」
「しっかりしなさいよ」
「言われなくても」
 彼女から強く握り締められ、竜児もそれに対して強く握り返した。今二人を繋いでいるのは
この手なのだ。手を緩めたらはなればなれになってしまう。真っ暗闇で確認できるのは手だけ。
情けないが、手を離したらさびしいだろうと思った。

665 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:48:58 ID:daSBRxOM
10/13
 ちょっと怖くなってきた。
 それでも一歩一歩、足を進めていく。
「……なんにもないね」
「そうみたいだな」
 コツーンコツーン
 と響くのは足音だけ。しだいに数が増えてるような気がした。
「ねえ、なんか増えてない?」
「そ、そうだな」
 竜児は緊張でろれつがうまくまわらない。
「幽霊は竜児が怖くて近づけなかったりして」
 大河はギュッと握り返した。
「そ、そんなことありえるのか?」
「当たり前じゃない。中の人も人間よ」
「そ、そりゃそうだな」
 アハハハハハと竜児は苦笑いをする。
 また大河は強く握り返してくれた。今はなんとなく、彼女は頼れる存在だと思った。

 コツーン

「……なんも音しなくなったね」
「結局お化け屋敷の従業員にさえも」
 竜児はガクッと頭を垂れた。
 大河は急に立ち止まり、指を指しているようだった。
「どうかしたのか?」
「りゅ、竜児。あれ見て」
 視線をだいたいの方向に向けた。
「っ……」
 眼が合った。
「ねえ、私を見れば大丈夫よ」
「……っ」
 言われたとおりにする。

666 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:50:58 ID:daSBRxOM
11/13
「ばぁ!?」
 ご丁寧にも、ライトの下で怖い顔をしている。
「う、う、う」
「うどん?」
「うぎゃああああああああああ」
 竜児は思いっきり叫び、走り出した。壁にぶつかり、人にぶつかりつつとにかく進む。
「ちょっと、落ち着いて!」
「きゃああああああ」
 従業員が失神して倒れていく。
 竜児はその間を縫ってとにかく走った。
 大河は走りながら失神していく従業員を呆然と見ていたが、とにかく気にしないことに
決めたらしい。またギュッと竜児の手を握り締めて追いかけた。
 暗闇の奥から光が見えて、二人して駆け出す。
 外は一面の夕焼けの世界が広がっていた。
「ぷはああああああ。アハハハハ、はははは。」
 外に出て、大河は笑いだした。おかしくて仕方ない。
「ふぅー、ふぅー」
 竜児は肩を落として、跪いた。
「ったくもう、これだからバカ犬は! あはっは、フフフ。アハハハハ」
 これはきつい。今も竜児は足がガクガク震えてる。
「し、死ぬところだったんだぞ」
「死にはしないわよ」
「ま、まじで怖かったんだぞ」
 竜児はブルブルっと震えてあたりを見回した。
「ほんとに冗談なんだから。まじになっちゃって」
「ふぅー、ふぅー、ふぅー……」
 竜児はむすっとして立ち上がった。ばくばくする心臓を胸の上から必死に押さえて
時計を確認する。帰りの時間まで残りわずかしかない。時間が経つのが意外に早かった。
「はあ。たくよ〜」
「ごめんごめん」



667 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:52:57 ID:daSBRxOM
12/13
「もう時間もないし、あと一つぐらいだな」
「……あとは観覧車だけね」
 ちょうど夕焼けと並んだ方向に観覧車があった。まるで太陽が二つあるようだった。
「ほ、ほらまだ怖いんでしょ。手を握ってあげるから」
 大河は竜児の手を取った。
「たく、やめてくれよ」
 竜児は疲れたように言った。言い返す気力ももうないらしい。
「もう終わったことなんだし。さあ、行こう行こう!」
 夕焼けが眩しい。なにかに包まれている気がする。

 観覧車に乗り込んで、二人して夕焼けを眺める。真っ赤な夕焼けに、いつのまにか
仲良く顔を真っ赤にしていた。
「疲れたね」
「なんだかんだで楽しかったな」
 竜児はいままで乗ったのを思い出し、今になってドキドキしていた。
「ふぅー。ふわあああわああ」
 大河はというと、どうやらお疲れのようで、あくびをした。
 竜児もそれに釣られて同じようにあくびをした。
「真似しないでよ」
 ごめん、と竜児は答える。
「でも楽しかった。……今日はあんがと」
「それは良かった」
 夕焼けが暖かい。
「ねえ……竜児」
 ぽつりと大河は口を開いた。
「ん? ……なんだよ」
「ほんとはね。……ほんとわね」
「んん!?」
 大河は薄眼を開けながら言う。
「嬉しかったよ」

668 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:55:00 ID:daSBRxOM
13/13
「ん、あ、ああ」
「それと……ふぅー」
 竜児も眠くてしかたない。あくびをなんどもかみ殺していった。
「……そ……れと」
 まぶたを一回ぱちくりしたときには音はどこか遠くに行っていた。
 ゴロゴロゴロガタガタガタ
 竜児はガバッと起き上がり、周囲を見回した。夕焼けは彼方に移動し、暗闇があたりを
覆っている。それに、降りなきゃいけないところのすぐそばだ。いつのまにか竜児も寝てたらしい。
 大河を見ると、すでに眠りこけているようだった。
「くそ、しかたないな」
 竜児は大河を負ぶってドアの前に立ち、そとに出る。
 時計を確認して、出口の門に向かった。本当はまだまだ時間はあるが、二人が今日遊んでいられる
のはここまでである。やっちゃんもお腹すかして待っているだろう。
「大河、帰るからな」
「すぅー。すぅー」
 大河の鼻息が妙にくすぐったかった。
 出口から出て、電車に乗る。
 空いた座席に上手くすわりこんで二人して肩を並べた。
「これで良いかな」
 眠くて仕方ない。そしていつのまにか竜児も眠り込んでいた。
 肩を寄せ合って寝たのは初めてかもしれない。
 太陽じゃないけど、ぽかぽかして暖かかった。             END

669 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 17:21:16 ID:S2JMhY/N
ほのぼのしてていいね。
GJ


670 :名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 23:04:03 ID:8Z2kU441
おぉ、久々のss!
いやァ良いですねェ、GJ

671 :名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:05:57 ID:p7gNRrtT
6巻発売記念保守

672 :名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:37:30 ID:9w3RO+xT
あと4時間半…


解禁と同時に話しに花を咲かせたいヤツはいないか?

673 :名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 22:05:40 ID:6VHT2rt/
Amazonで注文した俺は負け組w
明日発送、着くのは明後日orz

674 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 05:48:55 ID:z093qA0T
とりあえず好感度が
みのりん>>兄貴=たいが>>>>>あみになった

675 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 07:27:18 ID:H9eVzE2B

日が暮れて、紅に染まる教室。廊下からは微かな生徒たちの声が聞こえ
校庭からは部活動に勤しむ立派な少年少女たちの声が聞こえる

「おぅ…」

目に写る朱に染まった教室を眺め、高須竜児は唇の端を上げて声を漏らした
決してこれからこの教室を破壊と混沌に沈めようなどと思ってるわけではない
自らの手によって生まれ変わったこの教室を眺め、にやけていただけだった

始まりはLHRを終えた後の清掃の時間。教室を割り当てられた竜児は、いつにもまして邪悪な笑みを浮かべていた
証拠が残らずアシもつかない殺しの仕方を思いついて歓喜しているのではない
たった1日で汚れてしまった学び舎を綺麗に出来ることに至福を感じているだけだ
机が片付けられ、箒、雑巾の順で順調に床のゴミが払われていく
だが竜児は見つけてしまった。教室の隅に、端に
竜児にしかわからない程度にゴミが堆積していることに

(塵も積もれば山となる…ゴミも積もれば核となり、地球はやがて死の星に…)

いろいろとぶっ飛んでるが、地球環境愛好家を自称する竜児にとって、それは決してあってはならないことだった
他人からみて不気味をしかとれない笑みで掃除を続けていた竜児が止まったことで、他の面々も思わず止まる

「た、高須が止まった…」
「活動限界か?」
「ピクリとも動かない…」
「どうする? 俺たちはどうすればいい…?」

ひそひそと聞こえるクラスメイトらの呟きも、今の竜児には届かない
心の奥に密かな決意を秘め、竜児は清掃活動に復帰した
動き出した竜児に他の面々も安堵し、教室の掃除は滞りなく終わった



676 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 07:52:27 ID:H9eVzE2B

他の掃除場所から戻ってきては荷物とともに出て行く生徒らをしり目に、竜児は行動を開始した
北村は生徒会。大河は部活が休みになった実乃梨とデート。亜美は仕事
高須竜児と何かと縁のある面々はそれぞれの用事ですでにいない
放課後の2年C組に残る生徒は竜児のみ。その竜児は、万能高須道具No.1<高須棒>を手に
教室の隅を回っていた。高須棒は見る見るうちに溜まったゴミをかきとっていく

「ふふふ……」

不気味かつ恐怖の笑みを浮かべた竜児を止められるものはもはやいない
教室をぐるりと回るように、鼻歌さえ歌ってしまいそうなほどご機嫌な様子で高須棒を滑らせていく
水で濡らして固く絞った雑巾でもう一周。仕上げに渇いた雑巾でもう一周
全ての作業を終えたとき、竜児は真っ赤に染まった教室の真ん中で光悦の表情を浮かべていた
真っ赤になってるのはすでに日が暮れているからであり、竜児はただやり遂げた満足感で笑ってるだけなのだが
決して血の海と化した教室で魔王のごとく高笑いしているのではない

「おぅ…もう夕方か。早く買い物して帰らねば…」

腹をすかせた凶暴凶悪肉食獣に自分自身を喰われかねんと、鞄を取った竜児の背中に
とすん、とやわらかい感触と決して苦しくない重みが加わった
背中に押し付けられる柔かなふたつの感触。それがなんであるかなど言うまでもなく
またそれを感じて顔を朱に染めない男がこの世にいるのかなど言うまでもないのだが
男の幸せ絶好調にあるはずの竜児の顔は、青から白に変わっていく

「お、おぉ……」

絞まってる。入ってる。決まってる
竜児の背中に乗りかかる人物の腕が、ものの見事に竜児の頚動脈を締めていた

「だーれだ…?」

耳元で囁かれた女子特有の甘くやや高い声に、竜児の頭は脊髄反射で答えを導き出した
だが答えが分かっていても、息ができないのだから喋れるわけがない

「ほらほら、早く答えないと死ぬぞ?」

だったらこの腕をなんとかして頂きたいと決死の力を振り絞って、ギブアップの意思表示
タップタップと、ギリギリと力の込められた腕を叩く

「もうギブアップか。だらしのない男だな」

するりと解かれた腕から残像さえ残りそうな速さで逃げ出した竜児は
息ができるということがどれだけ幸せであることなのかを改めて感じていた
荒い息を何とか整え、小馬鹿にしたような笑みを浮かべたその人物を恨めしそうに睨みつける

「いきなり何するんですか…先輩」
「スキンシップだ。わからなかったか?」
「人をたやすく殺めてしまえるものをスキンシップとは言いません」
「大丈夫だ。お前はそう簡単には死なないだろう」

本心から言ってるのか笑ってそう言いきったのは、この学校で知らぬものなどいない有名人
才色兼備、完全無敵、完璧超人こと、生徒会長・狩野すみれ兄貴だった

677 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08:15:34 ID:H9eVzE2B

紅色に染まった教室に、今2人の人物が向かいあっていた
その組み合わせは誰がみても驚く以外のリアクションなどとれはしまい

「…生徒会、もう終わったんすか?」

片や学園最狂の顔を持つ『超ヤンキー』こと高須竜児

「大きな行事も控えてないからな。細かいことは北村に押し付けてきた」

片や学園最強の呼び声高い、『無敵の生徒会長』こと狩野すみれ

誰がみても、両者に共通点など見つけられるはずもなく、ただ首をかしげるしかないのだが
本人たちにしてみれば、2人でいることなどまったくもって『ごく自然なことなのだ』

「押し付けてって…生徒会長がそれでいいんですか」
「後輩を鍛え上げるのも先輩の務めだ。それに無理矢理押し付けたわけじゃない」

あぁ、それはわかると竜児は思った。あの北村のことだ、すみれが半分冗談で「やっておけ」といったのを
それはもう喜んで任されたのだろう。この生徒会長を崇拝する親友のいい顔を、竜児はたやすく思い浮かべることができた

「で、お前はなぜここにいる。もうとっくに帰っていてもいい時間だろう」
「俺は…」
「いや、いい。どうせお前のことだ。教室の端に溜まったホコリを
1人で掃除してたら日が暮れてしまったんだろう」
「……」

竜児は頷いた。というかこの人はなぜさも見ていたかのようにずばりと当てられるのだろうか
竜児が思考に沈んだ一瞬の間に、すみれは再び竜児の背中に回りこんだ
そのまま躊躇うことなく竜児の背中に抱きつく。ただし今度は首はしめずに優しく腕を回す



678 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08:50:10 ID:H9eVzE2B
「せ、先輩……」
「なんだ、竜児」
「っ……!」

耳元で名前を囁かれ、竜児の心臓は一気に跳ね上がる。すみれの声が、息が、竜児の心をハートブレイク
そしてさっきは余裕がなかったために気付けなかったふたつの柔らかい感触は体中の血を沸騰させる

「ちょ…せん、ぱい…」
「私は竜児と呼んだ。なら、お前も言うべき言葉は分かってるはずだが?」
「んな……」

それは2人だけの約束。2人きりで居るときは、どちらかが名前で呼んだならもう一方もそれに習う
竜児はバクバク煩い心臓もチカチカする視界もオーバーヒート寸前の頭も気にならない
ただ一言。その一言を言うのに、体中のエネルギーを使わなければならない

「す、すみ…」
「ん…? はっきりいってくれ、竜児」
「すみれ、さん…」

もはや林檎やトマトを通り越して溶岩のような色になってしまった竜児をみて、すみれは笑う
竜児は気付かない。気付く余裕などないのだから仕方がないが
すみれの頬も、赤みを帯びていることに。その笑顔は、まさしく恋する少女の笑みであるということに

「全く、これくらいで照れるな。気持ち悪いぞ」

そんな心を隠すためか、はたまたホントにそう思っているのかはわからないが
すみれのそれは竜児のハートを掘削機で粉々に打ち砕いた

「気持ち悪いって…普通言わないですよ」
「なぜ? 私がそれを竜児に言うののどこが変なんだ?」
「そりゃ、俺たち、は、その…いわゆる……」
「ん? 私とお前の関係はいわゆるなんなんだ?」

またしてもすみれの罠に嵌まったことにようやく竜児は気付く。これはやばい。やばいといったらやばい
口ごもる竜児をすみれは心底嬉しそうに見続ける。彼女の趣味には『竜児いじり』なるものが存在するのだ

「その、こ、こいび、と、じゃないですか…」

ぼそっと、本当に小さな声で呟かれた言葉。それを発するのに竜児がどれだけの気を消費したかは推して知るべし
だが、竜児の決死の覚悟もすみれの悪戯心には勝てなかった

「悪いが聞こえなかった。もう一度、はっきりと、聞こえるように言ってくれ
なに、生徒などもうほとんど校舎に残っていまい。さぁ、思い切って言ってみようか」
「―――――っ!」

甘く囁かれる悪魔の声。竜児は思う。人は、恥かしさで死ねるのだと


679 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08:50:47 ID:H9eVzE2B

ぷつん、と竜児の中で何かが切れた。何かは分からないがとにかく大切な何かが切れた
肩から垂れる白く細い腕をぐいっと引張り、すみれを正面から見つめる

「り、竜児…?」

いつもと違う彼氏の態度にすみれは焦る。怒らせたか? 嫌われた? それは困る。非常に困るのだ

「あ、あの……」
「すみれ」
「――――!!????」

すみれ、と名前を呼ばれた。呼び捨てで。『さん』をつけてでさえ顔を真っ赤にしていた竜児が、だ
すみれの顔が一気に赤く染まる。心臓が煩い。胸を突き破って出てきそうなほどに高鳴っている

「俺は、すみれの彼氏だ。だから、恋人のすみれからそんなこと言われると、辛い」
「あ、あぁ、うん。その…ごめん」
「冗談だってわかってても辛いから、できれば少し手加減してほしい」
「うん、わかった…」

すみれはただ頷くしかできなかった。初めてみた、男らしい竜児の姿
いつも自分にからかわれ、あたふたして、顔を真っ赤にする竜児がすみれは好きだ。可愛いとさえ思えるほどに
だが、この男らしい竜児を目の前にして、心臓がさっきから大変なことになっている
…なんだ、とすみれは思う。つまりは、とても簡単なことなのだと

「ん……」
「………」

すみれが動いた。顔を少し前にだしたあけで、2人の唇が重なる。竜児の唇は以外と柔らかかった
ほんの数秒足らず。夕焼けに染まる教室でかわした、初めてのキス

「竜児、喜べ。私は、どうしようもなくお前の事がすきなようだ」

世界中探しても、これほど綺麗な笑顔などこの世にはないのだろう
そう思わせるほどに、すみれの笑顔は美しく、艶やかで、可愛らしく、愛しかった
だというのに、竜児は何の反応も示さない。目を開けたまま固まっている

「竜児? どうし…」

バタン、と竜児が倒れた。完全にブレーカーが落ちている。先程のキスは竜児の意識をたやすく刈り取っていた
さっきまでの男らしさはどこへやら。すみれはこぼれる笑いを止められなかった

「あっはっはははは! そうそう、竜児はそうでないとな!」

誰も居ない教室で、倒れた少年と腹を抱えて笑う少女。そんな不思議な光景は、それでも幸せに満ちていた





680 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 08:52:03 ID:H9eVzE2B

新刊を読んで兄貴に萌えて一気に書いてみた。とりあえず後悔はしていない
お目汚し失礼しました。こんなものでも喜んでくれる人がいればうれしいです

681 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 09:39:24 ID:z8LlW+Cg
うわぁ………、お前………。

GJ! 家に来てオレのタラスパをファックしていい!

682 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 11:00:18 ID:0Db6cw3J
GJ!!

sageてくれたらもっと嬉しかった!!

亜美も色々だな…
大河に気を使ってアピール出来なかったみのりんにエールを送ろうとしたら、嫉妬で違うこと言っちゃった…て感じかな?

竜二がみのりんのことが好きってわかってるからこそ、自分の気持ち閉じ込めてたからなぁ

683 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 15:03:44 ID:z093qA0T
なんでこう


主人公はモテるんだ


あの好きだ発言から兄貴が出発するまでまだ時間があった
つまりまるおと……わかるな?

684 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 19:01:24 ID:vb59vPAf
>>680のせいでニマニマが止まらない件について。
gj.

685 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:34:19 ID:+2/LzD4L
新刊で兄貴の非正規カップリングは非常にハードルが高くなった気がするな。

……カラーの制服姿の独身に不覚にもときめいてしまった。ロリコンだった筈なのに。

686 :名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:44:53 ID:rn9WkDLU
おいおいおい、なんなんだ、この自然な描写は。
はっきり言って全く想像した事のないカップリングにも関わらず、
状況が鮮明に浮かぶじゃないか。
一言で言うと、GJ。

687 :名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 07:21:14 ID:Mf12jYQn
ふと、ゼクシィのページをパラパラめくりながら
ニヤけてる独神を受信した。

688 :名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 15:10:15 ID:HyAnY8I7
開始40ページでニヤニヤが止まらないわけだが。独身とかすごいぞーかっこいいぞーのあたりで

689 :名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 18:36:55 ID:0sv57htL
>>680
GJ! 極々自然な感じでいいねぇ
大河が知ったらシャレにならない真似をしそうだwww

690 :名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 23:56:50 ID:1u8gKlOF
(亜美、竜児)、+その他

『クリスマス side-Ami』
1/5
「あ、竜児。おっそ〜い」
 亜美は彼に駆け寄った。
「そんなこと言ったって」
 竜児は困った顔を見せる。目線を彼女から逸らし、少し顔を
赤くした。
「やっぱりやらなきゃいけないのか?」
「五分遅れたんだし、ば、罰として。一回キスだよ」
 いままでのを数えてこれで三回目のキスになる。亜美と付き合い
だしてからというもの、ことあるごとに彼女はキスを要求してくる。
竜児にとっても断るわけにもいかなく、むしろしたい方であるのだが。
如何せん、それが公衆の面前だったりすわけで、竜児は逃げ回っていた。
 それで仕方なく、亜美は約束を破ったら、ということにしてくれた。
「ほら。……は、早くしてよ!」
 それでも竜児は恥ずかしくて仕方ない。でも、逃げられないようにすでに
腕を掴まれている。周りを見回し誰もいないのを竜児は確認すると、彼は
観念して亜美を抱きしめた。
 ビクッと彼女が肩を震わせたのが分かる。なんともいじらしくて可愛い。
「いくぞ」
 白い吐息がかかるほどの近くで彼は言った。
「うん」
 亜美はそっと背伸びをする。
 竜児はそこに顔を近づけ、
「ん……」
 キスをする。
 時間のはほんの数秒間。
 でも二人には長い長いひと時だった。
 合わさった唇。
 白い吐息がより白く。

691 :名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 23:58:51 ID:1u8gKlOF
2/5
 二人はそっと離れ胸の前に手を置き、気持ちを落ち着かせる。
「……遅刻しちゃうから」
「そうだな。行こう行こう」
 ふとなにげなく竜児は空を見上げた。
 雲で覆われた空は白からしだいに濃い鼠色に変わっている。
「雪、降ると良いよね」
「クリスマスだもんな」
 せっかくのクリスマスなのに、と亜美は小声で続ける。
 今日は急きょ学校でクリスマス会を開くことになったのだ。それは、春田の思いつきの
発案で、独身でさびしいだろうというゆり先生を励まそうという企画らしい。本人いわく、
冗談だったらしいが。ゆり先生はそれを聞くやいなや号泣しはじめ、泣き崩れたのだ。
その後先生は笑って、別に良いから、とは言うものの。あれは絶対マジ泣きだったと
竜児は思ってる。結局クリスマス会を学校で開くことになったのである。
 だから今日は半日の授業を終えていったん帰宅し、また学校に集まることになったので
ある。
「寒いね」
 亜美はかじかんだ手を擦り合わせている。
 竜児はそこにそっと手を差し出し、
「手をつ、つなごうぜ」
「……ありがと」
 手と手を合わせて体温を通わせる。最初はそ〜っと、でも掴んだら二度と離さないように
ギュッと握り締めた。なんだか心の奥から身体がポカポカしてくるようだった。
「ゆり先生に渡すプレゼントをちゃんと持ってきた?」
「ほら、忘れるわけにはいかないしな」
 竜児はポケットから包装された小箱を取り出して亜美に見せた。
「私もほら」
 亜美も大事そうに小箱をポケットから取り出して見せる。
「これでなんとか大丈夫だな」
 竜児は満足げに言った。
 家にあるものでもなんでも良いから、とにかくプレゼントしてあげようということで、
いまさっきまで用意してたのだった。
 これでゆり先生は喜んでくれるに違いない。
「タイガーにも一応言っといたけど、どうかしらね」
「まさか、忘れてるんじゃ……」
「もう、せっかく二人の時間なのに」
「いや、その、ごめん」
 竜児は困ったように目配せする。


692 :名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 00:00:56 ID:1u8gKlOF
3/5
「プー、アッハッハッハッハ」
 亜美は突然笑って、言った。
「ジョーダンよ冗談。……それにそんなことで怒らないし」
 竜児はまたか、とうなだれた。
「ごめんごめん。……ほらほら、みんな待ってるかもしれないし、行こうよ」
 亜美に引っ張られて竜児も走る。
 走ってる途中で頬になにかが当たった。冷たかった。たぶん今夜は雪だ。

 2−Cの教室に入ると、すでにほとんど準備出来てるみたいだった。黒板の上には
【クリスマス会】と書かれた横断幕があり、壁にはキラキラ光る装飾品と、教室の真ん中
には小さいけど立派なクリスマスツリーが飾ってある。それと机もいくつかグループに
分けられ、上にはお菓子とちょっとした料理が乗っていた。準備万端。後ろから遅れてきた
幾人かも教室に入ったところでライトが消される。どうやら全員集まったらしい。
「始まるね」
「先生、さっき泣いてたぞ……」
 教卓の電気が付き、その下には先生と、サンタに扮したみのりん、大河、それと鹿に扮した
北村が居た。
「それでは前置きをなしにして」
 マイクを持った北村は周囲を見回し、
「それでは、ゴー!」
「わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 電気がぱぱっと付いたところでクリスマス会は始まった。
「お〜いばかちーに竜児!」
「あーみんに高須くん。えーと、おめでとう!」
「ふん! あんたたちも案外言うじゃない。……あんがと」
 大河は竜児に近づき、ひじでツンツンしたところで、
「どーよ、しっかりやってるの? ばかちーの世話?」
 いつになく大河はニヤニヤ笑いながら言った。
「しっかりお世話になっています」
「世話じゃねーだろ、ったく」
「おーーー」
 みのりんは満面の笑みで拍手をする。
 大河はヒューヒューと言ったあと、
「お暑いことで、冬も忘れちゃうなこりゃ」
「ま、まぶしすぎるぜコンチクショー」
 二人は二人になりに祝福してくれるらしい。それは本当に嬉しかった。
「ほら、みなさいよ」
 がしっと竜児の手を掴んで亜美は彼を引き寄せる。
「お、おい。やめろって」
 竜児は真っ赤になって困惑する。亜美は亜美で耳を真っ赤にしていた。
「ねえみのりーん」
「ん、なんだタイガー」
「せっかくの二人の邪魔しちゃ悪いし、あっち行こうぜ」
「そうだな、タイガー」
 二人は答えることなく違うグループに行ってしまった。


693 :名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 00:02:58 ID:1u8gKlOF
4/5
 掲げた手をどこにどうするか思い浮かばいようで、亜美と竜児は顔を見合わせた。
「ど、どうしようか」
「先生にプレゼントを早く渡して、外出てようぜ。屋上とか」
「それ良いね。さっさと済ましちゃおう」
 なんとなく手を離し辛いので、このままにしておくことにする。
 先生は黙々と、涙を流しながら食べていた。周りの同級生たちも困ったようにそれを
見ている。話しかけられる雰囲気じゃない。
「どうする?」
「せんせい。……先生! 先生先生先生!」
「んむ。あ、お二人さんじゃないですか」
 そんな眼で見つめないで欲しい、と竜児は思う。手を繋いでいるところが気になる
のだろう。竜児は居心地が悪くて亜美を見るが、彼女はそんなこと気にしてないよう
だった。猫かぶりはいまだ健在である。
「先生にプレゼントです。はい」
 竜児も亜美に促されて、先生の手の上に小箱を置いた。
 さっそく先生はそれを開ける。
「あ、あありがとう」
 先生のろれつの回らない声がたりに響いた。
 竜児のプレゼントは料理に使うタイマー。亜美のプレゼントはまだまだ勝負は始まった
ばかり、と書かれたカードと化粧品だった。
「先生は嬉しくて死にそうです」
 良かったね、と二人顔を見合わせる。
 竜児はどうもいたたまれない気持ちになって亜美の手を引っ張り、そのまま屋上に向かった。
 屋上にはうっすらと雪が積もっている。空は真っ暗闇で、ライトが映す小雪は幻想的。
 吐く息はとても白くて。二つの影が屋上からはみ出ていた。
「キレイだね」
「こういうのも良いな」
 竜児は亜美の肩にうっすらと積もった雪を払った。しかし、すぐにまたうっすらと
積もっていく。
「別に良いよ。ありがと」
 そう言うと、亜美は背中に抱きついた。
「あったか〜い」
「……ここに居ても寒いし、戻ろうか」
 しかし、亜美は背中越しに首を振って言った。
「もうちょっと居ようよ」
「ああ」
 雪が降り積もっていく音がしだいに大きく聞こえ始めたころ、亜美は口を開いた。
「私たち、対等になれたよね?」
「なんだよいきなり」


694 :名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 00:04:59 ID:1u8gKlOF
5/5
 竜児は肩をすくめて、彼女の次の言葉を待つ。
「対等だよね。私の考え、間違ってなかったよね?」
「…………」
 竜児は押し黙り、思案を見せる。
「ねえ、なにか言ってよ。不安なんだよ」
 それでも竜児は答えない。
「ねえなにかいってよ!」
 答えるのは雪の音だけ。
「バカバカバカ!」
「あのなあ、亜美」
「な、なによ?」
 竜児の声は低く冷たい声で、そのときは怖かった。
 彼をさっと回り、亜美を正面から抱きついて言った。
「んなこといちいち考えんな。ほら、証明してやるよ」
 亜美の熱のこもった涙を拭い去り、言った。
「キスだ」
 はじめはそっと。次は少しずつ少しずつ押し付けていく。
 二人の顔には笑顔が広がっていく。
「んん……はー。はー」
 亜美はそっと離れて笑って言った。
「竜児、大好き」
「お、俺も」
 竜児は深く息を吸い。
「亜美、好きだ」
 真っ暗闇の空に、二人の思いは溶け込んでいった。
 溶けてが積もり、溶けては降り積もり。何度でも繰り返せば良い。
 だって彼らには深い思いがあるんだから。
 竜児は彼女の手を、始めから強く握り締めていた。           END

695 :名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 01:59:39 ID:tzbEXP5R
あー兄貴をグチャグチャに攻めて屈服させたいなあ

696 :名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 20:58:08 ID:c652rV6B
>>695
兄貴 に一致する日本語のページ 約 5,830,000 件中 1 - 50 件目 (0.17 秒)
関連検索: 超兄貴, 兄貴の館, プロシュート兄貴, 兄貴と私, ハンサム兄貴, 六尺兄貴

どの兄貴にグチャグチャに責められたいんだい?

697 :名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:44:01 ID:8pfeu+Cn
>>694
こいつぁまた…
半端無い甘さっていうか…
ギリギリ狙いっていうか…
なんかすごいね。
乙、です。


698 :名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 00:29:39 ID:DOkYYM7k
>>694
 GJ! つうか先生がかわいそうでなぁ。

>>696
エルメェス兄貴で。

699 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 12:26:05 ID:ZLn843N6
保守age

700 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 14:50:08 ID:SLnl8pOT
6巻読んで思ったんだが、まるお→←兄貴なんだろうか?
みのりん→←竜←あみたんとか


701 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:30:44 ID:pyTp/vhF
裸族→←兄貴←さくら←幸太
とみた

702 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 21:57:35 ID:IYwBEvv5
兄貴がアメリカに行ってしまって両思いとはいえ恋も終わって失意の裸族を麻耶が体で慰める、
という展開のSSを探しているのですが、どなたかご存知ありませんでしょうか?

703 :名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 22:18:13 ID:loOtj96f
You書いちゃいなよ

704 :名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:33:25 ID:nQw+w43B
いつものあーみんの挑発に竜児がかっとなって押し倒しお互い引っ込みがつかなくなってつい、
というシチュエーションのSSを探しています

705 :名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:38:31 ID:MFsCd/FK
>>704
>>703

706 :名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 13:30:29 ID:qKG+V4+9
恋するみのりんはせつなくて竜児を思うとすぐえっちしてるところを大河に見つかってくぁwせdrftgyふじこ
っていうSSを探しているのですがドコにも見つかりません!誰か見たことありませんか?


707 :名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 17:02:53 ID:Ya0h6T9o
それはみたことないけど
>>706が業を煮やしてそのシチュエーションで書く未来は見えるよ

708 :名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:45:06 ID:k1UXGcQw
保守

709 :名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:02:59 ID:b/eKMGcw
ほす

710 :名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 19:14:46 ID:wsR+FrcV
保守

711 :名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:38:55 ID:wsR+FrcV
保守

712 :名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 22:53:18 ID:8CnE5A+9
オナテクとか荒しひどかったらしい
ここが生き残ってて嬉しいよ



はいいとして今回のコミケにゆゆぽモノは何かありますか?

713 :名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 17:21:39 ID:ivavitAH
保守

冬コミ行ければ探してくるんだがいかんせ年末は・・・

714 :保管庫”管理”人 ◆Dash///1.k :2007/12/29(土) 13:10:27 ID:SQwitmp3
保管庫を更新しました。
また来年もよろしくお願いします。
それでは

715 :名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 17:29:48 ID:XKNMeIA6
>>714



716 :名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 20:39:48 ID:/U0cIXO0
>>714
お疲れ様です、よいお年を

717 :名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:09:20 ID:XKNMeIA6
別のスレでTamuraDaysと瓜二つのSSが投下されている件について……


718 :名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 11:37:14 ID:HKBZ4H9E
>>714乙です

実物を見てないからどのくらいにてるのかとか解らんのでなんとも言えんが
TamuraDaysの人はトリつけてたから本人確認は簡単に出来るはず
何にしてもここが荒れることは避けたい

719 :名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 13:45:21 ID:6W6bQzj2
えっと似ているところは
ヒロインが勝手に合鍵つくって忍び込んだり、
盗聴機を設置したり、
オナニーティッシュを盗んだり、
その盗聴機から別の女の名前を呼びながらオナニーしている主人公がいたりしてる。
ちなみにトリはついてなかったら何とも言えんけど……
荒れそうだから作者本人かどうか判断できない以上スルーしたほうがいいんかな?


720 :名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 21:02:36 ID:ZZKlV8nz
ブームで、嫉妬系やヤンデレ系の作品が沢山作られて
その中で、ヒロインの行動として、いわゆるお約束的なものがパターン化してきている。
(他でいえば、主人公を監禁したり、ヒロインが自分の一部を主人公に食べさせたり)
挙げられているような行動も、そういう「よくある」もので
tamuradaysの作者さんの独創によるものでもないと思うよ。

ただ、あまりにも被ったり、細かい描写などが一緒だったりすれば
やっぱりパクリというのもあるだろうけど。

721 :名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 22:01:09 ID:6W6bQzj2
いやぁ、何か殺伐とした雰囲気にしてしまって申し訳ない。
だけど読んでみるとわかると思うんだが、思いっきりまるまるコピーみたいなシチュだったからついカッとなってしまった。
マジで荒れそうなんでもうこの話やめときますね。

722 :名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 22:40:18 ID:XzUfKRSa
>>721
いやぁ、何か殺伐とした雰囲気にしてしまって申し訳ない。
マジで荒れそうなんでもうこの話やめときますね。

謝るだけなら2行目は不要。
最後にするつもりならつまらない嫌味や言い訳はしなくていい

723 :名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 14:11:34 ID:85QjYNL0
さて最近の大河はヤンデレ的にいい素材だと思うのだが

724 :名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 15:32:15 ID:iWpuplyz
ヤンデレヤンデレうるせーよ糞ども

725 :名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 16:42:37 ID:9REkz5Y+
(´_ゝ`)<自治房のつぎは荒らしかよ

726 :名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 02:28:22 ID:aR50mKeL
あけましておめでとう

727 :名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 03:20:58 ID:RoJpNKiy
あけおめ
ことよろ

高須家のおせち食いたいな

728 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 01:07:24 ID:7anvyvmM
>>727
・お正月向け食材が高くなるクリスマス後を避け、早めに買い足す高須
・年末の大掃除に気合いを入れる高須
・↑に対し「いつもあれだけ掃除しておいて今さらどこ掃除するつもりよ」とつっこむ大河
 及びそれに鬼気として(誤字にあらず)説明する竜二、引く大河

までは受信した

729 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 02:59:14 ID:GGTEi5xx
>>728
さあ、今すぐそれを筆に起こす作業に戻るんだ。

ところで、みのりって竜児のことなんて呼んでたっけ?
「高須君」?それとも普通に「竜児」だっけか?
ぴらぴらと流し読みしたけどいっこうに見つからねぇorz

730 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 06:23:06 ID:tgYXM4PM
>>729
たしか「旦那様」だった気がする

731 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 10:53:20 ID:Zjg8EE3o
ご主人様って言ってる

ソースは俺の妄想

732 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 10:56:01 ID:QwNI4xzq
たまに変な呼び方をするが基本的に高須君。
たしか9巻から「竜児」になって32巻で「お父さん」
80巻で「おじいさん」になっていたはず

733 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 11:53:11 ID:QyGtZ5Ft
80巻ってお前w

734 :名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 22:56:33 ID:mIk2kf4i
おいおい、67巻でちょっとした喧嘩で「おたく」になってたのを忘れるな

735 :名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 01:28:19 ID:NEVm0tP0
十巻の百八ページの「りゅうちゃ〜ん」を忘れるな、俺的ベストワンなのに

736 :名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 10:52:27 ID:hH6QBazU
おまいらそれで話書いてくれよw

737 :名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 12:09:25 ID:RkI//FMS
>>736
むかしむかし、ある所におじいさんとおばあさんがおりました。
六つ子と12人の美孫娘と19人の美ひ孫娘に恵まれ大層幸せな日々を送っておったそうな。

ある日、おじいさんは厨房に調理に、おばあさんは買い物に出かけることになりました。
トタタタタトタタタントタタン
「さすが竜児さんだべ、味皇グランプリ連続60回制覇は伊達じゃねぇべさ」
今や街の名物となった神速と呼ぶに相応しい包丁捌きの音が今日も響き渡ります。

タタタタタタタタタタタタッ
「この音は実乃梨さんだべか?女だてらにメジャーリーグ盗塁王連続30回は伊達じゃねぇべさ」
今や街の名物となった老女らしからぬ軽快すぎる走りは皆の目には留まりませんでした。

昨日も今日も明日も明後日もふたりはとても元気です

738 :名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 21:56:07 ID:j8EZNpEQ
>>737
これはGJせざるをえない

739 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 18:39:01 ID:QLQ+HW2a
今月ガオの大河がやたら可愛い件について

740 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 18:44:57 ID:C6kYb+9U
ちょっとデレさせ過ぎのような気もするけどなw

741 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 19:01:58 ID:QLQ+HW2a
本編ではあんまりデレデレしてるっていう構図ないから自分としては差分できていい感じなんだw

三巻ラストなんか楽しみで仕方ないZE☆

742 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 21:44:31 ID:Dg8vV7x9
暇つぶしに春田×独神でも書いてみる。
二週間程待っててくれ。携帯で凄まじく遅筆なんだ。

743 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 21:59:22 ID:PZjBM5ou
実際の力量も知らずにイメージだけで言っているが
携帯+遅筆宣言+小説だとスイーツ(笑)な展開になりそうで怖いんだ

744 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 22:20:08 ID:Dg8vV7x9
うん…気をつける。
一応ヒエロの予定で

745 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:07:22 ID:C6kYb+9U
つか最近よく見るけどその「スイーツ(笑)」って何よ?

746 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:12:14 ID:9JX36/c5
ググれ

747 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:21:45 ID:C6kYb+9U
いや洋菓子をスイーツなんて言っちゃう層がどうとかって意味は知ってるのよ

こことかラ板とかでの>>743みたいな用法がよくわからん

748 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:25:20 ID:9JX36/c5
恋空(笑)
ケータイ小説(笑)

749 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:33:12 ID:C6kYb+9U
あーなるほど
 洋菓子をスイーツなんて言っちゃう層=ケータイ小説とか読んでる層
ってある意味ちょっと乱暴な決めつけに基づく派生的な用法ってわけねw

サンクス

750 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:42:48 ID:PZjBM5ou
>ID:C6kYb+9U
───アタシの名前はユリ。心に傷を負った女教師。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
アタシがつるんでる生徒は援助交際をやってそうなアミ、学校にナイショで
キャバクラで働いてそうなミノリ。訳あって不良グループの一員になってそうなタイガ。
 生徒がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日もタイガとちょっとしたことで口喧嘩になった。

中略

男はハルタ病だった。連れていかれて洗脳された。「キャーもっとやって!」チャーハンを食べた。
「ガシッ!ボカッ!」アタシは死んだ、精神的に。スイーツ(笑)

こういうのが来そうでちょっと怖いと言う意図で

751 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:47:20 ID:C6kYb+9U
この上なくわかりやすい実例サンクスw

752 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:53:36 ID:PZjBM5ou
冷静に考えるとスイーツ(笑)よりは春田のほうがマシだな。
もし春田が♀だったらやっちゃんとは違った意味で天然入った可愛い女子になってそうだし


                  マチクタビレタ〜
      ☆ チンチン〃   Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < ♀春田のSSマダー?
マチクタビレタ〜 \_/⊂ ⊂_ )   \____
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |   マチクタビレタ〜

753 :名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:54:18 ID:PZjBM5ou
冷静に考えるとスイーツ(笑)よりは春田のほうがマシだな。
もし春田が♀だったらやっちゃんとは違った意味で天然入った可愛い女子になってそうだし


                  マチクタビレタ〜
      ☆ チンチン〃   Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < ♀春田のSSマダー?
マチクタビレタ〜 \_/⊂ ⊂_ )   \____
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |   マチクタビレタ〜

754 :名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 16:08:29 ID:pFZxha3d
>>751
スイーツ(笑)で終わる携帯小説のテンプレみたいなやつ(>>750もその改変)があるんだ
>>743がいってるスイーツ(笑)はたぶんそれのことで>>749とはちょっと違うと思うぞ

755 :名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 16:32:31 ID:VFEGikjU
そうなんだ
でなんでこのテンプレ最後唐突に「スイーツ(笑)」で終わってるの?

756 :名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 16:35:32 ID:LPY/kyyj
スイーツ(笑)層向けの小説(笑)って意味だから749であってるっちゃあってる

757 :名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 22:21:14 ID:wV6UGZiu
>>755
あの唐突なスイーツ(笑)が笑いどころ

758 :1/3:2008/01/08(火) 17:56:58 ID:h626AY8a
SS書くのは初です。ここを知ったのも数日で
倉庫を全部見てないのでネタ被っていたらスンマセン。ついでにエロくもなし。
文字量もわからないので三回に分けておきます。


「竜ちゃんおみやげだよ〜。早く着てみて〜」
「なあ泰子……俺はこの手のものはいらんと口を酸っぱくしてきたはずだぞ」
「なになに? 何が入っているのよ!?」
母・泰子から受け取った紙袋の中身を一目で察した俺は、横で紙袋の中身を覗き込もうと
背伸びしたりピョコピョコ飛び跳ねる大河を視界に入れつつ嘆息した。

仕事帰りの泰子がおみやげを持ち帰ってくるのは別段珍しいことではない。
店で客が注文したにもかかわらず酔っていたため手付かずに残った料理。
仕込んでおいたがあまり注文がふるわず傷みそうな食材。
店内に飾ってあったが、ちょいと乾燥し始めたフルーツ。
食料ばっかで我が家の食卓事情しいては経済事情がバレてしまいそうだが、意外とこれが馬鹿にならないんだぜ!?
唐揚げひとつだって玉子で綴じれば弁当のおかずに大変身さ!
夏場は衣を取って自家製のワサビドレッシングで和えれば衛生面や健康面にもグッド!
そもそも泰子がもっと大きいタッパーを持っていって、なおかつ酔っぱらって
持ち帰るのを忘れたり、帰り道の途中でノラネコにあげたりしなければさらに充実した食生活を──

──いかん、思考が大きく逸れていた。
ともかく俺は紙袋の中身を出し両手に広げた。広げた瞬間渋い光沢が目に飛び込んでくる。
「うわ〜すごい絵が描いてある! これ竜だよね竜! あんたの名前じゃん!」
「えへ〜格好良いっしょ〜。お店の〜お客さんに〜。やっちゃんそーゆーのが好きなの〜
 って前に話したら倉庫にいっぱい眠ってるからあげる〜って持ってきてくれたの」
漆黒のサテン生地に猛々しく金糸で刺繍された竜が踊るジャケット。
そうそれは横須賀ジャンパー、通称スカジャンであった。

759 :2/3:2008/01/08(火) 17:57:22 ID:h626AY8a
「ただでさえ誤解されやすいのにこんなん着てたらもっと誤解されるだろうが……!」
この俺、高須竜児は目つきが悪い。目が悪いではなく目つきが悪いのだ。
普通に歩いていても周りの人間は目を逸らすし、人混みに入ればまるでモーゼの十戒のように
人並みが割れていく。学校にいけば不良どころか番長と思われる始末。
もちろん俺は殴り合いはおろか、誰かに対して本気で怒鳴ることさえ気が引ける
ヘタレなのだが、やっぱり人は外見で判断されるんだなというのが人生16年で得た経験だ。
ゆえに俺は威圧感のない服装になるよう心がけている。せめてもの自衛策だ。
実のところファッションセンスには自信がないので自衛策が機能しているかは疑問を残すが。

「でも〜竜ちゃんに絶対似合うと思って〜。だから着てみて。ねえってば〜」
泰子の鼻息が荒い。っていうか酒臭い。何を興奮してやがる。
そういやこいつは俺が顔面傷だらけにしてた時も興奮してたな。
そりゃ死んだ親父ならアッチ系の人っぽかったので好んで着たかもしれないが、
俺にはまったくノーセンキュー。……古着屋に行けばいくらになるかな?
「だからこの手のは着たくないっての! 悪いが古着屋かバザーに出すからな!!」
「え〜、せっかくやっちゃんががんばって持って帰ってきたのに〜ヒック。
 大河ちゃんも竜ちゃんに似合うと思うよね〜」
「そうよ竜児! やっちゃんの真心を踏みにじるなんてサイテー!!
 これだからあんたはダメ犬からクラスアップできないのよ。むしろ下がる一方!!」
「何でそこまで言われなきゃならんのがわからんし、いまどきスカジャン着てるヤツなんて見ないぞ!?」
「スカジャン? なにそれ。ただの刺繍の入った格好いいジャンパーじゃないの?」
どうもこいつはスカジャンの存在を知らなかったらしい。微妙なところで世間知らずなヤツである。
ともあれ簡単にスカジャンの説明と、いまどき着ているのはトンがった思考の人間か
この手のものが大好きな外国人くらいなもんだと教えてやった。
「へ〜そうなんだ。でも私は別に格好良いと思うけどな」
「大河ちゃんもそー思うでしょ。なのに竜ちゃんたらいけず〜」
女性二人のセンスに疑問を持ちつつも、やはり突っ込むファッションセンスと
自信を持ち合わせない俺は会話を打ち切るべく告げた。
「ともかく俺は着ない。じゃあ俺と大河は待ち合わせがあるから行くぞ。ほれ大河、ジャケットを着ろ」
しかしハンガーに掛けてあった大河のジャケットを差し出してもこいつはスカジャンをずっと凝視中。Why?
「あんたがいらないって言うなら私が着るわ。いいよねやっちゃん?」
「うーんうーん。大河ちゃんが着ても似合うかも。着て着て〜」

760 :3/3:2008/01/08(火) 17:57:47 ID:h626AY8a
大河の突然の行動に俺は茫然自失。スルリと袖に腕を通した大河はスカジャンを装着。しかし思いっきりブカブカである。
男でかつ同年代では大柄な方の自分に合うサイズなのだから、身長140センチ代の小柄な大河が着れば
当然の結果なのだが──なんというか服に着られてる、といった趣か。
「きゃー、大河ちゃんかっこいーかわいいー」
どっちだよとペチペチ拍手する泰子に呆れつつ、大河に視線をやる。
「どうよ! この格好良さがあんたにも分かるかしら!?]
どうよ!って言われて薄い胸を張られても困るというか、スカジャンの袖が余って手のひらが半分も出てないし、
いま大河が着ている明るい色のブラウスとモノトーンチェックのプリーツスカートとは、
相性がわる──わる──悪くないな。むしろ袖が余った感じと男物を着ているギャップが
俺的には妙にドキドキして──って俺は何考えてんだ!?
「お、おぅ。まあそこそこいいんじゃないか。ってもう待ち合わせ時間が!
 櫛枝さんを待たせるわけにはいかねえ! ダッシュでいくぞ!! 泰子、戸締まりしっかりな」
「ああっ引っ張んないでよ! ばか竜児!!」

街を駆けるなか大河の髪が走る勢いと風に揺られ刺繍の竜が見え隠れする。
(なんかコイツを守ってるみたいだな)
俺の名前の竜と刺繍の竜。大河は何にも考えなかったのか──妙な照れくささを覚えつつも、
櫛枝さんや北村たちが待つ場所へ走った。


すんません。ここでギブアップです。このあと待ち合わせ場所にいた亜美に竜の刺繍と竜児との
関連を揶揄されて真っ赤になる大河、とか北村に褒められて照れる大河、とか。
美乃梨も「わしにも着させろー!」と試着。竜児が眼福に至る、とか続けたいのですがつかれた……

761 :名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 22:19:10 ID:S72ycPFh
いや、gj.
体力が増えたら続きを書いてやってくれ。

762 :名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 23:27:17 ID:IBtK/coB
>>760
初ssとは思えなかったぜ!!
とりあえず続きをwktkしながら待っとくw

763 :名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 23:44:28 ID:m8S0743o
竜児はみのりん呼び捨てで「櫛枝」って呼んでたような
でもテンポがいいね。続き希望w

764 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 16:07:48 ID:xjUGVtzs
スカジャンを着た竜児…想像しただけで恐ろしい。
というわけでGJ

765 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 16:20:16 ID:4JPDDaVc
てか正直竜児が仕方なくスカジャン着たらやっちゃんが興奮して逆レ…
とか想像していた俺は死んだ方が良いなw

766 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:25:12 ID:q06mmXS8
まあ一応エロパレスレだしw

767 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:25:52 ID:q06mmXS8
エロパロスレ、だな
何やってんだ俺w

768 :758:2008/01/09(水) 19:38:51 ID:nNDlwXOp
GJありがとうございました。話の落としどころが難しいですが
書き上がりましたらまた張りに来ますので。

あと誰が誰をどう呼ぶかをちゃんと一覧表作ってから書こうかと思います。
たしかに竜児はみのりんをさん付けでは呼ばなかったw

769 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 21:00:37 ID:w9nDMHdx
エロパレスとは良い響きだな…
そしてgj

770 :名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:29:23 ID:45ZTYtva
なんかSSって普段常駐してるスレの影響を受けるよな。
軽めの嫉妬を書きたいのに常駐スレがアレなせいで
どうしてもドロドロ修羅場な展開になっちゃう。


771 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 10:38:51 ID:0NAobDWJ
>>770
逆に考えるんだ
『書きたい作風のスレに目を通してから書けばいい』
そう考えるんだ

ラーニングして書けばいいと考える俺はガイドライナー

772 :1/6:2008/01/10(木) 16:34:04 ID:6IQFL3Pj
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『スカジャンSSの続きを書こうと思ったらいつのまにか竜児と亜美の話になっていた』(AA略)
……なんか思いついたので書きますた。しかもまたエロなしで長ぇ。6回にわけます。スンマセンw



深夜の23時過ぎ──突然の来訪者だった。

「こんばんは高須くん。お部屋の電気ついてたから起きてるって思ったんだ」
「それはそうとこんな時間にどうしたんだ? 親は心配してないのか?」
招かれざる客──それは川嶋亜美だった。
こいつは以前にもうちに来たことがあるが、それはあくまでも昼間や
明確に俺に用がある時だけだった。正直驚きを隠せない。
「今日は仕事があってこんな時間になったの。で、高須くんの家の前を
 通りかかったから寄ったってわけ」
夜遅くまで出歩いてた理由はわかったが、俺に会いに来る理由がいまいち納得がいかない。
その程度で俺に会いに来るようなヤツだっただろうか。
が、川嶋はそんな俺の疑問もおかまいなしに玄関を見渡し。さらに居間のほうも覗き込んでいる。

「あのチビはどうしたの? いつも一緒に夕御飯を食べて一緒にいるって聞いてたけど」
「大河ならメシ食ったあと眠りこけそうだったんで家に帰したよ。
 寝室の電気が消えてるから今頃爆睡中だと思うぞ」
俺は振り向き、居間の窓の向かいに見えるマンションの一室を見る。
そこが大河の自宅であり、あいつの寝室だ。部屋の灯りは消えて静まり物音がしない。
「じゃあ問題ないよね。お邪魔しまーす」
たしかに川嶋と大河が鉢合わせして家の中が戦場になる問題はないが、
夜中に若い婦女子が男の家を訪ねるのは問題あると思うぞ──それも現役高校生アイドルが。
俺の胸中を知るよしもなく川嶋は靴を脱いで居間に上がっていった。

「なんか青顔色悪いぞ? ちょっと座って待っててくれ。いま飲み物入れてやるから」
居間にたどりつき手持ちぶさたに突っ立っていた川嶋のまえに座布団を置き、
座るように促すと俺は台所へ向かった。
なんか調子が狂うな。いつもの川嶋なら勝手に座ってくつろぎそうなものだが。
ともかく、なんだかんだいって川嶋は貴重な女友達だからな。それも俺の外見に怯まない貴重な──。
いつぞや出したハチミツ入りの牛乳を思い出し、暖めてテーブルに運んだ。

773 :2/6:2008/01/10(木) 16:34:24 ID:6IQFL3Pj
「あいよ。お待ちどうさん」
「ありがとう」
川嶋は置かれたマグカップに両手を添えゆっくりと口に運ぶ。
唇が離れる時のわずかな吐息が聞こえ、思わず彼女の桜色の唇に目がいってしまう。
なんでこう女の唇は柔らかそうなのかね。とくに川嶋のは特別なリップでも使っているのか、
いつも艶があり、いまも部屋の照明でなめらかな輝いている。
川嶋は俺の視線には気づいてない、そのせいで覗き見をしているような罪悪感を
感じていた俺だったが、次の瞬間にハンマーで殴られたごとく硬直した。

「なっ、なぜいきなり泣く! 牛乳マズかったか!? 熱くて舌をやけどでもしたか!」
「えっ……」
川嶋は俺の慌てふためいた指摘でようやく自分が泣いていることに気がついたらしい。
慌てて袖で目尻を拭い、強くかぶりを振る。
「ちがうの! 高須くんが’悪いワケじゃないの!!」
「いったいどうしたんだ ? いきなりうちに来たのも変だけど
 さっきから態度も顔色もおかしいぞ!? 何もないやつがいきなり泣くかよ!」
川嶋はうつむいたまま黙っている。マグカップに添えられた両手は小刻みに震えていた。
俺ももちろん平常心じゃなかったが、ギリギリのところで落ち着いていられるのは
大河が泣いているのを何度も慰めたからだろう。
「俺なんかじゃ無理かもしれんが、良かったら相談にのるぞ」
5分くらいだろうか──永遠にも感じた時間を経て、
時計の秒針の音だけが響く部屋で川嶋はポツリポツリ話し始めた。

「最近ドラマの仕事が入ったんだ。いちおうヒロインって役柄でさ」
「そりゃすごいじゃないか。高校生で主演なんてそうはいないだろ」
純粋にそう思う。モデルの仕事だって俺からすれば雲の上の世界だ。
本屋でこいつが表紙の雑誌を見かけるたびに、クラスメイト──ましてや
友人として遊んだり旅行に行ったり、こうして二人で話していたりするのが
とんでもない幸運ってことに気づかされる。
「でもね、全然ダメなの……」
「何がだ?」
「……演技。NG出して迷惑かけてばかり」
最後のほうは消えていくような声だった。

774 :3/6:2008/01/10(木) 16:34:51 ID:6IQFL3Pj
つまるところ川嶋の演技はお世辞にも上手いとは言えなかったそうだ。
周りのベテラン俳優にフォローしてもらってようやく──しかたなしに監督がOKを出したらしい。
文化祭のときのMCで何となくぎこちなさは感じたが、まだ高校生だ。
演技の拙さは仕方ないし、徐々に上手くなってくるものだと思うのだが。

「実のところ今回の役はパパとママのおかげ──事務所がプッシュしたせいなの。
 本来は私じゃなかった。もっと上手い人がいたの。
 ……事務所のほかの子たちも私の陰口を言ってる。
 川嶋亜美は母親のおこぼれでこの世界にいるようなものだって」
「…………」
正直なところ演技の善し悪しについては俺には何も言えない。素人だからな。
しかし川嶋の母親が有名な女優なのはまぎれもない事実だ。
その女優の娘で生き写しと言っていい容姿。どうしたって色眼鏡でみられる。比較される。
母親の演技を超えるような一端を見せないと納得はされないだろう。
それはいつの時代だって偉大な親を持つ者の宿命なんだ。

「母親や事務所の先輩にアドバイスもらえたりしないのか?」
「パパやママにはこんなこと相談できない。事務所の人たちも遠巻きに眺めてる……。
 誰にも相談できないのよ」
そうだった。川嶋は学校ではいつもアイドルの仮面を被っている。
おそらく仕事場でもそう、もしかしたら両親のまえでもそうしているのかもしれない。
なりふりかまわず努力する、あがくのはアイドルとしての川嶋亜美の仮面が許さないということか。
仮面を外す時は唯一、俺や大河たちのまえだけだったんじゃないだろうのか。

「これから流すドラマのCMだって、親の七光りを使ってちゃらちゃらと視聴者を煽ってさ……
 アイドルを作る、売るための実験だよまるで。私はその枠に嵌めこんでもらっただけ。
 私でなくてもよかった。たまたま私がいただけ」
「いいじゃないか売れるんなら。仕事があっての芸能人だろ?」
「そんな問題じゃないよ」
「贅沢言うなよ。他になにが望みなんだ?」
「──だから、そうじゃなくて! 演じるってことはもっとこう……みんなコツコツ努力して、
 上達して。それでなんとかモノになっていくんであって」
「別におまえが何も努力してないとは思わないぞ?」
「『努力した』ってことは言い訳になんかなんないの!」
「言ってることが矛盾してる!」
「矛盾なんかしてない!」
ヒステリックに叫ぶ川嶋。深夜に騒いでまた大家に怒られるなコリャ。
でもなんとなくわかってきた。こいつは自分の母親に誰よりも憧れているからこそ、
ふがいない自分の力量に憤慨しているのだ。同時に母親の名誉も傷つけてしまうから。

775 :4/6:2008/01/10(木) 16:35:14 ID:6IQFL3Pj
「私は…私には時間がない…間に合わないよ!」
「なんだそりゃ? おまえは不治の病か何かなのか?」
「あーそうだよっ! いまこうしてる間にも年取ってボロボロになっていつかは死ぬ!」
「いきなり飛躍しすぎだ!おまえそれ言ったら──」
「私はもう17で! こんな歳からようやく女優を始めて! 実力も努力もまだ全然足りなくて!!」
「もう17っておまえ……」
おまえの年齢でもうとか言ってたら三十路に入った担任が泣くぞ。
ともあれ川嶋が言っていることはおぼろげながら察した。
テレビを見てればわかるが芸能界ってのはすぐに新人が出てくる。川嶋がたとえ現役高校生アイドルでも
すぐに後輩がでてくる。そして才能のない、運の無かった者から押し出され消えていく。
川嶋がメインにしているグラビアはその最頂点と言えると思う。
そんな中で生き抜いている川嶋のストレスは、常日頃感じているプレッシャーは
どんなものだろうか。俺には想像もつかない。

「全然ダメで……」
再び消えてしまいそうな声で続ける。こいつがこんな顔をしてるのを見たヤツは
ほかに誰かいるのだろうか? もしかしてこいつの幼なじみの北村だって見てないかもしれない。
「精一杯背伸びしていろんな人にフォローしてもらって、それなのにあの程度の──
 あんなチャチな演技しかできない」
ああ、もうそんなに後ろ向きになるなよ! ここは発破をかけるしかなしだ!!

「いいかげんにしろ」
川嶋がハッと顔をあげる。裏切られた、見捨てられたといった表情。
違うっ!違うんだそんな顔しないでくれ!! まだ伝えるべき続ける言葉があるんだ!!!
どうしてこう俺は女と話すのが上手くないのか。毎度のことながら自己嫌悪だ。
「自分の仕事を自分でけなすんじゃねえよ。答えを出すにはなにもかもまだ早すぎるだろ」

川嶋の目からまた滂沱のように涙があふれはじめる。川嶋の視線に合わせ続けると俺の心臓は
早鐘のように鳴っているが、ここで目を逸らすわけにはいかない気がする。
ううっ……震えるな俺の手! 男だろ!!

776 :5/6:2008/01/10(木) 16:35:36 ID:6IQFL3Pj
「この仕事をどんなことをしてでも続けたいと思うの、けど、もう逃げたい──何もかも投げ出したいとも思う。
 私ってヒドイやつだよねえ? 私の責任だってわかっているのに私だけの責任じゃないって言いたがってる」
「川嶋……」
「高須くんに、初めて自分の本音で話せる高須くんに出会って、
 それだけで十分だって本当の本当にそう思うのに、都合のいいことを期待してた……
 悩みを言えば答えてくれて許してくれて。ぜ…ぜ…全部受け止めてくれるって……」
涙で頬を濡らし、嗚咽混じりに話し続ける川嶋。あの気丈な川嶋がここまで自分をさらけ出している。
俺がこいつに言えること、出来ることは──

「わた…私、わかんなくなってきて、わ…わかってなきゃいけないのに。
 『どうすればいいか』じゃなくて『自分がどうしたいか』……」
軽く川嶋の細い肩を手をふれる。手に伝わる川嶋の震えと体温。
わずかに川嶋は身じろいだが拒絶はされなかった。
「俺はおまえがうらやましいよ」
川嶋は黙って俺を見つめ返す。何を言い出すのかと呆れているのだろうか?
しかし一度言ってしまった以上止めるわけにはいかない。言葉を続ける、
「夢中になって追っかけて、手に入れたい、なりたいものがある。俺には何にもないよ。
 自分じゃなきゃいけないこと。いやむしろ、他の適任者までを押しのけてまでやりたいこと……
 そういうものが俺には無いから」
だからこそ……大河に強く求められること、あいつの面倒をみる、必要とされるあの快感に味をしめた。
怖がられ、誰からも疎まれる寂しさ。それを吹き飛ばしてくれたから。

だから──

「必要ならいくらでも俺を頼ればいい。迷惑なんかじゃないさ。
 それに俺も川嶋を必要としてるんだよ。うまく説明はできないけどな」
ひどく浅ましい考えだと思う。俺の気持ちを満たすために川嶋を利用してると思う。
だけど、それを最後の最後まで続けて、俺たちの間に何か残るものがあるならそれは──
「……ありがとう」
川嶋は自分の肩に触れる俺の手を握り返し、小さく、だけどはっきりと俺にささやいた。
時計をみるとすでに日付が変わろうとしていた。

777 :6/6:2008/01/10(木) 16:36:12 ID:6IQFL3Pj
「あ〜あ、高須くんには情けないところばっかり見られちゃってるね。
 高須くんだけだよ。私のこんな弱いところを知ってるの。
 私のファンの人に知られたらスゴイ怒られちゃうぞ」
「お願いだから勘弁してくれ。春田あたりが喜んで刺しに来そうだ」
街灯に照らされた川嶋の顔は目尻がまだ紅く腫れている。
しかし晴れやかな表情をたたえ、いまは軽口をたたいていた。
こんな俺でも少しは川嶋の役に立ったのだろうか? 
「じゃあ、また学校でね」
「ああ、気をつけてな」

深夜の大通り、川嶋は捕まえたタクシーに乗り込むと走り去っていた。
はてさて俺は川嶋に学校で会ったときはどんな顔すればいいのかね。
……ま、なるようになる、かな。




以上です。「亜美が本当の意味で頼るのは竜児だけ」という前提でした。
メンタリティが二人とも原作と違いすぎる気もしますが、ご容赦を……

778 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:01:29 ID:hYUKJg5I
>>772-777
勃った。

779 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:40:45 ID:uyGVEl4e
>>777
GJ!
きっとそんな事があった翌日でもいつも通りの腹黒ブリッコで竜児に接するんだろうな。

780 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:48:15 ID:HdMlAaAL
>>777
GJ。素晴らしい。
次はエロいのも頼むぜ兄弟。

781 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:56:37 ID:Q05VitnU


つかその展開でエロに行かないなんて、とか思ってしまう俺は相当汚れてるなw

782 :名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:12:22 ID:GPYgvNEH
GJ
ばかちーかわいいよばかちー

783 :名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 00:15:40 ID:NQkPjrGR
>>777
ゆゆこ、仕事汁!
テキストの書き方がとらドラに似てていいね。
単行本に紛れてても違和感なさそう。
GJ!

784 :777:2008/01/11(金) 18:04:52 ID:Oq5rRKh3
>>778-783
GJどうもです。また何か書けたら貼りにきます。
エローイのを書けるかは難しいところですがw

とりあえず今日は書けそうにないので描く方向でいってみました。
絵は板違いだと思うけど勘弁!
ttp://zip.2chan.net/11/src/1200042020201.jpg

785 :名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 18:24:32 ID:RN9BJe29
吹いたwwwムダにGJwww

786 :名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 19:00:27 ID:bKAlk+iP
これは何という目つきの悪い守護者w

787 :名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 19:13:35 ID:KfMOEzi6
>>786
元ネタの人も竜児に負けず劣らずの目つきの悪さだぞww
てかとらドラは皇国みたいに途中で終わったりしないよねorz

788 :名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 23:32:38 ID:nW7XA7Hk
>>784
うまいなちくしょうw

789 :名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 14:03:05 ID:/5Zia4iW
それにしてもこのスレの男女比ってどれくらいなんだろ。

790 :名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 14:04:55 ID:fTpQlxFw
そもそも何人このスレに居ることやら

791 :名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 18:11:03 ID:7s2qHBTQ
点呼




792 :名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 18:17:06 ID:KavJa1WX
わざわざageてまでそんな事しなくていいよ

793 :1/7:2008/01/14(月) 18:59:01 ID:mCeU6EC4
全7回でいきます。途中で連投制限に引っかかったら明日になるかも。
なんだかエロくもなく普通の学生生活のヒトコマになっちまいました。ドゾー。


「いくわよエロ犬……その下半身だけの本能で生きている無駄な人生を断ち切ってあげるわ。
 この優しいご主人さまに感謝しながら逝きなさい」
「おっ、俺は何も悪くないっ! どうしてこんなことに……」
暗く圧迫される視界の中、ただひたすら背中に冷や汗をかく俺がいた。
「高須負けるなー!」「逢坂に勝てるのはおまえだけだ。いけー!」「高須くんがんばれー!」
背後から様々な声援が聞こえる。最後のは川嶋だ。それが響いたとたん大河の目が吊り上がる。
頼むからこれ以上火に油を注がないでくれ……。

俺がどうしてこのような絶体絶命な状況に追いこまれたか。
時間を少し巻き戻そう──。

今日は天気予報で朝から大雨だった。
それはとくに問題じゃない。草木には水が必要だし、適度の雨は大気中をを撹拌し
新鮮な空気を生み出す。雨上がりの清涼感はむしろ好きな方だ。
しいていえば洗濯物が干せないのと、フローリングや浴室の
カビが出るかどうかが気になるくらいか。まあこれは季節にもよるが。
さておき問題が起きたのは本日最後の科目──体育の授業であった。

体育のときに雨でグラウンドが使えない場合は体育館に切り変わるのが普通である。
しかしここ数日ほどは体育館の老朽化で検査中なので使用不可になっていた。
それならそれで保険の授業と差し替えればいいだけの話だが、
授業で必要な資料ができていないのでそれも無理となった。
ここまでくれば教室で自習に期待したいのが個人的な希望だが
そうは問屋が卸さなかった。熱血体育教師黒間──通称黒マッスルである。
クラス全員着替えたあと集合させられたのは武道場であった。

ほかの学校はどうだか知らないが、うちの高校は基本的に男女で授業内容をわけることがない。
だから家庭科の授業も男女いっしょだし体育もいっしょだ。
ゆえに今回も武道場にて男女混合の剣道になったのである。
女子の連中は1年のときの授業で防具の臭さを知っているので、ぶーぶー文句を言っていたが
黒マッスルに逆らうことはできなかった。

794 :2/7:2008/01/14(月) 18:59:52 ID:mCeU6EC4
武道場の棚に押し込まれていた全生徒共有の剣道具を全員がジャージの上に身につける。
ちょっとマヌケな外見であるが、剣道部員でもないかぎり袴を持っていないし仕方がない。
こうして年に数回あるかないかの剣道の授業が始まった。
最初はいつもどおり柔軟体操だったが、そのあとは剣道の授業らしく素振りや足さばき。
ふたりペアになって面打ちや切り返しの練習などこなしていく。
そして授業時間の半ばを過ぎたところで黒マッスルが声を上げた。
「これから対抗戦をやるから出席番号の奇数偶数で2チームにわかれろ」
実に単純明快なわけかたで俺と同じチームになっためぼしい人間は春田、能登、そして川嶋亜美。
大河、北村、そしてなにより大事な櫛枝とは敵チームになってしまった。なんてこった……。
あの3人が仲良さそうに話している(大河は相変わらず北村に話しかけられると
しどろもどろになっていたが)のを遠巻きに見つめ、
俺はただうらやましげに指をくわえていた。ああっ、俺もあっちに行きたい!

「へへ。高須くんと同じチームだね。期待しているからがんばってね」
「悪いがこの手の荒事にはまったくもって自信がないぞ。期待されても困る」
横にちょこんと座り込んで俺の袖をクイクイッと引っ張るのはクラスのアイドル川嶋亜美であった。
近くにいた春田と能登から「どうして高須ばっか……」という怨嗟の声が聞こえるが、聞こえないふりをする。
こいつの本性知らないかぎりはそりゃ〜うらやましいだろうさ。
俺は普通に話す分にはもうドキドキすることもなくなったがな。
……変なモーションをかけられると相変わらずドキドキするのが我ながら情けないが。
「でも高須くんて別にニブそうには見えないけどね。
 そりゃ裕作みたいな現役運動部とくらべたらアレだけどさ」
「……そうじゃなくて竹刀打ち込んだら相手が痛いだろ。
 俺は痛いのもキライだけど痛くするのもキライなんだよ」
「ふふふふ」
なんだいきなり含み笑いしてやがる。いまの発言に笑うとこはなかった気がするが。
「なっ、なんで笑うんだよ」
「べっつに〜。ただ高須くんてやっぱり優しいなって思ってね〜」
川嶋は小首をかしげ、俺の頬を人差し指でちょんちょんとつついてきた。
なんでこうこいつの仕草はいちいちコケティッシュなんだ。
転入直後の猫被り100パーセントのころならからかわれてるだけと
割り切れたが、最近は本来の川嶋が見え隠れするのでよくわからなくなってきた。
「……褒めても何も出ないぞ」
川嶋からそっぽを向き息を整える。やばい顔が熱くなってきた気がする。
落ち着け俺! なんてことはない会話だ。深い意味など無い!
春田と能登からは「となりの弓道場で弓矢借りてきて誤射しようぜ」とか聞こえてきたり、
相手チームの大河からも一瞬視線が合った気がするが気のせいだ。
恐いから気のせいということにしておこう。

795 :3/7:2008/01/14(月) 19:00:27 ID:mCeU6EC4
ともかくこうして対抗試合は始まった。
男女半数ずつ混じったチームになるが、実際のところ女子はいないも同然だった。
俺と同じで荒事が苦手なヤツ。単純にダルくてやる気がないやつ、etc......
そんな女子同士の試合は子供のチャンバラ以下の動きで決着がつくし、
男子もそんな女子が相手の時は空気を読んであっさり終わらせるので
テンポ良く進んでいったのである。ある人物までは。

──そう、愛しの櫛枝実乃梨である。

「あっはっはっはっ。昨日時代劇モノを見ていた私はひと味違うぜ!
 気分的には免許皆伝! 英語で言うとソードマスター!!って感じかな。ジェダイでもいいよ」
高らかに笑う櫛枝の足下には相手の男子が面を打たれて悶絶していた。すでに被害者は5人。
「さすが女子ソフト部部長。握力50オーバーは伊達じゃないな……」
「というかアイツの腕力はそのへんの男子を余裕で超えてるぞ」
横にいる能登と春田が櫛枝の恐ろしさに汗を拭っている。気持ちは同感だ。
櫛枝は真面目なぶんだけ何時も全力で向かってくる。
それが彼女の魅力のひとつだとは思うが、いかんせんこんな時は手加減してほしい。
「うわ〜痛そ〜だね〜。櫛枝さんに当たる前に負けてよかった」
横にいる川嶋は最初の相手は男子だったので、言葉と仕草でいつもどおり骨抜きにし
なんなく勝利を収め、次の女子に敗退している。教師の採点もいいことだろう。
やはり世渡り上手がうまいヤツであった。

「俺の番だから行ってくるよ。いちおうガキのころにちょっとだけ剣道やってたから
 負けたくはないところだけどなぁ」
能登が春田にメガネを預けて、面を被りながら試合場中央に向かっていった。
このままだと自分が櫛枝と戦うことになるのでヤツの善戦に期待したいところだ。
櫛枝に打ち込むなんてことは俺にはできそうにないし、
好きな相手に殴られて喜びを感じるほど俺はマゾじゃない……と思うからな。

「ふっふ〜ん。聞こえたよ能登くん! 君は経験者だね!
 ならば拙者も本気を出さねばなるまい!」
試合開始の合図とともに櫛枝は一歩下がり、正眼の構えを解きそのまま竹刀を床に突き立てた。
剣先は足の親指と人差し指の間にはさみグッと固定している。
竹刀を握る両手は右手を逆手に変え、なにより奇妙なのが上体をまるでブリッジをするかのごとく
やや横に反らして竹刀に寄り添っていた。身体を弓の本体にたとえると竹刀が弦、といった感じだ。

「あれこそは櫛枝必勝の構え。無明逆流れのお姿……」
相手チーム側に正座している北村が両手を合わせて、祈るようになにやら呟いたのが聞こえてきた。
そういや昨日みんなで寄った古本屋で二人が漫画コーナーで夢中になってたけど
それに何か関係あるのだろうか? あいつらたまにマニアックなネタを披露するクセがあるからなあ。
ちなみに俺は料理本のコーナーを物色してた。意外と夕飯のメニューを毎日考えるのは大変なんだよ。
スーパーの特価品だけで構成するとどうしてもマンネリになるしな。
それに大河のやつは刺激物が苦手なのであんまり辛い料理とかはダメなのも難しいところだ。

796 :4/7:2008/01/14(月) 19:00:57 ID:mCeU6EC4
それはさておき櫛枝はその奇妙奇天烈な構えのまま能登と相対していた──と思いきや、
よく見ると全身がプルプルふるえている。よくよく考えてみればあんな不安定な格好のままでは、
腰やヒザへの負担は相当のものだし運動部で鍛え抜かれた櫛枝でもキツいだろう。さらに──

「ちょっ、そっちがわに回り込まれると困るんですけど!」
能登は櫛枝を中心にして反時計回りに回り込み始める。当然櫛枝は無理な体勢がたたって
方向転換することができない。その必勝の構えやらの剣先と視線が向くのは虚空のみだ。
……誰だってそうするよな。5秒も考えればわかる。
そして櫛枝は回り込まれた能登にむき出しになった胴を打ち込まれ勝負は終わった。
このように櫛枝はたまに壮絶な自爆をしてくれるのでそのたびに困惑する俺である。

その後、能登は順調に勝ち続けたがついにクラス委員かつ生徒会副会長&ソフトボール部部長・
北村の出現によりその輝かしい時代(5分)に幕を下ろす。北村が櫛枝に負けず運動神経抜群なのも
あるが、まあ連続して試合すれば疲れるよな。おつかれさまだ。
そんな北村も次の試合途中にジャージのゴムが切れてパンツ(白ブリーフ)丸出しになるという、
裸族の名に恥じない所行を見せつけ反則負けとなった。呪われてるんじゃないかアイツ。
ちなみに大河はそれを見てゴロゴロ床を転がっていた。夏のアレを思い出したかな?
櫛枝は櫛枝で「男の下着は魂の色、純白であるべきだ! わかってるね北村くん!」と
また微妙にリアクションに困る理論を吹聴していた。ほんと櫛枝ってたまにわからん。
とりあえず昼飯あとで本当によかった。メシがまずくなるところである。

そして試合は進み、ついに相手チームは主将・大河の出現である。

手乗りタイガーに恐れをなし棄権を申し出る我がチームの相手だったが
黒マッスルは当然却下。まるで死刑台に向かうような足取りで試合に向かう。
気持ちはよ〜くわかるぞ。自殺しに行くようなものだしな。
しかし意外なことに大河は力任せに竹刀を振るうようなことはしなかった。
相手がビビって立ちすくんでいるところに面を軽く叩いて終わらせるのである。
あいつも成長したんだなと、出会った頃の木刀を振り回していた頃を思うと
なんだかうれしい気分になる俺であった。
そして試合は進みついには大将の俺(ジャンケンで決まった)になったのである。

いまの大河ならケガもさせずに終わらせてくれるだろう。
俺は試合場の開始線に立つと大河に話しかけた。
「お手柔らかにたのむぜ」
「……」
返事はなく、しかもなぜかひどく剣呑な目つきで睨まれる俺。なぜだっ!?
「なあ大河。なんでそんなに機嫌悪そうなんだ」
「悪くなんかない」
悪くない人間は眉間に稲妻型のシワなんか寄らないと思うぞ。ううっ……恐ええ。逃げたい。
しかし無情にも開始の号令がかかり試合は始まった。

797 :5/7:2008/01/14(月) 19:01:46 ID:mCeU6EC4
俺は大河と向き合い剣を正眼に構えていた。ぶっちゃけ近付いてほしくないから
剣先でけん制しているだけだ。俺の腰は引けてヒザは恐怖に笑う寸前である。
ギリギリのところで留まっているのは櫛枝に格好悪いところを見せたくない、
ただそれだけだった。しかしそんな俺の心中を見事にスルーして大河の両目からは
必殺の気迫があふれている。……せめて必勝の気迫にしてほしいところだ。
大河は野生の虎が獲物を狙うが如く俺の周りのウロウロしつつ間合いを計っていた。
この状況で唯一の救いは武器が竹刀なことだ。木刀なら即死もありえるがこれなら
せいぜい打撲で済む。突きも禁じられてるよな? あいつの良心を信じよ──

一瞬の思考とまばたきのあいだに大河が飛び込み面を繰り出してきた。
きわどくバックステップで難を逃れる。大河の竹刀は勢いを殺さずものすごい破裂音を
させながら俺がもといた床に叩きつけられた。コイツ絶対さっき授業で習った残心という
ありがた〜い教えを忘れているだろ。ええっおいっ!
「チッ」
「なんでそんなに残念そうなんだよっ! 俺を殺すつもりか!?」
「……」
「無視すんなっ!」
まったく聞き耳もたずまた大河は唐竹割に何度も切り込んでくる。
何とか逃げられるのは大河がどうしても俺の頭をカチ割りたいのかフェイントなしで
面しか打ってこないのと、ジャージのおかげで打ち込む際の予備動作がわかりやすいせいだ。
剣道着を着られるとゆったりとした布地に手足の動きが隠されてこうはいかない。
しかし延々逃げるわけにもいかないので大河の剣を覚悟を決めて受け止め、
そのまま鍔迫り合いに持ち込む。身長差ががあるので俺が見下ろす形になるが
俺と大河の顔は防具越しでもハッキリと表情がわかるほどくっつきあっていた。

──そして時間は現在に巻戻る。

「ぬぅぐぐぐ〜。とっとと、斬られ、や、が、れ〜!」
「理由も、わからずに、斬られて、たまるか〜!」
なおも大河は犬歯むきだしで「う〜」と獣のうなりをあげている。俺は俺で
身長差も体重差もものともしないコイツの馬鹿力に対抗するので必死である。
「バカチワワと最近ずいぶん仲良くなったようね〜。
 ご主人様のキライなやつに尻尾ふるなんて恩知らずな駄犬なこと」
「くっ、クラスメイトなんだから仲良くするにこしたことはないだろ!?
 だいたい俺はおまえの犬じゃないぞ!」
「だまれブサイク」
「うっ」
なんでこーコイツはピンポイントで俺のHPを削るのか。
顔は文句なく美少女なだけにエグい言葉を言われると辛い。
「さっきから鼻の下のばしてんのがうっとおしくてしょうがないのよ!
 だからこの世から抹殺することにした! 文句ある!!」
大アリだ! そんな理由で殺されてたまるか。だいたい俺が死んだら
泰子とインコちゃんも餓死しちまう。おまえだってメシどうすんだ!
と叫びたいがこの拮抗した状況ではそれも叶わず鍔迫り合いが続く──と思われたが
いきなり大河の態勢が崩れた。どうやらほつれていたジャージの裾を踏んだらしい。
力んでいた分もあってものすごい勢いで床に倒れ伏しそうになる。
俺は反射的に手を伸ばしながら自分も倒れ込み、大河を引っつかむと
自分の身体を大河と床の間に滑り込ませた。直後俺の後頭部が床に激突し響く衝撃。
身体も背中をしたたかに打ち付け呼吸が止まる。超いてえ!
続いて大河の頭が俺の頭にぶつかり目の中に二重に星が飛び散る。
大河のやつは無事だろうか……?
「……竜虎相打つ、か……」
遠くで北村の呟きが聞こえた気がした。おまえなに上手いこと言ってやがる──
そんな悪態をつきつつ俺の意識はずぶずぶと闇に沈んでいった。

798 :6/7:2008/01/14(月) 19:02:20 ID:mCeU6EC4
「なあ、いい加減機嫌を直せよ」
夕日が沈む家路、俺は大河の尻を買い物袋でボスボス叩く。
結局あの試合は俺も大河も気絶したので引き分けということで終わったらしい。
保健室で目覚めた俺たちは帰りのホームルームが終了していることを知ると、
更衣室で着替えて学校をでた。北村や櫛枝も寝ている俺たちに付き添ってくれてはいたが
生徒会やバイトで帰ったらしい。会うことはできなかった。
まあいいさ、明日会って無事なところを見せればいいし、メールでも電話でもすればいい。
すでに夕日が傾きかけていたので帰りがてらスーパーで夕飯の材料を買って帰ることになった。
大河もさすがに飛びかかってくるほどの激昂はおさまったのか、
いまはただ俺の前をしかめ面ですたすたと歩いていた。

「うるさいエロ犬。尻さわるな! あと不機嫌なんかじゃない」
「どう見ても不機嫌だろ」
「あんたは私を不機嫌にしたいわけ? なんなら不機嫌になってあげるけど?」
「なんでいつもその結論になるんだ!」 
「ぎゃー触るな変態!」
大河を止めようと肩に手を置いたその瞬間──
「ちょっと君なにしてるのかな?」
「おぅ!」
突然かけられた声に思わず飛び跳ねてしまう。恐る恐る振り向くと
そこには濃紺の制服を着込んだ人──警官が立っていた。

「さっきからそっちの彼女はいやがっているようだけど、
 君はいったい何をしているのかね?」
「あっ、いや、その……」
「最近はストーカーとかも大きな事件になることもあるからね。
 まず君の名前を聞こうか。学校はどこだい?」
警官は手帳とペンを取り出し矢継ぎ早に質問してくる。どうみても俺の目つきから
一方的に悪者にされている。大河のやつは見た目だけならフランス人形と見違えるほどの
美少女だしな。俺が警官なら間違いなく俺を逮捕してるよ──ってそんなこと考えてる場合じゃない。
いま補導されたら泰子の出勤にメシが間に合わないし、なによりストーカー容疑で補導なんて
あまりに格好悪すぎる。櫛枝に顔向けできねえーっ!

799 :7/7:2008/01/14(月) 19:03:07 ID:mCeU6EC4
「いや、俺は、その、こいつの……」
「んー、だいぶ混乱してるようだね。交番で話を聞こうか」
「私の彼氏なんです!」
突然叫んだのは大河。顔を真っ赤にし、目も水分で潤ませながら警官に目を向けている。
お、おまえはいったいなにを言っているんだ?
「わ、私がいるのにすぐにほかの女を追っかけまわすし、へらへら鼻の下伸ばすから
 怒ってたんです! だ、だからケンカしてたんです!!」
警官は面食らったように大河をみつめ、そのまま俺に真偽を確かめるような視線を向けてくる。
「そ、そうそう。俺とコイツは付き合ってるんですよ、あはは」
もうヤケクソだ。このまま通してやる!
「だ、だけど、もう限界なんです! こんな男、す、すぐに別れてやるんだから!」
大河は俺の腕にしがみつき絶叫。俺は腕に感じる体温やら柔らかな感触に
磔にされたキリストよろしく硬直して言葉もでなかった。

警官はポリポリと頭をかいてわずかに逡巡したあと、
「……あ〜、はいはい。夫婦喧嘩は犬も食わないとは昔の人はよく言ったものだね。
 ともかく往来で騒ぐと迷惑だから気をつけるようにね。いいかい?」
まったく最近の若い者はもう、とベタなお約束な呟きを残しつつ年配の警官は自転車で
去っていった。残された俺たちは互いの顔をみつめあう。
「……うそつき」
「あっ、あんただって話を合わせたじゃない! あんたが捕まったら誰がごはんを作るのよ!?
 助けてやったんだからつべこべ言わず感謝しろ!」
顔を真っ赤に染めてズカズカと大股歩きに大河は先に歩いていく。
まったくわけのわからんやつだと思いながら、大河のたった一言でうれしくなってしまったのは
やっぱり俺はこいつの犬なのかね? 額に手を当てて考えてみても答えは出ない。
「とっととはやく来なさい! 私はお腹減ってんのよ!」
先を行っていた大河がブンブン腕を振っている。そうだな、メシでも作りながら考えるか。
俺は夕飯の材料がつまった買い物袋を持ち直し、大河のあとを追った。

ちなみにこの騒ぎを偶然目にしたほかのクラスのやつから「高須&逢坂やっぱり付き合ってる」説が
流れ、それを聞きつけた北村と櫛枝から揶揄され俺たちが机に突っ伏すのは別の話だ。やれやれ。

800 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 19:36:59 ID:g88sffnJ
一番槍でGJ!!

801 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 19:38:01 ID:yEEEVjT3
ナイスツンデレ!

802 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 19:39:15 ID:mpqL2p/9
俺の高校は柔道だったな……


あっ、忘れてた。GJ


はぁ…

803 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 20:46:42 ID:dG0hsaLB
gj.

地の文がハルヒシリーズみたいだ。

804 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 20:54:50 ID:g88sffnJ
>>803
確かにww
最初が主人公の回想から始まって終わりがやれやれってそれなんてキョンだなw
まあ面白かったんでどうでもいいが。

805 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:43:05 ID:iYkiHAeC
みのりん、よりによってシグルイw
作者さん、お美事にござりまする

806 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:58:01 ID:dG0hsaLB
麻耶、まるおのことで竜児に相談をもちかける

麻耶、テンパって竜児を押し倒す

竜児、鈍感全開で麻耶をたしなめる

麻耶、(竜児の態度を紳士的と取り違えて)クラッとくる

こんなハーレムルートを思い付いた俺を>>807が殴る

807 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:06:43 ID:JsZXSZT6
───アタシの名前は>>806。心に傷を負った女子高生。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
アタシがつるんでる友達は援助交際をやってる麻耶、学校にナイショで
キャバクラで働いてる 奈々子。訳あって不良グループの一員になってる亜美。
 友達がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日も麻耶とちょっとしたことで口喧嘩になった。
女のコ同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で繁華街を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
 「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこいキャッチを軽くあしらう。
「カノジョー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
キャッチの男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
 「すいません・・。」・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとキャッチの男の顔を見た。
「・・!!」
 ・・・チガウ・・・今までの男とは目つきが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男はホストだった。連れていかれてレイプされた。「キャーやめて!」ドラッグをきめた。
「ガシッ!ボカッ!」>>806は死んだ。スイーツ(笑)

808 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:16:29 ID:2mmUbAi7
>>807
───アタシの名前は>>806。心に傷を負った20代の女子高生。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール♪
アタシがつるんでる友達は援助交際をやってて学校にナイショで
キャバクラで働いてて訳あって不良グループの一員になってる807。
 友達が一人だけしかいないとやっぱり学校はタイクツ。今日も807とちょっとしたことで口喧嘩になった。
女のコ(笑)同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆
そんな時アタシはいつも通り一人きりで繁華街を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?友達がいない自分らしさを演出風にごまかすとも言うかな!
 「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこいキャッチを軽くあしらう。
「カノジョー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
キャッチの男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
 「すいません・・。」・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっとキャッチの男の顔を見た。
「・・!!」
 ・・・チガウ・・・今までの男とは目つきが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男はホストだった。連れていかれてレイプされた。「キャーやめて!」ドラッグをきめた。
「ガシッ!ボカッ!」>>806は死んだ。スイーツ(笑)

麻8、7子、亜3のキャラが捏造されたので正しい形に直してみた

809 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:25:18 ID:ZdzufYln
>>808
恋寅ワロタ

810 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:27:19 ID:13/0F3o4
>>808
これってよく見るけど元ネタってあるの?
読んでるだけでイライラしてくる文章を書くってのはある意味才能だよな。
ぜひ原文で読んでみたい、後学のために。

811 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:29:57 ID:J0d4flWD
みのりんはキリノに似てると思うんだ

しかしステキなツンデレさんに成長したなあ、大河は……

812 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:31:04 ID:2mmUbAi7
ttp://alfalfa.livedoor.biz/archives/51089138.html
素で書いた結果があれではなく
スイーツ(笑)や携帯小説をからかう為にわざと書かれたものらしい

813 :799:2008/01/15(火) 14:38:59 ID:rPlSSas6
GJありがとうございました。
原作者はパロディネタ好きなのでいつかシグルイネタもやると思ってる。
ほんとは大河に星流れやらそうと思ったけど、小手つけちゃチョキ握りできなかったので断念。
あとハルヒシリーズの文体に似てるのは読んでるので仕方ないかもw
1人称視点だと竜児の心情を書けばいいだけなので楽なんですよw
みのりんとかあーみんとか深い部分では何考えてるかわからんですw

あと落書きもういっちょ描いたのでおいてきます。
ttp://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp122700.jpg

814 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 17:11:02 ID:9ujCBMYb
性的な意味で吹いたw

815 :名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:09:36 ID:bbH08HNs
>>813
ちゃんと三白眼になってる龍に吹いたw

816 :名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 13:50:43 ID:6Mr5zfFZ
ここって結構非エロSSの許容率が高いよな。

817 :名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 15:25:24 ID:abXUJBLO
うむ。投下がないよりは百万倍良い。

818 :名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:39:19 ID:1AqIuZIx
センターが終わったな
新聞に掲載されてるのをやってみたが(英語のみ)、七割五分強しかとれなかったな……後一年かぁ

大河とかは何点ぐらいとれるんだろうか

819 :名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 22:48:44 ID:OYYEVPaR
…………

820 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:17:38 ID:hc+w1yrF
>>818
その書き方だとID:1AqIuZIxは受験生でありながらエロパロスレに来ている
キモオタニート候補のクソ虫野郎と誤読する伊欧が発生しかねないので注意しようぜ!

亜美はスドバで「勉強したい気分」と言っているし何気に勉強熱心だと思うが
大河や勤労少女みのりんはどうなんだろう

821 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:34:29 ID:nf4f8V2U
それよりも先に
>>818ここは十八禁だ。留年してるのなら別だが

822 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 01:58:28 ID:gK8h1zLt
>>821
あれ、21禁じゃなかったっけか?

ゆゆこの新刊まーだー?
そういやゆゆこってまだエロゲのライターやってんのかな。


823 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 02:09:14 ID:6+k2dtsl
前に確か鯖が変わったかなんかで18禁になった。

824 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 02:16:23 ID:CQemszpy
>>816
保管庫で確認してみたけど、エロSSの比率がやたらと小さいのな。
エロパロ板のスレとしては異質だけど、ここ以外でネット上にまともなSSがほぼ皆無な状況なせいで
非エロSSの需要と供給がここに集約されてるのかもしれんね。

話は変わるが、保管庫の文字に明朝やらゴシックやら太字やらが
無意味に混在してるのをなんとかしてほしいと思ふ。

825 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 21:02:53 ID:yusZbdwL
現代仮名遣いでおk

826 :1/2:2008/01/21(月) 23:33:48 ID:74cRZr8i
 春休みも近くなったある日の昼休みだった。
 いつものように小森と橋本の二人とともに雑談をしていると、唐突に小森が春休みの予定は
あるのか、と尋ねてきた。
「ルーツを尋ねに行くのだ」
 訊かれれば答える。しかし、答えたにも関わらず、目の前にあるのはぽかんとした間抜け面
がふたつ、である。
 間抜け面の片方が、口の開きもやはり間抜けにさらに尋ねてきた。
「ルーツ?」
「そう、ルーツ。日本人たるものだな、自らのルーツとは何なのだろうか、などと思いを馳せる時
があっても良いと思わないかね」
 繰り返すが、尋ねられたから答えているのだ。この田村雪貞、訊かれたことに答えてやらない
ほど無粋ではない。
「俺の姓は田村だ。そこにこうなんというか、自分の先祖であるとかそういう話ではなく、坂上田
村麻呂が祀られている土地、ということにそういう繋がりのようなものを感じるわけだよ」
 俺の愛する鎌倉時代とは直接に関係ないのであまり注目することもなかったのだが、近畿の
ある県に田村神社、という神社がある。坂上田村麻呂が祭神であるのに、坂上神社ではなく田
村神社、というのは後々の土地の名前であるとか、あるいはそこに住まう一門が田村の名を受
け継いだりしているのでないか、と思ってみたりしたわけなのだ。
 それで、何となく出かけていって尋ねてみなければ、という使命感のようなものを覚えた――と
いうのは、半分事実、半分建前である。
 と、いうのも、絶賛遠距離恋愛中である俺の可愛いウサギちゃん、松澤小巻が父親を説き伏せ
てこの旅行に同道してくれるからなのだが。
 今は近辺に温泉付きの旅館などを探しつつ、松澤と歴史ロマンに浸る夢のような時間を夢想す
る、そんな夜が続いている。このために、松澤と会える一日二日を除いては夏も冬もバイトに明
け暮れたのだから。
 本当は初詣で行きたかったのだが、さすがにそこまでの無茶を松澤には要求できない、いや、
言えばうんと言ってくれるだろうが、正月早々からあの父親をこれ以上敵に回すのは得策ではな
い。

827 :2/2:2008/01/21(月) 23:34:10 ID:74cRZr8i
「坂上田村麻呂、って苗字は坂上だろ、関係ないじゃん」
 そう聞いてくるのは橋本だ。
 そこが問題ではない、というのはさっき言ったはずだが。まあ、それは良い。田村麻呂の坂上は
氏、俺たちが言うところの苗字は名字で、また、姓(かばね)と言うものとも違うものだ、と説明する。
「つまりだな、平家に源流を持つ織田信長などは、実際の氏は平氏であって、そのなかの織田と
いう名字の一族の一員と――」
「あ、相馬」
 そのような声が聞こえた。せっかく氏姓(うじかばね)、それに名字の違いを教えてやってるという
のに。まあ、良い。相馬か。相馬といえば。
「相馬家か。時代は下るが常陸最強と恐れられた名門だなあ」
 しかし、向こうから話題を変えてきたにも拘らず、話を聞きもせずに再び違うことを聞くのはあまり
にも無粋ではないか、と不肖田村、思ったりもするのですが。
「誰と行くの? まさか、松澤さん?」
 まったく無粋、無粋だと思わないのかね自分たちを君たちは。
 そんなことを思いつつ、腕を組んで目を閉じたまま答える。
「判ってて聞くのは無粋だと――」
「そんなのずるい!! 私も行く! 絶対に行く!」
 あれ、橋本の声じゃない、といまさらになって顔を上げた。
 そこにいたのは――

 悪の女魔王、相馬広香!

「うっきゃああああああああっ!!!!」
 情けない悲鳴とともに椅子から転げ落ちた。
 橋本らはすでにこの場を離れて、ツンドラ女王が俺を襲うさまを遠巻きに観察している。
「そ、相馬? いま何と?」
 あまりの驚きに俺の心臓はバックンバックンと破裂しそうな勢いで回転中なわけだが、そんな様子に
も動じることなく相馬が俺に詰め寄った。
「そ、そんな不順異性交遊みたいなこと許さないんだから! わ、わたしも一緒に行く! 貯金、はたい
て行く! 絶対だめなんて言わせ無いんだから! 田村、良いわよね?」
 詰め寄る相馬広香の勢いと、あまりに近い顔や相馬のいい匂いに思わずうん、と肯いた俺を弱いと笑
うなら笑うがいい。――なにしろ、一番そう感じているのが本人なのだから。

 こうして、俺の春休みは平穏無事にやってこないことが早くも決まった、のだった。

828 :名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 23:34:42 ID:74cRZr8i
唐突に月から電波がやってきたので。

829 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 00:04:15 ID:qrZ51u33


しかし月からやってきた電波の割には松澤に優しくないなw

830 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 02:57:43 ID:JeS7+Avs
おお、GJ!
久々の田村くんSS投下、続きをwktkしながら期待してますぜ。

あと、相馬の一人称は「あたし」だったような。

831 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 05:36:40 ID:IvcDcCl0
あと不純異性交遊じゃね?

832 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 23:21:57 ID:Wi1Ygf+W
不順異性交遊
つまり順を問わず異性と交遊
つまり松澤と相馬を

833 :名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 23:48:10 ID:QLeWH3h4
無粋は承知で言わせて貰うとあの親父が
まっちゃんと田村二人きりの宿泊旅行を許すとは思えないんだが

……もしかして同行した松澤父が田村を監視しつつ酔い潰している別室で
松澤と相馬があんな事やこんな事をする展開だったりしますか?

834 :828:2008/01/25(金) 23:09:39 ID:+5+XvaaO
御指摘感謝。続きは書いてます。何足も草鞋を履いてる浮気者なので筆遅いです。
そのうちまた現れるので懲りずに読んでもらえれば嬉しいです。
>>829
優しくなる予定です
>>830
相馬の一人称は「あたし」ですな、余所と混同してさ。ゴメン。
>>831
「不純異性交遊」チェックミス。間抜け極まりなし。とほほ。
>>832
つまり以下ry
>>833
それもいいなあ(オイ

835 :名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 19:41:57 ID:XcVr2YzN
漫画版3巻読んで相馬に性欲を持て余した俺に誰か餌をくれないか

836 :名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:00:54 ID:nvBbhFxG
>>828です。

少ないけど前回の続きを。
今回は(も?)相馬のターン。あと、題名つけた。

837 :『田村麻呂さまが見てる』1/2:2008/01/28(月) 00:02:57 ID:nvBbhFxG
                        * * *

 春休みの予定を根掘り葉掘り聞き出されて数日。
 たった一つ、大いに気になることを除いては、あの後、特に相馬は変わったような行動をするわけ
でもなく――
 なく――
「ちょっとごめんね。そこ、あたしが座るから。そうよ。田村とお弁当食べるの。そゆこと。じゃね☆」
 ………な、…く……。
「えへへー」
 橋本と小森を追い払って俺の机に弁当を並べた相馬が、緩みきった笑顔でその蓋を開いた。
「田村、はい、お箸」
「おう」
 孤高の美少女も作る弁当は意外なほどに家庭的……って、そうではない!
「じゃないっ! なんだその『えへへー』は。それに弁当を作ってくれるのは感謝しているがなぜあ
いつらを追い出す。でもってなぜ相馬が俺の前に座る。いいか、そういう行為が誤解を、」
「だってー、田村と旅行、って思ったらなんだかウキウキしちゃってさー」
 真夏の太陽のように瞳を輝かせた相馬が、同じく光り輝くような表情で俺を見つめてきた。

 相馬広香は美人だ。
 つん、と澄ました顔もまた美しいのだが、笑顔の美しい女はさらに魅力が増す。相馬はそれも兼
ね備えていて…はっ、い、いかん。
 いかん。
 この顔が、この顔そのものが罠なのだ。思わず赤面しそうになって、それをぐっ、とこらえる。

「いいか相馬。俺は松澤と旅行をするのだ。そのあたりを履き違えては」
「あたしも一緒でいいって言ったのは田村じゃない」
 まさに、ぴしゃり、といった感じだ。
 相馬広香の口調には迷いも惑いも遠慮も無い。ぐう、と俺が無念の表情を浮かべるその隙にも、
相馬は言葉を続けた。
「ちょっとだけ、あたしも調べたんだけどさ、田村が言ってたところって、ほんと何にも無いんだね。
でも、逆に何も無いくらいのほうが…あたしも、田村もお互いから気を逸らされなくて良いかもね。で
さ、今日の帰り、旅行会社行こうよ。どうせあんたのことだから、どこもまだ予約したりとか検討つけ
たりとかしてないんでしょ」
 一気に、畳み掛けられる。反論しようとして、
「はい、あーん」
「おう」
 相馬が差し出した玉子焼きに反応してしまった。しかし、それこそが相馬の狡猾な罠だったのだ。
「じゃあ、決まりね!」
 再び、俺の目の前で太陽のような笑顔が満開になる。
「……む、むぐ、こら、俺は、むぐ、良いなんて一言も…」
「今、おう、って言った」
 なにを言うこの女悪魔め。それはお前が箸を差し出してくるからだな、思わず――
「言った」
 この玉子焼き美味いな…じゃ、なくって! こっ、これは孔明の罠だ!
「言った」
 ジャーン、ジャーン。
「言ったもん」
「許してくれ。判ったと言えばいいんだろう女王様」
 ああ、許せ松澤。田村雪貞は弱い男です。




838 :『田村麻呂さまが見てる』2/2:2008/01/28(月) 00:03:49 ID:o8mHN2ny
 女の行動力、というものにはしばしば感心させられる――と言うか、その行動力というのも、ほと
んどはこれまでの相馬広香の『それ』を見せ付けられた結果なのだが、今回も相馬は見事なまでに
行動力を発揮していた。
 春ごろは、過去のこともあってか空回り気味だった相馬の行動も、ほぼ一年が経とうとしている今
では、俺には太刀打ちできないほど何事も鮮やかにこなしてしまう。基本が才女なのだろう。
 相馬が才女振りを発揮するにつけ、クラスその他からは、なぜか俺に対して、
『なんであんな奴に』
とか、
『気持ちを弄んでいる』
だのと言った雑音が聞こえてくるのだが、俺は相馬の味方ではあるが保護者では無い。そう答え
ても黙殺さえることが多いのは……納得が行かん。
「ふーん、ここ、良いわね……ちょっと田村、ちゃんと見てるの?」
「む、すまん、ちょっとボーっとしてしまった」
 相馬の行動を眺めているうちに、思考がどこか遠くに飛んでいたようだ。
 声を掛けられて、我に返る。
 制服のままで旅行会社などへ行って何か言われたりしないか、と言うのは杞憂に終わり、カウン
ターのお姉さんのなんとなく生暖かい視線が、俺には少々痛い。
 しかし、相馬はその視線もまったく気にならない様子で、
「もう。ほら、ちゃんと見てよ。こことか、お勧めなんだって。でね――」
 実に嬉しそうな顔で相馬がパンフレットに掲載されたホテルの案内を指差す。
 正直、どんなところが良いのかは、俺一人では判別付きかねるところだったので、この際だから
相馬が良い、と言ったところで決めてしまおう。諦めるしかない。
 諦めるしかない理由もある。
 まさか、松澤に話を押し込んであるとは。
 本当なのだ。
 昨日やってきた手紙に、『相馬さんも来るんだってね』と書いてあったのを見たときには腰が抜け
た。
 いつ松澤の住所まで調べたのだ相馬よ。
 再びむなしい思考の旅に出ていた俺の目の前に、出来上がってきたクーポンが差し出される。
 内容の確認と、移動方法などの説明を受ける。説明を終えたカウンターの女子社員は、ニコニコ
と笑いながらクーポンその他を封筒に詰めると、相馬に向かって言った。
「彼氏と旅行? いいなあ」
 お愛想笑いを浮かべながら出てきたカウンターレディの言葉に、笑顔はまったくのそのままで相
馬が答える。

「いえ、あたし、愛人なの。現地妻ってやつ? それでね、本妻と決着着けな――」

 ブッ、と思わず吹き出す。
 な、なんたる事を言い出すのだこの女悪魔はっ!
 俺は相馬の手を取ると、支払いが済んでカウンターに出てきていたクーポンを引っつかんで逃げ
るように店を出た。
「相馬っ! お前、なんということを言い出す――」
「だって、ほんとのことだもーん」
 相馬広香に悪びれた様子は無い。
 逆に俺に一歩近づくと、ジャケットの胸元を掴んで、俯き加減に、
「あたしだって、田村と一緒に居たいんだもの」
 などと言い出した。相馬の顔が赤くなっているのが判る。そしてたぶん、俺もそうなっている…の
だろう。
「ああいうことを言うのは勘弁してくれ」
 ようやく、たったそれだけ言葉が出た。
「さあ、どうかなっ?」
 相馬の顔にはすでに笑顔が帰ってきている。
 俺は両手を上げて降参のジェスチャーをした。多分、なにを言っても勝てないからだ。
 その日の帰り、相馬は別れるまでずっと上機嫌だった。
 高校一年生の終業式、そして春休みも、もう近い。

                        * * *

839 :名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 00:21:33 ID:GCLCaI0l
乙です
つか現地妻ってw

840 :名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 02:40:32 ID:PLsqzr5Q
待ってましたぜ。
先が気になる展開ですな……作者さんGJです。
次は松澤のターン?

841 :名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 02:10:43 ID:V58HsYhc
続き期待sage

842 :名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 17:54:08 ID:VUvo3dLZ
保守

843 :名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 18:03:02 ID:vUIrUnhV
今更ですがGJ!

844 :名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 23:31:24 ID:ZSvkqdqp
続きがwktk

845 :名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 22:36:20 ID:r7KzRiWb
さあ愛人の先制攻撃に本妻はどう出るかw

846 :名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 16:21:38 ID:YmAh54Rw
現地妻強いなw

847 :名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 18:09:39 ID:ILDe4trP
いやいやここは本妻の巻き返しを期待だろ

848 :名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 15:10:28 ID:mO4w6jzx
続き期待・・・ナムナム

849 :名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 21:46:59 ID:RTpdgz3A
電撃文庫マガジン読んで早速春田で書いてみる猛者はいないのか?w

850 :名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 21:35:54 ID:aq2nlHkT
考えもしませんでした、フヒヒ!

851 :名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 04:10:49 ID:ZgDvXLKV
http://yuyupo.web.fc2.com/index.html

852 :『田村麻呂さまが見てる』1/5:2008/02/13(水) 00:56:41 ID:U62Ei1FD
 どれほどバタバタするのか、と思っていた三学期も実にあっけなく過ぎ去り、春休みがやって
きた。
 月が変われば、俺たちも高校二年生だ。
 と、その前に松澤との旅行、という俺にとってはこれまでの人生で最大のイベントがあるわけ
だが。
 そうして出発の朝、昨夜は、起きなければならない時間がどれだけ早くても眠れないんじゃな
いだろうか、などと思っていたにも関わらずぐっすりと眠った俺は――俺も神経が図太くなった
ものだとは思う――まだおかんも眠っている。朝飯は駅前のコンビニでもいいか、と鞄を抱えて
家を出た。
 玄関の鍵を掛けて、鞄を肩に掛けなおす。そうして振り向いて、
「田村、おはようっ!」
「ぎゃああああっ!!!!!」
 誰かに声を掛けられる、と言う予測もしなかった事態に驚いて、俺は尻餅を付いた。
「何してんのよ田村?」
 見上げれば、一年間氷の女王を演じきった演技派の女悪魔が俺を見下ろしている。
 その女悪魔、相馬広香は丈の短いコートの襟元にざっくりと編み上げた小洒落たマフラーを
巻き、そのコートの裾からはフリルも可愛らしいミニスカートが覗かせていた。
 見下ろしながら、嬉しそうに笑顔を作る。
「……なぜ、相馬がウチの前にいて俺を見下ろしているのだ」
「田村を迎えにきてあげたに決まってるじゃない。へへ」

 と、まあ、そんなことがあって、俺たちは今まさに出発しようとする特急列車の中にいた。
 松澤とは本州の半分の距離がある。会えるのは、現地も近くなってローカル線に乗り換える
直前だ。相馬もそのあたりは心得ていて――
「そんなに近づかなくても席は充分広い」
「えー。 せっかく田村と二人っきりなのにー」
 乗車時間は長い。荷物もしばらくは邪魔者なので、網棚に載せようとする俺にわざわざすり寄
ってくる。首筋に息がかかった。あえて黙殺する俺に、相馬は負けじと声を掛ける。
「ねえ田村、これも上げてくれない?」
 なんだ、そんなことなら、と手を出すと、渡されたのは相馬のコートだった。む。女物のコート
だ、そっと載せてやらねばなるまい。
 ……いや、それくらいの気遣いは持ち合わせているつもりだが? コートを俺に手渡した相馬
はといえば、そのまま座席に座り込んだようだ。
 俺も、荷物を上げてしまって座席に着こうと半身を返し、相馬の方を向き、
「……田村、どうしたの?」
「い、いや、なんでもない」
 大きく開いた相馬の胸元が目に飛び込んできた。コートと小洒落たマフラーに隠れて判らな
かったが、このようなトラップを用意しているとはっ!
 平静を装いつつ、座席に腰をかけた。
「へへー」
 とびきりの悪戯を思いついた子供のごとく瞳を輝かせた相馬が、シートに腰を下ろした俺に寄
りかかるように近づく。

853 :『田村麻呂さまが見てる』2/5:2008/02/13(水) 00:57:15 ID:U62Ei1FD
「何かな相馬くん」
「見てたでしょ」
 見えたのだ。見たのではない。少しは目が行ったことは認めよう。しかし、目が行くように仕組
んだのは相馬であって、視線がそちらに向いたとしてもそれは不可抗力というものであってだ
な?
「なんで、目、逸らすの?」
 実に嬉しそうな顔で、相馬がわざわざ目線を逸らした俺の顔の前にと身体を寄せてくる。
「どんなカッコしたら、田村が喜んでくれるかなあ、ってずっと考えてて、あたしとしても気合い
入れてきたのになあ。感想、無いの?」
 ねえねえ、と顔を近づけながら相馬が俺の袖口を引っ張る。そうすると、これまたひらひらとフ
リルがたくさん付いている割には上品な感じのするミニスカートの、その向こうの相馬の太腿の
感触が手の甲に伝わり、俺は無理矢理に手を引っ込めた。
 その、手の引っ込め方が少々乱暴に感じたのだろうか、相馬が抗議の声を上げる。
「ひどーい。田村ったら、こっち向いてもくれないし、手だって無理矢理離すし……」
 やむなく俺は相馬の方に顔を向ける。顔を向ければ、嫌でも相馬の胸元が視線に飛び込む。
顔が少々熱くなるのが、自分でも判った。
「あのだな、相馬? 少々派手にすぎんか、その格好は」
 なんとかそう答えたが、逆に相馬は俺が目線を合わせたことで、その声に再びはしゃぐような
明るさが戻る。
「だってさ、田村と出かけるんだよ? しばらくは二人っきりなのに。言ったでしょ? 田村、喜ん
でくれるかなあって思って、あたしだって気合い入ってるんだから。ね、どう? 可愛い?」
 言いながら、相馬は俺に縋り付くように近づいてくる。そうすると、さらに胸元の肌色が強調さ
れるわけで。
 俺だって健全な青少年なのだ。こうも刺激が強いのは。その、それに、俺には松澤が――
「可愛い?」
 しかし、ダメ押しするかのように相馬が俺を詰問する。いや、詰問するような口調などではな
いのだが――悪魔が誘惑するような声が俺の耳に忍び込む。
「ああ」
「素敵だと思う?」
「ああ」
 実際そうなのだから反論のしようもない。確かに相馬は普段でも可愛いのだが、今日は本人
も言うとおり、お召かしにも気合いが入っているのだろう。眼福だ、という以上に目の毒だ。俺に
は刺激が強すぎる。
 平静を装うことに気を取られて、俺は生返事を繰り返していた。
「惚れちゃう?」
「ああ」
「あたしが一番?」
「――あ…ああ?」
 すんでの所で我に返った。
「ちょ、ちょいまち!」
「いいところだったのに。なんでなんでー。そこでもああ、って言ってよー」
 恐るべし相馬広香。ニコニコ笑いながら俺に失言を誘う。言ってしまってからでは遅いのだ。
気が付いて、ホッとする。繰り返すが、なにしろ俺には松澤が――
「まっ、今回はいいわ。とりあえず、お弁当にしましょ? どうせ田村のことだもん、朝ご飯食べ
てないんでしょ?」
 とりあえずは助かったようだ。が、読みが鋭いというか、行動を読まれ切っているというか、こ
こ最近は、なにかと相馬に先手先手を打たれてしまう。
 朝飯のこともそうだといえばそうなのだろう。隣では、相馬が鼻歌など歌いながら弁当を広げ
ている。ちらと横目で見ると、小さめのおにぎりに色とりどりのおかずと、こいつは一体何時に
起きたのだろう、と思わせるような品数のそれが目に入った。
「へへ、美味しそうでしょ?」
 相馬は頬を緩ませっぱなしにしながらそう言うと、箸でタコさんウインナーをつまみ上げて俺
に差し出した。
「田村、あーん」
「なんだそれは」
「あーん、しないの?」
「………」
「はい、あーん」
 悪魔の誘惑に俺は負けた。俺は今、自分の弱さを猛烈に呪いたい。


854 :『田村麻呂さまが見てる』3/4:2008/02/13(水) 00:58:32 ID:U62Ei1FD
 
                        * * *

 松澤小巻は走った。
 予定通りに移動してきて、待ち合わせの時間まではまだ充分に余裕がある。しかし、足が勝
手に動いてしまう。
 会いたい、会いたい、早く会いたい。その一心が足を動かす。
 とあるターミナル駅の、約束したホームの上に辿り着いて周囲を見回した。春休みとは言え
平日の昼間、人通りは多くない。待ち合わせの人物はまだ着いていないのだろうか、姿は見あ
たらない。
 それでも、もうすぐ会えるのだと思うと、松澤小巻は胸の鼓動が早くなるのを押さえられない。

                        * * *

「おい相馬、これはなんだ」
「なにって、何がダメなの田村? こんなところでクラスの連中とかそんなのが居るワケじゃな
いし、いいじゃない」
 俺の質問に満足に答えることなく、極上の笑みを浮かべた相馬が俺の腕に絡みついたまま、
ホームの階段を上がる。俺が困ったような表情をしているのを見て、さらに悪戯心を刺激され
たのだろうか、相馬は離れるどころかさらに密着の度合いを高めてきた。
 柔らかい何かが俺の腕に押しつけられる。
「……もう、待ち合わせ場所に着くのだが。離れることはできんのか、相馬」
 そんなことを、言い聞かせるように相馬に話しかけていると、
「田村くん。そういうの、嬉しいの?」
 傍らから声がする。
「いや、そのだな、―――――あ? ………ま、松澤っ」
 その微笑みが本心からなのか表面だけなのかは判らない。数ヶ月ぶりに出会った俺の彼女、
松澤小巻が――じっ、と俺と、俺に腕を絡みつける相馬広香を微笑みながら見つめていた。
「嬉しいの?」
「うっ……」
 松澤の、微笑みながらも表情の読めない瞳に見据えられ、蝦蟇の油のごとくとろーりとろりと
脂汗が背中を伝う。
「嬉しいに決まってるわよね、田村っ」
 俺を堕落の道へと誘惑する女悪魔が耳元で嬉しそうに囁く。俺はと言えば、ただひたすら脂
汗を流すのみだ。
 そんな俺たちの姿をじっ、と見つめていた松澤だったが、すっ、と相馬とは逆の俺の横に立つ
と、突然その腕を絡めてきた。松澤の身体が強く密着してくる。
「嬉しい?」
 とは、松澤の声だ。
「嬉しいんだと、いいな…」
 松澤の方を向き、辛うじて肯首することで何とか返答を試みる。伝わると良いのだが。
 密着してきた松澤からは、石鹸かなにか、そう言った素朴な良い匂いがする。反対側の相馬
の、さりげないコロンの香りもまた―――ああああっ! 俺は一体っ! 何を考えてっ!
 声も出せずに固まる俺を左右からがっちりと捕えたふたりの少女が、連行するかのように次
に乗るローカル線のホームへと足を進める。
 両側を固められ、ただ泡を食うだけの俺は、決めていた列車が何時来たのか、どんなところ
を通ったのか、そしていつ目的の駅に着いたのかさえ良く判らなかった、のだった。


 そうしてよく判らないままに現地の駅に辿り着いてしまって、俺はようやく我に返った。
 自分たちの感覚から言っても、いかにも田舎の駅、といった風情のそのロータリーにホテルの
送迎バスが待っている。
「あ、あそこのバスだ。と、とにかく、アレに乗ってしまおう」
 バスに乗る、ということを言い訳に――実際乗らなくてはならないのだが――、俺はこの雰囲
気を打破しようと試みる。功を奏するか否かは後の話にしても、とりあえずは、張り詰めた空気
が緩んだ。
「一番後ろに乗ろう」
 兎に角も、あの雰囲気の再燃は避けたい。最後尾のシートはバスの幅いっぱいのベンチだ
から、三人並んで座れる。こうすれば、俺の隣に松澤が居ても、相馬も俺の隣に座れるわけだ
から、少しは静かになるだろう。

855 :『田村麻呂さまが見てる』4/5:2008/02/13(水) 00:59:48 ID:U62Ei1FD
 バスの発車を待ちながらも、さっきは聞けなかったことを松澤に尋ねる。
「松澤と一緒に行けて本当に嬉しい。だがな、あの親父さんを…よく言いくるめたな……」
「んー…」
 きょとんとした表情でこちらを向いた松澤は、それでも特に言いにくいといった様子も無く、俺
に事の顛末を話してくれた。
「あのね、春休みに……ってお父さんに言いかけたら、詳しい話を聞く前に『田村君のことなら
ダメです』っていきなり言ったから、『お父さんなんてキライ』、って」
「え?」
 松澤とは思えない発言に少し面食らう。
「お父さん、なんだかその後、部屋に篭って出てこなかったんだけど、出てきてから、お願いが
あるんだけど、って言ったら、どんなことか言う前に『何でもオーケー、小巻の好きなことをした
ら良い』って」
 あの時は、あまりにもわざとらしく俺から松澤を隠すように帰っていったことには今でも悔しい
思いがわき起こるのだが、この言葉を聞いて、少しだけあのプロレスラー親父に同情した。しか
し、それ以上に松澤の決意に胸が熱くなる。
 いつに無く松澤は饒舌だ。
「うさぎは寂しがりやなんだよ、放っておかないでね、泣いちゃうよ。帰りたいって」
 そう言って、松澤は俺の目をじっと見つめた。
「松澤小巻は、田村くんのうさぎだから。……帰る場所も……」
「ま、松澤……っ!」
 聞いた瞬間、俺は松澤を抱きしめていた。なんて、なんて愛いやつ。ああ、俺、こいつの彼氏
で良かった、と胸に広がる熱い何かが、松澤を抱きしめた腕に力を込めさせる。
「田村君……」
 強引に抱きしめたわけではない。
 松澤の声も柔らかい。そして何より、松澤は女の子らしく柔らかくて、小さくて、良い匂いがし
た。俺のうなじに、松澤が顔を埋める。松澤からも近づいてきてくれるなんて。俺はますます感
動した。


856 :『田村麻呂さまが見てる』5/5:2008/02/13(水) 01:00:14 ID:U62Ei1FD
「―――うううう……っ」
 が、背後から突然、俺たちの間を裂くかのごとく、地獄の底から響くような呻き声が上がった。
「ああ、甘い、甘いわ、砂糖、食んでるみたい」
 その声に驚いて振り向くと、表情は一見恨めしそうながら、目じりを潤ませた相馬がこっちを
睨んでいた。
 その、泣きそうな表情には俺も思わずドキリ、とする。
 相馬が再び口を開いた。
「学校じゃ、あんなに優しくしてくれるのに……やっぱり、遊ばれてるんだあたしっ…」
「お、おい相馬、人聞きの悪いことをっ……」
 俺が相馬に反論をしようとすると、またも意外なところから声が出てきた。
「田村くん、優しいから。優しくしてあげるのは良いよ、でも、田村くん、私に一等賞、くれたんだ
から…」
 ど、どうした松澤? 口調は温和しくても、俺には猛烈に挑発的に聞こえるのですがっ?
 そして相馬にも、その台詞はその様に聞こえたらしい。目じりを潤ませながらも挑発を挑発で
返そうとする。
「ふーん、そ、そう。飼われちゃう宣言までしてるんだもん、よっぽど進んでるんでしょうね、当然、
き、キスくらい済んでるわよね」
 こ、この地獄からの使者はなんということを言い出すのだっ! 松澤が困っているではないかっ!
「あら? ひょっとして、まだなの?」
 相馬広香がにやり、と不敵に笑った。その表情を見て、俺の背中には怖気が走る。
 俺の怯えに気づいているのかあるいは無視しているのか、相馬はその一瞬の不敵な表情か
ら一変、恥ずかしげに頬を染めて口元に片手をやると、
「そっかー、じゃあ、あたしのはじめては……田村に、あげたけど、田村も、はじめてをあたしに
くれたんだあ……」
 俺のほうに向き直って、肩に抱きつきながらささやいた。
 なんですか相馬さんっ! その誤解を招くような物言いはっ! 俺、泣くよ?
 そんな俺の心の悲鳴も虚しく、相馬の台詞は続いて、
「田村のはじめてに、あたしのはじめてをあげられて、あたし、嬉しい」
 これを聞いた、俺の腕にすがりつくようにしていた松澤の腕の力が強くなる。
 しかし、それ以上反論をすることはなく、松澤は俺の腕を取ったままぴたりと俺に寄り添い、そ
れはホテルに付くまで続いた。
 まあ、その逆では相馬が同じことをしていたわけだが。
 つまるところ、ローカル線の中でそうだったように、俺は身動きすらままならないまま――まさ
に連行される、と言うのがふさわしい状態に陥っていたのだった。

857 :名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 01:02:28 ID:U62Ei1FD
>>828です。
前の続きを。なかなか話が進まないのを堪忍してください。
あと、レス数に混乱してなんかぐちゃぐちゃですがこれも勘弁してね。

858 :名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 01:04:17 ID:ekw4wFVF
リアルタイムGJ!
当日、相馬に黙って出て行くために早朝から出発しようとしたら何故か相馬が家の前にいたっていう解釈でいいの?

859 :名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 01:19:25 ID:0o2QIrVJ

さあいよいよガチンコ直接対決開始かw

860 :名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 03:42:11 ID:qeZ3LisL
修羅場キター!

861 :名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 12:07:45 ID:9cAMYZVI
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com

862 :保管庫”管理”人 ◆Dash///1.k :2008/02/14(木) 00:27:30 ID:z9f+SkPt
だいぶん時間が経ってしまい申し訳ありません。
保管庫を更新しました。

前スレですがどうやら鯖が変わったのか、リンク先を開こうとしてもエラーが出てしまいます。
http://sakura03.bbspink.com/ → http://yomi.bbspink.com/ 
どなたかログを持ってらっしゃる方はいませんか?

それと>>799
ここでアップされた画像2つは保管庫の方でも載せてもよろしいでしょうか?
よろしければご返事の方をお願いします。

863 :名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 01:26:18 ID:6cLAM/qf
>>862
ほいよ
http://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date70578.htm

あと、2つほどここに投下した職人が自サイトでも同じSSを掲載してるとこが有るんだけど、
そういう場合、保管事の兼ね合いってどうなるんかな?

864 :保管庫”管理”人 ◆Dash///1.k :2008/02/14(木) 02:19:25 ID:z9f+SkPt
>>863
ログ有難うございます。

作者様から保管庫でのSS掲載を取止める様に要望があれば
こちらもすぐにそのSSの公開を停止します。
あくまでもSSは投下した作者様自身の物ですので、その場合はいたしかないかと・・・


865 :名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 01:46:28 ID:Oi5iAbAP
「抱き締めなさいっ、慰めなさいっ、私を好きって言いなさいっ!
 ……それからキスも、して」

なぜか仕事用の手帳の隅に書きなぐってあったメモ。
だめっぽいので、竹刀を構えたすみれとブルマみのりんの待つタイガーレス道場にいってきまス

866 :名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 02:08:10 ID:EVoDTyRv
coccoのカウントダウンの歌詞と似てるな

867 :799:2008/02/18(月) 10:44:40 ID:kG4lEKgl
>>862
保管庫管理人様、更新おつかれさまです。
スカジャンを始め3つとも載せていただいてありがとうございました。

「台所の守護者」と「日本昔ばなし」を描いたのも自分です。
そちらもよろしければ掲載よろしくお願いします。

868 :名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 23:00:50 ID:DcASU45U
比較的オリジンを壊さずにえちぃに移行出来るシチュはないものか

869 :名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 00:55:25 ID:l5gebYlw
軽く怪我した竜児が保健室に行くと先生不在で代わりに二日酔いで苦しんでいる兄貴。
兄貴はゲロ吐いて制服を汚したので裸白衣。
適当に誤魔化せうんたらかんたら言っているうちに兄貴にベッドに連れ込まれ
揉みあっているうちに(性的な意味ではなく)白衣の胸元ボタンが弾け跳び乳

北村と竜児が××××菊×××挿×××

870 :名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 05:37:10 ID:LMpWkD0a
やっちゃんの初体験

871 :朝の風景:2008/02/21(木) 23:48:59 ID:lXUYj7b0
 始まりは、朝の教室。ホームルーム開始直前の慌しくも賑やかな喧騒のさなかで、ある男子生徒が
その異常を察知したことによる。彼は後に友に語った―「いや、なんかさ、手乗りタイガーがおかしくて…
なんつうか、不機嫌、いや、不機嫌なのはいつものことか。机に頬杖ついてさ、つまんなそうな顔してんのが
むしろ普通。なんか、一週間毎日違う髪形とかにして来そうな感じ?いや、違うか。ああ、それはどうでも
いいんだ。」本当にどうでもいいので彼の述懐を借りるのはやめておく。とにかく、彼は気付いた。
 「あれ、なんか…手乗りタイガー、弱ってね?」と。その言葉を受けて、彼と談笑していた別の男子生徒も
それに気付く。いつもは自由を謳歌するフリーダムタイガー、そこのけそこのけ虎が走るといった風情を醸す
その少女が、今朝は明らかに気分が悪そうな表情で机にもたれかかっている。
 
 「おいおい、どうなってんだ」「あの手乗りタイガーもあんなにぐでんぐでんになるのか」「あの日か?」
「おまえは黙ってろ」「最低…」「ぎゃあ」少女の様子が只事ではないような気がして、いつも仲良し2−Cの面々は
声を潜めて事態を見守る。音は立てるな。不自然な態度を悟られるな…彼らの対応はすでに堂に入ったもの。
唯一、春田の頭部に爽快な打撃音が鳴り響いた以外は、自然同然。いつもの朝の風景そのもの。
 
 「お、高須だ…」「高須が声をかけるぞ…」生徒たちの眼前では、手乗りタイガーなる少女―
逢坂大河がぐってりとよしかかっている机の主が着席し、「邪魔だ」とばかりに虎を追い払おうとする光景が
繰り広げられる。何気ない仕草だが、見守る生徒たちからしたらその行動は命知らずもいいところ。
長老から決して行ってはいかぬと申し付けられている神域に全身に蜜を塗りたくって踏み入るようなものだ。
しかし、それを可能とするのが彼、その机のマスターであるところの高須竜児、手乗りタイガーの相棒なのだ。
 「おい、なんか話してるぞ」「ひそひそ話だ…」「聞かれたくないことか?」「全然聞こえないぞ」「誰か探ってこいよ」
手乗りタイガーと高須竜児が時折このようなひそひそ話に耽るのを見て見ぬ振りする情けが2−Cの面々にもあった。
情けはあるが好奇心もある。お年頃だから。故に、彼らは偵察役を立て二人の会話を探らんとする。
幸い、近くの席の女子生徒たちが自然に…出来る限り自然に着席することに成功した。
彼女らは可能な限り聞き耳を立て、メモをとることに勤める。
 
 「きもちわるい…」
 本当に、弱った、か細い声だった。どうやら、手乗りタイガーはよっぽど苦しんでいるようだった。
 あまりにか細いので、近くの席に座っていても全ては聞き取れない。
 「おおう、どうした?あ…まさか……………………」
 あまりに辛そうな大河の様子に、竜児も心配なようだ。机の上を占拠するのも非難せず、静かな声をかける。
 周りに聞かれたくないのか、彼もまたその声を小さくしてしまう。偵察役の女子生徒たちが神経を集中させる。

 「うん………できちゃったみたい…………」

 ゲホッホおお、と、得意のデビルイヤーを発揮していた女生徒が、カモフラ代わりに口にしていたイチゴ大福を思いっきり吐き出した。
隣の女生徒も飲んでいた野菜ジュースが変な所に入ったのかげほおげほおと余り可愛らしくない音を立てている。
あまりのことに、偵察役以外の生徒たちが彼女らに近寄ってきて、状況の説明を求める。
デビルイヤー少女が速攻で携帯電話のメモ欄に数文字の言葉を打ち込み、このお方をどなたと心得るなポーズで彼らに見せ付ける。
それを見た生徒たちも動揺し、突如ランダバを踊り狂ったり、溢れる混乱をボディランゲージで表現してみせる。
そういった馬鹿どもを無視して、偵察役たちは引き続き任務に集中。

 「やっぱりか……………最近は………毎日…だったし……悪りぃな……」
 「ううん…私だって…………好きだし………後悔してないよ……………」
 きゃああっ、と少女漫画かケータイ小説のようなイベントを目撃して興奮したのか、偵察役3号が黄色い声を出す。
竜児と大河の会話の前に、彼女は討ち倒れたのだ。他の偵察少女隊の面々が彼女の行動を非難し、睨もうとした、
が、出来ない。彼女たちとて限界ギリギリなのだから。

 「そうか…でも、高校生で………………ってのは、やばいんじゃねえか?」
 「だいじょぶ………………」
 …なにが大丈夫なものか。やばいに決まってる、と思わず偵察役1号がボソリ。ううん、愛があるならこういうのも
アリなんじゃないと2号がボソリ。

872 :朝の風景:2008/02/21(木) 23:51:55 ID:lXUYj7b0
 「そうだな……で…………………いつからだ………?…」
 「…………多分……………三ヶ月前………から………………」
 「………………やっぱり………………」
 え、三ヶ月前って「私のだあ事件」の頃じゃない!?と復活した偵察役3号、何々、それってそういう意味だったの!?と
全然関係ない女子生徒…既に、周囲には事態の重大さを察知した他の生徒たちも集まっている。

 「………………責任………………取ってくれる?」
 きたきたきたきたあお約束!、と、もはや自然な様子をゲシュタルト崩壊させて生徒たちが盛り上がる。
 「おう………………」
 「うん、ありがと」
 自然な表情で返答し、水筒のお茶を手渡す竜児。それを受け取り、今までの気分悪そうな表情が少しばかり
明るくなる大河…見守る生徒たちは、一つのハッピーエンドの瞬間に立ち会ったような表情で立ち尽くすしかなかった。

 「とりあえず………………病院行った方がいいよなあ………………子供のためにも」
 「……………将来のためにも…ね……………ああ、学校どうしよ………………………………」
 再び俯く大河。現実の難しさを噛み締めているのか―おそらく、二人の前には茨の道が立ち塞がるのだろう、
それを愛だけを武器に突き進んでいかなければいけないのだ…だが―見守るクラスメイトたちは信じている、
二人が自分たちの思いを貫き通すだろう事を。そして、自分たちのなすべきことは影ながらクラスメイトを
応援していくことなのだ。その第一歩として、まずは「タイガーだけに退学って!あははあははははは」と
自分で自分の言葉が面白くてたまらないのか、愉快そうに笑う馬鹿野郎の頭頂部に、
友の拳によるセカンドインパクトを起こしてやる。ああ友情よ永遠なれ。

 この日の休み時間、竜児と大河のもとに、二人の共通の親友である櫛枝実野里女史による非常に深刻な
説教&アドバイスがもたらされたことによって、いよいよ事態は混乱の極みに達し、大河が屋上に胃の中のものを
根こそぎブチ撒けることになるのだが、それは別の話。ちなみに、クラスのアイドル川嶋亜美ちゃんはこの事態を
当初から「くっだらねえ」と無視しておられた。
 

 で、くっだらねえ解答篇はこちら
 
 「『きもちわるい』。頭痛い…吐きそう…」
 「『おおう、どうした?『あ…まさか』昨夜も泰子に付き合って朝まで酒飲んでたのか?」
 「『うん。』二日酔いのまま『で、来ちゃったみたい…』うう、吐きそう…」
 「『やっぱりか…まあ、』康子も『最近は』大変だしな。『毎日』残業『だったし』。朝に帰ってきてから寝る前に
少し愚痴吐きたいみたいなんだ『悪りぃな…』」
 「『ううん…私だって』やっちゃんとお酒飲むの『好きだし』おいしいお土産も食べれるし『後悔してないよ』…でも、きもちわる…」
 「『そうか…でも、高校生で』毎朝酒飲んでから登校『ってのは、やばいんじゃねえか?』」
 「『だいじょぶ』平気。むしろやっちゃんのが心配じゃないの?」
 「『そうだな』ヨレヨレ『で』帰ってきてすぐに酒飲むんだからな。見てて、「こ『いつ、身体』壊すんじゃねえだろうな『?』」とか思うぞ」
 「ま、そこはやっちゃんもプロだし、『多分』大丈夫でしょ。寝る前にちょっと飲んだ方が気持ちよく起きれるって言ってたし。
むしろ、愚痴の内容のが大丈夫じゃないわよね…ナントカっておっさんが『三ヶ月前』に出てった息子が事故で入院したとか、
嫌な話ばっか。帰ってきて『から』飲みたくなるのもわかるわ」
 「ああ、ありゃ『やっぱり』きついよなあ」
 「なんか助言しようにも『責任』ありそうだし、やっちゃんも大変だわ…あ、水かなんかあったら『取ってくれる?』」
 「『おう』、ウーロン茶飲んでとっととアルコール追い出しとけ。先生にバレたらやばいぞ」
 「『うん、ありがと』」
 「『とりあえず』、佐々木のおっさんは、息子が入院してる『病院行った方がいいよなあ』。勘当したとはいえ、
そっちのが『子供のためにも』なるだろうに」
 「ま、どうでもいいけど、そっちのがおっさんの暗そうな『将来のためにも』いいでしょう『ね』…
うう、んなことどうでもいいわ。やばい、気持ち悪すぎる。『ああ、学校どうしよ』。サボっちゃおうかな」
 「おいおい、櫛枝が怒るぞ。ほら、向こうからなんかこっちを睨んでるし」
 「あ、本当だ。どうしたんだろ、みのりん」

873 :名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 01:18:32 ID:AUSF3fUi
>>871-872
GJ!
というか最近マジ過疎ってねえ?!

874 :名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 08:25:52 ID:QJ656tlQ
GJ!

875 :名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 09:59:14 ID:V8KmMMqI


まあ最近のみのりんやばかちーなら違う反応になりそうな気もしないではないがw

876 :名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 17:23:59 ID:4UOWDl4O
とりあえず新刊決まったしマターリとやりましょうや(´∀`)

877 :名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 18:19:35 ID:3L3qxsyP
まさか4月とは…もっと遅くなるものかとw
さて誰が最初にデレるのか…

878 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 06:30:40 ID:31PzET2P
たかすくんはちゃんと自己処理してるのでしょうか

879 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 09:42:50 ID:xzcGhW+W
女性の描くキャラだけあって、そういうところはあんまり想像つかないよな。
他の男子もなんだかんだいってサワヤカ。
文化祭でおばけ屋敷とか、ホントは男子が乗り気なんだよな。
外部の女性客やらを相手にソフト痴漢行為(どういっても痴漢は痴漢なのだが
場の雰囲気で大事にならないだけで)にはしる層のせいで


880 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 18:38:54 ID:DTVh5Lwv
>>878
大河から返してもらったマフラーで、ちょうど誰もいないときに…

という電波を受信した。誰か書いてくれw

881 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 22:42:58 ID:fdRcLxUg
おかずもみのりん一筋なのか
それとも好きな娘は使いづらくてばかちーあたりをネタにしてるのか(ry

882 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 23:28:25 ID:KL8MH7NB
驚いたわ竜児
あれだけみのりんLOVEを公言しておきながら
まさか二次元でしかぬけないなんてね・・・

883 :名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 23:44:34 ID:LYnbBmR+
春田「高須、お前って何をおかずに自己処理してんの?」
太陽犬虎「!?」
能登「おい、変なこと聞くなよ」
竜児「おかず? 今日は給料日だから奮発してステーキにするつもりだが」

みのりん「たたた、たかすきゅん!?」
ばかちー「……ばっかみてぇ」
大河「やたっ!今夜はステーキ!」

884 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 00:03:07 ID:fdRcLxUg
大河wwww反応するのはそこかよww

885 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 02:21:56 ID:aiPzbmgX
>>881
ばかちーで妄想すると、甘い喘ぎ声じゃなくて罵詈雑言ばかりが浮かんできて
俺みたいな変態じゃない限り途中で萎えそうだ
大河は・・・なんか、終了後、みのりん使用以上の凄まじい罪悪感が襲ってきそうだ

886 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 04:48:27 ID:FbyjTWFO
・・・やっちゃn(r

887 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 06:58:30 ID:0q1DTQmG
大河使うのも違う意味で変態なようなw

888 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 07:50:06 ID:hjrGdkdE
>>883
思わず「ステーキプレイ」なるド変態行為を思い浮かべた。

889 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 11:41:42 ID:iTzygY6N
このスレ人いたのかwww


みのりんは恐れ多くて使えない
大河は性の対象認識外

やはりここはバカチーだろう

890 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 12:45:21 ID:N6ffnUuO
知り合いをオカズに出来ないような人格のような気がする
そして、エロ本が見つかり、付き合ってもいないのに三者の機嫌を悪くしそうだ(エロ本に嫉妬)

891 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 16:40:30 ID:fc4dhQXC
やっちゃんには何処にどういう本を隠しているのか、いつ耽っているのかバレバレだろうな…
むしろなんかアドバイスしてくれそうで困る

892 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 21:48:58 ID:KT2CdB+V
意外と麻耶……って水着観察の時にギャル系は嫌いと名言してたか。やっぱばかちー?

893 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 22:48:38 ID:0q1DTQmG
まあばかちーなら少なくとも(竜児脳内での)キャラ的に
あんま罪悪感感じずに使えそうではあるw

894 :名無しさん@ピンキー:2008/02/25(月) 23:21:52 ID:vM1wUlpe
賢者タイムになってから落ち込みそうだけどな

895 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 01:55:31 ID:9nW5nAZh
つかばかちーだと思ってる人は具体的にどういう妄想でしてると思ってるわけ?

いつものちょっかいの延長線上でそのまま火がついちゃったばかちーに押し倒されるってシチュで妄想、なのか
それとも竜が男を舐めるなって攻守逆転したシチュで妄想してると思ってるのかw

896 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 01:56:31 ID:r+zqreZs
グラビアでも見ながらシてそのまま後悔、みたいな感じ

897 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 02:02:15 ID:cgZV9O0E
まあ、やっぱ普通にエロ本とかだろうな


そして、一仕事終えてから、ふと横を見るとカーテンを閉め忘れているのに気付いて…

898 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 02:03:58 ID:S/+Op81Z
竜児は誰かで妄想とかは考えず、普通に寝ているときに夢の中で
妙に素直なばかちーが迫ってきて目覚めると……という系統だろ。

と考えたけれど竜児は別荘話やママ餓死爆発でトリップしていたのを思い出した

899 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 18:42:10 ID:KcIh0d+V
家のどこかに秘密の隠し場所とかありそうだな。
しかし厳しい家計でやりくりしてるから、エロ本とかグラビアとかはあんま買ってないかも。
……やっぱ妄想発電かな。

900 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 19:02:57 ID:iwabenOk
>>899
春田や能登から回してもらっているということもあるのでは?
学校で貸してもらおうとしてる時にばかちーあたりに見つかって……。

901 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 21:12:43 ID:Bh+Bmlns
>>897
窓の向こう側のお隣さんもこちらを覗いていけない遊びに興じていたという展開
で一つ頼む

902 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 21:24:08 ID:S/+Op81Z
そして、一仕事(調理)終えてから、ふと横を見るとカーテンを閉め忘れているのに気付いて…

窓の向こう側のお隣さんもこちらを覗いていけない火遊び(調理)に興じていたという展開

マンション炎上。巻き添えで借家も炎上

竜児は北村・みのりん・亜美のうち誰かの家で世話になることになり……

903 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 21:47:17 ID:9nW5nAZh
普通に北村んちだろ
家出した時の協定まで結んでるぐらいなんだから

904 :名無しさん@ピンキー:2008/02/26(火) 23:00:48 ID:uy33Bgg2
>>903
いやいや、他二人が何らかの圧力を加えるかもしれない

905 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 07:31:37 ID:vgOuhd75
>>902
やっちゃんと大河はどうなるんだ…

906 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 11:30:41 ID:a0FTEVFB
>>905
大河はほら、おとうさんがいるだろ?

907 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 15:14:38 ID:ZA8MoFIg
>>906
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

908 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 15:18:31 ID:FFVkkrPs
むしろ、竜児×大河父展開で

909 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 19:59:03 ID:dAkoP/6n
俺的には竜児VS大河父の方が…

910 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 21:31:59 ID:2wpJd20B
「VS」だったはずが気が付いたら「×」になってるのはよくあること(ry

911 :名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 22:54:02 ID:o30ASL3U
「竜児くん、私は惨めさのあまり死んでしまいたい気分だ…ああ、私は…なんて愚かな男だったんだ…」
「ああ、間違いねえ。あんたみたいな最低野郎は見たことないぜ」
「君に殴られて初めてわかったよ…本当に大切なものが何か…私は男である前に、父なのだと…」
「俺も、初めて人を殴って…わかった。あんたがどんな男であっても…やっぱり、あんたは大河の
父親なんだって…拳の表面で感じたんだ、これが親父の感触なんだ、って…」
「君が息子であったならば、私ももっと早く気付けていたかもしれないな…会社は隠居すると言って
やめたし、あの女とは無理矢理別れて来た。君たちに喜んで我が家を貸し出そう。好きなように使ってくれたまえ」
「で、でもよ、本当の家族でもないのに、それはいくらなんでも悪いぜ」
「いや、大河に聞いたよ。君は行く当てもなかった、友人ですらなかった大河を家族同然に扱ってくれたんだ
君は私の誇りだ。魂の繋がった真の家族だよ。もし良ければ…父と呼んでくれ」
「お、お父さん・・・!」
「む、息子よ・・・!」
そして激しく抱き合う馬鹿二人に炸裂する虎の木刀

912 :名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 11:40:03 ID:8AUDMEkS
女性の身体を洗い、マッサージをする仕事になります。
射精の瞬間を見たいという要望も多数あります。
fukugyouinfom@yahoo.co.jp

913 :名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 19:20:33 ID:zMDQ1Eqr
>>912を見ようとした瞬間、ヤンデレ化したまっちゃんか相馬に(性的含む)マッサージされる田村

914 :名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 20:38:24 ID:aNbduaTr
「シクシクごめんまっちゃん俺汚されちゃった…」
「気持ちよかったぜ」

915 :名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 22:58:46 ID:RHbIZpR4
最近の流れを横目で見つつ、てきとうに拾ってきた画像で処理していたら、
机の脇に置いてあった大河のフィギュアと目が合った。

悲しい顔じゃった

916 :名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 07:41:19 ID:T9YCt87M
>>915
イ`。
強く生きろ泣くんじやない。

917 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 00:29:16 ID:CMV+UU8c
1巻表紙のやつなら、ちょうど顔の下に両手のひらを合わせているから、虎をよけてぶっかk

918 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:58:30 ID:Wk8h1aOn
田村麻呂さまの続きに期待

919 :828:2008/03/01(土) 07:48:10 ID:LKuvhlgm
うっ……

920 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 10:54:15 ID:QvfVsSd7
マンボっ!

921 :名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 18:24:25 ID:0AbjwpLS
そーいや漫画版ってどうなん?

922 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 00:14:26 ID:mhzr7aQC
アニメイト限定版と通常を買ったが、まだ読んでない

923 :名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 21:12:58 ID:mSf3NUYh
本スレでエロパロみたいなことやってるな・・・

924 :名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 19:05:48 ID:3bO7FtRv
やあ。一応書いてみたんだが・・・サブキャラなんだ。
今までの作品見た感じで聞くけど、ここに載せて平気?

925 :名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 19:10:44 ID:xu1vBgRl
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   wktk
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

926 :名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 21:55:19 ID:QbTkHoTI
大河「竜児が受けに決まってるでしょ!ばかちーはほんとばかちーなんだから」
亜美「はあ?どう考えても祐作が受けじゃない…馬鹿なのはあんたよタイガー」
竜児「……何をやってるんだあいつらは」
みの「ごめんね高須くん…何度も話を軌道修正しようとしたんだけどあの二人止まらなくて」
竜児「い、いや…俺としては櫛枝さえわかってくれてればあとはまあ割とどうでもい」
みの「高須くんは能登くんとだもんね。全く二人とも受け攻め以前にカップリングが間違ってるって何度も言ったのに」
竜児「…はい?」
みの「北村くんは男子ソフト部にちゃんとした相手がいるんだよ。女子ソフト部ではこれ常識」
竜児「うわぁぁぁぁぁん!櫛枝だけはまともだと信じてたのに!」(泣きながら走り去る)
みの「……だから言ったじゃん。高須くん私のことすごくイイモンだと思ってるって…」

927 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:45:53 ID:Yh9XxbOD
ウホッいい裸族

928 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 00:52:24 ID:RuS28t3w
兄貴「ふむ・・・しかし、それでは幸太の立場がないぞ。あいつは既に北村なしでは生きていけない体のはず…」
巨乳「幸太くんは庶務先輩の暖かい言葉と肉体に慰められるんだよ、お姉ちゃん」

929 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 10:13:12 ID:Yh9XxbOD
鹿多「田村くんでBL?…う〜ん、やっぱ小森くんか橋本くんかな」
相馬「何言ってんのあの二人はどう見てもデキてるじゃない!田村の入れる隙なんてないわよ」
鹿多「確かにそう言われれば…でもそれなら田村くんの相手は?まさか時宗とかブッ飛んだこと言い出すんじゃないよね」
相馬「まさか!あれは田村の片想い、所詮は実らぬ恋よ」
鹿多「いや片想いとかそういう問題じゃ…で結局誰だと思うわけ?」
相馬「そんなの決まってるじゃない!田村先生よ!!」
鹿多「……それって田村くんのお兄さん?相馬のカテキョやってたっていう」
相馬「そうよ!勿論田村が攻めね。クールで知的そうな眼鏡キャラが実はヘタレ受けとか凄くそそるじゃない!」
鹿多「それなら橋本くんでいいじゃない…つか近親モノとかさすがにハードルが高すぎて」
相馬「そんなこと言っても橋本は小森とデキてるんだからしょうがないじゃない!」
鹿多「なら三人で」
相馬「……つまり3Pってこと?ごめん、あたしにはそっちの方がハードル高い」
鹿多「そうかなぁ?せっかく入れる部分と入れられる部分があるんだからこう、数珠繋ぎになって」
相馬「それがイヤなの!リバですらあんま好きじゃないのに受け攻め同時になんて邪道もいいとこよ!!」
松澤「あの…」
鹿多「ああごめん二人だけで熱くなっちゃって…松澤さん、だよね?」
松澤「あ、はい…えと、田村くんと仲良い男子なら高浦くんが」
相馬「高浦って、あーあのヤジウマ男か…なるほど、それは盲点だったわ。あいつとなら田村の方が受けね」
鹿多「…てか誰それ?」
相馬「あそっか知らないんだよね…田村の中学時代の」
松澤「で、でも!」
馬&鹿「「…?」」
松澤「でも、田村くん普通に女の子が、好き…」
相馬「……そんなの言われなくてもわかってるわよ」
鹿多「そうそう、お遊びの妄想と割り切って楽しむというか」
松澤「わたしのこと、いっぱい可愛がってくれるし…」
馬&鹿「「!!!」」
松澤「たまにしか会えないから、会えた時は本当に凄くて……えへへ」
相馬「……きゅう(バタン)」
鹿多「ちょ、相馬大丈夫!?気を確かに!」
松澤「…だから妄想の中の男子でも田村くんは渡さない」
鹿多「はあ…どうもごちそうさまです」

930 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 14:53:52 ID:tmb3renR
GJなのはいいとしてそろそろ次スレなわけだが。

931 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 17:04:16 ID:KLsjmKOU
『大河の一滴』って何かエロイですよね

932 :名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 21:49:38 ID:xPRp2nD8
次スレのタイトルを文字数制限内に収めるとすればこんな感じか。
【田村くん】竹宮ゆゆこ 3皿目【とらドラ!】

とりあえずこのペースだと970くらいで次スレよろ。

933 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 00:34:47 ID:/jrTrKt7
>>932
そうだな。
今のスレタイはステルス機能を持ってるから変更した方がいい。
しかし、過疎が激しいな。
SSまーだー?

934 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:16:40 ID:qE/2dqV6
スレタイ変更には同意だが、ステルスだのなんだのと騒ぐ粘着がウザいな。
別にスレタイに作品名入れなくてもそんなに困らないと思うが。

935 :名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:20:01 ID:3K2+QRHM
作者名単体のスレの方が珍しいだろう、実際の話。

936 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 00:37:20 ID:Ykvihizl
質問
このスレ的には無理矢理ヤっちゃう・ヤられちゃう作品はアリなの?
要はリンカーン描写はありでおkなのかって事ね

937 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:03:02 ID:f4zI0hXc
あまり好まれはしないだろうけれどダメな事はないと思う。
気になるならNG指定しておいてくれとでも言っておけば

ただ大河みのりんばかちーに無理矢理汚される竜児や
松澤相馬伊欧に無理矢理汚される田村というシチュなら大歓迎

938 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:06:24 ID:UcGpgyun
輪姦ってそっちかよw

939 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:11:49 ID:Pr1sDm3N
竜児能登春田にムリヤリ汚される裸族は?

940 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:18:05 ID:91UxV33Z
でももうすぐスレが埋まるから、実験的な作品を投下するのは今が一番いいと思う。

941 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 01:19:12 ID:Ykvihizl
保管庫を見る限りは和姦ばかりだから空気読んでそっちにするか
次スレまでどんぐらいだろ? さっさと書くわ

942 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 12:50:38 ID:mknUU6MD
>>941までで414kB

943 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 12:51:30 ID:gkK3H59u
【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
http://idol1.jpger.info/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_2.shtml
http://idol1.jpger.info/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_1.shtml
http://idol1.jpger.info/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63187.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
http://idol1.jpger.info/page97.php?tid=13/2008-2-9/63186_2.shtml

02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
http://idol1.jpger.info/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63185.shtml

944 :『田村麻呂さまが見てる』:2008/03/06(木) 23:33:23 ID:nneca46+
 フロントで受付を終えた俺たちの前を、仲居さんが荷物を載せたカートを押して進む。
 フロントの社員もそうなのだが、この仲居さんもどうしてそんなに生暖かい視線を俺に向けるので
すか。いや、判っているのだが。言わせて欲しいのだ。これくらいは。
 自問自答をしているうちに、部屋へと辿り着く。
「やーん、おすすめの部屋だけあるわね、素敵な部屋だよ田村?」
 相馬がはしゃぐような声で俺の背中を押す。上座の座椅子に押し込まれる俺を生暖かい目で見
ながらお茶を淹れた仲居さんが、ごゆっくり、と言いながら去っていった。
 真横にピッタリとくっついた相馬が、俺の目の前に湯飲みを引っ張りながら指を指す。
「あれが一番の目玉なの! 部屋つき露天風呂! 背中、流したげるね!!」
「ぶほあっ!!」
 指さした先に、大きな陶器の湯船が見えた。そんな部屋だったか? しかも、目隠しはあるにはあ
るが、基本的には丸見えではないか! 俺は、飲みかけていた煎茶を盛大に吹き出した。
「ちょ、ちょっと待て! 温泉宿にはしたがそんなことは――」
 そう言いかけた俺を、相馬が横から冷たい目で覗き込んできた。
「一緒に決めたのに。何にも聞いてなかったの? 信じらんない」
「いや、あのな、アレでは丸見え――」
 慌てて言い訳をしようとして、何か的はずれなことを言ったような気がする……が、相馬からすれ
ばそれで良かったらしい。にっ、と何かを企むような表情になって――それがまた嬉しそうに見えて、
しかもえらく可愛いのは反則だと俺は言いたい――俺の耳元に囁く。
「田村だったら、覗いても良いよ? それとも、一緒に入る?」



 ―――かぽーん。
 このかぽーんは一体何の音なのだろうか。とにかく、露天風呂というと必ず入る効果音のような
気がするが、まあ、いい。
 湯ノ花が舞う、少し厚めの湯はすこしぬるっとした感触で、いかにも温泉といった風情だ。
 湯の感触を楽しみながら、目の前に浮かんだ盆に手を伸ばす。
 と、俺の掴んだ猪口の横から白い手が伸び、
「お酒とあたし、どっちが美味しいと思う?」
 湯気よりも熱い吐息が俺の耳を擽った。
 片手で徳利を傾けながら、俺の真横で湯に浸かっていたもう一人が、艶めかしく俺に寄り添う。
「ねえ、どっち?」
 振り向いた先には、湯か酒か、それとも別の何かに酔っているのか、肌を火照らせた相馬が俺に
肌を寄せて―――



「あきゃああああああああああああああ!!!!」
 あまりといえばあまりな妄想に、俺は畳の上をのたうち回った。しかも、なぜ、なぜ相馬が!?
「きゃっ、た、田村、ど、どうしたの?」
「田村くん?」
 我に返った俺を見下ろす松澤と相馬。いかん。どうして脂汗が滲むのだろうか。
「は、ははは、すまん。唐突に新たなトラウマが蘇ってな」
 起きあがりつつ、二人の視線から目を逸らす。どんな目で俺を見ているのか、確かめられるわけ
がないだろう?
 そうして脂汗を垂らす俺に救いの手を差し伸べたのは。
「長旅で、疲れたんだよ。せっかくあそこにお風呂もあるんだし、掛け流しって書いてあるし、田村くん、入ってきたら? 私たちは、荷物とか、片付けてるから」
 松澤だった。振り向いた俺に奇異の目を向けることもなく、にっこり笑って俺を見つめる。
「ね?」
 嬉しいぞまっちゃん、旦那を立てる良妻ぶり、俺の目も源泉掛け流しになりそうです。
「そ、そうね、そうしなさいよ。朝、早かったし」
 相馬がその後を追う。この際、誰の意図とかそう言うことは目をつぶってしまおう。すまん、とふた
りに声を掛けて、俺はそそくさと風呂へ移動したのだった。
 目隠しの障子を閉めてな。

945 :『田村麻呂さまが見てる』:2008/03/06(木) 23:34:54 ID:nneca46+
 
「はああ、生き返る…」
 こういうと何だが、実際かなり疲れていたらしい。合流してからのあの雰囲気は、あー……、思い
出したい状況ではない。正直、神経が持たん。
 まったく、こういうときは風呂に限る。こればっかりは部屋に露天が着いているのを無理やり選ん
だ相馬に感謝せんと。そして何より、まず風呂で一息ついたらと言ってくれた松澤にな。
 窓から見える山も、新緑には若干早いがまあ、自然を堪能するには悪くない。
 と、
 きい…と、背後で物音。振り向こうとして、
「やっ、こっち向いちゃ、だめ」
 松澤の声だった。
「へ? ま、松澤?」
「む、向こう向いてて」
 ひたひたと、裸足の足音がする。……と、言うことは…?
(い、いかん、そんなはずはっ!)
 と、俺の頭の中を邪な考えが埋め尽くそうとするのを耐えていると、こと、と木桶を拾う音がして、
「少し、向こうへ詰めて? あ、こっち、向いちゃだめだからね」
 すぐ背後から松澤の声が聞こえた。
 頭に急速に血が上るのを感じながらも、ざばざばと音を立てて陶器の風呂桶の中を前方ににじり
寄った。にじり寄ってすぐ、背後でざあ、と湯を掛ける音がして、誰か――松澤以外にありえないの
だが――が、湯船に入ってくる気配がした。
 掛け流しと紹介されていた湯船の湯が溢れてこぼれる。
 そして、俺の両肩に小さな手が乗り、
 ふにゅ、と背中に柔らかいものが当たる感触。こ、これは…っ!
「相馬さん、送迎バスに荷物忘れちゃったんだって」
 耳元に送り込まれる松澤の声。
「えへ…田村くんの背中、やっぱり、おっきい…」
 婦、婦女子がなんと言うことをっ! と、いつだっかかのようなことを思いつつも、背に感じる松澤
の――あー、その、やわらかい感触と、松澤小巻の行動とも思えぬその大胆さに、俺の頭の中は
真っ白になりかけてた。
 肩に置かれていた松澤の手が、俺の脇をくぐって胸元に回る。それに合わせてさらに密着度が上
がった。
「一緒に入っちゃ、ダメだった?」
「い、いや、この田村雪貞、光栄の極みでありますっ」
 くすり、と笑う松澤の小さな声が聞こえた。
 少し熱めの湯なのに、松澤の体温を強く感じる。心臓が強烈に早鐘を打ち出した。
「田村くん、ドキドキしてるね……」
「こ、この状況にドキドキしない男子は居りませんっ!」
 いや、血流が激しくなっているのは心臓だけではないのだが、それは…言えん。
(やあやあ我こそは田村雪貞が長子、小田村雪貞――)
 ええい、だからおとなしくしとれと言うのに俺の息子ッ!
「でもね、わたしも……ドキドキしてるんだよ、判る?」
 そう言って、松澤の腕が少し力を強めた。さらに強く、お互いの身体が密着する。
「ねえ、田村くん、目、閉じて、横向いて?」
 松澤が耳元でささやく。
 今の俺に、松澤の言うことに逆らうだけの意志力は存在しない。言うとおりに目を閉じて、横を向
いた。
 と、密着していた背中の感触が離れ、ざば、と湯の音がしたかと思うと、

 唇に柔らかい感触が触れた。


946 :『田村麻呂さまが見てる』:2008/03/06(木) 23:35:57 ID:nneca46+
 驚いて一瞬目を開いてしまい、目の中に飛び込んできた大写しになった松澤の顔と、その向こう
の一面の肌色に、俺は慌てて目を閉じ直した。
 ――今のこの感触は、紛れもなく、松澤小巻の唇……!
 しばらくして、その唇の柔らかい感触が離れると、背中に吸い付くような感触が帰ってきた。
「田村くん、あのね、ごめんね……」
 ぼそりと、松澤の声。
「ごめん、って、何が、ごめん…?」
「でもね、私は、初めてだから……」
 ま、松澤…っ! 何という…! いいんだ、アレは事故というか、そう、逆レイプだったのだから。で
も、気持ちよかったくせに――という脳内の悪魔の声は黙殺する。
「あ、いや、松澤? 謝るのは、俺じゃないか…。それでも、すごく、うれしいよ俺…」
 あの柔らかな感触に、俺の全神経が歓びに打ち震えているのは紛れもない真実なのだ。
 俺の肩に乗せられた松澤の小さな手を、ぎゅっ、と握る。
 一瞬、俺の背中にぴくりと驚いたような感触が伝わってきたが、それは本当に一瞬で、すっ、と力
を抜いた松澤が俺にもたれかかってきた。
 言葉など要らない、というのはこういう状況のことを言うのだろう、と、その心地よい沈黙に浸って
いたそのとき―――

「ああああっ! たっ、田村、あたしがいないどさくさに紛れてなにしてんのよっ!」
 忘れ物を取りに行っていたという、相馬広香の叫び声が聞こえた。
「なによなによなによっ! あ、あたしだって……っ!!」
 後ろを振り向いたらしい松澤が、俺を背後からぎゅっ、と抱きしめた。そのために後ろを振り向い
たりはできない。
 しかし、背後から聞こえるこの音は、間違いない、衣擦れの音……っ! まさか!?
 それから小さな足音がして、
「あたしも田村と入るっ!」
 そのまさか、相馬がこっちに向かって半ば駆け寄るような裸足の足音がした。
「やっ、だめ……」
「ダメじゃないもんっ!」
 松澤の抵抗の言葉も虚しく、湯船からもう一人分の湯が溢れてこぼれ出す。同時に俺の腕に強く
当たる、柔らかな――ボリュームと張りを兼ね備えた、柔らかな感触。ちょ、これはまずい、いやまじ
で!
 俺は慌てて目を閉じた。が、目を閉じたがために、腕に、背中に当たる二人の感触がさらに強く
感じられてしまう。それでも、目は開けられない。


947 :『田村麻呂さまが見てる』:2008/03/06(木) 23:36:30 ID:nneca46+
 開ければ大変なことになる。しかし、閉じた目の中でも、
『やあやあ我こそは田村雪貞が一子、小田村雪貞なり! この黒金作りの太槍に討ち果たされた
いものは進み出よっ!』
 緋色縅も凛々しい騎馬武者姿の、デフォルメされた俺が戦場で立ち名乗りを上げていた。
 要するに、あれだ、そういうことだ。
 周囲では湯が跳ねる水音がする。
「たっ、田村君は私の彼氏なんだもんっ」
 うれしいぞ松澤。お前がそんなにはっきりとそう言ってくれるとは。
 しかしまっちゃん、その、あのですね、あなたのその――いろんなところが当たるわけですよ。ぐっ
と押し付けられたり当たるか当たらないかだったりして、その、先っちょとかも判ったりして――
「だからって、諦めなきゃならないの? あたしだって、田村が好きなのっ」
 いいか相馬、お前の気持ちは知っている。普段の好意も感謝している。
 だが、俺には松澤小巻という彼女が居てだな、そ、それより、けっこう大きいんだな相馬――いや
いやいや、いかん、あっ、そんなに柔らかくて張りのあるのを押し付けられてはっ!
 そういうわけで、目を開ければ肌色が視界を舞い踊ることになる。いや、だから、そのだな、
「はうっ」
 い、いまどなたの手が当たったのですかっ?
「あっ…」
 ま、松澤?
「田村君……すごい、硬くなって――」
 きゃー。
 い、言うな、言わないで松澤っ。それは男の生理という奴で、
「ちょっと松澤さん、どさくさにまぎれてずるいっ」
 へ?そ、相馬、今何と?
「相馬さんはだめっ」
 小田村雪貞――要するに血流の集中した下半身のあるポイント――に、
 二人の指が絡みついてきた。
『俺の強さに恐れをなしたか臆病者め――ぬ、ぬお、二人がかりとは卑怯なりっ』
 思わず目が開く。目を開けばもちろん視界に飛び込んでくるものがあるわけで。
 ああ、相馬、お前のスタイルは完璧だ。お湯で火照ったその肌などもうたまりません。
 松澤。カモシカのように引き締まっていながら、その柔らかさは反則だ。
「くはっ」
 そうしておれは、湯船の中から一筋の真っ赤なしぶきを上げる間欠泉となって、意識を失ったの
だった。


948 :828:2008/03/06(木) 23:38:42 ID:nneca46+
828です。
いい加減間も開いちゃったので、本当はもうちょっと分量行きたかったけど前の続きを。
短くてごめん。

>>918
ご期待に添えたでしょうか。

>>920
あいしてるぜベイベ。

949 :名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 23:40:48 ID:K6fMewQU
>>948
リアルタイム&一番槍GJ!!!
田村の流されっぷりがすごいですね
これで目が覚めたときどうなることやら…

950 :828:2008/03/06(木) 23:42:47 ID:nneca46+
改行ミスってるカッコワルイ…

::::::::::.: .:. . ∧_∧ . . . .: ::::::::
:::::::: :.: . . /彡ミ゛ヽ;)ヽ、. ::: : ::
::::::: :.: . . / :::/:: ヽ、ヽ、i . .:: :.: :::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ヽ、_ノ ̄

951 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 00:30:53 ID:aum6S3rr
久々に来たら新作が何本もキテター

801ネタ吹いたw

952 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 01:58:31 ID:iHHbPNzn
田村麻呂さまキタ━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━!!

エロいなあ……松澤も相馬もエロいなあ……
いよいよ次回は3P突入でしょうか?

953 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:32:42 ID:75aq5iBz
ばかちーって処女?

954 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 22:49:44 ID:GmylzqKG
「私天然だから勘違いされやすいのかな?ナントカ君はただのお友達、恋人じゃないよw」
ばかちーはああいう性格だし男本人と周りの人間が
彼氏と思っている相手はいても本当の意味での恋人はいないと予想。

竜児と本気で付き合い始めたら手を繋ぐだけで
真っ赤になるような初心っぷりを披露してくれると信じている

955 :名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 23:36:15 ID:aum6S3rr
そのうち竜の携帯をコンクリのベンチに叩きつけて破壊するようになりますw

956 :名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:17:56 ID:tBgnxOOf
待ち受けがみのりんのままだったとか?w

957 :名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:53:56 ID:zSRV0d8l
>>948
GJと言わざるを得ない…

958 :名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 17:09:43 ID:gW/wmVK2
「小悪魔的な痴女っ子で、男を誘惑する10の方法を大特集」
1.お酒の席で、太ももに乗せた手をそのままゆっくりと男の子の股間のほうに持っていっちゃえ!

2.氷を口にくわえてさりげなく首元に落としちゃえ!
男の子が「ひゃっふ!」って言ったら、強引に首元にキスしちゃおう!!

3.男の子と二人っきりになったら、「○○くんって耳可愛いよね」って言って耳たぶをかぷっと食べてしまおう。
「あうっ!」っとなって、男の子は自然とえっちな気分になっちゃう

4.男の子にお酒の飲ませすぎは注意!あそこが、ふにゃふにゃになってしまうから。
程よい量だったら問題なし。むしろ、手の届かないような王子様から抱かれてしまうかも(笑)

5.彼氏が中々積極的になってくれない貴方は、ナッシングパンティにチャレンジにしてみよう。
部屋の中で二人っきりのときに、すっと立ち上がってツナギをゆっくりめくりあげれば、彼氏はその瞬間に獣に(照)

6.告白は少しだけエロ可愛くいってみよう!
例えば、メールの最後に「今日は○○くんのために可愛い下着をつけて待ってます」とか。
これで男の子は貴方の魅力にドキドキ!

7.満員電車で二人っきりになったらさり気なく男の子の股間にタッチしよう。
そのときに、「混んでるからごめん」って照れた顔すれば、バッチグー!

8.雨の日は、わざと傘を持たずに薄着で出ちゃえ!
そして、ナッシングインナーで乳首が透けちゃえば、勝ったも同然!
男の子は一日中貴方にドキドキしまくり!

9.ここまで、さり気なくやってもその気にならない男には、真っ正面からぶつかるかしかない!
夜の横断歩道で振り向きざまに「○○、セックスしよ!」 これで男は撃沈!

10.1〜9をやってもその気にならない男は、ノンケ、インポ、マザコンの
可能性があります。注意しましょう。可能ならば別れましょう。

959 :名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 18:19:26 ID:bGtnBSjY
>>958
それぞれの反応
大河→途中で「って私はばかちーかっっ!!」と叫んで竜児をフルボッコ
亜美→途中で「なにやってんのお前」と竜児がドン引き
実乃梨→竜児撃沈

960 :名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 18:30:44 ID:tBgnxOOf
つかノンケって何だよw

961 :名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 18:35:24 ID:KderKoqq
>>958
独神「なんでもいいから私を貰って!」
手芸部「あ、あの……竜児君だったら私……その、……いいよ?」
北村「男は度胸。なんでも試してみるもんだ」


962 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 03:31:38 ID:TxLX3Uy4
間違いなく需要の無いブツを投下してみます。
多分反響は無いです(確信)

 ―――片想い。
 そう、この想いは紛れも無い片想い。
絶対に成就しないと思い知らされた、あの体育館での告白騒動。
 平静を装ってはいたけれど、内心では驚愕なんて言葉で言い表せないくらいで。
 だから、私はとても、辛かった。
「……うん。明日、一緒にお買い物にでも行きましょう? 私に話すだけでも、何か楽になるかもしれないから」
「ありがと……奈々子。迷惑掛けちゃってごめん」
 クラスメイトで親友の香椎奈々子に、電話で泣きついてしまうくらいに。
「気にしないで。私たち、親友じゃない」
 その優しい言葉が、とてもありがたかった。

 電話を切ってから、流した汗を落とす為にお風呂に入った。
 もう十二時を回っているから、家族は全員入り終えている。湯船のお湯は少しだけ汚れが浮いていた。多分、お父さんだろう。普段なら文句の一つでも言いたいところだけど、今日はそんな気になれなかった。
 私にとって、北村祐作という人は特別な人だった。
 ギャルの真似事しか出来ない自分を、素直に受け止めてくれた。私そのものを見てくれた。他に理由は無い。奈々子は単純だと言っていたけど、それでも良かった。
 だって、好きだから。
 自然と目で追う回数も増えた。まるおは沢山の人に慕われているから、自分だけが独占出来る時間はとても少ない。それでも自分の方を向いて、自分だけを意識して喋ってくれている僅かな瞬間だけで、代えがたい幸福感に包まれた。
 それはきっと、恋の魔力なのだと思う。そして、日々の幸福が強ければ強いほど、反動も大きい。
「はぁ…………」
 お湯を肩に掛けながら、溜息を吐く。
 すみれ先輩が凄い人だというのは知っていた。まるおがその先輩を慕っていることも。
「私じゃ、敵わないのかな」
 決して、スタイルが悪いほうだとは思わない。むしろバランスが取れているし、出るところも出ている。少なくとも、去年まるおが告白した逢坂さんよりは。
 それでも、すみれ先輩には到底及ばない。スタイルも、成績も、運動神経も。そして多分、人としての度量も何もかも。
「やだなあ。全部悪い方に考えちゃう」
 これ以上湯船に浸かっていても、きっと良い事なんて無い。それよりも早く寝て、明日に備えよう。
奈々子と一緒に買い物に行くのはいつもの事だけど。それでも、いつもより明日を待望する気持ちが強かった。

翌日。
待ち合わせに使うスドバの店内で、私は奈々子を待っていた。
愛飲しているラテを片手に、もう片方の手で携帯を耳に固定。
「おっかしいなあ……」
 電波が届かないという定番の台詞に不信感を募らせる。時間には正確な奈々子が、もう二十分も遅刻している。おまけに電話は入らない。
 まさか……いや、有り得ない訳ではない。もしかしたら途中で事故に遭ったのかもしれない。どうする、探しに行くべきか? 奈々子が通る道は全て把握しているから、擦れ違う可能性も殆ど無い。
 よし、行こう!
 そう結論を出し、力強く立ち上がろうとしたところで、
「……木原?」
 ドスの効いた渋い声が、背後から突然襲い掛かってきた。

963 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 03:34:18 ID:TxLX3Uy4
とまあ、麻耶一人称物という奇特なジャンルです。サブキャラ弄りが好きなものでしてw

964 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 11:28:11 ID:AFIXjCcd
乙です
つか実際麻耶ってどの程度まるおに対してマジなんだろうかw

965 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 11:38:35 ID:xinQCcOF
127段階の59段目ぐらい好き、だと思う

966 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 17:20:08 ID:4vqdkJaD
麻耶かわいいよ麻耶

>>965
グラフで表してくれ

967 :まやドラPart2:2008/03/09(日) 21:23:13 ID:TxLX3Uy4
懲りずに第2パートです。一応最終的にはエロあり予定。
・・・てか、奈々子編まで考えてる俺はw

 慌てて振り向くと、そこには想い人の親友が、まるで射殺すような視線でこちらを見ていた。
 高須竜児という男子生徒ことヤクザの構成員。まるおの親友で、外見は怖いけど話してみると意外と良い人らしい。
 まるおの近くにいるのでなんとなく覚えたが、まあ卒業までに定型句以外の話はしなさそうだな。そう無意識に感じていたから、こっちからは特に話しかけていないし、あっちからも特に話しかけられた覚えは無い。
よくある、同じクラスというだけのクラスメイト同士。
―――そのはずだったのだが。
「……おぅ。香椎にスドバに行って木原に声を掛けろと言われたんだが、……何か知らないか?」
「奈々子に……?」
 思わず唖然としてしまう。奈々子が、高須君を? なんで? どうして?
 奈々子は何を考えているんだろう。自分は来ずに、高須君を呼ぶ理由なんてないはず。
「……分からない。それより、なんで奈々子のアドレスを知ってるの? あの子って、結構警戒するタイプだから、一部の人にしか教えてないはずだけど」
 自分も、アドレスを教えてもらうのに何ヶ月も掛かった。教えてもらった限りでは、奈々子のアドレス帳には数人分のデータしか入っていないはず。殆ど縁の無い高須君が入っているとは思えない。
 もし、本当は見た目どおりの性格で、脅されて仕方なく……そういう事だとしたら、私がハッキリと言っておかなければ。
「香椎とは趣味が同じでな。買い物の時によく会うんだ。ほら、香椎って料理好きだろ?」
「そうだけど。……そういえば、この前高須君に教えてもらったレシピで作った料理を食べさせてもらった」
「ああ。携帯は主にレシピ交換に使ってる。たまに雑談もするけどな」
 確かに、奈々子は料理が好きだ。創作料理もよく創っているし、それを食べる事が多いのは、他ならぬ私。
 思い返してみれば、奈々子は携帯のディスプレイを見ながら料理をする事が多かった。もしかしたら、私が食べた料理の大部分は、高須君のアイデアなのかもしれない。そう思うと、なんだか複雑な気分になってきた……。
「そうなんだ。誤解してごめん。……それで本題に戻るけど、奈々子は他に何か言ってなかった?」
 体調が悪くなったのなら、直接メールをしてくればいい。それをせずに高須君を寄越すということは、何か企んでいる証拠だ。
「特には無いな。俺も何がどうなっているか、よく分からない」
 困惑げに目を細め―――多分、私をどう陵辱してやろうかと考えているわけではないだろうが―――凶悪な顔つきを更にダークサイドに転落させる。
 しかし、それではますます分からない。これが親しい女友達ならまだ分かるが、殆ど縁の無い高須君を派遣する理由は無いはずだ。
「そうだ。立ってないで座りなよ。疲れるでしょ」
 事情は分からないが、高須君を責める理由は少なくとも無い。それなのに私が無言でいたら、責めているように感じてしまうかもしれないので、席に座るよう促す。高須君も遠慮する事無く、静かに腰を下ろした。
(それにしても……)
 真正面から高須君を眺めると、意外と【怖い】というイメージを受けなかった。確かに顔付きは怖いし、雰囲気もその筋の人だけど、不思議なくらい優しい感じがする。
「それで、木原は何か予定があるのか? よく分からんが、買い物くらいなら付き合うぞ」
「一応、奈々子と行く予定だったけど……服飾類だから、高須君は行き辛いと思うよ?」
「ああ、それは大丈夫だ。大河の付き添いでよく行ってるから」
 ……逢坂さん?
 そういえば、この二人は色々と噂されていた。同棲疑惑とか、既に一線を越えちゃったとか、もう両親公認の仲だとか。
 確かに同じお弁当を持ってきたり、一緒に帰ったりと、随分仲が良い。噂もあながち間違いでは無いのだろう。
「それじゃあ、お願いしようかな。……逢坂さんみたいに高い服は買えないけどね」
 私の家は、決して裕福じゃない。大学に通えるかも怪しいし、だから手に職付けて働く覚悟はある。本当はまるおと一緒の大学に通いたいと、思ってはいるけど。
「無理して高価な服を買う必要は無いだろ。裁縫と古着ショップを駆使すれば、デザイン性のある服も安く仕上げられる」
 大真面目に語る高須君の顔が、なんだか妙に可笑しくて。
「……ふふ、なんだか主夫みたい」
 私は自然と笑みを浮かべていた。

968 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23:11:29 ID:xinQCcOF
ん……なんかすごいな
GJ!

969 :名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23:25:46 ID:kYlyT6Hx
↑GJ
↓次スレよろ

970 :名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 00:38:38 ID:ODYC/Hjc
立ててきた。
【田村くん】竹宮ゆゆこ 3皿目【とらドラ!】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205076914/

971 :名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 12:26:07 ID:hx/OYIZl
梅ネタに期待

972 :名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 18:21:57 ID:nreCLGEA
梅ネタを松

973 :名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:53:00 ID:vs1M8Jl7
それならばかちーを期待して待つ

974 :名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 23:54:47 ID:vs1M8Jl7
失礼、>>962>>967GJ。需要あるよあるよー。

975 :名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:02:10 ID:NEzcrPdn
じゃあ俺は高浦×田村を期待

976 :名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 15:53:07 ID:UDimfjtu
>>975
伊欧×雪貞ですね、わかります。

977 :名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 16:07:05 ID:9aSQs5up
伊欧は玉井姓だが・・・

978 :名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 01:22:35 ID:tjiBsT1E
小森×橋本と能登×春田とどっちがいい?

979 :名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 16:45:23 ID:BHeqvYpK
>>978
別にプロレス好きでもないのに小橋×橋本に見えて橋本はもう……。
とか思ってしまった。

980 :名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 21:13:07 ID:c6JpqZKr
相馬って、田村がまっちゃんと結婚しようがずっと田村の近くにいるような気がする
 
ヤンデレじゃないけど、意図的に高校の文系・理系、大学、就職先まで田村の後を追う相馬を想像した俺は末期

981 :名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 23:14:44 ID:4DrtQ3/J
田村のそばにいない相馬なんて相馬じゃないだろうよ、と。

982 :名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 00:05:17 ID:JxwLZfa9
田村と結ばれる事が叶わないのなら、せめて田村の血に連なる相手と……
と今は好きでもない田村兄と結婚、しかも自分の子を田村の子と結婚させようする。

ある意味ヤンデレよりもヤバイ相馬を想像するのに比べればまだまだ

983 :名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 10:03:27 ID:a9gSDrfd
>948
GJ。

目が覚めた田村はどうなる(どうされる)ことやら。
3Pを楽しむのではなく輪姦されてしまいそうな流されっぷり。

984 :名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 22:43:11 ID:dXWJBqL8
埋め

985 :名無しさん@ピンキー :2008/03/15(土) 23:37:00 ID:lZzadVeM
埋めついでに、文章書けないので電波を絵で描き表してみたんだ。
ttp://www.vipper.org/vip767247.jpg
…スレ違いとか色々ごめん

986 :名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:39:28 ID:GBGLPPOy
大河はこんなに大きくないがGJ

987 :名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:41:59 ID:Z1eINQKs
>>986
相馬なんじゃないか?

988 :名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 23:48:07 ID:a0LxEHFN
相馬「やらないか」

989 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 01:22:46 ID:RRCWWc9n
そういえばこの空き教室は人が寄り付かないことで有名なところだった
イイ女に弱い俺は誘われるままホイホイと教室について行っちゃったのだ
彼女――ちょっと陰のある高校一年生で相馬広香と名乗った
セックスもやりなれているらしく教室にはいるなり俺は素裸にむかれてしまった

990 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 08:26:16 ID:BaGT8R3n
あたしは彼女持ちでも平気で食っちゃうような(ry

991 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 13:06:12 ID:RRCWWc9n
埋め

992 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 17:20:38 ID:fSan3wDN
404

993 :名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 21:15:30 ID:0LFtZwDg



994 :名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 01:27:31 ID:oFPdRyd0



995 :名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 01:35:42 ID:ENlefq+3



996 :名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 03:05:53 ID:HamXYv2q



997 :985:2008/03/17(月) 06:37:31 ID:2Xaq33hN
見てくださった方ありがとうございます。簡潔で失礼します。

グハッやっぱり大河に見えちゃいますか…胸があるから大丈夫だと過信しておりました。どうやら髪のウェーブを上にし過ぎると大河に見える模様
相馬さんだと判っていただいた方、下書きで色も塗ってないのに見抜いていただきありがうとございます
絵の方は色を試しに塗ったらますます大河っぽいので無かった事にします。



おまけ?似たような構図で相馬さんを描きなおしてみました
http://www.vipper.org/vip768805.jpg
間違えましたコッチデス
http://www.vipper.org/vip768806.jpg
・・・本当に色々すみませんでしたorz

998 :名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 19:24:28 ID:ypp1qj2M
404

999 :名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 19:27:02 ID:6b9r6Y+R
何ゆえschooldays

1000 :985:2008/03/17(月) 21:08:43 ID:nKkmOJma
次スレまでひっぱちゃいけないと大慌てで描いたので修正とかいっさいやってなくてすみません。hも抜き忘れてましたよorz

>>999
スペースが余っていたので・・・つい。本当はほのぼのとした話とか絵が描きたかったんですorz

ttp://www.vipper.org/vip769359.jpg

以上おとなしくROMに戻ります、お騒がせしました。orz


1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

442 KB
★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)